気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第6章at EROPARO
気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第6章 - 暇つぶし2ch220:名無しさん@ピンキー
06/10/21 16:56:36 SVV/2/kf
>>219
そんなこと言いながら、悪く思ってなんてないんだろ?

221:名無しさん@ピンキー
06/10/21 17:14:43 SKNI4YY7
>>220
まあ、公共良俗を踏み外しているのは確かだな。
私個人はそういうの、嫌いじゃないが…

222:名無しさん@ピンキー
06/10/21 20:38:59 0lMLCyMG
>>221
「公共良俗」って?
ソレを言うなら「公共秩序」か「公序良俗」でしょ。
ホントにアンタって子は、何時までたっても大人になれないんだから。
だから、女の子にもてないのよ。
アナタみたいな子には、女の子をやさしくリードする、なんて出来ないでしょ。
あっ。だからって、乱暴にするなんて論外だからね。
すぐ嫌われちゃうから、ネ。
私みたいに、アナタのことをよーく知ってる女の子じゃないと、絶交されちゃうわよ。

223:名無しさん@ピンキー
06/10/21 23:31:59 VWix3aqa
公共良俗 の検索結果 約 348,000 件中 1 - 10 件目 (0.09 秒)

224:名無しさん@ピンキー
06/10/22 02:59:31 sPR7W3FC
だが公共と公序良俗の2つが一緒にあるのが引っかかっているという罠。

225:名無しさん@ピンキー
06/10/22 05:20:09 L/Zu+GQY
ふん、どうせ私は、検索も碌に使いこなせない馬鹿ですよ
バーカーバーカー

226:名無しさん@ピンキー
06/10/22 11:11:05 bNB5V3yU
"公序良俗" の検索結果 約 2,760,000 件中 1 - 10 件目
"公共秩序" の検索結果 約 1,630,000 件中 1 - 10 件目
"公共良俗" の検索結果 約 18,300 件中 1 - 10 件目

227:名無しさん@ピンキー
06/10/22 19:05:24 nQoJRr9m
ちょっとアンタたち!
そんな下らないことやってるぐらいならもっと私を構いなさいよ!
ゃ、寂しいとかじゃなくて、もっとこっちを見て欲しいっていうか、えと、その……

228:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:09:32 jZQPnjvX
ある程度書けましたんで投下します。

229:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:10:07 jZQPnjvX

…目の前には小さな机。古びた本しかない本棚。カーテンのない窓。
何も入っていない冷蔵庫。まるで病院みたいなベッド。…他には何も無い。
ここはわたしが中学生まで暮らしていた小さな部屋。
…これはきっと夢。
何故なら…マヤが選んでくれたピンク色のカーテンがない。
シーリスが選んでくれた白のワンピースがない。
山薙君達との写真が入っている写真たてがない。
…なによりプレゼントで貰ったえぐちさんがいない。
でも…もしこれが現実だったら?
マヤにいつもされているお説教が夢だったら?
喫茶店でいつも聞かされてるシーリスの自慢話が夢だったら?
初めて友達になろうと言ってくれて、色々な事を教えてくれた山薙君の優しさが夢だったら?
困ったことがあれば何でも言ってこいと言ってくれた、佐伯君の暖かい言葉が夢だったら?
わたし達とクラスの皆が険悪にならないように、影で動いてくれていた相川君の気配りが夢だったら?
…江口さんが夢だったら?…………イヤ。絶対にイヤ。
…気付いてしまったから。
マヤにシーリス、山薙君達に会うまでの生活が、寂しかったんだと気が付いてしまったから。
…もう戻りたくない。何もない、ただ時間が過ぎるのを待つだけの生活。
母さんが残してくれた小説を、時間潰しのためだけに読む生活。
寂しいことにも気付く事が出来なかった、意味のない生活。
…早く目が覚めて。こんな夢、見たくない。お願い…早く目が覚めて!

『…子……桃子!おい、起きろ桃子!』

優しい声がわたしの体を揺する。…あなたは誰?
その優しい声につられ、そっと目を開ける。
そこは見慣れた部屋、けどわたしの部屋じゃない。
わたしが寝ているのは、シーリスが新しく買った大きなベッド。
隣にはクマのえぐちさん。えぐちさんをギュッと抱きしめ周りを見る。
壁には水着姿で胸を強調した女性のポスター。
その隣にはハンガーにかけてある、少しくたびれたスーツ。
床には無造作に置かれたダンボール。中に入っているのは、色々な種類のたくさんの小説。
ここは…江口さんの部屋?さっきのは夢?…夢でよかった。また、みんなと会える。…本当によかった。
「大丈夫か?お前、うなされてたぞ?変な夢でも見てたのか?」
わたしを心配そうな表情で覗き込んでくる、優しい人。
わたしがわがままを言っても、怒りながらも相手をしてくれる。
死んだ母さんのように、わたしを大事にしてくれる。
顔の知らない父さんみたいに、わたしを捨てたりしない。
とても、とても優しくて…わたしの大切な人。
「え…ぐち…さん?……江口さん江口さん!」
ぽろぽろと涙がこぼれる。えぐちさんを挟んで抱きつく。
優しく微笑み、わたしの頭を撫でてくれる。
「どうした?怖い夢でも見たか?もう大丈夫だから安心しろ、な?
こういう時はな、あったかいもんでも飲んだらいいんだよ。今、コーンポタージュ作ってやるからな」
とても優しい江口さん…大好き。

江口さんが作ってくれたコーンポタージュはとても美味しかった。
でも…頭をグリグリと締め付けるのは何故?とても痛いわ、何故苛めるの?


230:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:11:01 jZQPnjvX
(クッソ~、もうどうしようもねぇのかよ。…万策尽きたな)
深夜0時、仕事帰りにコンビニに寄り、遅い晩飯を買い帰宅した。侘しい晩飯だ、空しいねぇ…
部屋に帰り着きドアを開けると、中から誰かの呻き声が!
まさか…泥棒か?ちょうどいい、機嫌悪りぃからブッ飛ばしてやる!…ってこれって桃子の靴じゃね~のか?
玄関にはキチンと並べられた小さなカワイイ靴が。
よしよし、ちゃんと並べて置けるようになったんだな。オレの教育の成果だな!
って、なんで桃子がオレの部屋にいるんだ?鍵かけてたのになんで入れたんだ?
真っ暗な部屋の電気をつける。桃子はベッドでうなされていた。
カワイイ眉間にシワを寄せ、ウンウンとうなされている。その隣にはオレがプレゼントしたクマのぬいぐるみが。
オレの部屋のベッドの上で眉間にシワを寄せている美女。…なんかこれってイヤらしいな。
なぜだか桃子がいい女のように見えてきた。…う~ん、桃子って意外と色っぽい面もあったんだな。
思わず感心して見入るオレ。…いかん!こんな事してる場合じゃない!
「桃子!大丈夫か桃子!おい、起きろ桃子!」
ユサユサと体を揺らす。
桃子はゆっくりと目を開け、ぬいぐるみを抱きしめた。
キョロキョロと周りを見回している。まだ夢の中だと思ってるんだな。
「大丈夫か?お前、うなされてたぞ?変な夢でも見てたのか?」
オレを見てキョトンとした表情の桃子。ぐっ…カ、カワイイじゃねぇか。
「え…ぐち…さん?……江口さん江口さん!」
しばらくしてオレと分かったのか、ポロポロと涙を流しながら抱きついてきた。
ブルブルと小さく震えている、よっぽど怖い夢を見たんだな。よしよし、もう大丈夫だ。
オレは落ち着かせるために頭を撫でてやる。サラサラの髪の感触が気持ちいいな。
「どうした?怖い夢でも見たか?もう大丈夫だから安心しろ、な?
こういう時はな、あったかいもんでも飲んだらいいんだよ。今、コーンポタージュ作ってやるからな」
オレの言葉にコクリと頷く桃子。
…なんでこんなカワイイのに男がいないんだ?オレが学生だったらほっとかないのにな。
コーンポタージュを作りに台所に行く。そこには紅茶が入った飲みかけのコップが置いてあった。
そしてテーブルの上には食べかけのパンが。桃子のヤロウ…オレの朝飯を勝手に食いやがったな?
って冷蔵庫が中途半端に開いてるじゃねぇ~か!……とりあえずはコーンポタージュ作ってやるか。
こめかみをピクピクとさせながらコーンポタージュを作る。ま、作るといってもインスタントだがな。
「ほれ、これでも飲んで落ち着け。…どうだ、あったまるだろ?」
小さくコクンと頷く桃子。よしよし、だいぶ落ち着いてきたな。
もう大丈夫かな?さてっと…お仕置きタイムだな。
オレは拳で頭を挟んでグリグリと締め付ける。
「…痛いわ。何故苛めるの?」
涙目でオレを見つめる桃子。何故って?それはお前がしたい放題したからだ!
そりゃこんなに我が侭じゃ、男も寄って来ないわな。
…いや、我が侭っていう訳じゃないんだよな。桃子は多分知らないだけなんだ。
何がよくて何が悪いのか、それが分からないんだ。その証拠に、オレがするなと教えた事は大抵はしなくなる。
今することといえば、勝手に部屋に入ってきたり、勝手にオレのジャージを着たり、勝手に紅茶を作ったり、
勝手に風呂に入ったり、勝手に……十分我が侭じゃねぇか。
あまり残された時間はないが、しっかりと教育してやらないとな。じゃないと桃子の将来が心配だ。
オレは拳でグリグリと桃子の頭を締め付けながら、出来る限り桃子を再教育しようと心に誓った。


231:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:11:34 jZQPnjvX
「桃子アンタねぇ、このままじゃ絶対にうまくいかないわよ?
江口さんは多分アンタの事をよくて妹、悪けりゃ娘ぐらいに思ってるわね。
そんなのイヤでしょ?まずは異性だと気づかせないとダメね」
せっかく部屋の鍵を複製してあげたのに有効利用しないなんて…裸エプロンで出迎えるぐらいしなさいっての!
にしても江口さんも江口さんよ!こんなにカワイイ桃子が自分のベッドで寝てるのになんで手を出さないの?
何のためにキングサイズベッドを買ってあげたか分かんないじゃないの!
「…そんなのイヤ。わたしもシーリスやマヤ達のように江口さんと……ポッ」
アタシの言葉に少し俯き頬を赤く染める桃子。ぐ、カワイイじゃないの。
そんな桃子を見てマヤは手をわきわきさせているわ。ギュッと抱きしめたいのは分かるけど、我慢しなさいよ。
いつもの喫茶店でいつもの江口攻略作戦会議。
どうやらアタシが仕込んだキングサイズベッド作戦は不発に終わりそうね。
「ねぇシーリス、ちょっといいかな?不思議に思ってたんだけど、なんで江口さんのベッドを買い換えたの?」
手をわきわきさせていたマヤは、どうやら立ち直ったみたいね。
「江口さんが前まで使ってたベッドは記念で貰ったの。アタシと俊との愛の思い出よ!」
そう、そうなのよ!ついにやっちゃったの!俊との愛の溢れるSEXを!
いや~、なんて言うの?すっごく痛かったけど…うれしかったぁ~。最後の顔シャはちょっとあれだったけどね。
「…ねぇ桃子、私なにか変なこと聞いたのかしら?」
「…シーリスの顔は変な顔。思い出し笑いをすると変な顔になる。中学生から変わらないわ」
あれから10日経ったけど、今ではデートの度にしているわ!ただね、俊にペースを握られっぱなしなのよね。
…俊って顔にかけるのが好きみたいなの。それってどうなんだろ?ちょっと変よね?
「シーリス!いい加減に戻ってきなさい!山薙君との愛の思い出って…まさか江口さんの部屋で?」
あっと、いけないいけない!また俊との溢れんばかりの愛の思い出に浸っていたわ。
「へ?え、ええ、そうよ。ついに俊がアタシを抱いてくれたの!
ま、場所が江口さんの部屋だったってのがアレだけどね。
マヤ、桃子…初めてってとんでもなく痛いから覚悟しときなさいよ?」
経験者としては未経験者の二人にいろいろと教えてあげなきゃね!ま、少しは自慢もしたいじゃない?
あれ?桃子どこ行くの?なんで逃げるようにして…マ、マヤ?なんでそんな怖い目でアタシを睨むの?
なんでマヤの後ろに赤い炎が見えるの?まさか…嫉妬?
「…ねぇシーリス、あなた今とっても面白いこと言ったわね?あなたって私に今まで散々自慢してたわよね?
毎回失神するまで抱いてもらってるだとか、お尻ってとっても気持ちいいのだとか。…今までウソついてたの?」
そういえばマヤにいろんなウソをついたわね、謝んなきゃね。
「アハハハ…ゴメンゴメン、あれって全部ウソだったのよ。
だって俊ってば、恥ずかしがりやだからなかなか抱いてくれなかったんだもん。ゴメン…キャン!」
アタシは両手を合わして謝ろうとしたの。そしたら頭に衝撃が走ったわ。
「いった~い!何すんのよ!マヤ、あんたケンカ売ってん…の?
……話せば分かると思うわ。落ち着いて話し合おうよ、ね?
ねね、桃子もそう思うわよね!…あれ?桃子?……あの子逃げたのね!」
いつの間にかいなくなった桃子。アタシは恐怖のあまりに全身に鳥肌が立ってきた。
これは…中学時代にアタシと桃子がマヤに鞄で殴られた時以来ね。
あれ以来アタシ達はマヤに頭が上がらないのよね。って昔を懐かしんでる場合じゃな…キャン!
「ゴ、ゴメンナサイ、私が悪かったです、もうしません。許してくださ…キャン!」
謝っているアタシに3発めの拳骨。いたいよぉ~、怖いよぉ~…誰か助けてよぉ~。
「あなたのその大嘘を信じたせいで、一週間はお尻が痛かったんだからね!
ねぇシーリス。私ね、今なら情け容赦なく、簡単に人を壊せると思うの。うふふふふ…壊しちゃおっかな?」
周りから見たら優しい微笑みも、今のアタシには恐怖の対象でしかないわ。
マヤに手を引かれてアタシは喫茶店から連れ出され、そのままマヤの部屋へと連行された。

最後にもう一度、俊と会いたかったなぁ。…ってアタシ、どうなるの?



232:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:12:06 jZQPnjvX
「でね、シーリスったら全部ウソだったって言うのよ?頭にきたから説教してあげたわ!」
怒りながらシャワーを浴びるマヤ。
「2時間は正座をさせての説教をしてあげたから、しばらくは大人しくなるわね」
俺は湯船から出て、後ろから抱きしめて耳元で囁く。
「で、お前はシーリスに教えたのか?『私は後ろから犯されるのが大好きです』ってな。
ほらっ、壁に手をついて尻をつき出せよ。入れてほしいんだろ?」
マヤの手を取り俺のを触らせる。
「あぁすごい、もうこんなになって…今日は大丈夫な日だから、いっぱい犯してね。好きにしていいわよ」
壁に両手をつき、期待で瞳を濡らすマヤの細い腰を持ち、一気に打ち付ける。
パン!パン!パン!浴室に腰を打ち付ける音が響く。
「はあ!んくぁ!い、いい!正吾いい!もっとぉ…激しく犯してぇ~!」
マヤは喘ぎながらも俺を強烈に攻めてくる。
マズイ、このままでは俺が先にイッてしまう!…仕方がない、奥の手だ!
「気持ちいいか?おら、お前も腰振れよ!…パチン!」
マヤの綺麗な尻を叩く。叩いたところが赤くなる。叩くたびにマヤは息荒く、腰を振ってくる。
正直俺はこういうのあまり好きじゃなかったんだけど…マヤに洗脳されてきたみたいだ。
苦しそうな顔で健気にも腰を振るマヤの表情がいいんだよ。
もちろん強くは叩いていない。デカイ音が鳴るように叩いてるだけだ。
「おらっ!どうした!もっと激しく振れよ!」
怒鳴りながら尻を叩く。マヤは健気にも命令通りに腰を振ってきた。
20発ぐらい叩いたところでマヤが軽く痙攣し、動きが止まった。イッちまったんだな。
息荒く、座り込んだマヤの口に無理やり俺のをねじ込む。
「なに勝手にイッてるんだ?おらっ、咥えろよ!しっかり舐めろよ!」
「は、ふぁい。なめまふ。あ…ぐ、ごほっ!う、ごほ!」
咥えさせガンガンと突き上げる。喉の奥に当たってマヤがいくらむせようが、ガンガンに突く。
マヤは苦しそうに嗚咽を漏らしながらも必死に舐めてくれる。
苦しそうにしか見えないんだけど、これって気持ちいいのか?
これってマヤの部屋に置いてあるエロ本に書いてあった攻めなんだよ。俺はこんな苦しそうなのしたくないんだけどな。
けどそのページに折り目がついてて二重丸まで書かれてちゃ、やらなきゃいけないだろ?
その証拠に、自分でアソコを弄りながら俺のを咥えてるその顔は、恍惚の表情だ。
「かはぁ!ゴホゴホ!ゴ、ゴメンナサイ…」
俺のが喉に当たって苦しいのか、我慢できずにむせて俺のを吐き出したマヤ。
咥えられずに吐き出したことを謝ってきたんだが…その表情は少しイッててちょっと怖い。
「もう私…お願い、入れて…無茶苦茶にしてぇ~!」
おいおい、ノリノリだな。ならその期待に答えなきゃな!
「仕方のねぇ女だな!おら!イッちまえよ!おら!おら!」
今度は正上位で犯す。深く突き入れるたびに顔を左右に振り、苦しそうに喘いでいる。
グチョグチョと突き入れるたびに大きな胸が揺れ、顔をしかめて喘いでる。
濡れた髪がその顔に張り付いてるのがエロくていい!
俺はマヤの胸に顔を埋め、軽く噛み付きながら激しく攻める。
「しょ…ご、も、ダメ…イ、イク!イクイクイクイクイク…いっくぅぅ~~!」
俺の背中に爪をめり込ませ、激しく痙攣し、俺を強烈に締め付けてマヤは絶叫した。
俺は強烈な締め付けに我慢できずに達してしまう。
「う、ぐおおお!マヤぁぁ~!う、ぐう!」
一番奥まで突き入れてドクドクとマヤに精液を流し込む。
マヤは痙攣しながらもそれを受け止める。どうやら失神したみたいだな。
俺は全てを出し終え引き抜いた。そこからはゴポゴポと出したばかりの精液が溢れてきた。
ビクンビクンと痙攣してるマヤから溢れてくる精液。…メチャクチャエロくていいな!
ふぅぅ~、疲れたなぁ。これで今日は満足してくれたかな?
しかしシーリスが俺達のSEX内容を知ったら驚くだろうな。
江口さんもまだ俺達がやってないと思っているからきっとビックリするぞ?
俺はハハハと笑いながらマヤをベッドへと連れて行くことにした。

…この時俺は、その江口さんが大変な事になっているとは思いもしなかった。


233:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/22 23:12:54 jZQPnjvX
今回は以上です。あと2,3回ぐらい続くかと思います。

234:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:57:32 v9yV028v
>>233
GJッ!
江口さんはどう大変なのかソレがwktk


235:名無しさん@ピンキー
06/10/23 01:33:39 IjjkCqEa
>>232
>もちろん強くは叩いていない。デカイ音が鳴るように叩いてるだけだ。

生徒をひっぱたくとき、「デカイ音が鳴るように」しているって高校の先生が言ってたの思い出した
デカイ音を出した方が叩くエネルギーが音になって拡散する分、叩かれる方の(肉体的)ダメージが少ないらしい。


236:名無しさん@ピンキー
06/10/23 02:36:21 IVG1XsJM
>>235
でも平手打ちは衝撃が脳にいくからよろしくないというぜ。

237:名無しさん@ピンキー
06/10/23 15:06:09 R4El2vdP
マヤはいい
早く桃子を出すんだ

238:名無しさん@ピンキー
06/10/26 16:57:24 uRtgOkkK
_((_´Д`)_ho

239:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:10:42 fMmM/D81
やっと続き書けました。いつもよりかなり長いです。
読むのが面倒な方はスルーしてください。

240:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:11:14 fMmM/D81
「あ、オカン?オレ、翔馬やけど。…うん、ちゃんと食ってるよ。
…あぁ、それは大丈夫や。それよりな、やっぱり無理やったわ。
…うん、頑張ったんやけどな、もうアカンわ。…うん、まぁそれは残務処理が終わってからやな。
…はは、大丈夫やって。そんな心配せんでええって。オレ、もう31やで?
…うん、じゃ親父にも言っといてぇな。ほな、また電話するわ」
実家の母親に携帯での報告を終え、ため息を吐く。はぁぁ~、辛いぜ。
多分こうなるんじゃないかと思っていたが、いざ現実になると…泣きたくなるな。
会社帰りの公園で、キコキコとブランコを漕ぎながら夜空を眺める。
…まるでオレの心みたいに曇ってる。クソ、空しいぜ。
こうしてるとまるでリストラされたサラリーマンみたいだな。…ま、大差ないけどな。
「なにしてんすか?まるで会社をクビになったサラリー…ごはぁ!」
おい健一、今のオレにクビとかリストラとか無職とかは禁句だぜ?
腹を殴られて悶え苦しむ健一。生きているのがかわいそうだから止めを入れておく。
動かなくなった健一をそのままにして部屋へと帰る。
部屋に帰るといつもの様に勝手に部屋に来てる桃子が、紅茶を飲んでくつろぎながら小説を読んでいた。
だからどうやって鍵を開けてんだよ!って珍しいな、今日はオレのジャージじゃないんだな。
今日の桃子は珍しく、ピンクの水玉模様のパジャマを着ている。脇にはオレがプレゼントした熊のぬいぐるみが。
なかなか可愛くて似合ってるじゃないか。
「桃子、そのパジャマ似合ってるな。マヤちゃんにでも選んでもらったのか?」
「…黙って。読書中に話し掛けられるのはキライ」
…はいはい、そうでございますか。まったく…このワガママお姫様が!あとで拳でグリグリだ!
ところで今日読んでる本は…おお!富田常雄の『姿三四郎』か!
桃子って歳の割にはなかなかシブい本を読むんだな。ま、それを持っているオレが一番シブいんだけどな。
「桃子、カリカリ君やるからちょっと本読むの止めろ。少し話そうや」
オレの言葉に本を読むのを止める桃子。カリカリ君で釣れるのはお前ぐらいだぞ?
「ほい、カリカリ君。話ってのはだな、この間したお互いの自己紹介をまたしようぜ。
まだまだお互いをよく知らないからな」
少しでもコイツの口下手を直してやらないとな。…もうあまり時間もないからな。
「…話すのは苦手。江口さん喋って」
「…それはあれか?自分が話すのは苦手だから嫌だけど、オレの事は聞きたいと?」
コクンと頷く桃子。う~ん、カワイイねぇ。よし、お兄さんペラペラと喋っちゃうぞ?…んな訳あるかい!
とりあえず頭を拳でグリグリと締め付ける。このワガママお姫様が!
「…痛いわ、とっても痛いの。何故苛めるの?」
桃子は涙を溜めた瞳でオレを見つめてきた。可愛くしてもダメだ!
「前に言ったよな?いつまでも話すのが苦手じゃ世間に出ても通用しないって。
話そうとして出来なかったらまだいい、お前はやろうと挑戦すらしていないんだぞ?
それって人として成長するのを拒んでるのと一緒だ。お前、今のままでいいのか?」
桃子はオレの言葉に納得したのか小さくコクンと頷き、少しずつ話し出した。


241:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:11:45 fMmM/D81
「名前は神楽桃子。趣味は…読書。好きな食べ物はカリカリ君に焼きそば。以上よ」
それだけ言って視線を本に落とす。そうかそうか、そうだったのか…って、それだけかい!
「おいおい、それは前の時に聞いただろうが、もう少し違う事を話せよ。家族構成とかなんかあるだろ?」
「…家族はいないわ。母さんは8年前に死んで、父さんとは会った事も無いわ」
う…コイツ、結構ヘビーな家庭環境だったんだな。父親と会った事無いって…父親も死んでるのか?
「…今は母さんが残してくれたお金で生活しているの。部屋は父さんが用意してくれたわ」
へ?会った事無いのに部屋を用意してくれたのか?ってことは父親は生きてるってことか?
「お前、確か一人暮らしだったよな?なんで父親と暮らしてないんだ?」
あれか?両親が離婚して、なにか取り決めがあるのか?けど母親が死んでるんだから、もう大丈夫じゃないのか?
「…わたしは愛人の子だから一緒には暮らせないの。母さんは父さんの愛人だったの」
あ、愛人?男が一度は手に入れてみたい、伝説のあれか?
「…母さんが死んだ時、父さんの代理人の人が来ていろいろ世話をしてくれたの。
その人が私の未成年後見人になってくれたわ。母さんが父さんに頼んでくれてたの。
その時に、父さんはわたしを自分の子供と認めていないって言われたの。
父さんが用意した部屋は手切れ金代わりだって。…だからわたしは一人で暮らしてるの」
こ、こいつ…かなりヘビーなことをサラッと言いやがったな。
桃子って今、19だろ?8年前ってことは…11の時から一人で暮らしてたのか?
父親に見捨てられ…たった一人で暮らしてきたのか?
「一人でって…8年間もか?お前、寂しくなかったのか?」
オレの言葉に俯き、ポツリポツリと呟くように話す桃子。
「……今は寂しくない。マヤにシーリス、山薙君達もいるし…江口さんがいるから」
「今はって…やっぱり前までは寂しかったんだな?」
桃子はオレの問いかけにポロポロと涙を流した。
「桃子すまん!つらい事こと聞いちまったな。嫌な事思い出させてゴメンな」
肩を震わせポロポロと涙を零す桃子。オレは思わず抱きしめてしまい、頭を撫でる。
こんな小さな体で…ずっと一人だったんだな。
桃子は小さく震えながら今まで溜めていた思いを吐き出すように話し出した。
「…母さんが死んでから、一人で何をしたらいいのか分からなくて…どう過ごしたらいいのか分からなくて…
母さんが残してくれた本ばかり読んでいたの。ただ時間をつぶす為に読んでいたの。
マヤやシーリスに出会ってからは本を読む時間は減ったわ。けど、一人の時はずっと読んでいた。
同じ本を…何度も何度も読んでいたの。本を読むのはあまり楽しくなかったわ。けど他にすることがなかったの。
でも…江口さんが本を読むことの楽しさを教えてくれた。江口さんがわたしに教えてくれたの。
…江口さん、ありがとう。……大好き」
と、桃子…お前はなんてけなげなヤツなんだ!
思わず抱きしめる力を強くする。こんな折れそうなほど細い体で…チクショウ!
「江口さん…痛いわ。何故苛めるの?」
オレは桃子の抗議を無視して抱きしめ続けた。
なぜ抱きしめたのか分からない。体が動いてしまったんだ。

…この日、オレの中で桃子に対する何かが変わった。


242:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:12:18 fMmM/D81
「さ、アンタ達、さっそく報告してちょうだい」
佐伯と相川をいつもの喫茶店に呼び出して報告をさせる。
はん!感謝しなさいよ?アンタ等のようなザコがこのシーリス様と相席できるんだからね!
「おいおい、40分も遅刻しといていきなり報告しろってなんだよ?だいたい何の呼び出しなんだ?」
空気の読めない佐伯が文句を言う。
この無能が!なんでマヤはこんな能無しがいいのかしらね?
「ま、シーリスのことだ、どうせ俊についてだろ?」
さすがは相川、佐伯よりは空気が読めるみたいね。
「分かってるならさっさと言いなさいよ!…で、もちろんいないでしょうね、俊に手を出すメス犬は!」
アタシの言葉にブルブルと首を振る二人。…ふぅ~、よかった。この様子だと大丈夫のようね。
「…いないみたいね、ならいいわ。ただし、もしメス犬が出てきたらすぐに報告する事!
名前と顔写真だけでいいわ。あとはこっちで処理するから」
「処理ってなんなんだ?」
「正吾、変なことは聞かない方がいい!世の中には知らないほうがいい事ってのがたくさんあるんだ。
きっとこれはその内の一つだ」
さっすがは相川!アンタ中学時代からなかなかやるわねって思ってたのよ。
「あ、そうだ。一ついい情報があるんだよ。俊についてじゃなくて、江口さんの事なんだけど」
何かを思い出したのかポンと手を叩く相川。
江口さん?いい情報?やるわね!アンタなかなか使えるじゃないの!
「どんな情報なの?使えるようだったら高く買うわよ。そうねぇ…美人の女の子を一人紹介するわ。
さ、アタシが満足する情報を教えなさい!」
「…マジか?ホントだな?ホントにホントなんだな?」
「アタシはウソはつかないわ。アタシが言った事は全部本当のことになるの。…分かってるでしょ?」
青い顔して頷く相川。分かったんならさっさと言いなさい!
「…マヤにウソがばれて2時間説教されて泣いてたのはどこの誰だよ。そんなこと言ってたらまた怒られるぞ?」
バカな佐伯が文句を言ってきた。アタシに文句を言えるなんて出世したもんね。
……マヤ?怒られるの?い、いやぁぁぁ~!
「ヒ、ヒィィィ!イ、イヤ…正座はもうイヤァァァ~~!ゴ、ゴメン。マヤ、もう打たないで!
もうしませんから許してください~!」
「お、おい、どうしたんだ?シーリス、またなんかしたのか?」
イ、イタタタ。千切れます、耳が千切れますから引っ張らないでください~!
「ははは、シーリスがまたマヤに大嘘ついたんだよ。で、それに怒ったマヤが2時間たっぷりと説教したんだと」
ま、曲がりません!関節は逆に曲がらないように出来てるんです!ごめんなさいぃぃ~!
「ふ~ん。そりゃよかったな。これでしばらくの間は大人しくなるんじゃないか?」
「…なにがよかったのよ!アタシは2時間も説教という名の拷問を受けたのよ?…アンタもされてみる?
もちろんアンタのためにプロを雇ってあげるわよ」
「うお!もう立ち直ったのかよ!で、江口さんの話なんだけど…」
「なによ、もう少しノリをよくしてくれてもいいんじゃないの?で、どんな話なの?」
「ノリってなんだよ?ま、いいや。実は江口さん、今月誕生日なんだよ。どうだ?これ、使えるだろ?」
誕生日?ってことは31歳か。落ち着きのない31ねぇ~。けどこれはいけるわね!
「よくやったわ、これは使える情報よ!さっそくマヤと作戦練らなきゃね!
…相川、褒美としてとってもカワイイ女の子、紹介するわね?
この間、やっと初潮が来たって喜んでたわ。やっとアンタの子供が生めるってね。大事にしてあげてね?」
アタシの言葉にゴクリと唾を飲み込む相川。
期待からじゃない。その証拠に青い顔してブルブルと震えだした。
「ま、まさか…レイリアがこっちに来てるのか?」
「そ、いま日本に遊びに来てるの。今頃アンタの部屋のベッドで寝てるわよ。…裸でね」
「お、お前の妹だろ?何とかしろよ!絶対に嫌だからな!」
アタシだってイヤよ!アンタみたいなヘンなのが親族に加わるなんてね。でもね…
「無理よ。アンタ等も知ってるでしょ?あの子、欲しい物は絶対に手に入れるのよ。
アタシよりえげつない手を使ってでもね。ま、いい機会だらかその腐った童貞、あげちゃいなさいな」
頭を抱えガタガタ震えだした相川。
ご愁傷様。ま、これで厄介払いができたわ。返品しないでね。
それより江口攻略作戦を練らなきゃね!このチャンスを絶対にモノにさせるわ!
桃子、アタシ達に任せなさい!ぜっったいにくっつけてあげるからね!


243:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:12:49 fMmM/D81
アタシは会議を終えたその足で、俊の部屋へと駆けつけた。愛する俊の部屋…愛する二人のラブラブ部屋!
でもまずは相談よね。今日の作戦会議で決まったことを俊に相談する。
「でね、江口さんの部屋に勝手に入って準備する事にしたの。俊も手伝ってね?」
今日、相川から聞いた情報を元に、マヤと相談してサプライズパーティーをすることにしたの。
で、パーティーのどさくさに紛れてこのクスリを飲ませて…SEXから始まる愛もあるわ!
もちろんクスリの事はマヤには秘密よ。…怖くて言えないわ。
「それはいいんだけど…シーリス、ちょっと重いよ」
耳元で囁く俊の甘い声。あぁ…頭まで痺れちゃいそう!って重いってなによ!
「なんですってぇ?このアタシが重い?いくら俊でも怒るわよ」
「だってずっと僕の上に座ってるんだから仕方ないだろ?ちょっと足を伸ばさせてよ」
む?アタシ専用の座椅子のくせに生意気ね?そんな生意気な椅子にはお仕置きよ!
えい!ぐりぐりぐりぐり…
「わ、ちょ、ちょっとシーリス、お尻を押し付けないでよ!」
とりゃー!ぐりぐりぐりぐりぐりぐり…
「う…シ、シーリスだめだって…」
もいっちょー!ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり…
「うぅ…だ、だからだめって言って…んぐ!…ごくり」
うるさい口をキスで塞ぐ。
「シ、シーリス、今なにを飲ませたの?…いい加減にしないと怒るよ」
キスのついでに江口さんに飲ませる予定のクスリを飲ませたわ。
だってこれがどこまでの効果があるのか確かめなきゃ桃子に悪いもんね。
さぁ、クスリの力で野獣になるのよ!…犯しなさい!貪るようにアタシを犯すがいいわ!
「…シーリスなんかヘンだよ?鼻息荒いし…それより何を飲ませたの?」
ぐっ…やはりすぐには効果が出ないのね。ま、いいわ。どうせ今日は泊まっていくしね!
「ビックリした?最近俊、元気ないみたいだからちょっとした栄養剤飲んでもらったの。驚かせてゴメンね」
ウソはついてないわ。ある意味栄養剤だからね。ただ…股間に栄養が集中するだけよ。
凄く強力な精力剤だって聞いてたんだけど…ゴクリ。
「…本当に栄養剤?今、唾飲み込んだよね?…ま、いいか。それよりパーティーってどんなことするの?」
俊ってばヘンなとこで鋭いのよね。さすがはアタシの俊よね!
「あの狭い部屋じゃ派手なこと出来そうにないからね。至って普通の誕生パーティーよ。
ま、アタシはコスプレパーティーにしたかったんだけどね、マヤが猛反対したの」
せっかく桃子にミニスカ小悪魔のコスプレをさせて、江口さんを悩殺させようとしたのに…無念だわ。
「でね、江口さんにいっぱいお酒を飲ませてね、同じくお酒を飲ませた桃子と二人きりにするの!
あとはこのクスリを飲ませて…ふっふっふ、無理やりくっつけちゃうの!」
んっふっふ…桃子にはことが始まる前に『ピルを飲んでるから大丈夫』と言いなさいと教えてるから完璧よ!
「そんなのダメだよ!…そんなの神楽が可哀想だよ。ところでクスリってなに?」
「ん?このクスリの事?あぁ、これは精力剤よ。最新のだから効き目が凄いんだって!」
アタシの言葉に息荒く、青い顔をする俊。え?ええ?どうしたの?何があったの?
「それでかぁ…体中が熱くなって…我慢が出来そうにないよ。
シーリス、その薬、さっき僕に飲ませたろ?うぅぅ…はぁはぁはぁ、君のせいだぁぁぁ!!」
きゃぁぁぁ~!うっそ?すっごい効き目!効果バツグン…ちょっと俊!床じゃイヤ!布団出し…んんん!
獣のような目の俊に押し倒されたアタシ。ちょっと…怖いかも?


244:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:13:33 fMmM/D81
「シーリス、こんな薬飲ませて、ハァハァ、そこまでしてほしかったのか。
ハァハァ、してあげるよ、メチャクチャにするからね…君が悪いんだぁぁ~!」
「ちょっと俊、怖い!アタシが悪かったわ!だから無茶はヤメテ!」
俊はアタシの言う事なんて聞かずに、無理やりに胸を揉んでいる。ただ力任せに揉み続けてる。
そして無理やりアソコを触ってる。ただ触ってるだけ。
こんなの全然気持ちよくない。こんなの俊じゃないよ…
「よし、もういいだろ!いくぞ!」
へ?いくぞって…いやぁぁ!ウソ?もう入れるつもり?アタシまだ全然濡れてな…いったぁいぃ~!
「い、痛いよ!俊痛い、ヤメテ!アタシまだ濡れ…んん!」
暴れるアタシを押さえつけて無理やり入ってきた俊。
アタシこんなの望んでないよ…でもアタシのせいなんだよね。俊、ゴメンね。
許してね…だからいいよ。好きなだけ抱いていいよ。そして…アタシの中に出すがいい!
さぁ、その滾る欲望を全て吐き出すが…ん、んん!や、気持ちいい…すご…ヒィ!
最初はただ痛いだけだったのに、だんだんと気持ちよくなってきた。
俊がアタシの一番奥をドンドンと叩く。いつもの俊じゃなく、凄く激しい動きで攻めてくる。
「や…すごいよぉ…しゅん、きもちいい…もっと、好きにしてぇ!」
グチュグチュとアタシを攻める俊。服を着たままでっていうのがちょっとあれだけど…これもありね。
「しゅん、すごい、もういっちゃいそ…来て!俊、アタシに出してぇぇ~!」
アタシに余裕があるうちに中で出させないと…逃がさないように足でロックしてるし、いつでもオッケーよ!
「まだだ!まだまだいくぞ!」
…へ?ウソ、なんで?ここでイッてもらわないと計画が…ヒィ!
「あ、あ、ああ!しゅんだめ!い、いい!すごいぃ!いや、ヤメて!あ、だめもっと!ひやぁぁっぁぁ!」
こんな展開シミュレーションしてな…ああぁぁ!スゴいぃぃ!しゅん激しすぎ…ああ!
頭が真っ白になる。体の痙攣が止らない。あぁ、イカされちゃったんだ…
しゅんったらはげしすぎ…んん?なにかあったかいのがかおに?…ふぁぁ?うそ?アタシ、イッたばかりだよ?
「まだだ…一回ぐらいじゃ収まらないぞ!満足するまでやらせてもらうよ!」
体全体をぶつけてくる様な激しい俊の動き。あまりに激しさで、もう何も分からない。
「ひゃあぁぁ!あがぁ!ひぐぅ!い、いい!すごいぃぃ!」
「シーリス、顔にかかってるのも綺麗だよ!はぁはぁ、どんどんかけるからね!」
もうアタシは何をされてるのか、何を叫んでるのかもう分からない。
俊の動き一つ一つに感じて頭がおかしくなる。
もう気が狂う!そう思った時、顔にあたたかいものが降り注ぐ。
薄れいく意識の中、目を開けると俊がビュクビュクとアタシの顔に出していた。
また中に出してもらえなかったんだ…
「はぁはぁ…シーリス、口開けて。ほら、咥えて舐めるんだ」
アタシは言われるがままに口を開け、口の中に入ってきた物を舐める。…変なあじぃ~。これってなぁに?
「う、うぅ…よし、次いくぞ!まだまだ満足はしてないんだからな!」
ふぇぇ?ドコいくの?アタシもつれてって…ひがぁぁ!
「あ、ああ、あ…あぁぁぁ…しゅ…ん……」
三度、アタシに入ってきた俊。その激しい動きにアタシは真っ白になり、意識を失った。


245:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:14:20 fMmM/D81
「うふふふ…しゅん~、のど渇わいたぁ~。じゅうすのみたいぃ~」
アタシのワガママにすぐに冷蔵庫に走る俊。
そりゃそうよね、だってアタシの服は俊が出した精液でベトベト…もう着れないわね。
髪の毛にもたっぷりとかけられたし…なんで中には出してくれないのよ!
失神してるアタシを犯し続けて7回も出したんだからね。
おかげで足に力が入らなくて立てないのよ。アソコもヒリヒリ痛いしね。
ま、おかげでお姫様抱っこでお風呂まで運んでくれて、頭も洗ってもらえたんだけどね。
…たまにはこういうのもいいわね。このクスリはアタシ専用でキープね。
「はい、スポーツドリンクでいいよね?ゴメン、僕ばっかり気持ちよくなって…僕、最低だよね」
「ん~?何言ってんのよ、最高じゃないの!すっごく気持ちよかったんだから!
だから、ね?そんな暗い顔しないでよ。それよりのどかわいたぁ~、ジュース飲ませてよぉ~」
カワイク口を尖らせ催促する。ここでポイント稼がないとね!
そんな時、俊の携帯が鳴った。そんなの無視して早く早く!…口移しで飲ませてよぉ~。
「あ、健一からだ。シーリスちょっと待ってて。もしもし…」
はぁ?なんで相川が電話出来んのよ!レイリアに捕まってるはずでしょ?
我が妹ながら使えない子ねぇ。やっぱり11歳の子にはSEXは無理だったみたいね。
「…ウソ?それホントなの?…ええ!倒産した?それで大阪に帰るって?
…うん、分かった。僕達も急いで江口さんの部屋に向かうよ。それじゃあとで」
慌てた声で何話してんの?…倒産?大阪に帰る?江口さんの部屋?…まさか?
「俊!まさか江口さんが…帰っちゃうの?」
「まだ分からない、けど江口さんの会社が潰れちゃったらしいんだ。詳しい話は全然分からないんだって。
シーリス、早く着替えて!急いで江口さんの部屋に向かおうよ!」
「分かったわ!すぐに服を着……アタシ、着れる服がないよぉ~。俊がベトベトにしたから着れないよぉ」
マ、マズイわ!どうしよう?どうしたらいいの?
「シーリス、これを着て!」
クローゼットの奥から袋を取り出す俊。これって…なに?
「こんな形で渡すことになっちゃったけど…プレゼント。シーリス、受け取って」
ドキドキしながら袋を開けると…そこにはブランド物の服が!これってそこそこの値段するわよね?
………う、うえぇぇぇ~ん!うれしいよぉ~!俊、愛してる!
「ぐす…しゅん、アリガト…しゅん~~!」
「わわ!ダメだって!今はそれどころじゃないって!早く江口さんの部屋に言って話を聞かないと…」
…チッ、イチャつくのは後回しね。確かに急がなきゃね。
急いで俊が選んでプレゼントしてくれた服を着るアタシ。
…俊ってミニスカートが好きなのかぁ。次はこれで攻めるか。
それより大阪に帰るってなによ!そんなの絶対に許可しないわ!桃子が可哀想じゃないの!


246:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:14:53 fMmM/D81
私と正吾は相川君からの連絡を受けて、すぐに相川君の部屋に駆けつけたわ。
今日、相川君が来月分の家賃を大家さんに渡しに行った時に言われたみたいなの。
「江口さんが大阪に帰ると寂しくなるわね」ってね。
江口さんの会社が危ないかもって、大家さんはだいぶ前から聞いていたんだって。
もしかしたら倒産して実家に帰らないといけなくなるかもって。
…それが現実になったの。ネットで調べても倒産ってなっていたわ。
江口さん、帰っちゃうの?ホントにいなくなるの?…私達の前から消えてしまうの?
桃子は?桃子はどうなるの?せっかく桃子が私達以外の人と話せるようになったのに…あんまりよ。
「マヤ、まだ本当に帰るって決まったわけじゃないんだ。そんなに落ち込むなよ」
「けど正吾…大家さんには帰るって言ったんでしょ?だったら江口さん本当に…桃子になんて言えばいいのよ」
落ち込む私の肩をそっと抱きしめてくれる正吾。…やさしい正吾、大好きよ。
「正吾、本条…江口さんと連絡ついたぞ、詳しくは帰ってきてから話すって。…帰るのは本当だと言ってたよ」
部屋の外で連絡を取っていた相川君が、肩を落としながら戻ってきた。…やっぱりそうなんだ。
「神楽はどこにいるんだ?まだ知らないんだろ?」
「さっき江口さんの部屋に入っていったよ…なんでこんなことになったんだ?」
頭を抱える相川君。そうよね、彼が一番長い間一緒にいたんだよね。
「おれさ、一人っ子だったから兄弟ってのに憧れてたんだ。勝手に江口さんを兄貴だと思ってたんだ。
そりゃ理不尽なこともいっぱいされたけど、いろいろ教えてくれたり遊んでくれたりしたんだ。
こういうのが兄弟なんだろうなって思ってたのに…なんでなんだよ」
ガックリと肩を落とす相川君。その時勢いよくドアが開いてシーリスと山薙君が入ってきた。
「マヤ!江口さんとは連絡取れたの?」
慌てて走ってきたのか息が乱れてるシーリス。足元はフラフラとふら付いている。
「…あぁ、さっき連絡したよ。やっぱり実家に帰るんだってさ」
「相川、間違いないのね?…ところでレイリアは?あの子、来てたんでしょ?」
「駄々こねたから叱り飛ばして帰ってもらったよ。…こんな時にあいつの相手なんか出来ねぇよ。
シーリス、あとで謝っててくれないか?」
「アンタねぇ、ちょっとは相手してあげなさいよ。あの子、アンタに会えるのずっと楽しみに待ってたんだからね?
ま、今回は仕方ないけど、次はしっかりと相手をする事!分かった?」
「分かったよ!相手すりゃいいんだろ?」
え?レイリアちゃん来てたんだ。あの子、お人形さんみたいで可愛いのよね、会いたかったなぁ。
「けどよく素直に帰ったわね。アンタ、あの子に何言ったの?」
「北条が部屋に来るぞって言ったら半べそかいて逃げてったぞ。お前等姉妹は北条に頭が上がらないみたいだな」
…なによそれ?私がいったい何をしたって言うの?
「ま、仕方ないわよねぇ。あの子、マヤに説教されたのがトラウマになってるんだものね。
恐怖でお漏らししちゃったんだもん、そりゃ怖いわよね」
人が幼児虐待したみたいに言わないでよ!
「神楽は?神楽はこのこと知ってるの?…一番仲がよかったんだからショックだろうね」
唇をかみ締め、呟く山薙君。桃子に好きな人が出来たのを一番喜んでたのは山薙君だったからね。
「神楽は江口さんの部屋だよ。まだ知らないはずだ。どう言えばいいんだ?」
相川君が山薙君に答える。
「そうか…」そう呟き考え込む山薙君。私達もそれに倣う。
しばらくして部屋のドアがノックされ、桃子が入ってきた。
「…皆で集まって何してるの?江口さんが部屋に来いって言ってるわ」
私達が全員揃っていることに首を傾げる桃子。
「…江口さん、すごくいっぱいお寿司を買ってきているわ。皆で食べようって言ってるの」
桃子は皆とご飯を食べれるのが嬉しいのか頬を少し赤く染めている。
桃子…なんて言えばいいの?なんでこんな桃子を置いて大阪に帰るなんて言い出したの?
こっちで新しい職を探せばいいんじゃないの?そうよ!それだわ!江口さんにお願いしてみよう!


247:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:17:32 fMmM/D81
「お、全員揃ってんのか。お前等まだ飯食ってないだろ?今夜は豪勢に特上寿司だぞ!
10人前買ってきたからじゃんっじゃん食っていいぞ!」
私達が沈んだ顔をしているので心情を察したのか、明るく振舞う江口さん。
「…皆どうしたの?何故食べないの?」
お寿司をじっと見つめたまま喋る桃子。
「…お前等、話はメシを食ったあとだ。ほら、サッサと食わないと桃子が全部食っちまうぞ?」
「…食欲なんてわかないわよ。江口さん、なんでなの?こっちで新しい職を探せばいいじゃないの。
なんで大阪に帰ろうとするの?」
シーリスが話を切り出したわ。私と同じ事考えてたんだ。
「…大阪に帰る?シーリス、何を言っているの?」
シーリスの言葉に視線をお寿司からはずす桃子。
「あぁそうか、桃子はまだ知らないのか。
実はな、オレの働いてる会社が潰れちまってな、大阪に帰ることにしたんだ」
「…そう、帰るの。いつ帰るの?」
江口さんの言葉にも冷静な桃子。え?なぜ冷静でいられるの?
「明後日かな?急な話でスマンな、なんか言いにくくてな。ま、この寿司で勘弁してくれや」
「えぇ、頂くわ。…大阪からいつ帰ってくるの?お土産はなに?」
そっか、桃子は江口さんが一時的に里帰りでもするんだって思ってるのか。
「桃子……大阪からは帰ってこない。オレ、これからは実家で生活する事になった。
だからな、お前達とは今までみたいな付き合いは出来ない
。桃子すまんな、せっかく仲良くなれたのにな」
江口さんの言葉にお寿司をつまんでいた箸を落とす桃子。その目は驚きで見開いている。
「こっちで就職先を探そうかと考えてもみたんだが、オレ、高卒だからいい職が見つからなかったんだよ。
親に仕送りしないといけないし、家賃や生活費を考えると、ある程度の収入がないとやっていけないんだ。
…これが大阪に帰る理由だ。すまんな、桃子」
桃子の肩がフルフルと震えている。江口さんの言ってる事がやっと理解できたみたい。
江口さんはそんな桃子から視線を外し、私達を見て話し出した。


248:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:18:03 fMmM/D81
「俊、シーリス。お前等イチャつくのはいいが、ちゃんと避妊しろよ?
特にシーリス!子供なんてものは結婚してからバンバン作ればいいんだ。ゴムに穴あけるとかは絶対にすんなよ?」
江口さんの言葉に真っ赤になるシーリス。…きっとやろうとしてたのね。
「正吾、マヤちゃん。…ま、お前等はしっかりしてるから言わなくても大丈夫か。
けどな、たまには羽目を外したほうがいいぞ?お前等若いんだ、遊ぶ時はしっかり遊べ!分かったな?」
江口さんの言葉に顔が赤くなるのが分かるわ。正吾も赤くなってる。
こんなだから私達ってプラトニックな関係だと思われてるんでしょうね。
「健一…お前とは一番長い付き合いだったな。ありがとうな、お前のおかげでみんなと出会えた。
ホント感謝してるよ。おかげでメチャクチャ楽しい時を過ごせたよ、本当にありがとうな」
俯きグッと唇をかみ締める相川君。江口さんをお兄さんと思ってると言ってたから辛いんだろうな。
「…桃子。オレはお前を初めてみた時な、なんてカワイイ女の子なんだって思ったんだよ。
ま、すぐにメチャクチャ面白いヤツなんだってなったけどな。
オレな…お前といつも一緒にいてすっげぇ楽しかった。出来ることならこれからも一緒にいたかったよ、けどな…」
「…イヤ!そんな話聞きたくない!なんでいなくなるとか言うの?なんでそんな意地悪な事言って苛めるの?
わたしは江口さんとずっと一緒にいたい!離れたくない!」
江口さんの言葉を遮り、大声で叫ぶ桃子。この子が叫んだのって初めて聞いたわ。
「…桃子、オレの言う事をよく聞けよ?人間ってのはな、生きてる間にいろんな出会いと別れがあるんだ。
オレと桃子が出会ったのもそうだ。そしてな、その出会いや別れで人間は成長していくんだ。
お前は今まであまり人と接してこなかった。だから別れが辛いんだろうな。
しかしな、オレとの別れでお前は人間として一歩成長できる!また一歩いい女になれるんだ!
だから、な。そんなに泣くなよ。オレ、死ぬわけじゃないんだしさ、生きていたら絶対にまた会えるんだからさ」
ぽろぽろと涙を零す桃子の頭を撫でながら、そっと抱きしめる江口さん。
桃子は江口さんに抱きつくながら泣きじゃくっている。
「ほら、泣くな。お前にオレの本、全部預けるよ。落ち着いたらその本取りに来るからな、汚すなよ?
汚したら頭を拳でグリグリだぞ?ほら、泣くなっての。…お前はいい子だなぁ、ホントいい女だ。
オレがお前と同じ学生だったら絶対にほっとかないのにな。つくづく残念だ」
江口さんの言葉に私も涙が溢れてきた。山薙君も相川君も泣いている。
シーリスと正吾は唇をかみ締め耐えている。
「…お前等、な~にしみったれた顔してんだよ!おら!せっかく大枚はたいて買ってきたんだ、寿司食うぞ!
桃子、いつまで泣いてんだ!早く食わないと全部食っちまうぞ?」
明るく振舞う江口さん。桃子は江口さんに抱きついたまま泣いている。
私達はそんな桃子にかける言葉を見つけることが出来なかった。

この日から2日後、江口さんは大阪に帰っていった。たくさんの本と大きなベッドを桃子に託して。
江口さんは『必ず取りに来るから』と桃子に言葉を残して帰っていった。



249:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:18:35 fMmM/D81
江口さんが大阪に帰っていったあの日から、桃子は携帯を肌身離さず持ち歩くようになった。
最初の頃は桃子や相川君には毎日のように連絡があったみたい。
その度に嬉しそうに私達に教えてくれた桃子。こんなによく喋る桃子を始めてみたわ。
江口さんが言っていた通りに成長したのね。
けど、その連絡も2日おきになり、週に一度、10日に一度とだんだんと回数も減っていった。
その間も桃子は連絡を待ち続けた。
江口さんがいなくなって半年が過ぎた頃に、桃子に最後のメールが届いた。
『やりたいことが見つかった。結果が出るまで連絡をしないつもりだ。待っていてくれ』
そのメールを最後に江口さんからの連絡は途絶えた。
私達はなんとなくこうなるのは分かっていた。江口さん、なかなか再就職先決まらなかったみたいだしね。
私達の相手をしてる場合じゃないんだろうね。
けど…酷すぎるわ!桃子、ずっと待ってるのよ?毎日毎日携帯のディスプレイを見てため息ついてるのよ?
江口さんが預けていった本、もう全部読んじゃってるのよ?その本にね、シミが付いてるのよ。
何でだか分かる?桃子がね、泣きながら本を読んでいるの。
江口さん、あなたからの連絡がないから泣きながら本を読んで待っているのよ!
それにね、江口さんが残していったあの大きなベッドに一人で寝ているのよ?
江口さんがプレゼントしてくれた熊のえぐちさんを抱いて寝ているの。
毎日毎日枕に涙のしみを作りながら寝ているのよ?何故そんな桃子を無視できるの?
私、今までシーリスを止めていたけど、もう我慢出来ないわ。
シーリス、江口さんを大阪からさらって来るって息巻いてるのよ?
あの子、相当頭にきてるからきっと酷いことされるわよ?
だからね、メールだけでもいいから桃子に連絡をしてあげて。
お願いだから江口さん、桃子だけでいいから連絡してあげて…じゃないとあの子、このままだと倒れてしまうわ。
江口さん…桃子を見捨てないで、お願い!

…江口さんがいなくなってから2度目の春がやって来ようとしていた。







『…はい相川です。…おお!久しぶりっすね!結果どうでした?…おおお!マジっすか?おめでとうございます!
…ええ、もちろん言ってないっすよ。…酷いもんですよ、女の子をあんなに泣かせるなんて男前っすね!
…ははは、で、どうします?どのタイミングでします?…分かりました、それまで黙っときますんで。
…ははは、じゃ、待ってますんで』



250:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/10/28 23:19:16 fMmM/D81
今回は以上です。多分次で終われそうです。

251:名無しさん@ピンキー
06/10/28 23:43:44 t2qxiKle
何というか、最高に上手いな・・・。
感情が高むるというか、涙ぐんじまったよ・・・。
エンディングに、最高のwktkを送りたい。

252:名無しさん@ピンキー
06/10/29 00:15:50 nJsUz/vc
GJ

出番すらなさそうだがロリ妹にも気体したい。

253:名無しさん@ピンキー
06/10/29 01:27:26 +ZlBCgkW
GJ
久々に泣きそうだよ…

254:名無しさん@ピンキー
06/10/29 22:26:41 ROk6zvnf
GJ!
おかしいな、モニタが滲んでるよ?





……ところで親戚にニースとかナルディアとかいたりするんだろうか、この姉妹。

255:名無しさん@ピンキー
06/10/29 22:39:54 if9kSQMB
なんだか、よくわからんが胸が熱くなってしまったよGJ!!

256:名無しさん@ピンキー
06/10/29 22:47:28 HaYkB+QB
>>254
それは盲点だった。先にリーフきぼんぬ。

言っても詮無いことではあるが。

257:名無しさん@ピンキー
06/10/30 10:40:55 u+TI+9gl
くそ、人物が増えてきて誰が誰かワカラン
それはともかく、早く桃子を出すんだ

258:名無しさん@ピンキー
06/10/30 20:21:52 QscLzvoj
ピンクレディーの「SOS」口ずさんでしまった椰子挙手。



ノシ

259:名無しさん@ピンキー
06/10/30 21:25:32 sZC2HNRM
ツクバ殿

俺が壊れる前に・・ じゃなかった!桃子が壊れる前に早く続きを! 

260:名無しさん@ピンキー
06/11/03 00:45:50 3Q23gdyg
ホシュアゲ


261:名無しさん@ピンキー
06/11/03 18:01:26 N7nBs2mW
保守するしかあるまい

262:名無しさん@ピンキー
06/11/04 11:29:17 JyElzPpp
>>250
な、何よ、まだなの?

違うわよ、ずっと更新待ってたりしないんだからねっ。
そこのところ勘違いしないでよっ!








もぅ、いつまで待たせんのよ、ばかぁ。




263:名無しさん@ピンキー
06/11/05 17:08:30 dlMYetIV
この一週間、1日4回更新して続きを待っているのは内緒だ

264:名無しさん@ピンキー
06/11/05 19:10:37 Oe0KSYUT
>262
代弁サンクス

265:名無しさん@ピンキー
06/11/06 02:51:45 XeOQ5K1a
ウンコー
ヽ(´Д`)ノ =≡●

266:名無しさん@ピンキー
06/11/06 14:14:48 uFuSHxMM
        ●≡=‐\(´Д`)ヾカキーン

267:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:43:54 f8TkMZOx
続き書けました。今回で終わるつもりでしたがまとまりませんでした。
多分次で終われます。

268:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:44:25 f8TkMZOx
わたしは今、ベッドの上に座り本を読んでいる。
壁には胸を強調した女性のポスター。ハンガーには少しくたびれたスーツ。
私の隣にはクマのえぐちさん。床には無造作に置かれた色々な本の詰まったダンボール。
その中から一冊の本を取り出して読んでいる。そう、ここは江口さんの部屋。
いつものようにシーリスに貰った合鍵で、勝手に部屋に入り本を読んでいる。
今の時間は…7時過ぎ。そろそろ江口さんが帰ってくるはず。
江口さんが帰ってきたらきっと、わたしの顔を拳でグリグリと締め付けて苛めてくるわ。
怒りながら『なんで勝手に部屋に入っているんだ』って。
でも今日は江口さんに色々と話したいことがあるの。
江口さんがいなくなってから色々な事があったの、いっぱい話すからカリカリ君を食べたいわ。
……江口さんがいなくなった?…嘘。そんなのは嘘。
だってほら、玄関の鍵が開いたわ。…お帰りなさい、江口さん。
部屋に入ってきた江口さんの顔は何故か少しぼやけている。はっきりと分からない。
江口さんがわたしに何かを話しかけてきた。でも声が聞こえない。
わたしは江口さんが何を話しているのか、一生懸命聞こうとしたわ。けど、もう思い出せなくなってきたの。
江口さんがどんな声だったのか…どんな顔をしてわたしを叱ってくれたのか。
そうなのね…これはきっと夢なのね。…夢でもいいわ。
江口さん、夢でいいから一緒にいて。…夢でいいから声を聞かせて。夢でもいいからわたしを一人にしないで!

『ピピピピピ!ピピピピピ!ピピピピピ!』

携帯の呼び出し音がわたしを夢から現実へと呼び戻す。
ディスプレイを見るとマヤからの電話。…江口さんじゃないのね、マヤからなのね。
ため息を吐き、重い気分のまま携帯にでる。
「…はい、神楽です」
『桃子?私よ、マヤよ。明日なんだけど久しぶりに3人で遊びましょうよ。集合場所はいつもの喫茶店ね。
…シーリスが最近桃子が遊んでくれないって寂しがってるのよ。だから絶対に出てきなさいよ?
たまにはみんなでパァーっと遊びましょ!』
「…わたしは行かないわ。遊んでいる間に江口さんが来るかもしれないから」
『…ダメよ!あなたがいないとシーリスの相手するの、私一人になっちゃうじゃないの!
絶対に来ること!約束よ、いいわね?』
……約束。そう、江口さんも約束をしたわ。
わたしに預けていった本とベッドを必ず取りに来るからって。
「……ええ、分かったわ。約束は必ず守るわ」
そう、江口さんも約束を守ってくれるはず。…いつになるの?
江口さん、いつになったら取りに来てくれるの?いつになったら江口さんと会えるの?
もう江口さんの声も思い出せなくなってきたわ。顔も写真の表情しか思い出せない。
相川君と騒いでる江口さん。マヤの胸をジッと見つめてる江口さん。
山薙君を苛めてる江口さん。それがシーリスにばれて蹴られた江口さん。
佐伯君にエッチな事を言ってからかう江口さん。…わたしに色々な事を話してくれた江口さん。
もうどんな表情でわたし達と一緒にいてくれたか思い出せないの。
もうどんな声でわたしに話しかけてくれたか思い出せないの。
…嫌。絶対に嫌。江口さんを忘れてしまうなんてイヤ!

隣で寝ているクマのえぐちさんをギュッと抱きしめる。…今日もまた江口さんからの連絡は無かったわ。


269:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:45:01 f8TkMZOx
もう3月も中旬か…早いものね。あの江口が大阪に帰ってから一年と5ヶ月も経ったのね。
桃子はまだあんなバカの連絡を待っている。…待ち続けてんのよ!
桃子に連絡が来なくなってから一度、あのバカ男が何をしているか調べさせた事があるの。
アイツの一日の行動は、朝5時から7時までのランニングと筋トレ。…以上よ。
あの男、一日のうち一度、朝のトレーニングでしか外に出てないのよ!
2ヶ月間張り付かせて調べさせたから間違いないわ。
たまに外に出たと思えば、銀行や本屋に行くだけ。あとは家に閉じこもっていた。
いい年して引きこもりよ!引きこもり!ふざけてんじゃないわよ!
アタシ、アイツを無理やりさらって来ようかとも考えていたけど、止めたわ。
だって引きこもりの30代を桃子の彼氏になんて出来っこないからね。
だから桃子が諦めてくれるのをずっと待ってるんだけど…あの子、一途なのよね。
ずっと…ずっと待ってるのよ、江口の事を。
あれから何人もの男共が桃子に声をかけて来たわ。けど、全く相手にしていないの。
あの子にとっては江口が全てみたいなの。…あんな引きこもりヤロウがね!
一体どうすればいいの?今の江口を連れてきても桃子が可哀想だわ。…そうか、この手があったわね。
そうよ、なにもアイツを無理に連れてこなくても、アイツさえいなくなえば……ダメね。
アイツが失踪しようがそんなのはどうでもいい話だけど、桃子が今よりももっと落ち込む可能性があるわ。
もしかしたら後追いをして……危険ね、これは最後の手にしなくちゃね。
「シーリス、どうしたの?…物凄く悪い顔をしているよ?またヘンなこと企んでるだろ?」
…へ?ああっといけないいけない!せっかく俊とのひと時なのに、大バカ江口の事を考えるなんて…もったいないわ!
「ちょっとね、桃子のことを考えててね。…ねぇ俊、どうしたらいいと思う?
あの子、このままじゃ体を壊してしまうわ。これも全部あのバカ江口のせい…殺してやりたいわ」
「シ、シーリス?そんなこと言っちゃダメだよ。きっと江口さんにも考えがあるんだよ、待ってようよ。
それよりシーリス、健一がみんなで集まって飲み会をしようって言ってるんだけど…どうかな?」
あぁん?相川が?飲み会を?
「う~ん…アタシは俊が行くなら行くけど、急に飲み会なんて…何かあったの?」
「健一は健一で神楽に気を使ってるんだよ。みんなで騒いで神楽の気を紛らわそうって考えてるみたいだよ?」
ふ~ん、たまにはそれもいいかもね。最近桃子と騒いだ記憶ないからね。
「たまにはいいかもね。けど桃子が来るかどうか…うん!アタシが無理にでも連れてくわ!
桃子もたまには騒がなきゃ体に悪いしね!相川もたまにはいい事考えるじゃないの、褒めてあげようかな?」
アタシの言葉に嬉しそうな顔で微笑む俊。あぁ…なんて素敵な笑顔なの!
「明日の夜7時に店を予約してるんだって。みんなで騒ぐのって久しぶりだから、楽しもうよ!」
飲み会は明日の夜か…時間はたっぷりとあるわね。
んっふっふっふ…時間はたっぷりとあるんだから、たっぷりと出してもらわないと…じゅるるるる。
「シ、シーリス?すっごくヘンな顔してるよ?ちょっと怖いよ?」
んっへっへっへ…さぁ、身も心もとろけるまで甘えさせてもらうわよ?
「な、なんで手をわきわきさせてるの?か、かなり怖いよ?」
今日こそは…溢れんばかりに満たしてもらうわよ!ぜっったいに顔になんて出させないんだからね!
「う…シ、シーリス?怖いって!」
なっかだし!なっかだし!さあ、アタシの中で全てを吐き出し、愛の結晶を作るのよ!
「…しゅん~!だいすき~!」
「う、うわ!ちょ、シーリスまだお昼…んぷ!」
嫌がる俊を押し倒して唇を奪う。あぁ…なんか無理やり犯してるような気がして興奮するわ!
…ってここまではアタシのペースだったのよね。はぁ…俊ってば上手くなりすぎ。
気がついたら朝になっていた。もちろんお腹から顔にかけて大量に俊のがかかっている。
くっそ~、次こそはリベンジよ!隣で幸せそうに寝ている俊の首にキスマークをつける。
ま、今日はこれで勘弁してあげるわ。さてと、俊が目覚める前にシャワーを浴びてご飯作らなきゃね。
それに夜までに桃子を説得して連れ出さなきゃいけないしね!

相川の提案に乗る事にしたアタシ。ま、俊が行くのならアタシはどこへでも行くわ!
それに…桃子を元気付けるためにはちょうどいいしね!
久しぶりにみんなで騒いで、桃子を少しでも元気付けないとね!


270:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:45:35 f8TkMZOx
(ふぅ…こっちに来るのも試験以来か。早くあいつ等を驚かせてやりたいぜ)
試験も終わり、やっと気が抜ける。自分で言うのもなんだが相当頑張ったもんな。
「あ、江口さんこっちっすよ!」
サングラスとマスクで妖しく変装したオレを呼ぶ声が。遅いぞ、どんだけ待たせるんだ?
「こら、遅いぞ健一!オレを餓死させる気か!」
約束の時間に遅れてきた健一に、久しぶりのコブラツイストをかける。
う~ん、やっぱりコイツに技をかけると落ち着くな。
「おががが!ス、スンマセン!いい店用意してますんで、さっそく行きましょうよ!」
「5時半に集合のはずだよな?今何時だ?…もう6時じゃねぇか!テメエずいぶんと偉くなったんだな、あぁコラ?」
ヤンキーばりに睨みを利かす。そんなオレを見て笑う健一。
「ははは!江口さん全然変わってないっすね。前におれに凹みながら相談してきた人と同じとは思えませんよ。
『やべぇよ、職がねえ!このままじゃフリーターに一直線だ。…桃子に顔向けできねぇよ』
って泣き言をよく聞かされたもんなぁ」
「バカヤロウ!アルバイトすら厳しかったんだよ!ま、お前のおかげで発想の転換が出来てここにいるんだけどな。
で、どこで食うんだ?オレ、昼飯食ってないんだから早く食いたいんだよ」
コイツには言えない…コンビニのバイトが結構きつくて辞めちまったなんて。
配送のバイトもきつかったよな。フリーターの人ってスゲエなって思ったもん。オレ、情けないよな。
「なに落ち込んでるんすか?こっちっすよ。みんなに見つかったらいけないんで個室を用意してるんす」
「よくやった!お前、成長したなぁ…前までは救いようのねぇ童貞野郎と思ってたが、よくぞここまで成長した!」
「なんすかそれ!酷いっすね、そんな風に思ってたんすか?…ここです、ここの二階です」
お、鍋料理か。ってどうせオレが奢るんだろうけどな。
店員に通された部屋は二人で飯を食うにはちと広い、10人前後で使うような部屋だった。
「なんか広すぎんな。ここオレ等だけで使うのか?」
「仕方ないっすよ、ここしか部屋が取れなかったんすから。ま、狭いよりはいいっしょ?」
そりゃそうだが…ま、いいか。美味いもん食えたらそれでいいんだ。
席に着きさっそくグラスにビールを注ぐ。くぅ~!うめえ!やっぱり鍋にはキンキンに冷えたビールだな!
「で、江口さん、どこら辺に住むか決めてるんですか?」
鍋をつつきながら話しかけてくる健一。
「んん?前の部屋は金がかかるからな。ま、不動産屋を回って探すとするよ」
「おれの部屋に居候ってのは勘弁してくださいね」
「…お前、結構冷たてぇな。オレ達兄弟みたいなもんだろ?」
久しぶりの健一との会話。なんか懐かしく感じるな。そんな時、健一の携帯が鳴った。
「それとこれとは別っすよ。…スンマセン、シーリスから電話が来ちゃいました。ちょっと席外しますね」
おお、そりゃいかん。オレがこっちに来てるなんてバレたら全部台無しだからな。
「おお、シーリスは結構カンが鋭いからバレんなよ?先に食っとくぞ」
「ははは、大丈夫です、絶対にばれませんよ。おれのも残しといてくださいね」
電話片手に慌しく部屋の外に出て行く健一。
シーリスか…元気なのかな?まだ俊にベッタリなのか?俊も相変わらずのほほんとしてんのか?
マヤちゃんはどうなんだろうな。正吾とうまくいってるのか?ま、あの二人はお似合いだからうまくいってるだろ?
…桃子は元気なんだろうか。オレが連絡しなくなってから元気が無くなったって健一が言っていたな。
すまんな、オレもお前とずっと話をしたかったんだが、自分を追い込むために連絡を絶ったんだ。
おかげで結果も出たし、やっとお前の元に行けるよ。ビックリさせてやるから待っとけよ?
ふと時計を見てみる。もう7時か、健一のヤロウ長電話だな。もう10分は経ってるぞ?
まさか…シーリスからの電話じゃなくて他の女からだったのか?オレより先に女が出来たのか?
怒りに震えるオレ。その時部屋の扉が開いた。
「遅かったな、お前まさか女が出来たんじゃないだろうな?オレより先に生意気だぞ!」
健一に視線を向けずに鍋をつつきながら文句を言う。くそ、この鍋全部食ってやる!
「……え…ぐちさん?江口さん…なの?」
…え?…この声は、忘れもしない。オレがこの一年、必死になって勉強した原因…桃子だ。なんでここに?
マ、マズイ!マズイぞ!計画が台無しになる!何とかしなくては!
「…江口さん?誰ですかな、そのジェントルマンは?私はヴァラキア育ちのイシュトヴァーンで…おわ!」

メチャクチャな言い訳をしてるオレに抱きついてきた桃子。なんで桃子がここにいるんだ?


271:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:46:06 f8TkMZOx
「…ってことで、今夜は相川の奢りでパァーっといくわよ!分かった桃子?もちろんマヤも来るわよね?」
いつもの喫茶店でシーリスが桃子を御飯に誘ってる。私も正吾から聞いていて賛成なんだけど…
「…わたしは行かない。部屋で本を読んで待ってるわ。…江口さんから連絡が来るかもしれないから」
…やっぱり。桃子は江口さんからの連絡が来なくなってからあまり外に出なくなった。
元々そんなに外出する方じゃなかったけど、あれ以来私達ともあまり外に出なくなったの。
「…ダメよ。アンタも来るの!せっかく相川がアンタを元気付けようと企画したんだから、絶対に来るの!」
「…行かなきゃダメ?」
小さく首をかしげながら言う桃子。く、相変わらず可愛いわね。けど…どこか寂しげな表情。
そう、表情が少し暗くなったの。これも全部江口さんのせい。なんでこんな桃子をほっとけるの?
「絶対に行かなきゃダメ!アンタが主役なんだから今日は相川を破産させるぐらい思いっきり食べなさい!
それにね、最近アタシ達、全然一緒に遊んでないじゃないの。…少し寂しいのよ。
だから、ね。桃子も今日は思いっきり羽目を外して楽しもうよ!ね、マヤもそう思うわよね?」
シーリスの言葉に頷く私。そうよ、たまには羽目を外して楽しまなきゃね!
「そうよ、シーリスの言う通りよ!けどシーリス、あなたっていつも羽目を外してない?」
「ぬぅわんですってぇ~!いくらマヤでもそれは言いすぎよ!いつもじゃないわ!2,3日に一度ぐらいよ!」
「それをいつもって言うのよ。ふふふ、桃子もそう思うわよね?」
「…そうね。シーリスは昔から羽目を外しすぎ。いつも最後は必ずマヤにお説教されてるわ」
クスリと微笑みながら話す桃子。桃子が笑うのって久しぶりに見たわ。
それを見たシーリスも嬉しそうな顔をしている。
「ぐ…アンタ等組んでアタシを苛めて楽しいの?今夜覚えときなさいよ~。めっちゃくちゃ飲ませるからね!」
嬉しそうに文句を言うシーリス。あなたってホント友達思いなのね。
「…シーリスはお酒をざるのように飲む。けど山薙君の前ではコップ1杯で酔ったフリをしてる…何故?」
シーリスに答えにくい質問をして困らせている。桃子の質問って悪気がないから余計に答えにくいのよね。
シーリスはどう言えばいいのか悩んでるわ。ふふふ、やっぱり桃子はこうでないとね!
「はいはい桃子、もういいでしょ?ほら、シーリスが困ってるじゃないの。
それより待ち合わせ時間の6時半まで時間があるんだから、久しぶりに3人で買い物でも行かない?
たまには桃子も綺麗な服を買わないとね。でも桃子ってばどんな服でも似合うからいいわよね。
私なんて胸のせいで着れる服が限定されて困ってる…シーリス?なんでそんな顔してるの?」
私を物凄い形相で睨んできたシーリス。ええ?私なにかヘンなことした?
「…自分は胸が大きくて着れる服がないと威張ってるのね?
アタシ達は胸が小さくて着れる服が多くてよかったわねとバカにしてんのね!
桃子!アタシ達バカにされてるわよ!」
えええ?わ、私そんなつもりで言ったんじゃないわよ!シーリス、誤解よ!
「…マヤの胸はEカップ。シーリスがいくらバストアップ体操をしてもかなわないわ」
「桃子、ヘンなこと言ってんじゃないわよ!マヤ、アタシ達をバカにした報い、受けてもらうわよ?
そうねぇ…ここの支払いよろしくね?」
そう言って喫茶店から出て行くシーリス。顔はしてやったりとニヤついているわ。
「…そう、わたしもとても傷ついたの。…ごちそうさま」
そう言って伝票を押し付けてきた桃子。あなたって確かケーキを3つ食べたわよね?
コーヒーしか頼んでいない私に押し付けるなんて…あなた達それでも親友なの?
身勝手な親友二人にため息を吐きながらも会計を済ませる。
もう!なんであなた達はこういう連携が完璧なのよ!


272:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:46:42 f8TkMZOx
結局相川君達との待ち合わせの6時半まで買い物を楽しんだ私達。結構な量を買っちゃったな。
少し遅れて待ち合わせ場所に行くと、すでに正吾と山薙君が。あれ?幹事の相川君はまだ来ていないのね。
相川君がいないことを知ったシーリスが、すぐに電話をかけて相川君を呼び出す。
待ち合わせ時間から遅れること20分、相川君が走ってきたわ。
「アタシ達を誘っておいて遅刻とはいい度胸してんじゃないの。…罰として今日はアンタの奢りね。文句ある!」
「はぁはぁはぁ、それは大丈夫だ、金なら当てがあるから任せてくれ!」
走ってきたため、息を切らしながら胸を叩く相川君。やた!今日は相川君の奢りね!
「おお~!健一、いったいどうしたんだ?財布でも拾ったのか?」
ちょっと正吾!拾ったものは交番に届けないとダメよ!
「ははは、バイト代でも入ったの?あ、それかパチンコで大勝ちでもしたんだ?」
山薙君、ギャンブルはあまりよくないわ。止めた方がいいわよ。
「ま、おいおい説明するよ。それより早く行こうぜ!今日は神楽のために趣向を凝らしたからな。
絶対に満足させてやるよ!神楽、楽しみにしとけよ?」
自信満々で腕を組みながら頷いている相川君。趣向を凝らしてるって…なんなのかな?
正吾を見てみると首を振っている。正吾達も知らないんだ。
シーリスも首をかしげているし…ま、いっか。あとで分かる事だしね。
「さ、みんな行こうか。すぐそこの鍋料理屋に部屋を取ってるんだ」
そう言って私達を先導し歩きだす相川君。大きなリュックを背負っているのね、何が入っているんだろ?
きっとリュックの中身が桃子を楽しませる物なのね。
集合場所から少し歩いたところにその店はあった。ふ~ん、ここの2階に部屋を取っているのね。
「神楽、扉を開けてみろよ。お前が驚くもんがあるから。絶対に驚くぜ?」
小さく首をかしげて扉に手をかける桃子。
(ねぇマヤ。相川なにを企んでんの?くっだらないことだったら殲滅するわ!)
(う~ん…相川君のことだからあまり期待できないわね。
けどいいじゃない、桃子に元気になってもらおうって動いてくれたんだし。
それにつまらない事でも、どうせいつもの事だしね)
(…マヤって相変わらず厳しいのね)
小声で話す私達。あれ?この部屋って誰かいるの?靴が置いてあるわ。
結構大きな男性用の靴。いったい誰がいるんだろ?
不思議に思い相川君に聞こうとしたその時、桃子が部屋の扉を開けた。

「遅かったな、お前まさか女が出来たんじゃないだろうな?オレより先に生意気だぞ!」

部屋の中からはどこかで聞いたような男性の声が。何故なの?その声は何故かとても懐かしく感じた。
部屋の中から聞こえてきたその声に、桃子が反応する。
「……え…ぐちさん?江口さん…なの?」
…え?ええ!ウソ?江口さんがここにいるの?
思わず相川君を見る。親指を立てて嬉しそうに頷いている。
やっぱりそうなんだ!江口さんが会いに来てくれたんだ!
ついに桃子が江口さんと…やったわ!
事態を把握したシーリスと抱き合う私。正吾と山薙君も抱き合っている。

「…江口さん?誰ですかな、そのジェントルマンは?私はヴァラキア育ちのイシュトヴァーンで…おわ!」

部屋の中からは江口さんらしいヘンな言い訳が聞こえてきた。やっぱり本物なんだ!
桃子が部屋に飛び込み、江口さんに抱きついたみたい。
よかった…ホントによかったわ!ありがとう相川君!あなたのお陰で…何、その格好は?
リュックから黄色いヘルメットを取り出し、『ドッキリ大成功』と書かれた大きな画用紙を広げてる。
気持ちは分かるわ。驚かすのすっごく上手くいったんでしょうね。でもね…二人の邪魔よ!
シーリスに視線で合図を送る。…ゴメンね、しばらく寝ててね。
無残にも階段から叩き落された相川君。ヘルメット被ってて良かったわね、生きていたらあとで謝るわね。


273:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:47:31 f8TkMZOx
「おい桃子、もう離れろよ!いい加減にしないと顔をグリグリだぞ」
くっそ~、見事にやられたぜ。健一のヤロウ、オレをはめやがったな!
「…嫌よ。江口さんと離れるのはもうイヤ。絶対に離さないわ」
オレに抱きつき泣きじゃくっていた桃子は、今は落ち着いてオレの腕に抱きついている。
腕をしっかりと抱いたまま、鍋をつついてる。桃子って結構器用なんだな。
「アンタねぇ、なんで今さらここに来たのよ!どれだけ桃子がアンタを待っていたのか知ってるの?
今まで桃子をほったらかしにしといて…くだらない理由だったらアンタ死ぬわよ」
刺すような視線でオレを睨むシーリス。なんか懐かしいな、相変わらずなんだな。
「そんな睨むなって。おい、健一。こいつ等に説明してあげなさい」
オレは何故かボロボロになり、半泣き状態の健一に指示を出す。…何があったんだ?そのヘルメットはなんだ?
「え?おれが言うんすか?…分かりました、説明しますね」
グラスを持ち立ち上がる健一。
「では、コホン。……控えおろう!ここにおわす御方をどなたと心得る!
新しい職が決まらず『やっぱ高卒って厳しいなぁ』って泣き言を言ってきてかなり鬱陶しかったから、
『大変っすね。高卒だからダメなんじゃないんすか?いっそのこと大学受験でもしてみたらどうすか?』
と、おれが適当に言った冗談を真に受けて受験をし、見事この春におれ達と同じ大学に合格!
賢いのかバカなのかよく分からない、いい年をして大学生という江口翔馬様であらせられ…おごはぁ!」
かなり失礼な事を言った健一の腹を殴る。このヤロウ…冗談で言いやがったのか!
健一の説明にみんなポカンと口を開け驚いている。
桃子は目をぱちくりとさせながらオレの腕をギュッと持ち、離そうとしない。
ぐぅ…か、かわいいじゃねぇか。抱き締めてぇ~!
「…はぁ?江口が大学生?アンタ、それ本気で言ってんの?」
驚きから立ち直ったシーリスが口を開く。おいおい、呼び捨てかよ!
「おいシーリス、呼び捨てはやめろ。一応年上なんだからさ。ま、健一の言う通りだ。
オレ、今年からお前等の後輩になる。よろしく頼むな」
「後輩になるって…本当なんですか?かなり無理のある話だと思うんですけど?」
マヤちゃんがつっこんできた。ま、自分でも普通ありえないだろ?って思うもんな。
「ま、普通は江口さんの年で受験なんて考えっこないと思うよ。
けど江口さんには就職先が見つからない他にも、大学に行かなきゃいけない別の理由があった…がはあ!」
こ、このヤロウ!それは秘密だと言ったじゃねえか!恥ずかしいだろうが!
オレに殴られた腹を押さえて悶え苦しんでいる健一にトドメの蹴りを入れる。
動かなくなったのを確認し、部屋の隅に捨てておく。
「本当は入学してからお前等を驚かしてやろうと考えてたんだが、健一にはめられちまったな。
ま、お前等、これからよろしく頼むよ、仲良くしてくれよな」
「…別の理由って何よ?アンタ、なんか企んでんの?
アタシは桃子をほったらかしにしたこと、許してないんだからね!
何で連絡しなかったのよ!桃子ね、毎日泣いてたのよ?
アンタからの連絡がないって、毎日毎日…携帯を見つめながら泣いてたのよ!」
ぐ、ぐぅ…耳が痛いな。確かに桃子に連絡しなかったオレは悪い。けどな…
「…黙れシーリス。オレがどんな気持ちで連絡をせず、勉強に打ち込んだか分かるのか?
オレなぁ、受験で失敗したら諦めるつもりで必死になって勉強したんだぞ?
何度電話して声を聞こうと考えたか!何度会いに行こうと考えたか!
オレの苦しみがお前に分かるか?分かるのかよ!」

シーリスの言葉に思わず腹の中に溜め込んでいた想いを吐き出してしまった。…これってまずくないか?


274:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:48:40 f8TkMZOx
「…江口さん、それってどういう意味ですか?江口さんの苦しみって何なんですか?
誰の声を聞こうとして、誰に会いに行こうとしたんですか?…答えてください。
江口さん!桃子に教えてあげてください!」
マヤちゃんの必死の問い詰めに天を仰ぐ。
アイタタタ…こりゃ万事休すだな。つい口が滑っちまった。
けど仕方ないよな?惚れた女がすぐ隣にいるんだからな。
「はぁ…分かったよ、話すよ。まずオレが受験をした理由は、就職のために学歴が欲しかったってのもあるが、
一番の理由は大学生に…お前等と同じ学生になることだったんだ」
オレの言葉にみんなは口を閉ざして聞き入っている。
いつのまにか復活した健一はニヤついてやがる。コイツ…いつか絶対殺したる!
「覚えてるか?お前等と最後に寿司食った時、オレが桃子になんて言ったのか。
『オレがお前と同じ学生だったら絶対にほっとかないのにな』って言ったんだよ。
実はな、あの時大阪に帰らなくてこっちで職を探してもよかったんだ。
けどな、あれ以上一緒にいたら我慢できそうになかったんだ。
無職で30過ぎのおっさんより、同年代の学生のほうが似合ってると思って大阪に帰った…逃げたんだ」
桃子はオレの言葉に腕をさらにギュッと強く抱き締めてきた。
「けどな…ダメだった。電話で話すたびに会いたくなる。抱き締めたくなったんだ。まったく…お前は魔性の女だな」
桃子の頭をくしゃくしゃと撫でる。
ははは、桃子の髪は相変わらずサラサラしてて気持ちいいな。
「けどな、オレはお前を諦めることにしたんだ。だってそうだろ?
かたや美人女子大生、かたや30過ぎの高卒で無職の男。どう考えたって釣り合わない。
だから徐々に連絡するのを減らしていったんだ。…お前を忘れるためにな」
忘れるためという言葉にオレの腕を抱き締めたまま、ふるふると首を振る桃子。
ははは、諦めてたらここにいないっての、安心しろ。
「けどな、そんな簡単には忘れられなかった。辛かったよ…お前を忘れようと考えるだけで辛かった。
毎日毎日苦しんでいた。ホントにこれでいいのか?諦められるのかってな。…そんな時に健一に言われたんだ。
『高卒でなかなか再就職先が見つからないんだったら大学に行ったらどうっすか?
それに同じ学生だったら神楽をほっとかないんでしょ?あいつ、江口さんを待ってますよ。
多分…これからもずっと待ち続けると思いますよ』ってな。
それを聞いてオレは決めたんだ。今年受験をして、大学に落ちたらお前に二度と連絡をせずに忘れよう、と。
そして、もし合格できたら…桃子、お前を口説くってな」
オレの顔を見つめ、ぽろぽろと涙をこぼす桃子。
オレはその涙を親指で拭き取り、微笑みかける。

「桃子…だいぶ遠回りしたけど、やっとお前の前に立つことが出来た。…オレの女になれ。好きだ、愛してるぞ」


275:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/06 16:49:52 f8TkMZOx
今回は以上です。次こそ終われるように努力します。

276:名無しさん@ピンキー
06/11/06 17:13:38 EZNmBsul
誰GJ!!!!!
桃子に悶えました


277:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:45:12 CKBqbi6m
ぬわああああああああああああああああああああああああああああああああ
きてたああああああああああああああああああああああああああああああああ
GJだあああああああああああああああああああああああああああああああうえ

278:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:54:39 1TBFXQjR
   ,rn
  r「l l h
  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. │
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)  | 北━━━(゚∀゚)━━━ !!
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ   |
  \    \.     l、 r==i ,; |'  .人______________
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |.
        y'    /o     O  ,l    |


279:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:56:44 1TBFXQjR
もう遅いが、変なAA貼ってスマソ…
そして筑波氏GJ!

280:名無しさん@ピンキー
06/11/06 22:06:20 UzpPwQ0A
鼻血吹ける

281:名無しさん@ピンキー
06/11/06 23:00:06 i7pZqLEP
GJ!



今度はグインサーガかw

282:名無しさん@ピンキー
06/11/06 23:00:31 /uXVZQyc
ラストエピソードwkwktktk!

283:名無しさん@ピンキー
06/11/07 10:40:46 knJBhiWm
正直言うと最終回が投下されるのが寂しい

284:名無しさん@ピンキー
06/11/08 01:31:48 jsKCdx/Q
寂しいが、ツクバ氏のことだから番外編とか後日談を書いてくれる気がする。
というか、最終回の前から期待している。

とにかくGJ!!



285:名無しさん@ピンキー
06/11/10 18:04:24 X+XRksj/
283ゲトズサー
 ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧ ∧
⊂(゚Д゚⊂⌒^つ≡3

286:名無しさん@ピンキー
06/11/10 21:25:09 40MuOPUK
今夜辺り、来るか?来てくれるのか、ツクバ先生!?

287:名無しさん@ピンキー
06/11/11 00:43:13 G/RDvHrD
投下までのこの長く苦しい時間を、ツクバ氏の過去作を読み返すことで耐えている俺
もう五回は読んだ

288:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:37:03 W584Sqxr
桃子と同じように、1年と5ヶ月待たせるつもりか!?

ともかく最終回に期待。

289:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:45:44 ytv8aApW
ここで書いたわけじゃないですが、一応曲がりなりにも書き手やってる自分から言わせてください。
たとえこういうとこでもそれなりにこだわりがあるわけで、推敲すればするほど筆って言うのは進まないものなんですよ……

なので、早く早くとせがむのはどーも見ていて気持ちいいものではないんです。
プレッシャーかかりますし……

290:名無しさん@ピンキー
06/11/11 01:53:07 8RTFkRve
でも全然せがんでくれないよりは
多少せがまれたほうが
モチベーションが上がったりということが
ないではない。

まあそういうわけで、ほどほどにせがもう。

291:名無しさん@ピンキー
06/11/11 10:33:53 QUYzdBny
いつまでも、wktkしながら待ってますので自分のペースで書いてください。
これこそが、最優のレス。

292:名無しさん@ピンキー
06/11/11 12:24:52 jL8jk0oT
age

293:名無しさん@ピンキー
06/11/11 13:44:25 +gcxttJn
1万年と2千年くらいなら余裕で待てる。






裸足で。

294:名無しさん@ピンキー
06/11/11 13:49:04 XGZn/XdO
裸足なんて品のないことやめろよボケ






全裸だろ

295:名無しさん@ピンキー
06/11/11 22:14:07 1/QxWohk
>>293ー294
二人とも、正座。

296:名無しさん@ピンキー
06/11/11 22:41:18 XzaSJNnB
>>295
アンカーすら打てないあんたも正座なw

297:名無しさん@ピンキー
06/11/11 23:52:36 Uj3/ZQ7r
でもちんちんも正座してくれるかは別だぜ?

298:名無しさん@ピンキー
06/11/12 04:02:03 8znfVddI
>>297
お前は前張りつけて正座だw

299:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:43:04 K4QaHRTr
お待たせしてスミマセン、やっと続き書けました。
いちおう今回で最後です。ちょっと無理やりのような気がしますが勘弁してください。
では投下します。

300:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:43:42 K4QaHRTr

「はぁ~、ホントによかったわ。桃子、すっごく嬉しそうだったなぁ…
ふふふ、まさか同じ大学に入ってくるなんてビックリね」
相川君主催の桃子励まし会。まさか江口さんがいるなんて思いもしなかったわ。
江口さんも私達が来てビックリしてたし…相川君、なかなかやるわね。
はぁぁ~、ホントによかったわ。それにしてもまさか江口さんが桃子を好きだったなんて思いもしてなかったわ。
江口さんに告白されて桃子ったらずっと泣きじゃくってたしね。
そうよね、ずっと待ってたんだからね。私も正吾が好きだって言ってくれた時泣いちゃったもんな。
それにしても相川君もちょっとは江口さんのこと教えてくれてもよかったんじゃないの?
シーリスったら江口さんに本気で怒ってたしね。なにかとんでもない事しようとしてたみたいだし。
そういえばシーリスが『命拾いしたわね』って言ってたけど…何をするつもりだったの?
「そうだよな、ホントによかったよな。あんな嬉しそうな神楽は久しぶりだったな。
ついに神楽にも男ができたのか…中学時代には神楽に男が出来るなんて思いもしなかったぞ」
私の髪を撫でながら話しかけてくる正吾。うふふふ…SEXの後のこのマッタリ感がいいのよね。
「アイツ、かなり我が道を行っていたからコイツは絶対に男ができん!って思ってたよ。
ホントあの神楽をよくここまで教育したな。シーリスもかなりマシになってきたし、マヤの努力の成果だな!」
正吾の腕を枕にし、胸に指を這わせる私。うふふふ、カワイイ乳首が立ってきたわ。
「そういやこれで俺達の仲間内で一人なのは健一だけか。あいつ、結構いいヤツなのになぜかもてないんだよな。
っていうかバイト先や周りの女子からは影で『キモイ』って言われてるみたいだし…アイツ、何やったんだ?」
そういえばそうね。相川君に関しては前から根も葉もないウソの噂が流れてるわ。
『アイツはホモ』だとか『ロリコンで前科がある』だとか『小学生の男の子を見てウットリしてた』だとか。
昔からの付き合いの私たちでさえ、ちょっと引いちゃうような噂が流れてるのよねぇ。
…ま、何故そんな噂が流れてるか大体分かってるけどね。
「…はぁぁ、まったくあの姉妹は…なんでこんなに手がかかるの?」
「んん?姉妹って何だ?マヤ、何か知っているのか?」
「え?な、なんでもないわ!ちょっと考え事してただけよ、気にしないで」
そう、どうやって説教するか考えてただけなの。
いくら好きな人に他の女が近寄るのがイヤだからといって、
人を雇ってまでして酷いウソの噂を流すのはいけないわよ、レイリアちゃん。
うふふふ…正座って何時間出来るのか前から興味があったのよね。ちょうどよかったわ、いい実験台ができて。
「お、おいマヤ?なんかメチャクチャ怖い顔してるぞ?ホントどうしたんだ?」
そうだ!道に生えてる草って、天ぷらやサラダにしたら美味しいんじゃないのかな?さっそく実験しないとね!
うふふふふ…いいモルモットができてホントによかったわ。
「お、おいおい、怖いって!俺が好きなマヤにはそんな顔、似合わないって!」
レイリアちゃん、悪ふざけが過ぎるとヒドイ目に会うのよ?
お姉さんがたっぷりと思い知らさせて…今、なんて言ったの?
「正吾?今なんて言ったの?もう一度言ってくれる?」
正吾は照れ屋さんだからあまり口に出してくれない。…精液はよく出してくれるんだけどね。
「お、おう、恥ずかしいから一度だけだぞ?
…ごほん、え~、俺が好きなのは、何事にも真剣に取り組む真面目な性格。
どんなヤツにでも平等に接する優しいところ。他にも色々あるけど一番好きなのは…お前の笑顔なんだよ。
だからそんな怖い顔しないでくれ。愛してるよ、マヤ」
…うれしい、ウレシイよぉ!正吾がこんなこと言ってくれたのって告白してくれた時以来ね!
「グスン、アリガト正吾…私もあなたが好き。愛してるわ!
だから、ね?その…正吾の言葉聞いてたらね、えっと…濡れちゃったの」
潤んだ瞳で正吾を見る。優しく微笑み頷いてくれた正吾。
「マヤのそんなところも好きだぞ。愛してるよ、マヤ」
私に覆いかぶさってきた正吾、本日3回目のSEXね。
正吾に愛してるって言ってもらえるなんて…江口さんの告白に影響されちゃったのかな?
そういえばあの二人も今頃は…

私は正吾に犯されながら、不器用だけど一途でやっと恋を実らせた親友の幸せを祈ったわ。


301:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:44:13 K4QaHRTr
「…江口さん、お風呂が空いたわ」
湯上りの桃子がバスタオル一枚を体に巻き、俺の前に立っている。
ゆっくりと湯船に浸かっていたのか、頬がほのかに赤く染まっている。
まだ乾かしていない髪がその頬に張り付いている。なんかエロイな。
おそらく…っていうか、確実にタオルの下には何も着ていないよな?
ハァハァハァ…い、いいのか?オレ達、恋人同士になったんだからいいんだよな?
いや、最初が肝心だ。まずは風呂に入って冷静になろう。告白したその日にSEXってのはどう考えてもダメだろう。
それに桃子はSEXってもんをキチンと理解しているか怪しい。無理に迫って嫌われたりしたらイヤだからな。
っていうかキスもしていないのにSEXは普通ありえないだろ?
「お、おお、やっと空いたか。じゃ、お風呂いただくぞ」
オレは冷静になるために時間をかけて体を洗い、頭も洗う。
さてと、湯船にでも浸かるかな。そういや、ついさっきまでここに桃子が浸かっていたんだよな?…喉が渇いたな。
おや~?湯船の中には美味しそうなお湯がたっぷりと!桃子エキスが出てて美味そうだ…飲むとするかな?
…イカンイカン!オレはヘンタイかっての!
いくら最近受験で禁欲生活を送ってたからといって、そこまでは落ちてねぇよ!
湯船の湯を飲んでみたいという欲求を抑え、どうにか浸かる。
ふぅ~、危なかったぜ。まったくたいした魔性の女だな。
肩まで浸かり、伸びをする。それにしても…みんな変わってなかったな。
俊は相変わらずのほほんとしてたし、シーリスも昔のままだったな。
なぁにが『俊!さっさと部屋に帰るわよ!…はぁ?なんで帰るかって?
そんなの決まってるじゃない、アンタがアタシに告白すんのよ!桃子に負けてらんないわ!』だよ。
ま、オレの桃子への告白が心に響いたんだろうな。さすがだな、オレ。
正吾は昔と変わらず単純でいいヤツだったし、マヤちゃんは…またでかくなったんじゃねぇのか?
くっそ~、正吾のヤツ、あの胸に挟まれてんのか。…人差し指でいいから挟んでくれないかな?
健一は…まぁ、アイツのおかげでこんなに早く桃子と恋人同士になれたんだから、それは感謝してる。
しかしな、なんで泊めてくれないんだよ!
『江口さん。今夜おれの部屋に泊まる予定でしたがどうします?…神楽、江口さんと一緒にいたいよな?
…ははは、そんな必死に頷かなくてもいいよ、分かってるよ。
江口さん、そういうことだから今日は神楽の部屋に泊まってくださいね?
それに明日おれが付き合うって言ってた不動産屋巡り、神楽と行ってください。
どうせ神楽が入り浸るんだからそのほうがいいっしょ?』
…確かにあいつの言う事も一理ある。オレも納得してしまったしな。
しかし…桃子の部屋に泊まる、それすなわち『二人きりの夜』なんだよ!
………どうする?一発抜いとくか?抜いときゃ我慢できるだろ?
けどもし桃子から迫ってくることがあればやばいよな?
正直オレも10代の時のように短時間の間に連射は出来ない。だから今抜いたらマズイやもしれん。
どうする…どうしたらいい?抜くべきか、抜かざるべきか?う~ん、悩むな。
『…江口さん、タオル置いておくから。………寂しいわ、早くあがってきて』
うおおおお!あ、危ねぇ、外にいたのかよ!抜いてて声でも聞かれてたらかなりまずい事になっていたな。
やっぱり人様の風呂で抜こうなんてダメだな。しかたない、理性を総動員して耐え抜くか。
オレがあがるのを風呂の前で待つ桃子。それを知りオレは早く風呂を出ることにした。


302:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:44:47 K4QaHRTr
風呂から上がると赤い水玉模様のパジャマを着た桃子が待っていた。
「いや~、いい湯だった、気持ちよかったぞ。しかしお前の部屋の風呂ってかなりデカイな。
お?そのパジャマって確か…前も着てたよな?可愛くて似合ってるぞ。マヤちゃんが選んでくれたのか?」
桃子の部屋の風呂はかなりデカイ。ていうか1人で3LDKのマンションはデカ過ぎるだろ?
「…そう、このパジャマはマヤが選んでくれたの。前にも江口さんが褒めてくれたわ。…似合ってる?」
少し赤く頬を染め、オレの前でくるくると回る桃子。…可愛すぎる!ヤバイ!このままじゃ理性が崩壊してしまう!
「お、おお、似合ってるぞ。とても可愛くてお前にぴったりだ。
しかしお前1人でこのマンションは広すぎんな。シーリスやマヤちゃんはよく泊まりに来るのか?」
オレは壊れかけの理性を抑えるために話をそらす事にした。
やっぱり後でトイレで抜いてこよう。耐えれそうにないぞ。
「…ええ、月に一度は泊まりに来くるわ。二人は色々な食べ物やお酒を持ってくれて、朝まで話すの。
わたしは眠りたいけど、シーリスが眠らせてくれないの。とても楽しいけど…キライ」
は?とても楽しいけどキライって…なんか矛盾してんな。訳分からんな。
「楽しいけどキライってなんだ?なんかの謎かけか?」
オレの問いかけにふるふると首をふる桃子。俯きながらポツリポツリと話し出した。
「三人で騒いでいる時はとても楽しいわ。…まるで母さんが生きていた頃のように。
けど、二人が帰った後…寂しいの。たった一人でこの広い部屋にいたら…何故か涙が出てくるの」
「…なんでお前はこの広い部屋から引っ越さないんだ?一人での生活には広すぎるだろ?
ここを売ればかなりの金になると思うぞ、それでしばらくは生活できるだろ?」
「…そんなことは出来ないわ。ここは母さんとの思い出がたくさんある部屋。父さんが唯一わたしにくれた物。
それを捨てるなんて出来ないわ。…それにここと小説しか母さんとわたしをつなぐ物がないの」
ぐぅ…桃子、お前は何て健気なヤツなんだ!オレは思わず抱きしめてしまう。
「すまん!ツライ事聞いちまったな。オレ、お前を悲しませてばかりだな。…ゴメンな、本当にゴメン」
桃子はオレの腕の中で小さく振るえ、涙を流す。
「…寂しかった。とても寂しかった!何故会いにきてくれなかったの?何故連絡してくれなかったの?
江口さんも母さんと同じようにわたしを置いて…怖かった。考えるだけで怖かった!
江口さん…もうどこにも行かないで。わたしを一人にしないで!寂しいのはもうイヤ!」
桃子の心の叫びがオレを動かした。
桃子の小さい顎に手をかけて少し持ち上げ、綺麗な瞳から流れる涙をキスでふき取る。
驚きの表情を見せる桃子の顔にオレの顔を近づける。
そしてその綺麗な唇に吸い寄せられるように…キスをした。桃子との初めてのキス。
オレ、今まで30年以上生きてきたけど…キスがこんなに気持ちいいとは知らなかった。
オレは夢中で桃子の唇に貪りつく。桃子…桃子好きだぞ!


303:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:45:19 K4QaHRTr
「…ん、えぐちさ…んん!あ、えぐ…さ…ん…」
オレは必死にキスをした。ただ唇を合わせるだけのキス。
しかしその単純なキスで今まで感じた事のない感覚を感じる。これは一体なんなんだ?
胸の奥がじわぁって温かくなってくるっていうか…なんなんだ?
そんなオレの胸を何かが叩く。気がつくと桃子が苦しそうに両手でオレの胸をトントンと叩いていた。
…イ、イカン!無理やりしちまったぁ!
「す、すまん!その、あれだ!つい、やっちまった…ホンマにゴメン!悪かった!」
桃子を離し、しどろもどろに言い訳をするオレ。しまったなぁ、ついやっちまった。
桃子はそんなオレを驚きの眼差しで見ながら、人差し指と中指で自分の唇を触っている。
「…キス。恋人達が愛を確かめ合うためにする行為。江口さんとキスを…」
桃子の瞳からはポロポロと涙がこぼれ出した。やっちまった!やってしまった!嫌われちまう!
「うれし…ヒック、江口さんと、ヒッ、キス…ありがとう。江口さん、ヒック、ありがとう」
オレに抱きついてきて泣きじゃくる桃子。…あ、ダメだ。頭のネジが緩んできた。このままじゃ…
「…キスの後はSEX。わたしは江口さんとSEXをするの?」
腕の中でオレを見上げながら呟いた桃子。な…SEXだぁ?いきなりなにを言い出すんだ!
「コ、コラ!いきなりそんなこと言うんじゃない!だいたいどこでそんな間違った知識を仕入れたんだ?」
あ、あぶねぇ…桃子がトンでもないこと言ってくれたおかげでどうにか理性を保てたぞ。
「…シーリスが持って来た本に書いてあったわ。…シーリス?そうだわ、そうだったわ」
オレの腕から離れ、パジャマを脱ぎだす桃子。…お前なんや!いきなりなにをしだすねん!
「江口さん…わたし、ピルを飲んでいるから大丈夫なの」
桃子は真っ赤な顔で俯きながらボタンを外し、上着を脱いだ。
…なんか今、頭の上で『スポン!』って何かが飛び出した音が聞こえたな。
なんだろうな?…あ、分かったぞ!オレの理性のネジが吹っ飛んだんだ!
ははは、そうだったのか。どうりで派手な音がしたと思った……トウコオオオオオ~~~!!
オレは桃子の脇と膝の後ろに手を回し、持ち上げてベッドへ運ぶ。…もう我慢できん!
桃子をベッドの上におろし、まじまじと見てみる。
白い肌に綺麗な鎖骨。それに桃子らしいシンプルな白いブラジャー…完璧だな。さすがはオレの女だ!
「桃子…もちろん初めてだよな?」
オレの問いかけにコクンと小さく頷いた。…初めて、それ即ち処女!
ピルを飲んでいる…それ即ち中出し!処女に…中出し!
「出来る限り優しくするよ。好きだ、愛してるぞ」
優しく髪を撫でながら耳元で囁く。桃子は真っ赤な顔で小さく頷いた。


304:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:45:52 K4QaHRTr
桃子はやはり少し怖いのか、オレのTシャツをギュッと握り締める。
「ホントお前はカワイイな。ホントにカワイイ…チュ、カワイイ耳をしているしな」
耳元で囁きながら舌を這わす。オレの舌が耳を舐めるたびにビクンと反応し、声を上げる。
「あ、えぐちさ…ひゃう!ダメ、くすぐったいわ」
んん?まだ感度が高まっていないのか?オレはもうビンビンだっていうのにな。それならば…
「そうか、くすぐったいのか。なら最初は大人のキスからしようか。
桃子、今からオレがするのと同じ事をするんだぞ?」
そう言ってから桃子の唇を奪う。今度は合わせるだけじゃない、求め合うキスだ。
舌で桃子の唇を割って入り、舌を絡め取る。そのまま押し倒し唾液も流し込む。
最初は驚き少し抵抗らしき事をしていたが、だんだんと桃子も舌を使い出し、オレの唾液を飲み込みだした。
「ん…ちゅ…んん…んあ!はぁはぁはぁ、えぐちさぁん…ヘンなの。頭がボーっとして体が熱くなって…もっと。
今のもっとして。今の気持ちい…んん!」
ディープなキスが御気に召したみたいだな。なら次のステップへ行ってもいいだろう。
綺麗な首筋に舌を這わす。舌が触れるたびにビクンと反応してくれる。
空いている手でブラのホックを外す。そして首筋に舌を這わせながらブラを外す。
舌を這わせながら横目で見てみる。白くて綺麗な胸だな、ピンク色で綺麗な乳首だ。
桃子はオレの顔をギュッと抱きしめカワイイ声で喘いでる。
「えぐちさぁん…あ、んん!ヘンなの、んん、おかしいの。首をペロペロされるだけで、声が出…ふぁぁ?」
綺麗な胸を下から持ち上げるようにすくい上げる。オレの不意を付いた動きに声を上げる桃子。
桃子は着やせするタイプらしく、想像してたより大きくてなかなかのサイズだ。
「桃子、すっげえ柔らかいぞ、お前の胸は最高だ。柔らかくて…食べたいくらいだ」
「あ、えぐ…さん、ヘン、おかしい、頭が…体が熱い、おかし…ひっ、あああ!」
ムニムニと胸を揉み解しながら首筋を舐める。もちろんまだ肝心要の乳首は触っていない。
オレが胸を揉むたびに声を上げ、首筋を舐めるたびに抱きついてくる。
だいぶ感度も高まってきたようだし…そろそろいいかな?
「桃子…今から本格的にやるけどオレに任せとけ。いいな?」
息荒く、潤んだ瞳でオレを見つめ、頷いた桃子。カ、カワイイ、可愛すぎる!
オレはカワイイ桃子を苛めてみたくなり本格的な攻めに転じた。


305:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:47:02 K4QaHRTr
首筋から鎖骨、そして胸へと徐々に舌を這わす。
桃子は舌が這うたびにビクンと反応し、声を上げる。
「あ、んん!えぐちさ…んん!ふああ!やぁ!ダメ、そこイヤ…んん!」
首筋から下りてきたオレの舌は、ついに桃子の胸の登頂に成功した。
てっぺんにあるピンクの突起。まずはそこを舌先で軽くつつき、そして一気にくわえ込んだ。
「やぁ…えぐちさん、そこイヤなの、おかしいの。そこペロペロされると頭がまっしろに…ダメ、おかしい…」
桃子はオレの頭をギュッと抱きしめて、おかしいおかしいと何度も言い出した。
…もしかして桃子、イッてしまいそうなんじゃないのか?
「桃子、お前イッちまいそうなのか?我慢しなくていいぞ、いくらでもイッていいからな」
カリッ…オレは桃子に言葉をかけてから胸の先を軽く噛む。
「ひゃあ!えぐ、ダメ、いやコワイ!おかしいの!おかし…ふあぁぁぁぁ~!」
噛んだ瞬間、桃子の体が激しく痙攣し、オレの頭をギュッと抱きしめ、そして脱力した。
「はぁはぁはぁはぁ…えぐちさん、なにしたの?からだが…頭がまっしろになったわ」
イッたためか、虚ろな目でオレを見て話す桃子。
「なにをしたのかって?今からもっと凄い事するんだよ。ほら、パジャマ全部脱がすぞ」
まだ肩で息をしている桃子をショーツ一枚にする。
「えぐちさん、恥ずかしいわ。あまり苛めないで…」
「はは、確かに恥ずかしいな。パンツにこんなシミつけて…お前はエッチな女なんだな」
桃子のショーツにはシミがついていた。もちろんオレの執拗な攻めでイッてしまったためについたシミだ。
真っ赤な顔で俯いている桃子。この様子じゃシミができた理由分かっているんだな。
シーリスにでも教育されたのか?それともマヤちゃんか?ま、いいや。
それよりこのシミの原因を綺麗にしなくちゃな。
「桃子、パンツ脱がすぞ。いいよな?」
オレは有無を言わさずショーツを脱がす。桃子は少し抵抗らしきものをしていたが、まだ力が入らないようだ。
「お前はこんなところまで綺麗なんだな。それにしてもたくさん濡れてるな、綺麗にしないとな」
両腕で桃子の太ももを固定して顔を近づける。ピンク色しててホントに綺麗だ。
「イヤ、ダメなの!えぐちさん、そんなに苛めないで!そんなのイヤな…んん!え…ぐちさ…あああ!」
自分の股間にあるオレの頭をどかせようと、抵抗する桃子。そりゃそうだよな、恥ずかしいよな。
しかしオレがペロリとひと舐めすると、力が入らなくなったみたいだ。
「苛めてなんかないよ。ここにオレのが入るんだから、入りやすいようにしなくちゃいけないんだよ。
だからな…いっぱい舐めてやる。桃子、何度でもイッていいぞ」
「ダメ、えぐちさんそれはイヤ!はずかし…ふあ!えぐ、んん!お、おかしい!またおかしく…いやぁぁ!」
初めて人に見せるであろう桃子の中心に舌を這わす。最初は優しく救い上げるように。
時折吸い付いて溢れている愛液を飲む。これが桃子の味か…もっと味わってやるぞ!
じゅるじゅると桃子に吸い付く。桃子は抵抗できなくなったのか、ビクンビクンと体を激しく痙攣させている。
オレは桃子の喘ぎ声が大きくなってきたのを確認し、小さな突起に舌を這わす。
「あ、あ、ああ!お、おかし…そこダメ!イヤなの!えぐ…んん!おかしくな…あああ!」
ひときわ大きな声を出した瞬間に太ももでオレの顔を強く挟み、痙攣する。
桃子はオレの攻めで二度目の絶頂に達したみたいだ。


306:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:47:43 K4QaHRTr
オレの舌でイッてしまった桃子は、ビクンビクンと痙攣しながら体全体で息をしている。
しばらくするとオレの顔を挟んでいた太ももの力が抜けた。
顔を上げると桃子が涙を溜めた目でオレを睨みつけてきた。
「ヒック、ぐす、えぐちさ…ヒック、いじわる。何故苛めるの?こんなのイヤだったのに…イジワル」
オレに舐められたのがよっぽどイヤだったのか、ぽろぽろと涙をこぼし始めた桃子。
けどな、仕方ないだろ?男なら誰だって処女のアソコを舐めてみたいもんなんだよ!
それより…もういいだろう。執拗に舐めたおかげで、だいぶほぐれたろうしな。
「桃子、そろそろいいか?オレ、もう我慢の限界だ。お前に入れたい。お前と一つになりたい」
服を全部脱ぎ捨てて裸になる。桃子の視線はオレのに釘付けだ。
「…これが江口さんのペニス。平均サイズは13cmほど。…平均より大きそう、こんなのがわたしに入るの?」
…平均サイズとか言うのは止めてくれ。萎えちまいそうだ。
「…そうだ、これが今からお前に入る。いいのか?入れたら最後、止めれないぞ?
初めては物凄く痛いらしいし…別に今日じゃなくてもいい…んぷ!」
急に桃子が抱きついてきて、唇を奪われた。そしてぎこちないながらも自分から舌を使って攻めてきた。
「ん…んん、好き、好きなの…えぐちさん、だいすきなの…一つになりたい。おねがい、わたしを抱いて…」
桃子の涙を流しながらの懇願にキスで答える。
しばらくの間、お互いを求め合うキスする。そしてオレは唇を離し、桃子の耳元で囁く。
「分かった。オレもお前を抱きたい。…いくぞ?桃子、愛してるよ」
全開になっているオレ自身を桃子にあてがい、ゆっくりと進める。
暖かく、それでいて攻撃的な肉の壁を突き進める。ミチミチと肉を引き裂く感触。
ゆっくりと進むたび苦しそうに喘ぐ桃子。
「桃子、大丈夫か?…すまない、我慢してくれ」
「いっ、くぅ…いいの。えぐちさんが、んん!わたしに、く、うれし…くぅ…」
オレの腕の中で苦痛に耐える桃子。突き入れるたびに喘ぎ、唇をかみ締めている。
そんな桃子を見てオレは一度動きを止めて話しかける。
「桃子…オレを思いっきり抱きしめろ。オレにもお前の痛みを分けてくれ。
オレの背中、好きなだけ掻き毟っていいぞ」
桃子はオレの言葉に頷き、背中に手を回す。
「このまま一気にいくぞ、いいな?」
小さく頷く桃子。オレは軽くキスをして一気に腰を打ちつけた。
「ひゃ!いっ…あああ!えぐちさん!えぐちさん!えぐちさん!…えぐちさぁん」
背中に爪がめり込んでいるのが分かる。少々痛いが桃子に比べればなんてことはない。
それにこの痛さがなければ正直イッてしまっていただろう。それほどまでに桃子は暖かく、攻撃的だ。
「はぁはぁはぁ…奥まで入ったぞ。桃子、今オレ達は一つになっている。ありがとう桃子、愛してるよ」
「…いたい、とてもいたいの。えぐちさん、とてもいたいわ。けど…嬉しいの。
えぐちさんが…えぐちさんを感じれる。嬉しいわ、すごく嬉しいの…ありがとう。…えぐちさん大好き」
「桃子…すまん、我慢できん、動くぞ?…いくぞ!」
桃子の健気な囁きに我慢できなくなり、腰を打ち付ける。
腰を引くたびに桃子は離すまいと締め付け、突き入れれば、もっと奥へと吸い込むように吸い付いてくる。
ぐ、コ、コイツ…名器だ。今まで味わったことのない感触だ。くそ、長くは持ちそうにないな。
ぐちゅぐちゅと腰を振り、桃子を攻める。その度に桃子は辛そうに喘ぎ、オレに爪をめり込ませる。
「え、えぐ…さん、ん、ああ!すき、すきなの。くぅ、んん、もうはなれないで…はなさないで!」
オレに貫かれながらの言葉に胸が熱くなる。桃子…離すもんか、お前はオレのもんだ!
いちだんと激しく腰を打ちつける…いかん、オレの完敗だ。もうイッちまう!
「うう…桃子、お前最高だ。あぁ凄いぞ、もう、出すぞ。お前の中に出すからな!」
最後の力を振り絞り、一気に突き上げる。
「う、うう!桃子…桃子!好きだ、愛してる…うう!」
桃子の細い体を思い切り抱きしめる。
その瞬間、桃子の一番奥に今までの想いを全て吐き出すような大量の射精が始まった。
「あ…ああ!えぐちさんが、体の中に…入ってくる…あぁぁぁ」
ビュクビュクと全てを吐き出し、桃子に覆いかぶさるオレ。
「桃子…好きだぞ。やっと手に入れたんだ、絶対に離さないからな…愛してるぞ」
オレはその言葉通りに桃子を離さないよう力いっぱいに抱きしめる。
「江口さん…好き。大好き。…もう離さないで、愛してる」
広いベッドの上で抱きしめあってのキス。あぁ…夢なら覚めないでくれ。


307:名無しさん@ピンキー
06/11/12 07:57:53 kcohPVfk
支援

308:ツクバ薪割り  ◆k8fXz6W8GA
06/11/12 07:58:15 K4QaHRTr
「まったく…冷蔵庫の中になんにも入れてないんだな。冷蔵庫の意味が無いじゃないか」
喉が渇いたので何か冷たいものを飲もうかと冷蔵庫を漁ったんだが…氷ぐらいしかなかった。
「お前も冷たいのがいいだろ?氷水だけどいいか?」
ベッドの上でシーツで体を隠し、赤い顔で頷く桃子。
「ははは、なに照れてんだよ、カワイイじゃねぇか」
氷水の入ったコップを渡す。
「出会った頃にはまさかお前とこんな関係になるとは思いもしなかったな。
あの頃はお前の事を、カリカリ君をたかりに来るヘンなヤツって思ってたからな」
ホントにそうだ、恋人になるなんて思いもしなかったな。
勝手に冷蔵庫を漁るわ、紅茶は作りっぱなしで片付けないわ、焼きそばを無茶苦茶食うわ。
…ホントによくこんな桃子に惚れたな。我ながらビックリだな。
「…なに頷いてるの?江口さん、明日不動産屋さんに行くの?」
「ん?おお、行くぞ。オレも大学生だからな。学生専用の部屋なんか面白そうだよな。桃子も一緒に選んでくれな」
オレの言葉にふるふると首を振る桃子。なんだ?明日予定でもあるのか?
「…江口さん、お願いがあるの。聞いてくれる?」
小さく首を傾げながらオレを見つめてきた桃子。
お前、その仕草は反則だ。その顔で死ねと言われたら死んでもいいかなって思っちまうよ。
「なんだ?言ってみろよ、どんなお願いなんだ?」
カワイイ彼女のお願いだ、聞いてあげるから言ってみな?
「…ここに住んでほしいの。一緒に住んでほしいの。…ダメ?」
可愛く首を傾げて爆弾発言をする桃子。…お前、それって同棲してくれってか?
「…自分が何を言ってるのか分かってるのか?オレがここに住むってことは…同棲だぞ?
お前それでいいのか?オレ、同棲なんかしたら毎日物凄くエッチなことしちゃうぞ?それでもいいのか?」
コクンと小さく頷く桃子。…え?エッチなことしていいの?
「…もうイヤなの。この広い部屋に一人で暮らすのは。…江口さんと離れて生活するのはもうイヤなの」
…きゅんときた。桃子の涙目になりながらの告白に胸がきゅんときてしまった!
「…分かったよ。カワイイ彼女のお願いだ、ここに住むよ。ここで生活するよ。
よく考えたら家賃の心配もしなくていいし、なによりお前がいる。最高じゃねぇか」
そうだよな、最高の条件だよな!
「嬉しい…ありがとう、江口さん」
涙を溜めて嬉しそうに微笑む桃子。…いかんな、ムラっときてしまったな。
しかし今日は我慢だ。いくらなんでも初めてだった桃子に無理強いは出来ない。
それにしても…初めてだったのにピルを飲んでいたとはな、まったく侮れんヤツだ。
「…江口さんどうしたの?嬉そうな顔をしていたわ。何かあったの?」
「ん?お前と暮せるって考えただけで嬉しくなっちまってな。
そういやピルってあとどのくらい残ってるんだ?なくなったら言えよ?そん時はゴム買ってくるからな」
そうなんだよ、これからしばらくは中出ししたい放題だ!
ま、あんまりクスリに頼るのはよくないだろうし、残りのピルがなくなりゃゴムに切り替えるか。
これからの性生活を思いニヤついているオレに、桃子が首を傾げながら話しかけて来た。

「…江口さん、ピルってなに?」



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