妄想的時代小説part2at EROPARO
妄想的時代小説part2 - 暇つぶし2ch48:皇女裏伝説
06/11/21 00:04:48 1O/gm7+4
>>47
 和宮の裸体を隠すものは、その豊かな黒髪と足袋だけになっていた。
 帝は和宮の首筋に両の掌をあてると、首筋から顎に向かってなぞる様に撫で上げる。
「……はぁ……っ……!」
 うなじを撫で上げられ、和宮の体は思わず反り返った。
 帝が手の甲で和宮の首筋にかかる髪を掻き分けるように左右に広げると、和宮の素肌に
纏わりつく髪の一筋もが振り払われ、さらりと伝い落ちた。
 反射的に胸を隠そうとする和宮の腕を掴むと、帝はその腕を広げて床に置かせる。
「隠してはならぬ。和宮よ、余に全てを見せておくれ」
 帝が言葉を発すると、仰向けに横たわる和宮は力を吸い取とられ、言霊によって封じら
れた人形の様に動きが止まり、なすがままの姿勢とされてしまう。
「あ、兄上様……っ!」
 目には見えぬ縛めに囚われた和宮は、切なそうに体をよじろうとするが自由になれない。
 視界を遮る様に帝の体躯がのしかかり、指が、唇が、舌が、和宮の体を這い回り始める。


 帝によって開花され、熾仁によって開設されてきた和宮の性感は、触れられる部位全て
に悦楽の反応し、甘い声を解き放つ。
「其方の体はまるで良くできた楽器の様だの、和宮。―奏でる程にいい音を発する」
 まだ熟しきっていない乳房に吸い付きながら、帝は楽しむように指先で和宮の背中を下
方から上部へと奏でるようになぞり上げる。呼応するように、和宮も官能の声を発した。


 またも和宮の脳裏に熾仁の顔が浮かんでくる。その顔は、寝屋で見た愉悦の笑顔だ。
 『……其方は”喜怒哀楽”の感情が全て淫欲に結びついておるようだな……』
 あの時熾仁が囁いた言葉が今の帝の言葉と重なる事を、和宮は頭の隅で遠く感じ取った。


 華奢な体の曲線を指で奏でながら、帝の舌は別の生物の様に和宮の腹部へと降りてゆく。
 時間をかけた丹念な帝の愛撫は、和宮の知る粗暴ともいえる激しい熾仁の愛撫とは異な
る淫楽を和宮に与えていた。
 一糸纏わぬ和宮の蜜壷から愛液が濡れそぼりつつ、伝い落ちてくる。
「もうここが蕩けておるのか、和宮。可愛い奴よ……」
 和宮の愛液滴る股間に帝の舌が到達すると、帝は笑いながら光る蜜を指ですくい上げた。
「あ、兄上様……! ……あぁ……っ……!」
 拘束が解けたように、和宮の足が帝の指一筋の刺激でびくりと持ち上がった。
 和宮の期待を焦らすかの様に、帝の舌はその中心部から離れ、持ち上がった脚の内股へ
と移動してゆく。
 和宮は切なさに自分の指を咥えて首を振り、中心部への愛撫を待ち焦がれた。

 濡れそぼる和宮の中心部を見つめながら、帝の舌は和宮の内股から膝裏へと伝い上がり、
足先へと向かった。やがて足首の先にある淡雪のように白い足袋に到達する。
 帝はその足袋の淵を噛み、獲物に喰らい付く獣のように、和宮から足袋をも剥ぎ取った。
 剥ぎ取られた足袋の内側より、白く小さな踵から足先までもが顕わになる。
 帝は瞼を閉じている和宮の踵を甘噛みすると、土踏まずから足指へと舌を絡め始めた。

 股間への刺激を待ち侘びていた和宮は、びくりと激しく反応し、帝が未知の感覚を与え
始めたその部位に眼差しを向けて驚愕した。
「あ、兄上様っ! ……み、帝で在らせられる兄上様が……その様なご行為を……はぅ!」
 帝ともあろう御方が、皇女とはいえ自分の足袋内部の足指迄を口に含んでいる事に、さ
すがの和宮も抵抗感に慄き逃れようとする。
「其方の体に厭わしい場所などあるものか。余は其方の全てが愛おしく、味わいたいのだ」
 そう言い放つと帝は和宮の足指を一本づつ咥え、足指の間にも舌を這わせ続けた。
 幼子が乳を含む様に足指にしゃぶりつき、ぴちゃぴちゃと音を立てて指股を舐め上げる。
 それは熾仁でさえしてくれた事の無い行為であり、予想外に強烈な快楽を和宮に与えた。
 帝は目を細めて和宮の濡れた秘部を見つめつつ、執拗に足指を舐り続ける。
「……ぁはぁっ……! あ、兄上様っ……! ……あ……あぁっ……!」
 新たなる淫戯に戸惑いつつも、和宮はその絶え間ない刺激に翻弄され、達してしまった。
 帝の口内で足指がつっと張り詰めると、突如糸の切れた様に脱力してゆく。



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