いもうと大好きスレッド! Part3at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part3 - 暇つぶし2ch828:お初です2
07/09/01 22:42:36 uo8NxmQJ
ああ、ちゃんと読んでくれてた人がいたなんて…
>>822-825 の続きです。もうかなりフツーです。

 彼女をレイプし、激しい後悔の念に苛まれながら次の日の朝を迎えた僕は、もう頭の中が真っ
白状態であった。もちろん、彼女に何をどうされても文句の言えない立場であった。
 だが、結論から言うと、彼女の様子は全く変わらなかった。朝も、学校へ出かける時も、帰
宅しても、そしてその夜も。
彼女は、母が出勤前に用意した食事をチンして無表情で詰め込み、さっさと風呂に入ると、
いつもはテレビをそのまま占領するのだが、今日は黙ったまま部屋に上がっていってしまった。
 
結局僕は何がしたかったんだろう。ずっと彼女のために何かしてあげたくてウジウジしてい
て、思い切って説教をしてみたはいいが、トチ狂って結局はレイプときた。ハハハ、ひどいな。
 もうなりふりかまっちゃいられない。土下座でも裸踊りでもなんでもする。僕がこの家を出
て済むならそれでもいい。とにかく、彼女がこの家でまた笑って暮らせるようになるためには、
なんだってやってやると、僕は固く決心した。

 2階にあがり、彼女の部屋のドアをノックするが、返事はない。ドアをそっと開けると、彼
女は真っ暗な部屋の中で、壁の方を向いてベッドに横たわっていた。レースのカーテンから差
し込む月の光が、彼女のつややかな髪と、夏掛けから覗く細い肩を照らしている。
 二人ともしばし無言だったが、やがて僕が意を決して口を開こうとすると、彼女が
「…なに?…またレイプ?…」
となんの抑揚もない声で言った。
僕は一瞬言葉を失い、ガクッと肩を落としながら言った。
「…ごめん…なんて今更言ってもしょうがないんだけど…でもごめん…」
「……」
「なんか僕、今もずーっと頭が変になっちゃってて…実は、はっきり自覚してはいなかったん
だけど、僕やっぱりずっと玲菜の事が好きで…」
 彼女の肩がビクッと動く。
「…でも、そんな玲菜とうまくいかなくなって、玲菜に彼氏ができて、母さんとギクシャクし
て…どうしたらいいか分かんなくなって、玲菜への気持ちで頭爆発しちゃって…あんな…」
玲菜は無言のままだ。僕は土下座して
「…とにかく、ゴメン。僕が悪かった!」
と誤ると、
「…何謝ってるの」
彼女が言う。
「え?」
「…自分の何が悪かったって言うの」
と彼女がゆっくりと体を起こしながらこっちを見た。
「え…それは…ほら…無理やり…」
「何にもわかってないじゃない!適当に謝ればいいと思って!」
「そんな事ない!僕は…」
「うるさい!」
彼女は、ベッドの上で夏掛けをグシャグシャに握り締めながら、大粒の涙を流し始めた。
「お兄ちゃんに嫌われたと思って、理由がわからなくって、そのうちあいつにあんな事されて、
でも隣の部屋にいたお兄ちゃんは助けてくれなくて、なんか全部どうでもよくなっちゃって、
でもあいつと付き合っててもゼンゼン楽しくないし、なんかそのうち生きてるのもやんなっ
てきちゃって…」
僕は、ダムが決壊したかのような彼女の言葉の奔流に巻き込まれながら、必死で色々な
事を思い出していた。確かに、あの男に初めてヤラれちゃった時だって、あれは今思い出せ
ばレイプ以外の何物でもない。
でも、あの時僕は、『そうはいっても二人は好き同士で、もしあわてて飛び込んでいって
邪魔になっちゃ悪いかなあ』と気を使って…いや、違うな。ゼンゼン違う。
僕はピエロになりたくなかった。半ば以上レイプと疑っていたはずなのに、いざ飛び込んで
「何お兄ちゃん、盗み聞き?」とあっという間に蹴りだされるような、無様な目にあいたくな
かった、ただそれだけの事だった。
 僕は、あの時の自分と、今までそれに気付かなかった自分に猛烈に腹を立てるとともに、はっ
きりと心に決めた。「それなら、今ピエロになればいい」と。それで彼女に拒絶されれば、それで
何もかも決着がつく。



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