いもうと大好きスレッド! Part3at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part3 - 暇つぶし2ch822:お初です
07/09/01 12:59:58 uo8NxmQJ
 ここを前からROMってて、文才ゼロのくせになんか書いてみたいと何度か挑戦したんですが、
うまくスレの雰囲気にあったものが書けず、結局出来たものはただの妄想垂れ流しになってしま
いました。下手な上に、かなり人を選ぶ展開になっているため、その時は速攻で右から左へとい
う事でひとつ。

 僕が、妹の玲菜を女性として意識し始めたのがいつ頃からだったのか、記憶ははっきりしない。
父が、僕が小6、玲菜が小3の時に仕事中の事故で亡くなり、母が、僕を産んだ時から休んで
いた看護師の仕事をまた始めた為、彼女が夜勤の日など、僕ら兄妹はかなりの時間を二人きりで
過ごす事になった。

 玲菜は、小さいころは本当にガリガリのゴボウみたいだったのに、最近は、細いのは細いまま
なのだが、陸上クラブを始めたせいもあってか、手や足のカーブがしなやかものに変わってきて
いた。
肩までのショートカットに包まれた小さめの顔は、クラブ練習のせいで結構日焼けしていたが、
ほんの少し目じりが上がった、いつも楽しそうにクルクル動いている目や、これもなぜかいつも
ニコニコしている薄桃色の小さな唇などを、僕は自分でも知らない間に見つめていて、ハッと
気付いて自己嫌悪、という事が特に最近多くなってきていた。 

 そんなある夜の事。玲菜は、体にピッタリとした下着っぽいタンクトップと、いつも部屋着として
はいているシンプルなショートパンツ姿で、僕からゲームのコントローラーを奪おうと奮戦していた。
 彼女は、小さいころと変わらず、全く考えなしにこうやって密着してくるのだが、やせてるくせに
妙に柔らかなその感触は、特に最近の僕には耐え難いものになってきていた。
 そんな僕の肩に、そのタンクトップの小さなふくらみがフニャッと当たった瞬間、僕は思わず
怒鳴っていた。
「ったくうっとおしいなあ!しつこいんだよ!」
 言った瞬間に後悔したが、まさしく後の祭。一度も僕に怒鳴られた事のなかった彼女は、あっと
いうまに真っ青な顔になり、やがて唇をふるわせながら部屋から飛び出していった。僕は今、自分
がなにをしてしまったのか、自分でもはっきり理解できないまま、気付いたら全身にじっとりと冷
や汗をかいていた。

 翌朝も、僕は混乱したままだった。顔を洗いに洗面台に行くとそこには玲菜がいて、彼女は一瞬
ビクッとして怯えた表情になりながらも、恐る恐る
「あ、あの、おにいちゃん…」
と話しかけてきた。
だが、僕はどんな顔をして何を言ったらいいか分からず、フイッと顔を背けて、そのままその場
を立ち去ってしまった。

 今まで並んで走っていた電車も、ポイント一つであっさり北海道と九州に別れていってしまう。
今思えば、あの日はまさにそんな感じ。
 あの日以来、玲菜は、母親には全く依然と変わらず接していたが、僕との会話は激減し、やがて
僕を完全に無視するようになっていった。当然母はおろおろしていたが、僕からは何も言うことは
できず、玲菜に理由を聞いてもただ「…別に」というだけらしく、「思春期なのかしら、そのうち
直るのかなあ」とひたすら気を揉んでいた。



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