いもうと大好きスレッド! Part3at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part3 - 暇つぶし2ch500:青の感情
07/04/24 01:12:34 78kEnZ3f

「ただいま」
一応の挨拶を告げて家に入ると、中はシンとして薄暗い。
人の気配がしないのがすぐに分かった。
妹の靴は確認したが、もしかしたらつっかけを履いて
どこかへ行ってしまったのかもしれない。
さっきの行為の声は、妹の部屋まで安々と届いていたはずだ。
妹の不在を知って、高尾はどこかでほっとしている自分に気付いた。
それは、矛盾した感情だった。
わざと妹に聞かせようとしたのに、はっきりとは聞かなかったのか
もしれないと考えると、それが最善のようにも思われた。
煩わしい考えだったので、首を振って少し嘲笑する。
長くはその思いにとりつかなかった。
自室に戻って雑誌を片付けていると、紙屑が落ちているのに気付いた。
それはくしゃくしゃに丸められていて、どんなものか分からない。
高尾は紙屑を手にとって広げ、中を確かめた。
――変態。
その二文字だけが、黒く細いペンで、しかしはっきりと
怒りを表した様に乱暴に殴り書きされていた。
それは、先日妹との喧嘩の原因になった、女からの短い手紙だった。
高尾は忌々しい思いでそれをくしゃくしゃに丸め戻し、
今度こそ永久に目につかぬように力をこめてゴミ箱に捨てた。


501:青の感情
07/04/24 01:16:09 78kEnZ3f
変態。
まあ、そうだろうと高尾は思う。
認めたくはないが、高尾は自分をそのように思いはじめていた。
妹に欲情するような人間は変態以外の何者でもない、と。
とどのつまり、高尾にとって妹は妹ではないのだ。
彼女にとって高尾が兄ではないように。
あの偽りの家族を装い始めた日から、二人はその事実をどこかで
周到に嗅ぎとっていたので、迷わず互いを嫌悪の対象にした。
顔を合わせれば挨拶より先に小言が口をつく。
兄の態度ややり方に我慢ならない妹は邪険にし、
そんな分かりやすい妹の反応を馬鹿にする兄は無視を決めこむ。
両親は常々それを不安に思い、険悪な実の兄妹の関係を心配していた。
だが、最悪なまでの仲の悪さは露呈せずに置いたので、
若い兄弟にはよくあることかとどこか楽観してもいた。
兄弟仲が悪いのは、世間一般的には普通の範疇に入るからだ。
その範疇に入らないのは、むしろ異常に仲の良い兄弟の方だった。
高尾も妹もそれを十分理解し、世間の目を気にする余裕を持って
いたので、半ばわざとらしいくらいに仲の悪さを露呈させていた。
そんな兄妹の違和感を、敏感に感じ取ってしまった者がいた。
その者こそ手紙の主、高尾の元カノの女だ。


502:480
07/04/24 01:17:38 78kEnZ3f
続く。
そして無駄に長いんでご容赦を。

503:名無しさん@ピンキー
07/04/24 02:39:57 RU4eamTv
もんだいない、200レスまでなら許容範囲だ
それにこういうムードは大好物だwwwwww

504:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:18:55 60clEvGY
いい感じですね。期待しています。

505:名無しさん@ピンキー
07/04/26 02:02:08 Rsbfb6nB
これは・・・・かなり期待できるな。
ついでに保守

506:480
07/04/27 00:47:15 4nLy24iv
途中まで投下します。

507:青の感情
07/04/27 00:48:30 4nLy24iv
つ、とこめかみに汗が伝って、高尾はそれをとっさに拭った。
手紙の主の執念には、身の毛もよだつ思いがした。
あの際どい二文字が綴られた手紙を妹に渡した真意は、
恐らく妹と高尾の両方を傷つけさせることにあったからだ。
だが高尾は、その手口を正直甘いと馬鹿にした。
彼女は妹が高尾を気にして手紙を盗み見ると踏んだようだが、
妹はそんな卑しいことはしない。
少なくとも高尾に関しては、だが。
三年という月日は、妹を知るに十分とは行かないまでも、
決して短くはない。
彼の妹は実に聡明でありながら、反対にどうしようもないほど
鈍くもあった。
高尾が関心のないフリをしたらそれを額面通りに受け入れ、
必要以上に介入しない。
暗黙のルールであり、共に暮らすために引いた一線だった。
だからたとえ元カノらしき人物からワケありげなものを渡されたと
しても、それを確かめるような愚を妹が犯すはずがない。
聡明にして鈍感な妹は、同時に憎らしいほど優しいのだ。
その優しさが向けられることを、高尾は良しとしない。
結果として兄弟仲は悪くなる一方なのだが、この前の手紙の件の
ようなことが起こった場合は、そうでないと
困ることになる。
いっそ視界に入れたくないと言われるほど嫌われた方が、
潔いのかもしれない。
そうでもしないと、彼女は嫌悪を越えた持ち前の優しさを高尾に
示してくるかもしれない。
あの喧嘩での妹は、高尾が不安になるほど頼りない声を投げてきた。
高尾は、そんな妹の情をはねつけることがこの所難しくなっていた。


508:青の感情
07/04/27 00:49:43 4nLy24iv

* * *

『兄さん』
抑揚のない声が扉の向こうから聞こえてきた。
用のない時以外滅多に訪れない妹は、その声から察して不機嫌で
あることが予想された。
『兄さん、居るんでしょ』
返事がないのに苛立ったのか、今度は強い響きだった。
仕方がないので面倒そうに答えて、机のスタンドのスイッチを押す。
微かな明かりを受けて、暗闇に浸っていた部屋がぼんやりと輪郭を
現した。
『少し話があるんだけど』
堅い口調は、その話とやらの内容がまず面白くない内容であること
を高尾に伝えた。
妹が、また兄の素行をいさめに来たことは間違いなかった。
ガチャ、とドアノブが回る音の後に『入るよ』という無遠慮な
確認で妹が入ってきた。
『勝手に入るなて言わへんかったか』
もしナニの最中やったらどないすんじゃ、と意地悪な気持ちに
なって不機嫌な声を出す。実際はベッドで不貞寝していただけだった。
『勝手じゃないわ。入るよって言ったもの』
ひねくれた兄の第一声にうんざりとした様子で、妹…千世(ちせ)が
不遜な言い訳を告げる。
『了承なしに了承得た、言う奴のことを勝手っちゅうんや』
あからさまに不機嫌を表に出す千世を無視して、高尾は溜め息
混じりに言った。
こんな風に、顔を付き合わせては喧嘩腰に話すのも相当に疲れる。
冗談の一つも言いたくなるのを堪えて、高尾は千世を一睨みし、
それからまたベッドに寝転んだ。
千世に背を向ける様に寝返りを打つと、正面の壁に小柄な影が
映っているのが見えた。
『まぁええわ。話ってなんや。お前が話ある言うんは大抵くだらん
ことか報告してほしくもないことのどっちかって相場は決まっとる
けど、今日はどっちなん?』
穏やかな声で妹が早く出て行きたくなるような言葉を並べ立てた。
背中越しの対話で済むよう、さっさと用を済ませてほしかった。


509:青の感情
07/04/27 00:50:57 4nLy24iv
『どっちでもないよ、私にとっては。でも強いて言えば報告しなく
ちゃいけないことを話にきた、かな』
嫌々口に出す千世は、段々と苛立ちを顕著にし始めていた。兄より
も感情を隠すのが下手な妹は、負けたくない故に嫌な役を演じている。
本性は穏やかな少女のそんな真実に、高尾はもちろん気付いていた。
けれどどうすることも出来ない立場だから、もう三年も気付かぬ
フリを続けたままだ。
『あ、そ。聞きたくもない話の方な』
『あのさ、兄さんが誰とどうしようと私の知ったことじゃないけど、
そっちの私情に巻き込まないで欲しいんだけど。今日、兄さんの
彼女を名乗る人が教室にきて、これ。渡してくれって頼まれた』
素っ気ない返事を返すと、千世は何やらを机に置いてそう言った。
やはり女絡みの話だったか、と高尾は舌打ちをしたい気持ちになる。
妹が苦情を言ってくるのは大抵がそれ関係だが、今回ばかりは
触れられたくなかった。
昨日別れを告げた女とは、常になくまずい別れ方をしたからだ。
それも、妹に無関係ではない理由で。
高尾の内心の焦りなど露知らぬ千世は、一区切りつけるように
溜め息をつき、皮肉っぽい声で言った。
『それと、兄さんの噂聞いててあんまり気持ちいいものじゃないよ。
私が口挟むようなことじゃないかもしれないけど、でもこういう
トラブルに今までこっちが何回付き合わされたと思ってるの?
お母さん達の前でいい顔出来るんだったら、自分の彼女にだって
出来るでしょう。別れるんだったらもっとうまくしてよ』
高尾は、それを聞いて一瞬呆気にとられた。
妹がこのように突っ込んだ小言を言ってくるのは珍しいことだった。
『やかましわ、それだけやったら早う出てってくれへんか』
動揺から、少し情けない声になってしまった高尾だった。
まるで身内らしい文句を言う千世は、挑発しているかのようだ。
この話題について高尾が避けたがるのを、知っていて言ってる
様に聞こえて。


510:青の感情
07/04/27 00:52:43 4nLy24iv
『【あんたの兄貴は残酷な奴よ】』
追い討ちをかけるように千世が尖った声で誰かを真似た。
聞き覚えのある語尾の上がり方は、話題の中心の元カノに違いない。
『だって、今日その手紙渡した人が』
その手紙というのは、恐らく先ほど千世が机に置いたものだろう。
だが今の高尾には、そんなことはどうでもよかった。手紙の内容
より、元カノの過激な発言より、何より気になるのは千世の挑む
ような口ぶりの方だ。
今日に限って、何故。
『じゃかぁしいなぁ…』
ゆらりと起き上がった高尾は、その時には動揺から解放されていた。
考えるのはいつでも出来る、と理性が訴えた。
ともかくは、この幾分不利な状況から脱出するのが先決だった。
その為には早いとこ妹を追い出さなければならない。
普段なら決して合わせようとしない視線を、高尾は久々に妹へ向けた。
『なんや。千世ちゃんは、そないに俺に相手して欲しいんかぁ?』
意識して、小さな子供を相手にするような甘ったるい声を出す。
『女の話なんぞしよって、それがタブーやてエエ子ちゃんの千世は
よう分かっとるよなぁ。そのおつむでわざわざ薮へびなこと言い
よるんは、俺にかまって欲しいからなんやろ?』
ベッドの上で両膝を立たせ、その上に両腕を置き、ことさらに
皮肉に見える笑みを浮かべる。
そうすることでどれほど凄味のあるハッタリをかませるか、
高尾はよく知っていた。
そんな顔を向けられれば、さすがに千世も怯むように肩を縮めた。
だが怖じけながらも立ち去ることはしなかった。
『べ、別に。兄さんが自分の行動に責任持ってくれたら、私だって
こんな話しない。でもいい加減うんざりしてるのも分かって欲し
かったの。一応私は兄さんの』
高尾はハッとした。
千世が何故これほどつっかかってきたのか、高尾はやっと悟ったのだ。
『妹なんだから』
おそらく、この一言を伝えるために違いなかった。

511:青の感情
07/04/27 00:53:55 4nLy24iv
『………』
サー、とカーテンの閉じられた窓の向こうから、控えめな雨音が
響いてきた。
雨季に入ったこのところは、じっとりとして空気が重くなる。
この場の気まずさを助長するかのような雨音に嫌気がさしながらも、
高尾は部屋を出ようとする千世を帰すのを、やめにした。
『そんなん、嘘やろ』
先ほどとは打って変わって芯の通った張りのある声は、物の少ない
すっきりとした部屋に怖いほどよく響いた。
『どうして』
振り返らずに聞き返した千世の声は、こちらも先ほどと違って
嘘のように頼りなかった。
そうして、気付く。
優しい千世を駆り立てた不安。
『どうして…てなぁ。自分の胸に聞いてみろっちゅうヤツや。
ほんまは分かっとんねやろ?俺がお前んこと妹や思うてへんて』
『……!』
見据えた先の小さな肩は、その瞬間にびくっと揺れた。
そんなことは出会って数日して互いに気付いていたはずなのだが、
改めて口に出されるのは違う心地がするものだったらしい。
相変わらず分かりやすい妹の反応に、高尾は笑いを噛み殺した。
『ほら、な。やっぱ分かっとるやん。でもって自分も俺んこと兄貴
や思うてへんのやろ。ま、当たり前やろな。三年そこそこ一緒に
居っただけの兄妹なんぞ、どんだけ取り繕っても親戚以上にはなれ
へんわ。ダチのがまだ兄弟ごっこできるん違うか』
十年以上離れていたこと、方言が違うこと、生活の重点が違うこと。
その全てが紛い物の兄弟を示している。
『そんなんやったらお互い干渉せん方がよっぽど仲良う出来る
やんか。せやからこっちもお前に余計な口出しせんとあったかーく
見守っとるやろ。それが賢いやり方っちゅうもんや』
『でも、今日みたいなのは不可抗力だもん!何よ、私が悪いって
言うの?』
堪り兼ねたように叫んで振り返った千世の瞳に、きらりと涙が
膜を張っていた。


512:青の感情
07/04/27 00:55:30 4nLy24iv
そんな妹の様子をちらと見て、高尾は机の上の白い紙切れを手にとった。
何の気なしに、その中身を確認してみた。
――変態。
黒い文字で、汚く、しかしはっきりと、紙切れにはそう書いてあった。
ぶわ、と、額に汗が吹き出た。
千世は、これを読んだのだろうか。
そして実の兄が抱いている彼女への劣情に気付いた上で、こんな
逃げ場のない状況を作っているのだろうか。
『兄さんのとばっちりをなんで私が受けなきゃならないの!?確かに
私は兄さんが嫌いだし、兄だと思ってない!でもそれとこれとは別の話じゃない!
必要以上に干渉するのはどうかと思うけど、そうでもしなきゃ私が
巻き添えくうんだよっ。妹じゃなくても!兄さんは私のこと何とも
思ってないのにさぁ!』
何を言っているのだろう、と、頭のどこかで高尾は思う。
子供みたいに、駄々をこねるように、高尾には
千世が愛情を欲しがっているようにしか聞こえない。
『なんやそれ』
久しぶりに、高尾は理不尽な怒りを抱いた。
手のつけられない激しい感情が、のそりと首をもたげようとしていた。
理性が追いつかない。
『俺のことが、嫌いや、言うんやったら』
三歩でその距離をつめた高尾は、拳を握って仁王立ちしている千世
の細い両手首を掴んだ。
そして逃げられぬようにと、白い顔の両脇で背後のドアに縫いつけた。
『兄貴やない、思うとるんやったらな』
『に、兄さん…?』
突然の高尾の行動に頭がついていかないらしい千世は、涙を浮かべ
たままで呆然としている。
されるがままの今の事態がどれほど危険か、まったく気付いては
いない様子だった。
『中途半端に関わんな。…妹やないて思うとる奴が、ナニしようと
気にせんの知っとるか?』
『………』
拳の中でくしゃくしゃになっている紙切れを意識しながら、高尾は
妹の鼻先三寸の位置まで顔を寄せて、低く笑った。
妹は涙を流すどころか、驚き過ぎて口を開けたままじっと高尾を
見つめている。


513:青の感情
07/04/27 00:57:16 4nLy24iv
高尾は固まっている千世に構わず、縫いつけていた腕をぐっと下に
引っ張って、段々と体勢を低くしていった。為すがままの千世は
至近距離の兄を見つめながら、かく、かくっとぎこちなく膝を
折ってぺたりと腰を下ろした。
『女連れこんで俺がナニしとるんか、お前ちゃんと分かっとんのか?
オママゴトと違うねんで』
『だっ、でも…だってっ』
『教えたろか?』
言って、高尾は華奢な体を片手で抱き寄せて、床に押し付けた。
『こうやってなぁ、体をまさぐってくんや』
両腕を一まとめに掴んで頭上で押さえ付けると、開いた手で首筋
から鎖骨までをつーとなぞる。
ふるる、と千世の体が反応した。
『エエ気持ちになるまで丹念に愛撫したってな、そんで鳴き始めた
とこをいただく』
ぐ、と、ほっそりした太ももを割って己の硬い膝を押し付けた。
半袖短パンというラフな格好の千世には過ぎるほどの刺激だったの
か、大げさなほど体を震わせた。
もちろん、高尾の相棒もこの思いがけない体勢に起ち上がって硬く
なっている。
その興奮に任せ、高尾はぐらりと千世の首筋に顔をのめらせ、
はあっ、と荒い息を吐き出した。
手を当てがったままの鎖骨の下で、激しく鳴っているリズムの速度
が、また一つ上がった。
自分の鼓動と重なるリズムの心地良さに、高尾はめまいがした。
『めっちゃ気持ちエエで。…なんなら味わってみるか?』
高尾は鼻先を千世の耳の下辺りに潜り込ませ、かすれた声で囁いた。
このまま、本当にそうなれたら、とたぎる欲望を解放しようとした
時だった。
千世が、小さく何かを呟いたのだった。
『…何?』
これほど近くにいるというのに聞こえないそれは、空気に触れぬ
音だったのかもしれない。
『ごめんなさい…』
今度こそはっきりと紡がれた声の弱々しさに、高尾は冷水を浴びせ
られた様に我に返った。
急いで身を起こすと、下にいる千世の青ざめた顔にやっと目が
行って、自分のやらかした行動をようやく自覚した。
『千世…』
『ごめんなさい、兄さん。私…っ』
弾かれたように、千世は高尾の下から抜け出した。

514:青の感情
07/04/27 00:58:46 4nLy24iv
ぼろ、と大粒の涙を溢れさせ、千世はガタガタと震えていた。恐怖
で満足に体を動かせないのか、すがりつくように扉の取っ手に手を
かけて、ゆっくりと立ち上がる。
覚めやらぬ興奮の代償を、高尾は見せ付けられたような気がした。
自分で仕掛けたとはいえ、千世のこんなにも傷ついた顔を見たかった
わけではないのに。
だが牽制と罪悪感は別には出来ない。
いつの間にか鎮火していた感情の戒めと引き換えに、高尾は千世
の信頼を奪った。
『…分かったら、二度と余計なこと言うんはやめぇ。妹面すな』
高尾は立ち上がりながらそう言って、千世から目を反らした。
見ていられないというのもあったが、なによりうまく無表情を作る
自信がなかったのだった。
返答のないまま静まり返った部屋で、相変わらず鈍く響く雨の音
だけがやけに耳についた。
『…兄さん、私は』
震えている千世の声。
兄弟の縁を断ちたいと言われてもなんら不自然でない空気を裂いて、
千世は懇願するように呟いた。
『私は、兄さんにとって何なの?』
高尾は思わず千世を見つめた。
ひたと向けられた無垢な瞳は、黒く強い輝きを放っていた。
無邪気な残酷さから逃げるように背を向けた高尾は、
『妹や。大事な大事な妹』
と、嘲笑を交えて答えた。
皮肉に聞こえたかどうか分からなかったが、千世はそう、と呟いて
部屋を出ていった。
高尾がぐっと拳を握りこむと、くしゃ、と紙がひしゃげる音がした。
そういえば受け取った手紙を握っていたのであった。
衝動的に、高尾は大きく腕を上げて叩きつけるようにそれをゴミ箱
に投げつけた。
だが的を外れたそれは床に音もなく着地する。
耳鳴りの様に鳴る雨が苛立ちに拍車をかけた。
ガン、とゴミ箱を蹴りつけて怒りを紛らわそうともどうにもならない。
『妹のわけないやろ』
誰にも届かない呟きが、虚しさを増した。
その晩、妹の泣き声が聞こえた気がしたが、雨に紛れて判然と
しなかった。

* * *



515:480
07/04/27 01:00:02 4nLy24iv
長くてくどくてスマソ。
でもまだ途中なんだ…
てことで続く

516:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:00:56 ox9CGnIj
リアルタイムGJ!!

517:名無しさん@ピンキー
07/04/27 22:06:15 y12TdXUF
圧巻。乙!

518:名無しさん@ピンキー
07/04/28 21:13:48 XMZMDp4E
保守

519:名無しさん@ピンキー
07/05/01 20:46:27 bBnPxo1m
保守

520:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:46:35 JvG/CFYa

四月の末から五月の初旬。
世間ではゴールデンウィークと呼ばれる日本伝統の大型連休だ。
俺はこのGWを、付き合っている多くの女性たちと一緒に愉しまなければならない。
それぞれに十分な時間は取れないが、そのハンディを感じさせないようにしなければ男として失格だ。
過酷な分刻みのスケジュールを縫って、俺は一度家に荷物を取りに戻ってきた。
次の旅程の為の荷造りは既に済ませてある。
あとはこの大型トランクを持って空港まで行けばいいのだが……

「……」
背中から、冷たい視線を感じる。
「……」
「何かね?我が妹よ」
「……お兄さま、今日もどちらへ行かれるのかしらぁ?」
「時子と空港で待ち合わせして、一緒に飛行機に。
 そこで時子には『これからの為にちょっと寝といた方がいいよ』と言って、
 彼女が寝てる隙に乃莉香と機内のトイレで一発。
 現地に着いたらホテルにチェックイン、穂積とは二人が寝込んだ深夜に合流する予定で……」
「わ・た・し・は?」
「お前? お前との予定はゴールデンウィークに入って無い」
「むきーっ! お兄ちゃんの馬鹿ぁ!!」
「あわわ、危ないじゃないか!?」

かんしゃくを起こした妹は、時計やらクッションやら次々に投げつけてきやがった。
「私だってお兄ちゃんの事が大好きな女の子の一人なんだからね!
 何で私の時間も用意してくれないのよぉー!」
「お前とは普段一緒に生活してるじゃないか。他の女にはそんな時間は与えてないぞ?」
「ばかばかばかばかばかばかばかばかーーー!お兄ちゃんの馬鹿ぁー!!
 なんで普段の何でもない時間しか、私には呉れないのよぉ?
 私だってーお兄ちゃんと素敵なイベントを過ごしたいんだよ?」
そうは言うが、俺は元々複数の女達と綱渡りのような交際を続ける主義の男なのだ。

521:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:47:29 JvG/CFYa

「うぅっ、うぇーん!」
むー、とうとう泣き出してしまった。
俺は妹に投げつけられた時計をじっと見ながら、しばし考える……
秒針が一周する前に纏まった。

もしこいつが赤の他人なら、このGWもどうにかスケジュールを工面して、
僅かでもこいつとのイベントを滑り込ませてやっていただろう。
しかし、俺は身内の甘えからなのか、休みやイベントに対して妹に時間を割いてやらなかった。
日常では現在自分が付き合っている(大勢の)女の一人として扱い、
特別な日は妹なんだからという理由で割を食わされる……
知らないうちに、二重の基準を当てはめてこいつを差別していないだろうか?
考えてみれば、俺は妹に自分の都合のいい条件を押し付けてしまっているのではないかとも思う。
仮に肉体関係がなかったとしても、家族なんだから面倒を見てやるべきなのに。

「判ったよ、もう泣くな」
「ううぅ~?」
「今回はかなり無理矢理だが、お前との時間も造ってやる」
「えっ?ホント?!」
泣いた鴉がもう笑った。
「ああ、マジでだ。でも分刻みのスケジュールだからな、そんな長い時間は取れな……」
「わーい、早速準備するね!」
「……」
妹は、俺が荷造りしようとしていたトランクから衣類等を取り出し、
代わりにその身体を屈めて入り込んだ。
「よっ、ちょっと窮屈かなぁ」
「何をする気かね?我が妹よ」
「だって、今からじゃチケットや宿も取れないでしょ!だったらこうしてトランクに入り込んで
 コッソリついてくしかないじゃない」

正直に言おう。
俺はこの時、一瞬だがこのまま妹をトランクに入らせ、
海外便で見知らぬ国に郵送してしまいたい衝動に駆られた。
「何がコッソリだ…… この馬鹿め」
それを止めたのは、どうせ税関で引っかかるだろうから無駄だからだ。

522:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:50:10 JvG/CFYa

「ええー、じゃあ私に呉れる時間ってナニよぉ?」
「お前に呉れてやる時間は、空港までの移動時間だ」
「?」
「俺の車はスモークガラスだから、外から覗かれても見えんだろ。
 だから空港に着くまでお前がやりたい事を色々してやる」
「それってつまり、かーせっくすってヤツ?」
「そうだ、お前はまだしたことないだろ?
 本当は電車とかで移動して、その間は夜に備えて眠るつもりだったが、今回は特別だ」
「うひゃー!!お兄ちゃんとかーせっくすだー!」
どうやら悦んでくれたようだ。
『そんなのじゃイヤ』とごねられたらどうしようかと思ったが。
「……納得したか?」
「うん」
「帰りは金を渡すからタクシーで帰れ」
「はーい…… そうだ、お兄ちゃん!移動時間を私に呉れるってことは~、
 向こうから帰って来たときの時間も呉れるって事?」
「いや、あっちから帰って来るときは桃祢と一緒だ。次はそのままあいつの山荘に行く事になってる」
「でも、ちょっと工夫すれば~私との時間も作れるんじゃない?」
「どんな工夫だ?」
「空港に着いたときに私と待ち合わせしてぇ~、
 桃さんにばれないように私を車のトランクに入れる位お兄ちゃんなら出来るでしょ!?」
「それは駄目だ」
「ぶー、なんでぇ!」
「それは先約が有る。車のトランクには、夜思乃を緊縛して入れる手筈になってるんだ」
どうやら夜思乃は
『俺が他の女を隣に乗せている車に、自分は拘束されて荷物のように運ばれる』
というシチュを味わいたいらしい。
ご丁寧に目隠しと荒縄も用意してあるのだ…… まったくアブノーマルな彼女を多く作っても大変だ。
「げげ、惜しい!一ヶ月前に言い出してれば良かったよぉ!
 あぁ~ん、私もトランクの中に縛り上げられたまま運ばれちゃって、
 山深い別荘で囚われの少女が変態青年の欲望の餌食に……って感じの
 『猟奇!GW式美少女拉致監禁プレイ!』を味わいたかったなぁ」
「誰が変態青年だ、阿呆……」

俺は妹に掻き出された衣類をトランクに詰めなおし、出発の準備を整えた。
「ほれ、車で行くなら早めに行かなきゃな…… ぐずぐずしてると置いてくぞ?」
「ああぁ~ん、待ってぇん! お兄ちゃん、いくいくイク!すぐ行くからっ。
 私を置いてイっちゃ駄目ぇ! イクときは一緒だよぉ!!」
「……この馬鹿妹め。車の中で暴れるなよ?」
「うふふ、それはヤってみないと判らないなぁ。だって初めてなんだもの。
 あ~あ、他の車が事故起こして、大渋滞になってればいいなあ。
 そうすれば、長ーくお兄ちゃんとのエッチが楽しめるのになぁ」
「人の不幸を望むんじゃないっ!
 無事故無違反が何より、家に帰ってくるまでがGWだぞ!」


(終わり)

523:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:22:57 tQauzs7t
>>520
妹尾兄妹キテタ---!!! GJ!
あ、妹さんを郵送される際には送り先を是非当方(ry

524:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:55:42 kVUoHw2C
妹尾兄妹は相も変わらず大暴走中w

525:名無しさん@ピンキー
07/05/03 00:45:32 cqsmcwuH
世は黄金週姦。お兄ちゃん達はいかがお過ごしでせうか。
俺は脳内で遊ぶしかありませんよ。
ああ、世のお兄ちゃん達が憎い。

526:名無しさん@ピンキー
07/05/03 07:37:20 ffppQtMA
妹尾はどんだけ~変態~GJ!

527:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:28:12 n7FdXHs9
妹と黄金週間を過ごすために実家に帰ってきた
オレがきますた

528:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:42:08 6TtEuRRn
黄金週間なのに何故か明日仕事のオレが通りがかりました

529:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:06:46 JE3/QEHQ
黄金週間、親が旅行で家に妹と二人取り残された俺もきますた

530:名無しさん@ピンキー
07/05/04 09:04:48 V2MmlfGj
妹「お兄ちゃん大好き」
兄「……」
妹「お兄ちゃん大好き」
兄「……」
妹「お兄ちゃん」
兄「……何だよ」
妹「大好き」
兄「……」
妹「照れてる?」
兄「うっせ……」

もう駄目ぽ

531:名無しさん@ピンキー
07/05/04 11:13:21 j+0B0M0t
『可愛い妹のために、遥か彼方より、俺、帰還!』
「帰れ。キモい。(目が真剣)」
『…………。こぉのツンデレめー』
「黙れ糞。消えろ。むしろ生まれて来るな。シスコンとか止めてくれる?」
『ぅぅ………うわーんっ!(家出)』

黄金週間に入って実家に帰った瞬間に受けた仕打ち。
何だよ、攻略不能キャラかよ我が妹よ。

532:名無しさん@ピンキー
07/05/04 21:20:43 OK5/NujR
>>531
バラの花束と白いタキシードと花輪くんスタイルの髪型でいけ!そしたら落ちるぞ!

533:名無しさん@ピンキー
07/05/04 23:36:15 3qE2xBGJ
誰かこういう奴書いておくれ(´Д`*)

462 名前:[sage] 投稿日:2007/05/04(金) 23:00:29.67 ID:d2awVTD+O
>>461
別に兄ちゃんの裸見てもなんも思わんし兄ちゃんもうちが裸でいてもなんも思ってないし現実の兄妹はそんなもん

534:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:37:02 xs20Yxu4
渋谷を攻略するんだとか言って妹が実家から俺のワンルームに泊まりにきた。
仕方なく友人宅に避難することに。

535:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:53:34 DuRshZDI
>>534
逃げるな、立ち向かうんだwww

536:名無しさん@ピンキー
07/05/06 04:50:39 0YlnHWQ+
>>534
なんで逃げるんだよ
渋谷で妹に悪い虫でも付いたらどうする?

まさか、お前さん「渋谷恐い」の人じゃないだろうな

537:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:19:25 xs20Yxu4
>536
なんでって、やましい気持ちがあるからに決まってるじゃないか
今日一日荷物持ちとして俺を引っ張り回すだけ引っ張り回して、満足顔で帰ってった

538:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:18:50 gKgAC/N+
9話
妹「やっ!おにいちゃん、やめてぇー!!!ひぐぅーっ!!!」
兄「うぐっ、うっ、はあーサイコーだぜ、はあ…はあ…」
妹「うう…もう四日も休み無しよ、ひぃ!」
兄「ああ?GWなんだから犯りまくるのは当然だろが」
妹「こ…こんなの間違ってる!」
兄「ごちゃごちゃうるせーぞ!だまってケツ振ってろ!」
妹「ひーぃっ!そんな激しくしないでぇ!お尻があぁぁっ!!!」
兄「おおっ!いい具合だぜ、ケツ孔サイコー!!!」
妹「もう許してぇーっ!お尻が裂けちゃうよおー!あひぃー!」
兄「オラオラ!もうすぐイキそうだぜ、生でたっぷり腸の中に注ぎ込んでやるからな!」
妹「イヤーぁ!!!」
兄「へっへっへっ、肛門がすげー事になってるぜ」
妹「あーっ!熱いよー!お尻の穴が焼けてるよー、ヒィーっ!」
兄「ぐうーっ!すっげーぜ、ちん○が肛門で絞り上げられて最高だぜ!」
妹「あひいーっ!ひいー!ヒィー!あっ!あっ!あっ!」
兄「おらーっ!たっぷり出してやるぜ!妊娠の心配はないから遠慮はいらねえ!」
妹「あああっ!おしりぃーーーー!がっはっあっ!!!」
兄「くふぅ~、明日から当分連休は無しだからな、今日は仕上げに朝までやりまくるぜ、くっくっ…」
妹「そ…そんな…明日は学校…うぅ…」

539:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:33:51 bH3xEpYr
>>538
これ8~19行はテンプレかなにかで?

540:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:38:39 738lOSLH
なんでだろう、またあの流れになるのをwktkしてる俺ガイル

541:名無しさん@ピンキー
07/05/09 02:46:12 itmJnZlK
>>91の続きマダー

542:名無しさん@ピンキー
07/05/10 17:47:24 gwWrXg7E
保守

543:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:43:13 JUeITCbP
アゲーン

544:名無しさん@ピンキー
07/05/13 15:45:17 t8StZRPY
>533
その妹が徐々に恥じらいを覚えるのか?
どういった妹キャラがツボなのかよく分からん。

545:名無しさん@ピンキー
07/05/14 02:07:00 24FeJ5ZU
彼女が自分の妹だから愛するのではない。
彼女との生活によって形作られる親愛の情こそが愛なのだ。
by ガブリエル・ガルシア

>>544
十数年連れ添った妹とはお互いを異性として意識しない間柄。
裸を見ようがキスしようがセクロスしようがそれは日常の一風景で特に何とも思わない。
こうですか? 分かりません(><)

546:名無しさん@ピンキー
07/05/14 19:05:07 /3UzLszx
その設定面白い! いいですね~

547:名無しさん@ピンキー
07/05/15 23:01:44 +kdZCRPF
保守

548:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:26:31 i/9Bxj+0
誰かー

549:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:39:10 7gd3m6ZC
おらぬかー!

550:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:41:57 YVbfOs1a
…ゴゴゴゴ

551:名無しさん@ピンキー
07/05/17 13:14:19 MsyP012W
奈津美ちゃん書いてた人ならここにいますよ

552:名無しさん@ピンキー
07/05/17 21:07:07 i/9Bxj+0
書けよ!今すぐ!
いや書いて下さい!お願いいたします。

553:名無しさん@ピンキー
07/05/18 21:54:22 /z5452pn
もう、妹の需要が無いのかな保守

554:名無しさん@ピンキー
07/05/19 01:13:37 IGW7/roN
>>551
俺は奈津美ちゃんが兄貴に強引にキスするとことか大好きだぜ?
また書いてクレー( ゚д゚)

555:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:18:22 AIgJIl/O
てすと

556:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:19:36 AIgJIl/O

 私は生まれつき体が弱い。
 夏になれば貧血は日常茶飯事だし、冬になれば最低二回は大きな病気にかかり寝込む。
 学校も早退や欠席が多く友達もほんの数人。
 しかも友達と言っても学校で話すことが主で、外では体の弱さが祟って遊ぶなんてこと滅多にない。
 昔は、この思い通りにならない体が忌々しくて堪らなかった。
 でも今は、違う。私はこの体に感謝している。
 この弱い体のおかげで私は好きな人と一緒にいられる。
 この弱い体のおかげで私の想い人は私を心配してくれる。
 
 今日もそうだ。
 熱を出してベッドで横になる私に、その人は頻繁に頭に乗せた濡れたタオルを交換してくれる。
 私、宮野由真(みやの ゆま)にとって大切な人。
 起きて目も開けて居ないというのに私はその人が誰かわかる。
「兄さん…」
「ん? 起きたか…熱、ひきそうか?」
 私の額に手を乗せ自分の熱と比べるこの人の名前は、明人(あきと)という。
 私の兄さんだ。
 初めて人を好きになることを覚えたとき私は、ああなんて私は幸せ者なんだろうと思った。
 だって私の好きな人はこの世のどんな人よりも、私の傍に居てくれる。
 だって私の好きな人はこの世のどんな人よりも、私のことを知っていてくれる。
 
 だって私は、その好きな人の妹なのだから。

557:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:20:55 AIgJIl/O
「そんなの、わかりませんよ」
 できれば長く続いて欲しい。…もちろん私が兄さんの子供を産むのに支障が無い程度に、だけど。
 はは、と兄さんは苦笑する。その仕草すらも愛おしい。
「…兄さんの手、冷たくて気持ちいいです」
「あ、あぁそりゃな、さっきまでタオル絞ってたし」
「その…ほっぺが熱いから、触ってくれませんか…?」
「こうか?」
 そう言って兄さんは、私の頬に手を移し軽く押しつける。
 冷たくて、とても気持ちいい。それに加えて兄さんがやってくれているという事実がさらに幸福感を増す。
「ん…もう少し……そのまま…」
「ああ」
 私と兄さんしか居ない私の部屋、二人だけの空間。
 誰にも邪魔されない今の幸せが今後将来ずっと続けばいいと思う。
「っと、そろそろ昼だな」
 10分ぐらいしただろうか、兄さんは机に置いていた財布を後ろのポケットに入れ、イスから立ち上がった。
「兄さん?」
「今日は家政婦の千代子さんは休みで居ないし、母さんも遠方の親戚の家に行ってるから飯買ってこないと」
「あ、それなら、私が作ります」
 勿体ない。そんなの、私が作ればいいだけなのに。
「いや、そんな体じゃ無理だろ。お粥ぐらいなら俺だってできるけど、それだけじゃ物足りないだろ」
 主に俺が、と恥ずかしそうに付け加え部屋を出ていく。
「あっ…ぅ、行ってらっしゃい…」
 少し心配になる。交通事故に合わなければいいんだけど。

558:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:22:34 AIgJIl/O
そうして、兄さんが居なくなると急に部屋が広く感じるようになる。
 実際広くなるわけは無いが、私にとって兄さんがどれほどまでに大きな存在か実感させられる。
 今は兄さん玄関で靴を履いている頃だろう。
 出来るだけ早く帰ってきてほしい。
 やっぱり食事は私が作ろうか、今から駆け足で行けばまだ兄さんを呼び止めれるかもしれない。
 そうだ。そうしよう。
 私はベッドから立ち上がり、よろける足で黒塗りの廊下を歩いて部屋を後にする。
 少し肌寒い。カーディガンを着てくればよかっただろうか。
 そんなことを考えながら私は早足で玄関へ向かう。
 兄さんの靴は無い。予想通りだけど、まだ外へ出れば道路の歩道を歩いてるかもしれないと期待を寄せて自分も靴を履く。
「兄さん…!」
 大き目に声を出し辺りを見渡すが、兄さんの姿は無い。
 私を心配させないために早足で向かったのだろうか、…それはそれで嬉しい。
 兄さんの行くあては大体分かるし、これから向かえば食べるものを選んでいる兄さんに会える。かもしれないけど、兄さんを心配させたくない。
 仕方ないので、しぶしぶと玄関で靴を脱ぎ部屋へと向う。
 しかし、リビング辺りでインターフォンが鳴り、私はどうせだからと玄関へと戻ってとびらを開けた。
「…どちらさまでしょうか」
 そこには知らない女の人が立っていた。
「ぁ、あの…桜崎美代(さくらざき みよ)と申します」
 第一印象は気が弱そう。これは誰が見てもそう思うだろう。
 肩で切り揃えられた髪と眼鏡と、大事そうに抱えたノートがさらにそれを際立たせた。
 土曜なのになぜ制服を着てきているのかわからないが、そのおかげで私と兄さんと同じ学校だということはわかる。なにかの部活か委員の帰りだろうか。
「はい」
「あの、あの…明人さん…はいらっしゃいますか?」

559:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:23:18 AIgJIl/O
 …兄さんはモテる。だからたまにこうゆうバカがいることを知ってはいたけど、まさか家に来るとは思わなかった。
「……兄になにかご用でしょうか?」
「妹さん…でしょうか? 明人さんは…」
 イラつく…、その話が通じないのかこのバカは、その気の弱そうな態度も気に障るが、なにより兄さんを名前で呼ぶのが許せない。
「兄なら居ません」
「そう、ですか…じゃあまた来ます…」
 また来る? そんなこと許さない。
「すいません。御用はなんですか? 後で兄に伝えておきますから」
「ぃ、いえ、いいです…」
「ッ私は言ってくださいって言ってるんですけど…?」
 なんなのだろう。ちゃんと教育を受けてないのだろうか?
 会話さえまともに出来ないなんて、早く目の前から消えてほしい。でもまだ駄目だ、兄さんが帰ってくる前にコイツがまた来ないようにしなきゃ。
 言葉に自然に力が入る。
「その…」
「妹の私に言えないようなことなんですか?」
「いえ…! そんなことは、無いです。ただ、このノートを返したくて…」
「…そうですか。では渡してください。私から兄に返しておきますから」
 目に抱えられているノートの手を掛けようとする。
「あっ…!」
 でも、桜崎という名前のバカ一歩二歩と後ろに下がって私にノートを渡そうとしない。
 奥歯が砕けそうだ。
 辛うじてしている笑顔が解けそうだ。

560:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:24:42 AIgJIl/O
「こ、これはその…明人さんに直接会って渡したいというか」
「私から渡したほうが早いです」
「…お礼を言いたいんです…だから」
「兄はもしかしたらそのノートがなくて困っているかも知れないんですよ。もし、そうだったらどうするんですか」
 ここでそのノートを持って帰られたら、明日その口実で来る気だ。
 今の内に取り返して置かないと。
「そ、それは…」
「渡してください」
「じゃ、じゃあこで待ちま…」
「渡してくださいと言っているんです!!」
 素早く間を詰めて私はノートを奪い取る。
 少し声が荒いでしまったが仕方ない。この女が渡さないから悪いんだ。
「あ!」
「なんですか?」
「ぁ…ぅ…なんでも…ないです。か、帰ります」
「…お気をつけて」
 桜崎が見えなくなるまで見守り、私は玄関へと戻った。
 いい気味だ。私と兄さんの空間に土足で入ろうとするからこうなる。
 少し、疲れました。
 兄さんも多分もう少しで帰ってくると思いますし、居間で休んで…。
「あれ…?」
 足に力が入らない。力んだせいかな、このままじゃ兄さんに迷惑が。
 でもしばらくしても、倒れたときの衝撃は無かった。
 逆に何かに支えられるてる様な感覚があった。
「なにしてんだ由真、こんなところで、体調が悪化したらどうするんだ」
「…兄さんにもっと、構ってもらえます」
「バカ」
「バカです。すいません」
 ああ、優しい兄さん。
 大好きです。愛しています。これからもずっと傍にいてくださいね。

561:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:25:37 AIgJIl/O
ふう、さて、今度はガンツを読まないようにしきゃ。でも新刊が…

562:名無しさん@ピンキー
07/05/20 19:25:39 U38M3YhI
GJだがキモウトスレ向きだな

563:名無しさん@ピンキー
07/05/20 19:48:13 YToq2ENT
GJ!

564:名無しさん@ピンキー
07/05/20 20:21:53 Ph82g0KM
黒いなw
だ が 、 そ れ が い い

565:名無しさん@ピンキー
07/05/20 21:04:45 RcBxyhhy
確かにキモウトだな。
だがGJ!

566:名無しさん@ピンキー
07/05/20 23:25:22 SvOGBNZT
キモウトか。そんなスレがあったんだ。
GJ。良い感じだった。

567:名無しさん@ピンキー
07/05/21 02:06:36 h7azsM9c
超GJ!
>>562確かにそうだがここにも投下しないとここが落ちてしまう

568:名無しさん@ピンキー
07/05/21 16:31:31 cj82mxuK
それもそうだ

569:名無しさん@ピンキー
07/05/23 19:44:40 RWD29QOc
兄貴ぃ

570:名無しさん@ピンキー
07/05/23 19:49:09 rfE1xLW3
呼んだか?

571:名無しさん@ピンキー
07/05/24 20:52:29 FhcS70lo
どこ行ってたんだよ。バカ!

572:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:47:03 mltrzi/Q
いきなりですが、保守がわりに投稿させて頂きます。
それなりに長いです。レスをいくつか頂きます。それではよろしくお願いします。

============
はぁ…はぁ…はぁ…

ここは妹、沙姫の部屋。左手には小学生とは思えない程ませた下着、右手は自らのモノ。

はぁ…はぁ…はぁ…

背徳的で淫媚な行為。
その事が自らを高ぶらせて行く。

(ここに…沙姫のまんこが…)

夢中になって嗅ぎ回し自らをしごきたてる。

(うっ…あ…出る…)

絶頂を迎え、白濁液が出るまさにその時。

573:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:48:16 mltrzi/Q
「お兄ちゃん、人の部屋で何やってんの?」

「えっ!?あっ…」


ドビュ!ビュルッ!ビュルルッ!

いきなりの出来事で思わず放精してしまう。

「あ、沙姫!?…違うんだ…これは…」

とっさの弁解をするも逃げようもない。
なにせ、右手には自らの息子、左手には下着、床には飛び散った精子があるのだから。

きっと泣き叫ばれて親を呼ばれて終わりだ…。そう思った。

しかし、沙姫の口から発された言葉は予想外だった。

「うっわ、お兄ちゃん人の部屋でオナニーするとか、もしかして変態?」

ニヤニヤと小悪魔的な笑いを顔に浮かべ、問う。
あまりに予想外の発言に僕は言葉を失ってしまう。

「え…あ…?」

口から発されたのは言葉にならないうめき声。

「だーかーらー人の部屋で、あたしの下着使ってオナニーしてたの?って聞いてるの。」


574:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:53:09 mltrzi/Q
「お、おまえ…今なんて…?」

「え?オナニー?それくらい今時の小学生なら誰でも知ってるよぉ?」

知っている事が普通であるような口振り。

「もしかして、知らないって思ってた?最近の小学生は進んでるんだよぉ…?だって…」

沙姫はなぜか悩むような素振りを見せたような…気がした。顔も若干紅潮しているだろうか?

「…せっくすだってしてるんだよ?」

せっくす?今、なんて言った?セックス?

「えっ?お兄ちゃん、もしかしてまだどーてい?」

いきなりの核心をついた質問に僕はたじろぐ。

「えっ…あっ…それはその…」

思わず口籠もってしまう。こういう時に僕だって、セックスの一回や二回!と言えない自分が情けない。
反論しないのを肯定と受け取ったみたいだ。沙姫はにやっと笑って更に言う。



575:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:54:06 mltrzi/Q
「えー…お兄ちゃん大学生にもなってどーていなのぉ?なっさけなーい」

沙姫の軽蔑するような目。兄として情けないはずなのに、悔しいはずなのに…。
「え…なにお兄ちゃん、おちんちんぼっきしてる…?あたしに馬鹿にされてこーふんしたの?」

うっ…全くめざとい。

「あ、いや…これは…」

咄嗟に手でモノを隠すが、いまや大きくそそり立ったそれを隠せるはずもなかった。
沙姫はますますニヤニヤ笑う。

「へーお兄ちゃんってマゾの人だったんだぁ…。」

くすくす笑いながら見下ろすようにしゃがんだ僕を覗き込む。
その背徳的な状況に僕の何かが壊れかけているのを感じた。



576:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:55:13 mltrzi/Q
「くすくす…どんどんおっきくなってるよぉ?やっぱりマゾ確定だね?」

沙姫の一言一言がとてもいやらしく、色っぽく感じる…。
そこに立つのは小学生としての、妹としての沙姫ではなくむしろ女王様としての沙姫のようにさえ感じられた。

「ねぇ、お兄ちゃん?」

「は、はいっ!」

思わず敬語で答えてしまう。

「ふふっ…ねぇ、あたしの下着のにおい、大好きなんだよね?小学生が今日1日しっかりしみ込ませてきた汗のにおい、直接嗅ぎ回したいんだよね?」

大胆過ぎる沙姫の発言が、僕の脳を溶かしていく。
でも…沙姫は妹で。そんな事は許されない。

「あは…迷ってるんだ?それじゃあ…」

そう言うと、ゆっくりスカートの裾に手を伸ばして…そのまま捲り上げていく。
「ほら…今日はピンクだよ…?お兄ちゃん…」



577:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:59:08 mltrzi/Q
壊れた。それは音もなく崩れ去った。ただ、あとに残ったのは動物的な本能だけだ。

這うようにして沙姫に近づくと、その透き通るような太ももの間に顔を突っ込む。そして夢中で嗅ぎ、むしゃぶる。

「あはっ!お兄ちゃんたらわんちゃんみたい…。そんなに沙姫の下着のにおいがすきなのぉ…?」

「はっ…好き…ですっ…沙姫…様のおまんこのにおい…大好きですっ…!」

痺れるような魔性の香りを必死に吸い込みながら、左手は素早くナニを擦り上げる。

「お兄ちゃんたら…夢中だね…?そろそろイっちゃいそうなんだよね?」

「あぁ…イきます…イきます…」

最早、満足に声にもならない。

「かけてぇ…お兄ちゃんのせーしぃ…いっぱい沙姫までとばしてぇ…」

「で、出る…あ、うっ!」
ビュルルッ!ドピャ!ドピュ!!

異常な興奮でたぎった精は勢い良く放たれる。

「きゃっ!すごーい!あたしの顔まで届いたぁ!…これがお兄ちゃんのせーしの味…。苦くて濃い…。」

沙姫は顔にまで飛んだ精液を丁寧に舐め取っていく。その仕草はなんともいやらしく、また僕を昂ぶらせる。

「わっ…!お兄ちゃんたら2回も出したのにまだ納まらないんだね?えへっ…それじゃあ…」


578:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:00:41 VlOQ3eUr
僕は目の前の出来事が信じられなかった。
沙姫は僕の射精で汚れた下着をゆっくり脱いでゆく。
それはいつも妄想した、夢。妹で小学生の沙姫の秘所。つるつるでふっくらしていてすでにぬらぬらと濡れている。

「お兄ちゃんがいつも妄想して抜いてた沙姫のおまんこ…どお…?こーふん、する?」

「興奮します…すごく…ぁ…はぁ…」

しないはずがなかった。夢にまで見た沙姫の…。

「お兄ちゃん、よだれでちゃいそうだね…?そんなに見たいんだ…。じゃあ見せてあげる…。」

そう言うと、指で幼い秘所を拡げて見せる。

「えへへ…沙姫のおまんこ…もうぬれぬれだよぉ…。クリもおっきくて…はぁん!」

クチュクチュといやらしい音をたてながら、僕の目の前で沙姫はオナニーをしはじめる。

「クリちゃん…ぷっくりふくれて…あん…気持ちいい…」

沙姫のオナニーはとてもいやらしくて。僕の僅かな理性を崩すには十分過ぎた。
「お兄ちゃん…そろそろ沙姫のおまんこにぃ…おちんちん…入れたいよね…?
ちゃんと入れたいって言えたら入れさせたげる…。」
もう僕に躊躇う必要なんか無かった。

「沙姫、様ぁ…そのおまんこに…僕のちんこ…入れさせて下さい…」

「ふふっ…よく言えましたぁ…♪」

そのままベッドの上に寝っ転がると、大きく足を開いて言った。

「入れてぇ…お兄ちゃんのどーていおちんぽぉ…沙姫が筆下ろしさせてあげるぅ…」


579:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:02:01 VlOQ3eUr
「あああっ…沙姫!沙姫ぃ!」

ヌリュ!!ジュプゥ…

「入ってきたぁ…お兄ちゃんのおちんぽ…沙姫のおまんこにいっぱいきたぁ…!」

もう、なにも考えられなかった。ただ、本能に任せてひたすら腰を振るだけだ。
「あん!お兄ちゃん…どーていでほーけーのくせにっ!くぅん…固くてりっぱなんだからぁ…!」

「沙姫っ!沙姫のまんこやばいよ!気持ちいっ…!!」

「沙姫もぉ…!お兄ちゃんのかわかぶりおちんちんがぁ…あばれてるぅ…っ!」
「沙姫!イくっ!出るっ…!」

「出してっ!お兄ちゃんのせーし!沙姫の膣でどぴゅどぴゅしてぇ!」

ドビュ!ブビュルル!!ピュパッ!

今日3回目とは思えないほど、熱く大量の精を発射する。

「すごい…お兄ちゃんの精液が…沙姫のお腹…いっぱい…」

「はぁ…はぁ…さ、沙姫…」

「えへっ…お兄ちゃんのおちんちん、すっごくよかったよ…。どう?憧れの小学生のおまんこで筆下ろし出来て…」

「はぁ…はぁ…最高、です…」

「じゃあこれからもお兄ちゃんは沙姫のドレイだね♪」

これからが楽しみだなんてやっぱり僕はマゾで変態だ。でもこれでいい。幸せでエッチで、満たされているのだから。

580:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:04:04 VlOQ3eUr
後書き。

いきなりの投下、失礼致しました。

会話の不自然さや同じ言い回しを多用してしまったり…ぐだぐだでしたが楽しんで下さった方がいらっしゃれば幸いです。

失礼致しました。

581:名無しさん@ピンキー
07/05/25 16:47:01 nit2h+Zr
おっきしたのでall OK

582:名無しさん@ピンキー
07/05/25 18:01:07 l+laxsFj
>>580
いやいや、GJ!ですよ。
堪能させて頂きましたよ。私も少々マゾっ気があるものでして……

583:名無しさん@ピンキー
07/05/25 21:18:15 qYlE3pn0
Sな妹か。あまり見ないタイプだ
GJ!

584:名無しさん@ピンキー
07/05/27 00:52:25 h1gL2XMm
てすと

585:名無しさん@ピンキー
07/05/27 01:02:58 h1gL2XMm
書き込みが出来なくなったり今日になったら出来たりなんだろ。
これじゃ投下も出来ないし由真ちゃん書けね。

なにか代理で書き込みしてもらう方法ないもんか…。
>>562から>>567の方、今日まで言えなかったけどGJありがとう。


586:名無しさん@ピンキー
07/05/27 11:59:59 3K0IbcRJ
最悪下の掲示板の連絡用スレッドに投稿して、そこから他人にこのスレに
代理投稿してもらう手もあるかね。

URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
エロパロ板SS投下専用掲示板

587:名無しさん@ピンキー
07/05/27 12:09:00 3K0IbcRJ
>580
沙姫……おちんちんおっきした。GJ

588:572
07/05/27 20:32:55 nohpQz9T
コメント下さった皆様、ありがとうございます。

至らぬ点も多々あったと思いますが、おっきして下さったようで何よりです。

次回は…Mな妹ですかね?

では失礼致しました。

589:名無しさん@ピンキー
07/05/27 23:16:43 zgfX4LYL
ハァハァ・・・
Sな妹GJ!

ところで普段はクールだけど、変態兄上の前ではツンデレ発揮。
なんて妹モノ書いてるんですが需要あるでしょうか・・・?

590:名無しさん@ピンキー
07/05/27 23:25:09 0Sooxp1o
たりめーだ!

591:名無しさん@ピンキー
07/05/28 00:03:53 IUEGzxD+
ちょーぜーつっ……щ(゚Д゚щ)カモォォォン !!

592:名無しさん@ピンキー
07/05/28 13:26:42 Z1xYFbd5
wktkwktkwktk
wktkwktkwktk
wktkwktkwktk
wktk産業

593:名無しさん@ピンキー
07/05/30 17:47:29 PLgz0HC+
マダー(・∀・)wktk

594:名無しさん@ピンキー
07/05/30 20:50:23 nTlqoQRR
俺は巨乳を使い手なんだが、相手が残念な事に貧乳ツンデレ妹を使ってきたので「お前それでいいのか?」と聞くと「なに勝手にナデナデしてきてるの?」と言われた。
俺の妹は兄の心をくすぐる熟練者なのだが俺がいつも「もぅ・・おにいちゃんのばかあ!」と言わせてるので気の毒になって聞いたんだが、「お前俺のブカブカTシャツでボコるわ・・」と
妹の帰宅直後にカカッと玄関までダッシュして荷物持ってやったら、多分リアルでビビッたんだろうな、動きが堅くなってたから一気に空中に飛んだら俺を見失ってたから、背後に回って肩に積もってた雪を払いながらはだけてたマフラーを直してやった
俺は「このまま自分の部屋に戻ってもいいんだが?」と言うとようやく焦ってバッグの中からおみやげを投げてきた。
俺はそれを「それもう持ってるから」で回避。これは一歩間違うと妹が涙を流しながら2階にあがってゆくという隠し技なので後ろのばあちゃんが拍手した。
俺が「うるさい、気が散る。一瞬の油断が妹フラグ」というとばあちゃんは黙った。
妹のアタックも虚しく既に時間切れ 心のガードを固めた俺に隙はなかった。


595:名無しさん@ピンキー
07/05/30 20:55:02 nTlqoQRR
たまに来る心のガードでは防げない「私たちね、ほんとは兄妹じゃないんだよ・・?」も「それなんてエロゲ?」で回避。終わる頃にはボロボロにされた茶髪のツインテールがいた。

596:名無しさん@ピンキー
07/05/30 21:15:11 HS3I2NJi
ツンデレ妹カワイソスw
ダメージは加速したが無いのが惜しいけど

597:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:14:52 PLgz0HC+
なんだこれwww
何が起こったw

598:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:11:20 F4fSFW1A
改良版

俺はふたなりショタを使い手なんだが妹が残念な事に貧乳ツンデレを
使ってきたので「お前それで良いのか?」と言うと
「何いきなりナデナデしてきてるわけ?」と言われた。
俺の妹がツンデレの熟練者なのだが俺はいつも
「おにいちゃんのえっち・・」と言わせてるので相手が
気の毒になったので聞いただけなんだがむかついたので
「お前ナデナデでボコるわ・・」と言って妹の帰宅直後に
そっぽ向いて荷物持ってやったら多分リアルでキュンとしちゃったんだろうな、、
ほっぺ赤らめてたから、キャンセルしてカカッっとダッシュしながら
おかえりのチューしたらかなり照れてた。

599:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:26:45 F4fSFW1A
俺は一気にドアを閉めたんだけど妹が硬直してて
俺の動きを見失ってたのか、動いてなかったから
肩に積もった雪を払った上についげきの
マフラーまき直しでさらに好感度は加速した。
わざと距離をとり「俺はこのまま部屋に戻ってもいいんだが?」
というとようやく真っ赤な顔してなんかバッグからおみやげ出してきた
おれは「それもっちょるから」で回避、
これは一歩間違うと泣き出して2階にあがってしまう
隠し技なので後ろのばあちゃんが拍手し出した
おれは「うるさい、気が散る。一瞬の油断が妹フラグ」
と言うとばあちゃんは黙った。
妹は必死にアピールしてくるが時既に時間切れ、
心のガードを固めた俺にスキはなかった
たまにくる心のガードでは防げない
「私たちね、ほんとは兄妹じゃないんだよ・・?」も
「それなんてエロゲ?」で撃退
終わる頃にはズタズタにされた茶髪のツインテールがいた。

600:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:43:38 ATf+/6jI
エロゲでな に が わ る い!?

601:名無しさん@ピンキー
07/05/31 01:03:43 NCIxBMBW
リアルでシスコンやってる俺が来ましたよ

602:名無しさん@ピンキー
07/05/31 01:12:27 0euq5/yU
ばあちゃんwww

603:名無しさん@ピンキー
07/05/31 07:27:48 LkpI8Y2+
これか、元ネタ知らなかった。改変前から支離滅裂だったとは。

URLリンク(www.geocities.jp)

604:名無しさん@ピンキー
07/05/31 08:52:39 DYK+MQP2
ギルティやってる人にとっても意味不明な展開だからな
確か動画版もあった希ガス

605:名無しさん@ピンキー
07/05/31 11:01:01 k5ml3nr4
>>594を縦読みすると俺のターンばっかw

606:589
07/05/31 20:49:05 M4b2ZTjD
ちょっw すみません、まさか反応貰えるとは・・・
こちらの事情で投下が遅れそうです、マジですんませんorz



607:名無しさん@ピンキー
07/05/31 21:26:26 0euq5/yU
待つよ~
全然待つよ~

608:名無しさん@ピンキー
07/06/02 10:47:20 H6C/0No8
隣の家の子の買い物に付き合った
店の端から「おにいちゃーん」と大きな声で呼ばれた
男達の視線は その子ではなく
なぜか俺にあつまった

609:名無しさん@ピンキー
07/06/02 12:27:00 pm2/Ozhv
>>608
おにいちゃーん!
ではなく
兄ちゃん兄ちゃん
だったら…あれ?やっぱりダメだ

610:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:39:48 zc42Wu8q
そういうや昔コンビニとかで妹の買いもんに付き合ってて
妹に呼ばれた時の周囲の視線って、当時は思いも寄らなかった要素のせいか

611:名無しさん@ピンキー
07/06/02 23:21:40 BcyYTTww
世知辛い世の中よのう

612:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:50:31 z1ihtzcs
おにぃちゅん…

613:名無しさん@ピンキー
07/06/05 02:18:53 Yc4qoYa6
こ  れ  は  新  し  い!
雀兄妹擬人化!

614:名無しさん@ピンキー
07/06/06 00:40:54 av1hXDT0
毎朝のように庭先でうるさいのは兄妹で愛を語り合っているからか……


それでもうるさいわっっ!!

615:名無しさん@ピンキー
07/06/06 03:36:30 hv5Kqgq9
もしやそういう話を執筆中?w
全裸でいつまでもワクテカしながら待ってますYO!

616:612
07/06/06 08:37:13 Ze+RHHof
ウチの学校のxchatで流行ってるだけです。
ぬかwktkさせてスマソ(´・ω・`)

617:名無しさん@ピンキー
07/06/07 23:29:34 /iLtSi0w
『おにいちゅん』?
なにそれ? そう呼んでほしいの?
いつもの『兄様』じゃ、だめ?
う…、イジワル。
えっ、ヤダ…。シテ欲しいよぅ。
わ、わかったからっ。
お…、おにいちゅん、いつもみたいにワタシにえっちなコトして下さいっ。
んちゅっ、……ぅん、っはぁん…。
っひゃぅん!
うぅ、兄さ、…おにいちゅんがイケナイんだもん…。
えへへ、おにいちゅんってなんかえっちな響きかも。え、もう? うん。じゃあ挿入れるよ?
んっ……はぁっ……。
ぅ……ん、は…ん、……ぁぅ。
……はぁ、きもちイイよぅ。
うん。いいよ、動いて…。
……はぅ、……んっ。
…あっ、ちょ、は、げしい、か、も…。
んっ、ん、はっ、やっ、だっ、こっ、えっ、でっ、ちゃっ!
わっ、やっ、も、イクっ、イッ、ちゃ、うっ!
あっ、あっ、あっ、イッ、イクっ、っあっ……。

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。
……うん。また明日もえっちしようね、おにいちゅん。



こんなのが出てきた。俺の頭はくさってるな。

618:名無しさん@ピンキー
07/06/07 23:55:44 6klifY5i
「ダメッ! 今は産卵期なんだから、いまおにいちゅんと交尾したら子育てしなきゃいけなくなるでしょ」

こんなのしか出てこない俺の方がくさってる

619:612
07/06/08 00:16:12 LnadLOUl
>>617-618
おまいらGJwww

620:名無しさん@ピンキー
07/06/08 00:27:45 Vl7B8km+
>>617-618の発想力に真剣に嫉妬

621:名無しさん@ピンキー
07/06/08 04:50:01 7oFYgO52
>>617-618
抜いたぜGJww

622:名無しさん@ピンキー
07/06/08 05:00:44 HOyifDtd
>>617腐りかけのほうが肉は上手いぜ、GJ!

>>618ここまで短くても保存した、GJ!

623:名無しさん@ピンキー
07/06/08 13:21:16 HOyifDtd
「ねぇ… おにぃちゅん、おくちにチュンして」

「ああん、だめよぉ。舌を入れるのはズルイよ、おにぃちゅん」

「…ふぅ、今度はおっぱいにチュンするの?」

「ちゅぅぅん、下着が汚れるよぉ~」

「らめぇ、もうかまんれきなぃ
 おにぃちゅん、ナマれいいから ちゅんちゅんしてぇぇ」



やっぱり俺れもくさってた orz

624:名無しさん@ピンキー
07/06/08 17:58:52 Dmx0rQve
かゆ
うま

625: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:01:53 nQuR5Xrv
「ね~お兄ちゃん。お○んこって何?」
ブッ……!
 思わずりんごジュースを吹きこぼす俺。妹はなおも聞き続ける。
「クラスの男子が馬鹿にするんだよ! 『お○んこも知らないんじゃ
この先生きていけないだろ~』『みんな持ってるよ』とか言ってからかうの!
お兄ちゃん。教えて」
「辞書にも載ってないんだよ! 大体お○んこなんて……」
 フリーズ! プリーズ誰かこの子を止めて!!

 その後、意味を知った妹が恥ずかしがり、赤面するのは
お約束。その時隣に車が猛スピードで通り抜け、兄は妹の手を取って引き寄せた。
 戸惑い、胸が熱くなる妹。思わずもれる声。「あっ」
 妹を引っ張らなかったら、車に接触していたかもしれない。
「急に手引っ張ってごめんな」「あっ、えっ、あの……車が悪いから」妹は兄の胸元から
離れる事さえ忘れ、上に顔を向けて顔を綻ばせた。「ちょっとドキッとしちゃったけど」
「うん……。あ、ごめん」兄は妹の手を離した。さっきからずっと握りっぱなしだった。
これでは妹は離れられない。兄が手を離すと妹はさらに赤面し、兄から少し離れた。
「ねえ、お兄ちゃん。手繋がなくなったのって、いつだったっけ?」
「ん~、すまん。忘れた」
「酷いッ!」
 妹は瞬時に顔を曇らせて、抗議した。
「私、お兄ちゃんと手繋いで登校してからかわれたんだよ!? 覚えてないの?」
 そういえばそうだった。
 俺は親の代わりに入学式に出席する事となり、妹と手を繋いで中学校の正門をくぐった。
その時、はやしたてる男子の声が聞こえてきたのだ。「中学にもなって兄貴同伴かよ。ガ
キだなぁ~」「いやいや彼氏だよウン、間違いない」「パパだろパパ。顔がいやらしい」
「ウン」三名の男子は頷きあい、妹の周囲にたむろった。男子の一人、リーゼント小僧が
聞いてきた。「お前、非処女?」
 その時には俺の我慢が限界に達し、思わず手が出てしまった。右拳が男子生徒の頬を打
った。確かな手応えの後、リーゼントは声を立てずに左横に吹っ飛んだ。

626: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:02:42 nQuR5Xrv
 その後、三名との喧嘩が始まった。繰り出される蹴りやパンチをかわし、俺は次々に三
人の生徒を倒していった。三人目が降参した時、教師が駆けつけてきて怒声をあげていた。

 冷静なようでいて喧嘩っ早い俺とおろおろする妹は、入学式前に教育指導室に連れて行
かれた。
「すみません」
 俺は平謝りした。申し訳なさそうに付き添う妹。説教をした教師は、「次はないぞ」と
念を押した。

 それから、兄は妹に干渉しないようにし、妹は兄に頼る事をやめた。いつも甘えてべっ
たりだった妹は兄に手を繋いでもらう事もやめ、兄は妹に喧嘩はしないと約束した。
 そして一年が過ぎた。
 妹の知る限り、この一年間兄は喧嘩をしてこなかった。その代わり兄と触れ合う時間は
確実に減っていった。兄は部活とレポートと遊びで忙しく、妹は学校と部活で忙しくなっ
ていた。二人で買い物するのも久しぶりだったのだ。


「あ……うん。思い出した」
 兄は目を細めて言った。
「お前を不細工だとか言ってた奴らを殴った、あれだろ」
「不細工なんて言われてません」
 イーッと歯を剥き出して反論すると、兄は微笑んだ。「そうだっけ」
 その笑顔がやけに眩しくて、直視できなかった。
 一年前、あの男子生徒ら言われた誹謗中傷は、「お兄様とはもういたしたの?」「義理
だから大丈夫だよね、ヤっても」「中出しさえしなけりゃ」「で、どっちが最初に誘惑し
たの?」などだった。
 ありえない暴言を吐く彼らは、人間には見えなかった。呆然としていると、兄がいつの
まにか殴りかかっていた。暴言を言われた私以上に、兄は怒った。その兄があの事を忘れ
るはずがない。私に気を使って、あえて言わなかったのかもしれない。
「ねぇねぇ、忘れんぼさん?」

627: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:04:14 nQuR5Xrv
 やや上擦った口調で兄に問いかけた。兄はギョッとして私を見た。
「俺のことかよ」
「うん。もちろん」
 いつものように、軽い感じで言った。「手、繋ご?」
「嫌だ」
 兄は断った。「何でよ?」
「恥ずかしい」
 思わず兄をジト目で睨んでいた。「一年前まで率先して私の手を引いて歩いていた人の
発言とは思えないですわ、ですわ~」
「あれはお前がガキだったから」
「今だってガキだもんッ!!」
「違う」
「違わないもん、ガキでガキでどーしょーもないガキだもん。お兄ちゃんと手繋ぎたいも
ん。仕方ないじゃない。お兄ちゃんがす……好きだから!」
 兄に抱きついた。体ごとぶつかっていき、両手を兄の背中に廻した。
 がっしりとした体躯の兄を、離したくなかった。兄の胸元に頬が触れ、私の胸が惜しげ
もなく兄の腹を圧迫した。兄は硬直した。
「は、離せ」
「嫌」
 断固として断った。「手離したらもう二度と会えないよ。だってお兄ちゃん私の事避け
てるもん」
「避けてない。つーかモンモン言うなよ」
 兄がおどけて言う。
「私の勝手だもんッ!」
 兄はしばし、言葉をなくした。何を言っても意味がないと分かったのだろう。
 それから何分ぐらいだろうか。私と兄は体をくっつけていた。
 秋空を枯葉が舞い、風に乗って二人のもとに降りてくる。幾枚もの葉が車道に落ちる間、
兄の体をひっしと抱きとめていた。
 あまり車の通らない道を、夕陽が差している。隣接する家屋の窓ガラスを赤く照らして
いた。

628: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:05:35 nQuR5Xrv
 綺麗な夕焼けだった。ベールを掛けたかのような薄い雲が空を覆い、東に向かって流れ
てゆく。風は強くない。だが胸が熱いのはなぜだろう。
 兄との関係がどんどん疎遠になっていく気がして、怖かった。
「帰るぞ」
 兄の声が聞こえた。私は自然と手を腰から離し、兄を見つめる。兄は怒ってはいないよ
うだった。だがお互い言うべき言葉は出てこない。
「手ぐらい繋いでやるよ」
 ひょい、と右手を出してきた。「ぐらい」という言い方が気になったが、素直に左手を
兄の掌に乗せた。
 大きな手だ。私より2センチ以上大きい。
「お兄ちゃん」
「何だよ」
 心なしか、兄の頬は赤らんで見える。
「手、おっきくなったね」
「かわんねえよ、そんなに」
「成長したんだね」
「ナマ言うな。変わんねえさ」
「ううん」
 どういうわけか、嬉しくなった。理由は分からない。だけど、とても嬉しくなったのだ。
胸が熱くなり、顔を綻ばせて言った。
「お兄ちゃん。家まで手、離さないからね」
 その時の兄の顔は忘れられない。
 嬉しそうでいて困ったような、何ともいえない表情だったのだ。

629: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:09:50 nQuR5Xrv
以上、某所に載せた二人の物語でした。
今連載しているものとは無関係です。ご了承ください。

630:名無しさん@ピンキー
07/06/09 20:53:09 fy612enu
>>629





631:名無しさん@ピンキー
07/06/09 21:11:17 pztUYNWp
某所は分からないがGJ!

632: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:18:35 jTGycOFf
私の目の前にお弁当箱がある
たった今おかずを詰め込んだところで
あとは蓋をするだけ
蓋をするだけで良いのだけど……

昨晩のこと
「飽きた」と兄が言う
「何が?」と私が答える
「お昼いつもパンなんだよね。いい加減飽きた」
私の家は母子家庭でお昼は各自で調達しなければいけない
母にお弁当を作る手間をかけさせないためだ
「そだね、あと御握りとか代わり映えしないよね」
「そうなんだよ。こう何て言うかたまには温かみのある食事がしたいんだよ」
嘆きながらそう言う
本当に大げさなんだから
「それはパン作ってくれる人に失礼だよ」私は苦笑しながら答えこう続けた
「お弁当くらいなら私が作ろうか?」
何気なく言った一言だった
だだの思いつきで
でも兄には以外だったらしく
「えっなに、お前料理とかできるの?」と
私に詰め寄ってくる
そんなに驚くことなの?ひどいなぁ
「う、うん少しくらいなら、お母さんを手伝ってるから」
「是非ともお願いします」
こうして私は明日のお弁当を作ることになった

633: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:20:52 jTGycOFf
そして今
私の目の前にお弁当箱がある
別に失敗してしまった訳ではない
少しと言ったが実は結構自信があったりする
本当に上手く出来た
から揚げも卵焼きもポテトサラダもとっても美味しそう
美味しそうなのだけど……
ちょっとやり過ぎてしまった……
私はご飯の上にかかっているソレを見る
ソレはピンク色のさくらでんぶ
さくらでんぶ自体は問題じゃない
お弁当にはたまに入っているし
ただ、その自己主張の仕方が問題
ご飯の上で大きく目に痛いピンク色で形作っている
ハート型を
「あはは……」
さすがにやり過ぎたと思う
私は普通の兄妹より少しだけ兄に懐いている
少しだけブラコンかもしれない
「でもこれはちょっとね。恥ずかしいし」
こうして私の初めてのお弁当はお蔵入りになる
兄には「失敗した」といえば良いや
そこで、ふっとある考えが浮かぶ
もし兄がこのお弁当の蓋を開けたら
兄は何を思うのだろう……
何を感じるのだろう……

少し考えて私はお弁当を包み
それをを兄の席に置いた

634: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:22:07 jTGycOFf
実はハート型のおかずは
ご飯の下に隠した
というのは兄がもし
彼女と一緒にいたとしたら
言い訳できなくなるから
彼女なんているかよ
兄はそういって苦笑したけど
信じられないから

弁当箱の底まで食べて
怒ったら終わり
笑ったら始まり
誰の? 誰にとっての?
もちろん─私にとっての

635: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:27:22 jTGycOFf
兄が部活から帰ってきた。私は軽い感じで聞いてみた。
「弁当美味しかった?」
「驚いた。すげー美味かったよ」
「良かった」
そうじゃない。違う。本当に聞きたかったのは
ハートマークのさくらでんぶ、気づいた?
ってことなのに
「じゃあ、明日も作ってあげようか?」
兄の挙動が止まった。
「あ、うん」
「ど、どうしたの? やっぱり不味かった? ヤダな。まずいならまずいって言ってよね。もう作ら─」
違う。それじゃ駄目だ。
「もっと勉強するから、上手くなるから」
兄は、兄は言った。
「ごめん」
それが何を意味するか、分かった。
「俺好きな子がいてさ。その子と昼飯食いたいんだ。だからああいう冗談はこれっきりな」
冗談……?
「う、ん。分かった。だったらいい? 作っていい?」
「ああ。助かるよ……どうした?」
「何が」
「何泣いてんだよ。何か変な事言ったか?」
首を左右に振る。むりやり笑う。
「あっ、じゃさっそくお買い物してこようかな。今度はタコさんウインナー入れたいから」
兄に背を向けて声を作る。もうダメだ。
「おい」
「じゃ、行ってくる」
声が震えた。涙が零れた。
「バカ」
ドアを思いっきり閉めて、外に出た。
雨が降ってた。温かい雨だった。

636: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:28:27 jTGycOFf
雨がこんなに温かいなんて知らなくて、ずっと空見上げてた。
通りすがりのオジサンの鼻歌が無性に心地よくて、また切なくなった。
大雨になった。雷雨だ。辺りに人がいなくなる。
雨だけだ。私と雨だけになった。
アスファルトから黄色い傘がバッと開いた。水玉の傘、赤い傘、黒い大きな傘。
色とりどりの傘が天道虫の背のように生まれた。
近所の小学生のせいだった。
傘の中に小学生が何人も隠れていた。この大雨の中、彼らは沢山の傘を広げて
城を作り、身体を折り曲げて傘の道を行き来した。時折無邪気な笑い声が聞こえ
てくる。仲良し同士で集まって、雨だろうが雷だろうが気にせず、好きなように遊び
倒す。
キュン、と胸が締めつけられた。
兄と一緒になって城を見つけたのを思い出したのだ。裏山の洞窟に兄と二人して
入っていって、怖くて帰りたいと言っても手を離してくれなかった兄。「遺跡がある
んだ」と鼻息を荒くして言う兄にそんなのどうでもいいよと言ったら怒られて、無理
やり連れていかされた。中学年の頃かもしれない。洞窟の奥にあった石碑に彫ら
れていた文字は、「おまんこ」だった。二人しておまんこって何と周囲に聞きまくり、
親にどやしつけられた。
「いいか。今日からここが俺たちの城だ」
言葉は力だから、言葉は魔法だから、単なる洞窟でさえ城になる。
私たちはプリンスとプリンセスになり、一日で国外退去させられた。家に強制送還
されたのだ。
あそこは危険だからと口をすっぱくして言う親をよそに、兄は私にこういった。
「未来の俺に、なんか送れよ」
タイムカプセルを作るというのだ。
「俺も未来のお前に送るから」
ルーズリーフ一枚分のメッセージと、当時流行っていたレアカードなどを缶に詰め
込んで、裏山の洞窟の奥深くに埋めた。それから一年も経たずに洞窟は土砂崩れ
で埋め立てられてしまった。つまり私たちの未来は閉ざされたわけだ。

雨が涙を洗い流す。買い物に出かけたことを忘れていた。今更何を作るという
のだろう。どんなに一生懸命作ったって、兄は同級生にそれを見せつつ、バカ
笑いしつつ、食べきるのだ。
ばかだな。分かってたはずだ。兄が誰かを好きだなんて。

637:名無しさん@ピンキー
07/06/10 10:28:51 dd05zWWm
ちょっと兄を調教してきますね

638: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:29:34 jTGycOFf
家に帰った私に、兄は大変なら弁当作らなくてもいいぞと言った。
兄なりの心遣いだった。でも私は断った。お料理が上手くなりたいから。
兄は無下に断らず、じゃあ明日から頼めるかと訊いてきた。私は頷いた。
「でもたまには弁当に悪戯書きしていい?」
兄の挙動がまたおかしくなった。
「『I LUV U』とか書いていい?」
兄は困惑して、「マジで?」と言ってきた。
「冗談っ!」私は笑った。
「あはっ、あはっ、あははははっ!」兄は何か不安を吹き飛ばそうと笑い続けた。
次の日、「お兄ちゃん好きだよ」とさくらでんぶで書いたメッセージを、兄は速攻
お箸でぐしゃぐしゃにしつつ苦笑いを浮かべたという。ご飯は食べる前からぐちゃ
ぐちゃ。目の前の女子は兄の行為に疑問符をつけて、兄はもっともらしくこう答え
たという。
「実は俺の親チョーおしどり夫婦でさ。父さんの弁当持ってきたんだよ」
「えっ? でも母子家庭じゃなかったの?」
「だっだっだだっだ」
兄妹揃って嘘が下手らしい。

639: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:30:32 jTGycOFf
「で結局、妹さんに作ってもらってるんでしょ?」
 彼は頷く。「おいしい?」
 彼が大きく首を縦に振る。そのあまりの図太さ苦笑した。
「そっか」
 妹さんの悪戯は一週間に一回の割合であるらしい。今日お弁当に桜でんぶが仕掛
けられていたのが私にバレて、初めて事情を説明してくれた。妹さんが毎日お弁当
を作ってくれていて、たまにお弁当の中身に他人に見せられないような文字が書か
れてあるということ。やめるようにいっても「これは芸術なんだよ」と軽く拒否さ
れてしまうから最近では言うのも諦めていること。
 妹さんが兄離れできていないから悪戯するのだと、彼は結論付けていた。
「意味わかんねえだろ?」
 私は微笑んで、頷いた。
「うん。何でだろうね……ライバルは身内にあり、か」
「ん? 何が?」
 つい呟いてしまったらしい。私は急いで訂正した。
「ううん。何でもない。あ……私もお弁当、作ってきてあげようか?」
「えっ」
 彼が少し吃驚して、声を上げた。「駄目だよ。お前、今が一番大切な時だろ」
「大丈夫。たまにだったらいいでしょ? それくらいの時間、作るから」
「……」
「駄目?」
 彼は少し黙って、そして言った。
「駄目。お前凝り性だし、絶対無理するよ」
「し、しないもん」
「するよ」
 図星だった。私が気合を入れて料理するだろうことを、彼は見抜いていた。当
然だ。どうでもいい料理なんて作りたくない。どうせ作るなら、美味しい物を作
りたい。だけどそうするためには、準備が必要だ。慣れていない私には尚更、時
間が取られてしまうだろう。
 改めて彼の表情を見ても、許してくれそうにはなかった。
 その時、彼の声がした。
「お願いするにしても、一週間に一回くらいかな」
 いつのまにか、彼は口を緩めて笑っていた。なんというニヤけ顔。もともと
許すつもりだったかのような─
 その後、喜びのあまり彼に抱きついてしまったことを付記しておく。屋上とはいえ
他の学生もいたから、彼は恥ずかしかったに違いない。
 ごめんね。

640: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:32:15 jTGycOFf
おまけ(兄に彼女がいなかったら.ver)

あれから一年が過ぎて、私達は高校生になった
私は相変わらずお弁当を作っている
兄は相変わらず弁当を忘れてゆく
だから朝、兄に告げる
「今日は入ってないから安心して」
その時の兄の顔がまた微妙で
妹を信じられないようなのだ
確かに、私もそういっては何度となく兄を騙し
特大のおかずを弁当箱の底に滑り込ませてきた
兄が口を半開きにさせて、妹を変な目で見るのはもっともだ
だけれど
私はそんな兄に笑いかける
「ちゃんと食べないと、元気つかないよ?」
赤面する兄を見て、小さく笑う

私達の関係は、もしかしたらずっと
このままかもしれないけれど、でも
いつか告白したい
その前に、兄が私を好きになってくれたらいいな
わざと忘れられた弁当箱を持って
兄の背中を追いかける
忘れ物だよ
バカ兄貴

641: ◆26PKCMob6A
07/06/10 10:37:38 jTGycOFf
以上です。

632.633が別作者様の作品
634から自分が続きを書きました。同じく某所で書いたものです。

642:名無しさん@ピンキー
07/06/10 17:36:12 47NwIQQh
転載?


643:名無しさん@ピンキー
07/06/10 17:52:14 ND5Amyfc
リアルでブラコンの俺が通りますよ
一緒に住んでるお兄ちゃんが酔っ払って私の胸を掴んだ時、



言い訳しなかったらもっとさわさせてあげたのに…

644:名無しさん@ピンキー
07/06/10 20:29:20 dWd8J1H5
「お兄ちゃん、好きだよ」
「えっ………」
突然の告白に固まる兄
「今、好きって言いました?」
「言ったよ。当然男としてお兄ちゃんが好きなんだからね。」
再度固まる兄。
「返事は急がなくていいよ。」
一言だけ言い残し、妹はリビングを出て自分の部屋に戻っていった。
兄は固まったままテレビをみつめていた…



コンコン
告白されてからしばらくして兄が妹の部屋をノックする。
「お兄ちゃん?入っていいよ~」
ため息を一つつき、妹の部屋に入る。
「どうしたの?」
さっきの告白なんてなかったみたいに普通に答えるよ妹。
告白されたせいか、やたら意識して妹を見てしまう兄。
ベッドに座ってる妹がなんだかいやらしくみえた
「なんか目付きがやらしー」
「あっ、いやっ、そんなつもりじゃなくて…」
必要以上に慌てる兄。
「(あんなやらしー目で見てるなら案外いけるかも)ねぇお兄ちゃん、試してみる?」
「何を試すの?」
「もちろん…わ・た・し♪」
ベッドから降りてじらすみたいにゆっくり兄の方へ近づく。
兄の首へ手を回し、体を密着させて
「お兄ちゃん、大好き…んっ」
いきなりキスをしてきた


645:名無し
07/06/11 01:15:58 W7lDfodf
続き続き!

646:名無しさん@ピンキー
07/06/11 02:33:02 9tinpemc
「んっ!……いきなり何を」
「お兄ちゃん、もしかしてファーストキス?ならラッキー♪次はもっとじっくり…ちゅっ」
弱々しい兄の抵抗を無視して行動を加速させる妹。
「んふ、あむぅ、んんぅ」
二回目のキスに驚き、少し開いた兄の口の隙間から舌を入れる。
いやらしいキスの音が静かな部屋を埋めていく
「ふはぁ…妹の熱烈なキスは美味しかったかなぁ?」
頬を少し赤らめて、熱に浮かされた感じで兄に訪ねた。
「ん!?」
兄からの突然のキスに目を丸くする妹。
でも、驚いたのは一瞬で兄に身を任せて自分は抱きついている腕の力を強めた。
兄からのキスを堪能したら次の行動に移る。
「手貸して?」
兄の手を取り、部屋着に着ているTシャツの上から自分の胸に兄の手を当てた。
「どぉ、そんなに大きくないけど柔らかいでしょ?」
「バッ、バカ!いくらなんでもやりすぎだろ…」
兄の抵抗はあくまで言葉のみで胸から手を放す様子はない。
「服の上からじゃいまひとつかな…なら」
兄の両手を掴み、Tシャツの中に手を導く。
「女の子の生の胸だよ?お兄ちゃんの好きに…あん!指動いてるね。好きなだけ揉んでいいよ♪」
妹の声も聞かず、胸の感触を夢中で楽しむ兄。
どんどん妹のペースに流されていく。


647:名無しさん@ピンキー
07/06/11 04:17:47 9tinpemc
「あっ、あぁ…」
胸を揉む度に出る妹の声が兄の理性を削ぎ落とす。
「お兄ちゃん、ちょっと痛い…」
胸を揉む手に力が入り、妹の体が少し引く。
それでも力を緩めないから少しずつ後ずさっていく。
「お兄ちゃん痛いよ…あっ!」
ジリジリと押されていき、ドサッとベッドに倒れる。
兄に押し倒された形になったが、それが兄の理性を完全に打ち砕いた。
「ひゃあ!おっ、お兄ちゃんいきなり…」
片手を胸に置いたまま妹の太股を撫でた。
太股を撫でた手がすぐさま妹のホットパンツの中に入る。
「あっ!」
体をビクッと反応させる妹。
Tシャツを捲り上げ、胸に吸いつきながら下を脱がしにかかる。
「乱暴だよ、お兄ちゃん」
そう言いながらも腰を浮かせて脱がせやすくする。
一気にパンツまで脱がされ、妹のソノ部分が露になる。
「さすがに恥ずかしいね…あぁぁっ!」
妹のソコを無遠慮に兄の指が撫でる。
長い時間キスや胸を揉んでいたことで、妹のソコはたっぷりと蜜を湛えさせていた。
「お兄ちゃん、ちょっと強すぎっ!はぁっ、少しだけ緩めてぇ!」
豆の部分を強めに擦られて軽くイキそうになる妹。
「はぁ、はぁ……お兄ちゃん、このままだと指だけでイッちゃうから、ね?」


648:名無しさん@ピンキー
07/06/11 04:29:04 5xIcye0r
支援

649:名無しさん@ピンキー
07/06/11 07:35:33 8Sa9IFR4
w-k-t-k

650:名無しさん@ピンキー
07/06/11 13:28:23 9tinpemc
妹は兄を脱がしにかかる。
兄の下半身をさらけださせ、兄のモノをいとおしそうにみつめた。
「ココにお兄ちゃんの入れて?」
「はぁ、はぁ、はぁ!」
荒い息のまま妹の卑猥な誘いに乗っていく。
妹が指す場所に自分のモノを当てがう。
「一気に奥まできて?躊躇っちゃダメだよ…」
もう我慢できないとばかりにおもいっきり妹の中に入っていく。
「あぁぁぁぁっ!」
少しでも冷静なら大きめな妹の悲鳴と痛さに歪める顔に気付くのだが兄は気付けなかった。
完全に欲に溺れ快楽のために腰を振る。
「あっ、いたっ…んぁぁぁっ!」
妹のやまない悲鳴も、痛さに耐えるために兄に抱きつく腕に力を込め背中にたてられた爪の痛さにも気付かない。
「お兄ちゃん、すごいぃっ!痛いけど気持ちいいよぉ!」
痛い中にある多少の快楽をみつけてそれに没頭する妹。
悲鳴をあげるほど痛いのに、兄を放さないように足を絡め兄との密着度を上げる。
「もっとぉ…もっとお兄ちゃんといっしょになりたいよぉ!」
どんどんペースが上がる兄の動きに必死に合わせようとする妹。
息を荒げながらひたすら妹を貪る兄。
「お兄ちゃん壊れるっ、壊れちゃう!」
限界まで自分のペースを上げ、身勝手に絶頂を向かえようとする兄。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
何度も何度も兄を呼ぶ妹。
そんな妹にたっぷりと自分の欲望を注いだ。
「お兄ちゃん、大好き…」
朦朧とする意識の中でなんとか呟く妹。
自分の欲の全てをはきだし、ようやく兄の動きが止まった。


651:名無しさん@ピンキー
07/06/11 14:22:57 9tinpemc
妹が初めてだったことに気付いたのは全部終わってからだった。
「えっと、その…ごめんなさい」
いたたまれなくなって謝る兄。
「お兄ちゃん、で、どうだった?」
興味津々といった顔で聞く妹。
「どうだったって…いや、なんといいますか…」
慌てる兄。
「いっぱい試したんだから教えてほしいなぁ~。ね、お兄ちゃん?」
後ろから兄に抱きつく。
「だから、そういうのは!」
「もっとすごいこといっぱいしたよね♪」
「………」
返す言葉もない兄。
「それともまだ試し足りないのかな?なら、もっと試してもらわないと!」
「あっ、こら!やめろ…」



妹のお試し期間はしばらく続きそうだ…


652:名無しさん@ピンキー
07/06/11 18:58:18 8Sa9IFR4
インデナァイ
GJ!

653:名無しさん@ピンキー
07/06/11 19:52:45 9tinpemc
おもいつきだけでなんとなく書いた物なんでいたらない部分はご容赦を…


654:真衣のにっき
07/06/11 22:38:54 bx6W1i5P
今日はおにいちゃんと二人で公園におさんぽにきたんだ!真衣はおにいちゃんがだ~いすきなの!
でもおうちにいるときはだめ、っておにいちゃんがいうから、真衣、ちゃんとガマンしてるんだぁ。

ん?なに?おにいちゃん。え、ジュース買ってくれるの?やったぁ!

ゴクッゴクッゴクッ…

ふぅ~っ!のどかわいてたから、いっきにのんじゃった。
次はおにいちゃんとジャングルジムにのぼるの。てっぺんまで競争だよ!

わ~い!真衣の勝ち!真衣が勝ったからおにいちゃんがいいこと教えてくれるって!なにかな~?
えっとーおまたの間にジャングルジムの棒をはさんでー前と後ろにこしをふればいいの?
えぇー変なのー
いいきもちになれる?
おにいちゃんがそんなに言うなら真衣、やってみよっかな。

…スリッ…スリッ…

あ、あれぇっ?なんかおまたの間がムズムズしてきた…んっ…ぁん…ゃだなんか変な声だしちゃうょ…

スリスリッ…スリスリッ…
ど、どうしようおにいちゃん、真衣おもらししちゃったみたい!おパンツがグショグショするよぉ!


655:真衣のにっき 2ページめ
07/06/11 22:42:48 bx6W1i5P
真衣がそういったらおにいちゃんは大丈夫、って優しく言って、真衣をだっこして草むらの影につれてってくれたの。
やっぱりおにいちゃんは優しい!でもさっきのジュースでおしっこは今にもでそうだよぉ。

…ここで?やだっはずかしいよっ!

でもここの公園におトイレはなかったの。

おにいちゃんに見られてるとおしっこの入り口がドキドキしてなかなかでてこない。

あ、あ、でちゃう、あ、あぁぁぁぁ…

プシャァーちょろろろぉー
真衣のおまたの下にはちっちゃな水溜まりができちゃった。
おもらしなんて最近してなかったのに…ママに怒られちゃうかな…


656:真衣のにっき 3ページめ
07/06/11 22:45:18 bx6W1i5P
なぁに、おにいちゃん。
え?そっちに寝ればいいの?

真衣がおにいちゃんの言うとおりにしたら、おにいちゃんは赤ちゃんにするみたいに真衣のパンツを脱がせて足をつかんであげたの。
いやっ、離してぇおにいちゃん!真衣おしっこふいてないから汚いよぉ!はずかしいよぉ!見ちゃ、見ちゃダメぇ!

ふぇ…きれいに?どうやって?

…ペロォッ…ちゅぱぁっ…
ひあっん!ぁあんっ!らめ、おにいちゃん!真衣のおしっこついちゃうぅっ!
っぁあん!真衣おかしくなっちゃう!はぁぁんっ!
そこ食べちゃらめぇ!いっ!はぁっ…はぁんっ!

おにいちゃんは真衣の…真衣のおまんこにしゃぶりついてた。
…真衣、なんかうれしい!
…っはぁぁぁん!お、おにいちゃん!真衣、真衣なんかくるぅ!あたまがふあってぁぁんっ!おまんこ、真衣のぉあそこがじんじんするぅ…っ!っ真衣…おかしく…なっちゃうぅ!ぁぁ…っん……っはぁぁぁぁああああああんっ!!!


ここは…?真衣のベットの上だ…あれ?夢……だったのかなぁ?

あ、おにいちゃん。真衣そんなに寝てた?えへへ、ごめんなさ~い。
あ、今日の夜ママたちいないんだっけ…
あれ?どうしたのおにいちゃん。あついの?パンツしかはいてないよ?


続く…?

657:名無しさん@ピンキー
07/06/11 23:10:07 8Sa9IFR4
続け…!

658:名無しさん@ピンキー
07/06/12 04:39:46 5fxe3rf3
続きを希望するしかないでしょう

659:名無しさん@ピンキー
07/06/14 17:04:39 mhR7U/FU
マダカナ(・∀・)

660:名無しさん@ピンキー
07/06/14 19:20:06 TSrRP5/Y
妹「なにしてるの。 」
兄「うわッ!ビックリしたな~ 。お兄ちゃんは忙しいの。出て行って。」
妹「その手に持っているお姉さんと筆おろしと書いているDVD持って何するの?」
妹兄「・・・」
兄「こっ、これは来たる日に向けての勉強だよ。」
妹「お兄ちゃんってほんとオナニストで変態さんだね。」
兄「ヴァカやろ!!予習はきっちりしとくもんなんだよ!大体男は出さないと大変なんだ、朝から勝手に出るわ立ちっぱなしになるわブスでもかわいく見えるし、好きタイプとか関係なくなるし。」
妹「わっ私でもよくなってくること?」
兄「・・まぁな。・・なんか嬉しそうだな。」
妹「うん。えへへ~私、お兄ちゃんとなら嫌じゃ無いよ。」
兄「それなんてエロゲ?」

661:名無しさん@ピンキー
07/06/14 20:02:12 UvIUNeI2
それなんてエロゲ?>(=ω=.)
続くのか?小ネタなのか?ちょっと期待してみる

662:名無しさん@ピンキー
07/06/14 21:32:24 mhR7U/FU
続きに期待(・∀・)

663:名無しさん@ピンキー
07/06/14 21:56:22 TSrRP5/Y
兄「ハァ~。」
妹「落込んでるの?お兄ちゃん?」
兄「ハァ~。」
妹「何よ。しっかりしてよね、私が相談役になってあげるから、言ってみて。」
兄「・・じつは俺は異常らしい…。」
妹「なにを今更…いや誰がそんなこと?ひどいよね。」
兄「ツレとの会話を聞いて気付いたんだが普通精液の量は大サジ一杯ぐらいらしい、だが俺はいつもヤクルト一杯出るんだ!童貞卒業の時イク時も遠慮しなくてはならないなんて、悲し過ぎるだろ!!」
妹「お兄ちゃん…他の人はそうかも知れないけど、私はお兄ちゃん規格だから全部受け止めれるよ。」
兄「妹・・・。」
妹「うん。いいよ。 お兄ちゃん。」
兄「なんてエロゲ。」妹「…。」


スイマセン。最近のマイブーム。

664:名無しさん@ピンキー
07/06/15 11:22:43 sLP1dIlo
妹「お兄ちゃん好き、大好きぃ、お兄ちゃんが、おナニし始めたのは、私がお兄ちゃんに告白してからだよね。それは私のこと気にしてだよね。知っているんだよ、時々私の名前言いながらしているとこ聞いてたんだ。」
兄「…。」
妹「私は嬉しかった。お兄ちゃんはすぐ変態さんみたいなこと言って私を避けようとしている様だけど、無断だよ。全部わかってる。もう我慢しなくてもいいよ。私の愛したお兄ちゃん…。」
ドサッ!!

665:名無しさん@ピンキー
07/06/15 11:23:30 sLP1dIlo
妹「おにぃちゃんのお口おいしぃよう、あはッ、いいよオッパイも触って、大きなおっぱいでもちゃんと感じるだよ、うん、 あ はぁっ、 お にぃちゃぁ、きっ きもぢぃよぅ、 アハッ ああぁ ダメェ もぅ 」
兄「・・・。」
妹「おっぱいだけでいっちゃいそうだよ、お兄ちゃん我慢出来ないよ。お願いきて。」
兄「ドキドキ」
妹「あぁ、先ちょが当たるだけで、おかしくなる、あぁ、 うぅん、お願いします、入れて下さい。」
兄「ドキドキ」
妹「入れて!!お願いします!入れてください!そのレバーをもうちょと下に下げてよう、意地悪しないで。」兄「なぁトイレはゆっくりはいりたいんだけど…。」
妹「だって一緒にいたいもん。開けてよ。開けないとまたえっちぃ言うよ。」
兄「それなんてレディコミ?」
妹「花とマーガレット。」



また、やってしまったスイマセン。もうしませんので勘弁して下さい。

666:名無しさん@ピンキー
07/06/16 05:36:25 HkW1DptO
ちょwwwwwいきなりギャグwwwww


何でも良いから(作品投下)早く来てよ、もう我慢できないよぉ…っ!

667:名無しさん@ピンキー
07/06/17 21:01:56 xW4YGVWL
妹が風邪をひいて家で寝ていて様子を見に行ったら、
「座薬を入れてよ!熱が下がんないから!」と言ってきた。
親に言えや!と返したら母親は今いない。親父には見られたくない。
という事らしい。 妹は後ろ向きに四つん這いになってその下は見るな!
と半分ケツをペロリとだした。 ロケット型の白い座薬を妹の*にゆっくりと入れる。
が、直ぐケツの力で這い出してしまう。 奥まで入れろ!と言われ、汚ねぇから触れねぇーよ!
と切り返したら、引出しからコンドームを1つ渡し「これで!」と。
指に不自然にそれをハメると妹は何度も絶対に変な事するなよ!
絶対に変な事するなよ!と言いながらもう一度四つん這いに。
オレは無心でゆっくりと奥まで一気に入れる。
妹はアッ!と少しだけ悶える。すまん!と意味も無く謝る兄のオレ。
ところがそのまま指が穴から抜けなくなる。 抜けない!
とオレが焦って動かすとウッ!動かさないで!と妹はマジ悶える。
力入れるなよ!と叫ぶオレ。じゃあ関節曲げんなよ!エロ!と妹も負けじと叫ぶ。
分かった。落ち着こうよ。な!力抜いて。ほら。よし!抜けた。 そしてヌポッ!という音ともに

668:名無しさん@ピンキー
07/06/19 09:31:19 cXIqYB9l
転載乙

669:名無しさん@ピンキー
07/06/20 02:16:46 m4fdxEOW
保守

670:名無しさん@ピンキー
07/06/20 21:47:35 jt+WZJPL
「お兄ちゃん、そこにいてね…」
リビングにいる俺にそう言ってあゆみはお風呂に入った。

あゆみはとても寂しがりやだ。
お風呂に一緒に入ることはさすがにもう無くなったが、たまに一緒に寝ている。

あゆみがお風呂に入ってる間はボーっとテレビを見てる。
しばらくすると
「お兄ちゃん、出たよ」
風呂上がりのまだ濡れた髪のまま俺に声をかける。
いつも通り妹の長い髪を拭き、ドライヤーをかけて乾かす。
その間、あゆみはとても気持ち良さそうにしている。
髪が乾いた後は二人でリビングでテレビをみたり、なんとなく会話をしてすごす。
夜もふけてきて
「ふわぁ~、そろそろ寝るか…」
と、アクビをしながら部屋に戻ろうとすると
(きゅっ)
っと俺の服を掴んだ。
あゆみなりの意思表示だ。
今日は両親とも仕事で帰ってこない。
「一緒に寝るか?」
と聞くと
「うん!」
と嬉しそうに頷く。
手を繋いで俺の部屋までいき、一緒にベッドに入る。
腕枕をして
「おやすみ」
「おやすみなさい」
と二人とも眠りにつく。
あゆみはとても幸せそうな顔をして眠っていた。


671:名無しさん@ピンキー
07/06/20 22:52:47 lvrYlMij
667のはコピペなのか。
結構面白かったので、そのテイストを妹尾に取り込んでみた。

672:妹尾兄妹の夏風邪
07/06/20 22:55:06 lvrYlMij
「へくちぃんっ!」
唾と鼻水を撒き散らしながら、妹は盛大なクシャミを放った。
俺はティッシュで妹の顔を拭ってやる。
「ったく、あれほど『冷房切り忘れるなって』って言ったのに……聞かずに腹出して寝てるからだぞ」
「ふみぃ~……」
馬鹿は風邪を引かないと言うが、我が妹の有様を見るにどうやらそれは俗説であったようだ。
最近は体調管理の出来ない馬鹿こそ風邪を引くらしい。
「ほれ、額に熱冷ましシートを貼っとけ」
「うう、お兄ちゃんありがと」
顔を赤くして俺に感謝の眼差しを向ける妹。
たまにはこういった普通の家族関係も悪くない。
「じゃあ、風邪薬を……あれ」
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「医薬品箱の中に頓服薬が見当たらない」
しくじったな、ちょっと薬屋に行って買ってくるか。
「待ってぇ……お兄ちゃん」
「?」
「お薬買いに行ってもらうより、側に一緒に居てもらう方が嬉しいの」
「……」
こいつ、なかなか健気な事を言ってくれるじゃ……
「それに、飲み薬は無くても別の薬はあるでしょ!?」
「……どれだ」
「それ~」
「これか?」
確かにこれも熱を冷ます薬だが……
飲み薬でも貼り薬でも塗り薬でもない。
これは……
「座薬だぞ?」
「いいの、でも~私頭クラクラしてうまく挿入出来ないから、おにーちゃんが入れて~」
一瞬、薬品箱の中に頓服薬が無いのはこいつの陰謀ではないかという疑念が俺の脳裏をかすめた。
だが証拠が無い以上、病人を問い詰めるのは止めておこう。
そう、これは家族として仕方の無い看護行為なのだ。
「判った、じゃあ寝巻きとパンツを下ろせ」
「ふぁ~い……、よいしょ!」
掛け声と同時に、妹は仰向けに寝たままベッド上で下半身を持ち上げて、
両脚を抱きかかえるように身体を屈める。
そしてそのままパジャマと下着を下ろし……
「おいコラ」
「なーに」
「何で座薬を入れるだけなのに、まんぐり返しの体位を取るんだ?」
「だって、お兄ちゃんがそうにゅーし易いように」
こいつ、本当に風邪引いてるのか?
全く、普段常に馬鹿をやってるせいで、病気のせいで頭が朦朧としているのか
いつも通りなのか区別がつかなくて困る。
「まあ、それはいいとして、パンツを足首まで下ろす必要はないだろうが」
「ほえ?」
「肛門だけ見えればいいんだから、ちょっとずらすだけでいいんだよ」
「……あっ、ごめーんお兄ちゃん」
分かってくれたか。
「半脱ぎのロマンチズムを追求するって事を忘れてたよね」
こいつ、全然分かってねえ。
「んっしょ……これでいい?」
妹は股間が見えそうで見えないくらいまでパンツを戻した。
俺はこれ以上このバカに付き合うと、自分の頭がくらくらしてきそうなので、
これ以上の突っ込みは辞める事とした。

673:妹尾兄妹の夏風邪
07/06/20 22:56:28 lvrYlMij
専用の指サックを付け(俺が何でそんなものを所有しているかは、あえて言う必要があるまい)
座薬を妹の菊座にあてがう。
「よし、いくぞー」
「う……うん。怖いけど、お兄ちゃんに私の後ろの初めてをあげ……ぐぷぃ?」
訳の分からない事を口走りかけたが、俺は容赦なく妹の肛門に座薬と指をねじ込んだ。
「ひぃ……、ちょっと、なぁっそんな、こんな?」
「力抜いとけ」
ひょっとしてこの台詞は最初に言っておくべき事だったかも知れないが、今更仕方ない。
妹は初めて異物が排泄器官を逆流してくる感触に戸惑っているが、
悶える女に無理矢理というのは俺の十八番なので気にすまい。
「奥まで押し込むぞ」
「アッーー!!」
そこまで大騒ぎする事はないだろうと思わんでもないが、
俺の指が座薬を直腸の深くまで押し込むと、妹は大声で叫んだ。
「終わったぞー、……よっと」
「みぃゃぅ?」
指を引っこ抜く時も不可思議な喘ぎ声を上げたが、妹への座薬投薬は完了した。
「ぬふぅ……聞いてたのと大分違うよぉ。もっと気持ちいいものなのかと思ってたのに」
「慣れてないからだろ?こういうのには個人差も有るし」
「ふぐぅ……お兄ちゃんとの初めての後門体験は散々な結果に終わっちゃったなぁ」
「風邪っぴきが馬鹿なことを言ってるんじゃない。
 薬も入れたんだし、とっとと寝ろ」
「うぃ」
「後で粥も作ってきてやるからな」
「わあぃ……、とーぜん食べる時は匙で掬ってフーフーしてくれるんだよね~っ?」
妹の言葉を聞き、作るのを止めるべきかと俺は悩む。
「お兄ちゃ~ん、私病人なのよ~?」
「……ああ、分かったよ」
「あともう一つ」
まだ何か有るのかよ!
「おやすみのキスをしてくれると、きっとよく眠れると思うんだけど~」
「…………」
「お兄ちゃん、私病人……」
「あー!もー!分かったよ!」
これ以上付き合ってられん。
とっととしてしまって、こいつを眠らそう。
「ほれ……、ん?」
軽く唇を触れ合わせるだけ、と思ったが、不意を突かれて妹に頭を抱きかかえられる。
「んっ……ちゅ………ぶちちゅーーーー(中略)ーーーぅ、ぐちゅぐちゅちゅぐちゃぅ、っポン!!」
「ぐほっ、げほっ、げほ」
この野郎!舌まで入れやがった。
つーか無理矢理引き剥がさなかったら何時までする心算だったんだ?
「ぷはぁ、ご馳走さまぁ」
「……もういいよな?早く寝ろ」
「はーい、あっ……お兄ちゃん」
「何だよ!」
「……ありがと」
妹は恥ずかしそうに、そのまま布団を被って寝てくれた。
改まって言われると気恥ずかしいので、俺としてもそれはありがたかった。

674:妹尾兄妹の夏風邪
07/06/20 22:58:01 lvrYlMij

 それから数日後……

「くしゅん!」
俺の口からくしゃみが飛び出した。
頭が重く、身体はだるい。熱も若干ある。
馬鹿は風邪を引かないという言葉が嘘だったが、
だからといって馬鹿以外が風邪を引かないとも限らない。
現に俺も風邪を引いたようだ。
「たいへ~ん、お兄ちゃんも風邪?」
「ああ、誰かさんから毎晩ディープキスを要求されたり、散々破廉恥な真似を要求されたからな」
「あわわ~、うつっちゃったんだ!……私の所為だよねっ」
分かってるじゃないか。
「ちょっと待ってて!いますぐ準備するから!!」
慌てて自室に走っていく我が妹。
俺はその後姿を見て寒気を覚えた。
こういう時は決まって碌なことにならない。
とりあえず俺は携帯を取り出す。
露魅奈の電話番号は何番だったかな?
「あ、もしもし俺だけど―」

 ・・・・・・・・・ 

「……ああ、悪いな、そうさせて貰うから、じゃあ」
「おっ待たせ~ぃ!」
丁度露魅奈との電話が終わった時に、妹は戻ってきた。
その衣装は……
「じゃーん!初公開、白衣の天使!妹ナースさんじょー!」
「……」
何処から手に入れたのか、ナースキャップと純白の制服……
洒落にならん。
こいつの看病を受けるくらいなら未認可の怪しい薬品の被験者になった方がマシだ。
「この前までお兄ちゃんに看病してもらったから、これからは私がお世話しちゃうよん!」
「あー、その、何だ……」
「もち、薬も入れてあげるしー、汗をかいた身体も拭き拭きしてあげるしー、
 おトイレの世話も尿瓶でしてあげる~!」
「盛り上がってる所悪いんだけどな……」
「えへへ、勿論下の世話をするわけなんだから、アッチの欲求も処理してあげちゃうよ~!」
「……しばらく俺は露魅奈の病院に入院することにしたから」
「へ?」
「だから、それらの世話はみんな露魅奈にして貰うことになる」
「ええー!!」
露魅奈の本職は外科だが、たまにはあいつの病院でしっぽりするか。
ただし一方は病人だけど。
「じゃあ、そういうことで……見送りはいらないぞ。お前も病み上がりなんだから」
「『そういうことで……』じゃなーい!私もおにいちゃんを看病するの~!」
妹は服の裾を掴んで何とか俺を引きとめようとする。
俺はそんな妹を引き剥がして、何とか我が家を脱出する。
「お兄ちゃ~ん!
 座薬! 尿瓶! お粥フーフーぅ!!」
「……」

俺がとんでもない見舞い客から身を守るため、
完治するまで面会謝絶病棟に篭っていたことは言うまでも無い。

(終わり)

675:名無しさん@ピンキー
07/06/21 10:02:48 jCYcUnsz
朝はあゆみの方が早い。
いつもあゆみが朝食を作ってくれている。
「お兄ちゃん、起きた?朝御飯できてるよ」
必ず俺を起こしにきて、一緒に朝御飯を食べる。
俺が和食好きだから…ごはんにわかめの味噌汁に焼き鮭に俺の好物の卵焼き…だいたいこんな感じだ。
味もかなり良く、そこらへんの定食屋やファミレスなんかより美味い。
「今日も美味しかったよ」
いつもあゆみにそう言っているが、毎回必ず喜ぶ。
「はい、お弁当…」
ついでだからといつも俺の分も作ってくれる。
弁当を鞄の中に入れ、一緒に家を出る。
あゆみとは同じ学校だから、何か用事がない限りは一緒に出て一緒に帰る。
あゆみはいつも手を繋ぎたそうにしているが、さすがに恥ずかしいので気付かないフリをしている。
学校に着くと
「じゃ、ここまでだね…。お昼は一緒に食べれる?」
玄関のとこであゆみが聞く。
「いつもと一緒」
そっけなく答えるが、あゆみはその答えに満足そうに
「うん♪」
と返事をして自分の教室に向かった。


676:名無しさん@ピンキー
07/06/21 16:45:31 8G4a02/a
あゆみちゃんの人、続きwktk

妹尾兄妹の人、今日もGJ!!!

677:名無しさん@ピンキー
07/06/21 17:15:36 P5EzqUpT
好きだなあ妹尾

678:名無しさん@ピンキー
07/06/21 20:13:23 jCYcUnsz
いつものように学校が始まる。
体育の授業の時にあゆみの教室の前を通る。
なんとなく気になったので教室を覗いた。
あゆみはボーッと窓の外を眺めていた。


昼になり、あゆみが俺のクラスまでやってきた。
「ほれ、さっさと学食行け。そして戻ってくるな」
クラスメイトに軽い口を叩く。
「はいはい…、あゆみちゃんどうぞ~」
いつものことなので手際よく前の席と俺の席をくっつけて場所を確保する。
「いつもすいません」
あゆみが申し訳なさそうにその友人に言った。
「いいのいいの、気にしないで♪じゃあな~、シスコン」
そう言って友人は学食に向かった。
あゆみの作った弁当を広げ、食べ始める。
「そういえば、休み時間に外眺めてたけど何してたんだ?」
少し気になったので聞いてみた。
「見てたの?」
ちょっと驚いたみたいだ。
「あのね…お兄ちゃんのこと考えてた。お兄ちゃん今何してるのかなとか、早くお昼になってお兄ちゃんとごはん食べたいなとか…」
「そか」
気恥ずかしくてそっけなく答えた。
「もしかしていつも俺のこと考えてたりしてな!」
恥ずかしさを誤魔化したくて少し大げさに聞く。
「うん。お友達とお話したりもするけど、お兄ちゃんのこといっぱい考えてるよ」
かなり恥ずかしかったが、それ以上に喜んでる俺がいた。


679:名無しさん@ピンキー
07/06/21 20:36:36 1q1h64ie
しえーん

680:名無しさん@ピンキー
07/06/22 02:16:19 5HF051dz
あゆみ可愛いな。
GJ!

681:名無しさん@ピンキー
07/06/22 03:27:25 WamPKX40
その日はあゆみと手を繋いで帰った。

家に着いていつもと変わらない夕食をとったあと、あゆみに
「一緒に風呂入るか?」
つい言ってしまった。
こんなこと言うなんてどうかしてる…
「一緒に入ってくれるの?」
あゆみはまっすぐ俺を見つめていた。
「いっ、一緒に入った方が時間も節約できるし、あゆみも寂しくないだろ?一石二鳥かなとか思ったり…」
言い訳までしてる。
俺はどうしたいんだろう…
「うん、お兄ちゃんとお風呂入る」
あゆみは躊躇いなく同意した。

「はぁ、なんでこんなことに…」
あゆみに
『お風呂の用意してくるから先に入ってて』
と言われ、湯船につかっている。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんの分もお着替持ってきたよ。」
あゆみがすぐそこで服を脱いでいる。
あゆみに少し女を感じていた。
「お兄ちゃん、入るよ。」
あゆみが小さなタオルで、かろうじて胸や大事な部分を隠して入ってきた。
かけ湯をして、あゆみも湯船に入る。
ちょうど俺にだっこされるような形で風呂につかった。
「お兄ちゃんと一緒にお風呂入るのなんて久しぶりだね♪」
「そうだな、小学校以来かな?」
「そうだよ。お兄ちゃんがダメって言わなかったら、ずっと一緒に入ってたのに…」
「だからダメって言ったんだよ」
「お兄ちゃんのいじわる…でも、また一緒に入ってくれたね」
「なんとなくな」
ゆっくりと温めのお湯に二人でつかっていた。


682:名無しさん@ピンキー
07/06/22 16:45:18 FkvpbSw+
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

683:名無しさん@ピンキー
07/06/22 17:22:46 WamPKX40
「暑いな…そろそろ体洗うか」
「うん」
二人で湯船から上がる。
「洗ってやるからそこ座れ」
「うん」
まったく、どこまで俺の言うこと聞くんだか…
「痛かったら言えよ」
「うん」
あゆみの背中を洗う。
優しく傷つけないように…
「お兄ちゃん、気持ちいい」
そんな言葉に浮かれ、首や腕も熱心に洗う。
「お兄ちゃん、前も…」
普通にこっちを向く。
「あ、えっと…恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしいけど、お兄ちゃんだから平気」
あゆみの言葉に負けて前も洗い始める。
なるべく見ないように、意識しないように必死だった。
「やっぱり、お兄ちゃん上手だね」
なんとかいろいろ見ないように洗っていたのに、その一言で顔を上げてしまった。
華奢なわりにちゃんと自己主張する胸、長く綺麗な足、気付いたら目が離せなくなっていた。
「お兄ちゃん?」
どうしたの?といった感じで俺の顔を覗きこむ。
その姿がたまらなく可愛くてあゆみにキスをした。
「!」
びっくりして固まるあゆみ。
触れる程度のキスですぐに離れた。
それでも昂奮が冷めず、あゆみの大きすぎない胸に手を伸ばしていた。
「あっ、あぁ、お兄ちゃん!」
お兄ちゃんと呼ばれてはっとした。
「あ、その…ごめん」
あゆみの体の泡をシャワーで流し、いたたまれない気分になり立ち上がろうとしたら
「お兄ちゃん、まだ頭洗ってもらってないよ?」
と、あゆみが俺の腕を掴んだ。


684:名無しさん@ピンキー
07/06/22 18:20:10 WamPKX40
それからあゆみの頭を洗い、俺もあゆみに洗ってもらったがテンパりすぎてあまり覚えていない。

風呂から上がり、あゆみの髪を乾かしていつも通り部屋に向かう。
不意に、俺の部屋の前で
「もう少しお兄ちゃんと一緒にいたい」
と言われた。
「う~ん、そう言われてもなぁ…」
ぎゅっと俺の手を握るあゆみ。
「今から外出るのもあれだし…家の中ぐるっとまわるとかなら」
思い付いたことをそのまま口に出した。
「それでいい」
あゆみと家をまわることになった。
二人で手を繋ぎながら階段を下り、リビング、客間、トイレ、風呂と一通りまわって階段を上る。
両親の部屋、あゆみの部屋とまわり俺の部屋に戻ってきた。
10分もたっていない。
「こんなんでいいのか?」
「うん」
あゆみは満足そうだった。
多分、俺と一緒に何かしたかっただけなんだろう…と勝手に結論付け部屋に入る。
「もう寝るぞ」
「うん…」
何か言いたそうにベッドの中で俺をみる。
「どうした?何かあるなら言ってみろ。」
少し間があってから
「キスして」
俺の目をじっと見つめながら言った。
「お風呂のときみたいにいきなりじゃなくて、ちゃんとお兄ちゃんにキスしてほしいの…」



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