いもうと大好きスレッド! Part3at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part3 - 暇つぶし2ch435:名無しさん@ピンキー
07/03/09 17:01:58 O48pAYxZ
ライジング=立ち上がる  サン=息子

つまりニンニンおっきしたって事か

436:名無しさん@ピンキー
07/03/12 03:45:31 uXwHX86I
>>435
もちろんだ

437:妹尾兄妹のホワイトデー
07/03/14 19:30:55 o9AmMvyX

「おっにいちゃ~ん、今日は何の日か知ってるよね?」
「ああ、勿論だとも妹よ」
今日は三月十四日、先月貰えなかった男たちには、何の問題も発生しない特殊な日だ。
「ほいよ、お返し」
妹に俺はバレンタイン返しのプレゼントを放り投げる。
中身は有名店で買った洋菓子の詰め合わせだ。
まとまった数を購入したため業者価格で購入でき、結果かなり値引きしてもらえた。
さもなければ、俺にとってもえらい出費になったに違いない。
・・・全くチョコの貰いすぎも考え物である。

「む~! こんな既製品でお返しされてもなぁ~」
だが、我が妹はそんなありきたりの物を期待していた訳ではないようだ。
「私のあげた『Valentine's Vagina chocolate(略称VVC』に比べると、ちょっと簡単すぎない?」
ふざけるな、あの凄まじくいかがわしい形のチョコを兄に喰らわせた分際で、
お返しが貰えるだけでもありがたいと思え。

「やっぱさ、お兄ちゃん! ホワイトデーならではのお返しって有るじゃない?」
「なんだそれは?」
「もぉー、ホワイトデー。WHITE DAY。和訳すると白い日、白い・・・つまり、はくだく・・・」
「悪い、それ音子と小雪とソーニャに散々BUKKAKEしてきたから、今日はもう打ち止めだ」
「ええっ!!」
「いやいや、三人とも『ホワイトデーなんだから、私達を白く染め上げてぇん(はあと』
 とか言うもんだから、つい俺も張り切っちゃってな・・・」
「むっきー! 酷いよぉっ、お兄ちゃん!
 愛しい兄の白濁液を待っている妹の分まで、他所の女の人にかけて来ちゃったって言うのぉ~!」
・・・フツー妹から貰ったバレンタインのお礼に、BUKKAKEで返す兄はいないと思う。
だが、このバカにそんな理屈は通じない。

「ひどい、酷い、ヒド過ぎ~! せめてこのお菓子にぶっかけて、
 『げへへ、お兄様の精汁でトッピングした白濁スイーツがお返しだぁ!ありがたく食べるがいい!』
 ぐらいの事いっても罰はあたらないでしょぉ!」
いや、そんな食べ物を冒涜する行為をしたら、きっと罰が当たるぞ・・・


(終わり)

438:名無しさん@ピンキー
07/03/14 21:13:31 ZjZ7K5Wk
ぬはー、GJ!
しかし、どうやったらこんなステキ思考な妹を書けるのだろうか……!

439:名無しさん@ピンキー
07/03/14 23:27:55 ijdne3kx
暴走妹ワロスwww
兄もあいかわらずいい味出してるしw

GJですた

440:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:47:18 PnsNZxYg
ちくしょおおおおおお!なにが業者価格だ!
チョコの貰いすぎも考え物だなんて一生に一度は言ってみてえよ!


ムカついたのでちょっと妹にBUKKAKEしてくる

441:名無しさん@ピンキー
07/03/18 14:00:59 IO4ITAMn
美味しくいただいてこいよ

442:名無しさん@ピンキー
07/03/20 19:38:41 Kw2mrWF8
>>441
そこは「美味しくいただいてこいよ」じゃなくて
「美味しくいただかれてこいよ」が正解だと思った。
勿論妄想b

>>440
刑務所だけはやめておけ

443:名無しさん@ピンキー
07/03/22 16:19:21 PlSIWcsT
一発ネタ

精霊「清らかなる乙女の純粋な想いに応え、汝の願いを叶えよう」
妹「お兄ちゃん専用の肉便器奴隷妻してください!!」
精霊「清らかで……純粋……」(泣)

444:名無しさん@ピンキー
07/03/28 11:58:46 HkFJuhlU
欲しゅ

445:名無しさん@ピンキー
07/03/30 23:47:25 xHORL0Uh
>>100
これって誰のセリフだっけ?

446:名無しさん@ピンキー
07/04/03 07:36:36 Itzz59xQ
>>445
斑目?

447: ◆26PKCMob6A
07/04/10 00:36:00 n67xjbMr
 股間が妙に生暖かかった。寝ぼけ頭で左手をトランクスの中にある自身に突
き入れて、暖かく粘り気のあるものをが手についた。
「また、やっちった……」
 俺は目を開けて掛け布団を右手で掴んでベッドから降りた。どんな夢かは覚
えてないが、夢精したのだから相応の夢だろう。優衣が出てこなかっただけマ
シだが、出したはずなのに股間に蠢く僅かな疼きに顔をしかめた。部屋のベッ
ド脇に置かれた時計を見ると現在時刻は午前5時50分。今の時間なら優衣は起
きていないはずだ。シャワー浴びよう。
 戸棚の引き出しの一つを開いて、黒柄のトランクスと白いTシャツを引っ張
り出す。部屋のドアを開けて、階段を降りて洗面所の前で何かをごしごし洗っ
ている優衣とばったり出会ってしまった。
 優衣はパジャマ姿のまま、風呂場向かい側の洗面所に電気もつけずに立って
いた。必死になって自分の下着を洗っていた所を俺に見つかって、声も出ずに
硬直していた。それは俺もそうだ。今まで優衣の下着をまじまじと見ることも
なく、優衣の顔が真っ赤になるのも見た事がなかったから。
 優衣の下着は、精緻な白い花柄模様で、中央にちっちゃな赤いリボンが飾ら
れていた。上品な中にも可愛らしさのある下着の、あそこの部分が石鹸の泡に
まみれている。大事な下着なのかブラシは使っておらず、指で丁寧に洗ってい
たようだ。その細い手は16歳らしく、白くきめこまやかな肌だ。
 俺は頭が真っ白になって、ただ突っ立っていた。
「お兄ちゃん……」
「うん」
「……見ないで」
「うん」
 優衣が顔を真っ赤にさせながらも俺にお願いしているにも関わらず、俺は優
衣の話を右から左に聞き流していた。
「お兄ちゃん……本当に」
 優衣の声色がやや上擦る。その声がいけなかった。俺は股間が再び勃起する
のを抑えられなくなると共に、「ごめんっ」と言って後ろを振り返った。
「……ごめん」

448: ◆26PKCMob6A
07/04/10 00:37:20 n67xjbMr
 言ってみたものの、その場から立ち去ろうとはしない俺がいた。優衣のパン
ティを洗っている音が聞きたかった。どんな表情で洗っているのか、克明に見
ておきたかった。股間は膨張していた。
「……お兄ちゃん。恥ずかしいから……どこか行って」
「ああ。ごめん」
 これ以上ここにいたら本当にダメな人間になってしまう。俺はトイレに直行
した。


 トイレの中で、俺は洋式の便器にズボンを下ろして座ったまま、当然のよう
にペニスを左手で握っていた。皮被りのペニスは10センチ強に勃起していたの
で紅い亀頭が丸見えだ。その亀頭と皮に自分の唾液を垂らして、息を殺してオ
ナニーした。
 あの虫も殺さぬような端正な優衣が、今自分の下着を洗っている。朝早くか
ら電気もつけずに洗っているのは何故か。見られたくないような汚れがついて
いたのか。あの指が、下着を泡立てて洗っていた。下着をいためないように優
しく洗っていたのだろう。音がまるっきり聞こえなかったから、相当気をつけ
ていたに違いない。
 優衣の可愛らしい笑顔に撃墜された男子は数知れない。あげてもいないバレ
ンタインデーのお返しチョコなども山のように届いた時もあった。二回も違う
ストーカーに狙われて追い返したこともある。街を歩けばモデルにならないか
と誘われたことも腐るほどあった。お淑やかな、言葉を選ぶ妹だから相手を傷
つけるような台詞は口にしない。だから他人は誤解してしまう。まだいけるの
ではないかと。
 優衣は他人の冗談にも理解を示し、そこにいるだけで和みキャラとなってし
まう。優衣がいるだけで他の女子は見劣りし、結婚式に行けば優衣よりは可愛
くない、という評価が男性でなされてしまった。
 俺ぐらいは、優衣の前では真人間でいてやらなくてはいけない。そう思って
いるはずなのに、優衣の仕草一つで今日もオナニーを始めてしまった。夢精を
したとか関係なかった。優衣がいる。ただそれだけで、勃起するようになって

449:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:39:03 n67xjbMr
いた。夢の中でなら何回も優衣を犯した。優衣も気持ちよくなってくれたこと
もある。だが現実ではそんな関係にはない。なってはいけないのだ。
 もうオナニーしないと誓ってからは、一週間に一度くらいのペースでしかオ
ナニーしないようになった。だがオナニーするとき、ネタは妹しかなくなって
いた。ダメ人間だと自分を否定し続けても何も変わらない。良い兄貴でなくて
はいけないのだ。
 そんな御託を吹っ飛ばすくらいに、自慰は気持ちよかった。今日の「優衣」
はたっぷり溜まった精子をお口で吸い取ってくれる「優衣」だった。「一週間
の勉強の疲れをとってあげたいから」と大きな瞳をうるわせて、俺のチンコを
大切に取り出して、両手で皮を剥いて舌を這わせた。アイドル顔のAV女優のよ
うに目を細めて微笑んで、しゃぶり続ける妹がそこにいた。「私の膣じゃきつ
すぎるから……」そういって優衣は両手で俺の竿を加減しながら上下にこすっ
ていった。カリ首が弱いと見透かすや否や唾液をふんだんに塗して、舌と唇で
ねっとりとペニスのカリ首辺りを舐めしゃぶっていく。「お兄ちゃんの心が読
めたらいいのになぁ。そうしたらもっと気持ちよくできるのに」
 優衣の手コキと舌技は絶品だった。健気にも俺を慕う優衣の口腔に、俺は大
量の精液を放出した。放出と同時に、俺のペニスを掴んだ優衣の手がきゅっと
締まる。強すぎる締め付けではなく、極上の快楽をもたらす優衣の手ほどきに、
俺は自身の白いどろどろの精液が睾丸からペニスを通り、亀頭を抜けて優衣の
口の中に放出されてゆくのを感じていた。
「お兄ちゃん……優衣がしてあげるから、もうオナニーしちゃ駄目だよ……」
 頷くことさえできず、ただ思った。
「また、やっちった……」


 俺の家族は四名。父さんと母さんと俺と優衣だ。父さんは東京の九段下に単
身赴任していて、母さんはクラブのママさんをしているから昼頃出かけて深夜
に帰ってくる。母さんに似て優衣は異常に可愛らしかった。最近ロングヘアー
からボブカットにしたが、可愛らしさは変わらず、更にチャーミングになった。
 優衣は俺と同じ高校一年生で、俺の方が先に出てきたという理由だけでお兄

450:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:39:54 n67xjbMr
ちゃんとなった。優衣は頑張り屋だった。勉強も、スポーツも一生懸命で小さ
な頃から弁護士になると決めて、勉強を続けていた。その努力は尋常でない。
 自分は学校の先生になりたいと考えていた。高校こそ一緒だが、大学になれ
ば優衣とは会えなくなる。
 優衣がいたから俺もしっかりしなくちゃと思うようになった。だけど優衣で
オナニーするのだけは、止められなかった。
 自慰を終えた俺は朝ごはんの準備に取り掛かる。キッチンの洗い場で石鹸を
使って洗
う。家事は優衣と分担していて、月曜は朝ごはんが俺で、洗濯は優衣という風
に曜日ごとに仕事は分かれていた。
 念入りに手を洗いつつ、今日の献立を考える。朝飯は簡単にご飯と味噌汁、
ベーコンとほうれん草の炒め物にする。夕飯は、としばし考えても思いつかな
いので冷蔵庫をあさって、家計簿を見て考える。ある程度の食費を捻出できそ
うだったので優衣の好みも聞いておこう。
「おはよう……お兄ちゃん」
 料理が一通り済んだところで優衣を呼びに行こうとする前に、優衣は階段か
ら降りてきた。すでに制服姿になっていた優衣は綺麗なボブカットを靡かせて、
俺を見上げながら申し訳なさそうに言った。
「おはよう。さっきはごめんな」
「え? あ……ううん。大丈夫。気にしてないから」
 優衣はそういって微笑んだ。だが気にはしているだろう。兄とはいえ男子に
下着を見られたのだから。
「いや。優衣は気にしているに違いない」
「え?」
「俺を憎んでるに違いない」
「え、ええ~~?」
「俺を困らせようと画策してるんだ」
「し、してないよぉ……」
「そうか。そんなに俺が憎いか」
「に、憎んでないのに」

451:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:48:18 n67xjbMr
「優衣は考えた。『こいつを懲らしめるにはどうすればいいか?』」
「考えてない……」
「『金だ。それもありったけの金を奪い取ろう。120円、150円なんては
した金じゃなくて』」
「はぁ……」
 呆れて反論する気も失せている優衣。
「『ディズニーシーに行きたいんだ私は。チケットを購入させてやる!』馬鹿
な! なんて酷いこと考えるんだお前は! 俺の弱みを握ったな!」
「い、いきたい」
「そこだけ本音かよ! ま、とにかくそういうわけで、俺はチケットを買わな
くちゃいけなくなったわけだ。料金改定前に」
「お兄ちゃん……」
「何だよ勝ち組」
「朝からテンション高すぎだよぉ」
「スマンこういう性格なもんで」
「むしろお兄ちゃんがディズニーシーに行きたかったりする?」
「ぐっ」
「一人だと寂しいから誰か適当な人を」
「違う! 俺は、お前と行きたいんだ~~!」
 右手に力瘤を入れて力説する俺。傍目で見ると愚かかもしれないがそれは気
にしない。
「シーは一度も行ってないから妹を出汁に使って」
「そんなことないです。優衣。君は間違っている。君はもっとお淑やかな妹だ
ったはず」
 優衣は少し黙って、顔を綻ばせた。「いいよ」
「はい?」「お兄ちゃんとだったら、いきたいな」
 上目遣いではにかむ妹がそこにいた。兄を全編的に信頼する穢れのない少女
の応答に、俺は胸が一瞬にして焦がれた。「だっ……」
 言葉を発しなくては場の空気が悪くなるのは分かっていたが、邪な自分とは
あまりにも異なる優衣に、心が砕けてゆきそうだった。優衣の可愛らしい唇か

452:名無しさん@ピンキー
07/04/10 00:49:24 n67xjbMr
らまた、今日も爆弾級の言葉が漏れた。いつも、そうした言葉をオカズにしていた。
「優衣、じゃいつが空いてるか調べといてくれよ。俺が優衣に合わせるから」
 俺の言葉一つ一つに頬を染めて頷く優衣。その瞳を覗き込んでいるだけで、
抱きしめたくてうずうずしてしまう。
「メシにしようぜ。ひとまずはさ」
「うん」
 優衣は眩しそうに俺を見て微笑んだ。「お兄ちゃん」
 その表情にドキドキしてしまう。「な、なに?」努めて冷静に答えようとし
たが、声がうわずってしまった。
「ありがとう」
 俺はもう、優衣の口元しか見られなかった。耳に柔らかく響く、優しげな声
で優衣は「ありがとう」といった。
「そ、そんなに改まって言うなよ。照れるじゃんか」
「だって優衣はお兄ちゃんに、何もしてあげられてないのに……どうすればお
兄ちゃん、喜んでくれるのかな。分からなくって」
 優衣は椅子に座ったまま、目がうるんでいた。「時間がないだなんて言い訳
だよね……お兄ちゃんに聞かないで探そうって思ったけど、全然思いつかなくて」
「優衣がここにいてくれれば、それでいいよ」
 怒ったような困ったような、優衣は顔をくしゃくしゃにさせた。涙が両頬か
ら一滴零
れておちる。
「メシにしよう。冷めちゃうから」
 俺は努めて笑顔でいった。「聞いて驚けよ。味噌汁には料理会コンテスト第
一位の永田さんの白味噌と、永田さんのご主人の取れたて茄子が入っているん
だ。朝一で貰ってきた。心して食せ? ベーコンは三件あるスーパーマーケッ
トの中で一番安い石橋屋のベーコン111円の一切れを利用してる。旨いかどうか
は分からんけど……」
 空回りしてるのは自分でも分かってる。気にするな。優衣は頬を紅潮させて、
静かに俺の話を聞いていた。自分の気持ちを隠すでもなく、だけど言うでもな
く。優衣は俺の話を涙を流しながら、聞いていた。

453:名無し
07/04/10 01:10:12 1/JfY2GF
続き続き!

454:名無しさん@ピンキー
07/04/11 01:21:08 siPfmZdh
うわあああああああああwwwwwww
洗ってるシーンがツボだwwww

455:名無しさん@ピンキー
07/04/11 23:24:11 bajQhGx9
 放課後になると、クラスメートは一様に部活のため、帰宅のために教室を後にする。
俺も帰宅するために教科書などを鞄に詰めて教室のドアをがらりと開けたら、目の前
の廊下に優衣がいた。手提げ鞄を胸に押し付けるように両手で抱え込んでいた優衣が
俺に気づくと、伏し目がちな目を輝かせて「お兄ちゃん」と左手を小さく振った。
 う、おおおお。
 そんな仕草が男子生徒を一々悶絶させているなど、優衣は知る由もない。只でさえ
女子高生のブレザー姿は男子生徒の妄想の的なのだ。しかも学内きっての美少女がグ
ラビアに出てこない笑顔を見せたとあっては、一大事件である。
 隠れて彼女の挙動を視姦していた男子生徒諸君(先生含む)から複雑な声が漏れる。
歓喜、驚愕、憤怒、悲哀、様々なうめき声が廊下を走る。
「おう。お疲れ。どうした? 優衣」
 いつもは自分から優衣のクラスに入ってくのだが、今日は優衣が廊下で待っていた。
何か用事があるのかもしれない。
「あのね。今日……これから数学の若本先生の特別講習があるから」
 それでは一緒に帰ることはできない。「そうか。分かった。先に帰るけど、いいか?」
「うん。ごめんなさい」
「気にするなよ。優衣が大丈夫なら、俺はいいよ」
「……うん」
 痴漢未遂事件があってから、俺は必ず朝夕に優衣と一緒に帰るようにしていた。学
校に行きたくないという気持ちを押し殺して学校に行こうとした事件後の次の日、優
衣は高熱を出して倒れた。優衣には話していないが、痴漢に対しての精神的な拒絶反
応が高熱を出させたのではないか。そんな気がしている。ともあれここ一ヶ月以上は
放課後になるとお互いのクラスで落ち合い、帰るようになっていた。今日のケースは
例外だ。だが、朝はともかく夕方なら、痴漢に会わないように帰れるのではないかと
思うようにもなっていた。夕方なら電車のラッシュはないし、緊急用のアラーム機も
持たせていたから、何かあったらそれを押して助けを求めればいい。
 そして俺に依存する生活をし続けていても、優衣のためにはならない。
「ありがとう……おにいちゃん」
「……馬鹿。照れるだろ」
 そういって優衣の眉間を軽く小突くと、優衣は頬を染めて俯く。
 廊下から「おおおおお、ふおおおお」というざわめきが聞こえてきた。

456:名無しさん@ピンキー
07/04/12 01:18:46 5rvBfBgO
wktk

457:名無しさん@ピンキー
07/04/12 03:31:54 PsmYaw3z
おおおおお、ふおおおお

458:名無しさん@ピンキー
07/04/13 23:39:48 8CjGkjOe
 家に帰ってきた俺は私服に速攻着替えて台所に立ち、今日の献立を考える。やっぱ
男はカツ丼だろ。というわけで優衣に相談すべく、焦げ茶の階段を登る。
「優衣は女の子だけど、やっぱカツ丼食って頑張ろう」
 理論もへったくれもないのは重々承知だが、今日はカツ丼だと思った。反論は許さない。
いや優衣がもっと軽いものがいいって言ったらすぐ変えるが。
 肉がなかった。あと調味料がいくつか足りなかった。カツ丼を買うためにいくらか
出費が高くなるが、許して欲しいと優衣にお願いする必要があった。食費は決められ
ている。お金を使いすぎて生きていけるわけがないのである。
 優衣の部屋の前に立って、二回ノックするが、返事がない。しばらくしてもう二度、
ノックしてから気づいた。まだ帰ってきてなかったんだ、あいつ……。
 その時、魔がさした。今なら、優衣の部屋に入れる。俺は左手をドアノブにかけて、
ゆっくりとドアを開けた。

 西日の入る八畳ほどの部屋に、赤い柄物のシーツがかかった折りたたみのベッド、
棚がついた木製の勉強机、グレーの洋服箪笥が並んでいた。部屋は暖色系に統一され
ていた。整然と参考書が並んだ本棚、チリひとつない机の上、皺一つないシーツなど、
優衣がどれだけ部屋に気を使っているかが分かる。俺はまず、彼女の本棚を舐めるよ
うに閲覧した。学校関係の参考書、法学関係の書籍、またはファッション誌も何冊か
ある。書籍の横には、ホワイト・テリアやウェルシュ・コーギー、ゴールデン・レト
リバーなど色々な犬のキーホルダーが何匹か、その部屋の住人を眺めるように置かれ
ていた。
 そこにある犬の瞳を眺めていたら、猛烈に優衣の弱みを握りたくなってきた。ちら
りとその話題を振ろうとしただけで涙目で口を震わせて、何でもするから言わないで
欲しいと懇願されるような弱みを、握りたくなった。この部屋の清潔感がたまらなく
嫌だった。いや、汚れていればいいというわけじゃない。優衣だって、一つや二つ、
他人には絶対に見られたくないものがなくてはいけないのだ。今朝の下着のように。
 馬鹿だな。そんなことも忘れていたなんて。
 優衣は今朝、俺に隠し事をした。兄として何でも把握しなくてはいけないのに、優
衣はそれを拒んだ。なぜ、見せたくないのだ。下着を兄に見られたからといって別に
いいではないか。下着が汚れていた? それでどうして恥ずかしがる必要がある。俺

459:名無しさん@ピンキー
07/04/13 23:41:35 8CjGkjOe
に見られたくない? 俺に見られないような所に隠したってことか?
 俺は周囲を見渡した。
 窓のサッシにかかった物干しに、白の花柄パンティーがかかっていた。中央に小さ
な赤いリボンがついているのも、今朝の下着とそっくりだった。今朝洗ったのだ、干
されているのが当然だ。俺は本棚からくるりと向き直ってその下着に駆け寄った。

 ちりちり、と理性が焼け焦げる感覚に襲われる。言いようのない不安、罪悪、苦し
み、孤独。説明のつかないものが胸の奥
で蠢いた。今、何も考えずに部屋の外に出れば収まるかもしれない。だが俺は
あの愛らしい優衣の下着を掴むためにここにいる。下着を掴めなくて何が男だ。とぐ
ろを巻いたような胸の苦しみなど、パンティをペニスに擦り
付ければすぐに直るさ。今までだってそうだ。優衣にさえバレなければいいんだ。
 すぐさまパンティを咥えている洗濯ばさみを取り除き、下着を両手の掌に乗せた。
 肌触りのいい、シルクの下着だった。ふわりと両手に乗った純白の下着に鼻を近づ
けて、匂いを嗅いでみる。朝から丁寧に洗っていただけのことはある。石鹸の香りが
するだけで、別段卑猥な匂いはしない。
 パンティの裏地を見なくては。
 朝、優衣が洗っていた箇所は丁度股間が当たる箇所だった。表の生地が綺麗とはい
え、裏がそうとは限らない。俺の右手は早速パンティを表裏をひっくり返した。真っ
白な下着の股間部に残る、うっすらと黄色がかった汚れが見つかった。なぜこんな色
なのか。これは昨日できた汚れだろうか。それとも以前からあったのか。今朝優衣が
必死に洗っていたのは、汚れが付いたばかりだったからではないか─可能性はある。
では付いたばかりだとしたら。
 お漏らし……?
「はぁ……はぁ……」
 興奮でくらくらする。この小さな下着を、優衣は昨日、穿いていたのだろう。優衣
の白いお尻がこの下着の中に納まっていた。優衣の大切なあの箇所もこの白いパンテ
ィの下にあったと想像するだけで、息を荒げてしまう。
 ふと、それで自慰をしたらどれだけキモチイイか想像した。それが駄目だった。心
臓が早鐘を打ち、気づいた時には、下着を亀頭に被せていた。
 駄目だ、こんなことをしていてはいけない、と自制の声が聞こえたが、俺の右手は

460:名無しさん@ピンキー
07/04/13 23:42:29 8CjGkjOe
問答無用にピストンを繰り返していた。優衣、洗って返してあげるから勘弁してくれ。
黄色がかった染みだって俺がきちんと純白にしてあげるよ。知ってるかい優衣。おち
んちんからは精子が出るんだ。精子の色って知ってる? すっごく白いんだぜ。ルー
ズソックスくらい白いのがたっくさん出てくるんだ。これを優衣の下着に満遍なく塗っ
てあげるよ。こんな黄色い染みなんてわからなくなるくらいに塗りたくってあげるか
ら、ちょっと待ってな。
 今……うっ。
 ドクドクと射精していた。
 肉棒はすっぽりと下着に覆われていて、白い下着の丁度股間の割れ目の辺りに赤黒
い亀頭が突き刺さっていた。亀頭からは白濁液がびゅる、びゅくっと放出されつづけた。
 刹那、階下から「ただいまぁ~」という声が聞こえた。妹の優衣だ。俺は瞬時にあ
たりを見渡し、ここが妹の部屋であることを再確認した。このままここにいてはいけ
ない。俺は精子で濡れた下着をズボンのぽっけに突っ込んで、同じく精子で濡れた右
手を上着の裏にこすり付けて、妹の部屋のドアに手をかける。
「お兄ちゃ~ん。いないの~?」
 マズイ。優衣は俺を探している。今すぐ部屋を出なくてはいけない。俺はドアノブ
を捻って、廊下に半身を出してから振り返った。優衣の部屋の中の、先ほど俺がオナ
ニーしていた辺りにはいくつも、両手から零れ落ちた精子が絨毯に染みこむ事無く残
っていた。4箇所、こってりとした精子の固まりが見えた。精子をふき取る余裕はな
かった。俺は、優衣の部屋を出てからドアを閉めて、自室に戻った。
 自分の部屋に戻り、自分の両手を近くにあったティッシュで綺麗にしてから、
ベッドに倒れこんだ。
 危なかった。左のポケットを見ると、優衣の白いパンティが半分出ていた。
 おい!
 俺は速攻パンティを引っ張り出して、丁重に折りたたんで自分の机の引き出しにしまった。

461:名無しさん@ピンキー
07/04/14 18:51:38 rRSqW0s/
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   wktk
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

462:名無しさん@ピンキー
07/04/15 00:12:52 iG+6DarE
おおおおお、ふおおおおGJ

463:名無しさん@ピンキー
07/04/15 14:02:18 sKtDbvmY
「お兄ちゃ~ん」
 階段を軽快に駆け上がってくる音と、優衣が俺を呼ぶ声がする。俺は立ち上がり、
クローゼットの扉を開いて自身の体を無理くり押し込んで扉を音を立てないよう慎
重に閉じた。だが服や下着がすでにこんもり並んでいる中に高校一年の体がまるま
る入ったため、ドアはきっちり閉めることが出来ず、僅かだが隙間ができてしまっ
た。右手でもう一度扉を閉めようとしたが、うまく扉を閉めるためには俺の足が邪
魔だった。俺の体を更に奥に押し付けようにも服が邪魔で、服は外に出さなくては
いけないくらい満杯だった。
 大体……なんで俺隠れてんだ。
 隠れる必要なんて更々─とは言えないが─ないのに、優衣が二階に上がって
くるだけで自分の部屋のクローゼットに隠れてしまった自身の卑屈さに胸が痛む。
得てしてそうだ。俺は馬鹿だ。
「お兄ちゃん~、いる?」
 コンコン、とドア向こうから優衣のノックする音がした。
 「いるぜ」と言おうとして、口が止まった。俺はクローゼットの中にいるのに、
普段よりも大声を出して返事するのか? まずクローゼットから出ろよ俺!
 俺が右手でクローゼットの扉を押し開こうとした時、優衣がドアを開いた。
「いないの……? お兄ちゃん」
 うおおおおお……!!
 俺の右手は瞬時に固まった。ギリギリ扉を開けなかったことで、優衣に己の存在
を隠し通すことができた。この指がちょっと早ければ、高校一年生がクローゼット
の中で体育座りをしている様が見えたことだろう。ありえない、ありえないマジ
やばい。
 真っ暗な闇の中、一本の光が縦に走っている。その光は俺が今さっき扉を開けよ
うとしたことでできた光だ。俺の部屋を覗ける一条の光の中に、優衣はいた。学校
帰りの制服姿で、Yシャツの首元にあるピンクのリボンが可愛らしい。
「いないんだ……お兄ちゃん」
 優衣が声のトーンを落として、俺の部屋から引き返そうとする。
 その声に良心が痛んだ。優衣はとてもつらそうに顔を伏せて、いった。
「あのね……本当は数学の補修じゃなかったの。お兄ちゃんに嘘つくつもりじゃな

464:名無しさん@ピンキー
07/04/15 14:03:43 sKtDbvmY
かったんだけど……お兄ちゃんの顔見たら、本当のこと言えなくて……今日ね。同
じクラスの男子が─お兄ちゃんも知ってる人。大野くんから、『放課後、大丈夫
か?』って言われて、本校舎の屋上で……告白されちゃった」
 俺の心臓の鼓動がやけに大きく聞こえてくる。普段優衣は、自分の恋の話をしな
い。一際美形だから皆からチヤホヤされてて、色んな男子からアプローチも受けて
るだろうが、そんな話を俺にしてくることはない。俺もそんな話は聞きたくもない
し、話を振らないようにしていた。バレンタインデーの日などは特別だ。振らない
方が不自然だから、率先して話題にした。だが本命は誰かなど直球の話はしなかっ
たし、優衣からもしてこなかった。
 優衣が告白されるなんておこずかいの日くらいの確率で発生することを、俺も知
っていた。だから隠す必要も、嘘をつく必要もないはずだった。
「本当にね……大野くん、私のこと好きなんだなぁって思って、何も言えなくなっ
ちゃった。だってどう言えばいいの? 『ごめんなさい』なんて、言いたくないのに」
 優衣は殆ど涙目になっていた。俺がその場にいたとしても、何も言い返せなかっ
ただろう。言える事など何もない。
「優衣には、好きな人がいます。その人は、近くて遠い人。いつも優衣を見てくれ
て、優衣のために何でもしてやるよって言ってくれる人。優衣が悪いことしたら真
剣に怒ってくれて、いつも笑ってる人。すっごく優しくて、大好きなの」
 自分との相違点を必死にチェックする。俺と合ってるような、合ってないような
……合ってる気がするのは俺の希望に過ぎない。仮に合っていたとしても、決定的
な証拠が欠けていた。
「……お兄ちゃん」
 急に呼ばれて、ドキッとする。顔が赤くなるのが自分でも分かる。優衣の
表情も心なしか赤くなっていた。「うん」とか返事しそうになる自分がいる。バレ
てないはずだ。返事をするべきじゃない。
「甘えてばかりの優衣だけど、傍にいてもいいですか?」
 俺は壊れた。それはもう間違いなく。

465:名無しさん@ピンキー
07/04/15 16:18:03 BcHkyOd1
続ききてたー!

466:名無しさん@ピンキー
07/04/15 20:53:32 CcA80K+0
う、う、うヴぉあぁぁああああ!!1!1111!!1

467:名無しさん@ピンキー
07/04/15 22:34:51 vml6zaPO
ひとりごとの多い妹だなwGJ

468:名無しさん@ピンキー
07/04/16 01:13:41 s6fAA4yY
ふお、ふお、おおおおお!

469:名無しさん@ピンキー
07/04/16 01:21:35 RAiWBQMW
いやこれは隠れてるのバレテーラなんじゃね

470:UNICEFは国連児童基金
07/04/17 20:21:10 K0tDr2yH

コンコンッ。

ん?この扉の叩き方は…
「おにぃちゃーん!!」やっぱし。っておーい、ノックして反応がある前に入ってくるのか。

「宿題、教えて?」
「あのなぁ、わからない問題っつうのはな、自分で調べるからこそ」
「だめなの!!今回ばっかりは!!明日間違いなくこの範囲で先生に指されるから!!もう1時過ぎてるし、お願い!!」「ったく。しゃあない」
満更嫌じゃない俺がいるよ。なんせ我が家の美人箱入り娘だからな。
「俺でいいなら、手伝うよ」
「も~んだいないよ!それどころかお釣りがくるね!なんせお兄ちゃんは県で五本の指に入る秀才っていわれてるんだからっ」
「そんな話気のせいだ。」
「あと、"世界屈指の指づかい"って隣の秋ちゃんがいってたけど、おにいちゃん、それって何の話??」
「そ、そんな話気のせいだ(汗」
「と、ともかく、早くわからないとこ教える!」
「わかったー。これ。NAFTA」
「北米自由貿易協定」
「UNHCRは?」
「国連難民高等弁務官事務所」
「これ!PTBTはぁ?」
「部分的核実験停止条約」
「なら…なら…IPCCっ!!」
「気候変動に関する政府間パネル…どうした?」
「ま…負けた(泣)」

471:名無しさん@ピンキー
07/04/18 11:41:57 y5MVO/g8
『萌えたん』系のオタク向け参考書みたいでワラタw

472:名無しさん@ピンキー
07/04/18 21:53:21 8WaL1YUy
乙! やっぱ明るい兄妹は和む。

473:名無しさん@ピンキー
07/04/18 23:17:45 gIh5k/UG
 小学生の頃なら、お兄ちゃんに何でも言えた。だけど中学生になって隠し事がで
きた。お兄ちゃんの友達からラブレターを貰ってしまったのだ。その人自体はとて
もいい人なのだけど、断る言葉が出てこなくて、泣いてしまった。
 それは放課後の教室での出来事、返答に痺れを切らせたその人が、直接言ってき
たのだった。私は泣いて何も言えず、それを見た周囲が二人を公認のカップルと断
定した。囃し立てるクラスメートと顔を赤らめる彼。私は断る勇気がなくて、その
日から私たちは「カップル」となった。
 「ついにあの遠藤優衣が─」という噂が独り歩きし、お兄ちゃんの耳にもその
日に届いた。だけどお兄ちゃんはその話題を口にすることなく、普段どおり接して
くれた。
 いつかお兄ちゃんに言えたらいいな。今日のことも、優衣の気持ちも。
「さてと」
 料理を作らなくちゃ。
 お兄ちゃんの部屋を後にしようとして、机の引き出しにふと目がいった。引き出
しが一つ少し隙間が空いていて、そこから白い布切れのようなものが見えた。
 目を逸らそうとして、でも背ける事ができなくて、机に近寄る。
 右手を引き出しに差し伸ばそうとして、手を止める。
 何でこんなことしてるんだろ。ここはお兄ちゃんの部屋だから、勝手に中のもの
を見たりしちゃいけないはずなのに。でも、その引き出しの中にあるものは優衣の
ものでないかと思ってしまったのだ。
 私はその引き出しを開けた。そこには女の子用のショーツが、折りたたまれて置
かれていた。
 心臓の鼓動が高まる。そのショーツはあまりにも見覚えがあった。私はそれを右
手で掴んだ。シルクの生地で縫製されたショーツは一部濡れていて、指先にしっと
りとした生温かさが伝わる。朝洗って中干ししたから、まだ乾ききってないのだろ
う。ショーツを左手でも持って、広げてみた。ショーツは細かい花柄の模様が散り
ばめられていて、真ん中に赤い、小さなリボンがついていた。間違いなく、私のだ。
 頭が止まる。どうしてここに、私の下着があるんだろう。お兄ちゃんが、持って
きたのか。何故。
 不意にあそこがじんわりと熱くなった。まただ。またあの変な感じだった。胸が

474:名無しさん@ピンキー
07/04/18 23:18:39 gIh5k/UG
苦しくて切なくて、あそこが熱を持つ感覚。
「……はぁ……はぁ……」
 頬が熱くなって、顔が赤くなって息が乱れて、あそこに触ってしまいたくなって
しまうあの変な感じ。
 女子なら誰でもしてる、ある行為。
 男子なら早い人は小学校の低学年の頃からしているという、ある行為。
 おなにー。
 おなにーをすれば、このどうしようもなくもどかしい感覚から逃れられるのは知
っている。だけどおなにーは恐いくらいに気持ち良すぎて、できずにいた。おなに
ーをたくさんしていると、絶頂に達することがあるという。絶頂に達したことを目
を輝かせて語る女子もいて、周囲から「変態」とレッテルを貼られてからかわれて
いた。でも皆おなにーをしているなら、皆絶頂に達したことがあるのだろう。エッ
チな話になった時に微妙についていけなくなるのは私くらいで、それは嫌だった。
だけどそれはいけない事だから、できるだけ触らないようにしてきた。一ヶ月に何
回もいけない気分になることがあって、触れたくなっても我慢してきた。皆は私の
ことを「お堅い、まじめな子」と言うけれど、私は変態にならないようにしてきた
だけだった。
 私はいつしかショーツを顔に引き寄せていた。生臭い匂いがショーツから漂って
くるが、不快ではなかった。むしろ鼻にまとわりつくような生臭さをもっと嗅ぎた
くて、ショーツを裏返して顔に寄せる。途端に顔に生温かい、湿った何かがこびり
ついた。白いサラダドレッシングのような色をした、とろみのあるものが鼻先や頬、
目元や唇に突然付着したので、私は驚いた。ショーツの裏がこんなに濡れているは
ずはないのに。
 少しショーツを離してみた。ショーツにこびりついたそれのいくつかが糸を引い
て、私の顔についたままとなっていた。どうしてこんなものがついているのか。少
なくとも朝に表も裏も洗った。
「あっ……」
 せ……ぃえきだ。
 お兄ちゃんの、精液なんだ。今日の間に、ほ、放出された、精液。
 これが、精液なんだ。

475:名無しさん@ピンキー
07/04/18 23:22:58 gIh5k/UG
 お兄ちゃんの、精液。
 お兄ちゃん……優衣のお気に入りのショーツ、お兄ちゃんの精液でとろとろだよ。
そんなによかったの? 優衣が、綺麗にしてあげようか?
 それは精液を舐めるための言い訳だった。
「お兄ちゃん……」
 ここにいない人に対して問いかける。
「頂き……ます」
 私は舌を差し出して、ショーツに溜まった白い精液に舌を浸した。

476:名無しさん@ピンキー
07/04/18 23:29:49 LAUjONq9
GJ

続きが気になりすぎて
投下されるまで俺は動かざる!

477:名無しさん@ピンキー
07/04/19 12:34:54 TZ7Jru5q
GJ!
いい感じだ~
続きに期待してます。

478:名無しさん@ピンキー
07/04/21 16:39:17 YS+4QAYo
おおおおお、ふおおおお

479:名無しさん@ピンキー
07/04/22 11:01:34 pNBtfmK7
なんという妹
その恥じらいかたのあまりの可愛さについGJしてしまった
この妹は間違いなく萌える

480:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:19:56 eaT99G4X
ここってエチなしあり?

481:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:51:41 CORLbQuB
エロパロ板なんだから基本的にはエロがデフォルトだろ
なしでもかまわないという風潮のスレはあるけど
エロ禁止のスレはなかろう

482:名無しさん@ピンキー
07/04/22 12:57:40 ksZT/064
エッチありだけどなしでもOK。

483:名無しさん@ピンキー
07/04/22 14:53:56 ksZT/064
 それから兄の部屋に、何か啜る音が響き渡るのに時間は掛からなかった。都市部
から離れた閑静な町の一角、一軒家の二階の一室で制服に身を包んだ年端も行かな
い少女が白い布切れをじゅるじゅると口に含んでいる。兄にオカズにされたショー
ツを両手に持って、精子が付着した箇所を口腔に入れて、普段の振る舞いからは想
像もつかないようなはしたない音を立ててしゃぶり続けている。
「んっ……んっ……んっ」
 ショーツについた精液はなかなか取れないらしく、少女は形のいい眉を寄せて、
可愛らしい顔を赤らめて、頬をへこませて吸飲する。少女の視点は定まっていない。
 これはメディアには流れない。ブラウン管に写るアイドルの仕事を軒並み奪うほ
どの端正な顔立ちの高校一年生が、男性の棒を啜るが如く、女の子座りをして自分
の下着に吸い付いている。制服のスカートから伸びた足を覆う黒ニーソックスがい
やらしい。
「ちゅる……ズじゅッ、んっ……んっ、んっ、んっ、んっ、チュぱぁぁあ」
 アイスクリームやバナナを頬張るアイドルを映像越しに見たことはあっても、自
分の下着を水音を立てて吸う少女を見る機会はまずない。それが妹となれば尚更だ。
 優衣─お前、そんなことしたら─
 ペニスが勃つ。
 腹の下辺りがもぞもぞしてくる。その音、表情はヤバイ。何でそんなおいしそう
に頬張るんだ。精液はそんなにおいしくないだろう。しょっぱいだけだろう。それ
なのに目をトロンとさせて、ちゅるちゅるしゃぶってるだなんて……。
 鼻息が荒くなる。気を許せばこちらまで興奮して荒い息を吐いてしまう。マズイ。
 心臓の鼓動が早くなり、体中の血液が股間に集中し始める。急速に睾丸に精子が
作られ始めているかのように、ペニスの上あたりが蠢き始めていた。俺はペニスを
触ってはいけない。絶対に触ってはいけないんだ。今、ペニスが敏感になってる。
「んっ、んっ、んっ、んっ、ちゅるっ、ズじゅッ、ちゅるっ、ズじゅッ、じゅるっ、
じゅるじゅるじゅるじゅるっ……んっ、んっ、んっ、んっ」
 妹の声が甘美に耳に届く。優衣の声はアニメ声のように繊細で、包み込むような
印象を与える可愛らしい声だった。男子ならその声を聞くだけでもんぞり打って萌
えてしまうだろう。その優衣の癒されるアニメ声が、白濁液にまみれて脳に届く。
 胸が締め付けられるように痒くなる、甘い攪拌音。

484:名無しさん@ピンキー
07/04/22 14:55:14 ksZT/064
 優衣は着実に精液を吸い続けていた。
「あっ、あっ、アッ──」
 途端に優衣は吸うのを止め、だらしなく口を広げたまま、ビクビクと体が痙攣し
始めた。
 パンティーは両手に掴んだまま、女の子座りをした優衣は瞼を震わせていた。制
服から伸びた手足が小刻みに揺れる。遠目にはただ白いものを持っているようにし
か見えなかっただろう。だが俺は今までずっと優衣を見てきた。こんな優衣は見た
ことがなかった。優衣は精液を飲んで、軽くイったのだった。
 その間、部屋は静寂に包まれていた。

485:名無しさん@ピンキー
07/04/22 15:10:59 ksZT/064
いつも読んでいただいてありがとうございます。今まで書き溜めていたため定
期的に投下できましたが、今後不定期になると思われます。ご了承ください。

レスを下さった皆様、お返事はそれぞれ何回も読み返しています。皆様から頂
いたレスに対して返事を書かない理由は慢心を避けるためです。ご理解頂けた
ら幸いです。

あとこの作品、題名を募集いたします。
便宜的に『優衣』としていますが、なかなかしっくりとこなくて。

今後ともよろしくお願いいたします。

486:名無しさん@ピンキー
07/04/22 16:43:31 +bEbWXjr
>>485
GJ!!
ゆっくりじっくり納得いくように書いてくれ。 wktkしながら待ってる。

487:480
07/04/22 21:36:58 eaT99G4X
>>481>>482の人わざわざスマン。
ネタはあるんだが到底ぬけねー暗さなもんで
ぬるくてどん暗いのって大丈夫かと。


488:名無しさん@ピンキー
07/04/22 22:05:23 kBiFjGSC
スレ違いでなければ大丈夫かと。書きたいものを書くのがよろしいですよ。

489:480
07/04/23 00:20:11 mYomqTj6
そんじゃお言葉に甘えて投下。

不毛で暗い展開
仲悪い
数年別居してた

上記でだめぽな人はスルーよろ。

490:青の感情
07/04/23 00:22:03 mYomqTj6
妹と喧嘩をした。
いつものことだし、始まりは些細だった。
彼の妹は、学校においても家庭においても優秀と呼ばれる人間
だったので、兄の素行の悪さに嫌気がさしてお小言を言いたくなる
のも当然のことだと、彼には分かっていた。
その彼が、理解していながらあのような暴挙に及んだのは、
どうやら理性の範疇外のことだったらしく、後日、彼はそのことに
対して少し後ろめたさを抱いた。
もちろん周囲の誰にも、まして当の妹本人には、そんな感情の
一端も握らせはしなかったが。
彼は自分ではそうと意識しないながら、誰にも内側を覗かせない
人間だった。
幼い頃からの癖で、それは染み付いているものなので
自分ではどうしようもないことだった。
どうかしようと思ったこともなかった。
ただ、育ててくれた父が亡くなり、もう一方の家族と同居する
ことに至った際には、己のそのような部分が面倒を引き起こすかも
しれない、という危惧を抱いたことはあった。だがこれもまた
手の打ちようのない問題だったので、はなから直すのを諦めて
居直ることにした。


491:青の感情
07/04/23 00:22:58 mYomqTj6
するとやはり面倒事は生じた。
面倒は、彼の妹にあたる少女に関してがほとんどだった。
彼女は、彼を兄と思ってはいないようだった。
11年の年月を経ての再会で、どうやら初対面から警戒心を抱かせた
らしく、どんなに交流を図っても親しくすることはなかった。
いや、もしかしたら、親しくしようという努力なら彼女も試みた
かもしれない。
事実、同居してから最初の3日間は、特別用もないのに向こうから
話しかけてきた。
だが、彼が手の内をまったく明かさずに接していることを悟ると、
努力は無駄だと思ったのか笑顔すら滅多に見せなくなった。
彼はそのことに対して、特にこれといった感想を抱かなかった。
記憶も定かでないような昔に引き離された二人が、思春期に差し
掛かった今の時期になんのこだわりも持たずに仲良くすることは
無理だろうと、どこかで分かっていたからかもしれない。


492:青の感情
07/04/23 00:23:49 mYomqTj6
だが、深く沈めて浮上させることもしなかった記憶の底、
澱んだ泥濘の中にあるぼやけた輝きを、彼の中枢はまだ消し去って
いなかった。
彼女の方は頭の隅にも記憶していないだろう過去の交差を、彼の
方は確かに覚えていたのだ。
その過去を思えば、今の兄妹の温度は少しだけ、彼にとっては
哀しい温度かもしれないことを、ほんの僅かの間ではあるが思った。
そんな気持ちも、目まぐるしい日々はぎこちない家族をさらって
置き去りにした。
そしてその日々は、兄と妹をゆっくりと、しかし確実に成長させる。
結果として、その成長は兄にとってまったく迷惑極まりない、
予想外の事態を呼び寄せることになった。
先日の喧嘩も、まさにその予想外の事態が影響した末のことだった。
彼は、己が日一日と変わっていくのを感じ、その焦りと恐れから、
つい妹に八つ当たりしてしまったのだ。
それも、押し倒して脅す、という形で。

493:青の感情
07/04/23 00:24:49 mYomqTj6

『私は、兄さんにとって何なの?』

短い髪をわずか揺らし、黒目がちの瞳をひたとこちらに見据えた、
彼の妹。血の、確かに繋がった。
彼の中には、もう一つの家族と初めて会った日から抱えている、
激しい感情がある。
深い青色をしたそれは、しっかりと管理してあるものの、何かの
拍子に飛び火したなら取り返しがつかないほどタチが悪い。
それこそが予想外の事態の元凶だった。
だから彼は、妹にとっては理性的で、常に余裕を持った、
無関心の兄という立場を貫かなければならない。
成り行きで押し倒してしまった先日の喧嘩も、その為の抑制剤だ。
彼の激しい感情を揺さぶるのは、妹の優しさに他ならないからだ。
だから彼は、どんな失態を犯そうとも妹とは険悪な状態を保ち、
たとえ僅かであっても彼女からの信頼を根こそぎ刈り取らなければ
ならなかったのだ。

494:480
07/04/23 00:26:58 mYomqTj6
とりあえずここまで。続きます。

…妹萌えというか兄妹萌えかもしれん

495:名無しさん@ピンキー
07/04/23 01:30:48 wGZ7akLH
それでも構わない。
GJ!

496:名無しさん@ピンキー
07/04/23 07:29:08 /ZFE1/23
おーい兄よ!
GJ

497:480
07/04/24 01:06:30 78kEnZ3f
続き投下。
兄、関西弁。
エセでもスルー願う。


498:青の感情
07/04/24 01:08:30 78kEnZ3f

「たーかーお。何読んでんの?」
甘い香水の香る女友達の気配が、右肩に乗っかった。
香水は、彼女がベビードールと呼んでいるものだ。
高尾はその香りを他の女からもかぎとったことがあるが、それは
あまり彼の好まない匂いだ。
素直な感想を述べてもいいのなら、鼻がひん曲がるという形容詞がつく。
だから香水の感想を暗に求められた時には、高尾は何も言うことはなかった。
「エロ本」
女友達の声に遅ればせながら答えを返すと、彼女は「うっわ」と
低い声で唸った。
「普通さー、女の子の前で堂々と見る?ったく無神経なんだからさ」
「その無神経にくっついてきたんはお前やろ。うるさく言うんは
筋違いやぜ」
「まあ、そーだけどさぁ」
家に両親のいないとき、高尾はたまに女を連れてきた。
家に呼ぶ彼女たちの基準は邪魔になるかならないか。
それでないなら声もかけない。
今回はハズレだったかもしれないと、高尾は密かに嘆息した。
「ねー、…あたしとエッチするために呼んだんじゃないの」
あまりにも突然であからさまな誘いに、思わずズッコケた。
「あ、あんなぁ、薮から棒に何を言い出すんや!
本破けてまうとこやったやないかい!」
「だって、え?じゃなんで連れてきてくれたの?」
「そりゃ…」

499:青の感情
07/04/24 01:09:50 78kEnZ3f
逆に聞き返されて答えに窮してしまった。
確かに目的はそれだ、恥ずかしながら。
高尾は、彼女のずば抜けて開けっ広げな性格と、天井知らずの明る
さが好きで付き合い出したのだが、たまについていけなくなる。
今がまさにそうだ。
しかしここでなんだかんだ理由を述べてムード(?)をシラケさせて
もなんなので、高尾は渋々の体を装って女の提案に乗ることにした。
「それもそうか。しゃーない、ヤるか」
すると女は、何よしゃーないって、と憤慨したが、
そのときにはすでに制服を脱ぎはじめていた。
首筋に口を寄せ、ぬめる軌跡を施したとき、
「ただいまー」
という少し無愛想な声が聞こえた気がしたが、構わなかった。
妹のものだったからだ。

女を送っていってから、ふと思いたってドラッグストアに寄った。
そう前に買ったものでもないのに、ゴムはさっきできれてしまった。
我ながら節操がないと思いながら、改善しようとは露とも思わない。
もし女を連れこむのをやめる時がくるとしたら、
それは家を出るときと決めていた。
在学中、いや、親の手を離れて許してもらえる日までは、
彼が女の噂を途絶えさせることはないだろう。
それが高尾なりの対策だった。
あの他人行儀な家で生活するため、やむなく身に付けた知恵だ。
だから女もコンドームも、今はまだ切らすことができない。


500:青の感情
07/04/24 01:12:34 78kEnZ3f

「ただいま」
一応の挨拶を告げて家に入ると、中はシンとして薄暗い。
人の気配がしないのがすぐに分かった。
妹の靴は確認したが、もしかしたらつっかけを履いて
どこかへ行ってしまったのかもしれない。
さっきの行為の声は、妹の部屋まで安々と届いていたはずだ。
妹の不在を知って、高尾はどこかでほっとしている自分に気付いた。
それは、矛盾した感情だった。
わざと妹に聞かせようとしたのに、はっきりとは聞かなかったのか
もしれないと考えると、それが最善のようにも思われた。
煩わしい考えだったので、首を振って少し嘲笑する。
長くはその思いにとりつかなかった。
自室に戻って雑誌を片付けていると、紙屑が落ちているのに気付いた。
それはくしゃくしゃに丸められていて、どんなものか分からない。
高尾は紙屑を手にとって広げ、中を確かめた。
――変態。
その二文字だけが、黒く細いペンで、しかしはっきりと
怒りを表した様に乱暴に殴り書きされていた。
それは、先日妹との喧嘩の原因になった、女からの短い手紙だった。
高尾は忌々しい思いでそれをくしゃくしゃに丸め戻し、
今度こそ永久に目につかぬように力をこめてゴミ箱に捨てた。


501:青の感情
07/04/24 01:16:09 78kEnZ3f
変態。
まあ、そうだろうと高尾は思う。
認めたくはないが、高尾は自分をそのように思いはじめていた。
妹に欲情するような人間は変態以外の何者でもない、と。
とどのつまり、高尾にとって妹は妹ではないのだ。
彼女にとって高尾が兄ではないように。
あの偽りの家族を装い始めた日から、二人はその事実をどこかで
周到に嗅ぎとっていたので、迷わず互いを嫌悪の対象にした。
顔を合わせれば挨拶より先に小言が口をつく。
兄の態度ややり方に我慢ならない妹は邪険にし、
そんな分かりやすい妹の反応を馬鹿にする兄は無視を決めこむ。
両親は常々それを不安に思い、険悪な実の兄妹の関係を心配していた。
だが、最悪なまでの仲の悪さは露呈せずに置いたので、
若い兄弟にはよくあることかとどこか楽観してもいた。
兄弟仲が悪いのは、世間一般的には普通の範疇に入るからだ。
その範疇に入らないのは、むしろ異常に仲の良い兄弟の方だった。
高尾も妹もそれを十分理解し、世間の目を気にする余裕を持って
いたので、半ばわざとらしいくらいに仲の悪さを露呈させていた。
そんな兄妹の違和感を、敏感に感じ取ってしまった者がいた。
その者こそ手紙の主、高尾の元カノの女だ。


502:480
07/04/24 01:17:38 78kEnZ3f
続く。
そして無駄に長いんでご容赦を。

503:名無しさん@ピンキー
07/04/24 02:39:57 RU4eamTv
もんだいない、200レスまでなら許容範囲だ
それにこういうムードは大好物だwwwwww

504:名無しさん@ピンキー
07/04/24 21:18:55 60clEvGY
いい感じですね。期待しています。

505:名無しさん@ピンキー
07/04/26 02:02:08 Rsbfb6nB
これは・・・・かなり期待できるな。
ついでに保守

506:480
07/04/27 00:47:15 4nLy24iv
途中まで投下します。

507:青の感情
07/04/27 00:48:30 4nLy24iv
つ、とこめかみに汗が伝って、高尾はそれをとっさに拭った。
手紙の主の執念には、身の毛もよだつ思いがした。
あの際どい二文字が綴られた手紙を妹に渡した真意は、
恐らく妹と高尾の両方を傷つけさせることにあったからだ。
だが高尾は、その手口を正直甘いと馬鹿にした。
彼女は妹が高尾を気にして手紙を盗み見ると踏んだようだが、
妹はそんな卑しいことはしない。
少なくとも高尾に関しては、だが。
三年という月日は、妹を知るに十分とは行かないまでも、
決して短くはない。
彼の妹は実に聡明でありながら、反対にどうしようもないほど
鈍くもあった。
高尾が関心のないフリをしたらそれを額面通りに受け入れ、
必要以上に介入しない。
暗黙のルールであり、共に暮らすために引いた一線だった。
だからたとえ元カノらしき人物からワケありげなものを渡されたと
しても、それを確かめるような愚を妹が犯すはずがない。
聡明にして鈍感な妹は、同時に憎らしいほど優しいのだ。
その優しさが向けられることを、高尾は良しとしない。
結果として兄弟仲は悪くなる一方なのだが、この前の手紙の件の
ようなことが起こった場合は、そうでないと
困ることになる。
いっそ視界に入れたくないと言われるほど嫌われた方が、
潔いのかもしれない。
そうでもしないと、彼女は嫌悪を越えた持ち前の優しさを高尾に
示してくるかもしれない。
あの喧嘩での妹は、高尾が不安になるほど頼りない声を投げてきた。
高尾は、そんな妹の情をはねつけることがこの所難しくなっていた。


508:青の感情
07/04/27 00:49:43 4nLy24iv

* * *

『兄さん』
抑揚のない声が扉の向こうから聞こえてきた。
用のない時以外滅多に訪れない妹は、その声から察して不機嫌で
あることが予想された。
『兄さん、居るんでしょ』
返事がないのに苛立ったのか、今度は強い響きだった。
仕方がないので面倒そうに答えて、机のスタンドのスイッチを押す。
微かな明かりを受けて、暗闇に浸っていた部屋がぼんやりと輪郭を
現した。
『少し話があるんだけど』
堅い口調は、その話とやらの内容がまず面白くない内容であること
を高尾に伝えた。
妹が、また兄の素行をいさめに来たことは間違いなかった。
ガチャ、とドアノブが回る音の後に『入るよ』という無遠慮な
確認で妹が入ってきた。
『勝手に入るなて言わへんかったか』
もしナニの最中やったらどないすんじゃ、と意地悪な気持ちに
なって不機嫌な声を出す。実際はベッドで不貞寝していただけだった。
『勝手じゃないわ。入るよって言ったもの』
ひねくれた兄の第一声にうんざりとした様子で、妹…千世(ちせ)が
不遜な言い訳を告げる。
『了承なしに了承得た、言う奴のことを勝手っちゅうんや』
あからさまに不機嫌を表に出す千世を無視して、高尾は溜め息
混じりに言った。
こんな風に、顔を付き合わせては喧嘩腰に話すのも相当に疲れる。
冗談の一つも言いたくなるのを堪えて、高尾は千世を一睨みし、
それからまたベッドに寝転んだ。
千世に背を向ける様に寝返りを打つと、正面の壁に小柄な影が
映っているのが見えた。
『まぁええわ。話ってなんや。お前が話ある言うんは大抵くだらん
ことか報告してほしくもないことのどっちかって相場は決まっとる
けど、今日はどっちなん?』
穏やかな声で妹が早く出て行きたくなるような言葉を並べ立てた。
背中越しの対話で済むよう、さっさと用を済ませてほしかった。


509:青の感情
07/04/27 00:50:57 4nLy24iv
『どっちでもないよ、私にとっては。でも強いて言えば報告しなく
ちゃいけないことを話にきた、かな』
嫌々口に出す千世は、段々と苛立ちを顕著にし始めていた。兄より
も感情を隠すのが下手な妹は、負けたくない故に嫌な役を演じている。
本性は穏やかな少女のそんな真実に、高尾はもちろん気付いていた。
けれどどうすることも出来ない立場だから、もう三年も気付かぬ
フリを続けたままだ。
『あ、そ。聞きたくもない話の方な』
『あのさ、兄さんが誰とどうしようと私の知ったことじゃないけど、
そっちの私情に巻き込まないで欲しいんだけど。今日、兄さんの
彼女を名乗る人が教室にきて、これ。渡してくれって頼まれた』
素っ気ない返事を返すと、千世は何やらを机に置いてそう言った。
やはり女絡みの話だったか、と高尾は舌打ちをしたい気持ちになる。
妹が苦情を言ってくるのは大抵がそれ関係だが、今回ばかりは
触れられたくなかった。
昨日別れを告げた女とは、常になくまずい別れ方をしたからだ。
それも、妹に無関係ではない理由で。
高尾の内心の焦りなど露知らぬ千世は、一区切りつけるように
溜め息をつき、皮肉っぽい声で言った。
『それと、兄さんの噂聞いててあんまり気持ちいいものじゃないよ。
私が口挟むようなことじゃないかもしれないけど、でもこういう
トラブルに今までこっちが何回付き合わされたと思ってるの?
お母さん達の前でいい顔出来るんだったら、自分の彼女にだって
出来るでしょう。別れるんだったらもっとうまくしてよ』
高尾は、それを聞いて一瞬呆気にとられた。
妹がこのように突っ込んだ小言を言ってくるのは珍しいことだった。
『やかましわ、それだけやったら早う出てってくれへんか』
動揺から、少し情けない声になってしまった高尾だった。
まるで身内らしい文句を言う千世は、挑発しているかのようだ。
この話題について高尾が避けたがるのを、知っていて言ってる
様に聞こえて。


510:青の感情
07/04/27 00:52:43 4nLy24iv
『【あんたの兄貴は残酷な奴よ】』
追い討ちをかけるように千世が尖った声で誰かを真似た。
聞き覚えのある語尾の上がり方は、話題の中心の元カノに違いない。
『だって、今日その手紙渡した人が』
その手紙というのは、恐らく先ほど千世が机に置いたものだろう。
だが今の高尾には、そんなことはどうでもよかった。手紙の内容
より、元カノの過激な発言より、何より気になるのは千世の挑む
ような口ぶりの方だ。
今日に限って、何故。
『じゃかぁしいなぁ…』
ゆらりと起き上がった高尾は、その時には動揺から解放されていた。
考えるのはいつでも出来る、と理性が訴えた。
ともかくは、この幾分不利な状況から脱出するのが先決だった。
その為には早いとこ妹を追い出さなければならない。
普段なら決して合わせようとしない視線を、高尾は久々に妹へ向けた。
『なんや。千世ちゃんは、そないに俺に相手して欲しいんかぁ?』
意識して、小さな子供を相手にするような甘ったるい声を出す。
『女の話なんぞしよって、それがタブーやてエエ子ちゃんの千世は
よう分かっとるよなぁ。そのおつむでわざわざ薮へびなこと言い
よるんは、俺にかまって欲しいからなんやろ?』
ベッドの上で両膝を立たせ、その上に両腕を置き、ことさらに
皮肉に見える笑みを浮かべる。
そうすることでどれほど凄味のあるハッタリをかませるか、
高尾はよく知っていた。
そんな顔を向けられれば、さすがに千世も怯むように肩を縮めた。
だが怖じけながらも立ち去ることはしなかった。
『べ、別に。兄さんが自分の行動に責任持ってくれたら、私だって
こんな話しない。でもいい加減うんざりしてるのも分かって欲し
かったの。一応私は兄さんの』
高尾はハッとした。
千世が何故これほどつっかかってきたのか、高尾はやっと悟ったのだ。
『妹なんだから』
おそらく、この一言を伝えるために違いなかった。

511:青の感情
07/04/27 00:53:55 4nLy24iv
『………』
サー、とカーテンの閉じられた窓の向こうから、控えめな雨音が
響いてきた。
雨季に入ったこのところは、じっとりとして空気が重くなる。
この場の気まずさを助長するかのような雨音に嫌気がさしながらも、
高尾は部屋を出ようとする千世を帰すのを、やめにした。
『そんなん、嘘やろ』
先ほどとは打って変わって芯の通った張りのある声は、物の少ない
すっきりとした部屋に怖いほどよく響いた。
『どうして』
振り返らずに聞き返した千世の声は、こちらも先ほどと違って
嘘のように頼りなかった。
そうして、気付く。
優しい千世を駆り立てた不安。
『どうして…てなぁ。自分の胸に聞いてみろっちゅうヤツや。
ほんまは分かっとんねやろ?俺がお前んこと妹や思うてへんて』
『……!』
見据えた先の小さな肩は、その瞬間にびくっと揺れた。
そんなことは出会って数日して互いに気付いていたはずなのだが、
改めて口に出されるのは違う心地がするものだったらしい。
相変わらず分かりやすい妹の反応に、高尾は笑いを噛み殺した。
『ほら、な。やっぱ分かっとるやん。でもって自分も俺んこと兄貴
や思うてへんのやろ。ま、当たり前やろな。三年そこそこ一緒に
居っただけの兄妹なんぞ、どんだけ取り繕っても親戚以上にはなれ
へんわ。ダチのがまだ兄弟ごっこできるん違うか』
十年以上離れていたこと、方言が違うこと、生活の重点が違うこと。
その全てが紛い物の兄弟を示している。
『そんなんやったらお互い干渉せん方がよっぽど仲良う出来る
やんか。せやからこっちもお前に余計な口出しせんとあったかーく
見守っとるやろ。それが賢いやり方っちゅうもんや』
『でも、今日みたいなのは不可抗力だもん!何よ、私が悪いって
言うの?』
堪り兼ねたように叫んで振り返った千世の瞳に、きらりと涙が
膜を張っていた。


512:青の感情
07/04/27 00:55:30 4nLy24iv
そんな妹の様子をちらと見て、高尾は机の上の白い紙切れを手にとった。
何の気なしに、その中身を確認してみた。
――変態。
黒い文字で、汚く、しかしはっきりと、紙切れにはそう書いてあった。
ぶわ、と、額に汗が吹き出た。
千世は、これを読んだのだろうか。
そして実の兄が抱いている彼女への劣情に気付いた上で、こんな
逃げ場のない状況を作っているのだろうか。
『兄さんのとばっちりをなんで私が受けなきゃならないの!?確かに
私は兄さんが嫌いだし、兄だと思ってない!でもそれとこれとは別の話じゃない!
必要以上に干渉するのはどうかと思うけど、そうでもしなきゃ私が
巻き添えくうんだよっ。妹じゃなくても!兄さんは私のこと何とも
思ってないのにさぁ!』
何を言っているのだろう、と、頭のどこかで高尾は思う。
子供みたいに、駄々をこねるように、高尾には
千世が愛情を欲しがっているようにしか聞こえない。
『なんやそれ』
久しぶりに、高尾は理不尽な怒りを抱いた。
手のつけられない激しい感情が、のそりと首をもたげようとしていた。
理性が追いつかない。
『俺のことが、嫌いや、言うんやったら』
三歩でその距離をつめた高尾は、拳を握って仁王立ちしている千世
の細い両手首を掴んだ。
そして逃げられぬようにと、白い顔の両脇で背後のドアに縫いつけた。
『兄貴やない、思うとるんやったらな』
『に、兄さん…?』
突然の高尾の行動に頭がついていかないらしい千世は、涙を浮かべ
たままで呆然としている。
されるがままの今の事態がどれほど危険か、まったく気付いては
いない様子だった。
『中途半端に関わんな。…妹やないて思うとる奴が、ナニしようと
気にせんの知っとるか?』
『………』
拳の中でくしゃくしゃになっている紙切れを意識しながら、高尾は
妹の鼻先三寸の位置まで顔を寄せて、低く笑った。
妹は涙を流すどころか、驚き過ぎて口を開けたままじっと高尾を
見つめている。


513:青の感情
07/04/27 00:57:16 4nLy24iv
高尾は固まっている千世に構わず、縫いつけていた腕をぐっと下に
引っ張って、段々と体勢を低くしていった。為すがままの千世は
至近距離の兄を見つめながら、かく、かくっとぎこちなく膝を
折ってぺたりと腰を下ろした。
『女連れこんで俺がナニしとるんか、お前ちゃんと分かっとんのか?
オママゴトと違うねんで』
『だっ、でも…だってっ』
『教えたろか?』
言って、高尾は華奢な体を片手で抱き寄せて、床に押し付けた。
『こうやってなぁ、体をまさぐってくんや』
両腕を一まとめに掴んで頭上で押さえ付けると、開いた手で首筋
から鎖骨までをつーとなぞる。
ふるる、と千世の体が反応した。
『エエ気持ちになるまで丹念に愛撫したってな、そんで鳴き始めた
とこをいただく』
ぐ、と、ほっそりした太ももを割って己の硬い膝を押し付けた。
半袖短パンというラフな格好の千世には過ぎるほどの刺激だったの
か、大げさなほど体を震わせた。
もちろん、高尾の相棒もこの思いがけない体勢に起ち上がって硬く
なっている。
その興奮に任せ、高尾はぐらりと千世の首筋に顔をのめらせ、
はあっ、と荒い息を吐き出した。
手を当てがったままの鎖骨の下で、激しく鳴っているリズムの速度
が、また一つ上がった。
自分の鼓動と重なるリズムの心地良さに、高尾はめまいがした。
『めっちゃ気持ちエエで。…なんなら味わってみるか?』
高尾は鼻先を千世の耳の下辺りに潜り込ませ、かすれた声で囁いた。
このまま、本当にそうなれたら、とたぎる欲望を解放しようとした
時だった。
千世が、小さく何かを呟いたのだった。
『…何?』
これほど近くにいるというのに聞こえないそれは、空気に触れぬ
音だったのかもしれない。
『ごめんなさい…』
今度こそはっきりと紡がれた声の弱々しさに、高尾は冷水を浴びせ
られた様に我に返った。
急いで身を起こすと、下にいる千世の青ざめた顔にやっと目が
行って、自分のやらかした行動をようやく自覚した。
『千世…』
『ごめんなさい、兄さん。私…っ』
弾かれたように、千世は高尾の下から抜け出した。

514:青の感情
07/04/27 00:58:46 4nLy24iv
ぼろ、と大粒の涙を溢れさせ、千世はガタガタと震えていた。恐怖
で満足に体を動かせないのか、すがりつくように扉の取っ手に手を
かけて、ゆっくりと立ち上がる。
覚めやらぬ興奮の代償を、高尾は見せ付けられたような気がした。
自分で仕掛けたとはいえ、千世のこんなにも傷ついた顔を見たかった
わけではないのに。
だが牽制と罪悪感は別には出来ない。
いつの間にか鎮火していた感情の戒めと引き換えに、高尾は千世
の信頼を奪った。
『…分かったら、二度と余計なこと言うんはやめぇ。妹面すな』
高尾は立ち上がりながらそう言って、千世から目を反らした。
見ていられないというのもあったが、なによりうまく無表情を作る
自信がなかったのだった。
返答のないまま静まり返った部屋で、相変わらず鈍く響く雨の音
だけがやけに耳についた。
『…兄さん、私は』
震えている千世の声。
兄弟の縁を断ちたいと言われてもなんら不自然でない空気を裂いて、
千世は懇願するように呟いた。
『私は、兄さんにとって何なの?』
高尾は思わず千世を見つめた。
ひたと向けられた無垢な瞳は、黒く強い輝きを放っていた。
無邪気な残酷さから逃げるように背を向けた高尾は、
『妹や。大事な大事な妹』
と、嘲笑を交えて答えた。
皮肉に聞こえたかどうか分からなかったが、千世はそう、と呟いて
部屋を出ていった。
高尾がぐっと拳を握りこむと、くしゃ、と紙がひしゃげる音がした。
そういえば受け取った手紙を握っていたのであった。
衝動的に、高尾は大きく腕を上げて叩きつけるようにそれをゴミ箱
に投げつけた。
だが的を外れたそれは床に音もなく着地する。
耳鳴りの様に鳴る雨が苛立ちに拍車をかけた。
ガン、とゴミ箱を蹴りつけて怒りを紛らわそうともどうにもならない。
『妹のわけないやろ』
誰にも届かない呟きが、虚しさを増した。
その晩、妹の泣き声が聞こえた気がしたが、雨に紛れて判然と
しなかった。

* * *



515:480
07/04/27 01:00:02 4nLy24iv
長くてくどくてスマソ。
でもまだ途中なんだ…
てことで続く

516:名無しさん@ピンキー
07/04/27 01:00:56 ox9CGnIj
リアルタイムGJ!!

517:名無しさん@ピンキー
07/04/27 22:06:15 y12TdXUF
圧巻。乙!

518:名無しさん@ピンキー
07/04/28 21:13:48 XMZMDp4E
保守

519:名無しさん@ピンキー
07/05/01 20:46:27 bBnPxo1m
保守

520:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:46:35 JvG/CFYa

四月の末から五月の初旬。
世間ではゴールデンウィークと呼ばれる日本伝統の大型連休だ。
俺はこのGWを、付き合っている多くの女性たちと一緒に愉しまなければならない。
それぞれに十分な時間は取れないが、そのハンディを感じさせないようにしなければ男として失格だ。
過酷な分刻みのスケジュールを縫って、俺は一度家に荷物を取りに戻ってきた。
次の旅程の為の荷造りは既に済ませてある。
あとはこの大型トランクを持って空港まで行けばいいのだが……

「……」
背中から、冷たい視線を感じる。
「……」
「何かね?我が妹よ」
「……お兄さま、今日もどちらへ行かれるのかしらぁ?」
「時子と空港で待ち合わせして、一緒に飛行機に。
 そこで時子には『これからの為にちょっと寝といた方がいいよ』と言って、
 彼女が寝てる隙に乃莉香と機内のトイレで一発。
 現地に着いたらホテルにチェックイン、穂積とは二人が寝込んだ深夜に合流する予定で……」
「わ・た・し・は?」
「お前? お前との予定はゴールデンウィークに入って無い」
「むきーっ! お兄ちゃんの馬鹿ぁ!!」
「あわわ、危ないじゃないか!?」

かんしゃくを起こした妹は、時計やらクッションやら次々に投げつけてきやがった。
「私だってお兄ちゃんの事が大好きな女の子の一人なんだからね!
 何で私の時間も用意してくれないのよぉー!」
「お前とは普段一緒に生活してるじゃないか。他の女にはそんな時間は与えてないぞ?」
「ばかばかばかばかばかばかばかばかーーー!お兄ちゃんの馬鹿ぁー!!
 なんで普段の何でもない時間しか、私には呉れないのよぉ?
 私だってーお兄ちゃんと素敵なイベントを過ごしたいんだよ?」
そうは言うが、俺は元々複数の女達と綱渡りのような交際を続ける主義の男なのだ。

521:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:47:29 JvG/CFYa

「うぅっ、うぇーん!」
むー、とうとう泣き出してしまった。
俺は妹に投げつけられた時計をじっと見ながら、しばし考える……
秒針が一周する前に纏まった。

もしこいつが赤の他人なら、このGWもどうにかスケジュールを工面して、
僅かでもこいつとのイベントを滑り込ませてやっていただろう。
しかし、俺は身内の甘えからなのか、休みやイベントに対して妹に時間を割いてやらなかった。
日常では現在自分が付き合っている(大勢の)女の一人として扱い、
特別な日は妹なんだからという理由で割を食わされる……
知らないうちに、二重の基準を当てはめてこいつを差別していないだろうか?
考えてみれば、俺は妹に自分の都合のいい条件を押し付けてしまっているのではないかとも思う。
仮に肉体関係がなかったとしても、家族なんだから面倒を見てやるべきなのに。

「判ったよ、もう泣くな」
「ううぅ~?」
「今回はかなり無理矢理だが、お前との時間も造ってやる」
「えっ?ホント?!」
泣いた鴉がもう笑った。
「ああ、マジでだ。でも分刻みのスケジュールだからな、そんな長い時間は取れな……」
「わーい、早速準備するね!」
「……」
妹は、俺が荷造りしようとしていたトランクから衣類等を取り出し、
代わりにその身体を屈めて入り込んだ。
「よっ、ちょっと窮屈かなぁ」
「何をする気かね?我が妹よ」
「だって、今からじゃチケットや宿も取れないでしょ!だったらこうしてトランクに入り込んで
 コッソリついてくしかないじゃない」

正直に言おう。
俺はこの時、一瞬だがこのまま妹をトランクに入らせ、
海外便で見知らぬ国に郵送してしまいたい衝動に駆られた。
「何がコッソリだ…… この馬鹿め」
それを止めたのは、どうせ税関で引っかかるだろうから無駄だからだ。

522:妹尾兄妹のGW
07/05/01 23:50:10 JvG/CFYa

「ええー、じゃあ私に呉れる時間ってナニよぉ?」
「お前に呉れてやる時間は、空港までの移動時間だ」
「?」
「俺の車はスモークガラスだから、外から覗かれても見えんだろ。
 だから空港に着くまでお前がやりたい事を色々してやる」
「それってつまり、かーせっくすってヤツ?」
「そうだ、お前はまだしたことないだろ?
 本当は電車とかで移動して、その間は夜に備えて眠るつもりだったが、今回は特別だ」
「うひゃー!!お兄ちゃんとかーせっくすだー!」
どうやら悦んでくれたようだ。
『そんなのじゃイヤ』とごねられたらどうしようかと思ったが。
「……納得したか?」
「うん」
「帰りは金を渡すからタクシーで帰れ」
「はーい…… そうだ、お兄ちゃん!移動時間を私に呉れるってことは~、
 向こうから帰って来たときの時間も呉れるって事?」
「いや、あっちから帰って来るときは桃祢と一緒だ。次はそのままあいつの山荘に行く事になってる」
「でも、ちょっと工夫すれば~私との時間も作れるんじゃない?」
「どんな工夫だ?」
「空港に着いたときに私と待ち合わせしてぇ~、
 桃さんにばれないように私を車のトランクに入れる位お兄ちゃんなら出来るでしょ!?」
「それは駄目だ」
「ぶー、なんでぇ!」
「それは先約が有る。車のトランクには、夜思乃を緊縛して入れる手筈になってるんだ」
どうやら夜思乃は
『俺が他の女を隣に乗せている車に、自分は拘束されて荷物のように運ばれる』
というシチュを味わいたいらしい。
ご丁寧に目隠しと荒縄も用意してあるのだ…… まったくアブノーマルな彼女を多く作っても大変だ。
「げげ、惜しい!一ヶ月前に言い出してれば良かったよぉ!
 あぁ~ん、私もトランクの中に縛り上げられたまま運ばれちゃって、
 山深い別荘で囚われの少女が変態青年の欲望の餌食に……って感じの
 『猟奇!GW式美少女拉致監禁プレイ!』を味わいたかったなぁ」
「誰が変態青年だ、阿呆……」

俺は妹に掻き出された衣類をトランクに詰めなおし、出発の準備を整えた。
「ほれ、車で行くなら早めに行かなきゃな…… ぐずぐずしてると置いてくぞ?」
「ああぁ~ん、待ってぇん! お兄ちゃん、いくいくイク!すぐ行くからっ。
 私を置いてイっちゃ駄目ぇ! イクときは一緒だよぉ!!」
「……この馬鹿妹め。車の中で暴れるなよ?」
「うふふ、それはヤってみないと判らないなぁ。だって初めてなんだもの。
 あ~あ、他の車が事故起こして、大渋滞になってればいいなあ。
 そうすれば、長ーくお兄ちゃんとのエッチが楽しめるのになぁ」
「人の不幸を望むんじゃないっ!
 無事故無違反が何より、家に帰ってくるまでがGWだぞ!」


(終わり)

523:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:22:57 tQauzs7t
>>520
妹尾兄妹キテタ---!!! GJ!
あ、妹さんを郵送される際には送り先を是非当方(ry

524:名無しさん@ピンキー
07/05/02 00:55:42 kVUoHw2C
妹尾兄妹は相も変わらず大暴走中w

525:名無しさん@ピンキー
07/05/03 00:45:32 cqsmcwuH
世は黄金週姦。お兄ちゃん達はいかがお過ごしでせうか。
俺は脳内で遊ぶしかありませんよ。
ああ、世のお兄ちゃん達が憎い。

526:名無しさん@ピンキー
07/05/03 07:37:20 ffppQtMA
妹尾はどんだけ~変態~GJ!

527:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:28:12 n7FdXHs9
妹と黄金週間を過ごすために実家に帰ってきた
オレがきますた

528:名無しさん@ピンキー
07/05/03 22:42:08 6TtEuRRn
黄金週間なのに何故か明日仕事のオレが通りがかりました

529:名無しさん@ピンキー
07/05/04 00:06:46 JE3/QEHQ
黄金週間、親が旅行で家に妹と二人取り残された俺もきますた

530:名無しさん@ピンキー
07/05/04 09:04:48 V2MmlfGj
妹「お兄ちゃん大好き」
兄「……」
妹「お兄ちゃん大好き」
兄「……」
妹「お兄ちゃん」
兄「……何だよ」
妹「大好き」
兄「……」
妹「照れてる?」
兄「うっせ……」

もう駄目ぽ

531:名無しさん@ピンキー
07/05/04 11:13:21 j+0B0M0t
『可愛い妹のために、遥か彼方より、俺、帰還!』
「帰れ。キモい。(目が真剣)」
『…………。こぉのツンデレめー』
「黙れ糞。消えろ。むしろ生まれて来るな。シスコンとか止めてくれる?」
『ぅぅ………うわーんっ!(家出)』

黄金週間に入って実家に帰った瞬間に受けた仕打ち。
何だよ、攻略不能キャラかよ我が妹よ。

532:名無しさん@ピンキー
07/05/04 21:20:43 OK5/NujR
>>531
バラの花束と白いタキシードと花輪くんスタイルの髪型でいけ!そしたら落ちるぞ!

533:名無しさん@ピンキー
07/05/04 23:36:15 3qE2xBGJ
誰かこういう奴書いておくれ(´Д`*)

462 名前:[sage] 投稿日:2007/05/04(金) 23:00:29.67 ID:d2awVTD+O
>>461
別に兄ちゃんの裸見てもなんも思わんし兄ちゃんもうちが裸でいてもなんも思ってないし現実の兄妹はそんなもん

534:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:37:02 xs20Yxu4
渋谷を攻略するんだとか言って妹が実家から俺のワンルームに泊まりにきた。
仕方なく友人宅に避難することに。

535:名無しさん@ピンキー
07/05/06 00:53:34 DuRshZDI
>>534
逃げるな、立ち向かうんだwww

536:名無しさん@ピンキー
07/05/06 04:50:39 0YlnHWQ+
>>534
なんで逃げるんだよ
渋谷で妹に悪い虫でも付いたらどうする?

まさか、お前さん「渋谷恐い」の人じゃないだろうな

537:名無しさん@ピンキー
07/05/06 23:19:25 xs20Yxu4
>536
なんでって、やましい気持ちがあるからに決まってるじゃないか
今日一日荷物持ちとして俺を引っ張り回すだけ引っ張り回して、満足顔で帰ってった

538:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:18:50 gKgAC/N+
9話
妹「やっ!おにいちゃん、やめてぇー!!!ひぐぅーっ!!!」
兄「うぐっ、うっ、はあーサイコーだぜ、はあ…はあ…」
妹「うう…もう四日も休み無しよ、ひぃ!」
兄「ああ?GWなんだから犯りまくるのは当然だろが」
妹「こ…こんなの間違ってる!」
兄「ごちゃごちゃうるせーぞ!だまってケツ振ってろ!」
妹「ひーぃっ!そんな激しくしないでぇ!お尻があぁぁっ!!!」
兄「おおっ!いい具合だぜ、ケツ孔サイコー!!!」
妹「もう許してぇーっ!お尻が裂けちゃうよおー!あひぃー!」
兄「オラオラ!もうすぐイキそうだぜ、生でたっぷり腸の中に注ぎ込んでやるからな!」
妹「イヤーぁ!!!」
兄「へっへっへっ、肛門がすげー事になってるぜ」
妹「あーっ!熱いよー!お尻の穴が焼けてるよー、ヒィーっ!」
兄「ぐうーっ!すっげーぜ、ちん○が肛門で絞り上げられて最高だぜ!」
妹「あひいーっ!ひいー!ヒィー!あっ!あっ!あっ!」
兄「おらーっ!たっぷり出してやるぜ!妊娠の心配はないから遠慮はいらねえ!」
妹「あああっ!おしりぃーーーー!がっはっあっ!!!」
兄「くふぅ~、明日から当分連休は無しだからな、今日は仕上げに朝までやりまくるぜ、くっくっ…」
妹「そ…そんな…明日は学校…うぅ…」

539:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:33:51 bH3xEpYr
>>538
これ8~19行はテンプレかなにかで?

540:名無しさん@ピンキー
07/05/07 00:38:39 738lOSLH
なんでだろう、またあの流れになるのをwktkしてる俺ガイル

541:名無しさん@ピンキー
07/05/09 02:46:12 itmJnZlK
>>91の続きマダー

542:名無しさん@ピンキー
07/05/10 17:47:24 gwWrXg7E
保守

543:名無しさん@ピンキー
07/05/11 23:43:13 JUeITCbP
アゲーン

544:名無しさん@ピンキー
07/05/13 15:45:17 t8StZRPY
>533
その妹が徐々に恥じらいを覚えるのか?
どういった妹キャラがツボなのかよく分からん。

545:名無しさん@ピンキー
07/05/14 02:07:00 24FeJ5ZU
彼女が自分の妹だから愛するのではない。
彼女との生活によって形作られる親愛の情こそが愛なのだ。
by ガブリエル・ガルシア

>>544
十数年連れ添った妹とはお互いを異性として意識しない間柄。
裸を見ようがキスしようがセクロスしようがそれは日常の一風景で特に何とも思わない。
こうですか? 分かりません(><)

546:名無しさん@ピンキー
07/05/14 19:05:07 /3UzLszx
その設定面白い! いいですね~

547:名無しさん@ピンキー
07/05/15 23:01:44 +kdZCRPF
保守

548:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:26:31 i/9Bxj+0
誰かー

549:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:39:10 7gd3m6ZC
おらぬかー!

550:名無しさん@ピンキー
07/05/17 11:41:57 YVbfOs1a
…ゴゴゴゴ

551:名無しさん@ピンキー
07/05/17 13:14:19 MsyP012W
奈津美ちゃん書いてた人ならここにいますよ

552:名無しさん@ピンキー
07/05/17 21:07:07 i/9Bxj+0
書けよ!今すぐ!
いや書いて下さい!お願いいたします。

553:名無しさん@ピンキー
07/05/18 21:54:22 /z5452pn
もう、妹の需要が無いのかな保守

554:名無しさん@ピンキー
07/05/19 01:13:37 IGW7/roN
>>551
俺は奈津美ちゃんが兄貴に強引にキスするとことか大好きだぜ?
また書いてクレー( ゚д゚)

555:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:18:22 AIgJIl/O
てすと

556:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:19:36 AIgJIl/O

 私は生まれつき体が弱い。
 夏になれば貧血は日常茶飯事だし、冬になれば最低二回は大きな病気にかかり寝込む。
 学校も早退や欠席が多く友達もほんの数人。
 しかも友達と言っても学校で話すことが主で、外では体の弱さが祟って遊ぶなんてこと滅多にない。
 昔は、この思い通りにならない体が忌々しくて堪らなかった。
 でも今は、違う。私はこの体に感謝している。
 この弱い体のおかげで私は好きな人と一緒にいられる。
 この弱い体のおかげで私の想い人は私を心配してくれる。
 
 今日もそうだ。
 熱を出してベッドで横になる私に、その人は頻繁に頭に乗せた濡れたタオルを交換してくれる。
 私、宮野由真(みやの ゆま)にとって大切な人。
 起きて目も開けて居ないというのに私はその人が誰かわかる。
「兄さん…」
「ん? 起きたか…熱、ひきそうか?」
 私の額に手を乗せ自分の熱と比べるこの人の名前は、明人(あきと)という。
 私の兄さんだ。
 初めて人を好きになることを覚えたとき私は、ああなんて私は幸せ者なんだろうと思った。
 だって私の好きな人はこの世のどんな人よりも、私の傍に居てくれる。
 だって私の好きな人はこの世のどんな人よりも、私のことを知っていてくれる。
 
 だって私は、その好きな人の妹なのだから。

557:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:20:55 AIgJIl/O
「そんなの、わかりませんよ」
 できれば長く続いて欲しい。…もちろん私が兄さんの子供を産むのに支障が無い程度に、だけど。
 はは、と兄さんは苦笑する。その仕草すらも愛おしい。
「…兄さんの手、冷たくて気持ちいいです」
「あ、あぁそりゃな、さっきまでタオル絞ってたし」
「その…ほっぺが熱いから、触ってくれませんか…?」
「こうか?」
 そう言って兄さんは、私の頬に手を移し軽く押しつける。
 冷たくて、とても気持ちいい。それに加えて兄さんがやってくれているという事実がさらに幸福感を増す。
「ん…もう少し……そのまま…」
「ああ」
 私と兄さんしか居ない私の部屋、二人だけの空間。
 誰にも邪魔されない今の幸せが今後将来ずっと続けばいいと思う。
「っと、そろそろ昼だな」
 10分ぐらいしただろうか、兄さんは机に置いていた財布を後ろのポケットに入れ、イスから立ち上がった。
「兄さん?」
「今日は家政婦の千代子さんは休みで居ないし、母さんも遠方の親戚の家に行ってるから飯買ってこないと」
「あ、それなら、私が作ります」
 勿体ない。そんなの、私が作ればいいだけなのに。
「いや、そんな体じゃ無理だろ。お粥ぐらいなら俺だってできるけど、それだけじゃ物足りないだろ」
 主に俺が、と恥ずかしそうに付け加え部屋を出ていく。
「あっ…ぅ、行ってらっしゃい…」
 少し心配になる。交通事故に合わなければいいんだけど。

558:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:22:34 AIgJIl/O
そうして、兄さんが居なくなると急に部屋が広く感じるようになる。
 実際広くなるわけは無いが、私にとって兄さんがどれほどまでに大きな存在か実感させられる。
 今は兄さん玄関で靴を履いている頃だろう。
 出来るだけ早く帰ってきてほしい。
 やっぱり食事は私が作ろうか、今から駆け足で行けばまだ兄さんを呼び止めれるかもしれない。
 そうだ。そうしよう。
 私はベッドから立ち上がり、よろける足で黒塗りの廊下を歩いて部屋を後にする。
 少し肌寒い。カーディガンを着てくればよかっただろうか。
 そんなことを考えながら私は早足で玄関へ向かう。
 兄さんの靴は無い。予想通りだけど、まだ外へ出れば道路の歩道を歩いてるかもしれないと期待を寄せて自分も靴を履く。
「兄さん…!」
 大き目に声を出し辺りを見渡すが、兄さんの姿は無い。
 私を心配させないために早足で向かったのだろうか、…それはそれで嬉しい。
 兄さんの行くあては大体分かるし、これから向かえば食べるものを選んでいる兄さんに会える。かもしれないけど、兄さんを心配させたくない。
 仕方ないので、しぶしぶと玄関で靴を脱ぎ部屋へと向う。
 しかし、リビング辺りでインターフォンが鳴り、私はどうせだからと玄関へと戻ってとびらを開けた。
「…どちらさまでしょうか」
 そこには知らない女の人が立っていた。
「ぁ、あの…桜崎美代(さくらざき みよ)と申します」
 第一印象は気が弱そう。これは誰が見てもそう思うだろう。
 肩で切り揃えられた髪と眼鏡と、大事そうに抱えたノートがさらにそれを際立たせた。
 土曜なのになぜ制服を着てきているのかわからないが、そのおかげで私と兄さんと同じ学校だということはわかる。なにかの部活か委員の帰りだろうか。
「はい」
「あの、あの…明人さん…はいらっしゃいますか?」

559:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:23:18 AIgJIl/O
 …兄さんはモテる。だからたまにこうゆうバカがいることを知ってはいたけど、まさか家に来るとは思わなかった。
「……兄になにかご用でしょうか?」
「妹さん…でしょうか? 明人さんは…」
 イラつく…、その話が通じないのかこのバカは、その気の弱そうな態度も気に障るが、なにより兄さんを名前で呼ぶのが許せない。
「兄なら居ません」
「そう、ですか…じゃあまた来ます…」
 また来る? そんなこと許さない。
「すいません。御用はなんですか? 後で兄に伝えておきますから」
「ぃ、いえ、いいです…」
「ッ私は言ってくださいって言ってるんですけど…?」
 なんなのだろう。ちゃんと教育を受けてないのだろうか?
 会話さえまともに出来ないなんて、早く目の前から消えてほしい。でもまだ駄目だ、兄さんが帰ってくる前にコイツがまた来ないようにしなきゃ。
 言葉に自然に力が入る。
「その…」
「妹の私に言えないようなことなんですか?」
「いえ…! そんなことは、無いです。ただ、このノートを返したくて…」
「…そうですか。では渡してください。私から兄に返しておきますから」
 目に抱えられているノートの手を掛けようとする。
「あっ…!」
 でも、桜崎という名前のバカ一歩二歩と後ろに下がって私にノートを渡そうとしない。
 奥歯が砕けそうだ。
 辛うじてしている笑顔が解けそうだ。

560:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:24:42 AIgJIl/O
「こ、これはその…明人さんに直接会って渡したいというか」
「私から渡したほうが早いです」
「…お礼を言いたいんです…だから」
「兄はもしかしたらそのノートがなくて困っているかも知れないんですよ。もし、そうだったらどうするんですか」
 ここでそのノートを持って帰られたら、明日その口実で来る気だ。
 今の内に取り返して置かないと。
「そ、それは…」
「渡してください」
「じゃ、じゃあこで待ちま…」
「渡してくださいと言っているんです!!」
 素早く間を詰めて私はノートを奪い取る。
 少し声が荒いでしまったが仕方ない。この女が渡さないから悪いんだ。
「あ!」
「なんですか?」
「ぁ…ぅ…なんでも…ないです。か、帰ります」
「…お気をつけて」
 桜崎が見えなくなるまで見守り、私は玄関へと戻った。
 いい気味だ。私と兄さんの空間に土足で入ろうとするからこうなる。
 少し、疲れました。
 兄さんも多分もう少しで帰ってくると思いますし、居間で休んで…。
「あれ…?」
 足に力が入らない。力んだせいかな、このままじゃ兄さんに迷惑が。
 でもしばらくしても、倒れたときの衝撃は無かった。
 逆に何かに支えられるてる様な感覚があった。
「なにしてんだ由真、こんなところで、体調が悪化したらどうするんだ」
「…兄さんにもっと、構ってもらえます」
「バカ」
「バカです。すいません」
 ああ、優しい兄さん。
 大好きです。愛しています。これからもずっと傍にいてくださいね。

561:名無しさん@ピンキー
07/05/20 13:25:37 AIgJIl/O
ふう、さて、今度はガンツを読まないようにしきゃ。でも新刊が…

562:名無しさん@ピンキー
07/05/20 19:25:39 U38M3YhI
GJだがキモウトスレ向きだな

563:名無しさん@ピンキー
07/05/20 19:48:13 YToq2ENT
GJ!

564:名無しさん@ピンキー
07/05/20 20:21:53 Ph82g0KM
黒いなw
だ が 、 そ れ が い い

565:名無しさん@ピンキー
07/05/20 21:04:45 RcBxyhhy
確かにキモウトだな。
だがGJ!

566:名無しさん@ピンキー
07/05/20 23:25:22 SvOGBNZT
キモウトか。そんなスレがあったんだ。
GJ。良い感じだった。

567:名無しさん@ピンキー
07/05/21 02:06:36 h7azsM9c
超GJ!
>>562確かにそうだがここにも投下しないとここが落ちてしまう

568:名無しさん@ピンキー
07/05/21 16:31:31 cj82mxuK
それもそうだ

569:名無しさん@ピンキー
07/05/23 19:44:40 RWD29QOc
兄貴ぃ

570:名無しさん@ピンキー
07/05/23 19:49:09 rfE1xLW3
呼んだか?

571:名無しさん@ピンキー
07/05/24 20:52:29 FhcS70lo
どこ行ってたんだよ。バカ!

572:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:47:03 mltrzi/Q
いきなりですが、保守がわりに投稿させて頂きます。
それなりに長いです。レスをいくつか頂きます。それではよろしくお願いします。

============
はぁ…はぁ…はぁ…

ここは妹、沙姫の部屋。左手には小学生とは思えない程ませた下着、右手は自らのモノ。

はぁ…はぁ…はぁ…

背徳的で淫媚な行為。
その事が自らを高ぶらせて行く。

(ここに…沙姫のまんこが…)

夢中になって嗅ぎ回し自らをしごきたてる。

(うっ…あ…出る…)

絶頂を迎え、白濁液が出るまさにその時。

573:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:48:16 mltrzi/Q
「お兄ちゃん、人の部屋で何やってんの?」

「えっ!?あっ…」


ドビュ!ビュルッ!ビュルルッ!

いきなりの出来事で思わず放精してしまう。

「あ、沙姫!?…違うんだ…これは…」

とっさの弁解をするも逃げようもない。
なにせ、右手には自らの息子、左手には下着、床には飛び散った精子があるのだから。

きっと泣き叫ばれて親を呼ばれて終わりだ…。そう思った。

しかし、沙姫の口から発された言葉は予想外だった。

「うっわ、お兄ちゃん人の部屋でオナニーするとか、もしかして変態?」

ニヤニヤと小悪魔的な笑いを顔に浮かべ、問う。
あまりに予想外の発言に僕は言葉を失ってしまう。

「え…あ…?」

口から発されたのは言葉にならないうめき声。

「だーかーらー人の部屋で、あたしの下着使ってオナニーしてたの?って聞いてるの。」


574:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:53:09 mltrzi/Q
「お、おまえ…今なんて…?」

「え?オナニー?それくらい今時の小学生なら誰でも知ってるよぉ?」

知っている事が普通であるような口振り。

「もしかして、知らないって思ってた?最近の小学生は進んでるんだよぉ…?だって…」

沙姫はなぜか悩むような素振りを見せたような…気がした。顔も若干紅潮しているだろうか?

「…せっくすだってしてるんだよ?」

せっくす?今、なんて言った?セックス?

「えっ?お兄ちゃん、もしかしてまだどーてい?」

いきなりの核心をついた質問に僕はたじろぐ。

「えっ…あっ…それはその…」

思わず口籠もってしまう。こういう時に僕だって、セックスの一回や二回!と言えない自分が情けない。
反論しないのを肯定と受け取ったみたいだ。沙姫はにやっと笑って更に言う。



575:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:54:06 mltrzi/Q
「えー…お兄ちゃん大学生にもなってどーていなのぉ?なっさけなーい」

沙姫の軽蔑するような目。兄として情けないはずなのに、悔しいはずなのに…。
「え…なにお兄ちゃん、おちんちんぼっきしてる…?あたしに馬鹿にされてこーふんしたの?」

うっ…全くめざとい。

「あ、いや…これは…」

咄嗟に手でモノを隠すが、いまや大きくそそり立ったそれを隠せるはずもなかった。
沙姫はますますニヤニヤ笑う。

「へーお兄ちゃんってマゾの人だったんだぁ…。」

くすくす笑いながら見下ろすようにしゃがんだ僕を覗き込む。
その背徳的な状況に僕の何かが壊れかけているのを感じた。



576:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:55:13 mltrzi/Q
「くすくす…どんどんおっきくなってるよぉ?やっぱりマゾ確定だね?」

沙姫の一言一言がとてもいやらしく、色っぽく感じる…。
そこに立つのは小学生としての、妹としての沙姫ではなくむしろ女王様としての沙姫のようにさえ感じられた。

「ねぇ、お兄ちゃん?」

「は、はいっ!」

思わず敬語で答えてしまう。

「ふふっ…ねぇ、あたしの下着のにおい、大好きなんだよね?小学生が今日1日しっかりしみ込ませてきた汗のにおい、直接嗅ぎ回したいんだよね?」

大胆過ぎる沙姫の発言が、僕の脳を溶かしていく。
でも…沙姫は妹で。そんな事は許されない。

「あは…迷ってるんだ?それじゃあ…」

そう言うと、ゆっくりスカートの裾に手を伸ばして…そのまま捲り上げていく。
「ほら…今日はピンクだよ…?お兄ちゃん…」



577:名無しさん@ピンキー
07/05/24 23:59:08 mltrzi/Q
壊れた。それは音もなく崩れ去った。ただ、あとに残ったのは動物的な本能だけだ。

這うようにして沙姫に近づくと、その透き通るような太ももの間に顔を突っ込む。そして夢中で嗅ぎ、むしゃぶる。

「あはっ!お兄ちゃんたらわんちゃんみたい…。そんなに沙姫の下着のにおいがすきなのぉ…?」

「はっ…好き…ですっ…沙姫…様のおまんこのにおい…大好きですっ…!」

痺れるような魔性の香りを必死に吸い込みながら、左手は素早くナニを擦り上げる。

「お兄ちゃんたら…夢中だね…?そろそろイっちゃいそうなんだよね?」

「あぁ…イきます…イきます…」

最早、満足に声にもならない。

「かけてぇ…お兄ちゃんのせーしぃ…いっぱい沙姫までとばしてぇ…」

「で、出る…あ、うっ!」
ビュルルッ!ドピャ!ドピュ!!

異常な興奮でたぎった精は勢い良く放たれる。

「きゃっ!すごーい!あたしの顔まで届いたぁ!…これがお兄ちゃんのせーしの味…。苦くて濃い…。」

沙姫は顔にまで飛んだ精液を丁寧に舐め取っていく。その仕草はなんともいやらしく、また僕を昂ぶらせる。

「わっ…!お兄ちゃんたら2回も出したのにまだ納まらないんだね?えへっ…それじゃあ…」


578:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:00:41 VlOQ3eUr
僕は目の前の出来事が信じられなかった。
沙姫は僕の射精で汚れた下着をゆっくり脱いでゆく。
それはいつも妄想した、夢。妹で小学生の沙姫の秘所。つるつるでふっくらしていてすでにぬらぬらと濡れている。

「お兄ちゃんがいつも妄想して抜いてた沙姫のおまんこ…どお…?こーふん、する?」

「興奮します…すごく…ぁ…はぁ…」

しないはずがなかった。夢にまで見た沙姫の…。

「お兄ちゃん、よだれでちゃいそうだね…?そんなに見たいんだ…。じゃあ見せてあげる…。」

そう言うと、指で幼い秘所を拡げて見せる。

「えへへ…沙姫のおまんこ…もうぬれぬれだよぉ…。クリもおっきくて…はぁん!」

クチュクチュといやらしい音をたてながら、僕の目の前で沙姫はオナニーをしはじめる。

「クリちゃん…ぷっくりふくれて…あん…気持ちいい…」

沙姫のオナニーはとてもいやらしくて。僕の僅かな理性を崩すには十分過ぎた。
「お兄ちゃん…そろそろ沙姫のおまんこにぃ…おちんちん…入れたいよね…?
ちゃんと入れたいって言えたら入れさせたげる…。」
もう僕に躊躇う必要なんか無かった。

「沙姫、様ぁ…そのおまんこに…僕のちんこ…入れさせて下さい…」

「ふふっ…よく言えましたぁ…♪」

そのままベッドの上に寝っ転がると、大きく足を開いて言った。

「入れてぇ…お兄ちゃんのどーていおちんぽぉ…沙姫が筆下ろしさせてあげるぅ…」


579:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:02:01 VlOQ3eUr
「あああっ…沙姫!沙姫ぃ!」

ヌリュ!!ジュプゥ…

「入ってきたぁ…お兄ちゃんのおちんぽ…沙姫のおまんこにいっぱいきたぁ…!」

もう、なにも考えられなかった。ただ、本能に任せてひたすら腰を振るだけだ。
「あん!お兄ちゃん…どーていでほーけーのくせにっ!くぅん…固くてりっぱなんだからぁ…!」

「沙姫っ!沙姫のまんこやばいよ!気持ちいっ…!!」

「沙姫もぉ…!お兄ちゃんのかわかぶりおちんちんがぁ…あばれてるぅ…っ!」
「沙姫!イくっ!出るっ…!」

「出してっ!お兄ちゃんのせーし!沙姫の膣でどぴゅどぴゅしてぇ!」

ドビュ!ブビュルル!!ピュパッ!

今日3回目とは思えないほど、熱く大量の精を発射する。

「すごい…お兄ちゃんの精液が…沙姫のお腹…いっぱい…」

「はぁ…はぁ…さ、沙姫…」

「えへっ…お兄ちゃんのおちんちん、すっごくよかったよ…。どう?憧れの小学生のおまんこで筆下ろし出来て…」

「はぁ…はぁ…最高、です…」

「じゃあこれからもお兄ちゃんは沙姫のドレイだね♪」

これからが楽しみだなんてやっぱり僕はマゾで変態だ。でもこれでいい。幸せでエッチで、満たされているのだから。

580:名無しさん@ピンキー
07/05/25 00:04:04 VlOQ3eUr
後書き。

いきなりの投下、失礼致しました。

会話の不自然さや同じ言い回しを多用してしまったり…ぐだぐだでしたが楽しんで下さった方がいらっしゃれば幸いです。

失礼致しました。

581:名無しさん@ピンキー
07/05/25 16:47:01 nit2h+Zr
おっきしたのでall OK

582:名無しさん@ピンキー
07/05/25 18:01:07 l+laxsFj
>>580
いやいや、GJ!ですよ。
堪能させて頂きましたよ。私も少々マゾっ気があるものでして……

583:名無しさん@ピンキー
07/05/25 21:18:15 qYlE3pn0
Sな妹か。あまり見ないタイプだ
GJ!

584:名無しさん@ピンキー
07/05/27 00:52:25 h1gL2XMm
てすと

585:名無しさん@ピンキー
07/05/27 01:02:58 h1gL2XMm
書き込みが出来なくなったり今日になったら出来たりなんだろ。
これじゃ投下も出来ないし由真ちゃん書けね。

なにか代理で書き込みしてもらう方法ないもんか…。
>>562から>>567の方、今日まで言えなかったけどGJありがとう。


586:名無しさん@ピンキー
07/05/27 11:59:59 3K0IbcRJ
最悪下の掲示板の連絡用スレッドに投稿して、そこから他人にこのスレに
代理投稿してもらう手もあるかね。

URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
エロパロ板SS投下専用掲示板

587:名無しさん@ピンキー
07/05/27 12:09:00 3K0IbcRJ
>580
沙姫……おちんちんおっきした。GJ

588:572
07/05/27 20:32:55 nohpQz9T
コメント下さった皆様、ありがとうございます。

至らぬ点も多々あったと思いますが、おっきして下さったようで何よりです。

次回は…Mな妹ですかね?

では失礼致しました。

589:名無しさん@ピンキー
07/05/27 23:16:43 zgfX4LYL
ハァハァ・・・
Sな妹GJ!

ところで普段はクールだけど、変態兄上の前ではツンデレ発揮。
なんて妹モノ書いてるんですが需要あるでしょうか・・・?

590:名無しさん@ピンキー
07/05/27 23:25:09 0Sooxp1o
たりめーだ!

591:名無しさん@ピンキー
07/05/28 00:03:53 IUEGzxD+
ちょーぜーつっ……щ(゚Д゚щ)カモォォォン !!

592:名無しさん@ピンキー
07/05/28 13:26:42 Z1xYFbd5
wktkwktkwktk
wktkwktkwktk
wktkwktkwktk
wktk産業

593:名無しさん@ピンキー
07/05/30 17:47:29 PLgz0HC+
マダー(・∀・)wktk

594:名無しさん@ピンキー
07/05/30 20:50:23 nTlqoQRR
俺は巨乳を使い手なんだが、相手が残念な事に貧乳ツンデレ妹を使ってきたので「お前それでいいのか?」と聞くと「なに勝手にナデナデしてきてるの?」と言われた。
俺の妹は兄の心をくすぐる熟練者なのだが俺がいつも「もぅ・・おにいちゃんのばかあ!」と言わせてるので気の毒になって聞いたんだが、「お前俺のブカブカTシャツでボコるわ・・」と
妹の帰宅直後にカカッと玄関までダッシュして荷物持ってやったら、多分リアルでビビッたんだろうな、動きが堅くなってたから一気に空中に飛んだら俺を見失ってたから、背後に回って肩に積もってた雪を払いながらはだけてたマフラーを直してやった
俺は「このまま自分の部屋に戻ってもいいんだが?」と言うとようやく焦ってバッグの中からおみやげを投げてきた。
俺はそれを「それもう持ってるから」で回避。これは一歩間違うと妹が涙を流しながら2階にあがってゆくという隠し技なので後ろのばあちゃんが拍手した。
俺が「うるさい、気が散る。一瞬の油断が妹フラグ」というとばあちゃんは黙った。
妹のアタックも虚しく既に時間切れ 心のガードを固めた俺に隙はなかった。


595:名無しさん@ピンキー
07/05/30 20:55:02 nTlqoQRR
たまに来る心のガードでは防げない「私たちね、ほんとは兄妹じゃないんだよ・・?」も「それなんてエロゲ?」で回避。終わる頃にはボロボロにされた茶髪のツインテールがいた。

596:名無しさん@ピンキー
07/05/30 21:15:11 HS3I2NJi
ツンデレ妹カワイソスw
ダメージは加速したが無いのが惜しいけど

597:名無しさん@ピンキー
07/05/30 23:14:52 PLgz0HC+
なんだこれwww
何が起こったw

598:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:11:20 F4fSFW1A
改良版

俺はふたなりショタを使い手なんだが妹が残念な事に貧乳ツンデレを
使ってきたので「お前それで良いのか?」と言うと
「何いきなりナデナデしてきてるわけ?」と言われた。
俺の妹がツンデレの熟練者なのだが俺はいつも
「おにいちゃんのえっち・・」と言わせてるので相手が
気の毒になったので聞いただけなんだがむかついたので
「お前ナデナデでボコるわ・・」と言って妹の帰宅直後に
そっぽ向いて荷物持ってやったら多分リアルでキュンとしちゃったんだろうな、、
ほっぺ赤らめてたから、キャンセルしてカカッっとダッシュしながら
おかえりのチューしたらかなり照れてた。

599:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:26:45 F4fSFW1A
俺は一気にドアを閉めたんだけど妹が硬直してて
俺の動きを見失ってたのか、動いてなかったから
肩に積もった雪を払った上についげきの
マフラーまき直しでさらに好感度は加速した。
わざと距離をとり「俺はこのまま部屋に戻ってもいいんだが?」
というとようやく真っ赤な顔してなんかバッグからおみやげ出してきた
おれは「それもっちょるから」で回避、
これは一歩間違うと泣き出して2階にあがってしまう
隠し技なので後ろのばあちゃんが拍手し出した
おれは「うるさい、気が散る。一瞬の油断が妹フラグ」
と言うとばあちゃんは黙った。
妹は必死にアピールしてくるが時既に時間切れ、
心のガードを固めた俺にスキはなかった
たまにくる心のガードでは防げない
「私たちね、ほんとは兄妹じゃないんだよ・・?」も
「それなんてエロゲ?」で撃退
終わる頃にはズタズタにされた茶髪のツインテールがいた。

600:名無しさん@ピンキー
07/05/31 00:43:38 ATf+/6jI
エロゲでな に が わ る い!?

601:名無しさん@ピンキー
07/05/31 01:03:43 NCIxBMBW
リアルでシスコンやってる俺が来ましたよ

602:名無しさん@ピンキー
07/05/31 01:12:27 0euq5/yU
ばあちゃんwww

603:名無しさん@ピンキー
07/05/31 07:27:48 LkpI8Y2+
これか、元ネタ知らなかった。改変前から支離滅裂だったとは。

URLリンク(www.geocities.jp)

604:名無しさん@ピンキー
07/05/31 08:52:39 DYK+MQP2
ギルティやってる人にとっても意味不明な展開だからな
確か動画版もあった希ガス

605:名無しさん@ピンキー
07/05/31 11:01:01 k5ml3nr4
>>594を縦読みすると俺のターンばっかw

606:589
07/05/31 20:49:05 M4b2ZTjD
ちょっw すみません、まさか反応貰えるとは・・・
こちらの事情で投下が遅れそうです、マジですんませんorz



607:名無しさん@ピンキー
07/05/31 21:26:26 0euq5/yU
待つよ~
全然待つよ~

608:名無しさん@ピンキー
07/06/02 10:47:20 H6C/0No8
隣の家の子の買い物に付き合った
店の端から「おにいちゃーん」と大きな声で呼ばれた
男達の視線は その子ではなく
なぜか俺にあつまった

609:名無しさん@ピンキー
07/06/02 12:27:00 pm2/Ozhv
>>608
おにいちゃーん!
ではなく
兄ちゃん兄ちゃん
だったら…あれ?やっぱりダメだ

610:名無しさん@ピンキー
07/06/02 18:39:48 zc42Wu8q
そういうや昔コンビニとかで妹の買いもんに付き合ってて
妹に呼ばれた時の周囲の視線って、当時は思いも寄らなかった要素のせいか

611:名無しさん@ピンキー
07/06/02 23:21:40 BcyYTTww
世知辛い世の中よのう

612:名無しさん@ピンキー
07/06/05 00:50:31 z1ihtzcs
おにぃちゅん…

613:名無しさん@ピンキー
07/06/05 02:18:53 Yc4qoYa6
こ  れ  は  新  し  い!
雀兄妹擬人化!

614:名無しさん@ピンキー
07/06/06 00:40:54 av1hXDT0
毎朝のように庭先でうるさいのは兄妹で愛を語り合っているからか……


それでもうるさいわっっ!!

615:名無しさん@ピンキー
07/06/06 03:36:30 hv5Kqgq9
もしやそういう話を執筆中?w
全裸でいつまでもワクテカしながら待ってますYO!

616:612
07/06/06 08:37:13 Ze+RHHof
ウチの学校のxchatで流行ってるだけです。
ぬかwktkさせてスマソ(´・ω・`)

617:名無しさん@ピンキー
07/06/07 23:29:34 /iLtSi0w
『おにいちゅん』?
なにそれ? そう呼んでほしいの?
いつもの『兄様』じゃ、だめ?
う…、イジワル。
えっ、ヤダ…。シテ欲しいよぅ。
わ、わかったからっ。
お…、おにいちゅん、いつもみたいにワタシにえっちなコトして下さいっ。
んちゅっ、……ぅん、っはぁん…。
っひゃぅん!
うぅ、兄さ、…おにいちゅんがイケナイんだもん…。
えへへ、おにいちゅんってなんかえっちな響きかも。え、もう? うん。じゃあ挿入れるよ?
んっ……はぁっ……。
ぅ……ん、は…ん、……ぁぅ。
……はぁ、きもちイイよぅ。
うん。いいよ、動いて…。
……はぅ、……んっ。
…あっ、ちょ、は、げしい、か、も…。
んっ、ん、はっ、やっ、だっ、こっ、えっ、でっ、ちゃっ!
わっ、やっ、も、イクっ、イッ、ちゃ、うっ!
あっ、あっ、あっ、イッ、イクっ、っあっ……。

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。
……うん。また明日もえっちしようね、おにいちゅん。



こんなのが出てきた。俺の頭はくさってるな。

618:名無しさん@ピンキー
07/06/07 23:55:44 6klifY5i
「ダメッ! 今は産卵期なんだから、いまおにいちゅんと交尾したら子育てしなきゃいけなくなるでしょ」

こんなのしか出てこない俺の方がくさってる

619:612
07/06/08 00:16:12 LnadLOUl
>>617-618
おまいらGJwww

620:名無しさん@ピンキー
07/06/08 00:27:45 Vl7B8km+
>>617-618の発想力に真剣に嫉妬

621:名無しさん@ピンキー
07/06/08 04:50:01 7oFYgO52
>>617-618
抜いたぜGJww

622:名無しさん@ピンキー
07/06/08 05:00:44 HOyifDtd
>>617腐りかけのほうが肉は上手いぜ、GJ!

>>618ここまで短くても保存した、GJ!

623:名無しさん@ピンキー
07/06/08 13:21:16 HOyifDtd
「ねぇ… おにぃちゅん、おくちにチュンして」

「ああん、だめよぉ。舌を入れるのはズルイよ、おにぃちゅん」

「…ふぅ、今度はおっぱいにチュンするの?」

「ちゅぅぅん、下着が汚れるよぉ~」

「らめぇ、もうかまんれきなぃ
 おにぃちゅん、ナマれいいから ちゅんちゅんしてぇぇ」



やっぱり俺れもくさってた orz

624:名無しさん@ピンキー
07/06/08 17:58:52 Dmx0rQve
かゆ
うま

625: ◆26PKCMob6A
07/06/09 14:01:53 nQuR5Xrv
「ね~お兄ちゃん。お○んこって何?」
ブッ……!
 思わずりんごジュースを吹きこぼす俺。妹はなおも聞き続ける。
「クラスの男子が馬鹿にするんだよ! 『お○んこも知らないんじゃ
この先生きていけないだろ~』『みんな持ってるよ』とか言ってからかうの!
お兄ちゃん。教えて」
「辞書にも載ってないんだよ! 大体お○んこなんて……」
 フリーズ! プリーズ誰かこの子を止めて!!

 その後、意味を知った妹が恥ずかしがり、赤面するのは
お約束。その時隣に車が猛スピードで通り抜け、兄は妹の手を取って引き寄せた。
 戸惑い、胸が熱くなる妹。思わずもれる声。「あっ」
 妹を引っ張らなかったら、車に接触していたかもしれない。
「急に手引っ張ってごめんな」「あっ、えっ、あの……車が悪いから」妹は兄の胸元から
離れる事さえ忘れ、上に顔を向けて顔を綻ばせた。「ちょっとドキッとしちゃったけど」
「うん……。あ、ごめん」兄は妹の手を離した。さっきからずっと握りっぱなしだった。
これでは妹は離れられない。兄が手を離すと妹はさらに赤面し、兄から少し離れた。
「ねえ、お兄ちゃん。手繋がなくなったのって、いつだったっけ?」
「ん~、すまん。忘れた」
「酷いッ!」
 妹は瞬時に顔を曇らせて、抗議した。
「私、お兄ちゃんと手繋いで登校してからかわれたんだよ!? 覚えてないの?」
 そういえばそうだった。
 俺は親の代わりに入学式に出席する事となり、妹と手を繋いで中学校の正門をくぐった。
その時、はやしたてる男子の声が聞こえてきたのだ。「中学にもなって兄貴同伴かよ。ガ
キだなぁ~」「いやいや彼氏だよウン、間違いない」「パパだろパパ。顔がいやらしい」
「ウン」三名の男子は頷きあい、妹の周囲にたむろった。男子の一人、リーゼント小僧が
聞いてきた。「お前、非処女?」
 その時には俺の我慢が限界に達し、思わず手が出てしまった。右拳が男子生徒の頬を打
った。確かな手応えの後、リーゼントは声を立てずに左横に吹っ飛んだ。


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