いもうと大好きスレッド! Part3at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part3 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
06/08/16 22:14:23 IdNPAsn6
1の人、ベリー乙

新スレ誕生と2getの祝いに近日中になんか書くであろう

3: ◆BokUNiNIjE
06/08/17 00:04:22 BybU963r
>1
 乙です。そして>2氏の作品に期待。

4:名無しさん@ピンキー
06/08/17 15:54:17 L0Lt6X4K
ぉっぉっ

5:名無しさん@ピンキー
06/08/17 16:34:22 ynldfuhN

『あっ、もう起ってるし…やっぱり、お兄ちゃんってえっちだね…』

『…もしかして、私だから?』

6:名無しさん@ピンキー
06/08/17 23:58:50 mwDQuotR
ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

7:名無しさん@ピンキー
06/08/18 16:35:08 /2+V0THa
「お兄ちゃーん、授業の復習したいから教えてー」

「はいはい。で、なんの科目だ?」 
 
「今日ね、保健の授業で男と女がセックスすると赤ちゃんが生まれるってきいたの」
 
「!?」
 
「ホントかどうか確かめたいから手伝ってー」

「ちょ、おま、ズボン脱がすなって!!」

「うわー、教科書の絵とそっくりー」

「やめ、くぁwせdrftgyふじこlp」


続きは各自脳内補完してください

8:名無しさん@ピンキー
06/08/18 23:22:47 K+8571aO
  ヽ(・ω・)/
 \( \ノ  ズコー

9:名無しさん@ピンキー
06/08/18 23:37:33 Txf5QtfE
一部の学校では精液ごっくんとかも教えるらしいねぇ

10:名無しさん@ピンキー
06/08/18 23:53:21 eHzqQ9i8
>>9
まじか?

11:名無しさん@ピンキー
06/08/19 00:55:55 5ph9CiHy
もうdat落ちしてるけど、

【政治】 "性行為図解、精液飲み…" ひどすぎる性教育で、文科相が全国調査実施表明
スレリンク(newsplus板)

【政治】「自分の性器見る授業」「男女ごちゃ交ぜ教育」 過激性教育、全国から3500事例…自民調査チーム
スレリンク(newsplus板)

エトセトラエトセトラetc...

12:名無しさん@ピンキー
06/08/19 20:35:11 y3otwWlM
よし、このネタを使って誰か一筆書くのだ

13:名無しさん@ピンキー
06/08/20 23:36:02 dgTbmFYk
   ヘ('A`) ねこにゃんダンス
     ( )ゝ
  ((( < ̄< ))))

         ノシ
      (((( (  ) ))) ねーこにゃんだんす
    ρ('A`) ヘLL  

   ヘ(゚∀゚)  ねこにゃんダンス!ぃぇぃ!
      ( ) ゝ   
       |し

14:名無しさん@ピンキー
06/08/21 22:13:53 UBdg/KBm
妹はまだかっ

15:名無しさん@ピンキー
06/08/21 22:22:54 Me7+2/J4
妹はだかっ

16:名無しさん@ピンキー
06/08/21 23:00:52 UBdg/KBm
(;´д`)ハァハァ

17: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:35:11 55bZssIE
前スレの埋め要員のつもりが…容量もあれなんでこっちに投下します

題名は、『謀りごと』↓


18: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:36:13 55bZssIE
 学校を終え、俺は帰路についた。

「ただいま、っと」

 家に入ると、玄関には妹の春菜の靴と、由紀の靴が2足きれいに並べられていた。
 由紀は春菜の友達で、もう何度も家に遊びにきており、俺も幾度となく顔を合わせた
事がある。
 春菜の部屋の方からは何やらわいわい騒ぎ声が聞こえてくる。
 ああ、そういえば昨日春菜が由紀を誘って勉強会をやるって言ってたなあ。お茶でも
差し入れてやるか。
 そう思いたって、台所でお茶を沸かし、茶菓子と一緒にお盆に載せて春菜の部屋へと
向かった。

「春菜~、お茶持ってきたよー」
「兄ちゃんサンキュー、入ってきて~」

 部屋の前まで行って声をかけると、陽気な声が返ってきた。


19: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:37:11 55bZssIE
 ドアを開けると勉強机を挟んで春菜と由紀の姿が見えた。
 春菜の方は、キャミソールにスカート、由紀の方は、普通のTシャツと可愛らしい
ひらひらの付いたスカートのようだ。
 夏が近いこともあって、2人とも割りと薄着である。
 2人とも顔がほんのり赤い…?それに何だか目が少しトローンとしてる気もする。

「親は?」
「ん~、今日も帰ってこないって~~」
「そうか」
「お邪魔してます、健一兄さん♪ふふっ」
「ん?ゆっくりしてってね」
「兄ちゃ~ん、お茶~~お茶~~♪んふふっ」
「ん?はいはい」

 今日はヤケに2人のテンションが高いなあと思いながら、足元に気をつけてお茶を
机の横まで運んできた。

20: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:38:10 55bZssIE
 そこで、ふと春菜の足元を見ると、何やら缶が落ちているのが目に留まった。
 それは紛れも無くチューハイ缶であった。

「!? 春菜それ飲んだのか?」
「んふふっ、飲んでないよ♪」
「いや、栓が開いてるじゃん!」
「だって~、冷蔵庫見たら~これしか入ってないんだもんっ」
「バカっ、茶を沸かして飲めよ」
「だってぇ~…」

 そこまで言うと春菜は口を尖らせてブーたれた。
 まさかと思い由紀の足元にも目を移すと、案の定フタの開いた缶が転がっている。
 由紀はニコニコと満面の笑みでこっちを見上げている。

 あちゃ~、酒を入れておいたのは失敗だったかな…。俺も若い頃にはよく親の目を
盗んでは(以下自主規制)
 ま、とりあえず残ってる1本を飲みつつ様子でも見ますか。

 俺はそこまで考えると、机の横に座った。
 そして2人を観察し始めた。


21: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:39:10 55bZssIE
 2人は日常の他愛もない話をしているようだったが、やがて一通り話し尽くしたのか
会話が途切れた。
 しばし沈黙の後、由紀が頭を垂れて伏し目がちにぼそぼそと語り始めた。

「あのさ、春菜。私の好きな人誰だか知ってる?」
「知らない。ひょっとして孝ちゃんとか?」
「慎くんだよ」
「ふ~ん。ま、真面目だし優しそうだし良いかもね」
「でも慎くんは春菜のことが好きなんだって…」
「ええっ!? 知らなかった~」
「だって春菜は慎くんの事なんて眼中に入ってなかったんでしょ? 口を開けば健一
兄さんの事ばっかし」
「わぁあああ!! それは言わない約束でしょ!!」
「ほんと、何が負けてるって言うのよ。胸だって大差無いじゃん。この質感の違い
かあ?」

 そこまで言うと由紀は、春菜の胸を服の上から両手で揉み始めた。

22: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:40:10 55bZssIE

「きゃんっ、えっ!?ちょっ、たいむ、んっ」
「何が"たいむ"よ」
「やっ、兄ちゃんが、見てるはぁっ」
「意識すること無いじゃん…それとも、やっぱりそうなのね」

 春菜の息遣いが荒くなってきた。
 由紀は春菜を押し倒し、力加減をよりいっそう強くした。

「あはぁぁ、んおねがぃぃ、んはぁ、はぁぁ」
「健一兄さん、ほらっ」

 春菜の喘ぐいやらしい姿をボーっと見ていた俺に、由紀はいきなり話をふってきた。
 ほらとは何だ。俺に一体どうしろと言うのだ。この状況が飲み込めないと言うのに。
 しかし由紀は、そんな事を考えて動けないでいる俺の両手を掴むと、春菜の胸へと
いざなった。

23: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:41:13 55bZssIE

ぷにゅ

 と、俺は春菜の胸に手を押しつけられた。
 この感触は…キャミの上からではあったが、間違いなく女の子の膨らみのものだ。
弾力もある。
 それにノーブラなのか、乳首の突起まで分かってしまう。
 じかに触っているのかと勘違いしてしまうほど触り心地が良い。

「ひゃんっ、おにぃちゃっ、やめっ」

 春菜は顔をよりいっそう潮紅させながらそう言った。
 春菜の淫らな姿がもっと見たい!
 俺はいつしかそう思うようになっていた。
 すべすべしたキャミの上にポッチが浮き出ているが、そこを重点的に攻めてみる。
 キャミと乳とが擦れるように揉みくちゃにしてやると、反応が一段と増した。

「ダメだっ、てばっ、はぁんん」

 春菜は体中を火照らせながら声を荒げて喘いでいる。


24: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:42:10 55bZssIE
 俺はキャミの中に手を入れ、乳首を摘まんだ。

「ふっ、んっ、あんっあはぁぁあああ!」

 体が小刻みに震えた。どうやら軽くイッてしまったようだ。
 腕で顔を隠しているので表情は分からないが、肩で息をしてて、意識もままならない
様子だ。
 俺の呼吸も荒かった。
 俺は征服感と満足感でいっぱいだったが、徐々に罪悪感にさいなまれていった。

 ハッとして慌てて春菜から離れる。
 俺は今、完全に妹である春菜を女として見てしまっていた。
 しかも手を出して、あろうことかイカセてしまった。
 兄としてそれはイケナイことだ。
 たとえ、春菜がそれを望んでたことだったとしても。

「健一兄さん」

 声をかけられてパッと振り向く。

「…勃起してますね」
「あ、いや、これは…」

 由紀に勃起してたのがバレてしまう。
 俺が春菜を女として見ていたことも。

25: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:43:10 55bZssIE

「健一兄さん、春菜が何を求めてるのか分かりますよね?」

 由紀はゆっくりそう言うと、俺に手を差し出すよう合図した。
 手を差し出すと何かが手の上に置かれた。
 それはコンドームだった。

「今日はこれで失礼します」

 由紀はニコッと笑顔を見せると、帰っていった。
 俺はどうしてよいか分からず、ただ春菜の横に添うようにして寝転がり、頭を撫でて
やっていた。
 しばらくそうしていると、意識がしっかりしてきたのか春菜は俺に抱きついて、顔を
俺の胸板にうずめてきた。

「兄ちゃん……好き、大好き」
「おいおい、酔っ払ってるのか?」
「確かに私は酔ってるよ。でもこれはホントの気持ちだから」

 そう言うと春菜は俺にキスをしてきた。
 目にはうっすらと涙を浮かべている。

26: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:44:10 55bZssIE

 俺は悟った。
 今まで春菜に欲情しても、何が春菜の幸せかを考えて自制してきた。
 でも、それはしなくても良いことだったと。
 そして少なくとも今、春菜を幸せに出来るのは俺しかいないということを。

 俺は頭を撫でていた手を春菜の腰にもっていき、ぎゅっと抱きしめた。
 春菜も負けないくらい抱きついてくる。
 俺は腰に回した手を、春菜のスカートの中へと忍ばせると、女の子の部分をパンツの
上から触れた。
 するとその部分は、既に溢れんばかりの凄さだった。

「んっ」

 春菜の体がビクンと強張った。
 緊張しているようだ。

「春菜、大丈夫だよ…ベッドに移ろうか」
「…うん」

 春菜は小さく、しかし確かに頷いた。
 俺らはベッドに移動した。

27: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:45:10 55bZssIE

「…私、初めてだから…」

 しばらく間を空けて春菜はそう言うと目を閉じた。
 俺はキスをし、舌を春菜の口の中に押し入れた。
 春菜の口の中はほんのりと甘く、チロチロと舌を絡めながらも春菜の味を堪能する。

「ふっ」

 春菜の口から吐息が漏れる。

 ふと、軽い気持ちで自分の唾液を流し込んでみる。
 すると春菜は何の抵抗も無く、コクンと小さく喉をならした。

 えろい。
 今俺は春菜の口の中を犯している。
 それに春菜を俺色に染めている。

 何とも言えない征服感でいっぱいになった。
 俺の息子もすっかりゴキゲンである。
 俺は舌を絡めながらもキャミをたくし上げ、パンツを大腿まで脱がせた。
 そしてクリトリス辺りを指でなぞる。

28: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:46:10 55bZssIE

「んんっ」

 キスしてる口の合間から、ぐぐもった声が漏れる。
 春菜のそこは既に十分に漏れているのだが、それでもぴったりと膣口は閉じていた。
 キスを止め、そして膣内に軽く指を入れてみる。中はとろけるような熱さだった。

「ゔ~、変な感覚」
「春菜、そろそろ」
「うん、来て、兄ちゃん」

 春菜ははにかみながらそう言った。
 俺は春菜の足に絡まったしわくちゃの布切れを剥ぎ取ると、M字に開かせた。
 そしてコンドームをはめると、秘部にあてがった。
 秘部はぴったりと閉じているので、そこを両側から手で引っ張って広げながら、穴と
思わしき所へズイと挿していく。

「んんぐぅぅっ」

 春菜は苦痛に顔を歪ませながら、うめき声を上げた。

29: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:47:10 55bZssIE
 膣のしまりが凄い。息子が押し潰されそうだ。
 すぐにでも爆発したい気持ちをなんとか抑え、気を紛らわす為に春菜の頭を撫でる。

「痛くないか?」
「んん、痛く、な、いよ」

 春菜は大丈夫と笑って答えるが、かなり苦しそうだ。
 あまり長く苦しませたくないと思い、一気に突くことにした。

「春菜、可愛いよ」
「はぁっ、はんんぅ゙ぅ゙ぅ゙ゔんん!」

 やっと全部入った。
 春菜の中は今までに味わったことの無いほどの密着感と心地よい感触で、もうあまり
俺の息子は持ちそうになかった。

「春菜、全部入ったよ」
「うぅっ、おにぃちゃんん」

 春菜は目にうっすらと涙を溜めていた。
 それに感動と痛みをごちゃまぜにしたような表情をしていた。

30: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:48:10 55bZssIE
 俺らは繋がったまま、しばらく抱き合っていた。
 そうしていると春菜も落ち着いてきたみたいだった。

「そろそろ動くよ?」

 そう問い掛けると、春菜は小さく頷いた。
 俺は一旦少し引き抜き、再び突き入れた。

「んん、おにぃちゃぁ」
「くっ!」

 やばい、マジ気持ちいい! せっかく休憩したのに全く意味ねぇ。
 俺は…呆気なくも射精してしまっていた。

 仕方ないので息子を引き抜くと、コンドームを外してゴミ箱に捨てた。

「にぃちゃん?」
「ごめん、気持ちよすぎて出ちゃった」

 苦笑いしながらそう言うと、春菜は嬉しそうに抱きついてきた。

「ありがと、ありがと、にぃちゃんっ」
「俺も、ありがとな」

 俺らは暫く抱きしめ合った。
 諸事を始めてから、だいぶ時間も経っていた。

31: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:49:10 55bZssIE

「春菜、シャワー浴びてきなよ。血とか出てるだろ?」
「うん」
「俺はその間に飯でも作っておくからさ」

 俺はそう言うと春菜を離し、起き上がった。
 春菜も起き上がると、衣類を整え部屋を出てった。
 と、部屋を出た所で振り向いて、

「今度は一緒にお風呂入ろうね」

 そう恥ずかしそうに言うと、姿を消した。
 それも良いかもしれないと思いながら、俺は夕飯を作るためキッチンへと向かった。

 野菜を炒めてると春菜が風呂から上がってきた。

「具合はどうだ?」
「…まだ兄ちゃんのが入ってる感じがする」

 春菜は顔を赤らめながらそう口にした。
 俺が頭を撫でてやると嬉しそうにしていた。
 俺は誓った。春菜を幸せにすると。

 後日談だが、由紀は慎という奴と付き合うことになったらしい。
 なんだか由紀の思う壺って感じで釈然としないが、まあ良いか。
 だって俺の隣には春菜がいるのだから。

(完)

32: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/22 23:52:06 55bZssIE
言い訳は致しません
未熟な作りですが、そこら辺は生温い目で見守ってくださるとありがたいです

つうか、やべぇよ…穴があったら入りたひ(;´Д`)

33:名無しさん@ピンキー
06/08/23 15:26:57 /9hjC6if
GJ?

34:2
06/08/23 23:00:41 1mRHD+Jh
「おはよう、情(ジョウ)」
「お早う、兄さん」
寝不足の気だるい身体を叱咤してキッチンに下りてくると、上の妹の情が朝飯の用意をしてくれていた。
「思織(しおり)は?」
「俺が目を覚ました時はまだ寝てた。起こすのも可哀想だからそのままにしといたよ」
現在うちには両親がいないため、情と思織が交代で家事をやってくれている。
長子の俺は妹達にみんな家事をやってもらっている、我ながら駄目な兄貴だ。
「あの子は体が弱いくせに、結構無理しちゃうタイプだからね。兄さんもその辺承知しておいてよ」
「分かってるよ」
てきぱきと朝飯の支度を整えながらも、情は妹のことを気遣ってくれる。
「ふふ、情は優しいね」
「そんな事はないよ、兄さん。私は意地悪で厳しくて冷たい女だ」
「いや、他の奴らはそう思うかもしれないけど、俺にだけは情が優しい娘だってことが分かるんだよ」
「まだ寝ぼけてるの?………きゃあん」
スレンダーな身体を後ろから抱き締めてやると、情は普段の口調からは打って変わった可愛い声を上げた。
「他人には意地悪で厳しくて冷たい態度を取ることもあるけれど、
 俺や思織たちの事をいつも思いやってくれているだろう?」
「…兄さん」
「ありがとう、情」

ちゅっ

「………んんっ」
情を振り向かせてその唇に優しくキスをすると、情もその腕で俺に抱きついてきた。
朝食の前だというのに、俺は妹といい雰囲気になってしまっている。
世間的に見てあまり倫理性に富むとは言えない生活かもしれないが、これはこれで仕方のないことなのだ。
なにしろ俺は情を愛しているし、情も俺を愛してしまっているのだ。
このまま行くと、朝飯前に情を食べてしまう流れだったのだが…
「おはよう、」「ございます。」
「お兄ちゃん、」「お姉ちゃん。」
「きゃあっっ!」
突然キッチンの入り口から声をかけられた為、驚いた情に俺は突き飛ばされた。

35:2
06/08/23 23:01:51 1mRHD+Jh
「お、お早う、愛花(まなか)、可恋(かれん)」
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、」「朝からナニをしてるんですか?」
「いや、あれはだな…」
二人も俺の妹、三女の愛花と四女の可恋だ。
一卵性の双生児なので、二人の容姿はそっくりの上、性格や行動形態も全く同一。
思考も以心伝心で伝わるため、発言も一人でしゃべる手間を省くために二人で分担して行う癖がある。
「今日は情お姉ちゃんの日じゃないよ。」「私達の日なのに、」「朝からお姉ちゃんは、」「お兄ちゃんに抱きついて…」
ううん、二人の言い分にも一理ある。
確かに今日は情の日ではない。愛花と可恋の日なのだ。
「お姉ちゃんの日は」「明後日だよ」
何と言い訳したものか考えているうちに、もう一人の妹が下りてきてしまった。
「お兄さま、情姉さま、可恋ちゃん、愛花ちゃん、お早う御座います。
 ………あれ、皆どうなさったの?」
「おはよう、思織」
「思織お姉ちゃま、聞いて下さい。」「今日は私達の日だっていうのに、」
「お兄ちゃんと情お姉ちゃんは朝っぱらから、」「二人でこっそりキスをしていたんです。」
「ええっ、朝からこっそりキスを?」
「それもぎゅぎゅっと抱き締め合って、」「すっごく深いキスをしてました。」
「まあ、『ぎゅぎゅっと』『深い』?」
「酷いでしょう」「ずるいです」
この双子小悪魔コンビめ。これ以上話を混乱させないでくれよ。
「いやいや、これは情がいつも炊事や掃除を良くやってくれるな~っと思って、
 感謝の気持ちというか、『ありがとうのキス』という感じでだな…」
「ひどいっ、お兄さま!わたくしも情姉さまと代わりばんこに家事をしておりますのに、
 一度も『ありがとうのキス』をして頂いていないですわ!」
「いや、情に『ありがとうのキス』をしたのも初めてだから…」
「愛花も、」「可恋も、」「『ありがとうのキス』をしてもらえるなら、」
「家事をもっともっと、」「手伝うよ。」
説明しておくが、思織も愛花も可恋も俺を愛してくれている。
もちろん俺はこいつらも愛している。妹としてだけでなく、女の子としてだ。
実際に全員と肉体関係も持っているが、毎日四人も相手にするのはさすがの俺でも無理だ。
だから、四人には『優先的に俺とHできる日』が決まっている。
情の次は思織、その次は愛花と可恋だ。
ちなみに昨晩は思織の日だった。
深夜まで思織は可愛がってやったし、愛花と可恋も夏休みで夜更かしする傾向があるから、
三人とも今朝はしばらく起きないだろうと踏んでたのに…

36:2
06/08/23 23:03:34 1mRHD+Jh
「うーん、良いじゃないか、キスぐらい」
「『キス』くらいなら、」「いいけれど、」「お兄ちゃんたちは、」「私達が声をかけなかったら、」
「絶対しちゃう雰囲気だった。」「ヤる気満々だった。」
「そんな事……」
あるけれど。
あー、もーどうしよう?
「愛花、可恋、私も悪かった。今日は二人の日だって事は私も判ってたのに、兄さんを拒めなかったんだ」
「情?」
「兄さんに抱き締められて、私もその気になりかけてしまった。これでは示しがつかないよな…
 だから、今度の私のお風呂当番は二人が代わっていいよ」
「お風呂当番を、」「代わってくれるの?」
風呂当番は、読んで字の如く、俺と一緒に風呂に入る権利だ。
これも決めていないと、四人に風呂場に押しかけられる事になる。
男一人と女複数の恋愛には、それなりの秩序が必要なのだ。たとえそれが姉妹の間でも。
「じゃあそれで、」「今朝のことは水に流します。」
たとえ不平を言うこがあっても、それは家族の間。話しさえつけばさっぱりしたものだ。
「お兄さま」
「なんだ、思織?」
「わたくしは納得いきませんわ。
 情姉さまと同じくらい、わたくしもお兄さまをお慕いしておりますし、家事もやっているつもりです。
 でも、お兄さまは情姉さまを抱き締めて、わたくしを抱き締めては下さらないのですか?」
はあっ、思織はお淑やかなふりして、ちょっと我儘で焼餅焼きなんだよな。お嬢様育ちはこれだから…
「昨日、お兄さまはわたくしをあんなに愛して下さったのに…なのに朝からお姉さまに欲情なさるなんて、
 わたくしの体に満足頂けなかったのですか?」
「いやいや、だから、情を見てたらつい……」
「ムラムラしてしまったのですね。」「ムクムクもしてしまったかもしれませんね。」
「二人とも黙ってろ…判ったよ。思織にも『ありがとうのキス』をしてやる」
「本当ですか」
「嘘言ってどうする?」
「はい、じゃあ…お願いします」
そういって思織は目を閉じる。
俺はその頬に手を添えて、その顔に唇を近づけていく。

37:2
06/08/23 23:04:53 1mRHD+Jh

ちゅっ

「んっ、わたくしには『デコちゅー』ですか?」
「そうだよ、でも思織が情より頑張ってないってことじゃないぞ。
 あんまり気持ちの篭ったキスをすると、またこの二人にたかられるからな」
「あら、」「残念、」「見透かされていました」
こいつらときたら……そろってにっこり微笑む顔は、兄の贔屓目で見ても天使のように可愛いんだよなあ。
「じゃあこれで話しは皆ついたな。朝ご飯にしよう」
「はい、情姉さま」
「いただき」「ましょう」
ふう、俺もようやく朝飯にありつける。

………

「では、行ってまいります」
「いってらっしゃい、思織」
朝飯の時に聞いてみたら、今日は愛花と可恋は学校に用があった日らしい。
だからいつもより朝早く起きてきたんだ。
そして思織は華道の稽古日に当たっている。
寝不足じゃないかとちょっと気になったので、あまり無理しないように注意しておいた。
教習所までは車で送迎されてるから、問題ないとは思うけどな。
そして俺は今日も夏季休講中、情はこれから夏休み明けの生徒総代会の準備に行かなければならない。

38:2
06/08/23 23:05:34 1mRHD+Jh
「じゃあ兄さん、そろそろ私も行ってくるよ」
「待って、情……明日は空けられるか?」
「ん?…明日も一応準備があるんだけど」
「今朝は俺が悪かったのに、情に巧くまとめてもらって…」
「気にしないでよ、兄さん。私が一番上の姉なんだから、それ位はするよ」
ああ、コイツは昔からそうだった。長女として皆を守り、率先して苦労をしてくれているんだ。
思い出せば、初めて思織がやってきた日も、愛花と可恋が生まれた時も、家族のことを気遣ってくれてきたんだ。
俺はそんな情に今日も割りを食わせてしまった。
この埋め合わせはしなければならない、それも今すぐに。
「もし空けられるなら、明日俺とデートしよう」
「デッ、デート?」
「嫌か?」
「いっ嫌じゃないけど…明日は『兄さんの日』だろう?」
愛花と可恋の日が終わり、姉妹を一巡したら、その次の日は俺の自由な日だ。
久しぶりにベッドを独り占めできるので、大抵は体を休めるのに使ってるけど。
「構わないさ、俺は自分の日をお前とのデートに使いたいんだ」
「うん、なんとか言い訳して抜けてくるよ………でもあの子達がなんて言うか」
「思織たちには内緒だよ。これは秘密のデートだからね」
「秘密の?」
「そう、俺と情だけの秘密だ」
「なんだか三人に悪いみたいだ、私だけ兄さんとデートするなんて」
「悪いことをするんだよ、情。いつもしっかりやってくれているんだから、少し位息抜きをさせたいんだ」
「ん、やってみるよ」
「その意気だよ…でもそんなニヤけた顔してたら愛花と可恋にすぐバレるぜ?」
「やっ、私そんな顔してた!?」
「ふふふ、ちょっと頭を冷やしておきな。今からそれじゃ体がもたないぞ」
「やん、もう行ってくる!」
「いってらっしゃい、情」
普段のクールな表情はどこにいったのか、情は照れ隠しに玄関に走っていった。
それを見送りながら、俺はこの愛に満ちた家族の絆がいつまでも続くように願うのだ

(終わり)

39:2
06/08/23 23:08:20 1mRHD+Jh
結局エロ無い話になってしまったですよ。
エロ期待してた方スマンです。

40:名無しさん@ピンキー
06/08/24 02:34:52 Brk0czak
続きマダー?

41:名無しさん@ピンキー
06/08/24 18:48:50 C7Q9FoYw
>>32 >>39
イイヨイイヨー

42:名無しさん@ピンキー
06/08/24 19:39:21 ORwghp3t
  ___
  \●/ ))
(・∀・)ノ アッパレ

43: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:44:28 Ok0k6fDF
>>39
ハーレム設定とは……じゅるり

新作できたので投下します
題名は、『指輪』↓


44: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:45:28 Ok0k6fDF
 中村家の食卓では、美奈が食後の後片付けをしている真っ最中だった。
 そしてその後ろでは広樹が美奈の後ろ姿をぼーっと見ていた。美奈の格好はまだ寒い
季節だというのに薄着で、ブラ紐が透けて見えるほどだった。
 広樹は妄想の中で美奈を犯していた。美奈のお尻を見てバックから突いている自分を
想像していたのだ。お尻を広樹の方に突き出す美奈。そして自分のモノで美奈の秘部を
むちゃくちゃに掻き回す広樹。甘い声で喘ぐ美奈。感慨に雄叫びを上げる広樹……。
 と、突然洗い物をしていた美奈が広樹の方に振り向いた。

「ねえ、お兄さんが今考えてる事当ててみよっか?」


45: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:46:48 Ok0k6fDF
 広樹はその言葉を聞いてびっくりした。
 今考えていたのは、まさに目の前の美奈に精液を注いでいるところだったのだ。
 美奈の方を見てみるが、彼女の表情からは何を言うのか読み取れない。

(妖しい視線でも感じ取られたかな……)

 内心びくつきながらも広樹は今まで考えていた事を悟られまいと顔を取り繕いながら
美奈の次の言葉を待った。
 美奈は広樹の方へすうっと神妙な顔を近づけた。しかし、その表情は見る見るうちに
柔らかいものとなっていき、
「ズバリ! 私の誕生日プレゼントのことでしょ?」
と、屈託の無い笑顔を広樹へ向けた。

46: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:47:44 Ok0k6fDF

(ふっ、どうやらバレてはいなかったようだ)

 広樹はほっと胸をなでおろしながら「当たり~」と答えておいた。
「でもまだ来週のことだから、ゆっくり決めてく事にするよ」
「そういってお兄さん去年は結局何も用意してくれなかったじゃん」
「そうだったか?」
 頬を膨らませてむくれている美奈を見て、広樹は苦笑いした。去年は当日になっても
プレゼントが決まらず、結局『肩叩き券』を渡して済ませたのだった。
「私、指輪が欲しいな~」
 美奈はそう言いながら左手の薬指をさすった。
「おいおい、その指は好きな人に貰うところだろ?」
「あはは、そうだね。でも変な虫除けにもなるし欲しいな~」
「考えておくよ」
 広樹は話に切りをつけ、自分の部屋に戻ろうと席を立った。

47: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:49:13 Ok0k6fDF

 その時、美奈が広樹の側まで来て、後ろから抱きついた。

「ねえ、さっき本当は何を考えてたの?」

 広樹はまたも驚いた。そもそも後ろから抱きしめられることなど、もう何年もされて
なかったことだけに、膨らんだ胸の感触がリアルに伝わって、それだけで広樹の股間は
反応してしまう。どういう事態なのかさっぱり分からず、広樹はただ勃起したまま硬直
していた。
「私、お兄さんの視線で分かっちゃった」
「な、何が?」
 耳元でくすぶる美奈の小さな声に、辛うじて問い返す広樹。
「私、さっきのお兄さんと同じ視線をよく電車の中で感じるんだよね」
 後ろにいる美奈の表情は分からないが、声色からは何故か愉しそうな印象を受ける。
 広樹は黙って続きを聞く事にした。
「で、その視線を辿っていくとね、すっごくいやらしい目つきをした人がこっちの方を
見てるんだよね……さっきのお兄さんみたいな」

(振り向いた時に顔も見られていたか)
 もはや観念するしか無いかな、と広樹は心の中で思った。

48: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:50:23 Ok0k6fDF

「でも、ね。兄さん」
 美奈はそこでいったん話を切り、抱きついていた腕の力をいっそう強めた。
 広樹は背中を通じて美奈の胸の高鳴りを感じ取っていた。

「私は、良いんだよ」

「えっ?」
「お兄さんなら、私にそういう事しても良いから……私もして欲しいって思ってるから」
 広樹の首辺りにうずめられた美奈の頬からは、熱い体温が感じられた。
「そういう事って?」
「だから……えっちな事」
 美奈は言い難そうにぼそぼそと声を出した。
 2人の心臓の鼓動が一段と増した。

49: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:51:08 Ok0k6fDF

(どうしよう……どうしようか……)

 まさかこのような展開になるとは全く思ってなかっただけに、広樹の頭の中は完全に
混乱していた。
 美奈の少しはにかんだ口ぶりには、彼女の本気さがちらりちらり見え隠れしていた。
 つまり今、広樹が美奈をその股間にそびえ立つ毒牙にかけようとも、美奈はいっこうに
構わないと言っているのだ。いや、むしろそれを望んでいるようですらある。
 広樹はどうするか決めあぐねていた。
 すると、美奈が手を解き、広樹の前側に回ってきた。顔を見ると、頬を朱色に染めて
目を少し潤ませている。
「美奈……でも」
「私は嬉しかったんだよ。お兄さんにそういう対象に見られてるって分かって」
 美奈は広樹の言葉をさえぎり、にこやかにそう言った。
 広樹はその言葉を聞いて救われた気がした。

50: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:51:53 Ok0k6fDF

 美奈は黙ったままの広樹の手を取り、それを自分の胸へと導いた。広樹の手が美奈の
左の乳房を服の上から包み込む。
 広樹は覚悟を決めると、恐る恐る美奈の胸を揉んでみた。しかし服の上からな為か、
中々ごわごわしていて思うように手が動かせない。
「手、中に入れていい?」
 広樹がそう聞くと、美奈は顔を真っ赤にしながら小さく頷いた。
 広樹は手をTシャツの中へ進入させると、そっとブラジャーを押し上げた。
「うっ!?」
「あ、ごめん。痛かった?」
 美奈への配慮が足りなかったのかと思い、広樹は焦った。
「ううん。ちょっとびっくりしただけ」
 美奈はそう言うと、恥ずかしいのか顔をそむけた。

51: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:52:39 Ok0k6fDF
 広樹は人差し指で美奈の乳房の先端部分を優しく撫でるように軽くこねた。
 すると、美奈は「あうっ」と声を出して艶めかしく悶えている。その、必死で何かを
我慢するような表情は、広樹をさらに獣へと変貌させることとなった。
 広樹は空いている方の手も、そっと美奈の服の中へと滑らせると、両方の乳を微妙な
力加減で優しく愛撫し始めた。
「あっ……ふぁっ……ふっ……」
 美奈は目をぎゅっと瞑り、広樹の行為を全身で感じている。広樹の指が美奈の先端に
触れる度に色っぽい溜息を吐き、また、乳首そのものも自己主張を始めてきた。
「美奈、乳首立ってきたよ」
「やだぁ」
 美奈はまるで赤ん坊が嫌々をするように首を左右に振って恥ずかしがった。
 そのあまりの可愛さに、広樹は思わずキスをした。

52: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:53:34 Ok0k6fDF

 美奈との初めてのキス。それは始めは唇を合わすだけの可愛いものであった。
 美奈は目をまん丸に見開いて、広樹を凝視している。
 しかし広樹は気にせず、乳を揉みながら舌を絡めていった。
「んふっ……んんっ……!」
 時おり美奈の甘い吐息が2人の間から漏れ出した。ぴちゃぴちゃと唾液の混ざる音も
聞こえてくる。
 美奈も最初こそ驚いていたが、いまや幸せそうな顔で負けじと舌を絡め返してくる。
 その、一心に舌を絡めてくるのが愛らしくて、広樹は手に自然と力が入った。
「んんーっ! んふぅっ!」
 柔らかな乳を激しく揉んでみると、美奈は苦しくなったのか、絡めていた舌を解き、
口を離して、ぷはぁ、と息をすると、
「ちょっと兄さん! 不意打ちは駄目だよぉ」
と、うわずった声で懇願した。
 その表情を見て、広樹は普段は見られない美奈の淫らな姿をもっと見たいと思った。

53: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:54:11 Ok0k6fDF

 広樹はそっと美奈を抱きしめた。その美奈の身体は、幼い子供のように小さく華奢で
強く抱きしめたら潰れてしまいそうなほどだった。
 美奈は身体の力を抜き、寄りかかってきている。
 目と目が合う。美奈が目を瞑る。そしてまたキス。
 広樹は意を決し、抱いていた手をそっとお尻に這わせると、美奈のスカートの中へと
忍ばせた。
 そこには彼女のお尻を包んでいる布切れがあった。ところどころ皺になっていて綿の
生地の感触が気持ちいい。
 美奈はキスを止めると、「ふうっ」と深い溜息をついた。目がトロンとしている。
 広樹は美奈のお尻の方から彼女の秘部を探っていった。
 すると、人差し指の先の方に湿った部分を感じた。
 広樹は迷わずその濡れた部分に、重点的に指を這わせると、
「あっ、うぅっ、んうっ……」
と、美奈は広樹の指がその濡れた部分を通過する度に悩ましい声を出した。
 濡れた部分の染みがいっそう増した。

54: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:55:14 Ok0k6fDF
 わずかに洩れ出る美奈の声を頼りに、広樹は美奈の一番敏感なところを探っていく。
 そして、お尻の方からまわした広樹の指が濡れ場の上へと差し掛かった時、

「はぁうっ!!」

と、ひときわ高い声で美奈が鳴き、彼女の身体がビクンと跳ねた。
 どうやらこの辺りが美奈の弱点のようだ。
「お兄、さん……」
 美奈は力が入らないのか、いっそう広樹にもたれかかってきた。目も虚ろな感じで、
どうやら焦点も合っていない様子だ。
 広樹はお尻の方から這わしていた手を引き抜くと、今度は前側から美奈の感じやすい
ところに指を持っていった。こっちからの方が触りやすい為だ。

(美奈をイカせてみたい。そして出来るなら……)
 いまや広樹を抑制するものなど何も無かった。

55: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:56:00 Ok0k6fDF

 広樹は美奈のショーツを膝まで一気に引き下げた。美奈の愛液がツーッと糸を引く。
 そして、すかさずその手で美奈の潤った割れ目をなぞった。
「きゃんっ!」と、可愛い悲鳴を上げる美奈。
 しかし、広樹は気にせず割れ目に手を這わせ続ける。割れ目はヌルヌルしていて指が
滑らかに動いた。
「はぁん! やぁんっ! あんぅっ!」
 美奈は立っているのが辛いのか、広樹の服を必死に掴んでくる。広樹の指が割れ目の
少し上にある蕾に触れる度に、美奈の腰がビクンッと跳ねた。まるで美奈が広樹の指に
合わせて腰を振っているかのようだ。
 広樹はさらに空いている方の手を美奈の服の中に入れ、人差し指で硬くなった乳首を
こねくりまわした。
「やぁん! 激しぃっ! ぁんんっっ!!」
 美奈は小さい身体をくねらせながら、宙を仰ぎ見て喘いだ。

56: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:56:57 Ok0k6fDF

 この圧倒的な征服感! 顔を赤らめた美奈は、抵抗することなく広樹の思うがまま
だ。広樹は、もう夢中になって、手ワザを行使し続けた。
 美奈の割れ目は熱くてトロトロで、まるで火山のマグマのようだ。

「ちょっ、だめぇ! なんかっ、ダメだからっ!!」

 やがて美奈がそう叫ぶと、割れ目がヒクヒクと軽く痙攣した。そろそろ限界らしい。
 しかし広樹は聞く耳をもたず、むしろラストスパートをかけていた。
 上下の急所を思いっきり引っ張ってから、これでもかという速さで擦ったのだ。

「お願い止めてとめてトメテ……あああアアァァ~~~!!」

 美奈は絶叫し、昇天した。

57: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:58:06 Ok0k6fDF

 ガクッと力の抜けた美奈を、広樹は両腕で支えてやっていた。あられもない姿をした
美奈は、どうやら失神してしまったらしい。

(半脱ぎの今の状態が一番そそられるんだけどな……)
 はずれかけのブラジャーや、足に絡まったショーツ、それに無防備な顔をした美奈を
見ると、そのままいただきちゃいたい衝動に駆られるが、こうも幼い顔を見せられると
毒気が抜かれるってもんで、広樹はもう兄の顔に戻っていた。
 広樹も当初の目的を一応達成できたので不満は無かったし、今は性欲よりも保護欲の
方が勝っていた。

 広樹は美奈を起こさないようにお姫様抱っこの状態で寝室まで運んでやった。そして
手近にあったタオルケットを掛けると、目が覚めたときの為に温かいレモンティーを
用意してやることにした。

58: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:59:06 Ok0k6fDF

 手に温まったレモンティーを持って美奈の部屋へ戻ってきたときには、美奈はもう
お目覚めだった。
「調子どう?」
 レモンティーを渡しつつ、ご機嫌を伺う。美奈はプクーッと頬を膨らませていた。
「どうして止めてって言ったのに止めてくれなかったの?」
「ごめん、止まらなかったんだ。美奈のえっちな顔が可愛すぎて」
 広樹がそう言うと、美奈の顔が見る見るうちに赤らんでいった。美奈は慌てて俯き
つつ、別の疑問を口にした。
「じゃあ、どうして最後まで……その、してくれなかったの?」
 美奈は広樹の顔を見据えた。目からは今にも涙がこぼれ落ちそうだ。
 広樹はそっと美奈を抱き寄せた。
「だって、今回は美奈の身体に負担を掛けすぎたから。俺は美奈のことを本当に大事に
思っているよ」
 美奈はそっと広樹の胸に顔を埋めた。

59: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 14:59:48 Ok0k6fDF

 しばらく沈黙が生まれた。静寂という言葉がぴったりの空間だった。そしてそれは少し
もの寂しげで、哀愁漂うものだった。
 それを壊したのは、美奈だった。とうとう彼女は一番聞きたくても恐くて聞けなかった
質問を口にしたのだ。

「ねぇ、私のことどう思ってる?」

 今まさに、美奈の胸の中は心臓が張り裂けんばかりに脈打っていた。広樹は抱いていた
手を放すと、美奈の肩に手を置いた。その目は真剣だった。

「俺は美奈のことを……兄としても、男としても大事にしていきたい。今度の誕生日には、
2人で指輪を買いに行こう」

「ッ……兄さんっ!!」
 美奈は涙が止まらなかった。2人はきつく抱きしめ合い、そして深い深いキスをした。
 また静寂が生まれた。しかし今度のものは、世界を全て包みこむ様な、幸福感あふれる
温かな静けさだった。

(完)

60: ◆XOS/Rf/QQQ
06/08/26 15:01:51 Ok0k6fDF
さて、この度は本番はありませぬ
もし続編を書く機会があれば、その時にでも……

61:名無しさん@ピンキー
06/08/27 07:26:33 ATbslOuw
「ああ~ん、いいお話だねぇ
 美奈ちゃん、いいなぁ。好きな人に指輪を買ってもらえて」
「ああ、そうだな」
「きっと薬指に可愛い指輪を買ってもらったんだろうなぁ~」
「そうかもな」
「自分をすっごく慕ってる妹の気持ちも判らないでー、
 中指サイズの指輪を買ってくれた誰かさんとは大違いだね~!?」
「そんな朴念仁は碌な死に方しないだろうな」
「…お兄ちゃんのことだよ」

62:名無しさん@ピンキー
06/08/28 03:09:34 R1zYuWfP
GJです

63:保守代わり妹尾兄妹
06/09/01 22:11:59 vmF/rHba
「んん~やっと涼しくなってきたねぇ~、毎年暑すぎだよホント」
「そうだな。ヌーも『Tokyoノ夏ハAfricaヨリ熱イヨ』って言ってたしな」
「うぎゃっ、アフリカンのヌーちゃんに言われちゃお終いだよね~…
 でもでもー暑さ寒さも彼岸までっていうじゃない、これからだんだん過ごしやすくなってくれるよね?」
「まあ何時までも暑いままって訳じゃないだろうな…
 お前も腹出して寝てるんじゃないぞ。風邪引くからな」
「ううぅ~、私そんな事しないってばぁ~」
「どうだか………いや、やっぱり大丈夫か」
「ん?」
「何とかは風邪引かないっていうだろ、お前は風邪なんか絶対ひかないな」
「むむぅ、またバカにして~!」
「(半分は)冗談だよ。でもクーラーの効かせ過ぎには気をつけろよ。女は体を冷やさない方がいいんだからな」
「ふん、判ってますよ~だっ」
「ホントに判ってるか?」
「ふふん、心配なら夜寝てるときに見にくればぁ?」
「………それは辞めておこう」
「んん~、可愛い妹の寝顔を見ちゃったら思わず襲い掛かっちゃいそうになる?」
「いや、せっかくお前が大人しく寝てくれてるのに、わざわざ見に行くなんて冗談じゃないぜ」
「え~、わたしは~いつお兄ちゃんが夜這いに来てくれてもいい様に、寝るときはいつも勝負パンツ履いてるんだよぉ」
「そんなことは絶対にしないから、寝冷えしないように毛糸のパンツでも履いとけ」
「ああ~ん、イケズぅ。たまにはお兄ちゃんから誘ってよぉ」
「馬鹿なこと言ってるんじゃない。
 とりあえず寝るときはクーラーのタイマーを忘れるな。あと設定温度は高めにな」
「はいは~い。……んっ、いい事考えた!」
「なんだ?」
「わたしが毎日お兄ちゃんと一緒に寝ればいいんだよ!
 そうすれば~わたしがお腹出して寝てないって事判って貰えるし~、
 寝冷えしそうになったらお兄ちゃんに体で暖めて貰えるし~、
 一緒に寝ればクーラー二箇所で使わなくて済むから、省エネにもなるよねっ!う~ん、地球に優しい兄妹!」
「ふざけるな、勝手に布団に入ってきやがったら、見つけ次第蹴りだしてやる!」

(終わり)

64:名無しさん@ピンキー
06/09/01 23:18:56 56KxNMaE
GJ!
だがなんとなくおバカ分が足りないwww

65:名無しさん@ピンキー
06/09/02 13:49:42 kfvm2VGv
(*´∀`*)

66:名無しさん@ピンキー
06/09/04 23:55:14 a+OTC3Iw
>>63
ナイス保守

67:名無しさん@ピンキー
06/09/05 01:09:30 aVwr1YRj
冬、明日は世に言うクリスマス
去年のように、いっしょに過ごす彼女が居なかくて布団に隠れて泣いた俺はもういない。
今年は彼女が居る、しかもずっと好きだった同級生、明日が楽しみでしかたない。
大学受験も控え、浮かれながらも俺は机に向う。
―問題が解けず、くせになったペン回しをしていると、ふいにトントンとドアをノックする音が聞こえた。
「…誰?」
「あ、お兄ちゃん、私」
壁越しに聞く声はまさしく妹の声、すぐにドアを開ける。
「どした?」
妹が俺の部屋に来るなんて珍しい、いや一ヵ月くらい前からよく来るようになったかな
「おじゃましま~す」
「待てい」
手を後ろに回し、無断で入ろうとする妹の頭を掴み、廊下に押し返す。
「な、なにすんじゃい!」
「…お前が勝手に俺の部屋に入ろうとするからじゃ」
「え、入れてくんないの?」
「ちゃんと挨拶したら入れてやる」
妹の不作法は日常茶飯事だ、しかも外でもやるから質が悪い。
だから家でも親に、こいつの躾けを頼まれている。
「じゃ~はい、入れてください」
「よし」
妹を部屋に招き入れ、俺は机の椅子に、妹は俺のベットに座った。
「で、なんかようか?」
「うん」
「なに?」
「あ……え、うん」
部屋に入った途端、妹の返事は曖昧になり、目を泳がせる。
「?、だからなんだ?」
少しキツめに言うと、急に妹は立ち上がり、こちらにズンズンと歩み寄ってくる。
「え、え何?!」
さっきからずっと同じことしか言ってない気がする…
妹の不可思議な行動で思考力がダウンし、うろたえる俺の首にフワリと何かが巻き付く。
それを手で触り、妹に視線を移すと
「マフラー、これから寒くなるからさ、作ってあげた」
目を逸らし、耳まで顔を真っ赤にして妹は呟く。
「ん、ありがと」
「それでね、お兄ちゃん…私さ、今日は重要な話があるんだ」
視線は合わせず、顔だけを向け俺に語りかける。
なんとなく予想が付いた俺は、すぐに言葉を考える。
だってさ、だめだろ?、兄妹を好きになるなんてさ
「私ね、お兄ちゃんのこと…―」
「―…俺とお前は兄妹だからな」
「え…?」
虚を突かれ、妹は面を食らったようにこちらを見つめる。
やがて妹の目から涙がジワジワと滲み、頬をつたいはじめる。
居たたまれなくなったのか、妹は俺の部屋を荒々しく飛び出す。
「躾け…か」
そういって俺は放心したように、しばらく中を眺めた。

68:名無しさん@ピンキー
06/09/05 23:16:09 XHxH9IUL
続きッ!続きッ!

69:名無しさん@ピンキー
06/09/05 23:50:35 hVQTbL4t
wktk

70:名無しさん@ピンキー
06/09/06 01:56:32 uzMRiUq6
春、志望2位の大学に受かり、入学式が済んで大学も少し落ち着いてきた頃。

いつもより早く、夕方ごろに俺は帰宅し、家のリビングでテレビを見てくつろいでいた。
三度目になる時計を見る行為して無意識に呟く。
「そろそろ七時か…」
俺が心配性なのか、妹の帰りが遅いのをやたら気に掛けてしまう。
「母さん、奈津美遅くないか?」
「いつもこんな感じよ」
となりで煎餅をかじる母に妹のことを尋ねてみるが、そっけなく帰されてしまう。
躾云々はどこいったのやら、ウチはいつの間にか放任主義になってしまったようだ。
話すこともなくなり、静かになったリビングに電話の音が鳴り響く。
俺は立ち上がろうとすると母は、
「いい、母さんがでるから」
と言い足早に電話のほうへ向かう。
しばらくの間、母の応答の声のみが静かな家を覆った。
ガチャ、と電話を切る音がしたと思うと母はさっきと同じ位置に座り口を開く。
「奈津美ちゃん、彼氏連れてくるんだって、もうそんな年頃なんだね」
「ふ~ん、奈津美も今年大学受験だし、この年なら2、3人と付き合っててもおかしくないんじゃない」
ソファにねっころがりながら、答える。
ふ~ん、彼氏来るのか、どんな奴だろ?
まぁ妹の兄として恥ずかしくない程度に接すればいいか。
俺の心はまさに、ふ~んだった。別にあの年頃なら驚くこともない。
俺もつい先日、彼女を家に連れてきたばかりだ。

そうこうしてる内に小一時間が経過した。
「ただいま~」
玄関の扉が開く音と、妹のやや大きいめの声がいきなり聞こえる。
「あ、あがってあがって」
「…おじゃましま~す」
妹の声に続き男の声が響く。
声からして少し、彼氏のほう緊張しているのが伺えた。
リビングの扉が開き、妹が入ってくると、彼氏もまた遠慮がち入ってくる。
どちらも制服、春でもまだ少し寒いので両方とも同じ柄のマフラーをしていた。
彼氏の第一印象は、青年だった。
髪はワックスで固めてフワっとした感じの最近流行な髪型、ピアスは開けておらず、ピアス嫌いな俺には好感が持てた。
「おかえり、奈津美ちゃ」
「お兄ちゃん、紹介するね、私の彼氏の勇輝君」
「…ども」
妹よ、紹介はいいが母を無視するな、台所でしょんぼりしてるではないか。


71:名無しさん@ピンキー
06/09/06 01:58:12 uzMRiUq6
「どうも、奈津美の兄の和樹です。よろしく」
自分でこんなものかな、ぐらいの挨拶を済ませると、ちょうど料理が出来たらしく彼氏もいっしょに食べることにした。
始めは遠慮した彼氏だが、途中腹の虫が鳴り、顔面真っ赤にして渋々了承した。
食事も終わりに差し掛かった頃、ソファに置いてあった俺の携帯のバイブが鳴り、それに気付いた妹が手渡してくれた。
ディスプレイを見ると彼女の名前、ここで出ると迷惑なので食事を終え、自分の部屋に向かう。
「…おう、わかった。じゃあ明日駅前で…うん、じゃあな」
電話を切って通話時間を見ると、50分ジャスト…いつも以上に長電話になってしまった。
このままリビングに戻るのも何だし、部屋で本でも読むか
と思い、ベットの下の棚を開け本を出そうとすると、がチャリと扉が開けられ、無言で妹が侵入してくる。
「入る時は挨拶しろよ」
「あ、ごめん」
「それはまぁいいや、勇輝君は?」
「帰った」
「そうか」
会話終了、なぜか妹は俺の机の椅子に座り、こちらを見続ける。
兄妹の仲なのに空気は重く、付き合いはじめた頃の、間が持たない感じになる。
息苦しさを感じながら漫画を読んでいると、妹は急に話し掛けてくる。
「ねぇお兄ちゃん」
「な、なんだ…?」
思わず声が裏返りそうになる。
「彼氏みてさ、何かおもった?」
「別に、格好良いし、男の俺が言うのも何だけどかわいい所もあるし、しっかりしてるし、それくらい」
「…そっか」
妹は一瞬視線を下げると、なはは、と笑う。
不思議に思いながらもそこはスルーした。
「……さっきの電話、彼女さんからだよね」
「そうだけど、なんで知ってんの?」
「チラっ後ろの画面から見えた」
「そうか」
「この前さ、お兄ちゃん彼女連れてきたじゃん?」
「ん、まぁ」
「その時私さ…」
「……」
「…羨ましい、て思ったんだよ?」
「そうか」
妹の言いたいことは少しわかった、だから俺はあえて冷静を装った。
また、沈黙。今度は間が持たないなど感じなかった。
俺は妹をちゃんとした人間にさせる。
妹を幸せにさせる。
だから俺は拒絶する。
「…あは、じゃ私部屋に戻るね」
俺は無言で首を振ると、すぐに妹は部屋を出ていった。
それを確認すると俺は机の棚に入れておいたタバコを一本吸う。
胸にある可笑しな感情を消し去りたかったから、
「……マズい……」

また来週

72:名無しさん@ピンキー
06/09/09 17:14:05 I7CiOe20
【事件】「同じ人が何度も痴漢するの」 妹(16)から相談受けたお兄ちゃん、妹の下半身触る現行犯を捕らえる
スレリンク(dqnplus板)

73:名無しさん@ピンキー
06/09/09 19:53:10 i+KfrJ87
期待age

74:名無しさん@ピンキー
06/09/09 20:18:43 b8fx/XjX
神キタ

75:名無しさん@ピンキー
06/09/10 08:34:39 BW/mSRij
>>72
( ;∀;)イイハナシダナー

76:名無しさん@ピンキー
06/09/10 12:09:34 DYAMX5gH
夏、夏期長期休暇…いわゆる夏休みの真っ只中。

――…この状況はマズいんじゃないんだろうか。

ベットで俺の上に妹が馬乗りになっている。

昼まで寝ていた俺は、突然扉が開く音で目を覚まし、妹を確認して起き上がろうとした瞬間に押し倒された。
寝覚めでまだ力の入らない俺の腕を太ももで抑え、四肢を拘束するように下腹部に妹が乗っている。
寝覚めで霞んだ目でも妹の状態ははっきりわかる。
多分、今から始まる話は無駄になるだろう。
「どいてくんないかな、顔洗いに行きたいんだけど」
「ダメ」
「…じゃあせめて腕に乗せてる足、退かしてくれ。痛いんだけど」
「ダメ」
参った、逃げれない。
妹の顔は風邪でもひいたかのように赤く、惚けた目は俺を直視している。
息が詰まる、目を逸らすわけにも行かず、ほとんど睨めっこの状態だ。
「………ねぇ、お兄ちゃん…しよ?」
その中、妹はとんでもない事を口走った。
胸を奥がキュっと収縮するような感覚が走る。
「…は?」
「生でもいいよ、私今日…大丈夫な日なんだ、お兄ちゃん」
最初だけならまだしも、この言葉で妹が口にしたことの意味は確定する。
「…なにいってんのお前、勇輝君はどうした?、こんなとこ見られでもしたら…、」
「別れた」
「あ、そう」
スッパリ言われた、ほんとにどうしようもない。
どこでどう間違ったのか、妹はもう、覚悟を決めた様子。
「お兄ちゃん…」
両手で妹は俺の頭を固定し、覗き込むような顔を近付けてくる。
逃れようとしても頭は動かせず、腕は抑えられ、足は…論外だ。
拒否権などあったもんじゃない。


77:名無しさん@ピンキー
06/09/10 12:10:22 DYAMX5gH
「ん」
妹からの強引な口付け、やわらかい唇が押しつけられる。
妹の舌が俺の唇を割り、口内に侵入しようとしてくる。
だが俺は歯を閉じ、侵入を拒む、それが俺の最後とも言える抵抗。
「ん…ふぁ、お兄ちゃんダメだよ」
一旦顔を離し、妹は拒絶する俺を、まるで悪いことをしたかのように注意する。
「ダメじゃなくてな、兄妹でこういうことをするのがダメなんだよ」
「…今度は、そうはいかないんだから」
聞く耳持たずとはこのことだろうか、妹は俺の言葉を完全に無視したかのように話しだす。
妹は再度顔を近付けてくる。
当然俺は口を堅く閉じ、舌の侵入を拒絶しようとする。
だが今度は、吐息がかかる程度に近付くと
妹は俺の鼻を片手でつまみ始める。
妹の考えが手に取るようにわかる、もはやこれは俺の負けが決まった持久戦。
一分ほどたったところで俺は息苦しさに耐えかね、口を開き息を吸おうとすり瞬間。
妹は待ち構えていたかのように、高速で舌を俺の口の中に滑り込ませる。
「ん…くふ、ふぁ…んう……んっ」
妹の舌は口内を隅々まで貪り、俺の誘おうと舌で舌をつつく。
「お……兄…ふゃん、おいふぃ……」
俺が舌で舌を押し返そうとすると、妹はそれをどう受け取ったのか一層舌の動きが増す。
荒々しいキスに、思考力が削れていく。
いつのまにか、気付けば俺は逆に妹の口の中に侵入していた。
「ん…んふっ…、ぅん…お……にぃ…ひゃ……ん…っ」
そして、もう一つのことに気が付く。
腕の圧力が無くなっていた。
妹は腰を宙に浮かせ、俺とのキスに没頭している。なら…
「ん…ひゃあっ!?」
腕と腰に一気に力を加え、横に妹を押し退ける。
妹はベットから滑り落ちそうになっているところを好機と見て、俺は直ぐ様立ち上がり扉までダッシュする。
「はぁ…はぁ…、奈津美、お前ほんとにいい加減にしろよ」
「………」
ドアノブを掴み、いつでも逃げられる状態から妹に怒りの混じった注意をする。
「兄妹でこういうことしちゃいけないって、世間一般じゃ常識だろ…?」
「…関係ないよ」
態勢を立て直し、ペタンとベットの上に座り込む。
「お兄ちゃんのことが男の子として好きだから、だから関係ないっ!」
キッと俺を睨み、妹は涙を流し始める。
「屁理屈だから、それ」
「私、絶対諦めないから」
「はぁ…そうですか」
そう言って俺は部屋を出ていった。

また来週

78:名無しさん@ピンキー
06/09/10 21:32:32 TidastRX
イイ!!

79:名無しさん@ピンキー
06/09/10 23:53:53 BW/mSRij
秋で完結するのかな?かな?

80:名無しさん@ピンキー
06/09/11 00:39:12 n9feo7BF
生殺しですか?

81:名無しさん@ピンキー
06/09/12 14:38:44 4mLKKFCE

【妹】「お兄ちゃーん、朝ですよー」 妹からモーニング・コールのサービス 委員長、猫ミミなど多種の属性を用意
スレリンク(dqnplus板)

82:名無しさん@ピンキー
06/09/12 20:00:06 ZExj72Wd
そういう話題なら普通は萌ニュース板だろうに

83:前スレ728
06/09/12 21:04:10 WuAXG9MQ
ども、前回感想をくれたかたどもです。
GJと言われるとかなり励みになります。
新作投下します。2部(または3部)構成になります。
まぁ、今回は前編ってことで。
腹違いの妹で、特にNGになりそうなことはしてません。では、8レスほど使わせてもらいます

84:弘康と真由香
06/09/12 21:04:59 WuAXG9MQ
「・・・遅い」
 俺が借りているアパートの部屋の前。
 見知らぬ少女が座っていた。
「なに突っ立ってんの。私は寒いの。早く鍵あけてよ」
 確かに今日は雪が降ってもおかしく無いくらいに寒い。
 俺はカバンから部屋の鍵を取り出して、鍵穴に突っ込む。
「って。違うよな。お前誰だよ」
「後で全部説明するから。早くしてよ!!」
 少女の口調が強まる。
 外見の感じからして、高校生くらいだろうか。なんだか怪しい。
「キミのことをちゃんと話してくれたらあけるよ。まぁ、あける理由があればだけど」
「ちょ、アンタだって、中に入らないとダメだろ」
「俺はどうせ晩飯食いにいつもの食堂行くし。今、鍵を開けなきゃいけないわけじゃないし」
「う~。晩飯くらい私がつくってあげるあから・・・早く開けて」
「だからキミのことを・・・あれ?」
 厚手のコートを着てたから気づかなかったけど。脚を合わせてモジモジしてる?
 ひょっとして。
「おしっこしたい?」
「っぅ・・・そ、そんなこと」
「ふぅ。しゃあない」
 俺は鍵を回して、ドアを開ける。
「ほら、そこのドアのところだよ」
 少女は何も言わずに、靴を脱ぐとすばやい動きでトイレへと駆け込んだ。
 まぁ、俺を待ってたんだとしても、これだけ寒ければトイレも近くなるなと。
 俺は先ほどまで少女が座っていた辺りを見る。
 近くのスーパーのビニール袋と、大きめの旅行バック。
 どこぞの家出少女でも拾ったかな?
「荷物、中入れるぞ。いいのか?」
『バックの中。見ちゃダメだからね』
「しねぇよ」
『・・・どーだか』
「お前。このトイレの鍵、10円玉で外からあけれるって知ってて言ってるのか?」
『なっ・・・ば、馬鹿!!ヘンタイ!!あけたらコロス』
 ったく。口の悪いガキだねぇ。親の顔が見てみたいよ。

85:弘康と真由香 2/8
06/09/12 21:05:41 WuAXG9MQ
「・・・ありがと」
「どういたしまして。手は洗ったか」
「当たり前でしょ!」
 少女は部屋の中をキョロキョロと見回す。
 いきなり物色かい。
「結構綺麗な部屋だね・・・あ、こっちが寝室?へぇ、2DKなんだ。広いじゃん」
「どうも」
「これなら私が寝泊りしても平気そうだね」
 少女は荷物を持って俺の寝室・・・って言ってもベッドが置いてあるだけだが、まぁ、その部屋えと行く。
「着替えるから覗かないでよね」
「へいへい」
 ・・・あれ?さっきアイツなんて言った?
 寝泊り?おいおい。ちょっと待て。
「おま」
 ドアを開けると同時に、真っ白い何かが俺の顔面にぶつかってきた。
 って、俺の枕じゃん。
「覗くなって言ったでしょ!!」

「まったく。エロすぎ。なんで、初対面でいきなり覗くかなぁ」
 居間のコタツに向かい合って座っている。
 もっとも彼女の方は頬杖ついて、そっぽを向いているが。
「そうじゃなくて・・・まぁ、着替え中に入った俺も悪いが、お前は」
「真由香」
「は?」
「私の名前。真由香。高槻真由香」
「あぁ。名前ね・・・高槻?」
 その苗字に聞き覚えはある。というか・・・
「まさか」
「そ、高槻弘道が私のお父さん。もうわかるよね、お兄ちゃん」
 高槻弘道。俺が小学校に入る前に母さんと離婚した実の親父。
 俺は母さんに引き取られ、母さんも別な男と再婚。義父もいい人だったし、実父のことなんて、それこそ今日まで忘れてた。
 俺の名前は、佐久間弘康。十数年前までは高槻弘康って呼ばれてたっけ。

86:弘康と真由香 3/8
06/09/12 21:06:27 WuAXG9MQ
 俺は布団の中で今日一日のことを思い出していた。
 真由香・・・ちゃんか。妹って言われても、いきなり呼び捨てにするにはなんとなく抵抗があるんだよな。
 飯は旨かったし、結構色々テキパキとやってくれて、感謝した。
 親父のことを聞くと暗い顔になって話が進まないから、無理には聞かなかったけど。
 明日、明後日で何とか聞きだすとするか。
 そうでもしないと、なんで彼女がここに来たのかもわからないし。これからの身の振りようだって。
「・・・お兄ちゃん。寝ちゃった?」
「いや。どうした?ベッド寝にくかったか?」
 真由香ちゃんに俺のベッドを貸して、俺は居間に布団を敷いて寝てたわけだが。
「ううん。ちょっと・・・あのね、一緒に寝ていい?」
「あ?あぁ。構わないけど」
 俺は掛け布団をめくって、彼女を迎え入れる。
 はぁ、これが彼女とかだったら最高なんだけどなぁ。
「狭いけど」
「大丈夫・・・暖かい」
 なんか、さっきまでと全然性格違うんだけど・・・実は寝ぼけてるとかか?
「お兄ちゃん」
「ん?」
「おやすみ」
「あぁ。おやすみ」
 今まで弟も妹も居なかったから、こういうのも新鮮でいいな。
 しばらくは兄妹ごっこにつきあってやるか。
 俺は真由香ちゃんに背中を向けて目を瞑る。
「・・・んっ・・・うぅ・・・」
 背中に温かい感触。
「おとうさん・・・ひっく・・・ぅぅ」
 女の子がお父さんって言いながら泣いてるってことは、そういうことだよな。
 なんとなく予想してなかったわけじゃないけど、結構、胸にくるもんだな。
 もう顔も覚えて無いけど。親父、ゆっくり休んでくれよ。
「・・・おとう・・・さん」
 お?寝ちゃったか・・・おやすみ。真由香ちゃん

「ちょっと、なんでアンタが私と寝てるのよ!!うわ、サイテー、人を布団に連れ込んで」
 朝起きて第一声がそれかよ。
「お前・・・一回、精神科医行ってこい」

87:弘康と真由香 4/8
06/09/12 21:07:07 WuAXG9MQ
「これでしょ、後これと・・・これもかな。あ~、こっちはこれとおそろいの方がいいかな?」
「お~い。いつまでかかってんだよ」
 今日は休みで、本来なら惰眠を貪る日なのだが、真由香ちゃんの雑貨用品の買出しにつき合っていた。
 これだから女の買い物につき合うのは嫌いなんだよ。歯ブラシとかコップなんてどれでも一緒だと思うんだが。
「えっと。あとは」
「なんだ?まだあるのか。ほら、持って来てやるから何買うのか言ってみ」
「っ・・・ば、馬鹿!エッチ!!」
 おいおい。顔を真っ赤にしてそんな台詞吐くなよ。
 ほら、回りが変な目で俺を見てる。
「ぅぅ」
 真由香ちゃんが最後に買い物カゴに入れたもの。
 あぁ。生理用品ね。そりゃ、恥ずかしいわな。
「って、ちょっと待て。お前、一体何日俺のとこに居るつもりだよ」
「ん~・・・ちょっとわかんない。お母さんから連絡こないと」
「そうか。まぁ、そこら変はあとでちゃんと説明してくれよ・・・生活費、少し多めに下ろすか」
「あ、お金は大丈夫。ほら」
 真由香ちゃんがコートのポケットから財布を取り出し、そこから一枚のカードを取り出す。
「お父さんのカード。これ使えってお母さんも言ってたし、少しくらい贅沢しても平気だよ」
「いや、そういうわけにも」
「大丈夫。私とお兄ちゃんのために貯めておいたくれたみたいだし」
「貯めて?あ、クレジットカードじゃなくて、銀行のキャッシュカードか」
「そ。昨日、少し下ろしてきたから大丈夫だよ。じゃあ、これ買ってくるね」
 真由香ちゃんは日用雑貨が大量に入ったカゴを持ってレジへと向かう。
 それにしても、昨日の夜とはうってかわって、随分強気で元気だこと。
「ほら、お兄ちゃん。荷物持って」
「はいはい」
 まぁ、彼女から話しだすまで少し待つとするか。彼女自身の心の整理とかもあるかもしれないし。

「んじゃ、仕事言ってくるけど。俺が帰ってくるまで、誰が来てもドアを開けるなよ」
「はいはい」
「特に、勧誘とかそういった類には」
「あのねぇ、子供じゃないんだから大丈夫だって。美味しい晩御飯作って待ってるから、いってらっしゃい」
 この休みでわかったことと言えば、彼女は単身でこっちに出てきたということ。
 高校1年だということくらい。結局肝心なことは聞けずじまいだったな。
 どうやら、今は冬休みみたいだから、学校行かなくていいのかとか、そういう心配はしなくてもいいんだけど。
 はぁ。先が思いやられるな。おい。

88:弘康と真由香 5/8
06/09/12 21:07:49 WuAXG9MQ
「ただいま」
 部屋の中が暗い。
 あれ。真由香ちゃんが居るはずなんだけど・・・どこかに出掛けたかな?
「あれ。お兄ちゃん、おかえり。早いね」
「お、居たのか。って、おい」
 後ろから声をかけられて振り向くと、真由香ちゃんはバスタオル一枚で廊下に立っていた。
 風呂にでも入ってたのか。
「ん?あぁ、この格好?別にいいじゃん。兄妹なんだし。それとも、お兄ちゃんはこんな格好にも免疫ないのかな~」
「馬鹿か。風邪引くぞ」
「なんだ。あんまり焦んないし。つまんないの~」
 俺は居間でスーツを脱いで、ハンガーにかける。
 完全に寝室をアイツに取られたせいで、俺の着替えやらなんやらも全部、居間に置く羽目になってしまった。
「ふぅ。いいお風呂だったよ。お兄ちゃんも後では入りなよ」
「あぁ」
 真由香はご飯と味噌汁をお盆に入れて運んでくる。
 おかず類はすでにテーブルの上に並んでいた。
「今日は私の得意料理。期待してていいよ」
 真由香の料理は旨い。大通りの大衆定食屋を主食としていた俺には彼女の存在はかなりありがたかった。
「おう。いただきます」
「いただきます」
 俺たちは向かい合ってご飯を食べる。
「・・・ねぇ」
「ん?」
「聞かないんだ。お父さんや私のこと」
「言いたくなったら言ってくれるかなって思ってさ。お、得意料理って言うだけあるな。旨いぞ、この肉じゃが」
 真由香ちゃんの体が小刻みに震える。
「真由香ちゃん?」
「・・・どうして・・・そういうところ・・・似てるんだろ・・・親子って言っても・・・お兄ちゃんはお父さんのことほとんど知らないのに」
 大粒の涙が、手に持ったご飯の上に落ちる。
「受け身な態度とか、少ししょっぱい肉じゃがが好きなとことか・・・ぅぅっ」
 そんなに似てるのか?俺と親父って。
「はぁ・・・うん・・・私は大丈夫・・・ねぇ。お兄ちゃん。聞いてくれる?」
 小さく大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせるように、呟いている。
「あぁ。聞かせてくれるか。全部」

89:弘康と真由香 6/7
06/09/12 21:08:31 WuAXG9MQ
「・・・お父さんね。秋に病気で・・・それからお母さんは別な男の所に行っちゃって。私は学校あったから我慢して家に居たんだけど」
「冬休みなったから、俺の所に来たと」
 真由香ちゃんは小さく頷く。
「お兄ちゃんのことはお父さんに聞いてたから。お父さんね、お兄ちゃんのお母さんとたまに会ってたんだって」
「へ?・・・あ~・・・でもそれで納得言った。俺の住んでる場所とか親父が知ってるのおかしいと思ったんだ」
「うん。お父さんね、いつも私に言ってたんだ。お兄ちゃんのこと、俺みたいに優しくていいヤツだから、何かあったら頼れって」
 無責任なことを言うなよな。ったく。
「でね。最初は、来るの怖かったんだよ。お父さんは優しいって言ったけど・・・でも、受け入れてくれるかわからなかったし」
「もし、俺がお前を拒否してたらどうするんだ?」
「・・・辛いけど、家に帰ってたと思う。まだ一人で生活するの・・・無理だと思うし」
「ま、そうだよな」
「でも、お兄ちゃん・・・本当に優しくて、結構頼りがいあるし・・・私、すごく嬉しかった。みんなに自慢のお兄ちゃんって紹介したいくらいに」
 そこまで評価されてたのか。嫌われてないまでも、それほどいいとは思って無かったんだけど。
「それにね、お兄ちゃん。お父さんに似てるし」
「あ、さっき言ってた肉じゃが好きとかか?」
「それもあるけど・・・なんだろう。雰囲気って言うか・・・初日もね・・・一緒に寝てて・・・すごく懐かしい気持ちになって」
「お前、あれ、覚えてるのかよ!」
「うぅ。朝は恥ずかしくてあんなこと言っちゃったけど・・・全部覚えてます」
 真由香ちゃんは恥ずかしそうに俯いて、チラリと上目遣いでこちらを見る。
「ったく。妹なんだから別にいいだろうが」
「うん。そうなんだけどね」
 あ~。なんか気まずいというか、不思議な雰囲気で中断した飯を続ける気にならない。
「風呂入ってくる。飯はこのままな、出たら食うからさ」
「え。あ。うん」
 俺は脱衣所で服を脱ぐと、湯船に浸かる。
 ふぅ~・・・あれ。なんだこれ?なんで、風呂場に電動歯ブラシが置いてあるんだ?結構くたびれてるし。
『ねぇ。お兄ちゃん。ちょっと目を瞑ってて』
 脱衣所から真由香ちゃんの声がする。
「へ?あ、あぁ。いいけど。つうか、普通、入るほうが目を瞑らないか?」
『いいから。私もお兄ちゃんのこと見ないから』
「はいはい」
 目を瞑ると、誰かが風呂場に入ってくる。まぁ、誰かって言っても真由香ちゃんしか居ないわけで。
『いいよ。ごめんね。お騒がせしました』
「ん・・・あれ。あの電動歯ブラシって、真由香ちゃんのなのか?」
『え?』
 真由香ちゃんが脱衣所で固まっているのがシルエットでわかる。
「あれ、実は親父ので、真由香ちゃん。それ使ってオナニーしてたりしてな」
 我ながら何てオヤジな発想。自分で言って、セクハラオヤジの烙印を自分に押したいくらいだ。

90:弘康と真由香 7/7
06/09/12 21:09:07 WuAXG9MQ
『・・・うぅ』
「真由香ちゃん?」
 なんか、泣いてる?まさか・・・
「当たっちゃった?」
『・・・お兄ちゃんの馬鹿ぁぁぁぁ!!!』
「あ~・・・えっと・・・あのな、お、おい」
 真由香ちゃんが風呂場の戸を開けて中に入ってくる。
「悪いの!お父さん好きで・・・私・・・お父さんのことずっと好きで・・・でも、お父さんはもう」
「ごめん」
 真由香ちゃんはその場にへたり込むと、涙をボロボロと零しながら声を上げずに泣いていた。
「・・・あ、あのさ。真由香ちゃん・・・可愛いし。まだ高校生だし、他にも好きな人・・・出来るって」
 全然フォローになってないし。
「それに、家族を好きになっても変じゃないよ。うん。俺だって真由香ちゃんくらい可愛ければ」
 さらに墓穴か?というか、何を口走ってんだ俺。
「好きな人」
「そうそう。学校の先輩とか、親父みたいなの好きなら学校の先生とかさ」
「・・・お兄ちゃん」
 真由香ちゃんは顔をあげてジッと俺を見上げている。
 まだ涙を瞳に溜めているが、流れ落ちてはいない。
「は?」
「・・・お兄ちゃんが好き・・・お父さんにそっくりだし・・・優しいし、温かいし・・・お兄ちゃんは?」
「俺?俺は」
「さっき、私くらい可愛ければって言ったよね。家族を好きになっても変じゃないって。ねぇ、それってOKってこと?」
「いや。さっきのはあくまでも例えであって」
 真由香ちゃんは立ち上がって湯船に近寄る。
「ねぇ。お兄ちゃん・・・私じゃダメ?」
「ダメって」
「魅力ない?抱くに値しない?」
「ちょっと待て。パジャマに手をかけるな」
 真由香ちゃんが自分のパジャマのボタンをはずし始める。
「だって、濡れたから脱がないと風邪ひいちゃうよ」
「だからってここで脱ぐな」
「・・・お兄ちゃん・・・好き」

 つづく!!

91:前スレ728
06/09/12 21:11:03 WuAXG9MQ
うは・・・8レスのはずが、7しかなくてどこかで投下ミスったかと思い、
書いたテキスト見てみたら7レス分だった。
うあ~。昨日別所でもページ番号間違えたばかりなのにorz

次回から気をつけます。

92:名無しさん@ピンキー
06/09/12 22:34:37 ZGmUyue6
やばい。面白いしうまいし、もうマジやば。

93:名無しさん@ピンキー
06/09/12 23:30:28 /JZt3RJX
続きマダ?

94:名無しさん@ピンキー
06/09/13 13:07:34 BOVeNscZ
真由香ちゃん萌え

95:名無しさん@ピンキー
06/09/13 22:55:43 A/b+/8j4
グッジョブ!!
この調子で頼む

96:名無しさん@ピンキー
06/09/14 00:09:54 RYHRoDuH
続きwktk

97:名無しさん@ピンキー
06/09/16 19:24:49 TTv8vdp5
ほしゅ

98:名無しさん@ピンキー
06/09/16 23:21:33 jPQ/zI7t
ほす

99:名無しさん@ピンキー
06/09/17 01:07:15 FNPUgTZo
面白いです!できれば実は血がつながっていなかったというオチだったらいいなぁ。

100:名無しさん@ピンキー
06/09/17 03:12:47 MLN4ajWp
つ[血の繋がった妹なんていない]

101:名無しさん@ピンキー
06/09/17 03:20:31 7PwaNt07
つ[血?なにか問題でも?]

102:名無しさん@ピンキー
06/09/17 13:46:13 pqPgTJOe
むしろ実妹でおk

103:名無しさん@ピンキー
06/09/17 20:06:28 +n8r+XWx
(・∀・)ニヤニヤ

104:名無しさん@ピンキー
06/09/18 13:16:50 HT+mSz82
住人の嗜好の違いを垣間見た。

105:保守腐女子 キモウト
06/09/20 19:04:39 XSpSXTk8
「ねぇ、お兄ちゃんはどっちが好みぃ?」
『何が』
「血縁関係」
『・・・すまん、何を言ってんだかよくわからないんだが』
「だからお兄ちゃんって血が繋がってるほうが萌えるタイプ?それとも義理n」
ガッ(鉄拳制裁の音)
「~~ッッッ!!」
『黙れこの腐女子!』
「殴ったね!おy」
『あーわかったわかった親父な、はいはい』
「人のセリフを取るなんて最低!」
『戦いは二手三手先を読むんだろ』
「・・・(左の頬を兄に向ける)」
『・・・?』
「キリストは言いました、【右の頬を殴られたら“痛い!もっと!”と左の頬を差し出しなさい】、と」

・・・結局、血縁の話はうやむやになったあげく、再び鉄拳制裁があったのは言うまでもない。



こうですか?わかりません!

106:名無しさん@ピンキー
06/09/20 19:52:04 YS54txPq
へこたれない妹(・∀・)モエッ!

107:名無しさん@ピンキー
06/09/21 16:38:28 hXVWfUC6
女として接するか家族として接するかで血縁関係が変化する妹でFA

108:名無しさん@ピンキー
06/09/21 21:30:27 HMLf0C1/
そういやそんな感じの小説あったな
出生がうやむやなのをいいことに普段は妹、夜は義理かもしれないからってHしちゃうやつ

109: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:51:27 8f/mcOmu
まだキリの良いとこまで書いてないけど見切り発車で投下します

題名は、『ノーパン健康法』↓


110: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:52:01 8f/mcOmu
 杉原家の嫡男、春樹は自分の部屋で仰向けになって本を読んでいた。
 夕食や風呂なども済まして、後は寝るだけだ。
 と、そこへ「お兄ちゃ~ん」と甘えた声を出しながら女の子が飛び付いてきた。
 春樹の妹、姫香だ。ピンク色のワンピースから甘い匂いがふわりと香る。
「姫香、重いぞ」
「私そんな重くないよ!」
 姫香は不満げな顔をすると、春樹の体をぎゅっと締め付けた。
 胸から伝わる感触はリアルで、それだけで春樹の股間はドクンと反応してしまう。

(この微妙な刺激、毎度のことながら慣れないよな)
 はあ、と春樹は一つ溜め息をついた。

111: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:52:36 8f/mcOmu
「姫香ってブラ着けないのか?」
「うん、家だと。苦しいから……えっちぃ~」
 にやにやしながら姫香が答える。
 その姫香の子供っぽい言動の裏側に潜む女の艶態に、春樹は思わずドキリとした。
 しかしそのことは姫香には悟られていないようだ。
「苦しいっていうほど無いくせに」
「ひっど~い! 今のがキツくなってきたから、たぶんBくらいは有るよ!」
「はいはい。今度『ウチフク』行った時に新しいの買ってもらいなよ」
「そうするー。ねぇ、そろそろ寝よっ?」
 姫香がベッドの上で足をぱたつかせながら催促をする。
 時計の方を見やると、もうすぐ22時を指すところだった。

112: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:53:11 8f/mcOmu
「んー、そうだな。歯は磨いたか?」
「お兄ぃ、私が台所で磨いてたの見てたじゃん」
「姫香その後でドーナツ食ってただろ?」
「やばっ、そうだった。磨いてくるね」
 ガバッと起き上がった姫香は、そのままベッドから降りるとドアまで駆けていった。

 ――刹那、何かにつまずいたのか姫香の体が宙を舞った。
「きゃっ、痛ッ!」
「大丈夫か姫香! ……!?」
 転んだ姫香が気がかりで、そちらの方を見る春樹。
 だが、その顔色は心配のものから好奇のものへと次第に変化していった。
 そこにはワンピースが捲れて、姫香の可愛らしいお尻が顔を覗かせていたのだった。

113: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:53:47 8f/mcOmu
「あのさ、姫香。ブラは分かるんだが……パンツも穿いてないのか?」
 思わず気遣うのも忘れて聞いてしまう春樹。
「やぁっ! ……見た?」姫香は慌ててワンピースの裾を引っ張り隠す。
 しかし時既に遅く、春樹が瞼の奥に焼き付けた後だった。
「いや、見たけど」
「痴漢! 変態!!」
 姫香は大きな声でそう罵倒すると、勢いよく部屋から出て行った。
 どちらかと言えば穿いてない姫香の方が変態だよな、と思いつつ、春樹は背中を見送っ
ていた。

 20分後、目が半分閉じかかって、いかにも眠たそうな姫香が部屋に戻ってきた。
 むすっとしながらも春樹の入っている蒲団の中に潜り込む。
 どうやら春樹への抵抗心も眠気には逆らえなかったらしい。
 そこで、春樹は先程から気になっていた仔細を問うてみることにした。

114: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:54:24 8f/mcOmu
「ねぇ姫香、どうして穿いてなかったの?」
「あのね、"ノーパン健康法"って言うのが有ってね、クラスの一部で流行ってるの」
 すっかり大人しくなった姫香の口から、なにやら怪しげな言葉が発せられた。
(ノーパンと健康に因果関係が!?)
 春樹は初めて聞く事柄に驚きつつ、その辺りを突き詰めて聞いていく。
「それってどんな効果が有るの?」
「私も友達に聞いてみたんだけど、思いつく限りあらゆる御利益が有るって」
「へ、へぇ~。……胡散臭いな」
「信じられないなら、やらなきゃ良いだけだよ」
 それはごもっともだと思いながらも、春樹は一番気になっていたことを口にした。
「姫香はいつもやってるの?」
「んー、家に居る時は一応やってるよ」

 眠たそうに答える姫香とは裏腹に、春樹の意識はどんどん覚醒していった。
(クラスの女の子の下半身が剥き出し? ……それに今の姫香も)

115: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:54:56 8f/mcOmu
「お兄ぃ、もう寝ようよー」
「あ、ああ、そうだな。電気頼む」
 春樹は今聞いたことなんて気にしてないかのように装いながら、いつものように振舞う
努力をした。

 部屋の明かりを小さくして、また蒲団に潜り込んでくる姫香。
「お兄ぃ、手」
「はいはい」
 春樹が手を差し出すと、これまたいつものように姫香が腕を絡めてきた。
 必然的に春樹の手が姫香のデルタゾーンへと導かれる。
 それは、少し指を動かすだけで姫香の秘部に届いてしまう距離だった。

(うぅぅ、どうしても意識してしまう)
 春樹にとっては隣で姫香が寝ること自体が意識せずにはいられないことなのだ。
 それなのに今回は、更に乙女の秘密まで知らされ、もはや欲望の衝動を抑えるのは困難
だった。
 一方、姫香はそんなことなどお構いなしとでもいった風に、すぅすぅと寝息を立て始め
ていた。
 姫香にとってはショーツを身につけないことなど日常的なことなのだ。

116: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:55:31 8f/mcOmu

(ちょっとくらい触っても気付かれないよな)
 気持ち良さそうに寝ている姫香の寝顔を見ると胸が若干痛んだが、春樹はもう我慢の限
界だった。
 春樹は動かせる手先を、そっと姫香のスカートの中へと潜り込ませた。

 そこには木目細かな肌があった。すべすべした感触は、これまでに一度も味わったこと
の無い女児特有の触り心地だった。
 春樹は、大腿の方から恥丘まで滑らかに撫でてみた。
 どうやらまだ恥毛の生えていないその場所は、春樹が想像していた以上にぷにぷにで柔
らかく、また精緻に出来ていた。
 姫香は、少しくすぐったいのか足をもぞもぞと動かしている。
 その動作にビビッた春樹は、姫香の足の付け根である、所謂ヴァギナで手を一旦動かす
のを止めた。
 慎重に姫香を観察してみるが、どうやらまだ気付かれてないようだ。
(俺は今、姫香のワレメを触っている)
 春樹は感慨に浸った。

117: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:56:07 8f/mcOmu

 そうしてしばらく放置していると、性衝動とは別に探究心が芽生えてきた。
 春樹は、この際だから姫香の全てをいじり尽くしてやろうと、心を新たにして冒険を再
開させたのだった。
 とりあえず姫香の秘部から手を引くと、太腿から内腿をツーッと撫でてみる。
 すると、姫香は体を緊張させてくすぐったそうに身をよじった。
 次に春樹は、堅く閉ざされてしまった股の付け根に強引に手を差し入れた。手には程よ
い肉圧がかかり、このもちもちとした感触がたまらなく春樹の脳髄を刺激する。
 春樹は、まだ縦スジでしかない姫香のヴァギナに手を這わせると、親指と中指で大陰唇
を挟み込み、グッと開いていった。

118: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:56:41 8f/mcOmu
 そこには、ぱっくりと口を開けた姫香の膣があるのだろうが、手探りだけで行為をおこ
なっている春樹には知る術は無かった。
 今更ながらこの体制を恨んだが、どうしようもない。
 春樹は、やりきれない気持ちを表すかのように、親指と中指を閉じたり開いたりした。
 するとその度に姫香のそこは、まるで口を開くかようにぱくぱくと動いた。

(いつか、姫香の好きになった男のモノがこのナカに入るのだろうか)
 穢れの無いその場所を触っていると、ついつい変なことを考えてしまう。
 春樹は、自分のモノがそこへ埋没していく様を想像してみた。

 ――純粋無垢なその場所が、初めて飲み込む異物を懸命に受け入れようと、幼い口を
めいっぱい開けて飲み込んでゆく。そして、純潔だった証が辺りを彩る――

 春樹は感慨に耽りつつ、空いている人差し指を自分のモノに見立て、姫香のナカをそっ
とこすってみた。

119: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:57:16 8f/mcOmu
 すると、指とナカの粘膜がこすれるたびに、姫香は体をぴくっぴくっと痙攣させた。

(寝ていても感じるのかな?)
 夢見気分だった春樹は、少し警戒して姫香の様子を観察した。
 すると、薄暗いながらも姫香の頬がほんのりと紅潮していることに気が付いた。手に巻
きついた姫香の腕も若干力が入っている気がする。それに何だか姫香の手のひらが汗ばん
でいる。息遣いもどこか荒い。
 春樹は天国から地獄へ一気に突き落とされたような、臓腑が切り刻まれる感覚に陥って
いた。体中からイヤな汗が噴き出してくるのを感じながら、
「姫香、起きてるのか?」
 と、おそるおそる姫香の耳元で囁いた。

120: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:57:51 8f/mcOmu

 実は、姫香は春樹が悪戯を始めた当初から起きていた。
 最初は偶然手が当たっただけだと、姫香は夢見の頭でぼーっと考えていた。
 しかし、徐々に春樹の手つきが卑猥なものになっていくにつれて、春樹が意志をもって
手を動かしているということが姫香にも分かってしまった。
姫香はパニックに陥り、どうしてよいか分からず身を強張らせた。
 ところが、そうしている内に幼いながらも女の部分が反応してしまい、またもやどうし
てよいか分からず春樹に身を任せていたのだった。

 もちろん、姫香は春樹からの問いかけには答えなかった。ここで返事をして全てが終わ
ってしまうのがたまらなく嫌だったのだ。
 このお腹の底の疼きから解き放ってくれるのは春樹だけしかいないということを、姫香
の本能は告げていた。

121: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:58:26 8f/mcOmu

 春樹には、姫香が本当に眠っているのか、はたまた起きてて黙っているのか見当がつか
なかった。
 ただ、姫香の様子からすれば、たとえ起きていたとしても怖がったりはしてないようだ。

(この様子なら続行可能か)

 春樹は一息呼吸を入れると、覚悟を決めて悪戯を再開させた。
 手でこすっていた部分がいつの間にか湿り気を帯びていたので、それを指に馴染ませる
と、膣の上あたりにある皮を被った突起物にそっと触った。
 瞬間、姫香の体がびくっと動き、姫香の口から喘ぎ声のようなものが漏れ聞こえた。
 つかまれていた腕にも先ほど以上の力がかかっていて、そこから姫香の熱い体温が伝わ
ってくる。

122: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:59:02 8f/mcOmu

 姫香は、春樹に気取られまいと、快楽の波を必死に耐え、取り繕っていた。
 もう何も考えられない頭の片隅で、僅かな理性がそうさせていたのだ。
 しかし、情け容赦の無い春樹の指づかいは彼女の未知なる部分を的確に刺激しており、
なやましい吐息を押さえ込むのは困難を極めた。
 それに、先程から春樹の動きで乳の突起した部分が服にこすれて、姫香をよりいっそう
せつなくさせていた。
 しかし残念なことに、そのむずがゆい責め苦のことなど春樹は知る由もなく、そのこと
により触ってほしいのに触ってもらえない生殺しの状態が続いていた。

123: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/21 23:59:48 8f/mcOmu
続きは明日中には書き上げたいと思います(´・ω・`)

124:名無しさん@ピンキー
06/09/22 02:26:42 6XOW7Rpk
GJ

125: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:17:26 wh+ReDEh
>>122の続き)
 姫香はもうどうにもたまらなくなって、とうとう抱きついていた腕をそっと解き、自分
の手で胸を触るという一大行動に出た。

「んんっ!」

 ワンピースの上から乳首を摘まんだ瞬間、それまで押さえていた色っぽい喘ぎ声が喉の
奥から言霊となって発露していた。
 姫香は、その恥ずかしさに一瞬手を止めるが、もはや自分の気持ちに抗うことはできな
かった。
 こんなにせつない気持ちは初めてだ。
 姫香は、自分と兄の織りなすハーモニーに酔いしれ、刻一刻とのぼりつめていった。

126: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:18:01 wh+ReDEh

 春樹も、もう姫香が起きていることには気が付いていたが、暗闇の中での彼女のせつな
そうな嬌声や顔を知ってしまった今となっては、止めようという気は起きなかった。
 否、止められなかったのだ。
 姫香の幼き体から確かに漂ってくるまぎれもない女の匂いに翻弄されていたのかもしれ
ない。
 ただただ姫香の悦ぶ顔がもっと見たくて、春樹は膣から湧き出る蜜をすくい取っては包
皮に包まれた肉芽に優しくこすりつけていた。

「んっ! んんっ!! ふぅんん!!」

 春樹の指の動きに合わせて、規則的に姫香が喘ぐ。
 意識が遠のきそうなほどの甘美な快感をリズムよく送り込まれ、姫香はもう意識を保て
ないでいた。
 ただ、無意識に内股に力を入れて、快楽に抵抗しようとしていた。
 何故か漠然と自分が弾けてしまうような、そんな感覚が迫ってきて、なんだか少し怖い
と思ったからかもしれない。
 しかし、あわれ内股の筋に力を入れれば入れるほど、かえって快楽の波は威力を増した。

127: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:18:36 wh+ReDEh

 もう限界かも、と姫香が思い始めたとき、唐突にお尻の穴に何かが触れる感触があった。
 姫香は急速に意識を取り戻しつつ、春樹がいつの間にか起き上がっていて、もう片方の
手でお尻の穴を弄んでいることに気付き、驚いた。
 そんな汚い部分を触られるのは羞恥以外の何物でもなかった。

「えっ、いやぁ!」

 思わず拒絶の言葉を発してしまう姫香。しかし、高ぶった快楽の渦は姫香の気持ちなど
お構いなしに姫香の裸身を侵食してゆく。
 春樹は手を止めてくれない。

「いやぁ、やぁだっ、あんっ! んっ!」

 眉に皺を作り、必死に抵抗する姫香。
 乳首とクリトリスの攻撃に新たにむずむずとした感覚が加わり、それらが複雑に絡み合
って、姫香の心臓はもうはちきれそうだった。
 お尻の穴に力を入れると、逆のぬるぬるした手でヴァギナを一撫でされた後、肉芽を包
皮の上から優しく愛撫されるのだ。そうされると、どうしても下半身の筋がほころんでし
まい、またお尻の穴近くへの侵入を許してしまう。

128: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:19:11 wh+ReDEh
 何とか逃げようとお尻や腰を振って抵抗してみるのだが、そんなことをしても規則正し
かった快感の波がその動きの為に変調で独特のリズムに変わっただけで、かえっていっそ
うの快楽を味わうことになるだけだった。
 姫香はもう汗びっしょりで、兄から受ける恥ずかしい責め苦に一心に耐えるしかなかっ
た。

 春樹も、姫香が嫌がっているのは承知の上だった。ただ、姫香の全てをいじり尽くそう
と思った以上、お尻の穴も当然触るべきポイントだったし、また、姫香の嫌がる姿も見た
かったのだ。
 姫香の見せるくねくねした妖艶な動きも、春樹の剥き出しの心を挑発するには十分すぎ
る役割を果たした。

129: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:19:46 wh+ReDEh

 手を動かしつつも春樹は、消灯後の仄かな豆電球の明かりを頼りに姫香の捲くれあがっ
たワンピースの中を覗き込んでいた。
 そこは薄暗いながらも、姫香の透きとおるような愛液がまるで月明かりに照らされたか
のようにキラキラと光っていて、神秘的な雰囲気をかもし出していた。
 それに加え、春樹の指によって開かれている、普通なら決して誰にも見せることの無い
処女の処女たる部分は、甘酸っぱくも人を魅了する匂いを放っていて、その香りは春樹の
脳を麻痺させた。
 春樹は、そこへ吸い寄せられるかのように顔を近づけていった。
 間近で見る姫香の潤んだ膣は、まるで雨上がりに咲く淡紅色の桜の花びらみたいな慎ま
しくも可憐なもので、春樹は思わず固唾を飲んで見入ってしまった。

130: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:20:21 wh+ReDEh
 そして、いつの間にか春樹は蜜を集める蜂の如く、姫香のそこへ口づけしていた。

「ひゃっ! お兄ぃ!! 舐めちゃいやぁ! やぁっ!」

 それに気付いた姫香が絶叫する。
少しざらついた舌が膣壁をこする感触のあまりの気持ち良さに頭がどうかなっちゃいそ
うで、もう自分が自分でなくなってしまいそうだった。
 粘液が奏でる、クチュクチュ、といった卑猥な音と共に、主旋律である喘ぎ声は段々と
フィナーレに向けて大きくなっていった。

 やがて、姫香の限界を知らせるかのようなヒクヒクと蠢くヴァギナの様を、春樹は舌で
感じ取った。

131: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:20:56 wh+ReDEh

「もうイクの?」

 春樹は体制を起こして、姫香に顔を近づけていった。今度は右手をヴァギナ、左手を姫
香がいじっていない方の乳に添えて、獣が獲物を狩るが如く、荒々しくも無駄の一切無い
動きで姫香の弱点を摘まんだり揉みくちゃにしたりした。
 姫香は顔を真っ赤にして、春樹の言葉も耳に入ってないようだった。
 しかし羞恥の対象が消えたからか、姫香はいくぶん安堵の表情を見せていて、迫り来る
快楽の波を享受しようとしていた。

「やんっ! あっ! お兄ぃ! あぁんっ!!」

 姫香は弱いところを春樹に激しく掻き回されて、もう両手でシーツを掴む程度の力しか
残っていなかった。
 乳首とオマメを指で摘ままれ小刻みに振動させられると、姫香は反則的なほどに感じて
しまう。

132: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:21:31 wh+ReDEh

「やぁ! 変になるっ! 変になっちゃうよぉ!」

 もはや絶頂の寸前。姫香は首を振って顎を突き出す。
 春樹は、最後にもっとも強烈な刺激を用意していた。
 その摘まんでいたものを引っ張って、絶妙な力加減でぐいっとひねったのだった。

「ああっ!! だめぇぇっ!!」

 太腿の筋がピンッと張りつめ、体を弓なりにして姫香は我慢の終焉を訴えた。
 そして、腰を浮かせ春樹の手に自らの性器をこすりつけると、それが合図だったかのよ
うにそのまま立て続けに腰をガクッガクッと揺らして絶頂を迎えた。
 春樹はその瞬間、姫香の唇を奪っていた。とにかく姫香と繋がりたかったのだ。
 だらしなく開いていた姫香の口に激しく自分の口を這わせ、荒々しく舌を絡め、だ液と
ともに彼女の断末魔をも飲み込んだ。
 やがて姫香の体が弛緩する。
 春樹は唇を離し、そのまま横にごろんと転がった。

133: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:22:06 wh+ReDEh

 静寂がおとずれた。
 春樹の隣にいる姫香は脱力パンダの如くぐったりとしている。どうやらまだ絶頂の余韻
から覚めやらぬようだ。

(終わった。凄かった。こんなことになるなんて想像すらできなかった)
 春樹は呆然と、今起きたことを思い返していた。
 軽い気持ちで始めたはずが、知らず知らずの内に後戻りできないところまで来てしまっ
ていた。
 この先の2人の関係は、姫香が正気に戻ってからの一言にかかっていた。
 そこまで考えて姫香の方を見てみると、もう瞼を開けてこちらをじっと見つめていた。
目にはうっすらと涙を浮かべている。
 春樹は背筋が凍った。

「お兄ぃの、ばかぁ」
「姫香」
 姫香の口からは拒絶とも取れる言葉が飛び出した。
 春樹はただ名前を呼ぶことしか出来なかった。深い絶望を感じていた。

134: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:22:41 wh+ReDEh

 しかし、それは春樹の早合点だった。
「舐めるのは絶対ゼ~ッタイに駄目! それにお尻も」
 耳まで真っ赤にして、そう訴える姫香。
 べつに姫香は春樹に対して拒絶する気持ちは心底無かったのだ。むしろ今の心境は、ノ
ーパンの神様にありがとうを言いたい気持ちだった。
 春樹はうろたえながらも、
「ああ、今度からはそうする」
 と、次を匂わすことを言ってみた。
「なら、良いっ」
 姫香は満面の笑みでそう答えると、春樹の胸に顔をうずめた。
 そんな姫香を春樹は包み込むかのように優しく抱きしめた。
 姫香は幸せいっぱいの気分になり、温かい胸の中で心地よい眠りについた。
 そしてちょうどその時、春樹の腹の内では姫香の性における全ての初めてを美味しく頂
く決意が固まったところであった。

(完)

135: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/22 20:24:24 wh+ReDEh
以上でとりあえず一段落です

…また一方的なペッティングだけで終わってしまった(´゚ω゚`)

136:名無しさん@ピンキー
06/09/23 06:04:55 xI1xKBo+
ネタは悪くないのに調理法が… 
文末がほとんど過去形だから淡々と話が進んでる感じで入り込めなかった。
体言止め使ったり現在形にして臨場感を出したりと、読ませる技法が欲しかったかな。
狙って個性的な文章にしてるなら、俺一人が合わなかっただけかも知れないから一つの感想程度に思って貰いたい。

続編期待してますぞ

137: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/23 12:52:10 et61FgSu
>>136
ありがたや
エロ書きならヌケる文章を書けるかが死活問題!
なんとかしないとなぁ…

138:名無しさん@ピンキー
06/09/23 16:32:31 XL+85kl1
後ろもか!後ろも奪うのか!w

139:名無しさん@ピンキー
06/09/23 16:55:30 jeHVvn5g
面白かったとは思いますが、ちょっと気になるところを。
・序盤のギャグ(そのつもりじゃなければすみません)パートから濡れ場までテンポが同じ
・感情と行動の根拠の説明までモノローグで語るのはラジオドラマならともかく、文字だとちょっとくどいかも

偉そうに粗探しみたいなことを言ってすみません。次回作、楽しみにしてます

140: ◆XOS/Rf/QQQ
06/09/23 18:44:09 et61FgSu
>>139
うれしいねぇ
フムフム、話に緩急がなく、無駄がある…覚えたであります!
ご指摘たいへん参考になります。感謝です

>>138
( ̄ー ̄)ニヤリ

141:名無しさん@ピンキー
06/09/23 21:00:56 xI1xKBo+
あと、全レスはウザがられて叩きの原因になることもあるから気を付けて。
感想くれた人にそれぞれ返信したい気持ちも分かるが、ぐっと飲み込んで次への活力に

142:名無しさん@ピンキー
06/09/24 20:40:57 6YECPFku
>>135  乙華麗

6話
妹「やっ!おにいちゃん、やめてぇー!!!ひぐぅーっ!!!」
兄「うぐっ、うっ、はあーサイコーだぜ、はあ…はあ…」
妹「うう…朝からこんなこと…ひぃ!」
兄「ああ?おやじ達が旅行行ったんだから一日中ヤリ放題なんだよ、朝だろうが昼だろうがヤレる時にヤリまくるのは当然だろが」
妹「こ…こんなのヤだぁ!」
兄「ごちゃごちゃうるせーぞ!だまってケツ振ってろ!」
妹「ひーぃっ!そんな激しくしないでぇ!お尻があぁぁっ!!!」
兄「おおっ!いい具合だぜ、ケツ孔サイコー!!!」
妹「もう許してぇーっ!お尻が裂けちゃうよおー!あひぃー!」
兄「オラオラ!もうすぐイキそうだぜ、生でたっぷり腸の中に注ぎ込んでやるからな!」
妹「イヤーぁ!!!」
兄「へっへっへっ、親が居ないってのはいいもんだな思いっきり犯れるぜ!」
妹「あーっ!熱いよー!お尻の穴が焼けてるよー、ヒィーっ!」
兄「まだ一発目だろが!まだまだこれからだっつーの!」
妹「あひいーっ!ひいー!ヒィー!あっ!あっ!あっ!」
兄「おらーっ!たっぷり出してやるぜ!ウンコ漏らすなよっ!」
妹「あああっ!だめぇー!おしりぃーーーー!がっはっあっ!!!」
兄「くふぅ~、最高だな、昨日やつらにあんだけケツ掘られたのに穴の絞まりはキツキツだぜ、くっくっ…」
妹「うぅ…おしり…おしりが…うっ…うっ…」


143:名無しさん@ピンキー
06/09/25 06:10:47 /++WD+/W
またそれかw

144:名無しさん@ピンキー
06/09/25 23:36:51 shSdbO+S
|∀・)ジー

145:名無しさん@ピンキー
06/09/25 23:52:27 PNdFxVDE
( ^ω^)続き期待

146:名無しさん@ピンキー
06/09/26 00:26:08 oGw08WLx
「おにーちゃん、この人だ~れ?」
テレビを見てた妹が俺に尋ねてきた。
「んー、たしか南だか北だかいう昔の歌手らしい」
コイツが知らないのも無理はない。この曲がヒットした頃はコイツも俺もまだ生まれてない。
かなり昔から活動している歌手が昔伝説になったライブを数十年ぶりにやったらしいので、芸能番組で紹介されていたのだ。
「ふーん、でもこの人の歌ってよく分からないなぁ~」
「ん?どこが」
「だって妹がふすま一枚隔てた向こうで寝息立ててるんでしょ?
 普通そんな美味しいシュチュだったら ガ ー ッ ! ってふすま開けて ガ バ バ ッ って襲い掛っちゃうでしょ~?フツー」
どんな普通の兄妹だよ…
「歌の中でも『あんまり器量がよくない』っていってるから、それでヤっちゃわなかったのかなぁ?
 この歌のお兄ちゃんはかなりのヘタレだよね。我慢できなかったら帰って甘いよ!甘々!
 妹を結婚式場から奪って逃げるくらいのガッツが欲しいよね!」
「どうでもいいが、俺にそのガッツとやらを期待するなよ?」
「え~お兄ちゃん、私を攫って逃げよぉ」
「だれが攫うか馬鹿、むしろ誰かに攫ってもらいたい位だ」
「もー素直じゃないなぁ」
いや、この上なく素直な意見なんだが……… 



147:名無しさん@ピンキー
06/09/26 03:52:47 X7Qbxs/q
とりあえず続きマダ?

148:名無しさん@ピンキー
06/09/26 16:19:08 eXa792Tc
とりあえずGJ

149:名無しさん@ピンキー
06/09/26 18:22:43 tuczM4Rz
まったり期待sage

150:名無しさん@ピンキー
06/10/02 21:26:13 2cZ7Tp19
まったりし過ぎage

151:萌ちゃんと俺
06/10/03 12:14:37 oqZK7O8V
昨日は萌で三回も抜いてしまった。

なんて兄なんだ・・・

しかし、いけないとわかっていても
気持ちばかりが加速していってしまう。

こんな事はやっぱりあってはいけないのだろうか?
兄が妹に欲情するなんて・・・

しかも萌はまだ小学三年生、
たとえ兄弟ではなくても犯罪だ。

しかしもう抑えることも難しくなっていた。
そう、実は今も萌で抜いている最中なのだ。

あぁ・・萌・・・萌ぇ・・

ガチャッ


152:名無しさん@ピンキー
06/10/03 23:48:47 nhEB7Qi3
「兄さん、話があります」
「うん? なんだよ」
「今日、兄さんの部屋を掃除してたらこれを見つけました」
「……げっ!」
「うちは貧乏といいませんけど、私がタイムセールとかで10円、100円安いものを
探し回っているのに、これはなんですか?」
「その、ま、男の必需品というか」
「ぬれぬれ巨乳教師の課外活動DVD、5800円。いけない若奥様、1300円。
アップル通信、980円」
「わぁ、そんなもん、大声で読み上げるな!」
「そんなに恥ずかしいならどうして買うのですか?」
「……」
「済みませんが、これは全部処分します。いいですね?」
「……とほほ」
「だいたい、兄さんはレベルの低いもので満足しすぎです」
「……はぁ」
「この女優、胸が垂れてます。髪も染め方が汚らしくて」
「……まあ、それはスルーなんだけど」
「この人は、おしりが垂れすぎです。お腹も肉が付いて豚さんです」
「……」
「この人の胸は、絶対整形です」
「……そ、そうなのか?」
「だいたい、こんな人若妻なんていいますけど、結婚できただけで奇跡です。
 よくこんな不細工な人がいやらしい雑誌とはいえ、載ることができますね」
「……なかなか厳しいですね」
「こんなもので兄さんが興奮していると思うと私は情けないんです」
「いや、まぁ、その」
「兄さんは、女の人の裸が見たいのですか?」
「……俺に限らず男はみなそうだが」
「わかりました。では、今日から兄さんは私と一緒に入浴してください」
「……おい?」
「私も恥ずかしいですけど、兄さんが見たいと言うなら仕方がないです」
「いや、そうではなくて、俺達は兄妹だし」
「別に兄妹で入浴するなんて普通じゃないですか?」
「それは子供ならそうだけどな、俺達は何歳だ?」
「兄さんが変なものを買ってくることに比べれば、一緒に入浴する方がまだましです」
「……あのな」

153:名無しさん@ピンキー
06/10/04 09:25:56 tO7JDK46
小出しにして様子見するにしても、せめて微エロくらい含んでほしいと思うのは望みすぎか。
最近の書き手は控え室とか修業場って見ないのかな?








筆が止まってる自分が偉そうに言えることじゃないが

154:名無しさん@ピンキー
06/10/04 10:37:55 HYSvYAdk
>>153
     文句はいいから書いて投下しろ。

155:名無しさん@ピンキー
06/10/04 16:10:47 +mgY0lZA
そうだ!このいきりたったイチモツをどうしてくれるのだ!

156:名無しさん@ピンキー
06/10/08 13:18:48 V6rO//Bz

    ∧_∧
    ( ・∀・) ワクワク
  oノ∧つ⊂)
  ( ( ・∀・) ドキドキ
  ∪( ∪ ∪
    と__)__)


157: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:31:36 f0T1+UPR
中日ドラゴンズのリーグ優勝記念に新作投下。
でも内容は野球と全然関係無いっすξ゚ω゚)ξ

 題『愛の収容施設』↓

158: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:32:17 f0T1+UPR
 俺には今、危機が迫っていた。

「ねぇ、お兄ちゃん!」

 神無月の夜、澄みきった空には満天の星が輝き、秋風は野をひゅうひゅうと吹きぬ
ける。外はさぞや寒かろう。

「お兄ちゃんッ!! 約束!!」

 しかし、家の中なら外が幾ら寒かろうが関係ない。俺はいつも通りパソコンと対座
し、これまたいつも通りピコピコと通信対戦ゲームにいそしむのであった。
 絶対に外へなんか行くもんか。ましてや、妹の美実と夜空を見に行くなんて。

「もうッ! お兄ちゃんってば!!」

 先程から耳元でキンキン響く声がするが、そんな事には構ってられない。
 俺は忙しいんだ。わかってくれ、妹よ。

「……智世ちゃんにお兄ちゃんの性癖教える」

 その言葉を聞いた瞬間、雷に撃たれたイメージが俺の脳髄を駆け巡り、目の前が暗
転。見事、美実の快心の一撃が俺の心を粉砕する。

159: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:32:52 f0T1+UPR

「わかった! わかったから!」

 慌てて椅子から立ち上がり美実の方を見ると、くそぉ、にんまりとほくそ笑んでや
がる。
 主を失った俺の使用キャラクターが無抵抗で敵に蹂躙されてゆく。

 ――surrender。それは罪深き牢への片道切符。
 敵に連れ去られるマイキャラクターを横目に、俺も美実に連れられ家を後にする。

 家の外へ出たとたん、身を刺すような寒さが襲い掛かってきた。
 あまりの寒さに、咄嗟に美実の着ていたセーターへと手を伸ばす。少々変態っぽい
行為になってしまうが仕方が無い。
 先を歩く、るんるんご機嫌な美実の裾よりサッと手を差し込み、下着とセーターと
の隙間をそのまま腹部へ進入させていく。ああ、なんてあったかいんだ! ぽかぽか
して、まるで妹に包み込まれているかのよう!

「やん! お兄ちゃん」

 恥ずかしそうに顔を紅く染め、目を伏せる美実。
 美実が照れるのも無理はない。この状態は、ちょうど俺が美実を背後から抱きしめ
た格好に非常に酷似しているのだから。
 美実からは良い匂いがしてくる。それは甘くて、優しくて、朗らかな春の木漏れ日
のように俺には思えた。

160: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:33:27 f0T1+UPR
 俺と美実は、しばし問答をする。

「頼む、寒いんだ」
「でも、女の子のそんな所にいきなり手を突っ込むなんて変態さんだよ?」
「俺が変態なのは当に知れたことじゃないか。何を今更」

 その俺の言葉が癇に障ったのか少しムッとする美実。しかし、その表情がフッと緩
むと急に向き直って笑顔で俺を押し倒してきた。俺は抵抗する暇もなく芝生にドシン
と尻もちをつく。
 ちなみにここはまだ私有地内。塀から外に出てすらもいない全くの庭の一角だ。も
っとも、こんな事は家から出てすぐ立ち止まったのだから当たり前の事だが。
 マウントポジションを取った美実は無邪気に笑う。

161: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:34:02 f0T1+UPR

「じゃあ、別にあの事智世ちゃんに言ってもいいよねッ?」
「ちょっと待て。それとこれとは話が別だろ」
「いいじゃん。いつまでも隠しとおせると思ってるの?」
「ぬかせ」
「そういえば智世ちゃん、言ってたなー。小さい女の子の下半身ばっかに眼がいって
全然私のこと見てくれないって」
「なにっ!?」
「お兄ちゃんロリコンだと思われてるんだよ」

 失敬な。幼女なんぞに興味などあるものか! しかし、幼女の下半身付近を凝視し
てるとは中々のご明察。と言うのも、俺の心をくすぐるある物が、そこら近辺に見え
隠れしているのだからな。
 告白すると、俺は幼女の靴下をどうしても愛してしまう生き物なのだ。断じて幼女
本体の方ではない。あの小ささ、質感、柄はアニメのキャラクター物から果てはレー
スの可愛い装飾つき靴下まで、全てに置いてこの俺のピュアなハートを魅了してやま
ない。もうリピドーが止まらない。きゅんきゅん、かつメロメロ!! ひとたび妄想
を始めたら、いくらしても尽きることの無いすんばらしい素材、それが幼女の靴下な
のだ!!!

162: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:34:37 f0T1+UPR

「いかん、頭が! ……そうか。善処しよう」
「ねぇ、お兄ちゃん。どうしてそんなに靴下が好きなの?」
「幼女の、だ。本と言うと俺にも良くわからん。美実が子供用の靴下を捨てる時まで
はこんな事は無かったんだが。畢竟、好きなものは好きだからしょうがない」
「そう、だよね」

 美実はそう言うなり頬を赤らめ、もじもじと恥じらいを見せた。普通こういった態
度は好きな奴の前でやるもんなんだが、変な奴だ。
 俺は美実を押しのけ立ち上がって、美実に手を差し伸べる。しかし、美実は中々俺
の手を取ろうとしない。

163: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:35:12 f0T1+UPR

「ところでお兄ちゃん。まだ気が付かないの?」
「……何が?」

 動悸を感じながら、言葉の先を促す。
 美実がもったいぶったように、ゆっくりと口を開く。

「私が今、子供用の靴下はいてること」

 なにっ!!!

 目を美実の足に移すと、そこにはなんと熊さん柄の靴下!
 不意を突かれた事もあって俺の胸キュンメーターは一気に爆発! 我を忘れて、い
きおい美実の足へと飛びかかった。そして瞬時に両靴を脱がせると、息をつく間も与
えず美実の片足にしゃぶりつく。

「きゃッ、何!?」

 美実はまだ事態を把握できていない。その間、俺は熊さんの刺繍を舐め終え、小指
付近の布地を甘噛みしたり唇で挟んだり、めいっぱい堪能する。この噛み心地、生き
てて良かったぁ。

「きもッ!」

 やっと状況把握したのか拒否反応を示す美実。しかし俺は意にかいさず猶も片足を
がんじがらめに拘束してペロペロ舐め尽くす。
 さらに足の柔肉に手を這わせると、美実は腰をくねらせ足先をピンッと張る。その
触感も口の中で楽しんでいた。
 美実は足をばたつかせて抵抗するが、所詮は女の子。力の差は歴然だ。

164: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:35:47 f0T1+UPR

「いやッ! 離して、いやぁ!」

 あまりの気持ち悪さにパニックになった美実は、スカートの乱れも気にせず大暴れ
に暴れまくる。捲くれ上がったスカートの中からは真新しい染みの付いたショーツが
顔を覗かせていた。
 俺は美実の足先の反応が気に入った為、膝を折り曲げさせると太腿から内腿にかけ
て揉んだり擦ったりする。その度、美実は前にも増して切なそうに腰を浮かせ足指に
力を入れる。

「やぁん! やあぁん!」

 拒否とも取れない嬌声だけが美実の柔らかな唇から漏れ出てくる。
 この反応を俺は知っていた。智世との行為の中で散々見た。これは――

「まさか感じてるのか? 美実」
「ばかぁ!!」

 顔を真っ赤にして瞳を潤ませている。間違いない。感じ始めてる。まさかこの程度
で感じてしまうほどの感受性の持ち主だったとは!
 しかし、そうなるとイった時の足指の動きも味わいたくなるのが人の性。俺は自我
を取り戻していたが、構わず続ける事にする。

165: ◆XOS/Rf/QQQ
06/10/11 01:36:21 f0T1+UPR
 美実の両足首を持ち上げ、無理やりグイッとM字に開かせ肘で固定する。純白のシ
ョーツが丸見えになる。どうやら染みは先程よりも濃くなっている。嫌がる美実を無
視し、俺はそこを目印とばかりに人差し指と中指を強く押さえつけた。

「くぅぅんッ!」

 押し殺した切なげな鼻声が辺りに響く。肢体を弓なりに震わせ反射的に内腿を閉じ
ようとするが、俺の肘がそれを阻む。そのまま同じ部分に何度も摩擦を加えてやると
下半身の筋が徐々に弛緩していく。
 ジワッと染み出してくる愛液。その甘い匂いが俺の脳を妖しく酔わす。
 錯綜する思いの中、それでも指は止まらない。指に愛液を馴染ませると、一気にシ
ョーツの中へと潜り込ませた。
 咲きかかった無垢な花弁を強引に開かせ、膣内の粘膜を乱暴に掻きまわす。ショー
ツの中で蠢く指が、美実の快楽のツボを的確に刺激する。

「あん、ぁあぁん……やぁ、はぁん、はぅ、んんぁ……お兄ぃ、ちゃんぅ……」

 初々しい表情を見せる美実。眉根を寄せて目をぎゅっと瞑り、肢体をくねらせ必死
で快感に抗おうとする。しかし、肝心の下半身を俺に押さえつけられている為、抵抗
は全く意味をなしていない。無防備に俺の手さばきに弄されるがままだ。


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