【走って】時をかける少女でエロパロ【イクよ】at EROPARO
【走って】時をかける少女でエロパロ【イクよ】 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
07/03/04 18:03:31 rljfMCfs
やっぱ本当に健全な作品ってエロパロなんてできないもんだね

151:名無しさん@ピンキー
07/03/04 23:41:44 984q0MzB
出来るのは筒井先生くらいだな

152:名無しさん@ピンキー
07/03/18 16:30:31 iPu5yA1w
DVD発売前にスレを落とすわけにはいかない。

153:名無しさん@ピンキー
07/03/18 21:00:06 Q/bkNYmR
まだ発売まで1ヶ月もあるのか…

154:名無しさん@ピンキー
07/03/25 20:17:41 hO9XjCxK
ほしゅ

155: ◆OxbRUMLuic
07/03/26 02:04:32 gKoGZkp9
ども、このスレ唯一の作品投稿者の名無しです。

>>150-151さんのおっしゃることもごもっともですが
せっかくなのでDVD発売前までに>>126の続きを書いて完結させようと
思いますが、よろしいでしょうか。オリキャラは最低限の登場にして
短く切り上げるつもりですので。

156:名無しさん@ピンキー
07/03/28 10:21:07 D2uwbEQf
>>155はネ申

157: ◆OxbRUMLuic
07/04/04 04:04:43 /aER3/Qi
誰もいないみたいなんでこっそり投下しちゃいます。
エロ無しですいません。とりあえず完結目的で。時かけらしさ重視で。
嫌な方はトリップであぼんしてください。

>>121-122
>>125-126
の続きになります。

158: ◆OxbRUMLuic
07/04/04 04:05:37 /aER3/Qi
「少し、こうやってていいかな、千昭くん」
頷く千昭。

モニタの光の中で、一つのシルエットとなる二人。

「あったかい…」
一筋の涙がサトミの頬を伝う。

それを見た千昭は、和子が自分の胸の中で流した涙を思い出した。
真琴や功介や、学校の後輩達の笑顔や涙も。
自分の正体が真琴にばれてしまった以上、もうあの時代で彼らに
会うことはできないのだ…そう思うと、自分も涙が出てきた。

二人は、お互いの涙を指先でぬぐい。お互い泣いている事に
少し可笑しくなり、向かい合ったまま、少し笑った。

その時、アラート音とともに、モニターのグラフの曲線にねじれが生じた。
それは千昭が過去に行ったことが原因で、未来に影響が出たということを
表していた。

我に返った二人にも、新たな記憶が発生する。

「わ、私は分析に戻るね…」
サトミことf5226は、そう言って静かに席に戻った。

「俺は…行く所が…出来た」
千昭も立ち上がる。
「うん、行くといいよ。きっと、いいことが待ってる」

二人は明らかな笑顔で見つめあった。

千昭はこの人もまばらな白い未来都市の中を「ライブラリ」と呼ばれる施設へ向っていた。
ただひたすらに走って。

歴史に変化が生じた今、「ライブラリ」の収蔵品にも、ある変化があるはずだと。
千昭は自分の直感を信じた。

159: ◆OxbRUMLuic
07/04/04 04:06:54 /aER3/Qi
白い巨大な円筒形の建物。
広大な内部は、目的の場所へ移動するのにも時間がかかる。
走る千昭の足音だけが響いていた。

絵画展示スペース。
千昭はある確信を持ってそこに入った。

「あった―」

白梅ニ椿菊図、と呼ばれる絵画。

ついにこの絵が、自分の前に現れた。
思わず額にしがみつき、絵を見つめる。

「ビーッ」
「収蔵品に触れないで下さい」
無機質な合成音声とアラートが鳴り響くが、千昭の耳には入らない。

ぱたっ。
1枚のカードが額の裏から落ちてきた。

「これは…」

21世紀ではポラロイドと呼ばれる、1枚の写真。
かなり色あせているが、浴衣姿の、笑顔の真琴が映し出されていた。
下の余白部分には[また会えるよね]とだけ、彼女の字で書かれていた。

「この絵…あいつが…」
また涙がこぼれた。

「浴衣…そういえば…俺…見てぇって言ったよな…はは…」
くしゃくしゃと強引に涙をぬぐい、写真を懐に収めると、彼はライブラリを後にした。



それから何ヶ月かして。

所長によると、世界は良い方向に動き出している、ということだった。
千昭の周りで何か変化があったかというと、そうでもないのだが、
以前感じていたような不安が無いのと、皆の表情が一様に明るい事。
それだけでもいいのかな、と思った。

またあの写真を見る。また会える。きっと会える、今はそんな気がしてる―
千昭はすこし目を閉じると、そっと、写真を引き出しにしまった。

~おわり~

160: ◆OxbRUMLuic
07/04/04 04:07:59 /aER3/Qi
というわけで、前作と本編と絡みをつけて、終わりです。
読んでくれた方、ありがとうございました。

161:名無しさん@ピンキー
07/04/04 22:27:12 Pdlk6QeX
>>160
エロくはないけど乙

もうすぐDVD発売だし、それまでは持ちそうだな。

162: ◆OxbRUMLuic
07/04/15 01:09:17 SJR5hpz8
>>161
サンクス

まさかDVD発売までに作者が俺だけになるとは思わなかった
誰か書いてage


163:名無しさん@ピンキー
07/04/15 13:39:38 nGWgub8a
味のある話でよかったです。
時かけ自体のエロが少ないしなあ。

164:名無しさん@ピンキー
07/04/21 21:54:57 QxEjRWo1
DVD見てる最中なのか



オレもだ

165:名無しさん@ピンキー
07/04/27 18:01:05 rvxiHhfg
保守

166:名無しさん@ピンキー
07/05/06 12:26:53 4XH4LSTX
保守

167:名無しさん@ピンキー
07/05/06 20:35:41 70x4JBHA
新人です アゲ

168:名無しさん@ピンキー
07/05/07 02:15:36 ZCud8Mmj
すいません、突然ですが高瀬君(with三人)×真琴をお願いします。
状況は功介、早川さんが事故後で千明は未来へ強制送還で真琴はTL残量0で高瀬君と苛め連中が手を組んで絶望状態の真琴を徹底的にヤる設定でお願いしますm(_ _)m 本スレじゃなくてここに書くべきでした

169:名無しさん@ピンキー
07/05/07 03:01:29 fCfZ4AZy
↑ハァ?

170:名無しさん@ピンキー
07/05/07 13:28:36 J3UY43nU
本スレにそんなことを書いたのか?!

171:名無しさん@ピンキー
07/05/07 15:10:55 ZCud8Mmj
ゲスだのワロタとかでスルーされますた

172:名無しさん@ピンキー
07/05/11 01:22:57 948mfW0y
千昭と真琴で書きたいと思ってDVDを見るも
見れば見るほど心が洗われてしまい
何の妄想も出来ない俺がいる…orz

173:名無しさん@ピンキー
07/05/11 09:25:09 5smJ9Cek
あらためて見ても風呂場での乳揺れは素晴らしいな。
真琴は脱いだらすごいタイプ。

174:名無しさん@ピンキー
07/05/12 06:55:47 m1YF7m56
ストーリー終盤で真琴が千昭のもとへ走っていくシーン(ずっと走っているシーン)

あの時の真琴の息遣いでエロ妄想したのは俺だけではあるまい

175:名無しさん@ピンキー
07/05/12 11:37:16 dxRbtqH5
基本sage

176:名無しさん@ピンキー
07/05/12 18:23:00 0lIbJiby
糸冬

177:名無しさん@ピンキー
07/05/19 23:39:23 SptZrUNQ
保守

178:名無しさん@ピンキー
07/05/30 10:17:33 LaSXfD/F
千昭が半ば無理やり真琴とセックスして罪悪感からタイムリープする話希望

179:名無しさん@ピンキー
07/06/08 08:30:43 XD6toJ8x


180:名無しさん@ピンキー
07/06/08 22:49:59 teEcLLyR
>>178
ぶっちゃけ、時かけのエロなんて思い浮かびもしなかったんだが、
その手があったか!
んでだからこそラストはキスもせず、つー展開でもかなり萌える・・・!
それ読みたい。

181:名無しさん@ピンキー
07/06/09 06:36:34 VWN2cxhl
千昭と真琴の純愛セクスが読みたいなぁ・・・・

182:名無しさん@ピンキー
07/06/09 11:21:33 r7t1Ll81
和子さん×千昭で書こうとしたら既に投下済みだった orz

183:名無しさん@ピンキー
07/06/09 14:11:26 DjwSnb33
>>182
設定は同じでも君には君のストーリーがあるはずだ!

184:名無しさん@ピンキー
07/06/09 18:05:23 VUl7z4Wq
時をかける少女って同人でてるっけ?

185:名無しさん@ピンキー
07/06/09 18:30:43 zPAlrgey
>>182
183の言うとおりだ!君なりの物語を書け!

>>184
いっぱいでてるよ
時かけオンリーもあったし、今度またやるみたいだし

186:名無しさん@ピンキー
07/06/10 01:20:52 6Uh5VZaE
千昭と真琴の純愛セクスか
載ってるとこあったけ?

187:名無しさん@ピンキー
07/06/11 13:56:13 KwDvkv5O
>>186 無ければ君が書けばいい

188:名無しさん@ピンキー
07/06/12 22:17:08 NG2j3DA7
むずいなぁ・・・・・

俺高校の時、国語1だったwww

189:名無しさん@ピンキー
07/06/12 23:02:54 NG2j3DA7
つーか今マガジンのOverDriveにもろはまってる。
だけど同人&エロパロないからなぁ・・・・

190:名無しさん@ピンキー
07/06/14 17:34:21 Tvr2icf/
保守

191:名無しさん@ピンキー
07/06/17 14:26:29 otNlyLUg
そいやぁー今度,時かけやるよな。真夜中だったような?

192:名無しさん@ピンキー
07/06/19 16:49:36 BedkF9tU
とりあえず保守

193:名無しさん@ピンキー
07/06/23 16:32:24 r69qMmk/
意外と長命なスレ

194:名無しさん@ピンキー
07/06/24 00:22:49 xcYxj8+s
遠い昔に書けもしないエロを半端に書いて妹をナチョにさせたのは僕です。ありがとうございました

195:名無しさん@ピンキー
07/06/24 01:42:37 E/AzLkIX
みしゃくら語でしゃべるやつ?

196:名無し@ピンキー
07/07/09 01:36:12 7xVkJ0ee
地上波が近いから、とりあえず保守

197:名無しさん@ピンキー
07/07/14 03:38:46 YGtSGvgV
高校生でいいこいいこされて終わりってなんだよ!

したことねーけど。

198:名無しさん@ピンキー
07/07/17 02:16:30 oxwtv0/5
糸冬

199:名無しさん@ピンキー
07/07/17 02:40:43 FR+/wdeB
再開

21日地上波放送保守age

200:名無しさん@ピンキー
07/07/20 03:29:44 FvnxA1ap
20日26時50分 大林版放送保守

201:名無し@ピンキー
07/07/21 20:57:20 Jtb8UTdn
地上波放送まで、1分前

202:名無しさん@ピンキー
07/07/21 22:21:27 +LY9yMdr
職人さまカモ~ンノ∀`)

203:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:03:37 Q6yK14/h
これは良作

204:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:08:38 q156397F
さて、新作を正座して待つか。

205:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:10:54 xf3D4JOL
今見てきた
これのおすすめエロ同人を教えてくれ

206:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:16:53 1bwbt7xw
初めて見たが、これなら千昭と功介どっちでもいけそうだな
いけても職人さん来なきゃしょうがないけど

207:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:32:21 RTrPdF/Y
見てきた

208:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:33:53 1W0NiBOK
映画見てエロパロ見たくなったからキタ

209:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:45:04 1W0NiBOK
時停めれば野外プレイしても問題ないし
レイプしても助け呼ばれないから最高じゃね?

210:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:45:34 TlCu0Hro
同じく

211:名無しさん@ピンキー
07/07/21 23:50:03 1bwbt7xw
>>209
時を止めたらオリハルコンのナイフでも傷つけられないよ

212:名無しさん@ピンキー
07/07/22 00:35:46 Hk/7mMuA
時をかける娼女って今どうやったら手に入るんだよ!

213:名無しさん@ピンキー
07/07/22 01:31:36 THeH0Zyf
時をかける処女は絶版

214:名無しさん@ピンキー
07/07/22 09:16:04 w7XHZ0qn
和子ネタで、『時をかけるババァ』を書こうとしましたが、うまくまとまらなくてやめました。

プレステでゲームが発売される予定だったが、製作中止になったらしい。
キャラデザインがすでに上がって、雑誌に発表されていたのに、なぜなんだ~!
ちなみに担当は『まもって守護月天』の桜野みねね氏でした。

215:名無しさん@ピンキー
07/07/22 11:26:24 GXbPGrri
真琴の入浴画像うPしてー!!

216:名無しさん@ピンキー
07/07/22 12:21:00 u4OeVCDv
真琴たんの入浴シーン、画面の外でおっぱい揺れてたのわかってエロかった。

あと眼鏡の娘、素顔より眼鏡で告れ。その方が可愛いw

217:名無しさん@ピンキー
07/07/22 13:01:25 /KShrLjW
こうすけ×ちあきのBLはまだっすか?


218:名無しさん@ピンキー
07/07/22 14:07:15 oSFzoMMP
すごく…未来人です…

アッー

219:名無しさん@ピンキー
07/07/22 15:32:09 06c0xUwk
BL来いっ><

220:名無しさん@ピンキー
07/07/22 16:25:30 MLISD35q
真琴のあの体のラインがエロい!
職人さま、未来で待ってるノシ

221: ◆OxbRUMLuic
07/07/22 17:22:46 oheuNSXv
そろそろまたなんか書きますかねぇ。夏だし。

222:名無しさん@ピンキー
07/07/22 21:12:13 b8D2VL56
ちゃんと作中に出てくるキャラ同士でお願いしたい。

223:名無しさん@ピンキー
07/07/22 21:19:30 Hk/7mMuA
俺は自分×妹がいいんだが…

224:名無しさん@ピンキー
07/07/22 22:12:37 xTwJ6kbL
>>221
wktkして待ってる!

225:名無しさん@ピンキー
07/07/22 22:32:42 JQES57vR
こうすけは千昭が真琴を好きなのを知っていた
つまりそれだけこうすけは千昭をよく見ていたってことだ
それはすなわち・・・・

226:名無しさん@ピンキー
07/07/22 23:06:51 KklDZVBX
功介は千昭を監視してるタイムパトロールなんだね!?

227:名無しさん@ピンキー
07/07/22 23:11:16 JQES57vR
ユリも千昭が真琴を好きなのを知っていた
つまりそれだけユリは千昭をよく見ていたってことだ
それはすなわち・・・・

228:名無しさん@ピンキー
07/07/22 23:55:39 /R7CxwGB
こうすけは腐女子受けしそうな感じだと思う今日この頃。

229:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:00:21 ZclBL+gN
昨日、ときかけ観やした。早速SS描きやした。読んで下され。

千昭×真琴の純愛。

230:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:01:33 ZclBL+gN
千昭が居なくなってもう一週間。私はとうとう進路を決めた。

「バカか、お前はっ!」
職員室に響き渡る担任の怒声も気にかけなかった。
「こんな大学の政経学部、お前が通る訳無いだろう!」
なぜかって、簡単なこと。
「本気ですよ、先生」
本気だから。

攻介と三人組とは今も野球してる。
相変わらず三人組はくっ付いたまま、解散しないままで。
日差しの強い日の、彼女達の日焼け対策のすごい事。私がクリームを塗る間に、三人はもっと沢山の色んな薬品を塗っていた。勧められたけど、断った。


231:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:02:12 ZclBL+gN
魔女おばさんのところにも時々遊びに行く。…で、たまに勉強を教えてもらったり。
結局、魔女おばさんには全部話したんだ。
話すことが余りにも膨大だし、私にとって特別な事だったから、整理して話すのも大変だったし、泣いてしまう事もあった。それでもおばさんは静かに、それでいて興味深げに私の話を聞いてた。せかす事無く、待つ事もなく、私の話を聞いてた。
全部話し終わった後、思ったとおり、おばさんは微笑んだ。
「話してくれて、ありがとう」
そう言って紅茶をつぎ足してくれた。私の長きに渡る話への感想ともいえない返事は、たった一言だったけど、何となくそれでいい。
たとえ様も無いシンパシズムをその一言が表していたような気がしたから。


232:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:02:46 ZclBL+gN
夏はあっという間に過ぎていて、私の肌があんまり焼けていない事が周囲の驚きを買った。
野球をする事が少なくなったからかな。功介も一緒に家の中で勉強してくれた。ますます関係を怪しまれたけど、私達は白けにも似た表情で「違う」と繰り返していた。
野球の代償は大きく、模試の成績は確実に良くなってる。功介の伸びの方が上だと言うことがちょっと気に食わないけど。

そんなこんなで目標もチラチラとこちらの眼に届くようになってきた。最初は呆れているだけの担任の顔が真剣になってきているのが嬉しい。

私は確実にやりたい事へ進んでいる。実感がある。それでも、それでもやっぱり………


「会いたいよ」
魔女おばさんの問いかけにしては、随分簡単に答えられたと思う。
「寂しくない訳無いじゃん」

233:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:03:18 ZclBL+gN
求愛を続ける儚い命たちは、未だ外で騒ぎつづけている。それが実る、実らないは二の次であるかのように。
「…そうね」
緩やかな微笑みで肯き、おばさんは紅茶を啜った。
「でも私、約束したから。今はその事だけ」
その言葉にますます目を細めたおばさんは、机の上を指先でなぞりながら(それが何かの暗示かどうかは分からないけど、よくおばさんはこう言う意味ありげな仕草をする)、私に話し掛けた。
「真琴」
「ん?」
「私ね、今のあなたが素晴らしいと思う」
「へ?」
「あなたは走ってるわ。待つでもなく、歩いているでもなく、飛んでいるでもなく」
「はぁ」
「それでいいの。あなたにとってそれが、不可逆である物に対して一番の付き合い方だと思う」
「………うん?」
「……フフ…」

234:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:04:10 ZclBL+gN
今日が、今までの魔女おばさんの中でも一番よく分からない日だったと思う。時計の秒針の音の方がまだ何を言っているか分かると思う。時間刻んでますよって。


さてその帰り道、あのあぜ道。日が傾いていて、時刻は違うけどあの日を思い出すような景色だった。
何となく座り込んだ土手でぼんやり太陽を眺めていた。川縁では飽きもせず子供が石を投げている。

このまま生きてって、やりたいことやって……それが叶った時には……

「もう一回、会いたいな」

そう、こんなとこで、別れた時のように…まあ、無理だけどね。

「あー、カップルだ」
「カップルだ」
「ヒューヒュー、熱いねー」
「カップルカップル~」

………? 私、今独りなんですけど…

「うっせー、バカ!」


235:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:05:33 ZclBL+gN
後ろからの怒鳴り声に子供達が慌てて自転車をこいでく。私の視界にはそれが映ってる。
だけど。
だけど私の耳は、さっきの怒声の主の声を聞き、頭は、誰なのか確かめようと記憶と照らし合わせ、心は…震えてる。

頭がしきりに振り向けと命令してる。でも心の震えが身体に伝わって、首が動かない。

「やっぱ、走ってきたな」

「なんで、ここに居るの」
そういい終わった後の私の歯は、閉じきらずにカチカチと音を立てている。
「はぁ? 言っただろうが、『未来で待ってる』って」

だって、そう言う意味じゃないと思って…

ようやく全身があるべき作用を始める。手始めに目から水が溢れてくる。
追随して鼻から水が出る。足が身体を擡げる。そして足が、手が声の方向へ伸びていく。
「う、うぁ、う、ぐぅ、ひっ、う、うあああぁああ!」
そして最後に、喉が嗚咽としゃくりを繰り出す。
身体は投げ出され、受け止められた確かな温もりで、感情の制御はますます利かなくなった。

千昭…千昭……!……ちあきぃ!

236:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:06:32 ZclBL+gN
千昭の家に案内されたときは、もうすっかり暗くなっていた。家族には連絡してある。
積もる話、ううん、何てもんじゃない。分からない事も沢山ある。冷静には程遠く、覚束無い思考で疑問をまとめるけど、収拾がつかない。
「ホラよ」
そうこうしているうちに千昭から無骨なマグカップが差し出される。
「あ、ありがと」
温かいコーヒーが入ったそれを受け取ると、一口飲んでテーブルの上に置いた。

千昭も自分のマグカップを向かいに置くと、腰をかけた。

「…………」

お互い黙ったままだった。だって、何から聞いたらいいの? なぜここに居るの? いつ来たの? 未来には帰ったの? ひょっとして帰ってないの? だったらなぜ?

「俺さ」
切り出したのは千昭だった。それがいい。きっと今の私の下手な聞き方より、千昭の方が上手く疑問に答えてくれる。
「いったん、未来に戻ったんだ」
やっぱり。もどったんだ。


237:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:08:58 ZclBL+gN
その景色を見て驚いたよ。空は広いし、人は多い。公園があって、そこでガキが野球やってんだ。
新聞には一面にデカデカと野球の逆転勝利の見出しがあるしさ。
不覚だったけど…泣いちまった。

「ほー、と言う事は、私、上手くやったって事じゃん!」
得意げに、誇らしげに、私は指でブイを作って見せた。
でも、それ以上に嬉しそうに、得意げに、千昭は笑ってた。
「でもな、絵は残ってなかった」
「へ」
とたん、自分の表情の色が消えるのが分かる。
「まぁ聞けよ、これからが、今俺がここに居る理由だ」

それから数日たって、ある疑問が湧いた。真琴は一体どうやってこんな世界に変えたんだって。
そんで、過去を少し調べてみた。びっくりしたよ。お前は47歳で死んでたんだから。
死因は焼死。すげえ偉い政治家なのに独り、テロで燃えてる美術館の中に「アイツとの約束があるんだ!」と言い残して突っ込んでいったんだとよ。
それからお前の生き方に感銘を受けたとかどうとかで、色んな奴らが動いてくれて(功介もいたぞ)、そんで、その絵は無いけど今のままの未来の世界(つまりお前が望んだ世界だな)は出来た訳だ。

「あ……」
何となく死刑宣告を読み上げられている気がしたけど、余りにも遠すぎて、実感が無かった。なんせ30年先の焼死も70年先の老衰死も、私にとっては遠い未来でしかないんだから。
「で、それが何で今ここに居る事に繋がるの?」

「分かってねえなあ」
我が意を得た顔で千昭は笑った。


「お前と絵を守る為だろうが」


238:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:09:47 ZclBL+gN
ちょ、ちょっと、ヤバ、それ…

「やっぱお前、俺がいねえと駄目だからな。俺が、お前守って、絵守って、未来も守る。それも、お前と一緒にだ」
「分かったか? だから……ん?」
やっぱり、私の身体はあるべき作用を起こす。席を立ち、コイツの前に立つ。そんで…
ガバッ
「っ、うわっ! きゅ、急に抱きつくな!」
だって、それ…! めちゃくちゃかっこいいじゃん!


しばらく私達は抱き合ってた。
ふと、あることに気が付いた。…00……!?
「ちょ、ちょっと!」
「あぁ?」
「こ、これ!」
指を差した先――腕の数字を千昭は「何がおかしいんだ」とばかりに見る。
「お前にもあるだろ? これ」
「いや、そうじゃなくて、……0じゃん」
「…いんだよ」
ドタっ
視界が天井に変わる。虚の内に千昭が割り込んでくる。
「責任とってもらうからな」
そうか。そゆことか。
「分かった。わたしに任せてよ…!」

私と千昭の唇が、ゆっくり合わさった。
なんていってるけど、すごく不器用で下手くそなキス。
唇だけのはずなのに、歯がぶつかったり、鼻が当たったり。
千昭の口の中はコーヒーの匂いがした。


239:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:10:29 ZclBL+gN
「ずっと、こうしたかった」
「私も」
「ずっと、好きだった」
「…私も」

初めてのキスは、多分、こんなもんでしょ。

千昭はまた学校に戻った。留学ってことになってたから、私ほど驚いたり喜んだりする人は居なかった。けど、多分功介は私と同じくらい喜んでだと思う。
それからは、功介と三人組と、私と…千昭。
六人で野球してる。勉強もしてる。変わったのは……千昭が彼氏として居るってこと。
功介も「コノヤロウ!」と頭をぶん殴って千昭を祝福した。
魔女おばさんも、どこかこうなる事が分かっていたような落ち着きぶりで祝福してくれた。

ま、そんなとこかな。

こんな私と千昭だから、初のエッチはそう遠くないことだった。
……え、詳しく知りたいの? いやー、やらしーねぇ皆さん。じゃあ、初めてのことだけ。

「なあ」
いつもの帰り。功介達と別れて10分後。
「今度の土曜、俺ン家こないか?」
これは向こうもそうだけど、私も私なりに、かなり冒険したと思う。考えてみて。告白されることも気が動転して、なかった事にしてしまう私がだよ?
「うん、行く。行くよ」
私達の顔が赤いのは秋の夕暮れのせいだけじゃない。暗黙での行われる行為の暗示とそれを受け入れた事による気恥ずかしさだ。
「じゃ、じゃあよ、晩の6時頃にこいよ。ナイター見よう」
「そ、そうだね。そうしよう」
私達は、メインディッシュを待ちきれず、前菜によだれを垂らした事にしてごまかしているバカみたいだった。


240:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:11:18 ZclBL+gN
それでさ、ナイター見て、ご飯食べて、いい感じになってベッドイン、とか想像したでしょ? 甘い。若人はそんなんじゃ済まないの。
私達はメインディッシュ→メインディッシュ→デザート位が丁度いいフルコースなの。

土曜の午後6時。約束どおり、私は千昭の家を訪ねた。
「おーい、ちあきー、来たよー」
実際、メチャクチャ緊張してた。空元気でもこんな声出して無いと、心臓の音すら聞こえそうだった。
ドアが開いて、千昭が出てくる。千昭も何処か落ち着かない感じだった。
「入ってくれ」
リビングへ向かいながら、更に緊張をほぐす為の雑談は続く。
「今日さ、プリンもって来たよ。家から取ってきた」
「ああ、わりいな」
リビングに入ると、冷房の効いている涼しさが気持ちよかった。
で、当然感想を言おうとしたの。
「あー、涼し……」
ドサッ……
言い終わる前に私の視界は天井に変わった。2度目だ。
また虚をつかれた私の前に、千昭が覆い被さる形で現れる。前と違う、揺れる瞳と赤い頬がやたらと印象的だった。
「ちあ」
とっさに唇を被せられた。口の中に千昭の舌が入ってくる。今度はいちごみたいな匂いと甘い味がした。さっきまでいちごの飴でも食べていたのかな。もちろんそんなこと考えている暇なく、驚きと息苦しさでつい口を離してしまう。
私も、千昭も。荒い息が互いの鼻先に触れてて、眼はどっちも離れる事が無かった。


241:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:12:38 ZclBL+gN
しばらくの後、もう一回唇が重なる。今度は私も舌を出して千昭のと絡ませる。
どっちの唾だか分からないけど、舌先は少し泡だって、そこを起点に全身が熱くなっていくようだった。
お互い鼻息が容赦無くぶつかってて、目は開けなかったけど、すごくエッチな気分になってた。

再び口が離れたとき、千昭は別の動きに出た。私の胸の上に手を置いた。
ビクッと震えた私は、少し申し訳なかった。
「…小さいから」
そしたら、コイツ何て言ったか。

「…いや思ってたよりかは大きい」
もうその言葉で嬉しいやら腹立つやら恥ずかしいやら。
「……普段の私をどんだけ小さいと思ってたんだっ!」
「いや、わりいって」
「そりゃ確かに小さいよ! 小さいけど小さいなりに…ひゃあっ!」
黙らせるように千昭が胸をもみ始める。びっくりしてあげてしまった声の後は、ずっと抑えてた。
くすぐったい中に、ちょっとの気持ち良さがあって、変な声があがりそうだったから。千昭はもみながら、柔らかいだのなんだのと感想を漏らす。
どんだけ私が恥ずかしがってるか分かってない!
「ひうっ」
このとき、私はこの喘ぎ声が人生でトップ10に入る失敗だと思った。
それ位恥かしかった。
胸の先っちょをこねくり回すように弄り始めたからだった。さっきより鋭い快感がきて、甘い声がでて、ますます気分がエッチなほうに昂揚してくる。


242:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:13:25 ZclBL+gN
「気持ち良いか…? 真琴…」
「ん…ストレートに聞かないでよ…」
服越しの愛撫に悶えながら、私は気持ちよさと恥ずかしさを頭の上でせめぎ合わせてた。


「や、ちょ、待って! やっぱせめてシャワー浴びてからに…」
私は大慌てで股間を両手でブロックしていた。そこはやっぱり乙女のたしなみ。
実は昨日の晩に念入りに洗ったけど…一応ね。
「そんなの良いって。もう、我慢できねえよ…」
そんな切なそうな声あげるな。我慢しろ。こっちも我慢してるんだから。そんな制止を聞こうとせず、千昭は両手を振り払った。
千昭の手がスカートの中に入り、ショーツ越しに私のアソコに触れる。
敏感に反応してしまう身体が情けない。
千昭はそのままショーツの先に指を入れると、一気に下までずり下ろした。
「わ、わわっ」
慌てふためきながらも、私はされるがまま。スカートもホックを外され、テーブルの下へ。
隠すものを全て失って露わになったアソコを見て、千昭が唾を飲む。
育毛剤かけてやろうかと思うくらい伸びてこないうぶ毛は、むしろ大事なところを見せびらかそうとしているかのように嫌味ったらしく、黒かった。


243:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:15:08 ZclBL+gN
チュク
「!?」
すごくいやらしい、ねちっこい音が聞こえた。それから指の進入と強い刺激を感じた。
私が濡れてる…? 最初は信じられなかった。けど、続く音と襲い掛かってくる快感に思考は途絶えさせられ、
ただ大きくなる音と千昭の「すげえ濡れてる…」と言う言葉が、動かない証拠として私の発情を教えていた。

それから何分経っただろう。高まってくる気持ちよさとそれを求める欲求。
喘ぎ声が失敗などといつ言ったのか。既にトップ10は埋め尽くされてた。

「うあっ、あん、あ、ああっ!」
なんだか次第にフワフワしてくる。脳裡が全部白に書き換えられるような感覚が全身を襲った。
「だめ、ちあきっ、何か変! 何か…っああぁあぁああ!」
パチッと何かが光った気がした。絶叫をあげ、私は強い電気を喰らったように全身を反らし、痙攣しながら脱力した。
「イったのか、真琴…」
これがイクって事なの…? 乱れた吐息を漏らしながら、目で千昭を探した。
ギョッとした。千昭の下半身も何も隠すものが無かったから。屹立して、空をむいている千昭のソレは、脈打ち、何かゴムのようなもので覆われている――コンドームだ。


244:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:15:40 ZclBL+gN
「真琴…いいか…?」
少し躊躇いがちに千昭が尋ねる。力が入らない体のままで、私はできるだけアソコを開いて見せた。
「責任とるっていったでしょ…? ……来てよ…」

私のその仕草が効いたのか、千昭は堰を切ったように私の上に覆い被さった。そして狭い割れ目を押し広げるように強引に突き入れていく。
少し痛かった。けど奥への到達は思いのほか早く来たし、それよりも気持ち良さが先立ってて、大して気にならなかった。
「…真琴、大丈夫か…?」
千昭は、やっぱり戸惑いがちに、躊躇いがちに尋ねる。
「もう、口数が少ないなあ」
私は、実はそれが不満だった。
「いつもの千昭らしく、もっと大雑把にやったら?」
「そりゃお前、そうしたいけど、お前の身体傷つけるかもと思うと…」
「私は、痛いときは痛いって言う。知ってるでしょ?」
「……言われてみりゃあ、そうだな」
「でしょ?」

……………………………ぶ、


245:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:16:17 ZclBL+gN
「「あっははははは!!!」」
「そうだそうだ! 確かにお前はそう言う奴だ! 無言での気イ回しなんて無意味なストレート女だ!」
「でしょ? だから…」
状態を起こして、千昭に抱きつく。
「思いっきりやって。私が痛いって言うまで」

返事の代わりに、腰の上下運動が再開される。それも激しく。
「んっんっんっ…ふあ、ち、ちあ、きぃ…」
腰が浮いて再び入って。内側から来るどうしようもない気持ち良さがまた私の頭を白く塗り替え始める。
「真琴のナカ…絡み付いてくるようで、強く締め付けるようで…すげえ気持ちいい」
「言うなぁ! いう、ん、なぁ…!」
いつの間にかクーラーが止まっていて、私達は汗ぐっしょりで求め合っていた。


時々、千昭が私の太ももを擦るときがあった。
「やめ、ふ、ふと、いの、気にしてる、の、知ってる、んあ、でしょ…!?」
「俺、これくらいのほうが好きだ」
「ばかぁ!」
気恥ずかしさと嬉しさで出た言葉はそれだった。もう、私に余裕は少しもなかったから。
おまけに、千昭も速度を更にあげ始めた。


246:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:18:53 ZclBL+gN
「んっ、だめ! ま、また…クル! 何か変なのがきそうなのっ! なのにこれ以上したら…!」
「くう…俺も、いきそ…」
「あ、ああ、だめ、くる、くるくるクル! イクっ!」

「ちあき! ちあっ、きぃ…!」
「真琴ッ…!」

私の上体が大きく反り返った。次に千昭が大きく震える。ドクン、という振動が続けざまに起こり、それと共に千昭のソレの先が大きくなるのを感じた。
私は脱力すると、再び痙攣を起こしながら、千昭の元に倒れこんでいった。

結局、その後もご飯食べずにずっとしてて、疲れきって眠ったのは9時くらい。

眠る前にお互いに「ペース考えなよ」と言い合って、初めての夜は終了。

バカみたいでしょ? 魔女おばさんも笑ってた。

こんな風に新しい日々が始まってったんだ。また時々こういうお話もするよ。それじゃ!

247: ◆OxbRUMLuic
07/07/23 01:23:12 /OabBlAi
>>222
1本目はちゃんと劇中キャラのみだし
2本目は劇中で描かれていない未来の話だし途中でそれ言われて
自重して短く切り上げたんだから蒸し返すのやめてほしいな

248:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:23:36 ZclBL+gN
あ、そうそう。今度、飾られてるあの絵を見に行くんだ。これからは二人で、
いや三人で(功介も巻き込んで)、守ってくんだから。

絶対死なないし、あの絵も燃えない。私は独りじゃない。







以上。お付き合い、あざーっした。いや、昨日見るまで知らなかったけど、ほんとにいい映画でした。

249:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:25:19 2CbDAGj1
>>229
リアルタイムテラGJ!!
千昭もマコトもすげーそれっぽくてはげ萌えたよ!


250:名無しさん@ピンキー
07/07/23 01:26:05 mjKJnAaB
リアルタイムで見れたよ!
口調とかが実にそれらしくて良い。
                  ∩
                  ( ⌒)      ∩_ _ グッジョブ!!
                 /,. ノ      i .,,E)
             / /"      / /"
  _n  グッジョブ!!   / / _、_   ,/ ノ'
 ( l     _、 _   / / ,_ノ` )/ / _、_    グッジョブ!!
  \ \ ( <_,` )(       / ( ,_ノ` )     n
   ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ      |  ̄     \    ( E)
     /    /   \    ヽ フ    / ヽ ヽ_//

251: ◆OxbRUMLuic
07/07/23 01:31:03 /OabBlAi
ID:ZclBL+gNさん豚切りスマソ 後で読ませてもらいますね。

252:名無しさん@ピンキー
07/07/23 02:16:30 C2SRaVaA
なんというGJ!
純愛モノを切望していただけにほんとに㌧クス!
真琴の一人称が更に萌えたお!このスレに張り付いててよかった
地上波ありがとう…!

253:名無しさん@ピンキー
07/07/23 12:58:01 lcys22IF
GJ!!自分も地上波で見たくちだ
本編の切なさに鬱状態だったけどID:ZclBL+gNさんのお陰で元気出た
素敵な作品ありがとう。やっぱり千昭と真琴の関係っていいね

254:ZclBL+gN
07/07/23 18:41:37 ZclBL+gN
感想ありがとー。
一応挿絵を描いてみた。これまたエチィです。挿入直前です。

URLリンク(www.uploda.net)

パス:makoto
某絵版で描かせていただいたから、そこでもお目にかかるかも。

また、この作品の続き風にいろいろ書いてみようと思うんで宜しくです。

255:名無しさん@ピンキー
07/07/23 18:44:19 tTc/DQMc
超GJ!!

>>253サンと同じ地上波組だから切なくてたまらんトコに素晴らしいSS!

職人さま期待してますよ!

256:名無しさん@ピンキー
07/07/23 23:59:21 FMSR5Mvk
GJ!!!!
千昭麻琴は本当に萌だな
どんどん増えていって欲しいね

257:名無しさん@ピンキー
07/07/24 01:52:47 giArGpYE
GJ!!千昭×真琴への愛が伝わってきたよ
且つ、救いがあるエピローグっぽい所が嬉しい
素晴らしい萌えをありがとう!

258:ZclBL+gN
07/07/24 09:48:48 h7ehBTKa
うーん、感想ありがとうです。

かなり強引な展開にしたと思うけど、ここまで喜んでもらえるとは。
何せ「未来で待ってる」の言葉尻つかまえて2ヶ月も立たないような未来に「待ってる」場所を変えたし。

そもそもあのセリフは「待ってるから、そこで会おう」じゃなくて、「真琴が絵を守ってくれて、千昭のいる時代でもその絵が
見れるような世界に変えてくれる事を待ってる」って意味だったと解釈してます。千昭は2度と会うつもりが無かったから、
告白せずに「怪我すんな」の言葉で後腐れなく済まそうとしたのだと思うし。

それで真琴は「野球もあって、絵もある、今を千昭のいる未来にもっていこう」と考え、政治家への道を進んだ…
という、真琴一人称であったがゆえに説明できなかった背景だという言い訳。

どう考えても説明しきれない少なくとも自分には理解不能な設定、千昭のタイムリープ時の真琴の記憶の関係とか、
魔女おばさんだけ時間操作から脱却している事とか、まあこんなのは考察スレで議論していきたいと思うけど、
真琴のやりたい事ってのは結構遠からじ、と思っとります。

何より難しいね。この作品でエロは。書いてて後ろめたいというより、ED後の走り出した真琴の側に
千昭がいるって事までお膳立てしたら、こんなの書かなくても良いんじゃね? 容易に想像できね?
と、逆に白けた。自分でもエッチシーンはかなりアッサリしてたと思う。

長々とあとがきらしき物を書いとりますが、完全に言い訳どす。すんません。

俺の書いた作品で喜んでくれて本当に嬉しいけど、一つだけ注意。
「所詮、俺が考えた妄想の塊です。真琴も千昭も、2度と会わないという思いでEDを迎えています。だから、この作品を真に受けないでね」
…多分いないと思うけど、いちおう。

259:名無しさん@ピンキー
07/07/24 21:38:55 5Pnn3nby
自分的に真琴は魔女おばさんと同じ道を辿るのかと思ってたよ
彼女に政治家は無理だと思うし

260:名無しさん@ピンキー
07/07/24 22:42:39 OoZYrXn+
>>259

でも自分は>>229サンのSSで救われたよ。確かに色んな解釈は出来るけど、千昭・真琴が同じ時代で過ごす設定の229サンの作品大好きだなあ。

確かに政治家は難しいかもしれないけど千昭が真琴のいる時代に戻って来た時点でまた真琴の未来は違う気もする。

また職人の方、素敵なSSお願いします。

261:名無しさん@ピンキー
07/07/25 00:03:48 giArGpYE
私的には、千昭の時代までずっと真琴の子孫たちが
絵と野球を守っているってイメージだったわ
でも再会するのも悪くないじゃない
むしろエロパロ的には全く問題ないじゃない

262:名無しさん@ピンキー
07/07/25 13:48:58 v/NdFcO5
功介は真琴のことが好きなんだと思ってたけど違ったのか…

263:名無しさん@ピンキー
07/07/25 16:24:45 yxqQDOGK
姦ってやる 日本中の女と姦ってやる

264:『千昭×真琴 0/6』
07/07/25 20:05:38 +EGLGF1y
真琴がタイムリープできるようになって何回もムダに使ってカウントが01になったように
千昭もカウントが01になるまで何回もムダに使っていた、という話です。
捏造多しです。

千昭が限りなくヘタレです。
さらっと流しますがレイプもあります。
さらっと流したせいでエチーが薄すぎです。
その辺苦手な人はスルーお願いします。

265:『千昭×真琴 1/6』
07/07/25 20:06:03 +EGLGF1y
『オレに残されたタイムリープの回数はあと一回。』



「やだ……千昭……やだぁ……」
「ハァハァ……ウッセー……ハァハァ……クッ!!」
真琴の内に青臭い欲望を解き放つ。

ヤっちまった。
どうしていつもうまくいかないのだろう。
優しくしたいと思っているのに。 大事にしたいと思っているのに。
結果はいつも同じ。
いや今回は最悪。
オレが真琴を押し倒してむりやり……。
正気に戻ると真琴が泣いていた。

この後に起こる出来事もだいたい予想が付く。
オレはオレ達の異変に気付いた功介に呼び出されて問い詰められ、事情を知った功介におもいっきりぶん殴られる。

「またやり直しかよ」


 ◆◇◆


干上がった海。 淀んだ空。
未来の世界は酷いところだ。
真琴や功介には想像も付かないだろう。
今、この美しい世界当たり前と思う彼らにとって。
この後、全ての自然が破壊されつくすのだと、誰が想像できるだろうか。

266:『千昭×真琴 2/6』
07/07/25 20:06:23 +EGLGF1y
オレは『女』を見た事がなかった。
未来の世界では『女』は貴重品だった。
一般庶民にはまず拝めない。 特別な生き物。

過去に危険を冒してやってきた理由は『観たい絵があったから』。
それともう一つ。
『女』とSEXしてみたかった。
希少な『女』とヤれるやつは未来ではほんの一握り。
「だから『女』とヤると本当にそんなにいいのか試してみたかったんだよなー」

こっちの世界に来て、本当に驚いた。
周りには人間が溢れていた。
『女』も大勢いた。
一つの狭い部屋に男女が半々の人数で押し込められて、「授業」ってヤツを毎日繰り返していた。
「あっちの世界だったら、この教室の『女』は今すぐ全員突っ込まれてるよな(笑)」
実際、こっちに来た後、直ぐに道を歩いている『女』に乱暴を働こうとして、警察に捕まりそうになったことがあった。
あわや、というところでタイムリープして事なきを得たが。
こっちの世界ではいきなりそういう事をしちゃダメだって事をそれで学んだわけだが。
じゃあどうすりゃデキんだよ……。
調べてみたら、こっちの世界では『女』とヤる前に、その『女』の彼氏にならなくてはならないらしいことが解った。

「なー。『女』に彼女になってもらうにはどうすりゃいーわけ?」
こっちの世界ではじめて仲良くなった功介に聞いてみる。
今日はコンビニという店に連れてこられた。
食べ物も雑誌も生活用品もなんでも置いてある、しかも24時間ぶっ通しで営業しているすげぇ店だ。
真琴はゆ…ゆ……ゆ、ナントカって女とどっか行くって、今日は別行動だ。

「ちょ…お前、直球な質問だなぁ~。 つーか、彼女いない俺に聞くなよ」
「なんだよー。解んないのかよ。 役にたたねぇヤツだな」
「質問しておいてその言い草はなんだよ(笑)」
雑誌をいろいろ物色しながら手に取ったバイクの雑誌を立ち読みしている功介に以前から聞きたかったことを聞いてみる。

267:『千昭×真琴 3/6』
07/07/25 20:06:52 +EGLGF1y
「……お前、真琴とヤッたことある?」
「ぶっ!! 何だそれ?」
功介が雑誌から目を上げ、俺を見る。
「いつも一緒にいるから、そうなのかと思って」
「お前、そういう事聞く前にまず、俺に『お前、真琴を好きなのか?』とか聞けよ」
「好き?」
「好きじゃなきゃヤんないよ。俺は」
「好き……?……じゃなきゃヤんない?」
俺の頭の上におもいっきり?マークが見えたらしい功介は呆れ顔だ。
「お前の頭、ヤることばっかか? そういうお前はコレでも読んで勉強しな」
コンビニのコミックが置いてある棚から花やピンク色が散りばめられた本を渡される。
少女マンガというものらしい。
「千昭クンはまず情緒というモノを身につけないと彼女を作るのはムリ」
そう功介に言われて、その本をざっと読んでみた。

「ふーん、つまりあれか。『コクって、リョウオモイになって、ヤる』ならOKなわけだ」
少女マンガで恋愛を扱ったものはだいたいこんな流れだから間違いない。
で、誰とヤる?
頭の中に、いつも放課後キャッチボールに付き合ってくれる『女』の顔が浮かぶ。
俺の周りには『女』がいっぱいいるのに何で? と思ったが深く考えないようにした。

 ◆◇◆

で、翌日早速真琴にコクった。
「だからヤろーぜ?」
そう言ったらぶん殴られた。
その直後から口もきいてくれなくなった。

やり直し。

次はもっと慎重になった。
少女マンガの男が女に言ったセリフをまねてみた。
「オレ、お前が好きだ。 つきあってくれ」←棒読み
「……ふーん。 で私のどこが好きなわけ?」
「えっ!? ど、どこっ!?って……どこ……だろな?」
そう言ったらぶん殴られた。
その直後から口もきいてくれなくなった。

やり直し。

真琴のイイトコ……イイトコ……イイトコ……
一番身近で他の『女』と違って話しやすい。 ヘンに気取ったところもない。 気を使わないでいい。
これくらいか?
クラスにいる他の『女』はオレが近寄るとビクビクして避ける。
オレが最初、転入した頃よくケンカしていたせいだ。
真琴だけは違った。 オレに平気で話しかけてきた。 変な『女』。 そう思った。
でも、功介と一緒にいろんな事、教えてくれた。 面白い事、珍しい事、楽しい事、沢山。

それから何回かやり直したが、うまく事を運べなかった。

268:『千昭×真琴 4/6』
07/07/25 20:07:18 +EGLGF1y
うまくいかない真琴とヤるのを諦めて、他の『女』とヤろうとも思った。
でもダメだった。 全然タタなかった。 オレかっこ悪すぎ。

真琴のイイトコ……イイトコ……イイトコ……
一番身近で他の『女』と違って話しやすい。 ヘンに気取ったところもない。 気を使わないでいい。
よく笑う。 すぐ怒る。 よく見たら結構かわいい。 スタイルも案外悪くねぇ……かも。
性格もいいよな。 意外と人のこと気を使ってるっていうか。 バカだけど。
一緒にいると楽しい。 あの笑顔をいつまでも見ていたい……気が、する。
「あー。 オレ……『女』とヤりたかっんじゃなくて、真琴とヤりたかったんか」

何で気が付かなかったんだろ。 こんな簡単な事なのに。

 ◆◇◆

今回は今までとちょっと流れが違っていた。
「ごめん……。 私、その……彼氏ができたんだ………」
はぁ?ナンダソレ。 真琴がオレ以外の誰かを好きになる?
寂寥の夕暮れ。 赤く染まる教室で性懲りも泣く真琴にコクったら予想もしない返事が返ってきた。
「誰だよ……」
「……多分直ぐばれちゃうと思うから、言うよ。 功介」
「功介? あいつは友達って言ってただろ!」
「確かに最近まではそう思ってたんだけどさぁ……」
「だけど……なんだよ」
俯き加減に、言いにくそうに、真琴が話す。
「……私、見ちゃったんだ。千昭が知らない女の人とラブホから出てくるところ」
「えっ」
「千昭に彼女が出来たらまたキャッチボールしかできないなーって話を功介に、あっ!ラブホの事は話してないよ!?
千昭に彼女が出来たかも!?って話しただけ。 そうしたら功介が、『そうしたら夏休みは俺とどっか遊びに行くか』って
……それで、なんかそんなムードになったつーか……私、ひょっとして功介の事好きなのかもなーって気が
してきて……」

オレがきっかけなのかよ。 オレがバカな事したせいで、二人が付き合うきっかけ作っちまったってことなのかよ。

やり直せ。
今すぐやり直せ。
頭ではわかってたのに。 こんな現実は直ぐになかった事にできる。 
真琴と功介、二人の中に芽生えた感情を今すぐリセットできる。
頭ではわかってたのに。 

やり直さなかった。


269:『千昭×真琴 5/6』
07/07/25 20:07:38 +EGLGF1y
オレは夕暮れの教室で、真琴を床に押し倒した。
もう面倒な事はやめだ。 ヤっちまって、絵を見て、未来に帰りゃいいじゃん。
こいつや功介にどう思われようがしったこっちゃねーじゃん。
どうせ未来に帰るんだから。 どうせ二度と会わないのだから。


「やめて千昭……私、は、はじめてで……まだ功介と、キスしかしてないんだよ」
「……したのかよ……。功介とキス……くそっ!!」
「やだ……やめてよ、千昭! どうしちゃったの?千昭!! ……誰か!!たす」
キスで真琴の声を遮る。
真琴の制服を力任せに引きちぎった。 ボタンがはじけ飛ぶ。
後は無我夢中だった。

「やだ……千昭……やだぁ……」
「ハァハァ……ウッセー……ハァハァ……クッ!!」
真琴の内に青臭い欲望を解き放つ。

ヤっちまった。
どうしていつもうまくいかないのだろう。
優しくしたいと思っているのに。 大事にしたいと思っているのに。
結果はいつも同じ。
いや今回は最悪。
オレが真琴を押し倒してむりやり……。
正気に戻ると真琴が泣いていた。

念願かなって真琴とヤったってーのに。
全然よくなかった。
いや、よかったけど。 すっげぇよかったけど。
やっぱよくなかった。
真琴がオレの事をキライになっちまった。 散々罵られた。
空しいばっかで、とても喜べなかった。
「オレってサイテー」

翌日。
功介に予想通り、学校の屋上でアゴがガクガクになるまで、おもいっきりぶん殴られたあと。

オレはやり直した。

270:『千昭×真琴 6/6』
07/07/25 20:08:07 +EGLGF1y
 ◆◇◆

とうとう俺がチャージしたタイムリープの回数はあと一回になってしまった。
予備で持ってきたヤツでまたチャージすればいいやと思っていたのに、大切なソレをどこかに落としてしまった。
なんとかみつけて回収したら、もう使用済みだった。

もし悪用されたら。 そう考えると恐ろしかったが。
オレが最も恐れたのは、今度はもうやり直しが出来ないという事だった。

オレに残されたタイムリープの回数はあと一回。
オレはこの一回で未来に帰らなくちゃなんねー。
考えてみりゃあオレは本来はこの世界に居ない人間なんだ。
オレが居なかったら前の世界の真琴と功介みたいに二人は付き合っていたかもしれない。
功介はいいやつだ。
居なくなる人間とくっつくよか、功介とくっつく方が真琴は幸せだよな。

だからオレは今回は何もしない事に決めてた。

なのに、驚いたことに今回の世界では功介に後輩の『女』がコクってきた。
功介に彼女が出来たら……真琴はひとりになる。
功介が真琴を選ばないのだとしたら、何を遠慮することがある?
近いうちに居なくなるオレが真琴に告白することは真琴にとっては残酷なことかもしれない。
また真琴は泣くかもしれない。
前回のあの時の、大きな瞳が、泣きそうな声が、今もオレの胸を締め付ける。

それでもオレは真琴にスキだって言いたい。

オレに残されたタイムリープの回数はあと一回。
もうやり直しができない。 もう絶対、失敗できない。
今度こそ。今度こそ。今度こそ。 

「じゃあオレと付きあっちゃえば?功介に彼女が出来たらって話。 オレ……そんなに顔も悪くねぇだろ?」


今度こそ 笑ってくれるだろうか

271:名無しさん@ピンキー
07/07/25 20:09:13 +EGLGF1y
終わりです。

最後まで読んでくださった皆様感謝します。 
ありがとうございました。

272:名無しさん@ピンキー
07/07/26 00:14:49 ZSCdcftT
>>264

GJ!!

こういうのも好き!なかなか千昭らしさがでてますなw

273:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:01:25 u8rkJ2ph
GJ!!
これを読んだ後に千昭の告白シーンを改めて観るとまた違って見えるな。

そして告白を無かったことにされてしまう千昭の哀れさも二倍w

274:名無しさん@ピンキー
07/07/26 16:11:02 meVoKwmU

そんなことがあったのか……(゚ω。)

275:名無しさん@ピンキー
07/07/26 21:10:34 LNW/vFVE
>>271
乙!「変わらないもの」ですか。

276:名無しさん@ピンキー
07/07/26 21:54:32 5lKRCrHj
GJ!!
千昭の葛藤と感情の移り変わりがいいね
読み入ってしまった

277:名無しさん@ピンキー
07/07/27 19:07:44 hOTL7kbo
大事な最後の一回を、功介死んで自分のせいだと泣く真琴の為に使っちゃう千昭に泣ける。

278:名無しさん@ピンキー
07/07/27 22:35:09 hnPvem1X
時をかける娼女うpしてくれ

279:名無しさん@ピンキー
07/07/28 02:23:41 RJ2xELWX
>>278
スレ違い
時期とはいえどのスレでも物乞いが目立つな

280:ZclBL+gN
07/07/28 17:39:48 cboyJ5Qc
>>271
GJ!! 
千昭の無責任な行動の後、帰れば良いのに真琴の為にリセットするという行動や、すぐにやり直せば良いのにあえて
功介に殴られてからする辺りに、千昭が現代で芽生えた、千昭なりの責任の取り方と真琴への愛情が感じられて良かった。

つーかこれだと、千昭と真琴の性的接触は強姦だけなんだな…それがまた切ない。

281:名無しさん@ピンキー
07/07/30 05:31:03 3WHMLgP5
そこまでやっといて最後の最後に「走るときはちゃんと前見て走れ」くらいしか言えなかったのな、千昭…。
その後「未来で待ってる」て言うときもキスしそうでしなかったし。
強姦までやっといて(千昭視点)その後は触れることもなく
ただ相手を大切に想う気持ちだけを残して姿を消すのも切ないな。

282:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:33:55 6T9/MzX1
千昭と功介はお互いに真琴を挟んでやじろべえみたいな関係なので千昭がコクられないと功介は真琴
にコクらないし、功介がコクられないと千昭も真琴にコクらない。

真琴が最後の一回で過去に戻ったときは千昭は功介がコクられたことを知らないので、何もせずに帰って
行く。
真琴のは告白してくれるのを期待してたみたいだけど。 うまくいかないもんだね。

283:名無しさん@ピンキー
07/08/04 22:37:59 apwE+CHc
千昭とユリはやったのか、やってないのか

284:名無しさん@ピンキー
07/08/05 19:56:30 qpatzlLz
やってないだろ?

285:名無しさん@ピンキー
07/08/17 17:09:26 l6u5NZ+d
功介×真琴見てみたい

286:名無しさん@ピンキー
07/08/18 01:57:19 WEKv8SRd
功介の病院でCTプレイ

287:名無しさん@ピンキー
07/08/22 01:59:23 vWpVGrkg
高校時代の和子叔母さんと深町くんは?


288:名無しさん@ピンキー
07/08/30 09:07:11 n1ggUAjU
ほっしゅー

289:名無しさん@ピンキー
07/09/11 13:52:20 mq0+b33v
千昭×友里の放課後プレイが見たい

290:名無しさん@ピンキー
07/09/23 16:10:22 p/9F3uKb
>>449


291:名無しさん@ピンキー
07/09/24 12:56:40 EkiFs1He
職人殿カモン

292:名無しさん@ピンキー
07/09/28 20:25:06 Xtoyzt5m


293:名無しさん@ピンキー
07/09/28 21:30:37 b3Fg4l6c


294:名無しさん@ピンキー
07/09/29 00:31:56 MMeogALl


295:名無しさん@ピンキー
07/09/29 00:38:52 fm4X5/0d


296:名無しさん@ピンキー
07/09/29 01:26:34 VnF8Dyt0


297:名無しさん@ピンキー
07/09/29 22:29:39 s8t6pDRR
完全に過疎ってるなぁw

298:名無しさん@ピンキー
07/10/01 16:36:21 XOj1e1DJ
最近はまった俺は悲しい

299:名無しさん@ピンキー
07/10/11 20:41:01 HPuysdxM
保守

300:名無しさん@ピンキー
07/10/13 00:17:53 aGXzhlqb
300とったどー

301:名無しさん@ピンキー
07/10/14 11:23:23 x62mlQie
筒癒す鷹って書くとエロいな。

302:名無しさん@ピンキー
07/10/27 12:55:18 As4sk6ij
ほしゅ

303:名無しさん@ピンキー
07/11/14 03:53:27 M13NSHpN
職人さんマダー?

304:名無しさん@ピンキー
07/11/14 08:33:21 +hBWp2z+
スタジオパークで原さんがゲストに出てきたのを見てむらむらしてきた。

305:名無しさん@ピンキー
07/11/24 12:40:39 Oayjt+1s


306:名無しさん@ピンキー
07/11/28 15:38:36 AdapNVwH
最近はまってしまった新参者。

なので前触れもなく小説を投下してみる。
ちなみに功介×真琴。

307:功介×真琴 1
07/11/28 15:40:24 AdapNVwH
トライアングルにはいくつかの種類がある。

辺の長さが全て同一の正三角形、その逆で辺の長さが全て異なる不等辺三角形、
その他諸々。

差し詰め、俺たちの関係は二等辺三角形ってとこだろう。真琴を底辺にして、
バランスよく俺と千昭がいる。

―それが3人の関係が成り立つ絶妙なバランスなんだ―

と、思っていた。

ところが今日、新たな結論を導き出してしまった。

―底辺にいるのは実は真琴ではなく千昭なのかもしれない―

少なくとも、俺にとっては。



『ねぇ、功介!何か言ってよぉ!!ねぇっ、功介ってばぁ~~っ。』

目の前で泣きじゃくる真琴を前に、俺は、どうしていいのかわからずにただ困惑していた。


なぁ千昭、こういう時どうしたらいいんだろうな?
お前だったらこの状況をどう扱うんだ?お前だったらどうする?
俺はこんなの、さっぱりわからないんだ。千昭、どうしたらいい?



心は騒いでいたが、不思議と頭は冷静だった。

どうしてこんなことになったんだ?



事の発端は、つい3時間前に遡る。









308:功介×真琴 2
07/11/28 15:41:46 AdapNVwH
受験の追い込みのために最近はお預けにしていたキャッチボール。
ところが今日の放課後、息抜きに、もしくは気晴らしに、と、
誘ったのはどちらだっただろう。今となってはどうでもよいが、
とにかく真琴と二人でくだらない冗談を言いながら、他愛もない話をしながら、
ただキャッチボールを楽しんでいた。

そうして30分くらい過ぎた頃だろうか。
ただ、なんとなく聞いてみただけなんだ。


「なぁ、真琴。」
『んーー?』

「千昭からなんか連絡来たか?」
『へっ?・・・・えっと・・・あーー・・・』

高く上げた球を随分と弱くなった日差しとにらめっこしながら、真琴が手を伸ばす。

『ま、まだない・・・!痛っっっっ!!』

キャッチミスで額に直撃。

「おい大丈夫か?」

真琴のもとに駆け寄る。

『ハ、ハハ、だいじょぶだいじょぶ!』
「ちょっと見せてみろ。」

と、傷を見ようとして差し伸べた手を、真琴は、

『大丈夫だって!』

と強く払いのけた。



『もう、大げさなんだよ、功介は!』
「おい真琴・・・。」


『大丈夫なんだから、ほんとに・・・。』



見下ろした真琴の顔は、嘘をついていた。
自分に言い聞かせるように放たれた真琴の言葉だけが、妙にリアルだった。



309:功介×真琴 3
07/11/28 15:42:43 AdapNVwH
「うち、寄って行けよ。」
『いいよ!ちょっと冷やしたらよくなるから!』
「いいから!痕に残ったら困るだろ?」
『別に・・・!』

真琴は勢いよく言いかけた言葉を、ぐっと勢いよく呑み、
一呼吸置いた後に、

『・・・・・・・・やっぱ困る。』

と、小さく独り言のように囁いた。

「真琴・・・。」


ついさっきまで元気だったのに、急に調子が変わった理由を、なんとなくわかった気がした。

その発端を作ったのが、自分のほんの些細な疑問だったことに少し心が痛んだ。










「ほら、後ろ乗れよ。」
『ありがと・・・。』

真琴の自転車に二人で跨り、ゆっくりと漕ぎ出すと、冷たい風が肌を撫でる。
そう言えば、うるさかった蝉の鳴き声はもう聞こえないし、肩を越す蝶々もいない。
喉も、渇かない。

もう、10月も終わろうとしてんだもんな・・・。

千昭が発ってから、既に3カ月が過ぎていた。

310:功介×真琴 4
07/11/28 15:43:37 AdapNVwH
「どうだ、まだ痛むか?」
『ちょっとね。』
「ジュースでいいだろ?」
『ありがと。』

診察を終えた真琴を、部屋へあげた。
ベッドに腰掛ける真琴に向かって缶ジュースを放る。

「ま、大したことなくてよかったよ。」

全治1週間程度の打撲らしい。
それを聞いて一先ず安心したが、問題は真琴のこのテンションだ。

どうしたもんか・・・。

「家まで送ってやろうか?」
『もうちょっとここにいる。』

「そうか。俺は構わないからさ。」

こちらの顔を見ようともしない真琴は、
不機嫌ではないが、明らかに何か言いたげだった。

311:功介×真琴 5
07/11/28 15:44:16 AdapNVwH
どうしよう・・・・。

会話を探すが何も見つからない。それも当然だ。
同じ教室で隣りの席、話したいことは朝一に話す真琴。
昼休みからさっきのキャッチボールの時までに、
「魔の質問」の前に一通り話し尽くしてしまった俺。

そもそも話すことが何もなくなったからふいに浮かんだ千昭のことを聞いたんだ。

くそっ・・・。

自分の部屋なのに居心地が悪く、全然落ち着かない。

・・・・・・・。

何か思い出せ。何か。真琴に話せそうなこと。


話せないことなら一つあるけど、それは話したくない。


とうとうこのなんとも言えない沈黙の長さに耐え切れなくなって、

「あ『あのさぁ。』



やべ、話し出し被った・・・!

一人慌てているのをごまかそうとさえする前に、真琴が続けた。

312:功介×真琴 6
07/11/28 15:45:14 AdapNVwH
『未来ってどれくらい先のことを言うのかな?』
「はぁ?」

突拍子のない質問に突拍子のない声が出る。

『普通未来ってどれくらい先のことを言うの?』
「そりゃ・・・。」

なんて漠然とした質問だ。

『ねぇ功介。』

明らかに俺が何かを答えることを期待してる顔だ。

「そりゃ・・・これはあくまで俺の持論だが、「将来よりは遠いが永遠よりは近い」
 くらい先のことじゃねぇか?」

なんて漠然とした答えだ!

自信も根拠もなければセンスもまるでない答えに自分でも嫌になる。





313:功介×真琴 7
07/11/28 15:46:05 AdapNVwH
『そんなのわかんない!!』

正論だ、真琴。お前の意見に心から同意だ。


『未来で待ってるって言われても、あと何年こんな気持ちでいたらいいの!?』

『5年!?10年!?』
「お、おい、真琴・・・。」


な、なんだ?なんのこと言ってるんだ?


『私、その時にはもうおばさんになってるかもしれないんだよ!?』
「真琴!落ち着け!」


『もう私かどうかなんてわかんなくなってるかもしれないんだよ!?』

『ねぇっ、功介!!』



こちらを見上げた真琴の顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。





『ねぇ、どうしたらいいの?功介ぇ~~・・・。』

真琴は、再び顔を下げると号泣し始めた。

314:功介×真琴 8
07/11/28 15:46:50 AdapNVwH
そして、今に至る。



『ねぇ、功介!何か言ってよぉ!!ねぇっ、功介ってばぁ~~っ。』

目の前で泣きじゃくる真琴を前に、俺は、どうしていいのかわからずにただ困惑していた。


なぁ千昭、こういう時どうしたらいいんだろうな?
お前だったらこの状況をどう扱うんだ?お前だったらどうする?
俺はこんなの、さっぱりわからないんだ。千昭、どうしたらいい?


「真琴・・・・・。」

静かに隣りに腰掛けて、真琴の震える肩に手を伸ばしかけた時、

っ・・・!

ふいに過去の映像がフラッシュバックした。

そういえば、こんな状況前にもあったな・・・。


いつだった・・・?やめろ、思い出すな。

それはちょっと苦い過去なはずだ。

それも、つい最近の。

315:功介×真琴 9
07/11/28 15:47:43 AdapNVwH
『功介先輩・・・。』

一緒に自転車に乗ってから手を繋ぐまで1カ月。
手を繋いでから小鳥が啄ばむような空気より軽いキスをするまでまた1カ月。
そして、啄ばむようなキスから舌を入れたのはついさっき。

『功介先輩・・・私まだ・・・・・。』

俺の顔を見ながら、隣りで小さく震える藤谷の方に手を伸ばして、
そっとベッドに横にした。

『待って、待ってください、功介先輩・・・!』

聞こえないふりをして、ブラウスのボタンを一つ一つ、
震える指先が直に藤谷の身体に伝わることのないように、
平静を装いながら慎重にはずしていく。

開いたシャツから覗いた小ぶりな胸と、予想通り清楚な下着。

『功介先輩!私まだ心の準備が・・・!』

最後まで言い終わるか言い終わらないかのうちに、藤谷に体重をかけ、
右手を彼女の胸に、左手をスカートの中に入れ、内ももをつかんだ瞬間、

『いやぁっっ・・・!』

両肩をとても非力な、でも、
藤谷にとっては全身全霊を込めた力で、強く跳ね返された。



316:功介×真琴 10
07/11/28 15:48:31 AdapNVwH
「藤谷?」

ふと彼女の顔を見ると、

あ・・・・。

『うっ、うっ、怖いよぅ・・・・。』

彼女は泣いていた。



『ごめんなさい功介先輩!私まだ・・・まだ・・・・。』

「ごめんっ、ごめん藤谷・・・!」


泣き止まない藤谷を安心させてやりたいと思って、
下になっているままの彼女を両腕で包もうとした時に、

『ゃああぁぁ~~~っ!!』

彼女は咄嗟に強引に身体を丸め、胸を隠すように、
というよりは守るように、両腕を交差して、足をぎゅっと閉じ、
いっそう激しく泣き始めた。

「藤谷・・・・・・。」


俺が、再び行為を始めると勘違いしたらしい。


とにかく、明らかな拒絶だった。



317:名無しさん@ピンキー
07/11/28 15:49:59 AdapNVwH
すまんがここまで。続きはまた今度。

318:名無しさん@ピンキー
07/11/28 16:29:35 dyHayySW
wktk
今度なんて待てないぜ

319:名無しさん@ピンキー
07/11/28 20:03:19 gy55d4Ae
おおおお。おもしろいな。
全裸に蝶ネクタイの正装で正座して待ってるからはやくね!

320:名無しさん@ピンキー
07/11/29 14:00:19 kQ1a8kGS
>319
それ正装かい!ww

>318,319
読んでくれてどうもです。続きが出来たので投下。

321:功介×真琴 11
07/11/29 14:03:06 kQ1a8kGS
藤谷はそれからたっぷり小一時間は泣いていた。
俺は、どうにかして安心させてやりたかったが、もう触れることすら出来ずに、
目と鼻の先にいる彼女をただ前に、タオルケットをかけてやって、

「ごめんな・・・。」

と、時折謝るのが精一杯だった。その度に首を横に振る藤谷の心遣いが心底辛かった。


せめて家まで送ってやろうと自転車に乗せた。いつもなら腰に遠慮がちにそっと
回ってくる彼女の腕が、その日は嫌がっているように感じた。


その夜、

―今日はほんとにごめんなさい。明日また学校で。

と、彼女からメールがあった。


謝られるのは本当に辛い。その度に自責の念にさいなまれるからだ。
謝らなきゃいけないのはこっちなんだ。待ってと言われたあの時に、
最初のボタンに手をかけたあの時に、情欲と本能に負けちまって、
いくつかの言葉に託した彼女の思いの深さを見抜けなかったのが落ち度となった。

あの時気づいていたら・・・・・。
そうすりゃあんな思いさせずにすんだんだ。

と思う反面、

謝るくらいなら拒まないでくれよ、って言うか、
もしまだその気になれないんだったら部屋にあがらないでくれ。
その前に断ってくれよ。「今日は用事があるから」とか、こっちが察することのできるようなベタな言い訳でもよかったんだ。
せめて有頂天になる前に、その気になる前に、もっと言うなら
舌を挿し込む前に・・・。

とか、腹の底に潜んでいる自分本位な黒い感情もにわかにあった。でも、
実際に彼女に言うのは間違っているとわかっていた。だから、

―謝んなくちゃいけねぇのはこっち!ほんとごめんな。
   明日またキャッチボールしようぜ(^-^)

と、複雑な自分の本心に盛大に嘘をついて、返信した。


まぁいいさ。これで藤谷と元通りうまくやれるなら。



だが翌日、藤谷はグラウンドには来なかった。



322:功介×真琴 12
07/11/29 14:04:38 kQ1a8kGS
思えばその件からキャッチボールと疎遠になったんじゃないだろうか。

そして、キャッチボールだけならまだしも、藤谷とも。



『ねぇ、功介~~~っ。』
「っ・・・!」


い、いかん、トリップオフしてた。


俺の名前を呼ぶ真琴の声に意識を真琴へと戻した。

気がつけば、俺の腕の中に身を預けるようにして、胸元で泣いている。
その光景はなんだかとても切なくて、やりきれなくて、

伸ばしかけていた手をそのまま真琴の肩に置き、抱き寄せた。


「ほんと、どうしたらいいんだろうな?」


「俺にもわからないんだ・・・・・・。」



お前のことも、藤谷のことも。





323:功介×真琴 13
07/11/29 14:05:27 kQ1a8kGS
嗚咽がだんだんと消え入り、やがて長い沈黙と抱擁だけが残った。
ずっと長いあいだ体勢を変えることなく真琴を抱きしめているから、時折力の加減がわからなくなって、
思い出したようにぎゅっときつく抱きしめると、真琴も同じように返してきた。

その行為と、鼻先をくすぐる真琴のシャンプーの匂いと、頬に寄せた痛々しい額からダイレクトに伝わる体温が、
いやに嬉しくて、いつの間にか心地よい充足感で満たされていた。





『ねぇ功介。』
「ん?」

『空、真っ暗になっちゃったね。』
「ん?あぁ、ほんとだな。」

どれくらい時間が経ったんだろう。

窓から入るわずかな光を頼りに、枕元に転がしている目覚まし時計で時間を確認すると
21時をまわったところだった。

「そろそろ帰るか?」

と尋ねると、真琴は

『まだ帰りたくない。』

と、泣き疲れた声でぼそりと呟いた。





324:功介×真琴 14
07/11/29 14:06:06 kQ1a8kGS
「そうか。」


仕方ない。今日はとことん付き合うか。


「じゃ、とにかく電気を―。」

点けようと立ち上がりかけた俺に制止を促すように、

『待って功介!』

と、真琴が制服の袖を少し強く引っ張った。


『電気、点けなくていいから。だから・・・。』
「え・・・?」


『もう少しこのままでいさせて。』


「あ、あぁ・・・。別にいいけど・・・・・。」



なんだろう、真意が読めない。



結局、何をするでもなくその場に座りなおすと、
真琴が少しだけ体重をかけるように肩に寄りかかってきた。







325:功介×真琴 15
07/11/29 14:06:51 kQ1a8kGS

・・・・・で、どうしたらいいんだ?

また抱きしめてやるべきなんだろうか。
さっきは抵抗なかったが、いざ「このままで」と言われると、
どの状態の時だったのか変に意識してしまう。
そもそも「このままで」って、体勢のことじゃなくて照明のことなんじゃないか?

色々思案していると、

『ねぇ功介。』

真琴の不機嫌な声。

『さっきと違う。』

ふくれっ面をしてこちらを見る。


なんだそりゃ?

「何が?」
『さっきと違う。』
「どこが?」

『さっきはもっとあったかかった。』

そう言うと顔を前に向きなおして、両腕で俺の右腕にぎゅっとしがみついた。
そのまま話し続ける。

『ねぇ、この体勢疲れちゃった。』

あぁ、俺もだ。

『横になってもいい?』

腕を解きながらもう一度こちらを見て、ベッドをちょいちょいと指差す。

「いつも勝手に転がってるだろ。何を今さら・・・いっ!?」


言い終わらないうちに真琴は制服のジャケットを脱いでいた。





326:功介×真琴 16
07/11/29 14:07:32 kQ1a8kGS
「おいっ、おま・・・何で脱いでんだよ!?」
『なによ、ジャケットのまま寝転がるとゴワゴワして気持ち悪いから脱いでるだけじゃん!』

あ、あぁ、そうか。そうだよな。
そんなの長い付き合いでとっくに知ってることじゃないか。
なに動揺してんだか・・・。

『ふーーーーーーっ!』

こちらの気も知らずに、真琴はベッドの上で気持ちよさそうに身体を伸ばしている。

ったく・・・さっきまでぎゃんぎゃん泣いてると思ったらこれか。
でも、正直安心した。

暗闇に慣れてきた目で真琴の表情を見ると、
泣き腫らした顔はひどかったが笑顔が戻っていた。

「風邪ひくなよ。」

肩まで毛布をかけてやると、

『ヘヘ、あったかーーーい。』

と、嬉しそうに笑う。


「ほら、これ。」
『何?』

「ジュース、まだ開けてないからそれで目冷やせよ。ちょっとは腫れが引くぞ。」
『やだっ、そんなに腫れてる!?』

「や、そんなに腫れてないけどせっかくあるから。」

ほんとはひどく腫れてるけど。

いくらかぬるくはなっていたが、まだ適度に冷たさを保っていたジュースを真琴に渡した。
真琴はこちらの言うとおり目に当てて、

『気持ちいーーー・・・。』

と言った。






327:功介×真琴 17
07/11/29 14:08:15 kQ1a8kGS
「熱持ってる部分に冷たいの当てると気持ちいいだろ?」
『うん!さっすが、医学部目指してる人は違うね!』

「別に勉強したわけじゃねぇよ。体験談から。」


今思えば何で話してしまったんだろう。
多分、センチな気分の真琴に何時間も付き合っていたせいだ。
いや、それは口実で、

ほんとは藤谷とのことで感傷的になっていたんだ。だから、思い出に浸ってしまった。

とにかくその時は、「そんなの誰でも知ってるだろ」とかなんとかの、
真琴を体よく丸め込むくらいの簡単な言葉が、すぐには出て来なかったんだ。


「夏にさ。」
『うん。』

「藤谷と公園で話してたんだ。太陽が照りつけててすっげぇ暑くてさ。」
『・・・うん。』

「ジュース買おうかって言ったら、あいつ、1本全部飲めないって言ったから、
 じゃあ二人で半分しようってなって。」
『うん・・・・・。』

「で、ジュース買って、開ける前に首とかほっぺたとか冷やして。
 で、唇も焼けてたから唇も冷やしたらそれが結構気持ちよくってさ。」

「お前もって藤谷に渡そうとしたら、あいつ、いい、って遠慮するから。」

「気ぃ遣ってんじゃねーって、リラックスさせようと思ってちょっかいかけようとしたら、
 なんかこう・・・目が合っちまって・・・。」

「思わずキスしちゃったんだよな・・・。そしたら、俺の唇すっげぇ冷えてて、あいつの唇は
 すっげぇ熱くて・・・それがなんか気持ちよくて、何回も、何回も・・・。」

あっ!!

しまった!!

話しながら、当時の思い出や感触を記憶の中で噛み締めていたせいで、自分の犯した失敗に気が付くのが遅かった。
言い終わったすぐ後に、押し寄せてくる後悔の波。


『なによ!何かと思って聞いてれば果穂ちゃんとのノロケぇ!?』


真琴が勢いよく上半身を起こした。





328:功介×真琴 18
07/11/29 14:08:55 kQ1a8kGS
「ち、違っ・・・!!」
『違わない!!』

『今そんな話聞きたくない!!』

俺だってしたくねぇよ!!

「悪かったよ!!」
『許さない!!』

「真琴!」
『こんなの要らない!』

そう言うと握り締めていたジュースを俺に向かって投げつけようとするもんだから、

「やめろって!!」

真琴の両肩をがっしりとつかんで制した。


小さな肩は、冷え切っていた。



「ごめん・・・・・。」

ジュースを持ったまま、真琴の右腕がだらりと下がる。

『・・・ないで・・・・。』
「え・・・?」

『独りに・・・・しないで・・・・。』
「真琴?」

『功介まで、いなくならないで・・・!』


ぱっとこちらを見上げた真琴は、また大粒の涙をいくつもいくつも流していた。





329:功介×真琴 19
07/11/29 14:09:41 kQ1a8kGS
『ぃやだよぉ~~、功介ぇ~~~。』
「真琴・・・・・。」

すがるように、俺の胸元を両手でつかむ。

『千昭もいなくなって、野球も出来なくなって・・・っ・・・っ・・・!』

『今度は功介も果穂ちゃんと仲良くなってっ・・・!』

『キャッチボールも、カラオケもっ・・・、放課後の寄り道も・・・っ・・・。みんな、みんな・・・』

『なくなっちゃう・・・!』


『私、独りになっちゃうよぉっ・・・!!功介ぇ~~~っっ!!』

そう言うと、顔を突っ伏して、胸の中でわんわん泣き出した。


真琴の切実な叫びと訴える顔に、心がひどく締め付けられて、
どうしようもない気持ちになって、思わず、


「真琴・・・俺はどこにも行かないよ・・・。」

肩をつかんでいた両腕を伸ばし、どの時よりもずっと強く抱きしめた。



『本当?』
「あぁ、行かない。」
『ほんとにほんと?』

「あぁ。」



そして、俺はまたしてもここで地雷を踏むことになる。




「千昭が戻ってくるまではな。」








330:功介×真琴 20
07/11/29 14:14:05 kQ1a8kGS
『なんでそこで千昭の名前が出てくんのぉっ!?』
「はぁっ?」

真琴が胸元から逃れ、俺の視線を捉える。
もう泣いてはいなかった。

『なんで!?私は功介に聞いてるんだよ!?』
「だって、それは俺じゃなくて・・・!」
『功介なの!』
「なんで!?」
『なんででも!』
「違うだろ!」

「お前・・・!ほんとに側にいてほしいのは・・・!」

千昭だろうが、と言いかけた言葉をそのまま呑んだ。

どうやら今度は地雷を踏み外したようだ。
そして、踏み違えてほんとによかった。

そうだ、真琴だってわかっているんだ。
側にいてほしいのは千昭だけど、いくら願ったってあいつは側にいない。
でも孤独を独りで乗り越えることもできないから、だから、
こうして俺にすがってるんだ。

『ねぇ功介・・・。』
「ん・・・?」

『キスして。』
「は?」

『キスして。』
「ちょっと待て・・・!」

なんでそうなるんだよ!側にいるのとそれはまた別問題だろうが!

『話をふったのは功介だよ。』

はい、とジュースを手渡す。

話・・・?

「なっ・・・!あれはふりじゃねぇっ!!」

ジュースをベッドに放って真琴の方を向き直すと、

『お願い・・・・・。』

真琴の顔は真剣だった。


『1回でいいから、誰にも言わないから・・・。』



331:名無しさん@ピンキー
07/11/29 14:14:47 kQ1a8kGS
すまんが今日はここまで。続きはまた今度。

332:名無しさん@ピンキー
07/11/29 17:30:15 h9ktPcLp
ドキドキ(*´Д`)ハァハァ

333:名無しさん@ピンキー
07/11/30 02:03:18 29huVyO2
いいよー紫煙

334:名無しさん@ピンキー
07/11/30 08:18:02 4dvf+Eg+
いいところで続くなあw

335:名無しさん@ピンキー
07/12/02 19:17:43 EHCgpTcb
読んでくれてる方どうもです。

続きが出来たので投下。

336:功介×真琴 21
07/12/02 19:19:09 EHCgpTcb
「ばれなきゃいいって問題じゃねぇだろ・・・。」

不謹慎な発言に本当は怒ってやりたかったが、いくら頭が悪いとはいえ他人のことを考えられないやつじゃない。
だからこそ、真琴が何を思ってそれを言っているのか確かめたかった。

「俺とお前がそれをするってことがどういうことかわかってんのか?」

『わかってる。』
「わかってない。」

『わかってる!』
「わかってねぇだろ!」

『わかってる!!』
「わかってねぇって!!」

『わかってるよ!』
「じゃあお前・・・!」

「それで千昭が戻って来た時に、何のためらいも後ろめたさも感じないで千昭と会えるのかよ!?」

「千昭がいなくて寂しかったから俺とキスしたって、千昭に言えんのか!?」


「千昭が・・・それを聞いた千昭が平気でいられるとでも思ってんのか・・・?」


今の真琴には相当堪えることを言っているとわかっていたが、
それで真琴の暴走を止められるのならそれでも構わなかった。






337:功介×真琴 22
07/12/02 19:20:16 EHCgpTcb
『思わない・・・。』
「え・・・?」

『それで千昭が平気だなんて思わない。それに、功介とキスしたなんて絶対に言えない。』

「だったらなんで・・・!」

何も言えなくなって塞ぎ込むだろうと思っていたのに、まるで予測していなかったリアクションに驚く。

『千昭のこと裏切りたくない。傷つけたくない。だけど、
 時の経過を待つ間、ずっとずーーっと独りなんて、寂しすぎて死んじゃうよ・・・。』

頼りない声を出す。

「あいつのことだ、ふらりと戻ってくるかもしれないだろ・・・?」

まるで気の利かない繕い言葉に、案の定、真琴は「それはない」と言わんばかりに
頭をぶんぶんと横に振って言った。


『千昭は待ってても戻って来ないんだ。私たちが会いに行かなくちゃいけないの。』
「は?」

『でも、会いに行きたいって思ってもそれは出来ないの。時間の経過が必要なの。』
「・・・・・。」

もっとわかるように言ってくれ・・・。

『でも、半年とか1年とかじゃなくて、千昭に会えるのは、きっと・・・・、きっと、
 ずっとずーーっっと先だから。だから・・・。』

『あきらめないで前に進み続けるために、今だけ功介の力を借りたいの。』

『一度だけでいい。一度だけしてくれたら、後は頑張れるから・・・だからお願い・・・!!』

「真琴・・・・・。」


言ってることも言いたいことも漠然としか伝わらんが、とにかく、
1回キスをすればいい、ということか・・・。



338:功介×真琴 23
07/12/02 19:21:10 EHCgpTcb
どうやら、真琴の潔い言葉と視線の裏には、堅固な確信と深い思いがあるらしい。
それはわかった。そして、それで真琴が元気になるのならできる限りそうしてやりたい。だけど、
こちらにもリスクの大きいその理不尽な要求を鵜呑みにするわけにはいかなかった。

「俺の気持ちはどうなるんだ・・・?俺と藤谷のことも、少しは考えてくれよ。」

呆れ笑いで真琴を見ると、真琴は少し照れくさそうに、

『それは・・・・・・・・ごめん。』

と、たっぷり時間を取った後に、申し訳なさそうに小さく呟いた。

やっぱりノープランか。



「・・・・・1回だけだぞ。」
『え・・・?』

「本当に1回だけだからな。」
『・・・・・・・・・・うん。』


真琴は大博打に出ている。なら俺もそうするしかない。



今日はとことん的外れなことばっかりやっている。
的外れな質問に的外れなノロケ。だから当然、
この大博打も的を外すことくらい、冷静になって考えればごく簡単に読めたじゃないか。
どうして気がつかなかったんだ・・・。


そして、この的外れな大博打がすぐ後にケタ外れな大惨事を招くことになる。





339:功介×真琴 24
07/12/02 19:22:13 EHCgpTcb
「お前、本当に後悔しないんだな?」
『・・・・・しない。』

「途中でやめろって言ってもやめないからな。」

「やっぱり怖いとか、まだ心の準備ができてないとか言っても絶対にやめないからな。」
『ちょちょちょ・・・!!功介!?』

ベッドに乗り上がり、真琴の両肩をつかんで壁際に押さえつける。

「本当に本当に後悔しないんだな?」

念を押すように、まっすぐ視線を合わせて、握り締める手に更に力を込める。

『し、しないって!!・・・・・・・・・・・・ね、ねぇ功介?』

『私たち、キスするだけだよね?』

不安げな顔と声を無視してたたみかける。

「・・・キスだけですむと思ってんのか?」
『え・・・?』

「暗い部屋に男と女が二人っきりでいて、お互いの体温感じ合ってるのに―。」


「何もしないでキスだけして、そのまま終わりなんてこと、あると思ってんのか?」






340:功介×真琴 25
07/12/02 19:23:24 EHCgpTcb
『功介・・・、何言ってるの・・・?』

真琴がカタカタと震え出す。

「キスだけなんてもんはない、するかしないかのどっちかだ。
 最後までいくかいかないかのどっちか。」

「最後までいく気がないならキスもしない。」

「お前に・・・その覚悟はあるのか・・・?」


ごめんな真琴。お前のことは大切だけど、千昭や藤谷も同じくらい大切なんだ。






『・・・・・・いいよ。』

ん?

『最後までする。』
「はぁ!?」

『功介と最後までする!』
「なっ・・・!アホか!!なんでそうなるんだよ!!」

しまった、見当違いだ。大いに見当違いだ。



最後までするか何もしないかの二択しかないのなら、絶対に後者を選ぶと思っていた。




341:功介×真琴 26
07/12/02 19:24:12 EHCgpTcb
「お、お前・・・・・千昭はぁ・・・・?」

理解不能の返答に身体の力が抜けていく。
手を離すと、真琴はずるりと壁伝いにベッドに崩れ落ちた。

真琴の思考回路はどうなってるんだ・・・。
呆れてものも言えん。

『だからっ、千昭とは当分会えないんだって!』
「そんなのわかんねぇだろ!」
『私にはわかるの!』

その自信はどっから来るんだ!?

『多分10年か20年は先・・・・・。ううん、もっと後かも・・・・・・。』
「・・・・・・・・。」

俺にわからないのは、俺からしたらまるで根拠のない発言にもかかわらず、
真琴には強い確信があると見てとれるところだった。

「千昭がそう言ったのか・・・?」

真琴の顔を覗き込んで尋ねると、真琴はしばらく見つめ返し、
その後、膝を抱えて俯き、

『・・・・・・・・・・・うん。』

と、小さく言った。






342:功介×真琴 27
07/12/02 19:24:58 EHCgpTcb
「そうか・・・・・・・・。」

なるほど、だから強気だったのか。

どうやら、俺の知らないところで二人だけのやりとりがあったのだろう。


「でもお前・・・ほんとにいいのか?」

だって、

「初めてなんだろ・・・?」

デリカシーのない言葉だとは思ったが、言わざるを得なかった。
この「かかる代価のでかすぎるセックス」をするには、千昭と長い間会えないから、
という理由だけでは納得いかなかったからだ。せめて、それなりの理由を聞かせてほしい。

真琴が静かに話し出す。

『・・・・私は千昭が好き、大好き。だから、千昭に会える日まで頑張るつもり。でも―。』

『今日みたいに寂しくて寂しくてたまらなくて、どうしようもなくて、誰かに甘えたくなって、その時に、
 千昭の知らない、どこの誰ともわからないような人とするよりは―。』


『功介がいいって思ったの。』


心臓が、大きく鳴った。



343:功介×真琴 28
07/12/02 19:25:44 EHCgpTcb
『千昭は、功介だったら許してくれるって思ったの・・・・・。』
「・・・・・・・。」

本当にそうなのか?親友だからこそ、許せないこともあるんじゃないか?

なぁ?千昭。

こういう時どうしたらいいんだろうな?
お前だったらこの状況をどう扱うんだ?お前だったらどうする?
俺はどうしたらいいんだよ・・・。
お前が・・・お前が何も言わずに言っちまうから、こういうことになるじゃないか・・・。

『私は、千昭じゃないなら功介がいいの・・・。』
「真琴・・・・・・。」

俺だって・・・、千昭のことも藤谷のことも考えなくていいなら、真琴の望むとおりにしてやりたいさ。だけど、あいつらのことを考えないなんてこと、俺にはできないんだよ・・・。

『お願い、功介・・・。』
「・・・・・。」

なぁ、藤谷。お前に直接ではなかったものの、悪態ついちまってごめんな。
お前もあの時こんなふうに感じてたんだよな?
大切な人に自分の望む以上のことを求められた時、自分に無理してでも
相手の期待に応えてやりたいと思っちゃうんだよな?
でもそれは簡単なことじゃないから、だからギリギリまで葛藤するんだ。

藤谷、お前もそうだったんだろ?




344:功介×真琴 29
07/12/02 19:26:31 EHCgpTcb
ベッドに、お前の隣りに座って手を握った時、いや、それよりももっと前―、
多分、家に来るかと誘った時から、俺の肩を跳ねのけるまでの間、
ずっとこんな重圧と戦ってんだな。

お前があの時どんな思いでいたのか、今なら理解してやれるのにな。


「本当に・・・本当にいいんだな・・・?」
『うん。』

「後悔しないんだな?」
『うん、しない。』

やれやれ、腹を決めなくちゃいけないのは俺の方か・・・。

『功介は・・・?功介は、後悔しない・・・?』

何を今さら・・・。

「俺は―。」

する。大いにする。絶対にするに決まってる。
でも、弱り果ててる真琴を突き放すことも、できないんだ。

「後悔しない。」


もう覚悟はできた。




345:功介×真琴 30
07/12/02 19:27:37 EHCgpTcb
「ま、それに・・・・・、したとしてもそれでいいさ。お前、それで元気になるんだろ?」

やっとの思いで笑顔を向けると、真琴もつられて笑顔になる。

『うん・・・!』

「そうすることで、千昭と会える時まで頑張れるんだよな?」
『うん!』

「約束だからな。」
『うん・・・!』


もう後には戻れない。




薄暗い部屋の中、静寂が沈黙を誘う。そして、沈黙が緊張をピークに持っていく。
冷たい空気が指先の感覚を少しだけ奪っていた。
俺は最後の会話を終えてからずっと真琴を見ていたが、真琴は、
抱え込んだ両膝の上にちょこんと顔を乗せ、一点を見つめたままこちらを見ようとはしなかった。




346:名無しさん@ピンキー
07/12/02 19:28:57 EHCgpTcb
すまんが今日はここまで。続きはまた今度。

347:名無しさん@ピンキー
07/12/02 19:31:26 OdOtARAB
どうなるか気になるぜ
乙!

348:名無しさん@ピンキー
07/12/03 10:42:56 E/i3VCm2
読んでくれてる方どうもです。続きができたので投下。

ちなみに、そこまでエロくはないんですがエロシーン突入です。

349:功介×真琴 31
07/12/03 10:44:25 E/i3VCm2
俺から来いってことなんだろうな・・・。

無言の要求に、お人好しにものってやる。

ベッドの上を、獲物を狙うライオンのように静かに移動して、不自然なほど離れていた距離を少しずつ埋めていく。
一つ手足を出す度に、ギシ、とベッドが軋み、その度に真琴はピクリと身体を震わせていた。


真琴の正面まで歩み寄り、向かい合う。
震える両肩を先ほどと同じようにつかんで、そっと壁際に追いつめると、
真琴は観念したように背中を壁に預け、顔を起こした。

目が合った瞬間、恥ずかしさからかまたすぐに逸らし、

『こっ、功介っ、ジュースは!?ほ、ほら、唇冷やすんじゃないのっ・・・!?』

と、引きつった笑顔で、ベッドの上に放られたままのジュースを手に取った。

俺はそんな真琴から一度も視線を外さずに、

『・・・・・功介?』

真琴がこちらに視線を戻すのを待ってから、ただ首を横に振って返事をした。




350:功介×真琴 32
07/12/03 10:45:19 E/i3VCm2
真琴が瞳を揺らしながら、きゅ、と唇を結ぶ。それを合図に互いに顔を寄せ、
近くなる距離、息と息がぶつかり合うわずかな合間を縫うように、そっと唇を重ねた。

真琴の唇は、藤谷のよりももう少しだけ厚くて、柔らかかった。


長いキスの後、一旦離して、角度を変えて、今度は短いキスをする。
間隔を置いて、1回、2回・・・。
だんだんと早くなる鼓動が、口伝いに真琴に聞こえてしまうんじゃないか、と
はやる気持ちを隠すために、時折わざと音を鳴らしながら、
やがて、間を空けずに何回も・・・。

強張っていた真琴の身体が、少しずつ解れていく。
肩は下がり、窮屈に折り曲げていた膝を揃えて横に投げ出し、何回目かのキスの際に目を開いた時には、
先ほどまで握り締めていた缶ジュースを、だらりと伸ばした指先の向こうに転がしていた。

ここでやめてもいいんだよな・・・?

そもそも真琴の要求は1回のキスだったんだ。もう十分なほど満たしてやった。

今ならまだ間に合うか・・・。


身体を離そうとした瞬間、真琴の両腕が腰に回された。



351:功介×真琴 33
07/12/03 10:46:26 E/i3VCm2
頬を寄せ、耳元で囁く。

『だめ、功介・・・。やめないで・・・。』

カッと全身が熱くなって、どこかでリミッターの外れる音がする。
そこから何も考えられなくなった。

再び真琴と向き合って唇を重ねる。何度も何度も、深く、深く。
そして、酸素を求めてわずかに開かれた口に、

『んんっ・・・。』

舌を入れた。

逃げられないように両手でしっかりと顔を固定して、
唇の裏も歯列も歯の裏も、届く範囲を全て舌先でなぞる。

『ふっ・・・・・んっ・・・・・。』

感じてるのか?感じてるんだよな・・・?

繰り返し繰り返し続けていると、真琴も舌を出してきた。

「ん・・・。」

わずかに先と先が触れ合うが、
もっと、と捕えようとしても、まだ要領を得ていないのか恥ずかしいのか、
当たったかと思えばまた引っ込める。






352:功介×真琴 34
07/12/03 10:47:19 E/i3VCm2
そう言えば・・・藤谷も、彼女の性格と同じように、
控えめに、遠慮がちに、チロチロと舌を出してたっけな・・・。

でもそれは真琴には似合わないと思わないか?それに、
俺はもっと、お互いに求め合っている感覚が欲しいんだ。

「真琴。」

一旦顔を離して、目を合わす。

「もっと舌出せ。」

それからすぐに、また唇を重ね、舌を入れると、
一瞬の間の後に、こちらの言葉どおりに、さっきよりもずっと大胆に舌を入れ返してきた。
俺はそれを、強めに吸ったり、甘く噛んだり、舌先で撫でたり、
こちらを追わせるように引っ込めてはまた出したりと、思う存分堪能していた。すると、
慣れてきたのか、真琴も同じように俺に返してくる。

「んっ・・んん・・・・。」

歯の裏側の歯列をなぞられると、腹の底から何かが這い上がってくるようなたまらない感覚に襲われる。

あぁ、すげぇ気持ちいい・・・。


静かだった空間は、気がつけば、
互いの荒い声と荒い息と、唾液の混じり合う生々しい音で満たされていた。



353:功介×真琴 35
07/12/03 10:48:31 E/i3VCm2
ディープキスとフレンチキスを交互にしながら、いつの間にか繋いでいた手を解く。
自由になった手で自分のシャツのボタンを外し始めると、

『ちょっと待ったぁ!』

と、真琴の手が伸びてきて、2つ目のボタンを外しかけていた手を止められた。

「・・・なんだよ?」
『脱ぐの・・・?』
「あ?・・・あぁ、とりあえず上をな。」
『わ、私も・・・?』
「お前、脱ぎたいのか?」

『へっ!?』

と、すっとんきょうな声をあげる。

「別に、全部脱がなくてもできるだろ?」

付け足すように、お前スカートなんだし、と指差し、
真琴の手を優しくどかして再びボタンに手を戻す。

中に来ていたTシャツも脱ぎ、半裸になった頃に、

『あっ、そっか・・・。』

と、背中の方で声がした。




354:功介×真琴 36
07/12/03 10:49:39 E/i3VCm2
『ねぇっ、私もシャツ脱ぐの!?』
「どっちでもいいよ。」
『わかんないよ、功介決めて。』
「じゃあ脱げ。」
『えーーーーーっ!?』

どっちなんだよ・・・。

『見ない?』
「見ないでどうやってやるの?ずっと目ぇつぶってろって?」
『だって・・・・・恥ずかしい。』
「そんなもんなの。」

俺だって、見るのも見られるのも恥ずかしいんだ。

それより、熱と高揚が冷めない内に先に進みたい。
真琴の肩に両手を伸ばし、

「脱がなくていいよ。」

「俺がやるから。」

『わっ・・・。』


そっと横にした。




355:功介×真琴 37
07/12/03 10:50:27 E/i3VCm2
あの時と同じように、指先がまたカタカタと震え出す。
直に真琴の身体に伝わることのないように慎重に外していくと、

予想どおり・・・じゃなくて、予想に反して豊かな胸と、シンプルな下着。

すぐにどうにかしてやりたかったが、わずかに残されている理性が懸命に食い止める。

怖がらせてはいけない。

そっと下着の上から手を寄せ、弱く揉みながら、額に、目尻に、頬に、口に、耳に、首に、キスをする。
指の腹から、ずいぶんと熱くなった真琴の体温と、早鐘のような心音と、言いようのない柔らかさを感じながら。

『っ・・・っ・・・!』

真琴の声にならない声が興奮をより誘う。
力任せに、乱暴に扱うことのないように、細心の注意を払いながら背中に両手を回し、
ホックを外した。

ゆさり、と大きく胸が揺れる。

『功介・・・。』


あぁ、心臓が口から飛び出しそうだ・・・。


一度大きく息をのんでから、ブラジャーを上にずらすと、
形の良い二つの乳房がこぼれ落ちてきた。




356:功介×真琴 38
07/12/03 10:51:15 E/i3VCm2
慎重に両手ですくい上げる。

うわ・・・。

それは、物心ついてからの十何年間の内に手にしたものの中で、最高の、極上の柔らかさだった。

鎖骨に、肩に、胸元に唇を落としながら、掌にしっかりと収まった滑らかな乳房を、
10本の指全てを駆使して、練るように、寄せるように、持ち上げるようにして、時間をかけて揉み解す。
それから、左胸の乳首に中指を這わせると、

『あっ・・・!』

と、大きく声を出して、身体を反らせた。

ここがいいのか・・・。

そのまま指の腹でやんわりと擦ると、

『やっ・・・ぁあ・・・。』

と、閉じていた目を更にきつく閉じる。

擦るスピードに比例してだんだんと硬くなっていく乳首に顔を寄せ、ペロリと舐めると、

『くぅ・・・っ・・・!』

と、身をよじらせた。





357:功介×真琴 39
07/12/03 10:51:58 E/i3VCm2
つい苛めたい衝動に駆られて、口に含んで間断なく舌でいじる。

『だめっ、やめてっ・・・功介ぇっ・・・!』


聞こえない。何も聞こえない、って言うか、聞かない。

お前だってやめてほしくないだろ?だからこうして、俺の頭に手を添えてるんだよな?


『はあ・・・んっ・・・!』

口の中では硬い乳首と、鼻や頬にぶつかるのはたっぷりと柔らかい胸。
両極端の感触にますます燃え上がる。


胸から顔を離し、はぁはぁとお互いの荒い息と熱い舌を絡ませ、
右手をスカートの中に忍ばせると、

『っ・・・!』

真琴はまた、ピクリと身体を震わせた。



358:功介×真琴 40
07/12/03 10:53:16 E/i3VCm2
下着の上から尻を撫でる。胸とはまた違う柔らかさ。
何回か優しく揉んでから、そっと前方に手をやり内ももを摩ると、

『ふっ・・・うっ・・・。』

脚をきゅっと伸ばし、身体を少し硬直させた。

右脚の付け根を真ん中3本の指で、右、左とかすめながら、
胸から腹の方へ身体の中心に一直線を引くように、ツ、と舌を滑らせ、へそを軽くつつく。

更に、きゅ、と下腹に力を込める。

猫のようにペロペロとへその周りを舐めると、

『やぁっ・・ん!』

と、俺の左肩をぎゅっとつかんで大きく身体を反らした。


この、直に身体を触られるのはたまらなく高揚する。


いよいよ、中指をクロッチ部分に押し当てた。




359:功介×真琴 40
07/12/03 10:55:13 E/i3VCm2
すまんが今日はここまで。続きはまた今度。

360:名無しさん@ピンキー
07/12/03 15:45:12 e22CCxaG
真琴が巨乳設定だ
実際巨乳だしな

「クロッチ」にマニアックさが伺えるw

361:名無しさん@ピンキー
07/12/04 10:19:08 0JqMg1Jc
読んでくれてる方どうもです。続きができたので投下。

362:功介×真琴 41
07/12/04 10:20:23 0JqMg1Jc
真琴がビクビクと震え出す。

割れ目を優しくなぞると、

『くぅっ・・・んっ・・・!』

と、肩膝を立てて堪える。

俺は、真琴の脚が閉じてしまわないように、
上げられた右膝の裏をすくうように持ち上げ、そのまま肩に担いだ。

『やぁっっ!!』

羞恥の反射で身をよじるが、隠すことはかなわない。
指を、そっと下着の中へと滑らせた。

『だめぇぇっっっ・・・。』


うわ・・・!
すげぇ・・・・・すげぇ濡れてる・・・!


胸を頂いた時の衝撃も激しかったが、こちらには本当に度肝を抜かれた。




363:功介×真琴 42
07/12/04 10:21:46 0JqMg1Jc
内心、今までの喘ぎが実は全部演技で、
こっちばっかり有られもない声を出してるんだったらどうしようと思っていたのだが、
そんな心配は無用だったようだ。

ほっとした、っていうか・・・・・、感じてくれていることがすごく嬉しかった。



クリトリスと、それよりももっと前にある突起を指の腹で交互にいじる。

『あっ、あっ、やぁっ・・・!』

今まで殺すようにして発していた真琴の声が、どんどん大きくなって、
つられるように俺も、さっきよりもずっと大きく、肩で呼吸するようになっていた。

指の動きを制限されるのがもどかしくなって、一旦指を抜き、膝の辺りまで下着を下げる。
手を戻す時に甲がクロッチに当たったが、そこも濡れていた。

真琴の反応を注意深く見ながら、どこがいいのか探り当てる。

クリトリスを擦り続けると、

『やぁあああっっ!!』

と、カクカクと下半身を揺らし始めた。




364:功介×真琴 43
07/12/04 10:22:59 0JqMg1Jc
たまんねぇ、たまんねぇよ、真琴・・・!

そのまま執拗に責めていると、ぬるりとした感触に誘われ、
指をもっと奥へ進ませると、

「うっ・・・あ・・・。」
『くぅぅっ・・・!!』

指がどんどん中に引き込まれていく。

すっげぇ・・・。

生温かく貼りつくような肉壁が、指を締め始めた。

潜らせるように薬指も入れて中指と揃え、招かれるままに指を締め上げるほど強い収縮の中を、
前後左右と動かしながら奥へ奥へと進ませると、ほぼ指の根元近くまで埋まったところで最奥に辿り着き、
そこから入口までの間を何度も何度も擦るように往復させた。


『あっ、あっ、あんっ、やっ・・・!!』

最初は奥歯で噛むようにしていた口は、いつの間にかだらしなく開かれている。




365:功介×真琴 44
07/12/04 10:23:52 0JqMg1Jc
しばらく出し入れを続けていると、

『そこっ・・・!だめぇっ・・・!』

と、一際大きく身をよじらせた。


ここがいいのかと、指先に少しだけ力を入れ、
だめだと言った「そこ」をピンポイントで突き続けると、

『そこっ、らめらってっ・・・やっ、あっ・あぅっ・・・!!』

と、だめだとやめてを何回か繰り返して、

『らめっ・・・やっぱり・・・ゃめないでぇえっ!!』

『やぁぁああああっっっ・・・・!!』

と、弧を描くように大きく身体をのけ反らせ、身体をビクビクと震わした。


「はぁっ・・・はぁっ・・・。」

すげぇ感じてたな・・・。


痛みを感じるほど締め上げられていた指を、真琴の力が抜けていくのと同時に抜く。



366:功介×真琴 45
07/12/04 10:25:40 0JqMg1Jc
少し名残惜しくてまたすぐに指を戻そうと、たっぷりと濡れていた真琴に宛がい、
つぷ、と中に押し入れると、

ちょ・・・ちょちょちょ・・・!!

さっきよりももっと、ずっとずっと溢れていた。

も、もしかして・・・・・・・イッたのか・・・・・・・?

動揺して慌てて指を抜き、肩に担いでいた脚を下ろしてやると、
真琴は恥ずかしそうに、両手で顔を覆っていた。


昔どこかで「どんな女でも抱けば女に見えてくる」という、無名の詩人が残した名言めいた言葉を目にしたことがある。
当時の俺はそれを見て、浅い迷言だ、と馬鹿にしていた。

今は、馬鹿にはできなかった。



頭の中でそんなことを思い出していると、

『あーーーーーーーっっ!!』

真琴が急に大声をあげて、飛び起きた。




367:功介×真琴 46
07/12/04 10:27:01 0JqMg1Jc
「なっ、なんだよ!?」

ただでさえいけないことをした気分で少し参っていたのに、ただごとじゃない様子に変な汗が出る。

『ど、どうしよう、功介!?』


『ゴム持ってない!!』


「・・・・・・・・・お前な・・・。」

そんなことかよ!!っつーかどこまで見切り発車なんだよ!!

『功介持ってる!?』
「・・・・・・・当然だ。」

サイドテーブルを引き寄せ、ボックスティッシュを1枚抜いて指を拭き、
一番上の引き出しの奥の、ずっと奥から手探りで取り出し、

「ほらよ。」

と、真琴に見せて、テーブルの上に放った。


ほっ、と安堵の表情を浮かべる。




368:功介×真琴 47
07/12/04 10:28:11 0JqMg1Jc
『さっすが―。』
「医学部目指してるやつは違う、か?」

笑顔で言うと、

『ヘヘヘ・・・。』

と、照れたように笑った。



やれやれ・・・。
なんで真琴にコイツの隠し場所まで教えてやらなくちゃいけないんだ・・・。
ってかあいつ、俺が持ってなかったらどうするつもりだったんだ・・・?

真琴にチラリと目をやると、中途半端に着ていた衣服―下着も靴下も全て脱いで、ベッドの下に放り投げ、
シーツを胸から纏っていた。


こちらも中腰になり、ベルトを外す。

大体俺、笑顔を作ってる余裕なんかほんとは全くないんだからな・・・!


「真琴。」


ごめんな、もう限界なんだ。



369:功介×真琴 48
07/12/04 10:29:16 0JqMg1Jc
「ごめん・・・・・ちょっと、触って。」

恥ずかし過ぎて、顔を見れなかった。

もう本当にどうにかしてほしい。
ディープキスの辺りから、既にガチガチに硬くなっていた。

ズボンを膝まで下ろすと、真琴が恐る恐る手を伸ばす。

『で、でもっ・・・どうやって・・・?』

こちらも手を伸ばし真琴の手を取って、ボクサーの上から握らせた。

『っ・・・!!』

わかる、わかるぞ真琴。
お前が何を言いたいのかよーくわかってるぞ。
男は皆こうなるんだ、何も俺だけじゃない。
お前の大好きな千昭だって例外なくそうだ。
だから、

『功介・・・!』

『か「言うな。」


370:功介×真琴 49
07/12/04 10:31:39 0JqMg1Jc
真琴が今どこを見ているのかはわからないが、俺はとにかく真琴に顔が見えないように頭を下げた。
真琴の手の上に自分の手を重ね、指南するように擦ってみせる。

自分以外の誰かに触らせるのは、初めてだった。

「っ・・・・はっ・・・。」

自分で触っているのとは全然違う感覚にたまらなくなって、もっと刺激と快感を得たくて、ボクサーも脱いだ。
先から、ツ、と糸が引くのが見える。

あぁくそ・・・。俺も負けじと濡れてんな・・・。

もう一度真琴の手を取って直に握らせ、軽く上下に扱き出す。

「はぁっ・・・はっ・・・!」

『功介・・・すごいよ・・・。』


わかってるよ、わかってるから、頼むから声に出して言わないでくれ。


射精を促すように迫り来る快楽に、まだ・・・、と懸命に耐えていると、

「くっ・・・ぁああっ・・・!」

脳天を突き抜けるような電流が身体中に走った。



371:功介×真琴 50
07/12/04 10:33:14 0JqMg1Jc
見れば、亀頭をグリグリと親指で弄っている。

「ぅあっ、く・・・!」

どうして初めてなのにそう果敢に攻めて来れるんだ!?

膝から下が震え出す。

本当は、あんなこともこんなこともしてほしい。だけど、
現実には身体が理想に追いつかない。

真琴が、竿の中ほどを持っていた手を根元付近へと握り直し、くいくいとテンポよく扱き出した。

だめだ、抵抗できねぇ・・・。すっげぇ気持ちいい・・・。

「はっ、はっ、はっ、はっ・・・!!」

声に合わせて上下するスピードが速くなる。

「くぅっ・・・あぁあっ・・・!!」

先走りが滴り始めたところで、急いで真琴の手を止めた。


「はぁっ・・・・はぁっ・・・・はぁっ・・・。」


ドクドクと、心臓が鳴り響く音と血液が身体中を巡る感覚が混同する。



372:名無しさん@ピンキー
07/12/04 10:36:03 0JqMg1Jc
すまんが今日はここまで。続きはまた今度。
ってか無駄に長くてすんません、多分次で終わると思うんで。


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