07/06/30 22:58:47 3vfiJomJ
【202号室 相澤 亜璃栖(あいざわ ありす)】
三郎が病室に入ると、すん、と少女が啜り泣いていた。
「だっ! 大丈夫!?」
挨拶も忘れて彼が駆け寄ると、その病室にいた少女、亜璃栖(ありす)は慌てて涙を拭った。
「ごめんなさい、変なところ見られちゃった」
病室のベッドに横になっている彼女は、そう言ってから、儚い笑みを浮かべた。
こうして療養するパジャマ姿の彼女は、当たり前の話だが子供だった。20才などといわれて信用する
者もいるはずがない。
きりりとした眦(まなじり)は、普段ならば彼女を気の強い女の子に見せる効果があるだろう。
それでも、先ほどの涙を見てしまった後では、儚い子供であることをアンバランスに強調しているに
過ぎなかった。
「やっぱり、痛むの?」
三郎がそう聞くのを、首を振って否定してから、彼女は言った。
「アソコも、痛いことは痛いけど、でも泣くほどじゃないよ」
意味ありげな言葉の返しに、三郎は戸惑った。
正直、子供とはいえ、女の子が泣いている理由をあれこれ詮索するというのは、無粋であることは
重々承知。
それでも、放っておけない性分を持っている。
三郎がぼりぼりと頭を掻きながら、事情を聞こうか、聞くまいか、ちょっとした葛藤をしていると、
向こうの方から話し出してきた。
「私ね、さっき、フラれちゃった」
彼女が途切れ途切れに、話し始めるのを、三郎は相づちを打つこともせずに黙って聞いていた。
「付き合ってた人、年上の社会人なんだけどね」
ぽつり、ぽつりと紡がれる彼女の言葉をつなげて、三郎は彼女の事情を少しずつ察していく。
彼女と付き合っていた男性は、12才である彼女よりも10も離れた社会人で、
半年前に街で知り合ったのだという。
他愛のない、ちょっとしたハプニングで知り合った彼に惹かれ、つきあい始めた。
まだ小学生の彼女からすれば、大人の男、その仕草言動すべてが新鮮で、あこがれであった。
そうして彼女は、しばらくの交際の後、身体を許した。
子供だと扱われるのを嫌い、彼の欲望に応じるまま身体を重ね少しの時間が過ぎたとき、少女は彼の秘密を知った。
「借金があったの」
655:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:00:21 3vfiJomJ
12才の彼女の日常からは懸け離れた金額。実際のところ、その男に返済不可能な額ではないと
三郎は思った。
それでもこの少女は、その金額を聞いて、彼を助けたい、と思ったのだという。
そして決意し、この番組に出場した。
「この番組でもらえるお金があったら、けっこう楽になるみたいだったから」
そして彼女は番組に出場し、三郎に抱かれた。
そこまで話を聞いて、三郎は、ようやく彼女に最初の疑問を尋ねることが出来た。
「それが、どうして振られたの?」
その問いに、彼女は、笑って答えた。
「私が彼を、コケにしたから、・・・みたい」
その笑みは、気持ちを押さえつけ、心に無理を強いた、寂しい笑みだった。
番組収録のセックスに於いて、彼女は、自分の恋人の名前を出し、その男よりも三郎の方が
凄いセックスをする、というような言葉を叫んだ。
それをスタジオの片隅で見ていた彼はショックを受けたのだ。
お前は淫売だ。
恋人以外の男に媚びるスベタなんだ。
誰にでも股を開いて、セックスできれば満足のメス豚だ。
それが数分前、病室に来た男の言った、すべての言葉だった。
656:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:01:38 3vfiJomJ
いくら何でもそれはないだろう、と三郎は思った。
男のために尽くして身を売った恋人に、その言葉はないだろう、と。
しかし、その少女と恋人は、三郎にとっては深い知己でもない。
二人の関係に口出しする義理もない。
しかも、その原因の片棒を担ぎ、少女にあられもない言葉を叫ばせたのは、他ならぬ三郎である。
端で聞くだけの彼女の恋人の言葉に憤っても、彼にはそれ以上、どうすることも出来ない。
だが、そんなポーカーフェイスに向かない三郎を見て、亜璃栖はクスリと笑った。
そして、気にしないで下さい、と言ったあと、
「私が、まだまだ子供だったんだ」
そう言って、今度は晴れ晴れと、笑った。
出演報酬はすでに男の口座に振り込まれた。だが亜璃栖は、それでいいのだという。
子供だった自分の、初めての恋。
過ぎ去ってみて初めて分かったこともある。
自嘲も、後悔も、恨みも失望も、そんな物すべて飲み込んだ晴れ晴れとした笑顔で。
「ちょっと私、背伸びしてたみたいだね」
その笑顔を、空元気のように感じた三郎が声を掛けようとするのを制して、彼女は言葉を続けた。
「だいじょうぶ、心配しないで。
こうみえて、けっこう強い女の子なんだから、私」
そうして彼女は、見る者の心を蕩けさせる少女の笑みで。
「また新しい恋、探してみようかな?」
最後は自分に語りかけるように、そう言った。
【亜璃栖エンディングフラグ】
657:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:02:53 3vfiJomJ
【206号室 牧田 まゆり(まきた まゆり)】
ひとつ、聞きたいことがある。
「あのさ、あのとき言った言葉、覚えてる?」
目の前の、ベッドに横たわる小学6年生の少女。
緩いウェーブのロングヘアを簡単な三つ編みに編み込んで、上品な笑みを浮かべている。
年端もいかない、といって形容してしまえば、その後ろ暗さを感じて三郎は目を背けてしまいそうになる。
だがそんな上品な雰囲気を醸し出す少女であっても、三郎は彼女が大人であることを知っている。
なにせ、昨日彼女を抱いて、絶頂にのたうつ女のイキ顔をはっきり見てしまったからだ。
三郎は彼女、牧田まゆりの病室を訪れてからしばらくのやりとりを済ませ、彼女の身体が大丈夫なのか、容態を確かめたあとにようやく話を切りだした。
「『やっぱり』人間の男の方がいい、って言ったよね?」
自信なげに、三郎が尋ねる。
たかが、言葉のあやだろう。しかも、セックスの最中、その最後の盛り上がりに気分が高ぶって思わず発した言葉。
少々言葉尻が怪しかろうが、些末なことだ。
だが、その『やっぱり』が、人間の男と何を比べているのかが、非常に気になる。
あくまで、わざわざ、『人間の』と言っている限りは、その比べる何かは、人間ではないのだ。
三郎は恐る恐る、そのことをどのように聞けばいいのか、手探り模索の末、言葉を選んでいると。
彼女、まゆりは答えた。
おっとりと。
「はい、やはり『イヌ』より人間の方がキモチイイですよね、セックスの相手は」
658:名無しさん@ピンキー
07/06/30 23:03:40 3vfiJomJ
彼女が言うには、セックスの興味に負けて上級生と関係したのは、小学5年生の頃。
それから何度か、その上級生、そしてクラスメイトと交わったが、満足のいくセックスではなかった。
今だから、と彼女は答えるのだが、やはり相手は子供であり、男性器も小さかった。
しかも経験が浅く、女性を喜ばせることなどに気が回らない。
それを言うなら、と三郎も思うのだが、この少女、まゆりだって子供だ。
女として成熟していない身体で得られる快感など、たかが知れているだろう。
だが、たった数回の、限られた年齢の男との情交で彼らを見限ってしまった彼女は、
それでもつきない性の興味から、禁断の快楽を得てしまった。
「なんだか、飼っている『ポチ』のアレが、気持ちいいんじゃないかって思えてしまって」
で、試してみたらしい。
三郎は、それで良いのか小学生、と頭を抱えた。
「でも、これでやっと、まともなセックスに戻れそうです」
なんだか朗らかに、まゆりは言った。
イヌとの性交、などという不条理な行為を否定したわけだから、それでいいのだろう、と三郎は納得する。
自分とのセックスによって、普通のセックスを見直してくれたというのならば、それはそれで甲斐もある。
・・・まぁ、この年齢でそれほどセックスにのめり込むというのも考え物だが。
「そういうわけで、リハビリといってはなんですが、今度また私とセックスしてくださいね?」
それで良いのか、小学生?!
【まゆりエンディングフラグ】
659:名無しさん@ピンキー
07/07/01 00:50:29 yEeA0VGC
他のスレってどこさ?
ちょっぴり気になる。
みんな入院か?
660:名無しさん@ピンキー
07/07/01 02:28:24 +6EwxXpY
>>659
■ものすごい絶倫キャラが女を次々壊すエロパロ■
本スレエピローグきてくれー!
661:名無しさん@ピンキー
07/07/02 00:18:54 7xx+flK6
>>660
イクよw
662:名無しさん@ピンキー
07/07/02 07:02:45 kxuMPyeE
【303号室 山代 八重(やましろ やえ)】
「私、捨てられてしまいました・・・」
病室のベッドに半身を起して横たわる少女は、まるで人形だった。
三郎が少女を見舞うと、音の一つもしない部屋に、彼は招き入れられた。
窓から聞こえる街の音も、ずいぶんと遠い、別の世界の音のようだった。
その少女は、二十歳という聞いていた年齢をまともに取り合うのも馬鹿らしいほど、幼い風貌をしている。
艶のある長い髪、細い顎と大きな瞳、そして小さな唇と、確かに人形のような愛らしさがある。
だが、そんな整ったパーツのことをさして人形と評するのではなく、人間から何かが抜けてしまった心許なさが彼女から感じられて、三郎には人形のように思えた。
三郎が声を掛けても、何も反応すること無かった少女、山代八重(やましろ やえ)は、彼の言葉が途絶えてからしばらくの間を空けて、先ほどの言葉をようやく口にした。
三郎はその言葉に、なんと言って返してやればいいものやら、逡巡したまま息を呑むことしかできなかった。
「あの人にとっては、私は玩具みたいなものだったんです」
彼女の視線は、やや斜め下に落とされ、自分の居るベッドを眺めるわけでもなくただぼんやりと。
「捨てられた玩具なんて、もう誰も欲しがったりしません」
本当に、少女は人形のような生気の抜けた瞳で、ぽつりぽつりと零すように言葉を連ねていく。
彼女の身の上や、番組に出た動機、そして今、こんなに力を失ってしまった理由。
そのいずれも知らない三郎は、彼女になんと言って声を掛ければいいのか、分からない。
ただ無責任に、「元気出せよ」と声を掛けることが、彼女のために良いことなのかが分からない。
ただそれだけの言葉で、自分の心が満足するのか、分からない。
ただの一時、番組の収録という何とも味気ない出会いの末、お互いの気持ちを伴わないセックスをした、というだけの二人。
三郎は、彼女に関わるのならば、気持ちを正しく据えてからやらねばならない、と、なぜかそう思えた。
【八重エンディングフラグ】
663:名無しさん@ピンキー
07/07/04 00:36:17 +EI1ytmY
てst
猟奇作品なので苦手な人は注意してね(;´Д`)
664:名無しさん@ピンキー
07/07/04 00:42:09 +EI1ytmY
部室は女子高生の青い汗の匂いに満ちていた。
大会を前にユニフォームを纏ったチアリーディング部員達は、その日奇妙なモノを見た。
大きな人間の目が一つ。同じく口が一つ。それだけが空中に浮いていた。
余りに唐突な「それ」の出現に、彼女たちはしばらくぽかんとするだけであった。
そんな少女たちに怪物は表情だけで挨拶をした。
次の瞬間、何も無い空間から無数の手が現れると、少女たちに襲い掛かった。
瞬く間に数人の少女が頚椎を捻り壊され、さらに何人かは大きな口に呑み込まれる。
全てのことが終わるのにコンマ数秒もいらなかった。
死んだ娘たちには気の毒だが、怪物は外見の良い者以外を間引いたようだった。
残った少女は6人。
驚きと恐怖で一様に顔が固まっていた。
それを怪物はニヤニヤ笑いながら眺めていた。
陽子はいつの間にか絶叫を上げていた。
心が何かで飽和するのを感じる。
彼女はドアに向かってひた走った。
・・・が、その試みはドアまで残り数十センチで頓挫した。
後ろに束ねた髪を掴まえられてしまったのだ。
そのまま引きずり回し、思いっきり壁に叩きつける。
さっきまでの上機嫌とうって変わり、怪物は明らかに不愉快な表情をしていた。
制裁は速やかに実行された。
数本の手が少女の腰を無理やり高く上げさせ、そのうち一本が尻を打ち始めたのだ。
スパンキングなどという生易しいものではない。
それほどの力でそれは打ち続けた。
「きゃあっ!あっ!痛いっ!うあぁっ!」
少女が悲鳴を上げる。
チア特有の短いスカートも下穿きも破れ、瑞々しい尻はすぐに内出血で赤黒くなった。
やがて叫ぶだけの力も無くなってきた頃、怪物は打つのをやめた。
陽子はただぐったりとしていた。
尻には血が滲み、全身は脂汗でぐっしょり濡れていた。
束ねていた髪は完全にほどけ、濡れた体に貼り付いていた。
「・・・ひっ・・・えっ・・・うえぇっ・・・」
小さな啜り泣く声だけが部屋に響き、それ以外は静寂が支配した。
その様子を見て怪物は得心したように頷いた。
空間から、今度は無数の触手群が現れる。
それらは陽子に殺到し、膣から肛門から体内へと侵入した。
突然の侵入に少女の体が大きく震える。
小さな穴はたちまち裂けて血まみれになった。
そのまま触手達は抽送を繰り返す。
「・・・うあっ・・・うあぁ・・・」
少女はただ力なく呻き、痛みに体を震わせた。
やがて触手達は動きを速め、体内に濁った液体を吐き出した。
それらはすぐに別の触手と交代し、同じことを繰り返し続ける。
傷ついた部位を抉られる度、陽子の目からは大粒の涙が零れ落ちた。
665:名無しさん@ピンキー
07/07/04 00:43:03 +EI1ytmY
行数の最大値が大体分かりました。
㌧クス。
666: ◆.ubINewZZs
07/07/04 22:04:27 5uPmjzZ1
12345678910123456789101234567891012345678910123456789101234567891012345678910
667:テスト
07/07/04 23:22:49 Zc5TYlDt
「……『ジトウ・ラ』様……指ではなく……お……おチンポを……おチンポを下さいませ……」
軽くほくそ笑むと『ジトウ・ラ』は、その場に起ち上がり腰履きを一気に引き下げる。
そこには、通常の『ヒト』では有り得ない程の亀頭の大きさ、陰茎の長さを誇る淫棒が聳え立っていた。
シズカは眼前に現れた淫棒に向かい、腰を左右にくねらせ近付いて行く。
<<グイッ>>
腕を使えないシズカの頭を『ジトウ・ラ』は淫棒まで引き寄せた。
シズカは淫棒に頬擦りすると、瞼を閉じ……長い吐息を漏らす。
存分に淫棒の熱さを感じたシズカは顔を横に倒し、淫棒の下に潜り込むと、袋皮を軽く口に含んだ。
袋皮を唇で甘噛みし前後左右に動かし味わう。
続いて大きく口を開け袋皮を吸い込み、内塊を「コリッ」と刺激する。
「ウ、ゥゥ、アァ!」
『ジトウ・ラ』が軽く喘ぐのを聞き、シズカは唇を淫棒の根元に移した。
唇を半開きにしたまま、淫棒の側面を上下にゆっくり扱く。
「ォオ、オ!」
シズカは舌先を尖らせ、淫棒の裏筋に沿って下から、何度も何度も舐め上げる。
亀頭裏の筋は、特に舌先を尖らせ上下に素早く運動させ、しつこく味わった。
「グッ、オォ、イィゾ、アァー!!」
『ジトウ・ラ』の悦びの声を聞き、シズカの秘蕾は大きく腫れ、花弁からは湯水の様に甘蜜が溢れ出した。
シズカの舌先は亀頭の裏筋から雁裏へと回り込み、何周も往復し、やがて尿道口へ達した。
尿道口は舌先を尖らせ突き刺す様に、亀頭は舌を大きく拡げ全体を舐め上げる様に、交互に攻め立てる。
そして、シズカは口内に十二分に唾液を溜めると、子供の拳程も有る大きな亀頭を口に含んだ……
668:テスト2
07/07/04 23:24:29 Zc5TYlDt
「……あぁぁぁぁ……そこっ……そこイイィィ……つ……突いてえぇぇぇぇ……」
淫棒の侵入角が変わり、前方側の内壁……恥骨の裏側に有る、充血した膨らみに亀頭が当たる。
淫棒を上下する度に亀頭はシズカの恥骨の固さを感じ、そこから下に反る様に淫棒が膣奥に侵入した。
『ジトウ・ラ』は眼前に晒された結合部に手を伸ばし、シズカの秘蕾を親指で上下に転がし弄ぶ。
「……ひ……ひぃいぃぃいい……もっと……もっとぉぉぉぉ……」
更に『ジトウ・ラ』は人差し指と親指で、シズカの秘蕾を摘んで「コリコリ」と左右に回す。
シズカの秘壺口が『ジトウ・ラ』の指の動きに呼応して、淫棒をキツく締め上げた。
「……ひぃぃいい!!……ぃい……ぁぁぁぁああああ!!……逝っちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
『ジトウ・ラ』は更に激しく内壁の膨らみに亀頭を突き当て、秘蕾を摘む指に力を込めた瞬間……
<<……プ……プシュジュジュジュジュジュゥゥゥゥ>>
シズカの排泄器官から透明な潮が噴き出し、弧を描いて『ジトウ・ラ』の腹部に降り注ぐ。
シズカの膝は「ガクガク」と痙攣を始めて、脱力し切った躯は『ジトウ・ラ』の膝に仰向けで倒れ込んだ。
二度目の絶頂を迎えると共に、シズカは虚ろに宙を見つめたまま、再び意識を失った。
<<ヌチュル>>
『ジトウ・ラ』は淫棒を秘壺から引き抜くと、そのままシズカの躯を仰向けで地面に横たわらせた。
まだまだ、射精するには物足りない『ジトウ・ラ』は、再度シズカの秘壺への挿入を試みる。
シズカの足首を掴み「グイ」と拡げると、シズカの秘壺口に亀頭を添え、腰に力を込めた。
<<ヌプ……ズリュズズズズッ>>
だが『ジトウ・ラ』の亀頭は更に巨大に張り詰めており、秘壺への侵入が困難な程だった……
669:テスト3
07/07/04 23:25:30 Zc5TYlDt
<<ビグンッ>>
『ジトウ・ラ』の手に更に力が入り、シズカの秘壺内で淫棒が揺れた……
「嫌…!?……だ……駄目ぇぇぇぇ!!!!抜いてぇぇぇぇ!!!!」
「ウオォォォォォォォォッー!!!!」
「お願いぃぃぃぃっ!!!!外に!!外に出してぇぇぇぇ!!!!」
『ジトウ・ラ』は無意識にシズカの脚を力一杯押し拡げた!
<<メギメギィィィィ……ゴギリッッッッ>>
……鈍い音が鳴り響く……
「あぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
シズカが顔を歪め、苦悶の声を上げた瞬間……『ジトウ・ラ』の亀頭が凄まじい力で子宮を突き上げた!
<<ドビュッッ…ドビュビュビュビュゥゥゥゥ>>
亀頭から放出された白濁液が、勢いよく子宮に当たり秘壺全体に逆流して行く……
「……お……お願い……外に……」
現実を受け入れらないシズカは譫言の様に呟き続けていた。
<<ズチュプ……ドロドロドロドロ>>
シズカの秘壺から淫棒を引き抜くと、夥しい量の白濁液が秘壺口から肛門を伝い地面に垂れ流された。
脱力した『ジトウ・ラ』が足首を手離すと、シズカの脚はあらぬ方向に開き……力無く倒れた……
670:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:39:36 KXSxuzQU
INTERLUDE #01
子供のころ 星が降った夜を 覚えている
隕石を撃ち砕くために むやみに大きい大砲が作られ
それをめぐって 戦争が始まったことも
戦争など 遠い国の出来事
テレビの中の物語に過ぎなかった
あの夏の終わりの日 ふいに身近に姿を現すまでは
いつものように学校に向かう道 私は空を見上げた
遠雷のような轟き
はるかな頭上 飛行機雲たちが
互いに回り込みあい 複雑なループを描いていた
美しく遠い空の戦い
私は 飽くことなく ながめ続けた
轟音
背後の丘をかすめて 先鋭なシルエットがよぎる
追いつ追われつ 急上昇していく戦闘機たち
逃げる機が 炎とともに揺らぎ
湖につき出た岬へと 堕ちていった
我が家のあった場所
なつかしい家族は もはや記憶の中にしかいない
戦果を確認する 撃墜者の機体に
黄色で『13』の文字が 描かれていたことを
私は けっして忘れない
敵軍は進撃をつづけ
連合軍とやらは 海の向こうに退き
私たちの町は 大陸の中央にあって
深い孤独に取り残された
671:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:40:11 KXSxuzQU
INTERLUDE #02
戦争は瞬く間に進んだ
いつの間のことだったのだろう
西から来た軍隊に 町が占領されたのは
私は そんなことにも構わず 来る日も空を見上げ
あの『黄色の13』を 見つけようとしていた
気がつけば 全てが変わっていた
学校で習う言葉・・・
呑気な町の巡査は 姿を消し 外国の憲兵が代わって立った
はじめのうち人々は パラボラアンテナを掲げ
ノースポイントからの放送を 見ようとしていたが
やがて 衛星が破壊されたのか 何も映らなくなった
軍事用以外のすべての コンピューター・ネットワークは 遮断され
占領下の市民へのガソリン供給は滞った
21世紀のこの世が 鉱石ラジオと 荷馬車の時代に 逆戻りした
私は 町中に住む叔父の家に 身を寄せていた
ガソリン無きタクシー運転手である 叔父は
仕事も無く ひたすら酒に溺れていた
私は 近所の酒場で 得意の
ただひとつ得意であるところの ハモニカを吹いて
意地悪な占領兵の施すチップを得ては
叔父の家計を 助けねばならなかった
叔父は敵兵相手に商売する 酒場の親父の陰口をたたきながら
しかし 私の持ち帰る 日々の実入りを 拒むことは けっしてなかった
私は-といえば 実のところ
少しばかり年上の 酒場のひとり娘に 心奪われていた
「黄色の13」を記した戦闘機は 今日もこの町の空に現れない
672:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:40:47 KXSxuzQU
INTERLUDE #03
ある夜 突然 陽気な一団が 酒場へなだれこみ
陰険な陸兵たちを追い出して その場を占領した
私にだってわかった
彼らの袖のワッペンは 誇り高き航空兵の徴だ
冗舌な中年男が 各人の本日の戦果と これまでの撃墜数を発表してゆく
累積撃墜数が5機に達した者は 頭から 酒と 称賛と やっかみを 浴びせかけられた
5機墜とせば “エース” と呼ばれるのが 彼らの習わしらしい
それらが ひとわたり済んだあと その男-中隊副官の准尉が言った
「そして 我らの隊長の 本日の戦果!」
騒ぎをよそにギターを爪弾く 寡黙な男を 皆は振り返った
先程から 私は このギターの音色が 気に入りはじめていた
「我らが『黄色の13』は 今日も3機を墜とし―総撃墜数64!」
ギターの男は 少しはにかんだ顔を私に向けそのハモニカと合奏しようと言った
私はハモニカをくわえ 彼は新しい曲を弾き始めた
私は ついに『彼』を見つけたのだ
そして - だが何故かそれは
私の亡き父が 一日の終わりに 好んで 弾いていた曲だったのだ
673:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:41:18 KXSxuzQU
INTERLUDE #04
町外れの麦畑に 建設中だった 高速道路
その建設が決まったとき 町長が得意げに演説したことを覚えている
ただ 町の横を素通りするだけの道であったのに
それが 占領軍の野戦滑走路となり
工事途中のトンネルが 掩堆壕となっていた
それが「彼ら」の基地だった
彼らは あの落ちて来る小惑星を 撃ち落すために作られ
結局はこの戦争を引き起こす 元となった 大砲を防衛するため
選りすぐられた飛行中隊
訪れる敵機も絶えた今では 時に応じ ほかの戦区にも 派遣されていた
私は『黄色の13』に向けるための ナイフをしたためた
酔った敵兵の懐を狙い 拳銃さえ手に入れた
面と向かって 突き付けるべき 言葉も胸にした
だが それらを携えたまま 『13』に近づくことは 出来ない
いつもそばに控える 二番機パイロットが 穏やかな表情のうちに
地上にあっても 一切の危険を彼に 近づけぬ態度を 毅然と示していた
彼らのかなめである『13』の犯し難い横顔
常に5機だけを選んで飛び
自らの撃墜数より すべての列機を 必ず連れ帰ることを誇りにする男
彼の操縦が どれほど優れていたか 私がそれを語るのは難しい
だが 一度だけ たしかに 地上から目にした
同じカーブ同じタイミングで 旋回する5機編隊で
彼の機だけが 鋭く飛行機雲を引いたのだ
自分が墜とした 弱すぎる敵を 哀れむその心
いつの日か 対等の敵が現れ 技の限りを尽くせるなら
たとえ墜とされても 恨むことはない
彼自身がそう言ったのだ
長い時間を彼らと過ごすうち
私は やがて彼らの中に 家族の居心地を見つけている
私はもう 彼らの間を離れられない
674:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:41:52 KXSxuzQU
INTERLUDE #05
いつしか私の保護者であるはずの 叔父は 姿を消していた
酔ったあげくの不穏な言動で 秘密警察に連れ去られたのか
自ら失踪したものか
寄る辺をなくした私は 黄色中隊の一員のように暮らしている
敵兵相手に商売し 皆から軽蔑される酒場の親父は
実は 一家そろって 抵抗運動のメンバーで
客に来る敵兵から 情報収集をしていたのだ
彼女は 私をかばった
だがそれは 私の幼さゆえのこと
実は英雄的だった酒場の一家
それにくらべ 敵の中に 安住の場所を見つけている私
675:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:42:23 KXSxuzQU
INTERLUDE #06
「もうすぐよ もうすぐ始まるから」
酒場の娘は 私に耳打ちした
抵抗運動の一員である彼女は 連合軍の大陸進攻を 心待ちにしている
「助けが来たら この人たちはどうなるの?」
私の問いに 彼女は顔をしかめた
「もちろん追い出してやる! 私たちの町から!」
だが・・・・・・彼女が 心底そう望んでいないのを 知っている
彼女は『13』に心を寄せていた
そのくらい 二番機を 見つめる 彼女の嫉妬の目でわかった
ほかのパイロットは入れ替わっても
替わることのない 不動の二番機
地上にあっても 片時も 彼のそばを離れぬ『黄色の4』
彼女は 隊内唯一の女性であり
『黄色の13』から 絶対の信頼を おかれた 護衛機なのだった
『13』は いっさいに無頓着に
昨日の空戦で現れた敵の “見所ある奴”の 飛びっぷりを寸評している
「もう少しだ」
「こいつ もう少し生き延びれば 俺の前に出られるほど上手くなるのだが」
だが敵に そんな幸運などないと
『13』の目が 悲しんでいる
676:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:42:55 KXSxuzQU
INTERLUDE #07
陸用爆弾が 彼らの基地に運び込まれる
あんなもので戦わねばならない相手が 来たのだ
中隊の滑走路が 抵抗運動に破壊された
『黄色の4』が軽傷を負った
滑走路は 補修できるが 予備機材がやられたのは痛い
連合軍の上陸以来の混乱で 補給は絶え絶えになっていた
整備長が 私などを相手によく そうこぼしていたから知っている e.
「上がってからのことは恨みっこなしだが 飛ぶ前にやられるのは腹が立つ」
『13』の気持ちは 私にもよく分かる
ストーンヘンジ空襲の報が入る
『4』も上がって行く
爆装などしない 軽々とした身で
だがそれは交換すべき部品を 取り替えぬままの機体だったのだ
677:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:43:26 KXSxuzQU
INTERLUDE #08
『4』を失い―
しかし 決して表には出されぬ『13』 の悲しみ
私はそれを知ってしまった
彼は 静かに 『4』の遺品の ハンカチを見つめていた
私に見られていることに 気づいた彼は言った
「理由はどうあれ―」
「不調機で上がった者に文句は言えん ―どんな場合でも」
「操縦者が自分で負うしかないことなのだ」
それから彼は 彼女と出会ったころの話を始めた
教官だった彼に教え込まれる前の
まだ戦う操縦士ではなく ただの娘だった彼女の話を
それは誰に向けた言葉でもなく―
しかし この世に語り残して おかなければならない 大切な記憶として
彼女が残したハンカチの かすかな香水の香り
中隊のパイロットも大分入れ替わった
熟練者は 他部隊に引き抜かれ 飛行時間の足らぬ新人ばかりが 補充される
『13』は司令部からファクシミリで 届いた連合軍の新聞を張り出す
ストーンヘンジを破壊した パイロットを称える記事だ
『13』は言った
「称えるに値する」
「敵にもこういう奴がいる」
「姑息な破壊活動をする ヘドの出る連中ばかりではないのだ」
酒場のひとり娘の顔が歪むのを 私は じっと見逃さない
私たちの町を目指し 連合軍が近づきつつある
678:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:44:04 KXSxuzQU
INTERLUDE #09
連合軍の進撃に追いやられ 撤退してきた諸部隊が 町にあふれる
病院の屋上に陣地を築いた高射部隊に 『13』は静かな怒りを燃やしている
灯火管制で 明かりが絶えて久しい 夜の町
酒場の娘は 爆撃誘導用のレーザー発振器を仕掛けようとして―
敵に発見された
それは『黄色の13』だった
彼は知ってしまった 中隊の滑走路を爆破した者の正体を
憎むべきスパイは 身近な者だったのだ
「僕らの町を出て行け 侵略者め!」
私は そんな言葉を口にしていた
こんなにも歪んだ彼の顔を はじめて見た
「そんなに 俺たちが憎いか」
私たち二人とも かぶり振ることも うなずくことも出来ない
長い長い時間ののち 彼は言った
「行け!」と
翌日からも彼の態度は変わらない
質が落ちた燃料のせいで 吹き上がりが悪いと
相変わらず 整備長に注文を付けている
連合軍が間近に迫ったとき
抵抗運動の手で 町の灯火管制は 一斉に解除されることになっている
679:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:44:39 KXSxuzQU
INTERLUDE #10
-歌声
町は解き放たれた
夜間空戦の時 低空機に俯角射撃し 町並みを吹き飛ばした高射砲兵が-
市民軍に捕まっている
『彼ら』も撤退し その棲み処は もぬけの殻でしかない
久しぶりに 連合軍機が頭上を飛んでいる
『13』が待ち望む 運命の敵機も-
あの中にいるのだろうか
もし 二機が出会ったなら 何が起こるのだろうか
私は 敗走する敵兵に交じって 中隊の後を追う
680:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:45:15 KXSxuzQU
INTERLUDE #11
『黄色の13』の肉体は大空に消え 地上に戻ることはない
彼の消えた空中から ただ一枚の ハンカチが舞い落ちるのみ
うっすらとした香水の香り。
はるばる中隊のあとを追って来た 酒場の娘と私は それぞれの思いとともに ハンカチを埋めた
それが『13』の墓なのか 『4』の墓なのか もはやどちらでもよい
彼らの記憶は混沌となり ひとつの夢となって 現実の舞台を去った
その日 降伏勧告が受諾され 戦争は終わった
681:名無しさん@ピンキー
07/07/05 01:45:55 KXSxuzQU
INTERLUDE #12
心地よく鼻をくすぐった ジェット燃料の 燃える匂いもかすれ果てた
『黄色中隊』の野戦滑走路も 今では ただの自動車道にすぎない
私は今 手紙を書いています
あのむなしかった戦争の最後に あなたのような好敵手と巡り会えたのは-
彼には 望外の喜びだったに違いない
せめてそう信じたいものだと
それを確かめる相手は 彼を墜としたあなたしか残らない
だから こうして あなたへの手紙を--
682:てすと
07/07/05 02:01:09 +PijeT96
てすと
す
と
て
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683: ◆MqgX5Binew
07/07/05 21:54:51 Z4TJVGfQ
てす
684: ◆DQCl96aZTQ
07/07/05 22:32:46 VL3cw7xr
てすてす
685:名無しさん@ピンキー
07/07/05 22:36:24 VL3cw7xr
みすみす…
686:名無しさん@ピンキー
07/07/06 02:22:06 R6sj++dk
テスト
687:名無しさん@ピンキー
07/07/07 02:23:40 pfzDsKNY
ステト
688:名無しさん@ピンキー
07/07/07 02:48:34 pfzDsKNY
横の入りきる文字てす2
1あああああああああああああああああああああああああああ30ああああああああああああああああああああああああああああ60
ああああああああああああああああああああああああああああ90あああああああ100あああああああああああああああああ120あああああああああああああああああああああああああああ150
689:名無しさん@ピンキー
07/07/07 04:54:01 pbSApVgE
腹筋、か…
690:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:23:02 beZEJaGI
【305号室 楽市 蘭名(らくいち らんな) 綿貫 若葉(わたぬき わかば)】
奇妙な取り合わせ。
その病室に、神父と、巫女が入っていった。
しかも、三郎がこれから向かおうとしている部屋に、だ。
三郎は、あまり行儀よろしくないとは承知しながらも、入り口外側の壁にもたれかかり、中の様子を聞き耳そばだててうかがってみた。
「汚らわしい!」
まず聞こえてきた言葉はそれ。
「この恥知らずめ!」
そして間をおかずにこの言葉。
最初の声は高校生くらいの女の子、そして次は初老の男の声。
部屋の中にいる、三郎が見舞うべき相手は二人の少女であり、この声の主とは違う。
つまり、責められているのは、この病室に収容された二人、楽市 蘭名(らくいち らんな)と綿貫 若葉(わたぬき わかば)ということになる。
蘭名は孤児で、教会に引き取られてそこで暮らしている。
経済状況が逼迫した教会に金銭的援助をするために働くことを決意。
しかし子供ではまともに働けないため、やむなく身体を売ることに。
若葉も孤児で、昔神社に引き取られそこで暮らしている。
神主が入院して、経済状況の悪くなった神社を建て直すために働くことを決意。
当然、子供ではまともに働けないため、やむなく身体を売ることに。
そして二人は、あの番組に出て三郎に抱かれることになった。
691:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:24:08 beZEJaGI
部屋の外で、その顛末を聞いていた三郎は、次第に自分の、腹の底がぐつぐつと熱くなってくるのが自覚できた。
つまり、腹が立ってきた、わけだ。
自分と同じ境遇の、教会に引き取られた孤児達の生活のために身体を売ってがんばった子供に対して、「恥知らず」だと?
自分を引き取ってくれた神社の経済的危機を、やむを得ず身体を売ることでしか救えなかった子供に対して、「汚らわしい」だと?
三郎が腹を立てるのも、単純に二人の少女達の身の上に同情し、その健気さを庇っているだけなのだろう。
たかだか一度、肌を合わせた相手のことにこれほど肩入れするのも、単に三郎が惚れっぽいだけなのだろう。
偽善者だ、とは三郎も自覚している。
だが、自分の情が移った、そう感じる相手の不幸な身の上を、簡単に割り切るつもりはない。
出過ぎたお節介であり、相手からすれば迷惑であるかもしれない。
だがそれでも三郎は、この二人の身の上に「首を突っ込む」と決めた。
独りよがりのエゴであっても、せめて二人の少女が少しでも幸せになれるようにしてやりたい、と思うのだ。
【楽市蘭名&綿貫若葉エンディングフラグ】
692:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:28:17 beZEJaGI
【306号室 加賀美 可南子(かがみ かなこ)】
「あっ」
少女の口からその小さな声が漏れたとき。
彼女の小さな身体は、階段から足を踏み外し、落下した。
がっし、と青年がその少女を即座に、無傷で受け止めることが出来たのには、もちろん理由がある。
階段を、松葉杖を突いて懸命に上ろうとする少女を階下で見かけた青年、三郎は、その危なっかしさに目を離すことが出来なかった。
他に誰も彼女に手を貸せるような人間が居なかったため、自分が支えてやろうと近寄ったときに、案の定、彼女はバランスを崩し、階段の
下側へと倒れ込んだ。
ちょうど彼女の方に注意を向け、あと少しのところまで少女に近づいていた三郎だったから、素早く反応することが出来、彼女を無事に救う
ことが出来たわけだ。
「大丈夫?」
抱きかかえた少女の顔を覗き込むようにして慌てて尋ねる三郎に、その、抱きかかえられた当の少女は、
「はぁー、びっくりした!」
と、まずは子供らしく驚いてから、
「おじさん、ありがと!!」
そう、元気に感謝した。
できれば『おにいさん』と呼んで欲しかった、と三郎は内心静かに傷付きながら、抱えていた少女を優しく立たせてやった。
693:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:28:48 beZEJaGI
さすがにこんな事態に出くわしてしまったあと、ハイさようならと彼女と別れることが出来ないくらいに、三郎は程良くお人好しであった。
「名前は?」
三郎は、彼女の行く先、病室まで付き添ってやろうと決めた。自分の用事は、少々後回しにしても構わないだろう、特に時間の約束があるわけではない。
そうなると、この女の子の名前を聞いておいた方がいいだろう、と三郎は少女に声を掛けた。
そうすると少女は元気に、嬉しそうに、
「はい! 名前は、かがみ こなかです! 4年生です!」
そう答えた。
そんな少女、こなかに、三郎はやや苦笑も含めて笑みで返した。
自分の名前を聞かれるのがそんなに嬉しいのか、とも思ったのだが、小学4年生といえば10才くらいの子供だ、普通に「子供らしい無邪気さ」なの
だろうと微笑ましくもあった。
松葉杖でふらつく身体を、反対側の手を取って肩を支えてやりながら、なんとか階段を上らせたあと、さてこれからどこまで送っていけばいいのだ
ろう、と、彼はこなかに、行く先を尋ねた。
「はい、おねえちゃんの部屋に!」
まさか自宅の、姉の部屋のことではあるまい。三郎がさらに詳しく聞いてみると、どうやらその姉もこの病院に入院しているらしい。病室の番号を聞くと
彼女は、しばらく首をひねったあと、忘れちゃった、と答える。
それではせめて、その姉の名前はなんというのかを聞いてみると、彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべて、こういった。
「じゃあ、もんだいです!!」
そう言って、唐突に出題。
「わたしのおねえちゃんの名前は、なんというでしょうか!?」
「ええっ、そんなの、分かるわけないじゃんか!」
三郎は思わず、その不条理な出題内容に反問した。自分が聞いた質問を、そのままクイズにして返されてしまったのだから答えようも何もない。
しかしそれでも出題者のこなか本人は、それを不条理とも思わないらしい。子供らしい幼稚さを伴った『なぞなぞ』、ということだろうか。
さて、それならそれで答えのひねりようもあるか、と三郎は少し考えてみたものの、用意に答えも出てこない。
そもそもそういう『なぞなぞ』とは、頭の柔らかい子供が自由な発想で楽しむものだ。
三郎は、こんなところでも自分がもう若くないと言うことを追求されているような気がして、少し暗い気持ちになる。
694:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:30:01 beZEJaGI
「ん! じゃあ、ヒント!!」
そんな三郎の沈んだ表情からどこまで心境を察したのか定かではないが、子供なりの空気の読み方で手を差し延べた。
こなかは、病院の廊下にある、あるものを指さした。
「・・・鏡?」
その大きな姿見を指さして、こなかはにっこりと微笑んだ。
鏡、カガミ、かがみ・・・。
この少女の名前が『かがみ こなか』ということは教えて貰ったが、姉の名前はきっと『かがみ 某(なにがし)』のはずだ。
なら、今更名字である『鏡』をヒントにくれても・・・、と三郎は、やはり柔軟でない頭でぐるぐると思案を巡らせていく。
そんな、ヒントを貰ってもまだ答えを導き出せない青年に業を煮やしたのか、彼女はさらに言葉を継ぎ足していく。
「ほら、かがみにうつってるわたし、逆さまだよ?」
そりゃあ当たり前だ、それが鏡というものだ。この少女といっしょにいる三郎自身も右左逆さまに映る。
そこでようやく三郎も、ん?と引っかかった。
こなかと三郎、二人がいっしょに逆さまに映る、とこの少女は言わなかった。
「わかった! 『かがみ こなか』のお姉ちゃんは、『かがみ かなこ』だ!」
「うん! おおあたり!!」
『こなか』を鏡で逆写し、それで『かなこ』かぁ、と三郎しきりに感心する。なぞなぞが解けて、ちょっとした『アハ感覚』を味わっていた三郎は、そこで不意に気付いた。
かがみ かなこ、どこかで聞いた名前だ。
そりゃそうだ、自分がこれからお見舞いに向かおうとした少女の名前が、『加賀美 可南子』なのだから。
695:名無しさん@ピンキー
07/07/08 03:31:09 beZEJaGI
「おねーちゃん!!」
「こなか!」
姉妹感動の再会、・・・というわけでもなく、離れていたのは僅か数十分と言うところのようだ。
二人は同室で、足を怪我して入院していた妹の小菜香(こなか)がリハビリがてらトイレに出かけたのだが、ちょっとした冒険心もあって、同じフロアのトイレではなく
わざわざ階下のトイレまで遠出したのだという。
それでもやはり姉の可南子(かなこ)は、妹を心配していたらしい。同じフロアのトイレに行くには少々時間がかかりすぎだからだ。
そしてしばらく、妹の無事に心落ち着けた可南子は、ようやくもう一人の入室者、三郎に気が付いた。
「あ、・・・あなたは・・・」
長い髪の儚げな少女、可南子は、昨日自分が肌を合わせた男、三郎の姿を見て、頬を赤らめた。
それは彼女が、昨日の自分の行為に恥じらいを持っているからだろうと三郎は察する。
彼は、手前勝手なこととは知りつつも、彼女が相応の羞恥心と倫理観を持っているであろう事に、少し安心してしまった。
さんざん年端もいかない少女を抱いておきながら、彼女らに貞淑を求めるなどと、まるで矛盾している。
三郎はそんな自分の都合良い考えを自嘲し、とりあえずは見舞いの花を活けることにした。
聞けば二人はほぼ天涯孤独で、妹を養うために姉は身体を売り、怪我をした入院費用を稼ぐために番組に出たのだという。
間違いなく幸の薄い二人を目の当たりにしながらも、三郎はなぜか心が穏やかであった。
それは、こうして姉と妹が二人で居られることを、その二人が心底幸福と感じているからだ。
その二人の気持ちがこぼれて、側にいる三郎にまで包んでしまう。
ほんの少しの間時間を共にした三郎にすら、惜しげもなくその空気を分け与えてくれるような、そんな二人だった。
一時一夜、身体を重ねただけの出会いも『縁』ならば、こうして再び出会う二人にもう一人、幼い妹が加わったのはいったいどんな『縁』なのか。
三郎は自分が持ってきた花を眺めながら。
この二人との縁を簡単に終わらせるのは寂しいな、などと。
そんな甘っちょろいことを考えて、小さな笑い声を漏らしたのだった。
【加賀美可南子エンディングフラグ】
696:名無しさん@ピンキー
07/07/10 02:24:49 kpWLjPa/
【榛原春菜エンディング】
あれからおじいちゃんは、すっかりボケちゃいました。
晩ご飯食べたところなのに、ごはんはまだか~とか言っちゃうし、さんぽに出たら出たまま、隣町でずっとお地蔵様に話しかけてたり。
あのことがきっかけで、いっきに老けたみたい。
まだ70にもなってないのに、あとはもう、お迎えを待つだけ、みたいな感じ。
ちょっと可哀想なことしちゃったかも。
でもそのかわり、おじいちゃんはおばあちゃんと一緒にいることが多くなりました。
おばあちゃんはまだ、そんなにボケてるわけじゃないので、おじいちゃんの世話を良く焼いてあげます。
二人して縁側に並んで座っているのを見たりすると、なんだか心がほんわかします。
そんな二人だから、これはこれで、二人にとって幸せなことなのかも、って思っちゃいました。
ところで私は、あれから三郎さんとおつきあいしています。
やっぱり若い人のオチンチンは、元気があってステキだな、と思いました。
END OF TEXT
697:名無しさん@ピンキー
07/07/10 07:53:43 a6jU+uv+
姉妹エンディング期待
698:名無しさん@ピンキー
07/07/10 23:54:19 O7IC2jG6
予想通りとはいえ、その素直な回答にαは立ち上がり掛けていた自身が更に力を宿したのを感じる。
こんなにも胸が熱くなり満たされるのも、餓えを感じる事も初めてなのだが、それは彼女に黙っておく事にした。
「過去を無かった事には出来ないからなぁ。でも君が最後だよ、それじゃ駄目?」
「…………本当?」
今まで彼女のアプローチを流し続けてきた為か、こうして肌を重ね一夜を明かしたのにまだ信じられないといいたげなβの一言に、
流石にαも苦笑を零す。
「こんな面倒な事、君以外とはする気はないよ」
「どういう事よ」
声を尖らせるのに、普段ならば細くなる瞳孔は変わらぬまま不安げに自分を見上げる。その様にαは胸の高鳴りと欲望を
同時に覚え喉を鳴らした。本当に可愛くて可愛くて仕方がない、だからもっと苛めたくなる。
自分の手の届く所で笑って泣かせて怒らせて、クルクル変わる表情を楽しみたい。彼女は自分の物だ。
「最初に仕掛けてきたのは君だろう?」
「にゃ……でも……だって……その………………じゃあどうして?」
事実を言っただけなのに恥じらって目を伏せるβ。昨夜の始まりになった自分の大胆な行動がよほど堪えるのだろうが、
そんな彼女の頭をαは宥めるように優しく撫でた。指を通る彼女のさらりとした髪が心地よく、ふわりと立つ甘い香りに唇が綻ぶ。
「βだからだよ」
たった一つの理由を口にすれば、瞬く前にβは首筋まで真っ赤になって身を隠すように首を竦めて胸元に顔を埋めてくる。
その様が余りにも可愛らしいので、くすくすと笑いながら隠されていない前髪や額へキスを繰り返す。
「ずっとずっとこうしたかったって言ったよね? 言葉じゃ通じないみたいだから体に教えてあげるよ。僕がずっと考えていた事」
βを抱いたまま身を反転させ、彼女の上にのし掛かる。大きなアーモンド形の目を更に大きくさせて自分を見上げるβの
頬や額にかかる乱れた髪を指先で丁寧に梳いて整えてやる。これから自分が乱してやるのだから、
最初に綺麗に整えておきたい。それに彼女の顔をよく見たい。
「…………体だけ?」
今にも泣きそうな目をしているのに、それでも目を反らぬまま問いかけてくるβの眼差しに、αは軽く肩を竦めた。
そこで目を反らすなり、目を怒らせれば違う事を答えるのに、そんな目をされたら自分が止まらない。崖っぷちの戯れは刺激的過ぎる。
「君の魂を入れておく大事な器じゃないか。君の魂を抜き取る方法なんて幾らでもあるけれど、
魂だけじゃ足りないよ。君の全部は僕の物なんだから」
赤く染まったβの目尻に軽くキスをする。泣かせたいのだがこんな事で泣いて欲しくない。泣かせる時はもっと違う事で泣かせる。
「好きだよ、β。もう逃がさない」
「α……」
目尻から頬へと唇を下ろしていけば、βの方から唇を寄せてきて、キスを交わし合う。始めは軽く触れ合う程度に、
その内に角度を変えて互いの唇を甘噛みし、舌を絡め合う。互いの欲情を掻き立てるのではなく、それを基点に互いを
溶かし合うような緩やかな舌の絡め合いを終え、僅かな名残惜しさとその先への期待に胸を高鳴らせながら、二人の唇が離れる。
「君は?」
「………………好きよ、α」
囁くような声の答え。それにαは無邪気な笑みで返し、βを抱きしめる。
「よかった」
そのたった一言が何よりも嬉しくて、βはαの背に両腕を回した。
<了>
699:名無しさん@ピンキー
07/07/12 00:26:37 el2y8tCq
てs
700:名無しさん@ピンキー
07/07/12 01:25:08 7LVZwkb2
test
701:名無しさん@ピンキー
07/07/12 11:08:10 4fUHXSc9
てst
702: ◆lC4.BInewQ
07/07/13 16:16:38 YNcs4bdS
雨
703:名無しさん@ピンキー
07/07/14 20:40:59 ILabW1Op
あすは豪雨(予定)
704:名無しさん@ピンキー
07/07/15 02:01:06 qM2pDpwY
今のところ小康状態
705:名無しさん@ピンキー
07/07/18 00:08:03 NxyAMrGS
てす。
てす。
仰向けに寝転んで顔の前に手をかざす。
特に意味などない。自分の手の形をみるのが好きなだけだ。
「手を伸べてなおとどかざるは月の色」
思い付いた言葉を口にしてみて、その座りの悪くなさに満足した。
別に詩を詠む趣味もない。ただ言葉遊びが好きだ。
706:名無しさん@ピンキー
07/07/18 09:11:14 7TWGaGg1
<div class="aa">
゚+.(??∀??)゚+.イイ!!
</div>
707:名無しさん@ピンキー
07/07/18 09:17:08 7TWGaGg1
゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+.イイ!!
708:名無しさん@ピンキー
07/07/18 12:21:13 lzs8CPkq
てすてす
709:名無しさん@ピンキー
07/07/18 12:25:57 lzs8CPkq
てすと
710:sage
07/07/18 12:37:26 lzs8CPkq
test
711:名無しさん@ピンキー
07/07/18 13:04:01 lzs8CPkq
てすと
712:名無しさん@ピンキー
07/07/18 13:55:53 PqbhcYJH
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713:名無しさん@ピンキー
07/07/18 16:47:02 69HmJcMA
よく出来てるなぁw
714:名無しさん@ピンキー
07/07/18 22:20:41 lzs8CPkq
けれど○○○○○の気持ちは収まらない。
母の恨みを晴らすこともできず、○○○が勝ち取った座を取り戻すこともできず。その上
○○○とも以前のように接することができないなんて。
やはり○○○はお心変わりをされたのだ。心までも○○○○様に傾けてしまったのだ。
そう思うとたまらなく切なくなった。
ガタッ
文机を押しのけ抱き締めた。
私のことだけを考えて欲しい。○○○○様のことなどいい、何でもいいから今はただ
そばにいたい。いろいろあっても、今までは許してくれたではないか。
そう思い○○○○に体重を預けていくと、斜めから押し倒すような形になった。
失礼極まりないのは判っている……でも。
両手を○○○○の肩の脇に突いて、○○○○○は○○○○の顔を見下ろした。
「およしなさい」
静かな声で制する。
「○○○を抱き締めたいのです」
「それなら抱き締めるだけにしなさい。でもそれで終われるの?」
「もっと、全部が欲しいのです」
○○○○○の目から涙が溢れだしていく。
「お心も全てを」 いいえ、私のことを必要として欲しいのです
「だから駄目なの」
雫は、真下にある○○○○の目の中にぽたぽたと滴った。
――熱い。
涙と、思いに耐えられなくなり、○○○○は顔を横に背けた。
「忘れられないなら私が忘れさせて差し上げます」
そう言うと○○○○○は、○○○○の首筋に唇を近付けていく。襟元から立ち上る肌の
匂いに堪らなくなり、合わせ目に指を入れ、上着をずらしにかかった。
「よけいなことはしないていい」
○○○○は○○○○○の手首を握り締めて動きを止めた。その手首から、激しい脈動が
伝わった。
「母の時には、あの時はいいと、私を見てくださるとおっしゃったではないですか」
段々と力が強くなった。歳若く、そして激情にたぎった○○○○○の力に叶うわけも
ない。握った手首が振り解かれると同時に、○○○○の身体は○○○○○の腕の中に
包まれた。
抱き締められながら○○○○は思った。
今私を抱いているのはこの子ではない。いくら思いが募ったとて、この子がこんな
力ずくでしようとするはずはないもの。
―ひょっとして○○○○、あなたなの?
この前あなたのお墓に行ったときの○○○○○は、本当にあなたそっくりだった。
きっとあなたがこの子に乗り移っていたに違いない。今もそうなのね。あなたがこの子の
身体を借りて、私を取り返そうと……。
けれど……○○○○。この子には真っ直ぐに生きて欲しい。料理の道を真っ直ぐに歩いて
いって欲しい。そのためには、これ以上の重荷を背負わせてはいけないのよ。今は余計な
ことを頭に入れず、ただ無心に学ばせてやらなければ。
そう考えた末の、これが私の決断なの。責めるなら私を責めて。けれど、できることなら
判ってちょうだい。
○○○○○は更に身を寄せ襟元に手を差し入れ、柔らかな胸を愛おしそうに手のひらで
なぞる。宛がわれた手は徐々に下に向かい、結び紐に邪魔されるとそれを解いていく。
いつしか上の衣類は開(はだ)けられ、片肌脱ぎの格好でもう片方の腕に、名残を留める
だけになった。
顕わになった胸を、愛おしそうに指先で撫でられる。瞬間、身体がじゅんと痺れた。
○○○○は耐えた。感じてはいけない。
「やめて」
少しづつ胸の鼓動が……高まっていく……身体は勝手に熱を帯び、汗ばんでいく。
「○○○はもう、私のことなんて」
「馬鹿なことを言わないで」
715:名無しさん@ピンキー
07/07/19 01:14:48 C1/SpBP5
きだもん
716:名無しさん@ピンキー
07/07/19 21:25:19 NafmJ6f3
test
717:名無しさん@ピンキー
07/07/19 21:31:41 XvUqZ+Lu
゚+.(◕ฺ∀◕ฺ)゚+.イイ!!
718: ◆QkRJTXcpFI
07/07/19 23:57:24 UIdFYDmd
テスト
719:名無しさん@ピンキー
07/07/20 23:04:07 hhkgQYg2
てst
720:名無しさん@ピンキー
07/07/21 00:11:54 aYmIg1Js
イライラする。ふざけんな。ぼこぼこにしてやんよ。がっし、ぼか。
721:名無しさん@ピンキー
07/07/21 04:18:34 HvFiZseq
ぬな!?
722:名無しさん@ピンキー
07/07/21 18:43:53 aIE0AlX1
test
723:名無しさん@ピンキー
07/07/21 21:42:47 QZSV1/s4
G G gG??
724:名無しさん@ピンキー
07/07/22 06:24:53 PegYFUSl
3
725:名無しさん@ピンキー
07/07/22 15:31:52 zBT2rZ3q
karimasu
726:名無しさん@ピンキー
07/07/22 17:23:06 cIrFByYm
tes
727:名無しさん@ピンキー
07/07/23 05:34:42 +aEVApaH
ちょっと借ります。テスト~
728:♯anjgp
07/07/23 19:40:10 O1IVdr3i
トリップって……こうかな。
729:名無しさん@ピンキー
07/07/23 19:41:02 O1IVdr3i
orz
730:名無しさん@ピンキー
07/07/23 23:14:22 k/Ir64zg
test
731:名無しさん@ピンキー
07/07/23 23:51:38 dO9NHr21
test
732:名無しさん@ピンキー
07/07/24 00:24:55 SBwsIp/1
殺伐としてきたスレに 登場
.__
((ヽ|・∀・|ノ
|__| ))
| |
733:名無しさん@ピンキー
07/07/24 16:26:17 LkJRvKSq
かりんぐ
734:名無しさん@ピンキー
07/07/26 01:03:34 2A2jEJsK
TAS
735: ◆guqTNMHV9o
07/07/26 21:31:14 0MIg50uE
♯anjgp
いまさらかも知れんが
シャープが全角だからトリップになってないんだな。
成功だとこうなる。
736:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:37:14 43wDSwK+
pass
737:名無しさん@ピンキー
07/07/26 22:43:03 2nV5xq2Y
てす
738: ◆8FCFm.LLxg
07/07/26 22:44:06 2nV5xq2Y
てすてす
739:名無しさん@ピンキー
07/07/27 02:37:07 1WBj6k1L
テステス
740:名無しさん@ピンキー
07/07/27 20:21:01 WvQlzc3B
STE
741:名無しさん@ピンキー
07/07/28 22:10:02 uu0Fs42z
エロスというあだ名を教授する。
742:名無しさん@ピンキー
07/07/28 23:42:19 H1o/blrY
ニャ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━ン!!
743:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 15:04:41 kFWTT1RH
「ちょっと、アキト来てたんだ。しかも何それ。勉強? 勉強してるよ」
「うっそ、マジで? 明日雪が降るね。雪じゃなくてむしろ槍だよ」
騒がしい声が近付いてきた、と思ったら、脱色しすぎの金髪に縁取られたサエの
笑顔が目の前に現れた。エロかわいい芸能人に似たメイクをして、ブラウスの
ボタンをわざと幾つか外し、深い胸の谷間を覗かせている。後ろで最近化粧を
変えたアイが笑っている。
「うるせえな、放っとけって。これ出さなかったらテスト受けさせねえとか、
あの先公馬ッ鹿じゃねえの。これってイジメじゃね?」
「ええ、そこは教育委員会に訴えるとこじゃん。人権無視ですって訴えてやれ」
「あ、それよりあたし出席日数マジやばいって。この年で留年?」
「アイはサボりすぎだって。もっと真面目にやれよ」
「お前、が、言うな!」
サエとアイはひとしきり騒ぎ立てたあと、今日のコースはドラッグストアで
買い物してからアイの彼氏と合流してカラオケ、と言って携帯の時計を見た。
「アキトはお勉強頑張ってねえ」とアイが嗤い、サエは俺にだけ分かるように
マスカラの下から誘う目つきを投げて、放課後の教室を出て行った。
「進藤君、まだかかりそう?」
リノリウムの床を踏む上履きの軽い音。すぐ後に、控えめな声音が続いた。
「あーあー、高崎さん、ごめんな。もうちょっとで終わるから。もうちょっと」
俺は相手を軽く拝む真似をして、ヘラヘラと笑った。
精一杯の俺の愛想笑いを無表情に見返し、高崎は「分かった」と頷いて、教室の
一番前、一つだけ学校指定の鞄が残った席に戻っていった。
うぜえよ優等生、眼鏡で根暗の地味女、と募る苛々のまま内心毒突いた。
自分はとっくにこんな課題終わってるくせに、目の前で待ちやがって。
いかにも俺が勉強のできねえクズだと言わんばかりだ。
どうせそっちはこれくらい、何も考えずに解けるんだろうさ。
俺はいいんだよ。どうせ勉強できねえし、あんたみたいに真面目じゃなくったって、
世の中どうにでもなる。俺なんかに構わず放っとけよ。
ああそうか、全員分揃わなきゃそっちが困るってか。
すいませんね、プリント提出係の学級委員長様に居残りさせて迷惑かけてよ!
高崎の背を覆う長くてクソ真面目な黒髪に向け心の中でひとしきり悪罵を吐いて
から、質の悪い藁半紙に目を戻す。
60個くらいありそうに見える問題の大半は空欄で、まともに書けているのは自分の
名前と最初の数個だけ。
幾つか書いては消し、書いては消してみたが、紙の表面が薄くなってざらつきだした。
ちょっと力を入れたら破れそうなのがまた癪に障る。紙ぐらい金かけろって。
―ああ、あんたが帰ってくれたらこのまま止められんのに。見張ってんじゃねえよ、
帰れっての! 帰らせて下さい、お願いします!
猫背気味の背中に念を送ったが、通じるわけもない。
むしろこいつに念が通じたら怖い、と俺は内心嗤ってペンをくるくると回した。
何でこんな時間まで残ってんの。あんたヒマなの?
友達少なそうだしなあ。こいつに似合いの、性格暗そうで口べたな女子ばっか。
類は友を呼ぶってホントだよな。
今だって、文庫本なんか広げてさ。文学少女ですってか?
真面目ちゃんは真面目ちゃんらしく、とっとと塾でも行けよ。はやく!
俺は書いたばっかりの書き間違いを苛々と消しゴムで擦った。途端、ビリッ、
と嫌な音がして、思わず「ああクソ!」と罵声が漏れた。
顔を上げると、高崎が吃驚した表情で俺を振り返っていた。
「何……? どうしたの」
744:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 15:06:47 kFWTT1RH
「ああ、なんでもないですって。いいよ気にしなくて」
びびらせたか、と思ったが高崎は席から立ち上がり、小さなセロハンテープを
手に俺の席まで来ると、放り出したプリントを裏返し、破れ目にテープを貼った。
丁寧な手つきに、こいつ馬鹿じゃねえの、と思ったが、面と向かっては流石に
口に出せず、俺は茶を濁すように「高崎さんって凄えよな」と言った。
「……なんで?」
「勉強凄ぇできるし真面目だし。よく先生の言うことも聞いてるしさ。俺なんか
頭悪いし、活字読めねえし、態度悪いし、人間の出来が違うね」
「よく分かんないけど……」
高崎は眉を顰めて、縁なし眼鏡の奥から俺を見た。
「私は私にできることしかしてないし、苦手なことも一杯ある。体育とか、全然
駄目だもの。友達だって多くないし……進藤君とも話すのほとんど初めてだし」
眉間に浮かぶ皺が深くなった。こういう顔を、当惑というのか。同じクラスに
なってから初めて、俺は高崎の顔をまともに見た。
「私、融通が利かないだけなの。少しも凄くなんかないよ」
高崎の科白は本気で困惑の色を帯びていて、俺の言葉をなにか一つ一つ素直に
受け止めたとしか思えない不器用な答え方だった。
自分でも言った通り、殆ど話したことのない相手に向かって、愛想笑いですら
なくこの表情。
勉強はできるのに、上辺の飾り方を知らない間抜けな女だ。
よく見れば色は白いし、目は切れ長で睫毛も長い。凄い美人って訳じゃないが、
見られないこともない。
スタイルもまあ痩せてるけど普通だ。この洒落っ気の無さは勘弁だけど。
「高崎さんって、彼氏とかいるの?」
「いるわけないでしょう」
まあ、そうだろう。分かっていてわざと聞いた俺を、高崎は嫌そうに見た。
「へえ、そうなんだ。……ちょっと、どこ行くの」
「もう帰る。進藤君、やる気ないんだったら待っててもしょうがないし」
「ええ、冷たいよー、高崎さーん」
猫撫で声を出すと、高崎の表情が引きつった。
スポーツできない、人付き合いが下手、融通利かない、彼氏いない。
冷たい人間と思われるのもイヤ。
あんたもコンプレックスだらけか、と思うと笑い出したくなった。
「なあ、答え教えてくんない? そしたら高崎さんもすぐ帰れるじゃん」
「だめ。答えなんか教えたら意味ないから」
「ちぇ、可哀想だと思わねえの? 俺の馬鹿な頭がさあ」
「そういう言い方されても困る」
困る、というより怒っている。黒目がキラリと光り、頬がうっすら紅かった。
俺の噂を知らない訳じゃないだろうに、意外と気が強い。
けど、帰るに帰れないところにお人好し加減が透けて見える。
「……答えは駄目だけど、解き方説明するから」
「マジ? やった、恩に着ます。高崎さん、最高」
答えまで教えろよケチ、という心の声が届く筈もないが、高崎は顔を顰めて、
拝む真似をする俺を軽く睨んだ。
「そういうのやめて」
はいはい、と俺は心の中で肩をすくめた。マジ、扱い辛い奴。
一時間ほどかけて、高崎にああだこうだと言われるままにシャープペンシルを
動かし、何とか形だけはついた。
職員室から戻ってきた高崎は「バスの本数が少ないから行くね」と俺を窺った。
「ああ、助かったよ、高崎さん。ありがとな」
「別に。……なんか、無理にやらせたみたいでごめんね。気を付けて帰ってね」
慌ただしく鞄を掴むと、高崎は小走りに戸口から―サエたちが哄笑と誘惑の
眼差しを残して出て行ったその場所から―姿を消した。
ごめんね、気を付けて帰ってね、か。
―あんたは誰にでもそうなのか。
もう何年も聞いたことのない言葉の余韻が何故か胸に刺さり、俺は自分を待つ
カラオケボックスの騒音に飛び込む気がどうしても起こらずに、ほんの僅かな
間、誰もいなくなった教室に立ち尽くした。
745:名無しさん@ピンキー
07/07/30 00:00:44 oMUapwF90
test
746:名無しさん@ピンキー
07/07/30 05:48:54 bpUntMAH
test
747:名無しさん@ピンキー
07/07/30 06:53:10 C20TVoqd
寝取りモドキ投下
748:名無しさん@ピンキー
07/07/30 06:55:25 C20TVoqd
【田島玲美エンディング】
「ちょっとだけ、すぐ戻ってくるから、心配しないで!」
ウェディングドレスの裾をつまんで、その幼い新婦はあわただしく部屋を出ていった。
残された彼女の両親や友人達は、そんな彼女の様子に、皆一様の感想を得る。
まだまだ子供だ、と。
田島玲美は、本日この晴れの日に、結婚式を挙げる。
小学生の頃からの約束を果たし、ずっと交際を続けていた当時の担任教師の妻になるのだ。
それでも彼女はまだ学生で、法律で許されるギリギリの年齢になるのを待っての結婚だから、周りの人間が思うようにまだまだ若すぎる幼妻である。
その彼女が、先ほどの言葉を残して部屋を出たあと、向かった先は。
「おまたせっ!」
数回のノックのあと、その部屋のドアが開けられた。
そして、まるで隠れるように彼女は、その部屋のドアの隙間から室内に滑り込んだ。
閉まるドアが危うくウェディングドレスの裾を挟みそうになったのを、慌てて引き抜く。
この部屋は、彼女の結婚式を行う式場であるホテルの、一般の客室である。
「じゃーん! どうですか? 私のウェディングドレス!!」
未成熟な身体を包むドレスはシンプルなデザインで、それ故着るものの若さを強調していた。
さすがにベールこそ纏ってはいないものの、淡いレースを要所にあしらったドレスを着た花嫁は、実に清楚な魅力に満ちあふれている。
そんな玲美が、ファッションショーよろしくひらりと身を翻してドレスを見せた相手こそが、この部屋に宿を取った人物である。
「うん、可愛いな。似合ってるよ、玲美」
「えへへ、ありがとう、三郎さん!」
この部屋にいた男は、三郎であった。
彼は、あの番組の収録のあとしばらくしてから出会った玲美と、再び関係を持った。
結婚を前提にした彼氏がいるというのに、玲美は三郎との関係を望んできた。
やはり、あの番組での彼女の言葉通り、そのフィアンセとのセックスでは満足が得られなくなっていたのだ。
三郎にしても、あくまでも身体だけの関係と割り切る彼女に流されて、玲美を抱き続けた。
並はずれた巨根の持ち主と、身体も未成熟な子供、そんな二人ではあるが、セックスの相性は非常に良いものだったからだ。
749:名無しさん@ピンキー
07/07/30 06:56:22 C20TVoqd
「時間もないし、そろそろ、ね?」
そして、そのウェディングドレスの幼い花嫁は、ぴょんと跳ねて、その部屋のベッドの上に飛び乗った。
純白のドレスが、膝を突いて四つん這い。窓を閉め照明だけの薄明るい室内では、その場違いな光景に倒錯的ないやらしさが漂う。
「なるだけ、ドレスは汚さないでくれると嬉しいな♪」
そういって、男を誘う花嫁。
夫になるべき花婿ではない別の男を、ウェディングドレス姿を僅かに乱してベッドに誘う。
(旦那さんに申し訳ないけど、これは・・・燃えるなぁ)
ごくり、と思わず唾を飲む。
たびたび会っては身体を重ねていた二人だが、今日この日に密会を持ちかけたのは、玲美の方からだ。
せっかくウェディングドレスを着るのだから、是非その姿でセックスがしたい、と。しかも、式の当日にしようと言い出した。
優柔不断気味に、ずるずると関係を続けて来た三郎も、さすがにこれはまずいだろうと思っていた。
相手の男に悪い、などと、今更な罪悪感を持っていた彼は、そこまでするのはやり過ぎだろうと玲美を説得したのだが、結局押し切られ、今この場に至る。
しかし、そんな風に消極的ではあった三郎だったが、こうしていざ花嫁姿の玲美からベッドに誘われると、俄然やる気になってくる。
罪悪感で後込みしていた三郎の奥にある、オスとしての本能が、他人のメスを奪う悦びに強く脈を打つ。
「他人の花嫁をドレス姿で、しかも結婚式当日に犯せるなんて、三郎さんツイてるね!」
そういって、玲美は四つん這いのまま片手を伸ばし、するりとドレスの裾をたくし上げた。
ガーターストッキング、そしてショーツも、可憐なレースのあしらわれた上品な白。
だが、四つん這いで突き出されたその尻の、ショーツの股布の部分は、すでにじっとりと湿っている。
「こんなスケベな花嫁さんをもらうなんて、旦那さんに同情するよ」
そういって玲美のいるベッドに近づいた三郎は、するりと桃の皮を剥くように彼女のショーツをずりおろす。
そこは、ふっくらと肉厚の秘肉に挟まれた女性器があった。
三郎によって外気に曝されるよりも前に、その割れ目からはすでにたっぷりと蜜が染み出していた。
「あ~あ、もうこんなに濡らしちまって、びしょびしょだ」
まずは指を淫肉にあてがい、Vの字に割るように開いてみると、ぱっくりとピンクの粘膜が現れた。
部屋のか細い明かりが愛液に滑った粘膜をてらてら照らし、何とも淫靡な艶を与える。
そしてその小さな膣口は、まるで男を受け入れたことのない処女のような形(なり)である。
もちろん、彼女は処女であるはずもなく、この男と何度も爛れた肉の関係を結んでいるのだ。
三郎は、この小さな少女のパーツを見るたびに、ムラムラとわき起こる性欲とは別の、怖さを感じてしまう。
だが彼はいつも、その不安を拭うようにして、少々手荒とも言える愛撫を加える。
750:名無しさん@ピンキー
07/07/30 06:57:42 C20TVoqd
無遠慮に三郎は、ごつごつと節くれ立った指を膣口に潜らせた。
「あふぅん!」
ずぶりと進入する指に押し出されるように、玲美は甘い声を吐き出した。
差し込まれた指に体積を奪われた膣が、その中にため込んだ愛液をどぷりと垂れ流す。
そしてそのまま指を2本に増やし、その指の股を開くようにして少女の膣口をこじ開けた。
少女の膣口は強い抵抗で、見た目の小ささから信じられないくらいの弾性をもって拡がっていく。
この少女の性器は数年の間、三郎の並外れた巨根を受け入れてきた。
もちろんそれは、ただ単にだらしなく使い込まれガバガバになってしまったユルマン、などといったつまらない性器に成り下がったというわけではない。
むしろ、巨根を満足に受け入れることが出来る膣肉の伸縮性と、常に小さな膣穴に戻ろうとする締め付けが同居した、強烈な名器に育ったのだ。
「いやぁん、オマンコ、拡げないでぇ・・・」
花嫁が、自分の性器を弄る三郎の動きに悩ましく抗議する。
三郎は躊躇無く指の数を増やし、3本指をテンポよく出し入れした。
玲美の愛液がその指で何度も掻き出されるが、掻いても掻いても新たな汁が湧きだしてきて際限がない。
「んああん、三郎さんのゆびぃ、キモチイイよぉ、ユビマンコすきぃ・・・」
ずぶ、ずぶと激しい勢いで指を突き込み、少女の膣をほぐしていく。素早く出し入れをしていたかと思えば、深く差し込んだまま指先でかき回し膣肉の柔らかさを堪能する。
事実、三郎と付き合うようになって数年経つが、その間に行われた何度ものセックスにおいて、玲美の膣は十分柔らかい成熟を見せていた。
「キモチイイけど、ユビよりも、オチンチンほしい、はやくぅ・・・」
玲美は白いドレスの身をくねらせ、男に秘部を許しながら、男を欲しがった。
ベッドの上のその姿は、純白の花嫁のイメージを真逆にして、淫らに汚す。
「確かに、時間もないし、仕方ないか・・・」
このままいつものように、じっくりとこの少女の肉体を堪能していたかった三郎ではあるが、彼女の式が始まるまであまり自由になる時間もない。
幸いというべきか彼女の身体は十分に発情し、すぐにでも三郎のペニスを受け入れることが出来るぐらいにほぐれている。
もちろん三郎も、すでにその巨大なペニスを勃起させていた。どちらとも準備は済んでいる。
三郎は改めて、四つん這いになる玲美の背後に立ち、その少女を見下ろした。
白いウェディングドレスを悩ましげに乱し、大きく開いた背中はいくつもの汗の玉が浮いている。
この、他人の花嫁を寝取るという魔毒の快感は、性根の生真面目な三郎でさえどす黒い欲望に染めてしまう。
だから、普段は言わないような、サディスティックな言葉が、口をついて出てしまった。
「なぁ、玲美は、俺とのセックスと、旦那とのセックス、どっちが好き?」
ペニスの先端を少女の膣口にあてがいそう訊ねると、玲美は少しも迷わずに答えを返した。
「三郎さん! 三郎さんのセックスが好きっ! 他のセックスなんて、ぜんぜん比べものになんないっ!!」
もちろんこれには、三郎は自信があった。そもそもそうでなければ、数年も彼女がフィアンセに隠れて三郎との関係を続けているわけがない。
三郎はその言葉にひとまず満足しつつも、その次の質問を投げかけた。
「じゃあさ、セックス抜きだったら、俺と旦那さん、どっちが好き?」
751:名無しさん@ピンキー
07/07/30 06:59:18 C20TVoqd
はっ、と少女は驚いた。
いつもの、身体だけの割り切った関係の中では決してそんなことを口にしない男が、今このタイミングで口にした言葉。
「そ、それは・・・」
言いにくそうに口ごもる花嫁を急かすように、三郎は亀頭をぐり、と膣口に押しつけ、僅か先端をめり込ませる。
「あひぃっ!!」
ペニスの進入に、花嫁は背をのけぞらせて悶えた。まだまだ少しの進入だが、じわりと拡げられた膣口がこれからの激しい快楽を期待して震える。
「さぁ、どっち?」
三郎の再度の問いに、玲美は眉根を悩ましく寄せたまま、ゆっくりと口を開いた。
「さ、三郎さんもあの人も、どっちも好き、・・・おんなじくらい好き・・・」
煮え切らない、そんな答えを返した玲美に三郎は、
「ふうん、そうかぁ・・・」
と、つまらなそうに溜め息を吐きながら、そして膣に押しつける腰の力を僅かに弱めた。
「ああっ、ち、ちがうの、いまのはちがうのっっ!!」
自分の膣に押しつけられる肉の圧力が減ったことに、玲美は恐怖すら感じてしまった。
そして慌てて先ほどの答えを否定し、新しい答えを叫んだ。
「さぶろうさんっ! 三郎さんが好きっ、あの人よりも三郎さんが好きなのっ!!」
たとえその言葉が、快楽を餌に釣り上げた言葉であっても、三郎は満足した。
しかし、まだそれで彼女をこの意地悪な問答から解放するつもりはないらしい。
ちゅくちゅくと、焦らすように三郎は、彼女の膣口をペニスでつついている。
「じゃあ、なんで今日は、他の男と結婚するんだ?」
「だ、だってっ、約束したからっ、仕方ないからっっ!!」
三郎はそんな風に、彼女に次々とフィアンセを裏切らせる言葉を紡がせていく。
その言葉を聞くたびに、三郎の腹の中にあった黒い部分が満たされていくように感じた。
意外と自分は意地悪なのか、それとも、花婿に嫉妬しているだけなのか。
三郎はそんな自問をしながらも、玲美を焦らすことを止めなかった。
「『病めるときも、健やかなるときも・・・』、玲美は、神父さんの言葉に、これからウソを吐くわけだ」
「うんっ! わたしは神父さんにウソついちゃうのっ!! わるいおんなのこなのっ!!」
「それじゃあ、今ここで、本当の誓いを言ってごらん?」
ちゅぷ、とまた亀頭先端を膣に埋め込み、快楽を期待させながら、三郎はそんな戯れを持ちかけた。
もう、躊躇のたがも外れてしまった玲美は、迷いも見せずに男へおもねりの言葉を誓う。
752:名無しさん@ピンキー
07/07/30 07:00:59 C20TVoqd
「わたしはっ、これからずっとっ、三郎さんを一生愛することを誓いますっ!!
三郎さんが止めろっていえば、もうあの人と結婚しませんっ!!
三郎さんが別れろっていえばっ、すぐにでも離婚しますっ!!」
「よく言えました」
三郎は、彼女の言葉を一言評してから、一気に挿入した。
「ひぃーーーーーーーーーっっっ!!!」
そして、その一突きが彼女の膣奥、子宮を突き上げただけで、強烈な最初のアクメに達してしまった。
まだ十代も半ばの少女が、ペニスの一突きだけでこうもあっさり絶頂してしまうものなのか。
三郎に焦らされたことで、刺激に敏感になっていたこともあるだろう。
フィアンセを裏切る言葉に玲美の背徳感は強い興奮を生み出していたこともあるだろう。
しかし、そういうファクターを加味したとしても、ベースにある身体の相性の良さは無視できない。
この相性の良さこそが、玲美が三郎とのセックスを止めることが出来なかった理由だ。
三郎は、彼女がたとえ一突きで果てようが、構わずピストンを開始した。
「ひ、ひあああああああああああっっっ!!! だめっ!!またいっちゃうっ、いく、いくぅーーーーーーーっっっ!!!
うああああっ、とまんない、イクの止らないよっ!! また、またいっちゃうっ!!
さ、さぶろうさぁん!!さぶろうさんのオチンポ、凄い、凄すぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!」
ずんずんと子宮ごと押し上げて、少女の内蔵を犯す。
ウェディングドレスを着た花嫁は、バックから花婿以外の男に嬲られて、一突きごとにイキまくる。
それは何とも壮絶なセックスだ。
「だめぇーーーーーーーーーーーーーーーっっ、しぬ、しんじゃううううううううううううっっっ!!!
う、おあああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっ!!
チンポ、チンポスゴイィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」
よだれを垂らしたまま大きく口を開け、叫びながら頭をぶんぶん振り回す。
彼女を犯しながら思うのもなんだが、三郎は、清純を象徴する花嫁衣装を着てのこのよがりようは、反則だ。
綺麗なもの、神聖なものを汚す悦びは、黒くて醜いが、それは男にとって強烈な刺激になる。
年若い花嫁をドレスのまま犯すこのシチュエーションは、三郎にとっても病み付きになりそうな快感だった。
「クソ、もう限界かよ!」
三郎は、いつもよりも早い射精感に舌打ちした。予想以上に、この黒い快楽に当てられてしまったようだ。
絶頂を繰り返し、身も世もなくよがり狂っていた玲美だが、男の射精の予兆にだけは敏感に気付いて叫ぶ。
「出してっ、わたしの膣内(なか)に出してっ!!
おねがいさぶろうさん!!私の子宮(おなか)、三郎さんのザーメンでいっぱいにしてえっ!!」
その声に三郎はよし、と最後のスパートを開始した。
白いガーターストッキングを淫らに乱す少女の尻を力強く抱え込み、力任せにペニスをねじり込む。
ホテルの室内に響く嬌声をあげて、玲美は上半身をばたばたと暴れさせれるたび、白のドレスがはだけていく。
753:名無しさん@ピンキー
07/07/30 07:02:09 C20TVoqd
「あああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!」
もう、絶頂が連続しすぎて、アクメの境目などは消失してしまっている。
そんな彼女を犯す三郎のピッチが、いよいよ限界を超えた。
「くおっ!!」
そして三郎は、勢いよく少女の子宮にザーメンを叩き付けた。
どく、どく、どく、と力強い脈打ちに合わせて、大量の精液が玲美の子宮を満たしていった。
「ッンンンーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!」
そして玲美も、自分に注ぎ込まれる男の熱い精液に酔いながら、最後の絶頂に意識を手放した。
まるであくどい寝取り男であった先ほどの情事とは打って変わって、射精を終えた三郎は実に『いいひと』であった。
フィニッシュで気絶してしまった彼女がベッドに倒れ込むと、慌てて彼女を抱き上げ、介抱した。
何せ、このまま眠ってしまっては、せっかくのドレスに致命的なシワが出来てしまう。
三郎は、彼女を抱きかかえながら声を掛け、気付かせたあと、とりあえず服を脱いで汗を落とすことを勧めた。
玲美は、気がついたあと彼が言うとおりに服を脱いだが、シャワーを浴びるのは辞退した。
さすがに、髪をもう一度本格的に整えるのは手間がかかるのだそうな。
部屋のユニットバスの換気扇を切り、風呂に湯を貼ってさらにシャワーを出しっぱなしにして、湯気で満たした。
そこに脱いだドレスを干して、出来る限りドレスのシワを落とすことした。
濡れてしまったショーツは、用意周到替えを持参してきていた。
これでなんとか、少々の誤魔化しにはなるだろう。
754:名無しさん@ピンキー
07/07/30 07:03:14 C20TVoqd
自分を捜す着信がひっきりなしにかかってくる携帯の電源を切り、玲美はしわ伸ばしの時間の間、三郎とベッドの上で戯れていた。
「なんか、今日の三郎さん、凄く意地悪だった」
「あーーー、ごめん、調子に乗りすぎた」
小さく責めるような瞳で玲美が三郎を見つめ、彼はバツが悪くなって視線を逸らせる。
三郎の視界の外で玲美の小さな笑い声が聞こえて、ようやく彼女に視線を戻した。
「うふふ、でも、ちょっと嬉しかったかも」
そうやって、小さく微笑んだ玲美は、先ほどの激しい情交を忘れさせる、年相応のあどけなさを宿していた。
「でも、あーいうことは、エッチの最中に聞いたんじゃ、信憑性無いんじゃない?」
ちゃんと普通の時に真面目に聞いて欲しいよ、そういってくる彼女に、三郎は答えた。あれくらいがちょうどいいのさ、と。
こういうことは、あまり本気にならない方がいい。
たとえばさっきの『誓い』などは、あとになって、なんとでも言い訳が出来る。
セックスの快楽に夢中になって、思ってもいなかったことをつい口走ってしまっただけなのだ、と。
だから、自分を追いつめないためにも、あれくらいの曖昧さがある方がいいのだ。
「でもわたし、三郎さんのこと、エッチ無しにしても好きだよ、かなり」
だからそういうことは迂闊に言うもんじゃない、と、花嫁を窘めた三郎だったが。
755:名無しさん@ピンキー
07/07/30 07:07:36 C20TVoqd
「ところで今夜ね、わたしとあの人、ハネムーンベビーを作る約束してるんだ」
「え・・・・・・?」
不意に話題を切り替えた玲美に、三郎はなにやら不穏な予感を感じる。
「だから、今日はバリバリの超危険日なの」
「ちょっ!」
「ここで問題!」
そういって、悪戯っぽく笑みを浮かべた玲美は、三郎の身体に抱きつきながら、
「今、たっぷりと子宮に注いでくれた三郎さんのザーメンと、今夜ちょっぴり出してくれるあの人のザーメン、
どっちが早く、私の中で受精しちゃうでしょうか?」
と、そんな事を、三郎の耳元に囁いた。
これは、計画済みのことだったか、と三郎は空恐ろしくなってきた。
「んふふ、ていうか、もう答えは出てるよね、きっと」
おそらくは、旦那や三郎の血液型のことなども十分に承知の上なのだろう。
女の子は怖いな、と三郎は思った。
END OF TEXT
756:名無しさん@ピンキー
07/07/30 10:07:16 0Eq5nQCX
____
/ \
/ ─ ─\
/ ( ●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
ノ \
/ |
757:名無しさん@ピンキー
07/07/30 12:48:47 +bnRCIc0
掴ませる
758:名無しさん@ピンキー
07/07/30 17:26:59 QmX488bB
読めない人がでてくる機種依存文字なんて嫌いだ。当て字でごまかすぞこの野郎!
賈?、賈詡、蔡?、荀彧、彧
あーでもMacで読めないんだっけ?
759: ◆RaTeLaB78I
07/07/30 23:20:24 yURTomjt
てすと
760: ◆8FCFm.LLxg
07/07/31 08:01:38 AdLidWJG
てす
761: ◆8FCFm.LLxg
07/07/31 20:59:40 KiAUTGvs
tesu
762:【○】
07/08/02 00:03:05 Gxsd17RA
0
763:名無しさん@ピンキー
07/08/02 02:27:09 zAM27VBh
てすと
764:ああああああああいいいい、うううううううううう
07/08/02 18:57:19 MGWsbjlN
tes
765:アンカーテス
07/08/03 23:02:59 q8W3cymZ
>>1->>1000
766:も一度テス
07/08/03 23:06:25 q8W3cymZ
>>45->>50
アンカーは適当なんだ。意味は無い。
なんよ?と思わないでおくれ…
767:再度テス
07/08/03 23:08:26 q8W3cymZ
重ねて書くがアンカーに意味はない。こうか?
>>45-50
768:名無しさん@ピンキー
07/08/04 05:11:45 45tzLTG2
【牧田まゆりエンディング】
彼女は中学生になり、全寮制のお嬢様学校に入学した。
今時珍しい純真無垢な箱入り娘を量産する、聖母をシンボルにした学校だ。
だがそれは、彼女が神の愛に目覚めた、とかそういう崇高な理由でもなく。
ただ単に、三郎の家に近いからである。
そしてまゆりは相変わらず、リハビリ、などと言った名目で、三郎とのセックスを続けていた。
「ところでさ、おまえの飼ってた犬、今はどうしてるんだ?」
情事の一区切り、三郎の腕枕でぐったりと脱力していたまゆりは、彼の問いに、しばらくの間を空けて答えた。
「・・・実家で世話してもらってるよ~」
さすがに、寮に連れていけるわけもなく、家族に世話を頼んでいるのだそうな。
気の迷いからアブノーマルな交わりを持ってしまった彼女だが、それを過ちだとはっきり自覚した今でも、その犬たちが大事なペットだという認識を変えるわけではない。
三郎は、そのあたりに少し安心した。
彼女の口から、捨てた殺したの言葉が出てこなくて、ほっと一安心である。
「でも、大変だろ、あんな大きな犬」
自分が切り出した話題を適当なところに着地させるべく、三郎はそんな当たり障りのない言葉を選んで、彼女に言った。
前に一度、写真を見せて貰ったのだが、あれほど大きな犬種を飼っていたのかと単純に驚いた。
あえて、その巨大なイヌに組み伏せられる少女の姿を、頭から追い払った三郎である。
まぁそんな、当たり障りのない話題であるはずだったのだが。
「大変だけど、ママがちゃんと世話をしてるからね」
そういって、まゆりは意味深に笑った。
「今はママがあの子達にハマってるから、お世話はバッチリ!」
あえて、イヌに組み伏せられる人妻美女の妄想を、頭の隅から追い払った三郎である。
生々しすぎるってば。
END OF TEXT
769:!omikuji
07/08/04 06:49:07 sJt5T9ZC
000
770:名無しさん@ピンキー
07/08/04 21:03:38 8IyaGw4K
tes
771:名無しさん@ピンキー
07/08/05 14:40:29 jfKC1X7f
テスト
772:名無しさん@ピンキー
07/08/06 04:13:48 IA3g3B7P
てst
773:名無しさん@ピンキー
07/08/06 16:49:08 3ZJ8TYiJ
テスト
774:名無しさん@ピンキー
07/08/06 17:28:36 gkSFCcJ2
\(^o^)/ 人生オワタ
775:名無しさん@ピンキー
07/08/07 19:52:37 /v7BY0JR
殴り書き
776:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:34:33 d7LRjpNf
TAS
777:名無しさん@ピンキー
07/08/08 00:46:48 NoxNY79Z
tes
778:名無しさん@ピンキー
07/08/10 18:44:46 9K//66al
てst
779: ◆VnRg4xmClA
07/08/10 18:50:12 e97GPc2T
000
780: ◆RfyqxjRpsY
07/08/10 18:50:58 e97GPc2T
000
781:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:18:52 M2m434GC
【相澤亜璃栖エンディング】
始発電車で1時間半。
そして降りた駅からバスで1時間20分、終点までの道行き。
早朝に家を出てきたのでまだ眠気の残る亜璃栖(ありす)には、ちょうど良い睡眠時間だ。
電車にしろバスにしろ、終点まで乗るわけだから乗り過ごす心配もない。
バスの運転手に声を掛けられて目を覚ました彼女は、礼を言ってバスを降りた。
膝上までのジーンズに薄いシャツを重ね着したラフで行動的なファッションに身を包んだ亜璃栖は、ディパックを肩に掛け、がらがらとキャスター付きの荷物を引きながら、夏の太陽に目を細めた。
「あつ・・・」
夏休み直前の土曜日、まだまだ朝であるというのに、降り注ぐ陽の光は真夏の熱気全開である。
停留所にあるベンチに腰掛け、鞄からタオルを取りだした彼女は、帽子を脱いで人心地ついてから汗を拭っていった。
その停留所は、周りを田に囲まれた僻地のバス倉庫付近にあり、彼女以外の待合い客も居なかった。
先ほど彼女を運んできたバスの運転手が、少し離れた椅子に腰掛け煙草を吹かしているくらいで、それ以外に人影もない。
ここは、彼女の目的地ではない。
ペットボトルのミネラルウォーターを一口含み、軽く水分補給。
セミロングの髪を束ね、押し込むようにして帽子を深めに被り直してから、良し、とベンチから立ち上がった。
ここまで持参した荷物の内、重くかさばる折り畳み自転車は、ここからが出番だ。
先ほどまで引きずっていたそれを慣れた手つきで展開し、停留所をあとにした。
夏の風を切りながら、亜里砂は自転車をとばす。
周りの景色はと言えば、畑と田んぼ、そしてそれらを囲む山しかないような、田舎の土地だ。たまにある民家も、それなりな中途半端の古さ。
なんとか舗装されてはいるものの、すれ違う自動車の一台もないような田舎の道を、亜璃栖は目的地に向かう。
やがて民家を見かけなくなり、道も土が露出して、人里を離れたような山の麓に、彼女の目的地はあった。
782:名無しさん@ピンキー
07/08/11 15:20:16 M2m434GC
民家、と言っても、先ほどまで見かけたような新しい造りの家ではなく、いわゆる『古民家』である。
手入れの難しい茅葺きの屋根だが、なんとか見栄えを損なわない程度の体裁は整えられており、それなりに無精ではない人間が住んでいることを窺わせる。
周りには広い田と畑があり、それぞれには季節に応じた作物が健康に育っていた。
「到着、っと!」
自転車をこぎ続けて約1時間、汗だくになった彼女は、それでも見えた目的地に表情を綻ばせた。
その民家の庭先で、囲いの中に放されている鶏に、餌をばらまいている男を見つけたからだ。
遠目に見ても、彼を見間違うはずがない。
よく似た兄弟でもなく、間違いなく畑山三郎本人である。
「三郎さん、おはよう!!」
自転車で庭先に到着した亜璃栖は、その男に元気な挨拶。
彼も、にこやかな笑顔で彼女に挨拶を返す。
「おはよう、亜璃栖」
亜璃栖は、こうやって彼に会い、その笑顔を見て、心地よい安心感が心を満たすのをはっきりと自覚した。
今日は、休日を利用して、彼の家に遊びに来た。
遊び、とは言っても、ただ普通に遊ぶのではない。
彼の仕事を手伝って、田や畑の手入れをし、その日採れた作物で作られた食事でお腹を満たす。
そのために彼女は、遠いところからわざわざ彼の元に通っているのだ。
駅からの道行きにしても、三郎は車での送り迎えを強く申し出たのだが、亜璃栖はそれを断った。
手伝いに来た自分が彼の手を煩わすようでは意味がない。
あまり彼に甘えすぎるのを、彼女は良しとしなかった。
あの番組から1年の時が経つ。
消えてしまった初めての恋のあと、しばらくは落ち込んでいた彼女も、今や以前を上回る元気を取り戻した。
休みが来れば彼に逢い、仕事を手伝って時間を共にし、たまに肌を合わせて悦びを交わし、そして逢えないときも彼のことを想う。
こうして少女は今、新しい恋をしているのだ。
END OF TEXT
783:名無しさん@ピンキー
07/08/12 00:01:51 KM1hxCga
test
784:名無しさん@ピンキー
07/08/14 20:57:48 nP0qqt9M
ああされど、さにあらず。
785:名無しさん@ピンキー
07/08/15 19:05:16 yorK0QOF
さもありなん。
786:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:30:00 uovhT6Q0
test
787:名無しさん@ピンキー
07/08/16 02:35:28 y4yXYAca
てすと
……
―
788:名無しさん@ピンキー
07/08/17 00:37:29 HYdcbbdf
12345678910123456789101234567891012345678910
789:名無しさん@ピンキー
07/08/17 13:48:45 HYdcbbdf
12345678910123456789101234567891012345678910
12345678910123456789101234567891012345678910
12345678910123456789101234567891012345678910
12345678910123456789101234567891012345678910
12345678910123456789101234567891012345678910
790:名無しさん@ピンキー
07/08/17 22:02:04 WXmRZ3lG
>>784-785
ジェームス三木?
791:名無しさん@ピンキー
07/08/18 00:13:33 WZH/6+jV
今日は出木杉家での勉強会。
最近しずかと出木杉が妙に接近していると邪推したのび太が、ドラえモンをだまして手に入れた、
「ジキルハイド」(性格を激変させる薬)を出木杉にのませ、その変わり果てた姿をしずかに見せつ
けてがっかりさせてやろうと密かにたくらんだのが、そもそもの発端だった。
「よかったら飲んでよ」
勉強の合間に、母親が差し入れたアイスティーを出木杉がみんなに勧めた。
「オゥ、サンキュー!」
当然のように一番に手を出したジャイアンに続いて、みんながそれぞれのグラスに口をつける。
「じゃあぼくも……」
とグラスを手にしたのび太は持ってきた薬をこっそり入れると、そのグラスをトレイに戻し、
「やっぱりこっちにするよ」
と残っていた一つのグラスと取り替え、内心ニヤッとほくそ笑む。
「なんだいのび太君、どれも同じだよ」
と、笑いながら出木杉が、薬入りのグラスに手を伸ばそうとすると、一息で自分のグラスを空けて
しまったジャイアンが、
「足んねえよ。これももらうぜ」
と出木杉が取ろうとしたグラスをサッととり、それも一気に空けてしまった。
「ああッ!」
と叫んだのび太をギロリと睨んだジャイアンが、
「なあんだよのび太!文句あんの……グゥッ……」
と呻きながらグラスを取り落とす。
「ジャイアン!」
とあわてて駆け寄った出木杉、スネオ、しずかを、ジャイアンはその太い腕の一振りでなぎ倒し、体を
小刻みに震わせながら、その小さな目を血走らせ、
「ウォッ!」
と短く吼えた。
思わぬ結果に怯え、部屋の隅で縮こまって青い顔をしているのび太など目に入らぬかのように、荒い息で
部屋を見渡すジャイアンの目に、床に倒れたしずかの白くスラリと伸びた細い足と、めくれあがった
ワンピースの裾からわずかに覗く白い下着が映った。
肩で息をしながら無言で近寄ってくるジャイアンの姿に、しずかは下着を隠すのも忘れ、尻餅をついた
格好のまま後ずさる。
そのまま、何の飾りもないその小さな白い布切れをその大きな手でむんずと掴み、しずかの抵抗など
蚊ほども感じないかのように、一気にそれを剥ぎ取ってしまった。恐怖も忘れ、思わず見入るのび太の目に、
まだ毛の一本も生えていない彼女の白い下腹部と、ぴたりと閉じた薄いピンク色の肉の合わせ目が飛び込んで
きた。
792:名無しさん@ピンキー
07/08/18 23:04:03 WZH/6+jV
>>750
793:名無しさん@ピンキー
07/08/19 11:03:42 7xDD+SbH
てす
794:名無しさん@ピンキー
07/08/20 02:05:04 eNMPZtE8
>>748-749
795:名無しさん@ピンキー
07/08/22 14:52:44 ijyGalRC
てすつ
796:てす ◆9gH6qQaeMM
07/08/22 16:09:47 suUJp3il
テスト
797:名無しさん@ピンキー
07/08/22 16:48:21 mN2TdKG7
++
798:名無しさん@ピンキー
07/08/22 16:48:59 mN2TdKG7
--
799:名無しさん@ピンキー
07/08/22 18:45:06 ifJBZF7t
**
800:test ◆mHw4j6JbPs
07/08/22 21:01:52 LSOtlkPm
test
801:名無しさん@ピンキー
07/08/23 18:02:50 PMAGmAei
tet
802:名無しさん@ピンキー
07/08/23 20:46:17 4dptz4Xk
1
803:名無しさん@ピンキー
07/08/23 20:50:32 4dptz4Xk
2
804:名無しさん@ピンキー
07/08/23 22:47:59 4dptz4Xk
3
805:名無しさん@ピンキー
07/08/24 00:19:50 64hLMZ5a
test
806:名無しさん@ピンキー
07/08/24 00:30:07 M1x8hlWS
test
807:名無しさん@ピンキー
07/08/26 00:07:11 GbyCCcms
てす
808:楽天 ◆cNsKLREitk
07/08/26 20:02:49 cgu9s44n
あげ
809:名無しさん@ピンキー
07/08/26 20:05:44 cgu9s44n
楽天#いいくに
810:名無しさん@ピンキー
07/08/26 21:04:03 QidTDI9z
tets
811:♯あんじみ
07/08/26 21:30:21 tbaaxU+3
とりっぷ
812:テスト ◆oi5hYF6UMQ
07/08/27 21:19:57 ZYgyvsOd
できた?
813: ◆GYOmiNz9Q.
07/08/28 04:09:57 T9tnO0TI
tes
814:勝手に鼻くそ祭り
07/08/28 20:55:49 C+jHSfZI
だだだ
815:かなかなかな ◆Q0syeLRYuU
07/08/28 22:32:21 1KVHZVIC
テスト~
816:名無しさん@ピンキー
07/08/29 10:42:20 0oUbWhrB
ぱぱらっちょ
817:セノ◇9MxN64SxK2
07/08/29 12:36:17 oe7Z3iLK
テスト
818:ノラ ◆LXqUcBnrXM
07/08/29 13:12:14 f+BF+J4V
テスト
819:名無しさん@ピンキー
07/08/29 22:58:17 TXtJNf2j
てすと
820:名無しさん@ピンキー
07/08/30 16:34:47 i0VSUL0i
てすと…
ずっと食事をしていなかった。飢えはかんじなかったし、感じる隙もなかった。ここにいるだけで満足だった。
彼の見つめるなかで、時は眩くすぎていった あともうすこし
「ひとりだと 寂しくてね」
彼はゆっくりふりむいた。彼はシャツのボタンをはずしはじめた。―ドラゴンの黥―
「私は大昔も、今も 遠い未来も知っている」
821: ◆Z/Mv5NkyO2
07/08/30 19:32:46 uDyHfVh5
テスト
822:名無しさん@ピンキー
07/08/30 19:51:35 i0VSUL0i
香りの良い葉が薪と共に炎にくべられ、ミラ達は思い思い位置で炎を囲んでいた。森の奥、山河湖へと続く小道 その場所にある白いベースにハルルは眠っていた。
♪北の波に流れ往く河
翠の森にそそぐ雨
大地に血は還る 再び
輝く紅は永遠の友達
陽気な手風琴、ハルルの好きだった小太鼓 風にのる音にあわせて謡ったり踊ったり
♪草笛が風わたり
流れに銀が跳ねる時
彼女は炎の前に立つ
ひかりの湖水は還り路
乾いた団栗をいれた打楽器を子供達が楽し気に鳴らしてる。ノスタルジックなヴァイオリンの隣で羽根のついたスカートを翻す女の人。輝くストロベリーブロンドの髪に小麦色の肌 ショートブーツの踵を踏み鳴らして踊っている。
チラッと覗く太ももの大胆な紅の刺青に、みんなが指笛を吹いてる。丸い九尾もポヨンと揺れ動く
ハルルの娘のビィータさんだ
その彼女の娘 ゲルダもベースの横で飛び跳ねてる。まだ子供のゲルダは五才くらいのヒトの女の子の大きさ。ゼルの子は小さく産まれて大きく育つみたいだ。
ぴょんっと跳ねるたび丸い耳がピコンとして天使みたいな巻き毛と揺れる。よそゆきらしい白いワンピースにソックス
あぁほんとに天使みたい…
823:名無しさん@ピンキー
07/08/30 20:05:48 pYlsQkgl
テスト
824:名無しさん@ピンキー
07/08/30 22:14:00 yOvhrWK+
テスト
825:名前
07/08/30 22:15:54 sRHrlay/
昔々在るところに
826:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:23:32 YH6ogKGR
あ
827:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:31:31 YH6ogKGR
あの
828:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:32:35 YH6ogKGR
あ
829:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:33:30 YH6ogKGR
あ
830:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:34:47 YH6ogKGR
あ
831:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:36:06 YH6ogKGR
あ
832:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:37:27 YH6ogKGR
あ
833:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:38:22 YH6ogKGR
あ
834:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:39:55 YH6ogKGR
あ
835:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:41:34 YH6ogKGR
あ
836:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:42:19 YH6ogKGR
あ
837:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:43:26 YH6ogKGR
あ
838:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:44:33 YH6ogKGR
あ
839:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:46:09 YH6ogKGR
あ
840:名無しさん@ピンキー
07/08/31 02:46:56 YH6ogKGR
あ
841:名無しさん@ピンキー
07/08/31 12:20:44 kCqaFjcu
真夜中に目覚めることは珍しくない。
徒歩五分の距離に国道があるし、住宅街を爆走するバイクの音も聞き慣れている。寝苦しい夜には小さなきっかけで目が覚めるものだ。
しかし、篤郎は妙な違和感を感じていた。おぼろげな現の中で、起きなければ、と、強く念じたような気がするのだ。
悪い夢でも見たのかもしれない。部屋の中を見回して異常がないことを確認してから、篤郎は布団を深くかぶった。
珍しく静かな夜だった。段々と時計の音が気になってきて、耐えきれずに寝返りを打つ。何度も繰り返すうちに、目の前の壁から声が聞こえてきた。
「……お兄ちゃん」
吐息のような声だったが、確かに。
「……お兄ちゃん、助けて……」
今にも泣き出しそうな妹の声。
篤郎は即座に飛び出して隣の部屋のドアを開けた。
「美緒! どうしたんだっ? 何があった?」
悪夢にさいなまれているのか、人知れず思い悩んでいるのか、まさか暴漢が入り込んだのか。最悪の事態へと加速する篤郎の思考は、ぴたりと静止した。
「美緒……?」
妹は。
パジャマのズボンを投げ出して。なめらかなふとももをむき出しにして。
中心の真っ白な三角形に、華奢な指をくいこませたまま。
「……なに、を……して……」
「あ、あ、あたし……あたし……」
震え出す美緒の姿に、篤郎ははっと正気を取り戻した。
「わ、悪い! 忘れる! 忘れるからっ、だからっ!」
「待って!」
全身が凍り付く。
篤郎は心臓までも止められた気がした。
暗闇の中で白い足がゆっくりと動く。目をそらさなければと思っているのに、立ちこめる淫臭がその根源へと意識を導いていく。指が退いたショーツには、その向こうをかたどったくぼみがくっきりと現れていた。
「あの……た、試してみたくて……やってみると……と、止まらなく、なって……」
うつむいて背けたその頬がどれだけの熱を持っているのか。その体はどんなに温かくて、濡れそぼった中心はどれほど熱く締めつけるのか。
篤郎は自然と唾を飲み込んでいた。
「そ、そうか。女だって……あるよ、な、そりゃあ……」
「……う、うん。だから、だからね……」
美緒はますますうつむいてつむじを見せる。こもった空気にそぐわない、幼くも見える仕草だった。
これは夢だ。悪い夢なのだ。そうでなければ、こんなにも……。
篤郎は振り払うように首を振った。
「わ、わかった、大丈夫だから、美緒。お休み……」
声がうわずるのはどうしようもなかったが、なんとかそれだけを言って、とにかくこの場を立ち去ろうとした。
しかし。
「……違うの。……手伝って。お兄ちゃん」
聞き間違い、なのだろうか。
潤んだ瞳は下を向き、唇はきゅっと結ばれている。両膝をわずかに擦り合わせて、双眸が苦しそうにこちらを見た。
「……イキたいの」
幼い頃に何度も繋いだ細い手が、そろりとショーツに降ろされた。うっすらと茂みを透かす場所を通り過ぎ、人差し指が小さな突起を探り出す。
「んぅ……っ」
くぐもった声は聞こえるか聞こえないかくらいのものだったのに、やけに大きく耳を打った。
指はほんの数秒突起を押し込み、やがてぬかるみの中へと先を埋めた。ショーツがクチュッと音を立てる。クチュッ、クチュッ、と、その向こうにある淫靡な穴を、リアルに描き出すように。
「お兄ちゃん……」
クチュ……ッ
「お願い、触って……?」
「やめろ! できるわけないだろっ! 兄妹だぞ!」
篤郎は妹が何を考えているのかさっぱり理解できなかった。
兄とはいえど男なのだ。それがわからない年でもない。股を開いて、卑猥な音を立てて、誘っているとしか思えない態度をとっていることに、まったく気がつかないとでもいうのだろうか。
ところが美緒は不思議そうに首をかしげた。
「……どうして? 兄妹だから、できるはずだよ? 触るだけだもん。手伝ってもらうだけだもん。ほら、下着の上からなら見えないし……、ね?」
「な、何言って……! そういうことじゃない!」
篤郎が眉をつり上げると、美緒はしゅんとしてうつむいた。
「あ、あたしの体、……汚い?」
「はぁ……っ!?」
「足、太いよね。おっぱいだってあんまりないし、お腹も結構ぷよぷよだし。……アソコも、毛深い……かも。それに変な形してるかも。他の人の、よくわかんないけど。
あと、あと、美人じゃないから……、気持ちよくなったらたぶん、変な顔してるし。こんなんじゃお兄ちゃん、嫌、だよね」
「なんでそうなるんだ! だいたいおまえ別に太ってないし、顔だって、……ちゃんと可愛いぞ。それに、……アソコもたぶん、普通だろ?」
842:名無しさん@ピンキー
07/08/31 12:21:50 kCqaFjcu
篤郎は反射的に反論していた。
兄の欲目を差し引いても妹は可愛いと思っていたし、妙なコンプレックスで縮こまる様子は見ていて胸が痛かった。だから、躊躇はあったものの、丁寧に性器の話にまで答を返してやったのだが。
「……じゃあ、触って確かめて?」
篤郎は思わずうなだれた。
「美~緒~。おまえな、からかったのか? ふざけるのもいいかげんに」
「違うよ! ホントに、不安なんだもん……」
おかしな展開になってしまった。
美緒は消えそうな声で「お願い……」と繰り返す。どうねだられたってそんなことはおかしいに決まっているのに、その声を聞いているとカラカラに乾ききっている自分の喉の方がよっぽどおかしいような気がしてしまう。
美緒は本当に不安なだけなのだ。自分の体が普通なのかどうか確かめようがなくて、藁にもすがる思いなのだろう。そうでなければこんなことは……。
ため息が出た。
「……触るだけだからな」
篤郎はついに折れた。
ベッドの上に膝を置くと、ギシリと大きな音がして、篤郎は脳内の部品を一つ掛け違えたような気分になった。深呼吸をしようとしたが、浅くしか息ができなかった。
ガチガチに固まった人差し指を一本立てて、インターホンのようにそこを押す。
美緒の足がピクリと揺れた。
「もっと、全部で確かめてくれなきゃダメ」
「わ、わかった……」
篤郎はそのまま指を滑らせた。しっとりと水をたたえたショーツが妹が何をしていたのかをありありと伝えてくる。その体温から指先を離すことができない。漂う香りは相変わらず鼻孔を刺激し続ける。
篤郎はゴクリと唾を飲み込んで、くっきりと透けている茂みの方に指を向けた。
毛深いかどうかが気になっていたようだから、と、境界線をゆっくりとなぞっていく。
……このくらいならきっと普通なんじゃないか?
まるで医者のように、そんなことだけを考えるようにした。
あとは……形、だ。
暗闇の中でもなお暗い、秘密の場所を覆い隠す翳りを、下着の上からシャリシャリとかき分けていく。大陰唇の周りを大きくなぞり、少しずつ幅を縮めていった。
足の付け根に細長い円を繰り返し描くその作業は、妹の一番淫らな部分をマーキングするようで、篤郎の指は小刻みに震えた。
「……ん、くぅん……。はあぁ……っ」
それに呼応するように、美緒の吐息が甘くなる。
描き出された境目は、その部分だけがさらに濡れて色を変えていた。
「み、美緒……。調べるからな、おまえのココ……」
篤郎は指を増やした。
両手の親指と人差し指一組ずつで、左右に少しずつ押し開く。少しずつ、少しずつ、股布の脇から茂みが恥ずかしそうに顔を出す。さらに柔らかい肉を開いていくと、わずかにめくれて内側のピンクをちらりと見せた。篤郎はその襞に指を差し込んだ。
「あっ、お兄ちゃ……っ」
温かい。ぬるぬるする。愛液がぬちゃりと音を立てる。
頼りない股布を中心に、左右対称に露わになった性器の一部。まだごくわずかなピンクしか見えない。だがそれはすでに妹の内側だった。
四本の指がそれぞれぬるりと滑る。篤郎は大陰唇の内側の縁を確かめるようになぞりだした。
「お、お兄ちゃん、あ、あたしの、おかしくない……?」
美緒が身をよじるたび、ビラビラした肉襞が指にあたる。中心を隠す薄布はすっかり透けて、小さな穴がヒクリヒクリと息づく様子をはっきりと映し出す。
いつのまにか篤郎は鼻がくっつきそうなところまで顔を近づけていた。
「……美緒。このにおい、くらくらする。それにはみ出したおまえのアソコ、きれいなピンクで、すげぇ可愛い……」
「や、やだぁ……っ! 恥ずかしいこと言わないでぇっ!」
今まで従順に開いていたくせに突然慌てて閉じようとする両足がまた可愛くて、篤郎は肘でふとももをしっかりと抑えつけた。指は割れ目を開いたまま、小陰唇をめくったり、戻したりする。
「ふあぁぁぁん……っ!」
つたない嬌声だったが、充分だった。
篤郎は股布からはみ出した淫らな肉を外から内からなでさすった。そうしてあふれる愛液が布の向こうのヒクつく穴をよりリアルに浮き上がらせていくのをじっと見ていた。
「あっ、あっ、お兄ちゃ、んっ、んぅっ」
「美緒……美緒……、ホントに可愛いな、おまえのココ。すげぇ、ぬるぬるしてて……」
「やっ、お兄ちゃんっ……周りばっかり、息だけ当たるの、ダメなの……っ! お願い! 中も……中もぉ……っ!」
「でもおまえ、充分濡れてるじゃないか。このままでもちゃんとイケるんじゃないのか?」
篤郎はわざと息を吹きかけた。
美緒はいやいやと首を振って、またショーツに染みを作った。