06/09/18 01:46:34 4AxEbVeE
「嫌っ、嫌ァ―!!!!」
悲痛な叫びは鉄筋の壁こだまするばかりで、それも男たちの欲望の声にかき消されてしまった。
「っしゃあ!捕まえたぜぇ、俺が一番だからな!」
「先に見つけたのは俺だっつうの。……ま、穴は一つじゃないしな」
「ひっ、や、やめて……やめて下さい!何でこんなことするんですか!」
耳を疑う言葉に、クマーは思わず自分の腕を押さえつけている男に向かって叫んでいた。ただ道を間違えただけ、それだけの事なのに、何故こんな狩りのような目にあっているんだろう。