星のカービィ その6at EROPARO
星のカービィ その6 - 暇つぶし2ch421:ごめん、今回推敲が短い。
07/02/18 19:48:17 PIiM1dbN
前頭葉を中心に、波状に頭がガンガンする。耳鳴りが煩い程にかち鳴らされる。…視界に、火花が散る。
「んっ……んんッ…!」
上からついばむ程度のキス。足りない。足りない。足りない。
「っっッはあっ……!───!!!」
空気を求めて空いた口に、無理矢理に舌をねじこんだ。何かを喋ったような気がしたが、聞こえないフリをキメこむことにした。
「ぅんんっ──!!」
ふいに、舌と舌とが触れ合った。ザラリとした感触が、後頭部を蕩かせる。ゾクゾクと、背筋から頬にかけて電撃が染みる。
ケケの舌が、一瞬 後退した。逃さないように。舌の腹で絡めとる。
遮二無二、右往左往、縦横無尽、古今東西←(?)口腔内を凌辱した。ケケの頬を、ついと どっちつかずな唾液が伝う。
不意に、アドレーヌの舌が固い感触に触れた。それが歯だと、いや、触れる前から解っていた。

──噛まれる。

──拒絶される。

痛みに耐えるため、きゅっと目を閉じた。ケケを押さえ込む両手がこわばり、汗が滲む。
その瞬間だけは、焦燥と締感の合わさった不思議な心地がした。覚悟を決めて、「その時」に備えた。

──ぎゅっ……

「!!!?」
………噛まれた。……噛まれた。…噛まれた?
突拍子もない事をされて、張本人のアドレーヌは混乱を余儀なくされた。


──甘噛み、された。






「はぁっ……はぁ……」
「はぁ…ふっ……く……」
荒々しい呼気だけが、部屋中に響いていた。
四つん這いになって押し倒した己の両腕を思いきり突っ張って、少し上から、ケケを見おろした。
荒い呼吸に合わせて、小さな胸が上下している。

この子は、なんで──
なんで──

2つの「なぜ」がくるくる回った。
上手く、言葉が出ない。や、選べない。混乱が耳鳴りを酷く、明瞭にしていった。

意識が、まどろみを引きずったまま、無理矢理覚醒へと追いやられる。混乱が、混乱を呼んだ。





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