おとぎ銃士赤ずきんエロパロ【チャチャじゃないよ】at EROPARO
おとぎ銃士赤ずきんエロパロ【チャチャじゃないよ】 - 暇つぶし2ch346:夜の森の中で(1/14)
06/10/01 16:11:43 g+x+5rqA
 サンドリヨン城を目指して旅を続ける三銃士とその他大勢ご一行。わけのわからん新興宗教はびこる村を結果的に半壊させた後、意気揚々と旅路を急ぐ……はずだったのだが、
「あう~……」
「ったく……病み上がりであんな無茶するからだ」
 野営用に設えられたテントの中で、赤ずきんは毛布にくるまり横になっていた。ぐったりした様子で、肌は火照り、目も熱に潤んでいる。
「ごめんねみんな……」
「いや、気にすんな。責めてるわけじゃねえ」
「ねえ白雪。赤ずきん、ちゃんと治ってなかったの?」
 草太が尋ねると、白雪姫は眼鏡を抑えながら否定した。
「鱗粉の毒はもう残っていないはずです。これはヴァルの言うとおり、病み上がりで無茶したせいですわね。症状としてはただの風邪ですわ」
「風邪はひきはじめが肝心……ふわわ」
「っていうか、赤ずきんでも風邪ひくんだ……」
「りんごさん、それはひょっとして何とかは風邪ひかないという―」
「そんなつもりじゃないわよ!」
「うるさいぞお前ら」
 適当な所でヴァルがつっこみを入れ、ひとまず静かになる。
「じきに日も暮れる。赤ずきんは明日までゆっくり休んでろ」
「うん。ありがと……」
 答える声にはいつもの元気が全く無かった。
「一晩休むだけで大丈夫かな?」
 草太が心配そうに尋ねるが、ヴァルは大丈夫だと答えた。
「頑丈なのが赤ずきんの取り柄だからな」
「そうですわね。さて、氷嚢を作りませんと……りんごさん、夕飯の支度をお願いしてよろしいかしら」
「分かった。草太、手伝って」
「うん」
「私は……ふわわ」
「いばら、今寝るなら最初の見張りは任せるぞ」
「了解……zzz」
 赤ずきんの看病は白雪姫に任せ、めいめいが仕事に取り掛かった。

347:夜の森の中で(2/14)
06/10/01 16:12:31 g+x+5rqA
 かなり熱の出ていた赤ずきんは、いつもなら軽く三杯は食べる夕飯を一杯だけに留め、すぐ横になった。
 既に日は落ち、夜空には月がよく映えていた。
「赤ずきん、明日にはよくなってるかな」
「心配無い。さあ、俺達も明日に疲れを残さないよう、とっとと寝るぞ」
「何だか赤ずきんがいないと、ヴァルがリーダーみたいになってるね」
「ふわわ……こういう時は頼りになる」
「まあな。……って、本来は白雪かいばらがそういう役目をするべきだろうがっ! 三銃士だろお前ら!」
「私はあまりリーダーという柄ではありませんし」
「私は……ふわ……眠いし」
「いばらはさっきまでたっぷり寝ただろ! 夜の見張りはどうすんだ!」
「番犬に任せる」
「任せるなっ! ってちょっと待て! 番犬って誰の事だ!? 俺は犬じゃねえ!」
 つっこみ役の苦労も倍加しているようだった。何だかんだで、赤ずきんは一行のまとめ役として上手く機能していたらしい。

 夜……みんなが寝入った頃、草太はふと目を覚ました。何となく気になって、赤ずきんの様子を見てみる。
「うわ、汗びっしょりだ……」
 荒く寝息をつく赤ずきんは、額に玉の汗を浮かべていた。全身も汗まみれだろう。
「早く拭いてあげないと、体が冷えちゃうよ……」
 荷袋の中から汗拭き用のタオルを取りだした所で、草太はハッと気付いた。
(……ぼ、僕が拭くのか?)
 寝ている赤ずきんの体の汗を、拭く。服を脱がして、色んな所に手を触れるわけで―
「う……」
 やはり草太も健康な男子。ついその行為を想像してしまい、体が熱くなった。
「…………って、誰か起こせば済む話じゃないか」
 至極当たり前な解決策に思い当たり、ホッとすると同時に、やらしい想像をした自分が猛烈に恥ずかしかった。
「りんご……起きて」
「ん……草太? どうしたの?」
「赤ずきんがすごい汗かいててさ、拭いてあげないと」
「あ、うん……分かった」
 眠たげに目をこすりながら、りんごは草太からタオルを受け取った。
「じゃあ、僕はちょっと外に出てるね」
 ほんの少しだけ後ろ髪引かれる思いをしながら、草太はテントを出た。

348:夜の森の中で(3/14)
06/10/01 16:14:06 g+x+5rqA
 夜とはいえ、外は月と星明かりのお陰でとても明るかった。人工の灯火に充ちた東京では見られない光景だろう。
「ふわわ……」
「いばら、見張りご苦労様」
「交替?」
「いや、次はヴァルだし……時間もまだだし」
「残念……ふわ」
 傍の小岩に腰掛けていたいばら姫は、心底眠たそうに欠伸していた。
「草太はどこいくの?」
「ちょっと目が冴えちゃったから、その辺ぶらついてくるよ」
「ふわ……あまり遠くへはいかないように」
「うん」
 いばら姫の言葉に頷き、草太は森の方へ歩いていった。

 適当に周囲から見え難い木陰を見つけ、草太は幹にもたれ掛かり腰を下ろした。
「その、男として仕方ないことだからね?」
 端から見れば一人言だが、草太は植物と会話出来る……つまり、周りの草花に一応言い訳をしているのだ。
 まだ起きていた植物達は「大丈夫。気にすんな」と優しく理解を示してくれた。
 安心した草太は、下着ごとズボンを下ろして、反り返っている自分のものを手で慰め始めた。
 割と淡泊な性質の草太にとっても、女の子四人に囲まれての道中というのは、やはり悶々とする場面が多い。
 エルデに居た頃は、まだトイレやお風呂で処理出来たが、ファンダベーレに来てからはこういう暇を取るのも一苦労だった。
「はぁ……はぁ」
 自慰をする時、草太が頭に思い浮かべる対象は一定しない。しかし、やはり赤ずきんや白雪姫、いばら姫、それからりんごなど身近な女の子の裸体を想像する事が多かった。多少の罪悪感を抱えつつ。
「はぁ……赤ずきん……っ」
 そして今は赤ずきんの事を思い浮かべている。不謹慎かもしれないが、熱を出して体を火照らせている彼女が妙に色っぽく見えたのだった。
「……はぁ」
 忙しなく手を動かしながら、不意に申し訳ない気持ちが込み上げてくる。熱で苦しんでいるはずの赤ずきんを想像して、自分はこんな事をしているのだ。
「赤ずきん……ごめん……」
 聞こえるはずもないがそう呟き、草太はふっと目を開けた。

349:夜の森の中で(4/14)
06/10/01 16:14:48 g+x+5rqA
 そして近くの草むらから顔を出していたりんごと目があった。
「っ!?」
「あ……」
 固まる草太とりんご。ちなみに前者は下半身丸出しで手をイチモツに添えている。
「りりりりりんご、ど、どうして……?」
「えと……草太がどこか行ったっていうから、ちょっと探す……つもりだったんだ、けど……は、早くズボンはいてよ草太……!」
 顔を真っ赤にして目をそらすりんご。
「うわ!? ご、ごめん!」
 大急ぎでズボンを上げる草太。
 だが、
「い゛っ!?」
 腹の底から苦悶の声を上げ、草太は身を折りイモムシのような姿勢になった。
「ど、どうしたの……?」
「……挟んだ……」
 ほとんど涙声な草太。慌ててたものだから、ファスナーで大事な部分の皮(あるいは肉か)を挟んでしまったらしい。
 女であるりんごには分からない痛みだ。しかし悶える草太の様子を見て、かなりの緊急事態を感じ取った。
「草太、大丈夫?」
「う、うん、大丈夫だから……りんごは先に戻ってて……」
「全然大丈夫に見えないわよ! 顔からすごい脂汗出てるじゃない!」
「いや単に痛いだけだから……」
「ちょっと見せて」
「え!? そ、そんなの―」
「恥ずかしがってる場合じゃないんだゾ!」
 聞く耳持たず、りんごは俯せていた草太を強引にひっくり返した。
「わ……」
 痛みのせいで萎れてはいたが、記憶にある草太の男性器(幼稚園時代)とは全く違うそれに、りんごは息を飲んだ。
「り、りんご……そんなに見ないでよ。恥ずかしいって」
「な、何を勘違いしてるのよ! 怪我してないか見るだけだからね! 触ったりしてもそれはしょうがない事なんだゾ!」
 聞いてもいないのに次々言い訳をしながら、りんごは草太のそれに恐る恐る手を伸ばした。
「あ、血が出てる……」
 竿の部分の中程に小さな傷が出来て、そこから血が滲んでいた。
「もう、やっぱり怪我してるじゃない」
「こ、これぐらい平気だから」
 ズボンを上げようとする草太を、りんごがすかさず止める。
「だめっ! 小さい傷でもバイキンが入ったら大変なんだゾ」
 そうは言っても、ここには消毒薬も無ければ傷を洗う水も無い。

350:夜の森の中で(5/14)
06/10/01 16:15:46 g+x+5rqA
 しばしの沈黙を経て、りんごが口を開いた。
「…………草太」
「はい?」
「勘違いするんじゃないゾ。これはあくまで手当だから」
「え、何を―うわっ!?」
 りんごは小さく舌を出すと、草太の怪我をしている部分……肉茎の横をぺろぺろと舐め始めた。
「り、りんご、そんな事……」
「だっ、だから勘違いするなーっ! 怪我した所を舐めてるだけなんだゾ!」
 そうは言われても、ごく当たり前の反応として草太の息子は大きくなってきた。さっきは中断して抜いていなかったので、勢いは全く衰えていない。
「わわっ……な、何してるのよ!?」
「何って言われても……」
 生理現象ですのでどうにもなりません。……とは草太も言わないが、どうにもならないのは事実だった。触られているだけでもきついのに。
「もう……しょうがないなぁ」
 顔を赤らめしながら、りんごは添えていた手をゆっくり上下に動かし始めた。
「り、りんご、そこまでしなくても……もう痛くないから」
「だって……このままじゃ草太が困るでしょ」
「そうだけど……う」
 色々言いながらも、りんごに手で擦られて草太の息子はますます固くなっていく。ぎこちない手付きだが、自分でするのと全然違う新鮮な感触だった。
「お、男の子はこうすると気持ちいいのよね?」
「うん……でもりんご、どこでそんな……?」
「う……うるさい! さっき草太がやってたのを見様見真似でやってるんだゾ!」
 怒鳴ると同時に握力上昇。
「痛っ!」
「あっ、ごめん……」
 すぐ手の力を弱めて、優しく撫でるように上下させる。
「ねえ、りんご……出来たらその、先っぽとか舐めながらやってくれると―」
「調子に乗るなバカ!」
「ご、ごめん……」
 また怒鳴られて口を閉じる草太。

351:夜の森の中で(6/14)
06/10/01 16:16:25 g+x+5rqA
「………………先っぽを舐めればいいの?」
「え?」
「何度も言わせるなバカっ! 先っぽを舐めればいいのって聞いてるの!」
 赤面して吼えるりんご。
「は、はいっ! いいと思います!」
 何故か敬語で返答する草太。将来尻に敷かれるのが目に見えていた。
「ん……」
 りんごは小さな唇を亀頭に寄せ、そっと舌を這わせた。
「……んぅ……ん」
「うぁ……」
 初めての感触に草太は背筋がぞくぞくした。
 たどたどしく亀頭を舐めながら、右手は肉茎をしごき立てる。懸命に奉仕するりんご。左手で髪をかき上げる仕草が妙に色っぽい。
「あ……何か出てきた」
 鈴口から漏れ出る液体を、りんごの舌がすくうように舐め取る。
「うえ……苦い」
「りんご……そんなに無理しなくても」
「む、無理なんてしてないんだゾ!」
 りんごは躍起になったようにそこを舐め続ける。
 草太の射精感が込み上げてくるが、いまひとつで達せない……りんごの稚拙さがもどかしかった。
「りんご、もっと……強くして……」
「ん……こう?」
 りんごは手の動きを早め、少し考えてから……思い切って先端部分を口に含んだ。
「うわっ、ちょっと……」
 大胆なりんごの行動に草太の方が驚いた。
「あ……こうするのダメ?」
「いや、ダメじゃないけど……」
 むしろ大歓迎ですけど。……というのは草太も胸の内だけで留めておいた。
「ん……んっ」
 先っぽをくわえたまま舌を動かす。技巧も何もないただ舐め回すだけのフェラチオだが、りんごの温もりが直に感じられた。
「りんご……ううっ」
 草太のものを口に含みながら、りんごが少し視線を上げた。

352:夜の森の中で(7/14)
06/10/01 16:17:19 g+x+5rqA
「う……あっ」
 りんごと目が合った瞬間、草太は果ててしまった。くわえられたままの性器から精液が噴き出す。
「んん!? う……けほっ、けほっ……」
 予告も無しにいきなり口内で射精され、りんごは咽せてしまう。
 咳き込むたび、白濁の液がりんごの口から糸を引いて落ちた。
「ご、ごめんりんご……」
「けほっ…………む~」
 口を拭い、りんごはギロリと目を鋭くして草太を睨め付けた。
「草太のバカっ! 出すならそう言ってよ! ちょっと飲んじゃったじゃない……すごく苦いし、口の中が何か変な感じだし……」
「ほんとにごめん……その、りんごがしてくれて、すごく気持ちよかったから……」
「そっ…………そんなこと言っても許さないんだからね……!」
 りんごはふくれっ面のまま、服に少し付いていた精液をポケットティッシュで拭う。
 草太も黙ってパンツとズボンをはく。
 しばらくの間、気まずい沈黙が場を支配した。
「…………ねえ、草太」
 沈黙を破ったのはりんごからだった。
「さっき、その……自分の手でしてた時」
「う、うん……」
「赤ずきんのこと……呼んでたよね」
「あ……聞こえてた?」
「うん、聞こえた。……赤ずきんのことを考えながら……してたんだよね」
「……うん」
「……それは…………やっぱり赤ずきんのことが好きだからなの?」
「え……あ、いや、それはその―」
「どうなの?」
「多分……違うと思うけど……」
「じゃあどうして?」
「それは……」
「女の子なら誰でもいいの?」
「そんなんじゃないよ!」
「…………」

353:夜の森の中で(8/14)
06/10/01 16:18:08 g+x+5rqA
 猜疑的な視線のりんごに、草太はせめてもの誠意を示そうと真っ直ぐ目を向ける。
「じゃあさ……」
「何?」
「…………わ、私を想像してしたことは……あるの?」
「う……」
 答えは『ある』……だがどう言うべきなのか、草太は迷った。
「どうなの?」
「ど、どうしてそんなこと聞くのさ?」
「質問してるのはこっちだゾ! ごまかすな!」
「はいぃっ……」
「で、どうなの?」
「すみません、あります……」
「ふ、ふーん……あるんだ」
「……」
「……」
 またしても気まずい沈黙。
「…………ね、ねえ……そろそろ戻ろうか。あんまり遅いと心配されるだろうし」
 無理に明るい声を出しながら草太が歩き出す。その服の裾をりんごが指先で摘んで止めた。
「りんご? ……どうかした?」
「草太……あの、私も……」
 顔を伏せながらゴニョゴニョと何事か呟くりんご。声が小さすぎて草太には聞き取れなかった。
「何? よく聞こえなかったんだけど……」
「だっ、だから私も……その、草太の……」
 肝心の部分がどうしても恥ずかしいらしく、ほとんど聞き取れない。草太は注意して耳を澄ませた。
「……?」
「……わ、私も、草太のこと……考えながら……したことあるの」
「え……そ、それって……その」
「だ、だから……お、おな……に」
 りんごはもう湯気が立ちそうなほど顔を赤くしていた。
「草太……もし……もし、わ、私としたいなら……その、してもいいけど」
「えっとそれは…………ほんとに、いいの?」
「いいって言ってるでしょ! このバカっ」
「ごめん……それじゃあ」
 一つ深呼吸して、草太は静かにりんごの体へ手を伸ばした。

354:夜の森の中で(9/14)
06/10/01 16:18:42 g+x+5rqA
 割れやすい卵を手に取るように、草太がそっとりんごの胸に触れる。まだ未熟だが、女の膨らみが服の上からもしっかり感じられた。
 軽く力を入れて掴んでみる。
「んっ……」
「痛い?」
「ううん、大丈夫……もっと触っていいから……」
「うん……」
 草太は両手を使って、膨らみかけの乳房を撫で回す。
 りんごのそれは手の平に収まるほど小さくて、柔らかく、その奥に何か果物のような固さがあるのが分かった。
「ふぁ……あ」
 少し力を入れて揉むと、そのたびにりんごは小さく吐息を漏らす。
「りんご……ほんとに痛くない?」
「うん……何か私、胸がちょっと敏感みたいで」
「そうなんだ……」
「……あの私、服……脱ぐね」
「あ、うん」
「…………ごめん。脱ぐ間だけ、あっち向いてて」
「え……わ、わかったよ」
 裸を見られるのはよくても、服を脱ぐ所は見られたくないのだろうか……その辺の心理は草太にはよく分からなかった。
 草太の背後で衣擦れの音がする。次いで服が地面に落ちたらしい音。
 ……しばらくの間を置いてから、
「こっち向いていいゾ」
 その声に従い、草太は振り向いた。
 下着以外全て脱ぎ落としたりんごは、両手を後ろで組んで立っている。震えているのは寒いからではないだろう。
「へ、変じゃない……?」
「うん。全然変じゃないよ……」
 答えながら、草太はしばしりんごの姿に見とれてしまう。
 月と星だけに照らされたりんごの裸身は、どこか神秘的な美しさを草太に思わせた。
「きれいだよ、りんご」
「ま、真顔でそんなこと言うなっ……」
「だって本当にそう思うから」
「う……」
 火がついたように顔を赤くして、りんごは黙り込んでしまう。

355:夜の森の中で(10/14)
06/10/01 16:19:14 g+x+5rqA
 落ち着いているように見える草太も、内心はだいぶ緊張していた。
「それじゃ……その、触るね?」
「うん……」
 ブラを上にずらして、薄桃色の突起を浮かべた白い双丘を草太の手の平が包む。途端、りんごの体がびくりと震えた。
「んっ……ぅあ……」
 ゆっくりと愛撫を受けるうち、少しずつりんごの吐息に甘い音が混じり始める。
「りんご、乳首が立ってきたよ」
「い、いちいち言わないでよ……あうっ!」
 草太が小振りな乳首を口に含んで吸い上げると、りんごは声を上げ身をよじった。
「ふっ、んあ……そ、草太ぁ……」
 小さいながらりんごの胸は確かに敏感だった。少し舐め回しただけで声を上げる。
 立ったまま愛撫を続けていた草太は、気持ち赴くままりんごをその場に押し倒した。りんごの背にチクチクとした草の感触があったが、すぐ気にならなくなった。
 草太が乳首に歯を立てると、りんごはますます昂ぶりを見せた。
「あっ、あっ……ん……~っ!」
 胸への愛撫を続けながら、草太は右手をりんごの下腹部に伸ばす。ショーツの上からそこに触れると、微かだが湿りを帯びているのが分かった。
「りんご。下のも脱がすよ」
「えっ……う、うん」
 仰向けになっているりんごは、脱がしやすいよう少し腰を浮かせてくれた。
 心臓をバクバクさせながら、草太はりんごのショーツをゆっくり太ももの方へずらしていった。
 草太の目の前に、まだ多分に未成熟な女性器が露わになった。恥丘には薄く陰毛がしげり、その下の割れ目は微かに複雑な皺が寄っている。
 りんごは目を閉じ、真っ赤にした顔を逸らせていた。
 草太は割れ目に指を這わせ、軽くそこを広げてみる。初めて見る女性器の中だった。特有の匂いが鼻を突くが、不快ではない。
「こんな風になってるんだ……」
「あ、あんまりじっと見ないでよ……!」
「りんごだって、さっき僕のを見たじゃないか」
「それはそうだけど……ひゃうっ!?」
 草太がいきなりそこへ舌を這わせて、りんごは悲鳴みたいな声を上げた。
「や、やだっ、そんな所、汚いよ草太!」
「全然汚くなんかないって。それに、さっきりんごも僕のを舐めたんだし」
「それとこれとはちが―あぅっ」
 陰核を刺激され、りんごの体が震えた。
 草太の舌がりんごの愛液を舐め取る。もうそこは十分な潤みを帯びているようだった。

356:夜の森の中で(11/14)
06/10/01 16:19:49 g+x+5rqA
 草太もズボンとパンツを下ろして、正常位の体勢になる。りんごが手を添えて、先端を膣口に導いた。
「りんご……入れるよ」
「うん。来て……優しくだゾ」
 ゆっくりと草太が腰を押し込んでいく。かなり入口が狭く、先端をくぐらせるだけで一苦労だ。
 亀頭の半ばまで入ったが、これだけでお互いきつかった。
「っ……つぅ」
「りんご、大丈夫?」
「平気……続けて」
「分かった……」
 草太はより深く入れようとするが、固くてそこから先へはなかなか進めない。
(これが処女膜なのかな……破って大丈夫なのかな、これ……)
 ぐっと力を込めれば破れそうだが、本当にそうしていいのか迷いが生じる。
「草太……いいから、来て」
「でも……何か、恐い感じが」
「草太が恐がってどうするのよ!? 本当に恐いのはこっちなんだゾ!」
「ご、ごめん」
「ほら、早く……草太となら、我慢できるから」
「じゃあ……いくよ?」
 最後の確認をする草太に、りんごが頷く。
 草太は呼吸を詰め、一気に突き入れた。
「いっ……~っ!」
 歯を食いしばるりんごの目から、ぼろぼろと涙が零れた。結合部から一筋、二筋と破瓜の血が流れ出る。
「り、りんご……やっぱり痛いの?」
「見れば分かるでしょバカっ! うう……こんなに痛いなんて……っ……」
「ごめん……」
「謝るなバカっ!」
「う、うん……ねえ、抜いた方がいい?」
「そんなわけないでしょ! 動かないでよ、痛いんだから……」
 あまりのきつさに草太も痛かったのだが、さすがにそれを言うのは憚られた。
 りんごの言うとおり、草太は繋がったままじっと動かずにいる。
 そうするうちに、少しずつりんごの呼吸が落ち着いてきた。
「りんご……まだ痛い?」
「ん……だいぶマシになってきた」
「動いても大丈夫かな?」
「ちょっとずつだゾ……」

357:夜の森の中で(12/14)
06/10/01 16:20:20 g+x+5rqA
「それじゃあ……」
 草太は深く入っていた肉茎を、慎重に引いてみる。
「痛っ……」
「あっ、やっぱりまだダメ?」
「ん……平気。ジンジンするけど、我慢できるから」
「続けるよ?」
「うん」
 ゆっくりと引き抜き、入口近くからまた奥へ差し込んでいく。草太が動くたびりんごは苦しそうな息を吐くが、それも次第に静まってきた。
 何度か出し入れするうちにだいぶほぐれてきたのか、草太も抵抗なくりんごの中で動けるようになってくる。
「りんご……少し、早くしてもいいかな」
「う、うん……」
 りんごの腰に手を回して、草太は勢いをつけ腰を打ち付けはじめた。
「っ、あっ……いっ」
 まだ消えていない破瓜の痛みに、りんごが苦悶する。
 少しずつ強く、りんごの秘所を草太の肉茎が貫き、引き、また貫く。湿った音が辺りに響く。
「りんご……りんご……っ!」
「ぅ……草太ぁ……いいよ、もっと……してっ」
 草太に貫かれるたび、りんごの中で痛みの中に甘さを伴う、矛盾した感覚が広がっていた。
 激しく強く、だけど柔らかくて暖かい。苦しいけれど幸せで、奇妙な気持ちだった。
 もっとこの気持ちを感じたくて、りんごは草太の背に腕を回し、強く抱きしめた。
「りんご……?」
「もっと、奥まで……来てっ、草太……!」
 腕だけでなく足も絡めて、りんごは無我夢中に草太を抱きしめる。
 草太もそれに応え、力強くりんごを抱きしめた。
 お互いに深く繋がり、むさぼるように性を交わし合う。
「ふぁっ……あ、ああっ、草太! 草太ぁ!」
「りんご……イク、よ……うぅ!」
 りんごの体温を全身で感じながら、草太は果てた。奥深くで肉茎が何度も脈打ち、精液をりんごの中へ注ぎ込んでいく。
「はぁっ……あ……出てる……草太のが、中に……」
 二人は抱き合ったまま脱力し、しばしの余韻に息を吐いた。

358:夜の森の中で(13/14)
06/10/01 16:21:42 g+x+5rqA
 草太のものを引き抜くと、破瓜の血の混じる精液がりんごの秘所から零れ出た。
「……やっぱり痛かったよね、りんご」
「これぐらい平気……大したことないんだゾ」
「そう……?」
 行為の最中はものすごく痛がっていたが……それを言うのは止めておいた。
 この上なく気恥ずかしい空気の中、二人は後始末をして、戻ってからみんなに怪しまれないよう身繕いをした。

「それじゃ、そろそろ戻ろうか。いい加減、遅くなってきたし」
「……ごめん、ちょっとだけここで休ませて」
「え……あ、うん」
 すっかり格好を整えたりんごが傍の木陰に腰を下ろし、草太もそれに倣って横に腰掛けた。
「…………ねえ、草太」
「何?」
「何か……不思議な気がする。こうして草太と繋がったなんて」
「そうだね…………でも、不思議っていうなら、僕達が今いるこの世界がもう不思議なんだけど」
「あ……そうだっけ」
 見上げたりんごの目は、満天の星空を映している。この夜空はファンダベーレのもの。ここは自分達が生まれ育った世界とは別なのだ。
「……ねえ、草太。ファンダベーレに来る時だけど」
「うん?」
「最初は私のこと、普通に捨てて行こうとしてたよね」
「す、捨ててって、人聞きが悪いよ!」
「言い訳するな。私、結構ショックだったんだゾ」
「それはその……ごめん」
「ダメ。許さない」
「そんなぁ……」

359:夜の森の中で(14/14)
06/10/01 16:22:13 g+x+5rqA
 情けない声を上げる草太を、りんごが上目遣いに睨み付ける。
「……許してほしかったら、一つ言うことを聞いて」
「い、言うことって?」
 恐る恐る尋ねる草太に、りんごは小さく呟いた。
「…………キスして」
「え……?」
 草太の目が点になる。りんごはあたふたと赤面しながら言葉を継いでいった。
「だ、だって順番が滅茶苦茶でしょ! 何でキスがまだなのに、セ……セックスしてるのよ……!」
「あー、それは確かに……」
「呑気に納得してるなバカっ!」
「ごめん」
「だから謝るなバカっ! 草太のバカバカバカっ!」
「そこまでバカって言わなくても……」
「だって草太はバカじゃない。昔っから変に浮いてて友達も少なくて、そのくせお人好しで、私の知らないうちにおかしなことに巻き込まれて、挙げ句の果てに別の世界なんかに引っ張り込まれて……本当にバカなんだゾ」
「……そうかもね」
 りんごの言うとおりだと思ったので、草太は反論もせず頷いた。
「…………でも……」
「?」
「でも……私はそんな草太が好きなんだゾ。バカでお人好しでも、すごくすごく……好きなんだゾ」
 顔を俯かせ、絞り出すような声音で、でもはっきりとりんごはそう言った。
「……本当に順番が滅茶苦茶……何で今さら告白してるんだろ」
「りんご……」
「べっ、別に責任取れなんて言わないんだゾ! でも、せめて……今ぐらい、その……」
「分かったよ」
「え?」
 顔を上げたりんごの唇に、草太のそれが優しく重ねられた。
「っ!?」
「これでいいかな?」
「ふ、不意打ちなんて卑怯よっ!」
 叫ぶように怒鳴りつけ、りんごは地を蹴って立ち上がる。そのまま草太を放ってずんずん歩き出した。
「ちょ、ちょっと待ってよりんご! 何で怒るのさ!?」
「知らないっ!」
 素っ気なく言い捨てるりんごの顔は、もう熟れすぎた木の実みたいな色をしていた。
 空には相変わらず月と星が照り、柔らかな風が木々を揺らしている。梢の触れ合う音色が、まるでささめきのように二人を包んでいた。

360:翌日(1/2)
06/10/01 16:23:10 g+x+5rqA
「おっはよー! 今日も元気にじゅ~しぃ~!」
 ヴァルの言うとおり一晩で全快した赤ずきんは、朝からやたらハイテンションだった。謎の行進曲を口ずさみながら、意気揚々と先頭に立って森の道を歩いていく。
「やっぱり赤ずきんはああでないとね」
 後ろの方を歩く草太が苦笑しながら呟いた。そのすぐ傍らをりんごが歩いている。
「……ちょっとりんごさん。今日は何だか草太さんにくっつきすぎではありませんの?」
 前を歩いていた白雪姫が振り向いて眼鏡を光らせた。
「そ、そんなことないゾ」
 答えながらさりげなく草太と半歩距離を取るりんご。ごまかしがバレバレだった。
「あやしい……昨晩、ずいぶん長い時間二人で夜のお散歩をしてたそうですけど、まさか何か―」
「なっ、何も無い! 何も無いよーっ!」
 慌てふためくりんごのその反応は「何かありました」と言っているにも等しかったが、
「ふわわ……白雪。二人は本当に何も無かった」
「いばら?」
 思わぬ所から助け船が出された。
「ふーん……いばらがそう言うのなら、まあ信用しましょう」
 一抹の疑惑を残しているようだが、白雪姫は大人しく引き下がった。その背中にいばら姫がまた声を掛ける。
「みんな、ちょっと先に行ってて」
「どうしたんですの?」
「私は草太に少し話があるから」

361:翌日(2/2)
06/10/01 16:23:41 g+x+5rqA
 いばら姫と草太は、赤ずきん達よりだいぶ後方をゆっくり歩いていた。
「いばら。話って何なの?」
「草太とりんご……」
「?」
「ゆうべはおたのしみでしたね」
「!?」
 草太はぎくりと顔を引きつらせる。いばら姫がエルデで有名な台詞をまんま使ったのはただの偶然だろうか。
「若い男女が夜に二人きり……そういう流れになるのも致し方のないこととはいえ……」
「ちょ、ちょっと待ってよ、いばら……何で知ってるのさ?」
「何を?」
「へ?」
「私は二人がナニしてたなんて一言も言ってないけど? ……ふわわ」
「あ―」
 カマをかけられたと。気付いた時にはもう遅い。
 実際は、草太以上に植物の声を聞く能力に長けるいばら姫が、今朝のうちに周りの森から伝え聞いていたのだが。
「別に責める気は無い……ふわ……でも一言だけ、しっかり伝えておくべきことがある」
「な、何……?」
「草太……」
 不意に、いばら姫の目が鋭く光る。覚醒モードだ。
 次の瞬間、いばら姫の手から鞭が飛び、草太の足下を一閃。土を弾き、甲高い音を立てた。
「うわっ……!?」
「女を大事にせず、何が男か」
 いばら姫の口から、低く、地を這うような声が響いた。
「婚前交渉を否定はしない。だが避妊はちゃんとしろ。分かったな?」
「は、はいっ!」
 あまりの迫力に草太は即答する他なかった。グレーテルあたりがこの場にいたら腰を抜かしそうだ。
「よろしい。エルデの物ほど精巧ではないだろうが、ファンダベーレにも避妊用の道具はある……必要なら次の町ででも探してみろ」
「はい……」
「うむ」
 鞭を仕舞い、いばら姫は草太に背を向け歩き出す。
 あの豹変ぶりは心臓に悪い……心底そう思いながら、草太は後について歩いていった。

362:おわり
06/10/01 16:24:28 g+x+5rqA

読んで下さった方、ありがとうございました。

13話が終わってからこれ細々と書いてたけど、14話……何で地べたに素のまま寝てるんだ。

363:名無しさん@ピンキー
06/10/01 16:29:20 g+x+5rqA
忘れる所だった……
『グレーテルの受難』にレスくれた人、どうもありがとう。

それから>>339
GJ!

364:名無しさん@ピンキー
06/10/01 18:36:52 evxY0CWc
ハァハァしました GJ!

避妊の魔法とか普通にありそうだな。
そしてファダヴェーレの避妊具は厚さが3mmくらいありそう。
極薄3mm

365:名無しさん@ピンキー
06/10/04 23:56:28 jWvebehA
>>362
お疲れさまです!GJだゾ!

366:名無しさん@ピンキー
06/10/05 08:20:34 HHs0kHeu
>>362
GJ!!今後もワッフルワッフルして待っております!

367:名無しさん@ピンキー
06/10/11 16:39:02 tMewTB5S
これはやばい保守

368:名無しさん@ピンキー
06/10/12 00:36:19 JvW71vRU
保守

369:名無しさん@ピンキー
06/10/16 05:20:17 /fLGTM2s
ほしゅ

370:名無しさん@ピンキー
06/10/19 18:49:15 tR0xx4wx
降臨祈願age

371:名無しさん@ピンキー
06/10/19 21:30:29 W7/pFllk
URLリンク(www.konami.jp)

ちょwww 入浴シーンwww

372:名無しさん@ピンキー
06/10/20 03:33:01 2JPKa88D
どうせ、水着でお風呂だろ

373:名無しさん@ピンキー
06/10/21 04:49:51 L0Qj1WoK
そろそろ
王道の
赤さん×草太
をキボン

374:名無しさん@ピンキー
06/10/21 10:13:43 3Aj/cOj6
赤ずきん×ハーメルンとか見てみたい
かっこいい男を押し倒しちゃう赤ヘルさん希望

375:寝惚け赤さん(1/5)
06/10/21 23:29:50 z/X8prrG
 草木も眠る丑三つ時……というほどではないが、それなりに夜更け。涼風家の草太の部屋。最近になって急に増えた寝息の数以外は、静かなものだった。
 人の立ち上がる音がして、ベッドの上の草太がぼんやり目を覚ました。誰かがお手洗いにでも立ったのだろうと思い、すぐに目を閉じた。
 音の主は赤ずきんだった。
 数分後、階段を上る足音、次いで部屋の戸が開く音。草太は半分以上眠った意識でそれを聞いた。
 音は部屋の中を歩いて、ヴァルと白雪姫が寝ている布団―を素通りして、草太のベッドに潜り込んできた。
「…………ん?」
 違和感に草太が再び目を覚ました。それと同時に、背中へ柔らかい感触が。
「ん~……ムニャムニャ……」
「え……あ、赤ずきん?」
「くー……zzz」
「な、なんで……?」
 赤ずきんは、どうやら寝惚けて草太のベッドの中に入り込んできたようだ。何でまたそんな器用な寝惚け方をするのかこのアホの子は。……とは草太も言わない。
 既に寝入っているらしい赤ずきんは、草太を抱き枕とでも思っているのか、背後から両手を回して抱きしめてきた。
(うわ……!?)
 焦る草太。背中へは確実にふにふにとした二つの膨らみを感じる。
「ふにゃ……ん~……」
 ぎゅうう、と締め付けるように強く抱きついてくる赤ずきん。
(う……苦し……)
 なりは小さくてもやはり剣士。見かけよりずっと腕力がある。その力で締め付けられる草太はいい迷惑だったが。
 草太も寝る時はついタオルケットや毛布を抱きしめる癖があるので、赤ずきんの気持ちは分かるが―
 ……と、草太の肋骨あたりを締め付けていた腕が不意に緩んだ。
(い、今だ!)
 その隙を逃さず、草太は体をよじって赤ずきんと向き合った。
(…………って、違う! 何やってんだ僕は!?)
 自分で自分につっこむ草太。まず赤ずきんから逃れるべきであろうに、向かい合ってどうするのか。
「んにゃ……」
 またしても寝惚け赤ずきんが草太に抱きついてくる。しかも今度は前から。
 部屋は暗いが見えないほどでもない。赤ずきんの無防備な寝顔が、草太のすぐ目の前にあるのがはっきり分かった。
(うわっ……)
 さすがにやばいと思った草太は何とか身を引いて距離を取ろうとする。ほとんど無駄な抵抗だった。
 何より草太自身、考えまいとしてもこの状況に男子として反応せざるをえない。
 追い打ちを掛けるようにやばいのは、暑いせいか赤ずきんのタンクトップがかなり上にずれていることだった。小振りな乳房の下半分が見えている。
 もう少しずらせば乳首が見えてしまいそうなその姿に、草太はつい生唾を飲んだ。
 ふと、草太の手が動いた。まるで無意識に吸い寄せられたように。
(ぼ、僕は何を……!?)
 慎重に、音を立てないよう、草太の手は赤ずきんの胸を目掛けて伸びていく。
 そしてその一寸手前で静止した。

376:寝惚け赤さん(2/5)
06/10/21 23:30:23 z/X8prrG
(何を考えているんだ僕は―!?)
 草太の中の理性が叫ぶ。だが本能はなお手を動かそうとそこに力を込める。
(落ち着け! 落ち着くんだ涼風草太!)
 赤ずきんの姿を視界から消そうと草太は目を閉じる。だが無駄だった。近すぎる寝息が強調されるだけだ。何となく良い匂いまでする。
 葛藤に葛藤を重ねながら、草太の指先は徐々に、だが確実に赤ずきんの胸へ伸びていく。
 草太の指先が最終防衛ライン、あるいは阻止限界点へ到達しようとしたその時……
「ん~」
 赤ずきんが一瞬だけ腕を緩めてから、今度は草太の頭を抱えるようにしてきた。自分の胸元へ。
「いっ……!?」
 手で触れるどころではない。草太の顔面にタンクトップ越しの膨らみが思いっきり押しつけられた。
 酸っぱい汗と、ほのかに甘いミルクのような匂いが交ざり合い、草太の鼻孔を刺激する。
(うわぁ~!)
 草太は声にならない悲鳴を上げる。胸元に抱き寄せられ、身動きもままならない。
 男として嬉しい状況でないのかといえばそうなのだが、動けない上に動けたところで何か行動が成せるはずもない。
 股間のイチモツは勃起していたが、それを静めてやることもままならない。生殺しだ。
(しかも眠れないよ、このままじゃ……)
 心臓は破裂しそうに激しく脈打ち、体中が熱くなっている。
「ムニャ……もう食べられないよ~……zzz」
 そんな草太の心情も知らず、赤ずきんは絵に描いたような寝言を呟いていた。
(………………これだけ熟睡してるなら―)
 いっぱいいっぱいだった草太の脳裏に、ふと邪な思考が走った。
 赤ずきんの腕がまた緩むのを待って、草太は体を少し離した。
 大きく深呼吸し、思い切って赤ずきんのタンクトップに手を這わせた。布越しに控えめな乳房の膨らみを感じる。
(とうとう触っちゃった……)
 草太の心が罪悪感に陰る。しかし、ここまで来た以上もはや退けない。むしろ退くなと自分に言い聞かせる。
 手を胸の上に置いたまま、しばらく赤ずきんの寝息を窺う。起きそうな気配は無い。
 お互い横に向き合っていた姿勢から、草太は身を起こして、赤ずきんを仰向けにする。自然、草太が赤ずきんに覆い被さるような格好になった。
 草太は赤ずきんのタンクトップを上にずらす。二つの小振りな膨らみが露わになった。
 野性的な艶のある乳房に、淡いピンクの乳首がつんと浮き立っている。
「ふぅー……」
 額に浮いていた汗を拭う。自分の心臓の鼓動で赤ずきんが起きるかもしれない。そんな心配をするほど草太の胸は高鳴っていた。
 可能な限り心を静めながら、草太は赤ずきんの胸をおっかなびっくり撫でてみる。
「ん……んぅ……」
 赤ずきんが僅かに身をよじった。草太は体を硬直させた。
「……くー……」
 また安らかな寝息を立て始めた赤ずきん。大きな安堵の息をつく草太。

377:寝惚け赤さん(3/5)
06/10/21 23:31:18 z/X8prrG
 赤ずきんの胸に顔を近付けてみる。甘酸っぱい匂いに、頭の芯がぼーっとなった。
 乳房に恐る恐る舌を伸ばす。舌先が乳首に触れる。赤ずきんの体が微かに震えたような気がした。
 もう一度寝息を窺う。変化は無い。
 何度目かの深呼吸してから、草太は赤ずきんの乳首を口に含んだ。
「…………草太?」
「っ!?」
 声に、草太の体が強張った。からくり人形のようなぎこちない動きで視線を上げると……赤ずきんはうっすら目を開けてこちらを見ていた。
「ん……何してるの?」
 尋ねながら、赤ずきんは眠たげに目をしばたいていた。
(ね、寝惚けてる……のかな?)
 普段から……と言っては失礼だが……多少ボケた面を見せる赤ずきんだけに、草太は判断に迷った。
「ムニャ……草太ぁ」
「な、何?」
「えへへ……草太、赤ちゃんみたいでかわいー」
「うわっ」
 胸に顔を寄せていた草太を、赤ずきんの腕が再びロックする。
(こ、これは寝惚けてるよね完全に!?)
 パニック寸前になりながら、草太は反射的に赤ずきんの腕から逃れた。
「どうしたの草太……もっとおっぱい触っていいんだよ?」
 とろんとした目で草太を見つめながら、赤ずきんがそんなことを言い出す。
「草太が触らないなら、こっちから触ろうかなぁ……」
「ええっ……!」
 思わず大声を出しかけ、草太は慌てて口を噤んだ。同じ部屋で白雪姫とヴァルが寝ているのだ。騒げば起きてしまうだろう。
「ほら、草太のこんなに……」
 赤ずきんがにじり寄る。草太は身を引きかけたが、背後が壁だった。
 赤ずきんの手が、草太の下半身に伸びていった。パジャマのズボンがテントを張っているその部分に、優しく指が触れる。
「やっぱり大きくなってる」
「あ、赤ずきん……」
 思いがけない状況に、草太の動悸はこの上なく高まっていた。赤ずきんはパジャマの中に手を入れ、草太のものを直接さすってきた。たちまち最大まで勃起してしまう。
「すごいカチカチ……溜まってたんだね」
 赤ずきんの指が、草太のものを上下に擦り立てる。
「うわっ……ちょっ……」
「ふふ……もっとしてあげるね」
 明るい笑みなのに、どこか淫靡さを漂わせている。赤ずきんは頓着なく草太のパジャマをぺろんと下げてしまった。
(ほ、本当に寝惚けてるの!? それとも起きてる!?)
 草太の頭に疑念が渦巻くが、そんなことはすぐにどうでもよくなってしまった。

378:寝惚け赤さん(4/5)
06/10/21 23:32:03 z/X8prrG
 手で草太を愛撫していた赤ずきんは、小さな唇を亀頭に寄せた。
「ん……ちゅ……ちゅ」
 小さな音を立てて、先端に何度もキスする。柔らかい唇がカリ首を刺激する。
「う……ぁ」
「ちゅっ……ん……ふぁ」
 キスを繰り返していた赤ずきんは、今度は丹念に舌を這わせていく。暖かい舌と唾液が、草太のものをまんべんなく濡らしていく。
「んん……んぅ」
 先端から漏れていた先走りの液体を、赤ずきんの舌が舐め取った。そのまま舌先が鈴口を舐る。
「うわっ……」
 草太の背筋が震えた。痺れるような快感だった。
 舌で転がすように舐め回しながら、赤ずきんの口が先端部をくわえた。
「はむ……ふ……ちゅ……んっ……ちゅ」
 口の中で亀頭を舐り、右手は根元、左手は精嚢を優しく愛撫する。
「ん……ぷはぁ……草太、気持ちいい? もうイキそう?」
「う、ん……すごく……気持ちいい」
 草太が答えると、赤ずきんは満足げに微笑んで、また亀頭をくわえた。そして口に含んだまま、顔を激しく前後に揺らしはじめた。合わせて手の動きも激しくなる。
「っ……あっ、ああっ!」
 絶頂間近だった草太は、その激しい攻めであっという間に達してしまった。
 精液が勢いよく溢れ出る。赤ずきんは目を閉じて、それを口の中に受け入れた。
「んぅ……んんっ」
「く、あ……」
 赤ずきんの口内で、白濁の液が何度も脈打って出てくる。目の眩むような快感だった。
 赤ずきんは精液をこぼさず飲み込んでいく。小さな口の中に、草太は最後まで出し切ってしまった。
「んく……ふぅ……いっぱい出したね、草太……」
 赤ずきんは口の回りについた白濁液を指ですくい、それをぺろりと舐めながら微笑む。堪らなく淫らな仕草だった。
「ねえ、草太ぁ……」
「な、なに……?」
 熱っぽく目を潤ませた赤ずきんは、草太の首に腕を回してしなだれかかってきた。
「あ、赤ずきん……ちょっ、待っ……!」
 慌てふためく草太に構わず、赤ずきんはぐっと体重を預けてきた。柔らかく、心地良い重さだった。
「赤ずきん……あの、僕は―」
「くー……zzz」
「へ?」
 響き渡るいびき。草太は赤ずきんの体を揺さぶり呼びかけてみる。
「赤ずきん? ねえ? ……寝たの?」
 草太にもたれながら、赤ずきんは普通に寝ていた。
「な……何なんだよ、もう……」
 脱力して、草太はベッドの上に倒れ込んだ。自然と赤ずきんを抱きかかえるような姿勢になった。
 赤ずきんの寝顔がすぐ目の前にある。穏やかであどけないその姿に、劣情が失せていくのを感じた。単に一発出したせいかもしれないが。
「はぁ……」
 大きな息をついて、草太は目を閉じた。これは全て、夢だったのかもしれない。そんな考えが頭によぎった―

379:寝惚け赤さん(5/5)
06/10/21 23:32:48 z/X8prrG
 割と寝坊助な草太が、この朝に限って目覚めがよかった。というのも、ベッドの傍に異様な殺気が漂っていたからだ。
「……おはよう」
「お、おはようりんご……どうしたの、恐い顔して?」
 毎朝のように草太を起こしに来てくれるりんごは、いつになく険しい表情を露わにしていた。
「草太……」
「はい?」
 りんごは草太のベッドを指さした。
「こ・れ・は……どういうことなの?」
「どうって―うわっ!?」
 草太の顔から血の気が引いた。タンクトップをはだけさせた赤ずきんが、草太のすぐ隣で寝息を立てていたのだ。
 やはり夢などではなかった。昨晩、草太もあのまま寝てしまったらしい。
「そ~う~たぁ~……!」
 ゴゴゴゴゴゴゴ……と効果音を背負ったりんごが、殺る気満々なオーラを立ち上らせる。
「ま、待ってりんご! 誤解だよ! 昨日の夜、赤ずきんが寝惚けて僕のベッドに入ってきて……それで、えっと、その……」
 その後の出来事を説明できるはずもなく、草太は言葉を詰まらせた。事実を踏まえれば誤解でも何でもなく、りんごの怒りは至極真っ当とも言える。
「あ、赤ずきん! ねえ、起きてよ! りんごの誤解を解かないと―」
 草太に揺さぶられた赤ずきんは、
「ん~……草太ぁ……そんなに激しくしちゃだめだよぅ……ムニャ」
 最悪な寝言をかましてくれた。草太の背中に冷たい汗がどっと流れる。
「この……」
 りんごが腕を振り上げる。
「ド変態ーっ!!」
 朝から特大のビンタを喰らい、草太はベッドに沈んでいった……。

380:おわり
06/10/21 23:33:32 z/X8prrG
読んで下さった方&前作にレスくれた方、ありがとうございました。

設定はテレビアニメだけど、草太は何となくOVAのイメージで書いてたりします。

381:名無しさん@ピンキー
06/10/22 01:35:58 l/v+R9nG
GJ!
無邪気エロスはいい、心が洗われる

382:名無しさん@ピンキー
06/10/22 02:26:45 akpgMHzj
>>380
GJ!
赤×草はこれくらいがキャラに合っているかもね。

ところで今週の話、エルデの少年が作った(?)鏡、
何気に男の持ち物みたいな形なんだが深い意味があるのかね。
それに対してサンドリヨン様の鏡の形は……。


383:さばかん
06/10/22 03:16:49 jHvKEaKq
はじめまして、さばかんと申します。
こんな私も投下させていただきます。ショートエロ、暖かい目で見てくださいね。

384:さばかん 下に持つ毒りんご1
06/10/22 03:18:39 jHvKEaKq
 いつものように草太の家で朝食をつくり終えた私こと
りんごは、朝のぽーっと感につられて、妙なことを妄想してしまった。
 それはもうあの3人が居候しはじめてからずっと考えていた事だった。
 幾ら草太が鈍感だからってある日をきっかけに性の快楽に溺れる
なんて事は決して無いと誰も保障できないと思う。
 そして、その「ある日」ってのが常に低い確率で潜んでいたのに
昨今その確率が底上げされてしまったのだ。
 あのジュ~スィ~とか言ってる奴等のせいだゾっ!
 
 まずは赤ずきん。あいつはなんでああも無駄に露出の高い事高い事。
あんなの隙間から尻やら胸やらが丸見えでいつこんな展開になるか・・・
 
 妄想その1
「あっ・・・草、太・・・そこ触られると・・・気持ちいい」
 赤ずきんの秘所をぐちゃぐちゃと慣れない手つきでかき回す。
赤ずきんはその拙い前戯で軽くたっしてしまったのか、恍惚とした
瞳で草太の濡れた指をじっと眺めていた。
「まだまだこれからだよ、赤ずきん。これよりもっと気持ちいい事をするよ」
 そう言ってジッパーをおろして屹立する男根を見せ付けて・・・
 赤ずきんは本来暗示する処女の意味合いを無くす。
 妄想終了。

「って、なんで妄想で物語っぽい閉め方するのよ」
 自分にあきれつつ、冷蔵庫に適当に閉まってあったマミーをちゅうちゅうと
吸う。
 赤ずきんは大丈夫だろう、多分。それに草太がそんな行為に走ろうとした瞬間
ヴァルがナニを噛み千切るだろう・・・それはそれで不安だ。
 やなものを かじって しましました ヴァル
 あーあ、痛そうな妄想はやめやめ。
 問題なのは赤ずきんでは無くイヴァラだ。
 植物の事で話が合うし、恋人ってのは似たもの同士の方が相性が良いらしい。
 だいたい、赤ずきんの露出は、小学校低学年のワンピースの露出位、詰まり
健康的な(色んな意味で)露出なのだ。
 しかしいばらの露出ってのは胸にブラ、見た感じそんなに自慢できる程の大きさ
でも形でも無いと思う。そう、明らかに不健全な露出だ。
 そしてその露出に草太は。

 妄想その2
「いばら、僕・・・いばらの花弁が、食べたいな」
「草太・・・」
 先に動き出したのはいばらで、草太のジッパーをおろし、男根をあらわにする。
 慣れた手付き(雰囲気からなんとなく慣れていそう)で皮を剥き、亀頭を嘗める。
「んっ・・・いばら・・・もっと、優しく」
 敏感な草太はいばらのテクですぐに射精していばらの口内を、雨上がりのツツジの
においで満たした。
 妄想終了

「って何故にまた物語風の閉め方?」
 そんな妄想が広がる。このままでは「孕み銃士赤ずきん」になってしまう~っ!
「輝く、種有りクローバー!私を孕ませた責任、とってもらうんだからっ!!!」
 このままでは、ナイトメアリアンにいばらも赤ずきんも瞬殺じゃない。
 ああ、白雪?あいつは~どうでもいいや。


385:さばかん 下に持つ毒りんご2
06/10/22 03:20:28 jHvKEaKq
 マミーを吸い終わり、そんな妄想を終わらせた私は妄想で火照った体と頭を落ち着ける
為、窓を開けて空気を吸おうとする。
 こんな事は所詮私の妄想。草太もまだまだ男の子としての機能が発達してないだけ
で、こんな事は決して、
「うわっ!!!」
 何かを踏んづけて、ずてーんと尻餅をつく。
「いたたたたたたたた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、」
 顔面がセメントみたいにカチコチ。
 朝の健全な空気が丸潰れ、尻餅をついた横にあったテレビには、
 制服を着たロリっぽい女の人がおっさんにファックされちゃってる映像が
映っていた。
 しかもそれが私の着ている制服に似ていて、速攻で停止ボタンを押した。
 どうやら踏んだのはリモコンで、その拍子に再生ボタンを押してしまったらしい。
 ビデオの穴を覗く・・・衝撃のタイトル「ちちまるこちゃん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これは、間違い無く、」
 草太、貞操の危機!そして、犯罪者への危険な道!!
 私は暫く考えて、覚悟を決める。
「私がやらなきゃ、誰がやる~~~~っ!!」
 階段を上がり、草太の部屋へ向かう。

「そーうーたー・・・よしっ、寝てるな」
 起こさなくちゃいけないけど、先制攻撃の基本は不意打ちだよね。
 ベッドに寝ている草太を見つめる。・・・よくよく考えれば、タオルを抱いて
寝てるのって、起ってるのを隠す為なのかも。
「うっ」
 そう考えると顔が熱くなる。そんな理由なら少しは納得できたからだ。
「・・・えいっ!」
 草太からタオルを奪い取ると、その勢いで一気に草太のズボンをパンツごと
ずりおろす。
 赤黒く聳え立つものが露になった。
「これが、草太の」
 小さい頃はもっと可愛げがあったこいつが、こうも立派にグロくなってしまうとは。
 そう思いつつもそれを握ったり擦ったりする・・・痛くないのかなぁ?
 男の人のここを触るのがはじめてな私は、こう言うのが本当に気持ちいいのか
疑問だ。でも、嘗めたりするのはどうだろう。それなら、さっきのよりは優しい感触
なんじゃないかな?


386:さばかん 下に持つ毒りんご3
06/10/22 03:21:38 jHvKEaKq
 おそるおそる歯を立てないように亀頭を嘗めてみる。妙な味がするけど、悪い
気はしない。よしっ、これならいける!適当に亀頭をベロベロ嘗めていると
草太の息子は少しずつ大きく、太くなっていく。
「気持ちいいんだよね・・・草太」
「ン・・・りんご!?何、ナニしてるのっ!!!?」
 行為に夢中で草太が起き上がったのに気付かなかった。特に誤魔化す言葉を
考えていなかった私は草太を押し倒し、唇を重ねる。
「ん・・・りんごっ。だめだよ・・・こんなこと」
「草太っ!!!!貴方が好きっ!!!!」
 もうヤケだった。草太が誰かをおそうのもヤだし、誰かにおそわれるのもヤだった。
「草太っ!私の精一杯の気持ちだゾっ!」
 顔がりんごだった。
「りんご・・・」
 草太は返事にも勝る優しい口付けを交わした。
「嬉しいけど、言葉で・・・欲しいゾ・・・」
 啄むように頬に口付け。
「りんごはいつも僕の傍にいて、そして、気付かない内に僕にとっての幸福になった人。
尊敬も愛情も、全て、君の中にある。君のいない僕は、ありえない」
 そして、最後に愛のピリオドを打つ。それは、決して終わりではなく、壁の崩壊だった。
「りんご・・・大好き」
 にっこり顔に我慢できず、先に行為をしたのは、私だった。
「んっ、あっ・・・ああっ・・・・・・・・・・・」
 私の秘所を優しくかき回した草太の指が離れ、私は草太の上にゆっくりと体を沈ませた。
「あっ!・・・りんごっ」
「んっ!」
 いれて少しで達してしまった草太は申し訳なさそうな顔をする。
 熱いのがお腹を満たす。
「まだ・・・いける?」
「うん・・・ごめんね、りんご」
 ゆっくりを出し入れを再開した草太は段々と元の大きさに戻っていき、
 私も草太も快楽に溺れていく。
「んっ、あっあっあっ・・・!!!そうたぁ、もっと動いてっ」
「りんごっ!!気持ちいいよ!!!はっはっはっ!」
 もっと力強く動く草太。こいつも、なんやかんや言って男の子なんだな。
 なんだか、逞しいよ。
「そう、たっもういっちゃいそうっ!!!」
「待って!!僕はまだ」
「む、無理~~~~~~~~っ!!!!!」


387:さばかん 下に持つ毒りんご4
06/10/22 03:22:43 jHvKEaKq
 頭に白い爆風が溢れる。
 その快楽に酔ったように私は草太の男根を再び中でしごきはじめる。
「草太、次は、いかせてあげるね」
 二人は暫く片方が絶頂しもう片方が絶頂するの繰り返しだった。
 事が終わった私達は裸のまま二人一緒にベッドでおねんね。
 学校をはじめてさぼってしまった。

「あっ、また父さんビデオ入れっぱなしだ。全く・・・」
「え?お父さん!?」
 なんだ、安心したゾ。てっきり草太が犯罪者予備軍になるかと思ってた。
 その気分を入れ替えるように私は提案した。
「ねぇ、草太。今日はどっかに出かけようよ。公園とかどこでもいいよ。
ただし、二人きりで」
「そうだね。どこにいこうか?」
「あっ・・・その前に着替えて来る。・・・その、汗もかいちゃったし」
 二人で赤くなった顔を見つつ、草太は私を見送ってくれた。
 バタンと扉が閉まる。
「もう、父さんは・・・一緒に見ようって約束したのに・・・」
 ビデオを見ながらがっかりした表情で言う。
 知らない方が幸せって事もあるね。
おわり☆

388:名無しさん@ピンキー
06/10/22 10:50:08 TvbHSrlb
GJ。
アホくさい妄想と純情(…?)な暴走にほほがゆるむ。

389:名無しさん@ピンキー
06/10/22 12:35:21 KT6j4OAw
いや、お父さんが変態なんですけどww
GJ!

あれ? さばかんさん? どうもです。あちらと同名さんではないですよね。
こちらでもお世話(?)になります。


おれも何書かないとな、これだけアニメ萌えさせてもらってるのに。
草×赤 の砂糖吐き寸前くらいのが…そのうち…

390: ◆.IdX9GlRpM
06/10/22 16:04:57 KT6j4OAw
何か知らんけど、凄い勢いで 赤ずきん×草太 を書いてしまいました。
さばかんさんのおかげですね(?)。

やはり赤ずきんは攻めだな…。草太も攻めだけど…。
赤ずきん萌え杉。
ただショタ成分が足りなくなってしまった気がする。

草太×リンゴ意外は認めない! 等という方はスルーしてください。
もし保管されるなら数値実体参照を使っているのでコピペすると変に見えるかもしれませんがそのままHTMLに貼ってください。
ないとは思うけどこんなんでよければ3次創作はどうぞ(^^; 以前わざわざ許可待ちしていた方がいたので、一応書いておきます。

では、投下します。

391:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:05:48 KT6j4OAw
「ふぅ~ 良いお湯だったよー」
お風呂上がりの赤ずきんは、健康的感じで、そしてちょっとHな気がした。

「うん、じゃあ僕もそろそろ入ろうかな」
そんな考えを振り払うと、お風呂へ向かう。

女の子組がたっぷりとお風呂を楽しんだため、結構遅い時間になっていた。
最初に入っていたりんごは疲れていたようで、お風呂から出るとすぐに眠いと言って寝てしまった。
(きょうはリンゴ疲れてたもんなぁ…)

「うん、ごゆっくりー」
少しだけ湯気を上げながら赤ずきんが手を振った。


コンコン
「入りますよー」

草太は念のためお風呂場のドアを叩いてみる。
いばらが入浴しながら寝ていたりすることは、あり得るだろう。
知らずに入ると大変だ。

ちらりと覗くが、どうやら考えすぎのようだ。
さっさと服を脱ぐとけっこう広いそのお風呂に入る。

「ふぅー」
久しぶりのお風呂に体も心も安まる。
(そういえば、ヴァルはいつ入ったんだろう)

毛深いから(犬だもんね)遠慮して最後かな、
それとも赤ずきん達と…。
どこからか 犬じゃねぇー! とか聞こえた気がしたけど気のせいだ。
(赤ずきん達と…?)

「きゃっ、暴れないでよヴァル~」
「泡が、鼻にっ! ぶふわっ」
ブルブルブル
「きゃー、体をぶるぶるさせないでくださいますかー 泡がー」
「泡だらけ…くー…」
「きゅぴーっ」


「はぅっ、(何考えてたんだろ、)」
健康的な赤ずきんの裸を想像していたためか、草太のそこは健全な男の子らしく微妙に反応していた。
「赤ずきん…」
何となく声に出してみる。
「なーにー?」
「あ、何でもないよ……? 赤ずきん!?」

ガチャ
「ずっきゅ~~ん」
「え! えええ!!!」
お風呂の中に入ってきたのは他でもなく赤ずきん。
しかも…。

「はっ、裸っ!」
全く恥じらいというものが異世界に飛んでいったのか、タオルは手に持っているが、服というものを着ていなかった。

392:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:06:21 KT6j4OAw
「あ、あかっずきん、どうしたのっ」
慌ててお風呂の壁の方を向く、しかし目に焼き付いた映像が頭の中でフラッシュする。
せっかく収まりかけていた草太のオトコノコが完全に立ち上がってしまった。
慌ててそこを隠す。

「白雪たちと洗いっこしたんだけど、草太だけ仲間はずれだなっと思って!」
「…いや、僕はいいよ、その、赤ずきんだってはず」
「やだなー、洗ってあげるだけだよ! 草太のエッチー」
「えっ、いや(そんなの、赤ずきんが裸だったらどっちでも同じじゃあ…)」
草太を洗う と決めたらしい赤ずきんに「いいよ、自分で洗うから」など、言ってみたところでまったく引く気配はなかった。


これは時間の無駄だとあきらめた草太は仕方なく、ソコを手で隠しつつ、赤ずきんを見ないように風呂から上がる。
「アワアワ~ ぬくぬく~ 草太とおっふろ~」
なぞの歌を歌いながらタオルを泡でいっぱいにする赤ずきんの姿が一瞬目に入りあわてて壁を向く。

「ん? 草太? ここに座って。洗えないよ」
「あ、うん…」
言われるがまま座ると。背中にタオルがあたる。
「草太はオトコノコだから、ゴシゴシしていいのかな?」
「う、うん。適当でいいよ、赤ずきんも早く寝ないと」
できるだけ早く終わってもらおうと言ったのだが。
「だめだめ! なかなかちゃんとしたお風呂は無いんだから、体はキレイにしないとだめだよ」
「…はい」

「こほん、では洗います」
ゴシゴシ!

「!いてっ、いてて」
「わっ、ご、ごめん…」
ゴシゴシというか、凄い力で。

「赤ずきんは立派な剣士だから力が強いんだね」
「そっかー じゃあ、」
こしょこしょ

「あはは、そ、それは弱すぎ、いてっ、それはちょっと痛い」
弱すぎたり痛すぎたり。少し背中が赤くなってしまった。
「ご、こめんね。背中が赤くなってきちゃった。結構技術がいるんだねー。…白雪は何ともなかったのに」
「うん、だから僕は自分で洗うから赤ずきんは」
「ちょっと待ってね」
せっかく一人で落ち着けると思った草太だったが、甘かった。
そんなことであきらめる赤ずきんではない。

「よいしょと、あわあわー」
後ろで見えなかったが、なにやらしている赤ずきん。
「あの赤ずきん?」
「ん、ちょっと待ってね…よし! ばっちり!」
「?」

ぺたん

「!? あ、赤ずきん!?」
きん のところで声が裏返ってしまった。
(このぺたぺたしていてぬるぬるで何とも言えないやわらかい感覚は…!?)
「ぴたぴたーぬるぬる~。どう? 草太…キモチいい?」
「あ、あかずきん、、だめだよ、その、胸がっ」
背中を全身で洗ってくれる赤ずきんは実に楽しそうだが、ほんのり膨らんだ胸の柔らかさが草太を混乱させる。

393:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:07:03 KT6j4OAw
「これなら痛くないよね」
「う、うぅ… 痛くはないけど、だめだよ…」
背中の感覚に否応なく股間のあたりがびくっとする。


「背中は、これでいいよね?」
「あ、うん」
数分が経過しただろうか、たっぷりと背中を"洗ってくれた"赤ずきんはようやく

「じゃあ次は前だよ」
「うん…、えっ! だめだよっ、前は、その自分でするから」
「えっ、何で?」
「だってさ、あー…その、そう、前は大事な、色々があれであるから自分で加減が色々と」
しどろもどろになりつつ答える。

「大丈夫だよ! ちゃんとタオルは使わずに洗うから」
(余計ダメだよー)
心の涙を流しつつ、このピンチを逃れる術を必死に考える。

「じゃあ洗うねー」
ハッと気がつくと目の前には泡だらけの赤ずきん。
胸の膨らみ…きれいなピンク色の
(い、いけない)
思わず視線をそらすと、まだツルツルのオンナノコが目に入ってしまった。

「手をどけてねーキレイに、洗って」
「わっ、だめっ」
しかし赤ずきんの力は一瞬で草太の手をどけてしまった。

「……わあっ♪」
「あぁ……」
恥ずかしさに真っ赤になる草太、一方すごい新発見をしたかのようにきらきら目を輝かせ、激しく勃起した草太の股間を見つめる赤ずきん。

「だ、だめだって、ね? 赤ずきん、僕が洗」
「ねぇっ、オトコノコが、大きくなってるときは…。エッチなこと考えてるときだよね…」
まだ草太の両手は解放されないので隠すことも出来ず、足をモジモジとする事しかできない。

「えっ、そ、それは。だって赤ずきんが…」
「私? …草太っていつも私といるとこんなになってたんだ…」
「ち、ちがうよっ。だって、今…はだかっ」
「……」
しばらく草太のカチンコチンを見つめつつ考える赤ずきん。

すっ、と両手がはなされる。
「ほっ、あかずき…………」
にゅりゅんと赤ずきんの手が優しく草太のそこを握っていた。

「ごめんね、草太は男の子なのに、洗おうって思ったら楽しくて裸で入ってきちゃって」
「!い、いい、それはいいから…、離してっ」
優しくつかんでいるだけなのに、草太が赤ずきんの手をほどこうとするが、全くもって無理だった。さすがは3銃士である。

「…ごめんね、私がすぐに楽にしてあげるから」
「赤ずきん、わ、分かってるのっ!? 別に、それは腫れてるとかじゃなくて」
「…」
ぷっ、と頬を膨らませて
「私だって知ってるよ! 精子を<出したくなってるんだよね…」
「せ、せいし…」
時々戦いの場で見せる大人のような姿は見ているが、普段の赤ずきんのイメージからすると
その言葉はとても意外で、草太を混乱させた。

394:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:07:40 KT6j4OAw
さらに

「草太が、私のこと好きだったら…。もっといっぱいできるのになぁ」
「え、…僕…」
「いいよ、草太はリンゴのことが好きだもんね…分かってるよ…」
今度はちょっと淋しそうにそう言うと、ゆっくり手を動かし始めた。

「あっ」
思わず声を上げる。
絶妙な力加減と、石けん、それから草太からにじみ出た透明なヌメヌメ。
思わず全身がビクっと震えてしまう。

「キモチいい?」
さっきまでの赤ずきんとはどこかが違う。
優しく、どこか甘い声。
ゆっくりとした手の動きは徐々に速くなる。

「あ、あぁ…だめ、だめだよっ」
「うれしい、気持ちいいんだ」
「あかっ、ずきん、、だめっ」
ビク
「わ、すこし、大きくなった」
手の動きを止める。

旅の途中で屋外オナニーという訳にもいかず、ここ数日溜まっていた精子がすぐに爆発しそうになる。
「赤ずきんッ、もう、いいから、やめて」
「んー、だめ…。 ちょっとごめんね」
お風呂のお湯を汲むと、ソコの泡を洗い流した。
敏感な状態のそこには強い刺激で、草太は思わず歯を食いしばる。


「泡はなくなったと。じゃあ、草太…我慢しなくていいからね…」
再び固く大きなペニスに手が
「えっ、ああっ! そんなっ」

手が添えられると、赤ずきんは大切そうにそこを口に含んだ。
「んっ、……おっきい」
うまくくわえられずその大きさに驚く。

「はう…」
草太はもうされるがままになっていた。

「んっ、うっ…んっ」
大きく口を開くと下で先端を何度か舐める、そのままそれを口の中に消えていく。

「ぁぁ…ああ」
人肌の暖かさに包まれ、その初めての感覚に大きく息を吐く。
(キモチイいっ)

「んっ、ヌッ、ふッ」
ちゅ、ぴちょ、ちゅ

舌が草太のものを舐め始め、口はペニスを深く飲み込んだり、また吐き出したりを繰り返す。
「あ! んっ、あか、ず…き、いいっ きもち…」
震える手で赤ずきんの頭をおさえる。

「ンっ! …んん、、」
少し深く入り驚いた赤ずきんだが、すぐに刺激を再開した。
ぢゅう、ちゅっ、
唾液が絡みいやらしい音が響く。

395:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:08:15 KT6j4OAw
(草太の、すごく大きい…。こんなに、固くて…アツい)
赤ずきんの呼吸はわずかに上がっていた。
空いている左手で自分の性器に触れるとヌメっとした感覚。

「あっ、!アアっ」
「んっ、んん…」
思わず指先でさわると、そこは敏感な場所で、草太に少し歯が当たってしまった。

「んっ、むぐっ、ん、ん、」
ぬちゅ、ねちょ

赤ずきんの身体から、指先からもいやらしい音が聞こえてくる。

「はっ、うううっっ、、だめっ、もう!! 赤ずきん!」
「んふっ! んんん!」
思わず押さえた赤ずきんの頭。
深く飲み込んで驚く赤ずきん。

からみついた舌も驚いて離れた瞬間!
「ぁっ、、ああああっ!」
ビュッ! びくっ
「!ん、んっ、うっ、、んんん…」

大量の精液がペニスを駆け抜け、赤ずきんの喉を直撃する。
「……っっ、、ああ……」
数十秒、全身が焼けるようなパルスに襲われていた草太がぐったりと、赤ずきんから手を離し、

「んんっ」
ばたっと倒れそうになる、素早く赤ずきんが抱き留めた。

ぼんやりとした意識で目を開くと、赤ずきんの口元からあふれた白い液体を
指先で口に入れると何度か喉が動く様子が見えた。
「! あかずきん?」
「んんっ、、はぁ…。草太…いっぱいだったよ」
「あ…ぁ…」
ぐったりしたまま非現実的な目の前の光景をぼんやりと見つめる中、タイルの床で自分が膝枕されている事に気がつく。

「あーあ…、草太がリンゴのこと………だったら…、私だって」
時々小さくて草太には聞こえなかったが、赤ずきんの顔が苦しそうな、
「私も…こんなになっちゃった、てへへ」
草太の目の前にきた指を広げると、透明な液体が指の間に広がり…。
「赤ずきん…それって…」
ゆっくりと起き上がる。

「…ご、ゴメンっ、草太っ」
起き上がると突然赤ずきんが草太に背中から抱きつく。
「しばらく、このままで…」
「!? え、あ…」

ぬちゅ

「?」

「あっ、…そうたっ…好きだよっ」
「赤ずきん!?」
思わず振り向きそうになるが、抱きつく力が少し強くなり振り向くことはできない。

396:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:08:48 KT6j4OAw
「ごめんね…一人でするコトだよね…あっ、ん…、でも、草太の…舐めたり飲んだら変になっちゃったよ…」
「……赤ずきん…僕は」
「んっ、ああっ」
赤ずきんの自らを苛める手は止まらない。
「その、リンゴとは幼なじみだから、」
「え…」
「別に、恋…人とか、そういう、関係じゃないから…」

「ほへ…そうなの?」
手の力がゆるんだので、体を赤ずきんの方に向ける。
そこには顔を赤くして呆然としたまま固まっている赤ずきんが居た。

「その、リンゴは…大切な友達だけど…赤ずきんが僕のこと…想ってくれるなら」
「……」
草太は赤ずきんを抱きしめるように手を伸ばし、そのまま呆然としたままの顔に近づき、

ちゅっ

軽いキスをした。
「すきだよ」
そのまま、恥ずかしいから小さな声で囁くように言った。

しばし、ぼーっとしていた赤ずきん。

「、、う…うれしいっ!」
抱きついてきた。
「わっ…、赤ずきん…」

しかし赤ずきんは、なにやら固いものを感じ取った。
「あ…また固くなってる。草太、すごい…」
「いや、赤ずきんが…エッチなこと、してるから」
「エッチなこと?」
「裸のままだし、一人でH…」

少し考える風な赤ずきん。
「草太は、私のこと好きなんだよねっ♫」
「、そ、そうだよ…」
「じゃあ、草太が…、、気持ち良くして くれる?」
「! う、うん…」
凄いコトが次々におこり、混乱しつつも草太は目の前の赤ずきんを見つめる。
赤ずきんの大切なところからは透明な液体が光って見えて

「あの、少し、腰を浮かせて?」
「うん…」
そのまま赤ずきんの入り口とペニスを合わせる。

「こんなカッコってエルデにもあるんだね」
「え、ああ…うん…僕もよく知らないんだけど…。…腰を落として」
「うん!」
嬉しそうに赤ずきんが返事をするが、
ちゅりゅっ

「あっ、、ご、ごめん」
「にゃは、いいよ…草太の…あわてんぼさん」
「えっ、あ…」
赤ずきんは草太のペニスを自らの指で固定するとそこへ腰を下ろしていった。
「ん…あっ、…入ってきた」

「あっ、赤ずきんっ…」

397:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:09:34 KT6j4OAw
ずりっ、じゅっ
赤ずきんの興奮を示すかのように透明な液体が二人の接合部から少し流れだした。
そのまま腰を落としきる赤ずきん。
「ふわっ、は、はいった…みたい…」
「赤ずきん…すごく柔らかくて…ああ…」

初めて感じるオンナノコの中は経験したことのない気持ちよさで
一方、草太の存在を体内深くまで感じている赤ずきんも、今まで感じたことのない興奮と快感でいっぱいだった。
「あふ、っ、草太…大好きだよ…」
「赤ずきんっ、」

ペニスが少し引き抜かれる。赤ずきんの腰が引かれると同時に草太が腰を突き上げた。
「ひゃっ! あ、」
どちらともなく互いを抱きしめ、しばらく深くつながったままでとどまる。


「あ、赤ずきん…動いて、いいかな」
「…ぁ、ごめん、もっと気持ち良くなろ?」
「…うん」
どちらからともなく腰を動かし始める。

草太が少し動くと赤ずきんの膣がきゅっと締まり、それが少し痛いくらいで、
でもその感覚が快感に変わり、本能的に腰を持ち上げて赤ずきんを突き上げる。
ひゃっ と悲鳴を上げた赤ずきんは相対的に大きくなった草太のソレに驚きつつ、
自分の身体が未知の反応をして、少し怖くなり草太をぎゅっと抱きしめる。

ぴたっ、ちゅりっ、ずっ

次第にテンポよく動きがスムーズになる。
「あっ、入って、あっ、草太の…おっきいっ、あっ、ああ」
「ッ、赤ずきんの、中も…っ(赤ずきんが気持ち良くなるまで我慢しないとっ)」
ペニスに絡むような膣壁に草太は息を漏らす。
それを忘れるかのように何度も赤ずきんを突き上げた。

「んっ、そうたっ、激しすぎっ、てっ」
「あ、あっ、赤ずきん、もう…」
「我慢しなく、ていい…よ。草太、いっぱい、出して」
そう言うと赤ずきんが歯を食いしばり下半身に力を入れた。

強烈な締め上げの中を思いっきり突き上げ
「赤ずきんっ。あっ、あああ!!!!」

びゅくっ、りゅっ、

ドクン ドクンと何度も脈打つ熱い精液。
それが膣と子宮のなかを満たしていくのを感じていた。

「草太…」
「あっ、っ」
しばらくそのまま抱き合う。


何分かたつと草太の呼吸が少し整ってきた。
「赤ずきん…ごめん、なんだか乱暴になっちゃって」
「草太が気持ち良かったら、うれしいよ」
「…ありがとう」

赤ずきんのそこを見ると、自分が出した精液が逆流していた。
「あ、、ごめん、ナカで…」
「ん? セックスしたら、中で出すのは当たり前だよね…」

398:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:11:41 dpMUD5PC
「だ、だって、子どもができちゃったら」
「!わ、私だって学校で妊娠しない魔法くらい習ったし使えるよっ」
ふくれてそう答える。

「え、そんな魔法が…あるんだ」
「ほへ、知らなかったんだ…」

苦笑して
「エルデにはないからね」
「そうか…じゃあ、どうするの?」

少し身体が冷えてしまった二人は、
エルデでの避妊法の話をしつつ仲良くお風呂に浸かり直した。


お風呂から出て服を着て、部屋に向かう。
体はなんだか余計に疲れてしまった気がするが、幸せな気分だった。

赤ずきんを見るとニコッと返され。
なんとなく言葉もないまま、自然と赤ずきんも草太のベッドがある部屋へ向かう。

ばふっ

「うーん、久しぶりのベッド」
「あったかいね…」
「うん…赤ずきん…あったかい」
どちらともなく瞳を閉じると唇を軽く重ねた。

「…あ、あの…1つ聞いて良いかな」
「何かな?」
「僕は…その別にかっこいい方じゃないし…強くもないし…僕のどこが」
「草太は強いよ」
「え?」

「エルデの鍵だからって、ファンダヴェーレに絶対来てくれる訳じゃないし…。うんん、むしろ危険だから嫌がると思ってた。でも」
「それは…」
「それから、草太はとってもやさしいもん♡」
そう言いながら草太に抱きつく赤ずきん。
「…そう、かな?」
「そうだよ」

しばらく無言の時が流れる。

「そういえば…」
「?」
「その、さっき…お風呂で僕ばっかり…気持ち良くなって」
「私もいっぱい気持ち良かったよ」
「…でも、、その。 イッてないよね?」
「…にゃは、、それはそうだけど、気にしなくていいよー」
「何だか僕ばっかり、そういうのは良くない気がする」
「私は草太と気持ち良くなれただけで幸せだよ」
そう言うとニッコリと微笑む。

「あ、赤ずきん…ちょっと、ごめん」
「へ、あ、きゃっ、草太、エッチぃ、こそばいよっ、あ、あ…、や、…」

草太は右腕を赤ずきんの足の間へ埋め込む。
下着の中に手を差し込んで、指先で大切なところを探す。
「んっ……、、もうちょっと奥の…右…」

399:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:12:19 dpMUD5PC
赤ずきんの足がすこし開かれ、指が進む。
「!ひゃっ…、そ、そこ…は、ビリビリってなるから、だっ、だめっ!!!」
指先は赤ずきんの小さなクリトリスをゆっくりと撫でる。
赤ずきんが大きく震えた拍子に敏感な芽を守る薄い皮がつるっとめくれてしまう。

「ひゃぅぅぅぅ!」
すぐにあふれ出した透明な粘液を指先に取り、いやいやをする赤ずきんの腰の動きを追い指先でしつこくクリトリスを狙う。
「あっ、あっ、草太、おかしぃ、…くなっちゃぅ…」

草太の指は自分の時のように容赦を全くしてくれない。
頭の中にスパークするような、耐えられない気持ちよさが連続して声が止まらなかった。

ちゅく、ちゅ
「赤ずきん…すごくかわいい」
今度は左手で赤ずきんを抱きとめ腰を押さえると再び指先で

「あ゛! っひっ、っ─ ぁああ」
がくっ と赤ずきんが大きく震える。

「そうたっ、わたし、いっ、あっ、え─」
そこを軽くつぶすように指先でつままれた赤ずきんは草太を強く抱きしめ胸に顔を埋めた。
息が出来なくなり、目の前が風景でないものになる。
きもちよさが破裂した。

「あ゛あ゛─ !!!! 」
ビクッ! びくっ!!

叫び声は草太に口をうずめたことでこもったものになったが、
がくがく震える身体は止まらず、全身を焼き尽くすような快感が止まらず訪れ続ける。

数秒後、草太が指を抜いた。

指は粘液で濡れていた。
「ふっ、う…ぅ…、そうた…私…、、おかしくなっちゃっ…」
「いったんだね…。すごくかわいかった。赤ずきん」

顔を見せた赤ずきんの瞳からは涙がこぼれていた。
優しくキスをすると、それだけでまた軽い震えを見せる赤ずきん。
ぐったりとしたまま眠りの世界に落ちていったようだった。

しばらく髪の毛を撫でる。
「赤ずきん…」
そして目の前で小さく寝息を上げる少女をあきることなく見つめていた。
「大好きだよ」


-終わり-



「あーもう、痛くて眠れませんわっ」
「んー、白雪うるさい」
「あー背中が痛い…」
「赤ずきん、バカ 力」
「あら、わたくしも対抗して、全力で磨き込んでやりましたわよ!」
「…無理」
「何がですか?」
白雪は眠れない夜を送ったらしい。

400:名無しさん@ピンキー
06/10/22 16:15:32 dpMUD5PC
> 「ふぅ~ 良いお湯だったよー」
> お風呂上がりの赤ずきんは、健康的'な'感じで、そしてちょっとHな気がした。

いきなり誤字ってすいません OTZ

401:名無しさん@ピンキー
06/10/23 00:33:52 0kAgJmRH
わたしゃ半虹とか行かないけどもったいないのでここに置いておきますよ。
17話のお風呂の補完です。あれはひどいや、どこがお風呂だろ。ね?

URLリンク(a-draw.com)

402:名無しさん@ピンキー
06/10/23 21:32:46 1JxRtCNf
キャラクター

鈴風草太 草花に欲情し、妄想で会話をする登場人物では飛びぬけて変態
       いばらには例外的に好意
木ノ下りんご 幼馴染に相手にされず相手は子供、照れ隠しと脳内変換を起こす
         変な口調でキャラ作りをする毒りんご
白雪姫 草太をカモフラージュにりんごとのスキンシップを計る
ヴァル バター犬
ハーメルン 裏切り、放置、監禁を甘んじ、いじられ役をつとめる
        突然現れいつのまにかいなくなり、中盤で死ぬ「おいしい」キャラ
サンドリヨン 幼少期の経験より重度のショタコン
        ヘンゼル、フェルナンドを傍らに置きながらエルデの美少年を探る
ヘンゼル フェルナンドと草太にいやらしい視線をおくるぞ
グレーテル 強がるがすぐに逃げるヘタレキャラ
        怪我で兄の気を引けると勘違いし、自傷へと進む
トゥルーデ 常に覆面をしているほどの人見知り
        お人形遊びでいろんな欲求を満たす

403:名無しさん@ピンキー
06/10/24 00:36:25 sPkkM0g4
>>402
いばらは?

404:名無しさん@ピンキー
06/10/24 11:15:20 nxI3q3i1
だんだん作品投下が増えてきたなあ
なにはともあれ>>390GJ!
やっぱり赤さんは可愛いな

405:名無しさん@ピンキー
06/10/24 19:20:00 X0vl2nQ6
「君、ひとりぼっちなの?」
「そうかな?僕は君みたいな小さな花だってすごくキレイだと思うよ」
「ルペンシテルツヒェンっていうんだ、素敵な名前だね」
「あ!赤くなった。照れてるの?ハァハァ」
「柱頭がもうこんなにベトベトだよ」
「おしべをこすりつけたら受粉しちゃうね」
「ハァハァ、僕もう出そうだよ」
「あぁっ!もう出すよっ!うっ・・・・・・」
「射精大会になっちゃったね」

406:名無しさんが最近考えていること
06/10/24 19:28:42 THO8PAkr
リンゴはやっぱり本命草太とくっつくのかな。

ハーメルンがグレーテルに熱い視線を送ってるからびびったけど(新ED)。
赤ずきんはどうか謎だが、フェレナンド(関係ないけど、フェラ何度?に似てませんか、似てませんかそうですか…)は
どうなるのか、ふと白雪はフェレナンドの兄弟ではないかと思ったり。

サンドリヨン/ヘンゼル×三銃士 は鬼畜ですな。見てみたいけど、私は鬼畜は書けない。
草太を人質に言うこと聞かせるのも有りか…。

407:名無しさん@ピンキー
06/10/26 18:00:48 TtuphNr0
ここってエロ無しでもおk?
書いてたらエチ入れるトコ無くなっちまったorz

408:名無しさん@ピンキー
06/10/26 20:36:55 P6fPHrKr
職人さん歓迎だぜ。
とりあえず晒すんだ。
妄想力で各自補完するから・・・!


409:名無しさん@ピンキー
06/10/26 23:46:08 9OXp1x8h
>406
新EDハーメルンはりんごに熱い視線おくってるもんだと思っていたが…
自分の勘違いか。

410:名無しさん@ピンキー
06/10/27 03:04:47 X+KA6C/U
>>409
私にはこう見えたのですが…うむむ。

URLリンク(a-draw.com)

411:名無しさん@ピンキー
06/10/28 09:29:04 uVrhBCMN
>>410
ハーメルンの青春

412:名無しさん@ピンキー
06/10/28 15:49:45 2M6laoEs
サンドリヨン受けってどうだろうか。

413:名無しさん@ピンキー
06/10/28 19:09:20 q6K9LsRq
新境地開拓の予感

414:名無しさん@ピンキー
06/10/28 21:05:05 iT6Ea2vJ
>>412
少女バージョンならOK

415:名無しさん@ピンキー
06/10/28 22:51:06 uVrhBCMN
>>414
そしてサンドリヨンは悪戯っ子になった

416:名無しさん@ピンキー
06/10/29 23:03:10 g4AHs4iU
赤ずきん×草太は勝手に自己満足できるレベルのがかけたし、、

次のネタが浮かばないです。
何か書きたいが…。

サンドリヨンがブーム?
登場少なくていまいちしゃべりが…。

いっそ続編で 赤さん×草太×りんご ?
百合は書けないのだが。

417:名無しさん@ピンキー
06/10/30 01:19:29 tcgm4tSp
いばら×草太
グレ子×草太

418:名無しさん@ピンキー
06/10/30 07:35:16 5Ai8QsGa
ヘン太×グレ子
はSMになるのか?

419:名無しさん@ピンキー
06/10/30 11:36:18 ot7vB4uw
サンドリ(若)×ヘンデル

420:名無しさん@ピンキー
06/10/30 23:58:03 ZA9+mO+X
いばらは難しそうだ(汗)

グレ子×草太ってのは新鮮かも…、ちょっとパラレルな話になる気がするが。
普通は草太×グレ子 だろうか。
ヘンデルも出番が…。

しかし、りんごさんの人気がないですね(汗)

私の周りでは、草太は天然ドSと言うことになっておりますが(謎

421:名無しさん@ピンキー
06/10/31 09:50:27 K/9cAhbF
りんごは何かしら絡みづらいところがあるから、俺はあまり好きじゃない。


レッテルか?

422:名無しさん@ピンキー
06/10/31 15:16:08 kUgenUdU
赤さん×ハーメルン書いてみた
幼馴染モノっていいよね

423:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:18:24 kUgenUdU
「ねえハーメルン!セックスしようよ」
「……はぁ!?」
赤ずきんの突然の申し出に、ハーメルンはそれまで吹いていた草笛の音程を外してしまった。

エルデの鍵をめぐる戦いが始まる、今より少し昔の話。
東の村に現れたナイトメアリアン討伐のための遠征の帰り、四葉騎士団は、森の中に野営のキャンプを作った。
四葉の騎士たちは、上機嫌で酒を酌み交わして、
俺はナイトメアリアンを3匹やっつけた、いやいや俺が相手したナイトメアリアンは山よりも大きかった、
などと今回立てた手柄のことを自慢しあっていた。
ハーメルンは、そんな喧噪を離れて、一人静かになれる場所を探した。
もともとハーメルンは、集団で行動するよりも一人のほうが気楽だ、と単独行動をとることが多いが、
今回はフェレナンド王たっての頼みということで、遠征に参加したのだ(そして、ハーメルンの音楽魔法は、たしかに戦況を大きく有利にしてくれた)
あまりキャンプから離れすぎないよう森を進んで、ほかより一回り大きな木の根元に腰を落ち着けた。
月のきれいな晩だったので、ハーメルンは少しセンチメンタルな気分にひたった。
月の光にてらされた木々はきらきらとして、森に魔法が満ちているようで、
その音楽をつかまえようと、ハーメルンは草の葉を一枚取って、草笛で即興の演奏を始めた。
いい気分で笛を吹いていると、木の影からひょっこりと、赤ずきんが頭を出した。
「あ~、ハーメルン、こんなところにいたんだ」
幼馴染の少女はへにゃっと笑うと、ハーメルンの隣に腰掛けた。
「ハーメルンはみんなと一緒におしゃべりしないの?」
赤ずきんがハーメルンの顔を覗き込んできた。ローブや手甲は外していて、ラフな格好だ。
「騒がしいのは苦手なんだ…赤ずきんこそ、どうしてこんなところに来た」
「えへへ、ヨハンがおじいに無理矢理お酒飲まされて、酔っぱらって大変なことになっちゃってさ~、逃げてきちゃった」
「ヒルデブラントにも困ったもんだな…」
キャンプの騒ぎがここまで聞こえてきて、ハーメルンはやれやれ、と言ったふうに首を振って、それからまた草笛を吹きはじめた。
赤ずきんはしばらくの間、静かにその音色に聞き入っていたが、急にぱっと立ち上がって、ハーメルンの前に座った。
「ねえハーメルン!セックスしようよ!」
草笛が調子外れな音を響かせた。
「…はぁ!?」
ハーメルンは思わず間の抜けた声をあげてしまった。

424:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:19:17 kUgenUdU
あんまり突然な申し出に、ハーメルンはこれまでの会話にそんな流れがあったのかどうか思い出そうとしたが、まったくわからなかった。
「ね~いいでしょ?わたしまだしたことないんだ、だからしようよ~」
赤ずきんが突拍子もないことを言うのには慣れているつもりだったが、今回ばかりはさすがにびっくりしてしまった。
それでもなんとか頭を落ち着かせると、
「なんでそうなるんだよ…」
と、しごく当然の疑問を口にした。
「だって~、やっと騎士団の正規団員になれたんだし、今回の討伐で手柄も立てたんだよ?
わたし、もう一人前だもん。それなのに、いつまでもねんねえのまんまじゃ、かっこつかないよ」
ファンダヴェーレでは15にもなれば大人として扱われるので、決して早いことはないのだが……
それでも、髪が短ければほとんど男の子にしか見えない体型を見て、まだ赤ずきんには早いだろう、とハーメルンは思った。
ハーメルンの失礼な視線に気付くと、赤ずきんはぷうっと頬を膨らませた。
「なによぅ、わたしだってねー、すぐにばいんばいんのせくすぃ~なオトナになるんだからね!
オンナは愛を知って華麗に変身するのよ…って、白雪が言ってた」
どうやら赤ずきんに妙なことを吹き込んだのは白雪らしい。
でも、あいつは絶対にただの耳年増だ、とハーメルンは思った。
「なんで俺なんだ。ディートにでも頼めばいいだろ」
四葉騎士団隊長で、友人でもあるディートマルシュの名を上げると、赤ずきんはちょっとうつむいた。
「だって隊長は、ちょっと怖いし…」
赤ずきんはハーメルンの服の裾を、きゅっと掴んできた。いつも明るく、勇敢な赤ずきんから「怖い」なんて言葉を聞くのは意外だった。
経験はしてみたいけれど、やはり不安な気持ちもあるようだ。
だから、騎士団の中でも、昔からよく知っているハーメルンに頼んできた、ということなのだろう。
そんなことを考えていると、赤ずきんがハーメルンにそっと抱きついてきた。
「ね~いいじゃん、減るもんじゃないんでしょ?」
そう言えば、赤ずきんにはなにかと人に抱きつくくせがあった。今でも白雪がよく抱きつかれてるような気がする。
赤ずきんの体はしなやかで、ハーメルンは思わずどぎまぎとした。
正直な話、あんまり見知った顔なので気乗りがしなかったが、
この一月にわたる遠征でハーメルンもいろいろと溜まっていたので、赤ずきんの誘いを受けることにした。


425:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:20:25 kUgenUdU
とりあえず、草むらに敷布を敷いて、その上に二人で座った。
雰囲気を出そうと、ハーメルンは赤ずきんにキスをしようとした。
赤ずきんの顔が近づく。こんなに近くで赤ずきんの顔を見るのは、いつ以来だろう?そう考えると、なんだか落ち着かない気分になった。
そして、いよいよの瞬間…というときに、突然赤ずきんが吹き出した。
「お前なあ…」
ハーメルンが抗議の声をあげた。
「ご…ごめんね、でもハーメルンとなんて…やっぱり、照れくさいなぁ~」
赤ずきんはへらへら笑いながら、体をくねくねさせた。まったく、ムードもなにもあったもんじゃない。
頬が赤いのを見ると、照れているらしいが、その珍妙な動きに、ハーメルンはすっかり力が抜けてしまった。
とりあえず、キスは諦めることにした。気を取り直して、ハーメルンは赤ずきんを抱きすくめると、赤ずきんの首に口づけた。
「ひゃっ…あは、くすぐったいよ」
赤ずきんがくすくす笑う。ハーメルンはかまわずに首筋に舌を這わせ、肩にキスをした。
タンクトップをずらし、胸をあらわにすると、赤ずきんは少しだけ体を震わせたが、そのまま胸にキスすると、またくすくす笑いはじめた。
「あは、あははは!ハーメルン、そこだめだよ、くすぐったいってば、あははは!」
「うっさい」
もうムードとか雰囲気とかそういうのは諦めた。子供のころにさんざん振り回された仕返しとばかりに、ハーメルンはくすぐりを続けた。
「やぁー、やーめーてー、あはは!」
赤ずきんは身をよじって逃げようとしたが、ハーメルンはそれを逃がすまいと後ろから抱きついて、むき出しになった背中に口づけた。
きゃあきゃあ騒ぎながら、なんとかハーメルンから逃れようする赤ずきんと、一心不乱にくすぐり続けるハーメルン。
そこにはロマンチックな魔法が存在する余地はなく、まるで子供同士のじゃれ合いだった。
ようやくハーメルンが赤ずきんを解放すると、赤ずきんはすっかりぐったりしてしまっていた。
「はっ、はぁっ…も~、だめって、はぁ…言ったのにぃ…」
赤ずきんは肩で息をしながら、少し恨みがましそうな目でハーメルンを見た。
赤ずきんはあんまり笑ったので、目に涙が浮かんでいた。肌は赤らんで、汗ばんでいる。
ハーメルンは、ふん、まいったか、などと子供っぽいことを考えていたが、息を荒くして、体を火照らせた赤ずきんが妙に色っぽく見えて、動揺してしまった。
そもそも、いま何をするつもりだったのかを思い出すと、口の中が乾いてきたので、ハーメルンは唾を飲みこんだ。

426:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:21:55 kUgenUdU
「赤ずきん…」
「やー、もうだめだよ」
ハーメルンが身を寄せると、またくすぐられると思ったのか、赤ずきんはくすくす笑って、ハーメルンの体をぐいっと押して、離そうとした。
しかし、ハーメルンはかまわずに赤ずきんに覆いかぶさると、
「…ひゃっ!?」
赤ずきんの足の間に手を差し入れた。赤ずきんは急な刺激に、変な声を出してしまった。
太ももをたどって、赤ずきんのそこに、優しく指が触れる。
「やっ、ハーメルン…」
経験したことのない感覚に、赤ずきんはおびえたような声を出した。
「…誘ったのは、そっちだ」
「そ、そうだけど…でも、ちょっとタンマ!」
赤ずきんはぱっと飛び起きると、ハーメルンから少し離れて、スー、ハー、と深呼吸をした。
「…ん、よし。いいよ、ハーメルン…」
しばらくそうしてから、決心したように、赤ずきんはハーメルンの膝の上に腰を下ろした。
肩が少し震えている。ハーメルンは赤ずきんをなだめるように、後ろからそっと抱きしめると、首筋やうなじにキスを降らせた。
「あ、ん…んぅ…」
くすぐったがってばかりだったさっきとは、反応が違っていた。
「赤ずきん、手…」
赤ずきんに腕を上げさせると、タンクトップを脱がして、胸をまさぐった。
「んっ、…やっぱり胸は、こそばいよ」
赤ずきんがそう言ったので、ハーメルンは、そのまま下腹部に手を伸ばし、ズボンをずらして、下着の上から、そこに触れた。
慣らすように、ゆっくり時間をかけて撫で摩ると、赤ずきんの息がだんだんと荒くなってきたのがわかった。
「ハーメルン、慣れてるんだね…」
「…別に…」
実のところ、傭兵のように行動しているといろいろなことがあって、ハーメルンはすでに経験を済ませていた。
「オトナなんだあ、ハーメルン…ふふっ」
なんだかからかわれてるような気がして、ハーメルンは複雑な気分だった。
下着の中に手を差し入れると、そこはしっとりと潤んでいた。
赤ずきんは体をびくっとさせたが、抵抗はしなかった。
やがて、ハーメルンの指先が、赤ずきんの小さなクリトリスに触れた。
「──っっ!!?」
びりっと、しびれるような刺激が背中を伝わって、ハーメルンの腕の中で、赤ずきんの体が跳ねた。

427:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:22:52 kUgenUdU
「やっ、そこ、ヘンっ…だめ!」
赤ずきんはハーメルンの指から逃れようと、腰をくねらせたが、ハーメルンは赤ずきんを離さず、
赤ずきんから溢れ出たぬるぬるとした粘液を擦り付けて、敏感な部分への刺激を続けた。
「はっ、はっ、や、怖いっ…よ…!」
未知の刺激に耐えるように、赤ずきんはぎゅっと目をつむって、体を固くさせた。
赤ずきんはもぞもぞと落ち着かなく体を動かすと、ぱっと体の向きを変えて、ハーメルンに飛びかかるように抱きついた。
あまり勢いをつけて抱きついたものだから、ハーメルンは後ろに倒れて、木の根に頭をぶつけてしまった。
「痛……おい、赤ずきん…?」
赤ずきんは、ハーメルンを抱く腕に力を込め、胸に顔をうずめたまま、何かもごもごと言った。
「ご、ごめんね…でもわたし、こうしてないと、切なくて……っ」
顔を上げてハーメルンの方を見ると、赤ずきんの目はとろんとしていて、顔は耳まで真っ赤になっていた。
「ね、ハーメルン…つづき…」
今まで、一度も見たことのない赤ずきんの顔。ハーメルンは促されるままに、下腹への刺激を再開した。
「ふっ、う、あ…あっ…」
押し殺した声が、森の中に響いた。
「あっ…ひ、あ…ッ」
赤ずきんの声がだんだんとうわずってきて、ハーメルンを抱く腕にぐっと力がこもった。
剣士として戦う赤ずきんの力はとても強く、爪が背中に食い込んだが、ハーメルンもすっかり興奮して、夢中になっていた。
ハーメルンの指の動きがだんだんと早くなって、赤ずきんは、瞼の奥が真っ白に焼けるようで。
「あ、っ、へんだよ、ハーメル…っあ…ッ!───ッ!!!」
達する瞬間、声を上げるのが怖くて、赤ずきんは、ハーメルンの肩に噛み付いた。
肩から血がにじんで、ハーメルンは痛みに顔をしかめた。
がくがくと体をふるわせて、赤ずきんは、その瞬間の余韻を味わった。
「はっ、はっ…はひっ、はぁーっ…う、…う…」
快感の波が過ぎ去ると、赤ずきんはぐったりして、ハーメルンにもたれかかった。
ハーメルンは赤ずきんの体をそっと横たえ、ズボンを下ろして、窮屈になっていたものを取り出すと、赤ずきんにあてがった。
「ふぅー…ぅ…はー、めるん…?」
「赤ずきん…力を抜け」
まだぼうっとしている赤ずきんの腰を浮かせると、そのまま一気に突き入れ

428:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:23:52 kUgenUdU
「!?!…いったぁ───いッ!!!!」
…られなかった。
赤ずきんのそこはあんまりきつくて、半分ほど入ったところで、それ以上進むことも、戻ることもできなくなってしまった。
赤ずきんが強く力を入れるので、ハーメルンのものが痛いほど締め付けられた。
「つッ…赤ずきん、力、抜けって…!」
「痛いよぅ、ストップ、ストップ!お願いハーメルン、ホントに痛いの!ホントに無理!」
赤ずきんは必死で泣き叫んだ。
さんざんな騒ぎの後、やっとのことで赤ずきんからものを引き抜くと、
二人ともすっかり疲れて、ぐったりとお互いの背中にもたれかかった。
赤ずきんは、下腹を撫で摩りながら、
「うぅ~…あんなにイタイなんて、聞いてないよぅ…」
と、涙をぽろぽろとこぼした。
「ほらな、やっぱり、お前には早いと思ったんだ…」
とハーメルンが呟いた。
だって、と赤ずきんはハーメルンを見つめたが、ハーメルンは疲れてげんなりしてしまっていた。
「ほら、あんまり長いことキャンプを離れてると、ヴァルが心配するだろ」
と、手振りでキャンプの方を指し示した。
「でも~…」
赤ずきんはちらり、と大きいままのハーメルンのものを見つめた。
見られているのに気付くと、ハーメルンはあわててズボンを上げてそれを隠した。
「これは自分でなんとかする。お前はさっさと戻れ」
少し赤面して、ハーメルンは答えた。
赤ずきんは困ったような、考え込むような顔をした。
それからハーメルンの方にずいっと体を近付けた。
「そんなのダメだよ。わたしから誘ったんだし、ちゃんとセキニン取らなくっちゃ」
そう言って、ハーメルンのズボンに手を伸ばすと、力づくで脱がせてしまった。
「おい、赤ずきん!?」
「わあっ…」
固くそそり立ったハーメルンのそれを目の前にして、赤ずきんは感心したような声をあげた。

429:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:24:56 kUgenUdU
「なんかすごいねー、昔はもっとかわいかったのに…」
赤ずきんはのんきなことを呟きながら、それをつんつんとつついた。
「お、お前な…」
ハーメルンが腰を引いて逃れようとすると、
「あ、だめだよハーメルン!」
と、赤ずきんがハーメルンのものをギュッと思いっきり掴んできた。
「いッ!?」
強く掴まれてハーメルンが悲鳴を上げると、赤ずきんはあわてて手を離した。
「とと、ごめんねハーメルン…そうそう、男の人はデリケートなんだから、硝子細工を扱うように優しくすること…だっけ」
変な知識を口に出して再確認すると、赤ずきんは優しくそれに手をあてがって、上下に摩りはじめた。
「っ、う…」
ハーメルンの喉から声が漏れる。
赤ずきんは一心不乱に摩ったが、慣れない手つきはぎこちなく、もどかしかった。
「なあ、赤ずきん、口で…」
「ふぇ、口?…こう?」
赤ずきんが、亀頭に口づけると、ハーメルンのものがぴくりと跳ねた。
赤ずきんはちょっとびっくりして、それからにんまりと笑った。
「へえ、こーゆーのが、きもちーんだ…」
赤ずきんは手を上下させながら、先端を舐めたり、キスをしたりした。
「ん、どう…かな?」
赤ずきんはそれをしごきながら、ハーメルンに尋ねた。
「あ、ああ…悪くない」
「そお?えへへ、よかった」
へにゃっと笑ってみせる赤ずきん。そのいつもの笑顔と、淫靡な行為とのギャップが、ハーメルンを高ぶらせた。
射精感が込み上げてきて、ハーメルンは体を震わせた。
「赤、ずきん、出るッ…」
「ひゃっ?!」
赤ずきんが口を離した瞬間、ハーメルンは果てて、白濁液が、赤ずきんの顔を汚した。
「う~、ナニこれ、変な味…」
少し口に入ったらしく、赤ずきんはしぶい顔をして、それを手に吐き出した。
「悪い…大丈夫か」
「ん、平気…それよりハーメルンは?気持ちよかった?」
「あ、ああ…」
「えへへ、そっか」
ハーメルンは、脱がされたズボンからハンカチを取り出すと、にこにこ笑う赤ずきんの顔をそっと拭いてやった。


430:ハーメルンと赤ずきん
06/10/31 15:26:06 kUgenUdU
服を着て身なりを整えると、それからしばらくの間、木の下で赤ずきんとハーメルンは寄り添っていた。
「あーあ、あんなに痛いなんて、びっくりしたよ。白雪は『初めは痛みがあるかもしれませんけど、すぐにすばらしい瞬間が訪れますわ』とか言ってたのに」
「お前な、あんまりあいつの言うことを鵜呑みにするのはやめた方がいいぞ…」
「そーする。…でもね、キスされたり、触られたりするのは、とってもすてきだったよ…」
そう言うと、赤ずきんは身を乗り出して、ハーメルンの唇に、唇を重ねた。
「っ…!?」
ハーメルンが驚いて固まっていると、赤ずきんは立ち上がって、キャンプの方に戻っていった。
「ね、ハーメルン。わたしあれが好きになっちゃったみたい。…今度、ちゃんとしたのをしようね!」
途中、一度だけ振り向いてそう言うと、赤ずきんは小走りに駆け出して、
やがてその姿は見えなくなってしまった。
ハーメルンはしばらく赤ずきんは去っていった方を見ていたが、ため息をつくと、木に背中をもたれた。
どうも俺は、昔も今も、赤ずきんに振り回される立場にあるらしい。
そんなことをぼんやり考えると、ハーメルンは空を見上げた。
今夜は、月のきれいな晩だった。

431:名無しさん@ピンキー
06/10/31 16:47:20 V97OUov+
gj

432:名無しさん@ピンキー
06/10/31 22:19:26 K/9cAhbF
GJΣd

433:名無しさん@ピンキー
06/10/31 23:38:54 5NjmBvw/
GJ!GJ!

434:名無しさん@ピンキー
06/11/01 00:11:59 hE9+vHCt
エロだけどほほえましいなw

435:名無しさん@ピンキー
06/11/01 00:41:21 RSmX6umT
GJ
和んだw

436:名無しさん@ピンキー
06/11/01 00:47:56 VTVDhk6i
やばい。抜いた

437:名無しさん@ピンキー
06/11/01 20:04:45 5X3qWlXT
14歳だったら余裕で入るんじゃない?

438:名無しさん@ピンキー
06/11/01 20:53:40 stNh5J5J
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆:::::::+::::::::::::::
  . . : : : ::::/⌒ヽ: ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::..,,::。:+:::::::::::::::::::::::
  . .... ..::::/  <`O:: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::+,::o;;::・;,:::::::::::::::::::::
     ⊂ニニニ⊃. . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::..<;;::・,,::;ゞ;;o;*::.:::::::::::
     /:彡ミ゛ヽ;)ー、. . .: : : :::::: ::::::::::::::::,,;;;<;+::;;;´;*::o*:,,;;ゞ;;::::::::
    ./ /ヽ/ヽ、ヽ  i. . .: : : :::::::: :::::::::::;;;*;;;〇;ゞ;*::;;:<;;;*;:;ゞ;;o;
   / / 。  ヽ ヽ l   :. :. .:: : :: ::<;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o
  ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄     ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; *
                       : : : : : : llllllll : : : : : :
                           田田田

439:名無しさん@ピンキー
06/11/02 22:01:45 sMYjj1CC
>>13,14,15
少女バージョン、激しく輪姦強姦モノが似合うと思うのは漏れだけか?ww
今のサンドリヨン様には鏡プレイかにゃー。

440:名無しさん@ピンキー
06/11/02 22:04:30 sMYjj1CC
間違えた。
>>413、414、415だ。すまん。

441:名無しさん@ピンキー
06/11/03 01:29:22 x00+qG6x
鏡に向かってオナとか?

442:名無しさん@ピンキー
06/11/03 15:43:54 8UkDmCrJ
それもいいな。漏れ的には羞恥プレイが好みだww
明日はサンドリヨン様出るっぽいな!

443:名無しさん@ピンキー
06/11/05 07:57:38 22s4Mk+I
赤「ヴァルは大事な…大事な…私の大事な──」
言葉の途中で止められたけど、これは何か決定的な一言を言いそうになったのか
それとも、ヴァルが自分にとってなんなのかまだよく分かってなかったのか…

444:名無しさん@ピンキー
06/11/05 08:33:37 wMtImAK8
非常食

445:名無しさん@ピンキー
06/11/05 10:03:12 eEZ5Kjfo
バター犬

446:名無しさん@ピンキー
06/11/05 10:20:21 48I/24Q+
実はすでにヴァルと結婚していて、子供も3人いる。

447:名無しさん@ピンキー
06/11/05 11:47:47 Fl9mKBuU
あったかい毛皮

448:名無しさん@ピンキー
06/11/05 11:57:09 bXZgUFKx
>>444
来週からEDがヴァルの哀愁漂う泣き声になったりしてな
横で般若が通訳してて

449:名無しさん@ピンキー
06/11/05 14:22:19 GzjgnGwn
サンドリヨン様をレイプしたい・・・ハアハア

450:名無しさん@ピンキー
06/11/05 16:11:08 Fl9mKBuU
ヴァルはサンダリヨンに獣化されたんd(ry

451:名無しさん@ピンキー
06/11/05 16:23:15 GzjgnGwn
まじでか。
獣化したヴァルがサンドリヨン様を犯したら萌え。

452:名無しさん@ピンキー
06/11/05 23:36:19 Fl9mKBuU
いまいちづらの使い方が分からんのだが…
とりあえずお題はこれにしてみてはどうか。
urlが長すぎたらどうしようorz

URLリンク(z.u.la)

453:名無しさん@ピンキー
06/11/05 23:53:23 Fl9mKBuU
スマン、できてなかったorz

URLリンク(d.pic.to)

454:名無しさん@ピンキー
06/11/06 21:02:33 DaI2+lkZ
サンドリヨンは声がおばさんすぎて萌えん
桑島ならいいのに・・・・・・

455:名無しさん@ピンキー
06/11/07 18:48:08 0928NVkb
>>448
エクセルかw

456:りんごx草太 1
06/11/08 10:58:54 Cp0PAQSJ
お邪魔致します。初投下いたします。
りんごx草太 エロ無いです・・・すいません


♪じゅ~すい、じゅ~すい、じゅっじゅっじゅっじゅ、じゅ~すい、
じゅ~すい、じゅ~すい、じゅっじゅっじゅっじゅ、じゅ~すい~♪

よく意味はわからないけど、楽しそうに歌を歌いながら僕の前を跳ねている少女
パッと見は7~8歳位に見える
多分それくらいの年齢だろう
彼女が跳ねるのと同時に腰の鈴がリンリン鳴っている
放っておくと、どこかへ走り出してしまいそうだったから、僕が少女に着けたものだった

僕はとにかくこの少女に話かけてみる
「キミの名前は?キミは赤ずきんじゃないの?」

彼女から返事は無い
彼女と出会ってから、ずっとこんな調子だ

もう一度思い出してみる
なぜ僕はここに居るのか?
ファンダヴェーレに僕たちは確かに居た
昨日は旅の途中で立ち寄った村で、親切な村人にお世話になり、寝床として納屋を借りることができた
そこでみんなで寝たんだ
赤ずきんはヴァルに寄り添うように、白雪・いばら・りんごは並びながら、僕は少し離れた壁に寄り添うように寝た

そこまでは間違いない
でも・・・

起きたら、僕はエルデに・・・
つまり、僕が元々生活していた世界に居た
しかも、僕の部屋のベッドに・・・

その隣には、赤ずきんを小さくしたような少女が寝息をたてて・・・・

最初は何が起きたのか良く解らなかったけど、この少女と外に出てみて解った
ここは確かにエルデだ、しかも僕が暮らしていた町だった


457:りんごx草太 2
06/11/08 10:59:49 Cp0PAQSJ

とにかく、みんなを探す為に僕と赤ずきんによく似た少女は町中を歩き回っている
この少女は何を聞いても答えてくれない
でも、とても楽しそうにしている

「みんな見つからないね、デパートの方に行こうか?」

満面の笑みで少女は答えた
少女は歌う意外に言葉を発しない
でも、なぜか少女の言いたいことや気持ちが伝わってくるんだ

心配いらない・・・絶対にみんな見つかるよ・・・・って

そんな少女の笑顔が僕をこんなに落ち着かせてくれる
不思議な少女だなぁ


「――――やっぱり誰も居ないね」

デパートの屋上にも誰も居なかった
この世界に来てから、僕達は誰とも逢っていない
まるで、この世界には僕達しか居ないようだ


―――クイッ
そんな僕の不安な気持ちを感じ取ったのか、少女が僕の袖を引っ張る
「大丈夫。絶対みんなに逢えるよね」


―――コクリ
少女がうなずく


458:りんごx草太 3
06/11/08 11:00:31 Cp0PAQSJ

この笑顔は不思議な力を感じるんだ
とても心が安らぐ、そんな不思議な力


―――でも

・・・・・・・・・・時折見せる
 
―――僕は

・・・・・・・・・・切ない横顔

―――この力を

・・・・・・・・・・何度も見てきた

―――知っている

・・・・・・・・・・誰よりも近くで


―――――ずっと僕のそばに居た1人の少女を


もう日は落ちかけていた
結局町中を歩き回ったけど、誰一人として出会うことは無かった
「今日はもう帰ろうか?」


459:りんごx草太 4
06/11/08 11:01:12 Cp0PAQSJ

――コクリ
少女が屈託のない笑顔でうなずいた
夕焼けの残り日が顔を真っ赤に染めている


この笑顔・・・・僕の想像は確信へと変わる


そう言えば、昔にもこんなことが有ったね
あれは・・・・キミが大切にしていた帽子が風に飛ばされた時だったよね
帽子を追いかけて、道路に飛び出しそうになったり
見失った後は、必死に町中を探し回った
いつしか、二人して迷子になって・・・
お巡りさんに家まで送ってもらったよね

いつしか少女の表情が変わっていた
笑顔から、驚きに満ちた表情に




「――――覚えてたんだ?」


460:りんごx草太 5
06/11/08 11:01:57 Cp0PAQSJ



「当たり前じゃないか・・・・僕とりんごの大切な思い出なんだから」

初めて聞いた少女の歌声以外の声は、僕がずっと聞き続けてきた懐かしい声だ・・・

「そろそろ姿を見せて欲しいな・・・・りんご」

パァっと世界が光に包まれた
眩しさで目が眩みそうだ

いつしか少女の姿は消え、僕が良く知ってる女の子の姿になる
ずっとそばで見続けてきた僕の幼馴染に・・・・・・

やっと逢えたね

「もう!気付くのが遅いゾ!」
「ごめんね、りんご」
優しく抱き寄せる
 「でも、どうして赤ずきんの姿に?」
「そ、それは・・・・」
 「どうしたの?顔真っ赤だよ?」
「う、うるさい!いいから草太は早くここから出る方法を考えてよ!」
 「いや、突然そう言われても・・・・」

そう、僕達はまだこの世界が出れたわけじゃないんだ

「う~ん・・・・あたしも気付いたら草太のベッドに居たし・・・」
 「えっ?じゃぁ、りんごは僕より先に起きてたの? 起こしてくれればよかったのに」
「だ、だ、だって・・・一緒の布団で寝るのなんて、幼稚園の時以来だったし・・・・」
 「あ、あ~・・・・そう・・・だったね・・・」

何か気まずいなぁ・・・
あ、やばい・・・・意識したら・・・・落ち着け~落ち着け~僕の分身よ~


461:りんごx草太 6
06/11/08 11:02:38 Cp0PAQSJ

「あれ?草太どうしたの?」
 「い、いや・・・なんでもないよ」
「でも、少し様子が・・・・って、や、やだ!!草太のH!変態!!」
 「い、いたっ!!り、りんご!た、叩かないでよ!」
抱きしめたままだったから、りんごに気付かれてしまった・・・

「う、うるさい!うるさい!なんで、こんな場所でそんな状況になってるのよ!!」
 「しょ、しょうがないじゃないか・・・生理現象なんだから・・・」
「やだやだ!もう! 早く何とかしてよ!!」
 「ま、待って、落ち着けば大丈夫だから!」
「わ、わかったから・・・早く治してよ・・・・」

 「う、うん。」
僕はりんごから手を離そうとした
「このままで!」
 「えっ?いや、このままだと・・・・その・・・落ち着かせるのは・・・」
「だって・・・・離れたらまた・・・はぐれるのは嫌だもん・・」

か、可愛い!
りんごのことは昔から可愛いと思っていたけど、この可愛さは今までと違う

やばい・・自分を抑えきれない・・・・・

「草太?どうした・・むっ?」
 「ちゅっ・・」
抑えきれませんでした・・・・

唇を離すと、りんごが顔を真っ赤にしていた
「草太と・・・・・キス・・・・しちゃった・・・」
 「ご、ごめん・・・・・・りんごが・・・その・・・可愛すぎて・・・」

顔を真っ赤にしながらりんごが俯いてる。なにか、喋ってるけど・・・声が小さくて・・
「・・・・か・・・・ば・・・」
 「りんご?・・・・聞こえな」
「ばか!ばか!ばか!ばか!ばか!ばか!草太のばか!」
りんごの叫びが僕の言葉を遮った
 「うわっ!・・ご、ごめん!嫌だったよね?」
「違うの!なんで!?なんでこんなにムードの無い状況でするの!!」
 「え?いや、それは」
「まだ告白もしてないんだゾ!・・・まだ・・・好きって言ってないのに・・・」



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