06/07/31 23:56:01 wVCw557L
「本当に、あいつは紫ちゃんにいらないことばかり教えるんだから」
銀子はあれから真九郎と口を利いてやらなかった。
七歳の幼女にヘンなことばかりを教えて―もちろん本当に真九郎が教えたとは思っていないが―、どうするつもりなのだろうか。
そこでふと考える。本当に真九郎はそういうケがあるのだろうか。
「まさか、ね」
馬鹿馬鹿しい。
それに、あいつが紫ちゃんのことをどう思っていても関係ない。
ロリコン、とは言うが、彼女は普通の七歳児とは何かが違う。
ひょっとしたら、そこら辺の大人たちよりも精神的に大人なのかもしれない。
だから、あいつが本当に紫ちゃんのことを好きならそれはそれでいい。紫ちゃんならあいつを幸せにしてくれる。
「……バカね、あたしも」
それは自分に対する評価。これではまるで紫に嫉妬しているみたいではないか。
確かに真九郎に対しては、他の人間とは違う感情を抱いているかもしれない。
だが、それは普通の女子生徒が抱くような恋愛感情とは違うはずと、銀子は考えている。しかし、本当のところはどうなのだろうか?
それにそうだとしても、紫に対してそんな醜い感情は持ちたくない。
あの子は、とてもいい娘だ。そんな下劣な感情を抱いていい対象ではない。
銀子はその考えを振り払うように、首を軽く振った。
しゅるり、とリボンを解き、制服のベストを脱ぎ姿見の前に立つ。
「あいつ、胸があるほうが好きなのかしら」
何を言っているんだろう、と自分でも呆れながらも、シャツのボタンを外し胸の前を肌蹴させてみる。
崩月先輩に柔沢紅香、武藤さん。なぜかあいつの周りにはスタイルいい女性ばかり集まるのよね、と溜息をつきながらシャツを脱ぐ。
身に着けているのは質素な純白のブラジャー。あまりカップは大きい方ではない。
「紫ちゃんのこともあるから、一概には言えないけれど」
もし、自分に色気があれば真九郎も少しは態度を変えるだろうか。
試しに今度オシャレな露出度の高い私服でも来てあいつに見せてやろうか。
そう考えながらも、そっとブラジャーに包まれた自分の乳房を押さえ溜息をつく。今日のあたしはどうかしている、と。
このままではもっとよからぬ妄想でも抱いてしまいそうだ。今日のところは早いところ寝よう。
>>261にエロも色気もなかったので、続きを書いてみた。
………ごめん、またエロくないorz 漏れにはエロ電波が届きにくいようだ。もしかしたらアンテナも壊れてるかもしれない。