06/07/06 03:51:19 2yCFz4Hc
「あのー、円先輩」
「あら、光。どうしたの?伊吹の所ならともかく女子部(こっち)に来るなんて珍しいわね」
「えっ、えーと、まあその、ですね」
「何かあったの?」
「あったと言うか……ちょっとその、聞きたい事があって」
「私に何を?」
「円先輩ってその、アイツと親しいんですよね」
「アイツ……?」
「えーと、ほらあの……柔沢ジュウ」
「……まあ、赤の他人とは言えない程度には親しいわね。で、彼に関して何か?」
「え、えっとぉ、アイツの好きな物とか知りません?」
「……光、雨が後で怖いからそれは止めておきなさい」
「ちっ、違いますよ!これはあのただこないだアイツになんか世話になっちゃったしあんな性悪そうな奴に借りつくったまんまだと
後々恩に着せられてなんかネチネチ言われたりするかも知んないからなんか先んじて礼を言ってなんかプレゼントでもしてそれで
チャラにしちゃったりした方がいいんじゃないかなって考えたりした訳でこれは別にあのお姉ちゃんがどうとか雪姫先輩がどうとか
そういう理由で円先輩に相談した訳でもなくてだからそのつまりあのその」
「解ったから落ち着きなさい」
「あぅ」
「まあ大体話は解ったけど、私も彼の趣味嗜好までは詳しくないわよ」
「あ、そ……そうですか」
「まあ彼も所詮男だから、キスの一つでもしてあげれば喜ぶでしょうけど」
「!!」
「そんなに真っ赤にならなくても。冗談に決まってるでしょ」
「あ、いえ、その……」
「……?ああ、そう言えばキスはもう」
「わわ―っ!わ―っ!」
「だから冗談だって。……そんなに睨まないでよ。ああ、そうだ。彼が喜んでた事と言えば……」
「えっ!?な、何ですか!?」
ピンポーン
ガチャッ
「お、おはようございます、ご主人様。よろしければ今日は、ちょ、朝食を作らせて頂きたいと」
バタン
「ちょ、ちょっと、なんでいきなりドア閉めるのよ!!」
「……悪夢だ」
「いつか作ったメイド服が残ってたんで着せてみたら意外と似合ってたのよ」
「それで柔沢君ちに差し向けた、と。成る程成る程♪(シャキッ)ところで円よ、ちょっとそこの裏路地まで付き合ってもらえないか?」
繋ぎの小ネタ2。駄目だ、エロくならなかった orz
伊南屋さんまだかなー。