あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-11-at EROPARO
あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-11- - 暇つぶし2ch600:アダルT
07/02/19 22:17:07 SJF7FnKo
ん? こらこら。お前ら、何しようとしてんだ。乗り気なのは結構だけどな、そこまで
しろって言った覚えはねぇぞ。
 胸とか耳とかは許すが、ここに触っていいのは私だけ。そう決めたんだ。くくく、そう、
「上も下も」唇は私だけのもんだ。所有権は一生譲らねぇぜ。
 ともだって、こうして指を……な、こんなに美味しそうにくわえ込んでくれるのは私だ
からだよな? すっげぇ締め付けてくるぜ。
 そう腐るなって、代わりに他は好きにし放題だから。そうだな、こんなのはどうだ? 乳首を甘噛みしながら、お腹の辺りを下からツツツ…と指を滑らすと、なかなかイイ反応
するんだぜ。背中舐めながら尻たぶを揉みまくるのもお気に入りだったりするんだ。
 ほら見てるヤツらも見てるだけじゃなくて、いろいろ試してみろよ。私の知らない性癖
見つけたら教えてくれよな。
 おー、一斉に……したくてたまらなかったんだな。よかったじゃねえか、とも。お前、
教え子にこんなに愛されてるぜ? あはは。
 さぁて、そろそろとどめを刺してほしいんじゃないか? 鞘から飛び出たピンクの芽も
そう言ってるぜ。イキたいだろ?
 でもタダじゃダメだなぁ。ああ、大したことじゃねぇよ。一言言ってくれればいいんだ。
 「イカしてください」って。
 「ぃゃ」じゃないだろ。そんなに「いや」ならこのまんま放置してやろうか? そうだ
よな、それこそ「いや」だよな。
 ……じゃあどうすればいいかわかるだろ? 言えるはずだよ、たとえ大勢の前でだって
……「神楽のこと大好きだから、思いっきりイカしてください」って……ほら、な?

601:アダルT
07/02/19 22:17:59 SJF7FnKo
 …………ん、よくできました。
 じゃあ思いっっっきりイカしまくってやるからなっ!!
 わははっはははははははっははっははっっっは!! こことか、こことか弱いんだよ
な! わかってるって、外と中からクリトリス揉み潰すのも好きなんだよな! うわぉ、
すげぇ! こんなに奥まで指飲み込んどいて、根本から指先までうねりながら締め付けて
くるなんてな! ははははははっ! 任せろ! ヒダの一枚一枚から、子宮の真ん前まで
私の愛で蹂躙してやるぜ!
おぉっ、イったか? ん、あははははっ! 見ろよ、みんな! これが潮吹きってぇや
つだ! 淫乱な教師がすっげー気持ちよくなると噴き出してくるんだよ、ははっ! 見る
の初めてか? んじゃあもう二度三度見てみるかっ。んー? 何て顔してんだぁ、とも。
まさか一回で終わると思ってたのか? んなわけねーだろ。だって一回こっきりじゃあ「一
夏の思い出」には役不足だろ? お前の少ない脳味噌の皺に刻み込むくれぇやってやるよ、
嬉しいよなぁ? それに、私のことが好きだから思いっきりイカしてほしいって、さっき
頼まれたしな! ははははははははっははっははははははははははっっ!!!
 よぉーし! 今日は徹夜で×××、略して徹マンだぁ――ッ!!



602:アダルT
07/02/19 22:19:15 SJF7FnKo



………………あー……頭いてぇ……。昨日酒飲んじまったみてーだな。いつ飲んだんだ? 記憶ねぇや。ってか、昨日何あったかすらわかんねぇや。鏡ん中の目、すげぇ死んでた
な……肌は妙にツヤツヤしてたけど。ホントに昨日何があったんだよ。全くこれだから酒
なんて嫌なんだ。
お。おはよう、お前ら。あのさ、昨日のことだけど何か知らな……
 っ! な、何だ?
 一糸乱れぬ最敬礼なんてして?! 何が始まったんだ?!
 はぁ? 何、何だそれ、私何か教えた覚えなんて……???
 お、と、とも、何とかしてくれ、こいつら……うわぁっ! ど、どうしたんだ何も着な
いで! しかも体中、紅い斑点……それまさか全部キスマーク?!
 お、おいどうして逃げるんだよ! とも、待てって、ともっ!

fin.

603:名無しさん@ピンキー
07/02/19 23:28:16 s1xveVXE
                ,,r‐''"~~´:::::::::::::゙~''''‐-、,
              ,,r''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙丶、
            /:::::::::::::::::::::::::::::,r、::::::::::::::::::::::::::::::::\
           / ......::::::::::::ィ::::::::// ヽ:::::ト、::::::::::::::::........ヽ
           /:::::::::::,r::::::/ |:::::/ /  ゙、::l ヽ:::::::::、::::::::::::::゙、
           /:::::::::::/i::::/,,,,l:::/ /   ヽト‐-、:::::|',::::::::::::::::i
          i::::::i:::::/'|::/  |/  /     !  ヽ::|ヽ:::::i:::::::::l   
         l:::::::|:::/ .i/              ヽ:| ゙、::::i:::::::::|   
           |:::::::|/                 ゙'! ヽ,!:::::::::|  
         |::::::;;;;i -‐''''''"""~~     ~~"""゙'''''''''‐ |;;;;::::::::|
          |::::::;;;;;|                        |;;;;:::::::::|    エロいな~
        |::::::::;;;;l                    l;;;;:::::::::|
         |:::::::;;;;;|                       |;;;;::::::::|
     _,,,r-┴、::;;;;ヽ、                   ノ;;;:::::-‐-、
    / 、  、 ヽヽ-,;;;゙ヽ、      ヽフ       ,,,イr/´/ ,r  ゙'ヽ、
 ̄ ̄\,,,ヽ、,,i、,,,i、ノ' ̄ ゙゙̄'''‐- ...,,,,,,,,,,,,,,,,,,.... -‐'''~  ̄(,,しL,/,,,r'~,,,-‐' ̄ ̄

604:名無しさん@ピンキー
07/02/20 01:29:47 9OyHpUNY
神楽酒癖悪っww

605:名無しさん@ピンキー
07/02/21 21:35:02 S/n/H/LD
URLリンク(www.nicovideo.jp)
借金大王

606:名無しさん@ピンキー
07/02/21 23:53:04 TZe2B42d
>>592-602

 私の中の神楽のイメージとはちょっと違うけど、
それでも思わずおっきした。

 GJ!

607:名無しさん@ピンキー
07/02/21 23:57:19 TZe2B42d
>>583

 あ、そうそう、木村先生と奥さんの馴れ初め、気長に待ってます。


608:名無しさん@ピンキー
07/02/23 07:53:31 ZjUw5g0h
>>605

見られないよ~。



609:名無しさん@ピンキー
07/02/23 19:19:46 2KFRlFDq
>>608
何か攻撃を受けてるとのこと。
あっちはお父さんじゃないので跳ね返せなかった。
復旧をのんびり待とう。

610:名無しさん@ピンキー
07/02/24 23:08:21 3TGcxoOk
風邪引いた。頭イタイ。
実況中継希望。

611:名無しさん@ピンキー
07/02/25 12:37:31 xQ31vjzN
嬉しいからって裸で踊っちゃダメですよ メッ!

612:名無しさん@ピンキー
07/02/25 18:56:30 FC5L5L2Q

   ♪    Å
     ♪ / \   ランタ ランタ
      ヽ(;´Д`)ノ  ランタ タン
         (へ  )    ランタ タンタ
           ω >    タン


613:名無しさん@ピンキー
07/02/26 17:08:13 UbACE35V
. _∧∧__
 |(o・-・) |悪化しますた
 |\⌒⌒\
 \|⌒⌒⌒|
     ̄ ̄ ̄


614:名無しさん@ピンキー
07/02/26 17:56:08 yi7/UKVN
▲▲ よつばと!でエロパロ! ▲▲
スレリンク(eroparo板)

615:名無しさん@ピンキー
07/02/26 18:11:40 cPdZDxI8
ここってやっぱりエロくないとだめだよね?
初めて書いてみたけどエロくできねぇ!
なおかつ稚拙で面白くないし

職人さんたちはホント凄いです
ちょっと勉強しなおしてくる

616:名無しさん@ピンキー
07/02/26 21:38:42 UbACE35V
>>615
上の方でも言われているわけだが、別にエロくなくてもいいんでない?
どんなSSであれ、場がにぎわってくれれば嬉しいのだけど。

617:名無しさん@ピンキー
07/02/26 22:07:37 26ngeKu3
エロくないのを書くスレが落ちちゃってるのよ

618:名無しさん@ピンキー
07/02/26 22:09:46 UbACE35V
じゃあなおさらここで書きなよ、と。

619:名無しさん@ピンキー
07/02/26 22:24:37 26ngeKu3
ああ、いや俺は>>615に言いたかったんだ
まあもうどうでもいいや

620:583 ◆C6FhMothKE
07/02/26 23:38:59 VaIPtYnj
古ぼけたアパートの一室。
電気の消えた部屋で、下着姿になった彼女を月明かりが照らす。
「あ…は…恥ずかしいです…」
わずかな灯りなのに、顔が真っ赤に染まっているのがわかる。
透き通るように白い肌、大きすぎず、かつ、小さすぎない胸、細く華奢な手足。
木村はたまらず、唇を奪った。
「ん…んん…ん…」
ピチャピチャと音を立てて、舌を絡め、吸い合った。
名残惜しそうに離れた唇と唇の間を、糸が引く。
木村の手が、彼女の胸に延びた。
「んああっ…」
胸を愛撫され、彼女の体を電撃にも似た刺激が走った。

621:615
07/02/27 09:13:53 LeUFADaR
お言葉に甘えて投下します。
はっきり言って、下手です。ありきたりだし、最後は何か変。
能力の無さに涙が・・・
心の広い方は、どうぞ読んでやってください。

622:615
07/02/27 09:14:38 LeUFADaR
「みなも」
耳元で甘くそう囁かれ、真剣な顔をして見つめられたら…
抵抗出来なくなってしまう。

動けないでいる私の唇に軽くキスをする。
これが始まりの合図。

良いのか悪いのか判断することさえもどうでもよくなって、
気がついたら身体を許している。

ずるいよなぁ。
いつもは「にゃも」って呼ぶくせに、普段はそんな顔しないのに…

まるで魔法の言葉みたい。
自分の名前なのにね。
あなたが呼ぶから魔法になるのかな。

「みなも」

今日もまた魔法の言葉がかけられる。


623:615
07/02/27 09:17:44 LeUFADaR
以上です。お目汚し申し訳ない。

にゃも不足を自分で補おうとしたのが間違いだった
今は反省している

624:名無しさん@ピンキー
07/02/27 18:54:49 Xi3pmt/N
>>622
イイ!まるでラブソングの歌詞のようで、赤面フリーズするにゃも先生が目に浮かぶ
ようですなあ。
>あなたが呼ぶから魔法になるのかな。
これ気に入った。このクラスのフレーズを生み出せるなら短編はすぐ書けるでしょう。
いっぱい書いてください。

ただ一つだけ苦言を呈せば、>>621の2~3行目のような自己卑下は慎まれますよう。
稚拙は誰もが通る道、イイワケは無意味だしなにより本文を読むとき邪魔になる。

かつて俺もそう教わったんすよ。
通りすがりに偉そうですまんが、あなたにこれを伝えることができて俺的には満足w

625:名無しさん@ピンキー
07/02/27 22:43:37 A3LUVByF
>>622
詩的に素敵

626:名無しさん@ピンキー
07/02/28 01:41:30 DtBJfQjI
>>620

 あせらずに少しずつ、話を進めてくださいな。

>>622

 ポエムとしては申し分ない。SSをものするまであと一歩!

627:名無しさん@ピンキー
07/02/28 01:42:59 DtBJfQjI
 しまった、sage忘れた……。
 しばらくROMっとく。

628:名無しさん@ピンキー
07/02/28 20:51:36 hJIdCevs
口口滝智智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口滝智智智暦暦智智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦智智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
原智智智智暦智暦智暦暦暦暦暦暦暦智智暦暦暦暦暦智暦暦智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智智智智暦暦暦暦暦暦暦暦暦智智野水エ野智暦暦智智暦暦滝暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智智智暦暦暦暦暦智智暦智智口口エ口口口エ暦暦暦暦暦暦原智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智智智暦暦暦智智智暦暦暦水口口口口口口口智暦智智智暦水滝暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
暦智暦暦智暦暦暦智暦暦智口口口口エエ口口智智暦暦智暦水原暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智暦智智智暦暦暦暦暦暦原口口口口水野口口滝智暦智智暦エ口智智暦智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智智原暦智暦暦暦暦暦暦エ口口口口口口口口野智暦暦智暦口口原智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
智エ野暦暦暦暦暦智智智口口口口口口口口口原智暦智智智口口水滝暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
エ口智智智暦智暦野暦野口口口口口口口口口水暦智暦智智口口口野智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口エ暦智智智暦智野暦水口口口口口口口口口口智智智智智口口エ水野智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口水暦暦智智智野野智エエエ口口口口口口口口智暦智智滝口水原口水智智暦暦暦暦暦滝暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口原智智智智暦水滝野口原エ口口口口口口口口原暦智智滝口水原口口水暦暦暦暦暦暦智野智智暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口野暦智智智暦水滝エ口水水口口口口口口口口エ智智暦滝口口口口口口原智智暦暦暦暦水智野暦暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口野智智智智暦水滝口口口口口口口口エ野水口口滝智暦智滝野原水水水水智暦暦暦暦暦野エ野滝智暦暦暦暦暦暦暦暦
口野智智智暦智水滝口口口口口エ原滝暦智口口口原智暦滝エ滝暦暦暦暦滝野智暦暦暦暦智エエエ暦暦暦暦暦暦暦暦暦
口原智智智暦智原原エ水原原原原野野滝原口口口エ智智滝口エ野エエ水水水原智智智暦暦原口口原暦暦暦暦暦暦暦智
口原智智智暦智野エ口エ水水水水エ口口水口口口口滝智滝口エ水水エ口口口口エ智水野智智原水口野暦暦暦暦暦智暦

629:名無しさん@ピンキー
07/02/28 20:52:58 hJIdCevs
口原智智暦智智智水水エ口口口口エ野野エ口口口口水智滝口水エ水原水エ口口口エ野口水滝エエ水口滝智暦暦暦智暦
口原智智暦智暦暦エ口口エ口口口口水エ原口口口エ口智滝水口口水エ口エエ水エ口口エ口口口口エエ口滝暦暦暦暦暦
口水智智暦智暦暦エ口エ口口口エ水エ口水エ口エ水口原智水口水エ口野智暦暦暦滝野エ口口口口口原エエ滝暦智暦暦
口水智暦暦暦暦暦原水エ口原暦暦智野野エ野水口原口口智原水口エ野暦智原滝智暦暦暦野エ口口口野エ水水野暦暦暦
エエ智暦暦暦暦智野水エエ滝暦野原滝智智滝口水原口エ野原口エ水原野エ水エ水エ滝暦暦暦野水滝滝滝野原原暦暦智
野エ智暦智暦智智滝原滝滝暦滝エ水エ原原野野原野原野原口水原水水エ水エ水口エ口エ野暦暦智野滝智滝滝智暦智暦
エ野暦智智智滝滝滝エ野智暦水水水原エエ滝滝野原滝野滝原エ原水原エ水エ口エ口エエ口原水エ水滝エ原原智智暦暦
口野暦智暦暦暦智智原滝滝野水原原エエ水智滝原野エ口野野水エ水エ水エエ水口エエ口水エ原野原原原原原暦智智智
口エ暦智智暦暦智智水エ原水原原口水エ原野原原口エ水エ滝口原エ原口エエ口水エ口水エ野野水エ野原口智智智暦智
野原暦智智暦暦智智エ水エ原水口水口エ滝野水口エエエ水水原エ水口水エ口水口エ水水原原エエ野原口野暦智暦智暦
滝野智智智智暦智暦原水原エ口水口エ原野水口エエエエエ水原水口水口口原口エエ水原原口水原野口水滝智暦暦暦智
野野水智智智暦暦暦原水エエ水口水水原水口エ口エ口エエエエ原原口エ水口エエ水水原口エ原野エエ原智智暦暦原エ
野野原水暦智暦暦暦野口エエ口原原原エ口口口エエ水エ口口エ水エ原野エエエ水水水エ原原水口エ水智滝野智滝水智
水滝滝口野暦暦智智野原原原原原口口口口エ水エエエ水水水エ口エエ口エ水原原原水水水口口口エ水エ水原暦原エ口
口口野水口智野智智野口原水口口口口口水水口口口口口エエ水水口口口口エエ口口口口口口口口エ口エ水エ智口口水
水口口原水原智口野滝口水口口口口口口野水滝智暦暦暦暦暦暦暦原口口口口口口口口口口口口口口エエ口エ原口口原
口エ水エ水原暦エ口水原口口口口口口口原エエ暦暦暦暦暦暦暦暦暦水口口口口口口口口口口口口口口口口エ口口口エ
原エ口水水エ智原口口口原水口口口口口原原口水暦暦暦暦暦暦暦暦智口口口口口口口口口口口口口水野口口口口口エ
口口口口口エエ野口口口口水水口口口口水暦水口水暦暦暦暦暦暦暦暦原口口口口口口口口口口口口口口口口口水滝暦
口口口口口口口水エ口口口口水エ口口口エ暦暦原口原暦暦暦暦暦暦暦智口口口口口口口口口口口口口口口口水智智智
口口口口口口口口原口口口口口原口口口口暦暦暦野智暦暦滝滝滝野滝滝エ口口口口口口口口口口口口口口口滝智智暦
口口口口口口口口口原口口口口水エ口口口滝暦暦暦暦智野野野滝野滝滝水口口口口口口水口口口口口口口エ智智暦暦
口口口口口口口口口水エ口口口口原口口口原暦暦滝水滝野野野滝野滝野原エ口口口口口水口口口口口口口野智暦暦暦
口口口口口口口口口口原口口口口水口口口エ暦暦水野野野野野野野野野原水口口口口口水口口口口口口口智智暦暦暦
口口口口口口口口口口水エ口口口口原口口口滝暦エ滝野野野野野野野滝水エエ口口口口水水口口口口口野暦暦暦暦暦
口口口口口口口口口口口原口口口口水エ口口水智水野野野野野野水滝滝口口原口口口エ水エ口口口口原暦暦智暦暦暦
口口口口口口口口口口口水エ口口口口原口口口滝水滝野野野野水口原原口水水原口口口エ口口口エ原滝暦暦暦智暦暦
口口口口口口口口口口口口原口口口口エ水口口原水智野野野野エ水エ水口口原野口口口口口口水水エ暦暦暦暦暦暦暦
口口口口口口口口口口口口水口口口口口原口口口原水滝野野水エ口口水口口口エ口口口口エ水口口滝暦暦暦智野野野
口口口口口口口口口口口口エエ口口口口口原口口原エ野智滝原エ水水水口口口口口口口水エ口口水暦暦暦暦野暦野暦
口口口口口口口口口原口口口滝野原水エ口水水口エ水エエ口口口口エ水口口口口口水水口口口口原智暦暦暦野暦滝暦

630:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:50:37 4wdgUKDi
どのシーン?

631:名無しさん@ピンキー
07/03/01 00:43:55 tU2rJoCw
同人だな

632:名無しさん@ピンキー
07/03/02 19:22:12 oQ7RBPe6
URLリンク(www.moonlight.vci.vc)

>大阪、ぺったんこな胸、甲高い声、のろま。― いいなあ
>よみ、ガーター・ストッキング、スカートのすぐ下にそっとのぞくぎりぎりの肌。― いいなあ
>ゆかり先生、いかれた身勝手なアル中。― いいなあ
>榊さん、猫フェチ。― いいなあ
>ちよちゃん、10歳、ほんとにほんとにほんとにいいなあ。このシリーズで好きになれないものってある?


ひどい紹介だが共感せざるをえない部分は否めないw

633:名無しさん@ピンキー
07/03/03 21:22:19 IBIlgHKA
今はあずまんがに類する作品ってないよなあ。

634:名無しさん@ピンキー
07/03/03 21:29:15 g53DffCN
まなびストレート見てるときに何かあずまんがと似たような気持ちになってる
内容が似てるかどうかはともかく

635:名無しさん@ピンキー
07/03/04 00:35:31 HZkkiF3D
なつみstepってフラッシュもあずまんがっぽいぞ。
一見の価値あり。感想を聞かせてくれ。

636:名無しさん@ピンキー
07/03/04 01:18:40 hfNpbSRW
>>635
あれは……その
実は怖い話ですから……

637:635
07/03/04 11:12:22 HZkkiF3D
……ちっ。

638:名無しさん@ピンキー
07/03/05 21:22:41 FfOhaP4T
まあ「今日登校日ー?」とか言ってるお前らど素人は「終わらない夏休み」でも読んでなさいってこった。

639:名無しさん@ピンキー
07/03/06 20:31:41 3yWRyovr
終わらない夏休みって何なん~?

640:名無しさん@ピンキー
07/03/06 20:50:06 4/tjCIAx
鬱小説

641:名無しさん@ピンキー
07/03/06 21:24:13 VmqzGTS0
よみともに期待しまくり。

642:名無しさん@ピンキー
07/03/07 20:37:24 tt16qLO4
         >>641
        何かネタはあるかい
          , '´ ̄ ̄` ー-、
        /   〃" `ヽ、 \
       / /  ハ/     \ハヘ
       |i │ l |リ⌒     ⌒}_}ハ
        |i | 从 ●    ● l小N
       |i (|ミ ⊂⊃ 、_,、_, ⊂li|ノ   ミ
       | i⌒ヽ j   (_.ノ   ノi|__/⌒)
       | ヽ  ヽx>、 __, イl |::::ヽ/.
       | ∧ 人l||l,三|:::::/l| |l||l 从
       |  l ( ⌒ ):::V::/ | ( ⌒ )




643:名無しさん@ピンキー
07/03/07 21:59:04 eviwZePX
智とよみなら「終わらない夏休み(の宿題)」だろうか?

644:名無しさん@ピンキー
07/03/07 22:41:39 sp0jDpzB
え?今日は登校日だよ

645:名無しさん@ピンキー
07/03/08 02:46:36 Bkl5KWA7
うっそでー、登校日なんか信じてるやつなんかいねーよー

646:名無しさん@ピンキー
07/03/08 03:50:32 rfi++dqR
>>642
上に出ていた職人さんのよみともに期待さ!


智よみなら、攻めは智なんだろうか。

647:名無しさん@ピンキー
07/03/08 20:43:33 IOuNGZFH
一言で言うと難しいですな

648:名無しさん@ピンキー
07/03/08 21:06:31 fea89s/x
ふむ。

649:名無しさん@ピンキー
07/03/09 00:48:08 FL7BV9rR
二言で言うと?

650:名無しさん@ピンキー
07/03/10 03:35:21 m42BcXtG
智は 受けでしょうな

651:名無しさん@ピンキー
07/03/10 06:06:15 L6XwW260
一言>難しい
二言>智は受けでしょうな


全然違ってるー?!(がびーん)

652:名無しさん@ピンキー
07/03/11 14:17:45 uyMsuknH
ともちゃん総受け

653:名無しさん@ピンキー
07/03/11 15:05:54 q1JDQo1G
よみ総受けだろ

654:名無しさん@ピンキー
07/03/11 17:16:25 JdyZrOcY
よみはその時になったら素直になる

655:名無しさん@ピンキー
07/03/11 18:48:30 L+so3QgK
>>652
お前とは気が合いそうだ

656:名無しさん@ピンキー
07/03/11 23:27:44 LwWK3GU3
ついでに神楽総受け

657:名無しさん@ピンキー
07/03/11 23:40:44 2Gz338Ls
>>656
まさにそのとおり。


ちよ&大阪のもどかしいエロを読みたい。

658:名無しさん@ピンキー
07/03/12 00:08:10 ztUYRCG5
ちよと大阪は攻め側かな

659:名無しさん@ピンキー
07/03/12 00:55:05 Wv8QhGrO
「攻めとか受けとか ようわからへん」
「はい 何のお話ですか?」
「ちよちゃんちよちゃん ネコとタチっていうやんかー」
「えっ 何のことですかー?」
「いうねん」
「は、はい…」
「ネコがおってー、タチがおってー、どうしてイヌがおらんのやろー」
「さぁ…?」
「そもそもタチってなんやねん」
「んー… そうだ!ひょっとして太刀魚のことじゃないでしょうか?」
「たちうおー?」

カッカッカッカッ…

「こーんなお魚でー、太刀みたいに細長いから太刀魚って呼ばれてるんですよー」
「ほーぅ ようわからへんけど タチウオなんやー」
「ぜんっぜん違うからな」
「ヨミちゃんは細長くないからそう呼ばれたことないだけやー」
「ちょっと待て」

660:Neutral Sexuality 注意
07/03/12 02:24:20 2gLC0Yx0
>>656 神楽総受けはガチ。


※極度の両性具有(ふたなり)ものです。やはり餌食は榊さんです。
  専ブラ持ちで苦手な方は、タイトルの「Neutral Sexuality」を透明あぼーんして頂けると幸いです。

※エロ分はそんなに多くありません。

カップリングは 榊×ちよ、榊×神楽です。


661:Neutral Sexuality 1
07/03/12 02:28:59 2gLC0Yx0


卒業式が終わった……。
それだけじゃない、マジカルランドや暦の発表も過ぎてしまった。
ちよちゃんは留学してしまうし、私も獣医学を専攻すれば忙しくなるだろう。
今までのみんなとも会えなくなるんだ。

どんなに体が成熟していても、心は少女である。
自分を含んだ六人がほとんどを占めるアルバムを見て、彼女は涙を流していた。
部屋の蛍光は灯されていない。点ける気力すら起きないようである。
本当ならもう少し喜んでいてもいいのに、と自分を不思議がりながら、カーテンの開いた窓を覗き込む。
親は久々の旅行に行き、一人部屋に取り残された休日。
ひざ下まで伸びかけている髪は、そんな時でもよく手入れされていた。
周りに置かれた猫の写真や愛らしい動物を模した縫いぐるみのようなものも、今は慰めにならなかった。

最も親しい人々と別れてしまうことへの不安は、彼女を再び三年前へと引き戻すほどに増大していた。
誰よりも、そう、きっと親よりも自分を変えてくれた友人と離れ離れになることは、今の彼女に耐えられるものではなかった。

それなのに、手は自らの秘所に伸びている。
しかも、ほとんどの女性が持つ花弁ではなく、その少し上、核があるべきところからそそり立っている突起物に。
可憐な姿におよそ似つかぬ剛棒、それこそが彼女を内向的に、寡黙にさせたと言っても間違いではなかった。

遺伝子上女性だと分かっていても、家族はそれを切除させようとしなかった。
幼いときには何ら疑問を感じなかったが、一緒に入浴しているときに、母にはそれがないことに気づいたのである。
さらに、二次性徴を迎えた後にはより疑いが深まった。
自分自身の運動能力が極端に高いことや、女子の生理だけでなく、周りの男子が話しているような現象の発生、
他の人を抜いて伸びつづける身長、少しばかり低くなった声。
学校の教育で、既に男性と女性がそれぞれ何を持つか、それぞれどう変化するを知っていた彼女は、自分の「根本」が
他人との相違の原因だと薄々気づいていた。

だからこそ、力が発揮できるはずの運動部には行かなかった。
着替えのときに気づかれてはいけないという単純な理由だけではない。
他の女子から「男性のように」憧れを持たれることを厭っていたのである。
事実、中学だけでなく、高校に入ってしばらくは、その体躯の良さから男女問わず部活に勧誘された。
体育の授業でも、バレーボールでアタックを決めたり、陸上で男子以上の記録を立てようものなら、
周りから黄色い声をあげられ、放課後にラブレターを渡されたりした。

そのようなこともあり、中学からの彼女は常に「かわいい物」と同化しようとしていた。
猫の写真、『ねここねこ』のぬいぐるみや絵本、そして西表島で出会ったマヤー。獣医を目指したのもこの頃からだ。
よくよく考えるとたわいもない理由だったなと、自分で反省もした。当然それだけではないのだが。
だが、自分に欠けているかわいさを補填するために、彼女が様々なものを買いあさったのは事実である。




662:Neutral Sexuality 2
07/03/12 02:30:19 2gLC0Yx0


そんな中、彼女は5人と出会った。
一人の「友達」として、憧れではなく親愛の対象として、自分を見てくれる存在は救いとなった。
5人のおかげで、閉ざされがちだった心をやわらかく開くことができた。
特に交わりが深かったのは、弱冠十歳と幾ばくの秀才少女である美浜ちよ、そして自分と同じくらい運動ができる神楽。
彼女を母親のように思い慕ってくれる幼い子供と、ライバルとして強く触れ合えた少年のような女性。

……しかし、彼女にとって、この二人はもう「友達」ではなくなりかけていた。
どちらも、今まで隠し通してきた性的衝動の矛先ともなってしまっていたのである。
女性としては男性的な匂いのする神楽を、男性としてはあまりにもうら若いちよを求めていた。
あるいはその逆かもしれない。

暗く、窓から街灯の光だけが入り込む部屋の中で、今まさに彼女は自分自身を弄んでいる。
二人を罪悪感と欲情の対象にしながら。
「あっ、だめ、だ……こんなの」
常々はしっかりと揃えられている寝巻きも、いつしか夜具の下に散らかされていた。
今晩は親も帰ってこない。少しの乱れくらい、許されたっていいだろう。
右手は常に扱きを加え、アルバムを手にしていた左手は時々花から蜜を掬いだす。
どちらも誰にも汚されていないし、このような体を汚す人間もいないだろう、
それで私は幸せなんだ、と彼女は思っていた。

ヤマネコのマヤーは、望みどおり彼女のもとにやってきた。
その時は、彼女だけでなく、ちよや他の4人も喜んでいた。
しかし、卒業して大事な人々を失ったとき、「天然記念物を飼う」という行為に
強い空しさと自己嫌悪を覚えた。

ごめんなさい。
君は島に帰って、仲間たちと元の環境で暮らさないといけなかったんだ。
私は罪人だ。ただの悪い人だったんだよ。
ここに居つづけても、絶対に君に幸せはやってこない。
「かわいいから」なんて考えがある人間のもとに居つづけても。
私が悪かったんだ、ひとりひとり貴重な動物を自分の手にしようと少しでも考えていた私が・・・・・・
ごめんなさい、マヤー。獣医志望失格だね。

ごめんなさい、ちよちゃん。あの子を預けてあなたにも罪を被せただけでなく、今あなたの体を想って卑劣なことをしています。
こんな姿をあなたが見たら、一生会ってくれないことでしょう。アメリカに行って私から離れることは賢明な選択でした。
もう私はあなたの友達ではないのです。ごめんなさい。




663:Neutral Sexuality 3
07/03/12 02:33:28 2gLC0Yx0


頭の良さと努力に報われず、不合格続きだった暦の合格発表。
桜咲く結果に、仲間として心から喜んだ日。
その数日後、裕福な家の財力でなんとかマヤーを島に戻すよう頼んで以来、ちよには会っていなかった。
彼女はほぼ黙りこんでいた。ちよはうすらと目に涙を浮かべていた。
「ほんとに、だめなんですか?」
「だめだ。もう隠していられないよ、マヤーはここにいるべきじゃないんだ」
「榊さんが!榊さんが飼おうって言ったんじゃないですか!」
「ごめん……ごめんね、だけど」
「動物のおいちゃ、お、お医者さんになるんですよね?
 自分で自分がやろうとしたことの責任を取ってください!」
「私が……悪かった……」
少女の涙は大粒のものに変わっていた。

ごめんなさい。
他のみんなみたいに、あのまま笑ってさよならできていればよかったのに。
あなたとは泣き別れになってしまいました。本当に……

「ごめん、はぁ、ん……な、さい」
目に浮かぶ涙は複合された暗い感情のためだろうか。それとも、快楽のためだろうか。
彼女自身は、後者の存在を認めないだろう。
だがしかし、謝罪だけではない声が漏れるのに、そして絶頂が刻一刻と迫ってくるのに、抗うことはできなかった。
「ん、んぅ、ちよ、ちゃん……か、ぐら」

ごめん。神楽。
大学のことを気にかけていたけど、無事に合格できたね。おめでとう。
やろうと決心したときには、君は絶対できるまで努力するって信じていたよ。
私のことを常にライバルと思ってくれたみたいだけど。
私にいつもおもしろい勝負を仕掛けてきてくれたけれど。
私に一番積極的に話しかけてきてくれたけれど。
そういえば、一緒にぬいぐるみを作って失敗しちゃったこともあったよね。
あの時も、ずっと大声で笑ってくれたけれど。
ごめん。私なんて、いつも一生懸命努力している君のライバルになれる存在じゃないよ。ごめんね。

このまま達してしまったら、ただでさえ愛液や先走りに塗れたベッドが思い切り汚れる。
それでも一向に止められない。むしろ、彼女たちに対する感情が両方の秘部にますます熱を持たせていた。

さらに、彼女は胸元に、今まで女性の秘所にあった手を這わせた。
身長や運動能力のたくましい成長に反し豊かになっていた乳房の先端が、敏感に指の刺激を感じ取る。
他の女子から羨望の目で見られ、男子からは性的に覗き込まれる張りのある双丘も、本人にとっては劣等感の元でさえあった。
どちらの性にもなりきれない不安定さは、彼女にとって大きな負担だったであろう。




664:Neutral Sexuality 4
07/03/12 02:34:42 2gLC0Yx0



なおも彼女は動きを止めない。それどころか、抑圧すべきものがより行為を加速させていた。
髪はシーツの上で乱れ、猫を柄に模したショーツは完全に脱ぎ捨てられている。
体躯の隅々に透明な液体が流れ、とめどなく流れる涙と混じりあう。
「ごめん……なさ、ん、ぁ」
絶頂が静かに近づく。手のひらに包まれた大枝は、極限まで反り返っていた。

「だめ、もう、だめ……だっ」
その瞬間、歯を食いしばって声を最小限に抑えつつ、彼女は大きく身震いして達した。
せめて床には出さないように、握っているのと反対の手で掬い取ろうとしたが、冷めぬ興奮の余り周りに白濁液が飛び散る。

手に放たれた性欲の水たまりを見つめてはいられなかったし、見つめないでもいられなかった。
快楽が終わったあとは、この液体の存在で増大された自分自身への嫌悪感だけが残る。
親が来る心配はない。ゆっくりと、落ち着いて片付けよう。
もう涙を流す力も残っていない。私はやるべきことをやらなければ。

「いい?ちよちゃんも、ちゃんと謝るんだぞ」
「わかりました。榊さん、大丈夫かな」
「大丈夫だよ。でも、深夜にこんなことをしていいのか、って考えちゃダメか」
どうしてだろうか、聞き慣れた声が耳に入る。
「……幻聴か?考えすぎかな」
思考能力が低下している現在の状態では、それ以上考えを深めるのは不可能だった。
ぼんやりと声のするほうに顔を向けたとたん、扉が開いた。

まずい。
出て行くときに鍵を開けたままにしておいたのか?
泥棒じゃなくてよかった、でも……

状況がそれぞれ理解できないまま、場の空気が凍る。

「あの、すみません、こんな時間……っ!」
「ちよ、ちゃん?」
「榊?なんだよそれ!?」
「か……」
「いや、なんでも、榊、でも、それは」

二人の目に入ったのは、生まれたままの彼女の姿と、女性にはないはずのなんらか、いや、陽物だった。
未だにしおれず、直立しているそれは、しっかりと裸体に根付いていた。
ベッドには見覚えのあるアルバム。写真には半透明の、うぶな娘たちにはよく理解できない液体。

その二人とは、先ほどまで彼女が欲望と罪悪感の対象としていた……ちよと神楽であった。


(続?)



665:名無しさん@ピンキー
07/03/12 02:36:16 2gLC0Yx0


最初に書くのを忘れていました。
絡みはたぶん次回からです。



666:名無しさん@ピンキー
07/03/12 05:22:44 xpQ0mKVd
イヤッッホー!!
続きが楽しみー

667:名無しさん@ピンキー
07/03/12 20:55:58 NMhv8d52
神楽とちよちゃんと榊さんの組み合わせは読んだことがないのので楽しみです

668:名無しさん@ピンキー
07/03/12 22:02:34 lMIyyBZf
かぐちよのタッグは珍しいな
大昔にあったあずまんがルパン三世の頭脳担当と実技担当お絵描き絵くらいかな

669:Neutral Sexuality 5
07/03/13 02:25:03 HSU2MliU


    ※ふたなり嫌いな方はご覧にならないよう願います。
      ちよが本格的に絡むのはもう少し先になりそうです。



「きあー!」
凍った空気は、混乱したちよの絶叫によって引き裂かれた。
「た、大変ですっ!さかき、さ、榊さんが、びょうきですよぉ」
「あれ?確か、ここは榊の部屋のはず、だよな」
神楽は焦っていた。
不法な手段でこの時間帯に入室したからには何かが起きるだろうと多少は思っていたが、
いくら大学受験を無事に終えたとはいえ、もともと少ない頭の容量で目の前に広がる光景を飲み込めるはずがなかった。
「とりあえず、電気つけるぜ、いいな?」
扉の外は、二人によって既に点灯されていた。

― まず、状況を整理しよう。
一つ。寝る子はよく育つって聞いたことあるな。それじゃ、背の高い榊がこんな時間に起きてるのはどうしてだ。
二つ。裸、だよな?これって?あ、よく見たら猫柄のパンツだ、意外とかわいい趣味だな。
   部屋の周りにもたくさん、そういえば前も二人でぬいぐるみ作ったんだっけ。
三つ。あの写真って、私たちのだよな。何か白いものが見えるんだけど。
四つ。それより、なんで私たちはわざわざこの部屋に来たんだっけ。
五つ。あれは、あのたってるモノって、男の、いや、違うよな ―

「深夜に起きてるの、ちよちゃんもつらいだろ?」
「はい、まだちょっと眠いです」
「きっと、これは夢なんだ。多分、ほおをつねっても」

「痛い」
真っ先に言葉をつないだのは、誰でもない彼女、そう、榊だった。
「君たちは……誰、かな?」
「え、えっと、美浜ちよ、こーこーせい、じゅう」
「ちよちゃん、そんなにかしましらなくても」
「……『かしこまる』……だ、神楽」
「『かしましい』、あれって女が三つって書きますよね」
「え?あ、『強姦』って言葉をニュースで聞いたことあるな。そういやあ」

「神楽と……そこの、ちよちゃん……に見えるけど、合ってるかな」
部屋が明るくなっても混乱はおさまらず、三者三様の反応が飛び交った。
「合ってますよ。えーと、大丈夫ですか?」





670:名無しさん@ピンキー
07/03/13 02:26:22 HSU2MliU



ほとんど落ち着いていることしかない榊が、ここまで戸惑っているのも珍しかった。
「どうして、ここに」
「いやーさ、ちよちゃんからあのヤマネコの話を聞いたんだよ。
 それでここ数日間連絡が取れないっていうからさ、ちょっと来ちゃったってわけ」
現時点での家の主は神楽の単純さにただただ驚くのみであったが、
鍵を確認しなかった自分の抜け目もこれに十分匹敵すると思い、責めようとはしなかった。
「どうせなら久々に大阪とか智とかも連れてこうかと思ったけどさ」
「……やめて」
これはさすがに我慢ならなかったようだ。
智ちゃんはいい子だ。時たま変なことはするけれど、明るくて面白い子だ。
でも、この状況が知られたら。
何の悪意もなく「榊ちゃんにアレが生えてる」とでも言いふらしかねない。

この状況。
この、じょうきょう?

「あ」
ついに榊が正気に返った。目を大きく見開き、雪の肌が初めて濃い桜色に染まる。
「こ、これは、その」
先ほどまで股間にあった手は行き場を失い、じたばたと動いている。
「いや、ごめんな。何も言わずに入った私たちが悪かったぜ」
「違う、鍵を閉めておかずに、こんなことを、っ!」
いつもは寡黙な少女がより長い言葉を発しようとしたが、何らかの力に抑えられてしまった。
はっきりと取り戻したはずの視界も、つややかな肌色に覆われている。

息ができない。
私の口に生温かいものが入り込んでいる。
「ん、む……」
あれ?どうしてかな。
さっきまで、二人が来るまで自分がどうしようもなく嫌だったのに。
マヤーを抱いたときと同じくらい、幸せな気分……

光に映える素の体に回された神楽の両腕。それに応じて、榊も自ら背中に手を回す。
唾液が絡み合う音が今にも聞こえてきそうなほどに、二人は口内を犯しあっていた。

互いの顔が離れ、熱を帯びた息が漏れ出す。
日ごろ誰よりも聡明なはずのちよは、しかし大人を知らなかったため、彼女らの行動にうろたえを隠せなかった。
「さかきさん、かぐらさんも、それって、おとこのひととおんなのひとが」
真っ先に返答したのは神楽だった。
「いいか、ちよちゃん。やっぱりこれは夢なんだ。
 夢の中だったら、私は自分のしたいことを一番先にしたい。それで良いだろ?」





671:Neutral Sexuality 7
07/03/13 02:30:54 HSU2MliU


「か、ぐら……」
戻ってきた正気が、一瞬にして幻想のかなたへ遠ざかった。
「それとさ。榊、別にお前が悪いんじゃない。鍵は閉まってた」
「……え、それ、じゃ……」
「窓は開いてたけどな。ちよちゃんがいて助かったぜ」
未だに釈然としない榊は、頭を下げて少女に視線を送った。
あまりの混乱に、先ほどからずっと床にへたり込んでいる。
「ごめんなさいです」
「こんな時こそ、ちっちゃい体が役に立つんだ。ありがとう」
「どういたしまして、です」


やっと全部分かった。向こう側の窓から入り込んできたんだ。
あの狭い窓からちよちゃんを入れて、中から鍵を……きっとそうだ。
今度から用心しないと。


「本当はこんなことをしに来たんじゃないけどな」
「そうですね。私が謝りにきたんです」
怪訝な顔で二人を見つめる裸の少女。
「あやまる……わたし、に?」
「はい。あの、返してあげなきゃいけないってことは分かっていたんです。
 でも、なんだか寂しくって」
「……マヤー、の?」
「ごめんなさい」
「ちよちゃんの……せいじゃ」
「ごめんなさい」
ちよは恥ずかしがりながらも、しっかりと謝意を示した。
年齢にふさわしい素直な仕草に、榊は笑顔を取り戻した。
「いいよ。大丈夫、ちよちゃんは悪くない」
小さな体を寄せ、先に口付けた相手と同じように抱き寄せた。
「ここまで来てくれて、本当にありがとう」


二人にとびきりの笑顔が戻ってきた。




672:Neutral Sexuality 8
07/03/13 02:32:39 HSU2MliU



彼女はちよに気をとられ、何も着けていない自分の無防備さを全く忘れていた。
先ほどの接吻で再び昂ぶりを見せた男根に、夢から覚めきらない神楽の口が近づく。
「……ん、あっ」
「どうかしたんですか?」
「なに、を」
首を、ベッドに横たえた肢体に向ける。
そこにあったのはまぎれもなく、自分と同じくらいの胸をたたえた少女の頭。
「あれ、神楽さんは?」
「あ、見ちゃ、んく、だめっ」
あえぎ混じりの言葉とともに、ちよの両目をとっさに手で覆う。
粘膜に蹂躙される先端はいよいよ血気を増し、全身に脱力感を伴う甘い痺れが走る。
少し前まで続けていた自慰とは、比べ物にならない快感に襲われる。
「ぐら、かぐら……いやぁ、そこ」
懇願しても、目の前のそれを嘗め回すことに耽る相手には何一つ聞こえていないようだ。
「ちょっと、がまん、あう、してね」
幼い子供にはこの痴態を見せるまいと、ちよを剥がれていた布団で隠す。
それと同時に、俯いていた神楽が顔を離した。
「気持ち良いか?」
「ああっ、こんあ、こと」
「夢じゃないよな。榊にこんなことができるのって、本当のことだよな」
そう言うと、彼女の顔がまた先刻のように榊に近づく。



「さかき。大好きだよ」
二人の間に少しだけ、やすらかな時が流れるように思えた。





673:Neutral Sexuality 9
07/03/13 02:33:37 HSU2MliU


軽く口を寄せ合ったのち、神楽はさらに攻勢を加えた。
「今度は下も、な」
花弁に指が埋められ、前後運動を始める。
「ひゃっ!かぐら、やぁっ」
さらに、限界まで熱を帯びた陽根がくわえ込まれる。
「むぅ、いいだろお、さかひ」
「あ、ふ……もう、で……」
紅潮しきった顔に浮かぶ涙は、今やただ喜びのものとなっていた。
「全部、飲んでやるから」
ここぞとばかりに指の運動を速め、奥まで茎を飲み込む。
「んあぁ、だめ、でちゃう!」


神楽の喉にほとばしる液体が注ぎ込まれた。
熱い欲望を、自らの言ったとおりに嚥下する彼女。
双方の刺激で達した榊は、息も絶え絶えに官能の渦から抜け出せないでいた。



布団の下から、ぽっこりとちよが顔を出していた。
「神楽さん、それって、好きな人にしてあげるんですか?」
「えっ?いや、これはな」
「……見て、た……か」
「あの、私も」


「榊さんに、同じことをしていいですか?」


「ええっ!?」
「……ちよちゃん?」
前戯を一つ終えた榊と神楽。
二人の声はそれぞれ、異様な驚きに満ちていた。

(続)



674:名無しさん@ピンキー
07/03/13 07:22:03 EwcTmB6n
前半の妙な雰囲気に笑った。
この辺り、あずまんがぽかった。

675:名無しさん@ピンキー
07/03/14 05:38:35 8CzkJ8Ui
頑張って続けてください

676:名無しさん@ピンキー
07/03/15 19:36:04 9a7AthlZ
展開早いな

677:名無しさん@ピンキー
07/03/15 23:57:47 3U2+z9EJ
このタイミングですいませんがエロくないの投下です。

678:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:01:10 3U2+z9EJ
 こんなとき、ちよちゃんならどうしたのだろう? よくそんなことを考えている。
 たとえばこの卒業式。五年前のこの日、ちよちゃんは高校を卒業した。ちよちゃんに
とっては初めての卒業式、やっぱりちよちゃんのことだから泣いていたんだろうか。
 退屈な式は考え事にはちょうどいい。私がいろいろと夢想している間にも式は
進行してゆき、『仰げば尊し』の斉唱になった。
「あーおーげばーとおーとしー わがーしのーおんー」
 我が師。私の担任の先生はゆかり先生。谷崎ゆかり先生。変わり種の先生だと
思う。平気で遅刻してくるし、同僚の先生にたかったりする。生徒をからかって
遊んだりもするし、学校の行事を賭けに使ったりもする。子供みたいな人だけど、
今年でもうさんじゅ……いや、やめておこう。
 でもゆかり先生には恩があって、すごく尊いものだとも思う。意外にも授業は
わかりやすいし、意外にも生徒のことをちゃんと見ているし、意外にも生徒の話を
聞いてくれる。そして何より、私のお願いを聞き続けてくれた。
 そのゆかり先生の方を見た。予想どおり、さっぱりしたものだった。というか、
退屈そうだった。
「いざーさらーばー」
 さらば。もうこれで終わりなんだ。そう思うと急に胸がきゅんとなってきた。
いつか終わって、別れの時がくる。当たり前のことなんだけど……。
「卒業生、退場」
 式が終わって、窮屈な席を立った。クラシックのゆったりした音楽に送られて
体育館を出ると、みんなのざわめき声が私を迎えた。
「やっと終わったね、みるちー」
 私のことをこんな子供っぽいあだ名で呼ぶ人は少ない。そのあだ名で私に真っ先に
声をかけてくれたのは、小学校以来の親友、ゆかちゃんだ。
 ゆかちゃんの一言が私に事実を突きつけてきた。今日は卒業式であり、間違いなく
私の高校生活は今日で終わるのだと。

679:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:02:31 3U2+z9EJ
 教室でゆかちゃんや友達とおしゃべりしてたけど、すぐにゆかり先生がやってきた。
「えー、みんなおめでとう」
 なんて適当な挨拶なんだろう。生徒一同、この先生の性格をわかっていても心中で
つっこんでいるに違いない。
「卒業証書じゅよー」
 生徒一人一人に手渡してゆく。それはいいんだけど、爽やかに、というならともかく、
つまらなさそうにやっている。もう少し情緒ってものを考えてくれないかな。
「みるちー」
 私の番が来た。先生が私のことをあだ名で呼んでくれるのはなんとなく嬉しいけど、
こんな場面でくらいちゃんと呼んでほしい。でもそれが先生のいいところ……かな?
「それでは終了! みんな元気にやれよー」
 ゆかり先生が泣き崩れるんじゃないかと少しだけ期待してたけど、無駄に終わった。
 この場は解散になったけど、真っ先に帰る人なんているわけない。みんな思い思いに
友達とおしゃべりしたり写真をとったりしてる。入試の結果が気になる人もいるみたい。
私は、ゆかちゃんと一緒にゆかり先生のところに行った。
「おー、あんたらか」
「あの……ありがとうございます」
 何から言っていいかわからず、こんな言葉になってしまった。でも、ゆかり先生には
お礼を言いたいことが山ほどある。
「まあ、あんたらもよく頑張ったよな」
「あ、はい」
 ゆかり先生の口からこんな言葉を聞けるとは思えなかった。
 確かに私たちは頑張った。この高校は私たちにはレベルが高すぎると言われていたし、
自分でもそう思っていた。ここに来るためにはちょっとやそっとの努力じゃ足りなかった。
大変だったけど、ゆかちゃんと一緒だから頑張れたと思う。

680:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:03:37 3U2+z9EJ
「それで……」
「ちよすけは泣いてたね。まあ13歳のガキなんてあんなもんよ」
 ゆかり先生の言い回しに、思わず笑ってしまった。ちよすけって……。
 これだけのやりとりでゆかり先生は私がちよちゃんのことを聞いているのだと理解して
くれる。入学以来、いつも私がちよちゃんのことを聞いていたからだ。先生は時には
めんどくさそうにしながらも、ちよちゃんのことを教えてくれた。いつも意地悪な同級生に
からかわれていたこと、夏休みに別荘に行ったこと、体育祭のリレーで大勢に追い抜かれて
泣いてたこと。そのリレーの結果は、なぜか教えてくれない。
 ゆかり先生の話から窺えるちよちゃんの高校生活はすごく楽しそうだった。ゆかり先生
だけじゃなくて、にゃも先生……じゃなくて黒沢先生がゆかり先生をフォローしてくれた
みたいだし、友達も個性的な人たちが揃っていた。ちよちゃんは楽しくやっていた。
同級生のお姉さん達と出会えて幸せだった。小学生がいきなり高校に行ってうまくやって
いけるかなんて、そんな心配は無用だったんだ。ちよちゃんは私たちがいなくても
うまくやっていけるんだ。
「ちよちゃんは大丈夫だった、あんたらも大丈夫だろ」
 ゆかり先生のその一言に、なぜか私の心を見透かされているような気がした。

681:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:06:08 3U2+z9EJ
 それぞれに友達と最後のおしゃべりや写真撮影をした後、私はゆかちゃんと屋上に出た。
グラウンドを見下ろすと、帰りはじめる人たちもいた。
 ちよちゃんはよく屋上でお弁当を食べていたらしい。この景色を、ちよちゃんも見ていたんだ。
「ごめんね、つきあわせちゃって」
 私がゆかちゃんに最初に言ったのは、それだった。
「ごめんねって何のこと?」
「一緒にここの受験をさせたこと。ゆかちゃんにつきあわせる必要なんかなかったのに」
 一緒にここに入ろうって言ったら、ゆかちゃんはすぐにOKしてくれた。ここに―
ちよちゃんと同じ高校に入りたいっていうのは単なる私のわがままだったのに。
「ちよちゃんが飛び級するって知ったとき、嬉しかった。私の友達がそんな天才で、すごく
誇らしかった。……でも嬉しいのは最初だけだった。ちよちゃんがいくら頭がよくても
いきなり高校に行って大丈夫なのかって心配で……」
 私は手すりにつかまってグラウンドを見下ろしていた。だからゆかちゃんがどんな顔をして
私を見ているのかわからないし、ゆかちゃんも私の表情はわからない。
「口ではおめでとうって言ってたけど、ちよちゃんにいなくなってほしくなかった。
ちよちゃんが飛び級して嬉しいのは本当だけど、心のどこかで思ってた。私は置いて
いかれたんだって、ちよちゃんは友達を、私たちを置いて行っちゃったんだって……」
 飛び級が嬉しかったのは本当。でも、嫌な気持ちになったのも本当。ちよちゃんの薄情者
って。ちよちゃんのことが好きなのに、ちよちゃんは喜んでたのに、そんなふうに考えちゃう
自分が嫌になる。
「たぶん、私もそうよ。多かれ少なかれみんなそういう気持ちがあったんじゃないかしら」
 短い沈黙のあと、ゆかちゃんはそう言った。
「ここに入ろうって誘ったのはみるちーの意志だけど、それに乗ったのは私の意志。
だから、謝ることなんてないの」
「うん……ありがと」
「みるちーはちよちゃんの後をおいかけたかったんでしょ」
「それももう無理だよ。さすがに留学なんてできっこない」
 もう進学先は決まっている。留学が無理だということは成績が示していた。私が追いかけて
いけるのはそこまでなんだって、思い知らされた。

682:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:09:56 076NocXs
「私はどうかしてた。ここに来るだけでちよちゃんに追いつけるつもりでいたんだ」
 五年前にここを卒業したちよちゃんは、いまでは大学院生になっている。
「追いつけっこないって、簡単にわかることだった。そんなことにゆかちゃんを巻き込んで
三年間を……受験勉強のときから含めれば六年かな」
「みるちーは、ちよちゃんが飛び級したときに無くなっちゃったものを、取り戻したかった
のよね。でも、過ぎた時間を戻せないように、無くしたものは取り戻せないよ」
「な、なにをそんな」
 ゆかちゃんは穏やかな口調だったけど、何かを責められているような気がして、
思わずうろたえた。
「でもね、仮に飛び級しなかったとしても、どこかの名門中学に進学していたかもしれない。
普通に高校に通っていても、やっぱり留学したかもしれない。結局、いつかは別れなくちゃ
いけないのよ」
 何の反論もできなかった。ゆかちゃんの言うとおりだ。遅かれ早かれ、いつか別れは来る。
それを受け入れられなかったから、私は今ここにいる。
「でもね、だからみるちーはここに来てよかったと思うよ」
 ゆかちゃんを振り返ってみると、私をしっかりと見据えていた。その表情からは何も
読み取れない。なにせ、自分の心さえ整理しきれていないのだから。
「どういうこと……?」
「ゆかり先生に会えたから。ちよちゃんが高校で楽しくやってたって知って、安心したの。
みるちーもそうだったんでしょ? もしゆかり先生に会えなかったら、みるちーはずっと
ちよちゃんの心配をしてたはずよ。高校生活は大丈夫だったのか、もしダメだったら
大学生活なんてうまくいきっこないって……」
「そんなことっ……!」
 そんなことないって言い切れなかった。これまでずっとちよちゃんのことを考えていた。
そんなときに私が抱く感情は、心配と不満だった。
 飛び級なんて無謀じゃないか。
 なんで私が側にいてあげられないんだろう。
「本当は認めたくなかったんでしょ。ちよちゃんが高校生になって幸せだったって」
「そんなこと、ないっ!」
 怒鳴り声をあげて、ゆかちゃんの肩を思いっきり掴んだ。言葉では否定したけど、
声と感情はゆかちゃんの言うことを肯定していた。

683:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:12:22 076NocXs
 ゆかちゃんが痛がったのを見て、はっと我に帰る。私は何がしたかったんだろう。
「……ごめん」
 私は馬鹿だ。せっかくの卒業の日にこんなことを……。
「ゆかちゃんの言うとおりだよ。私はちよちゃんの友達でいたかった。それなのに……」
「今でも友達よ」
 ゆかちゃんはもう痛がる素振りを見せていない。それどころか、さっき乱暴に肩を掴んだ
手をとって、優しく撫ではじめた。痛かったでしょ、というように。ゆかちゃんの手は
柔らかくて気持ちよくてちょっとドキドキしたけど、今はそれどころじゃない。
「でも、もうちよちゃんとは離れ離れで……」
 ちよちゃんとは何年も会っていない。やっぱり日本とアメリカじゃ遠すぎる。ゆかちゃんの
言うとおり、ちよちゃんが天才であるからには、いつか別れが来るんだろう。それでも
新しい出会いがある、と人は言うのだろうけど、ちよちゃんの代わりなんかどこにもいない。
「ちよちゃんとはずっと一緒にはいられないって、最初からそう決まってるんだ!」
 私は泣きそうになった。結局はそれが結論なんだ。
「ちよちゃんのことだから大学でも友達を作ってる。勉強もうまくいってる。だから、
昔の友達なんて、もう……」
「でも、ゆかり先生は大丈夫だって言ってたよ」
「何が大丈夫なの」
 そのとき、携帯電話の着信音が鳴った。ゆかちゃんも一緒だ。受信したメールを見ると、
それはちよちゃんからのメッセージだった。
『高校卒業おめでとうございます。今度の休みに日本に帰ることになりました。みんなに
会えたら高校の話を聞きたいです。ゆかり先生は相変わらずですか?』
 私はゆかちゃんと顔を見合わせた。最後の一文に思わず頬がゆるんでしまう。
「ほら言ったでしょ、大丈夫だって」
 ゆかちゃんの笑顔に、私は言い知れない安心感を覚えた。

684:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:13:31 076NocXs
 もう生徒の大半は帰ってしまっている。でも帰ったから終わりなんてことはなく、
みんなどこかで遊んでいるんだろう。
「ほらー、あんたらも早く帰りなー」
 ゆかり先生と黒沢先生だ。私たちみたいに名残惜しそうな人たちが最後の別れを言っている。
ゆかり先生の場合、親心から別れを告げているのか、さっさと帰って仕事を終わらせたいだけ
なのかどうかよくわからない。
「先生……これまでいろいろとありがとうございました」
 深く頭を下げる。ゆかちゃんも私の隣で頭を下げている。こうしながら振り返ってみると、
本当にお世話になった。ちよちゃんのこともそうだけど、ゆかり先生がいたから高校生活は
楽しかったと思う。そう思うと目頭が熱くなってきた。今日は感傷的だな、私。
「あの、先生とまた会えますか?」
「さあね。会おうと思えば会えるんじゃないの」
「……はい」
「ほんじゃまたねー」
 背中を向けた先生たちに、この場にいた生徒たちがお辞儀をした。やっぱり、先生って
慕われてるんだな。ゆかり先生は相変わらずだと返信しておこう。

685:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:19:18 076NocXs
 学校を去る前に、一度だけ校舎を振り返る。これがちよちゃんが通った高校、そして
私たちの母校。ただそれだけのことが、すごく嬉しかった。もちろんちよちゃんのこと
ばかりじゃなくて、いい思い出もたくさんあった。ゆかちゃんの言う通り、私はここに
来れてよかったと思う。
 そして、ここに来させてくれたのはちよちゃんなんだ。私の思い出は、ちよちゃんが
くれた思い出なんだ。
 ちよちゃんの友達でよかった。今、心からそう思えた。
「ねえ、なんでみるちーは私を一緒に来させようとしたの?」
 校門を出たとき、ゆかちゃんがそんなことを聞いてきた。その質問は、ちょっと
答えに困る。少し考えてから私は言った。
「誰かが一緒じゃないとくじけそうだったからかな。やっぱりごめんね、こんな無茶に
つきあわせちゃって」
 自分で決めておきながら人が一緒じゃないと嫌。まるっきり子供じゃないか、私は。
「謝ることないってば。さっきも言ったけど、誘いに乗ったのは私自身の意志。それに、
私も似たようなものだから」
「似たようなものって?」
「なんでその無茶に私がつきあったと思う?」
「そんなこと聞かれても……」
 ゆかちゃんははにかんでこっちを見ている。何かを期待されてるような感じだけど、
それに答えられそうにはない。
「みるちーがちよちゃんのことを気になってしょうがなかったように、私にも気になって
しょうがない人がいたの」
 さっきまでの笑顔とは一転、すねたような感じ言うゆかちゃんがなんだか可愛い。
 ……ああそうか、そうだったんだ。
 ここに至って、やっと気づいた。こんなに近くに私とずっと一緒にいたいと思って
くれる人がいる。ちよちゃんのことばかり考えていた私にはわからなくて当然だった。
なんだか今までゆかちゃんに悪いことをしていた気持ちになる。
 ふと見上げるとまだ日は高く、晴れやかでとても爽やかな空だった。
「ねえ、どっか遊びにいこっか」
「うん」
 手を差し出すと、ゆかちゃんはすぐに手をつないでくれた。さっきと同じ、温かくて
柔らかい手。この手を握っているとすごく安心できて、ずっとつないでいたいって思う。
 私たちは大丈夫。ゆかり先生はそう言ってくれた。それでも離れるのはちょっと辛いから、
ゆかちゃんとはずっと一緒にいよう。
 空からは春の日差しの温もり、右手にはゆかちゃんの手の温もり、心にはちよちゃんが
くれた思い出の温もり。今、とても幸せな気分だ。

-終わり-

686:名無しさん@ピンキー
07/03/16 00:21:12 076NocXs
順調に行けば、今年2007年はこの二人の卒業式のはずです。
少し時期を遅れてしまいましたが、読んでいただけると幸いです。

687:名無しさん@ピンキー
07/03/16 18:57:42 IjgoBz+3
この時期にこれを投下するとは憎い演出。
ゆかり先生がゆかり先生らしすぎて笑った。
本編の最終回が自然と思い出されたSSだった。

688:名無しさん@ピンキー
07/03/16 23:44:06 MFxLB1qO
ちよちゃんからしたら二人は変わらない友達だっただろうけど
二人から見ればずっと遠くに行ってしまったように感じてたんだろうな


689:名無しさん@ピンキー
07/03/16 23:49:04 b0rAsvgY
これはよろしいな!

690:名無しさん@ピンキー
07/03/17 00:46:36 Gc+HHff9
あの子達はもうそんな歳なんだね~。
第一巻が発売された時、俺もまだ高校生だったもんな。
未だにとも×よみにハァハァしてるけど。



思わず微笑んでしまう、優しいSSでした。
ごちそうさまでした。

691:Neutral Sexuality 10
07/03/17 01:11:04 FQMc6pcT

遅れて申しわけございませんでした。

>>ID:076NocXs様
非常に優れた視点をお持ちでいらっしゃいますね。楽しみながら拝読させていただきました。
ほとんど登場しないみるちーとゆかの心情が、これだけで満足に読み取れそうです。

>>676様 今後の反省材料として活かしてまいります。




 ―決して覚めない夢ならば、それは最高の現実に違いない。
 真に苦悩のない世界が、今まさに目の前に広がっている―
こんなにも飾られた言葉が頭の中をよぎるほど、榊は自室の非現実的な様相に陶酔を覚えていた。
ただでさえあまり広くない仕切られた空間に、現時点で三人が詰め込まれていた。
先刻の絡み合いで高められた体温が、ますます夜を熱くさせる。

「さかきさん」
十分なあどけなさを伺わせるお下げの少女が、裸体を寝台に横たえた黒髪の美人に呼びかける。
「いいですか?」
「……ま、だ」
発した言葉には二つの意味が込められていた。
―まだ、子供が知っちゃいけないんだよ。
  それに、まだ、私自身の準備が―

「このままじゃダメだろ。だって」
問われた方向に榊がはたと顔を向けると、もう一人の澄んだ眼に見つめられた。
彼女の口から、行為による淫猥な液体が滴っている。
「ちよちゃん、アメリカに行っちゃうんだぜ?」
動かしがたい事実を思い出して心が揺らぐ。
「でも、こんなこと……させちゃ」
「こんなこと?」
少し考えをめぐらせ、神楽は答えを出した。
「ちげーって。
 ちよちゃんがお前を好きなら、それくらい言わせてやれってことだよ」
彼女の純粋さが戻ってきたことが分かり、榊に安堵の表情が浮かぶ。
「さっき私が言ったみたいに、さ」
微笑みとともに交わされた三度目の口付け。
「榊は、私のこと、好きか?」
尋ねられ、少し間を置いた返答。
「好き」
触れた唇を舐めると、ほのかに自分自身の濃厚な苦味が感じられた。




692:Neutral Sexuality 11
07/03/17 01:12:26 FQMc6pcT


ちよが突然、雰囲気に割り込むような一言を口走る。
「それだけじゃ、いやです」
見ると、どうも少しばかりふくれた表情をしているようだ。
「私だって子供じゃないんですよ?どうすればいいか、ちゃんと教えてください」
二人が横たわるベッドに上り、次の行動を迫る。
自分の心情にあまりにも正直な言動こそが、ちよの幼さを表していた。

「榊さん」
より真剣な眼差しで相手を見つめながら、
「いいですよね?」
より強い口調で意を確かめようとする。
ぼんやりと眺めるしかない榊を尻目に、ちよは更に大胆な行動に出る。
「答えてくれなきゃ、脱いじゃいますよぉ?」
言っているそばから服が自らの手で剥がされていく。
まだ誰の手にも渡っていない、成長途中の体。
口に出そうとして出せなかった言葉が、とうとう榊から漏れ出した。
「う……かわいいなぁ」
あられもない幼女の姿が男性の部分をそそり立たせる。

私のために二人がこんなことまでしてくれるなんて。
たとえ夢でも、こんなに幸せだったら覚めないでほしいな。
いつまでもこのままだったら、現実と同じになるから。

やっと分かった。
どうして私を「ライバル」だと言っていたのか。
一緒に競い合うことで、もっと私たちは磨かれていくのかもしれない。
ごめんなさい。
ずっと想いに気づいてあげられなくて。

やっと分かった。
いくつかわいい物を集めても、絶対にちよちゃんには勝てないよ。
こんなに愛しく、私を好きでいてくれる君を手放したくない。
ごめんなさい。
もう、我慢できないかも……。




693:Neutral Sexuality 12
07/03/17 01:13:15 FQMc6pcT


双方への複雑な感情は、互いに榊の肉欲を高めんとしていた。
まずは目の前の子供を胸に抱き寄せ、眠りの姿勢をとる。
「温かい?」
「はい。とってもぬくぬくしてます」
谷間に顔を伏せながら、ちよが付け加える。
「私もいつか、榊さんみたいになってみたいです」
「……これでいい。ちよちゃんは、ちよちゃんだからいいんだ」
「ほ、本当ですか?」
「うん」
にこやかな表情で肯定する少女に再び問う。
「えへへ。たまには、甘えてもいいですよね」
ちよはふくよかな乳房の先端に口を添え、産まれたときを思い出すかのようにしゃぶり始めた。
「ん、ぁ、それ、いい」
喘ぎには既に罪悪感や嫌悪のかけらもなかった。
今は幸福で全てが満たされている。
精神と肉体それぞれを侵し続ける快楽を感じ、欲を解き放ったばかりの陽根がまた立ち上がっている。

「忘れるなよ」
神楽も、この状況を第三者として見てはいられなかった。
「私も一緒にさせてくれ」
「え、何を」
榊が要望の主に振り向くと、何にも飾られていない人間本来の姿があった。
「これでみんな同じだぞ」
「神楽?」
はだけた上半身には、榊のそれに匹敵する容量を持った乳房があり、
下半身にはうっすらと色づく細い恥毛が根付いていた。
ちよを胸に乗せて仰向けとなっている榊の下半身に、最後の裸体が跨る。
彼女から生える「それ」に手をかけ、自ら未開の秘所へあてがう。
「あ、そこ……は」
「まだか?こんなに硬くしてんのに」
「多分、出ちゃう、から」
「ああ、やっぱダメか。だったら」
多少不満げな面を見せながらも、めげずに新しい提案をする。
「場所、代わってくれ」
それに従い、ちよを抱いたまま榊が立ち上がる。
胸元をよくよく見ると、お下げの少女は既に眠りに落ちたようだった。
まだまだ愛くるしい子供だ、と思いつつ、もはや乳房から離れかけた頭をそっと撫でた。




694:Neutral Sexuality 13
07/03/17 01:14:37 FQMc6pcT


「いや、そうじゃなくって」
「えっ?」
「ちよちゃんと代わるんだ」
熱い雰囲気に反し、冷ややかな指摘をする神楽。
実のところ、胸元の少女を手放したくなかった榊だが、渋々言うことを聞いた。
ちよを起こさないように配慮し、静かにベッドに寝かせる。
「それで」
「だから、ちよちゃんと同じように、って。お前ならできるだろ」
神楽はそう言って榊の両肩を持つと、今度は立ちすくむ男性自身を両足の付け根で挟み込み、
彼女に自らの肢体を持ち上げるよう頼んだ。

二人の少女が裸で向き合う。
地面から浮いたひとりの全体重が、起立しているもう一人に抱え込まれた。
並大抵の女子をはるかに超えた、榊の体力と身長がなせる業である。
一通りの準備ができ、最後の指示が耳元でささやかれる。
「動いてよ。な」
榊がとまどいつつも腰に力を入れると、それぞれの器官が擦れ合いはじめた。
一度はおさまりかけた下半身の感覚が蘇る。
「あっ、なにか、変な……感じ」
「ん、やっぱ、気持ちいいんだな、これって」
「……こんなの、はぁ、だめ……だ」

行為のざわめきによって眠りから覚めたのは、他でもないちよであった。
「むにゃ……二人とも、何してるんですか?」
寝ぼけ眼で見つめる視線にはっとし、身体を硬直させる榊。
一方、彼女の体にしがみついたままの神楽は、さも平然な顔で問いかけた。
「にゃもに習わなかったか?」
「みなも先生、ですか?」
「ほら、『あの言葉』」
「……『すまた』?」
さすが天才と言うべきか、不必要なところにまで記憶が行き渡っていた。
「そう、正解。
 今日は榊と駅弁のカッコで素股、分かるかぁ?」
「え、えきべん? わかりません」
「そっかー、大天才のちよちゃんでも、分かんないことあるんだなぁ。
 あれ、腰が止まってるぞ? もっと激しくしてよ、ねえ」


 ―駅弁って何、ということじゃなくて。
   やっぱりどこかおかしい。
   現実にしては浮つきすぎてるし、夢にしては感覚がはっきりしている。
   神楽やちよちゃんも、こんな性格じゃないはずだ―




695:Neutral Sexuality 14
07/03/17 01:16:09 FQMc6pcT


「もう二時半だ」
「いいじゃんか、榊ってば真面目なやつだな」
「親は」
「遊んでいいわけねーじゃん、でも遊ぼうぜ」
全く的外れの答えが放たれる。
「いや、あの……ちよちゃんも」
「私はちゃんと、泊まりに行くってお父さんに言いましたよ。でも、もう眠いです」

 ―お父さん?
   そうか、これはみんなちよちゃんのお父さんの仕業だ。
   今まで何度も、あれを夢で見てきたな。
   ということは―

「さっきからずっと動いてないな、早く」
「これも夢なんだ。好きにさせてもらおう」
榊はそう呟き、前後の摩擦運動を再開した。
持ち上げていた神楽の腰を力強く把握し、同じ体勢のまま激しく突き上げる。
「そ、そうだ、榊、あ……いい」
陽物のふくらみと、誰をも受け入れていない外陰が密着する。
「これで入ってたらどんくらい良いんだろうな、あふ、そこ」
処女を守ったままでの行為だが、ようやく双方とも満たされるような感覚を覚えた。
「榊さん、ずっと神楽さんを持ち上げて、凄いです」
浅い睡眠と目覚めの間でか細い声で感嘆するちよの声は、どちらにも聞こえていなかった。

「本当に、いいのか」
「はぁ、は……うぁ、もっとぉ」
先ほどまで上手に出ていた神楽も、ついに男根の快楽に押さえ込まれた。
女陰の核が立ち上がる逸物のくびれに扱かれ、愛液が動作を補助する。
「濡れてる」
「やっ、そんなこと、いうなっ」
少しずつ素直になっていく神楽に煽情され、運動がなおいっそう速まる。
各々の吐息に自然と声が伴う。
「神楽の息、あ、甘い」
「何、言ってんだ、ぁ……お前、おかしい」
「もうっ……そろそろ、出して、いい?」
「まって、わたしが、いってから」

一人だった初めの時よりも、遥かに多くの液体が飛び交っている。
「なん……か、もう、く、い……く」
恍惚とした表情で告げる全身が、絶頂に震えだす。
「ん、私も……出る、よ」
「さかき、さか、き、うあぁっ」
「かぐら、う、くぅ」
同じ時をもって最高潮に達した瞬間、二人は床に倒れこんだ。



696:Neutral Sexuality 15
07/03/17 01:18:11 FQMc6pcT


かすかな街灯の光は朝焼けに変わっていた。
一夜の熱で深く眠りきれなかったのだろうか、長身の少女がまず目を覚ました。
 ―ここはベッドの上じゃない。
   まず、さっきまで立ちあがって神楽を持ち上げて、その後―
夢心地から一転、重苦しい空気が漂う。
体の上には晩の相手が、寝台には幼い子供が乗っている。

今までの状況が現実であると確認し、榊は冷静に自室を整理しだす。
それ以外にするべきことがないのである。
まずは自身にかかる荷重を除こうと、神楽を起こすことを試みるが、全く動じない。
顔同士を近づけると、吐息に特殊な匂いが含まれていた。
その上、体躯を退けて神楽に着せようとした服のポケットには銀色の缶があった。
手に取ると、どちらの香気も等しいものだった。
「……お酒?」

「榊さん、どーしたんですかー?」
常々に反して、冴えない音声がベッドから響き渡る。
振り向くと驚くべきことに、そこには白濁に満ちた女児の顔があった。
「ちよちゃん!え、それ、ごめんなさい、どうして」
どうも後味の非常に悪い目覚めのようだ。榊のそれがどこまで飛散したのかを、ちよの惚けた面が物語っている。
「にがい、です」
ただそう言われ、榊は何も返せなかった。
「とりあえず、服、着ようか」
散らかされた各々の衣装を探しそろえ合う。
「それ、なめちゃ……だめ、顔、洗って」
「神楽さんは?」
「起きない。もう少しで、全部着せられる」

電気が灯ったままの部屋を出て、洗面所までちよと行き着く。
鏡を二人で覗くが、やはり妙な感覚を覚えているようであり、
「ちよちゃんは、覚えてるか?」
「はい。起きてる間は、みんな」
「……やっぱり、本当のこと、かな」
「そうですね。神楽さんから教えられてやってみたんですけど」
と、ピントの合わない会話がなされた。
「神楽、か……ちよちゃん、」
「なんですかー?」
「まだ、君は大人にならなくていいんだ。むしろ、子供のままでいてほしいとも思う」
「え、でも、榊さんみたいになりたいです」
「そうか……私は、ちよちゃんみたいになりたい。そう、君みたいに……かわいく」
どうやら、榊はこの種の話題に限って饒舌になるようだ。



697:Neutral Sexuality 16
07/03/17 01:21:54 FQMc6pcT


「『かわいい』なんて、そんな事、言っちゃダメです」
「いや……『かわいいは正義』だ」
話が進むにつれ頬が緩むのを見て、ちよはこれ以上の反論をやめた。
「それと、本当に、ごめん」
微笑みを保ったまま語りだす榊。
「いいんです。マヤーは元気に暮らしているでしょう」
二度目とはいえ、さすがに素早い返答である。
「そうだね……もう、かわいさだけを求めなくていいんだ。君がいるから」
「そ、そうですか?」
あまりにも自分に正直な、そしていつもからすると過剰な相手の話し振りに、ちよの顔が赤くなる。
「もう少し後になったら、教えてあげる」
大人の唇が、子供のそれに重なった。


次の会話により、雰囲気は再び一変する。
「あ!窓、開けたままでした」
「……ま、ど?」
「あそこです」
推測の記憶が、緩やかながらも榊に戻ってくる。
 ―そういえば、二人はどうやって家に入ってきたのかな。
   しかも、深夜に来る明確な理由は見当たらない。
   何よりも、マヤーの話だけでこんな展開になるはずがない―
「神楽は……」


その瞬間、離れた自室から叫び声が聞こえた。
「うわっ、ここ、私んちじゃねぇ!なんだこのぬいぐるみの大群は!」
二人ともどもため息をつく。
「親が……帰る前に、片付けないと」
「私も手伝いますね。それと」
「ん?」

「続きは、私の家でお願いします」
話はまだまだ続きそうである。


(第一節・終)




※いったんここで区切ります。ありがとうございました。
このスレでは榊さんのふたなりネタが多いように見受けられますが、需要もあるのでしょうか。





698:名無しさん@ピンキー
07/03/18 02:25:10 Q+HdjQLm
乙!
ふたなりはふたなりで良いものだ。

699:名無しさん@ピンキー
07/03/18 03:27:19 i+gJj7HU
イイヨ!イイヨ!


700:名無しさん@ピンキー
07/03/19 05:15:20 tALCPR4a
>>686

 うん、エロがなくても、こういう話は他の職人さんがエロを書く時の
触媒になるやもしれん。良いね。
 連載当時のあずまんがキャラの時間を留めたいという欲望が有る一方、
あずまんがキャラの成長を見るのもまた楽しい。


>>697

 私の見立てでは、全需要を10として、
百合ものが5, 男女ものが2, ふたなりが2, その他1、といったところかな。
作品保管庫の作品全部をチェックして統計取ったわけではないので、
分類と数字はてきとーだけど。
 まあ、正確な数字は敢えてつきつめない。

701:あぽときしん大王 1
07/03/19 11:26:22 bYG2r5g6
>>698-700
誠にありがとうございました。
ここで閑話休題をば。

あずまんが大王があそこで終わってちょうどよかった一つの理由に、
マヤーが榊さんの元に渡る前で話が切れていることがあると思うのですが、皆様はいかがでしょうか。
あれなら「実はマヤーを飼わなかった」という選択肢もありですし。

まあ、ファンタジーについて真剣に考えてはいけませんね……
ついでに小話投下。前回と話し筋が似ていますが、大阪×榊です。




「コーヒー、飲みませんか?」
ここは美浜ちよ、卒業したばかりの天才幼高校生の家である。
遅くとも一週間前には、そこに一匹のイリオモテヤマネコがいた。
私たちが住む世界でも向こう側でも「特別天然記念物」であることには変わりがなく、
扱いにどのような違いがあるかはわからない。
ましてや、あちらの世界では小動物が一瞬で遠隔地へ移動できるのか、
それがどのような方法なのかも一切謎である。むしろ、それこそがかの世界らしさなのかもしれない。

今のは余談が過ぎた。
そう、美浜家には一匹のイリオモテヤマネコ、名をマヤーというものがいた。
だが今はいない、それ以上のことは言うまい。
「どうしました?寂しいですか?」
「ん……大丈夫」
返しつつも部屋の隅々を見渡していたのは、名付け親の榊という少女であった。
少女というには背丈が大きすぎるだろうか。いや、顔立ちや首筋から表れる肌の若さ、
また小動物を愛玩する趣味などを鑑みると適当な呼び方であろう。

春先にもかかわらず電気ごたつが未だにしまわれていないのは、使用する者がいるからである。
事実、テーブルの下にはまた一人女子が眠っている。関西弁を話すためか、周辺から「大阪」と呼ばれる。
「榊ちゃん、ネコからも卒業やなあ」
おもむろに口を開いた。目は開いていないが、眠っているわけではなかったようだ。
「みんな、これからどうなるんでしょうね」
「……ちよちゃんは、そのままで」
「そうや、大きくなってもうたらちよちゃんやないで。ちよや」
「ええっ!?もっと大きくなりたいです」
ふと振り向くと、榊はいつの間にか涙をあふれさせかけていた。
「だめ、大きくなったら……私は」
「しっかりしてください、榊さん!かみネコとも仲良くなれたじゃないですか」
ちよが強い声で慰めを送ろうとする。
「でも、そうじゃなくて」
そう言いかけた時、大阪が自発的に起き上がった。
「まーまー。とりあえず、な、コーヒーでも飲んどき?」
「そうです、そうですよ、冷めないうちに飲みましょう」
「……分かった」
カップを手に取ると、中身だけのものではないぬくもりが感じられた。
「ピカニャーもまた戻って幸せになっとると思うんよ」
「そうですねぇ。でも、お母さんはどうしたんでしょう」
会話を耳にして感傷にひたりつつ、榊は液体に口をつけ喉に通す。
―みんな、私が好きな人も物も、全部行っちゃうんだね―
そう思うと、ひとりでに涙も流れ、胸も熱くなってくるものだ。




702:あぽときしん大王 2
07/03/19 11:27:23 bYG2r5g6


違う。
胸だけじゃない、全身が熱い。
視点も定まらないでぼやけて見える。
とりあえず、頭を冷やさないと、いや、立つこともままならない。
うそだ……からだがやけて、あついよ、もう、うごけない……

「大丈夫ですか!」
「……気の、せい?」
もう一度立とうとした時、手のひらが小さくなっているのに気づいた。
服も寸が合わず、体躯がすっぽりと収まっている。
ちよと大阪が立ち尽くし、榊をじっと見る。
彼女よりかなり身長が低いはずの二人と並ぶが、ちよとはあまり変わらず、
大阪には背を追い抜かれてまでいる。
「頭……冷やしてくる」
洗面所に向かうが、着衣が邪魔になって歩みが遅くなる。
―鏡を覗き込むと、一回りも二回りも縮尺が小さくなった自分の姿を見つけた。
「それ、待ってください!」
居間からそう切り出したのはちよだった。
彼女も焦りながらも、別の部屋―おそらく自室だろう―に向かう。
「あれ、ない……ないです、どこですか、ないですよぉ」
ガラス瓶をかき分ける音が同時に聞こえた。

状況が判然とせず、緩い服のまま突っ立っていると、後ろやや上から声がした。
声の主が誰なのか、顔を確認するにも見上げなければならない。
「かわええなぁ」
大阪、本名春日歩、が小さくなった少女の頬に両手を添える。
「けど胸は大きいんな。ほんまうらやましいわぁ」
手が襟のよれた首の下に及び、榊はかすかに赤面する。
「えっ、ちょっと……春日さん」
成長が逆戻りしているせいか、声もちよほどではないにせよ高いことに気づいた。
「三年間も付きおうとるのに、そんな丁寧に言わんでもええで。『あゆむ』って呼びぃ。
 ちよちゃん、まだまだ探しとるな」
大阪は上着のポケットをまさぐると、液体入りの透明な小瓶を手に持った。
常々の行動からは考えられない不敵な笑みを浮かべて。
「これな。飲むと体がちっちゃくなるって言っててな、飲んでみたらうそやなかったん」
しかしそう言う大阪は、現に体の大きさは変わっていない。
「……戻るのか?」
「ちよちゃんの研究室に連れてかれて、また何か飲んでな、
 本当にぎょうさん食べさせてもろーたんよ。二日はかかるで?」
「そう、か」
「でも榊ちゃん、大きいからもっとかかるかもしれへん」




703:あぽときしん大王 3
07/03/19 11:28:26 bYG2r5g6


気がついたら、大阪の手がすべての被服を脱がしていた。
むしろ元の体が大きいために、下半身の下着は既に降りていた。
「あの、これって」
間もなく大阪は、少女の体を洗面所の鏡に全身が写るように持ち上げる。
「いつもは絶対こんなことできひんけど、榊ちゃん、かわええなあ」
まざまざと今の状況を、幼くなった素の肢体を見せ付けられて恥じらう。
「この耳のあたりとか。この首筋のきれいなとことか」
口に出される具体的な場所に、生暖かい吐息がかかるのを感じた。
「ひゃ、う、いきなり……なに」
「『見た目は子供、感度はオトナ』なんて、ええかもしれんな」
ずれた性格の奥底に眠る倒錯した感情を言動に出し、榊を攻め続ける。
「この乳は子供なのにやらしいなぁ。ぐりぐりってしたると気持ちええやろ」
「ひぁっ」
「揉んだらもっと大きくなりそうやな」
「ん、春日……さんって、こんな」
「『あゆむ』って呼びいやって」
「あ、あゆ、歩、そこ、いじらないで……」

ちよが大きな足音を立てて戻ってきた。
「あー!見つかりません、どこですか――おおさか、さん」
目の前の二人が行っていることを、全く脳が受け付けない。
「ちよちゃんが探しとんのって、これやな?」例の小瓶を持って示す。
「な、何で持ってるんですか、まさか榊さんを小さくしたのって」
自分の研究結果が軽々と扱われ、実際に人を弄ぶために使われてしまったことを知る。
「混ぜても気づかんかったみたいやな。味、せえへんから」
当然ちよのショックは大きく、犯人が大阪ならなおさらである。
「勝手に使っちゃダメってあれほど言ったじゃないですか!返してください」
「まあ怒らんで、見てみ」

洗面台の上に、全身をほてらせ喘ぐあどけない少女の姿があった。
「……や、ちよちゃんっ」
呼びかける声は、いつも彼女が発するそれと比べて非常に幼い。
「私と、おんなじくらいですね。かわいい」と、ついつい感心してしまった。
「そうや、そう思うやろ?榊ちゃんはかわええんや」
注目の対象となっている少女は、不思議そうに二人を見つめた。

そこで賢明なちよは、ぱっと思いついたように問いかけをする。
「榊さん、今まで何を求めてきましたか」
「え……私が好きなのは、猫とか、ぬいぐるみとか」
「『かわいい物』は、好きですか?」
「うん、大好きだ」

「自分についてどう思いますか?」




704:あぽときしん大王 4
07/03/19 11:29:18 bYG2r5g6


―背や胸ばかり、要らないものが大きくなってしまった自分。
   無口なだけなのに、他の女子から慕われている自分。
   猫を追っても追っても嫌われてしまう自分。
   「男らしい」と言われ続け、本心を理解してもらえない―

「嫌……いやだよ」
「ちがいます」
ちよはいつになく強い口調で裸の少女に諭しだした。
「いいですか?榊さんの友達、大阪さんも私も、みんなあなたのことが好きなんです。
 『かわいい』か『かっこいい』か『お母さんみたい』かどれかは分かりませんが、みんな愛しているんです。
 だからこそ友達なんです。どんなことが理由でも、あなたを大切にしたいと思っていれば友達です」
「そうや、榊ちゃん、かっこええし、かわええで」
「だから、自分を嫌いにならないでください。榊さんが欲しいと思っているものは、もっと近くにあるはずです」
「ちよちゃん、よう言うた!」
「あ、ありがとう」
二人の励ましを聞き、少女は心が洗われるように思った。

「ピカニャーは、榊ちゃんのことをちゃんと覚えとると思うで」
「マヤー……そうだと、いいな」
「絶対覚えてます。一生懸命、ひとりでここまで来たんですから」
「けどな、ネコを卒業したことで、また新しくなれると思うんよ。ピカニャーもそう思っとるはずや」
「だから、マヤー……本当に、そう思う。二人とも、ありがとう……それ、で」

一通りの会話を終わらせ、榊は続けた。
「あの……からだ、が」
「なんや、早く言うてえな。ちょっとつらかったんやろ?ほら、ここ」
「い、あぁっ」
「濡れとるで」
人差し指に分泌液を取って舐めとる。
「あ、あの、おおさ」
「しっ!ちよちゃんは黙って見とき!大人になればわかる!」
「はい……」
さすがにまだ指をくわえて彼女らの様を眺めていることしかできないが、それで良いだろう。




705:あぽときしん大王 5
07/03/19 11:30:14 bYG2r5g6


「ここもたっぷりあるのに、毛は生えとらんな」
何度も何度も胸のことを口に出す大阪。
乳房の先端をまさぐる指の執拗さに、その真意が表れていた。
「そんなこと、いわ、ないで」
「指、欲しいのん?」
榊はうつ向きながら、黙ってただゆっくりと首を縦に振るほかなかった。
体格差が逆転したことにより、主導権を握る余地は全くなくなっている。
「同じ女の子やからな、気持ちええとこ、ちゃんとわかっとるで」
湿った秘所の小突起に手が絡み、入り口に徐々に二本の指先が入り込む。
「自分で入れたこと、あるんやろ?ちっちゃいのにすぐに入ってまうな」
「あ、ん」
「もっとよくしたる」
大阪の性格もここまで来ると、表裏が激しいと言わざるをえない。
もしくは、彼女独特の心的世界のうち、ほんの一部分なのかもしれない。
「動かすで?」
荒げられた呼吸と声、隆起した乳首や秘核、濡れた恥部、そのすべてが性的興奮を示していた。
榊の温度が伝わる内部で人差し指と中指を前後させ、残りは突起を弄ぶのに使う。
なかなかの技の持ち主である。どこで極めたのだろうか?
「うあっ、春日さん、少し、激し……」
「歩って呼び、ってなぁ。もっと親しくなりたいんやから」
「ひゃ、あゆむ、あゆ、む」
「良くできました。やっぱりかわええな」
「はぁ、ほ……んとう、か」
「ちっちゃいからやないで。榊ちゃんはいつでもかわええよ。心配せんといて」
大阪が普段見せる満面の笑みが戻ってきた。
だが、それとは裏腹に、各指の動きは格段と速くなる。
「とりあえずな、ピカニャーのことは今だけでも忘れておき」
一連の言葉には一切悪意がこもっていない、あるのは懸命な慰めと励ましだけである。
榊も強い快楽の下で言うことを受け入れていた。
「やん、わ、かった……あっ、ゆむ」
もう一度呼ばれる下の名前に、大阪の興奮も高まる。
「ああ!榊ちゃん、ほんまかわええ、かわええよ」
「あり……がとう、うれ……あふ、しい」
言葉とともに返された表情にまた、榊の求めていたものが現出していた。




706:あぽときしん大王 6
07/03/19 11:31:24 bYG2r5g6



「もうそろそろ、いきそうやろ」
問いにまた口を閉じた榊だが、顔と全身からあふれ出す体液がすべてを物語っていた。
「いちばん速くしたるからな、もっと声をあげてもええ。
 ついでに、こっちもサービスや」
言ったとおりに手を動かし、さらに小さな口を片胸の先につけて舐めまわす。
「ひゃう、ん!だめ、そこ、おかしくなる」
浅い呼吸に混じる懇願にも、攻めに夢中になった彼女から答えはもう返ってこない。
「だめだ……って、もう、あゆむ、あゆむ!」
その名を二度叫んだ途端、強い痙攣とともに幼くなった榊の体から力が抜ける。
大阪は慌てて、小さな背中を余った手で強く支える。
乳首から口を離し、「榊ちゃんのなか、びくびく震えとるよ」と耳元で囁く。
「そうや。忘れとった」
今度は、胸から相手の口に自分のそれを移して重ねあわせる。
静謐な一瞬が過ぎ去った。

ちよは今の際まで何も語らず、ただじっと情事を見つめていた。
―今日、私が学んだこと。
   榊さんだけじゃなくて、大阪さんもかわいいものが好きだということ。
   大人になると、もっと好きになれるのかな。私はまだ、かっこいいものの方が好きです―

「まだまだや。榊ちゃんの気が休まるまで、相手したる」
「えーと、別にいいんですけど、あれ、返してくれませんか?まだ途中なんです」
「ちょっと待ってえな。私もちっちゃくなって、また一緒にしたいんや」
「大阪さん、戻るのに時間かかりますからね?」
「春休みやしなあ。ちよちゃんの国にはまだ行かんのやろ?」

―そういえば、アメリカに行くんでしたね。ちょっと寂しいです。
   こうして「友達」と触れ合っている間はとっても大切です。
   二人とも、智ちゃんやよみさん、神楽さん、みるちーやゆかちゃん、みんな友達です。
   もうすぐお別れですけど、今はこのちょっとした幸せをかみしめていたいです―

「ちよちゃん、なにぼーっとしとんの?」
「あ、いえ、何でもありません……ちょっとだけ、いいです」
「ありがとな」

変哲のない日常に潜むふとした非日常が特別な思いを育み、互いに強めあう。
その繰り返しが、何よりも大切な絆を生むのだろう。

(終)



小話と言いつつも、かなり長くなってしまいました。




707:名無しさん@ピンキー
07/03/19 23:52:24 bYG2r5g6
超小ネタ:あずまっくすはーと


「一部地域の良い子と悪い子のみなさん、こんばんは!
 突然だけど、きょうは懐かしの『ふたりは○リ○。ア Ma‐H‐‐‐t』の三人を紹介しよう!」

「まずは―、水泳部の練習でできた日焼けのせいで遊び人に見える、
         ボンクラーズの中でも点数が低いのに保健体育だけはやたらにできる、
         ライバル視している相手からは大して同じように見られていない―
         キュア『夏の見た目はブラックなのに水着の下はホワイト』っ!」
 「よろしく。……紹介のしかた、ちょっと気にいらねえな。
  遊び人とかはどうでもいいとして、榊、お前は私のこと、ライバルだって思ってるだろ?」

「次に―、その体格や万能っぷりから男女問わず人気が出ているのに内気で寡黙、
        ペットや小動物、同じクラスで学ぶ幼女を三度の飯より愛し、
        ライバルがどうかなど関係なく自分なりに行動する―
        キュア『心は少女でホワイト、瞳と長い髪は純和風のブラック』!」
 「よろしく、お願いします」
 「おい、さっきのにちゃんと答えろよ」
 「え……?」

「最後に、天才高校生として人気の、あ、失礼しました……
 気を取り直して―突っ込み役として確固たる地位を得ながらも地味、
             ダイエット中なのに小倉焼きを我慢できない、
             シュークリーム分を取らないと頭の回転が遅くなる―
             『コスプレが似合わない、シャイニール○ナス代役(CV:田中り

ドゴォッ!!

「うわ、蹴りやがった!」
「今のは禁句だ。私が来た理由がバレる」
榊はただただ呆然と、司会を含めた三人を見ていた。

「や、やっぱり、プリ○ュアは強いですねえ……」
司会はそう言い残して、次のように思った。

―あれ、あたし、なんで標準語で、あんなベラベラとしゃべってたんやろ―

「起きろー」
「へ?ゆかり、せんせえ」
「全く、授業中に寝るのはやめろっての」

かのフロイトによると「夢は願望充足である」そうだ。

(オチなし)



708:名無しさん@ピンキー
07/03/19 23:52:59 k21Ma/de
しんみり話かと思ったらエロかいっ!!

でも卒業後考え直してにしひょー島にマヤーを返す旅に出る榊もいいかな

709:名無しさん@ピンキー
07/03/20 00:21:34 hETaNJhu
さらに小ネタ
             
榊さんって、もしかして『生えてる』?

生えてないよ派―┬―原作にそんな記述はないよ派(保守層穏健派)
               |
               ├―百合は生えてないほうが情事は映えるよ派(耽美主義)
               |
               ├―普通の男女カップリングでよいではないか派(性的多数派)
               |
               └―大きなものが生えてそうで俺の立場がないから否定するよ派(厭世主義)

生えてるよ派―┬―あのずば抜けた身長と運動能力は
            |      多量の男性ホルモンのしわざに違いないよ派(実証主義)
            ├―女性キャラばかりだから、一人は生えているのが望ましいよ派(空想的社会主義)
            |
            ├―男根は榊さんの本質に先立つよ派(サルトル)
            |
            └―ふたなりそのものが好きです派(急進派、特にアナキズム)


どちらでもないよ派―┬―生やせれば明瞭に生やし、
             |   生やせないならそのままでないといけないよ派(前期ヴィトゲンシュタイン)
             ├―その程度のことで榊さんへの愛情は変わらないよ派(保守層強硬派)
             |
             ├―生えているけど、それは夢に表れたファンタジーだよ派(フロイト学派)
             |
             └―えっちなことはいけないと思います派(福音主義右派)


ごめんなさいごめんなさいごめんなs



710:名無しさん@ピンキー
07/03/20 01:55:52 GzDlxSQf
>>709
許さん

よってバツとして榊さんにアナルを彫られて来い

711:名無しさん@ピンキー
07/03/20 02:34:48 sfkuum+b
>まあ、ファンタジーについて真剣に考えてはいけませんね……

お前は全俺を敵に回した。

さておき、話はなかなか面白かった。
荒唐無稽に突き抜けるか、真面目にしっかりまとめるか、どちらかにしてくれると読みやすかったかもだ。


712:名無しさん@ピンキー
07/03/20 22:00:08 hETaNJhu
>>710-711
ごめんなさい。言われたとおりにしてきます。

>荒唐無稽に突き抜けるか、真面目にしっかりまとめるか
誠に申し訳ないですし、読まれる方々にとってはどちらかの方が良いはずですが
ふたなりが好きなのと同じように、何かを書くときにも中途半端な物が好きなのです。

どちらかと問われればシリアスです。


713:名無しさん@ピンキー
07/03/21 01:30:38 dUmHHAyI
>>712
まあ待て。榊さんにアナルをほられる役は俺が代わtt

714:にゃも×ちよ
07/03/21 11:13:30 fFH+zYO2
にゃも×ちよ 「ちよちゃん結婚して」

「ちよちゃん結婚して」
 にゃも先生のいきなりの発言に、ちよちゃんはペンギンの首をかしげました。
「? 黒沢先生、それはどういう意味ですか」
「え、いや、その…」
 にゃも先生は、勢いで言ってしまった自分の言葉に、自分で戸惑ってしまいました。
(あ、あれ、ああ、そうだ、あんまり可愛いものだから、つい…)
 にゃも先生は我に返ると、ごまかすようにペンギンちよちゃんの頭を撫でまわすのでした。
「それくらい、かわいいってことよ」
「えへっ、ありがとうございます。では、またご注文があったらおよび下さい。黒沢せんせ」
「は、はい~」
 ぺこっとおじぎすると、ペンギンちよちゃんはペタペタと歩いていきました。
 と、そこにゆかり先生がいじわるそうな表情をして、いじわるをしにきました。じつにいじわるです。
「おやおやー、にゃもったら、またちよちゃんにお熱をあげちゃって」
「そ、そんなんじゃないわよ! 」
「言っとくけどね、ちよちゃんに手を出すような真似はやめときなさいよ」
「す、するわけないじゃない! そんなこと! 」
「はっ! どーだかねぇ。まあ、大阪とか神楽とかは好きにしていいから、んじゃ」
 それだけ言い残すと、ゆかり先生はどっかに行ってしまいました。
 にゃも先生は一人、マグカップを片手にハァ…と切なげなため息をつきました。まるで恋わずらいのように。

715:にゃも×ちよ
07/03/21 11:14:13 fFH+zYO2
数ヶ月前のこと。
 最近はちょっとコーヒーに凝っている、そんなにゃも先生。
(こういうのは雰囲気が大事よね)
「はー、今日もいい天気ね」
 外の風景を眺めつつコーヒーを飲む、至福のときです。
「まぶし~~、カーテンしめれー」
「あ―もう!!」
 今日も今日とて、ゆかり先生はあるがまま。にゃも先生の家で勝手気ままにくつろいでいます。
 そんなこんなでいつもの一日を過ごしていると、ふとゆかり先生は情報誌を手にひらめくのでした。
「あ! 今晩は呑みに行こうぜー」
「ごめん、今日はパス、給料日前できついのよ。だから今日は帰って自炊にするわ」 (かなり…)
「じゃ私もそれ」
「え!? 食べに来るの!? 」
 かくて、にゃも先生はにゃもごはんを作るために夕飯の買出しに行くことになりました。

「今日はカレーにしようー」
 スーパーで食材を見定めているにゃも先生。と、そこにちよちゃんがやってきました。
「あ、黒沢先生、こんばんは」
「あらちよちゃん、おつかい? 」
「今日は私が家の給食当番なんです」
 にぱっと天真爛漫な笑みを浮かべるちよちゃん。なんて理想のお嫁さんだろう。思わず、にゃも先生はこう言いました。
「ちよちゃん結婚して」
「へ? 」
 不思議がるちよちゃん。思えば、この時にちょっとだけ意識し始めていたのかな、とにゃも先生は振り返りました。

 4時間目は体育。
 にゃも先生と生徒たちは、夏の青空の下で水泳の授業をやっています。
 プールサイドに立つちよちゃん。小さくて、ぺったんこで、なんだか危なげなんだけど、はればれとした表情で楽しそうです。
 そんなちよちゃんの姿に、ちょっとだけにゃも先生は見惚れました。
(ああ、ほんとかわいいなぁ、ちよちゃん…)
 ずあー!
 プールに飛び込んだちよちゃんは、クロール泳ぎのつもりでぺったんぺったん水面を叩きます。
(かわいいなぁ、ちよちゃん)
 ぷはっ! 10mくらい進んだところで、息継ぎのできないちよちゃんは顔を上げ―。
 ドゲ! ともちゃんのビート板がちよちゃんを撃沈させるのでした。
「お!? なんかぶつかったぞ!?」
 ! ハッしたにゃも先生は、すぐさまプールに飛び込みました。
(ちよちゃん! )
 高校の深いプールのなかでは、小さなちよちゃんではひとたまりもありません。死と隣り合わせです。
 水中でパニックに陥っているちよちゃんを、にゃも先生は急いで抱きかかえ、プールサイドに押し上げました。
 ―本当だったら、自分が先生として注意を払い、智のことに気づくべきだった。
 けほ、けほと咳き込むものの元気そうなちよちゃんの隣で、にゃも先生は落ち込んでいました。

716:にゃも×ちよ
07/03/21 11:14:44 fFH+zYO2
 夏休み、二回目の別荘。
 なぜかいつもいっしょに別荘で遊ぶ、にゃも先生とゆかり先生。今年は縁日に行く話しになっているのですが―。
「じゃあみんな浴衣に着替えましょう」
 もってきたー? きたー! みんなワクワク気分です。
「黒沢先生ー、これどないして着るのん? 」
「えーと…」
 大阪さんに言われて初めて、にゃも先生は着付けのできない自分に気づきました。なんだか恥ずかしい。
 助けを求めようとしても、ゆかり先生は知らんぷり。―どうしましょう。
 ―。
「背縫いを中心にするんです。友襟を合わせてくださいねー」
「こう? 」
 着つけができるのは榊さん、ちよちゃんだけ。ちっちゃな女の子にこんなことを教わって、にゃも先生は恥ずかしくてたまりません。
 けれど、それ以上に、なんだか照れくさいというか、嬉しいというか、ドキドキするというか―。
「はい、これでできあがりです」
 にぱっと笑い、浴衣姿の自分のことを見上げるちよちゃんに、にゃも先生はドキッとしました。
「だめだなぁ」
 横槍を刺すように、いじわるなゆかり先生はにゃも先生をからかいます。
「大人が子供に着つけ教えてもらっちゃあ」
「あんたもできないじゃない」
 と、ともちゃん。
「そうだなー。ゆかりちゃんはともかくにゃもちゃんは出来そーなのに」(にゃもちゃん…)
「ま、確かに、人のネクタイを結んであげられる黒沢先生らしくありませんな」
「え―っ!? なんでできるのー!? 」
 いつも悪乗りする二人組みは、どんどんとにゃも先生の弱いところをつっこんでいきます。
「昔にゃもがラブラブだった頃、この女、私を実験台にネクタイの練習したですよ! 」
 おーっ! という驚きの声。あまりの気恥ずかしさに赤面しつつ「い いいでしょ!!」とにゃも先生は声を荒げるのでした。
 そのオーディエンスの中には、当然ちよちゃんも。ネクタイ云々のことはよく分かってないみたいですが―。
「まぁ、その練習の成果は発揮する事なく終わったわけだが。彼女には次なる野望が―」
 追い討ちを掛けるゆかり先生に、にゃも先生は奇声をあげて対抗します。
 おお!! けんかだ!! けんかだ!! はやし立てる声の中、にゃも先生はずっと顔を赤くしていました。

「なんだよー男がよぉ!! 一人でもいいだろー!! 」
 にゃも、すっかりできあがる。ゆかり先生の酒乱を阻止するために飲んだ酒に溺れて、にゃも先生は酔っ払っていました。
「こちとらもう大人だぞー! 」
「はい先生!! 大人のつきあいってゆーとやっぱしエロエロっすか!? 」
 我を忘れたにゃも先生は、周囲にまで気がまわりません。心配そうにしているちよちゃんのことなど知らず、大声で叫んでしまいます。
『えろえろよー!! 』
 そして大人の世界について語り出す―。
 ―まさしく「えろえろ」な内容に、普段は恥ずかしがったりしないともちゃんや大阪さんまで顔を赤らめてしまうのでした。
 そんな中で、ちよちゃん一人は置いてきぼりでした。
「しっ! 黙って聞いとき!! 」
 「大人になれば分かる! 」という大阪さんの言葉に、ちよちゃんは呆然とします。ちょっと飲みすぎなにゃも先生が心配になってきました。

717:にゃも×ちよ
07/03/21 11:15:24 fFH+zYO2
 ―――

「あれ…? なんで…」(頭イタイ…?)
 二日酔いの感覚、おぼろげな昨日の記憶に、にゃも先生はまだうまく働かない頭を抱えます。
 と、はみがきセットを両手に持ったちよちゃんがやってきます。
「おはようございますー、大丈夫ですか? 」
「おはよう…大丈夫って? 」
 いまいち状況の飲み込めないにゃも先生、と、これまた不思議そうな表情をしているちよちゃん。
「……。先生ー」
 ――
「―って、どういう事ですか? 」
「は!? 」
 ちよちゃんの口から飛び出した、信じられない言葉ににゃも先生は目を白黒させました。
「ちよちゃん! どこでそんなの覚えたの!? 」
 冷や汗を流すにゃも先生と、やはりよく分かってないちよちゃん。
「あんただ、あんた」
「あ、黒沢先生、おはようございます」
 昨日のことを物語る証言に、にゃも先生は、それはそれは一言で表せない気持ちになりました。
 酒乱や暴露もさることながら、ちよちゃんに「えろえろ」な話しを聞かせるなんて。
 後の祭り、後悔先に立たず。

「ちよちゃん結婚して」
 にゃも先生、三度目のプロポーズは三年目の夏休み、別荘でのことでした。
 ゆかり先生に勉強のことでボッコボコにされてしまったにゃも先生は、部屋の片隅でしょんぼりしてました。
 「ちゃうねん」「全然わかんにゃい」「ほ、ほーら、リフティングだよー」
 ことごとく株価を下げたにゃも先生は、ちよちゃんになぐさめられまして。
 そんなとき、ほろりと「ちよちゃん結婚して」と、思わず言ってしまったのです。
「? 黒沢先生、またそれですか? 」
 当惑するちよちゃん本人をよそに、にゃも先生はふと思いました。
 ―いつか、本当にプロポーズしてみるのも悪くないかな、と。

 翌朝。
 ラジオ体操をするちよちゃんを眺める、にゃも先生。
 ラフ過ぎる、脇や胸元のみえるシャツの着て体操をするちよちゃんを、にゃも先生はじっとお熱をあげて眺めています。
(ちよちゃん、いいなぁ)
 にゃも先生の結婚は、まだまだまだまだ先のことになりそうです。

718:名無しさん@ピンキー
07/03/21 11:22:01 fFH+zYO2
おそらく超マイナーであろう、にゃも×ちよで百合
えろえろない上に、ほとんど原作の内容を文章に書き起こしたものだけどなー
この組み合わせ、さすがに萌える人は少ないだろうなぁ…

719:名無しさん@ピンキー
07/03/21 20:03:48 VpvYCPDE
グッジョブ グッジョブ

にゃも先生の想う姿、なかなかイイです。

720:名無しさん@ピンキー
07/03/21 21:42:03 ElWgb0ue
思い切って襲っちゃえばいいと思うんだ

721:名無しさん@ピンキー
07/03/21 23:46:29 fFH+zYO2
>>720
その手があったか! 

722:名無しさん@ピンキー
07/03/22 00:41:15 4S+Ebbjg
>>718
いやいやいや。
十分に萌えましたとも。えろえろなにゃもは誰ともあうんじゃないかな。

723:名無しさん@ピンキー
07/03/22 01:54:54 FFv37gQw
>>718
たいへん着眼点のよい投稿だと思います。

さかちよ人の自分にはこんな続きが思い浮かんできます。



(この子は……子供らしいのか、じじむさいのか)
そう思いつつも、にゃも先生ははだけた姿のちよちゃんを眺めずにはいられませんでした。
先生はちよちゃんのことが大好きになっていたのです。
ちよちゃんはラジオ体操に集中しているので、先生のにやけた顔は見えなかったことでしょう。
先生がスタンプ帳を作ってあげた理由を、あの子は分かってくれるのでしょうか。

これから何日間か、朝は同じことが続きます。
先生も同じように眺め、同じように幸せな気分になっていたかったはずです。
ところが、体操が始まって二日目には、そうともいかない状況になっていました。
原因は―榊さんです。
この日もちよちゃんの様子を追っていると、愛らしいあの子の隣には彼女がいるではありませんか。

先生は前日、ちよちゃんが体操を終えた直後のことを思い出しました。
三人の生徒が会話していましたが、中にはちよちゃんと、その姿を見つめている榊さんがいました。
あの子の手には先生が作ったスタンプ帳があって、そこにウサギの判を一つ押してあげたはずです。
よくよく考えると、榊さんはそれを見ているような気がしました。
先生にとっては、むしろそうだと、押されている判を気にしているんだと願いたいところでした。
自分が受け持っている水泳部の神楽さんからは、
「榊は猫やかわいい絵、ぬいぐるみとかが好きだ」と聞いたことがあったのです。
けれども、大人になりきったにゃも先生にとってすらかわいいちよちゃんですから、
純情真っ盛りなお年頃の榊さんにとってはなおさらたったのかもしれません。

そして、二日目の朝がやってきたのです。
先生の前には榊さんが、ずいぶんと黙ったままで立っていました。
あまりにも無表情なため、何を言いだすのかと先生は不安になりましたが、
少し経ってようやく口を開きました。
「先生。あの……スタンプ帳、ください」
―試練の時です。
渡さない理由もありませんし、先生もまだやきもちを焼くほどではなかったので、素直に渡しました。
そして、話はいくらか前の行に戻ります。



……他の方の作品を続けるのは失礼なので、ここでやめておきます。




724:名無しさん@ピンキー
07/03/22 14:34:41 YI6EHeDD
>>722
にゃも×よみ、にゃも×とも、の二つは想像しにくいと思う
大阪×よみ、榊×とも、神楽×よみ、この三つも自分は見たことない

>>723
そういう続け方も面白いですね
でも榊さんも悶々として悩むキャラだから、その流れだと榊さん主役の方がいいかも
……あ! さかちよだったっけ

725:名無しさん@ピンキー
07/03/22 22:10:38 fdh6zizX
>大阪×よみ、榊×とも、神楽×よみ

あるにはある。別の板だけどな。

726:名無しさん@ピンキー
07/03/22 23:49:23 pRyBp+Mp
大阪よみは結構あると思う、まぁ偏ったSSばっか読んでるせいかもしれないが
さかとももエロくない話ならありえるかな、智からアプローチしそうだし
かぐよみは神楽が空回りしそうだ、榊さんはそれなりに真面目に相手してくれるけどよみは流す時は流しそうだし

727:名無しさん@ピンキー
07/03/22 23:49:29 FFv37gQw

めくるめく百合世界の一端


    にゃも←―(半同棲)―→ゆかり
     ↑                    よみ
 (部活のついでに                ↑
    肉体指導)           (切っても切れない縁)
     ↓                     ↓
     神楽 ←(類は友を呼ぶ・胸の争い)→ とも
     |↑                    |↑
     ||                    ||
(憧れのライバル/           (いじりたい/
   数少ない話し相手)          子供じゃないです!)
     ||                    ||
     ↓|                    ↓|
     榊 ←――(保護者的存在)――ちよ←―┐
     └―――‐(かわいがる) ―→┘ (ほんわか仲良し) 
     ↑                           |
     ├――(不思議世界を共有)―→大阪 ←┘
     |
(実らない公認の想い)
     |
    かおりん



728:名無しさん@ピンキー
07/03/23 06:40:14 J1ONiLAL
にゃも大阪を思いついたけど、それっぽい描写あんまりなかった…
やっぱ単に好きなキャラ同士を絡ませるだけじゃーねー

にゃも×大阪でメジャーなやりとりなんて
「猫の死体なんてあらへんでー」以外にないじゃないかw でも書きたい気もしなくもない

729:名無しさん@ピンキー
07/03/23 09:32:29 WsJfT5CV
ぱにぽにと世界観を交錯させたものも面白そうだとふと思った。

対応関係 玲×姫子→よみ×とも(そのまんま)
       鈴音×乙女→榊×神楽
       (榊さんと鈴音じゃ性格は180度違うが……)
       ベッキー→ちよ
       ネコ神様→ちよ父

榊さん=([鈴音:体格]+[南条:動物好き]+[一条さん:言動])÷2.8


大阪が見当たらない。立ち位置としては一条さんか。



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