06/08/03 15:06:18 Xkg07jpf
あいまいにごまかして、センナを部屋に返した。
センナが出て行くと、どっと疲れが出てきた。
ぐったりと、ベッドに横になる。
しばらくうずくまっていたザギヴだったが、しばらくすると、独りで笑い始めた。
そうだった。私には、マゴスが居た。
マゴスが居る限り、センナは私を「放っておけない」だろう。
マゴスを利用すれば、センナは、ずっと私のそばに居る。
今まで、憎悪の対象でしか無かったマゴスが、急に愛おしく思えてきた。
私とセンナを結びつける大切な要素だ。
ザキヴは愛しそうにマゴスの眠るお腹を撫でる。
その姿は、胎児を撫でる母親のようだった。