◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ at EROPARO
◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ - 暇つぶし2ch191:二人のたくらみ、その後10(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:56:07 BUEdxoVz
明け方の悪夢は見なかったが、昨日の夜の記憶も無い。悪い酒でも呷ったか?断片的な記憶を紡ごうとする。
ノエルも裸。ヘッセリンクも裸。確か、昨日、カフィンと廊下で口論になり・・・・?
───潤むノエルの瞳。汗ばんだキャミソール。
───小さな躍動、果てても消えぬ悦楽のような絶望。
───カフィンの嬌声。優しい唇。
───唇を交わす、白い肌と薄桃色の小さな体、その姿を眺めながら何故か自らにも、絡む『舌』
───股間でぎこちなく唇が蠢く、長い睫毛の『黒髪』の女。キャラキャラと笑う少女と女の朧な影。
───ボルダン女のような美しく隆起した筋肉を描く背中。汗で濡れる後ろ髪。愛おしく絡む肉壁。
───「レ・・・・レイヴンさん・・・・わたし、おまんこでイッちゃ!!」
紡いだが、何かが自分を邪魔して、いや自分を「守ろう」として、記憶はそこで途切れていた。
・・・・商売女でも雇ったのか?いや、違う、とにかく何か危険な橋を渡らされたような・・・・。
「おっはよ~!レイヴン!」
カフィンが壊れたドアを背にすでに支度を済ませて立っていた。
「さ!今日も元気に頑張りましょ!ってかアタシがアンタより早く起きたの初めてよね??」

「じゃあ、寂しいけどここでお別れね。ノエル、道中気をつけるんだよ」
「ハイ!カフィンも、レイヴンも気をつけて!また会おうね!」
「うん。ノエル。アルノトゥーンに行くんだったね。しっかりな。それと・・・・ヘッセリンク」
目を伏せていたヘッセリンクがレイヴンの声でビクリと震え、顔を真っ赤に染め長い睫毛を濡らせ目配せた。
「・・・・昨日のこと、何が有ったが俺も覚えてないが、もし迷惑をかけたのなら済まない。
 ノエルのことは頼んだよ。昨日の約束は俺は忘れていない。キミ達の活躍と約束、どちらも期待してるよ」
耳まで真っ赤に染まるヘッセリンク。その姿に、何か場違いなことを言ってしまったかなと不安になる。
「は・・・・い。わた・・・・・僕頑張ります・・・・・。」
するりとその肩にカフィンの手が伸び、またビクつくヘッセリンク。
「ホント、ボウヤには頑張ってもらわないとね。ノエルにアレ渡しといたから夜はいつでも変身できるわヨ」
小さく頷き、頬を燃やすヘッセリンクを、ノエルは不思議そうに見遣り。解らないがとりあえず微笑んだ。
昨日の記憶はカフィンとヘッセリンク以外には無い。ノエルは夜ならば思い出せるが。



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