◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ at EROPARO
◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
06/06/09 15:58:48 X1GsRSd8
職人など一人も居ないぬぁ

101:名無しさん@ピンキー
06/06/09 17:59:22 cnBGcfgy
職人ねえ…ww
日記書いてる人間ならいるようだがwww

102:名無しさん@ピンキー
06/06/09 21:15:47 MgIUup1q
てめ…w
あえて誰も言わなかったことを…ww

103:名無しさん@ピンキー
06/06/09 21:32:30 LcHb8E3v
うわああああんっっ!!
倉庫番さんが復活してたようっ!!
よかったーーっ!!
号泣 だばだばだば

104:名無しさん@ピンキー
06/06/09 22:50:10 flR2R7SG
ごめん言っていい?

>103きんもーっ☆

105:名無しさん@ピンキー
06/06/10 03:36:38 4eMqZ7qq
おお…
大気が怒りに満ちておる……

106:名無しさん@ピンキー
06/06/10 16:16:06 MjFpC3QZ
やべぇー今度こそ死ぬかも闇小説スレ

107:名無しさん@ピンキー
06/06/10 22:55:57 hyyJfwWC
ほっしゅーっ☆

108:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:00:29 A1+uYmMo
んじゃ 保守で 前半部分だけでも投下
内容は 二番煎じどころではない ミイス組 近親もの
苦手な人 するーでよろしこ

109:最初はなぜかルルたん
06/06/10 23:02:37 A1+uYmMo
「ああっ!だめえっ!!」
ベッドのふちに腰掛けるようにして、男の胡坐の中心部に座らされた少女は
自分の中、最奥の泣きたくなるような切なさに身を震わせていた。
肌を覆い隠すものがない状態で、本来、自らの保護者としてかかわるべき男と
本能のままに”繋がり合い”を繰り広げていた。

自分に特定のパートナーがいるわけではないから、こうなることに何ら障害はない。
ただ、胸張って他人に公表できる関係でないのは、そこに恋慕という感情が
あったというわけではないから。肉体への熱い刺激がもたらした関係であるから。
その刺激がもたらしたものが、そういう現実的なことをとりあえず今は
どうでもいいこととして、思考の向こうへ追いやってしまった。
今は、もう、その感覚を手放したくないだけ・・・。
その感覚に呼応して、日常にはない音声、感覚の甘さに比例した粘度の液体が
口元からこぼれる。涎を垂らすなんてこと、普段なら子ども扱いを嫌う自分に
とって考えられない行動。だが今は、そんなことには構っていられない。

いつもの旅の仲間であるこの男に恋愛感情や、まして性的な欲望を感じたことは
なかったが、年齢に見合った落ち着きと、弱きものへの庇護を忘れぬ男気は、
仲間の誰もが頼みにするような人物であった。
このような、本能にすべて揉み消される様な状況においても、無意識の心遣いが
感じられる。
男の節くれだった指が、しっかりと腰骨をつかんで支えている。また、もう片方の
腕が、胸を包むように抱きかかえている。
ただつかんでいるのではない。相手を傷つけないように、無理やりにならないように。
しっかりとした支持によって、少女は快感を追うことに集中することができた。
それでも、低いうなり声とともに、指や、腕に、つい力が入ってしまうときには
少女の脳の別な部分が反応して、下腹部への甘美な熱を増幅するのだった。

110:ミイス近親ぶぶー!1
06/06/10 23:05:17 A1+uYmMo
少女の腰が、胡坐の中心を上下するたびに、グチュっ、ヌチュっと粘液の音が
漏れ聞こえる。
「ルルちゃん・・・。」
思わずそうつぶやいたところで、肩をつかまれハッとする。
「何だ。覗きが趣味か?」
そう耳元で囁きながら、その男は、戸口の隙間から図らずも二人の濡れ場を覗くことになり、
思わず声を漏らしたもう一人の少女を背後から抱きすくめた。
「あれでは足りなかったと見える。」
長衣の下に何も着ていないことを片方の手で確かめると、すばやく裾をまくりあげ、
己の刀身を、垣間見の興奮に濡れる少女の中心に押し当てた。
少女が抵抗するまもなくそれは押し入り、求めるものを言い当てたとでも言うかのように、
得意げに肉襞を蹂躙し始めた。少女の戸惑いとは関係なく、生殖のための器官は肉の
悦びに波打った。
「はあっ!んううっ・・・。」
声が出ないように片手で少女の口をふさぎ、己自身で少女を刺し貫いたまま抱え上げ、
ゆっくりとバルコニーを自分の部屋に向かって歩き始めた。歩を進めるたびに、わざと
腰を突き上げるようにすると、濡れた音が口をふさぐ手のひらを打った。
少女は男がそのまま部屋に入るものと思っていたが、男は向かいの棟がよく見えるところで、
バルコニーの手すりのほうへ向き直った。少女もようやく足先が床に触れるところまで
おろされ、ほっとしたところをまた激しく突き上げられた。
「ああっ!!」
手のひらから開放され、油断していた上のこの不意打ちに、予想外の大きさで喜びを
告白してしまったことに、喉元がかあっと熱くなるのを少女は感じた。
「あまり大きな声を出すと向かいの部屋から見られるかも知れんぞ。」
声の主がにやりと笑うさまが目に浮かぶようだ。
「誰にも見せる気はないがな。」
続けてぼそりとつぶやいた言葉の温度は冷やりとしていた。

111:ミイス近親ぶぶー!2
06/06/10 23:08:42 A1+uYmMo
数時間前、日付で言うと前日になるが、さんざんなぶった少女の体だったが、心も体も
イライラと少女を求め続けている。男の容姿であれば、女に不自由するということはなかったが、
そんな女どもでは意味がなかった。男が常に求め続けていたのは、実の姉だった。
その姉以外に、性の対象として初めて捉えた女がこの少女だった。
最初は親友の妹というだけで、人として尊重する以外の特別な感情は持っていなかった。
少女の思慕する相手が、実の兄である友だということに気付くまでは。
思う相手の話になると、普段、日の光のような友が、陰りを帯びた薄い微笑を返すばかりだった
ことに合点がいった。
思う相手が実の姉であること、その姉をあきらめる気のないことなどを告白した夜の、
友のなんともいえない表情を思い返して、確信した。
友はその翌日、長く離れていた故郷への一時帰還を自分に告げたのだった。

その後、友の故郷へ姉の後を追いたどり着いたが、そこから目標を同じくするものとして、
この少女と旅をすることになった。自分にとっては姉を追う旅、少女にとっては兄を追う旅であった。
兄と同じく、育ちのよさから来る嫌味のない優しさ、穏やかで控えめだが芯の強さを持つ
少女に、仲間としての信頼と尊敬の念を持つようになった。
数日前までは。

それは突然の望まざる狂気の宴への招待だった。
魔人の気まぐれで、冒険の依頼を受け街道を移動しているときに、自分と少女だけが
強制的に瞬間移動させられた。追う身ではあるが、相手との力の差は歴然。
仮のアジトらしき洞窟に、魔人の楽しみのためだけに、ちょいと呼ばれた、その程度の扱いだった。

「うふふふ・・・。身動きできないかしら?もちろん、動けないようにしているのだけれどね。」
楽しそうに含み笑いをしながら、魔人が舞台となる場所へ暗がりから進み出た。
そこにはその場に似つかわしくない寝台が一つ。そこへ下着と見まごうばかりの自分の衣服を
脱ぎながら、魔人が寝そべった。
「うふっ。まあ、そこで見てらっしゃいな。今からが本番よ。」
蒼白のその男の表情を満足げに見遣ると、奥の暗がりに、ぱちんと指をはじいて合図を送った。

112:ミイス近親ぶぶー!3
06/06/10 23:13:31 A1+uYmMo
闇から姿を現したのは、予想どおり、仮面の男だった。だが、予想外だったのはその男の
いでたちである。体には何も見につけていない状態で、忘却の仮面だけが顔を覆っていた。
股間のものは、半分鎌首をもたげてきているが、その姿に少女がひっと短い悲鳴を上げた。
今から展開されるであろう見世物に、容易に想像がついてしまう。
いらつきが男にちっと舌打ちをさせた。下品だからやめるようにと姉に注意されていた仕草である。
腹ばいになり、こちらの様子を楽しげに眺めていた魔人が、それに反応したかのように、素の表情を見せた。
「セラ・・・。っ・・・?」
魔人はさっと顔色を変えると洞窟の空気にさらされた、わが身をかき抱いた。
「これはっ・・・何っ?」
寝台の上に座り込むような形でかたまっている魔人に、背後から仮面の男の両腕がのびる。
「ひっ!・・・やっ、な、何・・・?」
急に陶然とした表情になると、男の腕を自分の乳房へと導いた。

「どーお?愛する者を自分以外の人間に触れさせるのは。ああっ、セラ!その感じ・・・!」
自分の負の感情が、魔人に涎を垂らさんばかりの快感を与えていることが分かっていても、
男には、湧き出すそれを抑えることはできなかった。
「はあ・・・、いいわぁ。でも、まだ演出が足りないようね。これではどうかしら?」
仮面の男が闇の神器に手をかけた。ガクッという挙動とともにはずれたそれは、そのまま宙に浮かぶと
スーと寝台の上空に移動した。
蒼い顔で事の成り行きを見つめるばかりだった少女が、絶望の表情で声を上げる。
「兄さんっ・・・!」
「そうこなくっちゃ・・・。うすうすは感じていたのでしょう?私のペットがあなたの大事な
お兄様だってこと。もう、わたしのも、の、よ。」
兄の首に腕をからませて、獲得した商品を自慢するように少女に見せつける。
「兄さんっ、ロイ兄さんっ・・・!くぅっ・・・。」
涙する少女に満足すると、魔人は何事か男に耳打ちした。
「じゃあ、私は中であなた達の感情を思う存分浴びさせていただくわ。これで演出は完璧だから
落ち着いて鑑賞できるはずよ。さあ、私を楽しませて頂戴。」
魔人の表情が、先ほどと同じように、怒りに震える男の、姉のものへと変わっていった。

113:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:16:10 A1+uYmMo
とりあえず こんだけ
遅筆御免!

114:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:17:57 MuXb7LcE
リアルタイム!
キャ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

115:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:19:27 RYoxtKrX
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!


116:名無しさん@ピンキー
06/06/11 02:02:46 xa2XUtKK
闇女スレでやれよ

117:名無しさん@ピンキー
06/06/11 08:35:39 /leopeOW
また腐の流れに遅筆御免と来たか…。

118:名無しさん@ピンキー
06/06/11 08:40:03 bucA1it+
これ、何か不満か?
…途中で切られるのはちょっと…だが。

119:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:01:05 ULpiO/Cc
叩きたいだけだろ、ほっとけよ。

120:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:08:49 G+QSWg8k
職人さんがんがれ

121:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:43:53 HLzMGAGb
すんません ほしゅ 書き込みだと思って
するーしといてください
本物の 職人さん 早く帰ってきてくれー

122:ミイス近親ぶぶー続き4
06/06/11 09:46:07 HLzMGAGb
「お願いやめて・・・。」
魔人の支配下にある男は、背後からすべすべとした肌に指を這わす。
「やめてっ・・・!セラ、見ないで・・・。」
言葉では抵抗しても、魔力により愛撫から逃れられない様子の姉は、弟の名を呼びながら、
その透き通るような肌を薄く上気させる。
首筋に舌を這わせていた仮面の男は、張りのある美しい乳房を下から掬い上げるようにこねる。
強弱をつけながら、時折指の腹で先端の突起を刺激する。
こらえきれず吐息が姉の口からこぼれるのを、奥歯を軋ませるだけでただ見ているしかなかった。
魔人が弟に許したのはそれだけだったから。
『あら、シェスター、何度もロイとは私と一緒に楽しんだじゃない?今日に限ってどうしたのかしら?』
楽しげな笑い声がその場の四人の頭の中にだけ響く。
『愛する弟に見られるのが、嫌なのね。分かったわ・・・。ふふふ・・・。』
『ロイ!折角だから、この娘の一番望むようにしてあげなさい。』
男は、自分の体に女を寄りかからせ、前に投げ出された足を両手で大きく開かせると、
今度は自分の足をからめて動きを封じた。
「いやああっ!!」
悲鳴も空しく、先ほどの愛撫により、程よく濡れ光る秘部が最愛の者の前に晒された。
男の指がこぼれ出た蜜をすくうと、花びらの内側に、外側に丹念にそれを塗りつける。
一番敏感な花芽には触れずに、そのすぐそばを男の指がぬるりぬるりと通り過ぎる。
「はあっ・・・!んんっ!」
執拗なその指使いに、思わず腰を浮かせると、指はすぐさま求める場所からは遠のく。
「んふうっ、いやああっ!もう、・・・許して・・・。お願い・・・。」
紅潮した頬には、もう幾筋もの涙が伝っていた。
「ごめん、なさいっ・・・、もう・・・、追わないで!見・・・見ないでぇ・・・。」
『ああっ!たまらないわっ!・・・もっと、もっとよぉ!』
魔人の声が合図であったのか、男は蜜つぼに指を滑り込ませ、同時に一方で花芽を一気にこすり上げた。


123:ミイス近親ぶぶー続き5
06/06/11 09:47:15 HLzMGAGb
「ーっ!!」
絶命したかのように、女は全身を痙攣させて動かなくなった。
かすかに胸が上下しているので、息はあるようだ。
男は女を寝台に横たえると、今度も客に局部がよく見えるように女の腰を高く持ち上げた。
そこに上から圧し掛かり、自らのいきり立つ分身を押し当てた。
それを客に見せつけるように蜜をからめながら、またもぬるりぬるりと溝にそって腰を前後させた。
意識を失っていた様子の女が、許しをこうたが、やはり聞き入れられず、またも絶望の悲鳴を
あげさせられたのだった。
火ゴテのような熱さの暴君は、思うさま肉襞を蹂躙した。
「いやああっ!いっ、やあぁっ・・・!」
女の膝裏を押さえつけ、高く差し上げられた花びらの中心を、無慈悲に真上から串刺しにする。
「セラっ、ごめっ・・・!なっ、さ、ひっ!ああああっ!あーーっ!っ!--っ!!」
言葉をさえぎるように、男が腰の動きを早めると、女の口から出るのはただの嬌声となった。
男の腰が繰り出す波動が、女の下腹の奥の熱量を増大させ、凝集させる。
男も、泣きたくなるような感覚が下腹からせり上がってきていることを感知していた。
結合したまま女の尻を寝台に抱え下ろすと、女の足を自分の腰にからませ、唇で女の口をふさいだ。
腰の動きを小さくし、女の花芽をじわりじわりと圧迫していたが、女のほうが堪らずに、
引導を渡してくれるように懇願した。
今度の願いは聞き入れられ、男の腰はすぐさま限界のスピードで攻め立てた。
「ん゛っ!ふうっ!」
男はがくがくと最後の大振りの後、吐息とともに女の中に精を放った。
女は際限のない悦楽から、ようやく開放され、意識を手放した。
『ああ・・・。最高よ!あなた達のおかげで何倍も盛り上がるわ!』
『宿主は限界のようだから、今日はこのへんでおひらきね。』
魔人の気まぐれに、元いた場所へ転移させられる瞬間、仮面の男が、姉の涙で張り付いた頬の髪を、
いとおしげにかき上げるのを弟は見た。
気がつくと街道で仲間に今までどこに行ってたのだの、少女に何かしたのかだの質問攻めに
あっていた。

124:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:55:16 HLzMGAGb
ああ、じっさい近親かんで いたしておりませんな・・・。
におわすぐらいで 終わってますが、どちらの きょうだいも
ガチで すませてる 設定です。

また スレ さびしいときは 蛇足でも 投下します。
はいどうも。

125:名無しさん@ピンキー
06/06/11 10:29:28 HJ/TWeOQ
GJ! だと思うが投下前後に卑下されると逆にうざい。
あとガチで済ませてるってのも設定じゃなくSS内で書いてくれ。

126:名無しさん@ピンキー
06/06/11 12:48:11 Sn6tTiF9
乙カルラ

127:名無しさん@ピンキー
06/06/11 22:57:27 HLzMGAGb
ああ このまま過疎っていくのか・・・。
ほしゅ

128:名無しさん@ピンキー
06/06/12 00:52:35 ruL3GS4L
あえて近親での性交を読まさずに微妙に醸すだけの所が、
逆に想像を書き立てて良いと思うよ。面白かったです。

129:名無しさん@ピンキー
06/06/12 17:51:58 eDVwR30L
最初にルルたんとやってたのは誰だったんだ?阿部さんとか?

130:名無しさん@ピンキー
06/06/12 17:55:24 yentSZfI
ロイ?

131:名無しさん@ピンキー
06/06/12 20:50:18 oKrWGDix
前投下されたデルガド×ルルたんのミイス主覗きエチーの続き?

132:名無しさん@ピンキー
06/06/12 20:53:58 C/UDzR+S
あ そうです テイスト変わっちゃいましたが 蛇足 投下

133:ミイス蛇足1
06/06/12 20:54:48 C/UDzR+S
少女は涙でぐしょぐしょの顔でだいじょうぶ、ごめんなさいとだけ言うと、街道を先頭きって進んだ。
町の常宿に着いても、顔色は紙のようだが、こわばった笑顔でだいじょうぶと繰り返すだけ。
仲間には男の口から、魔人の気まぐれにつきあわされ、いじめられたのだと説明しておいた。
詳しくは少女の様子からも、問い詰めては駄目だとも釘を刺しておいた。
仲間は不承不承ではあったが、男の有無を言わせぬ態度にそれ以上の詮索はあきらめたようだった。

あれほど強く求めていた姉だったが、不思議と少女が受けたほどのショックを感じていない。
魔人から姉は開放せねばならないが、とりあえず操られたままでも友がそばにいる間は
大丈夫だという気がしていた。
自分のことよりは、少女の傷心をどう繕ったらよいかを考えている自分に内心困惑しながら、
やさしい言葉をかけるわけでもく、男はただ黙って少女のそばにいた。
少女もそれを気にする余裕もないのか、男のそばでぼんやりと宿での時間を過ごしていた。
バルコニーで夜風に吹かれながら、二人で闇を見つめていたとき、ふいに少女が口を開いた。
「セラ・・・。兄さんがセラのお姉さんにしたこと、・・・私に同じことして欲しい。」
男がはっと少女に目を向けると、少女は空ろな眼差しでもう一度同じセリフを繰り返した。
「何を言っているのかわかっているのか?」
思わずいつも以上に声が低くなっていることに気付いて、舌打ちする。
「ちっ・・・。姉がお前の兄に汚されたからといって、妹のお前にその代償を求めるような男だと
俺のことを見くびっているのか?」
「そうじゃないの。気持ちはからっぽなのに、ね・・・。あれから、体が、おかしいの。」
そう言うと、少女はぎゅうと目を閉じた。
「宿についてからお風呂も入ったし、あそこで、直接体に何かされたってわけでもないのにね。」
ふふと力なく笑うとまた闇に視線を移した。
「あそこで、あれを見させられてるときは・・・。」
少女が思わずうつむく。
「待て、もういい・・・。あれは・・・、早く忘れることだな。」
ぱっと顔を上げ、つとめて明るく少女は振舞う。
「こう見えて私・・・、乙女じゃないのよ。だから、兄さんたちのあんなとこ見せつけられて
体が疼くってとこかしら?わかんないけど、ね・・・。」
「いやかな、こんな理由じゃ。それとも女としての魅力、ぜんぜん及ばないかなあ・・・。
セラのお姉さん・・・、ほんとにきれいだよね、私じゃ、っ・・・。」
涙がつうと頬を伝う。

134:ミイス蛇足2
06/06/12 20:55:49 C/UDzR+S
少女の肩をぐいと引き、ひざ下から腕を差し入れ、間の抜けた表情の少女を抱えあげた。
「後悔しても、もう、遅いぞ。」
言うが早いか少女を抱えたまま男は部屋へ向かった。
ベッドに少女を下ろすと、廊下へ続くドアと、今通ってきたバルコニー側のドアに鍵を掛けた。
最初は、少しおどして開放してやるつもりだったが、ベッドにもどってくるころには
昼間のきつい興奮のためか、何がしかの行為をせずに、この部屋を出ることは不可能なほど
男の中心部に位置する熱は高まっていた。
頬の涙も乾かぬ少女は、膝を抱えたまま、ぼんやりとしていた。
少女の横にギシと手をつくと、びくりとはねる少女に顔を寄せた。
「なんだ、さっきのようすでは、経験豊富な口ぶりだったが、はったりか?」
ふるふると首をふると、なぜかごめんなさいという。また、大丈夫という。
「ふん。」
逃げられないように、少女の後頭部を支えると、短めの髪に指をすべりこませた。
それだけで、少女は白い喉元をさらしてのけぞった。
そのまま、少女の体を横たえながら、一方の手で両頬をぬぐう。
「俺になすりつけられては堪らんからな。ほれ、鼻もかめ。」
サイドテーブルの上のタオルをつかんで、少女の顔の上に放る。
素直にこしこしと顔を拭き、ちんと鼻もかむと、タオルの下から赤い鼻の少女が顔を出した。
男がそれをつまんで、元の位置に放ると、少女が必死にすがり付いてきた。
「勘違いするな。俺は保護者じゃない。」
上向かせて口付ける。
歯があたりそうな緊張に焦りながら、少女のくちびるを犯す。
歯肉をなぞり、濡れる舌をからめとる。
半ばその感覚に酔いながら、少女の衣服を縛めるものをほどいてゆく。
長衣の裾から侵入させた手で、もちもちとした感触のわき腹を撫で上げる。
張りのある乳房は意外なやわらかさで、指に押されるがままに形を変える。ふさがれた口腔の奥で
少女がうめくと、唇を首筋に移動させる。少女の吐息に合わせるように、柔肉をつかみ緩める動作を
繰り返し、その動きを徐々に早め、激しくしていった。

135:ミイス蛇足3
06/06/12 20:56:31 C/UDzR+S
「ああっ!兄さん・・・!」
はっと視線が絡まる。しかし、すぐにもとの表情にもどると男は
「お前の相手が誰だろうが、俺には関係ない。だが、二度は許さん。今、お前を抱いているのは俺だ。」
平静を装おうとしたが、最後のセリフには、苛立ちがにじみ出ていた。そのことに更に腹が立つ。
乱暴に長衣をまくりあげると、胸の震える先端に噛み付くように吸い付いた。
指は腰骨をなぞり、そこから下を探るが、両足は硬く閉じられていて、片手では歯が立たない。
強引に膝を割り込ませ、さらに少女の片足を大きく開かせるように押さえつける。
乳首を舌で刺激しながら、無防備になった足の付け根と下着の間を何度もなぞると、少女が堪らず
声を上げる。
「いっ、やあっ!はあっ、あっ!あっ!!」
「俺の名を呼べ。そうすればお前の望むようにしてやろう。」
「ああっ!セラぁっ!ごめんなさいっ・・・!大好き・・・。」
潤んだ瞳で、名を呼び、大好きと繰り返す少女に、胸の奥が焼かれる。
「いいだろう・・・。」
『お前も焼きつくしてやる!』
心の中でそう叫ぶと、肉の合わせ目を下着の上から激しくこすりあげた。
一番敏感な部分はすでに、興奮のため充血し、こりこりとした感触を下着越しにも指に伝えていた。
そこを集中的に刺激すると、少女は短い悲鳴とともに一気に全身をこわばらせて、その後ぐったりと脱力した。
荒い息で無抵抗の少女から、衣服を取り去ると、男も身に着けていたものを床に落とした。
収まる場所を求めてひくつく自分自身に手をそえると、少女の入り口にあてがう。
そのまま体重をかけて、のしかかる。脱がせた下着が糸を引くほど潤っていたその場所だが、
侵入を拒む肉の抵抗が強く、亀頭部を痛いぐらい締め付ける。熱く濡れる内壁は、男が腰を沈めるたびに
柔らかい無数のビーズにしごかれるようである。
余裕なくこのまま抜き差しを続ければ、あえない最後をとげることは分かりきっている。
ひとまず奥まで収めると動きを止め、少女の赤く腫れて、ぬらぬらと濡れて光る真珠を責めることにした。
包皮をむき、先ほど下着の上からの乱暴さと違い、そっと指の腹でなでる。
指の動きにあわせて、内壁がびくびく、ぎうぎうとうごめく。
少女の声も、あえぎ声というよりは泣き叫ぶようで、自ら腰をゆすり始めた。
男のプライドとしては早いような気がするが、これでは冗談抜きで男も限界である。
クリトリスへの責めをあきらめ、少女に覆いかぶさると、最後の疾走を開始した。
最初と比べれば、幾分、遊びが増したようだが、搾り取るようにぬめる肉襞は、男を容赦なく追い立てる。
「あっ、ああっ!んーっ!!」
「くあっ!出すぞ・・・!」
そう男はうめくと、ぐいと恥骨を膣口に押し付け、たぎる精を最奥へほとばしらせた。
中に浴びせかけられる熱い液体の感覚に、ああと少女が声をもらす。
また、セラと男の名を呼び、すうと目を閉じた。

136:ミイス蛇足4
06/06/12 21:01:26 C/UDzR+S
その夜、まぐわうことさらに数回。
昼間からの異常な興奮状態での御乱行であったが、さすがの男も泥のように眠った。
それでも、少女が夜中にベッドを抜け出すのに気付くのはさすがか。
少女は鍵を開けると、バルコニーへ出て行った。
旅館の離れとして建てられたこの建物は、4部屋しかない。1階2部屋、2階2部屋である。
1階には今日は客はないからどうぞごゆっくりと、愛想良く宿の主人が鍵を渡した。
冒険の定宿となっているため、自分たちは上得意ということらしい。
バルコニーで隣室とはつながっているが、本来ならセラとデルガドが隣で、この部屋は
女子組が使う予定だった。中から鍵をかけられて、何事かとルルアンタが廊下で騒いでいた
ようだったが、もちろん無視した。今夜はぶつぶつ言いながら隣でデルガドと休んでいることだろう。
魔人への用心も念のためにしておいたほうが良いとふんだ男は、気付かれないように少女の後を追った。
バルコニーから隣室へ続くドアがわずかに開いている。少女はそれを覗き込むようにして、
背中をこちらに向けている。隣室からはこんな夜中だというのに、人声がする。
何をしてるんだとばかりに、男が少女越しに部屋の中をうかがうと、およそ見当もつかない展開に
さすがのルーンファイターもわが目を疑った。
そこには背面座位で愉悦の声をもらす、リルビーとドワーフの姿があった。
たぶん、自分たちに触発されてこうなったのだろう。
まあいい。パーティー内セックスご法度などとは聞いたこともないし、現に自分も夕べは
やりたい放題だった。
問題はここで固まっている女をどうするかだ。
男は薄い笑みを浮かべた。
「何だ。覗きが趣味か?」

おかげで朝まで少女はつきあわされることになり、この男は姉よりも魔人のほうに似てる気がすると
思うのだった。

137:名無しさん@ピンキー
06/06/12 21:06:32 C/UDzR+S
>>128 うれしいです どうもです

138:名無しさん@ピンキー
06/06/13 00:02:12 /eXWqAnc
今迄書き込みが無い所を見ると、皆サッカーを見てうなだれているんだろうな。自分その一人。
前スレのルルアンタとデルガドの話に丁度経過させるように書かれていて、話が一本に繋がって楽しめたです!

139:名無しさん@ピンキー
06/06/13 13:28:30 KWoJd2r+
ふーんやっぱサッカー人気あるのか?
俺は全く興味ない一人。

140:名無しさん@ピンキー
06/06/14 03:56:40 6mb1BjJF
サッカー関係無しにただ寂れてるだけ…orz

141:名無しさん@ピンキー
06/06/14 05:31:15 fjymmEi0
いや…どこの板も動きがにぶい…
そう言う自分も凹んでた一人だし。
>>133>>136
ミイス好きなんで嬉しいです。またお願いします。

142:名無しさん@ピンキー
06/06/14 14:48:02 uSxyMYdz
やー堪能しました!
ミイス関係は3角関係ならぬ6角関係が
醍醐味ですね。

143:名無しさん@ピンキー
06/06/14 18:52:34 qU8rjAe6
自分は女なんだけどここに投下しようと思っても怖くてできない。
気に入らないものはすぐに斬って捨てるような殺伐とした投下場所なんてそうそうないもん。


144:名無しさん@ピンキー
06/06/14 19:06:19 fjymmEi0
>>143
闇女スレでお待ちしております。
よろしこ

145:名無しさん@ピンキー
06/06/14 19:39:04 /QpvzjdD
確かに見ててイヤーな気分になるレスもつくが、ここはそういうとこだから。
闇女スレ行ったほうが、しあわせになりそうだな。
でもエロい小説ならここで怖れず投下汁!

146:名無しさん@ピンキー
06/06/14 20:36:42 DHsvGV0S
>>143
そんなこと言わないで、折角なので読ませて下さいな。

147:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:18:02 rR81psuv
投下側からすれば、闇女スレに投下すべき話とここに投下すべき話の
線引きがいまいちはっきりしていないのが困る。
これまでのスレを見るに、ガチエロの作品でも腐女子と言われてたりするし。

148:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:27:08 DHsvGV0S
難しいとこだよね。あまりヒロイン的私感の強いものは例えエロでも
そう取られてしまうのかもしれないね。自分はどちらでも読めれば楽しい派なんだけど。

149:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:32:51 7rZ+NnGU
>>147
今は何投下しても叩く奴がいると思う。
>>143みたいのは投下しないなら黙ってろ、としか思えないが。

150:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:39:02 DHsvGV0S
まぁまぁ、そんな厳しいこと言わないで。
厳しいだけじゃ人も居なくなってしまうよ。
折角ジルオールとエロが好きで集まった同志なんだからさ。

151:名無しさん@ピンキー
06/06/15 12:38:57 aTDVNIh7
>>148
でも不思議だよね、ヒーロー視点だと叩く人ほとんどいないのに。


152:名無しさん@ピンキー
06/06/15 12:52:41 k7jFWllv
女性の読み手の方が許容が大きくて、優しいということなんだろね。
絶対的にそうとは言えないし、私的感情を押し付けないで物語の一環として読めるという
基本的な心の平穏さが有るか無いかは男女の関係は無いのだけどね。
男の僕が言うのも何だけど。
ただその許容が、群れて馴れ合い続けるモノに変わってしまうのも女性ならではと思うんだけど。
そういった空気が嫌ってのも有るのかもしれないね。難しいね。

153:名無しさん@ピンキー
06/06/15 13:10:34 /lWw2PwR
うだうだ言ってないでガンガン投下すりゃいいんだよクズども

154:名無しさん@ピンキー
06/06/15 15:06:29 aTDVNIh7
>>153
まあまあ、命のカケラあげるからさ。

155:名無しさん@ピンキー
06/06/15 15:09:35 SrLqa5Z5
>>153
●様乙
でもあんまりガンガン投下されるとすぐ500kbいくから気をつけないと

156:名無しさん@ピンキー
06/06/15 18:08:40 QgQz34TI
いかなるものでも需要は有る、と思う。一言二言しか書かれてない雑言は、あまり気にしない方が。

157:名無しさん@ピンキー
06/06/16 18:58:24 VH+4AmkT
レーグってさ、自分のことは「我」で相手のことは「うぬ」とかいう
威厳たっぷりな口調だったよな…確か

158:名無しさん@ピンキー
06/06/16 19:32:38 VH+4AmkT
sage忘れた、すまん

159:名無しさん@ピンキー
06/06/18 19:39:13 007NHiSL
誰も投稿して下さる人、おらんですね。
ちなみにレーグ。いつも淡々と喋る印象が有るけど
闇の門の島でのイベントでは感嘆符バリバリで喋ってくれます。意外です。

160:名無しさん@ピンキー
06/06/18 22:10:26 mj4b4Zys
今夜もサッカーで閑古鳥ですかねえ。
>>159さん れー具お好きなようですが、何か小品でも書かれません?

161:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:19:05 D9wwg44+
ふと、男主とイークレムンの水中エッチという構想が頭に浮かびました。
オチもなんとなく形になってきたんで、ちょっと試しに頭部分書いてみたんですがね。
……あまりの文才のなさに愕然としています。


162:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:26:37 JO5vr/8m
僕がかれこれ3連荘でしょうもない話ばかり書いてるので、
また、というのもどうかな?と思うんだけど・・・・。
またシコシコ書いてるので近くアップしてみます。書くの楽しいですね。
レーグは今日始めてメンバーに入れて闇の門の島に行きましてん。ちなみにザギヴENDでした。
他の職人さんも頑張って書いてほしいな。

163:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:39:27 JO5vr/8m
>>161
是非!読ませていただきたい!

164:名無しさん@ピンキー
06/06/19 10:59:30 kGKmBUOM
あのな、自分語りは本スレでやりなはれ。
黙って投下すんのが荒れ予防のためには一番いいと思うがな。

165:名無しさん@ピンキー
06/06/19 17:55:45 swEBLH7a
>>162
叩かれてちょっと気の毒だなと思ったんだが意外とずぶといねw
読みたいと思う人はいると思うので投下されたらいいんじゃない。
でもあんまり自分のしたゲームの感想なんかを
エロパロスレで披露するのはどうかと。

166:名無しさん@ピンキー
06/06/19 21:34:40 TaAwzi5t
そうだね。ごめんね。気が廻らないで。今後気をつけます。

167:名無しさん@ピンキー
06/06/19 21:55:44 kGKmBUOM
>>166
いや、あんたの作品を待ってる人もたくさんいんだからまた来ればいいよ。
俺みたいな口煩い奴もいんだから気をつけた方がいいってだけだ。

168:名無しさん@ピンキー
06/06/21 20:39:40 NMgeYeuU
や、やばいかなあ・・・。とりあえず保守。

169:名無しさん@ピンキー
06/06/21 20:54:13 ugRqsKVn
このスレのことはこのスレで発言してほしい。
他スレで愚痴っても仕方ないだろうに。

170:名無しさん@ピンキー
06/06/21 21:32:25 L9QSENzC
ああ、書き手が遠ざかっていく…

171:名無しさん@ピンキー
06/06/21 22:15:57 peobY65z
>>169
以上他スレに関する愚痴でした。

172:名無しさん@ピンキー
06/06/21 22:42:45 94+TLa1O
まぁまぁ仲良くしましょうよ。

173:名無しさん@ピンキー
06/06/22 23:11:50 ZnTDzwop
本スレでよくやる18禁ネタはこちらではダメなのかのう。
次回からはスレタイから「小説」取って妄想、ネタ、小説、男色を幅広くフォローとか。

174:名無しさん@ピンキー
06/06/22 23:16:45 ata0ObjK
職人さん来るまではそんな感じでいいと思うけどな。
ってか本スレでエロ談義してるヤツは住み分けろと思う。

175:名無しさん@ピンキー
06/06/23 00:05:27 bycF/GOx
男色については801用の絵板もテキスト掲示板もあるんだから
そこに集める方が良さげ

176:名無しさん@ピンキー
06/06/23 00:54:59 FsMDWuFU
ウホッ系なネタって801的にはどうなんだろうか。
あの世界ってスネ毛とか筋肉とかと対極な気がする…

177:名無しさん@ピンキー
06/06/23 01:12:08 adiLtM7u
801は妄想の産物だからね。
ガチホモとは似ても似つかない世界だから完全に別物。

801用の方でやったら、たたき出されて舞い戻る羽目になりそうな悪寒。

178:名無しさん@ピンキー
06/06/23 01:18:34 7kvkm3Nz
>>177
801も多種多様だけどね

179:名無しさん@ピンキー
06/06/25 00:14:54 dR5qBjD9
職人さん かも~ん
およよ…。

180:名無しさん@ピンキー
06/06/25 11:16:01 UNKFn8PN
ぐっすんおよよ。

181:名無しさん@ピンキー
06/06/25 12:10:49 cXOkdSe3
いらっしゃーい

182:二人のたくらみ、その後1(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:46:27 BUEdxoVz
右手で壁に2度叩き付けた使用人は、頭蓋が割れ脳漿を飛び散らせている。
間もなく事切れるであろう壁と頭を同化させた存在に、「戸惑い」を赤く染まる返し手で突き刺す。
其れが絶命すると、間髪居れず槍を構えた衛兵の影に溶け込むように床を滑り、
旋回する黒い疾風が、左足の腱から膝頭に続き左脇腹の鎧の隙間に「悶え苦しむ」を捻り込む。
絶叫し捻り刻まれた側から崩れ落ちる衛兵の首にトスンと刃を落とすと、声が止まる。
そして、奧に一歩進むと、あらゆる神の御名を挙げ、命を懇願する歳把もいかぬ少女の姿。
竜王様。バイアス様。ウィルホーン様。アスラータ様。ノトゥーン様。
ノトゥーン様。の所でクロスされた刃が顔の前で番える指ごと下顎を吹き飛ばし、
「がひゅ」という断末魔とともに、そのまま首が宙に浮く。
宙をくるりと舞う首に、また十字に刃を踊らせると、美しかった「であろう」少女の額に
眼と剣の紋章が刻まれ、左右の壁に抉られ弾け飛んだ少女の眼球がべちゃりとへばりついた。
血の晩餐の最中、今、観ている映像の「眼」の下が盛り上がり視界を圧迫する。
──笑っている。

───次に硝子体から脳へと飛び込んだの物は、眩しい光。
朝の日射しが、穏やかな輝きを放ち、浅黒い肌を晒し全裸でベットに寝そべる青年の身体を照らす。
首を少し傾げると、隣で雪のように白い肌を晒して眠る、馨しい淫靡な香りを放つ女性。
そこで、「どうやら、こちらが現実のようだな」と安堵感に包まれ、青年は起床した。
眠る女性の白と銀色の混じる猫毛髪に指を滑らせる。髪と肌の温もりが急速に現実を彩る。
「んあ?」
薄眼の女性の瞳が鈍く深紅に輝き、髪を弄る青年を見つめた。
「おぁよ。れーぶん」
「・・・・おはよう。カフィン」
青年、レイヴンは陽の光が射す窓を背に立ち上がる。背に刻まれた眼と剣の刺青をカフィンに隠すように。
「今日中にアキュリースに行きたいだろ。早く用意して、行こう。」
パチン。パチン。黒装束を素早く纏い、優しいが憂いの有る笑顔でレイヴンは語りかける。
「むーっ!あーっ。わかっらわ~。女の身支度は時間かかるから~。ちょっと待って~」
「わかった。しっかり顔造っておけよ。」
ギルドから託された呪われた道具の品々が入る背嚢を背負うとレイヴンは部屋を後にした。
「しっつれ~ねぇ~」


183:二人のたくらみ、その後2(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:47:08 BUEdxoVz
ゴトン。ゴトン。荷馬車は揺れ、街道をゆっくりと進む。
遠くから香る潮の薫風。路の脇では大蛙のゼノプスが、ぐぇごぐぇごと初夏の訪れを謳歌している。
この街道も半年ほど前は、闇と絶望が支配し、生有る者を憎む存在が魂を求めて彷徨っていたというのに。
しかし、女、というのはけたたましいモノだ。
先程まで寝息を立てていた口、今はもう他人の恋慕と噂話で舌乾く暇もなく捲し立てているのだから。
やれ、ディンガルの女王様とトンガリ宰相は怪しい。だの。
やれ、この前のエンシャントの魔道アカデミーの大爆発は、マノンの正当後継者が現れた証。だの。
「そーそーそ。ソレでね。アンタ知ってる?ロストールの街道で出るのよ~!!何が出ると思う?」
「さあ」
「あんね。風の巫女さん!覚えてる?みんなでお参りに行った。あの巫女さん・・・・らしき人がさ、
 一人旅してる腕の立つ冒険者を誘惑して、一晩で干物同然になるまでヤッちゃうって話!」
「そうか」
「あんなガキんちょがよ!も~、とんだオサセも居たものよねぇ。『妾は汝の倭子を宿したい』つって!」
「そうだな」
「その内さ、アレ。ロストールの大将軍さん。光の女王様のダンナの。
 アイツなんか街道で風の巫女さん?に襲われちゃうかもねぇ。優秀な子供が欲しいらしいからさ。」
ここまで喋って。カフィンの口はピタッと止まる。そして、頭をそっとレイヴンの肩に乗せる。
「どうした?眠いのか?」
「うんう・・・・何でも無い。しばらく、こうさせて。」
ロストールの大将軍。で連想ししまったのだろう。カフィンの唯一の肉親の最期を。
エンシャントの古城、勇者達による古き神々との決別の闘い。
その場に加勢に立ち会ったカフィンの目にしたのは、闇に塗れて錯乱する『孫』の姿。
何一つ肉親らしいことをしてやれぬまま、ロストールの大将軍に首を刎ねられる様を、ただ見届けていた。
憎んではいない。当然の結果だから。そう意志を溜飲させるが空虚な感情だけが積もる。
おもむろにレイヴンの手を握るカフィン。応えて握りかえすレイヴンの手は、冷たい。
「・・・・アンタ。手冷たいね。」
「・・・・俺の手は、他人の血を吸い過ぎた。自らの血が・・・・通わないからなのかもしれないな。」
レイヴンの明け方に観る夢は過去の視界。失われた過去が忘却から剥離するように蘇り初めていた。
贖罪の旅。再び復興した告死天使が彼の因果を応報せん、その日までの。
自嘲的にフフッと笑うレイヴン。カフィンがレイヴンの頭を撫でるように叩く。
「・・・・違うわよ。アンタの手が冷たいのは、手が冷たくなるまで人のために働ける『優しさ』の証よ。」
忌わむ民ダルケニス。肉親を同胞を失い。自身もいつか命を摘まれるのを待つだけの生き方。
互いに傷の舐め合いにならぬよう本音を隠し、他人の幸せの火を絶やさぬための旅のパートナーとして歩む。
「ってか何しんみりしちゃってんのレイヴン!ほら!暇ならここでエッチしましょ!大丈夫バレないから!」
「・・・・何を言ってるんだお前は?」
「アラ?お外でするのも気持ち良くってよ?アンタもボウヤなんだからお姉さんに甘えなさいって」
ゴホン。荷馬車の幌の外から咳払いが聞こえる。
「アララ?冗談よ、オホホホホホッ」

「ところでさ、アイツ。何してんだろうねぇ。」
「ああ、アイツか。奴のことだ、それなりに上手い事生きてるんじゃないのか?」
半年ほど前に解散したカフィンとレイヴンのパーティー。その中の、互いに『アイツ』だけで理解できる
エルフの賢者のことを語るのは、話題を欠いた時と、淀んだ気持ちを流したい時の合図となっていた。


184:二人のたくらみ、その後3(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:47:52 BUEdxoVz
夕焼けで真っ赤に染まった海、時折、ざぱん、とミズチの幼生が飛び跳ねる。
水の都アキュリースは、今日も煌々と水と平和を讃え、一日の終わりを告げようとしていた。
「・・・・キレーねぇ」
「そうだな」
「アタシさ、アキュリース来たらさ、昔の彼氏に会いに行く予定だったんだけどさ、留守なんだって。」
「そうか」
「会いたい時に限って会えない人って居るもんだよねぇ。逆も有るけどさぁ。そうそう、水の巫女さん。
 あの娘が昔の彼氏の子供なんだよね。知ってた?もしかしたらアタシの子だった可能性も有るんだから!」
「へぇ」
「・・・・アンタねぇ、昔の彼氏の話とかしてんだから少しは嫉妬したりとかしなさいよ!」
夕日が一層二人を燈色に染め、そして広場に集まる他の男女も染め、世界は平和の色に染まっていた。
「そそ、さっきギルドで換金してきたお金で、今日の宿屋は超VIPルームにしたわよ」
「おい。その金はロストールの復興支援金に廻す金だろ。無駄使いするなよ。」
「あら、いいじゃな~い。世界の平和も大事だけどアタシ達の夜の平和も大事だし、今日も楽しみましょ!」
柵に肘を付き、背を屈めながら語り合うカフィンとレイヴン。傍目からはもう恋人そのものの姿、
その姿もまた風景の一部として溶けこむように、アキュリースの広場は恋人達の渦に飲み込まれていた。
愛を語る者、口づけを交わす者、ベンチに座る女性は男性の膝の上に膝を重ね抱き締め合う。
「あんらら。見て見て。アッツアツよ~。アッツアツ。ウフフフフ」
「そろそろ、戻らないか。」
「何言ってんの!アタシ等だって負けてらんないわよ!」
やれやれと開いたベンチに退散するレイヴン。その膝の上にチョコンと跨がるカフィン。
「ンッフフ~★ね、チュしよっか。チュ★」
レイヴンの返事を聞かず、左の頬に唇を重ねるカフィン。いつもの事とまるで微動打にしないレイヴン。
目の前のベンチの男女に眼をやる。鈍い銀色を放つ胴鎧。過去の記憶から鈍色の物質には事敏感になる。
眼を細め人物を計る。青年はやや細みの身体と鴉羽のような綺麗な黒髪。背に射す二本の剣。只ならぬ存在感。
名の有る冒険者だろうか。恋人、まだあどけない可憐な少女と唇を重ねる顔は中性的で美しい。
「ちょっと~!気合い入れなさいよアンタ!」
少女もまた只者ではない力を感じる。亜麻色の髪、小柄な身体に似合わぬ特注の全身鎧と身の丈ほどの大剣。

大剣?

蝦反りになり地面に死んだように倒れるレイヴン。膝の上のカフィンがスルスルと顔の所まで滑り降りる。
「あらぁ、な~にレイヴン!こんなとこで一戦おっぱじめたいの?アタシはいつでもオッケーよ♪」
ぐりぐりと脈打つ下腹部をレイヴンの尖った顎に押し当て、レイヴンの股間を弄るカフィン。
「・・・・ヤバい」
「もぉ、何がヤバいの?いいじゃない。みんな自分達にラブラブで目なんか行かないわよ!」
さらにレイヴンの鼻先に下腹部をぐりぐりと押し当てるカフィン。甘く粘る淫靡な香りが鼻を覆う。
あまり表情の変わらないレイヴンの顔が濁り、ビクッと震え一気に額に汗を噴き、目を皿のように丸くした。
「ん?どうしたの?お姉さんのエッチな匂いでちんちん硬くなっちゃったの?オホホホッ」

「カフィン・・・・?と・・・・レイヴン?」
聞き慣れた幼い声にカフィンが振り向くとそこには先ほどの胴鎧の青年と全身鎧の少女が覗き込んでいる。
「・・・・あ゛゛゛゛ぁぁぁっっっ!!!!ノッ!ノエルゥ~!!!!!!」
「!!うわぁぁぁぁぁぁん!!会いたかったぁ!!どうして居なくなっちゃったのぉ!!」
少女、元カフィンとレイヴンのパーティのリーダー『無限の魂』ノエルの姿。
カフィンに抱き着くと、涙し矢継ぎ早に自分の感情を訴えるノエル。ああよしよしとその頭を撫でるカフィン。
「あ、久しぶりです・・・・。カフィンさん。レイヴンさん」
「や、やあ・・・・・久しぶりだね、ヘッセリンク」
そして、もう一人。無限のソウル『神殺し』ヘッセリンクの姿。
意外な出会いに固まる二人と対照的に、ノエルの涙を手で拭うカフィンは自身も涙を少し浮かべながら笑った。


185:二人のたくらみ、その後4(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:51:27 BUEdxoVz
「本当、ナーシェス。寂しそうでした。」
「へぇ。アイツも馬鹿だねぇ。折角竜王様の小間使いから離れたのに、まだあんな穴ぐらに引き蘢ってんの」
「ええ、僕からも一緒に行きましょうって言ったんですが、竜王の側を離れたくは無いって・・・・」
「・・・・だろうな。奴らしい。そもそも、その竜王を殺した人物と旅など出来ないだろうね。」
そこでヘッセリンクは気不味そうにベットに倒れる。レイヴンからにやりと笑みが漏れる。
「意地悪言って悪かったよヘッセリンク。でも、嬉しいよ。君がノエルと一緒に居てくれて。」
「そそ、アタシ等の作戦ドンピシャよ!バレちゃったから言うけど狙ってたんだから~」
「そんなぁ、最初から言ってくれればよかったのに、レイヴンもカフィンも意地悪!」
「うふふっ、イイじゃない。結果が全てなんだからさ。今はボウヤとよろしくやってるんでしょ~」
笑顔のヘッセリンクとはにかむノエル、二人顔を見合わせると手をベットの上で重ね合う。
「はい。僕にまかせて下さい!それより意外でした。レイヴンさんとカフィンさんも良い感じで。」
にんまりとレイブンに目配せするカフィン、それに気付き首をコキコキと鳴らしリアクションしないレイヴン。
「さっ、今日は久しぶりに会えたんだからさ!でっかい部屋も借りたことだし朝まで仲良くしましょ!」
「あ、カフィンもお風呂?わたしも行く!」
「ウフフフッ、久しぶりね一緒のお風呂も。毛生えた?おっぱい大きくなった?」
部屋を後にする二人を見遣り、レイヴンはヘッセリンクに真顔で語る。
「本当は・・・・。心配だったんだ。ノエルが悲しんでいないか。」
「・・・・安心して下さい!僕が絶対ノエルを幸せにします!」
真顔で真摯に応えるヘッセリンク。それを聞き、レイヴンも穏やかながらも少し寂しそうな笑顔を浮かべる。
「・・・・今の返事を聞いて、安心したよ・・・・。本当に。本当に頼むよ。」

「?ハァ!?何馬鹿を言ってるんだお前は!?」
「だからぁ。ボウヤに前から『お礼』するって言って有るからさ、この際ってことで。」
湯上がりのカフィンとレイヴンの口論が廊下に響く。
「この際も何も、お前はノエルとの仲を引き裂きたいのか!?」
「あらやだ。言うわねぇ。さっきお風呂でノエルとも『淑女協定』結んで来たわよ!」
「な・・・・。」
「アタシさ、約束破るのイヤなのよ。いいじゃない!ソウルイーターん時やアンタの昔のお仲間の時も
 アンタだってボウヤに世話んなったじゃない!自分の女を勇者様の慰みに差し出すと思えばさ!」
「・・・・それを・・・・ノエルが認めたと言うなら・・・・俺は否定しない・・・・。」
「フフフッ。そんじゃあ隣の部屋に鍵掛けとくから・・・・アンタも。頑張ってね・・・・。」
意味深に微笑むカフィン。部屋に入る瞬間にレイヴンに向かってウインク。


186:二人のたくらみ、その後5(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:52:07 BUEdxoVz
ややあって、湯上がりのノエルが部屋に戻って来る。
淡いピンクに色付く四肢を露出させ、部屋着の薄いキャミソールを湯上がりの肌にぴたりと張り付かせて。
「やあ・・・・。」
無言で怯えたように微笑むノエル。まだ成長しきらない胸、肌の上で玉になり弾ける汗。
キシッ。無言のままレイヴンの座るベットの横に腰を下し、うつむきながら、顔を桜色に染めていた。
「あの馬鹿から話は・・・・聞いたよ。」
こくり、と下唇を噛みながらうつむき頷くノエル。
「・・・・俺が言うべき事ではないけど、奴から頼まれたんだろ?ノエル、無理しないでくれ。
 何なら今向こうの部屋に行って引っ剥がしてくるよ・・・・。本当、無理しないで・・・・」
ふるふる、と下唇を噛みながらうつむき首を振るノエル。
「わたしから・・・・お願いしたんだ。」
少し仰け反るレイヴン、その姿を見てレイヴンの膝に手を置くノエル。
「な、別にそんな、奴の戯れ言に気を使う必要無いじゃないか・・・・どうして・・・・」
「違うの。わたし・・・・わたし・・・・どうしても、レイヴンにお礼がしたくて・・・・」
「お礼・・・・?」
瞬間、飛び跳ねるようにノエルがレイヴンの唇を奪った。
「あの、わたし、寂しかった!レイヴンもカフィンも居なくなって、ナーシェスも。それで、
 お礼も出来なくて、いつもわたしを守ってくれた優しいレイヴン。本当に、あの・・・・」
次第にえずきだすノエル、ヒグッ、ヒグッと喋れなくなるくらい息を切らせ、涙を浮かべる。
「こんな、お礼の、仕方しかできないけど、レイヴン、私の気持ちを、心を、受け止めて下さい!」
熱い肌、熱い腕、熱い太腿、熱い吐息を絡め抱き付く。真意を解しレイヴンも背中に手を置く。
初めて心の底から守りたいと思った存在。殺める事以外知らなかった男に命の煌を与えた無垢の瞳。
今、抱擁の中で互いに想い人が居ながら、一夜限りの伽を訴える。
(カフィンは、この事を言っていたのか・・・・)
泣きじゃくるノエルの唇を優しくレイヴンの答えが包むと、キャミソールの肩紐に指を滑りこませた。

「レイヴン、上手くやってるかなぁ」
「あっ・・ハァ、ハァ、あの、カフィンさん。何かいいました。」
寝そべるヘッセリンクに淫魔のように跨がりながら腰を捻り上下させるカフィン。
「んん。何でも無いわよ~。ボウヤ?どうお礼の味は。気持ちイイ?もっと可愛い声聞かせてネ♪」
舌をぺろんと出すカフィン。情けなくそして艶っぽく口を半開きにするヘッセリンクの口腔に唾液を垂らす。
「ぅん・・・・。気持ちいい、です。」乙女のように甘い喘ぎ声を漏らす。

187:二人のたくらみ、その後6(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:53:14 BUEdxoVz
ダンッ!!壁に何かが叩き付けられた音。
その音にビクッとする二人。そして、音がダダダダダダッ!!!!と殴打する音に変わり、
鍵を掛けたはずのドアの蝶番が粉砕し前のめりに倒れ、暗いドアの向こうに羅刹のような影が浮かんだ。
「!!!!!ヘッッズゥヴェリィングゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!」
羅刹の影の怒轟。基い、オーガの容貌を浮かべた全裸のレイヴンが叫ぶ。
そして、その身体にひしと抱き着く全裸のノエルの尻を片手で抱え、ベットの二人に歩み寄った。
「なぁ!?レイヴン、アンタ何して!!ちょ!!ノエルに何してるんだよ!!」
「黙れっ!!貴様こそノエルに何をしたっ!!返答次第ではこの場で屠る!!」
「あっ!アンタこそノエルに何したダヨ!?僕の恋人に!!」
キョトン?と謎のいがみ合いを眺めるカフィン。
「あ、ごめんなさいボウヤ。レイヴンとノエルのは色々ワケ有りで、言わない方が良いかなって・・・・」
「カフィン(さん)は黙ってろ(て)!!」
キュッと膣に力を加えるカフィン。その快感で勢い無くへろへろ寝そべるヘッセリンク。
「ちょっとちょっと!!ボウヤが怒るのは解るとしてさぁ。アンタは何を怒ってんのよ~」
無言で鬼の形相を保ったまま直立不動のレイヴン。見ると、抱えるノエルがゆさっゆさっと蠢いている。
命の煌を与えた無垢の瞳、は両眼にはもう無く、穢れと快楽に染まる濁った瞳で躍動するノエル。
「あっ、ああ~�・いもじぃぃ(気持ち良い)へ~ぶんもっとひんぼついて~♪(レイヴンもっと突き上げて)」
上の鬼を見遣り、目の前の変わり果てた色情魔を見遣り、そして、八の字に歪めた眉でヘッセリンクを見遣る。
「・・・・ナニしたの・・・・・・?」

「れね~♪へっへいんくさんにね~。おまんごににせひんぽいれらりてわんわんのまねさせられたり~�・」
ゆさゆさとレイヴンの上で小さな尻を欲望任せに振るうノエルを中心に、車座に集まる4人の座談。
「らとね~★わんわんのかっこうでねおそとでおひっこさせらえたぃね♪おひりほじほじさぇてうん」
ビタ、とカフィンの手がノエルの口を覆う。その掌をぺちょぺちょと舐めるノエル、だったハズの存在。
「ボウヤ。凄いじゃない。まるで物狂いみたいよノエル。」
白い顔が月明で一層白く染まり、即座に命を奪わんとせん鬼女のごとく静かに怒り震えるカフィン。
「・・・・まあ、他人の、情事に、俺達が、口出しする、権利なぞ、無いんだろうが。」
土色の肌を赤銅色に熾らせ、すでに二人ほど突き殺してきた荒ぶる牡牛のような形相で諌めるレイヴン。
「・・・・あんまりじゃぁ無いか!?」
「あ・・・その、レイヴンさんもカフィンさんも、お、落ち着いて。」
「えーぶん★もっとびんぽうごかひて~♪のえぅひぇぶんだいしゅぎぃ~�・」
ベットに手をつき、サカリのついた雌犬のように腰をくねらせ、小さな尻が産む快楽でレイヴンの顔が少し緩む。
「あの、普段からこんなんじゃないんだ、ホント、夜だけだよ。僕だってこんなになるなんて・・・・」
「こんなになるなんて、で、外に裸で連れ回したり、縛り上げて犬の真似させて辱めたりしたのね。」
月夜の闇にぎらりと光る赤い瞳。その瞳に怯え、正座で縮こまるヘッセリンク。
「は、はい。すみません。でも、でもノエルを愛してるってのには変わりないです!ホントです!」


188:二人のたくらみ、その後7(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:54:03 BUEdxoVz
・・・・・・・静寂に、ぺちょ、ぱちょ、と濡れた肉のぶつかる音と子犬のような吐息だけが響く。
「・・・・わーかったわ。アタシ等がボウヤ達のお勤めに口出す筋合いも無いもんねぇ。」
「・・・・ああ。」
「あ、ハハハッ。なんか、興醒めしましたよね・・・・今日はもう寝ません????」
なんとか言い繕ってこの場を逃げようとするヘッセリンクの肩をグイっと抑え、
「あらヤダ『ヘンタイ』ちゃん。まぁだ夜は始まったばかりよぉ。」と耳もとで囁くカフィン。
「ウフフ。アタシ達のノエルをこんなにしてくれたお礼もしてあげなくちゃあねぇ。でないと不公平ね。
 ノエルと一緒にボウヤにも、エルズの先からはざまの塔まで観たこと無いトコ連れてったげるわヨ♪」
赤い瞳が燃え盛る炎のように染まり、ぞわり、と背に悪寒が走り、動けなくなった。

枕に顔を埋め腰を浮かせて俯せるヘッセリンク。浮かせた尻の双丘にカフィンの細長い舌が蠢く。
カフィンが怖くて動けない。レイヴンも怖くて動けない。何より今与えられる快楽で動けない。
くちゅ、むちゅ、と今まで誰にも弄ばれたことの無い「器官」に指で舌で突かれる悦楽。
「はぁっ、ぁっはぁっ」ヘッセリンクの声のオクターブが高まり、女そのそもの吐息へと変わる。
「んー、むちゅ・・・・・んどう?ボウヤ?ちんちんよりも気持ちいいでしょ~。」
舌を離しても器用に指をくねくねと蠢かせ、ヘッセリンクを導くカフィン。
「もぉ・・・・ホント、許して下さい。イキそうです、駄目です。もぅ・・・・・あぁぁぁっ!!」
カフィンの余った手がヘッセリンクの乳首をにじりと抓り上げ、細い悲鳴を漏らす。
「イクなら勝手にイキなさいボウヤ。アタシはポコチンに触る気は一つも無わよ。世の中甘く無いの。
 ボウヤは責めるのが好きだった癖にこういう嗜好も有るのねぇ。可愛いんだからぁ。」
ぼた、ぼた、と情けなく性器から溢れるカウパー。水上げされ初めてを味わう娼婦のように枕を噛む。
「どう?『おまんこ』の味は。気持ちイイでしょ。今、可愛い可愛い女の子にしてあげるからネ。」
いつの間にか、カフィンの腰には男性器のハリボテが装着され、そそり立っていた。
「そこで問題です。ボウヤは今どうして欲しいでしょうか??」
ぐりぐりとヘッセリンクの尻に其れをあてがうカフィン。
「・・・・うぅっ。あ・・・・え?」
今度は両手で両乳首を抓り上げる。溜まらず嗚咽を発するヘッセリンク。
「言わないとずーっとこうよ?シタいんでしょ?あと、喘ぎ声は『あん』と『きゃん』意外認めないわよ」
「いっ・・・・・入れて・・・・・欲しいです・・・・」
「どこに?はっきり言いなさい?」
躊躇するヘッセリンクの乳首がカフィンの指握で潰され、行き場の無い苦しみと快楽が思考を狂わせた。
「お・・・・おまんこに」
「ん?ボウヤは男の子なのにおまんこがあるんだ、ヘンタイねぇ。でも何処のおまんこ?言ってごらんなさい」
「お尻、お尻のおまんこです。お願いします。入れて下さい。」
「フフフッ。よーく出来ました『子猫ちゃん』ご褒美よぉ」


189:二人のたくらみ、その後8(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:54:42 BUEdxoVz
ズンッ。ヘッセリンクの直腸、ではなく、女性器が炎の柱に貫かれた。
今まで、カフィンが吐いてた台詞と同じようなことをノエルに吐いていた自分が、悦に狂わされたという事実。
狂わされ「んっっ!あんんっっ!!」と女のように喘ぎ尻を犯されるヘッセリンク。
その姿を見て「流石に気の毒だな・・・・」と同情するレイヴン。
そして、もう一人の『気の毒』が彼の膝の上で絶頂を迎えていた。
「うっっぁっっっぁぁ♪いぐぅぅ!!へーぶん★のえぅあっちにいっぢゃう~�・」
恐らく、相当前からアッチに行っているノエル。千年の恋は醒め・・・・無いが、あまりに気の毒。
ガクガクと腰を震わせると、じわりと愛液が溢れだし、白目を剥き鼻水と涎を吹き出して、果てた。
が、直ぐに復活。違う意味で千年を見通した目のノエルがレイヴンの性器に今度はアヌスをあてがう。
「えーぶん★こんどおしりぃ!!いっぱいおかんちょおしでっ♪」
レイヴンがリアクションを取る取らないの前に、ノエルの尻がレイヴンを飲み込んだ。
今まで我慢していた絶頂に達しそうになるレイヴン、アヌスのきゅんきゅんと締め付ける感覚。
「ノ・・・・ノエルッ!だっ・・・・駄目だ、こんな、間違ってる。ヤメ・・・・」
「だめぇ♪のえぅのけつでへーぶんぴゅっぴゅするまでやめなぃよぉんっん�・」
ドクン。我慢の限界がノエルの腸壁を覆う。汗がつらつらとレイヴンの顔を伝い、虚無感に包まれる。
「あはぁ★へーぶんせ~しでたぁ★のえうのけつでいったったぁ�・おかんちょきもぢいぃよぉ!」
「・・・・もう、辞めよう。ノエル。そんな言葉吐かないでくれっ!!」
少し涙を浮かべるレイヴンにかまわず、また腰をくねらせだす。
「だぁめぇ★のえうまだおひりでいってなぃもん!のえぅもぴゅっぴゅするまでやめなぃよぉんっあ�・」

阿鼻。叫喚。

過去の絶望とはまた違う、自らすらも飲みこまれてしまいそうな退廃的で淫靡な絶望。
四つん這いになり腰をくねらすノエルの小さく細くいやらしい背中を見ないように、顔を手で覆う。
「・・・・レイヴン、アンタもさ、意地はってないでコッチ来ればいいのよぉ。」
同じく四つん這いになる、ヘッセリンクという名の『女』を責め立てるカフィンの声。
「見てボウヤを!すっかり女の子よ!いつかアンタにも味あわせたげるね。アタシの男は皆体験してるのよ」
一瞬。赤鎧の巨躯を駆る老戦士の姿が眼底に浮かんだが、レイヴンは敢えて其れを無視した。
「ンッ!あっ・・・・アッ・・・・あんんっ!!んっ・・・・・」
ヘッセリンクはもう、彼の『女性器』と『男性器』が交差する快楽で女の其れと変わらぬ声で喘いでいる。
神をも殺した魔剣士。世界を平和へと導いた勇者。様々な女性との浮き名も馳せた美丈夫。は留守のようだ。
「見てぇ。ボウヤも、それにノエルも幸せそうじゃない。肩肘張らずに幸福を満喫してるじゃない♪」


190:二人のたくらみ、その後9(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:55:28 BUEdxoVz
また、ヘッセリンクの白濁がベットのシーツを汚した。
「あらボウヤ。またおまんこが気持ちよくて潮吹いちゃったの?駄目ねぇ」
「は・・・・はぃ。ぼくぅ・・・・わ、わたしはおまんこが気持ち良くて射精しちゃうヘンタイです」
その阿呆なやり取りを悲し気に望むレイヴンと、にへらへらとにやけて気をやるノエルの躍動。
這い這いとノエルはヘッセリンクに歩みよる。互い目を合わせる。
「へっへぃんくさん�・かわいぃ♪すごいえっちらよぉ♪らいすきぃ�・」
「ノ・・・・ノエルゥ・・・・・」
レズビアンのように、四つん這いで互いに身体を弄ばれながらも、二人だけの空間のごとく唇を重ねた。
「見てよ。二人とも、凄い嬉しそう!」
「・・・・」
「アタシさ、幸せならどんな形だって幸せなんだって思うのよ。ビビって目の前の幸福逃すなんて馬鹿よね」
「・・・・」
「ボウヤも、ノエルも、喜んでくれるならこれも幸せの形で、いいじゃない。それにアタシ達も。
 真夏のって真夏じゃなわね。初夏の夜の夢ってことで、幸せの夢に溺れていられるなら、それでさぁ」
「・・・・」
「ねえ、レイヴン。アタシ達も、チュウしましょ。」
窮屈そうに背と首をレイヴンの方に伸ばすカフィン。唇を尖らせて目を瞑る。
・・・・無言で、レイヴンもカフィンの唇に応えた。濡れた舌を絡め。短いながらも愛を確かめあった。
薄目を明け、カフィンの顔を確認しようとするレイヴン。
ガキュウウウウウウウウウウウッ────
赤い眼が輝き、レイヴンの漆黒の瞳から右脳と左脳へと稲妻のような波動が押し寄せた。
世界が・・・・回る。
「・・・・アンタもさ、たまにはいいじゃない。一緒にアッチ行こうよ、アタシの彼氏なんでしょ。お願いよ」
精神を操る魔法?それとも快楽にふけさせて従僕させる魔法?とにかく心を砕かれたのは事実。
唇にまた柔らかい感覚。赤い瞳。「好きよ。レイヴン」と言葉が耳に粘り、世界が1080度回転し記憶が飛んだ。

───次に硝子体から脳へと飛び込んだの物は、眩しい光。
朝の日射しが、穏やかな輝きを放ち、浅黒い肌を晒し全裸でベットに寝そべるレイヴンの身体を照らす。
首を少し傾げると、レイヴンの股間ですやすやと眠るノエル、俯せに死んだように眠るヘッセリンクの姿。
そこで、「・・・・こちらが現実なのか!?」と焦燥感に包まれ、レイヴンは起床した。


191:二人のたくらみ、その後10(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:56:07 BUEdxoVz
明け方の悪夢は見なかったが、昨日の夜の記憶も無い。悪い酒でも呷ったか?断片的な記憶を紡ごうとする。
ノエルも裸。ヘッセリンクも裸。確か、昨日、カフィンと廊下で口論になり・・・・?
───潤むノエルの瞳。汗ばんだキャミソール。
───小さな躍動、果てても消えぬ悦楽のような絶望。
───カフィンの嬌声。優しい唇。
───唇を交わす、白い肌と薄桃色の小さな体、その姿を眺めながら何故か自らにも、絡む『舌』
───股間でぎこちなく唇が蠢く、長い睫毛の『黒髪』の女。キャラキャラと笑う少女と女の朧な影。
───ボルダン女のような美しく隆起した筋肉を描く背中。汗で濡れる後ろ髪。愛おしく絡む肉壁。
───「レ・・・・レイヴンさん・・・・わたし、おまんこでイッちゃ!!」
紡いだが、何かが自分を邪魔して、いや自分を「守ろう」として、記憶はそこで途切れていた。
・・・・商売女でも雇ったのか?いや、違う、とにかく何か危険な橋を渡らされたような・・・・。
「おっはよ~!レイヴン!」
カフィンが壊れたドアを背にすでに支度を済ませて立っていた。
「さ!今日も元気に頑張りましょ!ってかアタシがアンタより早く起きたの初めてよね??」

「じゃあ、寂しいけどここでお別れね。ノエル、道中気をつけるんだよ」
「ハイ!カフィンも、レイヴンも気をつけて!また会おうね!」
「うん。ノエル。アルノトゥーンに行くんだったね。しっかりな。それと・・・・ヘッセリンク」
目を伏せていたヘッセリンクがレイヴンの声でビクリと震え、顔を真っ赤に染め長い睫毛を濡らせ目配せた。
「・・・・昨日のこと、何が有ったが俺も覚えてないが、もし迷惑をかけたのなら済まない。
 ノエルのことは頼んだよ。昨日の約束は俺は忘れていない。キミ達の活躍と約束、どちらも期待してるよ」
耳まで真っ赤に染まるヘッセリンク。その姿に、何か場違いなことを言ってしまったかなと不安になる。
「は・・・・い。わた・・・・・僕頑張ります・・・・・。」
するりとその肩にカフィンの手が伸び、またビクつくヘッセリンク。
「ホント、ボウヤには頑張ってもらわないとね。ノエルにアレ渡しといたから夜はいつでも変身できるわヨ」
小さく頷き、頬を燃やすヘッセリンクを、ノエルは不思議そうに見遣り。解らないがとりあえず微笑んだ。
昨日の記憶はカフィンとヘッセリンク以外には無い。ノエルは夜ならば思い出せるが。


192:二人のたくらみ、その後11(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:56:43 BUEdxoVz
「そ~んじゃ~ね~!!また逢いましょ~!!」
揺られる馬車の中のカフィンとレイヴンに、元気に手を振るノエルと頬を染め小さく手を振るヘッセリンク。
その姿がやがて小さくなっていき、地平線から消え。またいつもの二人の一日が始まる。
むふふと笑うカフィンに、何だと問うレイヴン。記憶が無いなら何も無いのだと心は既に旅先へと向かう。
「アレらし~わよ~。男がね。男と男の営み覚えちゃうと抜け出せなくなるらしいわよ~」
「そうか」
「まして、男のオンナノコの身体だったら尚更らしいわよ~、特にオンナノコの方がぁ♪」
「そうだな」
「あ、そうそう、アタシ先に起きたついでにギルドで仕事請け負ってきたからね。」
手配書を渡され確認する・・・・。タレモルゲ・・・・・竜王の島・・・・・。
「おい、何でこんな誰の為にもならない仕事を?そもそもタレモルゲなら乙女の鏡ので良いだろ?」
「んまぁ、言うわね~。少なくとも一人くらいの為にはなるってもんよ!」
「誰のだ?酒屋のか?それなら行方不明や魔物の討伐の方がよほど役に立つだろ」
「竜王の島の洞窟で、一人でウジウジして引き蘢ってる馬鹿を引きずり出すくらいの役にはさぁ」
たなびく金髪の賢者のことを思い出す。そう言えば、昨日ノエルが、奴は竜王の島に居ると・・・・。
「アイツ、今まで沢山の人を不幸にしてきた。竜王様の意志って奴で。でも結局アイツだって縛られていた。
 その呪縛から離れたのに、アイツはずっと存在しない鎖に縛られてる。流石に不憫だなってさ・・・・」
「しかし・・・・奴の自由だろ。そもそも歴史を良いように改編させてきたのに今さら・・・・」
「違う。血とか、信奉とか、宿命とか、時代とか、そういった物に縛られて生きていくなんて間違ってる。
 アイツには1300年分の償いをする『権利』が有る。だから、ゴメン。上手く言えないわ・・・・」
血、時代、それに縛られて。抜け出せず散華した『孫』の姿。脳裏で呪い恨みつらんだ断末魔が聞こえる。
少し悩み。カフィンの顔色を見て、レイヴンはカフィンの手を繋いだ。
「・・・・そうだな。俺も、奴のいじけたツラに一発お見舞いしないと気が済まん。」
曇った表情のカフィンが、その言葉を聞き、少しだけ笑顔が戻る。
「・・・・お前の手は、温かいな」
握られた手を指一本一本重ね、冷たい手が温もる手と絡まり合う。
「・・・・あったり前じゃない!アタシの手が温かいのは、
 他人の為に一生懸命働けるアンタの手を温めてあげる『強さ』の証なんだから!」
いつもの笑顔が戻り、赤い瞳がまた輝きを戻した。
優しく頷くレイヴン。その姿を見てまたいつものカフィン節で場を盛り上げる。
「全く、昨日今日生れたガキんちょと一緒にしないで!アタシが何年生きてると思ってんのよ!」
「120年」
「そぉ~、ひゃくに・・・・って何!歳のこと言わさないでよ!」
「先に何年生きてるって行ったのはお前だろ」
「んもぉ~可愛く無いわねぇ!!」

ゴトン。ゴトン。荷馬車は揺れ、空は希望色に染まり。世界は平和に包まれていた。



193:名無しさん@ピンキー
06/06/26 02:58:43 BUEdxoVz
でけました。
男色は御法度と聞いたのであえて挑戦した捻くれもんです。
あと私信は控えるべきなので自分の寸評はなるたけ書きません。
また長くなってしまいました。ごめんなさい。
そして、叩かれても楽しいのであんま気にしない鈍感な人間です。
おやすみなさい。

194:名無しさん@ピンキー
06/06/26 05:07:29 9IygsNZm
('A`)

195:名無しさん@ピンキー
06/06/26 05:51:55 mG44y7LJ
ふっきれてますね~
でもごめん、はっきり言って面白くない
エロパロのことはエロパロでっていうのは賛成なんではっきり言うけど
エロとか男色ネタ以前の問題、文章がなんか思いつきで書いたっていう位単調
台詞ばっかりならべられてもなあ
場面場面がご都合で強引に移り変わってるし

もうちょっと文章を整理、推敲してくれないと
「はぁ、そうですか」としか言えないです



196:名無しさん@ピンキー
06/06/26 09:34:52 9cajpcnN
('A`) ナンデキミハ アブラムーシ

197:名無しさん@ピンキー
06/06/26 10:01:23 +7sQu1iB
>>193 乙です!

こんなレイヴンも良いですな。
まじめそうなのに、ノエル調教しちゃってる主人公とか。
カフィン姐さん最凶!さすがじゃ・・・。

198:名無しさん@ピンキー
06/06/26 13:28:25 d4PiOtsy
ちょっと待て、女に掘られる男は「男色」のカテゴリには入らないんじゃ

199:名無しさん@ピンキー
06/06/26 19:28:58 GT3QQWzG
>>198
男主じゃなくてレイヴンのことでそ。>>191参照

>>193
乙です。ああいう展開でああいうオチが付くとは…w
ノエルPT-傲慢+男主というチョイスがヨカタ。GJ!

200:名無しさん@ピンキー
06/06/26 20:05:41 JZMBeqOz
あらら、頑張ったけど駄目ですか。残念。

201:名無しさん@ピンキー
06/06/26 20:21:55 Q18znDin
褒めてくれてる人もいるだろうが…駄目な意見だけ拾う神経が分からん。
個人的にナーシェスがただの悪者で終わってないのが良いとオモタ

202:名無しさん@ピンキー
06/06/27 08:14:32 Ftw9vxdZ
そりゃ195みたいに断言口調で全否定されたら
誉め言葉もお世辞かフォローのように見えるよなあ。

ここまで否定する神経の方がわからんよ。

203:名無しさん@ピンキー
06/06/27 09:45:49 41OGgNke
そんなに酷い事書いてあるとは思えないけど

204:名無しさん@ピンキー
06/06/27 13:58:53 Z2xKxSLn
スマソ、俺頭悪いのかもしれんけど
何処が「男色」?
レイヴンとヤッたのはノエルじゃなくて実はヘッセリンクだったってことか?
その辺がよくわからなかった。

205:名無しさん@ピンキー
06/06/27 16:29:51 LZaqdgfG
批判するのは構わないと思うんだけど
とにかく叩きたいという心情が有る様に見える>195

批判するなら建設的に行こうや。

206:名無しさん@ピンキー
06/06/27 16:35:23 5avDXlCe
なあなあおまいら。
インフィニットの戦闘シーンとかのキャラグラフィックって
劣情を刺激してくれますか?

207:名無しさん@ピンキー
06/06/27 17:14:18 IDB9tShy
女主のナックル勝ちポーズはヤバイと思います

208:名無しさん@ピンキー
06/06/27 20:30:31 Y3epUnYm
>>204
yes.カフィン姐さんから性転換するアイテムを貰って
ヘッセリンクがオニャノコに変身したらしい
カフィンなら確かに持ってそうだwww

209:名無しさん@ピンキー
06/06/28 01:54:49 /oZoHitH
>>205に同意だな。ここが2chなのは勿論承知だが、もし良好なスレにした
いってのがあるなら、言い方ってものがある。少なくとも、>>195は宜しくない。

>>206
女主のダブルブレードの勝利ポーズが良い。あれで女主好きになったねぇ…。
対してエステルのグラにはポカ-ンダタヨ。好きなキャラだったから尚の事。

210:名無しさん@ピンキー
06/06/28 02:31:23 C83C1309
レーグ×女主で初めてss書こうと思ってるんだけど
ss書くのって端で見てるより難しいな、本当に…
レーグの下半身の布って腰布って言い方でいいんだよな?それともふんどし…

てか10行書くのに1時間以上掛けてる俺って…一体…

>>206
女主の下半身(;´Д`)あとレーグの下半し…

211:名無しさん@ピンキー
06/06/28 02:59:28 4cflBHW9
好きなように書けばヨロシ

212:名無しさん@ピンキー
06/06/28 06:51:57 JMVoduhM
>>206
フェティ様の魔法詠唱

213:名無しさん@ピンキー
06/07/01 00:53:21 QSHjydMD
違う所で、小学生の作文、というクダリを見てその通りと思いちょいと凹んでました。へろへろへろ。
でも色々と文章の勉強になったので、よかったです。ありがとうございました。

214:名無しさん@ピンキー
06/07/01 08:31:46 FZGSWZxi
ヌルー基本とはいっても、たたきにはへこみますよね。
こりずに新作期待>>213

215:名無しさん@ピンキー
06/07/01 16:01:15 CynhtKMX
>>193 今更ながらにGJ!
ただキャラの口調、キャラ台詞が滑らかではなくて苛ついた所あり。
癖なのかな、台詞冒頭に「あらあら、」「おやおや、」「おいおい、」入れるの。
でも調教されたノエルに憤り悲しむレイヴンが好みだ。

216:名無しさん@ピンキー
06/07/03 22:15:09 IArI4pdj
ほしゅ

217:名無しさん@ピンキー
06/07/06 08:24:28 Zr9/Y0AL
まじやばい?

218:名無しさん@ピンキー
06/07/08 16:07:33 X/d55T09
ほっしゅー☆

219:名無しさん@ピンキー
06/07/10 18:09:31 fLs8Cvrn
HAHAHAHAHA

220:名無しさん@ピンキー
06/07/11 04:00:44 nZnAoNRZ
保守

221:名無しさん@ピンキー
06/07/12 15:33:47 udOCsDbH
ほす

222:名無しさん@ピンキー
06/07/15 08:39:50 A0Ih5ygD
ほしゅ

223:名無しさん@ピンキー
06/07/17 05:09:28 oGmZHSQ1
樽が逝く!

224:名無しさん@ピンキー
06/07/19 22:45:15 q7CAOG5S
保守するだ

225:名無しさん@ピンキー
06/07/20 19:19:02 Eb1J9A7n
ほしゅたーる

226:名無しさん@ピンキー
06/07/20 19:33:08 jenqCrBl
男主×死神三姉妹を構想中なんだが、需要ってあるかな?
馬鹿路線でだけど

227:名無しさん@ピンキー
06/07/20 19:46:14 qwsvxVXg
はいはい!どんとこーい!!

228:名無しさん@ピンキー
06/07/20 22:27:00 vjUci7yr
>>226
うpしてくらはい
はらへった

229:名無しさん@ピンキー
06/07/20 22:43:23 h197ElV+
お姉ちゃんage待ちしちゃうぞー♪

230:名無しさん@ピンキー
06/07/20 23:20:28 auITcQk7
おう、待ってるぜ

231:226
06/07/20 23:54:38 JjenzlYG
需要は…あるっぽいね。今、長女(ザギヴ)編書いてるから暫しお待ちを

232:名無しさん@ピンキー
06/07/23 00:57:48 GVRW1z1H
来ない・・・。

233:名無しさん@ピンキー
06/07/23 08:02:59 LroNRFKK
だから予告する奴は嫌なんだよな。
確認しなくても書き終わった時点で落とせばいいっつの。

234:名無しさん@ピンキー
06/07/23 15:37:06 D39kfyu0
落とす前から文句とか、書く気も失せるよな。

235:名無しさん@ピンキー
06/07/23 17:07:06 wbvpWvDy
なぁに、少し待たされるくらいかえって耐性がつく。

236:名無しさん@ピンキー
06/07/25 23:57:15 F7plIw44
ぶひ

237:226
06/07/27 11:31:40 3dy2iYdK
取り合えずザギヴ編は書き上げたが…かなりのやっつけになった。
しかも長いだけの駄文的な代物だ。内容も厨臭くて痛い。
今更になって怖気付いちまった…

238:名無しさん@ピンキー
06/07/27 11:34:15 +azvDFLL
一体どれだけ待ったと思ってるんだ
クッ、クズがああああ!

239:名無しさん@ピンキー
06/07/27 11:35:41 HHRQx/94
樽様乙

>237
いいから投下しる

240:226
06/07/27 12:00:40 3dy2iYdK
ちょっと待て。良いのか?A4で39ページはあるぞ?
スレを消費し過ぎてヤバイ気がするんだが

241:名無しさん@ピンキー
06/07/27 12:19:41 A8GqUmNy
txtファイルでどっかのうpろだに上げてリンクを貼るのはどうよ

242:名無しさん@ピンキー
06/07/27 13:26:12 9zpwOHZG
>>240
誘い受けばかりで気持ち悪いっての。
237だけならスルーするがそんなことぐらい自分で決めろよ、苛付くなあ。

243:名無しさん@ピンキー
06/07/27 16:02:03 qNuE6gNj
荒れてきてるぞ
もちつけ

244:名無しさん@ピンキー
06/07/27 17:01:08 k02fLMfO
>>240
ロダに上げるのが一番いいんじゃないのか。
或いはエロシーンだけここに投下とか。

245:名無しさん@ピンキー
06/07/27 19:39:52 CKrtF98r
ここで流れをぶったぎって短編の闇落ちユーリスもの投下。
えぐい表現はない(と思う)けどバッドエンドなので苦手な方は注意。
あと能天気なユーリスが好きな方も注意。

246:闇ユーリス×男主1
06/07/27 19:40:53 CKrtF98r
こんこん。

まだ陽の昇りきらない薄暗い時刻、宿屋の一角で控え目なノックの音が響く。
ノックされた一人用の狭い個室には寝ている男が一人。

ごんごん。

またノックの音。今度は先ほどよりも少し強い。
しかし、旅の疲れで熟睡しきっている彼―ルロイは目覚めようとしない。
「ルーローイーさーまー」
ノックしていた少女がドアに声をかけた。
ふわふわの金髪にリボンをつけた、人形のような顔立ちの少女である。
その声を聞いてルロイはようやく目を覚ました。
眠い目をこすり、時計を見て一瞬眉をしかめるとゆっくりした動作でベッドから出る。
「ルロイ様ーってば!!起きてくださ―」
「もう起きてるよ、ユーリス」
ユーリスと呼ばれた少女が二度目の声をかけようとした時、鍵が開く音と同時にドアが開いた。
「ルロイ様!!」
ユーリスの目がきらきらと輝く。
髪に少し寝癖のついたルロイが、迷惑そうな顔でユーリスを睨んだ。
「今何時だと思ってるんだ…」
「えーと、4時過ぎくらい、かな?そんなことより、私凄いこと思いついちゃったんです!是非ルロイ様に聞いて欲しくて!」
ユーリスはルロイを押し込むように部屋に入り、後ろ手で鍵を閉めた。
「そんなの同じ部屋のフェティとルルアンタに聞いて貰えばいいだろう…」
「いいから座って話を聞いてくださいっ」
ルロイがベッドに腰掛けると、ユーリスも密着するようにルロイの隣に座る。
今までにないほど近くにユーリスがいることに、ルロイは戸惑いつつも悪い気はしなかった。
その不自然さに気付くほどまだ頭が覚醒しきっていなかったのだ。

247:闇ユーリス×男主2
06/07/27 19:41:26 CKrtF98r
「で、なに、話って…」
「簡単に言っちゃうと、私ルロイ様たちと旅するのもうやめようと思って!」
「…は!?」
驚きのあまり、ルロイは大声を上げると共にベッドから立ち上がった。
「ちょ、ちょっと待て!今ユーリスに抜けられたら困るんだよ!」
「私もうユニオンスペルも手に入れちゃったし、この大陸一って言っていいくらい凄い魔術士になっちゃったと思うの!ずっと私を蔑んできたアカデミーとか、この世界とかを見返す時がきっと今なんだと思う!」
開いた口がふさがらないリロイだが、ユーリスの言う事も虚言というわけではない。
今の自分のパーティはユーリスの魔法に大きく支えられている。
だからこそ、これから闇の勢力と戦わなければいけない自分たちにとってユーリスの存在は必要不可欠なのだ。
「今世界がどんな状況かユーリスだってわかっているだろう…そんなこと言ってる場合じゃないってことも」
「興味ないの、世界がどうなったって」
冷え切ったその声色に、ルロイの背筋がぞっと冷え切った。
「ユーリス…?」
「座って、ルロイ様」
ユーリスは優しく言うとルロイの手を引っ張って座らせた。
「うふふ、ルロイ様はアトレイア様がいるこの世界を救いたいんですよね」
柔らかい手が、腕を這うように上ってくる。
「命がけで助けたお方ですものね…」
するりと顎の下を撫でられる。今までに無いユーリスの蒼く冷たい目に見つめられて、全身に危機感を感じながらもルロイは抵抗することが出来ない。
「!」
次の瞬間、ルロイは全身の力が抜けユーリスに押し倒されていた。
「ルロイ様が手に入らない世界なんて、私、いらないかも…」
何言ってるんだ、と声を上げようとするが喉に力が入らない。
モンスターの声を奪うことが出来る魔法を今自分にかけられているのだ。
しかしいつ呪文を唱えていたのかすらルロイには分からない。
(いつのまにユーリスはここまで魔法の腕を上げていたんだ…?)

248:闇ユーリス×男主3
06/07/27 19:42:00 CKrtF98r
しなやかな指が器用に服のボタンを外していく。
その手がベルトにまで伸びて、下半身の着衣を残らず脱がしていった。
ルロイの男性器を見て、ユーリスが満足そうな笑みを漏らす。
「ルロイ様、とっても大きくなってる…こういうシチュエーションお好きなんですね、きゃっ」
(そ、そんなことは…)
否定しようとするが声が出ないのではどうしようもない。
それに、少女に押し倒されるという未知の体験で自分が興奮しているのは否定しきれなかった。
ユーリスは次に自分の着衣に手を伸ばすと、ためらわずに脱いでいく。
華奢な身体に似合わない大きな乳房が惜しげもなく晒された。
その白くて美しい身体からルロイは目を逸らすことが出来ない。
やがて全て脱ぎ終えたユーリスの秘所からは既に透き通る蜜が太ももを伝って流れ落ちていた。
「ルロイ様…」
ユーリスはルロイの腰にまたがると、自分の乳房をルロイの胸に押しつけ上下にこすり合わせた。
柔らかく暖かいその感触が身体いっぱいに伝わってくる。
乳房の突起が時折ルロイの乳首に触れ、その度にルロイとユーリスは身体をびく、びくと震わせた。
「あぁっ、あぁ…ルロイ様…」
ユーリスの蜜がルロイの下半身をべったりと汚していく。
無抵抗のルロイも次第に理性を失ってその快感に酔いしれる。
ぬちゅ、という湿った音が部屋に響いて、ルロイの男性器が生温かく絡みつくようなユーリスの秘所に入り込んだ。
今まで味わったことにない頭の芯が痺れるような快感に、ルロイはわずかに動く自分の腰を浮かせて快感を求めた。
「ああああっ…ルロイ様、いい、イイです…も、も、もっと私の中に入って、あぁ、そこ、そこなの…」
ユーリスは涎を垂らしながら激しく腰をくねらせた。
次の瞬間ルロイの身体の緊縛が解け、たまらず目の前を揺れる大きな乳房を鷲掴みにして揉みしだいた。
もうルロイの頭には世界のこともアトレイアのことも残っていない。
ただ目の前の快感を貪るように、激しく腰を振ってユーリスの中を求める。
ぐっちゅぐっちゅ、と激しい水音が接続部から響く。
「わ、わ、私ルロイ様に愛されてる!求められてる!あぁ!私も欲しい!ルロイ様の全てが欲しい!」
ユーリスの膣がルロイの男性器をきつく締めあげ、たまらずルロイは自らの精をユーリスの中に吐き出した。

249:闇ユーリス×男主4(ラスト)
06/07/27 19:42:40 CKrtF98r
その全身の力を残らず吸い上げられるような感覚に、ルロイはぐったりとベッドに沈み込んだ。
(な、なんだ…力が入らな…)
「だ、ダメです、ルロイ様…」
荒い息を吐きながら、挿入したままの姿勢でユーリスは顔を近づけた。
「まだまだ足りないの…も、もっと…ルロイ…様…」
そしてそのまま口付ける。ぴちゃぴちゃと舌を絡めながら、腰をうごめかし、両手の親指でルロイの乳首を刺激する。
どうしようもない疲労感と、それを上回る快感に気を失いそうになるが、ユーリスがそれを許さない。
二人の唾液が混ざって、ルロイの口角から溢れていく。
ユーリスはただ緩く腰を揺らしているだけなのに、まるで膣が生きているかのようにぞわぞわとルロイの男性器を刺激する。
たまらずに、ルロイは二度目の精を吐き出した。
今度は一度目の比にならないほどの脱力感がルロイを襲う。
視界はぼやけ、頭は思考が出来ないほどに朦朧としている。
(あぁ、ユーリスが俺の力を文字通り吸い取っているんだな…)
最後の意識の中でルロイはぼんやりとそんなことを考えた。
「あッ、あああーーーー…!!!」
ユーリスも何度目かの絶頂を迎えたが、ルロイとは対照的にその瞳は爛々と輝いている。
「る、る、ルロイ様を全て私の中に…世界は二人のもの…うふふ…あはははははは!!!」
動かなくなったルロイの上で、ユーリスはいつまでもいつまでも腰を振り続けた。



「ルロイー?起きてよ~、寝坊だよー?」
ルルアンタがルロイの部屋の前で大声を出した。
もう15分もドアを叩いているが、ルロイの部屋からは物音もしない。
「あの下等生物はまだ起きなくて?」
フェティが呆れたように様子を見に来た。
「うん…ユーリスもいないし、どうしちゃったのかなぁ?」
「このワタクシを待たせるなんて!まったく信じられないわ!」
二人が騒ぐ部屋の中では、微動だにしないルロイが変わり果てた姿で横たわっていた。
ユーリスの姿はそこにはない。
それは世界の終焉の幕開けとなる、英雄ルロイの変死であった。

-END-

250:名無しさん@ピンキー
06/07/27 19:45:02 CKrtF98r
おしまい。エロが淡白で申し訳ない。

251:名無しさん@ピンキー
06/07/27 20:31:27 QrA1Y4J/
ぐーっじょーおおおぶ!!
>>250
わーい ユーリスだ! かわいいぞ! アトレイアたんに じぇらしーが またかわいい!

252:226、改め音ゲーマー
06/07/27 22:52:16 Z3AlMKmK
どうしてそれに気付かなかったのか…
無駄にスレを荒らして済まん。少し神経質になり過ぎてた

BGMは「ツミナガラ...と彼女は謂ふ」で(男主×ザギヴ)
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

恥を承知で晒し上げてみた。
読む際の注意は…キャラが壊れまくって原型を留めてないかもしれない。
また、馬鹿を目指している過程で、壊れ馬鹿になり、主人公がウザくなっちまった。
誤字脱字のチェックもしてないから読み難いとも思う。

肌に合わない…これはジルオールじゃないと思ったら即読むのを止めてくれ。
所詮は俺のオナニーに過ぎんのだ

>>250
GJ!俺も勢いに乗らせて貰うよ

253:名無しさん@ピンキー
06/07/28 00:46:32 fdzKh+Nj
>>252
改行してくれ、頼むから。

254:名無しさん@ピンキー
06/07/28 01:07:06 TtiUYAsF
>>253
そんなときはテキストエディタにコピペ

255:名無しさん@ピンキー
06/07/28 02:06:35 fdzKh+Nj
>>254
それは投稿前にすべきことじゃないか?

256:名無しさん@ピンキー
06/07/28 04:05:40 mJYYuNGT
偉い読み難いな。解読に結構、時間掛かったぜ。
でも、内容は決して悪くないぞ?何と無く馬鹿路線と言うよりはシリアス路線じみた気がしたけどさ。これ位の壊しは許されると思うぜ?

まあ、何だ。俺が言いたいのはとにかくGJって事だ。
…んで、続きはカルラか?

257:名無しさん@ピンキー
06/07/28 06:40:44 zPA0WtCw
>>250
GJ。
俺もユーリスの為なら腹上死できるw。

>>252
これを糧にして次はガンガレ。
はじめてのエスエスでこれだけ文章書ければ充分素晴らしす。
恥を忍んでよく頑張った。

あと、作者の発言が長いと
どのスレでも要らん叩きを誘発するから気をつけてな。

258:名無しさん@ピンキー
06/07/28 13:10:54 Pcv1arAs
>252
GJ!
アーロンテラカッコヨス!

259:名無しさん@ピンキー
06/07/28 19:49:23 uUsbC3N9
>>250
GJ。闇落ちユーリスとはまた珍しい。ちょっと怖いな

>>252
…読みが難しい字が多くて困った。普段使わない読みの字とか持って来られてもちと困る。読み手にあんま優しくないのは(・A・)マズー
でも、それさしおいてもGJ!最後のくだりは(・∀・)イイ!!エロも濃くて(*´Д`)ハァハァ
ザギ姉のイメージ変わっちまったよ、責任取れ!

どうでも良いけど、元ネタ知ってる人間としてはタイトルが秀逸だな。何でまたww




260:名無しさん@ピンキー
06/07/28 20:14:39 ZrxUWtF+
男主×オイフェ希望します誰かお願いします!

261:名無しさん@ピンキー
06/07/29 00:11:28 txpSY3mT
>>255
ブラウザ上では改行してくれなくても
テキストエディタにコピペしてで
改行させるのさ
読む側の作業やね

262:名無しさん@ピンキー
06/07/30 12:36:37 F7u+K4Fe
適切な改行も推敲のうちだと思うんだがねぇ。

263:名無しさん@ピンキー
06/07/31 23:32:20 3OTuO+5o
携帯から見たら普通なんだが。
んなもん脳内変換きくしどうでも良し

>>245
闇落ちユーリスGJっした!

264:名無しさん@ピンキー
06/08/01 02:04:56 RjP4H9U3
確かに文句ばっかり垂れるのも問題だよな。書いてくれただけでも御の字だと思うぞ?
…続きが来ないって事はないよな

265:名無しさん@ピンキー
06/08/03 13:34:44 aAkiCrcX
女主×ツェラシェルが見たいよ

266:ザギヴ、嫉妬
06/08/03 15:02:51 Xkg07jpf

センナについて、旅を始めたころは、ただ彼と旅をする事が喜びだった。
自分は、変われるのかもしれないと、希望を持つこともできた。
マゴス開放の源となる、マゴスへの恐怖さえなくす事ができた。
何故なら、センナを、愛し始めたから。
人を愛することで、ザギヴは、変わりつつあった。

だが、その愛が、ザキヴを苦しみ始めた。

センナは、その無限のソウルゆえか、性格ゆえか、多くの人に救いをもたらした。
最初の頃は、そんな彼のことを頼もしく思えていた。
だが、センナへの想いを自覚しはじめてから、そのことが苦しく思えてきた。

アトレイア王女は、もう目が見えるようになったんでしょう?
それなのに、どうして彼女に会いに行くの?

クリュセイス、何で、あんな、あなたを嵌めた様な女と関わり続けるの?

フレア。あんな、人形、土に返せばいいじゃない。

お願い、センナ。ほかの女に、私以外の人に、微笑むことをやめて。
救いの手を差し伸べないで。

そうしてくれないと、私が、救われない。

ずくん。

マゴスの鼓動。
さいきん、再びマゴスが活性化してきた。理由は解っている。
ザキヴの嫉妬心を糧に、マゴスは成長している。

「ん…あ…」
ベッドの上で、ザキブが艶かしい声を上げている。
はだけた浴衣から覗く乳房は陶器のようにしろく、美しい。
その形のととのった乳房の上を、ザキブの細い指が這う。

胎内のマゴスが蠢くと、ザキブの体はどうしようもなく発情してしまう。
体中が汗ばみ、目の焦点が合わなくなりる。
子宮が熱を持ち始め、どこに軽く触れるだけでも腰が立たなくなる。

体の熱を治めるため、ザキヴは自分で触れる。
生半可な愛撫で治まる疼きではないため、自然とそのやり方は激しくなっていった。
まだ幼かった頃、どうしても中がうずいて、大切な事と解っていながら、
自分で膜を破ってしまった。
あのときほど、マゴスを呪ったことは無かった。

ベッドの上で、激しく自慰を続けるザキヴ。
浴衣も乱れ、あられもない格好になっている。
そして、誰のも受け入れた事が無いまま、自身によって開発されきった箇所に、手を伸ばそうと
した瞬間……



267:ザギヴ、嫉妬
06/08/03 15:05:06 Xkg07jpf
「ザキヴ!!!」
ドアが勢いよく開けられ、センナが飛び込んできた。

「な、ななななにゃにゅあ」
何が起こったか、さっぱり理解できずに居るザキブの元へ、センナが駆け寄り、
混乱しているザキブをしっかりと抱きしめた。

「どどど、どう、どうしたのよ、センナ」
混乱しながらも、ザキブはセンナにたずねた。
「もう、大丈夫だ。大丈夫だよ。」
センナは、優しく、子供をあやすかの様にザキブを抱き続けた。
「声が、聞こえたんだ」
「こ、声?」
ザキブが聞き返すと、
「宿に帰ってきて、部屋で横になってたんだけど、隣から、ザキブの苦しむ声が聞こえてきたんだ。
 だから、またマゴスがザキヴを苦しめてるんだと思って、飛んできたよ」

(声、って…まさか、私の…)
隣まで聞こえるほどの大声を出していたと気づき、センナに抱かれながら顔を
真っ赤にするザキヴ。
服の乱れも、センナは、苦しんだせいだと勘違いしてるようだ。

「ああ、心配しないで、センナ。マゴスの暴走じゃなくて、それは…」
「それは?」
顔を覗いてセンナは聞き返してくる。
「それは…」
なんと言えばいいのか。まさか、
「オナニーしてて、大声出してしまったのよ」
とでも言えというのか。

「…気にしないで」
フッと、自嘲的な笑いを漏らすザギヴ。

だが、センナはそんなザギブの態度を見ると、
「ザギブ…君が、苦しんでるのは知っているよ」
そういいながら、ザギヴの手をとり、
「けど、そうやって、なんでも自分の中に溜め込んじゃいけない。 俺たちは、仲間だろ?
 だから、君は、もっと俺たちを頼ってくれていいんだ。
 そうじゃなきゃ、俺たちが一緒に旅する理由が無いじゃないか。
 セラも、ルルアンタだって、きっとそう思ってる
 いいか?君が苦しんでるのを見るのはつらいけど、それより辛いのは、
 君がそれを隠そうとすることなんだ」

ザキブの目を真摯に見つめながら、言い聞かせるかのように話し続けるセンナ。
だが、当のザギブからすれば拷問に近い。「あー」やら「うー」とだけ言って、
センナの視線から逃げようとする。
心配してくれるのはうれしいけど、今回だけは、ちょっと…



268:ザギヴ、嫉妬
06/08/03 15:06:18 Xkg07jpf
あいまいにごまかして、センナを部屋に返した。
センナが出て行くと、どっと疲れが出てきた。
ぐったりと、ベッドに横になる。

しばらくうずくまっていたザギヴだったが、しばらくすると、独りで笑い始めた。

そうだった。私には、マゴスが居た。
マゴスが居る限り、センナは私を「放っておけない」だろう。
マゴスを利用すれば、センナは、ずっと私のそばに居る。

今まで、憎悪の対象でしか無かったマゴスが、急に愛おしく思えてきた。
私とセンナを結びつける大切な要素だ。
ザキヴは愛しそうにマゴスの眠るお腹を撫でる。
その姿は、胎児を撫でる母親のようだった。

269:名無しさん@ピンキー
06/08/03 21:56:49 xec3M98b
センナって漢方の下剤にあるよな。

270:名無しさん@ピンキー
06/08/03 22:32:17 NxDxQWiC
同じこと思いつつGJ&続き期待

271:名無しさん@ピンキー
06/08/03 23:14:25 yKRAwYEQ
乙!

漢方の下剤ワラタwww

272:名無しさん@ピンキー
06/08/04 04:13:22 WaaCokP8
>>266
GJ!
話的に…続き期待して良いのでしょか?いや、寧ろ勝手に期待してます(・∀・)ノシ

273:音ゲーマー
06/08/04 17:54:45 VQlasSiM
流れていく弔いの灯は風を凪ぎ空へ~

…三女編が書き上がったので再び投下。

BGMは「幸せを謳う詩」で(男主×カルラ)
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

注意点は前回と同様。
馬鹿なのかシリアスなのか、書いた本人にも判別つきません。主人公のウザさと、内容の厨臭さは五割増し。カルラファンに喧嘩を売ってるかもしれない。
パクリの嵐が吹き荒れていて、相当にヤバイ感じの代物です。元ネタ知ってる人には相当の不快感を与えます。
改行には相変わらず無頓着なので、ワードかエディタに適当に貼り付けて下さい。大分マシになると思いますんで。

警告はしましたよ?
それでも良ければ読むが良いさ!食中りしても責任取らんぞ!オナニー万歳!

ゆらりひらり舞う桜を紅代わりにして 契りましょう~

274:名無しさん@ピンキー
06/08/04 18:46:48 O4rNtjQo
>>273
警告したって、2度目なんだから改行を
なんとかしてくれたらよかったのに

275:名無しさん@ピンキー
06/08/04 19:32:01 eQGjrHSZ
>>273
警告なんて厨な方向に進化しないでも…
作者が前に出ると、叩かれやすいと何度言え(略)

276:名無しさん@ピンキー
06/08/04 19:45:22 lz0Y1DgJ
>>273
BGMとか予防線とかパクリとか。
もうね、アフォかと。

277:名無しさん@ピンキー
06/08/04 19:48:26 VQlasSiM
確かにもったいないよな。内容がGJなだけになおさらだ。
気にするのもわかるけど、もう少しその卑屈な所を直した方が良いぞ?
過ぎたそれはマジで痛い。
それとも…狙ってる?

278:名無しさん@ピンキー
06/08/04 21:53:18 cfd39Kxv
内容以前に>273から尋常ではない厨臭が。


もうそういう人が居着いてしまったんだと思うしかないのか。

279:名無しさん@ピンキー
06/08/04 22:59:46 FoLx2sUW
改行なんか読み手がやればいい等々甘やかした結果、立派な厨になりました。

280:名無しさん@ピンキー
06/08/05 00:21:17 nsgBY2KK
まあ、もちつけ。
読み手が書き手に絶対的に依存してるんだから、273みたいなのだって出てくるだろ。
それは読み手の自主性でスルーすれば良いと思う。テンプレにもあるし。

>>273
内容云々の前に来訪態度を改めてくれ。それじゃ荒れるだけだし、読む前からそんな気が失せる。
投下するんなら何も言わないで黙って投下しろ。話はそれからだ。…続き、待ってるぞ。

生意気言ってスマソ

281:名無しさん@ピンキー
06/08/05 01:04:32 /FuCsPR4
なんか273はマナーが悪い自分のことを棚にあげて
「俺はここにいちゃいけないみたいだからもう来ません」
てわけわからん宣言するタイプかもな
いいわけがましい割には他の人のレス読まないみたいだし



282:名無しさん@ピンキー
06/08/05 05:24:35 pHuU2Inr
俺は書き手の人格はどうでもいいね。投下してくれるだけありがたいし、文句も言わない。
厨なら厨でそれでいい。今のところは実害ないし、気になるなら無視すりゃ良いだけだしな。

>273
読んだが、元ネタがさっぱりだな。何か…アーロン、生き様が侍?ジルオール世界で侍ってのもシュールだが、何かカコイイぞ。それ以上に鬼畜だけどww
まあ、GJだ。カルラタソに(*´Д`)ハァハァ できたし、勃起できた。笑わせてももらった。
次にも期待してる。


283:名無しさん@ピンキー
06/08/05 08:23:58 DwxIsynF
夏だなぁ。

284:名無しさん@ピンキー
06/08/05 12:53:00 mY6Ja+IJ
これが住民の望んだ結果だよ。
望みがかなえられてよかったじゃんか。
ほんとにほんとの糞スレに成り下がったな。

>>281
宣言しちゃった奴だろw
文章よめばわかるよ。


285:名無しさん@ピンキー
06/08/05 13:39:42 w3p/OZju
排他的な住人が多いな。たかが、前書き程度で熱くなるなよ。
まあ投下した奴も含め、どっちも大人じゃない事は確かだ。
一端、冷静にならないか?引っ張る内容でもないだろ。

>>284
だな。読みたいって言った奴がかなり多かったよな。
それが叶えられたのにちょっと無責任かも。

286:名無しさん@ピンキー
06/08/05 17:44:44 o/VJKuym
久しぶりにこんな厨臭いものを読めた。眼福眼福。つってもエロに入る前に挫折しちゃったけど…
いくら主人公のキャラが自由に想像できるジルでも、あそこまで俺設定を盛り込まれちゃ困るんだよねぇ。
たかがエロ同人小説なんだからそんなに畏まることもないし。

287:名無しさん@ピンキー
06/08/05 18:23:37 0pg6KDxT
投下慣れしてる人は、このスレから去ったと思われ。
馴れ合いも気持ち悪いけど、ここらでもちつこうぜ。

288:名無しさん@ピンキー
06/08/06 00:34:18 cO7AOR2v
セックスが最高なのはどの女の子ですか!?


289:名無しさん@ピンキー
06/08/06 02:52:09 3maHJBcU
288の嗜好にも寄るが、
無限の可能性を秘めた女主人公かも知れん。

Mならロイ兄さんとアーギル様やザギヴにいたぶられるが良い。

290:ザギヴ、嫉妬
06/08/06 03:20:37 xc4/o1SI
>>268の続き


夜も更けたロストール。
今日は、スラムの酒場から美しい歌声が聞こえてくる。
何事かと常連のゼネテスが覗いて見ると、意外な人物が居た。

アトレイア王女だ。
何で彼女がこんなとこに…
そういぶしかんだゼネテスだったが、ほかに見知った顔を見つけて合点がいった。

レルラがハーブを弾き、ルルアンタがアトレイアの歌にあわせて踊っていた。
デルガドが酒を飲みながら楽しそうに手拍子を打っていた。
そしてセンナがニコニコと皆の様子を見て笑っていた。

やれやれ、とゼネテスが頭をかいていると、センナがゼネテスに気がついて、
手を振って招きよせた。

「何だよセンナ、こんな盛り上がってんのに、お前は相変わらずそれか」
ゼネテスがセンナの横に座りながらセンナが飲んでいるお茶をからかうと
「いーや、今日はブランデーを落としてるんだ」
そう言って誇らしげにティーカップを口に運んだ。
「……名前が売れても、酒は相変わらずか。
 いつか、お前さんと飲み明かしたいと思ってたが、諦めるべきだな、こりゃ」

しばらくセンナと話していたゼネテスだったが、すぐに酒飲みのデルガドに捕まってした。

そんな酒場の様子を、眉根を寄せた顔で見ている女性が居た。
ザギヴだ。
肴のテラネ茄子にも手をつけず、かなり強めのお酒をハイペースで飲んでいるのに、
まったく酔った様子が無い。

アトレイアの歌が終わり、拍手が沸き起こる。
喝采を浴びながら、アトレイアはセンナに駆け寄った。
「センナ様!
 どうでしたか、私の歌は?気に入っていただけましたか?」
「うん、素敵だったよ」
「本当ですか?
 ありがとうございます!」
そういって笑うアトレイアの笑顔は、かつて闇の王女を自称していた彼女からは
想像出来ないほど明るいものだった。

それを見て、ザギブは指をかんだ。
その表情は、アトレイアを睨んでいると言って差し支えないものだった。

アトレイアがセンナの横に座ろうとすると客の一人がアンコールを希望してきた。
すると他の客も次々にアンコールを希望し、あっという間に酒場は「アンコールッ!!」
の大合唱になった。

戸惑っているアトレイアにセンナが頷くと、アトレイアは張り切ってステージへと
戻っていった。



291:ザギヴ、嫉妬
06/08/06 03:22:13 xc4/o1SI
「馴れ馴れしいのね。私のセンナに」
「其処からどきなさい」
「そんな顔でセンナを見ないで」
「センナ、そんな人に優しくする必要はあるのかしら?」
ブツブツと呟くザギブの声はアトレイアの美しい歌声にかき消されて誰の耳にも
入ることは無かった。

「ザギヴ?」
気がつくと、ザギヴのすぐ側にセンナが立っていた。
アトレイアばかり睨み付けていたので気が付かなかったらしい。
「…何か用かしら?」
不機嫌を隠すことも無くセンナを睨む。
「いやさ、さっきからずっと一人でバカバカ飲んでるから、心配になってさ。
 大丈夫か?」
「…正直に言えば、ちょっと大丈夫じゃないわ。
 ちょっと、飲み過ぎたみたい」
大嘘である。
「じゃあ、宿まで送っていくよ」
「…いいのかしら?アトレイア姫をほって帰っても」
「ああ、ゼネテスさんが送ってってくれるって」

センナに肩を借りながら、ザギヴは歩いていた。
本当は足取りも確かなのだが、あんなにやきもきさせた罰として、
何も言わず甘えさしてもらった。

冒険で鍛えられたセンナの肩に触れていると、妙な気持ちになってきた。
酔った振りをして、
「ああ、暑いわねえ」
と言いながら胸のボタンをはずしていく。センナがあわてて目をそらしたが、
ちらちらと胸の谷間を見ているのが解る。

宿に着き、ベッドまで運ばれると、ザギブは「ブーツ、脱がして」と、
センナに頼んだ。
「しょうがないなあ」
と言ったセンナであったが、視線ザギヴの足に向けると息を呑みつばを飲み込む音が聞こえた。

常日頃から、つい視線を送ってしまうザギブの絶対領域なのだ。
しゃがんで、おずおずと、ザギヴのブーツを触るセンナ。

「ううん、そこじゃないわ、センナ。 ホックは、太ももの内側にあるの」
センナの手を内ふとももに導くザギヴ。



292:ザギヴ、嫉妬
06/08/06 03:22:45 xc4/o1SI
留め金を探して蠢くセンナの手に腰が我知らず動き、声が上がる。
センナの位置からだと、間違いなく下着が見えているだろう。
だが、不思議と隠そうと思う気が起きなかった。
むしろ、食い入るような視線が欲しかった。
マゴスの胎動も無くここまで淫らになったのがはじめてだった。

「ええと、これかな」
ぱちん、と音がして留め金が外れた。
両方の留め金をはずし、センナはするするとザギブのブーツを脱がす。

ミニのスカートからのびた生足は、上半身のきっちりとした軍服と合わさり、
なんともいえない色気が出ていた。
そしてザギヴはそんな自分の色気を自覚し、もじもじと足をこすり合わせ、
更なる色気を出そうとした。

「……ザギヴゥッ」
センナは大声でザギヴの名を叫び、ベッドに飛び込んできた。

ザギヴはセンナを受け止め、抱きしめた。
そして、センナは……

「…………ぐう」
ザギブに抱きしめられたまま、寝息を立て始めた。

「……………はあ?」
いきなり眠りだしたセンナを抱きながら、ザギヴは思い出していた。
センナが酒場でお茶にブランデーを落としていたことを。
「…………………なんなのよ、あれっぽっちで、あなた………」
ザギヴはへなへなと体から力が抜けていくのを感じていた。

「…………………まあ、これはこれでいいシチュエーションかもしれないわね」
そう呟くと、ザギブはセンナの服を脱がし始めた。

翌朝。
センナはひどい二日酔いとともに目を覚ました。
そのせいで気が付かなかったが、センナの指は、まるで夜の間中、
濡れている場所に入っていたかのようにふやけきったいた


293:名無しさん@ピンキー
06/08/06 03:53:45 GV4XhLVG
>>286
最初に書いてあっただろ。何でスルーせんの?

>>290
待ってた奴キタ!起きてて良かった!

294:名無しさん@ピンキー
06/08/06 09:07:03 6OgeUf9x
>>290
ザギヴキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
GJ!

これでセンナの相手がザギヴとザギブの二人じゃなければ完璧だったw

295:名無しさん@ピンキー
06/08/07 11:09:13 Q4ok6K8G
ザギヴ(゜∀゜)キテター!

あぁもう幾らでも待ちます神よ、だから続きもよろしくお願いします神よ(*´Д`)=3

296:名無しさん@ピンキー
06/08/07 15:41:00 pO38DLjh
>>293
作品をスルーしろというなら、感想もスルー汁

297:名無しさん@ピンキー
06/08/07 15:58:19 rkP8XEIW
>>290
期待してるぜ!続きを早く!

298:名無しさん@ピンキー
06/08/10 08:20:50 vbnTJdJ+
はっしゅ

299:名無しさん@ピンキー
06/08/13 00:24:25 y49THj9O
ほしゅ

300:名無しさん@ピンキー
06/08/13 02:10:39 pLFmWtBW
:::::

301:名無しさん@ピンキー
06/08/15 15:51:20 cdncIklF
うがああ!! まだか、まだなのかあっつ!!

302:名無しさん@ピンキー
06/08/15 16:44:34 bZcbzyWk
くくのくー

303:名無しさん@ピンキー
06/08/16 22:40:32 fNGrdT2Z
アイリーン ロストール攻めのときに 黄金畑主人公に殺されてなかったら こんなのも ありかな
ほしゅがわり えろなし 投下
つづき だれか 書いてチョーデイ

304:アイリーン 1
06/08/16 22:41:30 fNGrdT2Z
あの子はあたしのこと、いとも簡単に戦闘不能状態にすると、ロストールの
貴族の屋敷に連れてきた。一部を除いて屋敷の者にも知らされずに運び込まれたらしい。
その時のあたしは意識がなかったから、後で聞いた話だけど。
ノーブル伯ってのは冗談じゃなかったんだなと、ボーっとした頭で考えていた。
あなたも本気だったから、手加減できなくてごめんと言うと、何やら少年に指図して、
屋敷をあとにしたようだった。
カルラ様のロストール侵攻の後片付けに奔走しているのだろう。
燃えるような髪をした少女がこれほどの実力を持っていたとは、正直驚きだったが、
その瞳の力強さや、行動力にやはりと思うところもあった。
冒険者やる前はノーブルで農業やってたと笑って話す少女は、自慢の畑の話を
してくれたことがあった。黄金色に輝く波打つ実りの時を本当にうれしそうに
話していた。

なぜ殺さないのかと問うあたしに、あの子は「お母さんが悲しむでしょ。」と言った。
「それに、友だち殺す趣味はない。」と言って、畑の話をしたときの笑顔で
あたしの頬をぺちぺちとはたいた。その後、あたしは意識を失った。

「ねーちゃんが、あんたが逃げないように見張っとけって言ったんだ。」
部屋をふらつきながら出ようとしていたあたしを、さえぎるように立ちはだかった
少年は、ぐらりと傾いたあたしの体をあわてて支えてベッドまで誘導した。
「言わんこっちゃない。まだ横になってないと駄目だよ。ねーちゃんマジで
やっちまったみたいだから、おとなしくしとかないと死ぬよ。」
そういう少年にベッドに寝かされ、またすぐに意識を失った。

あの子をねーちゃんと呼ぶその少年は、「大切に面倒みろって、言われた。」とかで、
ほとんどの世話をしてくれた。実際、食事や着替えなどを運んでくる執事らしき男が
いるだけで、部屋に出入りするのは少年一人であった。
ディンガル軍としてロストールを攻撃した者が、この屋敷にいるのはまずいのだろう。


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