◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ at EROPARO
◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その5◆ - 暇つぶし2ch1:ふんどし
06/05/27 14:56:42 lcJRKOZF
…人の心の色は、
無垢な純白ではない。
けれど、闇小説に触れて僕は感じた…。
美しい、と…

前スレ
スレリンク(eroparo板)

Zill O'll Archive(過去ログ、スキル・ソウル表、誕生日など)
URLリンク(drinkordie.web.infoseek.co.jp)

◆ Zill O'll - 闇小説保管所 - ◆
URLリンク(red.ribbon.to)

闇お絵かき板(18禁)
URLリンク(w1.oekakies.com)

・不愉快な書き込みは気づかないフリで、通り過ぎましょう。
・えろ要素があるのが基本です。
・長編や、内容に好き嫌いがありそうなときは、先に宣言しとくと
荒れ防止にいいかもしれません。
・またりまたりといきましょう。

2:名無しさん@ピンキー
06/05/27 14:59:25 Cp+aqPS4
 

3:名無しさん@ピンキー
06/05/27 21:26:14 hq6p/pk8
>>1
乙ルファス

ついでに
【闇女】ジルオールキャラ萌え その2【限定】
スレリンク(erochara板)

4:名無しさん@ピンキー
06/05/27 22:10:37 aPAXwGkG
>>1
素晴らしい!
貴様には白虎&朱雀将軍の貞操を与えよう!

5:名無しさん@ピンキー
06/05/27 22:55:17 7M0lyE5U
乙~
5スレ目だという事実にちょっと驚いた

6:名無しさん@ピンキー
06/05/28 10:01:18 vMUpA7Sl
>>1乙!

エロい、と感じてほしかった。

7:名無しさん@ピンキー
06/05/28 16:04:01 mRkz5pKB
ロイはエロイ

8:名無しさん@ピンキー
06/05/28 18:40:03 YDePO7BB
残念、ナッジは既に殺されたようだ。

9:名無しさん@ピンキー
06/05/28 23:45:02 NzfcEoz6
そこでヴァンの出番ですね

10:名無しさん@ピンキー
06/05/29 00:49:31 ULdTyseN
URLリンク(1go.it)

11:名無しさん@ピンキー
06/05/29 03:03:17 xWpcmZk0
レーグってさ身長220もあるんだよな
やっぱ女主とは正上位じゃなくて対面座位じゃなくちゃ無理っぽい?

12:名無しさん@ピンキー
06/05/29 03:51:27 dcoTT13c
またこんな時間まで書いてました。
何故か最初書いていた話ではなく、同時進行で書いてた方の話のが先に出来あがっちゃいました。
しかもまた同じような暗くてマッドな奴。読んで軽く落ち込みそうな。
なんか自分は暗い人間なんだろうなぁって少し絶望しました。
明日にでも両方貼ります。

13:名無しさん@ピンキー
06/05/29 08:35:15 nbHM5Vw9
>>12
自分の中に溜めてるより、出したほうが健康的!
そうゆう部分は誰にでもあるさ。
現実に持ち込まないためにも、ぜひ、アップしていただきたい。

14:名無しさん@ピンキー
06/05/29 15:30:56 2RIsjbSj
wktk

15:カルラ×剣聖(レイプ物です。レーグじゃないです)1
06/05/30 01:00:24 6+476qbA
貫かれた右肩から止めどなく流れる鮮血が、既に選択肢を二つのみとすることを悟らせた。
横たわる衛兵の骸を踏みにじると、返り血で深紅に染まった鎧が朝日に反射し赤い後光を放つ。

『剣聖』アルティントップ。
そしてカルラにとって、目の前に対峙する者への選択肢は「生への懇願」か「死への突貫」のみとなった。

「よ。メンコちゃん。探してたぜ。」
「・・・・・ハァ?アンタなんかに探される覚えは無いけど?」

軽口を叩くカルラは瞳の輝かない笑顔で精一杯の強がりを返すと、動く片手でデスサイズを構えた。
「お、やるじゃん。まだやんの?」
ヘラヘラと笑うアルティントップは剣を構えようとせず右手に擡げた生首を、ポンッとカルラに手渡した。
他人の首など見なれている、まして、自分から何度となく処刑を遂行し、素首を落として来たカルラにとって
そんな物が恐怖や邪念の対象と成るわけも無く、デスサイズで薙ぎ払うと鈍い音を立てて首は転がった。
「おいおい、ひっでぇことするなぁ。オトモダチにさ」
ぴたりとカルラの真正面を向くように止まった。絶望を称えた表情で、顔の半分が暴力によって半壊している面、
「アイ・・・・リーン・・・・」
「ああ、その子、アイリーン?って名前なんだ、どーもさ、俺他人の名前の覚えが悪くてさ」
カルラの体から一気に血の気が引いた、一つ年上ながら副官としても理解者としても
カルラにとっての心の空洞を満たし癒してくれた友が、今絶望の淵で首と胴を切断され、冷たい物体となっていたのだから。
わなわなと身体が嘶く、怒りとも悲しみともとれぬ負の力が最後の一振りを放つだけの充分な気力を産む。
「あああああああああっ!!」
今までにこれほどの怒りを感じた時は過去に一度しか無い。
その時も自らの力で状況を切り開いた、この一撃を沈めれば、いかに「剣聖」アルティントップと言えど、
カィーン。
乾いた音が響く。
打ち込んだはずの刃がまるで木板を割るように簡単に二つの刃に挟まれて折られると、くるくると宙を舞い地面へと刺さる。
絶望。絶望が鎌首を擡げる瞬間だった。最早アルティントップに対して打つ手は無くなった。
有るとするならば、今生きる為に命を乞うことと、全てを受け入れること。
「終わり?」
へらり、と邪な笑みを浮かべるアルティントップ。
「弱っちぃなぁ。『クレア』ちゃん。よく今まで生きてこれたよね」

16:カルラ×剣聖(レイプ物です。レーグじゃないです)2
06/05/30 01:00:59 6+476qbA
剣を鞘に納めると、もはや抵抗する力の無くなったカルラの細い首をむんずと掴み軽々と持ち上げた。
「あれ、『クレア』だっけ?『カレラ』だっけ?まぁいいや。雑草の名前なんていちいち覚えてらんないし。」
足をバタつかせ、何とか握の誡めから逃れようとするカルラだが、武器を持ってのあの実力差。
もがこうと、足掻こうと、次第にじわりじわりと忍び寄る窒息の足音、耳が遠くなり、目が翳む。
「さっきさぁ、えーとアイ、アイ、『アイギーナ』だっけ?お前さんのオトモダチ。
 今のお前さんと同じようにさ、高いたかーいしてやったんだけどさ、失神してクソ漏らしやがったんだわ。」
ぎりぎぎりと締め上げられる、最早反抗する腕力も無くだらりと下がった手、涙と鼻水で化粧された顔、口の端に溜まる泡、
「もともとあんま殺す気は無くてさ、ただソコソコ可愛いからヤッちゃおうかなって思ってたんだけど、
 流石にクソとはヤれねーなーと思って、殺しちまったんだわぁ。悪ぃ悪ぃ。」
顔は土気色に染まり、ガクガクと震え、失禁し大腿をつたい流れる雫、薄れる意識の中声にならぬ声で喘ぐカルラ。
そこでアルティントップは、またへらりと笑うと、カルラの首の誡めを解いた、ストン、と力無く崩れる。
「まぁ、ションベンくらいなら許したげるよ。俺超親切だし」
ゼハッ、ゼハッ、息を切らして、少なくなった酸素を必死に脳に送ろうとするカルラ、そのカルラに強烈な前蹴りが襲う。
「ギャッ!」と力無い悲鳴で後ろに仰け反る。「なぁ、顔見してくんないと燃えてこないじゃん」とアルティントップの笑顔。
「・・・・ガッ・・・ハァハァ・・・ぅふぐぅ、っぁげんなぁ!何が、何が『剣聖』だ!
 何が『無限のソウル』だ!ただの変態の人殺しだろ!殺せ!早く殺せ!テメーのツラなんか1秒たりとも拝みたくねぇんだよ!」

『剣聖』『無限のソウル』アルティントップの持つ二つ名。
『剣聖』は、リベルダムの闘技場で、『剣聖』レーグを試合中に圧倒的な強さで捻り殺した時に賜った。
そして『無限のソウル』
誰と無く、アルティントップをこう称すようになった。
ある日、綺羅星のごとく現れた青年が、闘技場で無敗の王者を殺し、ロセンを滅ぼすために帝国の傭兵として剣を振るい、
しかしアキュリースに組し帝国から水の都を守り、そして、今度はロストールに組し帝国を窮地に追いやっている。
その飽くなきソウルの泉は、一人で全ての時の流れを崩壊させる槌として、戦神ソリアスの権現とも呼ばれていた。
最も、戦の憂いを知るソリアスとは似ても似つかぬ残虐性。破壊神ウルグの権現と呼ぶのすらおぞましい。

17:カルラ×剣聖(レイプ物です。レーグじゃないです)3
06/05/30 01:01:46 6+476qbA
カルラの顔面に拳骨が振るわれる。鼻をへし折るほどの衝撃、吹き出す血が返り、アルティントップの頬を汚した。
「あ、きったね。つか、あんま血まみれで豚そっくりになるとヤル気も失せるからさ、もうやんないけど」
下半身がほぼむき出しの状態のカルラの当て布を軽く引き裂くと、そのまま溢れた尿で湿る薄い毛の覆う秘処を弄る。
「殺せぇ!テメーオラァ!すざっけんな!」
「おーお。威勢がいいね。てかお前さんずいぶん具合のユルいの持ってんじゃない?」
ぐぐぐっと、愛情の全く入りこまない指が、二本三本と押し込まれる。
「あぐぅ、痛っぐぁ・・・・ヤメ・・・ヤメッ!痛ぁっっっ!」
「これさ、拳入りそうだな。お前遊んでんなぁ。ショックだー。まぁそのナリじゃほっとく奴も居ないだろうけどね。」
四本、五本と入り込んだ指。ぐっと力を込めてカルラの細い腰をえぐり、膣を破壊せんばかりの握り拳が突き刺さる。
「ギャーッッッッッ!痛ぐぁがぁぁっ!!」
「お、入った。すげーな。女体の神秘。小さい体してっからどーかなと思ったけどよ。
 アキュリースの水の巫女さんも流石に拳は入んなかったんだよね。すげーすげー。」
ぬちょり、と手を引き抜くと、カルラが自らの身体を守ろうとした証、愛情の入り込まない愛液で拳が濡れていた。
「ケツはどうなの?入れれる?」
濡れほぞった手はそのままカルラの尻を揉みしだき、尻の穴をねちょりと責め出す。
「やっ!!ヤダヤダッ!!ヤメロキチガイッ!!死ね!!死ねぇ!!」
「いやーいいケツしてるね『レルラ』ちゃん?あ、違う?まぁいいや。
 俺さロセン時からお前のこと狙ってたんだ。まぁそもそも、俺の目的なんて目当ての女コマすってだけのケチなもんなんだけどさ。」
三本の指を無造作に射し入れた尻を、くぱっくぱっと拡げられ。肛門括約筋が反抗できなくなるほど、蛇のように執拗に指が蠢く。
「闘技場ん時はさ、『ケリュセウス』?だっけ?お前さんが後々ギロチンしちまったお嬢さん。
 アレとヤりたいがためにボルダンのゴリラ殺してみたりよ。アキュリースん時は水の巫女さんが目当てだったしよ。
 まぁ、他にもワケわかんねぇお使い頼んできた、『ケルペコ』?だかってハーフエルフの女、話聞くフリしてヤッちまったり」
大股を開き、赤ん坊に襁褓を履かせるような格好で尻を陵辱されるカルラを前に、アルティントップは邪悪で無垢な笑顔を崩さない。
「して、ロセン時にチャンスが無かったからよ。今回はロストール側なら行けるなって思って、お前さんとヤりたかったからよ。」
朝日が一層、アルティントップの鮮血の鎧を染める。青い死神が赤い邪神の軍門に下る姿を描く絵画のように。
「殺せ!殺せぇっ!こんなのイヤだっ!こんな終わり方イヤだっ!殺せっ!変態!畜生!」
「前の具合悪そうだしこのままケツに入れるから。」
腸液が愛液と混じり合って、ぱくりと湯気を放ち開いた肛門に、アルティントップの性器が捻り込む。
「うっーっ!あぐぅいいいいいいっ!!!」
「どーだい?ケツだと初めて?気持ちいいかい?もともとお前程度の女はな、ケツ振る為だけに生れて来たようなもんだしな。」
暴力が産む腰の回転。カルラという一個人に対して快楽を求める為の性交ではなく、
それはまるで穴を穿つためマトックを振るう工夫のような、力強く作業じみた行為。
アルティントップにとっては、犯す対象を見下す自分に対する陶酔が快楽の原点となる。
捲れるように、伸び、縮みを繰り返すカルラの直腸。逃げようとしても掴んだ頭を地面に打ちつけられ
地獄の業火のような熱がカルラの腸壁を焼き、死より辛い激痛をスローモーションで与える、
「おーい。どーした?ホラ吼えろよ。ワンワンワンって雌犬みたいにさ。なぁ!?」

18:カルラ×剣聖(レイプ物です。レーグじゃないです)4
06/05/30 01:02:48 6+476qbA
滲む涙の向こう側で、本当の笑顔を浮かべながら犯すアルティントップを見ながら、カルラは思う。
何故、こんな奴に神様は力を与えたの?何故こんな奴に神様は本当の笑顔を与えたの?
暴力で支配する以外に人は幸せになる方法は無いの?正しいことのために剣を振るうアタシが何故こんな目にあうの?
目の前に溢れたものが感情の爆発で一気に零れると、ぽつり、とカルラの口から以外な台詞が漏れた。
「た・・・・たすけて・・・・」
口に出した言葉を自らの耳で聞き取ると、今まで封印されていた心の扉が開かれ、回転絵巻のように記憶の渦が蘇る。
ロセンを滅ぼした時、ペウダの遠い親戚にあたる少年がカルラに懇願した言葉、カルラは泣かないでと慰めながら首を落とした。
解放軍のリーダー、クリュセイスも今際の際に同じ言葉で懇願した。カルラは無表情でその素首を落とす。
思い出せば、父も母も姉も弟も想い人も、ロセンやロストールの兵も、退治される魔物も、そしてランバガンの兵士に犯された己も、
同じ言葉を吐いて、命の懇願を行った。カルラ自身を除けば其れが全て無駄な音声へと変わった。
カルラも、あの時偶然弄った手元にあった農作業用の鎌で上に乗る兵士の首を貫かなければ、その言葉も音声になっていただろう。

「助けてっ!!助けてぇぇぇっ!!お母さん!!お父さん!!お姉ちゃん!!ネメア様!!アイリーン!!」

そして、悟った。
己が正義を貫く暴力が招いた結果がこれだと、暴力が産んだ更に大きな暴力なんだと。
己の正義を貫いたのは、カルラ自身も、ロストールのエリスも、ペウダも、ネメアも、アイリーンも、名も無き兵士も、
そして、目当ての女を蹂躙するためだけというアルティントップも同じ。『理由』が有るから、そこに遂行する『正義』が有る。
カルラも笑顔を絶やさないため、ではなく本当の笑顔を取り戻すためという私戦は、彼の『理由』とも全く変わらないのだろう。

「お願いします!たす、助けて下さい!!お願いします!!」

泣き喚き、懇願し、最早青い死神はそこには居ない。居るのは青い鎧を着た、土臭い田舎娘。
「・・・・んだよ。つまんね。」
アルティントップから優雅な笑顔が消えた。かわりに表情は見る見る屠殺される豚を眺めるような冷たい目へと変わった。
「やっぱお前さん死ねや。つまんねーから」
「おぅあ願いしまずっ!たじげで下さい!何でもしますっ!たすげっ!たずげネッ!!ネメア様ぁぁぁぁっ!!!!」

「そーいやさ、知ってる?女って首落とした瞬間に最高に絞まるらしいよ。ケツもそーなんかな?」

──ダンッ。




19:名無しさん@ピンキー
06/05/30 01:05:01 6+476qbA
折角書いてしまっったので貼らせてもらいますい。
暗い話になってごめんね。もともと、明るい話を書いてるときに気分転換で書いてた方が
なんだか先に出来上がってしまったので、カルラ好きの人、明るい話好きの人は読まん方がいいかもしれません。
も少ししたら明るい方も完成させますんで、闇落ち回避のための作品だと思って下さい。

20:名無しさん@ピンキー
06/05/30 01:32:55 fbfvBPXj
うわ、なんか鬼畜モノ来てるw
最初のメンコちゃんってなんだ??? って思ってたら、名前覚えてないのかよwww 

21:名無しさん@ピンキー
06/05/30 06:23:07 x5mQuAv2
>>19
世紀末的男主人公を想像してしまいますた。
次の作品も超期待!!

22:名無しさん@ピンキー
06/05/30 08:58:59 zch03xKE
>>19
GJ でもカルラファンへの注意書きは投下前に書けやw

しかしこの基地外男主つえーなw
多分ネメア様もひと捻りなんだろう。
もしあのネメアとガチで勝負したらどうなりますかね?
レーグ頃したくらいだから結果見えてるけど。
オルファウス先生も頃したんですか?

23:名無しさん@ピンキー
06/05/30 12:15:54 DsYroE0j
ヌコ先生はくわれますた

24:名無しさん@ピンキー
06/05/30 12:53:18 vqG/9WrP
最後の、ダンッは。
カルラの首が落ちたとも取っていいですし、すんでの所でネメアが助けに来たと思ってもいいですし、
あまりに救いが無いのも駄目だろうから、最後はifっぽく終わらせました。
もしかしたら敵であるゼネテスが助けにきたのかもしれません。
ちなみにメンコちゃん、とは可愛い子ちゃん、という意味です。
あと、僕が話を書くと、何故か端端でイークレムンが出てきます。何故だろう?

>>22ごみんね。

25:名無しさん@ピンキー
06/05/30 12:54:41 vqG/9WrP
あ、あとアルティントップ兄弟のファンにも謝っておきます。ごめんなさい。

26:名無しさん@ピンキー
06/05/30 14:18:47 FxUOixFv
GJ!
文が上手い分リアルでこわいぜ・・・
カルラファンの俺としてはネメアが救出してくることを願う
明るいほう、楽しみにしてます

27:名無しさん@ピンキー
06/05/30 19:39:00 zch03xKE
>>24
そうですか、一応希望(なのか?)はまだあったんですね。
やっぱネメア様ならなんとかしてくれるはず!
レーグも多分油断してたんだよ、うん。

しかしあの基地外は許せんな…阿部さんに掘られて氏ね。

28:名無しさん@ピンキー
06/05/30 21:57:26 vDsU4j51
>>27
それ書いてみませんか?
大丈夫、愛がなければ唯の陵辱モノ、801じゃないですからね。
女主のものがあるんだったら男主の陵辱ものが在ってもいいと思うんですが。
なんか残酷モノに目覚めちゃったw

29:名無しさん@ピンキー
06/05/30 22:35:12 g4CjY1ch
男主人公の陵辱ってのもまた面白いかもね。
まぁ、そういったホモ系に対する嫌悪感の有る人にとってはイヤかも知らんけど
新しい視点としては面白いかもしらんね。

30:名無しさん@ピンキー
06/05/30 22:36:32 fbfvBPXj
闇女スレでイイじゃん、それ。

31:名無しさん@ピンキー
06/05/30 23:02:42 qz1Nvww3
女に陵辱される男主なら興味があるぞ。
吸いつくされて搾り取られる訳だが。

32:名無しさん@ピンキー
06/05/31 03:17:30 tcsX5RlM
ホモ系は勘弁
女に男が虐められるシチュは大歓迎w

33:名無しさん@ピンキー
06/05/31 06:40:38 JbFgpHCA
死神姉妹に襲われたい

34:名無しさん@ピンキー
06/05/31 09:22:23 ameo0Si9

尿道とか犯しそうだな…。
快楽系の拷問なんか得意そうだ。密偵だもの。


35:名無しさん@ピンキー
06/05/31 09:24:38 ameo0Si9
あー死神姉妹ってアイリーンとカルラか…orz
なら、体力にモノを言わせてガ・チンコだなー。


36:名無しさん@ピンキー
06/05/31 17:36:43 o2VHXjQa
死神姉妹、死神皇帝の生還マッサージ。
…字面的に無理っぽいな。


37:名無しさん@ピンキー
06/05/31 18:04:37 JbFgpHCA
考えただけでも逝きそうです

38:名無しさん@ピンキー
06/06/01 04:21:13 rVuMZ/gX
お逝きなさい!

39:名無しさん@ピンキー
06/06/01 22:40:58 oISBXwfG
元すれ 無事に 埋まりましたな。
いや めでたい。
最後まで ねばってくださってた 方々 乙!!

40:名無しさん@ピンキー
06/06/02 03:42:52 3zdDUjJJ
アッー!
1000は俺がいただこうと思ってたのにw

41:名無しさん@ピンキー
06/06/02 05:17:31 SLN7A4vN
なんだwこの拷問スレww

42:名無しさん@ピンキー
06/06/04 06:23:15 H2gnbDyP
1日書き込みが無いだけで凄い不安になる俺ガイル

43:名無しさん@ピンキー
06/06/04 10:02:40 +8fB/gPr
俺も俺も。
職人さんに励ましのお頼り書こうぜ!

44:名無しさん@ピンキー
06/06/04 14:40:09 o1Wwkqid
保守であります

45:名無しさん@ピンキー
06/06/04 23:36:04 AWEdBqoe
保管庫管理人さん消えてしまわれたのか……
前スレの作品が読めずに消えてしまうのはカナシス

46:名無しさん@ピンキー
06/06/05 00:02:11 T7g93d9o
>>45
専ブラ、●

47:名無しさん@ピンキー
06/06/05 00:09:24 TKmzUpE4
1000まで行ってるからにくちゃんねるにある

48:名無しさん@ピンキー
06/06/05 00:49:04 bq55n+pZ
でも、折角だから専用サイトに残って欲しいなあなんて、書き手としては思ったり。

49:名無しさん@ピンキー
06/06/05 01:16:26 5oH34Hkb
>>48
なんだったらもう少し様子見て別のまとめサイトつくってみたら?

50:名無しさん@ピンキー
06/06/05 01:42:45 bq55n+pZ
すまなんだ。僕にそんな技術は無いので、他の人に頑張ってほしいです。

51:名無しさん@ピンキー
06/06/05 01:49:12 rnX+PLfI
……面白い書き手だなぁ。

52:名無しさん@ピンキー
06/06/05 03:35:33 5oH34Hkb
(゚д゚)……

53:名無しさん@ピンキー
06/06/05 06:27:07 tt3vJNeB
さすがに呆れてものが胃炎。

54:名無しさん@ピンキー
06/06/05 18:37:46 stuNowUu
いかんエロス欠乏症で闇落ち寸前
誰か俺を救ってくれ…

55:名無しさん@ピンキー
06/06/05 21:28:27 DNm17Zgj
>>19さんが 明るいやつ 書いてくれるって ゆってたから
待ってます。

56:名無しさん@ピンキー
06/06/06 12:10:55 E/lb+neZ
うんうん

57:名無しさん@ピンキー
06/06/06 15:57:49 0jK/MOWT
へーへー

58:名無しさん@ピンキー
06/06/06 23:24:59 JaPp3ZKx
ぱいぱい

59:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)1
06/06/07 03:11:39 rZ+BQPpW
「じゃあよ、カルラは?」
「俺はアリ。見た目と同じで凄いよ。彼女」
「僕も・・・・・アリ・・・・」
「えー、まー確かにツラもスタイルも良いけどさ、アイツ軽く革新(○チガイ)入ってんじゃん!ナシ!」

どん百姓の馬鹿と、馬鹿に轢きずられるコーンスと、テラネの肥沃な大地が産んだ大馬鹿。
馬鹿の馬鹿による馬鹿のための最高首脳会談。今日のお題は「コイツならヤれる?ヤれない?」

「次ー。ユーリス」
「アリ。以外に積極的、と思う。」
「僕・・・・・アリ・・・・」
「顔だけならアリだけどさ、ナシだろぉ。だってアイツカルラとは別のタイプの革新(キ○ガイ)だし。」

「えー、じゃあ、次。ザギヴ姉さん」
「アリ!大アリ!マジお願いしたいよね!」
「・・・・・・アリ。」
「無論。俺もアリ!おっ、全3票!!ついに決まりが来た!
 つーかさ、ナッジさっきから全部アリだな。溜まってんの!?」
「ちっ違うよ!だってナシなんて失礼じゃないか!!理想が高いんだよヴァンは!ねぇ、チャカ?」
「うん。ザギヴさん以外全部ナシだよね。なーんか理由つけて」
「いいじゃんよ高くて、理想!理想は高ーく持たんとナッジくーん。ところで、ルルアンタ」
「・・・・・・・ア、アリ」
「ほら!ヤバイって、ありゃ犯罪だよ!お前そのうちエルファスって言ってもアリって言うぞ!」
「あー、ハイハイ。ナッジにヴァン。俺からも行くよー。フェティ」
「ナシダネ!!×3」
「ちょっとアンタ達。さっきから何してんの、アタクシの尊さについてでも語ってるのー?」
振り返ると、今のお題、フェティがエプロン姿で館の主オルファウスを抱き締め、訝し気な表情で覗いていた。
「ご飯よ。アンタ達みたいなギガど下等生物にも餌を用意したアタクシの慈悲に感謝なさい。」
言うより早く、ヴァンはもともとオルファウスの寝床であったベットを飛びだし、一目散にリビングへと跳ねていった。
「ああ、私のお布団が・・・・」

神聖王国暦1204年10月
すでに、獅子帝ネメアが亜空間にほうり出されてから半年が過ぎようとしていた。
とは言うものの、リーダーである無限のソウルを持つ者が「大丈夫、生きてんじゃない?」の鶴の一声で
完っ璧に放置しきっている状態のまま。のほほんと時だけが過ぎていた。
その間、エンシャントの住民消滅等の大事件が有ったが、概ね彼等には「平穏」な毎日が過ぎ去っていた。


60:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)2
06/06/07 03:12:16 rZ+BQPpW
「ちょい!カーチャン!何で俺のだけこんな飯少ねーんだよ。ナッジの半分も無いじゃん!」
「ウルサイわね!じゃあアンタはナッジやルルみたくキノコ拾いしてきた!?
 フェティみたく料理してくれた!?チャカみたく芋や小麦を持ってきてくれた!?」
と叫ぶのはケリュネイア。そもそもアンタの母親になった覚えは無いとぼやく。
仕方なく器に入った芋とキノコのスープを飲み干す。
現在、この猫屋敷には居候を含めて6人と2匹が共同生活を強いられていた。
もともと住人であったオルファウスとネモとケリュネイアに加え、
帰る場所の無いナッジ、まだ帰るわけにいかないフェティ、帰る必要の無いルルアンタと、ただ帰らないヴァン。
そして丁度穀物の収穫が終わり、おすそわけに来たチャカ。
チャカは疲れた顔でスープをすする。
「今年もさー、ネーチャン全然手伝ってくれねーの。」
「え、今年は収穫時期は特に何もイベントらしいイベント無かったよね?」
「突然さ、ニイサンと婚前旅行だーって、姿暗ました。」
「あー、『ゴリ』とレムレム兄やん。ホンット奴等もテキトーだよなー」
口でスプーンをくるくる廻すヴァン。傍らでネモと遊ぶルルアンタを見ながら、
あーっ、つっまんねーなー。なーんかこう俺の熱いハートを焦がすイベントはねーかなー。
バキッと柄杓がヴァンのデコを直撃する。「食べたら片づけなさい!」とケリュネイア。
いそいそ片付けをしながら、洗い物をするフェティとケリュネイアの尻を見比ていた。
フェティの小振で締まったお尻と、ケリュネイアの大きめで肉付きのよいお尻。
どっちもナシにはしたけど、あーっ、こんな良い女が近くでケツ振ってんのに、何で俺等は童貞なんだーっ。
とムシャクシャ。

「そろそろじゃないんですか、ケリュネイア。」
「あ、そうね父さん。今呼ぶわ」
ブゥンという眩しい光を放ち、リビング中央に配置された転送機から見覚えの有る黒いミニスカートが帰ってきた。
「お帰りザギヴ。どうだった?」
「駄目ね。アキュリースだけじゃなくて近くの漁村まで廻ってきたけど、無理、出せないそうよ」
「やはりそうですか。確かにワッシャー海賊が無理なものは他も無理というわけですね。」
「ええ。イークレムンからもお願いしてもらいましたけど、今の海の荒れ具合の原因は、
 ダレカサンがお戯れに海王様を殴り殺したのが原因じゃないかって最後に嫌味言われてきました。」
全員、特にチャカが大きく頷くと、ザギヴとケリュネイア「だけ」が大きな溜め息をついた。
「兄さん・・・・心配だわ。闇の門の島までの足も無いから・・・・」
「ネメア様・・・・・」


61:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)3
06/06/07 03:13:00 rZ+BQPpW
鼻をほじほじ、先ほど最高得票数を獲得したザギヴを眺めるヴァン。
「帰ってきたばかりで悪いんだけど、アミラルまでお願いできるかしら。1週間ぐらいで戻るから」
「ええ、アミラルからじゃ遠回りになるけど、方法も無いものね」
と、ケリュネイアが転送機に手を翳そうとした瞬間。
「ア、ジャストモーッッッッメンツ!!!!」
馬鹿。基いヴァンが、突然ケリュネイアとザギヴの間に入り込んで制止した。
「ちょいちょいちょーい。俺もアミラル行くーっ!!だって姉さんアミラルはロストール圏よ!
 元、とは言えディンガルの将軍様が闊歩してたら悪い冒険者に捕まっちゃうよ!俺ボデーガードで連れてってよ」
フゥン、とザギヴは鼻で溜め息をつく。「結構よ。あなたに来てもらわなくても自分の身は守れるわ。」
「そんなこと言わないでさ。あ、大丈夫。ナッジとチャカも連れてっから!」
ええっ!とヴァンのいきなりの発表で、驚くナッジと、まぁいいかな?という表情のチャカ。
「ちょっと!ヴァン勝手に決めないでよ!僕まだ他所行きの用意もしてないし・・・・」
とナッジが慌てると、そのままナッジとチャカの肩を両脇に抱えて、3人で頭をゴツンとぶつけて
「ちょい、聞け。俺すっげえこと思いついた。」とコソコソ話。
「なっ、何?何?変なことならイヤだよ・・・・・」
「俺、だいたい予想付いた」
「ザギヴ姉さんとアミラル。行こうぜ。何ってったて最高得票だぜ!これほどおあっつらえ向きは無ぇって」
「何?さっきの!?」
「オウ!第1回!アユテラン杯争奪、チキチキ『姉さん、僕のチンコがソリアスです』大会開催だぜ!」

「あの、ケリュネイア、早く送ってもらえないかしら。」
ザギヴがうんざりした表情で促すと、ケリュネイアは両手を広げて訴える。
「まぁ、あの馬鹿の言うことも確かだし、危険かもしれないから、連れて行ってよ。ね。ね。」
本心はこうだ、ナッジとチャカは良いとして、無駄飯食らいの馬鹿の食い扶持を減らしたい、
ザギヴには悪いがこの際1週間ほど子守りを放棄したいから、とのこと。
「ハーイ!決定!決定!ナッジもチャカも行くからさ~!どーんとラドラスにでも乗った気分でいてよ!」
「お願い。早く送って」
「ごーめんなさーいザギヴ!ホント。いいじゃない楽しいわよ。みんなで行くのも」
「お願い」
かなり険しい表情で睨むザギヴにケリュネイアは手をスリスリ、苦笑い。
結局、ケリュネイアに押し切られる形でザギヴも仕方なく了承した。
「お願いだから邪魔しないで。アミラルに着いたら他所で遊んで来て」
相当イライラしているザギヴの話なんてヴァンはおかまいナシ。
「じゃあ、お願いねザギヴ・・・・・ゴメンネ」
「あ、お土産お願いしますね。この身体になってからお魚が恋しくて」
「ほら、ブサイク猫さんもバイバイして!バイバイ!」
「あー、バイバイバイ!ったくうるっせえのが消えてちったあ楽になると思ったら!」
「別に帰ってこなくてよくってよ。特に宿屋の馬鹿息子~」
──ブゥン。
四人の姿が光の彼方へ消えた後、ふとケリュネイアは呟いた。
「ねえ、父さん。今ふと思ったんだけど、転送機で闇の門の島って行けないの?」
「あー、行けるんじゃないんですか?でもやっぱり旅をするなら徒歩に限るじゃないですか」


62:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)4
06/06/07 03:13:36 rZ+BQPpW
アミラル──
チャカ的にはかなり思い入れの有る街。
ユーリスを助けるのに必要な3000ギアを払うため、突然姉から「お前、今から殴られ屋をやれ!」と指示され
海王の像の前で顔面が20倍くらいになるまで「お客様」にボコボコにされた、思い出の地。
宿屋の店主が、あの時ゃ大変だったなぁ!と笑う。
チェックインを済ますと、3人はまた作戦会議。他の部屋に泊まると聞かないザギヴを残して。
ヴァンの作戦として、サンポデモシマセンカ?→頃合を見計らって拝み倒す→アライケナイボウヤタチネ。
絶対に上手く行く訳の無い愚弄ファイターの都合の良い絵空事。
ナッジはヴァンに「ヤれる」「捨てる」と人指し指と中指の間に親指を入れるアレで説得され、渋々OKを出す。
夜になるのを待って、明らかに負け戦確定の作戦が決行された。
「あ・・・あ・・あ、ザ、ザギヴさん・・・・」
呼び出す役に廻ったのはナッジ。この作戦、成功すれば貴様が特隊だ!と焚き付けらての事。
「何?」
「その、あの・・・・・一緒に、散歩しませんか・・・・?」
「散歩?」
「あ・・・はい・・・あ、あのイヤなら別にいいです!ゴメンナサイ!!」
言葉少なく応えるザギヴに直感的にヤバいと感じたナッジはすぐさま逃げの準備に入る。
「・・・・いいわよ。夜風に当たりたいわ。」
「ス!スミマッ!えっ?」
思いの他、すんなりと承諾するザギヴに、最初の段階から失敗必至と踏んでいたナッジはたじろぐ。
「どうしたの、行かないの?」
「あっ!いっ行きます!お願いします!」

夜風が涼しい。石段を渡り付かず離れずの距離で歩く男女、月光を頼りに歩む。
「少し涼しいわね。」
「え、あっ・・・・はいっ。」
思いの他、ザギヴは優しい。一重にナッジに対する信頼の現れである。
長い階段を降りると、昔、ユーリスが破壊した宿屋の別館の方へと足を運ぶ。
「よっ」
突然ザギヴが階段の端の縁石に乗り、両手を水平に広げて、トットッとコミカルに歩き出す。
「あ、大丈夫ですか?危ないですよザギヴさん。」
「ふふっ。大丈夫よ。そんなに運動神経は悪く無いわよ」
以外な一面。こんな姿を見るのはナッジも初めて。
よっよっ、とバランスを取りながら進むザギヴを見て、何故だか鼓動が早くなるナッジ。
その瞬間、宿屋の別館の手前の茂みから何かが飛びだしてきた。何かと言うか、アレである。
ソレは土下座の状態でロングフィードしてくると、そのまま土下座の体制で着地。
「きゃっ」少し体制を崩すザギヴの肩を倒れないようにナッジが抑えた。
開口一番、目の前でロストール→ノーブル間の手紙配達よりも安い土下座をする馬鹿が叫んだ。
「姉さん!一生のお願いです!俺のアンギルダンで姉さんのロストールを攻略させて下さい!」
目をぱちくりとさせるザギヴと、少し抱き締める形で抑えてしまい、わわっ、と申し訳なく離れるナッジ。


63:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)5
06/06/07 03:14:29 rZ+BQPpW
「・・・・何を言ってるの?」
「あ、だから、その、俺のオチンロンを姉さんのオマンレンに出会・・・・」
一人土下座外交を行うソレが、即座にヴァンだと察したザギヴの目は冷たく輝く。
すると、ナッジも突然土下座。「ごっゴメンナサイザギヴさん、僕です!僕が全部悪いんです!」
「馬鹿!ナッジお前まで謝るな!」「だってだってだって!ホント謝らないと!」
スゥーと息を深く吸い込むザギヴ、そして深い溜め息をふはぁー、と吐く。
「あなたが一緒に来た理由はよくわかったわ。宿屋に帰りなさい。そして10日間私の前に現れないで。」
「ナッジ君も。彼に指示されたことだろうけど、私を失望させないで。自分をしっかり持ちなさい。」
と冷たく放ち踵を返し、もと来た路を帰ろうとした瞬間、ザギヴより少し背の高い少年の陰が立ちはだかる。
瞬間、少年はするりとザギヴの胸元のスカーフを抜き取ると、くるりと慣れた手付きでザギヴを後ろでに縛った。
「なっ!チャカ!?よしなさい!あなた何をしているのかわかっているの!!」
チャカは聞かない。まるでそれが当たり前の行為かのようにそのままザギヴを軽々、お姫様だっこ。
「チャカ!!」「うぉぉぉぉぉぉ!!すげえ、根性有るなお前!!」
チャカはニカッと笑うと「こういうのはさ、ちょっとの勇気と強引さが必要なんだよ。」

埃を被ったベットの上、崩れた天井から月の光が漏れる部屋。
少年3人が妙齢の美女に絡まる。一見すれば、少年をはべらかす妖女の姿。
しかし、その妖女であるべき人物が後手に縛られ、一番その状況に緊張しているのが少し不思議な画。
裸にされているワケでは無い。長いブーツだけを脱がされて、狭いベットの上で4人が抱き合っている。
チャカはザギヴの背もたれのように後ろから抱き締め、ヴァンは左の脇に顔を押し付けてお腹に手をあてて、
ナッジは裸足の足を身体で包みながら、膝小僧に鼻をつけて寝そべっている。
最初こそ、ザギヴは冷たい脅しの言葉で三人を恫喝し解放させようとしたが、3人とも突然襲うようなことはせず
じっ、とこの状態を保ち続けている所を見ると、どうやら少しは安心してよさそうだ、と勘繰らせた。
3人とも嫌いでは無い。仲間としてはともかく人間としては、好き。
だから、光のほとんど届かない空間ならば、少しは冒険してみたいな。と女心を揺らしていた。
心配なのは、アキュリースからここに来るまでにお風呂に入っていない。足は体は匂ってないか、
そして、この子達にこのまま自分の知らない遠くの場所まで連れていかれるのではないかということ。
「あの・・・・もう辞めましょう。こんなこと・・・あなた達にも良くないことだから・・・・」
そう自戒のように呟く。が、虚空に声だけが掻き消されるのみ。
くくん。と髪の匂いを嗅ぐチャカ。そしてうなじを鎖骨を肩甲骨を、指でするりするりと撫で回す。
「辞めましょう・・・・今なら今日のことは全部忘れるわ・・・・・」
「どうして?」とチャカ。
「こんなことで・・・・貴方達のこと嫌いになりたく無いわ・・・・」
すすん。とビスチェのすそから脇の匂いを嗅ぐヴァン。お腹に置かれたヴァンの手が熱い。
「どうして?嫌いじゃないってことは俺達のこと、好きってことでしょ?ザギヴさん」
膝小僧にちゅっと口付けるナッジ。足がナッジの体温でじとっと温もる。

「あの・・・・私は・・・・男の人とソウイウカンケイになったこと無いの・・・・」


64:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)6
06/06/07 03:15:01 rZ+BQPpW
「・・・・い゛!今何と!??」
「あの・・・・だから、私、その、男の人とソウイウカンケイになったこと、無い。だから、怖い・・・・」
スライムのように、ズルリとヴァンは脇から崩れ落ち、ナッジはぴょいんと飛び上がりザギヴから離れた。
「あ、え、ゴメ、ゴメンナサイ!!」「てっ、撤収!撤収!姉さんマジゴメン!!」
すでに逃げる準備の二人、逆にそれが勇気の告白を行ったザギヴを傷つかせるとも知らないで。
「しようよ」
二人が離れたので、身体に触れる面積の増えたチャカは、ぎゅうっと強くザギヴを抱き締める。
「え・・・駄目。やだ。怖いわ。イヤ。イヤよ。出来ないわ。そんな。私なんて・・・・」
「最初はさ、誰でもそうだよ。怖いよね。俺もそうだったもん。
 でもだからって怖い、自信が無いって逃げてたら一生出来ないよね。頑張ろうザギヴさん。」
優しく諭すチャカ。ザギヴの頬に口付ける。
「って、他人様を後手で縛るような奴の台詞じゃないけどさ。」
少しおどけると、ザギヴも深い深呼吸を行う。
「うぉっ!何だお前!何?今『俺もそうだった』とか言ったよな!お前俺等側の人間じゃないの?」
「え、誰!?誰!?僕知ってる?絶対絶対言わないから教えて??」
「あ、うん。カルラと、オイフェと、ユーリスと、エステルと、あと姉ちゃん。」
「・・・・チャカ。俺は親切な男だから、敢えて最後の言葉だけ聞かなかったことにしてやる。」

薄い月明かりの部屋で美女と少年達の甘い吐息が交差する。どちらもぎこちなく揺れて。
黒いビスチェを脱がすと、見た目からは想像も付かないほどの地味な白いブラジャーが覗く。
ヴァンとナッジはザギヴの背中をこねくりまわして、どうにかしてブラジャーを外そうと悪戦苦闘。
「わ、わかんない?」「め、めんどいから上にずらそうぜ?」
「あ、ソレ多分前ホックだよ」とチャカの声。近くで椅子に座りながら外を気にする。
そして、簡単にブラジャーの形式を見破られてしまったことが少しだけザギヴの心にちくりと刺さった。
月明かりで透けるような白さを讃える乳房、大きくて、そして甘い香りがする乳房。
せーの、でナッジとヴァンは左右の乳首をはぷっと口に含んで、舌で転がしたり、
きっと光の下で見たら凄く奇麗なおっぱいなんだろうなと想像しながら愛撫する。
目を瞑り、表情を変えず、ザギヴは微動だにせず黙りこくる。
「あのね、ザギヴさん。ウソでもいいからさ、少しだけ声出して『ハァ、ハァ』と呼吸してみてよ。
 男はさ、特に始めての時って女性のリアクションが無いと上手く波に乗れないんだ」
チャカのアドバイスはザギヴの心をまたちくりと突き刺し、顔をこわばらせる。
一番チャカに傷つけられたのは、3人じゃ大変だろうから、と見張りを買って出てくれた彼の優しさ。
いや、今自分より全てに於いて上回るチャカの存在がザギヴの心をちくりちくりと刺激する。
「・・・・はぁ・・・・・あ・・・・はぁ。」
ちくりと傷つけられたと思う心が、いつのまにか身体の火照りの焚き付けに変えられたことにザギヴは気付く。
ああ、イヤな女。7つも年下の少年にアドバイスされて、勝手に傷ついて。でも、それすら火照りに変えるなんて。
ぷはっ。二人とも乳房を堪能すると、ザギヴの顔がこわばり紅潮しているのに気付き、
どうやら今までの行動に間違いは無いみたいと安心し、顔を見合わせ頷き、持ち場を変える。
ナッジはそのまま先ほどの足の部分に顔を移すと、内腿に唇を這わせる。
ヴァンは目を瞑るザギヴの耳をはむっと甘嚼みすると、「チューしていい?」と聞く。
ザギヴは答えない。ヴァンは最初イヤなのかな?と不安になるが、少しだけ唇を震わせるザギヴを見て
直ぐ真意を察知し、6つ年上の女性の柔らかな唇に自らの唇を重ねた。
下手なキスはお互いの前歯をカチリとぶつける。
唇を離して、ヴァンは先ほどの前歯のぶつかる感触が楽しかったのか、またカチリと歯をぶつけながら口付けた。


65:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)7
06/06/07 03:15:33 rZ+BQPpW
はむ、はむ、と内腿を少しずつザギヴの熱を持った部分へと、ナッジの口が進む。
スカートをたくしあげられ、色気の無いただ箇所を覆うだけの白い下着。
ショーツの中心にはぐっしょりと、ザギヴの描いた乙女の鏡が水面をたたえる。
母犬の乳房を探す子犬のように、ナッジは鼻をショーツの中心に擦り当て、熱い吐息を吹き掛ける。
ぴとっ、鼻を離すと、熱くねっとりと滲み出た愛液が鼻の頭で糸を引く。
そのまま、無造作に伸びる腕がショーツの端を掴み、優しく脱がそうとする。
が、脱がせれない。腰を落としてこわばらせるザギヴの身体がそれを阻止する。
「あ、ザギヴさん。腰をちょこっと浮かせてあげて。でないと上手く脱がせれないからさ」
ズキン!心臓を鷲掴みにされるようなチャカの一言。
阻止したわけでは無い。どうしていいか解らなかっただけなのに・・・・。
屈辱と恍惚と、情けなさと淫らが入り交じり、ザギヴはパニックになっている。
仕方なく、脱がすことを諦めて、ナッジはショーツの中心を横にずらした。
クロッチの部分に触れた瞬間に絡むように濡れるその部分。初めて目にする、女性の一番大事な部分。
シールミア貝の身に似てるって聞いてたけど、全然違うな。凄く、綺麗。
「あの・・・・・ザギヴさん。ザギヴさんのおま・・・・『ライラネート様』は、
 す、凄く綺麗です。あと、凄くいい匂いがします。あの、甘い花の蜜みたいな・・・・」
ナッジなりにザギヴの緊張を解すための言葉だった。
本当は、ほんのり醗酵したチーズケーキと表現すべき香りだけど、これじゃ傷つくかも・・・・
と気にするが、初めて男性に視られ触れられた部分の匂いを形容されること自体、既に羞恥。
硬直したザギヴの手足の指が、埃まみれのシーツをぎゅううと掴む。
美の女神に形容したその部分を、ナッジはまた母犬の乳をねだる子犬のように、舌を鼻を這わせた。
くちょ、ぺちょ、ピリピリと光の波が脳と秘所を行き交うような快楽。次第に荒い吐息がザギヴから漏れ出る。

ヴァンは、過去に「ゼネのおっさん」と「レルラのおっさん」から聞いたテクニックをフル動員させていた。
首筋を舐め、背筋を指で愛撫し、そして乳首をくりくりと引っ張る。付け焼き刃のヘタクソな愛撫。
「ふぅ・・・・ふっ・・・・はぁ・・・・」吐息を漏らすザギヴを見て、勝利(=ヤれる)を確信した。
「やい、ザギヴ」
・・・・呼び捨てにされた。
「俺の名前、呼んでみろよ。ザギヴ」
突然、手を止めて顔を真正面まで向けて呼び掛けるヴァン。
「ぁえ・・・・・・・・・・ヴァ・・・・ン?・・・・・」
初めて名前を読んだ。嫌いなわけではなく、人物的に「あなた」や「彼」と呼ぶ方がしっくり来るのに。
「駄目だ。聞こえない!ちゃんと呼べ!」
悪戯に微笑む少年の瞳。今、こんな淫らな行為を行っているのに、目の前に居るのはいつもの瞳の大きな少年。
「・・・・ヴァン」
「聞こえない!心もこもってない!もっかい!」
「・・・・ヴァ・・ン!ヴァンッ!」
ン、の部分で甲高く声を上げる。ナッジに愛撫される秘所からの快楽の伝達が、語尾を荒げさせる。
「よし。よくできました。」にこりと笑うと、ヴァンはザギヴの唇を荒々しく奪い舌を絡めた。


66:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)8
06/06/07 03:16:02 rZ+BQPpW
「あ、やばっ」
突然、ザギヴとヴァンを現実へと引き戻すチャカの声。
「もしかしたら、誰か来たっぽい・・・・。」
顔を見合わせ、お互い無言で目を皿にするザギヴとヴァン。ナッジには聞こえていない。
「俺ちょっとおっぱらってくるね。それまで、静かにしててね。」
チャカはその場を離れ、外で揺れるカンテラの灯の方へと走っていった。
黙って見送るザギヴとヴァン、そして、また顔を見合わせると、さっきよりも更に悪戯な瞳でヴァンは微笑む。
(声出したら、外に聞こえるぜ)
耳もとでぽしょぽしょと話すと、ザギヴの唇の前で人指し指を立てて「シィー」のポーズ。
その人指し指と中指をザギヴの唇から口腔へと滑り込ませた。
つるつるした歯を指の腹でなぞり、舌の上に溜まった唾液を丁寧にこそぎ取る。
今ナッジに奏でられている淫らな音と同じ音を口の中でも鳴らされている。
指をちゅぽん、と抜くと、てらてらと指が濡れほぞり、その指が地虫のようにそのままシーツと背中の間を進む。
「!!!!!!?」
濡れる指が汗ばむ尻の谷間を経て、ナッジの顔から約10cm下ほど、もう一人の『ライラネート様』で止まる。
くりくりと弄ばれると、元々汗で湿る部分に指に絡んだ唾液が潤滑油となって、中指が第ニ関節の先まで侵食する。
「!!!ぁヤぁっ!!!」
叫ぶザギヴに驚き、ヴァンはとっさに乳首を責めていた左手で口を包む。
(バカザギヴ!声出したら外の人にバレるだろ!)
その間も中指は止まらない。上下上下と指を運動させ、ナッジの愛撫とは違う退廃的な快楽がザギヴを襲う。
身をよじり、何とかその特異な愛撫から逃れようとするが、腰を浮かすとナッジの角がお腹に刺さる。
逃げられない。この愛撫から。「他の事には使わない」ような所を「こんな事」に使われてしまうなんて・・・・。
目をヴァンの方へと泳がせ、ザギヴは潤む瞳で懇願する。
(やめてほしいの?)
止めて欲しい。こんな快楽を覚えてしまったら、もうきっと帰ってこれない。こくりと首を縦に振る。
(何でもする?なら、やめていいよ)
こくり、こくり、と二回ザギヴは頭を縦に振った。言葉の真意を読む気は廻らない。
(いいよ。約束だからな)
ぬぽん、中指が抜かれた。安堵感と空虚な感覚が同時にザギヴを襲う。
しかし、さらにヴァンの意地悪がザギヴを襲う。
抜いた指を、口元まで持って行く、そして信じられないような言葉をヴァンは吐く。
(何でもするんだろ?じゃあ、指がよごれたから綺麗にしろよ!)
びくんっ!体全体がまるで死後硬直のように固まり、大腿が愛撫するナッジの顔をぎゅっと押さえ付ける。
(やだ、なに、こんな、汚い。信じられない。無理よ。何?え?何?)
調子づくヴァン。しかしザギヴの意志を尊重するように、唇の手前で指を止めている。
やだ、やだ、やだ、と心の中で呟きながら。
ゆっくりと、ザギヴは舌を伸ばし、指を口に含んだ。
そして、脳内で言い訳を吐く自分の意志とは関係なく、ちゅっ、ちゅっ、と音を鳴らして、指を吸った。
(やだ、私、何・・・・してるの?信じられない。気持ち悪い。浅ましい。下品。いやらしい・・・・)
脳の裏側で言い訳を吐けば吐くほど、快楽があらぬ方向へとうねり、心と身体が分離したような気分になる。
ヴァンは、赤子のように指を吸うザギヴの口から指を抜くと「汚くないよ」と、また唇を奪い舌を絡めた。


67:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)9
06/06/07 03:17:41 rZ+BQPpW
いつも、言い訳ばかりをしていた。
恋愛の経験が無いのは、人並みの人生を送れないのは、身体に巣食う魔人の「せい」だ、と。
誰からも疎まれる存在、誰からも遠ざけられる存在なのは、ゾフォルの予言の「せい」だ、と。
そして、全てに打ち勝ち、言い訳の拠り所が無くなった時、
己自身、ザギヴ・ディンガルを一人の女性として心の底で認知するようになった。
だが、認知すればするほど、更なる言い訳で塗り固めて逃げようとする自分が居た。
私は違う。私は浅ましくは無い。カルラや、オイフェや、双子の妹のような奔放な女とは違う、と。
しかし、奔放な女というカテゴリーが有るとするなら、そこにエステルやユーリスや、あの子ですら入ってしまう。
結局の所、自分の作った、「男性経験の有る」奔放な女というカテゴライズで、自縄自縛に陥っていた。
いつも、女性陣がケセラセラと性の話題を語る中、全く同じ理由でザギヴとフェティだけが蚊屋の外に居て、
同じように「下らないわ」という言い訳で自己弁護し逃げていた。そんな自分が大嫌いだった。
が、更に自己嫌悪に陥るのは、遠くで聞き耳を立てる「浅ましい」自分の姿だった。
また、記憶をぐるりと1回転させる。
あの子が、「ザギヴを一人にするのは心配だから!」と猫屋敷から冒険に連れて行ってくれた時。
宿屋で夜中に、エステルとユーリスとあの子が、今まで出会った男性の話で盛り上がっていた。
この人とならエッチしたいよね!という話題。
寝たふりをしながら、またしても聞き耳を立てていた。
浅ましい。恥を知りなさい。そんな目で男性を見ているなんて信じられない。と言い訳をしながら。
・・・・言い訳をしながら、声を出さずに一人、参加していた。
(あんな、誰でも女性と観たら口説くような男の何処がいいのよ!ふしだらに胸を開けさせて!)
(確かに・・・・カッコイイけど。姉離れの出来ない男なんてイヤよ!それに、何よ、あのお腹丸出し!)
(ベルゼーヴァ様・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
沢山の言い訳を重ね、お眼鏡に叶ったのは、尊敬するネメアとベルゼーヴァと、温和で誠実なロイの3人だった。

本当は、いつも意識していた。
ふしだらな男のさり気ない優しさや開けた厚い胸板を、姉離れの出来ない男の美しい顔や割れた腹筋を、
少年達の甘酸っぱい汗の香りや真っ直ぐな瞳を、男性という存在を、いつか受け入れたいと。
本当は、いつも期待していた。
ヴァンが一緒にアミラルに行こうと言ってくれた時、ナッジが一緒に散歩をしようと誘ってくれた時、
チャカにどこかのお姫さまのように抱きかかえられ、優しくベットに寝かし付けられた時、
期待で高まった胸を言い訳の外壁で覆い、イヤな女を演じ、逃げて逃げて、孤独を求めていた。
幸福の熱で覆われたら、自分のような存在は溶けて無くなってしまうのではないかと怯え。

ねっとりと絡まる舌をやさしく離す。何度も口付ける内にヴァンは上手にキスが出来るようになっていた。
(・・・・意地悪してごめん。)
流石に調子に乗った、とバツが悪そなヴァン。そんなヴァンの姿ではっと追憶から現実に戻された。
ザギヴは、少し戸惑った表情で眉をひそめ、そして普段は見せないような柔和な笑顔でまた唇を求めた。
(・・・・・なんだか、もうどうにでもなっていい気分・・・・・)
「いやー、びっくりした!宿屋のおっさん!よくココがアミラルの若者の溜まり場になってるからって
 見回りしてるんだって!てゆうか、ザギヴさん!声!びっくりした!猫じゃないですか~って誤摩化したよ!」
戻って来たチャカの声で二人はびくりと震え、身体を離した。勿論ナッジは気付いていない。
「あ・・・・ゴメン。いいよ。続けて続けて。」
「・・・・・ぁはぁ・・・・・あの・・・・・ふぁ・・・・・したい。」
悦楽の吐息に混じり、ザギヴは心に溜まっていたどす黒いものを吐くように、心情を吐露した。
流石にこれはナッジにも聞こえた。ポジション的に先発隊確定のナッジはびっしょりと濡れた顔を上げて、刮目。
「じゃ、ヴァン、そろそろさ、ザギヴさんの手を外してあげてよ。大変そうだから」


68:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)10
06/06/07 03:18:17 rZ+BQPpW
全裸の美女が月灯に照らされ、柔らかな隆起を晒し、八の字に太腿を開き寝そべる。
そして、ズボンを脱ぎ、下半身を露出させる少年。ブルブルと震え、額の先端の角が振動する。
「あ・・・・駄目だよ・・・・どうしてだろう。さっきまでガチガチだった僕の・・・・勃たない。」
「ナッジ!頑張れ気合いだ!エロいこと考えろ!アレ、カルラのケツとか、あと、アーギラシャリア?とか!」
見知る女の名前を上げられ、ザギヴは少しだけ寂しそうな顔をして、太腿を閉じる。
「ナッジ。リラックスリラックス。ザギヴさんもね。リラックス」
「あ、うん。リラックス。あとエロいこと・・・・・」
カルラのお尻、ああ、ちっちゃくて張りがあって、いいなぁ。。。。
アーギラシャリア?って、確かセラのお姉さん?美人だよね。スタイルいいし。実はおっとりした人だったし。
アレ?アーギルシャンマ?だっけ、アーギルダリアン?だっけ、アレ?それともアンギルダリアン?だっけ?
(アンギルダン?)
「うっ!!!!!わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「どっどどど、どーしたナッジ!」
「ゴメンナサイゴメンナサイ!!僕は駄目なコーンスです!!全然勃たないし変な妄想しました!!」
「馬鹿っ!こんなとこでコシんな!一世一代のチャンスだぞ!ゴウに入ればゴーティダイモン!」
いつも通りの少年達の即席寸劇に、ふと、今自分は何をしているんだろう?とはにかむザギヴ。
そして、白く長い指先を慌てるナッジの顔まで伸ばし、「抱き締めて」と哀願するように両手を掲げた。
ナッジは、伸ばされた手の先に自らの手をかいくぐらせ、優しく互いに抱き締めあう。
ザギヴの豊かな胸に顔を埋めるナッジ。乳房の奧から、ドクンッドクンッと早い鼓動を感じる。
僕と、同じだ。ザギヴさんも緊張してる。・・・・どうでもいいけど、おっぱい温かいな・・・・。
顔を見遣ると、慈母のような恋人のような、優し気で淫らな表情で谷間に潜むナッジの顔を見つめている。
ドクン。また海綿体をつたい、憤るような快楽がナッジの股間に集中する。
そして、恐る恐る、腰を落し、先端をザギヴの秘所に押し当てる。熱くて柔らかい。
「しっ!失礼します!」
素っ頓狂なナッジの台詞に、ザギヴはクスリと笑うと、静かに「・・・・どうぞ。」と答えた。

そうして、嘘つきで意地っ張りで寂しがり屋のライラネートは、男神を館へと迎え入れた。

「!!ぃっだぁっ!!!」
ザギヴの叫喚。先程までの甘い吐息とは真逆の耳を劈く悲鳴。
じわりじわりと、敷かれたシーツが赤く染まる。
「ああああっ!スミマセン!だっ大丈夫ですか!!」
「・・・・っ・・・・だ、大丈夫・・・・いいの・・・・続けてっ・・・・・」
ズリッ、ズリッ、愛撫される快楽とは違う、内臓を抉られるような苦痛。
どこかに傷を癒す快楽を探そうと、ザギヴは痛みだらけの空間から逃げるようにナッジの唇に縋る。
くっつけ離し、くっつけ離し、今痛みを産む空間と同じような動きで、唇を鼻を舌で舐る。
「ね、ね、ザギヴ・・・・姉さん?」
ナッジに独り占めされる形となったヴァンは、寂しそうにもじもじと呼び掛ける。
「あのさ、折角だから俺の、口でしてよ・・・・。我慢できない」
顎先に押し当てられるヴァンの生殖器。初めて見る。想像しているよりも、大きい・・・・・。
今、私の中で暴れるモノ、こんなモノが入ってるの??
心で冷静な台詞を吐きつつも、痛みを堪えるために快楽を探す唇はヴァンを拒まない。
あくん、口を大きく開け、舌をチロチロと動かしながら含む。もう恥も外聞も無い。今有る痛みが全て。
涎が溢れ、くんくんと鼻を鳴らし呼吸しながら、喉元に蓋をするようにヴァンの生殖器を飲み込む。
初めての行為、上手に出来るわけも無く。上下の歯の突起がちくんちくんとヴァンを痛めつける。
「・・・・・っつ・・・・」
(姉さんだってナッジの我慢してんだ。俺も痛いとか歯とか言わない!我慢!)
ちゅぽ、ちゅぱ、口の端から溢れた唾液が滴る。
やがて擦れる歯の刺激も快楽の糧となり、ヴァンは1分と持たず、達する。
「あっ・・・・ゴメッ、出る。出しちゃうねっ!」
ビクンとヴァンが震えて、口の中広がる苦味走るゼリーのような感覚。
と、同時に、自己の快楽まかせに腰を振るナッジも絶頂に達した。
「アアッ!!」少女のように高い声を上げ、引き抜き、力無くザギヴの腹部に射精した。
どろり、と粘膜を張る白濁の愛の欠片。お腹の上で熱く迸ると、体温を奪うように冷めていく。


69:ザギヴ×三馬鹿(長いです。エロを読みたい方は4から読んでね)11
06/06/07 03:18:55 rZ+BQPpW
呆気無かった。
もっと。濃厚で退廃的で、粘っこくて心と身体が乖離するような快楽に襲われるのかと思っていたが、
愛撫されていた時の方が、よっぽど想像のモノに近い、何とも味気の無い行為だった。
よく、カルラ達が言う、「向こうに行く」「ドロッと出る」「頭がパーになっちゃうような」
そういったモノとは懸け離れた、まるで儀式のような行為。
ただ、内臓を抉られたような痛みと、口の中を覆う苦みと荒い呼吸が、今までの全てが真実だと訴えかける。
なんだ・・・・こんなものなの?それとも、私はまだ本当の愛の営みを知らないだけ、なのかな?
ごくん、とそれを飲み込むと、心の中に開いた風穴を埋めるように、一つの思考が定まった。

──まだ、足りないな。まだ、したいな。もっと愛して、愛されたいな。

「ザギヴさん、お疲れ様。」
一部始終を観ていたチャカが、ザギヴの額にやさしく手を当て、ベッドの横に腰掛けた。
優しく微笑む少年の顔。額に置かれた手が汗を拭い、長い髪をそっと撫でる。
「わっ!!」
不意を突くようにザギヴの手が、チャカの股間へと伸びていた。其所は、熱く硬く勃起している。
「・・・・ごめんなさい。こんなになるまで我慢させて。」
「あ、いや、いいんだよ。大丈夫。」
「もう少し・・・・・身体を休ませたら、大丈夫だと思うから・・・・・その時は、チャカも一緒に、ね。」
普段の低く響くような声色とは違う、甘えるような艶やかな口調のザギヴ。
ニコリとチャカは笑うも、これは、大変なことを教えてしまったのかなぁ・・・・と少し心配の情を湧かせる。
さわさわと服の上からチャカの性器を摩るザギヴの手、チャカはその手を掬い上げて、優しく繋いだ。
「うん。じゃあ。体力が回復するまでゆっくり休も。今度は俺も仲間に入れてもらうよ。」
ザギヴは繋いだ手をさらに指1本1本互いに絡ませる形で繋ぎ直し、ぎゅっと握り返し、ナッジとヴァンに目を配る。
息を切らすナッジ。先ほどと同じような体制で、太腿を枕にして休んでいる。
ヴァンもまた先ほどと同じように、左脇に顔をつけ、二の腕を枕にして惚けている。
3人の体温がザギヴの身体と心を温めて、少しだけ下腹部の痛みを和らげて行く。
そうして、惚けるヴァンの唇にザギヴは唇を重ねると舌を滑り込ませ、口に残る苦いものをヴァンに返した。
「!!わっ!!!!きったねっ!!何すんのさっ!」
「・・・・さっきの仕返し。」
クスクスと笑うザギヴ。ヴァンは嫌そうに口を拭うと、耳もと囁くように語りかけた。
「ねぇ、ザギヴ姉さん?」
「ん?」
「あのさ、俺、結局チンコを入れて無いワケだからさ、俺だけまだカテゴリー的に童貞じゃん。
 なんか、そんなズルいよな。2回戦の時は俺が入れる番で、いいよね?」
「ちょっと・・・・正直まだ痛いからそういうのは無しで・・・・。他ならどうにかするわ。」
少し寂し気な顔をするヴァン。だがすぐににんまりと邪な笑顔を浮かべる。
「他なら?」
「うん。なんとか。」
「じゃさ!じゃさ!俺コッチでエッチしたい!」
懲りないヴァンは、また先ほどと同じように、お尻の谷間に指を滑りこませると、トントンッとソコを刺激した。

──バシッ!
スナップの効いたザギヴの平手が、ヴァンの頬に放たれて乾いた音を発する。
そしてまたクスクス笑うと、翻した掌をそのままヴァンの頬に当て撫でると、呟いた。
「調子に乗らないっ。」



70:名無しさん@ピンキー
06/06/07 03:23:50 rZ+BQPpW
こんばんわ。
前回、書くと言ってしまった手前。頑張ってみたのですが。
単発的に終わらせれるようなモノと違って、難しいですね。明るい話は。
前後に話の辻褄をあわせようとすると、蛇足が沢山出て来て・・・・。
前半はもしかしたらいらなかったかな?と思ったんですが。
コミカルな話にしたかったもんで、入れてしまいました。長々とごみんね。
一番の失敗は羞恥プレイ的なものを入れたいなと思って、お尻に突っ込んだ指を舐めさせるというのを入れたんだけど
それっとよーく考えてみると単なるスカ○ロだよなぁって思いマシタ。おげえ。
そして、やっぱり居ますね。イークレムン。
おやしみなさい。

71:名無しさん@ピンキー
06/06/07 04:43:00 brXctuVR
まぁ、俺のザギヴはこんなじゃないが、これはこれで別途で楽しめる。
ご苦労さん。

72:名無しさん@ピンキー
06/06/07 08:12:41 4y1aUqiN
長文ご苦労様

73:名無しさん@ピンキー
06/06/07 08:39:58 7bu4/fbZ
長文乙

74:名無しさん@ピンキー
06/06/07 08:52:02 g8GxKx9/
>>17 乙!
ザギヴ様もツンデレ組だと思うから、デレならこんなんだと思う。
以外に手練れだったな、チャカ!

75:名無しさん@ピンキー
06/06/07 08:53:18 g8GxKx9/
>>17 もとい >>70
orz

76:名無しさん@ピンキー
06/06/07 09:39:01 KfPHpK7K
GJ!!
所で姉ちゃんの名前は『ゴリ』ですか…orz
チャカが大人の階段をかなり上ってたとは…侮れん男よ。GJ。

77:名無しさん@ピンキー
06/06/07 10:15:39 Vxr1mzGS
>>70
ぶるぁぁぁぁぁ!!!
エステルはそんな娘じゃありませんっ!

78:名無しさん@ピンキー
06/06/07 14:52:00 FbvXOTcv
GJ!アンギルダン?のくだりで笑ったw
ザギヴが幸せそうでよかったわー長文お疲れさんです

79:名無しさん@ピンキー
06/06/07 16:28:36 8Tfb4zRW
GJ!
自分は蛇足の部分も好きなんで、前半も楽しめたよ~。
ザギヴもかわいくてよかった。長文乙でした。

80:名無しさん@ピンキー
06/06/07 20:19:42 C81D+0J1
GJ!
オールキャラ風味なのが微笑ましかった。
「お前俺ら側の人間じゃねぇのかよ!」の台詞にいたく感動。

81:名無しさん@ピンキー
06/06/07 20:51:39 XhTmvKjs
『ゴリ』はあだ名です。
他にも、『インドマグロ』というオイフェのあだ名も考えたんですが
これはジルオールに関係無いので、却下しました。

82:名無しさん@ピンキー
06/06/07 21:38:25 XhTmvKjs
ふと、読み返してみて、全体的ダラダラと行く形になっちゃったけど、
9の話は自分的にも、清楚でプライドの高いおぼこい女性の気持ちを表現しきれたなぁと納得できたので。
それはそれで良かったです。あと、皆さんのキャラクター感を崩す話にしちゃって。ごめんなさい。

83:名無しさん@ピンキー
06/06/08 06:13:11 6N0aRKFz
おもろけりゃなんでもバッチコイ!
アイリーンはマグロだと思う絶対

84:名無しさん@ピンキー
06/06/08 19:00:22 9MWv1Hny
出だしの「革新入ってる」のくだりにワロタ
GJ!!!

85:名無しさん@ピンキー
06/06/08 19:32:32 okIQACgJ
エロしてない所はGJ!なんだけどなあ
チャカ好きなんだねって感じ

86:名無しさん@ピンキー
06/06/08 20:16:24 dYMnvrHN
>>83
カルラに責められっぱなしで言葉もない…か

87:名無しさん@ピンキー
06/06/08 21:00:20 AOVQlRco
チャカはビタの一秒も画面で観たことが無いので半ば憶測キャラクターです。
ただ、女主人公をゴリ呼ばわりしたいがために選んでしまいました。
勿論女主人公もビタの一秒も画面で観たことの無い背信者です。

88:名無しさん@ピンキー
06/06/08 21:26:35 /k1TBUM1
(´・ω・`)

89:名無しさん@ピンキー
06/06/08 21:36:37 VET2yzsZ
(´・ω・`)

90:名無しさん@ピンキー
06/06/08 21:48:45 6N0aRKFz
どうりでチャカが男前だよ

91:名無しさん@ピンキー
06/06/08 21:55:50 AOVQlRco
ごめんね。

92:名無しさん@ピンキー
06/06/08 22:12:45 jT8gYBw4

    ┏┓┏┓          ┏━━━┓  ┏┓  ┏━━┓┏━┓
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93:名無しさん@ピンキー
06/06/08 22:35:21 okIQACgJ
美化じゃなくて完全に想像だったのか

94:名無しさん@ピンキー
06/06/08 23:12:41 CDVDDfez
>>92
どうしたよ急にww

95:名無しさん@ピンキー
06/06/08 23:44:52 jT8gYBw4
自分語りがウザイ
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
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  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /     ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.         ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
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                  ヽ       \        ヽ       \
                   `ヽ、      \_       `ヽ、      \_
                       `ヽ、      !         `ヽ、      !
                         `ヽ、   ノ           `ヽ、   ノ
                            )  (             )  (
                        _ _ _ノ   )         _ _ _ノ   )
                       (_(_(_(_(_          (_(_(_(_(_

96:名無しさん@ピンキー
06/06/09 04:38:39 7NdOmi3r
俺も最近までは、チャカをビタの一秒を見たことも無かったな。
ルルくらいの身長だと思い込んでいたのでビビッた。

97:名無しさん@ピンキー
06/06/09 07:39:56 ozskGr+O
むしろ自分はルルはもっとデカイかと思ってた。あの顔グラが..
戦闘画面にてその小ささに驚愕した

98:名無しさん@ピンキー
06/06/09 14:05:04 hOIYhy+9
え?ドワーフじゃないの?

99:名無しさん@ピンキー
06/06/09 14:36:44 5hFQbb7E
やっぱ職人さんがひとりしかいないとこういう雰囲気になるわけか。

100:名無しさん@ピンキー
06/06/09 15:58:48 X1GsRSd8
職人など一人も居ないぬぁ

101:名無しさん@ピンキー
06/06/09 17:59:22 cnBGcfgy
職人ねえ…ww
日記書いてる人間ならいるようだがwww

102:名無しさん@ピンキー
06/06/09 21:15:47 MgIUup1q
てめ…w
あえて誰も言わなかったことを…ww

103:名無しさん@ピンキー
06/06/09 21:32:30 LcHb8E3v
うわああああんっっ!!
倉庫番さんが復活してたようっ!!
よかったーーっ!!
号泣 だばだばだば

104:名無しさん@ピンキー
06/06/09 22:50:10 flR2R7SG
ごめん言っていい?

>103きんもーっ☆

105:名無しさん@ピンキー
06/06/10 03:36:38 4eMqZ7qq
おお…
大気が怒りに満ちておる……

106:名無しさん@ピンキー
06/06/10 16:16:06 MjFpC3QZ
やべぇー今度こそ死ぬかも闇小説スレ

107:名無しさん@ピンキー
06/06/10 22:55:57 hyyJfwWC
ほっしゅーっ☆

108:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:00:29 A1+uYmMo
んじゃ 保守で 前半部分だけでも投下
内容は 二番煎じどころではない ミイス組 近親もの
苦手な人 するーでよろしこ

109:最初はなぜかルルたん
06/06/10 23:02:37 A1+uYmMo
「ああっ!だめえっ!!」
ベッドのふちに腰掛けるようにして、男の胡坐の中心部に座らされた少女は
自分の中、最奥の泣きたくなるような切なさに身を震わせていた。
肌を覆い隠すものがない状態で、本来、自らの保護者としてかかわるべき男と
本能のままに”繋がり合い”を繰り広げていた。

自分に特定のパートナーがいるわけではないから、こうなることに何ら障害はない。
ただ、胸張って他人に公表できる関係でないのは、そこに恋慕という感情が
あったというわけではないから。肉体への熱い刺激がもたらした関係であるから。
その刺激がもたらしたものが、そういう現実的なことをとりあえず今は
どうでもいいこととして、思考の向こうへ追いやってしまった。
今は、もう、その感覚を手放したくないだけ・・・。
その感覚に呼応して、日常にはない音声、感覚の甘さに比例した粘度の液体が
口元からこぼれる。涎を垂らすなんてこと、普段なら子ども扱いを嫌う自分に
とって考えられない行動。だが今は、そんなことには構っていられない。

いつもの旅の仲間であるこの男に恋愛感情や、まして性的な欲望を感じたことは
なかったが、年齢に見合った落ち着きと、弱きものへの庇護を忘れぬ男気は、
仲間の誰もが頼みにするような人物であった。
このような、本能にすべて揉み消される様な状況においても、無意識の心遣いが
感じられる。
男の節くれだった指が、しっかりと腰骨をつかんで支えている。また、もう片方の
腕が、胸を包むように抱きかかえている。
ただつかんでいるのではない。相手を傷つけないように、無理やりにならないように。
しっかりとした支持によって、少女は快感を追うことに集中することができた。
それでも、低いうなり声とともに、指や、腕に、つい力が入ってしまうときには
少女の脳の別な部分が反応して、下腹部への甘美な熱を増幅するのだった。

110:ミイス近親ぶぶー!1
06/06/10 23:05:17 A1+uYmMo
少女の腰が、胡坐の中心を上下するたびに、グチュっ、ヌチュっと粘液の音が
漏れ聞こえる。
「ルルちゃん・・・。」
思わずそうつぶやいたところで、肩をつかまれハッとする。
「何だ。覗きが趣味か?」
そう耳元で囁きながら、その男は、戸口の隙間から図らずも二人の濡れ場を覗くことになり、
思わず声を漏らしたもう一人の少女を背後から抱きすくめた。
「あれでは足りなかったと見える。」
長衣の下に何も着ていないことを片方の手で確かめると、すばやく裾をまくりあげ、
己の刀身を、垣間見の興奮に濡れる少女の中心に押し当てた。
少女が抵抗するまもなくそれは押し入り、求めるものを言い当てたとでも言うかのように、
得意げに肉襞を蹂躙し始めた。少女の戸惑いとは関係なく、生殖のための器官は肉の
悦びに波打った。
「はあっ!んううっ・・・。」
声が出ないように片手で少女の口をふさぎ、己自身で少女を刺し貫いたまま抱え上げ、
ゆっくりとバルコニーを自分の部屋に向かって歩き始めた。歩を進めるたびに、わざと
腰を突き上げるようにすると、濡れた音が口をふさぐ手のひらを打った。
少女は男がそのまま部屋に入るものと思っていたが、男は向かいの棟がよく見えるところで、
バルコニーの手すりのほうへ向き直った。少女もようやく足先が床に触れるところまで
おろされ、ほっとしたところをまた激しく突き上げられた。
「ああっ!!」
手のひらから開放され、油断していた上のこの不意打ちに、予想外の大きさで喜びを
告白してしまったことに、喉元がかあっと熱くなるのを少女は感じた。
「あまり大きな声を出すと向かいの部屋から見られるかも知れんぞ。」
声の主がにやりと笑うさまが目に浮かぶようだ。
「誰にも見せる気はないがな。」
続けてぼそりとつぶやいた言葉の温度は冷やりとしていた。

111:ミイス近親ぶぶー!2
06/06/10 23:08:42 A1+uYmMo
数時間前、日付で言うと前日になるが、さんざんなぶった少女の体だったが、心も体も
イライラと少女を求め続けている。男の容姿であれば、女に不自由するということはなかったが、
そんな女どもでは意味がなかった。男が常に求め続けていたのは、実の姉だった。
その姉以外に、性の対象として初めて捉えた女がこの少女だった。
最初は親友の妹というだけで、人として尊重する以外の特別な感情は持っていなかった。
少女の思慕する相手が、実の兄である友だということに気付くまでは。
思う相手の話になると、普段、日の光のような友が、陰りを帯びた薄い微笑を返すばかりだった
ことに合点がいった。
思う相手が実の姉であること、その姉をあきらめる気のないことなどを告白した夜の、
友のなんともいえない表情を思い返して、確信した。
友はその翌日、長く離れていた故郷への一時帰還を自分に告げたのだった。

その後、友の故郷へ姉の後を追いたどり着いたが、そこから目標を同じくするものとして、
この少女と旅をすることになった。自分にとっては姉を追う旅、少女にとっては兄を追う旅であった。
兄と同じく、育ちのよさから来る嫌味のない優しさ、穏やかで控えめだが芯の強さを持つ
少女に、仲間としての信頼と尊敬の念を持つようになった。
数日前までは。

それは突然の望まざる狂気の宴への招待だった。
魔人の気まぐれで、冒険の依頼を受け街道を移動しているときに、自分と少女だけが
強制的に瞬間移動させられた。追う身ではあるが、相手との力の差は歴然。
仮のアジトらしき洞窟に、魔人の楽しみのためだけに、ちょいと呼ばれた、その程度の扱いだった。

「うふふふ・・・。身動きできないかしら?もちろん、動けないようにしているのだけれどね。」
楽しそうに含み笑いをしながら、魔人が舞台となる場所へ暗がりから進み出た。
そこにはその場に似つかわしくない寝台が一つ。そこへ下着と見まごうばかりの自分の衣服を
脱ぎながら、魔人が寝そべった。
「うふっ。まあ、そこで見てらっしゃいな。今からが本番よ。」
蒼白のその男の表情を満足げに見遣ると、奥の暗がりに、ぱちんと指をはじいて合図を送った。

112:ミイス近親ぶぶー!3
06/06/10 23:13:31 A1+uYmMo
闇から姿を現したのは、予想どおり、仮面の男だった。だが、予想外だったのはその男の
いでたちである。体には何も見につけていない状態で、忘却の仮面だけが顔を覆っていた。
股間のものは、半分鎌首をもたげてきているが、その姿に少女がひっと短い悲鳴を上げた。
今から展開されるであろう見世物に、容易に想像がついてしまう。
いらつきが男にちっと舌打ちをさせた。下品だからやめるようにと姉に注意されていた仕草である。
腹ばいになり、こちらの様子を楽しげに眺めていた魔人が、それに反応したかのように、素の表情を見せた。
「セラ・・・。っ・・・?」
魔人はさっと顔色を変えると洞窟の空気にさらされた、わが身をかき抱いた。
「これはっ・・・何っ?」
寝台の上に座り込むような形でかたまっている魔人に、背後から仮面の男の両腕がのびる。
「ひっ!・・・やっ、な、何・・・?」
急に陶然とした表情になると、男の腕を自分の乳房へと導いた。

「どーお?愛する者を自分以外の人間に触れさせるのは。ああっ、セラ!その感じ・・・!」
自分の負の感情が、魔人に涎を垂らさんばかりの快感を与えていることが分かっていても、
男には、湧き出すそれを抑えることはできなかった。
「はあ・・・、いいわぁ。でも、まだ演出が足りないようね。これではどうかしら?」
仮面の男が闇の神器に手をかけた。ガクッという挙動とともにはずれたそれは、そのまま宙に浮かぶと
スーと寝台の上空に移動した。
蒼い顔で事の成り行きを見つめるばかりだった少女が、絶望の表情で声を上げる。
「兄さんっ・・・!」
「そうこなくっちゃ・・・。うすうすは感じていたのでしょう?私のペットがあなたの大事な
お兄様だってこと。もう、わたしのも、の、よ。」
兄の首に腕をからませて、獲得した商品を自慢するように少女に見せつける。
「兄さんっ、ロイ兄さんっ・・・!くぅっ・・・。」
涙する少女に満足すると、魔人は何事か男に耳打ちした。
「じゃあ、私は中であなた達の感情を思う存分浴びさせていただくわ。これで演出は完璧だから
落ち着いて鑑賞できるはずよ。さあ、私を楽しませて頂戴。」
魔人の表情が、先ほどと同じように、怒りに震える男の、姉のものへと変わっていった。

113:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:16:10 A1+uYmMo
とりあえず こんだけ
遅筆御免!

114:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:17:57 MuXb7LcE
リアルタイム!
キャ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

115:名無しさん@ピンキー
06/06/10 23:19:27 RYoxtKrX
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!


116:名無しさん@ピンキー
06/06/11 02:02:46 xa2XUtKK
闇女スレでやれよ

117:名無しさん@ピンキー
06/06/11 08:35:39 /leopeOW
また腐の流れに遅筆御免と来たか…。

118:名無しさん@ピンキー
06/06/11 08:40:03 bucA1it+
これ、何か不満か?
…途中で切られるのはちょっと…だが。

119:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:01:05 ULpiO/Cc
叩きたいだけだろ、ほっとけよ。

120:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:08:49 G+QSWg8k
職人さんがんがれ

121:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:43:53 HLzMGAGb
すんません ほしゅ 書き込みだと思って
するーしといてください
本物の 職人さん 早く帰ってきてくれー

122:ミイス近親ぶぶー続き4
06/06/11 09:46:07 HLzMGAGb
「お願いやめて・・・。」
魔人の支配下にある男は、背後からすべすべとした肌に指を這わす。
「やめてっ・・・!セラ、見ないで・・・。」
言葉では抵抗しても、魔力により愛撫から逃れられない様子の姉は、弟の名を呼びながら、
その透き通るような肌を薄く上気させる。
首筋に舌を這わせていた仮面の男は、張りのある美しい乳房を下から掬い上げるようにこねる。
強弱をつけながら、時折指の腹で先端の突起を刺激する。
こらえきれず吐息が姉の口からこぼれるのを、奥歯を軋ませるだけでただ見ているしかなかった。
魔人が弟に許したのはそれだけだったから。
『あら、シェスター、何度もロイとは私と一緒に楽しんだじゃない?今日に限ってどうしたのかしら?』
楽しげな笑い声がその場の四人の頭の中にだけ響く。
『愛する弟に見られるのが、嫌なのね。分かったわ・・・。ふふふ・・・。』
『ロイ!折角だから、この娘の一番望むようにしてあげなさい。』
男は、自分の体に女を寄りかからせ、前に投げ出された足を両手で大きく開かせると、
今度は自分の足をからめて動きを封じた。
「いやああっ!!」
悲鳴も空しく、先ほどの愛撫により、程よく濡れ光る秘部が最愛の者の前に晒された。
男の指がこぼれ出た蜜をすくうと、花びらの内側に、外側に丹念にそれを塗りつける。
一番敏感な花芽には触れずに、そのすぐそばを男の指がぬるりぬるりと通り過ぎる。
「はあっ・・・!んんっ!」
執拗なその指使いに、思わず腰を浮かせると、指はすぐさま求める場所からは遠のく。
「んふうっ、いやああっ!もう、・・・許して・・・。お願い・・・。」
紅潮した頬には、もう幾筋もの涙が伝っていた。
「ごめん、なさいっ・・・、もう・・・、追わないで!見・・・見ないでぇ・・・。」
『ああっ!たまらないわっ!・・・もっと、もっとよぉ!』
魔人の声が合図であったのか、男は蜜つぼに指を滑り込ませ、同時に一方で花芽を一気にこすり上げた。


123:ミイス近親ぶぶー続き5
06/06/11 09:47:15 HLzMGAGb
「ーっ!!」
絶命したかのように、女は全身を痙攣させて動かなくなった。
かすかに胸が上下しているので、息はあるようだ。
男は女を寝台に横たえると、今度も客に局部がよく見えるように女の腰を高く持ち上げた。
そこに上から圧し掛かり、自らのいきり立つ分身を押し当てた。
それを客に見せつけるように蜜をからめながら、またもぬるりぬるりと溝にそって腰を前後させた。
意識を失っていた様子の女が、許しをこうたが、やはり聞き入れられず、またも絶望の悲鳴を
あげさせられたのだった。
火ゴテのような熱さの暴君は、思うさま肉襞を蹂躙した。
「いやああっ!いっ、やあぁっ・・・!」
女の膝裏を押さえつけ、高く差し上げられた花びらの中心を、無慈悲に真上から串刺しにする。
「セラっ、ごめっ・・・!なっ、さ、ひっ!ああああっ!あーーっ!っ!--っ!!」
言葉をさえぎるように、男が腰の動きを早めると、女の口から出るのはただの嬌声となった。
男の腰が繰り出す波動が、女の下腹の奥の熱量を増大させ、凝集させる。
男も、泣きたくなるような感覚が下腹からせり上がってきていることを感知していた。
結合したまま女の尻を寝台に抱え下ろすと、女の足を自分の腰にからませ、唇で女の口をふさいだ。
腰の動きを小さくし、女の花芽をじわりじわりと圧迫していたが、女のほうが堪らずに、
引導を渡してくれるように懇願した。
今度の願いは聞き入れられ、男の腰はすぐさま限界のスピードで攻め立てた。
「ん゛っ!ふうっ!」
男はがくがくと最後の大振りの後、吐息とともに女の中に精を放った。
女は際限のない悦楽から、ようやく開放され、意識を手放した。
『ああ・・・。最高よ!あなた達のおかげで何倍も盛り上がるわ!』
『宿主は限界のようだから、今日はこのへんでおひらきね。』
魔人の気まぐれに、元いた場所へ転移させられる瞬間、仮面の男が、姉の涙で張り付いた頬の髪を、
いとおしげにかき上げるのを弟は見た。
気がつくと街道で仲間に今までどこに行ってたのだの、少女に何かしたのかだの質問攻めに
あっていた。

124:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:55:16 HLzMGAGb
ああ、じっさい近親かんで いたしておりませんな・・・。
におわすぐらいで 終わってますが、どちらの きょうだいも
ガチで すませてる 設定です。

また スレ さびしいときは 蛇足でも 投下します。
はいどうも。

125:名無しさん@ピンキー
06/06/11 10:29:28 HJ/TWeOQ
GJ! だと思うが投下前後に卑下されると逆にうざい。
あとガチで済ませてるってのも設定じゃなくSS内で書いてくれ。

126:名無しさん@ピンキー
06/06/11 12:48:11 Sn6tTiF9
乙カルラ

127:名無しさん@ピンキー
06/06/11 22:57:27 HLzMGAGb
ああ このまま過疎っていくのか・・・。
ほしゅ

128:名無しさん@ピンキー
06/06/12 00:52:35 ruL3GS4L
あえて近親での性交を読まさずに微妙に醸すだけの所が、
逆に想像を書き立てて良いと思うよ。面白かったです。

129:名無しさん@ピンキー
06/06/12 17:51:58 eDVwR30L
最初にルルたんとやってたのは誰だったんだ?阿部さんとか?

130:名無しさん@ピンキー
06/06/12 17:55:24 yentSZfI
ロイ?

131:名無しさん@ピンキー
06/06/12 20:50:18 oKrWGDix
前投下されたデルガド×ルルたんのミイス主覗きエチーの続き?

132:名無しさん@ピンキー
06/06/12 20:53:58 C/UDzR+S
あ そうです テイスト変わっちゃいましたが 蛇足 投下

133:ミイス蛇足1
06/06/12 20:54:48 C/UDzR+S
少女は涙でぐしょぐしょの顔でだいじょうぶ、ごめんなさいとだけ言うと、街道を先頭きって進んだ。
町の常宿に着いても、顔色は紙のようだが、こわばった笑顔でだいじょうぶと繰り返すだけ。
仲間には男の口から、魔人の気まぐれにつきあわされ、いじめられたのだと説明しておいた。
詳しくは少女の様子からも、問い詰めては駄目だとも釘を刺しておいた。
仲間は不承不承ではあったが、男の有無を言わせぬ態度にそれ以上の詮索はあきらめたようだった。

あれほど強く求めていた姉だったが、不思議と少女が受けたほどのショックを感じていない。
魔人から姉は開放せねばならないが、とりあえず操られたままでも友がそばにいる間は
大丈夫だという気がしていた。
自分のことよりは、少女の傷心をどう繕ったらよいかを考えている自分に内心困惑しながら、
やさしい言葉をかけるわけでもく、男はただ黙って少女のそばにいた。
少女もそれを気にする余裕もないのか、男のそばでぼんやりと宿での時間を過ごしていた。
バルコニーで夜風に吹かれながら、二人で闇を見つめていたとき、ふいに少女が口を開いた。
「セラ・・・。兄さんがセラのお姉さんにしたこと、・・・私に同じことして欲しい。」
男がはっと少女に目を向けると、少女は空ろな眼差しでもう一度同じセリフを繰り返した。
「何を言っているのかわかっているのか?」
思わずいつも以上に声が低くなっていることに気付いて、舌打ちする。
「ちっ・・・。姉がお前の兄に汚されたからといって、妹のお前にその代償を求めるような男だと
俺のことを見くびっているのか?」
「そうじゃないの。気持ちはからっぽなのに、ね・・・。あれから、体が、おかしいの。」
そう言うと、少女はぎゅうと目を閉じた。
「宿についてからお風呂も入ったし、あそこで、直接体に何かされたってわけでもないのにね。」
ふふと力なく笑うとまた闇に視線を移した。
「あそこで、あれを見させられてるときは・・・。」
少女が思わずうつむく。
「待て、もういい・・・。あれは・・・、早く忘れることだな。」
ぱっと顔を上げ、つとめて明るく少女は振舞う。
「こう見えて私・・・、乙女じゃないのよ。だから、兄さんたちのあんなとこ見せつけられて
体が疼くってとこかしら?わかんないけど、ね・・・。」
「いやかな、こんな理由じゃ。それとも女としての魅力、ぜんぜん及ばないかなあ・・・。
セラのお姉さん・・・、ほんとにきれいだよね、私じゃ、っ・・・。」
涙がつうと頬を伝う。

134:ミイス蛇足2
06/06/12 20:55:49 C/UDzR+S
少女の肩をぐいと引き、ひざ下から腕を差し入れ、間の抜けた表情の少女を抱えあげた。
「後悔しても、もう、遅いぞ。」
言うが早いか少女を抱えたまま男は部屋へ向かった。
ベッドに少女を下ろすと、廊下へ続くドアと、今通ってきたバルコニー側のドアに鍵を掛けた。
最初は、少しおどして開放してやるつもりだったが、ベッドにもどってくるころには
昼間のきつい興奮のためか、何がしかの行為をせずに、この部屋を出ることは不可能なほど
男の中心部に位置する熱は高まっていた。
頬の涙も乾かぬ少女は、膝を抱えたまま、ぼんやりとしていた。
少女の横にギシと手をつくと、びくりとはねる少女に顔を寄せた。
「なんだ、さっきのようすでは、経験豊富な口ぶりだったが、はったりか?」
ふるふると首をふると、なぜかごめんなさいという。また、大丈夫という。
「ふん。」
逃げられないように、少女の後頭部を支えると、短めの髪に指をすべりこませた。
それだけで、少女は白い喉元をさらしてのけぞった。
そのまま、少女の体を横たえながら、一方の手で両頬をぬぐう。
「俺になすりつけられては堪らんからな。ほれ、鼻もかめ。」
サイドテーブルの上のタオルをつかんで、少女の顔の上に放る。
素直にこしこしと顔を拭き、ちんと鼻もかむと、タオルの下から赤い鼻の少女が顔を出した。
男がそれをつまんで、元の位置に放ると、少女が必死にすがり付いてきた。
「勘違いするな。俺は保護者じゃない。」
上向かせて口付ける。
歯があたりそうな緊張に焦りながら、少女のくちびるを犯す。
歯肉をなぞり、濡れる舌をからめとる。
半ばその感覚に酔いながら、少女の衣服を縛めるものをほどいてゆく。
長衣の裾から侵入させた手で、もちもちとした感触のわき腹を撫で上げる。
張りのある乳房は意外なやわらかさで、指に押されるがままに形を変える。ふさがれた口腔の奥で
少女がうめくと、唇を首筋に移動させる。少女の吐息に合わせるように、柔肉をつかみ緩める動作を
繰り返し、その動きを徐々に早め、激しくしていった。

135:ミイス蛇足3
06/06/12 20:56:31 C/UDzR+S
「ああっ!兄さん・・・!」
はっと視線が絡まる。しかし、すぐにもとの表情にもどると男は
「お前の相手が誰だろうが、俺には関係ない。だが、二度は許さん。今、お前を抱いているのは俺だ。」
平静を装おうとしたが、最後のセリフには、苛立ちがにじみ出ていた。そのことに更に腹が立つ。
乱暴に長衣をまくりあげると、胸の震える先端に噛み付くように吸い付いた。
指は腰骨をなぞり、そこから下を探るが、両足は硬く閉じられていて、片手では歯が立たない。
強引に膝を割り込ませ、さらに少女の片足を大きく開かせるように押さえつける。
乳首を舌で刺激しながら、無防備になった足の付け根と下着の間を何度もなぞると、少女が堪らず
声を上げる。
「いっ、やあっ!はあっ、あっ!あっ!!」
「俺の名を呼べ。そうすればお前の望むようにしてやろう。」
「ああっ!セラぁっ!ごめんなさいっ・・・!大好き・・・。」
潤んだ瞳で、名を呼び、大好きと繰り返す少女に、胸の奥が焼かれる。
「いいだろう・・・。」
『お前も焼きつくしてやる!』
心の中でそう叫ぶと、肉の合わせ目を下着の上から激しくこすりあげた。
一番敏感な部分はすでに、興奮のため充血し、こりこりとした感触を下着越しにも指に伝えていた。
そこを集中的に刺激すると、少女は短い悲鳴とともに一気に全身をこわばらせて、その後ぐったりと脱力した。
荒い息で無抵抗の少女から、衣服を取り去ると、男も身に着けていたものを床に落とした。
収まる場所を求めてひくつく自分自身に手をそえると、少女の入り口にあてがう。
そのまま体重をかけて、のしかかる。脱がせた下着が糸を引くほど潤っていたその場所だが、
侵入を拒む肉の抵抗が強く、亀頭部を痛いぐらい締め付ける。熱く濡れる内壁は、男が腰を沈めるたびに
柔らかい無数のビーズにしごかれるようである。
余裕なくこのまま抜き差しを続ければ、あえない最後をとげることは分かりきっている。
ひとまず奥まで収めると動きを止め、少女の赤く腫れて、ぬらぬらと濡れて光る真珠を責めることにした。
包皮をむき、先ほど下着の上からの乱暴さと違い、そっと指の腹でなでる。
指の動きにあわせて、内壁がびくびく、ぎうぎうとうごめく。
少女の声も、あえぎ声というよりは泣き叫ぶようで、自ら腰をゆすり始めた。
男のプライドとしては早いような気がするが、これでは冗談抜きで男も限界である。
クリトリスへの責めをあきらめ、少女に覆いかぶさると、最後の疾走を開始した。
最初と比べれば、幾分、遊びが増したようだが、搾り取るようにぬめる肉襞は、男を容赦なく追い立てる。
「あっ、ああっ!んーっ!!」
「くあっ!出すぞ・・・!」
そう男はうめくと、ぐいと恥骨を膣口に押し付け、たぎる精を最奥へほとばしらせた。
中に浴びせかけられる熱い液体の感覚に、ああと少女が声をもらす。
また、セラと男の名を呼び、すうと目を閉じた。

136:ミイス蛇足4
06/06/12 21:01:26 C/UDzR+S
その夜、まぐわうことさらに数回。
昼間からの異常な興奮状態での御乱行であったが、さすがの男も泥のように眠った。
それでも、少女が夜中にベッドを抜け出すのに気付くのはさすがか。
少女は鍵を開けると、バルコニーへ出て行った。
旅館の離れとして建てられたこの建物は、4部屋しかない。1階2部屋、2階2部屋である。
1階には今日は客はないからどうぞごゆっくりと、愛想良く宿の主人が鍵を渡した。
冒険の定宿となっているため、自分たちは上得意ということらしい。
バルコニーで隣室とはつながっているが、本来ならセラとデルガドが隣で、この部屋は
女子組が使う予定だった。中から鍵をかけられて、何事かとルルアンタが廊下で騒いでいた
ようだったが、もちろん無視した。今夜はぶつぶつ言いながら隣でデルガドと休んでいることだろう。
魔人への用心も念のためにしておいたほうが良いとふんだ男は、気付かれないように少女の後を追った。
バルコニーから隣室へ続くドアがわずかに開いている。少女はそれを覗き込むようにして、
背中をこちらに向けている。隣室からはこんな夜中だというのに、人声がする。
何をしてるんだとばかりに、男が少女越しに部屋の中をうかがうと、およそ見当もつかない展開に
さすがのルーンファイターもわが目を疑った。
そこには背面座位で愉悦の声をもらす、リルビーとドワーフの姿があった。
たぶん、自分たちに触発されてこうなったのだろう。
まあいい。パーティー内セックスご法度などとは聞いたこともないし、現に自分も夕べは
やりたい放題だった。
問題はここで固まっている女をどうするかだ。
男は薄い笑みを浮かべた。
「何だ。覗きが趣味か?」

おかげで朝まで少女はつきあわされることになり、この男は姉よりも魔人のほうに似てる気がすると
思うのだった。

137:名無しさん@ピンキー
06/06/12 21:06:32 C/UDzR+S
>>128 うれしいです どうもです

138:名無しさん@ピンキー
06/06/13 00:02:12 /eXWqAnc
今迄書き込みが無い所を見ると、皆サッカーを見てうなだれているんだろうな。自分その一人。
前スレのルルアンタとデルガドの話に丁度経過させるように書かれていて、話が一本に繋がって楽しめたです!

139:名無しさん@ピンキー
06/06/13 13:28:30 KWoJd2r+
ふーんやっぱサッカー人気あるのか?
俺は全く興味ない一人。

140:名無しさん@ピンキー
06/06/14 03:56:40 6mb1BjJF
サッカー関係無しにただ寂れてるだけ…orz

141:名無しさん@ピンキー
06/06/14 05:31:15 fjymmEi0
いや…どこの板も動きがにぶい…
そう言う自分も凹んでた一人だし。
>>133>>136
ミイス好きなんで嬉しいです。またお願いします。

142:名無しさん@ピンキー
06/06/14 14:48:02 uSxyMYdz
やー堪能しました!
ミイス関係は3角関係ならぬ6角関係が
醍醐味ですね。

143:名無しさん@ピンキー
06/06/14 18:52:34 qU8rjAe6
自分は女なんだけどここに投下しようと思っても怖くてできない。
気に入らないものはすぐに斬って捨てるような殺伐とした投下場所なんてそうそうないもん。


144:名無しさん@ピンキー
06/06/14 19:06:19 fjymmEi0
>>143
闇女スレでお待ちしております。
よろしこ

145:名無しさん@ピンキー
06/06/14 19:39:04 /QpvzjdD
確かに見ててイヤーな気分になるレスもつくが、ここはそういうとこだから。
闇女スレ行ったほうが、しあわせになりそうだな。
でもエロい小説ならここで怖れず投下汁!

146:名無しさん@ピンキー
06/06/14 20:36:42 DHsvGV0S
>>143
そんなこと言わないで、折角なので読ませて下さいな。

147:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:18:02 rR81psuv
投下側からすれば、闇女スレに投下すべき話とここに投下すべき話の
線引きがいまいちはっきりしていないのが困る。
これまでのスレを見るに、ガチエロの作品でも腐女子と言われてたりするし。

148:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:27:08 DHsvGV0S
難しいとこだよね。あまりヒロイン的私感の強いものは例えエロでも
そう取られてしまうのかもしれないね。自分はどちらでも読めれば楽しい派なんだけど。

149:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:32:51 7rZ+NnGU
>>147
今は何投下しても叩く奴がいると思う。
>>143みたいのは投下しないなら黙ってろ、としか思えないが。

150:名無しさん@ピンキー
06/06/14 21:39:02 DHsvGV0S
まぁまぁ、そんな厳しいこと言わないで。
厳しいだけじゃ人も居なくなってしまうよ。
折角ジルオールとエロが好きで集まった同志なんだからさ。

151:名無しさん@ピンキー
06/06/15 12:38:57 aTDVNIh7
>>148
でも不思議だよね、ヒーロー視点だと叩く人ほとんどいないのに。


152:名無しさん@ピンキー
06/06/15 12:52:41 k7jFWllv
女性の読み手の方が許容が大きくて、優しいということなんだろね。
絶対的にそうとは言えないし、私的感情を押し付けないで物語の一環として読めるという
基本的な心の平穏さが有るか無いかは男女の関係は無いのだけどね。
男の僕が言うのも何だけど。
ただその許容が、群れて馴れ合い続けるモノに変わってしまうのも女性ならではと思うんだけど。
そういった空気が嫌ってのも有るのかもしれないね。難しいね。

153:名無しさん@ピンキー
06/06/15 13:10:34 /lWw2PwR
うだうだ言ってないでガンガン投下すりゃいいんだよクズども

154:名無しさん@ピンキー
06/06/15 15:06:29 aTDVNIh7
>>153
まあまあ、命のカケラあげるからさ。

155:名無しさん@ピンキー
06/06/15 15:09:35 SrLqa5Z5
>>153
●様乙
でもあんまりガンガン投下されるとすぐ500kbいくから気をつけないと

156:名無しさん@ピンキー
06/06/15 18:08:40 QgQz34TI
いかなるものでも需要は有る、と思う。一言二言しか書かれてない雑言は、あまり気にしない方が。

157:名無しさん@ピンキー
06/06/16 18:58:24 VH+4AmkT
レーグってさ、自分のことは「我」で相手のことは「うぬ」とかいう
威厳たっぷりな口調だったよな…確か

158:名無しさん@ピンキー
06/06/16 19:32:38 VH+4AmkT
sage忘れた、すまん

159:名無しさん@ピンキー
06/06/18 19:39:13 007NHiSL
誰も投稿して下さる人、おらんですね。
ちなみにレーグ。いつも淡々と喋る印象が有るけど
闇の門の島でのイベントでは感嘆符バリバリで喋ってくれます。意外です。

160:名無しさん@ピンキー
06/06/18 22:10:26 mj4b4Zys
今夜もサッカーで閑古鳥ですかねえ。
>>159さん れー具お好きなようですが、何か小品でも書かれません?

161:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:19:05 D9wwg44+
ふと、男主とイークレムンの水中エッチという構想が頭に浮かびました。
オチもなんとなく形になってきたんで、ちょっと試しに頭部分書いてみたんですがね。
……あまりの文才のなさに愕然としています。


162:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:26:37 JO5vr/8m
僕がかれこれ3連荘でしょうもない話ばかり書いてるので、
また、というのもどうかな?と思うんだけど・・・・。
またシコシコ書いてるので近くアップしてみます。書くの楽しいですね。
レーグは今日始めてメンバーに入れて闇の門の島に行きましてん。ちなみにザギヴENDでした。
他の職人さんも頑張って書いてほしいな。

163:名無しさん@ピンキー
06/06/19 00:39:27 JO5vr/8m
>>161
是非!読ませていただきたい!

164:名無しさん@ピンキー
06/06/19 10:59:30 kGKmBUOM
あのな、自分語りは本スレでやりなはれ。
黙って投下すんのが荒れ予防のためには一番いいと思うがな。

165:名無しさん@ピンキー
06/06/19 17:55:45 swEBLH7a
>>162
叩かれてちょっと気の毒だなと思ったんだが意外とずぶといねw
読みたいと思う人はいると思うので投下されたらいいんじゃない。
でもあんまり自分のしたゲームの感想なんかを
エロパロスレで披露するのはどうかと。

166:名無しさん@ピンキー
06/06/19 21:34:40 TaAwzi5t
そうだね。ごめんね。気が廻らないで。今後気をつけます。

167:名無しさん@ピンキー
06/06/19 21:55:44 kGKmBUOM
>>166
いや、あんたの作品を待ってる人もたくさんいんだからまた来ればいいよ。
俺みたいな口煩い奴もいんだから気をつけた方がいいってだけだ。

168:名無しさん@ピンキー
06/06/21 20:39:40 NMgeYeuU
や、やばいかなあ・・・。とりあえず保守。

169:名無しさん@ピンキー
06/06/21 20:54:13 ugRqsKVn
このスレのことはこのスレで発言してほしい。
他スレで愚痴っても仕方ないだろうに。

170:名無しさん@ピンキー
06/06/21 21:32:25 L9QSENzC
ああ、書き手が遠ざかっていく…

171:名無しさん@ピンキー
06/06/21 22:15:57 peobY65z
>>169
以上他スレに関する愚痴でした。

172:名無しさん@ピンキー
06/06/21 22:42:45 94+TLa1O
まぁまぁ仲良くしましょうよ。

173:名無しさん@ピンキー
06/06/22 23:11:50 ZnTDzwop
本スレでよくやる18禁ネタはこちらではダメなのかのう。
次回からはスレタイから「小説」取って妄想、ネタ、小説、男色を幅広くフォローとか。

174:名無しさん@ピンキー
06/06/22 23:16:45 ata0ObjK
職人さん来るまではそんな感じでいいと思うけどな。
ってか本スレでエロ談義してるヤツは住み分けろと思う。

175:名無しさん@ピンキー
06/06/23 00:05:27 bycF/GOx
男色については801用の絵板もテキスト掲示板もあるんだから
そこに集める方が良さげ

176:名無しさん@ピンキー
06/06/23 00:54:59 FsMDWuFU
ウホッ系なネタって801的にはどうなんだろうか。
あの世界ってスネ毛とか筋肉とかと対極な気がする…

177:名無しさん@ピンキー
06/06/23 01:12:08 adiLtM7u
801は妄想の産物だからね。
ガチホモとは似ても似つかない世界だから完全に別物。

801用の方でやったら、たたき出されて舞い戻る羽目になりそうな悪寒。

178:名無しさん@ピンキー
06/06/23 01:18:34 7kvkm3Nz
>>177
801も多種多様だけどね

179:名無しさん@ピンキー
06/06/25 00:14:54 dR5qBjD9
職人さん かも~ん
およよ…。

180:名無しさん@ピンキー
06/06/25 11:16:01 UNKFn8PN
ぐっすんおよよ。

181:名無しさん@ピンキー
06/06/25 12:10:49 cXOkdSe3
いらっしゃーい

182:二人のたくらみ、その後1(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:46:27 BUEdxoVz
右手で壁に2度叩き付けた使用人は、頭蓋が割れ脳漿を飛び散らせている。
間もなく事切れるであろう壁と頭を同化させた存在に、「戸惑い」を赤く染まる返し手で突き刺す。
其れが絶命すると、間髪居れず槍を構えた衛兵の影に溶け込むように床を滑り、
旋回する黒い疾風が、左足の腱から膝頭に続き左脇腹の鎧の隙間に「悶え苦しむ」を捻り込む。
絶叫し捻り刻まれた側から崩れ落ちる衛兵の首にトスンと刃を落とすと、声が止まる。
そして、奧に一歩進むと、あらゆる神の御名を挙げ、命を懇願する歳把もいかぬ少女の姿。
竜王様。バイアス様。ウィルホーン様。アスラータ様。ノトゥーン様。
ノトゥーン様。の所でクロスされた刃が顔の前で番える指ごと下顎を吹き飛ばし、
「がひゅ」という断末魔とともに、そのまま首が宙に浮く。
宙をくるりと舞う首に、また十字に刃を踊らせると、美しかった「であろう」少女の額に
眼と剣の紋章が刻まれ、左右の壁に抉られ弾け飛んだ少女の眼球がべちゃりとへばりついた。
血の晩餐の最中、今、観ている映像の「眼」の下が盛り上がり視界を圧迫する。
──笑っている。

───次に硝子体から脳へと飛び込んだの物は、眩しい光。
朝の日射しが、穏やかな輝きを放ち、浅黒い肌を晒し全裸でベットに寝そべる青年の身体を照らす。
首を少し傾げると、隣で雪のように白い肌を晒して眠る、馨しい淫靡な香りを放つ女性。
そこで、「どうやら、こちらが現実のようだな」と安堵感に包まれ、青年は起床した。
眠る女性の白と銀色の混じる猫毛髪に指を滑らせる。髪と肌の温もりが急速に現実を彩る。
「んあ?」
薄眼の女性の瞳が鈍く深紅に輝き、髪を弄る青年を見つめた。
「おぁよ。れーぶん」
「・・・・おはよう。カフィン」
青年、レイヴンは陽の光が射す窓を背に立ち上がる。背に刻まれた眼と剣の刺青をカフィンに隠すように。
「今日中にアキュリースに行きたいだろ。早く用意して、行こう。」
パチン。パチン。黒装束を素早く纏い、優しいが憂いの有る笑顔でレイヴンは語りかける。
「むーっ!あーっ。わかっらわ~。女の身支度は時間かかるから~。ちょっと待って~」
「わかった。しっかり顔造っておけよ。」
ギルドから託された呪われた道具の品々が入る背嚢を背負うとレイヴンは部屋を後にした。
「しっつれ~ねぇ~」


183:二人のたくらみ、その後2(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:47:08 BUEdxoVz
ゴトン。ゴトン。荷馬車は揺れ、街道をゆっくりと進む。
遠くから香る潮の薫風。路の脇では大蛙のゼノプスが、ぐぇごぐぇごと初夏の訪れを謳歌している。
この街道も半年ほど前は、闇と絶望が支配し、生有る者を憎む存在が魂を求めて彷徨っていたというのに。
しかし、女、というのはけたたましいモノだ。
先程まで寝息を立てていた口、今はもう他人の恋慕と噂話で舌乾く暇もなく捲し立てているのだから。
やれ、ディンガルの女王様とトンガリ宰相は怪しい。だの。
やれ、この前のエンシャントの魔道アカデミーの大爆発は、マノンの正当後継者が現れた証。だの。
「そーそーそ。ソレでね。アンタ知ってる?ロストールの街道で出るのよ~!!何が出ると思う?」
「さあ」
「あんね。風の巫女さん!覚えてる?みんなでお参りに行った。あの巫女さん・・・・らしき人がさ、
 一人旅してる腕の立つ冒険者を誘惑して、一晩で干物同然になるまでヤッちゃうって話!」
「そうか」
「あんなガキんちょがよ!も~、とんだオサセも居たものよねぇ。『妾は汝の倭子を宿したい』つって!」
「そうだな」
「その内さ、アレ。ロストールの大将軍さん。光の女王様のダンナの。
 アイツなんか街道で風の巫女さん?に襲われちゃうかもねぇ。優秀な子供が欲しいらしいからさ。」
ここまで喋って。カフィンの口はピタッと止まる。そして、頭をそっとレイヴンの肩に乗せる。
「どうした?眠いのか?」
「うんう・・・・何でも無い。しばらく、こうさせて。」
ロストールの大将軍。で連想ししまったのだろう。カフィンの唯一の肉親の最期を。
エンシャントの古城、勇者達による古き神々との決別の闘い。
その場に加勢に立ち会ったカフィンの目にしたのは、闇に塗れて錯乱する『孫』の姿。
何一つ肉親らしいことをしてやれぬまま、ロストールの大将軍に首を刎ねられる様を、ただ見届けていた。
憎んではいない。当然の結果だから。そう意志を溜飲させるが空虚な感情だけが積もる。
おもむろにレイヴンの手を握るカフィン。応えて握りかえすレイヴンの手は、冷たい。
「・・・・アンタ。手冷たいね。」
「・・・・俺の手は、他人の血を吸い過ぎた。自らの血が・・・・通わないからなのかもしれないな。」
レイヴンの明け方に観る夢は過去の視界。失われた過去が忘却から剥離するように蘇り初めていた。
贖罪の旅。再び復興した告死天使が彼の因果を応報せん、その日までの。
自嘲的にフフッと笑うレイヴン。カフィンがレイヴンの頭を撫でるように叩く。
「・・・・違うわよ。アンタの手が冷たいのは、手が冷たくなるまで人のために働ける『優しさ』の証よ。」
忌わむ民ダルケニス。肉親を同胞を失い。自身もいつか命を摘まれるのを待つだけの生き方。
互いに傷の舐め合いにならぬよう本音を隠し、他人の幸せの火を絶やさぬための旅のパートナーとして歩む。
「ってか何しんみりしちゃってんのレイヴン!ほら!暇ならここでエッチしましょ!大丈夫バレないから!」
「・・・・何を言ってるんだお前は?」
「アラ?お外でするのも気持ち良くってよ?アンタもボウヤなんだからお姉さんに甘えなさいって」
ゴホン。荷馬車の幌の外から咳払いが聞こえる。
「アララ?冗談よ、オホホホホホッ」

「ところでさ、アイツ。何してんだろうねぇ。」
「ああ、アイツか。奴のことだ、それなりに上手い事生きてるんじゃないのか?」
半年ほど前に解散したカフィンとレイヴンのパーティー。その中の、互いに『アイツ』だけで理解できる
エルフの賢者のことを語るのは、話題を欠いた時と、淀んだ気持ちを流したい時の合図となっていた。


184:二人のたくらみ、その後3(長いです、あと少し男色の話有ります)
06/06/26 02:47:52 BUEdxoVz
夕焼けで真っ赤に染まった海、時折、ざぱん、とミズチの幼生が飛び跳ねる。
水の都アキュリースは、今日も煌々と水と平和を讃え、一日の終わりを告げようとしていた。
「・・・・キレーねぇ」
「そうだな」
「アタシさ、アキュリース来たらさ、昔の彼氏に会いに行く予定だったんだけどさ、留守なんだって。」
「そうか」
「会いたい時に限って会えない人って居るもんだよねぇ。逆も有るけどさぁ。そうそう、水の巫女さん。
 あの娘が昔の彼氏の子供なんだよね。知ってた?もしかしたらアタシの子だった可能性も有るんだから!」
「へぇ」
「・・・・アンタねぇ、昔の彼氏の話とかしてんだから少しは嫉妬したりとかしなさいよ!」
夕日が一層二人を燈色に染め、そして広場に集まる他の男女も染め、世界は平和の色に染まっていた。
「そそ、さっきギルドで換金してきたお金で、今日の宿屋は超VIPルームにしたわよ」
「おい。その金はロストールの復興支援金に廻す金だろ。無駄使いするなよ。」
「あら、いいじゃな~い。世界の平和も大事だけどアタシ達の夜の平和も大事だし、今日も楽しみましょ!」
柵に肘を付き、背を屈めながら語り合うカフィンとレイヴン。傍目からはもう恋人そのものの姿、
その姿もまた風景の一部として溶けこむように、アキュリースの広場は恋人達の渦に飲み込まれていた。
愛を語る者、口づけを交わす者、ベンチに座る女性は男性の膝の上に膝を重ね抱き締め合う。
「あんらら。見て見て。アッツアツよ~。アッツアツ。ウフフフフ」
「そろそろ、戻らないか。」
「何言ってんの!アタシ等だって負けてらんないわよ!」
やれやれと開いたベンチに退散するレイヴン。その膝の上にチョコンと跨がるカフィン。
「ンッフフ~★ね、チュしよっか。チュ★」
レイヴンの返事を聞かず、左の頬に唇を重ねるカフィン。いつもの事とまるで微動打にしないレイヴン。
目の前のベンチの男女に眼をやる。鈍い銀色を放つ胴鎧。過去の記憶から鈍色の物質には事敏感になる。
眼を細め人物を計る。青年はやや細みの身体と鴉羽のような綺麗な黒髪。背に射す二本の剣。只ならぬ存在感。
名の有る冒険者だろうか。恋人、まだあどけない可憐な少女と唇を重ねる顔は中性的で美しい。
「ちょっと~!気合い入れなさいよアンタ!」
少女もまた只者ではない力を感じる。亜麻色の髪、小柄な身体に似合わぬ特注の全身鎧と身の丈ほどの大剣。

大剣?

蝦反りになり地面に死んだように倒れるレイヴン。膝の上のカフィンがスルスルと顔の所まで滑り降りる。
「あらぁ、な~にレイヴン!こんなとこで一戦おっぱじめたいの?アタシはいつでもオッケーよ♪」
ぐりぐりと脈打つ下腹部をレイヴンの尖った顎に押し当て、レイヴンの股間を弄るカフィン。
「・・・・ヤバい」
「もぉ、何がヤバいの?いいじゃない。みんな自分達にラブラブで目なんか行かないわよ!」
さらにレイヴンの鼻先に下腹部をぐりぐりと押し当てるカフィン。甘く粘る淫靡な香りが鼻を覆う。
あまり表情の変わらないレイヴンの顔が濁り、ビクッと震え一気に額に汗を噴き、目を皿のように丸くした。
「ん?どうしたの?お姉さんのエッチな匂いでちんちん硬くなっちゃったの?オホホホッ」

「カフィン・・・・?と・・・・レイヴン?」
聞き慣れた幼い声にカフィンが振り向くとそこには先ほどの胴鎧の青年と全身鎧の少女が覗き込んでいる。
「・・・・あ゛゛゛゛ぁぁぁっっっ!!!!ノッ!ノエルゥ~!!!!!!」
「!!うわぁぁぁぁぁぁん!!会いたかったぁ!!どうして居なくなっちゃったのぉ!!」
少女、元カフィンとレイヴンのパーティのリーダー『無限の魂』ノエルの姿。
カフィンに抱き着くと、涙し矢継ぎ早に自分の感情を訴えるノエル。ああよしよしとその頭を撫でるカフィン。
「あ、久しぶりです・・・・。カフィンさん。レイヴンさん」
「や、やあ・・・・・久しぶりだね、ヘッセリンク」
そして、もう一人。無限のソウル『神殺し』ヘッセリンクの姿。
意外な出会いに固まる二人と対照的に、ノエルの涙を手で拭うカフィンは自身も涙を少し浮かべながら笑った。



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