クイズマジックアカデミーでエロSS!三回戦at EROPARO
クイズマジックアカデミーでエロSS!三回戦 - 暇つぶし2ch50:ライン
06/05/23 19:29:04 2I5mfjbs
「お父様から届いたジュースですわ」
「気を使わなくてもいい。・・・話をするのだろう?」
「そうですわね・・」

グレープジュースだろうか、深い紫の飲み物をグラスに注いだシャロンは、サンダースの隣に座る。
椅子ではなく、ベッドにだが。

「貴方はユリさんの他に誰か好きな相手がいるのですか?」
「おらんよ。いわゆる初恋というやつだった」
「・・・それで諦めますの?」

冷ややかなシャロンの視線に、サンダースは溜め息をついた。

「彼女の幸せを考えればな。私などより奴の方がいいはずだ」
「・・・それは、ただの言い訳ですわ。貴方は負け犬なんですの。逃げることをユリさんの幸せに見せかえただけですわ」

シャロンの言葉に、サンダースは口をつぐむ。
シャロンの言うことも正論だった。
だが・・・。

51:ライン
06/05/23 19:29:50 2I5mfjbs
「―私は近々戦場に赴かねばならん。その際に死ぬ恐れがあるのだ、なれば彼女を手に入れても不幸にするだけだろう」
「・・・許しませんわよ。死ぬなんて、この私が許さないから・・!」

欝とした表情のサンダースを少しみて、シャロンはグラスの液体をちびりちびりと飲む。
喉越しがいい。
シャロンは好き嫌いが多く、それは飲み物にも反映されているが、それを差し引いてもこれは美味しいと思えたらしい。
一杯、二杯と次々にグラスを空ける度、テンションが上がって、体が熱くなってくる――。

「しにゅらんて、あたしゅがゆるしゃないかりゃ・・」
「・・・ろれつが回ってないぞ。これは、やはりワインか・・・」

グラスの液体を指先に付け、舐めてみたサンダースは、ほんのりと漂うアルコールの匂いと、過去飲んだワインの味から飲み物を当てた。

52:ライン
06/05/23 19:31:05 2I5mfjbs
「君は―ベッドで少し眠るといい。私はこれで失礼するから・・・」
「らめれしゅ!あたしゅをれっろまれはこりなしゃい!(意訳:駄目です!私をベッドまで運びなさい!)」
「・・・何を言っているのか解らんのだが・・」
「うぅー・・・・」

理解しきれない言語を語るシャロンが、退室しようとするサンダースを引き止めて早くも三十分。
サンダースは今更ながらに酒の力の恐ろしさ、シャロンの変貌に驚いた。
一方『酒に溺れたお嬢様』シャロンは、変な唸り声をあげると、肉食獣が獲物を補足した時のような目でサンダースを見て。



――不意に、飛びかかった。

53:ライン
06/05/23 19:31:56 2I5mfjbs
一応ここまででス。
賑わってきたみたいで嬉しいなぁ(何

54:名無しさん@ピンキー
06/05/24 01:56:31 M+TtZ7p6
>ライン氏
おお、話が動き始めましたね。続き楽しみにしてます。

未熟者の自分だけどSSを書いてみようと思う。
今はタイガ×リディアに猛烈ーなので、それを。

ところで女子×女体化はここでもヨロシ?
もしかして腐女子…いや、腐男子になっちまう?(w
分類がよくわからないので、とにかく聞いてみようと思って。

55:54
06/05/24 02:15:06 M+TtZ7p6
ごめん、無事自己解決した。
TSスレに行ってくる。

56:名無しさん@ピンキー
06/05/24 16:29:40 vOg2wPNF
>>48-52 ライン氏乙です。続きまってます。

57:うぶぎー
06/05/24 16:49:32 NgZ0j9Jk
新スレおめでとうございます。
最近QMAから離れてましたが今日久々にやったら相変わらず面白かったです。
今執筆中のがあるのですが書き終わったら投稿してよろしいでしょうか?

58:名無しさん@ピンキー
06/05/24 17:15:52 zOFQUC6T
いいよ~。
投下待ってます。

59:うぶぎー
06/05/24 19:53:26 NgZ0j9Jk
ちょっと危ない位置にいるので保守ageします。

60:名無しさん@ピンキー
06/05/24 20:42:02 DaUYzj7v
保守乙。

61:577
06/05/25 02:02:55 8DIgAlNa
前スレの577です。後半を投下します。

62:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(1/23)
06/05/25 02:04:57 8DIgAlNa

「――ずいぶん、気持ちのいい笑顔をするものだと思った」

突然、切り出されて、一瞬なにを話しているのかわからなかったがすぐに思い当たった。
ユリのことだ。

「行動も表情も開放的で、躍動に満ちている……初めて彼女に会ったときから常にそう感じていた」

カップのお茶はもう冷めていた。
淹れなおそうかと尋ねたが、これでいいと断られた。
飲む気がないのか、あるいは冷えたもののほうが飲みたかったのかわからないが、
彼自身はカップを取り替える気はないようだった。仕方なくマラリヤは自分の分だけの茶を注ぐ。

「……一目惚れだったの?」
「今思えばな。あの時はまったく気がつかなかったが」
淡々とした口調だったが、語尾まではっきり発音をしてくれるので、聞き取りやすかった。
時おり、言葉を選んでいるのか、口を閉ざす場面もしばしばだったが、それでも辛抱強く待つ。
ゆっくりと、しかし確実に言葉は過去の出来事の輪郭を形作っていった。

「姿が見えるだけでいつも心が弾んだものだ、いつ見ても何度見ても飽きなかった。
しまいには想像だけで姿を思い描けるようにさえなった。その想像の彼女の姿をより完璧なものに
しようと、私が今まさに初めてみる彼女の表情を見つけたさいには、付け加えるようにしていた」

ここで、一旦言葉を切ると冷えた茶を一口含み、喉を休ませた。
つられてマラリヤのほうも茶を含む。

「ある日、彼女にまた私の知らない表情が表れた。だが今までとは少し趣が違う。躍動というよりかは
衝動にちかく、開放というよりかは高揚にちかい。笑顔ではあったが彼女らしさはなく、むしろ別人の
ようにさえ思える………不審に思ってその場で彼女をよく観察してみた。
―――視線の先に、あの男がいた」


63:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(2/23)
06/05/25 02:05:57 8DIgAlNa

ああ、とマラリヤがため息のような相槌を打つ。
最後の言葉に込められたサンダースの感情をちゃんと読み取っていた。

「仲がいいと思っていたものだ。だがそれは似たような性格だから馬が合うのだろうぐらいに
しか考えていなかった―あるいは、そう考えたかっただけかもしれないが―とにかく、
同性ならば相棒になっていただろうと、彼女とあの男の関係をそんな風に簡単に片付けていた」

『彼女』『あの男』と、登場人物が代名詞の話は、抽象的で身内の話という感じがしない。
恐らく、今は名前を口に出すのが辛いのだろう。暗く沈んだ目の色から、そう判断することができた。

「でもそうじゃなかったのね? ……まあ今の二人の関係を見ればそうなんでしょうけど」
「最初のうちは彼女のほうも己の変化に気づかなかったらしく、あの男に会うたびに生じる感情に戸惑って
いるようだった。だが、一旦、自覚をするとすぐに行動を起こした。……今まで以上にあの男に近づく
ようになった」
「でしょうね……」

行動派のユリに、ためらいや躊躇という選択をすることはまずない。
心がこれだと求めるものを見つければ、良くも悪くも体当たりするようにろくに何も考えずに飛び込んでいく。
そういえばある時期を境に、彼ら二人だけでどこかへ出かけることが多くなっていたような気がすると、
ふと思い当たった。

「あれだけ積極的にアピールをしていれば、どんな鈍い男だって気がつく。ましてやあの男は、少なくとも
私よりかはそういった鋭さには長けている。やはりというか、しばらくすると彼女の態度の意味に気がついて
彼女と同じ視線で彼女を見るようになった………時折り、好色さも交ざっていたがな」
「だからあんなに、彼につっかかっていたのね……」

想いを寄せた異性をそんな眼で見られれば、いい気持ちはしないだろう。
例え彼自身もそういった邪な眼で見ていたとしてもだ。


64:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(3/23)
06/05/25 02:07:00 8DIgAlNa

「……告白、先にされていたわね」

恐らく、サンダースが話すの最もためらっているであろう部分を、先にマラリヤが口に出す。
自分から話したほうがいいと思ってのことだ。多分、彼が話して楽になりたい部分もそこであろうから。

「……彼女を探していたら、偶然その場に居合わせた」
「間が悪いわね……」
「申し合わせたような光景だった、台本にそってやっているのではないかと思ったぐらいだ。
奴が好きだと伝えて彼女がはいと答える、それから抱擁、口付け、だいたい十数分くらいで済んでいたな」

まるで単純作業の説明のように、その時二人が起こしていた行動の単語だけを起こした順番に淡々と並べる。
具体的になことには極力ふれず、なるべく短い言葉で済ませようとしているようにもみえた。

まさかあの二人が舞台のような、非常にあからさまで甘ったるい告白などするはずはなかっただろうが、
大げさであろうが淡白であろうが、大した違いはなかった。少なくとも、自分の意思以外の理由で想いを
潰えることになってしまったサンダースにとっては。

「ちなみに君が私のところに来たのは、その次の日だ」
「あら、私も間が悪かったわ……」
いつの間にかサンダースのカップの茶はなくなっていた。
今度は尋ねることはせず、黙って茶を注いだ。多分、話はまだ続く。

「今日のことだが……」
「あなたらしい行動ではなかったわね」
「気持ちを伝えたら、もうこれで終わりにするつもりだった。本来なら秘めたまま己の中で解決するべき
なのだろうが、そうするには気持ちは育ちすぎていた。……ひょっとしたら万が一があるかもしれないと
考えていたことも否定できないが」
「動機としてはそんなにおかしいことじゃないわ……でも、断られたとき、どうしてすぐ立ち去らずに、
あんなに食い下がっていたの?」


65:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(4/23)
06/05/25 02:08:09 8DIgAlNa

今日のサンダースの行動で、最も彼らしくなかった点を問うと、彼は一瞬気まずそうに顔を伏せた。
出す声がやや口ごもる。

「……聞いたら多分呆れてしまうだろうが……」
「これ以上、呆れやしないわよ……」
何を言っても気にしないとでもいうように、マラリヤがゆるく穏やかに促す。
その促し方がうまかったのか、サンダースの口ごもっていた口調はすっかり消え、元のはっきりした言葉
に直っていた。

「『あの男が好きだから』と、彼女はそういって断った」
「それがどうしたの?」
「………………その台詞が丸ごと気に入らなかった」

グッと彼の持つカップの手に力が入る。
割れるのではないかと冷や冷やしたが、幸いそうはならなかった。手加減してくれたらしい。

「『そういう対象としては思えない』『その気はない』、単に私を選ばないといった理由なら別に
何ともなかった。だが、『奴が好きだ』『心に決めた相手がいる』そういった類の言葉は駄目だった。
……自分以外に慕う男がいるという事実を聴きたくなかった……」

馬鹿ねとつぶやいて、マラリヤが軽く目を閉じまた開く。
カップの茶はなくなっていたが、もうポットのほうにもなかった。

「彼女のその言葉を聞いた瞬間、私の中で何かが吹っ切れた。無理にでもイエスと答えさせなければ
気が済まなくなっていた。それがどんなに無意味なものであるかを知った上でだ」
「そして電話越しの会話につながると……」
「君達が来るのがもう少し遅かったのなら、取り返しのつかない事態になっていたかもしれない……
なんせ彼女は首を縦にふらない、頑なにあの男の名を呼び続ける、自己中心的な男の心を苛立たせるには
充分だったからな……」
「『実力行使』に出て、何もかも滅茶苦茶にしようとしたのね……」


66:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(5/23)
06/05/25 02:09:24 8DIgAlNa

具体的なことは言わず、暗にほのめかすだけにとどめておいたが、それでも伝わったようだった。
頷いて彼女の推測の正しさを証明する。

「あの男を好きになったことを後悔させてやりたいと思った……」
「馬鹿ね……後悔するのはあの子じゃなくてあなたでしょうに……あなたが馬鹿なこと仕出かす前に
間に合って本当に良かったわ……」
おもむろにマラリヤが椅子から立ち上がり、サンダースの側まで行く。
そして彼を座らせたまま両腕をのばすと、その頭を抱えるようにして抱きしめた。

「すまん……」
「本当に馬鹿……」
彼自身は特に抱き返すような真似はしなかったが、かといって離れようともしなかった。
どこかすがりつくように頭をマラリヤの胸に預ける。そのままの姿勢で二人はいくらかの時をやり過ごした。

「……運がなかったのよ」
しばらくして、マラリヤが沈黙を破った。ささやくような小さな声だった。

「あの子が自分の気持ちに気づく前にあなたが告白をしていれば、案外うまくいっていたかもよ?
……まあその場合は、私が今のあなたの立場に立つんでしょうけど」
「……それはどうだろうな」
自嘲気味にサンダースが笑う。その笑い方が少し奇妙に思えて、マラリヤは片眉をひそませた。

「覚えているか? ずっと前、箒の応用実習の時、えらく不真面目な教師の怠惰であらかじめ用意されていた
箒の半分以上が不良品だった時のことを」
「ああ、今年、懲戒免職になった教師ね……前半と後半の組に分けて速度を競って……確かあの時、
箒に乗っていた前半組の半分が落ちていたわ……それもかなりの高さから……」
「怪我人だけで済んだのが不思議だといっても大げさではない。その時の怪我人の中には彼女も含まれていた」
「そうだったわね……あとルキアとクララもだったかしら? 先に乗るか後に乗るかで運命が分かれたわ」
「私はすぐにその教師に詰め寄った、『これはもう過失などではない、立派な事故だ』と」
「怖かったわね、あの時のあなた……怒鳴りはしないものの、凄みをきかせていたんだもの……
どっちが先生だかわからなかったわ……」


67:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(6/23)
06/05/25 02:10:55 8DIgAlNa

「私がそうやって詰め寄っていた時、あの男はというと真っ先に彼女のもとへと走っていった。
……何よりもまず先に彼女の身を案じた」
ふとマラリヤの脳裏にさっきのあの場面が浮かび上がる。ユリが倒れたあの時だ。
なぜあの時、急にサンダースは自ら敗北宣言をしたのかわからなかったが、
ここでやっと理解することができた。いま話してくれた時のことを思い出したのだろう。

「あの男が彼女にふさわしいのかどうかそれはわからん、だが少なくとも私はふさわしくなさそうだ。
――感情に任せたまま自分勝手に動くような男だからな」

ここまで言い終えると長く深いため息がサンダースの口からもれた。
寂しそうに、しかしどこか満足そうに見えるその様子から、話したかった全てを話しきったことがわかる。

「サンダース……」
抱きしめていた腕を放し、マラリヤもまた寂しそうな眼で彼の顔を見つめた。
何か言って楽にさせたかったが、何も思いつけなかった。

「駄目ね、私も……何を言えばいいのかわからないわ……」
「充分、助かった。恐らく君以外の話し相手ではこうはいくまい」
今度は逆にサンダースがマラリヤをなぐさめる。
やはり淡々とした口調だったが、それでもその言葉には暖かさがあった。

「そう言ってくれると嬉しい……あなたを好きでよかった……」
「馬鹿だと言っても、まだこんな男が好きか?」
「好きな人の馬鹿な部分は、案外、愛しいものよ……」
ふふっとマラリヤが軽く笑うと、つられてサンダースも口元をゆるませる。
ここに来て、ようやく彼は今日初めての笑みをみせた。

「とにかく礼をいう。もし君に何か手伝って欲しいことができたのなら、今度は私が君を助けよう」
「そうねえ……今手伝って欲しいことはないけれど、なぐさめさせては欲しいわね」
「……それはどういう意味だ?」
しかしマラリヤはその問いには答えず、体をかがめるようにして顔を近づけると、
有無を言わせぬ速さで唇を重ね合わせた。


68:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(7/23)
06/05/25 02:12:49 8DIgAlNa

こういうことよと言いながら唇を離したのは、きっちり十秒後のことだった。
もう一度笑ってみせるマラリヤとは対照的に、サンダースの表情は少し固まっている。

「……そこまで面倒をみてもらうのはどうかと思うが?」
「でも私がやりたいことよ」
「その…私の気持ちは……」
「言わないで……ちゃんとわかってるわ。わかってて言ってるの」

静かに首を横にふって、サンダースの言葉を封じ込める。何もかもを承知の上での言葉だった。

「…………今夜だけ、君に甘えてもいいだろうか?」
「さっきも言ったでしょ? ――頼ってくれるのは嬉しいの」

再び唇を重ねた。






「あら…?」
バスローブを羽織って浴室から出ると、先に湯を浴び終えていたサンダースがベットのわきに立っていた。
ズボンだけをはいた上半身裸の姿のままで、両腕を後ろに組みながら毅然とした態度で今来たマラリヤを
見据えている。びしりとした姿勢のまま微塵たりとも動かない。

「ベッドに入るか座るかしていればよかったのに……」
「部屋の主人よりも先に入るのは失礼かと考えた」
「だからといってそんな隙のないポーズで待つことはないでしょう? ……今度は私と闘うのかと思ったわ」

やれやれと呆れたようにため息をつきながら、マラリヤはベットのふちに座ると、ぽんぽんとその隣を
叩いて彼をここに座るように促した。やはり両腕を後ろに組んだまま頷いて、それにならう。


69:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(8/23)
06/05/25 02:15:02 8DIgAlNa

「さてと……率直に聞くけど、やり方は知ってる?」
「一通りの手順と知識はある。ところで私は避妊するようなものを何も持っていないのだが……」
黙ってベットから立ち上がり、すぐそばの机の引き出しから小さな箱を取り出すと、彼に渡した。
コンドームだった。

「……何故君が持っている?」
「いつかあなたと関係を持ったときのことを考えて念のために。多分あなたのことだから、こういう類の
準備は何もしてないと思ったの。使わなければ誰かにあげていたかもね」
「君は薬を使うものだと思っていた……」
「一応、飲んではいるけど、さらにつけておいたほうが安心じゃないかしら? ………あなたが」

ねえと問いかけると、どうやら図星だったらしく気まずそうに顔を背けた。
そんな部分が何だか可愛く思えて、硬く骨ばった肩に頭を寄せる。
互いの体から湯の匂いがした。どうやら両者共々、準備はできたようだ。

「さあ、いつでもどうぞ……」

艶かしく誘いをかけると、すぐに頬に手がそえられた。
今度はサンダースのほうから唇を重ねる。濡れたような弾力が唇を通して返ってきた。


最初は軽く押し付けあうだけだったものが、次第に貪るように深いものへと移っていく。
少し顔を傾けるように角度を変え、唇で唇をかむように半開きのまま上下の開閉を繰り返す。
マラリヤの両頬にそえられていた手のうち、右手のほうをあごにまでずらし、下あごを押すように
してより大きく口を開けさせるとひと息に舌を捻りこませた。口内に男の舌が侵入する。

「ふ……んぅ……むぅ……」
歯列を割って入ってくる舌の感触に、思わずマラリヤの口から鼻にかかった甘い声がもれた。
ぴちゃちゃぷちゃぷ……舌の裏側を舐められ、上あごをなぞられ、さらには舌先を舌先で丹念に擦られて、
どうにもたまらない。体は細かく震え始め、何とか沈めようとバスローブのすそを強く握り締める。
だが、一度異常を感じた体がそう簡単に元にもどるはずもなく、震えは体に依存し続けた。


70:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(9/23)
06/05/25 02:16:52 8DIgAlNa

「ふ…ぁ……っ!」
舌でかき混ぜあう音が激しくなり、口内が二人分の唾液であふれる。そして唇の端からひと筋の流れとなって
漏れ出した頃、ようやく唇が離れた。マラリヤが大きく息を吸い肺に新鮮な空気を送ると、それにともない
体の力も抜ける。がくりと無意識のうちに隣いる男の胸へとしだれかかっていた。

「大丈夫か?」
「……サンダース……あなた経験があるの……?」
「正直な話、君が初めてだ。過去それに類するような行為は一切ない」
「……そんな簡単にするような人じゃ、一途に一人の女性を追いかけたりはしないわね……」

まだ口で息をしているマラリヤの背中をさすりながら、その後頭部に手を置きぐっと引き寄せ抱きしめる。

――慕う相手の腕の中という幸せ

閉じ込められる一種の束縛感が、今ある立場の位置をあらためて教えられ、その官能に満ちた幸福感に
体ごと浸すように思う存分酔いしれた。

「……大したものね……あなたその手の才があるんじゃないかしら……?」
「何も不思議なことではない。行動はあらかじめ行うべき計画を想定しておくだけで、迅速にかつ正確に
行えるものだ。いうなれば、いつどこで何を判断すべきかが極めて重要で……」
「ストップ……もう、ムードぶち壊しじゃない……」
理路整然と話し始めたサンダースを、マラリヤが慌てて止める。
これ以上、空気に合わない台詞で雰囲気を壊されてはたまったものではない。

「ふむ、確かに野暮であったかもしれん……しかし、ならばこういう時はなんと言えばいいのだ?
『君は綺麗だ』か?」
「それは服を脱がせた後よ……あなた、しゃべるほうはてんで駄目ね……」

どうも台詞のほうは行為ほど達者ではないらしい。サンダースの性格が言葉を通して顕著に表れる。
『いつ』『どこで』『何を』話すべきかがまるでできていない。
それでもそんな彼らしい拙さは嫌ではなく、むしろ好感の持てる部分の一つだった。


71:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(10/23)
06/05/25 02:18:12 8DIgAlNa

「……マラリヤ、続けてもいいか?」
「お願いするわ……あと会話はしばらく控えましょうか……」
積極的になり始めたサンダースの変化を、胸のうちでマラリヤは喜んだ。
腰に結ばれているバスローブのヒモをほどかれ、重なっていた合わせ目が左右に開く。
身体の真ん中に、柔らかそうな白い肌が一本の道のように現れた。

下にショーツをつけているだけで、上半身は何もない。
重力にしたがってこぼれ落ちた大きな乳房が空気中にさらけ出される。
バスローブの合わせ目辺りの布がかろうじて乳頭を隠してはいたが、それでも乳輪のほうまでは全てを
覆うことはできなかったらしく、ちらりと赤い半円がはみだしていた。

「あ……!」
両襟に手をかけ、後ろに剥くように一気に引きずりおろす。
脱がされるときの背中と腕を布に擦られる感触が軽い刺激が肌に駆け抜け、思わず喘いだ。

ひじに引っ掛かっていた袖を丁寧に取り、バスローブを床に投げ捨てるとあらわになるシミ一つない肢体。
細い両肩をつかむとゆっくりと後ろに倒し、手始めにと言わんばかりに豊満な乳房に手をのばした。

「きゃ…っ! あ…あぁ……!」
たぷりと下から持ち上げるように乳房の根元をつかみ、掌をいっぱいに広げて揉みしだく。
ぐにゅりと大きく形を変え、無骨な指のすき間からは白い肉がしぼりだされるようにとびだしている。
深い谷間ができるほどきつく寄せ、すべらかな肌を感じ取るようにさすり、見えなくなるほど指を乳房に埋め
ると、マラリヤの体にはどうにもならない快感がわきあがり一旦は治まりかけていた震えが再び生じ始めた。

「あっ…!?」
ぴちゃりと右の乳首を舐められて、マラリヤはびくりと腰を浮かせる。
赤い円をなぞり、舌先で頂点をつつくと、唐突に口に含んだ。

「あっ! あっ! や……っ! あんっ……はぁ……!」
口の中で乳首が硬くなっていくのがわかる。
舌を擦りつけ、きつく吸い、軽く噛む、それら一通りの動作を終えると今度は左の乳首を同じ目に遭わせる。


72:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(11/23)
06/05/25 02:19:29 8DIgAlNa

その後、できる限り乳房を寄せ、さらに乳首どうしをも中心に集まるように寄せると、横に広げるように
口を開けて二つ同時に咥えこんだ。

「はぁんっ!? やぁ……っ!!」
片側だけでも責められるのは充分な刺激なのに、それが両方だとたまらない。
さすがに片方の時と比べると動きこそ大雑把だったが、それでもすでに敏感になっていた突起を同時に愛撫
されると快感は倍になって襲い掛かった。熱い舌で線を引くように何度も左右の突起をなぞられて、
じくじくと膣の奥が熱をはらむ。すでに受け入れるための準備が始まっていた。

「ん…! そこばかり……! いや………」
しつこく乳首への愛撫が続くせいか、とうとうマラリヤの口から懇願めいた言葉がでる。
唾液で滑りがよくなった両の乳頭を親指と人さし指の腹で捏ねられて、無意識のうちに腰をくねらすように
体を震わせる。内股をすり合わせると、すでにしみだしだ粘液がじゅぷりと音をたてた。

「……は……あ…あ…あぁ……」
もう胸は充分に堪能したのか、今度は鎖骨を舌でなぞり、そのまま乳房を分けるようにして下半身のほう
へと下がると、腰の出っ張った骨をちゅっと吸い上げた。
すでにショーツの股にはさまれた部分の布はぐしょぐしょに濡れ、濃いシミをつくっている。
濡れぼそったショーツに指をひっかけ、真っ直ぐにおろして脱がせると、足を大きく開かせて
ためらいもせずに、秘部に顔を近づけた。

「!? あ…っ!? ちょっと待っ……っあああぁっ!!?」
さすがに直接的な部分を口に触れられるのには抵抗があるのか、一時的に理性を取り戻し、行為の中断を
求める。しかし、時はすでに遅く顔ごと埋めるように深く舌を挿れられ、なぶり始めていた。
ひときわ高い悲鳴があがる。

「きゃあっ!? あ! ああっ!? はああぁぁんっ!!」
ぴちゃぴちゃと割れ目の周りを舐め、赤くびらびらした部分を吸い、尖ったクリトリスを舌で押しつぶす。
あまりの快感に、割れ目の蜜は止まることなくあふれ続け、そして濡らし続けた。


73:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(12/23)
06/05/25 02:20:49 8DIgAlNa

「ああっ! あんっ! いやあぁ……っっ!!」
ビクビクと体を震わせ、出せるだけの声を出しても昂ぶりは少しも治まらない。
神経までもがひどく犯されているような感覚に、何もかもがおかしくなる。

その内に割れ目をずずっと勢いよく吸い上げられて、突き抜けるような快楽が四肢をいっせいに痺れさせた。

「ふあっ……!? 指……太い……! んぅぅっ!? 広げないでぇっ……!!」
ぐちゅぐちゅと二本に束ねた指が内壁を執拗に擦る。
奥まで挿れて指を開くと、狭い膣が横に広がり、より多くの蜜があふれ出る。
もうこれ以上は耐えられないといった風に首を激しくふり何度も背を浮かせるが、指は止まらずに
マラリヤの鋭敏な場所を責め続けた。

やがて体の奥に変調がくる。
指は三本に増やされ、中をばらばらに探られ、空いた手でクリトリスを捻ねり引っ張られ、貪欲になぶられる。
もはや嬌声は言葉ではなくなり、五感の全てが狂ったように悶え、体を激しくのた打ち回らせる。
のけぞるようにきつく背を浮かせたその瞬間、どくんと膣の奥が弾けた。

「うあああああぁぁぁぁっっ!!?」

激しい絶叫とともに、赤い割れ目からびゅるっと透明な液がふきだした。




不規則な荒い息はまだ続いている。
目じりにはかなりの量の涙が溜まっていたが、それを拭き取るだけの気力はなかった。
体中が汗ばんで、今身に起こった突き落とされたような刺激の強さを物語っている。

不意に親指が近づいて目の端の涙を拭われた。サンダースだった。
指に押し寄せられた涙のしずくが、耳のそばを通り抜けるように真下に落ちる。


74:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(13/23)
06/05/25 02:22:06 8DIgAlNa

「……大丈夫か?」
サンダースの低い声が耳に届いて何故だか少し安心する。久しぶりに聞いたような気さえした。
うまく声が出せなかったので、微かに頷いて応えるとそうかと彼も答えを返す。

「マラリヤ……その…そろそろ……」
「……聞かなくてもいいわよ……好きな時にきて………」
表情のほうには大した変化はなかったが、チャックのある辺りの布はぎちぎちと張り詰めている。
彼は彼で気を昂ぶらせていたのかと思うと、胸にじわりとした高揚が広がった。

「少し遅れてしまったが……君は綺麗だ」
「若干タイミングが悪いわね……でもいいわ、嘘でも嬉しい……」
律儀にたどたどしく、そしてかなり下手な甘い言葉をつぶやくサンダースにマラリヤは思わず笑いそうになる。
それでも必死にこらえると、その不恰好な優しさに礼を言った。
下手でも何でも、彼の気持ちが嬉しかった。

「……嘘を言ったつもりはないのだが」
「でも私はあなたの好きな人じゃないもの……」
寂しそうに、だけどそれでも構わないと好意を伝える彼女の表情はひどく柔らかい。
それ以上サンダースは何も言わず、箱からコンドームの袋を一枚取り出すと、ピッと開け口を切った。

大きく膨張した少々グロテスクなソレに、薄いゴムの膜が包みこむ。
今からそれが自分の中に挿れられるのだと思うと、さしものマラリヤにも緊張が走り不安の色が隠せない。
そんなマラリヤの心を知ってか知らずか、つけ終わるとすぐに女性の部分が丸見えになるほど大きく
彼女の足を開かせ、一気に捻りこませた。

「!!? あああああっっ!!?」

再び言葉は悲鳴に変わる。


75:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(14/23)
06/05/25 02:23:47 8DIgAlNa

ずちゅっ! ぐじゅぐじゅじゅぷちゃぷ……

淫猥な水音が割れ目を音源にして響き渡った。
すでに充分な硬度を持っている肉棒は、狭い膣内の中を前後に移動しながらかき回す。
心の準備もできないまま追い詰められ、逃げ場のない快感からの責めがマラリヤの体を蝕んでいく。

「ふあああっ……!? 激しっ…!! いやああぁっっ……!!!」
抜け落ちそうなくらい腰を引き、ズンと根元まで挿れるように強く突く。
与えられる膣への衝撃が度を過ぎていて、もう自分の身に何が起こっているのかわからない。
耐えられないと本能までもが悲鳴をあげる。

ずっ! ずっ! ぐじゅぬちゅっ!!

打ち付ける腰の強さがより速くなる。
腰の動きに合わせて彼女の大きな乳房が上下に揺れる。それに目を止めると、おもむろに彼女の足から手を
放し、目的のものへ伸ばすと滅茶苦茶に揉みしだいた。快感が助長され、マラリヤの嬌声がずっと高くなる。

「はあああん…っ!! 胸……弄らないでぇ………っっっ!! だめえ……っっ!!!」
無論、本心からの懇願は聞き届けられない。
ぶんぶんと首を振り、シーツをつかみ、出せるだけの声を出す、何とかしてこの昂ぶりから逃れようと
する。しかし内壁の敏感な部分を擦る肉棒がそれを許さない。どこまでもしつこく彼女を責め続ける。

「ああんっっ! 熱い……!! 体……熱い……のぉ……!!」
中のモノはますます膨張し、逆に内壁は縮小する。
きつくなった膣内を押し広げるように、硬い昂ぶりが何度も往復する。
もうこれ以上は駄目だと限界を感じたその時、不意にサンダースの顔が耳元へと寄せられた。

「!」

ささやかれた言葉に、マラリヤは一瞬だけ理性を取り戻す。
瞳が瞠目で小さくなった。


76:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(15/23)
06/05/25 02:26:30 8DIgAlNa

「……馬鹿ね」
消え入りそうな声でつぶやくと、ちょうど彼と目が合う。

「変なところで嘘がうまいんだから………」

そう言って口元だけ笑うと、目の前の男も笑ったような気がした。


意味の通じる言葉をかわすのはこれが最後だった。
緩んでいた腰の動きが再び強くなり、マラリヤの意識は頭から追い出される。


「はうんっ……!! うああぁぁっ……!!」
足を広げられるだけ広げてしまうと衝撃の威力を落とすことなく腰を打ちつけ追い込む。
そして何度か往復したあと、最後に一際たかく突き挿れると、膣内の壁はこれ以上は無理だと思えるほど
収縮し男性の部分を締め付けた。


――どくんと、もう一度奥が弾ける。


「やあああああぁぁぁぁ……っっっ!!!!」

びくびくと激しい悪寒に体が襲われ、さっきよりも多量の熱い粘液を膣から吐き出し、そして達した。


77:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(16/23)
06/05/25 02:28:12 8DIgAlNa


目が覚めると隣にサンダースの姿はなかった。しかし部屋の気配は消えてはいない。
不審に思って上半身だけ体を起こすと、ベットの足元側のほうの床で、彼がいつものように
腕を後ろに組みながら、見据えるようにこっちを見ていた。
相変わらず上半身裸のズボン姿のままだ。

「……何をしているの?」
「うむ、君の寝顔を見ていた」
「…………布団の中で見ればいいじゃない」
「女性の顔を近くで無遠慮にじろじろ見るのは失礼だと考えたからだ」
「だからといってそんな遠くで、しかも隙のないポーズで見ることはないでしょう?
……見張られているのかと思ったわ」

今度は別の意味でやれやれとため息をつくと、毛布で体を隠すように巻きつけてからベットのふちに
腰掛けた。体はだるかったが、動けないほどではない。

「体調は大丈夫か?」
「何とかね……」
行為前の時と同じようにぽんぽんと隣を叩いて横に座るよう促す。
やはり最初の時と同じように頷くと、彼女の隣に腰掛けた。

「今、何時かしら?」
「午前4時12分、もうすぐ夜が明ける頃だ」
「そう……朝食にはまだ早いわね……」

軽くついた寝癖を直すように長い髪をかきあげる。すでに二人の口調も表情も元に戻っていた。

「マラリヤ……」
「何かしら?」
「……いろいろ世話になった。礼をいう」
「………表情が少し晴れたわね」


78:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(17/23)
06/05/25 02:29:44 8DIgAlNa

ふっとマラリヤの口元が緩む。
サンダースの顔にもう影はない。暗い気配が取れると、いつもの彼らしい無骨な顔が現れた。

「どう? 初めての女性との経験は?」
「悪くはない。何故夢中になる輩が多いのか少しわかった。恐らくは達する瞬間の一際強い昂ぶりが……」
「ストップ。……そもそもムードが何かをわかっていないみたいね」
またしてもため息。どうやらサンダースにはこの手のことは苦手科目らしい。
実践は合格、だけど理論は不合格といったところだろうか。しかし彼の色気のない性格を考えれば、
むしろ実践だけでも合格という状況は大したものだと言わざるを得ない。

「………嬉しかったわ、私」
不意にマラリヤが静かに言葉をこぼす。柔らかく儚げな気配が表情ににじみ出ていた。

「綺麗だって言ってくれたこととか、一番最後の『君でよかった』っていう台詞とか……あなたの口から
聞ける日がくるなんて思わなかったもの……」

つい数時間前の出来事をまるで昔を思い出すかのような口調で話す。
その顔は幸福そうで明るい。

「本当に嬉しかった……たとえ嘘でもね」

ありがとうとつぶやいたその表情に、皮肉や毒といったものはまるで含まれていない。
心からの感謝をしていることがそれでわかる。


しかし、返ってくると思われた『どういたしまして』の返答は何故かなかった。


あら、とマラリヤは不思議そうな顔で首を傾ける。
すぐ隣の男は、彼女以上の複雑そうな顔でマラリヤを凝視していた。


79:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(18/23)
06/05/25 02:31:27 8DIgAlNa

「……どうしたの?」
「…………マラリヤ」
彼女の会話を遮るようにして出した声も、表情のままの複雑さを孕んでいる。
何かおかしなことでも言っただろうかと、浮かんだ疑問をそのまま言葉に直そうとしたその時、
マラリヤよりも先にサンダースが口を開いた。


「――私がこの部屋に入ってから今に至るまで、嘘をついたのは一度だけだ」


今度はマラリヤのほうが顔を複雑に歪める番だった。
言われた台詞の意味がわからず、困惑する。

「……それはどっちの言葉かしら?」
「行為中の言葉ではない。もっと前だ」
サンダースの言葉が足らな過ぎて、理解がちっともはかどらない。
どうも彼のペースに合わせないと、話は早く進んではくれないようだ。

「もう少し具体的に話してもらえる?」
「率直に言ってしまえば君が私を誘った辺り、『今夜だけ君に甘えてもいいだろうか』のくだりがそうだ」
ぴくりとマラリヤの眉が上がる。
不意打ちをくらった心の軽い衝撃に、一瞬言葉を失った彼女を尻目に、サンダースはなおも先を続けた。

「その、勝手な男だと思うかもしれないが……今回だけでなくこれからも、つきあってはもらえない
だろうか? もちろん体のほうではなく、心を通い合わせるという意味のほうだが……」

眉はこれ以上は無理だと思えるほど、上がりに上がる。
知らないうちに、その手の薬でも飲ませてしまったかと、ありえないはずの仮定を少し真剣に考える。
もちろん、そんなことはない。


80:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(19/23)
06/05/25 02:32:32 8DIgAlNa

「……サンダース?」
「私としては、君のことをもっと深く知りたい。もし、体目当てではないのかと考えてしまうのなら、
君からの了承を得るまでは控えたっていい。とにかく私は……」
「サンダース、少し落ち着いて」

だんだん早口になり始めた口調をマラリヤが一旦、せき止める。
よく見れば、彼の顔はひどく紅潮し耳まで赤く染まっていた。本気の話らしい。

「……理由を聞かせてもらえる?」

今までいくら好意を伝えても、決して気持ちには応えてくれなかった。
それがここに来て突然の交際宣言、たとえマラリヤでなくとも驚く。
とにかく心変わりの原因を追究したい、次にくるサンダースの言葉を辛抱強く待った。

「………本当のところ君の真っ直ぐな一途さには、常々心が動いていた」
「真っ直ぐねえ……失恋した人をうまく口車に乗せて誘った私が?」
「いいや、君は真っ直ぐでそして優しい。君は相手が自分に好意をもたないからといって責めたりはしない、
相手の想いを寄せる異性を非難したりはしない、ましてや無理に引き剥がすような真似は絶対にしない」

一度止まったのが良かったのか、サンダースの口調は元のリズムに戻った。
やはり聞き取りやすい、語尾まではっきりとした発音だ。

「駄々をこねて馬鹿な行動など起こしはしないし、気持ちを考えての行動がちゃんとできている。
――私のような歪んだ一途さなどでは決してない」

ここまでを一息に言ってしまうと、マラリヤのほうに向き直る。
そして、きちんと眼を合わせるとサンダースにとって最も言いたい言葉をこれ以上にないくらいの
はっきりした発音で声を出した。


81:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(20/23)
06/05/25 02:34:04 8DIgAlNa

「もう一度言う。どうか私とつきあってはもらえないだろう?」

長く、間が空いた。
サンダースのその言葉を境にして、息を潜めたように空気がしんと静まる。
だがそれも一時的のことで、だいぶ経ってからようやく言葉が活動を始めた。
マラリヤからだった。

「………少なくとも、あなたは同情で動くような人ではないわね」
「当たり前だ。感じはしても行動に移すなどもってのほかだ」
「……失恋したすぐ後は、どんな異性でも結構良く見えるものよ?」
「今回に関しての失恋は、すでに一度過去に起こっている。昨日の件は認めないと愚かな真似をした
ゆえの結果にすぎん」
「……私、一度手に入れたらなかなか捨てないわよ?」
「むしろ、勝手な我がままを聞き届けてくれるのかどうかのほうが極めて重要な問題だ」

三度の問答、変わらない表情と口調、そしてどうやら変わらないらしい彼の想い。


「…………あなたって、本当に馬鹿ね」


とうとう呆れたように大きくため息をつく。まぎれもない『了承』の合図だった。

「いいのか?」
「当然よ、好きな人につきあってくれと言われて断る人がいると思う? 理由がないなら尚更ね」
「……礼を言う」
「感謝しているのは私も同じよ……ありがとう。――あら? やっと5時になったわね。
いいわ、少し早いけど朝食にしましょうか?」
おもむろにベットから立ち上がるとすぐにクローゼットへと向かい、適当な服を出す。
学業で着る時の服は今は選ばないことにした。


82:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(21/23)
06/05/25 02:35:19 8DIgAlNa

「サンダース、あなた何か食べられないものはあるかしら?」
「特にない。何を出されても舌を口に合わせよう」
「……そういう時は『君が作ったものなら何でも食べる』よ」

言葉のほうはまだまだねと軽く笑いながら、冷蔵庫の中を確認する。
そしていくつかの材料を取り出すと今度はキッチンのほうへと向かった。

「すまん、精進する」
「当分そのままでもいいわ」
「それと………君は綺麗だ」
「…………タイミングのほうは少しマシになったみたいね」

本当に久しぶりに、マラリヤは鼻歌を歌った。









「タイガ、ちょっと………アイヤー……」
朝一番、教室で彼を探したヤンヤンは、見つけた彼の姿に少し瞠目した。
彼の特有さを表す、いつものツナギを着ていない。


83:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(22/23)
06/05/25 02:36:35 8DIgAlNa

「その格好どうしたネ? 生活費でもなくなって売ったアルカ?」
「お前と一緒にすんなアホ。……訳あって破れよった」

正確にいうのなら『破かれた』のだが、昨日のアレを一から説明する気にはどうしてもなれなかった。
胸元を大きく開けたシャツにピタリとしたズボン、一応、制服もあるにはあったが、あまりにも
似合わなすぎて止めた。自分でも似合わないと思うものを他人が見たら、どんな反応が返ってくるのか
確かめなくてもわかりきっている。

「そいうえばさっきカイルから聞いたヨ。ユリともめたって……」
「ああ……つけるのは別にええけど、重ねることはないやろ言うてな………」
「つける? 重ねる?? 餃子でも作ったアルカ? あれは中の具よりも、むしろ皮が命ネ」
「いや、皮はとっくにむけてる………ってそやなくて、お前、俺に用あってきたんちゃうか?
はよ言えや」
「おお、忘れるとこだったネ! はい、これ受け取るヨロシ」

そういって一枚の封筒をタイガに渡す。
女の子が選ぶような可愛らしい封筒だった。

「……これ、なん?」
「もち、みたまんまのラブレターネ。コイツにはもう女がいるヨと言ったけど、『友達に頼まれたから一応
受け取ってくれ』と言われて取りあえず受け取ってきたアル」

うんうんと一人で頷くヤンヤンをを尻目に、品定めするようにじっくりと封筒を眺める。
今の時代にしては古風だなと考えながら、取りあえず封を開けて中の便箋を取り出した。

「お前に熱をあげるなんて、つくづくこの学校の女は男を見る眼がないネ」
「やかましい! しばくぞ!」


84:タイガくんとマラリヤ姐さん・後半(23/23)
06/05/25 02:38:00 8DIgAlNa

からかうヤンヤンを黙らせて、三つに畳んだ折り目を開いた。一行、二行、三行……一定のリズムと速度で
目を下に滑らせる。すぐ隣ではヤンヤンが非常にわくわくした様子で文を読むタイガを観察していた。

「タイガ、何が書いてアルネ? さっさと言うヨロシ」
待ちきれないといった風に手紙の中身をせがむ。
何だかんだいって、こういうのはいつでも人をひどく興奮させるものだ。

―しかし、タイガがある行に目を止めると、びくりとその顔がひどく強張った。

「……タイガ? どうしたネ?」
「……………………」
不審思って声をかけるも返事はない。もう一度声をかけようとしたその時、目の前の男はみるみるうちに
顔を青ざめさせ、そして奈落の底に落ちるような悲鳴をあげた。


「…………#$=&%+**@#*<>%&’#$=&%+**@##*>%&*@$=&%+*@##*@
#$=&%+*@##*@<%&#$=&%+&%+**@#*<>%&’#$=&%+**@##*>%$
**@##*>%&ッッッ!!!!????」

「アイヤーーッッ!!? 悲鳴が文字化けしてるアル!!?」

もはや人間の言語ではない叫びに、本能的に彼に尋常でない事態が起こったことを悟る。

「タイガ!? 何があったネ!? 『命を狙う』みたいなことでも書いてあったアルカ!?」


手紙の文面自体は普通のラブレターであった。


――宛て名が男の名前であったことを除けば。




85:577
06/05/25 02:45:33 8DIgAlNa

以上です。

前スレ656様
レスをありがとうございます。返事が遅れてすみません。
当方、一応、生物学上では女に属します。同じQMA仲間と一緒に酒を飲みながら
QMAを語るのがもっぱらです。

「アロエたんと一緒にお風呂に入りたい~~」 (私)
「あーー俺サンダースかタイガにだったら抱かれてもいいーー!
つーか抱きてぇーー!!」 (QMA仲間・男)

取りあえず、サンダースは守る。


86:名無しさん@ピンキー
06/05/25 02:46:31 a1HEDr6+
>>85
GJ
これは素晴らしいサンマラですね

87:前スレ506
06/05/25 09:17:27 U5Sokn50
>>577
いやはや、大作GJです!
サンダースの愚直なまでの性格不器用っぷりといい、
マラリヤの駆け引きと本音の綾成しっぷりといい、
この2つの絡み具合がスバラとしか言いようがありません!
エロの部分もきっちり描かれていて、これまた楽しく読ませていただきました。
当方も精進せねば…



88:230
06/05/25 23:38:37 p9s9izo1
ヴァーーーーーー
なんつーか僕はもう、もう!

正にキャラが「生きている」感に満ち溢れていて、
全く違和感無しの文句なしの大作でしたよーっ! GJーっ!

89:名無しさん@ピンキー
06/05/28 20:34:59 mhfz45iw
ほしゅ?
ほしゅ!

90:前スレ506
06/05/31 09:01:20 dwZOuIXj
保守がてら。

月末で忙しすぎorz
SSもなかなか捗らない状況&ヘタなカップリングを描いているばかりに、
ちょっとハマり気味ですorz
既に2案ボツらせた…
まあ、なんとか原点回帰のエロで進めるメドは立ちましたので
近日中にはUPします。

91:名無しさん@ピンキー
06/05/31 09:03:11 aKn6TNv+
>>90 wktk

92:名無しさん@ピンキー
06/06/01 17:10:32 3kRnqiYT
保守

93:前スレ506
06/06/03 10:37:45 SCJ4zTH2
完了。

注意書き。
・サンダース×シャロン(軍曹視点、基本軍曹受け)
・コス要素あり
・一部勝手設定あり

NG指定は「506」で。




94:前スレ506
06/06/03 10:38:39 SCJ4zTH2
『Sir,Yes Sir!』

「どうしたのかしら? こんなになって…?」
私の上から声がする。 ひどく攻撃的で、扇情的だ。
私は、全裸でベッドに横たわって…いや押さえつけられている。
そして、私に跨り睥睨しながら言葉を投げかけている女性もまた全裸である。
…いや、正確には素肌に軍服のジャケットを羽織っている。
肩口の階級章は「中尉」、私の階級が「軍曹」であるから、上官と一兵卒の主従関係が成り立つ。
力ずくで脱出するのは簡単だが、抗えない。
いや、抗う気にもならない。
長く伸ばした金髪、上品な美貌、磨かれたような白い肌、細身の艶めかしい肢体…
乳房は小振りだが、いささかも気にならない。
そんな女性が自分の上にいて、あまつさえ甘美な快楽を与えようというのだ。
誰が抵抗できよう。
「答えなさいな。 ここをこんなにして、どうしたの…?」
彼女は私を詰問しながら、細くしなやかな指で私のペニスをさすっている。
既に、これ以上はない位に固く反り返って、刺激の一つ一つに脈動している。
「う…ちゅ、中尉…」
私は甘い刺激にまともに答えられない。
「命令よ」
「…中尉の…その美しく、淫らな…うっ…姿に、無礼にも、欲情しております」
ペニスへの刺激に脳が灼け、途切れ途切れに私は言葉を紡ぐ。
彼女は少し満足げな表情を浮かべて、さらに続ける。
「フフ…どうして欲しいのか、言ってごらんなさい」
彼女はゆるゆるとした愛撫を止めることなく言葉を続ける。
「…はい、自分をもっと、気持ちよく…うっ…させていただきたい…、で、あります」
…そう伝えた時の彼女の表情を何と表現すればよいのだろう。
戦地に降り立つ女神とは、かように美しく、淫らなものなのか。
「最初から素直にそうおっしゃいなさい。 では、サンダース軍曹、これよりいやらしい貴方に『指導』するわね。
 あと、これからは、『中尉』はやめて。 名前で呼びなさい」
至福の表情を浮かべて彼女がこう言う。
私の答えは一つだ。
「了解しました…シャロン…様」
「…様、もいらないわよ」
そう言って、彼女の顔が、体ごと私の股間へと移動する。


95:前スレ506
06/06/03 10:39:33 SCJ4zTH2
「フフ…いつ見ても立派ね…」
シャロンは、私のペニスを弄りながら、視線でも舐め回す。
その視線といえば、喩えるなら、大好物の菓子を与えられた子供の無邪気な喜びと、獲物を手にした女豹の淫蕩さを同時に内包している。
で、私はと言えばただ、微妙な快感に呻くだけだ。
そして、『指導』とやらが始まる。
薄紅色の唇が私のペニスに触れる。 触れられた箇所から、波紋が広がるように快感が全身にわたる。
「くっ…!」
私の反応に悦びの表情を浮かべて、シャロンはさらに唇を這わせる。
亀頭から雁首、竿の裏側を根元の方まで滑る。 唇が通った跡は唾液で濡れて光る。
そして、細い指をも駆使して唇での責めがじわじわと続く。
まるで、長笛を演奏するかのようだ。
快感に痺れていると、唇と指が外される。
支えを失い、無様に勃起した私のペニスは、天井を向くどころか自らの腹へ勢い余ってぶち当たる。
「咥えて欲しいの…?」
またしても問われる。 …だから、答えは一つだ。
「是非、シャロンさ…いや、シャロンの口で、蕩かせていただきたく…」
命令違反の口調が出そうになるのを何とか堪え、私は懇願する。
「では、そうしてさしあげましょう、サンダース軍曹」
本当に嬉しそうだ。 一瞬だけ、彼女の口調が平生に戻る。
しかし、そんな事を悠長に考える間もなく、私のペニスが再び指で捕捉され、敏感な先端に舌を突きつけられる。
「うおっ!」
我ながら、無様な声だ。 だが、耐えられる訳がない。
先程までと違い、舌を駆使しているため、動きが激しいのだ。 その烈しさに比例して、与えられる快感も暴力的なのだ。
瞬く間に、ペニス全体がてらてらと光る。 唾液だけではなく、既にだらしなく溢れる自分の体液も混ざっている。
「熱いのね…」
とろんと薄い膜がかかった瞳でシャロンが呟き、その小さい口がペニスを一息に呑み込む。
全体が柔らかく熱い感触に包まれる。
私は思わず腰を浮かせた。


96:前スレ506
06/06/03 10:40:30 SCJ4zTH2
私の股間で、シャロンの頭が上下する。
私のペニスをさすがに持て余すのか、根元までは咥え込めないようだが、丹念にねぶりあげる。
根元に添えられた指も休むことなく小刻みに動く。
さらに、彼女の長い髪が、周囲の肌を擽り、それさえも新たな快感を呼ぶ。
「く…はぁ……」
私はと言えば、魂の抜けたような吐息で快感を訴えるほかに術はない。
「む…ふぅ…」
一心不乱に舐めあげるシャロンの口から、艶のある吐息が時折漏れる。
吐息と一緒にぴちゃり、ぺちゃり、と卑猥な水音がする。
そして、深く飲み込んでから、舌を裏筋に引っ掛けるようにして、ゆっくりと口を外す。
その刺激に思わずのけぞってしまう。
「どう…?」
顔を上げ、唇から唾液の糸を曳きながら、こう問いかけられる。
「無上の…幸せで、あります」
「…素直に、『気持ちいい』と言えないの?」
私の口調に不満を言いつつも、シャロンの表情はさらに妖艶さを増す。
「お願いです…続きを…」
自然と懇願の言葉が口をつく。
「フフフ、言うまでもないわよ…」
そして再び口淫が始まる。
深く咥えこみ、舌が雁首のあたりを丁寧に這う。 かと思えば竿を周回するように激しく回転する。
ペニスの根元に添えられた指もしごく動きだけではなく、不意に睾丸をさすってみたり、と一つ一つの動きが更なる快感を呼ぶ。
「…ん…むっ…」
愛撫の最中に漏れ聞こえる彼女の吐息も非常に扇情的だ。
そこまで激しくされたら…もう、限界である。
私のペニスが絶頂へ向けて膨張を開始するのがわかる。
射精へ向けて確実に快楽の階段を駆け登り…
「ぐぅっ!?」
不意に、ペニスの根元をきつく握り締められる。
「…まだよ」
シャロンが愛撫を止める。
「まだ、楽しませて」
「…も、もう、限界で、あります…」
私は素直に絶頂が近いことを告げる。
「…仕方ないわねぇ…では、おいきなさい。 そのまま出していいわよ…」
軽く溜息のようなものをつきながらも、得意げに美貌を光らせ、シャロンが『許可』を出す。
そのまま、深く咥え直し、頭が激しく上下する。
しごき上げる刺激に加えて、舌が激しく舞っているのだ。 限界まで昂められている私は臨界点を迎えた。
頭の中が白く染まる。
「うおおぉっ…!」
私は絶叫し、達した。
幾度となく熱く滾った精液を彼女の口の奥に注ぎ込む。
「んふっ、むぅ…」
むせるような声を漏らしながら、シャロンは一滴残らず嚥下した。


97:前スレ506
06/06/03 10:42:03 SCJ4zTH2
「フフ…すごい量だったわね…」
シャロンが恍惚とした表情で私を見下ろす。
私はといえば、絶頂の余韻で感覚がまるで追いついていない。 端から見たら、只の木偶の坊だ。
「ありがたき…幸せであります」
やっとの思いでこう伝える。
シャロンは悪戯っぽく微笑み、私のペニスから漏れる精液の残滓を舐め取る。
「いいえ、まだこれからよ」
その台詞に呼応して、またぞろ私のペニスが屹立する。
それを満足そうに見やり、シャロンが私の眼前に体を寄せる。
「では、軍曹、命令よ。 …お舐めなさい。 精々、私を悦ばせてちょうだい」
言って、私の顔に跨る。
眼前に彼女の淡いヘアと既に濡れそぼった膣口が差し出される。
「…承知しました」
私に拒否権などない。 いや、そもそも…願ってもいない僥倖だ。
淫靡な光景と甘い香りに、ささやかな理性は消失する。
吸い寄せられるように私は膣口に舌を伸ばし、舐める。
頭の遥か上からくぐもった甘い声が聞こえた。
「はぁ…いいわよ……」
その声に導かれ、私は舌での愛撫…いや、奉仕を続行する。
くちづけのように唇を重ね、蜜を啜ると、彼女のラビアとクリトリスがさらに鮮やかに充血していく。
私はクリトリスに狙いを定め、下で丁寧に転がす。
「あ……ふぅ…んっ!」
刺激に満足しているのか、静かながら息を乱し、喘ぎ声をあげる。
舌で転がしながら、クリトリスを包皮から解放し、さらに激しくつつきまわしてみる。
クリトリスはさらに膨れ上がり、赤い宝珠のようなたたずまいを成す。
「あああっ…!」
高い声をあげ、シャロンの上体がのけぞる。
「もっと、もっとよ! 激しく…はぁん…お舐めなさ…いっ…!」
私の顔に体重を掛けるほどに秘部を押し付け、命令口調でねだる。
私は、クリトリスを唇で挟み、優しくすり潰すように動かしてみる。
「……っ! いいわぁ! それ、気持ちいいわぁ…!」
シャロンが絶叫する。 それを証明するように、次々と秘蜜が溢れ、私の顔をも濡らす。
「あん…中も…んっ、中も舐めてぇ…」
命令というよりも、もはや『おねだり』に近い口調でシャロンが言う。
「はい…」
愛撫に必死になりながら私は応えて、舌を尖らせ、ヴァギナに挿し込む。
「あんっ!」
また高い声をあげ、体を痙攣させる。 よくはわからないが、この刺激は、実際の挿入と同等なのだろう。
私は、泉の水を飲むように秘蜜を飲む。 舌は貪欲に奥へ、奥へと潜りこませる。
「はぁ…はぁん…」
シャロンは息も絶え絶えに快感に酔っている。
私は思い切って、一際奥へ舌を突き入れた。
「あああああっ……!」
その瞬間、私の舌は噛み千切られるように締め上げられ、シャロンは体を何度も痙攣させて達したようだ。
濃厚な蜜が私の口を満たす。


98:前スレ506
06/06/03 10:43:01 SCJ4zTH2
私の顔を跨いだまま、絶頂の余韻に浸るシャロン。
元々美しい肌が、淡く紅く染まって、それがなお本人の美しさを際立たせている。
美しい女神の貌は、快楽で蕩け、普段は知的な光を宿す瞳も悦楽に淀んでいる。
「……貴方、素晴らしいわ…」
やっとの思いで紡いだ言葉は、最早、上官のそれではない。
「いえ、自分は命令通り任務を遂行しただけであります」
シャロンはやっとの事で体を離す。
「では、最後の指導ね…」
言いながら、再び私の股ぐらへ顔を寄せる。
…軽くペニスに触れられたかと思うと、ごく自然な流れでコンドームが装着される。
そして、私に跨り、しばらくペニスに自らの秘蜜をなすりつける。
ふと、動きを止め、シャロンは私の体に刻まれた傷跡を撫でる。
「いつ見ても…痛々しいわね…」
「いえ、軍人としての…証ですから」
シャロンの表情から、「上官」の貌が消える。
首を振り、優しい視線を私に送る。
「今はただ…戦いは忘れてお休みなさい…癒してあげるわ…」
その表情は、まさしく…慈母のような貌。
それ以上は何も言わず、シャロンは私のペニスを自らの膣口にあてがい、ゆっくりと腰を沈める。
「あうんっ!」
慈母の表情に、淫蕩な色が上書きされる。
そして、自ら腰を振り、快感を貪る。
私は、彼女の動きと、きつすぎる締め付けに翻弄されるばかりだ。
「ううっ…!」
呻き声をあげるのが精一杯な有様である。
シャロンは激しく腰を打ちつけ、私の上で淫らに舞う。 彼女に合わせてジャケットがひらめく。
「あ、貴方も…あんっ、う、動いて…あんっ!」
私は、ここで初めて彼女の体に触れる。 しなやかな腰に両手を添えて、動きに合わせて奥へと抽送する。
「あああんっ! す、凄い…わあっ…!」
シャロンが激しく体を反らす。
もう一度、私のペニスが深く潜り込むと、
「くぅうん…! ああっ…!」
高い声をあげて体を痙攣させ、脱力する。 …軽く絶頂に達したようだ。


99:前スレ506
06/06/03 10:44:41 SCJ4zTH2
「…ごめんなさい…私だけ先に昇りつめちゃったわね…」
シャロンが陶然とした表情で詫びる。
私は首を振る。
「…貴方は素敵ね」
彼女はそう言い、再び私を貪りだす。
次は一緒に。 聞かなくてもわかる。
私は彼女の動きに合わせ、ひたすらに彼女のヴァギナの奥を抉る。
かなり狭いが、しとどに濡れた襞の感触が、私のペニスをこれまで以上に苛む。
「くっ…!」
私も昂ぶりを堪え切れなくなっている。
「ああっ! ま、また堕ちそうっ! ああん…っ!」
シャロンも再び、淫らな声で絶頂の到来が近いことを告げる。
お互いの動きがさらに激しくなる。
「くぅ、げ、限界…だ…!」
「き、来て! 来てっ、サンダース! …わ、私の名を…あんっ、呼んで…!」
「…い、行くぞ、シ、シャロン…っ!」
「あああああっ!」
刹那、私のペニスが最高潮に膨れ、シャロンのヴァギナが限界まで収縮する。
全てが喪失するような感覚の中、私は激しく射精した。
同時にシャロンも電撃に撃たれたように体を硬直させて絶頂に達する。
私は甘い虚脱感に沈み、私の上でシャロンも頽れる。

「…すまない」
私は彼女を抱き寄せ、詫びる。
「…いいえ、でも因果ですわね、こうしないと…というのは…」
シャロンは羞恥心で、頬を染めている。
何の事はない。 これは…私の嗜好だ。
軍人でもある私だが、いくばくかの軍役は、やはり翳を落としているようである。
軍役時の記憶に引きずられないと、激しく欲情しないというのだから。
「これでは、君を玩具にしているのと同じだ…」
私の表情が曇る。
シャロンは私に口付けて、
「いいえ、先程も言いましたでしょう? これから、私が癒して差し上げますわ。 何度でも、何度でも…」
あくまでもその声は優しかった。 普段の素直でない物言いは、微塵もない。
「…私は、甘えても、いいのか?」
「フフ、当然ですわ。 私は…そんな貴方も…」
言って、ジャケットを脱ぎ去る。
「…受け止めますわよ」
そして、私の傷跡を拭い去るように撫でた。 そして、瞳が求める。 次は貴方から愛して、と。
私は優しく彼女をくるむように抱く。 了解した。 次は、私から…愛する番だ。

― Fin.―


100:前スレ506
06/06/03 10:49:47 SCJ4zTH2
以上、手短に。
エロのみに特化してすみません;
他のシチュも相当考えたのですが、非エロになるのが見えたので…orz
遠慮なくシバいてください。

次の電波が来るまで、またもQMA廃人になってきます ノシ
やっと5段だよ…ほんとにケルベロス以上は解禁されるのか…?

ついでに100ゲット&あげ

101:名無しさん@ピンキー
06/06/03 13:38:38 JUhzU4J7
うはwwこう言うのいいなwww

GJ!!

102:名無しさん@ピンキー
06/06/04 00:09:47 sqjHwxvh
すげー!なんかイメクラっぽくてイイ!!
GJですよGJ!!

103:前スレ506
06/06/06 08:58:59 +o8p4P+b
拙文に感想ありがとうございます。
…確かにフーゾクネタですな、こりゃw

さて、マラリヤのプレミアムがまたヤバい件。
というかストレートに妄想対象ですな。
…今しばらく、マラリヤシリーズを考えてみます。
まあ、期待せず気長にお待ちください。

104:名無しさん@ピンキー
06/06/06 10:42:33 DBF8hRmZ
 漏れの脳内でのみのカップル
ガルーダ先生とミランダ先生
という世にも奇特なSSを読みたい逆賢者はいらっしゃいますか

105:名無しさん@ピンキー
06/06/06 14:30:35 cj+hPf0y
>104
それが俺だ。

106:名無しさん@ピンキー
06/06/11 09:32:45 rKlio1Pb
保守

107:名無しさん@ピンキー
06/06/11 16:03:40 4k8nxnnI
シャロンとルキアの絡みがあればなあ…。


108:名無しさん@ピンキー
06/06/12 07:11:31 CB6oz8nq
>>104
こんなところに俺がいる

109:名無しさん@ピンキー
06/06/13 14:41:53 Ri7syyDs
>>107
おまいは俺かw

110:名無しさん@ピンキー
06/06/14 13:41:12 4hO7yyKf
ホシュ

111:名無しさん@ピンキー
06/06/16 16:17:59 bTiLGQu0
で、誰か新作をうp

112:名無しさん@ピンキー
06/06/17 04:29:08 QFR9NpWt
前スレが昇天されました

113:名無しさん@ピンキー
06/06/17 20:18:59 IqQWnPti
どなたかシャロン×ルキア/ユリ×アロエの百合モノをやってくれませんか?

114:名無しさん@ピンキー
06/06/17 22:22:06 WETagc2Z
逆は同人では見かけたが…

115:名無しさん@ピンキー
06/06/20 22:15:16 9lylKU3/
レオン「保守するぜ!」 クララ「保守です。」
セリオス「保守だな。」 ルキア「保守っ!」
カイル「保守しますね。」シャロン「保守ですわ。」
ラスク「保守するよ。」 アロエ「保守するよ~。」
サンダース「保守である!」 マラリヤ「・・・保守。」
タイガ「保守やな!」 ユリ「ほーーーーーーーっしゅ!」
ユウ「ほ・・・保守。」 ヤンヤン「保守するアルよ。」

・・・うわぁ・・・読み辛い・・・。

116:名無しさん@ピンキー
06/06/22 16:47:17 Q9IP1c0K
いや、いいと思うよ。
小ネタにしてはGJだ。

117:名無しさん@ピンキー
06/06/23 02:05:15 ufPRI7Ic
そこでシャロン×レオンだ。

118:名無しさん@ピンキー
06/06/24 00:10:05 AgsX9Gs+
個人的には需要のないセリオス×シャロンが見たい。

119:シャロン×レオン
06/06/24 04:40:46 E1PvxCpj

「ったく、シャロンのやつ……」

一日の授業も全てが終わり放課後、暮れなずむ寮の廊下をレオンが歩く。
女子寮の廊下を何事かを呟きながら歩く様は、何も知らない人が見れば立派な不審者にしか映らない。
しかし彼のこの姿は毎度のことであり、すれ違う女生徒達も『ああ、またか』と笑うだけだった。

レオンとシャロンが交際を始めてからというもの、
月に二、三度、こうして彼が頭を抱えながら歩く姿が目撃される。
そうした場合は決まって、些細なことで機嫌を損ねたシャロンに対して彼が機嫌を直してもらいに行く時だった。

今回、レオンが頭を抱える事になったきっかけも実に些細なことだった。
リディア先生が担当の雑学の授業中に、ぽけーと前を見ながら顔を緩ませていた、それだけである。
たったそれだけの行為だが、授業終了後の昼休みにシャロンから、
「お前もか! お前も巨乳がええのんか!」
と思わず言葉遣いがおかしくなるほど激怒され、めでたく本日の出頭となった。

どうもシャロンは、リディア先生が授業中に意味もなく胸を揺らしているのが嫌いらしく、
今回の件も『憎い巨乳に見とれる』という裏切りに見えたらしかった。

120:シャロン×レオン
06/06/24 04:42:32 E1PvxCpj

どうしようかと悩んでいる内にシャロンの部屋の前に着いてしまった。
遠慮がちにコンコンとノックをする。
「シャロン……いるか?」
「……さっさとお入りになったら? 開いてますわよ」
ドアの向こうから聞こえてきたシャロンの声に、思わずレオンは溜息を吐く。
時間が経てば少しは機嫌も直るだろうと、若干の希望を持っていたものの、
シャロンの声を聞く限りでは少なくとも良くはなっていないようだった。
はぁっ、本日何度目になるか分からない溜息を吐きながら部屋へと入る。

ベッドにテーブル、参考書などが詰まった本棚、部屋の所々に置いてある植物とぬいぐるみ。
前にレオンが訪れた時と変わらない小奇麗にまとまった部屋の中央、
装飾が美しい椅子に、ムスッとした表情でシャロンが座っていた。

「なぁ、いい加減機嫌直してくれよ」
部屋に入るなり、とりあえず駄目元で直球を投げてみる。
「誰のせいでわたくしの機嫌が悪いとお思いで?」
なんなく打ち返された。
「だからさ、あれは誤解だって―」
「レオンは、ただ胸! がでかければ、後はどうでもいいのね」
リディア先生に聞かれたら弓矢で撃たれるぞと思ったが、
とりあえず今言ってもシャロンの機嫌が悪化しそうなのでレオンは黙っていた。

思考を冷静にして対処法を思案してみる。
さて、この状況下でどうやったらシャロンの機嫌が取れるだろうか?
……容姿を褒めてみる?
『シャロンの胸もスリムで無駄が無くていいんじゃないか』
前に、体育の授業中に冗談半分でこの言葉を言った時は、
バールの様な物で殴られ、その後一週間奴隷として使役されることになった。
……では、今度は逆か?
『シャロンの胸だって十分に大きいだろ』
(…………間違いなく殺されるな、俺)

121:シャロン×レオン
06/06/24 04:43:56 E1PvxCpj

「……ちょっと、聞いてますの?」
「えっ…あぁ、ははは…………何?」
レオンの受け答えに、怒り顔だったシャロンの顔がますます険しくなる。

「だいたい! レオンは、わたくしという恋人が居るのに、
 いつも胸の大きい女ばかり見て!! この、浮気者!!」
「い、いや、そんなこと無いって、ははは……多分」
「嘘おっしゃい! 今日だって、リディア先生の胸を嘗めまわすように見ていたくせに!」
「いや……俺は別に巨乳好きとかじゃないし、シャロンの小さい胸だって、
 ……小さいっていうか無いけど、でも俺は全然無くても―」
レオンの言葉が最後まで語られることはなかった。
ブチンッ、と何かまずいものが切れた音と同時に、目の前のシャロンがわなわなと震え始めたからだ。
もうすぐ本格的な夏だというのに、何故か強烈な寒気を感じる。

「いっ!? ちょっ、俺の話を最後まで―」
俯いたシャロンが低い声でポツリと呟くと、ガチャという音と共に後ろのドアに鍵がかかる。
「えっ、ちょっ、まっ!?」
レオンが驚いて後ろを振り返った時、シャロンの手はレオンの後頭部に触れていた。
「っ!? シャロ、まっ―」
「いちいち、無い無い、うるさいのよっ!!!!」
―凛と響くシャロンの怒声とバチッという小気味良い雷撃の音を聞きながら、レオンの意識は闇に沈んでいった。

122:シャロン×レオン
06/06/24 04:46:16 E1PvxCpj

「……で、これは一体何の真似だよ?」

レオンが意識を取り戻したのは、シャロンに気絶させられてから数分後の事だった。
先程雷撃を受けたせいか、体全体が痺れて思うように力が入らない。
周りを見渡すと気絶前と同じくシャロンの部屋にいるらしく、
状況を見ても特に気絶前と違った点は見られなかった。
……何故か後ろ手に縛られながら床に体育座りの格好をさせられて、
制服のズボンを脱がされている点を除いては。

「別に大した事ではないですわ、うふふ……。
 ……レオンさんにもわたくしが受けた屈辱と同じものを味わって頂こうと思いまして」

目の前の椅子に優雅に足を組んで座ったシャロンが、丁寧な口調と共に笑顔でそう答える。
ただ、顔と口調は笑っていたものの眼がまったく笑っていないため、怒り顔よりも恐ろしかった。
これから何されるんだろう? とレオンが内心でビクビクしていると、
突然、ニーソを穿いたシャロンの足がレオンの足を割って入って来る。
「えっ、ちょっ……シャロン?」
「……ふふっ」
レオンが驚いている間に、シャロンの足先がレオンのトランクスの上に置かれる。
「何すんだよ、やめっ……」
レオンは何とかしてシャロンの足から逃れようとするが、痺れで体が思うように動かない。
逆に、置かれた足の柔らかい感触に、思わずビクッと反応してしまった。
シャロンは、嘲る様に冷笑しながらトランクスの上から形を確かめるように足の指でなぞり始める。

123:シャロン×レオン
06/06/24 04:47:05 E1PvxCpj

「あら? どうして大きくなっているのかしら。 実はこういう趣味があるとか?」
「そ、そんなわけないだろ!? ……なぁ、止めてくれよ」
「お断りしますわ、……ふふっ、思いっきり惨めな姿を晒してもらうんだから」
その言葉を合図に、シャロンの足がレオンの肉棒を擦り始める。
部屋にニーソとトランクスの擦れる音が聞こえる中、レオンは声を出さない様に歯をかみしめていたが、
シャロンの柔らかい足の指先が先端の部分を刺激してくるたびに、どうしても声が漏れてしまう。
そうして足でされてから3分も経たないうちに、レオンの肉棒はギンギンに張り詰めてしまっていた。
シャロンが足先で器用にトランクスをずり下ろすと、すでに先走りの汁で濡れた肉棒が勢いよく飛び出す。

「っ―!?」
息を呑むような声と共に、シャロンの足の動きが一瞬止まる。
荒くなった呼吸を整えながらレオンが何事かとシャロンの方を見ると、
シャロンは、部屋の照明を受けてテラテラと光るレオンの肉棒を食い入るように見つめていた。

「ず、随分と凄い事になっていますわね」
「シャロン……その、もう―」
「あ、慌てなくても続けて差し上げますわ」
「ち、違っ…ぅっ!」
レオンの言葉を無視したシャロンは、足のつま先で先走りの汁をすくいながら肉棒全体に擦り付けていく。
そうして今度は片足で先端を優しく撫で、もう片足で裏筋の部分を激しく擦り上げ始めた。

「殿方がこんな情けない格好で足で踏まれて感じるなんて……。 レオンったら変態じゃないの?」
「くっ!? はぅっ!?」
変態、という辛辣な言葉を聞いた瞬間、レオンの背中にゾクッとした快感が走る。
それと同時に、快感に反応するように肉棒がビクンッと脈を打った。

「あっ!? 今、ビクンッていいましたわ。
 ふふっ、レオンったら変態って言われて嬉しいのね」
「ち、違う……」
「それならもっと言って差し上げますわ。 この変態! 変態!」
シャロンは言葉でレオンを責めながら、レオンの足首を持ち上げ電気按摩の格好にする。
そして片足で袋の部分をさすりながら、もう片足で肉棒を踏み始めた。

124:シャロン×レオン
06/06/24 04:49:43 E1PvxCpj

一段と激しくなったシャロンの足の動きと、屈辱的な状況、強制的に与えられる快楽に、
レオンはあっという間に射精へと上り詰めていく。
「…シャロン! 止め…、もう……」
「はい、じゃあここまでね……」
レオンの射精の合図を聞いたシャロンは、足首を掴んでいる手はそのままに、
それまで激しく動かしていた足を引っ込めてしまう。
「えっ? あっ、うぅ…………」
射精直前で快感を止められたレオンが辛そうにシャロンを見ると、シャロンは少し顔を紅潮させながら薄く笑っていた。

「ふふっ、続きが欲しかったら、おねだりして御覧なさい」
「おねだりって…何だよ?」
「そうねぇ、『お願いします! 逝かせて下さいシャロン様!』って言えたら続きをしてあげるわ」
「そ、そんなこと誰が言う、かっ!?」
レオンの反論を中断させるように、シャロンの足がレオンの鈴口をなぞる。
レオンはその刺激で射精しそうになったが、寸前のところでまた責めを中断された。
「ほら、言葉が違うでしょう。 まったく、物覚えが悪いんだから」
「うっ、くっ!」
レオンは何とか言葉だけでも反抗しようとしたが、その度に蛇の生殺しのような緩慢な刺激を与えられる。
射精寸前で止められたレオンには、提案を受け入れる選択肢しかなかった。
「ぉね…ぃ…す……くださぃ、シャロン様」
「何? 何を言っているのか全然聞こえませんわ!!」
「お願いします! 逝かせて下さいシャロン様っ!!」
「おーほっほっ、本当に言うなんて、貴方には自尊心というものが無いのかしら?」
叫ぶようなレオンの言葉を聞いて、シャロンが口に手を当てて高笑いする。
対するレオンは、恥辱から軽く涙目になっていた。
「でも、ようやく自分の立場を理解したようね。 
 そう、貴方はわたくしに犬の様に従っていればいいの。 そうしたらちゃんと御褒美を上げるんだから」

シャロンは満足したようにそう言ってから、レオンへの責めを再開する。
射精寸前で止められていたレオンはあっという間に射精の瞬間を迎えた。
「ぅっ…、出る!!」
ビュクッ! ビュクッ!
肉棒の先端から白濁した液体が勢い良く飛び出し、そのままレオンの上着やシャロンのニーソへと降り注ぐ。
かかった精液は、出したレオン本人が驚くくらいの凄い量だった。

125:シャロン×レオン
06/06/24 04:50:57 E1PvxCpj

射精を終えたレオンが、はぁはぁと荒い呼吸を整えていると、
ふふっ、と満足気に笑ったシャロンがレオンの顔を覗き込んでくる。
「これに懲りたら、もう二度とわたくしに逆らわないことね」
シャロンとしては、あくまで冷たく言い放ったつもりだったが、
声色には、レオンを屈服させたことによる上機嫌さが出ていた。

レオンが出した精液を見せつけるように、精液の付いた足先をレオンの顔の前に持ってくる。
「足で踏まれていくなんて、はしたない人ね。……わたくしのニーソをこんなに汚して。
 急いで洗わないと染みになっ、て!?」
バッと突然、何かに気付いたかのようにシャロンが足を閉じた。
だがレオンには、シャロンが足を上げた時にスカートの中の光景がばっちりと見えていた。

(今、確かに見えた。 そうか、シャロンの奴、人の事を散々変態だとか罵っておきながら……)
レオンの頭の中に、シャロンにされた恥ずかしい仕打ちが思い浮かぶ。
(そうだよな。 自分だけ酷い仕打ちを受けるのは不公平だよな。
 ここは一つお仕置き…もとい気持ち良くさせてもらったお返しをするとしますか)
雷撃の痺れも取れ、両手の拘束も外れていることを確認すると、
必死に平静を装っているシャロンを見て、ニヤリと笑った。


―― 続く? ――

126:名無しさん@ピンキー
06/06/24 19:33:37 KneM8LjU
>>119-125
GJ&続きwktk

127:名無しさん@ピンキー
06/06/25 00:05:49 Aey2VBEg
よくやった!GJGJ!!
続きwktkして待ってる!

128:名無しさん@ピンキー
06/06/25 00:13:58 wVjs2Zi4
ぐぐぐぐぐGJ!!!

ただ、シャロレオで似たようなネタを考えていたんで
先を越されてしまったショックの方が大きいOTL

でも、エッチは足コキなシャロンってやっぱり映えますな~


129:名無しさん@ピンキー
06/06/25 00:20:36 9N9r4qE/
シャロン様のストッキングは高級シルクを使用しているので
肌触りの滑らかさもしっとりとしたきめ細かさも比類なきものです!

130:アロエ×クララ(注!プチスカ表現あり!)
06/06/25 17:49:07 lbyovkda
誰もいない放課後の体育倉庫。アロエはクララに連れ込まれた。
「アロエちゃん…」とクララはアロエを抱き寄せ、マユゲ犬がプリントされた
白色のパンツ越しにアロエのお尻を撫で回した。ビクッ!ときたアロエ。
「あん、クララちゃん、だめぇ…」2人は濃厚キスを交わし、アロエは寝かされた。
服を脱がされ、パンツ1枚になったアロエ。クララはアロエの股間のスリットを
中指で弄られていく。「クララちゃん、そんなとこいじっちゃやあ…」次第に
パンツが濡れはじめた。アロエは股を舐められ、クリトリスを刺激されると尿意を感じた。
「クララちゃん、おしっこしたいよ…」と訴えるが「アロエちゃん、このまま出せば?
私が処理してあげます」とクララはアロエの股間に口をつけ、そのまま
こくこくと喉に流し込んでしまった…。

131:名無しさん@ピンキー
06/06/25 21:48:35 j1b/1sW2
>>130つ…続き!

132:前スレ506
06/06/26 08:44:05 TegyyINd
しばらくぶりです。
レオン×シャロンの方、乙です!
…やはりこの構図にツボな方が多いようですねぇ。
自分は逆な発想の人間なんで…
レオシャロ考えてましたが、白紙にして、
セリオス×シャロンを書いてみます。(多分シャロンは受けになります)
来週中には何とかしてみます。
百合は…属性ないので、他の作家さんに期待。

………ポプ対戦にかまけてるとは言えないな…



133:名無しさん@ピンキー
06/06/27 00:47:40 dYA+6l5V
>119-125
GJ 。サディスティックなシャロンが上手く描けてますね。
立場逆転するであろう続きに期待しております。

セリオス×シャロンにも wktk 。

百合では初代スレにあったルキア×シャロンがよかったなー

134:名無しさん@ピンキー
06/06/27 01:02:22 IWAU6UTc
ヤンシャロを書きたい書きたいとは思ってるけどいつも構想で終わる

135:名無しさん@ピンキー
06/07/01 21:11:41 s3OldZ14
一応保守。
>>134
構想でも吐き出してみれば?
もしかしたらネ申職人様が書いてくれるかもよ?

136:シャロン×レオン→レオン×シャロン
06/07/02 04:37:57 +8IEMr0N
>>125からの続き

「あーあ、しかし随分と汚しちまったな。 こりゃすぐに洗濯しないとまずいな」
レオンは、シャロンの状態に気づいていない風を装い、自分の上着を脱ぎながら、
「靴下も汚しちまってすまなかったな。 まとめて洗ってくるから脱いでくれよ」
シャロンに対してそう提案した。

「べ、別に結構ですわ。 自分で洗いますもの」
焦りながら返答するシャロンに、レオンは内心でニヤリと笑う。
「じゃあ、椅子に座ってないでさっさと行こうぜ。 はやく洗わないと染みになるぞ」
「そ、その……えっと………わ、わたくしは……、あ、足が疲れたから、しばらく座っていますわ」
シャロンは、焦りながら苦しい言い訳を口にする。
ばれない様に足を閉じてモジモジしているシャロンを見て、レオンの中にますます嗜虐心が沸いてくる。

「そうなのか? …………あ、そうだ! だったら俺がシャロンを抱えていってやるよ」
「えっ? ちょ、ちょっと何を言って―」
「ほらっ、遠慮するなって……よっ!」
「きゃあ!?」
レオンは、シャロンの制止をあえて無視して、シャロンをお姫様抱っこする。
抱えられたシャロンの足の付け根からは、椅子につながる様に粘着質の糸が引いていた。

「や、やめてっ!?」
「ん、何だこれ? ネトネトしてる……」
レオンはシャロンの抗議の声を無視しながら、いかにも今気づいた風に、
垂れている液を指で掬い、シャロンに見えるように顔の前に持ってくる。

「何だこりゃ。 お漏らしでもしたのか?」
「そ、そんなわけありませんわ!」
「そうだよな、人のことを散々変態だとか罵っておいて、
 責めてる本人がお漏らししていたら、すごい変態だもんな」
「うぅっ……」
「じゃあ、本当かどうかちょっと拝見……っと」
「えっ? きゃあっ!?」
シャロンを抱えたまま器用に黒のニーソを脱がすと、
精液と一緒に白い愛液が一際目立って付着していた。
「なるほど、じゃあこれは汗ってわけか?」
「っ!? いやぁ、放して!!」
「っとと!? 危ないから暴れるなって」
腕の中でじたばたともがくシャロンを、そのまま部屋の隅にあるベッドに押し倒す。

137:レオン×シャロン
06/07/02 04:39:33 +8IEMr0N
押し倒されたシャロンは、しばらくの間ベッドの上で暴れていたが、
レオンが愛液で濡れている白色のショーツの上からシャロンの割れ目をなぞると、
ピクンと軽く痙攣した後、体に力が入らないのか急におとなしくなった。

「しかし、俺を責めただけでこんなに濡れるもんなんだな」
「ち、違いますわっ!」
「人のを足で踏みながらこんなに濡らすなんて、シャロン様ったらはしたないですわね」
「っ、う、うるさ……はぁっ!」
ショーツの下でプックリと盛り上がっている突起を刺激すると、
シャロンは全身を震えさせ抗議を続けられなくなる。
そのまま上下に動かし続けると、
クチュ、ニチュと割れ目を擦る湿った音に混じって、シャロンの喘ぎ声が響いた。

しばらくしてレオンが責める手を止めると、シャロンは全身を痙攣させながらぐったりしていた。
口元から涎をこぼしたまま、ぼうっとした視線をレオンに向ける。

「それじゃ、気持ち良くなってきたところで、シャロン様にはさっきのお返しをさせてもらおうかな」
レオンは、シャロンの片足を顔の前に持ってくる。
「……えっ、何を? …………ひゃん!」
そして、そのまま舐め始めた。
「んちゅ……んー、少し汗の味がするかな」
「ひゃあ!? や、やめ……てぇ」
足を舐められていることによる羞恥と、くすぐったさ、背筋にゾクッとくる快感、
様々な感覚が一度に流れ込んできて、シャロンの思考を白くしていく。
それでも、快楽に流されないようにギュッとシーツを掴み、
体をビクン、ビクンと痙攣させながらもなんとか耐えていた。

「どうですシャロン様、気持ち良いでしょうか?」
「はぁ、はぁ、全っ然…そんな事……ありませんわ!」
それがシャロンの精一杯の強がりであることは明らかだったが、
レオンは、特に気にせずに目の前で悶えるシャロンを見て楽しむ。
「そうですか? では、気持ちよくなってもらえる様に……」
レオンは、シャロンの足の裏を舐めながら優しく太股をさする。
「だ、だめぇ、そこ!」
「えっ、もっとですか?」
「や、やめて……あぁっ! ああぁああぁぁ!!!」
シャロンは、短く断続的な喘ぎ声を発しながら体を仰け反らせ、そのままぐったりと体を弛緩させた。

138:レオン×シャロン
06/07/02 04:40:54 +8IEMr0N
「ふあぁ…………」
「アレ? もしかしてシャロン様……おイキになった?」
レオンはぐったりとしているシャロンの耳元に口を寄せると、先程のお返しとばかりにささやく。
「まったく、足を舐められてイクなんて、シャロン様ったらどうしようもない変態ですねぇ」

レオンの言葉を聞くと、シャロンは顔に手を当てて小刻みに震え始めた。
「うっ……うぅっ、ふぇ……」
突然、シャロンの眼から堰を切ったように涙が溢れ出し、レオンを動揺させる。
常に気丈なシャロンの泣き顔を見るのは、レオンにとって初めての事だった。

「ふぇっ……ひどいですわ……ひっく……レオンの馬鹿…」
「ま、待て!? 悪かった悪かった、俺が悪かったから。 少し意地悪しただけで、何も泣かなくても」
レオンは、何とかシャロンをなだめようとして、そっと頭を撫でる。

「うぅっ、わたくし、変態だから感じるんじゃない!」
「……ごめん。 調子に乗りすぎたよ」
「ぐすっ……、わたくしがこんなに感じるのは、ひっく……レオンがしてるせいなんだから」
シャロンは、レオンの胸に顔を埋めながら途切れがちに言葉を続ける。
普段のシャロンからは、およそ考えられない光景だった。

「わたくしが嫉妬するせいで、レオンが迷惑してるのはわかってますわよ。
 ……でも、しょうがないじゃない、……好きなんだから。
 レオンのこと、どうしようもないくらい好きなんだから!!」
シャロンは、そこで一度言葉を切ってレオンをみつめる。
「……好きなんだから、ずっと好きなままなんだから……もっと優しくしてよぅ……」

「シャロン……」
レオンは、自然とシャロンの濡れた頬を優しくなでていた。
無意識な行動だったが、不思議と驚きはなくむしろ当然のこととして納得する。
そのまま、レオンがそっと顔を近づけると、シャロンはうっすらと頬を染めながら静かに眼を閉じた。
「レオン……」
そのまま互いに唇を合わせる。 ただ触れるだけの軽いキス。
しばらく経ってレオンが唇を離すと、シャロンはぽうっとした赤い顔でレオンを見つめていた。

139:レオン×シャロン
06/07/02 04:42:11 +8IEMr0N
「俺も、ずっと好きだ」
レオンは短く、しかしはっきりとシャロンに聞こえるようにそう告げる。
そのまま再びキスをすると、シャロンもレオンに応えるように肩に両腕をまわしてきた。
口内でお互いに舌と舌を絡ませ合って、唾液を交換し合う。
沈む夕日が窓から赤く差し込む部屋の中、クチュクチュと二人が舌を絡めあう音が響いていた。

「ぷはぁっ……」
名残惜しそうにキスを止めて唇を離すと、二人の間に唾液の糸ができる。
お互いに頷くと服を脱がしあって下着姿になる。
そのままシャロンはトサッ、とベッドに横たわった。
「胸、さわるからな」
レオンは、白色の可愛いブラジャーを上にずらす。
綺麗で平べったい乳房の中心で、ピンク色をした乳首がツンと上を向いていた。
そのままシャロンの平らな乳房を優しく揉み始める。
……どちらかというと、揉むというよりはつまむという感じだった。
「その……ごめんなさい」
「ん、何が?」
「だ、だって、わたくし胸が小さ、んっ!?」
レオンはシャロンの言葉を中断するように乳首をコリコリとはさむ。
「そんなこと言うなって。 シャロンの胸すごく綺麗だし、俺はこの胸が好きなんだから」
「で、でも、だって、あっ、レオンは大きい胸の方が、いいんでしょう? はぁっ、授業中だって……」
「だからアレは違うって……」
あんまり話したくなかったけどしょうがないか、と前置きをおいてからレオンが言葉を続ける。

「あの時は、その…………シャロンのこと考えてたんだよ……」
「…………えっ?」
不思議そうにレオンを見るシャロンに対して、レオンは少し照れたように視線を逸らす。
「だから、その、前にHした時可愛かったなぁ……とか、
 今度はどんなことしようかな…とか、ははっ、さすがに、本人には言えないだろ」
無理に笑おうとしたものの、シャロンからの反応が無いので気まずくなって黙ってしまう。
チラッとシャロンの方を見ると、小刻みに肩をプルプルと震わせていた。

140:レオン×シャロン
06/07/02 04:45:11 +8IEMr0N
「じゅ、授業中に何を考えているの!!
 そんなことだから、いつまで経っても恥ずかしい間違いをするのよ!」
「ううっ、い、いやそんなに怒らないでくれよ」
剣幕に押されたレオンは、なだめる様にシャロンを撫でる。 瞬間、シャロンの体がビクッと震えた。
「んっ! あっ、ん、んんっ!」
「シャロン? …………ひょっとして、イッたのか?」
「はぁ、レオンが変なことを言うからですわ。 ……レオンが嬉しいこと言うから」
「シャロン……、やっぱりお前ってすごく可愛いよ」
「ま、また……それに、そんな当たり前のことに気付くのが遅すぎですわ」
「ははっ、いや、シャロンとこういう関係になる前からずっと思ってたさ」
「そ、そう、それならいいのよ。 ……ほら、さっさと続きをしましょう」
「了解っと」

ツンと上を向いた乳首の片方を舌先で転がし、もう片方の乳首を指先でキュッとつまむと、
シャロンは短く喘ぎ声を上げ、頭を仰け反らせる。
そのままお腹の部分に舌を這わせると、プルプルと小刻みに震える。
そうして、指と舌で愛撫する場所をだんだんと下げていき下腹部に辿り着く頃には、
シャロンはすっかり息も絶え絶えになっていた。

「シャロン……」
「ん……」
レオンは、濡れて透明になったショーツを脱がす事を視線で伝えると、シャロンは静かにコクンと頷く。
ゆっくりとショーツが脱がされていく。

141:レオン×シャロン
06/07/02 04:47:26 +8IEMr0N
「うわっ…すごいことになってるな…」
ショーツの中の光景に、レオンは思わず驚きとも歓喜ともとれる声を上げる。
綺麗なピンク色の割れ目から粘ついて白濁した愛液が溢れ出て、
それがショーツへと伸びて数本の糸が出来ていた。
クリトリスは赤く充血し、薄く生えそろった金色の恥毛も愛液で濡れている。

レオンが生唾を飲み込んで食い入るように眺めていると、
「あんまり見ないでちょうだい……」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたシャロンに止められた。
レオンとしてはシャロンの痴態をもう少し観察していたかったが、
シャロンがどうにも恥ずかしそうなので、しょうがなく後ろにまわった。

「……これでいいのか?」
「うん、ありがとう。 ……あと」
「ん?」
「ギュッとして欲しいの。 ……その、安心できるから」
「…………あ~、もう! 可愛いな、今畜生め!!」
辛抱堪らなくなったレオンがガバッと後ろから抱きしめる。

「んっ、ちょっと!? 苦しいですわ」
「シャロンが悪いんだからな。 そのくらい我慢しろって」
「もう、何よそれ。 ……でも、すごく暖かい……」

シャロンは安心したように眼を閉じると、そのままレオンに体をあずける。
そのやり取りに、レオンはまた思い切り抱きしめたくなったが、ぐっと堪えて愛撫に集中することにする。
抱きしめていた手をシャロンの太股の間に入れると、ピンク色の割れ目を指で軽くなぞった。
そのまま、トン、トンとリズムを取るように中指と薬指を割れ目の上で動かすと、
白く粘ついた愛液が指に絡み付いてニチッ、ニチッ、と卑猥な音をたてる。
シャロンは恥ずかしい音に身悶えしながらも、はにかむ様な表情でレオンに身を任せていた。

142:レオン×シャロン
06/07/02 04:49:43 +8IEMr0N
レオンは指が十分に濡れたことを確認すると、ゆっくりと二本の指をシャロンの膣内に埋没させていく。
ツプッ、ツププッ……
「んっ、レオンの指が入って来る……」
レオンがゆっくりと指を出し入れすると、それに合わせてシャロンの口から喘ぎ声が漏れる。
「んっ、あっ、いい…ですわ……」
本当に気持ち良いらしく、レオンの指が出入りする度に小刻みに震えていた。
「気持ち良いみたいだし、もう少し激しくするな」

出し入れしている二本の指を鉤状に曲げると、レオンは膣の浅い部分を重点的に擦る。
すると、膣内からチュプチュプと水気のある音が漏れ始める。
「あ、あっ、それ、すごっ、いい……わ」
「みたいだな、分かるか? シャロンの膣内が喜んで、すごく締め付けてる」
「そ、そんなこと、言わないで!? だ、だって、気持ち、いっ、いいんだもん」
「じゃあ、これも」

そう言ってレオンは、膣内を責めるのと同時に親指でクリトリスを擦る。
「そ、そこ弱いっ! からぁ……」
気持ちよさそうに表情を緩めているシャロンの口元から、一筋の涎が流れる。
レオンはさらに、空いている方の手でツンと尖った乳首をつまみ、首筋に吸い付くと、」
敏感に反応するシャロンの体が、レオンの腕に押さえられながら、ビクン、ビクンと反り返る。
レオンが責めを早くすると、シャロンの周期的な喘ぎも早くなっていく。

「んっ、あっ、あっ、もう、わたくし」
同時に敏感な部分を責められたシャロンは、あっという間に昇りつめていった。
「んっ、シャロンがイク時の可愛い顔、見たいな」
シャロンをいかせようと、レオンが両手で乳首とクリトリスをキュッとつまむ。
「あぁっ! イ、イク、イク、イク……イクゥ!!」

シャロンは一際大きい声をあげて反り返ると、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させながら昇天した。
体の痙攣に合わせて、股間からプシュッ、プシュッ、と透明な潮が噴き出す。
「すごっ、潮噴いてる……」
「ふあぁぁぁ…………」

レオンが膣内から指を引き抜くと、白く粘ついた愛液がコポッと垂れてシーツに溜まる。
シャロンが落ち着いた頃には、シーツは潮と愛液とでグショグショになっていた。

「嘘、わたくし、こんなに……、恥ずかしいですわ」
「イッてる時のシャロン、すごく可愛かったぜ」
「やだっ、レオンったら……んっ」
レオンは、シャロンの口元から垂れている涎を舌で舐めるとそのままシャロンの口内に流し込む。
そうしてまたしばらくの間、二人で深いキスを交わしていた。

143:レオン×シャロン
06/07/02 04:51:07 +8IEMr0N
キスが終わると、照れくさそうにシャロンの方から話を切り出す。
「わたくし、その、そろそろレオンと一つになりたいですわ」
「いいのか? さっきイッたばかりで辛いんじゃ……」
「大丈夫よ。 それに、その、さっきから……お尻に…か、固いのが……」
「えっ、あっ……いや、これは……あはは……」
「……わたくしだって、レオンのことを気持ち良くしてあげるんだから」

「今日はわたくしが上になりますわね」
シャロンは、レオンに跨って馬乗りになると、
肉棒の先端を自分の膣口にあてがい、ゆっくりと腰を落としていく。
ズブッ、ズブブブッ、
レオンの肉棒がゆっくりとシャロンの中へと埋没していく。
「んっ、あぁぁ、レオンのが、入ってきますわ……」
「っ、あぁ、シャロン……」
そのままシャロンが腰を落としていくと、レオンの肉棒を根元までピッタリと包み込む。
「レオンのが、奥まで……届いてる」

シャロンは根元まで完全に入ったことを確認すると、
愛しい物の形を確かめるかのようにレオンの肉棒をキュッと締め付ける。
「くっ、うぁっ!? シャロン、そんなに締め付けられると……」
「んっ、締め付けられると、どうなるのかしら?」
自分の下で喘ぐレオンを見ながら、シャロンは嬉しそうにキュッ、キュッとリズム良く締め付ける。
その度に、膣内の無数の肉ヒダがねっとりと絡みつき、不規則な動きでレオンの肉棒を刺激する。
気持ち良いとしか表現できないその動きが、レオンにとっては致命的だった。

入れたばかりにもかかわらず、一気に射精感がこみ上げてくる。
シャロンを止めようとして腰に手をまわした所で限界だった。
「くっ……もう無理、……出る!」
「えっ? レオン?」

ビュクッ! ビュクッ!
突き抜けるような快感とともに、2回目の射精が始まる。
「あっ……嘘、熱…い」
「うっ…シャロン……」
レオンは、無意識の内にシャロンの腰を引き寄せると、さらに奥の方に精液を吐き出す。
ドプッ、ドプッ
射精の度に膣内がまるで精液を搾り取るように蠢き、さらに射精を促す。
そのせいか、一度射精したにもかかわらず大量の精液がシャロンの膣内に吐き出される。
「あぁ…レオンの…が…いっぱい……出てる…」
「あっ……あぁっ…」
長い射精が終わるまでの間、シャロンは熱い迸りを受ける度に快感に身を震わせていた。

144:レオン×シャロン
06/07/02 04:55:29 +8IEMr0N
「はぁっ、はぁっ……ぐぇっ!?」
射精し終えたレオンが荒い息を吐きながら呼吸を整えていると、急に下腹部に重さがかかる。
恐る恐る上の方に眼を向けると、半眼でシャロンが睨みつけていた。

「いや、その…ごめ―」
「早過ぎですわ」
「うっ…」
「しかも勝手に中に出すし」
「うぅっ…」
「まだわたくしは全然満足してないのに」
「……ごめん」
「もう終わりなの?」
「本当にごめん!」
「もういい、どうせわたくしなんて……」
「ま、待ってくれよ。 埋め合わせは何でもするからさ、だから―」
シャロンが拗ねる様にそっぽを向くと、レオンは慌てて縋るようにシャロンの腕を掴む。

「ぷっ、レオンったらそんなに慌てて。 ……冗談ですわよ」
掴まれたシャロンの方は、レオンの狼狽振りに思わず吹き出していた。

「えっ?」
「別にわたくしは怒ってなんかいませんわ」
「……ほんとに?」
「えぇ、一緒に気持ち良くなれなかったのは残念ですけど、
 ……その、レオンはわたくしで感じてくれたんでしょう、それなら怒れませんわ」
「でも、勝手に中に出しちまったし…」
「今日は危険な日じゃないから別に大丈夫よ」

シャロンは、未だに申し訳なさそうなレオンの頬に嬉しそうにキスをすると、耳元で囁く。
「それに、レオンに出されてる時って、暖かくてすごく幸せな気分になるの」
そう言って、少し悪戯っぽく笑いながらレオンのものが入ったままになっている下腹部をさする。
その仕草は、本当に幸福感に満ち溢れている様だった。

145:レオン×シャロン
06/07/02 04:56:31 +8IEMr0N
「……それに、そろそろ洗濯しに行かないといけなかったし、丁度良かったのよ…」
シャロンは少しだけ寂しそうな表情をした後、レオンの上から降りる。
ガシッ!
「…レオン?」
降りようとしたシャロンの腕を、レオンはしっかりと掴んでいた。

「まだ、終わりじゃないさ」
「でも、レオ、んっ!?」
ズンッ!
突然の突き上げに、困惑していたシャロンの表情が快楽に歪む。

「えっ、あっ?…レオンの、硬い、どう…して?」
「どうしてって、シャロンに…好きな娘にあんな寂しそうな表情させて、そのままにしたら男じゃねぇ。
 というわけで、覚悟しろよ。 シャロンが満足するまで放さないからな」
「そんな、いきなり……ああっ!」

レオンはシャロンの指に自分の指を絡めて、両手を合わせる格好にするとそのまま下からシャロンを突き上げる。
「あっ、ああっ、すごい、レオンのが、奥まできてるぅ」
シャロンを突き上げると、パンパンという小気味の良い音が部屋に響いた。

「わ、わたくしだって、負けないんだから……」
シャロンも負けじと両手を支えにして上下に腰を降り始める。
ドロドロになった膣内でレオンの肉棒をリズムよく締めつけると、膣肉が奥へと誘うように蟲惑的に蠢く。
「うっ、シャロンの膣内、すげー気持ちいい。 吸い取られるみたいだ……」
「あっ、レオンのも、すごく深くて、はぁ、気持ちいいっ!」
お互いに時を忘れたように、ただひたすら互いの性器を擦り合わせる動作を繰り返す。
二人の結合部からは、愛液と精液が混じり合い白く泡立った液が溢れ出し、二人の陰部を白く染めていた。

146:レオン×シャロン
06/07/02 04:57:35 +8IEMr0N
「はぁっ! わたくし、おかしくなりそうですわ」
「あぁ、おかしくなっても大丈夫だから、我慢するなよ」

レオンは、突き上げる角度を微妙に変えると、膣の浅い部分に何度も肉棒を擦りつける。
「ひぁっ!? そ、そこ、弱いから、突いちゃだめぇ!!」
感じる部分を刺激されてシャロンが歓喜の悲鳴を上げる。
さらに挿入を続けると、シャロンの膣からプシュッ、プシュッ、と体液が飛び出した。

「らめぇ、わたくしっ、イク、イク、イッちゃう!!」
同時に、膣内が小刻みに痙攣してレオンの肉棒に絶妙な刺激を与える。
「くっ、俺もまた、出るっ!!」
「うんっ、このまま! このまま中で一緒にぃ……ああぁああ!!」

ドクンッ! ドクンッ!
絶頂の瞬間、お互いに性器を押しつけ合うようにして深くつながる。
それと同時に、レオンの肉棒から熱い精液の塊が飛び出し、シャロンの子宮内を叩く。
「あっ、あぁ…レオンのが、また、いっぱい……」
精液がシャロンの子宮に注ぎ込まれる度に、二人とも快感に身を震わせていた。


「はぁ……、これで満足したか?」
本日数回目とは思えない長い射精を終えると、息を整えたレオンがシャロンに尋ねる。
「え、ええ……、十分ですわ」
十分とは言ったものの、しばらく経っても何故かシャロンはレオンから降りようとはしなかった。
レオンが訝しげにシャロンの顔を覗き込むと、何やら口をもごもごさせながら眼をそらす。

「シャロン? ……もしかして、まだ足りない……とか?」
「そ、そんなこと無いわよ!? …………べ、別にやめたっていいんだから」
シャロンは微妙におかしな返答をすると、うー、と唸り声を上げながらチラッとレオンを見る。
……シャロンが素直に言えない時の癖だった。
やれやれ、とレオンは心の中で苦笑する。
(まぁ、こういう所が可愛いんだけどな……)
言うとシャロンはムキになって否定しそうなので口には出さない。
しかしこのままじっとしていても埒があかないので、レオンの方から話を振ることにした。

「あぁ~、俺はまだちょっと足りないかな」
「し、仕方ないわねぇ。 レオンがどうしてもって言うなら……」
「ははっ、付き合ってくれてありがと、シャロン……」

147:レオン×シャロン
06/07/02 04:58:33 +8IEMr0N
レオンは、上体を起こすと対面座位の格好になる。
そのまま間近でシャロンを見つめると、シャロンの方からキスをせがんできた。
お互いに唇を合わせると、どちらからともなく舌を絡ませ合う。
「んっ、ちゅ、んぅっ……あんっ」
硬くしこった乳首を指で弾くと、キスを続けたままシャロンが身じろぎする。
「ふっ、んっ、んん~、ちゅぷ、ん…ちゅっ」
胸への責めを激しくすると、それに比例するようにシャロンも激しく舌を絡ませてきた。

「ぷはっ、あ……んんっ、レオン……もう、大丈夫だから、ぁっ」
胸ばかりを責められたシャロンが、切なそうにレオンにしなだれかかる。
つながったままの下腹部も、レオンを急かす様に淫らに動いていた。

「んっ、分かった、俺も回復したし。 ……今度はゆっくりしような」
形の良いシャロンのお尻を両手でがっしりと掴むと、
レオンは、ゆっくりと円を描くように挿入を開始する。
「あっ、ああっ、すごいっ、膣内が、掻き混ぜられてる…」

グチュ、グチュ、グチュ、グチュ
二度の射精ですでにドロドロになっている膣内を掻き回すと、
粘度の高い湿った音が二人の結合部から漏れる。
奥の方まで掻き回すと、先端がコツンと硬い部分にぶつかった。
そのまま、グリグリと先端で刺激するとシャロンが身悶えする。

「あぁ! んっ! レオンの、大きいのが……奥に、奥に当たってますわ!」
子宮口を刺激されて切ないのか、シャロンはレオンの動きに合わせて腰をくねくねと動かす。
顔は完全に緩みきって、目はとろんとして、口元からはだらしなく涎をこぼしていた。

148:レオン×シャロン
06/07/02 04:59:09 +8IEMr0N
「シャロンって、随分といやらしくなったよな。 ……すごくエッチな顔してる」
「わたくしを、んっ…こんな風にしたのは、レオンじゃない! ……何か文句でもあるの?」
「文句なんてあるわけ無いだろ。 ……愛してるよシャロン、今も…すごく興奮してる」
「馬鹿っ! こんな時だけ、あっ、愛してるなんて、言われても、あ、あぁ!
 ……ぜ、全然嬉しくなんかないんだからぁ、……あ、ああぁぁあぁっ!!!」
軽く達したのか、シャロンは全身を震わせると両足をレオンの腰にまわしてギュッとしがみつく。

「じゃあ、もう言わない」
「……………………もっと、言ってよ」
「冗談だって。 止めろって言われても絶対に止めてやんない、シャロン…愛してるからな」
「んっ、レオン! レオンッ!! わたくしも、ひっく……愛してますわ!!」

感極まったのか、シャロンはぽろぽろと涙を零しながらレオンに抱きつく。
そのままレオンに口付けすると、激しく情熱的に舌を絡みつかせた。
それと同時に、腰の動きも快楽を貪る様に激しく上下に動く。

「ん、んっ…んんっ! レオン……レオン!」
「ぷはぁっ! まったく、今日のシャロンは泣き虫だな」
「だ、だって、わたくし、さっきからずっとイキッぱなしで……頭が真っ白で」
「そんなに激しく動かれると、また俺イッちまうって」
「うん…うんっ! 来て、イッていいからわたくしの膣内に来て!」

レオンは、シャロンに負けないくらいきつく抱きしめ返すと、激しく腰を叩きつける。
ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ!
お互いの接合部からは、一際大きな音が漏れる。
二人とも限界に向けて最後のスパートをかけた。

149:レオン×シャロン
06/07/02 05:00:33 +8IEMr0N
「レオンッ! レオンッ!!」
「シャロン! 俺、もう……イク!!」
射精の瞬間、レオンは腰を奥深くに突き入れると、シャロンの耳元で囁く。
「シャロン……ずっと、愛してる」
「あっ、ああっ、レオ…んっ! んんっ!!」
シャロンが何かを言おうとする前に、キスで口を塞いだ。
ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ
そのまま、シャロンの奥深くに射精を始める。
「んっ、んんっ………ふあああぁぁぁ…」
シャロンは、レオンに口を塞がれたまま恍惚とした表情で射精を受け止めていた。

精液をすべて出し終わると、レオンは塞いでいた口を解放する。
そのままお互いにドサッとベッドに倒れ込むと、シャロンが
「わたくしも……ずっと、愛してますわ」
幸せいっぱいの声で囁いているのを、うっすらとした意識の中で聞いていた。

150:レオン×シャロン
06/07/02 05:04:59 +8IEMr0N
お互いにしばらくの間抱き合った後、ゆっくりと結合を解く。
肉棒を引き抜くと、これまで出した分の精液が膣内からドロッと零れ落ちてきた。
三回も膣内に出したせいか、大量に零れ落ちてシーツに溜まる。
「…こんなにいっぱい。 もう、レオンったら……出し過ぎですわ」
シャロンは、無意識に手で掬うと面白そうに指で弄んだあと、口に運ぶ。
膝立ちで股から白い液を滴らせながらチロッと舌で精液を舐める仕草が、またひどく淫猥だった。
「なぁ、シャロン……」
「……何かしら?」
「その、そんな姿を見せられると…なんだ、その……またしたくなってきた…んだけど」
「えっ? ……あっ!?」

シャロンが驚いて、レオンの下腹部を見ると、
先程出して萎えたはずなのに、いつの間にかまたギンギンに張り詰めていた。

「……わ、わたくしは、きょ、今日はこのくらいにしておこうかしら」
「なぁ、頼むよシャロン!」
「うぅ~、……も、もう、分かったわよ。 じゃあ、愛し―」
「愛してるシャロン!!」
「あっ、そんなにがっつかないでよ……ああんっ!」

―再び行為の場所となった部屋の中、
完全に忘れられた上着とニーソックスが、部屋の隅でカピカピに乾いていた。


―― 終わり ――

151:名無しさん@ピンキー
06/07/02 07:35:25 R7ZZeCai
>>136-150
激しくGJ!まさにネ申!

152:名無しさん@ピンキー
06/07/02 15:17:41 5hm6i2Xn
長編乙

153:シャロン×アロエ
06/07/02 16:59:33 e7a/dibh
アロエはクイズの成績の良さに喜んでいた。アロエに抜かれたシャロンは「私が
あの娘より最下位なんて…」と震えながら怒りを爆発させた。放課後、アロエは
シャロンに誰もいない男子トイレへ連れ込まれた。ビシィッ!シャロンの平手が
アロエの頬を打った。「シャロンちゃん、何で…」とアロエ。「あなたのような
人が何で私より上なの?態度がでかいですわ…」とシャロン。アロエは「シャロン
ちゃん許して!何でもするから!」と泣きながら訴えた。「なんでもする?そうね、
私に対して恥ずかしいことしなさい…」とシャロン。アロエはパンツを脱いで
秘部を丸出しにした。「シャロンちゃん、恥ずかしいよ…」アロエにとって
陵辱だった。いきなりシャロンはアロエの股間のスリットを剥き広げた。
「ああん、もっと恥ずかしいよお!」とアロエ。「いいこと?これもお仕置き
ですのよ」とシャロン。ついにアロエの更なる恥辱が始まった。

154:シャロン×アロエ(注!プチスカ表現あり!)
06/07/02 17:11:19 e7a/dibh
シャロンの恥辱の奴隷と化したアロエ。シャロンはついにアロエの
上陰頭を舐め始めた。続いてクリトリスが執拗に舐められていく。
「シャロンちゃん…」とアロエ。「どうしましたの?」とシャロン。
アロエは尿意を感じ始めた。それでもシャロンはアロエの股間を
舐め続けた。「おしっこしたいよ…」とアロエは涙ながらに訴えた。
「もう出そうなの?いいですわ、このまま飲んじゃうから…」
アロエは限界だった。するとシャロンはアロエの股間に口をつけて
コクコクと喉に流し込んでしまった。「あっ、はああん!」とアロエ。
「どう、私を侮るとこうなるのよ」とシャロンはアロエに言葉を
ぶつけた。


155:前スレ506
06/07/02 17:22:59 bdw9v92X
>>レオシャロの方
続編お疲れ様です!
立場逆転していても、2人のキャラの特徴がすごい立っていていい感じです!
若い2人って…かわいいですね(遠い目
シャロンのデレがこんなにかわいいとは…

さて、割り込み気味ですが、こちらも久々投下。
セリオス×シャロンです。
注意!
・調教系
・セリオス鬼畜系
ですので、甘党の方はスルー推奨。
NGは「前スレ506」。

156:前スレ506
06/07/02 17:24:15 bdw9v92X
『Serenade bizarre』

夜の帳が降りた頃。
アカデミー旧校舎の屋上に、シャロンは独り降り立つ。
誰もいないことを確認すると―人がいるはずもないが―、携えたヴァイオリンケースからストラディヴァリを出す。
しばらく指を切った後、調律を済ませた名器をそっと構える。
G線に載せられた弓が、低く豊かな音を紡ぐ。
曲はわからない。 しかし、ゆったりとしながらも、誰かに甘く囁くような曲。
『愛想曲』の一つだろう。
名器がすすり泣くように震える。
まるで、そこにいない恋人に告白するかのように。
一心不乱に演奏するシャロンにも、少しずつ変化が訪れる。
上品で美しい貌が紅潮しだし、碧い瞳も心なしか潤み始めている。
正確に旋律を紡ぐしなやかな指は、まるで違う何かを求めるようにも見える。
曲調が転換するとともに、音色も変化する。
静かに愛を囁いていた音が、にわかに艶を増す。
まるで、褥で愛の交歓を求めるように。
シャロンの様子がさらに変化する。
潤んだ瞳は既に焦点を失い、自らが甘い吐息を漏らし始めている。
指は、ヴァイオリンと弓をかき抱き、愛撫するかのようである。
よく見ると、両脚に細かい震えが走っている。
その震えが指に及び、曲を揺らすが、曲を乱すこともなく、むしろ、艶っぽさを増す結果となっている。
最後の一音を結んだ瞬間、高らかな吐息を名器が吐き出し、シャロンの体が、電流に撃たれたように軽く痙攣する。
そして、ゆっくりと、屋上の床にへたりこむ。
…背後から、乾いた拍手が聞こえる。
「素晴しい」
静かな声が投げかけられる。
シャロンは振り向かない。 いや、振り向くまでもない。
恋焦がれ、待ち焦がれた相手。
銀髪の少年―セリオスがそこにいる。


157:前スレ506
06/07/02 17:25:25 bdw9v92X
「どうしたんだい? 座り込んだまま?」
セリオスの言葉は静かなままだ。
シャロンは弛緩した体に力を込め、ようやく立ち上がり、セリオスを見る。
「セ、リオス…」
貌を紅潮させ、ようやく彼の名前を絞り出す。
その様子に薄い笑みを浮かべて、セリオスはシャロンの間近まで歩み寄る。
「いい曲だったよ。 …でも、何を考えて演奏していたんだい? 前に聴いた時よりも…」
一旦言葉を切る。
「…淫らに絡みつく音色だったけど?」
そのセリフにシャロンがピクリと体を震わせる。
「…そ、そんなこと…あ、ありませんわ…」
強がってみるが、どうにも言葉に力はない。
その言葉を無視するかのように、セリオスはシャロンの背後に回る。
「でも」
言って、顔を耳元に寄せ、こう囁く。
「そんなもの欲しそうな音で僕を呼んだのは、どこの誰かな?」
耳とうなじにセリオスの吐息がかかり、シャロンはまたピクリと震える。
「そ、それは……」
シャロンが口ごもる。
「僕に、こうしてもらいたんだろ?」
後ろから胸に触れられる。
「あうっ!」
シャロンが鋭い悲鳴を挙げる。 しかし、抵抗はない。
「だって、そういう合図だよね、この曲を奏でるのは。 そう決めたんだよね」
服越しに乳房をまさぐりながら、セリオスが詰める。
「………えぇ、その通りです…私は…」
快感に体を再び震わせ、シャロンが途切れ途切れに言う。
「じゃあさ」
セリオスは体から手を離す。
「…自分で脱げるよね」
シャロンの瞳が大きく見開かれる。 縋るような瞳。 セリオスの表情は変わらない。
「……はい」
わかっている。
セリオスには逆らえない。 そう、体に刻み込まれているから。
ゆっくりと、制服のリボンをほどき、ボタンに手をかける。



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