06/10/01 22:20:49 VCmSbWqc
「あひゃあああ!うわアッーーー!」突然目も眩むような強い快感が望の体の底から起こった。
智恵はエネマグラを優しく左右に振った。
「あい、あう、あいあうああああっ!」真っ暗な視界を、極彩色の火花がスパークした。下半身全体が痺れて動けない。
いつの間にか絶棒がそそり立ち、多量の透明な涎を噴いていたのだのだが、望には自覚する余裕はなかった。
「どう?エネマの味は? これが前立腺刺激の快感なのよ」智恵が楽しそうに教えてくれた。
「では、奴隷はとくとエネマの味を噛みしめなさい」
こう言うと、智恵はエネマ責めを再開した。
「あうあうあふああああーーーっ」望の声が特殊治療室に響いた。
エネマを少し抜く。再び押し込む。手を離すと自然に奥に到達。三種の感覚のコラボレーションが望を襲った。智恵はエネマの抜き差しにもバリエーションを持たせ、望が動きを予測出来ないようにした。
そのうち、エネマを抜かれ、押し込まれる感覚の双方までも別種の快感だと感じられるようになった。
加えて、そそり立ち胸を張る絶棒を見た智恵から
「まあ、そんなにエネマが気持ちいいの? 初めてエネマを使われたのにこんなによがってるなんて、この奴隷は救いようのない変態ね」と容赦ない言葉責めも加わる。
こうして望はエネマで責められ、初めての快感を堪能した。だが一方、昨日大活躍した絶棒の方はまるっきりのノータッチである。泣きたいほど気持ちいいのに出させてもらえない。これはまさに折檻の一種といえた。
「気持ちいい? イきたいの?」智恵女王様の問いかけに声も出せず、首を縦に振る望だったが、智恵はエネマを操る手を休めずに続行した。
「あらあら、はしたないわねぇ。こんなにエネマで気持ち良いのに、前でもイきたいなんて。贅沢よ」智恵女王様は、わざと哀れな奴隷をじらす。
「ああ…お願いします、智恵女王様…あひゃうっ…どうか、イかせて…下さ…あぁっ」望は切れ切れに懇願した。
「そう…じゃあ、今からいくつか質問するから、ちゃんと答えるのよ。ちゃんと答えたら、イかせてあげる」
智恵女王様は、仰向けの望に手で膝を抱え上げさせ、それをぐいっと開いて望の秘部を丸見えにすると、エネマに手を掛けたまま、どこか楽しそうに尋問を始めた。
301:銀のエネマ降る降る15
06/10/01 22:24:50 VCmSbWqc
「奴隷は、自分のクラスの女生徒をいつもどういう風に思ってたの? まさかイヤラシい目で見てたんじゃないでしょうね」
「は、はいっ……私、…私は…いつも女生徒たちをイヤラシい目で見ていました!」思わず答えてしまった。ここで智恵の隣にいた人物が、大きく目を見開いたが、口は閉ざしたままである。
「そう…それじゃあ、いつかみんなとえっちしたいと思ってたのかしら?」智恵は尋ねながらエネマ責めを続行した。
「わひゃあっ! はい、いつか皆とヤってやろうと思ってました!」これを聞いて、くだんの人物は眉を顰めた。
「まあ、呆れたセンセイだこと。ひょっとして、私ともえっちしたかったの?」
「はい、智恵…うひゃあうぁっ!…初めてお見かけした日から、…あうぁっ!……いつか智恵女王様ともヤってやろうと思ってました!」
「まあ怖いこと…じゃあ、奴隷はもうエロスに興味ないってことはないわね? 大好きなのね?」
「はい、私はエロスにとっても興味があります!見て知りたくてたまりません! ああっ」
「そんなにえっちなセンセイじゃ、生徒や親御さんたちは心配じゃあないかしら?」
「あああ、生徒の親御さん、智恵女王様、どうもすみません!私は教師失格、人間失格ですぅ!」数え切れないほどの打ち上げ花火を眼前の宙に感じ取りながら、望は大声で答えてしまった。
「よく言えたわね。じゃあ、その情けないドジで間抜けな亀にご褒美をあげるわ」
智恵女王様は、今の答えに満足したらしい。望の足を下ろすと、絶棒に手を伸ばし、亀頭を指で優しく包むと、しゅりしゅりしゅりりっと「ご褒美」を与え始めた。
執拗なエネマ責めで極限まで高ぶっていた絶棒は、智恵女王様の柔らかい手の刺激であっけなく終末を迎えた。
「はうっ! い、いい! ああ、もう、もう…ああ」
「気持ちいい? さあ、イくときにはちゃんと言うのよ」
「はいっ…あ、ああ、ああああ、イ、イく、イきますううぅ」
手による刺激は短時間だったが、その快感はすさまじく、まるで腹から下が溶けて無くなったかのようであった。昨日の今日にも関わらず、どくどくどくっと後から後から放出しては、智恵女王様の手と自分の下腹部を汚し続けた。
302:名無しさん@ピンキー
06/10/01 22:26:48 zGEhR+l/
がんばってください
303:銀のエネマ降る降る16
06/10/01 22:30:16 VCmSbWqc
ここで太宰の著作の名が出た。
絶望先生は無意識のうちに自己を太宰と結びつけて考える傾向がある。そうすることで少しだけ自己のコンプレックスが解消され、つかの間の魂の平安を得ることが出来るのだ。
これを人為的に結びつけさせるためには、絶望先生の口から自発的に太宰に関するキーワードを吐かせねばならない。
今回のプレイでは、無事そのキーワードが出た。今日の智恵先生の治療は成功した。これで絶望先生をまた少し自殺衝動から解放することができたのである。
望は一度バスルームで洗われ、再びベッドへ連れてこられた。そして、待機のポーズを取らされた。
(ちなみに、メス奴隷の待機ポーズは、膝立ちになって両手を頭の後ろで組むことだが、オスの場合は先ほど望が取ったように、仰向けに寝て手で膝を抱え上げ、それを開くのだ)
ここで智恵がこう言った。
「実は今度本を書くことになって、猛烈に忙しくなるから、奴隷をそんなに調教できなくなるの。だから、新しい女王様に身柄を引き渡します」
「ええっ! あの、あの、もう智恵女王様には調教していただけないのですか?」望は心底びっくりし、このまま自分が放っておかれるのでは、と不安になった。
必死な様子の望を見て、智恵はくすっと笑った。
「大丈夫よ。私はずっとここにいるのよ。書き上げたら、またたくさん調教してあげるわ。
実は、さっきから新しい女王様に調教の様子を見学して貰ってたの。…新しい女王様にもしっかり奉仕するのよ。さ、返事は?」
「はい、新しい女王様、宜しくお願いします」望は従順に挨拶した。
新しい女王様は、奴隷の挨拶に答える代わりにエネマをいじった。望が悶絶している内に、目隠しが解かれた。
望はあたりを見回し、智恵の隣にいる新しい女王様を見て驚愕した。そこにいたのは……
304:214
06/10/01 22:37:57 VCmSbWqc
今宵はここまでにしとう存じます。
十回くらい見直しをした筈なのに、アップした直後にミスを発見(それも2つ)してしまい、死にたくなりました。
後半を投下する際には、今回以上に見直ししますので、平にご容赦下さい。
305:名無しさん@ピンキー
06/10/01 22:56:17 nwPb4F6h
とてもGJですね!
306:名無しさん@ピンキー
06/10/01 23:14:40 IIr7mpj4
最初の半年前のエピソードだけで充分エロかったのに伏線に過ぎないとは……
307:名無しさん@ピンキー
06/10/02 03:14:19 09hlOsFN
超GJ! 後半も楽しみに待ってます。
308:名無しさん@ピンキー
06/10/03 21:40:06 ODsFMVIZ
おっぱいGJ
309:214
06/10/04 02:06:15 0LVDSeOw
遅くなりましたが、後半を投下したいと存じます。
あれから見直していたら、ミスの数は片手では利かないほどでしたorz
大変申し訳なく思いましたので、当初の予定に智恵先生×あびるちゃんのシーンを追加してみました。
(恐れ入りますが、百合が苦手な方は、途中数レスほどスルー願います。
ご面倒をおかけしてすみません)
お断り:少な目とはいえ、多少後ろの描写があります。また、今回はギャグ薄目です。申し訳ありません。
310:銀のエネマ降る降る17
06/10/04 02:10:27 0LVDSeOw
智恵の隣にいたのは、あびるだった。
さすがに智恵女王様のようなボンデージファッションではなく、単に黒のブラとパンツ姿。
それに智恵先生からプレゼントされた黒のガーターを着用しただけだ。いたってシンプルな出で立ちである。
が、智恵の跡を継ぐのに十分な巨乳と背の高さが相まって、あびるは既に女王の風格を醸し出していたと言っていい。
(新女王様が、よりによって自分の受け持ち生徒の小節さんだったとは…!
ああ、今までの恥ずかしい様子を、すべて見て知られたのでしょうか!)
被虐の快感が望の背中を這い登ってきた。
あびるがエネマのしっぽ部分に触れた。鋭い快感に悶えながらあびるの触れた所をーー自分の股間の先をーー見た望は目が点になった。
「し、しっぽ~~!?」自分に立派なしっぽが生えているのだ。
縞模様のある、ふさふさした立派なものだった。長さは7、80センチはあろうか。どうやらカコミスルのものらしい。
勿論、あびるが、持参したしっぽをエネマのしっぽに装着したのである。先生の直腸が収縮するに連れて、しましましっぽもぴくっぴくっと震えた。
あびるはしっぽを見やりながら微笑んだ。
「うふふ…とうとう先生にしっぽをつけた…今度はもう逃がさないから」
311:銀のエネマ降る降る18
06/10/04 02:13:13 0LVDSeOw
実は以前からあびるも自己の他害性向に悩んでいた。動物(のしっぽ)での心の癒しに限界を感じて智恵先生に相談していたのだ。
昨日のカウンセリングでは、智恵先生から、非常手段として奴隷を手に入れ調教することで、他害衝動を昇華させることを提案された。
何とも突飛な提案に、あびるは最初は戸惑った。ただ、不思議と倫理的な抵抗感は特に無かった。それに何といっても無事に大学に行き獣医を目指したかった。
そして、智恵先生の深い瞳で見つめられ説得されるうちにオーケーした経緯があったのだ。
「奴隷には、誰がなってくれるんですか?」
「あなたのよく知っている人よ」
「…まさか、クラスの男子?」
「年上の男性よ。まるっきりの安全パイね」
今、昨日のカウンセリングの会話がまざまざと思い出された。『年上の男性よ』と言われ、一瞬絶望先生の姿が脳裏をよぎったことまで。
その絶望先生が、目の前で何とも惨めで情けなくてカワイイ姿を晒している。これなら調教しても大丈夫だろう。しかも、これから自分が自由に調教できるなんて!
騒ぎ立てはしないものの、内に秘めた興奮を隠しきれないあびるに、智恵が励ますように声を掛けた。
「様子はわかったわね? さ、やりたいように責めてみて。
あなたが責めている間は、奴隷は絶対に反撃してこないわ。奴隷は女王様の身体に許可無く触ってはいけないことになってるの。
あ、エネマを優しく扱うことだけ気をつけてね」
「はい、先生」
「こういう時は、智恵お姉様って呼ぶのよ」
「はい…智恵お姉様……何だか恥ずかしいな」
312:銀のエネマ降る降る19
06/10/04 02:16:41 0LVDSeOw
改めて望はM字開脚をさせられた。もちろんしましましっぽ付きエネマは挿入済みである。
「しっぽ…しっぽ…しっぽーー!!」
あびるはいきなりしっぽの根本を握り、引き抜こうとした。
「あひゃあうわぁっ」エネマ責めの優等生だった望は、既にこの排泄感も快感として認識するよう開発されているのは既に述べた通りである。
この反応に満足したのか、今度は奥へ押し込み始めた。そして、手をぱっと離してみた。
先に智恵がやってみたことを真似してみたのだが、エネマは先程と全く同じように奥に吸い込まれていき、前立腺に優しく衝突して止まった。
「はうう…入ってくる…きつい……うわひゃああっ」挿入感に耐えていた望は、快感の打ち上げ花火が背筋を突き抜けるのを知覚した。
エネマ責めでは、ペニスは勃起する場合もあればそうでない場合もある。望は前者に当てはまった。
一方、先走り汁が多量に出ることはほぼ全ての経験者に共通している。絶棒は先走る嬉し涙を大量に流し続けた。
ここで、あびるが自宅のコレクションの中から選んだ二本目のしっぽを取り出した。クモザルのものである。
カコミスルのしっぽよりは全体的に細くかなり長い。短めの毛がしっぽ全体に生えている。
あびるが、これを起立している絶棒の根本から丁寧に丁寧に巻き付け始めた。
ペニスには嫌悪感はなかった。動物のものを見慣れているからであろうか。
亀頭の辺りを巻かれているとき、望はその不可思議な感覚に戸惑った。
「何ですか、これ…毛布に包まれていくみたいですね」
いよいよ絶棒の末端、最後まで巻き終わると、あびるは巻き残した部分の端を持ち、すううっと引っ張った。
シュルシュルシュル……
しっぽは絶棒、特に亀頭部分に強力な刺激を与えつつ、徐々に解けていった。
「あひゃああああああっ!!」望はその特異な感覚に思わず叫んだ。
例えて言うなら、亀頭に毛布を超高速で擦りつけられる感覚である。これはキツい責めとなりそうだった。
313:銀のエネマ降る降る20
06/10/04 02:20:43 0LVDSeOw
しっぽが解けてしまうと、あびるは全く同じ責めを繰り返した。たまらず望はギブアップした。
「小節さ…もとい、あびる女王様、それは勘弁して下さい」
女王様、と呼ばれたことにくすぐったさを覚えつつ、あびるはそっけなく言った。
「まだ始めたばかりよ。堪え性のない奴隷ね」今度はしっぽ解き責めに加えて、エネマにつながっているしましましっぽを出し入れしてみた。
「あひゃうわはあああっ!!」ダブルしっぽ責めはキツかった。たちまちマグマが絶棒の根本まで押し寄せてくる。
望は慌てた。女王様の許可無く発射することは出来ない。
「出、出そうで…あびる女王様、もう出そうですっ」
あびるは黙ってエネマ責めオンリーに切り替えた。
先述したように、エネマ責めだけでイくのは難しい。本当は、精液を発射せずにエクスタシーを感じる、ドライオーガスムをエネマ責めで味わえるのだが、エネマ使用初日でこの至福に達するのは至難である。
イきたいのにイかせて貰えない苦しさで、望は泣きそうに悶えた。
初めての責め、それも自分で考えたしっぽ責めに、想像以上に奴隷が反応してくれたこともあって、正直あびるは満足していた。
だがそれをあまり表には出さない。まさにクールビューティーである。
「年下の女生徒によくそんなはしたない姿をさらしているわね」言葉責めもなかなか堂に入っている。
「あああ、言わないで…駄目な奴隷ですみませんー…」
「今日はこのまま終わっちゃおうかしら」
「ああ、お願いです…イかせて、…イかせて下さいっ」望は涙を浮かべて哀願した。
「じゃあ、私に永遠に服従することを誓う?」
「ひゃ、ひゃい…ああっ…永遠に服従することを誓いまふうぅ」
「そう…じゃあ、…お・イ・き・な・さ・い…」
あびるは再びダブルしっぽ責めを加えた。
先程より勢いよくカコミスルのしっぽを
しゅるるるりりりりっ!!
と解き上げた時、あっけなく臨界点を越えた。望はすすり泣きながらマグマを噴出させていった。とうとう手や口ではなく、しっぽでイかされてしまったのだ。
314:銀のエネマ降る降る21
06/10/04 02:24:25 0LVDSeOw
初めての責めを終え、多少上気した表情のあびるは呟いた。
「こんな面白い奴隷、永久に手放さないんだから…」
この科白は、新女王様としては痛恨のミスで、本来絶対に口にしてはならなかった。間もなく彼女はそれを体で思い知ることになる。
あびる新女王様のプレイを、いや治療を観察していた智恵は、あびるの初プレイの様子に満足している旨を伝え、今後の方針を話した。
プレイは一週間に一回。慣れて他害衝動が収まっていくようなら、徐々に回数を減らして良い。
あびるは、
「わかりました、お姉様」とだけ答えた。もちろん、回数を減らすつもりなど毛頭無かった。
一般に、ある女王様が奴隷を新女王様に譲渡する場合の「譲渡」とは、所有権の譲渡ではない。
分かりやすく言うと、今自分が遊べない玩具を、ちょっとだけ他人に使わせてやってもよいというだけの話である。
だから、ある女王様から新女王様に奴隷が譲渡された場合、その奴隷が永久に新女王様のものになる、などという事はないのである。
また、本来の女王様が油断していると、それに乗じて新女王が増長する場合がある。
いずれにせよ、何らかの手段で元の女王は、自分が優位であることを新女王に悟らせねばならない。
もちろん、智恵先生も新女王あびるをシメておく必要がある。
そして、智恵女王様は既に、先程あびるが絶望先生の独占をたくらんでいることを素早く見抜いた。先代女王としては絶対阻止すべき野望である。
そこで、智恵はある行動に出た。
315:銀のエネマ降る降る22
06/10/04 02:27:33 0LVDSeOw
まだ腰の辺りでくすぶっている絶頂の余韻にすんすんすすり泣いている望に、智恵が声を掛けた。
「奴隷はシャワーを浴びてて。呼んだら出てくるのよよ」
「…はい……すんすん…」
望がバスルームに消えると、智恵先生があびるを後ろからふわっと抱き抱えた。
「きちんと奴隷をイかせてみて、どうだった?」と優しく尋ねてきた。
あびるは背中に広がる胸の感触に戸惑った。
「あ、あの、…何か小さな目標をクリアしたというか、達成感みたいなものがあります…」
「そう…よかったわね」智恵先生の手が、つつぅっと臍に、そしてさらに下まで降りてきた。
「あ、あの…!?」
あびるは智恵先生の意図が分からず、そのまま固まった。
「でも、あなた自身はまだ満足していないようね」あびるの耳元で囁くと、智恵は手をパンツの下に滑り込ませてきた。
「ああっ!? 智恵先…お姉様、何を!?」あびるは戸惑った。このままでは自分の恥ずかしい変化を知られてしまう。
「…やっぱり湿っているわね。……最初だから特別よ。あなたも満足させてあげる」智恵は中で指を使い始め、残りの手を胸に這わせた。
「あああ、お姉様…いやっ……ああっ」自分でするより数段上の快感に、あびるの呼吸は乱れた。
腰をくにくに振って逃げようとしたが、かえって指を奥に誘い込む結果となった。
最初は強ばっていた身体から、やがてすうっと力が抜けた。もはやあびるは智恵先生のなすがままである。
いつの間にか、あびるはベッドに寝かされていた。智恵女王様が横から被さってきた。依然として指は入ったままである。 智恵の片脚があびるの脚に割って入り、淫らに絡まってくる。
智恵はあびるの胸に自分の胸をぴったり合わせると、ゆっくり円を描くように動かした。
316:銀のエネマ降る降る23
06/10/04 02:30:49 0LVDSeOw
「きゃああぁ…智、智恵お姉様ぁ、ああ…ああっ…」
二重の快感に悶えるあびるの顎を捕らえ、智恵女王様があびるの目を覗き込んできた。
そして、ズバリと言った。
「あびるちゃん。あなた、奴隷を独占しようとしたでしょう?」
「あ…あ…」あびるは完全に不意を突かれた。智恵女王様の強い眼の光と、胸や指先からもたらされる感覚のトリオに、あびるの思考回路は麻痺していった。
そして絶望先生を独占したいと思ったことなど、心の底で企んだことや、しっぽの国の王者になる等の秘めた野望まで残らず告白させられてしまった。
「そうなの…でも奴隷の独占はいけないわ。……お仕置きね」
あびるは何一つ抵抗できないうちに、顎を掴まれたままで、また目を覗き込まれた。
このまま目を合わせてはいけないと思うのだが、なぜか智恵女王様の深く強い瞳から目を逸らすこと
も閉じることもできない。
2のへのクールビューティーも、所詮智恵女王様の前では赤子同然だった。
あびるは美しき蟷螂に捕らえられた若蝶である。どう見ても勝ち目は無かろう。
「さあ、しばらく眠って貰おうかしら。ワン…ツー…」
智恵女王様が、あびるに顔を寄せてきた。あびるの目には智恵女王様の眼しか見えない。指はあびるの中で激しく動いている。
(…スリー…)
声は聞こえなかったが、智恵女王様の眼が妖しく光った。あびるに接吻すると同時に指をぐいっとねじった。
あびるは絶頂に達しながら、目の前が真っ白になり、やがて意識を失った。
こうして、あびるは堕ちた。
317:銀のエネマ降る降る24
06/10/04 02:34:27 0LVDSeOw
智恵は、手早くあびるを裸に剥き、後始末をすると、彼女を包帯で包み始めた。と言っても全身ではなく、丁度身体の半分を覆う程度である。
ただ、両手両足がベッドの四隅に縛り付けられているのが目を引く。
ここで望がシャワーから出るように言われた。
バスタオルを腰に巻いて出てきた望は、ほぼ大の字の半裸でベッドに寝ているあびるに仰天した。
「こここ、これは一体……」思わず智恵に尋ねた。
「治療の一環なのよ」
「は…はあ……」なんとも返答のしようがなく、ただあびるの姿態を見つめていると、智恵が声を掛けてきた。
「じゃあ、私はシャワーを浴びてくるから、ちょっと待っててね」
「はい、智恵女王様」
すると、智恵は耳元に口を寄せ、バスタオルの上から絶棒にタッチしながら、
「新女王様をね、見たり触ったりしちゃダメよ」と釘を刺してきた。
「うは、はいっ」望はなぜか慌てて返事をし、あびるから視線を外した。
シャワーの音がし始めた。
見てはいけないと思いながらも、包帯で半分覆われているだけのあびるの姿は扇情的で、嫌でも視線を引きつけた。
加えて、今日のエネマ責めのせいで下半身がうずうずしてたまらない。望のエロスへの興味は着実に回復しているようだ。
318:銀のエネマ降る降る25
06/10/04 02:37:50 0LVDSeOw
望は我慢できずに、あびるが寝ているベッドに近づくと、彼女のお下げを優しく撫で、頬に軽く口付けした。
まだシャワーの音がしている。
(先ほどはよくもしっぽ責めをしてくれましたね…少しだけ、お返しです)
望はそっと唇に接吻した。あびるはまだ眠っているようで、目覚める気配はない。
改めて全身を眺めた。
両手は万歳をした恰好で、手首の所からベッドの両隅へ包帯が延びている。余裕を持たせて縛ってあるが、腕を下ろすことは出来ないようだ。
豊かな胸もほぼ半分隠れていて、乳首も包帯で隠れている。そのシルエットだけがほんのり透けて見えた。
それに対して、下乳が露わになっているのは、女子高生らしからぬアダルティな眺めで、何とも悩ましい。
適度にくびれた胴はほとんど裸である。臍周りが眩しい。
話に聞いていた内股湿布を初めて目にした。これは臼井でなくとも惚れそうだ。
脚は半分ほど開いた状態である。
包帯は各足を半分程度包み込んで、足首からベッドの腕とは反対側の両隅へ延びている。すらりと伸びた健康的な足である。
だが、何といってもあそこ! あの秘所には包帯がわずか2筋だけ上を通っているに過ぎない。後少し上か下にズレていたら!!
いかにもずらして良く観察して下さい、というように見る者を誘っている。
もちろん、望はその誘いを断れなかった。だが、彼は好物を後に残しておく質である。
そう、イチゴのショートケーキなら、イチゴを最後まで残しておくタイプと言えばお分かりであろう。
望は魅惑の秘所を後回しにして、上半身から「お返し」をすることにした。
319:銀のエネマ降る降る26
06/10/04 02:41:17 0LVDSeOw
まだシャワーの音がしていた。
望はあびるの胸に手を伸ばし、ゆっくり揉んでみた。
むにゅっ……むにゅっ……
素晴らしい揉み具合である。智恵先生のようにとろけるような柔らかさはないが、ぷりぷりした感触は十代の瑞々しさに溢れていた。
ただ、包帯のせいで全体の肌触りはよく分からないのは残念ではあった。
「……」気のせいか、あびるの呼吸が速くなったようだ。だが目は覚ましそうにない。
調子に乗って、包帯で隠れている乳首をちょんっと摘んでくりくりっとしてみる。包帯越しに吸ってみる。
さっきから乳首が可愛らしく勃っていた。邪魔な包帯さえなければ!
包帯と言えば、あの股の包帯…あれとあの二本さえなければ…との思いを捨てきれず、望はまたあびるの下半身に目をやった。
縛り方は緩やかなようだ。解いてしまったら必ずや智恵女王様にばれ、カタストロフィを招くだろう。
だが、今開いている脚を、もう少しだけ開く位なら大丈夫に思えた。
望はベッドに上がり、あびるの膝に手を掛けてゆっくりと開き、間に入り込んだ。
再度あびるの胸に手を伸ばし、その感触に名残を惜しんだ後に、ついに下半身に手を伸ばした。包帯の下を潜り、草むらに指先が到達した。
しばしの間、しゃりしゃりした若草の感触を楽しむ積もりでいたが、既に心持ち湿っていたようだ。
「……ん………」あびるは僅かに眉を顰め、息が明らかに荒くなる。足がゆるゆると閉じそうになった。
望は再び膝に手を掛け、いっぱいに開かせてさらに茂みの探検を楽しんだ。
今や可愛い草原は、望が愛撫するのに合わせて秘めやかな音を、くちゅじゅくくちゅっと立てている。
(そろそろ、いいかな…これから本当にお返ししてあげますよ…)
バスタオルの前にテントを張っていた望は、あびるの内股湿布をなで上げると、絶棒をあびるの中に挿入する準備に入った。
入れる前に例の包帯をつまみ上げ、つい下から覗こうとしたその時である。
320:銀のエネマ降る降る27
06/10/04 02:46:19 0LVDSeOw
「何をしてるの」
後ろから声がした。智恵先生だった。
「ひぃっ!」望は背筋に氷柱を押しつけられた気がした。
「随分楽しんでたようねえ」
「は、はわわ……」
何しろベッドに乗っているのだから言い訳のしようもない。望の両珠が、きゅうっと体内の奥に入っていこうとした。
「女王様の体に許可なく触れてはならないって、あれほど言って聞かせたでしょう」
「ああ…あう…」
智恵女王様の凄みのある科白回しに、望は震え上がった。恐怖のあまり、謝罪の言葉さえろくに出てこない。
「お仕置きね」
ずいと近づいて来た。
逃げられないでいる望の頬を両手で挟み込んだ。と、女王様が望の目を見つめて来た。
望は吸い込まれるように智恵女王様の瞳を見つめてしまった。
「さ、奴隷もしばらく眠りなさい。ワン…ツー…」
智恵女王様の眼が異様なほど光っている。
(…スリー…)
スリー、のタイミングで智恵女王様の眼がスパークしたかと思うと、後頭部に軽い刺激を感じた。
望は目の前がホワイトアウトしたかと思うと、次の瞬間暗転し、即座に意識を失った。
こうして、望も堕ちた。
智恵はあびるの股の包帯をずらした。あれほど望が見たがっていた秘部が露わになった。
だが、智恵は望の腰のバスタオルを剥ぐと、あびるの上に無造作に重ねた。偶然か計算か、丁度望の陰部があびるの秘部に触れている。
智恵は望の手と手をあびるの手と手に合わせた。
万歳した二人の手を重ね合わせた形である。
掌を合わせ、指を互いに組ませると、その上から包帯できつく縛った。これで二人は手を離すことが出来なくなった。
次に、二人の胸と胸を合わせ、胴をゆるく固定した。
ある程度は上下に動くが--つまりピストン運動は出来るが--ベッド外には逃げ出せない。
あびるの膝を開かせ、間に望の足が入るようにした。
これで、丁度男女が交わる姿勢になった。
最後に望にしましましっぽつきエネマを差し込むと、智恵女王様は二人に向かって命令した。
「さあ、目を覚ますのよ。ワン…ツー……スリー」
321:銀のエネマ降る降る28
06/10/04 02:49:38 0LVDSeOw
スリーでぱちりと目を覚ました二人は、相手の顔がごく間近にあることに、そして自分たちが動けないことに気づくと愕然とした。
「せ、先生!?」
「小、小節さん!!」思わず素の名前で呼び合った。
胸と胸が当たっているのが分かる。望はすぐに飛び退こうとしたが、縛られていてほとんど身動き出来ない。
あびるもさすがに恥ずかしくて逃げようとする。が、こちらも元々四肢を拘束されているので、体をよじるばかりである。
確かに、以前温泉のアクシデントで『先生になら別に見られても恥ずかしくはないよ』とは言った。
そうは言ったが、素肌が触れ合うとなると話は別だ。あびるは恥ずかしくて仕方がない。
あびるが体をよじるので、あびるの胸が絶棒の胸に擦れる。
前述したとおり、望は胸が敏感な上に開発されてしまっている。
それに、あびるがいつになく恥ずかしがっている様子を見て、あれだけ出した後なのに性懲りもなく絶棒が力を蓄え始めた。
その絶棒があびるの太股にあたると、嫌でもあびるはその感触に気付かざるを得ない。
よって、さらに身を捩ることになる。ますます絶棒が硬くなる。
まさに絶棒スパイラルであった。
「さあ、あなた達はこれからバツを受けるのよ」
そう宣告すると、智恵女王様は左手であびるの秘部を優しく、だが激しくかき混ぜた。
先ほども味わった魔法の指のもたらす快感に、あびるは思わず「ああっ」と声を上げ、燃え上がっていった。
しかも先ほど望にたっぷりと愛撫されていたため、たちまちぬかるみ(というか、愛の沼地)状態になってしまっている。
一方、絶妙なテクニックで絶棒をしごいていた智恵の右手は、絶棒が十分な硬度を保っていることを確認すると、その位置を整え、亀頭があびるの入り口に当たるようセットした。
「さあ、二人ともたっぷりおイきなさい。それがバツよ」
お仕置きの開始を宣言すると、智恵女王様は絶棒をあびるにズームインさせた。
望は昨日から自分が何回出したのか、もう覚えていない。さすがにもうイかないと思いきや、先ほどの異常な体験で高ぶってしまい余裕があまりない。
それに少しでも動きを止めると、智恵女王様がエネマグラで後ろから煽ってくる。またしても望は屈辱の絶頂へ追い込まれつつあった。
一方、あびるは若い。別に荒淫だった訳ではないので、絶棒の与える快感にまともに反応した。
322:銀のエネマ降る降る29
06/10/04 02:54:17 0LVDSeOw
先に達したのはあびるである。達する寸前に、彼女の中が亀頭を不規則につっつくかのような動きをしたかと思うと、大量のジュースを絶棒に浴びせた。
組まれていた望の手をぎゅうっと握りしめ、ゆるく縛られている脚で望を挟み込もうとした。
「ああ。あ……イく、イくイくぅうっ」縛られている全身を目一杯反らせながら、あびるは絶頂へ駆け登った。
だが智恵はわざと望を止めなかった。望も今は自分のことで一杯で余裕がないし、第一勝手に止めるとバツの追加が怖い。
「も、もう止めて…下さい」あびるは懇願した。だが、望が返事をする前に、
「ダメよ」と智恵は冷たく拒絶した。
「奴隷を独占しようとしたバツよ。お仕置きです。このまま何度でもイきなさい」
「そ、そんなあ、智恵お姉様あ。…ああ、いやっ、また、もう。もうっ…」
一度達して過敏になっている秘部をさらに擦られ、あびるは瞬く間に再度高ぶってきた。
しかも、智恵女王様が
「手伝ってあげるわ」
と言うが早いか、望とあびるの間に手を差し入れ、すっとあびるの草むらに手を伸ばし、肉芽を摘む。
「ああーーーっ」あびるは絶叫した。
顔が真っ赤に染まり、全身も桜色に染まったあびるは、お下げ髪を左右にうち振って悶絶した。
望も高ぶってきた。制御ブレーキなどとうの昔に焼き切れている。
「ああ、女王様、もう、…もう…う」
このままでは中出しをしちゃうかも、などと考える余裕は全くない。とにかく出したくてたまらない。
「奴隷はイくときは言うのよ」智恵女王様のお許しが出た。
「は、はい…も、……もうすぐ…イきますっ」
あびるの顔が目に入った。真っ赤になって首を左右に振っている。お下げが激しく揺れている。
彼女の勃っている乳首が自分の胸に当たって擦れているのが気持ち良い。
奥まで突くと彼女の豊かな乳房が自分の胸の下で拡がる。両手は互いにぎゅうっと握り合っている。
包帯越しに、そして直に触れ合う肌が暖かい。
中は焼けるように熱い。ツキチュクッと亀頭を不規則につっつき、急に潤ってきた。
ああ、うう、もう、もう…。たまらない射精感が底からこみ上げてきて、やがて溢れ出た。
どくぅっ。どくっ。どくっ…
(あああ…小節さんの中にも出してしまった…)
323:銀のエネマ降る降る30
06/10/04 02:57:39 0LVDSeOw
今日はこの辺りまでかな、と漠然と思っていた望は甘かった。
出し切って腰の動きを止め、無意識にあびるに体重を預けた途端、智恵は絶望先生の腰を両手でやおら掴んだ。
かと思いきや、ガッシュガッシュと強制的にピストン運動を再開させたのである。
出した直後の非常に敏感になっている絶棒を強制的に刺激されるのだからたまらない。望はたまらずギブアップした。
「ああ、うわあっ…止めて、止めて、もう止めて下さい」
「ダメよ」智恵は望にも素っ気なかった。
「女王様に許可なく触ったバツよ。このまま私が許すまでずーっと動いてなさい。イっても止めちゃダメよ」
「そんなあ、…あ、あん、あひぃっ」
「奴隷は女王様にたーっぷり奉仕するものよ」こう言うと、智恵は望の腰をピストンさせている腕に、さらに力を込めた。
そして、望が少しでも抵抗しそうな素振りを見せると、容赦なくエネマ責めを炸裂させた。
望は鋭すぎる絶棒快感と焼け付く前立腺感覚に悲鳴をあげた。
仕舞には、まったく休ませてもらえずエネマ責めの連続である。この際ドライオーガズム(射精を伴わない絶頂のこと)までマスターさせてしまう積もりなのだろうか。
「いやっ、もう止めて、止めて下さい、ああっ…」前は敏感すぎるのに勃起を保ったままで動かされ、後ろは絶えずエネマグラからの刺激を受ける。
いつしか望はドライオーガズムの連続をマスターしていた--つまり始終後ろでイきっ放しになったのである。
あびるの方もたまらず哀願した。
「智恵お姉様、私ももう、ああ、許し…ああっ」だが、智恵はてんで相手にしない。
何度目だろうか、またあびるの肉芽を摘む。
「ああぁっ!」
「だーめ。ほらほら、もっと奴隷に奉仕させなきゃ」
二人の喘ぎ声と哀願がいつまでも特殊治療室に響いた。
「くうぅ、あひっ、ひぃっ、……もう勘弁、勘弁して下さいぃっ…」
「あぁっ、許して!…許してお姉様ぁっ…」
強制連続絶頂の刑は、その日果てることなく続いた。あびると望は智恵女王様の恐さと超越性を心底、いや体の底から叩き込まれた。
こうして、絶望先生は週に一回あびる新女王様のメイン調教を受け、たまに智恵女王様からもサブ調教を受ける身のマゾ性奴隷と成り果てたのである。
324:銀のエネマ降る降る31/E
06/10/04 03:02:03 0LVDSeOw
望はふと目が覚めた。裸で大の字になって寝ているのだが、手足とも動かせない。極薄手の毛布がかけられているようで、風邪はひかなくてすみそうだ。
右を見た。あびるが望の右腕を腕枕にしてこちら向きで寝ている。寝顔は穏やかで、あどけなさすら残っている。
どうやら裸らしい。毛布の下は見えないが、生脚が自分の右脚にからまっているし、彼女の体温が何となく望の身体全体に直に伝わってくるからだ。
左を見ると、智恵が望の左腕を腕枕にして寝ている。同じくこちら向きである。寝顔は聖母のようで、改めて美人だと思う。彼女も裸らしい。彼女もまた両脚を望の左脚にからめているし、彼女の体温が何となく望の身体全体に伝わってくるからだ。
どうやら、一連の調教が終わった後、気絶していた望を中心にして川の字になって休んでいる内に、二人とも寝入ってしまったらしい。
望は起き上がるのを諦め、そっとため息をついた。
さて、今後、望はこのような状況の下で、他の女生徒たちには手を出したくなくなるのだろうか。答えはもちろん否である。
確かに、毎週の調教で、必ず一回は「ご褒美」としての射精が暗黙の了解として約束されている(今日は特別だろう)。
二十台半ばの男性の生理学的見地からでは、特に問題はないはずだ。
とは言え、この世で自分だけが頼りだと慕ってくれている霧や愛やまといには、「甘い」えっちもコンスタントにこなしてやりたいし、睦言だって耳元で囁いてやりたい。
みな気だての良い優しいコであり、そばにいると安心できる(まといも本来はそうなのである)。
第一、調教されてばかりでは心が萎える時もあろうというものだ。
無論この心境はまだ奴隷に成りきっていない証拠なので、両隣で寝ている二人の女王様には絶対の秘密。
ばれたらどんなお仕置きが待っている事やら、想像するだに恐ろしい。
また、たまには奈美、晴美、そして可符香の三人娘にも付き合ってやらねば後が怖い。何しろ、あの写真を大量に握られているのだ。
それでも、奈美と晴美はまだ日頃温厚で波風を立てることなど滅多にないので、共にいてもリラックスできる。
だから二人の前ではけっこう気を抜いていたりもする。特に奈美とは以前は普通に会話できていたのだ。
だが、可符香にはあらゆる面で注意していなければ、という予感がひしひしとしている。
その予感はある意味正しい。可符香が撮影したビデオがあるのだが、その存在を先生は知らないままである。それに、その映像がDVDに焼かれて晴美と奈美の机の引き出しの底に眠る予定であることも。
さらに、千里や芽留や真夜や楓(カエレではない)やマ太郎たちとも---絶対に絶対の秘密だが倫とも---彼女たちの欲求不満を爆発させない程度には、肌を合わせておかねばならない。
果たして絶望先生は男として幸福の絶頂にいる現代の光源氏なのか、はたまた不幸のどん底に喘ぐダメジゴロなのか。それは絶望先生自身にもよくわからない。両腕にとびきりの花を抱えている今でもわからない。
が、数週間に一度、忘れた頃に実家から送られてくる見合い写真の類は、見もせずに屑籠に直行するであろうことだけは確かである。
それまでは、まといがチェックし逃したものを彼が目にし、写真と釣書きを前にしばし考え込むこともあったのだ。
余談だが、智恵先生のマンションの屑籠にも、あちこちの親戚が送ってきた妙齢の男性の写真やら経歴書やらが束になって無造作に捨ててあった。
単に学問や仕事が忙しいから結婚する気がないのか、それとも他に思うところがあるのか、現時点では定かではない。
-[完]-
325:214
06/10/04 03:13:55 0LVDSeOw
以上です。
前半の途中や投下後にレスを下さった方、読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。
これでたぶん全ての伏線を回収し終えたかな、と思っています。
初心者でなのに暖かく迎えていただき、感謝しています。
さて、受信した毒電波は全て使い果たしました。今後とも受信に努め、ストックが出来たらまた投下しに参りたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。
326:名無しさん@ピンキー
06/10/04 19:08:43 5nk+fN87
GJ!
智恵先生(*´д`*)ハァハァ
またの投下お待ちしてます
327:名無しさん@ピンキー
06/10/05 01:48:23 WdiamY6D
あびるで来たか!超GJ!
328:名無しさん@ピンキー
06/10/05 14:14:59 cRze/CGO
智恵先生すごいよ智恵先生(;´д`)ハァハァハァハァ
萌えますた。GJです!!
329:名無しさん@ピンキー
06/10/11 02:09:49 0uYZVWhB
>>214です。スレの流れを止めてしまったみたいで心苦しく思ってます。
>>326,>>327,>>328
どうもありがとうございます。今度は軽いものを…と思いつつ、仕込みに励みますね。
330:名無しさん@ピンキー
06/10/12 00:13:03 LGN9QdSh
この位、このスレでは止まった内に入らないから気にするなよ
331:名無しさん@ピンキー
06/10/13 17:05:49 kXZsdFCH
age
332:名無しさん@ピンキー
06/10/15 03:06:25 YeBOZ3Pz
理系でもSSは書ける、と唐突に言ってみる。
333:名無しさん@ピンキー
06/10/15 04:00:37 ShM8+VlC
難易度高く三珠か芽留で書いてみれ
それか単行本後ろつながりで工藤、千里のきっちりしたセックルとか
334:名無しさん@ピンキー
06/10/16 01:18:39 WYK+12IU
芽留はツンデレ ……という固定概念が俺の中にある。 誰かに打ち破って欲しい
335:名無しさん@ピンキー
06/10/16 10:57:57 c9jbdb2g
>334
音無芽留のスレで言われていたが
音無芽留は「ツンもじ」じゃないかな
336:名無しさん@ピンキー
06/10/17 01:04:01 fZZX0gP8
小森×芽留
337:名無しさん@ピンキー
06/10/17 02:51:26 9o9RUYb4
>>214です。流れを見ないで,先週のマガジン(第68話)を読んで湧いてきた妄想を投下します。
内容としては,絶望先生と5人の女生徒とを巡るSS連作,とでもなりましょうか。なるべく短くしてみました。
お断り:えっちに関しては羊頭狗肉ですみません。
(>>330 ㌧クスっす!)
338:糸色五人女-1
06/10/17 02:54:41 9o9RUYb4
「木津さん,ちょっと…」
爆発の後,ようやく後片付けを終え,2のへの皆が教室に戻って行きつつあった。千里も,早くシャワーを浴びるべく更衣室に戻ろうとした最中,望が千里を手招きした。あとで宿直室まで来てほしいとのことだった。
「もう,シャワーも浴びてないのに…」ぶつくさ言いながらも,千里は鉢巻まで巻いたまま,宿直室へ向かった。なんだかんだ言っても,望の頼みなら断れないのだ。惚れた弱みというやつだろうか。もっとも,千里がそれを認めるかどうかは別だが。
「失礼します。」千里が宿直室の戸を開けて入ってきた。
「すみませんね。よく来てくれました。さ,どうぞ」望はまださっきの服装のままである。汗だけは拭ったらしく,青いハンドタオルがちゃぶ台に置いてあるのが目に留まった。
千里が部屋の奥まで入ったかと思うと,いきなり望が後ろから抱きついて来た。
「ちょ,ちょっと,いきなり何をするんですか。」千里はびっくりした。まさか絶望先生が校内で不埒な振舞いに及ぶとは予想だにしなかったからだ。
だが,望は抱きつく手の力を緩めない。あろうことか,自分の腰を千里のヒップにぐいぐいと押し付けてきさえした。
「昼間に投げキッスをたくさん喰らったからでしょうか…どうにも我慢できないんですよ。それに」いつになく積極的な望は,言葉を継いだ。
「あなたがいけないんですよ。袴姿がそんなに凛々しいんですから」そういうと,千里の全身を撫で回し始めた。
「い…言っていることがわかりません。…うぅっ…」千里は抵抗しかけたが,望は彼女の腰に手を回し,袴の紐ををするするっと解いてしまった。そして太腿や微妙なところに手を這わせた。
「そんなに凛々しいと,つい支配されたくなってしま…もとい」うっかり本音を口にして,慌てて言い直した。
「たまには手を出してみたくもなります」
言い直しを取り繕うように,指の速度を速め,すうっとパンツのゴムを潜らせた。
「そ,そんなことしたら,責任をとって,けっこ…ひあっ。」もう指が秘所に侵入して来た。
「結構なんですか? では先生も喜んで」望は秘裂の入口で指を妖しく蠢かせた。
「違いま…あ,ああっ。…」いきなりの激しい指遣いに,千里の芯は解されていった。
「おや? どうしましたか? …へええ,木津さん,かなり敏感なんですね。先生気付きませんでした」いつしか,千里の若叢から,微かな水音がしている。
「そんな,い,いやぁ。……」的確に快感を育むテクニックに翻弄され,千里の全身から抵抗する力が徐々に抜けていった。
339:糸色五人女-2
06/10/17 02:57:13 9o9RUYb4
そのまま窓枠に手をつかされる。足元に絡まっていた袴をすっと足から抜かれる。そのまま下着もするするっと下ろされる。あれよあれよという間に,千里の恥ずかしい所全部が露わになってしまった。
「いやあっ!」
「そんな声を出すと,外に聞こえてしまいますよ。 いいんですか? まだ体育祭の後片付けをしている生徒たちもいるでしょうし,こちらを通るかも…」
「ああ…ひ,卑怯よ。……うぅっ。」千里の声が小さくなった。込み上げてくる快感を懸命に堪えようとする千里。
だが,望はそんな千里を容赦なく,かつて講座で習得したフィンガーテクニックで翻弄した。裾から背中に手を差し入れ,背骨をつつつーっと指先でなぞったかと思うと,不意に胸元に手を差し込んで乳首を摘んだりする。千里はたまらず,時折ぴくぴくっと体を震わせた。
「木津さん,あなた,本当に敏感ですね…本当はいつもえっちしたくてたまらない,えっち大好きっコさんじゃないんですか」
「あぁ…。そ,そんなこと,ありませ…あうっ。…」
首を振って快感に抗ううちに,つい項が見えたのを望は見逃さず,軽くちゅっと音を立てて吸い付いた。
「いやあっ。…」千里は上半身を仰け反らせた。
「やはり,項もポイントでしたね…日頃隠れているところだから,攻められると免疫がありませんね」
「はううぅ。…」今の項攻めで,千里はすっかり抵抗しなくなった。それに乗じて望は下半身に照準を合わせることにした。
千里の後ろに跪くと,綺麗なヒップラインと,健康な女子高生らしい脚線美をしばし鑑賞した。そして,千里の両足首をしっかり掴んで開かせると,千里の太腿に舌を這わせ,ゆっくり舐め上げ始めた。
しばし呆然としていた千里は,太腿を舐め上がってくる舌の感覚で,望の目標がはっきり分かった。何とかそれだけは避けようと,千里は最後の抵抗を試みた。
「や,いやっ…汗臭いから! まだシャワー浴びてないんです! お願い。ちゃんときれいにしてから…。」
「先生はこのままの方がいいんですよ」望はかまわず舌を進めた。菊のあたりを彷徨っていた舌先は,前に廻って茂みの下にずいっと侵入してきた。
「う…うあぅ。…あ。…」
本当なら難なく切り抜け,望をきっちり半殺しの目に合わせてやりたいところだが,今日はなぜか抵抗できない。湧き出る快感のせいで,目の前を火花が飛び交う。
いつもは自分が主導権を握ってきっちり営みを行うのだが,今日は自分が攻められているせいだろうか,それもいつもは受け身な望が積極的に攻めてくれているからだろうか。何かが千里の感覚を狂わせていた。
快感を堪えようにも,今は時折望の頭を太腿で挟む位しかできない。
「じゃあ,時間もあれなので,そろそろ…」いつのまにか自分も袴を下ろした望の絶棒が,ぬぷっと入って来た。
「ああああ。…ひああっ。」
「ん……」望はしばらくぶりの千里の瑞々しい感触を味わうと,いきなり腰を使い始めた。
「あっ…あっ。…先生,は,激しい。……いいっ。」
先ほど十分解されているので,千里も痛みなど感じず,直ちに燃え上がった。
340:糸色五人女-3
06/10/17 02:58:55 9o9RUYb4
「声を立てると誰かに聞かれちゃいますよ」また望が釘を刺す。
「うっ…あうっ。…」千里は必死に声を立てまいと我慢する。だが望は,そこを声を挙げさせようと,よけいに腰を使って来た。
激しく前後に抜き差しするかと思うと,深くずっぽり刺してそのまましばらく放置し,急に腰をひねってぐりぐりと絶棒を回転させる。千里は思わずうめいた。
「ひあ。…うう,うぅ。……」
望の手も,すっかりはだけた懐から侵入して胸を触ったり,前に回って叢を梳き起こしたり若芽を撫でたりして,何とか千里に声を挙げさせようと画策している。千里はこちらも懸命に堪えるものの,つい声をあげてしまう。
「あ…あう。…」
「気持ちいいですか?」
「…知りませんっ。…あ。…」
堪えている千里の耳元で先生が囁く。
「先生は素直な娘さんが好きなんですよ」また若芽に手を伸ばし,今度は軽く押しつぶした。
「はあっ!……気,気持ち…ああっ……気持ちいいです。…うあっ。」
千里はたまらず本音を吐いた。くちゅっ,くちゅっと,千里の女性自身が喜びに溢れて鳴いている音が漏れていることも気付いていないようだ。
「先生もとっても気持ちいいですよ」
望は絶棒を繋いだまま,千里の右足を大きく上に抱え上げると,深く激しくグラインドし始めた。不安定な姿勢なのに,いつもと違う角度が新鮮な快感の荒波を呼び起こし,千里をさらに翻弄した。
「ああ…うぁあっ。…」
白い鉢巻が揺れる。
黒髪がさらさらっと揺れる。また項が見え隠れしている。
「あまりあなたが可愛いから,先生そろそろイきたくなりました」望も堪えきれなくなったのか,千里の足を下ろすと腰を掴み,ラストスパートに入った。
「あ,激しい。…あっ…あっ。…いいっ。」声を立ててはいけないと思いつつも,あまりの気持ち良さにどうしても声が漏れてしまう。いつしか,自分が上になって先生を責める時よりずっと早く絶頂が訪れようとしていた。
「ああ…はあぁ。…うぅ……あぁっ。…」千里は窓枠をぎゅうっと握り締めた。千里の中も,きううぅぅっと絶棒を甘く締め上げ,蜜を絡ませてきた。
「う,うっ…もう,…木津さん,もう……あうっ」こちらも限界に達していた望は,ついに千里の中で達し,絶棒が勢いよく樹液を迸らせた。
「ああああ。……イ…イくぅぅ。…」奔流を中で感じた千里も,久しぶりに絶棒と共に迎える絶頂へ駆け上っていった。
しばらくして望が離れると,千里はまだ窓枠に手を突いたまま,へたり込んだ。どうやら,あまりの快感に腰が抜けたようだ。銀杏が見える窓から,心地よい風が吹き込んでいる。
望は懐紙でさっと絶棒を拭ってから,樹液が逆流し始めている千里の秘所も拭こうとした。
「あ…いや。……」千里が弱々しく呟くが,無抵抗である。
「いいんですよ。たまにはさせてください」
「ああ。…恥ずかしい。……」自分の始末は自分でしたい千里だったが,今日はどうしようもなかった。望のなすがまま,女性自身を隅々まで丁寧に優しく拭われていると,
――ガラッ!
突然,宿直室の戸が勢いよく開いた。
341:糸色五人女-4
06/10/17 03:03:10 9o9RUYb4
ハッと振り返った望の目に入ったのは晴美の姿だった。
「もう後始末終わりました?…って,まだ途中みたいね。それにしても本当に無用心ですね,先生。鍵も掛けてないなんて」
既に制服に着替えた晴美が後ろ手にドアを閉めて入ってきた。もちろん鍵を掛けるのも忘れない。
一方,揃って下半身丸出しの二人はどうか。望は金縛りにあったかのように動けない。欲望に浮つくあまり,鍵を掛けることなどすっかり失念していたのだ。千里はまだ事態が飲み込めていないようだ。
やがて,どうやら晴美らしいと気が付いた千里が,すっかり腑抜けになった声で言った。
「…その声は晴美? いやあ,…見ないで。…」まだ絶頂感が体奥に燻って動けない千里が,晴美には滅多に見せない自分の弱み,それもよりによってこんなシーンを見られたせいだろうか,いつになく弱々しく哀願する。
だが晴美はわざと呆れたような声を掛けた。
「あらあら,なあにそのはしたないカッコ…千里らしくもない」
「ああ,言わないで。…」いつもの二人の力関係がすっかり逆転している。
「相変わらず敏感なんだから。昔から千里ってくすぐったがり屋だったし,あちこちに感じるポイントがあるもんね。その分じゃ,一番感じる項も探し当てられたんでしょ」
「……」図星を指された千里は答えられなかった。気のせいか,秘め事の余韻で赤いままの顔色に,さらに赤味が増したようだ。
「い,いつからいたんです?」望がおそるおそる晴美に尋ねた。
「さっきシャワーを浴びてたときに,いつもなら真っ先にシャワーを浴びてるはずの千里がいなかったから,もしかしたらって思ってこちらに急いで来たんです。
私がここに来たときから,宿直室の前は誰も通らなかったし,安心していいですよ。部屋の外には声は漏れてなかったから……あんまり」
「ああ,絶望した! 自分の浅ましさと迂闊さに絶望した!!」
「絶望するのもいいですけど…あ,千里,鉢巻借りるね」こういうと,晴美は千里の鉢巻をすっと解くが早いか,それで望の両手首を縛った。
「ふ,藤吉さん…いったい何をなさるんで!?」
「ふふっ」晴美は不敵な笑みを浮かべた。
「二人が散々楽しんでるのを聞きっ放しだったんで,いい加減私も疼いて我慢できません」こう言いながら,晴美は望の肩にすっと手を回すと,足を先生の足に絡ませ,そのまま畳の上に望を押し倒した。
そして,やや力を失って半勃ち程度になっている絶棒を手にすると,いきなり口に含んだ。
342:糸色五人女-5
06/10/17 03:07:44 9o9RUYb4
「あ,いやっ…今したばかりから! まだシャワー浴びてないんです! お願い。ちゃんときれいにしてから…」慌てた望の訴えを耳にすると,熱心に絶棒をモグモグし始めていた晴美が,ちょっと口を離して言った。
「先生,それさっき千里が言ってた科白じゃないですか?」
「晴美,いや,止めて。…私のがついてて,恥ずかしい。…」千里も横から言った。が,
「私はこのままの方がいいの」晴美は構わずに,再び絶棒を口に含んだ。そして日頃の読書の成果を遺憾なく発揮し,猛然と絶棒を味わい始めた。
「う…うあぅ…あ…」晴美の駆使する舌のテクニックにはたまらず,絶棒は見る間に屹立した。どうやら,晴美はBL本の中でもとびきり実用的なものを読み込んでいるらしい。望以外にテクニックを実地訓練する相手がいないにも関わらず,おそるべき熟達度ではある。
今度から藤吉さんには交当番を遠慮してもらったほうがいいですかねえ,などと望が快感の狭間でぼんやり思っていると,晴美が言った。
「さぁて,昼間に先生が言ってた『さらにおぞましき物』って何なのか,じっくり確かめてみようかなっと」晴美は望の縛った両手を万歳の格好をさせ,先生の胸をはだけると,男の癖にやけに滑らかな肌の手触りを楽しみ始めた。
「…中2の時の傷よーし」傷痕にチュウゥッと吸い付いてキスマークをつけた。
「…高1の時の傷よーし。あの人と違って,ここは毒に侵されてないようね」縛られた手の傷痕にも口をつけた。
「じゃあ,その後の傷はどこなのかなー」晴美の指が望の肌を妖しく滑った。
「ひうっ…うあぁっ…」
「声を立てると誰かに聞かれちゃいますよー」どこかで聞いた科白で晴美は望を追い詰めていった。
「う……うぅ…」
「あれぇ?……先生も,千里と同じくらい敏感で感じやすいんですね。」
「…い…言わないで下さい…」
「先生…前はエロスに興味がどうとか言ってましたけど,本当はいつもえっちしたくてたまらない,えっち大好きっコじゃないんですか」
「そ…そんなことありませんっ」
「じゃあ,確かめてあげます。…あれえ? ここは腐海の毒に侵されて,ものすごく腫れてますねえ。これは今すぐ清めないと…」と言いながら晴美が絶棒を自身に収めて来た。
「あ…あ……うあぁ…」
「よーし,すっかり入っちゃいました。じゃあ,動きますよ」
こう言うと,晴美は望の上で卓越したボディバランスを披露し始めた。
343:糸色五人女-6
06/10/17 03:12:27 9o9RUYb4
結局晴美にこってり搾り取られた望は,
(これで1勝1敗ですか…)
などとぼんやり思っていた。するとそこで,ピロパロと望のケータイが鳴った。メールが届いたようだ。
既に手の戒めは解かれていたので,のろのろとケータイを手にして発信者を確かめた。芽留からだった。
『おいキモハゲ
さらにおぞましき物ってなんだ
よ 写して送ってこい それと
も,今度オレが写してやろうか(゚∀゚)』
「……とりあえず返事しときましょうか。『み…た…ら…う…な…さ…れ…ま…す…よ…。…お…こ…と…わ…り…し…ま…す…』っと。で,送信」
だが,送信をし終えたとたんに新たなメールが届いた。
「もう,しつこいですね」眉を顰めかけた望は,発信者を見て固まった。だが文面を読むと,大きな溜め息を一つつき,そそくさと出かける支度を始めた。
「? 先生,用事できたんですか?」まだ服をはだけたままの千里が尋ねた。
「ええ。ある意味,先生の将来を握っている人からの呼出しなんで,行かない訳には…」
「?? 甚六先生が飲みに誘ってきたの?」事情がわからないでいる晴美も尋ねた。
「…もっとコワい人です…あんまり言うと危ないので,とにかく行ってきます」
夕方,望は閑静な住宅街にある一軒の家に着いた。呼び鈴を鳴らすと,すぐにドアが開いた。
「さあ,どうぞ」出迎えたのは,あびるである。
「ありがとうございます。お父さんはご在宅じゃあないですか?」それから小声で付け加えた。「あの,今日は調教の日じゃないですよね?」
「父は今日は残業で遅くなるんです。だから遠慮しないで下さい。」それからあびるも小声で付け加えた。「ええ,今日は違います。……残念だけど」
一応のルールという訳でもないが,調教の場面ではないので,あびるは特にしっぽを強要する素振りも見せないし,女王様として振舞う様子もない。
とりあえず,あびるから勧められるままに,望は壁一面にしっぽが生えた部屋で,図々しくもお手製の夕食をご馳走になった。
「いやあ,ご馳走さまでした。小節さん,料理が上手ですねえ。今すぐお嫁さんになれますよ」
望としては何気なく言った誉め言葉だったが,あびるは別の意味で気に入ったようだ。幾分口元が緩んでいるのがその証拠だ。
「お粗末さまでした。じゃあ,お茶入れますね」
344:糸色五人女-7
06/10/17 03:14:19 9o9RUYb4
食後のお茶を啜っていると,あびるがじっと望を見つめてきた。そして,何気ない様子で聞いてきた。
「先生,ちょっと尋ねたいことがあるんですけど,いいですか」
そうら本題に入ってきたな,と望は身構えた。
「…ええ,いいですよ」
「先生,昼間私のツッコミを無視しましたね。あれはどうしてだったの?」
「うっ……」望は固まった。答えられないでいる望を,あびるは相変わらずじっと見つめたままだが,いくぶん目に冷ややかな光が加わった。
「……やっぱり,しっぽ付けますか?」
「いえ,いえ,いえ! 今日は勘弁して下さい」慌てた。あれを付けるには心の準備が要る。今日は勘弁してほしい。望は必死に言い訳を考えた。
「あの,一応私にも立場という物がありまして,あそこで不用意に答えると,…そのう何と申しますか,…職を失いかねない内容だったんですよ。失業したら,一族の面汚しだってんで,おそらく糸色家からも勘当されるでしょうしね。」
だんだん望は拗ねたような口調になった。
「そうなったら小節さん,あなた私を養ってくれますか?」
あびるは一瞬,自分の部屋で首輪をして鎖で繋がれている望を想像したが,それは隠したままで答えた。
「そう…なら,まあ,いいです。……先生と交くんなら何とか養ってあげますけど」
最後のほうは小声で独り言のように付け加えた。そして,またずばりと切り込んでた。
「あと一つ。先生のそのキスマーク,取れないままなんですか」
「はうっ……」またしても返答に詰まる質問をされ,望は固まった。まさか,晴美が面白がって元のキスマークの痕の上から丹念に全部付け直したとも言えないではないか。
「あの……まだ取れないんですよ。……は,はは」
「ふうん……」あびるは,おかしいなあとでも言いたげに小首を傾げた。これはまずいことになりました,と望が思っていると,いきなりあびるは自分の上着をはだけ,肩から胸を露わにした。
「ちょ,ちょっと…」目が吸い寄せられそうになるのを必死で堪えて顔を背けようとする望に,あびるは言った。
「ここを見てください」
恐る恐る目を遣ると,あびるが左胸のすぐ上あたりを指差していた。見ると,自分のよりは薄いものの,キスマークらしき痣が残っている。
「これ,取れないんです。責任を取れとはいいませんから…」ここまで言うと,あびるは望に抱きついてきて,低く甘い声で言った。
「先生が清めてください」
「小節さん…」まさかの成り行きに動けないでいる望に,あびるはさらに言い募る。
「実は…何か変なんです。身体が火照っちゃって,我慢できないんです」望を抱く腕に力が篭ってきた。
「…分かりました。私でよかったら。実は先生もそうだったんですよ」望は覚悟を決め,優しく抱き返し,痣の上から口を付けた。
あびるの部屋に移動すると,二人は女王様と奴隷,としてではない,至極ノーマルな男女のえっちをした。相変わらず素晴らしい巨乳に溺れた望は,今日三人目の相手であるあびるとも,無事に同時にエクスタシーに達することができた。
一息ついていたところで,あびるに電話が入った。父親が,もうすぐ帰るから,と知らせてきたのだ。
345:糸色五人女-8
06/10/17 03:18:30 9o9RUYb4
電話の後あびるの家を後にした望は,いったん宿直室に戻った。遅い時間だったが,昼間からの疲れを癒す為に,いつもの銭湯に出かけた。キスマークを他人に見られたら恥ずかしいなどとは言っていられないほど疲れていて,明日に差し支えそうだったからだ。
すっかりリフレッシュした帰り道のこと。
「あ,よかった。まだやってましたね」馴染みになった屋台が出ていることに安心した望は,早速暖簾をくぐった。先客はいない。
「こんばんは。天ぷらそばお願いします」
「はいよ! で,そちらのお嬢さんは?」
「?」自分は一人だがと思う間もなく
「私も天ぷらそばをお願いします」と声がした。まといである。
「い…いたんですか?」
「ええ,ずっと。…って,今日は,爆発の後は銭湯の行き帰りだけですけど」望は冷や汗をかいた。
「ご馳走様でした」「ご馳走様でした」
「まいどありぃ!」
屋台を離れると,並んで夜道を歩き始めた。晴れた秋の夜空である。月が綺麗だ。
「常月さん,今日はもう遅いから帰りなさい」
「……つれないんですね」
「いや,つれないとかじゃなくてですね…」困った様子の望を見て,まといはくすりと笑った。
「…くすっ。じゃあ,今日は帰ります。でも夜道が怖いわ。家まで送って下さい」
夜道が怖いならストーカーなんかするもんじゃありません,などとも思ったが,確かに最近は何かと物騒な世の中になっている。一応自分の受け持ちの,そして自分を慕ってくれている生徒に万一のことがあってはいけない。
「わかりました。じゃあ,お家まで送りましょう」
「わあ,嬉しい」
カラ,コロ。しばらく並んで歩いていると,まといが腕を組んできた。
「ちょ,ちょっと!」
「ふふっ…せっかくなんだから,いいでしょ?」
邪険にするのも大人気ないので,望はそのまま腕を組まれた格好になった。
「……こうしていると,私たち夫婦みたいですね」
「ちょ,ちょっと!…意識しちゃうじゃないですか」
「あら,意識してくれるの。先生,カーワイイ」
「……年上の男をからかわないで下さい」
二人は相変わらず腕を組んでいる。気のせいか,望の腕がまといの胸に当たっているようだ。自分が中等部か高等部の頃ならたまらなかったでしょうね,と思っているうちに,まといの家の近くまで来た。玄関に灯りが点いているようだ。
「あ,先生,そこです。どうもありがとうございました」
「どういたしまして。じゃあ,お休みなさい」望がこう言うと,まといが望の目を真っ直ぐ見つめて来た。
「…お休みのキスは?」
「これ! からかわないでって言ったでしょう」
「からかってません」こう言うと,まといはすっと後ろ向きになり,背中から望に寄り掛かってきた。そして,望の右手を掴むと,自分の懐から胸へ導いた。
「!」望は声が出せなかった。さすがにまずいと思い,腕を抜こうとしたが,まといがそうさせじと必死に押さえる。やがてあきらめた望が抵抗を止めると,まといは望の掌を自分の左の乳房に被せた。
「今日は家に親がいるからここまでだけど,これは帰りを送ってくれたお礼とでも思ってください」そう言うと,乳房に被さっている望の手の上からさらに押さえた。望の掌からは,まといのやわらかい胸の形,体温,鼓動が一体となって伝わってくる。
「……これが私よ。先生,この感触,覚えていてくださいね。今日は他の女の人のを触っちゃダメですよ」こう言うと,まといは振り向き,望の首に手を回すと唇を求めてきた。
今度は望も拒否せず,二人は情熱的に唇を貪り合った。
どちらからともなく唇を離すと,まといは無言のまますっと自分の家に入っていった。望はまといの後姿をじっと見送って,彼女が家の中に入ってもしばらくそこに佇んでいた。が,やがて二階の灯りが点いたのを潮に,ゆっくりそこを後にした。
346:糸色五人女-9/E
06/10/17 03:22:33 9o9RUYb4
深夜の宿直室。交は当番の家にお泊りに行って留守だが,素敵なお客様が来ていた。霧である。テレビは深夜映画を流している。洋画のラブロマンス物らしい。部屋の隅に,布団がもう敷いてある。
ふと思いついて,望は霧に尋ねてみた。
「ねえ,小森さん」
「なあに,先生」
「昼間言ってたじゃないですか。働く気はあるよって」
「うん」
「どんな仕事をしてみたいとか,あります?」こう望が聞くと,霧はみるみる顔を真っ赤にした。
「…うん,あるよ」恥ずかしそうに言った。
「へええ,どんな仕事ですか? よかったら先生に教えてください」
「………それはね……」霧はますます顔を赤くした。心なしか目許が潤んでいるようだ。
「それは?」
「…それは……先生とずっと一緒にいられる仕事なら…いいなって…」ここまで言うと,霧は望の胸に顔を埋めてきた。
「小森さん…」望はそっと霧の肩を抱くと,やがて耳元でそっと囁いた。
「ありがとう。先生,とっても嬉しいですよ」
嬉しいという言葉を耳にした霧がはっと顔を上げると,望が唇を近づけてきた。
テレビの中ではベッドシーンが始まっていた。これからこの部屋でも甘いラブシーンが始まるのは間違いなさそうだ。
布団では,望が霧を愛撫していた。
霧の豊かな胸を揉みながら,望はふと風呂からの帰りがけのまといとの事を思い出した。
(常月さんとの約束が守れな……そうか,もう12時を廻ってるから,約束を破ったことにはなりませんね)
こう思い至ると,白い双球の頂点を代わる代わる口に含んだ。
「ああっ…あっ…あんあんっ」
霧は望の頭をかき抱いた。
(やっぱり,小森さんは色白ですね…それに…一番敏感でしょうか)
そんなことを考えながら,霧の全身に指と舌を這わせていった。
やがて望は霧の両足を抱え込むと,ゆっくり侵入していった。
「ふあ…ふあああん……」霧はこの瞬間が好きだった。自分の愛する人と一体になれることを実感できたからだ。
「じゃあ,動きますよ」望が律儀に声を掛けて来た。
「うん……いいよ…」
望が優しく動くたび,霧は可愛い声で鳴いた。切れ切れに,
「あ…先生,先生……嬉しい,あんっ…嬉しい……あぅ…幸せ,幸せ…」とうわ言のように繰り返す。
「小森さん…先生も…うっ…嬉しいですよ」望も次第に高ぶっていく。
テレビの映画が終わる頃,二人は揃ってクライマックスを迎えた。
明日は学校は休みである。このまま二人が宿直室で夜を明かしても大丈夫なのだろう。外は静かである。秋の虫の声が控えめに響いている。
やがて宿直室の灯が消えた。望の腕枕で,霧が幸せそうに寝息を立て始めた。
―完―
347:214
06/10/17 03:28:41 9o9RUYb4
以上です。特に藤吉さんがキャラにそぐわないことをしてどうもすみませんでした。
348:名無しさん@ピンキー
06/10/17 21:16:19 n1Hq2xuT
(*^ー゚)b 超グッジョブ!!
349:名無しさん@ピンキー
06/10/17 21:53:43 1+qXqNo6
GJ!
先生うらやましすぎ
350:名無しさん@ピンキー
06/10/18 13:17:41 eToMFuTx
携帯厨でよければメル書くが?
351:名無しさん@ピンキー
06/10/18 16:17:20 6SZE5BwC
>>214
GJ! いろいろ挑戦してみてくれ。
352:名無しさん@ピンキー
06/10/18 21:01:57 cZAtQ4yq
>>350
ほどほどに期待して待ってる
353:使い捨てケー太の悲劇
06/10/18 21:53:07 eToMFuTx
かなりの駄文&長すぎる前置きになりますが、それでもよろしければ次から書き始めます
354:名無しさん@ピンキー
06/10/18 22:15:33 r+ZYUE28
支援
355:使い捨てケー太の悲劇
06/10/18 22:31:09 eToMFuTx
「入って下さい、音無さん」
望は教室の外にいる少女に向かって呼びかけた。
今日は面談の日。生徒たちの学校での悩みを聞き、相談に乗ってやらねばならない日なのだ。
(相談に乗ってもらいたいのはこっちなのにな・・・)
望はため息をついた。
(一人を除いて)常人のいない変人クラス:2のへの担任をしていると、日がな精神がすり減るのを実感できた。毎日が大騒ぎ、まるでまともな授業などさせてもらえない。望は疲れきっていた。
しかし面談は職務だ。彼の生真面目な性格は職務怠慢など許さないし、第一世間に叩かれでもしたら・・・
望の脳裏には、【職務怠慢最低教師、生徒の相談に聞く耳を持たずいじめを助長】と書かれた夕刊の一面がありありと浮かんでいた。
とにかく今はさっさと生徒の話を聞いてしまうことだ。順番は男女差別を疑われないように女子からにし、さらにひいきを疑われないように女子の中でくじ引きをして決めた完璧なもの。その結果最初に面談することになったのがケータイ少女:音無芽留であったのだ。
声をかけて数瞬の後、望の懐のケータイがなった。メールのようだ。
『うるせーよ わかってんだよハゲ』
本当に面談が出来るのかと、望は心配になった。
望の心配をよそに、芽留は相変わらずのもじもじとした仕草でがらりとドアを開け、指導室に入ってきた。先のメールの内容など気にしていないようだ。望はますますもって心配になった。
エロ無し長文スマソ
これから盛り上げます
356:名無しさん@ピンキー
06/10/18 22:35:44 DwS5lTbV
つ④
357:名無しさん@ピンキー
06/10/18 22:48:20 r+ZYUE28
これは期待しておく
358:使い捨てケー太の悲劇
06/10/18 23:22:45 eToMFuTx
望はとりあえずマニュアル通りの質問をしてみることにした。何事もマニュアル通りが一番である。
「率直に聞きますが、何か悩みとかありますか?」
芽留は音速でケータイを取り出し、高速を超える速度でキーをたたいた。望には目視することすら出来ない。
瞬時に望のケータイが鳴る〔ピロリロリ〕
『先生の頭が薄くなってきたこと』
文面を読む望を芽留は上目遣いで見上げている。バカにされていると望にはすぐにわかった。
いつものことだ・・・ここで怒ったら負けだ。自分は仮にも教師、ここは器の違いってものを見せつけなくては・・・
「分かりました。では何か相談したいことはありますか?」
望は怒りを押し殺していった。
また芽留の手が超高速で動き、程なくして望のケータイが鳴る。
『どうしたら先生のハゲが治ると思いますか?』
望は何とか耐えていた。自己保身、教師の意地、その他諸々が彼をギリギリで支えていた。すり減った望の心には、普段だったら気にもとめない芽留の毒舌メールが切れ味の悪いノコギリのようにじわじわと傷を与えて来るように感じられた。
芽留の手はまだ止まっていない。
望はケータイの着信音が鳴るまえに受信したメールを開いた。
『後、先生の短小包茎を治すにはどうしたらいいかも知りたいです。』
いくら生徒といっても、女性にこんなことをいわれるのは全く本意ではない。
芽留の言葉のノコギリが、望のリミッターを支える柱を一本一本切り倒していく。
芽留の手はまだ止まっていない。
望はメールの送信を待たずに芽留のケータイの画面をのぞき込んだ。
【あと早漏も(笑)】
トドメだった。
望のリミッターを支える柱はすべて切り倒され、支えを失ったリミッターは崩壊した。短小包茎?早漏?そこまでいうならやってやろうではないか。こんなに教師を舐めきった生徒には調教が必要だ。
「私、かねがね音無さんがケータイを介してでしか会話が出来ないことを心配していたんですよ。あなたも不便でしょ?ケータイがないと人とコミュニケーションがとれないというのも。」
望はジリジリと芽留に近寄っていく。
芽留もさすがに望の様子が普段と違うのを見て取った。しかし、それは遅すぎた。
望から離れようとする前に、芽留の体は指導室の長机の上に押し倒されていた。
359:名無しさん@ピンキー
06/10/18 23:23:40 eToMFuTx
すいません・・・
今日は明日のために寝ます・・・
360:使い捨てケー太の悲劇
06/10/19 00:09:42 NOTYzJhR
突然押し倒された芽留の目にははっきりと動揺の色が見て取れた。しかしこれからすることを思えば、この程度で動揺されてもらっては困る。
「今から音無さんが普通に人と話せるようになるように色々と訓練します」
芽留は必死にもがいて逃げようとするが、小柄な彼女が望の腕力にかなうわけもなく、無駄な抵抗に終わった。
「これはあなたを思っての仕打ちです。悪く思わないで下さい」
望は努めて穏やかな口調で言って、いきなり芽留に口づけた。
「!!」
芽留の体がこわばるのがわかる。
彼女の手がまた超高速で動き始めた。
望のケータイにメールが届く。望は芽留の唇からいったん顔を上げて、メールを見た。
『離せハゲ!気持ち悪い!』
メールボックスを閉じた望は厳しい目つきで芽留を睨み、言った。
「あなたはいまいち自分の置かれた立場と言うものを理解できていないようですね・・・」
芽留は今までこんな怖い顔をした望を見たことがなかった。芽留の中の望は、自分がどんなにメールで貶しても、バカにしても、決して怒らず笑って済ませてくれた。だからこそ気兼ね無くバカに出来た。言い換えれば、唯一気を許せる相手だった。
その望が今こんなに怖い顔をして自分を押し倒し、睨みつけている。芽留の中にあるのは強い恐怖だけだった。
望はそんな芽留の想いを気に止めることなく、低い声で静かに言った。その言葉には怒りがこもっている。
「さっきも言いましたが、これはあなたがケータイに頼らないで人と接することが出来るようにするための訓練です。それは必要ありません」
言って望はあっさりと芽留の手から彼女の生命線を奪い取った。
唯一のコミュニケーションツールを失った芽留には、もはや体による抵抗も言葉による抵抗も出来なかった。
「わかりましたね」
望は芽留のケータイを懐にしまってしまうと、もう一度芽留に口づけた。今度は何の抵抗もない。ケータイを奪われた芽留には、抵抗する気力も実力もなかった。
「これであなたは自分の口で気持ちを伝えるしかなくなりました。」
望は一旦唇を解放して言うと、また唇を無理矢理重ねた。今度は少しずつ舌を挿し入れていく。
「んっ・・・」
芽留がのどを鳴らした。望の舌はゆっくりと芽留の口の中を舐め回していく。もはや芽留は捕らわれた鳥。逃れる手段など何もなかった。
やっぱり投下継続します(笑
361:名無しさん@ピンキー
06/10/19 00:45:07 NOTYzJhR
望の舌を口の中に挿し入れられて、芽留は混乱していた。もう逃れることはできない。ケータイもない。彼女の口の中で望の舌はゆっくりとじらすように動いている。芽留はもうその感覚に身をゆだねることにした。頭がゆだって、考えるのも億劫だった。
その瞬間、芽留の意識がゆがめられた。
息が苦しい。
望の舌が自分の気道を塞いでいると気づくのに数秒の時を要した。
望は加虐心を含んだ目で苦しむ芽留を見つめている。
苦しみでバタバタと手足を動かしたが、望は顔色一つ変えずに芽留を見ていた。
「っん~~んんっ・・・」
芽留は喘いだ。酸素不足に陥り、意識が遠のいていく・・・。
「ふふっ」
望は笑って芽留の気道を解放した。
「ヒュー、ヒュー、ヒュー・・ケホッケホッ」
苦しそうに呼吸をする芽留を、望はさもおもしろそうに見下ろしていた。そして、何とか呼吸を落ち着けようとしている芽留の唇をまたも奪った。
「んんっ・・・うう・・・」
呼吸が落ち着かないままに口を塞がれ、芽留の表情が苦痛にゆがんだ。望は容赦なくそんな彼女の気道を塞ぐ。
「んんーーっ!!んーっ!」
苦痛に耐えられずに目に涙を浮かべてせわしなく手足をバタつかせる芽留の姿はさらに望の加虐心を煽った。少しずつ芽留の抵抗が弱くなっていき、その体から力が抜けていった。望はようやく口を解放し、芽留から離れた。
芽留はもう死んだようになって気を失ってしまっている。
「困りましたねぇ・・訓練はまだこれからだというのに・・・」
望はわざとらしく言いながら、芽留の頬をペシペシと叩いた。
頬に何かの衝撃を感じて、芽留は目を開けた。悪い夢を見ていたような気がする。いや、そうであって欲しいかった。しかしその期待とは裏腹に芽留の目の前、頭上には柔らかいもののどこか冷たい笑顔を浮かべた望がいた。
「やめて欲しいですか?」
望の問いに芽留は即座に首を縦に振った。
「それじゃいけませんよ。ちゃんと言葉で説明してください。」
望は穏やかな口調で言った。
芽留は反射的にケータイを取り出そうとして、自分の置かれた状況を思い出した。
ケータイは、無いのだ。つまり口で意思を伝えなければならない。芽留にはそれは出来なかった。
まともに人と話したことなどこの十年来一度もないのだ。
「無理なら気が変わるまで何度でもしてあげますよ?大丈夫、死なないようにはしますから」
望の笑顔が、芽留にはたまらなく恐ろしかった。
362:使い捨てケー太の悲劇
06/10/19 01:50:04 NOTYzJhR
何とも反応できずに、芽留はただ望の顔を見つめていた。
もう何年も人と会話なんてしてない。もう仕方すら忘れてしまった。メールで毒を吐くのも本当は自分が弱いからだということは、芽留自身が一番よく知っていた。
「・・・何の反応もないということは続けて欲しいということですよね。」
望は“言葉に詰まって”しまっている芽留に少しずつ近づいていった。
望の顔が近づいてくると、芽留は怯えて身を縮こまらせた。必死で望を拒もうとするが、やはり敵うわけもない。
望が芽留に口づけると、芽留は一層身を固くした。
強い怯えでガタガタと体を震わせている姿を見て、望は気道封じが彼女に与えた影響の大きさに驚きながらも納得していた。
今日はこの子をしっかり調教しなければならない。もう二度と自分に逆らわないようにしなければならなかった。
しかし、ブルブルと体を震わせて必死に恐怖に耐えている教え子を見ているのはやはり辛かった。
自分は教育者としても調教師としても所詮二流かと、望は自虐的な気持ちになった。
しかしいつまでも舐められたままでも困る。望の頭の中で、手法が入れ替わった。
「仕方ありませんね。これではあなたがあんまりかわいそうです。」
言って望は芽留から体を離した。
芽留は安堵した。やっと終わる。いますぐにでもここから逃げ出したかった。
「あなたにはちょっと手法を変えて会話不全を治してもらいます。大丈夫、苦しいことなんてありませんよ・・・むしろ・・・」
望は邪笑を浮かべて芽留を見た。
芽留は安心した。何ら確証はないが、苦しくないならと淡い期待を抱いている。
芽留の期待とは裏腹に、彼女の苦痛はこれからが本番だった
363:使い捨てケー太の悲劇
06/10/19 23:10:40 NOTYzJhR
「とりあえず逃げられてもらっても困りますので」
望は旅立ちパックから首吊り用の縄を取り出した。
「不自由な思いをさせてしまいますが、これもあなたのためです。」
自己弁護の言葉を口にしながら、望は芽留を長机の上にしっかりと押さえつけ、両手足を長机の四本足に縛り付けた。ちょうど十字架に張り付けにされているような体勢で、芽留は身体の自由を奪われた。
「苦しくないなら安心」という自分の安堵は間違いであったかもしれないと、芽留はようやく感づいた。しかしもう遅い。長机に縛り付けられ、ケータイをも失った芽留にはもはや抵抗の余地はない。
いや、もし先に気づいていたとしても芽留に逃れる術など無かったのだが・・
「じゃあ音無さん、訓練の第二段階です。さっきも言いましたが、この訓練には何の苦痛も伴いません。まあ手始めに」
言って望は芽留の胸に服の上から触れた。彼女の顔がこわばるのがわかる。
さすがにまずいような気もするが、口づけの時点ですでに一線は越えた。後々のためにしっかりと調教しておかねばならない。もしこれで会話不全が治れば一石二鳥というやつだ。
望は勝手に自己完結して服の上から芽留の胸を努めて優しくなで、さすり、ほぐしていく。想像通り小さいが、丹念にまさぐっていった。突起はわざと外して、じらすように小さな膨らみだけに刺激を与えていく。芽留の顔が少しずつ紅潮し始めた。
「はぁはぁ・・・」
芽留の呼吸は少しずつ荒くなっていった。必死で望を拒絶しようと手足を動かすが、縄で縛られていて身動きがとれない。
望はそんな芽留の抵抗を後目に今度は服の上から強く胸を握った。
「!!」
芽留の顔が痛みにゆがむが構わずもみしだいていく。
「んっ・・・んん・・はあ・・はっ」
痛みに芽留の呼吸は荒くなる。望は休まず胸をつぶすように握り、引っ張り、また押しつぶした。
「痛いですか?おかしいな。やはり服の上からという発想が間違いでしたかね。」
わざとらしく言うと、望は芽留の制服のネクタイに手をかけた。
364:名無しさん@ピンキー
06/10/20 21:00:32 sljGsMyr
芽留がひきつった顔で睨んでくるのも構わず望は彼女の制服のネクタイをするりと引き抜いて前をはだけさせ、白い下着を露わにさせる。
「重っ!」
芽留の制服の内側には相変わらず大量の携帯電池。
「これからはこれも必要なくなりますからね?」
電池は無視して芽留の背中と長机の間に手を突っ込み、ブラのホックを外した。
「・・・うぅ・・・」
芽留は抗議の視線を向けてくるが、それすらも望の加虐心に拍車をかけるだけである。白いブラは一気に剥がれた。
下から出てきたのは服の上からさわったときの印象そのままの小さな胸だった。自分の密かなコンプレックスを他人に見られる羞恥心に、芽留は顔を真っ赤にして目を背けている。
「今度は大丈夫です。ちゃんと痛くなくしてあげますから」
望は胸を直に揉み始めた。さっきと同様乳首を避けてゆっくり優しく、じらすように刺激を加えていく
「・・・っ・・う・・」
芽留の顔の赤みはまし、呼吸はさらに荒くなっていく。望はさらに乳輪に沿って輪を描くように刺激していく。
「ひっ・・はあ・・」
次第に乳首が熱を持ち始め、固くなってきた。
「声を出してもいいんですよ?そのための訓練なんですから」
そういわれたって芽留には人に簡単に口を利くことなんて出来ないし、第一何でそのためにこんなことをされているかわからない。答えようがなかった。
望は唐突に今まで避けていた突起を指でつねった。
「んぁぁ!」
芽留の意志とは関係なく勝手に声が出る。
「わかりませんか?この『訓練2』の目的は声を出すことに慣れることにあるのです。」
そのまま乳首を親指と人差し指とではさみ、すりすりすりと刺激する。
「ひゃ・・ん・・・ひぐっ!」
望の愛撫に芽留は少しずつ反応し、艶を含んだ声を上げ始めた。
「その調子ですよ」
望は乳首を口に含み、舌で優しく転がした。
「ふっ・・ひゃあ!」
望には今までの反応から芽留の胸の弱点が分かっていた。
小さいながらも感度のいい胸が、望の舌技によって開発されていく。
「ゃあ・・・ひにゃあ!!!」
突然乳首に歯を立てられ、思わず大きな声が出る。
「ふふふ・・・かわいい声ですねぇ・・・もっと聞かせて下さい」
強弱をつけて歯を乳首に食い込ませ、強めの刺激を与える。
気づけば芽留の胸は固くとがり、赤く充血してしてしまっていた。
365:名無しさん@ピンキー
06/10/20 21:02:15 sljGsMyr
>>361>>364
タイトル付け忘れすみません
366:使い捨てケー太の悲劇
06/10/20 22:13:24 sljGsMyr
「はあ・・はあ・・」
芽留が必死に呼吸を落ち着けているのを、望は笑みを浮かべて見下ろしていた。
「そんなに乳首をコリコリにして・・・感じていたのですか?全く・・私がせっかく訓練してあげているというのに。いやらしい子ですね」
未体験の快楽によって生み出された羞恥心を煽るように言うと、芽留の瞳に涙が浮かんだ。
彼女の声をまともに聞いたのは夢の中以来である。体つきに見合った高めの本当にかわいらしい声だ。もっと聞きたい、もっとよがらせて、彼女の声を自分の物にしたい、そんな欲求が望の中に芽生え始めていた。
ストレスのはけ口としての調教対象から単純な欲求のはけ口としての調教対象へ。芽留の位置づけが変わっっていった。
望は芽留のスカートの中に手を突っ込んだ。
「!!」
反射的に望の手を払いのけようとする芽留だが、手足を縛られていて抵抗できない。そのまま下着の上からの秘部への愛撫が始まった。
芽留の秘部は胸への愛撫ですでに下着の上からでもわかる程の大量の蜜を分泌していた。望の指が敏感になっているそこの上を弱いタッチで滑っていく。
「ひんっ・・・ふはぁ・・・」
まだ呼吸の整わないまま責めを再開され、芽留は苦痛と快楽を同時に味わう
367:名無しさん@ピンキー
06/10/25 08:15:43 LWeyJp8k
(…停滞期間が長いが、大丈夫だろうか……)
368:名無しさん@ピンキー
06/10/25 20:18:52 cyadxu/6
イメチェンしたカフカかわええ
369:名無しさん@ピンキー
06/10/25 20:25:39 9ylYlSsp
すいません
停滞してました…
今夜あたり再開します
370:名無しさん@ピンキー
06/10/25 21:12:21 9ylYlSsp
しかしだれもwktkしてくれないという
371:名無しさん@ピンキー
06/10/25 23:25:45 nW+9enL7
(…………ひそかにwktkしてるなんて言えるムードじゃない……)
372:名無しさん@ピンキー
06/10/26 00:38:59 ++7ZW6Uk
(…漏れもwktkしてるんだけど。)
373:名無しさん@ピンキー
06/10/26 06:45:18 KjmCh8jC
(……何か書いたら割り込みになると思って……)
374:名無しさん@ピンキー
06/10/26 15:35:24 SpIllqO7
(昨夜のうちに気づいてれば、その時wktkできたのに……っ)
375:名無しさん@ピンキー
06/10/26 18:25:13 uzPNVBEU
奥ゆかしい流れですね
wktkしながら続き待ってますから
376:名無しさん@ピンキー
06/10/26 21:16:01 Nck1lcIv
「こんなに濡らして…訓練中に感じているなんてなんていやらし子なんでしょう…」
望は下着の上から強く秘裂をなぞった。「くぅん!」
望の人差し指は秘裂を往復していく。
「ひゃっ…んっ!」
(このまま言葉で苛めるのも乙ではありますが、やはり体に快楽を教え込んでおいた方が後々まで楽しめますしね…)
望は快楽責めによる調教を路線にしている。まぁ芽留を喋れるようにすると言うのも口実ではあるが、そうなってもらいたいというのも本音だ。最終的に自分の言うことなら何でも聞くという風にしておけば、それも不可能ではないだろう。
ならば快楽地獄というものをこの子に体験させておきたい。
望は指を秘裂の上部に置き、芽留の蜜でトロトロになったそれで、下着の下の突起を探り出した。
望はその突起を親指と人差し指で挟むと、軽くつねった。
「ひにゃあああ!!」
突然の激しい快感に芽留は甲高い声を上げた。望の指はなおも芽留の核をこねくり回す。
「ひゃっ!あふっ!」
芽留は強すぎる快楽から逃れようと体をよじるが、張り付けられていて身動きがとれず、抵抗にすらならなかった。
377:名無しさん@ピンキー
06/10/26 22:35:34 +5Z8NDmO
藤吉さんの眼鏡にかけたい
378:名無しさん@ピンキー
06/10/28 23:43:32 IWXRM2OP
期待待機
379:使い捨てケー太の悲劇(タイトル忘れ杉すいません
06/10/29 00:17:04 6cdk6EDP
望の指が芽留の核を挟み込み、こすりあげる。
「んんっ!やあっ!」
下着の上からとはいえ初めて体感する感覚に、芽留の意識は朦朧とし始めた
(一旦イってもらいましょうか…快楽責めならとにかく早めに性の悦びに目覚めてもらわなければいけないのですよ)
望は核を強めにつまんだ。
「ひゃああああああああっ!!」
望の指は強く核をはさみ、クリクリと刺激していく。
「いっん…ひぁあ!くはあああああああっ!!!!」
芽留の初な体は望の執拗な責めに耐えることができなかった。小さな体が弓なりに曲がり、ビクンと体を震わせながら芽留は果てた。
人生で初めての絶頂の余韻に、芽留はまともに動くことができなかった。
男との行為の経験がないのは当然だが、芽留には自慰の経験すらなかった。
元来人と話すのが苦手な芽留には、まともな性知識は備わっていなかった。誰とも面と向かって話せない。必然的に話し相手はネット世界の住人のみに限定されてしまう。
そんな環境に生きる芽留が『オナニーをするとバカになる』などという俗説をネットで見かけ、信じ込んでしまうのも当然といえば当然である。
芽留は今までそれを信じて頑なに自慰行為を自制していたのだった。快楽は自分を壊す、と。
しかし初めて訪れた快楽の波は、そんな意思などあっさり押し流してしまった
380:名無しさん@ピンキー
06/10/29 01:30:16 q869SJh0
もしかして直書き?
381:名無しさん@ピンキー
06/10/29 23:15:24 CQi6fBKR
いっぺんに投下するとか、でなければ「ここで一旦区切ります」とか入れてくれないと他の人が投下できない
382:名無しさん@ピンキー
06/10/31 23:01:03 oZG2m6Sy
続き待ってるから
383:名無しさん@ピンキー
06/10/31 23:06:50 bnv5WDE1
携帯の人らしいから、パソコンみたいにコピペ一発投下といかないのは仕方あんめ
でも「今日はここまで」とかの一言がほしいのには同意
384:名無しさん@ピンキー
06/11/01 00:33:58 KYqF+sbz
でも期待してるぜ
385:名無しさん@ピンキー
06/11/01 11:09:52 QHyXWiDT
コモリエロ杉
386:名無しさん@ピンキー
06/11/01 13:09:22 41ZPM6Eb
乱れ髪がエロかった
387:名無しさん@ピンキー
06/11/01 21:13:42 La8H5AnK
初登場時にやさぐれてたとはとても思えん
388:名無しさん@ピンキー
06/11/01 22:28:10 KYqF+sbz
妄想力フルチャージ
389:名無しさん@ピンキー
06/11/02 04:12:59 xD1V11Oq
望は涙目になった芽留の顔を指で軽く拭った。
トンネルを抜ければそこは雪国だったかの様に、芽留のトンネルの中には花が咲き乱れていた。
「もうすぐ春ですよ」
望はそう呟くと自分の立派な春一番を高校生にしてはまだ幼さの残る芽留の体にあてがった。
芽留は汚物を体に押し付けられた不快感を目で必死に訴えるが望はその腰を止めない。
「気持ちいいですか?私は気持ちいいです。」
トムは喜んでお尻を差し出した。
マイクがトムのお尻に立派なペニスをズブズブと突き立てるとトムの顔は苦痛に歪んだ。
「いいえ、私はトムではありません。ただの薄汚いオス奴隷です。」
マイケルは芽留をますます激しく犯した。
マイケル、17歳の春であった。
390:名無しさん@ピンキー
06/11/02 10:01:04 HrkSYQDf
!?
391:名無しさん@ピンキー
06/11/02 15:42:30 ywYv1Qj2
芽留の膨らみかけの胸を入念に揉みしだくと
望はその手をスルスルと下に滑らせるようにして下着の中に
芽留は突然の出来事に声を上げるがマイケルはゲイです
392:名無しさん@ピンキー
06/11/02 19:57:52 qsZt5HfE
おしマイケル
393:名無しさん@ピンキー
06/11/04 03:24:13 CfV1Ivza
URLリンク(red.ribbon.to)
394:名無しさん@ピンキー
06/11/04 19:59:02 3H33/tJs
俺は待つ
395:名無しさん@ピンキー
06/11/04 22:41:47 r2tuQBui
芽留書いてたものですが、諸事情により執筆の余裕がなくなってしまいました
完結はさせる予定ですが期間は未定になってしまいますので、何事もなかったようにスレを進めて下さい
みなさんが忘れた頃に現れます
大変申し訳ありません
396:名無しさん@ピンキー
06/11/04 23:21:18 aRD7m1GP
絶望した
今度はある程度書き終わってから投下してくれるとありがたいです
397:名無しさん@ピンキー
06/11/04 23:21:57 3H33/tJs
それでも俺は待つ
398:名無しさん@ピンキー
06/11/05 17:39:23 BaDXsT0X BE:469905293-2BP(0)
>>395
あれれ、それは大変ですね。残念ですけれど、またの投下を気長にお待ちしています。
んじゃ、夜にでも、穴埋めというわけではないのですが、ひとつ投下してみますね。
(>>214です)
399:名無しさん@ピンキー
06/11/05 17:42:08 Y42H63c2
楽しみに待ってます
400:214
06/11/06 02:17:03 iexPiQ2L BE:208847243-2BP(0)
遅くなりましたが、以下に絶望先生の最新話を読んで受けた電波がまとまりましたので、投下します。
絶望先生×霧です。えっち控えめな分、なるべく甘々になるよう努力しました。
401:ハッピーバースデー先生1
06/11/06 02:21:56 iexPiQ2L BE:469906439-2BP(0)
「いただきまーす」
望が出ていった宿直室で、交と霧が夕食を共にしていた。
「味つけ、おかしくない?」
「…モグモグ…ゴクン」目の前の皿に盛ってあった様々なおかずを黙々と平らげていた交は、ほおばっていたものを飲み込むと、そっけなく言った。
「小森姉ちゃんのご飯、いつも美味しいよ」
「まあ、ありがと」
自分でもそっけない返事だと思ったのか、交が言葉を続けた。
「オレ、こんなに美味しいご飯食べると、なんだかかあ」
母ちゃんを思い出す、と言おうとした交は、ふと両親が揃っていたときのこと、そして母どころか父までもいなくなって途方に暮れていたときのことを思い出し、つい鼻の奥がツンとしてくるのを感じた。
涙を見せて霧を心配させたくなかったので、慌てて話を逸らせた。
「なあ、小森姉ちゃん、本当にアイツを甘やかしちゃあダメだぜ」
「はいはい。心配してくれてるのね。ありがとう。交君、優しいのね」
「バ、バカだな。そんなんじゃないったら」
交の顔が見る見る赤くなった。
今でこそ交はややひねくれてはいるが、元々は素直で思いやりのある、優しい子なのである。
黒の長髪で千里に怖い思いをさせられたのにも関わらず、千里がくせっ毛に苦労しているのを知って、クリスマスプレゼントにカツラを贈ろうとしたくらいなのだ。
ーーもっとも、これは当時暴走していた千里の逆鱗に触れ、結局苦しみますツリーに吊されてしまったのだが。
夕食を終え、交が当番の家に行く時間になった。
「じゃあ、オレ、当番の家に泊まってくるから」
「うん。行ってらっしゃい。気をつけてね」
だが、今日は交は珍しく逡巡している。
「なあ、小森姉ちゃん…」
「なあに?」
なおモジモジしたまま、突っ立っている。気のせいか顔がほんのり赤い。
「オレ…小森姉ちゃんなら…」
「私なら?」
「小森姉ちゃんなら、新しい母ちゃんになってもらってもいいな」
一気に言うと、校門に向かってだっと駆けだした。
「じゃあ、行ってきまーす」駆けながら叫んだ。校門の所に当番が待っているらしい。
霧の顔も紅葉のように赤く染まっていた。
「……もう、交君ったら」
霧はどこか嬉しそうに呟いた。
402:ハッピーバースデー先生2
06/11/06 02:28:49 iexPiQ2L BE:1253081298-2BP(0)
望は歓楽街に向かっていた。歓楽街の入り口にパチンコ屋があるのだ。
程なくパチンコ屋の前に着いた。派手な音楽と漫画の看板が望を出迎えた。
だが、ふと入り口の自動ドアに写る自分の顔が目に入った望は驚愕した。思いっきりやさぐれ、どこかあっちの世界に行ってしまっている人のようだ。まさに腐った魚のような目をしているではないか。
これはいけない、自分には何か悪いモノが取り憑いている、エエイそんなのはサーッと発散して清めてしまえ、とばかり、望は半ば自棄になり、歓楽街の奥にある風俗店を目指した。
だが、いざ店の近くに来ると、とたんに勇気が出なくなってしまった。ホワイトライの授業の時には気軽に入り込めた店なのに、いざ客として入ろうとすると足が竦んでしまう。
店の正面の派手な看板に載っている女のコの写真をそれとなく見ていると、髪の長いコの写真が目に留まった。
(どことなく小森さんに似てますね…)
こう思ったとたんに、
「よっ、社長! そのコ、尽くすタイプのいいコっすよ。ひとついかがっすか?」と呼び込みの店員が下品に声を掛けてきた。
「!!」とたんに霧の姿がくっきりと瞼に思い浮かんだ望は、無言でその場から遁走した。
(ああ…なんて罰当たりなことを思ってしまったんでしょう!)
走りながら、望は自分の情けなさに死にたくなった。
だが、お金の他は手ぶらである。旅立ちパックは宿直室に置いてある。予備の縄は教室だ。
それならば、いざ川に飛び込まん!…と思っても、川端の通りは人の往来が結構多く、飛び込むのを躊躇してしまう。
それに、死のうとする度に、霧の眩しく、どこか切ない笑顔が瞼に浮かんでしまう。
そして、多分彼女にとっては虎の子だったであろうお札を、丁寧に両手で渡してくれたときの様子まで、まざまざとを思い起こされてしまうのである。
望は自殺を断念した。
結局、望は霧から貰った一万円を使わないまま帰宅の途に着いた。
帰り道、ふと花屋がまだ開いているのが目に付いた。もう夜なのに、色とりどりの花が綺麗だ。
「そうだ…」望は、自分のポケットマネーで花を買うことを思いついた。よく分からないまま、赤と白の薔薇を花束にしてもらった。
校門を潜った。宿直室の前まで戻ってくると、中の灯りが点いているのに気が付いた。おまけに、美味しそうな香りが中から漂ってきている。
出かけるときに夕食を作っていた霧が、まだ部屋で待ってくれていたのだ。嬉しさ半分、申し訳なさ半分で望は戸を開けた。
403:ハッピーバースデー先生3
06/11/06 02:34:34 iexPiQ2L BE:104423832-2BP(0)
「ただいまあ」
「あ、お帰りなさい、先生」
霧がとびきりの笑顔で望を迎えてくれた。
「あの、小森さん、…これ、花を…」
「うわあ、きれい! 花瓶に活けるね。ごめんねー。ちょっと退いてくれるかなー」
花瓶の近くにいた皇帝ペンギンを退かせると、薔薇の花束を花瓶に活けた。宿直室の入り口がぱっと華やかになった。ふくよかな芳香も漂ってくるようだ。
「ぶり大根、できてるよ。先生の好物だって交君が言ってたから、作ってみたの」
「ありがとうございます。じゃあ、早速戴きますね」
霧の丹精込めた手作りのご飯を望は口にした。出来合いの物を暖めたのではなく、DSを見ながら一から作ったことは望も分かっていた。
素朴ながらも、ほっこりした暖かい味が口に拡がった。丁寧に心を込めて作ってくれた心遣いが何よりも嬉しかった。
「味つけ、おかしくない?」
返事をしようとした望だったが、ふと夕方家を出てから帰宅するまでのことが頭をよぎってしまった。
にっこり笑って「美味しいですよ」と言ったつもりだったが、最後の方が涙声になってしまっていた。
「…先生?」
様子がおかしいことに気づいた霧が心配そうに尋ねたが、望は「何でもありません」と、涙をごまかすようにご飯をかき込んだ。
夕食の後、改めて望が切り出した。
「今日は本当に済みませんでした。先生、つい甘えすぎてしまって、人として恥ずかしいところを見せてしまいました」
「先生…先生が甘えてくれるなら、私嬉しいよ」
「それでですね、あの…」先生が懐から一万円札を出した。霧が渡したものである。
「これ、結局使わなかったんで、お返ししますね」
「先生…いいのに…」望は霧を見た。不安そうな様子だ。自分のしたことが気に障ったんだろうか、と思っているのかもしれない。
それを打ち消すかのように、望は努めて明るく言葉を継いだ。
「実は、先生パチンコ屋の前まで行ったんですけど、入る勇気がなくて戻って来ちゃいました」
「そうだったの…」
「やっぱり私はギャンブルには向いてませんね」
「……私、先生が怒ってるのかと思っちゃった」
「怒ってなんかいませんよ」望は優しく言うと、霧の頭をくしゃっと撫でた。
404:ハッピーバースデー先生4
06/11/06 02:41:38 iexPiQ2L BE:487309474-2BP(0)
「…じゃあ、これ見ても怒らない?」
そう言って霧が冷蔵庫から出してきたのは、小さなケーキだった。上にイチゴが二つ乗っている。
「先生はお誕生日が嫌いだって知ってたんだけど、どうしてもお祝いしたくて…」
「小森さん…」
ようやく、望は霧が自分の好物であるぶり大根を作って待っていてくれた理由を理解した。霧は自分の誕生祝いをしてくれるつもりだったのだ。
自分が誕生日にトラウマがあることを知っていたので、最初からはケーキを出さないでいたのだ。その細かな気配りに、望は心打たれた。
「怒ってる?」
「小森さん。……今、私の気持ちは…」
「……」
「目を瞑って下さい」
「え?」
「さ、早く目を瞑って」
霧は素直に目を瞑った。
やがて、望の手が霧の顎に触れると、ゆっくり接吻してきた。
唇を合わせていると、何かが霧の口の中に入ってきた。
「?!」
びっくりして目を開けたが、望が優しい顔をしてこちらを見つめていた。だが唇を離さないままなので、尋ねることも出来ない。
口の中の物は甘く、柔らかそうだったので、恐る恐るもぐもぐと咀嚼してみた。
すると、それは口の中で柔らかく潰れ、甘酸っぱい果汁をほとばしらせた。ケーキに乗っていたイチゴを望が口移しで霧に食べさせたのだった。
「そのイチゴの味が、今の私の気持ちですよ。
確かに私は誕生日には酸っぱい記憶があります。
ですが、あなたの心遣いがとっても嬉しいです。こんなに甘くて嬉しい誕生日を迎えたのは生まれて初めてです。小森さん、どうもありがとう」
ここまで言うと、望は霧を優しく抱きしめた。
「先生…」
二人は再び唇を合わせた。
やがて望は舌を差し入れた。舌先にイチゴの甘酸っぱさを仄かに感じた。霧も最初はおずおずと、やがて懸命に望の舌の動きに舌で答えようとした。
霧の身体を抱いていた手に少しずつ力を込め、ゆっくり、ゆっくりと横たえていった。
毛布の上に霧が横たわり、その上に望が被さっていった。
まだ接吻している。
ようやくゆっくりと唇を離した。二人の唇は、つうっと透明な糸をひいている。
やがて、望は黙ったまま手をそろそろと霧の身体に這わせ始めた。
「あ…」霧が微かに喘ぎ声を漏らした。
405:ハッピーバースデー先生5
06/11/06 02:50:35 iexPiQ2L BE:556924984-2BP(0)
霧が身に纏っていた毛布が畳に拡がっている。その上に霧が白い裸身を晒している。
望の手が霧の全身を這っている。単に撫でているだけなのに、霧には無性に気持ちよく感じられた。
やがて、望の口が耳・首筋・鎖骨と降りてきた。そして胸に達したとき、
「ああん…」今度は幾分はっきりと喘いだ。
望の指が、さっきからもう片方の胸の麓を撫でている。螺旋を描きつつ、だんだん頂を目指して登ってくる。
親指の腹がほんの微かに乳輪に触れた。それだけのことなのに、泣きたくなるほど気持ちいい。
「あうぅ…」
やわやわっと手が胸を揉んできた。自分を気遣ってくれているように、どこまでも優しい揉み方が嬉しかった。じわりと快感が生まれ、波紋を描くように全身に伝わっていった。
ほんの時たま、ちょんっと頂を摘まれると、そこから甘い電流が全身に流れた。
「はあん…」霧ははっきりと喘いだ。
一方、いったん胸に降りてきた口は、少し臍の辺りをさまよっていたが、また胸に戻ってきた。
舌先で乳首のわずかに外側をなぞる。優しく頂を左右にはじく。軽く吸いつく。
「あ…はあっ……先生…」霧は胸から生じる快感の小波を漂った。
手と口で両胸を愛撫している間、残りの手はゆるやかに霧のボディラインをなぞっていた。指先が太腿や秘密の部分をかすめる度、霧はもじもじと身体を震わせた。
(私、こんなに先生に愛されている…幸せ…)
「あ…あはぁ……先生…こんどは私が先生を気持ちよくしてあげるね」
全身が薄い桜色に染まった霧は、望を横たえると、絶棒をそろそろと握ってきた。
「こ…小森さん……」
霧の小さく柔らかな手に握られる感触に、絶棒がぴくっと震えた。
しばらくさわさわっと撫でられていたが、やがて暖かい感触が絶棒を包んだ。
「はうぅっ…」望は思わず快感を訴える呻きを漏らした。
霧の口技には決して特別なテクニックなどはなかった。が、愛情溢れた舌の動きが何とも心地よく、秘密の袋やその奥を手で控えめに撫でられたりもしたので、絶棒は嬉しさに幾度も反り返った。
「…先生、気持ちいい?」顔を上げた霧が上目遣いに尋ねた。
「はうっ…とっても、気持ちいいです…」喘ぎながら望が答えると、
「うふっ…嬉しい」こう呟いて、再び絶棒を含んだ。
霧の可愛い口が上下するたびに、長い黒髪がさらさらと望の腿に当たる。甘い痺れがそこかしこに発生し、互いに結びついて望を喘がせる。やがて望は高ぶってきた。
「こ、小森さん…もう、もう……」
「先生…」
「うぅ…先生、小森さんの中でイきたいです」
「先生……うん、いいよ…優しくしてね」
望は体を起こすと、霧に重なっていった。
406:ハッピーバースデー先生6
06/11/06 02:57:40 iexPiQ2L BE:435098055-2BP(0)
「ううっ…」霧の中は柔らかく、暖かい。絶棒の敏感な部分を、そして全体を霧自身がきゅっきゅっと締め付け、包み込んでくる。痺れるほどの気持ちよさにまみれながら、望はゆっくりと動いていった。
「はあっ…」
一方、霧は、望が入って来たとき、悦びとも安堵ともとれる声を漏らした。絶棒を胎内に納めた時のいつもながらの充実感がたまらなく嬉しい。
それに、今日は望がいつになく優しく動いてくれている。
まるで絶棒の先端に、自分の悦びを探り当てる目が付いているかのように、気持ちいい所だけをノックしてくれる。いや、絶棒が訪れてくれる場所が、一つ残らず皆狂おしいほど気持ちいい。
突かれる度に、快感の火花が体中を駆け巡る。望の一挙一動が、霧にとって愉悦を生み出す原動力となっていた。
(私…私…先生に愛されている…ずっと…ずっと先生のそばにいたい…)
「はあぅ…先生……先生…ずっと…はあっ…ずっと一緒にいて…」熱い喘ぎ声の間に、途切れ途切れに自分の思いを伝えた。
望は、情熱的な接吻でそれに答えた。腰の動きが激しくなった。しばらく大きく律動していたかと思うと、霧の腰を抱え込み、再び躍動し始めた。
「あっ…あん…あん…あっ…あぅ…」霧の喘ぎ声も断続的になってきた。
望のストロークが、ぐいっぐいっとラストスパートを予感させる大胆なものになった。
「先生、私、もう……あぅ…あん…」霧が脚を絡めてきた。
「私も、もうすぐですよ…」望もここぞとばかり、激しく絶棒をグラインドさせた。
霧が絶棒をぎゅうっと締め付け、甘い蜜を絡ませてきた。あらゆる襞が、奥へ、もっと奥へと絶棒を誘う。
望は痺れるほどの快感と、自分の空虚だった心が今満たされているという幸福感に包まれながら、ついに欲望を解き放った。
「うぅっ…」どくっ…どく……
自身に望の熱い迸りを感じた霧も、自分を幸せにしてくれるのは望だけだという思いに満たされ、全身を反らせつつ歓喜の絶頂に駆け登っていった。
「はあっ!!……先生、大好きぃ……」
はずんでいた息が段々穏やかになると、二人はどちらからともなく再び熱い接吻を交わした。
407:ハッピーバースデー先生7/E
06/11/06 03:04:11 iexPiQ2L BE:487310047-2BP(0)
シャワーを浴びた後、二人は仲良くケーキを食べた。望のケーキの上のイチゴが在ったはずの場所には、その跡だけが残っている。
その跡を目にしながら、霧が望に優しく言った。
「先生、お誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」望は満面の笑みで応えた。
秋の夜長である。虫の声ももう疎らだ。楽しげに過ごしている二人の姿はあたかも親密な恋人同士、あるいは新婚夫婦のようだ。
ただ、霧が毛布にくるまっているのだけが普通の恋人同士とは著しく異なっている。
霧が身に纏っている毛布が必要なくなる時は来るのだろうか。
もし来るとすれば、それは二人が幾多の--本当に幾多の--障害を乗り越え華燭の典を挙げるときなのかもしれない。
ちなみに、望が買ってきた紅白の薔薇だが、
赤い薔薇の花言葉は「愛情」「貞節」、
白い薔薇の花言葉は「尊敬」「私はあなたにふさわしい」
である。
望はもちろん花言葉など知らない。だが、無意識のうちには、薔薇の花に託された花言葉の意味を知覚しているのかもしれない。
霧が花言葉を知っているかどうかは分からない。だが、薔薇に込められた望のメッセージは、確かに伝わったようである。
--完--
408:214
06/11/06 03:08:15 iexPiQ2L BE:435098055-2BP(0)
以上です。お目汚し失礼しました。
なお、薔薇の花言葉に関しては、
花言葉事典さん
URLリンク(www.hanakotoba.name)
を参照させていただきました。
409:名無しさん@ピンキー
06/11/06 05:01:12 RIf3bO1I
GJ!!!
霧かわいいなぁ(*´д`)
こうゆう甘い話もいいねぇ。最後の締めくくりが素敵だ…
楽しませていただきました!
410:名無しさん@ピンキー
06/11/06 22:50:00 tyiAhCi8
(*゚∀゚)=3ハァハァ
411:名無しさん@ピンキー
06/11/07 01:28:39 PjCIXxcF
GJ!!!!
甘すぎるほど甘いだがそれがいい
412:名無しさん@ピンキー
06/11/08 22:32:25 NRmSFWyk
GJですよぉ
413:214
06/11/13 15:41:12 p+voZ9nq BE:556924984-2BP(121)
2レス分使って保守小ネタ入れます。マガジン40号より。
個人的に、外ハネのコはすず様しか考えられないっす。
それで、つい木野君をイジメてしまいました。
木野ファンの方、すんません。
(註:エロなしです)
414:白黒黒1
06/11/13 15:48:00 p+voZ9nq BE:469905293-2BP(121)
ある日の放課後、図書館に先日のメンバーが再び集まりつつあった。
「先生はイーグルトンやノースロップ=フライなんか読みました?」木野が絶望先生に尋ねた。
「ええ」
「あれってどうなんですかねえ? オレはどうも…」
「ま、文学理論の本が実際の読書の役に立つかどうか、私には分かりませんね。『読者には誤読の自由がある』なんて書いてあったりもしますからね。あまたある『文章読本』の類と一緒ですよ」
木野が背伸びした議論を絶望先生にふっかけようとしたものの、そこは圧倒的な読書量の差で軽くあしらわれてしまった。
「待たせてゴメン」
と、そこへ久藤が現れた。今日もまた、木野と物語を作り合って、泣かされたら負け!で勝負するらしい。図書委員長をしているポニーテールの可愛いコも、ヤレヤレまたかといった表情である。
「遅いぞ久藤! 今日のテーマは乗り物だったな。じゃあオレからいくぞ!『愛と勇気の新快速、敦賀へGogo!』……」
「じゃあ、僕は『さらば、さんふらわあ』で…」
結局、木野はまたも久藤に泣かされることになった。「ううう…今日で退職するはずだった志布志フェリーの老船長が…すんすん…」
それにしても、こう何度もカワイイ女の子の前で泣かされたままでは引っ込みがつかないし、自分が可哀想だ。
そこで、木野は無謀にも、さらなる勝負を挑むことにした。今度はエロ話を作って、どちらがイヤラシいかを競おう、と申し入れたのである。
もちろん、麗しのポニテ娘は反対した。
「図書室でそんな汚らわしい勝負するなんて、ダメに決まってるじゃない」
だが、ここで絶望先生が口を挟んだ。
「まあ、そう言わないで。そういう話を作るのは、簡単なようでいて、なかなか難しいんですよ」
「ちょっと先生!」
「たしかに少し面白そうだねえ」
「ちょっとぉ! 久藤くんまで」
と言う訳で、エロ話勝負が始まった。
「じゃあ、言い出しっぺのオレから行くぜ!『診療人間ドッグマン!』」先攻は木野だ。
「…ドッグマンはターゲットの令嬢に迫っていった。『フフフ…俺はドッグマンだ。オマエを検査してやる!』……」
得意げに語り終えた木野は、ようやく皆の反応が皆無であることに気付いた。
「……あれ?」
皆を見渡した。一同シラけまくっている。伝説のシラ毛虫までが机の隅を這っている。
「…それ、一体何だったんですか?」絶望先生が呆れたように尋ねた。
「いえ、『人造人間』と『診療人間』を掛けて…」
「そんなのでエロチックになるはずないじゃありませんか」木野は一言もなく、うなだれてしまった。
後攻は久藤である。
「じゃあ、次は僕だね。『幼なじみで、人妻で。』」久藤はいつもの調子で淡々と語り始めた。
「…日本陸上界の若きホープ大和が、足の故障で入院することになった。おまけにハプニングで両肘にヒビが入ってしまい、両手までもがまともに使えない。
悶々とした日々が続いているところに、幼馴染みの美人人妻涼風がお見舞いに。
『大和、入院して…その…たまってるんでしょ? あたし、慰めてあげてもいいよ』
。やがて涼風は大和の……」
話が進むにつれ、先生は読んでいた新聞で前を隠したままになった。先生のそばにいたまといも先生の背中にしがみつき、赤らめた顔を押しつけている。
木野は気まずそうにかがみ腰になっている。ポニテ娘は耳まで真っ赤な顔をして俯いている。
二人の勝敗は明らかであった。