07/05/12 18:11:34 Dr2CfZom
イヨの顔も、そしてオレの顔も、かなり赤くなっているのに気づいた。
「不思議だね、ケンちゃんの…イヨ、もっとよく知りたい…」
「お前のアソコも、何をしてくるかわからないよ…」
それは、まだ続きをやってもいいという承諾でもあった。
それから何もいえないまま、時間だけが過ぎていった。
その空気を切るかのように、イヨはオレに聞き出した。
「ケンちゃん…あのね…」
「なんだよ、イヨ」
「くーちゃんとイヨ、どっちが好き?」
何を聞かれるかと思えば…
「そんなの…くーちゃんに決まってるだろ」
「じゃあ…イヨの、ことは?」
「時々とんでもないことするけど…お前とオレは友達だ、そうだろ?」
オレとしたことが、かなり青臭いことを言ってしまった。
すると、イヨのやつ、赤い顔をさらに赤くして、告白した。
「…大好きだお」
「オレもな。しっかし、これだけはよーく覚えとけ。オレは、くーちゃんのほうが1000倍、いや10000倍も好きなんだっ!」
「人形だと思われてるけどね♪」
「…お前のせいだーっ!!」
思えば、イヨからはいろいろないじめ(?)を受けてきた。
パズルにされたり、ナマケモノにされたり、コミックスの表紙にちゃんと出られなかったり…。
しかし、今はそんなことは関係ない。
イヨとオレは、ほとんどただの動物のメスとオスに成り果てていたのだから。
「ああ、イヨがイったときの顔…可愛かったぞ…」
「ケンちゃんのバカ…」
恥ずかしくなったのか、イヨが顔を隠してしまう。しかし、あいつの顔は、なぜか微笑んでいた。