07/05/12 17:57:04 Dr2CfZom
おっす、オレ、ケンタ。
あみは今、ゴールデンウィーク中ということもあって、家族と一緒に温泉旅行にいっているようなんだ。
相変わらず金持ちな一家だな、とつくづく思う今日この頃。
「あのね、パパは普通のサラリーマンだし、ママはヤクルトレディやってて(普段は)忙しいの!金持ちなわけ(以下略」
ったく、うるせぇよな。20代後半のOLが。
「ケンタ…もういい加減、その言葉やめたらどうなの?私は5歳だって、何度言えばわかるのよ!」
ともかく、あみん家に人間はいなかったんだ。
…動物ならいたけどな。いつもオレを弄繰り回して遊んでいるイヨと、オレがいたんだ。
このスレを見ているみんななら、もはやオレたち二人を説明する必要はないだろう。
で、昼下がりに、何気なくイヨの方から話しかけてきたんだ。
「ケンちゃ~ん」
「どうしたんだよ、イヨ」
「こう、二人だとつまんないよね~」
「…しょうがねーだろ、まっちは洗濯物を干すバイトやってるし、イッサだって寿司屋でバイトやってるんだ」
当分、まっちやイッサはここに来るはずがない。オレはそう思ってた。
いつもなら二人のバイトは、結構長い時間かかっているのだから。
オレだって、二人きりのときは遊ぶネタに欠けるし、何をしようにもいまいち迫力が無いのは分かっている。
あいつらが帰ってくるまで我慢しようと思っていたのだが。
「ケンちゃん、みんなと遊びたい、遊びたい、遊びたぁいー!!!!」
イヨのやつ、駄々をこね始めちゃったよ。相変わらずうるさい声を出しやがって。
少しは周囲の迷惑も考えろよ。
でも、このまま放置しておくと、あいつから魂が抜けてしまうのは目に見えている。
だから、あいつに向かって大声を出してやった。