06/12/08 03:01:43 iKJlzOJa
ずいぶん前に女義経投下した者ですが、蘭陵王書いてみたので投下。
一応名前とか調べたんですが、姓名と字の区切りがどこかいまいち明確でなく……
ご存知の方がいたらご指摘お願いします。
446:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:02:43 iKJlzOJa
砂塵吹きすさぶ戦場にあっても、常に鉄の仮面の下にあるせいかその頬は白くきめ細や
かだった。
その美貌は敵国でさえも名高い。兵の士気をさげぬために恐ろしげな風貌の仮面をあて
て、滅多に兜すら脱ぐこともない。仮面のせいで視界がひどく制限されようとも、ものともせ
ず槍と太刀を振るう。
……刀傷や矢傷を想像していたのにいささか当てが外れて面食らった。
髪こそ邪魔にならぬよう頭の後ろで結える程度の長さで切られてはいるが、指通りは冷た
くなめらかでそんじょそこらの貴人より美しい輝きをのせている。錦の布団にうつ伏せになる
姿勢で組み伏せられ、押さえきれない屈辱に潤む瞳ときたら。
「どうした」
「かつての洛陽開放の褒美をとらせる、という名目での入城だったはずです」
「どの口がそのような憎らしいことを」
つい押し殺した笑いが漏れた。後ろ手に縄を打たれて罪人のような扱いを受けたばかり
か、身分と権力にあかせて弄ばれる、武人としてこれほどの辱めがあるだろうか。
447:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:03:19 iKJlzOJa
「忘れるな」
鎧も兜もすでに無い。斛律光と並んで賞賛される名将、高長恭といえども徒手では男の
力に勝ることはないということなのだろう。ややもすれば、脂肉をたっぷり着けて肥え太った
皇帝を撥ねのけてしまわないのは、主への最後に残った恭順の現れなのかもしれない。
「お前はただ言う通りにしておればよい」
「禁軍はいつから後宮住まいとなったのです」
したたかに頬を張られて長恭が呻いた。
「思いあがるな。それともここへ斛律光を呼ばれたいのか」
はじかれるように美しい顔が上がる。
禁軍右将、斛律光を武人として尊敬する以上の感情で慕っていることなどとうに調べはつ
いている。当然互いにやんごとなき身分と立場であることをわきまえているので、禁軍将軍
とその配下の将という一線を越えることはない。
「さぞや見ものであろうな」
448:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:04:13 iKJlzOJa
「……」
ぎり、と奥歯のきしむ音が漏れる。
哄笑しながらうしろ手に縛りあげられた背中を膝で押さえつけ、鎧の下に着ける綿入れを
力まかせに引きむしる。離れたところから届くほの暗い明かりで、真っ白い背中が浮かび
上がった。
「いや……嫌です、どうかお赦しを」
身を丸めてどうにか視線を逃れようとする長恭の頬をもう一度張ると高い悲鳴があがった。
肩の下へ手を入れて転がすように仰向けさせると、歴戦の武将だと言うのに傷跡どころか
打ち身の痣ひとつないまろい乳房がまろび出る。引き締まって少しの無駄もない体躯とはお
よそ似つかぬ量感があり、思わず喉が鳴った。
「どうか、お赦しを」
「聞く耳持たん」
邪魔な帯を手荒く解き、男物の下穿きへ手をかける。両脚をばたつかせて嫌がる長恭を鼻
で笑い、ことさら乱暴に下穿きを剥ぎとった。柔らかそうな太腿の線に思わずかぶりつきたく
なる。
「光はよくよくうつけと見える」
449:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:04:59 iKJlzOJa
兵営の中に篭ればいくらでも長恭を犯す機会はあっただろう。
討ち取った敵将の数もとうに知れぬというのに、しっとりと柔らかい肌の膝は細かく震えて
いた。無数の首を刎ねてきた武将とは思えない。
「これほどの暴れ馬、後宮にもおらなんだ」
「……右将軍は男にあらず」
ぎらりと涙に濡れた目を向けて長恭は鋭く言い放った。
「男である前に武人、武人である前に将の御方にあらせられる。かような下劣な真似、た
とえ国が覆ろうとも右将軍におかれてはありえない」
「だれに向かってものを言っている」
力任せに脚をこじ開けると、なにかの花に似た色の秘所が晒された。
まだ乾いたままのそこへ指先を押しつけて入り口をさぐる。
「……嫌、いやっ」
恐ろしく狭い入り口へ無理やり指をねじこむと、ひときわ高い悲鳴と一緒にぬらりとした感
触が広がった。わずかに指を戻すと赤いものが見える。
「これはいい。寿命がのびる」
「っ……い、た……」
450:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:06:00 iKJlzOJa
しろい頬の上をころころと涙が転がっていく。奥のほうからにじみ出してきた鮮血がなめら
かな肌を伝って熱い染みを広げた。すぶすぶと血塗れた指を抜き差ししながら、かすかに
ざらついた感触の部分を探す。なかばの辺りを探っていたところで、急に長恭の太腿がひき
つるように震えた。
「ここか。ここがいいのか」
「……」
懸命に唇を噛みしめて堪えてはいるが、少しづつ耳元が赤くなってくる。
かたかたと震える膝へ舌を這わせながら指を増やし、さらに長恭の内側を執拗に撫であげ
た。
「いや……嫌です、嫌、……」
戦場の真ん中でその美貌に見惚れてしまったせいで首をもがれる結末に至った者も多い
と聞く。
だが、そのために誰もこの勇ましい美姫を手に入れることはかなわなかったのだろう。恐
らくは、かの斛律光さえも無駄な矜持のために長恭を自分のものとすることをためらったの
だろう。
稀なる戦場の華を手折る。これほど楽しい遊びが他にあろうか。
まだ充分に濡れているとは言えないが、滾るものをこれ以上お預けにするのも我慢がなら
ず急いで衣の前をくつろげる。すでに筋が浮くほどに赤黒くそそり立っていた性器を長恭の
秘所に押しあて、血のぬめりを借りて突き入れた。
「ひ、ぁ……っ!」
悲痛な短い喘ぎ声が漏れ、それでもまだ逃げようとする腰を引き寄せるようにして一気に
最奥まで達する。
451:名無しさん@ピンキー
06/12/08 03:06:37 iKJlzOJa
「いやっ、嫌ぁぁ……っ」
「そら、どうした。ここが良かったのであろう」
膝に手をかけて両脇へ太腿を押しひろげ、血でぬるぬると滑る長恭の中を探る。
初めて男を受け入れる長恭の秘所はおそろしく狭く、これで血が流れていなければくわえ
こまれたまま一寸も動かせなかったかもしれない。きれぎれに喘ぐ、涙に濡れた顔がひどく
嗜虐心を煽る。
「……、」
涙が流れる頬とはうって変わって、白く乾ききった唇が声もなく動く。
「……こ、う」
切なげな、悲しげな、今にも血を吐いてしまいそうなかすかな声に、なにか思考が逆流し
たような錯覚を覚えた。
「その名前を言うな」
「い……、あ、どうか、お……お赦しを」
「お前は、我よりも……たかが武人の、あやつがよいのか!!」
衝動のままに激しく腰を打ちつける。
血が弾けとんで長恭の白い肌にいくつもの赤い点描となって残った。
「我が斛律光に劣るとでも言うのか!!……俺は、皇帝だぞ!!」
容赦のない怒号に長恭が目を剥く。意味のない叫び声をあげながらひたすら腰を突きあ
げ、陵辱から逃れようとする体をねじ伏せただ獣じみた勢いで犯しつづけた。
何度も何度も長恭の膣へ脂ぎった精を吐きだし、夜も明けようかという頃まで休むことなく
一方的な辱めは続いた。
452:82-87
06/12/08 03:07:56 iKJlzOJa
以上です。……最初に陵辱系って書き忘れた orz スイマセン
453:443
06/12/08 08:07:31 NbmcZH1S
GJ!!
リクエストした甲斐があったよ。
名前については中国小説読んだ感じでは
親しい仲は字(あざな)で呼び合い、
そうでもない人は官職名や通名で呼び合ってた気がする。
454:名無しさん@ピンキー
06/12/08 08:42:17 OD1TSdif
字…親しい人、上司→部下
姓+官職名…同僚、部下→上司
姓+名…失礼な言い方。敵に対する呼び方。
たしかこんな感じ。
455:名無しさん@ピンキー
06/12/08 16:58:38 sOhrd26V
グッジョブ!
好きな男を思いながら犯されていくのが良い。
456:名無しさん@ピンキー
06/12/13 00:50:27 ciEBzGS/
保守
ここって長くなりそうな続き物はおk?
457:名無しさん@ピンキー
06/12/13 01:10:21 LfYueYOq
完結してくれるならどんと来い!
458:名無しさん@ピンキー
06/12/13 08:28:19 FVyDLAwj
エロいシーンがあるならおk
459:名無しさん@ピンキー
06/12/13 13:02:02 ODYp4SkL
ェロ書けないのでスレから撤退しますorz
460:名無しさん@ピンキー
06/12/13 14:29:16 Wcz/Phdm
それはスレというか板違いだな(ローカルルールで定めている場合は別)。
厳しいこと言うようだが「エロパロ板で長編を投下しよう」と考えてるのに
「エロ書けない」なんてのはそもそも後出しで言うセリフではない。
461:456
06/12/13 20:03:53 ciEBzGS/
いや、本人こっちだからw
ある程度溜めれたら投下してみるよ。
レスありがと。
462:名無しさん@ピンキー
06/12/14 08:22:44 V2z8B2MG
頑張れ。
463:名無しさん@ピンキー
06/12/15 19:09:23 xByVSwq8
ランスプレイ中
クーデレ謙信がいい感じ
464:名無しさん@ピンキー
06/12/15 22:09:09 Li48Wg/V
>>463
そういえば出たんだったなランス
465:名無しさん@ピンキー
06/12/18 20:59:34 ZEtAOx7t
ゼミ発表の原稿打ちながら赤毛の皇帝ふりーどりひタンの勇姿(?)を妄想。
……最後に溺れて死んじゃうのがアレだけど、ドジっ娘ぽくてまたよし。