煩悩の十二国記*十冊目at EROPARO
煩悩の十二国記*十冊目 - 暇つぶし2ch550:名無しさん@ピンキー
06/09/18 18:49:42 FpWuMVGY
>>「想い」
こう落ちるとは思わなかった。面白かったー!
もし違ってたら恥ずかしいし失礼なんだけど、多分前に失道もの
書いてた人と同じかな。あれもすごい好きだったよ。
また何か出来たら落としてくれると嬉しい。あなたの書くもの好みだ。

>>542
原作はかなり面白い。
アニメも悪くないけど、話をはしょってる部分があるんで原作を勧めとく。
ただ「黄昏の岸~」は新刊が出るまで読まずに取っておいたほうが
いいかもな。読むと新刊マダー地獄に落ちるし。

551:名無しさん@ピンキー
06/09/18 19:32:37 dVS8U8A2
原作で話を楽しんで、アニメで絵を楽しむって感じがいいのかもな。
作画崩れてる時あるけど、イメージの補完には十分。

552:名無しさん@ピンキー
06/09/18 21:02:57 Qkbmid8N
だからホワイトハートで読んで漏れにはアニメの絵は違いすぎるんだよぉw

553:535
06/09/19 00:23:47 xm8NhUL0
とりあえず、ブクオフあたりで買って読んでみます。

みなさまアリガト。

554:名無しさん@ピンキー
06/09/19 00:48:54 MdYBsbPw
「想い」の人は、誤字と投下後の自分語りが無ければ、、、と勿体無い。
控え室、でも言われていたのでお分かりと思うけれど自分の作品に満足して
いないなら、投下しなきゃ良いのに。正直、読み手は困るよ。
そんな凹む作品、投下しなきゃ良いのに、って。それに萌えたらなおさら、居たたまれん。
作品が嫌いじゃないだけに、ちと苦言。

555:名無しさん@ピンキー
06/09/19 01:36:21 TF0IR4Uu
随分と繊細だな。ンなもん、それこそスルーでけんのか?
何十レスも続く訳じゃなし。金払うわけでもなし。
多少読み手がナーバスなくらい、こっちは痛くも痒くもないだろ。

556:名無しさん@ピンキー
06/09/19 01:37:02 TF0IR4Uu
×読み手
○書き手

すまなんだ。

557:名無しさん@ピンキー
06/09/19 18:22:58 pL6T3KCV
でも、誤字は推敲すれば直せるだろ?
せめてそれぐらいはして欲しかったなぁ。
いいシーンで誤字が来ると萎えちゃうよ。
それは惜しい。
書き手の努力も無駄になる。

558:名無しさん@ピンキー
06/09/19 22:36:30 qaqXPMoS
>>557
>萎えちゃうよ。
萎えるのは勝手だが、このスレはお前のものじゃない
ただで読まして貰っているんだ。一々文句を言うな
職人さんが意欲を無くす

お前のような輩は、このスレの他の住人にとって極めて迷惑だ
今後とも投下作品に文句を言うのであれば去れ

559:句点がないと頭悪そうだという好例
06/09/19 23:59:11 pM10kMr9
レスするのは勝手だが、このスレはお前のものじゃない。
お互い気付いた点を指摘しあっているんだ。一々文句を言うな。

お前のような輩は、このスレの他の住人にとって極めて迷惑だ
今後とも好意ある指摘に文句を言うのであれば去れ



560:名無しさん@ピンキー
06/09/20 00:03:35 SyK4sS7Z
なにやってんだかもう。

ここは職人様の新しいネタおながいします!

561:名無しさん@ピンキー
06/09/20 01:34:26 Tg4h6td9
・阿選の手下に掴まってねっちり凌辱され、阿選本人からは洗脳されそうに
なりながらも、自分を取り戻して戴国飛び出す萌え燃えな李斎。
・虎嘯と鈴の擦れ違いラブ。
・心が虚ろになった陽子に「私を抱け」と命令され陽子の処女を奪う浩瀚。
→やがて訪れる調教の日々。
・面倒見る&見られる日々の中でひっそりできてしまった虎嘯×李斎。
・捨てばちな陽子にのっかかられ襲われるが途中で返り討ちにする六太。
・久々の逢瀬ですごいラブラブなのにぎこちなくなってしまう楽俊×陽子
・なかなか手を出してくれない氾王に焦れて自分から迫る氾麟。
・フェラ道具ピアッシングその他を王が優しく調教する氾王×氾麟。


職人じゃないが妄想ネタは書ききれないほど溢れまくってる。
ネタ浮かぶ能力と書きあげる能力は禿しく別物だな…orz

562:名無しさん@ピンキー
06/09/20 03:35:12 i+LfNwRq
(′Д`)モエー
ダメ元と思って書いてみないか


563:名無しさん@ピンキー
06/09/20 11:49:34 l2Q+F5JP
あいかわらず批判厨まだいるんだね


564:名無しさん@ピンキー
06/09/20 21:09:37 slcVQIXY
>>563
なんか、「お互い気づいたことを指摘しあってる」らしいよ。一人で。
そっとしておいてあげようよ。

565:名無しさん@ピンキー
06/09/20 22:22:19 nF7SDxzo
>>563
職人をけなして自分を偉ぶりたい自己満足厨がいるんだよ
そっとしとこう

566:名無しさん@ピンキー
06/09/20 23:35:00 IZIRzFwH
>>313の虎x鈴、がツボでした。ありがとう、職人さん。
シリアスかつエロ、が個人的に好きでして。原作がエロ比率かなり低いだけに、
キャラを壊さずにこうやってエロに持っていく職人さんには叩頭だ。

567:名無しさん@ピンキー
06/09/21 00:20:18 qDnWnCdw
ウ~ン、少し荒れ気味なのでスレの流れ読んだけど
やっぱりあえて誤字脱字を指摘するのはどうかと
プロの編集者ではないのだから

568:名無しさん@ピンキー
06/09/21 00:31:46 TYhhhdBS
>>567
俺もそう思う。誤字脱字くらい脳内変換すればいいじゃないか。
指摘するのが職人さんのためだと言う奴もいるが。
評価厨も多いよなここ。



569:名無しさん@ピンキー
06/09/21 00:38:58 5My44A+A
真面目な作風の人ほど、丹念に読み込まれて誤字脱字を指摘されるんだろーだな。
個人的には、終わってからじゃなく途中で、急がなくて良いから推敲ヨロ、
と言ってあげるのがいいんでないかと。
未然に防げれば最善だわな。


570:名無しさん@ピンキー
06/09/21 10:38:22 e5otz1tZ
流れ豚切りスマソ;

>561 の妄想に触発されて、李斎凌辱・洗脳~脱走と虎嘯李斎の
コラボな李斎話を書き始めたんだが、どうにか捕まるとこまでは
行ったものの、李斎と飛燕が素直にねっちりと犯されてくれません
。・(ノД`)゜・。
行き詰まり早すぎだorz
オマイラ何か良い案はないだろうか?
つか>561はどんな感じで考えてたのか聞きたい…


571:名無しさん@ピンキー
06/09/21 11:53:49 e7vhBin2
 |Q Q
 |・ω・*) おいらの小説はまだか?
 |o  o  
 |―u'

572:名無しさん@ピンキー
06/09/21 14:11:43 UqNUHZQN
561じゃないけど

阿選の手下に散々陵辱+エロ調教されていた李斎が未だにその快感を忘れられなくて、
羞恥心と浅ましさに苛まれながらも深夜一人でハァハァしてるのを
見回りに来た虎嘯に見られて俺が本当のナニを教えてやるぜ、

…みたいなのはどうよ?

脱走は飛燕辺りに頑張ってもらってさ。

573:名無しさん@ピンキー
06/09/21 14:14:34 UqNUHZQN
あ、スマソ。
本題ずれてたね。
陵辱系ならあれじゃないか、
主上が生きてることチラつかせて手足縛ってリンカーン。
定番だけどこれ最強。

574:名無しさん@ピンキー
06/09/21 14:48:24 UmPMWiLe
これも定番だがリンカーンではなくて脅してご奉仕させるのもいいかのう。
「李斎、主上の行方を知りたいのだろう」
「ぐぐ。まこと、まことであろうな」
「知りたくないというのであればそれでも構わぬがな」
「わかった。何をすればよい」
「まず、自らを慰めて見せてもらおうか」
「くっ」

575:名無しさん@ピンキー
06/09/21 17:52:27 Wq4E1qTs
なるほど!φ(..) >>572-574ありが㌧!!

>>572>>573
エロ調教イイ!ウマーですよ
>>572の展開にむしろハァハァしたよ…
主上を使うとは…思いつかなかった自分にorz

>>574
そうか、ご奉仕という手も…!
その会話拝借してもよろしいだろうか…?

576:名無しさん@ピンキー
06/09/21 17:56:17 9KVe+cee
おおっ、楽しみにしております!

577:名無しさん@ピンキー
06/09/21 18:43:23 U2if3lIv
>>575
「許す」
たぶんID変わっちゃってるがいちおー574です。

俺にはSSに仕立て上げる能力がないからハァハァ期待ですよ。
リンカーンでも脅迫でもどんとこーい。

578:名無しさん@ピンキー
06/09/21 20:49:04 qDnWnCdw
Wakutekaハァハァハアハァハァハァ

579:名無しさん@ピンキー
06/09/21 21:19:09 pMCKGSBX
a

580:名無しさん@ピンキー
06/09/21 23:20:15 UqNUHZQN
>>575
いや、自分も今阿選李斎で陵辱モノ考えてるからすげーやる気出ましたw
ありが㌧。
李斎へのエロ調教は主上自身でもイイオ!

調教済みの李斎を勅命で大人泰麒の初めての相手にする
(でもって自分は酒呑みながらその様子を楽しむ)
ドS鬼畜な驍宗の話が書きたいです。先生。


581:名無しさん@ピンキー
06/09/21 23:24:37 qDnWnCdw
ハァハァハアハァハァハァしてまってます

582:名無しさん@ピンキー
06/09/22 02:34:12 Q4AaCvSe
神が書き込む間の口汚しに、珠晶→利広を投下します。
とりあえず、前半です。

583:「代償」珠x利 1
06/09/22 02:36:10 Q4AaCvSe
「ねえ、利広?」
珠晶は臥牀の上、軽やかな寝息を立てている利広の耳元で囁いた。
「ん…どうかした、珠晶?」
利広は優雅に一つ欠伸をすると、薄目を開いて、傍らの供王を見やった。
作り物の人形のように端正な顔―ふっくらとした珊瑚色の唇、薔薇色に燃える頬、
すべすべと輝く肌、全てが生まれたてのように若々しい―ただ一つ老成した深い
底知れぬ闇を持った瞳が、利広を見つめる。
「あなた、私を好き?」
ふふふ、と利広は優しく笑う。
「好きだよ。こうやって、眠りの国から無理やり引き剥がすような横暴なところも」
「そう―なら、良いわ」
利広は珠晶がまたぞろ何やら文句やら不平やら愚痴やらを言い出すのではないかと思ったが、
思いがけなく悲しげな顔をするので、横たわったままその柔らかな頬に指を這わせた。
「どうしたの、珠晶?そんな悲しい顔をして。可愛らしい顔が台無しだよ?」
珠晶は他人事のように、それをうつろに眺める。
「ねえ、私、欲しいものがあるのよ、利広」
閨の場の可愛らしいおねだりか、と利広は薄く笑った。
「欲しいもの?うーん、何だろう?新しい騶虞?それとも君を美しく飾る髪飾り?
それとも又、身分を隠して荒民として国を見つめなおしたりしたい?
もしくはあれかなあ―」

584:「代償」珠x利 2
06/09/22 02:37:18 Q4AaCvSe
「そんなものは要らないわ」
きっぱりとした口調に利広は―これは長引きそうだ―と、思わず退路を探る。
褒めるか、叱るか、結局は泣いて怒鳴って怒鳴られて、それで珠晶は満足するのだ。
今回は、叱って逃げるか―、と心の中で安易に思った利広をを見透かすように、
珠晶は利広を睨んだ。
「私、身体中、あなたに知られてる。あなたに私の身体中接吻されて、全てを薔薇色に
染められたわ。あなたの細い指が私に触れる度、私の中にあなたの舌と指が入る度、
私は気を失ってしまうくらい気持ちが良かった」
矜持を捨て、ねだるような珠晶の声に利広は目を見開く。
「でも、交わった事はない。だって、出来ないもの。ね、私の身体は、小さくて?
でしょう?」
「ねえ、珠晶。君が小さくても、多分、世の中の女性の半数が体験している以上の
快感を私は君にあげていると思うのだけど」
そうね、と細く笑いながらも小さく嗚咽し始めた珠晶に利広は起き上がって、
その身体を抱きしめた。
「ねえ、利広?」
「珠晶?」
「私、大人になりたいわ。この身体を捨てて、大人になれるなら、何でもあげるわ、
利広に。死んでも良いのよ、何を捨てても良い。私、大人になりたい―」
あざ笑うかのように雷鳴が、霜楓宮に一つ落ちた。


585:「代償」珠x利 3
06/09/22 02:43:31 Q4AaCvSe
「出来ない事は無いと思うけど」
「『思うけど』?ならば、試してみたらいいじゃない」
「絶対に、痛むよ。痛いよ。珠晶。私はそういうのは主義じゃないんだ」
珠晶はひらひらと手のひらを振った。
「馬鹿馬鹿しい。あなたの主義主張はこの際どうでも良いの。あなたは私が好きで、
私が欲するものを与えたいって思ってる。だから与えられる機会を私がわざわざ
手向けてあげよう、ってだけよ。違う?」
ふう、と利広は深く溜め息を吐いた。
「ねえ、珠晶。申し訳ないけれど、君の言っている事こそ馬鹿馬鹿しい。たかが、
身体の一部分が身体の一部分に繋がるだけじゃないか。何でそんな依怙地になるの?
君らしくないよ」
利広は珠晶が望むままにそして己が望むままに、その幼い柔らかな身体を優しく
愛撫をし、いつくしんではいたが、男の楔を打ち込めないのは判っていた。
珠晶の秘所は、あまりに子供で、濡れる事を知らないから。それは、珠晶が王である限り、
永遠にそうなのだ。
身体は年を取らないから、取れないから―
「利広、あなたには判らないわ」
珠晶は再び冷たい老成した瞳で利広を見やると、薄物を剥ぎ取り、全裸になり臥牀に
横たわった。


586:「代償」珠x利 4
06/09/22 02:45:28 Q4AaCvSe
珠晶は王になった事を一度も後悔をした事がない。
苦難を極めた登極の際でも、厳しければ厳しいほど、己が国を救う一歩なのだと、
信じられた。
敬われなくて当然、敬慕や信頼は、己が動く事によってのみ築かれると判っていた。
一年や二年で、全てが上手く行くなぞ思わなかった。逆に、簡単に手に入るものは脆弱と
幸か不幸か幼い自分には賢明にも知っていた。
辛さと孤独は親友だった。
きらびやかに己を飾って、阿呆の振りをして、己に甘言を与える臣下を斬った―時には
己の腕で。
欲しいものは手に入れた。
あってはいけないものは斬った。
だが、どうしても手に入れられないのがある事に珠晶は気づくのだ。

私の身体は、何故こんなにも幼いのだ?


587:「代償」珠x利 5
06/09/22 02:49:48 Q4AaCvSe
「利広、いつものように口づけて。そして、私に入って」
利己は気が進まない。
珠晶の身体を愛でる事は、どこか骨董品を愛でるものに似ていた。触れずさわらず、
見つめるだけ―そこに「肉」は存在しない。
だが、珠晶は獣の交わりを求めているのだ、全ての体液を交換しあう行為。
「利広。『お願い』」
利広は王の言葉に屈した。

柔らかな肌は、ほんのひと時で湿り気を帯びる。
だが、秘所は堅く、閉じ続ける。
利広はいつになく、丹念にそこを攻めた。隠された茎を剥き、ぷるると震える花弁を
あらわにする。あらわになった花弁は、痛々しいほどに赤く蕾を大きくする。
その蕾を舌でちろちろと刺激した。普通の女性(にょしょう)なら、剥かれた蕾を刺激
され、ツンと爪先を伸ばしてじゅるりと壷から蜜が流すはず。
だが、珠晶の秘所はかたくなにその存在を隠し続けた。

―痛いよね?
利広は判っていた。土台、無理なのだ。身体はまだ十二歳のまま。月のものさえ知らぬ
身体なのだ。男を迎え入れられる訳がない。
利広のほっそりとした指は何とか入っても、男根が入るはずがない。


588:「代償」珠x利 6
06/09/22 02:55:44 Q4AaCvSe
「珠晶、君を壊すよ」
「壊しなさいよ。壊して。痛くして、すごくすごく痛くして」

小さなふくらみは、いくら愛撫してもツンと立つ事は無い。二つの頂きは、
悲しいくらいにつるりと平板なのだ。それでも、いつくしむように利広は接吻する。
ぴくん、と身体を震わす足の指に接吻する。ゆっくりと、一本一本、味わい、舐め尽し、
長い舌でぺろりと撫ぜる。
次は腿だ。
柔らかい、ふわふわとしたわたあめのような腿。
己の舌よりも柔らかい珠晶の肌に利広は接吻を繰り返す。
だが秘所は―堅く閉ざされている。
「珠晶、すごくすごく痛むよ?出来ないかも―止めよう?」
「いいのよ、この身体は血が流れても怪我をしてもすぐ治ってしまうもの」
無理だよ、と言いかけた利広は悲しく己を睨み続ける珠晶の瞳に出会い、口を閉じる。
手のひらで珠晶の瞳を閉じさせ、苦笑しながらもこっそりと己の唾液を屹立しつつある
男根になすりつける。
(こんな事は、間違ってるよな―)
ぬるり、と己の唾液で湿り気を帯びたのを確認し、利広は覚悟を決めて珠晶の秘所に
それをあてがった。


589:「代償」珠x利
06/09/22 02:56:44 Q4AaCvSe
半分投下しました。

また、続きは週末に投下をさせてください。
お読みいただき、ありがとうございました!

590:名無しさん@ピンキー
06/09/22 03:50:12 3gigTQ+e
>>589
ふぉぉぉぉ。
なぜか利広を惨殺するSSが書きたい気分になりました。やっぱり宮刑が妥当だよね?
今ならまだっ、挿入前にっ。チョッキン

さすがに廬家の次男坊・利広。
ろ・りこう……ろりこう……ロリコン。

珠晶ファンとしては利広赦すまじ!だけどウキーとなるくらい読ませてくれました。GJ。
続きが楽し……ゲフン……いや、けしからん奴です。利広ってやつは。

591:名無しさん@ピンキー
06/09/22 07:12:01 7gBmZthE
乙であります!

592:名無しさん@ピンキー
06/09/22 19:57:35 //f+RH6+
>589
GJでした! 読みやすくて雰囲気も良くて好きです。

>590の利広ロリコン呼ばわりと珠晶好きっぷりもGJかとw


593:名無しさん@ピンキー
06/09/22 21:51:55 rFjfkYKE
炉利広

594:名無しさん@ピンキー
06/09/23 00:36:19 YB415Yjs
素敵SS週末後半期待熱烈歓迎待機中
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)
我欲珠晶愛欲的SS!餃子!!大熊猫!!!

595:名無しさん@ピンキー
06/09/23 12:16:05 JKM/yxL1
昔は二次板にハァハァスレもあったんだが、絵師が少なくてネ
廉麟とか塙麟とか良い絵書いてた絵師が1人いたけど

596:名無しさん@ピンキー
06/09/23 21:36:48 YB415Yjs
フーン

597:「代償」珠x利 7
06/09/24 03:01:18 JuYG3LsO
こわばって拒む入り口を己の楔で揉みほぐす。少しだけこわばりが解けたところを
見計らって利広は珠晶の耳に吐息をあて、軽く耳朶を噛んで囁いた。
「最初は少しだけ、だからね」
楔を軽く刺す―利広の肉棒の先端がほんの少しだけ珠晶の中に隠れた。
「ああっ―、痛っ!」
珠晶は身体をよじらせ、うっすらと涙を浮かべて利広を見上げた。
「これで全部?大した事、無いじゃないの」
利広は苦笑した。
「珠晶、まだまだ私を全て収めてはいないよ。ほんの、入り口をさまよっているだけ」
珠晶は思い切り眉間に皴を寄せ、ぷい、と横を向き、利広を睨み付けた。
「利広なら、上手くやってくれると思っていたのに」
挑戦的な珠晶の言い方に、利広の胸の奥にはちらりと暗い炎―ならば、本当に君の破瓜
の相手を務めようか―と、黒い意地悪な気持ちが湧いた。
(珠晶より小さな女の子を技楼で見かけた事だってある、出来ない訳はないんだ)
暗く微笑むと、利広はかつてない程甘く囁いた。
「珠晶、僕の可愛い人。これからは私に語り掛けないで。ただ、気持ちが良い事だけ
考えて。うんと、心と身体を柔らかくしてくれる?」


598:「代償」珠x利 8
06/09/24 03:02:21 JuYG3LsO
利広は可愛らしく怯える珠晶の孔に接吻をした。
いつになく執拗に、花弁を舐めつつ、丹念に人差し指と中指の二本で蕾を揉み解す。
蕾がひくひくと蠢き、少しだけ赤く大きくなる。
(こんなに感じやすい蕾だもの。壷から蜜がこぼれたって良いはずなんだ)
長く細い利広の舌が生き物のように花弁を孔の入り口をそして咲こうと色づく蕾を舐める。
指と舌で絶え間なく攻められて、ぷるりと蕾がまた少し大きくなった。
片脚を持ち上げ、利広の左手は珠晶の感じやすい腿と膝の裏を、触れるか触れないかの
絶妙な動きで、撫ぜ回す。
「あ、あ、良いわ。良い」
「珠晶、口は閉じていて。どこか好きな場所とか、好きな男の事でも考えていて―
例えば猛々しい延王」
珠晶ははあ、と軽く喘ぎながら脚を大きく開き、可憐な孔を晒した。
「延王じゃないな、君の趣味じゃない。そう、例えばあの美しい氾王はどうだろう―
あの王はどんな風に臥牀で乱れるのかな―でも違うね、君はもっと男らしい男が
好きだもの。そうだ、懐かしい頑丘とか!あのたくましい腕に君はどう抱かれるだろう?」
利広は唾液をしめらせた指を後ろの菊門につつ、と移動した。肉環をいなすように揉み、
指の半分くらいを入り込ませ、くいくいと刺激する。
「でも頑丘は君の良い思い出だものね、友人だ。だから、違う」
「んっ、ん…ああ、やっ、駄目。んっん……!」
「いつもにこやかに君を見つめている、あの―ああ、まるきり検討外れなあ、供麒は」


599:「代償」珠x利 9
06/09/24 03:03:04 JuYG3LsO
途端、ぬるりと蜜がこぼれた。
(まさか)
前の孔が緩んでいる―そして蜜が、とろろと流れ始めた。
利広はその瞬間を逃さないように、己の一物をあてがう。
つるり、と己の楔が滑り込んだ。
「あ、あ、んん…!」
珠晶はいやいやを繰り返すように首を振った。
「供麒は、知ってるのかな。私がこうやって君の臥牀でしている事」
「だ、駄目…よ」
くくく、と利広は腰を小さく動かした。珠晶は喉まで貫かれたように、びくん、と体を
を振るわせ、背中を反らす。
「駄目よ。言わないで―供麒には―ああっ」
軽く先端を蜜壷の入り口あたりを動かすだけで、ぬぷぬぷといやらしい音がする。
「その愛らしい口をお閉じ、珠晶。ただ、君を愛しく見つめる誰かさんを考えていて」
利広はずい、と楔を打ち込んだ。
「ああああああっ、いやあっ!」
利広は痛みに泣く珠晶の唇を封じると、ずるりと舌を珠晶の口の中に差し入れた。


600:「代償」珠x利 10
06/09/24 03:05:09 JuYG3LsO
真珠の歯をなぞり、歯茎を舐める。
歯をこじあけ、菓子のように甘い舌を吸い、からめとり、利広は腰を小さく動かす。
「痛い?痛めつけてる?ごめんね、だって僕は優しい神獣じゃあないから」
意地悪く言うと、更に利広は小刻みに動く。ぬぷっぬぷっ、と蜜が敷布に垂れる。
利広はほとんど身動きが出来ない程の珠晶の食いしめに、何度も頂点に昇りかけて、
意思の力で地上に降りてくる。
「珠晶、もっと深く行くよ」
ぐっ、と腰をいっそう打ち据える―と、ぷん、と血の匂いが室に漂った。
「はあっ…!」
珠晶の頭が跳ね上がり、何事かを叫びながら、珠晶は臥牀に落ちた。
利広も同時に、精を珠晶の中に放ったのであった。

「何かが、私の身体の中心に残ってる感じ」
「そうみたいだね」
「何かが、まだ刺さっている感じなのよ」
「そうだろうね」
ぼふっ、と利広に珠晶は枕を投げつけた。
「何なのよ、その不遜な態度は?何様のつもり!?」
くくく、と笑うと利広は珠晶の小さな肩に接吻し、するりと敷布をかけてあげた。
利広は臥牀から優雅に立ち上がり、薄物を着けると、卓上の酒をこくり、との飲む。


601:「代償」珠x利 11
06/09/24 03:07:16 JuYG3LsO
「大人になった、気がする?」
珠晶は臥牀の上でぴくり、と身体を震わせた。
「さあね―ところで利広、私、良かった?」
そうだねえ、と利広は薄く微笑む。
「実際、君の中はとても小さくって。動きが取れない程。快感かと言えば、ちょっと違う」
「そうなの…」
「でも、素敵だったよ。ぞくぞくした」
ぎろり、と珠晶は臥牀から利広を睨む。

「この前、一人処刑したわ」
「何の罪で」
「天綱を疑問に思い、民達を扇動した罪。その首謀者。胎果であった知識人が恭にも
居てね―『民主主義』とやらを広めたいと思ったらしいわ」
「ふうん…よくある、話だが」
「私の国ではね、死に逝く者の望みを叶えてあげてから、斬首するの」
珠晶は臥牀から身体を起こし、茶を一口含むと溜め息を吐いた。
「素晴らしく寛容な慈悲を持った『しすてむ』でしょ?愛しい人を抱きたい、って彼は
言ったわ。司刑はとんでもない、って言ったけど私は承認したの」
利広は珠晶を黙って見つめた。
「抱きたい、なんて言いながら、抱かれていた―大きな女性の腕が彼を包んでいた」
珠晶は着物を手早く身に着けると、利広の杯を奪い、こくん、と一口飲んだ。
珠晶は更に杯をあおり、ちらり、と利広を見つめた。


602:「代償」珠x利 12
06/09/24 03:10:13 JuYG3LsO
「大きな腕だったのよ―利広。罪人を包む腕―厭わしいと思った。でも、彼は、
幸せそうに死んでいったわ」
「処刑を見守るのは初めてじゃあないだろうに―」
珠晶は、ふふ、と笑うと、その軽い身体を利広の膝の上に乗せた。
「ねえ、太子様。あなたの命が明日で終わると宣告されたら、あなたはどうする?」
珠晶の問いが利広の胸を刺す。
「そう…だね、もう、実際十分すぎる程に生きてるから、私は何の変わりもない一日を
送るかなぁ。飲み、語らい、歌を歌い、そして女達の笑い声とともに、眠る―」
「素敵ね」
つまらなそうに言うと珠晶は利広の胸に己を預けた。
「君は、どうしたいの。珠晶?明日が君の最後の日なら?」
「笑わないし、誰にも言わないと、天に誓う?」
「笑わない。そして、誓う」
「誰かに言ったら、あなたのそのご立派な一物が腐って落ちてしまうと誓う?」
「誓う」
そうね―、と珠晶はまるで老婆のように震える低い声で語る。
「―供麒に私を抱かせてあげるわ。あいつ、毎日会えるのに私の絵を部屋に飾って
阿呆みたいに叩頭し続けているのよ。本当に馬鹿よ」
くつくつと珠晶は笑って利広を見上げた。
「馬鹿みたい。体中についた、貴男からもらった薔薇色の刻印を見て『どこかに
お身体をぶつけられたか?』だの
『奏の太子とは夜通しお話がはずむようですね』って。馬鹿じゃないの、一晩中
語らいだけで終わる訳がないじゃない―!」


603:「代償」珠x利 13
06/09/24 03:11:40 JuYG3LsO
利広は憤る珠晶に吹き出した。
くつくと笑う利広をぎろりと珠晶は睨んだ。
「ああ、話がずれたわ。そうではなくて―もしも明日が最後なら?」
「有り得ない。だから、そんな『たられば話』」になんて乗れない」
「有り得ない、なんて馬鹿な事を言わないで。利広、あなた程の人が、新しい風が
吹いているのを感じないの?」
利広は、誰より知っていた。大国の中枢に居つつも、自由に市井を駆け回る自分。
己が一番知っているのだ―この十二の国で成り立っている世界が音を立てて、
揺らいでいるのが。
有り得ないことばかり。消えた戴王、角をなくした泰台輔、胎果の王が二人―
「大丈夫よ、利広。私はあなたの最後を見てあげる」
己の瞳に写る珠晶の顔がずいぶんと年上に利広の瞳にうつる。
「私は感じるわ。どんなに良い政を施いてても、私たち、討たれるわ。明日じゃない、
まあ、何十年か後かしらね。でも、長生きしている私たちには瞬きするくらいの時間」
にっこりと笑うと珠晶は利広の頬に接吻した。
「それまでにあなたも、誰かを愛せると良いわね―とても辛くて―でも、とっても
良いわよ。私には抱きしめられる程の大きな腕も胸も無いけれど」
悲しい、瞳。
「私を使ったくせに」
「破瓜のこと?」


604:「代償」珠x利 14
06/09/24 03:13:15 JuYG3LsO
「利広以外には、お願いできなかったから」
「『大人になりたい』って泣いてた。まるめこまれた自分が、ちょっと馬鹿みたいだね」
珠晶は、ふうっと、溜め息を吐いた。
「それは―本当よ。大人になりたい、大きな身体で愛しい誰かを抱きしめたい―まあ、
無理なのだけれど。でも、利広に貫かれた瞬間、少し自分が大きくなった気がしたわ」
「供麒を抱けるくらいに?」
「供麒の『それ』が、あなたのより小さければよいのだけれど」
「小さいに決まってるじゃないか!愚問だよ!」
くすくすと珠晶は笑った。
「眠りましょうか」
「傷ついた」
「私が、治してあげる」

小さな舌が利広の身体を這う。ひんやりした指が、肉棒をつまみあげ、簡単に屹立させる。
利広は、教えすぎた事を少し後悔する。

「でも、まさか、だよ。供麒かあ…」
「お黙りなさいよ」
かぷ、と小さく歯を立てて珠晶は反撃した。
「痛たたたっ。優しくしてよ!」



605:「代償」珠x利 15
06/09/24 03:24:20 JuYG3LsO
ねえ、珠晶。
言葉無く、利広は語る。

供麒は知ってるよ―君の部屋の窓に揺れる影。
私を決してまっすぐに見つめない瞳。
苦く微笑む、その口。
君に伸ばした腕が所在無くさまようのを何回見た事か。
ほら、今も金色の鬣が瑠璃のそばで揺れている。
血の匂いを嗅いだだろうね。
君の心を知らず、供麒は泣いている。
お人よしの、垂れた目をますます下げて、泣いているのだろうね。
でも私は何も言わない、だってしょせんは他人だから。

最後の時の前に、君が供麒を抱ければ、と私は思う。
同時に、とてつもなく暗い炎が胸を焼くのを感じる―ぐぐっ、と乱暴に利広は
腰を打ちつける。と、珠晶は呟いた。
「あなたにも、判るわ―いつか。侵せないものが、あるって。最後の瞬間まで」
「愚かだね。好きなものを最後まで取っておくなんて、子供みたいだ」
「だから、大人になりたいのよ。でも、無理みたい」


606:名無しさん@ピンキー
06/09/24 11:39:15 zKVFnFk2
つづきキタ――――――――――――!

607:名無しさん@ピンキー
06/09/24 18:22:57 aWaTrql7
わは。わはは。利広が当て馬役とは思わなかった。
見境無く手を出す報いだ、ロリ広。

珠晶とまっちょ麒麟の高度なSMプレイの道具だったのね、ロリコン太子。
きっと、ロリコン太子が帰り際に厠で小用をたしていると横に供麒が並ぶんだ。
んで、ロリコン太子がちらっと覗き込むとその立派な陽物に愕然。
「あんな馬並みが相手じゃあ、私が練習役に使われるのも無理はない」とか
しおしおと項垂れながら国へ戻るんだ。そうに違いない。
……でも供麒がいい思いをする展開も赦せん気がする。ウキー

なんて妄想を刺激してくれましたよ。GJ。
変な感想でごめんよー。

608:名無しさん@ピンキー
06/09/24 19:34:00 d1rlMXwR
>604
供麒のは多分こんなん
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)

609:名無しさん@ピンキー
06/09/24 19:48:15 tKJrWFpg
ちょ、SS職人さんも絵師さんもGJ!!!!!!!!!1!!

610:名無しさん@ピンキー
06/09/24 20:43:37 G9PFS31Q
良作。゚+.(・∀・)゚+.゚キター!!

>>608
ワロタwそら怖いわwwwww

611:名無しさん@ピンキー
06/09/24 21:43:03 h3gm6dU+
GJ!

612:「代償」珠x利 16
06/09/24 21:56:48 JuYG3LsO
利広は珠晶の細い脚を抱え上げ、自分の肩の上に乗せた。
ぐぐっ、と深く己を突き刺す。
「ひゃ…ん!」
柔らかな肉壁がひくひくと動く。最初のときよりも、ずいぶんと感じやすくなっている
ようで、珠晶は身体をねじり小さく嬌声を上げ、脚をばたつかせた。
「暴れん坊さんだね」
利広はしっかりと珠晶の足首を握り締め、動きを封じた。
あらわになった秘所は赤く濡れ、利広の竿にからみつくように肉環がぴくつく。
(覚えの早い身体だな)
かたくなだった秘貝はずいぶんと柔らかくなり、ねっとりと利広の竿を吸った。
動くたびに、ぬぷ、ぬぷと、血の混じった桃色の蜜が零れ落ち、敷布を染める。
「声をあげて、珠晶。君の声が聞きたい」
はっはっ、と息を荒げて利広は言う。
「あっ…ん。嫌よ、ううっん…貴方の言うなりなんて」
ずい、と利広は腰を一層深く打ち据えた。
「ああああっん!!痛っ…!!」
(供麒、お前の主の声を聞くが良い―)
「私は、行くよ」
「うっ…ん、んっんっ、行って、行って、り―」
「珠晶―」
壊してしまいそうに深く差し入れ、珠晶が痛みのせいか、がりっと利広の肌に爪を
立てた瞬間、利広は精を解き放った。


613:「代償」珠x利 17
06/09/24 21:58:55 JuYG3LsO
「何だかすっきりしたわ。身体はどうやっても大きくならないし、胸だってこんなに
平らなままだけれど、でも男と女の営みには、対応出来ると判ったから良しとするわ」
「私が優しかったから、出来たんだよ」
「それ以上に、優しくしてくれる人もいるでしょうけどね」
それにしても、と珠晶は笑って、利広にすり寄った。
「利広、貴方さっきすごおく意地悪な目をしていたわ。そしてずいぶんひどく私を突き
刺してくれたものね。ひりひりしてたまらない」
(君が私を意地悪にするような事を言うからだよ)
「…これからは、もっと優しくするよ」
カタッと、小さく瑠璃の窓が揺れた。
「―風、だね」
利広は面白くもなさそうに言う。
珠晶が目を細めて、窓の方をちらりと見やった。
「貴方が来る日はよく風が吹くのよ、私の部屋の周りに」
利広は珠晶の横顔を見つめた。
「君は―知っていたの?」
珠晶は疲れた顔を利広に向けた。
「今日はお互い無茶をしたわね―眠いわ。貴方、見送りは要らないでしょうから、
私が寝入ったら、また適当に出て行ってちょうだい」
珠晶は敷布にくるまり、利広に背を向けた。


614:「代償」珠x利 18
06/09/24 22:02:30 JuYG3LsO
(大きな身体で愛しい誰かを抱きしめたい―)
(貴方が来る日はよく風が吹くのよ―)

慈母の心と残酷な子供の魂。

どちらも、珠晶なのだ。
小さな身体に大きな矛盾を抱えて生きる、一人の王。
君が王でなかったら、君が大人の身体を持った女性だったら、君はもっと幸せだったの
だろうか。どんな絶望を抱いて、何を代償にして、王として生きているの?

「不器用すぎるよ、珠晶―」

思わず、ぐっと自分の腕を掴んだ利広は―痛ぅっ!―と舌打ちする。
珠晶が付けた、小さく深い傷。
血が滲んだ傷口を、ぺろりと利広は舐めた。
そして、柔らかな騶虞の毛に顔を埋め、少しだけ泣いた。

泣けない女王の代わりに。
一人で冷たい臥牀で眠る少女の代わりに。
愛しい人を傷つける事でしか生きていけない女の代わりに。

夜明けは、まだ遠い。
それならば、自分くらいはその長い夜に付き合おう。

<了>

615:名無しさん@ピンキー
06/09/24 22:06:47 h3gm6dU+
おおっ!

616:名無しさん@ピンキー
06/09/24 22:08:24 s9D1W4ox
GJ!!!!!

617:名無しさん@ピンキー
06/09/24 22:17:38 G9PFS31Q
神ジョブ!!!!すばらしい!

618:名無しさん@ピンキー
06/09/24 23:39:52 oAvt2D7s
せつない GJ!

619:名無しさん@ピンキー
06/09/24 23:58:21 +wfZLWTG
GJ!!!!!!
エロも良かったが、ピロウトークと利広の独白に萌えた。
エロの中にも十二国記がちらつく話はイイ!!

620:名無しさん@ピンキー
06/09/25 03:12:59 YKNbSOJ1
リコウスキーなので、良ければ、後日談とか、お願いします。
珠晶もそうだけど、利広も辛すぎるよ~うえぇぇん。

621:名無しさん@ピンキー
06/09/25 03:47:50 80cWySdC
こうきたか、というオチににんまりしました。
エロいし面白いしで、GJ!

622:名無しさん@ピンキー
06/09/25 07:56:56 5DMCV9gC
最後まで供麒がヘタレのまんまなのが、イイ。
GJ!

623:名無しさん@ピンキー
06/09/25 15:09:35 Z8zCRRLr
GJGJGJGJ!!!!!!!!
エロ云々じゃなくて普通に読み物として面白かったです!
勿論エロさも最高でした!

624:「代償」を書いた人
06/09/26 02:35:08 aJs/aaxU
お読み頂いて、そしてコメントを書いて下さった方、有難うございました。
自分もかなりのリコウスキーなので、この最後は可哀想なのですが……
本当に、GJコメント、有難うございました!

625:名無しさん@ピンキー
06/09/26 20:27:08 +fmH2g8w
乙!GJ!!

626:名無しさん@ピンキー
06/09/30 00:09:10 ABNUsdMM
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)


627:名無しさん@ピンキー
06/09/30 09:59:28 iPvFGg7j
>626
GJ!
珠晶タン'`ァ'`ァ(*´д`*)'`ァ'`ァ

628:名無しさん@ピンキー
06/09/30 14:04:02 iXrxkf4g
>>626
手に持ってるキリンさんはやっぱりえっちな道具にもなるキリンさんなのでしょうか。
角がちょっと痛そうだな、と。

629:名無しさん@ピンキー
06/10/01 12:16:05 caMv+Ryt
その角の刺激がポイントです
でも入れるには大きすぎるような・・・
供麒を受入れるためのトレーニング用でしょうか?

630:名無しさん@ピンキー
06/10/02 00:15:42 fFaR5TO7
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)


631:名無しさん@ピンキー
06/10/02 21:58:34 TchfeIra
なかなか良い絵師さんで
ゴッツンァンです

632:名無しさん@ピンキー
06/10/03 00:36:26 fiwP7bXr
太腿にハァハァしつつ後ろの陽子に地味にワロタ

633:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 21:54:38 fklmC1su
『騎乗』(その1)

珠晶はほうっと溜息をついた。
疲れ切っていた。
恭王珠晶は十二国のうちの一、恭国生まれの娘。

12歳で昇山し、麒麟より王として選定を受け登極した。
王となった時点で仙籍に入り、不老となるので登極から90年、
つまり統治90年が経った今でも外見上は12歳の少女のままである。

恭国は白海と黒海の沿岸、十二国のうち北西に位置する。
首都は連檣。王宮の名は霜楓宮。
ここはその霜楓宮の奥深くにある恭王の座所。

私室にあたるが、朝議の場を下がって後、宰輔を伴い政務をこなすことも珍しくない。
宰輔すなわち恭国の麒麟は供麒。背の高い雄麒麟である。
麒麟は王を選び、臣下に下った後、宰輔として王を援ける。
そして麒麟は王以外にはけっして膝を折らない……とはいえ、
日頃からその王の側近く仕えているのだから、いろいろと気苦労も多いらしい。
「ねえ供麒」
「何か?」
「面白くないわね」
「はあ」
「何よその反応は?」
「いえ、別に」
「麒麟なら王の心を察するぐらいできるでしょう?」
「は?」
「そうだってあたしが決めたの! あ・た・し・が!」
その日、恭王珠晶の風向きは少しおかしかった。

「ああ、王宮の深奥にひっそりと息づく美貌の女王として、
あたら青春の熱い血潮にも触れることなく、あたしは朽ち果てていくのね」
恭王の戯言を相手にするべきではない、と判断した供麒は顔を伏せて無言であった。

「ねえ、供麒」
珠晶の声色が変わった。どこか媚びるような、猫なで声になっている。
どうやらろくでもないことを考えているらしい。
「あたし、少し興味のあることがあるんだけど」
「何か?」
「神獣である麒麟も発情するのかしら?」

供麒はやれやれというように溜息をついた。
「主上、王としてあるまじきお振る舞いは国が傾くもととなります。お慎みくださいますように」


634:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 21:56:06 fklmC1su
(その2)

供麒は諫止したつもりであったが、珠晶は不満らしく唇を尖らせた。

「あんたは蓬山に26年もいたんだから、
女仙たちに囲まれてちやほやされながら、よろしくヤッてたって噂じゃないの」
「だ、だ、だ、誰がそのようなことを?!」
珠晶はしてやったりと言うように、会心の笑みを浮かべると、
「ひっかかったわね! あたしがちょっとカマかけただけで、
おまえはすぐに顔にでるんだから! ほほほほほほほほほ!!」
供麒はしまったというように、臍をかんだ。
勝ち誇って笑い続ける珠晶は、まるで妖魔であったという。
やおら供麒の方に向き直り、さらに目を細めてこう言った。
「ちょっと見せてみなさいよ」
「な、何を?」

「何って、あんたの下半身にだってナニがついてるんでしょ?」
「ナニとは何事を?」
「ええい! まだろっこしいったらありゃあしない! ちょっとこっちへいらっしゃいよ!」
供麒が連れ込まれたのは、通常は王が寝殿として用いる奥の間である。
まれに宰補がここで主上に内々に奏上することがある。
さいわいあたりに人影はなく。

「ここなら誰にも気がねはいらないわよ」
「気がねと仰せられても……私は、私は……」
「大声出すわよ」
「主上!」
「騒ぎをききつけて女官がやって来るわ。ここは王の寝殿……あんたに失道の罪があることは明らかでしょ?」
はかられた……。
供麒は肩を落とした。王の命とあらばいたしかたない。
覚悟を決め、裾をひらき、下帯を緩めた。

「ほう」
「………………」
「ほほう」
「何か……?」
「男らしいじゃないの」
「ぎょ……御意……って、その、あの……」

珠晶は珍しいものを見るように、手でさすったり、つまみあげてみたり、指先ではじいてみたりした。
この時、供麒の陽物は、天を突かんばかりの勢いを見せていたという。
もちろん、文官に記録させるようなことではないが。
珠晶は小狡そうな笑みを浮かべた。
「……こういうのをウマ並みって言うのかしらね?」
「主上、そのような知識をいったい何処で……?!」
「うるさいわね! こう見えてもあたしは序学時代には学頭だったんだから!
でもヒトと麒麟の性交は可能なのか、老師は教えてくれなかったわ」
「それは……」
「試してみる必要があるわね」
「主上おおおおお!!」


635:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 21:57:37 fklmC1su
(その3)

泣きそうになる供麒をよそに、珠晶は衣冠を解き、前をはだけ、下衣をするするとほどいてゆく。
……と、珠晶のほっそりとした柳腰が、外光のとどかない薄くらい寝殿の奥で、
まぶしいほどに白く浮かび上がって見えた。
「うふふ……」
ちろりと舌で唇を舐める仕草が、妙になまめかしく、大人びて見えたのだが、
彼女の首筋から胸の谷間にかけて汗のしずくがつつ……と、滴り落ちるのが目に留まった。
(やはり……緊張していらっしゃる)
珠晶は気を張っていたのだということを、供麒は看て取った。
そして供麒自身もまた、珠晶の裸身を眼前にして、
理性とは裏腹に興奮の度合が高まっていくのを抑えることができなかった。

「本当にこれがあたしの中に入るのかしら?
壊れちゃったりしないのかしら?」
「何も無理になさらなくともよろしいのではないかと……」
「うるさいわね! あんたはそこに寝そべって、自分のサオをおっ勃ててればいいのよ!」
「主上、寝るのか立つのかいずれを御下命で……?」
供麒は泣きそうな声で必死に抗った。
「ちょっと黙ってらっしゃい! 気分を出してるんだから。ん……」

珠晶は、己のやんごとなき性器に、麒麟の雄器官をあてがい、腰を動かして位置を定める。
十二国の世界での男女のまじわりについて、天帝は詳しい記録を伝えていないが、
町に出れば娼館もあるのである。
男女の営みは蓬莱におけるのと同じようにあるのであろう。まあ、そういうことなのだろう。

「すごい……! 信じられない! 入っていくわ! で、でもちょっと……キツい」
供麒の男性器は、その時根元まで呑み込まれていた。
背筋に電流が走ったかのように、珠晶は身を震わせた。
「ああ……! あひっ! いいっ、痛っ……!」
「主上、もうおやめください……」
「男を受け入れる肉体の痛みに耐える、健気な女心がわからないの?!
麒麟は慈悲と寛容の生き物だなんて言いながら、なんでこんなに狭量なのかしら?!
そのへんの騎獣の方がよっぽど気が利いてるわよ!」
「騎獣と一緒にされては……。麒麟は……王以外の者を乗せることは……あ、ありません」
「だ……だからあたしが上になってるじゃないのよ! あんたバカあ?!」

やや単調な動きに、珠晶は飽いてきたようである。
「もう少し気分を出しなさいよ。王を悦ばせるのも麒麟の役目よ」
「如何ようにいたしましょうや?」

「ちょっと胸でも触ってみるとか、お尻を撫ぜてみるとかしてみたらどうなのよ?」
「で……では、そのように」
供麒がおもむろに手を伸ばした。珠晶の宝珠のような薄桃色の乳首に触れる。
「あっ」
珠晶が身体をびくん、と震わせた。
「いかがいたしました?」
「何でもないわ! か、感じてなんかいないんだから!」
さらに珠晶のふくらみを、てのひらで包みこむように揉みしだく。
やさしく、神々しいものに触れるかのように。すると、珠晶は眉根を寄せ、上半身をのけぞらせた。


636:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 21:59:46 fklmC1su
(その4)

「こ、声が出ちゃう! きゃう……!」
どうやら少女らしき外見に相応の喘ぎ声が出せるらしい。
自らの発した声に羞恥を覚えたのか、珠晶はしばし声をひそめ、
息を殺すようにして、腰を動かした。

「主上、このへんでもう……」
「主上なんて……褥の中では、珠晶って呼んで」
「しゅ、しゅ、しゅ……しゅしょ……しゅygよおお!!!」
「なに本気にしてるのよ、この馬鹿! あっ……ちょっとよくなってきたかも」
ため息のような声が、やがて喘ぎに変わり、しだいに激しさを増していった。
「ああっ……! あふん……! はぁん……!」
君子豹変というが、ふだんから冷徹で才気に溢れる珠晶が、供麒の前で、
というか腹の上でここまで乱れようとは。

「ああああ! 穢れを知らないふくよかな乙女の乳房に、
こともあろうに臣下の分際で、乱暴に触れているのね……! 触れているのね!」
珠晶は少し切なそうにして言った。
ただし、ふくよかというほどではない。
殊晶の乳房は外見上の年齢に相応の、小ぶりで固くひきしまったものであった。
「何か言いたそうね?」
「い、いえ、別に」
珠晶は蠢動を止めなかった。
柳腰があやしくうねり、股間の柔肉は供麒の陽物を銜え込んだまま、
蜜液を泉のようにほとばしらせていた。
供麒がとうとう音を上げた。
「主上、もう限界が……」
「だったら、出せばいいじゃない」
「しかし……それは」
「ほほほほほほほほ!
おまえの薄汚い白濁した精液を、思い切りあたしの中ににぶちまけるのよ!」
男性としての本能と、主従の間に横たわる忠心との板ばさみとなって揺れ動く供麒に、
珠晶は容赦なく非情な言葉をあびせかける。
「お……お赦しを。膣内(なか)に出すのは、ご容赦を……」
「駄目よ、赦さない。さっさ達しちゃいなさい。おまえがイク時の顔を見ていてあげる」
珠晶の瞳が意地悪そうに光った。頬が上気している。
腰の動きをさらに荒げて、締めつけをきつくすると、供麒はたまらずに声をあげた。
「あうっ!」
ほとばしる麒麟の体液を、珠晶は己の体内に受け止めた。
供麒は、果てると同時にがっくりと前のめりにつっぷした。
珠晶もまた……。
「ああ……ん」
よかった……と口には出さないものの、恍惚とした表情が珠晶の今ある境地を物語っている。
どさり、と身を投げ出した。


637:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 22:01:44 fklmC1su
(その5)

二つの肉体は折れ重なるように倒れたまま動かなかった。
ただ、裸の胸だけを波打たせている。寝殿には時間が止まったかのような静寂が満ちていた。
やがて、少し疲れた気色を見せて、珠晶は褥の上に横臥したまま、気だるそうな声音で命じた。
「疲れたわ……今度はあんたが上になりなさいよ……!」
「主上の上になるなど恐れ多く……」
「なによっ! 女に腰を振らせるなんて、男として最低よ!
まったく、ああ言えばこう言う……。延国の麒麟の向こうを張って
『阿呆』とでも名づけてやろうかしら!
とかなんとか言いながら……なにこれ?! もうカタくなってるじゃないの!」
「これは……恐懼してそうろう」
供麒は恥じ入って顔を伏せた。
「それでは、かしこまりまして……」
勅許を得たのである。供麒は事ここに至ってはやむなしという表情を見せると、
寝床の上を珠晶ににじり寄った。

「どーせ里木に帯を結ばなければガキなんてできゃしないのよ!(禁句)」
いつでもいらっしゃいとでも言いたげな、いささか自己中心的な素振りで、
珠晶はしどけなく股間を開いていたが、供麒はややためらったのち、思いがけない行動に出た。
やおら麒麟は珠晶を持ち上げるようにして、彼女の身体を反転させた。
珠晶に倍しようかという上背のある体格の良い供麒が、小柄な珠晶を裏返したのである。
珠晶は、寝床の上で四肢をついて腹這う格好になった。
それは珠晶にとっても驚天動地であったろう。
供麒はそのまま珠晶の上に覆い被さってきた。

「ちょっと、なにっ?! 嫌よ! こんな格好!!」
珠晶は思わず逃れようとする。
その時、さらに供麒は大胆な行動を取った。
真っ赤になって怒鳴る珠晶を尻目に、供麒はかまわずに珠晶の腰を抑え、
臀部の双丘をおしひらくようにする。
「ばかっ! 恥ずかしいっ!! やめなさいっ!!」

「主上の菊門の襞が良く見えまして」
「ひっ……! そ、そんなこと……! 何言ってるのよ?! 慎みを持ちなさいよ!」
供麒は委細かまわず、
「それでは、お覚悟を」
供麒は、ぐい、と腰を突き出し、珠晶の背後から挿入した。
「いやあっ!!」
ずしん、ずしん、と大きな波が来た。供麒が腰を突いて、珠晶の蜜壷を深々とえぐったのである。
「いにしえの国産みの神はセキレイの交尾を見習い、
後背位でまぐわったと言い伝えにもありまして」
「それどこの古事記?! ぜんぜん世界観違うし! だいたいあんた何様のつもり?!」
珠晶は気色ばんだ。しかしその抗う力はそれほど強くはない。
「で……でも」
珠晶は自分の内部へと、巨大な肉の棒が突き入り、激しくうごめくにつれて、あやしい気分になっていくのを抑えきれなくなっていた。


638:北浦芸州 ◆23/uzLvV9w
06/10/03 22:03:35 fklmC1su
(その6)

「ああ! ふ……深い! 深いわ!!」
後背位は正常位に比べてより深い結合感が得られるという。
珠晶は自ら腰を振り、思うざま身悶えた。
「よ、良いぞ、供麒! いい!いい!」
「ありがたき幸せ……」
「あたしばかり良くっても……あんたはどうなのよ?!
あたしの……中は?!」
「主上の秘貝は、貴種にございます!
上貝にございます!」
「そんなこと……あたりまえでしょ!」
雄麒麟と、幼い姿かたちの女王の体液の匂いとが褥に満ち、ふたたび絶頂の時が近づいていた。

「いって! 供麒! あたしの中に……出して!!」
供麒は眉を曇らせ、珠晶の臀部の肉を鷲掴みにすると、ぐいと引き寄せた。
きゃあ―っと、珠晶の唇から絶頂に達する嬌声がもれた。
ややあって、崩れ落ちていく珠晶の膣内に、白濁した麒麟の精が注ぎ込まれた。
だく、だく、だく……と。
そして、寝間には精も根も尽き果てて棒のように転がる二つの肉体があった。

やがて、珠晶はけだるそうに身体を起こすと、脱ぎ散らかされた衣を掻き抱き、裸の胸を隠した。

「イイようなよくないような……微妙なところね
取りあえず仙と麒麟も性交可能だということはわかったわ」
自分も十分愉しんでいたように見えるのだが、珠晶は妙に醒めたような口ぶりで言った。

「それより…」
珠晶はいったん言葉を切ると、上目遣いに供麒を睨みつけ、
「どうしてあたしがイクって時にイかないのよ!!」

珠晶は供麒の股間を思い切り蹴り上げた。

(おしまい)



639:名無しさん@ピンキー
06/10/03 22:05:05 O5j1Z+nl
GJ!
笑わせていただきましたw


640:名無しさん@ピンキー
06/10/03 22:06:41 XwtUZx+P
GJGJGJGJ!!最後に笑た

641:名無しさん@ピンキー
06/10/03 22:48:10 iytJ1S7Y
責めM!!テラワロスw

642:名無しさん@ピンキー
06/10/04 00:40:27 hZAo7Q9d
珠晶、ラスト「大馬鹿者っ!」が抜けてるぞw



続けて珠晶キター!でGJのきわみ

643:575
06/10/04 20:27:15 9+4gsEXV
>>577
お返事が遅くなったが、迅速なお許しありが㌧w
頑張って書いてるから、待っててくれ!

>>580
こちらこそありが㌧!!
書いてください先生。叩頭礼でお願い申し上げる。

>>代償のお人
心の底からG J …!
二人に幸多からんことを…

>>騎乗のお人
コンボで幸せにさせていただきました。
ごちそうさまですw

644:淫蕩の呪
06/10/05 18:44:12 vPR8ip6B
>>561のピアスの文字に触発されて書いてしまった。
「無駄に長い」「視点がコロコロ変わる」「エロは薄い」
最後、微妙に鬼畜・スカ・その他諸々あり 苦手な人はスルーね

1.
明るくなって来てはいるが、朝と呼ぶには少々早い時刻
目を覚ました李斎は傍らに赤ん坊の様に眠っている泰麒の痛々しいまで短く切られた髪を
なでながら昨夜のことを思い出していた。

壊悴が癒え目を覚ました泰麒と言葉を交わしたのだ。
力が使えず使令や女怪は失われたままではあっても、麒麟である彼は漆黒の闇に射す
一条の希望であった。

その夜、安心したせいかしばらく起こしていなかった「発作」を起こしてしまった、
あの屈辱的で浅ましい発作を……


床についてしばらく経った頃、無意気の内に阿選によって二度と生えてこない様刈り
取られてしまい、飾り毛を失った股間に手を伸ばしそこから湧き出る快楽を貪って
しまった。
しかし、その渇望感は手だけでは決して満たされることはない。
男だけがもつ器官を女の部分に突き入れて、完全に我を忘れるまでかき回されないと
収まらないのだ。
男を求めて部屋をさまよい出た李斎は気が付くと泰麒が寝ている部屋に忍び込でいた。
泰麒の夜着をはだける
「いけない…」
だが躊躇いは一瞬で、ほっそりとした体に不釣り合いな牡の器官が現れると、口に含ん
でいた。

645:淫蕩の呪
06/10/05 18:44:49 vPR8ip6B
2.
誰かが部屋に入って来る気配で目を覚ました泰麒は李斎の姿を見て声を掛け様としたが、
李斎が放つ異様な気配に黙っていると李斎は自分の夜着の下から、ペニスを引きずり出し
口に含んでしまった。
戴国では州師将軍でこういった事とは全く無縁であるはずの李斎が、フェラチオを行う
とは……自分があちらの世界に逃げ込んでいた間、李斎に降りかかった出来事に泰麒の
心は痛んだ。
「李斎、こんなことになって僕は…僕はなんて無力なんだ」

コトっと戸が開く音がして、緋色の髪をした一人の女人が入ってきた。
着ているものは質素な官服であるが女官などではない、自分を蓬莱から呼び戻すことに
人智を尽くしてくれた何人もの国王の一人、景王その人である。
一心に泰麒を口に含む李斎を一瞥すると
「李斎を…頼みます」
一言いうと退出していった。
泰麒は景王を見送ると静かに声を掛けた。
「李斎」
李斎は牡の器官を銜えたまま上目遣いで顔を上げた。
そこにあったのは、快楽に身を委ねきった一匹の牝の顔であった。
「おいで」
李斎は身を起こすと惚けきった笑顔で夜着を床に落とした。
ニップル・ラビアそしてクリトリスに通されたピアスが灯りを反射してキラキラと
光っているのを、泰麒は心の底から美しいと思った。
身を寄せて、寝台に空間を作ると李斎が滑り込んできた。
抱き寄せディープキスを交わす、リングピアスが通された乳首を指で弄び、膝でヴィー
ナスの丘を愛撫する。
「あっあっー」
李斎の声が一際高くなり速くも達した。
泰麒はエクスタシーの余韻の残る李斎のヴァギナにペニスを打ち込み激しくヴァイブ
レーションを行っていった。
数え切れないほど往き続けた李斎の胎内に精が放たれのは、月が天頂を廻り東の空が
漆黒から深い紫に変わり始める頃であった。


646:淫蕩の呪
06/10/05 18:45:50 vPR8ip6B
3.
李斎は泰麒を起こさない様ゆっくりと体を抜くと、股間から泰麒の精が太腿を伝わって
いくのが感じられた。
このまま床を汚し布で拭かれ捨ててしまわれるが堪らなく惜しい気がして、脚を伝う精を
指で掬い取ってしばらく見つめた後、それを口にした。
泰麒の分身が体中に染み渡り阿選の穢れを洗い去ってくれる様な気がした。
しばらくその余韻を楽しんでいた李斎が朝の空気を吸いに部屋の外に出ると、椅子に
座ったまま寝ていた人物を発見した。
傍らの机には盆に載せられた茶器と菓子が置いてあった。
顔を覗き込むと驚愕余り声をあげそうになり思わず口に手を当てた、そこにいた人物は
景王だったのだ。
茶器が冷え切っている事から自分が泰麒の部屋に忍び込んでから、ここに来て事の次第を
見守っていたのであろう、泰麒の部屋に戻り薄衣を持ってくるとそっと肩に掛け、女御を
見つけると景王の事を頼み、自分に宛がわれた部屋に戻った。

床に入り目を閉じるとあっと言う間に眠りに落ち女御に起こされたときには、朝餉の
時刻を過ぎていた。
李斎は自分の体がいつもと違うことに気付いていた、今まで発作の翌日は気怠く何も
出来なかったのに今日は普段より少し遅くに起きたぐらいで、却って活力が湧いてくる
気がする、それが泰麒の精を受けたせいなのかは判らないが、そう思いたい自分がいた。

647:淫蕩の呪
06/10/05 18:46:57 vPR8ip6B
4.
泰麒と李斎が少し遅い朝餉を済ませ着替えが終わって昼には少し間がある頃、朝議を
済ませたその足で、泰麒の部屋にやって来た景王は李斎に席を外させると
「高里君があんなに激しく…その……するとは思わなかった……」
泰麒は少し考えた様子を見せ言葉を選ぶ様に話し始めた。

「僕があちらの世界にいた頃、絡んできた不良たちを自分に憑いている何者かが「粛正」
してしまったのです、いまではその何者かが常軌を逸した汕子であることは承知しています
が、当時の僕には優しく懐かしくても得体の知れない存在だったのです」
「いままでにも、そんなことはありましたが、その時「粛正」された不良たちと対立して
いた別の不良グループが何を勘違いしたのか、僕を功労者として扱い慰労と称して
特殊なサービスをする浴場に連れ込んだのです」
「後に僕に関する噂が真実である事を知った不良達は、僕の厄災から逃れようと御機嫌
取りのため、次々に一流と呼ばれる泡姫を連れてきました」
「僕は拒絶したりサービスを苦痛と感じると、不良からだけではなく自分に憑いている
何者かによって、彼女たちが酷い目にあう事を知ってしまっていたので、彼女たちに害が
及ばない様、彼女たちを受け入れるだけでなく、彼女たちを性的に満足させる努力をした
のです」
「何故なら僕に憑いている何者かは彼女たちが僕に性的に従属することで、僕の臣下として、
僕同様に守るべき対象と認識したからです」

「僕は数え切れない数の女の人と関係を結んだ結果として性の知識・技量を身につけて
しまったのです」

泰麒は下を向いたまま一気に喋り終え顔を上げると
「中島さん、こんな僕は麒麟で、泰麒で在り続けられるのでしょうか?」

景王は少し考える様に目を閉じ再び開くと泰麒の手を取り言った。
「それは判らない、でも高里君の麒麟の力が呪を解こうとしており、李斎が囚われている
呪が昨日までと今朝とでは大幅に減じていると遠甫が言っていた、あと何回か李斎とその…
床を共にすれば呪は完全に解けるはず」
「淫蕩の呪」
泰麒はそう呟き、李斎の身に何が起こったのか聞いたときの事を思い出していた


648:淫蕩の呪
06/10/05 18:47:40 vPR8ip6B
5.
昏睡から目覚めた泰麒は、阿選の謀反により泰王驍宗が大けがを負って行方不明である
ものの未だ死には至っていないこと、泰の国では妖魔が跋扈し民は息も絶え絶えなこと等、
何となく解っていたことであるが、他人の口から語られる戴の悲惨な伝聞に胸が痛んだ。
そして、話が民を救うため戴の現状を慶国に伝えてくれた李斎の事に及ぶと、景王の歯
切れが悪くなり、遠甫に促されてようやく李斎が「淫蕩の呪」に囚われている事を語った。

「いんとうの呪?、それはどの様なものなのですか?」
泰麒の問いにどう答えて良いものか景王が困っていると、遠甫が
「女人であるそなたでは話しずらかろう、儂が話すがよいかの」
「お願いします」
景王は泰麒に向き直すと
「高里君いや泰麒、私自身は李斎が囚われている呪について聞いているし。そのせいで
引き起こされる発作も直接見て知っている、この席で遠甫の話を改めて聞いても動揺する
ことは無いと思う、だが私がいることで泰麒が気まずく思ったり疑問に思っても、訊け
なかったりすることがあるといけない、だから私は席を外させてもらう、いいな」
「解りました、女性のいる席ではするべき話では無いと言うことですね?」
「まあ、そう言うことだ、遠甫はこちらの世界の理(ことわり)について多くのことを
知っている、この際呪だけでなくいろいろ訊けばいいだろう」
景王が席を辞して部屋の外に出ると、遠甫は李斎の口から語られた淫蕩の呪について
話し始めた。


649:淫蕩の呪
06/10/05 18:50:05 vPR8ip6B
6.
阿選の追っ手をかわして潜伏を続けていた李斎であったが、遂に阿選に捕らわれてしまった。
阿選は驍宗のことはもとより李斎が温存しているはずの手勢についても何も尋ねなかった。
訊いたのはただ一つ、『驍宗と床を共にしたことがあるか』だけだった。
あまりにも馬鹿々しい問いに無言で居ると
「では、体に訊くとしよう」
目配せをするとそれを受けた手下が小刀と鋏を手に近寄ってきた。
身を捩ろうとすると手下は
「将軍、じっとしてください、月並みですが暴れると怪我をしますよ」
鎧のひもが切られ、着衣も切り裂かれて全裸に剥かれてしまった。
「どうです話す気になりましたかな」
「私が主上と一夜を共にしようがしよまいが、貴様には関係ない事だろう」
「正直に話してもらわないとあれを使うことになって私は楽しいのですが、あなたを
壊してしまうのは本意ではないのですよ」
「勝手にしろ」
「仕方ないですね」
阿選が合図をすると手下たちは、全裸に剥かれた李斎の両手両足を各々寝台の足に縛り
付けてしまった。
横になっても高さを失わない見事な胸はもとより大きく広げられ隠す術のない股間が
露わにされた。


650:淫蕩の呪
06/10/05 18:51:05 vPR8ip6B
7.
李斎の傍らに立った阿選は、小さな壷の様な入れ物からとろりとした液体を手に採り
「李斎、これが何だか判るかね」
李斎がきっと睨み
「知らん、そんなことより私をさっさと殺せ」
「そんなに死に急がなくてもようかろう、蓬莱には色々と面白いものがある様でな、
君も楽しみたまえ、これはここに塗るのだ」
阿選は李斎の叢に液体を流し毛の根元に行き渡る様に塗り拡げた。
「そうきつい顔をするな、美しい顔が台無しだぞ」
しばらく睨み合った後、阿選が湯に浸した手ぬぐいを絞り股間を拭くと
叢を形作っていた毛が一本残らず消え去っていた。
「そなたも胎果である泰麒に蓬莱の文字を教わったであろう」
驚く李斎に液体が入った入れ物を見せると、「超強力脱毛クリーム」の文字が読み取れた。
「これで一生ここには毛が生えてこん、童の頃に戻った様で懐かしいか」
「私の陰毛を消し去ることに何の意味があるというのだ」
「別に意味など無いよ、せっかく手に入れたものなので使ってみたかっただけだよ」
「では改めて訊く、乍とは床を共にしたことがあるか」
「そんなこと在るわけ無かろう」
李斎は即答したが微妙だなと自分でも思ってしまった、先王陛下主催の宴の席で意気
投合した李斎と驍宗は何故か飲み比べをしてしまい、気が付い時には寝所でお互い裸で
寝ていた。
部屋付きの下官を問いただすと自分たちには記憶がないがどうやら夜通しで睦み合っていた
らしい。
「ふふっ」思わず自嘲的な笑いが出たのが癪に障ったらしい。
「あなたには素直になれる様これを差し上げましよう、もっとも素直になりすぎて少々
趣が足りなくなるのが難点ですがね


651:淫蕩の呪
06/10/05 18:51:53 vPR8ip6B
8.
阿選は李斎に蓬莱からもたらされた「匙軽巣天冷巣」と言う金属で出来た「媚亜素」と
言う輪を見せた。
本能的に危険なものだと察知した李斎は身を捩りながら
「それをどうするつもりだ」
「この大きめの奴はこことここ、小さいのはここに付けるのだよ」
胸と女唇、そして小さな肉芽を指で弾いた。
阿選は手下に千枚通しと小さな板を持ってこさせると、印を結びながら呪文を唱えた。
千枚通しが一瞬光っただけで何も変化がない様に見える。
「さて、準備は出来た、媚亜素を付けてあげよう、じっとしていないと斜めに付いて
格好が悪くなるよ」
小さな板を乳首に当てると反対側から千枚通しを突き刺した。
激痛を覚悟していた李斎は痛みを感じないことを不思議に思った。
「怪訝な顔をしているね、私は優しいから君を必要のない痛みで苦しめない様、
この千枚通しに痛みを感じず出血もしないで穴が空く呪を掛けたのだよ」
李斎に聞こえないよう呟いた
「それと素直にお話が出来る呪もね」
阿選はさっき開けたばかりの穴に媚亜素を通し、やっとこの様な道具で輪の隙間に玉を
填め込んだ。
次々と肉に穴を穿ち輪を嵌めていく、最後の小さな輪を嵌め終える頃には、李斎の体に
変化が現れ始めていた、全身が熱く特に輪を通されたところは火傷しそうなほど熱く感じ
られた、一方で頭は霞が掛かった様に意識がはっきりせず、何かを訊かれなんと答えたの
かも記憶に残らなかった。
やがて気を失ってしまい気が付いたのは別の部屋であった。


652:淫蕩の呪
06/10/05 18:52:53 vPR8ip6B
9.
「李斎殿に付けられた媚亜素には阿選自らが文様を刻んだ淫蕩の呪が掛けられておったのじゃ、
ふつう淫蕩の呪と言うのは遊女として妓楼に売られた女たちがすすんで仕事をする様、
呪を掛けた薬湯を飲ませて蓬莱の言葉で『発情』とか『さかりが付く』と言う状態にして
四六時中男を求める様にするのじゃが、李斎殿に施されたのは普段は気丈な李斎のままで、
阿選が望むときに淫乱になると言う、言わば精神的拷問じゃ」
「では李斎はどうやって、阿選の下から脱出したのですか?、それに脱出してここ慶に
いると言うことは淫蕩の呪が解けたと言うことではないのですか?」
「脱出できたのは飛燕のおかげじゃな、あやつは騎獣にしておくのは勿体ない位強く賢い」
「淫蕩の呪が掛けられていた媚亜素は儂が外した、その辺は阿選とは年季が違うのでな、
簡単じゃったが、強力な呪が掛けられた物を女の一番敏感な部分に四六時中付けられていたせいで、
呪が李斎殿の体に浸透してしまっていての、媚亜素は逆にそれを抑える様に働いていたのじゃ」
「だから外した途端、男を求めて外苑を彷徨くわ、細長い物を見ると女の部分にしまい
込んでしまうわで大変じゃった」
泰麒は、こころなしか楽しそうで少しも大変に聞こえない遠甫の話にうろんな目を向けた。
泰麒の視線を感じ慌てて取り繕い、
「で、仕方がないんで儂が媚亜素に淫蕩の呪を解く文様を彫り直してもう一度付けたと
言う訳じゃ」
「じゃが、完全に呪は解けきっておらんので、未だに時として淫乱女になってしまうことがある」
「そう言う訳で普段は泰麒殿が知っている通りの李斎殿であるが、何かの拍子例えば極端
に嬉しいとか、悲しいとかがあれば、淫蕩の呪によって淫乱女になってしまう、
もしそうなったら、完全に我を忘れてしまうまで性的に満足させるしか方法はない」


653:淫蕩の呪
06/10/05 18:53:28 vPR8ip6B
10.
縛られもしていないし、妓楼に居る遊女の様な格好ではあったが着衣もきちんとしている。
見張りはここからでは確認できないがそう多くはなさそうである。
「私も甘く見られたものだ」
ぐらり、床に足を着いた瞬間世界が歪んで正面には天井が見えていた。
物音に外にいた見張りが中を覗く、年長と思われる方が目配せをすると、阿選に報告しに
行くのだろうかもう一人の方が足早に去っていった。
「寝台から降りないで下さい、床に呪が掛けられていて平衡感覚が麻痺するのです」
「私たちは特別な護符を身につけていますから大丈夫ですが、下手に頭を打つとその
ままということになりかねません」
見張りの兵士は、李斎を抱き上げると寝台に戻した。
「解った床には降りない、しかし一寸言いにくいが……厠に行きたいのだ、背負ってくれないか」
「申し訳ございません、阿選様が参られます、そうすればなにか取りはからって頂けるでしょう」
しばらくすると、阿選がやってきた。
「武人装束もよいが、その格好の方が何倍も良いぞ、乍にも見せてやりたいな」
「着たくて着ている訳ではない、その…なんだ…私は厠に行きたいのだ、床には降りら
れんし、何とかしてくれ」
「そうであったな」
見張りの兵士に合図をすると、待機していた手水用具一式をもった女官達を招き入れる。
「ここでしろというのか」
「心配するなちゃんと見ていてやる」
「ふざけるな」
「わかったわかった外に出ている、終わったら合図しろ、それと妙な気は起さん方がいい
その者らは少々手加減が苦手なのだ」
言い終わるや否や、阿選が女官の一人に小刀を投げつけると、ちゃりん、真っ二つに
された小刀が転がっていた。
李斎が見たのは袖に隠された鞘に佩刀をしまう姿だけであった。


654:淫蕩の呪
06/10/05 18:54:11 vPR8ip6B
11.
抵抗は無駄と判断した李斎は女官達に見守られながら用を足したが、年かさの女官は
大きい方もしろという、出ないというと竹の筒で出来た物を出してきた。
それに似た童の玩具を思い出し、これから何をされるのか悟った李斎は逃れようと暴れたが、
敵うはずもなく、排泄の為の器官に筒を突き入れられてしまった。
腹の中に液が入っていくおぞましい感覚に身震いしたが二本・三本と入れられていく内に
阿選に通された媚亜素の部分が熱を帯び始め、乳首と肉芽は固くしこり、女陰からは密を吐いていた。
最後の竹筒が引き抜かれ換わりに男の器官を模した筒を挿しこまれると、あまりの快感に
全身が震えた、女官達は李斎が排泄の為の器官で高みに達したのを確認すると、気付かれない様
外に合図をした。
阿選が入ってくると年かさの女官はもう少しだけ待つ様無言で伝えると、李斎に対し
赤ん坊に話す様に
「さあ出しましょうね、出すととっても気持ちいいからね、それに殿方に見て頂きながら
出すともっと気持ちいいのよ」
一瞬びくっとしたが、媚亜素が通された部分を女官達が巧みに刺激しそこから広がる
快楽に男に見られるという思いは霧散し、排泄物を押しとどめてた筒が抜かれると同時に、
快感に体を揺さぶられ心の底から気持ちいいと叫んで気を失った。

「あんあんあーきもちいいー、うんちのあなーきもちいいー」
排泄物が始末され、綺麗に身拭われた李斎の尻に阿選の裸身が踊っていた。
それから、阿選は毎日の様に李斎の腹を綺麗にさせると尻穴を楽しんだ、李斎も最初の
内こそ屈強な女官達に押さえられ応じさせられていたが、しばらくすると媚亜素に掛けられた
淫蕩の呪が徐々に李斎の体に移っていきそれに応えるかの様に自らそれを求める様になり、
床の呪も必要なくなった。


655:淫蕩の呪
06/10/05 18:55:24 vPR8ip6B
12.
飛燕は、どうするか悩んでいた。
主人である李斎が阿選に捕らえられたとき一緒に捕まったのだが、自分本来の力を出せば
この様な拘束を引きちぎり、李斎を助け出すと事はどうさもないことである。
実は李斎の騎獣「飛燕」は天馬(翼のある犬の格好をした種類)とされているが、本当は
泰麒の使令傲濫と同じく餮饕であった。
餮饕が何故騎獣の真似事をしているかというと、ただの酔狂としか言いようがない。
強大な力を持って永く生きていると黄海の外のこと、とりわけ人というモノについても
多くのことを知るようになる、騎獣に変化して人里に行ってみたりもした。
ある日、気まぐれに天馬に変化したとき、自らの騎獣を捕まえるため黄海で狩りをして
いた李斎を見て一目惚れしわざと捕まったのだ。
人として外見上も美しかったが、それ以上に魂が美しかった、餮饕ほどの妖魔になれば
心の中を覗き見たり、心に干渉出来たりするのである。
大人しくしていれば食事に困らないし適当に運動も出来る、時折戦と称する人同士の殺し
合いに連れて行かれることがあるが、ほんの一寸、主に気取られない程度に爪を出すだけで、
大抵の騎獣や兵士は尻尾を巻いて逃げていく。
お気楽な騎獣生活であったが、李斎本人が捕らわれていること、その李斎の心がたまに
正気に戻る様であるが心が乱れている、今回はそう簡単なことでは無いようだ。
しばらく様子を見るしかないと判断した飛燕は大人しく捕らわれていることにした。


656:淫蕩の呪
06/10/05 18:56:09 vPR8ip6B
13.
すっかり淫乱女になってしまった李斎は自虐度が進み、阿選が命じれば女官や下級兵士の
前で自慰するだけでなく排泄をも自分の意志でやってものける様になっていた。
自らの排泄物を嬉々として口に運ぶ様子はそう命じた阿選自身が眩暈を覚えたほどであった。

本人にも曖昧な記憶でしかなかったが乍と床を共にしたと聞いて媚亜素だけのつもりが、
淫蕩の呪を刻んでしまっていた。
違う、自分が手に入れたかったものはこんなんじゃない、そう思った阿選は、淫蕩の呪を
自分が望むときにだけ発現する様に換え、普段は元の気丈な李斎に戻した。
その落差に興奮を覚えると同時に、李斎には水鏡に留め置いた淫乱女になっている間の姿を
見せるという一石二鳥を狙った物だった。

流石に半月もすると、反応が単調になってきて効果が薄れてきていることを示していた。
この時にいたって、阿選は李斎を捕らえたとき一緒に騎獣も押さえたことを思い出した。
手下に払い下げていないからまだ城にあるはず、すぐに連れてくるように命じた。
騎獣とまぐわせて絶頂に達したとき元に戻そうというのである、阿選は自らの思いつきの
その鬼畜さに心躍った。

657:淫蕩の呪
06/10/05 18:56:57 vPR8ip6B
14.
手下の一人がやって来て、
「阿選様が騎獣も寂しい思いをしているだろうから、久しぶり主と合わせてやろうだと、
良かったな、ただしびっくりして暴れるなよ、おまえの主はもうふっふっ…だからな」
そう言いながら、手綱を少々乱暴に引き寄せた。
我は人の言葉はちゃんと判るし、本当は喋れもする、家畜の様な扱いに思わず
「そんなに引っ張るな」
手下にだけ聞こえる声で言った。
手下は我の顔を見て
「おまえか、そんな訳はないし、気のせいだな」
「それは、どうかな」
手下は我の顔を改めて見ると驚愕の余り震えだした、ここで騒がれると面倒だ。
少々力を使いこの手下を傀儡(ぐくつ)と化し、李斎の状況と先ほど聞き取れなかった部分を問い直す。
ちっ、阿選も悪趣味なことをする
妖魔や妖獣は本来、雄でも雌でもないのに、それを失念しているようだ。
「遅くなると怪しまれる行こう」
李斎の待つ部屋に向かうと、手下は手綱を持ったまま付いてきた。
それでいい、少々のことは我慢してやるあくまで自然振る舞えよ。

我が衝立の裏に入ると、まるで遊女の様な姿の女人が入ってきた。
「ねぇーねぇーきもちいいことしてー」
李斎の声がするが、自分の知っている理知的な声ではない、男なら体の一部分が膨張し
女なら嫉妬に狂うこと間違いなしの嬌声である。
呪によって淫乱女にされていることも、騎獣である我をここに連れてきた理由も判った
後は機会を待つだけだ。


658:淫蕩の呪
06/10/05 18:57:39 vPR8ip6B
15.
しばらくすると、阿選がやって来きて李斎に自慰する様命じた。
李斎は衣を脱ぎ捨てると、媚亜素を通された体を惜しげもなくさらし、恥も外聞もなく
高みに登って行った、頂点に達しようとした寸前、やめる様命じられた李斎は、いかせて
くれと懇願する。
「そんなにいきたければ、いかせてやろう、但し相手は私ではない久しぶりに合うこいつだ」
普段の李斎ならともかく、この状態で半端に意識があって暴れられると助けられるものも
助けられない、不本意ではあるが完全に気を失うまでいってもらうしかない。
我は半分呆れながらも、衝立が外されると李斎に駆け寄ると顔を、胸を、股間を舐め上げた。

李斎の上に乗ると、陽物を創って女陰に突き入れると一番奥で先を膨らませ、表面に
突起を出すと前後に動かした。
人で在る以上、これでいかない女人はいないが、うまく加減しないと、あまりの快感に
心が壊れてしまう。
昔、人に変化して黄海の外に出た時、調子に乗って妓楼の遊女を全員廃人してしまった事がある。
今回の相手は李斎である、妓楼の遊女とは違いその轍を踏む訳にはいかない。
とはいうものの、結構難しいな…
「ひえん、ひえん、いい、しゅぅごい、いくぅぅ」
呂律の回らない叫びを上げ李斎は気を失った。
今だ、変化を解きはしないものの押さえていた気配を解き放った、廻りにいた手下や女官は、
目の前にいる騎獣が見かけ通りの存在でないことに恐怖し次々失禁して気絶した。
阿選は呆然としているもののさすがに失禁はしていなかった。
「おまえは何者だ」
我に返った阿選が誰何する。
答えてやっても良かったのだが、我が、餮饕が黄海の外にいる事が知られると面倒ごとが
多くなるのは必至、それは御免被りたかったので、李斎を背に載せると天馬の振りで
一吠えしておくのに留めた。


659:淫蕩の呪
06/10/05 18:58:21 vPR8ip6B
16.
村のはずれの森に降りたち、周囲に危険がないことを確認すると遁甲し村に向かった。
城を脱出する時に遁甲しなかったのは李斎を連れていたからで、李斎に限らず人や他の
生き物を連れて遁甲を行うことは餮饕と言えども不可能である。
各家から女人の衣類を少しずつ失敬し一揃えにすると李斎の傍らに置いて目覚めるのを待つ。
完全に気を失うまでいっているので、普段の李斎に戻っているはずである、でなければ
戻るまで、人に変化して李斎をいかせ続けなければならない、余り気が進まないが仕方がない。
しばらくして李斎が目を覚ますと、我の心配は無用となった、甘える仕草をすると
「飛燕、おまえが助けてくれたのね、ありがとう」
頭をなぜてもらいながら、服を鼻で押して着る様促す。
李斎が垢抜けているため農民の服では、かえって目立つ様に思えたが裸のままで良い
はずもなく、着るものや装備は追々調達することにして、着物を失敬した村から離れる
ことが先と、慶国の方角に飛び立った。

李斎やかつての部下たちの知古を頼って各地を転々としながら街や村で少しずつ装備を整えた。
その間にも、国の傾きは益々大きくなり昼間から妖魔が現れるようになり、ついに慶国に
面した虚海を渡る手前のところで妖魔の集団に襲われた。
我の本性を李斎の前で現す訳にもいかず、数が多いのと興奮して威嚇が通じないのでたちが悪い。
左から来た大型の妖魔に気を取られている間に、右後方から来た小物に李斎がやられた。
しまったと思ったが後の祭りである、一旦降下して隠れるところを探す。
崖の途中に洞を見つけると李斎を押し込み、我を囮に妖魔たちをその場から引き離す、
充分離れたところで全部引き裂いてやった。
これで、一両日中は妖魔の心配をしなくて良いはずだ。

李斎は気丈にも折れた右腕を自分で止血していたが、いくら李斎が仙であっても、速く
医者に診せないと取り返しの付かないことになる。
急がなくては……


660:淫蕩の呪
06/10/05 18:58:58 vPR8ip6B
17.
「では、李斎の体には未だにピアスが通っていると言うことですね、何時になったら外せ
るのです」
「儂が付けた媚亜素の呪によって、李斎殿の体から完全に淫蕩の呪が抜けるのが何時なの
かは、儂にも判らん、明日かも知れんし、このままずっと付けていなくてはならないかも
知れん」
「ただ、泰麒殿には麒麟として呪を解く力が備わっておる」
「その力を李斎殿の体内に直接注ぎ込めば速く呪が解ける事は明白じゃな」
「直接というと?」
「泰麒殿は御存じないかも知れんが男女の営みの事じゃ、蓬莱の言葉で『せっくす』と
言うそうじゃが」
「セックスですか…、解りました李斎が求めてきたときは拒まず応えることにします」
「早速で悪いのじゃが、待ち望んでいた泰麒殿が帰還して昏睡から目覚めて話をした、
李斎殿にとってこの上もなく嬉しいはずじゃ、今夜あたり発作を起こすかも知れんのう」

その夜、宛がわれた部屋に遠甫の言葉通り李斎が現れた。
あちらの世界の一流と呼ばれる泡姫に勝るとも劣らないフェラチオに、言葉を失った。
李斎すまない、僕は、心の中で何度も謝りながら、あちらの世界で身につけてしまった
テクニックを縦横に用い、何度も何度も李斎を高みに導いた。
李斎の胎内に精を放ったのは明け方近くになってからであった。

夜が明け、朝議を終えたその足で景王がやって来た。
夕べのセックスのことを訊かれ、あちらの世界での性体験を話した。
景王は僕の麒麟の力により李斎に掛けられた呪が弱まった、更に李斎と情交を行えば
呪が解けるであろうとの遠甫の言葉を伝えた。


661:淫蕩の呪
06/10/05 18:59:38 vPR8ip6B
18.
泰麒は夕餉の後の数刻の間、遠甫にこちらの世界の理に付いての話を聴いていた。
遠甫の話を聴いてあどけない外見に囚われ、胎果でこちらの世界の事を知らない泰麒に
政の話を全くしていなかった事に改めて気付き、後悔の念に囚われた。

床に付く刻限が近づいてきたので話を切り上げ続きは明日と言うことになった。
私も部屋に下がろうとしたとき泰麒に手を引かれ、私を引き寄せ耳元でそっと告げた。
「今夜は僕があなたの部屋に参ります」
嬉しかった、部屋に下がると泰麒が来るのが待ち遠しかった。
腹の中を綺麗にしておかなくては、そう思い立ち女御を呼ぼうとして、泰麒がその様な
行為を望むはず無いことに思い至り思わず赤面した。
夜着を着ようと帯を解いた時、胸に光る物が在るのが目に入った。
媚亜素である、あまりにも己の体の一部と化して全く意識していなかったが、
昨夜、妓楼の遊女でさえしていない様なこの浅ましい姿を泰麒に見られたのだ。
そして今日、再び泰麒の前にこの姿を晒さなければならない、心は千々に乱れた。


662:淫蕩の呪
06/10/05 19:00:13 vPR8ip6B
19.
やがて、泰麒が入ってきた。
「李斎、灯りも付けないで、どうしたのですか?」
灯りを付けようとする泰麒の手を握り制する
「見ないで、李斎のこの浅ましい姿を……」
「ああ、ピアスのことですね知っていますよ、あのね李斎、僕もあなたに話しておかな
ければ、ならないことがあります」
「僕は、あちらの世界にいる間に、あなたが思っているほど無邪気な子供では無く
なってしまったのですよ」
わたしが泰麒の顔を見つめていると、自嘲的な笑みを浮かべて
「女人を抱くことは勿論、お尻の穴でまぐわうなんて事も沢山知っていますよ」
驚愕の余り言葉を失ってしまった私にたたみ込むように、無毛の丘を撫でながら
手は更に下におり女陰に通された媚亜素が引っ張られる。
「あちらの世界では、ここに愛しい人の名前を刺青で彫り込んだり、愛の証として
大事な処にピアスをする人だっています」


泰麒は話しながら灯りを付けると、私を抱き上げ寝台に横たえた。
口づけを交わしながら、媚亜素が通された胸を手で転がし、もう片方の手は無毛にされた
丘を下って行き小さな肉芽を捉える、そこにも媚亜素が通されている。
淫蕩の呪とは違う火照りが体を包む、泰麒の手が触れたところが熱い、胸の頂が固くしこり
女陰からは密を吐いているのが自分でも判る。
泰麒が私の女陰に陽物を挿し入れた瞬間、心が舞い上がる様な幸福感に包まれた。
阿選に呪を掛けられて数限りなくいかされても感じることの出来なかった快感がそこには
あった。
何時でも、何処でも泰麒を感じていたい、はしたない女だと思われるかもしれないけど、
明日、泰麒に話してみよう。


663:淫蕩の呪
06/10/05 19:01:01 vPR8ip6B
20.
翌朝、遠甫に呪の様子をみてもらいに行った李斎が帰ってきた。
李斎の話によると、遠甫は一目見るなりもう媚亜素は必要ないと外したそうである。
それにしては、長く掛かっていたようだが、そのことを尋ねると後で話があるという。
国のことを思うと喜んでばかりいられないが、李斎が元気になって良かった。
李斎が出て行くと部屋の隅の影に呼びかけた。
「そこにいるのだろ、聞いたかい李斎に掛けられた呪はすっかり解けたそうだ」
「有り難う、李斎を護って慶まで来てくれたことに感謝するよ」
暗がりから、天馬の頭の形をした影が出てきた。
「我は戴の麒麟から礼なぞ言われる筋合いはない」
「あちらの世界に逃げ込んでしまって、何もしなかった僕なんかに比べて、李斎の前では
本性を見せることをせず、それでもその時出来ることをしたんだから偉いよ」
しばらくの沈黙の後、何もなかった様に天馬の頭の形をした影は溶けて消えた。


664:淫蕩の呪
06/10/05 19:02:17 vPR8ip6B
21.
遠甫の講義が終わり、休んでいると李斎が入ってきて懐から包みを出すと、テーブルの上に
置いて僕の方に寄せた。
包みを開くとピアスと専用工具が入っていた。
「どうしたのですか、遠甫がもう必要ないと外したのでは?」
「私が遠甫から戴いてきたのです」
真意を計りかねていると李斎が意志の強い輝きを宿した瞳を僕に向け言った。
「泰麒あなたの手で、これを改めてわたしに付けて欲しいのです」
磨き込まれた表面には微細な紋様が彫り込まれている。
「李斎、このピアスにも呪が掛けられていますね、これを付けろと言うのですか?、
このピアスに掛けられた呪がどの様な物で、あなたがそれを付けたいと願う訳を聞いて、
僕が納得できるまでこれは付けません」
「その媚亜素には淫蕩の呪と同じ物が掛けられています」
「折角呪が解けたというのに、そんな物を李斎に付ける訳にいかない」
「聞いて、泰麒、お願いだから、その呪は遠甫に頼んで特別に掛けてもらった物なの
媚亜素を一番最初に触った男の人が願ったときにだけ働く様に……」
「何故そんなことを?」
「わたしがこの先、阿選の手に落ちないとも限らない、あっさり殺されればそれは
それで良し、だが阿選のこと再び淫蕩の呪を掛け遊女の様に扱うに違いない」
「だから阿選に呪を掛けられる前に泰麒、あなたに掛けて欲しいの」
「一番最初にピアスに触った者が望むときに限り働くと言うことは僕が、望まない限り
李斎は淫乱にならないと言うことだね」


665:淫蕩の呪
06/10/05 19:03:06 vPR8ip6B
22.
李斎の意志が固いことを知ると
「解りました、服を脱いで寝台に上がり膝を立てて足を拡げなさい」
李斎は僕の言葉に素直に従い施術の姿勢を取る。
既にホールは安定しているのでピアスを通しボールを留めるだけであるが元から付けていた
物より大きな物が一つ残った、他の物と違いサーキュラーバーベルと呼ばれるボールが
ネジ式のもである。
「これは?」
「それはここに付けて下さい」
李斎は身を起こし寝台に掛け直し上を向き鼻腔を片方しかない手で拡げた。
「何時空けたんだい、ああ遠甫に空けてもらったんだね、さすがにあちらの世界でもそこに
ピアスしている子は一人しかいなかったな」
ボールを外し鼻腔に穿たれた穴に通す、ボールを元に戻すと
「さ、付いたよ僕のかわいい牛さん」
「泰麒、今日はお腹の中を綺麗にしてきたのだから……」
「李斎は欲張りな牛さんだな、こちらにお尻を向けて床に膝をついて…そうそう、
体は寝台に載せなさい」
李斎のアヌスは僕を誘う様に息づいていた、急いで服を脱ぐと背後から股間に手を差し
入れて、クリトリスを刺激する。
ピアスを付けるときから愛液を吐いていた女陰からは、ツーと垂れる物がある、
それを掬ってアヌスにまぶしマッサージを始める。
「あっあっあ、たいき、たいきぃ」
良くほぐれた頃にペニスを突き入れると、腸壁が意志を持った別の生き物の様にざわめいた
あちらの世界でも体験したことのない気持ちよさだった。
李斎のアヌスはとんでもない名器で、李斎自身も前より後の方が感じる様だ、こんな名器を
何ヶ月も独り占めしていた阿選に一寸嫉妬した。


666:淫蕩の呪
06/10/05 19:04:02 vPR8ip6B
23.
早朝、靄が晴れきらない禁門を飛び立つ二つの影があった、李斎と泰麒である
「阿選、必ず主上を驍宗様を見つけてみせる」
戴の国の現状から見て事は簡単には進まないであろう、しかし延麒が用意した旅券と高価な
騎獣を受取ったふたりに悲壮さはなかった。

糸冬


667:名無しさん@ピンキー
06/10/05 19:05:58 vPR8ip6B
最後ぐだぐだになってしまった。
みんな自分なりに補完よろ

668:名無しさん@ピンキー
06/10/06 08:09:26 pQ/QIoAS
大作一挙投下乙!!
テクニシャンな泰麒ワロタw

669:名無しさん@ピンキー
06/10/06 17:03:57 DrXSoDKV
乙乙乙乙!

670:名無しさん@ピンキー
06/10/06 17:19:29 GIfC04uL
お尻へのこだわりが爆発してますな。
てか、泰麒ってば名器のお尻かどうかの区別がつくって、蓬莱ではどんな生活をしていたんだーっ。
杉本にいいように弄ばれていたのかしらん。

671:名無しさん@ピンキー
06/10/06 22:08:03 j1ZhZwaV
ウ~ム、泰麒の穢は肉食が原因ではなかったのかも・・・

672:名無しさん@ピンキー
06/10/06 22:29:14 qe1od1oA
肉欲が原因だったと?

673:名無しさん@ピンキー
06/10/06 23:10:20 kNbdt4nU
泰麒の穢れの原因は穴違いのため
ソドミーに目覚めたのが悪かった!

674:名無しさん@ピンキー
06/10/07 00:20:40 osIfs1wE
「淫蕩の呪」の職人さまっ、イイ!!( ゚∀゚) アヒャッ!
すっごいストーリーが練りこまれてますよっ!こういうの読むと
自分はエロも読みたいけど、ものがたりも読みたいんだよなぁ、と思う。

でも、何だろ。ヴァイブとかペニスとか、そういう言葉にちと
「うーん?」と違和感。なんとなく、十二国的ではない気がして。まあ、読み専の戯言だす。

675:名無しさん@ピンキー
06/10/07 03:01:33 HclLAHaa
携帯から失礼
>>674
>ヴァイブとかペニスとか・・・十二国的ではない気がして
弁解する様で恰好悪いのだが一応、泰麒(高里)・景王(中島)視点のみカタカナで表記
常世人及び第三者視点では牡の器官・陽根などと表現
ピアスも媚亜素と使い分けているつもり

676:名無しさん@ピンキー
06/10/07 11:53:22 O4P3P1h+
弁解カッコワロシ

677:名無しさん@ピンキー
06/10/07 11:59:54 N9gO4cL3
絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ


678:名無しさん@ピンキー
06/10/07 21:51:47 k6rCGtr3
もっとも、いらぬツッコミにはゴラァ!!!!!だな。妖魔討つべし
>>676 心得ろ


679:名無しさん@ピンキー
06/10/08 01:14:49 YM1PyAxj
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)
SS神御光臨期待画像 招来将来的作家卵!

680:名無しさん@ピンキー
06/10/08 12:49:33 tiWeyaPS
>>679
毎度GJ!

681:倒乍の罪
06/10/11 08:51:23 +NXJWrUS
小ネタ投下します。

倒乍の罪

戴国が傾いているのは、阿選が謀反を起こし泰王驍宗と泰麒を弑逆・放逐したせいと伝えられている、
そしてその事に対し阿選は一言も否とは言わなかった。
人々はその伝聞を疑う事はなく人知れず霊廟に鴻慈を捧げる日々を送っていた。
しかし真実は別な所にあったのだ。


そこは、妓楼を転々とした女が行き着く処、最低の遊女として立ち喰いの汁麺一杯よりも安い金で体を
売る場所、深夜、そんな妓楼を密かに訪ねる男がいた、阿選である。
阿選は朝廷の実権を握るといくつかの妓楼を秘密裏に押さえた。
ここはその一つである。

勝手に上がり込み、酔漢や遊女達の嬌声が漏れる棟から中庭を挟んだ厩に入っていく。
通路を挟んで家畜や騎獣を入れておく檻が連なっているが入れられているのは全裸の女である。
全身に極彩色の刺青を入れられ天井から吊されている者、虚ろな目をして性器を弄っている者、
連れてこられたばかりなのであろう、阿選の姿を見ると、きつい目をして出せと喚く者もいるが、
ほとんどの者は諦めた目をしてただうずくまっている。

一番奥に広い檻があり真ん中に置かれた馬を模した台に裸に剥かれた女が縛り付けられていた。
町人の衣を着崩しているにも拘わらず、武人然とした雰囲気を漂わせた男は、竹で出来た童の玩具に
似た器具を女の排泄のための穴に挿し入れていた。
「ほれほれ、暴れると怪我をするぞ、そこの女の様になっても構わぬか」
床にもう一人たいそう美しい女が同じように裸に剥かれて転がされていた。
尻の中心の穴には大人の二の腕ほどの太さのある栓がされている。
腹の中を綺麗にしている最中暴れて尻の穴が裂けてしまい、以来この栓をしていないと排泄物が垂れ
流しになってしまったのだ。
逃れる術がない以上、腹の中を綺麗にする薬湯が注ぎ込まれるのをじっと耐えるしかない。
すぐに効果が現れ荒れ狂う便意が襲ってきた。
「だっ、だっさせてぇ」
「まだ、まだ、もう少し我慢しろ、だがこっちはもう漏らしているがな」
薬湯に混ぜられた媚薬のせいで女陰からは止め処もなく密があふれていた。


682:倒乍の罪
06/10/11 08:52:22 +NXJWrUS
「主上、お楽しみの処申し訳ございませんが…」
「おお阿選か良く来たな、ここではなんだあっちに行こう、そっちの部屋に美味い酒がある」
「おなごを相手にするのは戦よりよほど面白いわ、おぬしもそう思わんか」
「いえ、結構ですここの方が都合がよろしいもんで」
言うや否や佩でいた太刀で驍宗の体を凪いだ。
いかに神籍に在ろうとも、驍宗に並ぶ腕を持つ阿撰が間近から冬器を浴びせたのだ、ただでは済まない。

「阿撰何故だ」

それが驍宗最期の言葉であった。
「何故、それは私の台詞ですよ主上、人一倍聡明で、先王の失道をいち早く察知し仮朝を立ち上げた
貴方が色道に走ってしまう様な愚かしい事をしたのか訊きたいのですよ」
勿論、胴を断たれた驍宗がその問いに答えることはなかった。
二人の話を聞き、自分を苛んでいた男が泰王驍宗だと知ると、支えを失った女の心は一挙に壊れた。
「済まぬ、新しい王が我が首を落とすことになるだろう、それで償えるとは思わんが許してくれ」
その場にいた二人を刃に掛けた。


国が傾いているのは、阿撰の謀反のせいでは無く、驍宗が色道に狂った事にあった。
阿撰はその事実を隠蔽し、驍宗を妓楼に隠すと官吏や民の目を逸らすために謀反を起こしたのだ。
驍宗が放り出した国を彼なりに支えて来た、だがここに至り弑する事で新たな王が選定される以外、
戴を救う道は無いと断腸の思いでここにやってきたのだ

阿撰の名は反逆者として戴の歴史に刻まれるであろう、だが、それで良いと思った、驍宗が色道に
狂った事をつまびらかにしたところで戴が救われる事無いのだから


糸冬

683:名無しさん@ピンキー
06/10/11 08:53:46 +NXJWrUS
上手くオチなかった気が気がするが、これが手一杯

684:名無しさん@ピンキー
06/10/11 21:30:25 Uh8G9Oq8
だがそれがいい。乙!


685:名無しさん@ピンキー
06/10/12 00:16:02 a1itv0gI
投下 乙

686:名無しさん@ピンキー
06/10/12 00:26:05 dlQnxywz
>>681氏、GJ!!
こういうゴリゴリした男臭い作品も好きだ。(職人さん、女性だったらスマン)
柔らかいものがたり風の作品も大好きなんだけどね。


687:「緑の瞳」1 楽x陽
06/10/13 03:23:12 FwhKFKwx
鳳凰にも似た鳥が翔ぶ―雁国大学学寮の部屋の一室へ。
銀だけをついばみ歌うように鳴く、その貴重さゆえに貴人の伝言にのみ使われる鳥。
鳥は半獣の前で首を傾げ、ねだるように美しい羽をパサパサと揺すった。
銀を与え、喉元をさすると鳥はその嘴から懐かしい声で語り始める。
居住まいを正すと、半獣はゆっくりと瞼を閉じた。

―楽俊、元気だろうか?
楽俊は瞼を閉じたまま、微笑んで頷く。
「ああ、元気だ。陽子も元気そうだな―」

(目を瞑ると、隣に居るみたいだ)
ふわりと頬をくすぐる風は彼女の指、遠くから薫る花の香りは彼女の吐息、着物を温める日差しは柔らかな彼女の肌。

―と言う訳なんだけど。で、もう一つ伝えなきゃいけない事が―ああ、いけない。景麒が睨んでる。もう、行くね。
楽俊、体に気をつけて。ああ、判ってるってば、景麒、今行く―

豪快な舌打ちで終わる、陽子からの翼伝えの言葉。
「陽子よぉ、少し漢らしくなりすぎじゃないのかあ?」
くつくつと楽俊は笑った。
「文帳、時間だぞ!」
扉を叩く音がし、勢いよく扉が開くと同時に、驚いた鳥が窓から飛び立っていった。
鳴賢はきょろきょろと部屋を見渡すと首を傾げる。
「なあ、誰か居なかったか?」
「おいらだけだ。見りゃ判るだろ」
「そうか。ま、いいや。文帳、弓の練習の時間だぞ」
「お、おう」
楽俊は不安げに窓の向こうを見やりつつ、鳴賢に追い立てられるように部屋を出て行った。


688:「緑の瞳」2 楽x陽
06/10/13 03:24:37 FwhKFKwx
こき、こき、と楽俊は肩を鳴らした。
「ただでさ人型は肩が凝るってのに、弓の練習ときたらもう―」
弓射はただ的に当てれば良いだけでなく、むしろその前後の立ち居振る舞いが問われるものである。
楽俊はすぐにも着物を脱いで、いつもの鼠の姿に戻りたくてたまらず、ばさりと汗を吸って重くなった上着を脱いだ。
「きゅるるる―」
「おう、戻ってきたか。すまなかったなあ、何処に居た?」
楽俊は青鳥を腕に乗せ、陽子その人であるかのように話しかける。
「ちょっと待っててくれな、今、下の方の着物も脱ぐから―」
「脱がなくて良い!!」
腕にのせた青鳥は、嘴を閉じたまま首を傾げている。
「楽俊、こっち、こっち」
楽俊が振り向くと、窓の桟に腰掛けて微笑んでいる陽子の姿。
「久しぶり―だね」
鳥は己の役は果たしたとばかりに、その美しい羽をはばたかせ窓から飛び去っていった。

「結局、その姿に戻っちゃうんだから」
「仕方ねえだろ。肩が凝るんだから、あれは」
ふ、と陽子が楽俊の肩に頭を乗せる。
「あー、楽俊だあ―」
ふわふわとした毛。懐かしい匂い。ぱたぱたと落ち着かないように揺れる尻尾。
その全てが懐かしく、陽子は身体を楽俊に預け、瞳をうっとりと閉じた。
「よ、陽子ぉ、眠いのか?眠いなら、もう帰らないと―って、そうじゃねえ。何でお前がここに居る?」
ぐい、と楽俊は陽子を引き剥がして問うた。


689:「緑の瞳」3 楽x陽
06/10/13 03:25:56 FwhKFKwx
「―ふうん、そうか。まあ、国が落ち着いているなら他国に出向いて見聞を広めるのも良い事だな。
しかし冢宰ともかく、景台輔がよくお許しになったもんだ」
陽子は苦く笑うと首を振った。
「……落ち着いてなんていないよ。前よりはマシってだけ。慶はまだ安寧には程遠い。楽俊なら、
判るでしょ?」
「おいらは単なる学生だからよ、どこの国がどうかなんて判らねえ。でも、安寧な国なんて、完璧な
国なんてこの世ん中、どこにも無いと思うけどなあ」
「楽俊ったら!」
陽子が思わず叫ぶ。
「こんな大国に居て、しかもこんな大規模な学問の中枢に居るくせに、そんな事を言うの!?
慶にこんな大学を設立出来るのは何年後か、ううん、何十年後か知れない。雁という国が安寧でなければ、
他の何処の国がそうだって言うの?私に気を遣って、そんなおべっか言わなくても良い」
陽子は口惜しげに唇を噛んだ。
「陽子」
髭を揺らしてほたほたと脚を動かし、陽子の目前に来ると楽俊は短い腕を陽子の手に伸ばした。
「おべっかなんて言わねえよ―お前におべっか言って、俺に何の得がある?確かに雁は大国だ、
それは否定しねえよ。欲しいものは力と金があれば大抵は手に入る。でも、逆に考えると力が無くて
金が無い人間には何も手に入らないって事だ。そんな国が安寧か?」


690:「緑の瞳」4 楽x陽
06/10/13 03:26:56 FwhKFKwx
陽子は首を振る。
「楽俊には、判らない」
「ああ、判らねえな」
せっかくの再会を、こんな風にしてしまうつもりは楽俊にはなかった。だが、心とは裏腹にきつい
言葉が口から飛び出す。
「おいらが知ってる陽子は、毎日戦ってたさ。おいらに愚痴ったり、文句垂れてる暇があったら立ち上がって
歩いていたんだがな」
楽俊は、自分がどうしてこんなにもイライラしているのか判らなかった。

全てを諦めていた。成人になっても正丁の印をもらえない。給田を受けられず、親にすがる一生―
そんな人生から自分を救い上げてくれたのは陽子だ。だが、その陽子に自分は怒りをぶつけている。

「もう、良い。楽俊」
「良くねえ。おいらが知ってる陽子はそんな濁った目をしてねえ、そんな綺麗な着物を着てねえ、そんな高価な
髪飾りをつけて香をたきしめて古い友達を訪ねたりしねえ―」
「楽俊、もう止めて―」
陽子の瞼が涙をこらえて、膨らむ。同時に、ふわり、と柔らかい光が室に走った。
陽子は楽俊が人型を取る瞬間を初めて見た。その腕は陽子の腕を掴んだまま、ふわふわと揺れる毛に
包まれた身体がぐにゃりとグロテスクに歪む。
まばたき一つの間に、見知った鼠は人間の青年の身体へと変わっていた。


691:「緑の瞳」5 楽x陽
06/10/13 03:28:19 FwhKFKwx
陽子は目を反らす。
楽俊は何一つ身に着けず、生まれたままの姿になっていたから。
楽俊は人型になって力を増したかのように、ぐいと腕を引っ張り自分の胸に陽子を引き寄せた。
「王だものな、陽子は―綺麗に着飾って、当然だ」
「楽俊、離して!何だか、あなた―」
(怖い)
陽子は見慣れない、だが「楽俊」である青年に抱き寄せられ、その腕から離れようともがいた。だが、ほっそりとした
腕であろうがやはり男の力には敵わない。
耳元で、声さえ変わってしまったように低く楽俊が呟く。
「延王にはお会いしたか?見違えたと、褒めてくださっただろうな―あの方は本当に美しいものは愛でる方だ」
「ちょ―ちょっと、何を言ってるのよ、楽俊!」

夜風が灯りを消す。
楽俊の部屋は、他の学生からは離れたところに位置している―誰も半獣の隣へ住みたいとも思わないから。
「陽子、声を上げても―多分誰も気づかれない」
だからあきらめろ、と楽俊は陽子の着物をぐいと剥いだ。
陽子は何を言っているのか判らない、とばかりにその緑の双眸を見開いた。

こんなつもりじゃなかった。
―いつだって陽子を抱きたかった癖に。
泣かせたくなんてなかった。
―夢の中で陽子はいつもすすり泣いて嬌声を上げていた癖に。
友達で良かった。
―陽子にもっと相応しい誰かがいるんだ、って妬んで妬いて狂おしいくらいだったくせに!!

焦がれた想いが、パリンと音を立てて崩れた。


692:「緑の瞳」6 楽x陽
06/10/13 03:30:03 FwhKFKwx
楽俊は陽子の胸元に顔をうずめた。
陽に愛された手足とは違い、そこだけは白く痛々しい。
それを自分の手で、唇で、紅に染め上げていくのに楽俊は背徳的な喜びを感じた。
暴れる身体を己の全身で抑える。暴れる程に肌の密着度は増すと言うのに、陽子はひたすら
抵抗を続ける。
触れる柔らかな肌。揺れる髪から匂う香り。
頬に舌を這わせた時、塩辛い涙がつたっている事に楽俊は気づいた。
「蔑めよ―罵れ、おいらを」
楽俊は苦笑した。陽子は瞳を閉じたまま、ぽろぽろと涙をこぼし続ける。
「罵って、刀を取っておいらを斬ったらどうなんだよ!」
「……ごめん、ね」
「は、あ?」
「ごめん、楽俊」
楽俊は陽子の腕から、己の腕を離した。そして、だらりと身体を弛緩させて陽子を見つめる。
俺は罵られて、斬られる価値もない程落ちたか―。
「謝る必要はねえよ―」
楽俊は笑うと、陽子の身体に覆いかぶさった。

接吻を返さない唇。冷えた肌。甘い声はその喉から消え去ったかのよう。
だが楽俊は焦がれ続けた女の身体に触れる事を止められなかった。触れる程に吸いつく
魔性の肌。暗闇に揺れる身体はこの世のものでないように妖艶で、楽俊は視線を這わせるごとに
腰の奥から熱い猛りが己の肉槍に伝うのを感じる。


693:「緑の瞳」7 楽x陽
06/10/13 03:31:02 FwhKFKwx
楽俊は、誰かと閨を共にした事も無いくせに、自分の手が舌が身体全体が陽子を求め、正確に貪りつくそうと
するのに驚いた。
己の猛りを今すぐ陽子に突き刺したいのに楽俊は惑う。もてあまし、惑うて、喜ぶ。
天井を指す薄紅色の乳房は、その頂きだけを赤くしている。楽俊はそれにかぶりついた。
歯を立てた瞬間、ぴくりと陽子の身体が震える。楽俊は今更のようにゆっくりとそれを弄り、
舌でその蕾をこね回した。
かぐわしい香が楽俊の鼻腔を刺激する。陽子の甘い体臭とあいまって、それは薬のように
楽俊の身体を精神を刺激した。たまらず、楽俊は懇願する。
「陽子、触って。おいらの―」
まさかと思った陽子の手が楽俊の猛りに触れた。
ひやり、と冷たい指がそれに触れる。
陽子の指はぎゅう、とそれを掴んだまま動かなかった。
「陽子―動かして。少しずつ」
犯す女に言う言葉ではないと思いつつ、楽俊は願った。
陽子は、楽俊の男根を軽くさすり始める。さすられるにつれ、楽俊の息は荒くなっていった。
「陽子、陽子、すごく―」
「良い?」
こくん、と楽俊は頷く。
陽子は手を動かし続けた。


694:「緑の瞳」8 楽x陽
06/10/13 03:31:58 FwhKFKwx
どくんどくん、と脈動して楽俊おそれは大きく硬くなっていく。陽子は楽俊に身体を密着させ、指先だけを
動かしながら楽俊に問うた。
「ねえ、咥えれば、もっといい?」
陽子は応えを待たずに、するりとその身体を滑らせた。

壊れ物のように陽子はそれを持って眺める。
そして少しだけ首を傾げると、パクリとそれを口に含んだ。
チュッチュッと音を出して吸うが、何か違うと言ったように口から熱い猛りを取り去るとまた首をかしげる。
「……ソフトクリームみたいに、なのかな」
陽子は菊門近くの皴から、ずず、とカリへと舌を這わし楽俊が腰をピクンと震わすのを感じると
その道筋を往復し始めた。
舌のみで、ちろりちろりと舐めていた道筋が、いつしかふっくらと厚い唇でもって吸い尽くされ、往復する。
快感の道が陽子の舌で唇で作られる。
楽俊は自分の手足が止まり、ただ陽子の動きの一つ一つをただ待ち構えている馬鹿な
男になっている自分を恥じた。
「陽子ぉ」
楽俊の長い舌が、陽子の舌に絡む。陽子は瞳を閉じたまま、ただ何事かを呟き、手をせわしげに
楽俊の竿を上下に動かし続けた。
「陽子。お前な、自分が幸せになる事を考えたほうが良いぞ―せめて、夜だけでも」


695:「緑の瞳」9 楽x陽
06/10/13 03:33:03 FwhKFKwx
陽子を抱いただろう、誰か。
陽子が焦がれているだろう誰か。

楽俊は、ふるふると頭を振り、その誰かを忘れようとする。
そして、苦笑する。
(斬られるだろうからな―当たり前だ。王を犯しているんだからな。母さん、悪いなぁ。
どうやって謝れば良いんだろう?)
重い後悔に身をやつし、それでも陽子の身体の探検を進めすにはいられない。

楽俊は、陽子の身体に触れ、自分以上に未熟な反応に戸惑った。
と、思った瞬間、陽子の瞳が始めて開く。
「着飾った私は嫌い、なのか?」
楽俊は、首を振って聞きたくないといったように意思を明らかにすると陽子の身体に自分を重ねた。

陽子、陽子、良いんだ。
着飾れ。美しくなれ。
そして、自分が恋する人へ近寄れば良い。
あの方は、見る目がある方だ―延王がいなければ、お前も俺もこうしていねえからなぁ。
俺くらいの奴はよぉ、こうやって誰かの手の上ですったもんだしてるのが似合ってるのかもしれねえなぁ。


696:「緑の瞳」10 楽x陽
06/10/13 03:34:38 FwhKFKwx

「ひどい」
陽子が今更のように、呟いた。
「痛い。楽俊が触ってるとこ全部が痛い。ひどい」
「す、すまねえ。止めるか」
「楽俊」
陽子は、強すぎる瞳を恥じるように、楽俊を通り越して遠いところを見つめると楽俊に言った。
「楽俊なら良く出来る。楽俊なら痛くない。私、知ってる」
楽俊は苦笑して思わず呟く。
(俺は安碑かよ)
「捨てても、誰も傷つかない―てか」
捨て牌-―-いつだって、そうだった。

楽俊は猛りを前触れ無しに陽子の秘所に突き刺した。
濡れているか否かなぞ、関係なしに。
入れるとずいぶんと窮屈で、楽俊は動けず難儀する。
「痛い―」
楽俊は構わず、もっと突き刺すために陽子の膝裏をぐいと持ち上げ、蓬莱の文字の
「M」になるようにした。
ピンク色の肉壁があらわになる。
「痛―っ」
子宮の入り口まで、ぐい、と楽俊は己の猛りを突き刺す。ずんずんと突き刺し、ひたすら
陽子の身体に自分の身体を記憶させる。
「痛いの、楽俊」


697:687
06/10/13 03:39:11 FwhKFKwx
漢らしく行こうと思ったが、ぐだぐだっす(涙)。
事情があって、続きうpは来週末になりそうです。すんません。
楽俊→陽子の陵辱モノを書きたかったけど、つくづく鼠の野郎が良い奴で
無理でした。はぁ~

とりあえず、他の職人さんの投下を待つ。自分の残りはまた来週以降ね。

698:名無しさん@ピンキー
06/10/13 17:07:15 SZMPrzDV
キタ━(゚∀゚)━!! ありがとう!ありがとう!
楽俊と陽子で陵辱モノ、意外と違和感ないな・・・!
GJでした~続き楽しみにしてますー。

699:名無しさん@ピンキー
06/10/13 17:52:43 MMdrJb93
おおっ 投下乙乙乙!

700:名無しさん@ピンキー
06/10/13 19:24:00 l/zLzkNU
おつおつおつ!!!
続きwktk!!!

701:名無しさん@ピンキー
06/10/13 21:32:50 cy34DwOg
投下が続くね いいんでないかい

702:名無しさん@ピンキー
06/10/14 18:31:40 2MtK0TpT
投下きてた!乙悦
続きワクテカしてます

703:名無しさん@ピンキー
06/10/17 03:57:53 84wonLU1
僕は祥瓊派です

704:名無しさん@ピンキー
06/10/17 22:10:58 bGk3V2zH
では>>703に期待

705:名無しさん@ピンキー
06/10/19 20:15:58 g4JKi6rv
楽陽gjgjgj!
続きをワクテカしながら待っています。

706:「緑の瞳」11 楽x陽
06/10/20 01:01:55 APEs6nXI
(延王となら、もっと痛いさ。鼠もどきのおいらのとは違って、さぞや大きいだろうからな)
無言で楽俊は腰を動かし続けた。
M字になった脚を持ち上げ、自分の肩に掛けると枕を陽子の腰の下にあてがった。
そうしていっそう深く突く。
「痛ぁ―いっ!!」
「もっと痛え事だってあっただろ。黙れよ、陽子」
罪悪感が暗い喜びに変わる。
楽俊は自分の心の奥底に、このような黒く熱い奔流が流れているのを今更ながらに知って、くつくつと自嘲気に笑った。
「おいらは、しょせん獣なんだよ―おいらに拾われて、介抱されて、感謝してるだろ?だから、我慢しろって!」
激しい、悲しい怒鳴り声。
ぴくん、と陽子は身体を震わせた。
「―良いよ、判った」
身体を貫かれたまま、ふっ、と陽子は小さく笑った。
「我慢なんてしてない。痛いから痛いって言っただけ。『痛い』ってのが腹立たしいなら、もう言わない。楽俊の好きに
すれば良い。だから、そんな風に怒鳴らなくても良いよ。でもね―」
陽子は楽俊の一瞬の隙をついて、起き上がると楽俊をがばりと床に組み敷いた。
「でも、私にも楽俊を気持ちよくさせてくれなきゃ嫌だ」
「よ、陽子」
陽子は艶然と笑うと、楽俊の上でゆっくりと身体を動かし始めた。


707:「緑の瞳」12 楽x陽
06/10/20 01:03:10 APEs6nXI
狭い肉壁の中で動きが取れず、ごりごりと何かがあたるかのようだった正常位と比べて、陽子が上になると
ふわりと楽俊のそれは動きやすくなった。
陽子も楽になったのだろう、皮肉な事に破瓜の血が潤滑油となって腰がなめらかに動く。
「ん―、こっちの方が、ずうっと楽。楽俊は、気持ちい良い?さっきの方が良い?」
楽俊はぼうっとなりながら、自分の上に騎乗する女王を見た―あんなにも焦がれた女が己の上になり、その身体を揺らしている。
楽俊は己の目前でふるふると揺れる乳房に手を伸ばし、ぷるんとはじけそうな尻を手のあとが付くほど強く掴む。
「良いよ、陽子。すごく、良い」
長く湿った紅い髪が己の腹に触れ、目を開けると引き締まった腹と緩やかなカーブを抱く肩。
しっとりと濡れる女の身体からぽつ、ぽつ、と汗が自分の顔に落ちる。
楽俊は己の指先を陽子の口元に持っていき、それを丹念に舐めさせた。真珠色の歯がみだらに
見え隠れする。歯茎をさすり、舌に絡ませる。したたるほどに唾液を指につけると、それを陽子の尻の間に
隠れる後ろの秘門へと持っていった。
前の門よりもずうっときつく、隠れ潜んでいるそれを楽俊の指が丹念に撫ぜる。陽子は髪を振り乱して、
何処を触られているのか判らないように小さくうめいた。
「んっ、ん―。ああっ。ねえ、良い?私、良くしてる?楽俊、良い?」
楽俊は苦笑する。
姿勢を変えようにも、陽子の鍛えられた太ももと腕は楽俊の肩を押さえ、楽俊の自由になるのは両腕だけ。

背後から秘所へ裏門へと唇を這わせたい。
そのきつく締まった蕾を舌でこじ開けたい。
髪の毛をひっぱって、背後から騎乗したい。

そんな願いは女王の矜持と力の前には無力なのだ。



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