【衛藤】魔法陣グルグルのエロパロ2【ヒロユキ】at EROPARO
【衛藤】魔法陣グルグルのエロパロ2【ヒロユキ】 - 暇つぶし2ch202:190
06/04/18 23:00:03 PRz76fXR
「何があったの?」

ククリが問い詰める。

「その・・・・・・気になって・・・仕方ないんだ。」
「何が?」
「えーと・・・その・・・」

ニケはまた口ごもってしまった。

「何が気になるの?教えてよ!」
「何でそんなに聞きたがるんだよ?」

ニケが少し怒ったような口調で問い返す。

「それは・・・その・・・勇者様の・・・そんなに悩んでる勇者様を・・・見たくないから・・・。」
「あ・・・。」

少し間が空き、ニケが言った。

「最近・・・ククリが・・・ククリの事が・・・気になって仕方ないんだ・・・。」
「え・・・ど、どういうこと?」
「だからさぁ・・・ククリの事が気になってるんだ・・・最近ずっと。」

意外な答えに、ククリは動揺した。

(勇者様がククリを気にしてる・・・?どういうこと?あたし、何かしたかしら?)

「その・・・多分、な・・・オレ・・・ククリが・・・好きなんだ。」
「・・・え?」
「だからさぁ・・・ククリが好きだから・・・ずっと・・・気になっちゃうんだと思うんだ。」

久しぶりに聞いた、ニケからの「好き」という言葉。
初めて「好き」と言ってもらったのは、「恋するハート」の魔法陣の中。
しかしそれ以降は言ってもらったことが無かった。
お互いの距離が近づいたせいか、「好き」とか「嫌い」とかあまり気にしなくなっていた。
しかし、さっきの一言で急速にククリのニケに対する想いは再び燃え上がった。

203:190
06/04/18 23:00:50 PRz76fXR
「ホントに・・・ホントに・・・ククリの事、好き?」

ククリの声が震えている。嬉しいのか、びっくりしているのか。
ニケはゆっくりと答えを返す。

「もちろん・・・オレは・・・ククリが・・・好きだよ。」
「ホントに・・・?ホントに好きなの・・・?」
「・・・嘘言ってどうするんだよ。」

ククリはポロリと涙をこぼした。

「おいおい、泣くなよ・・・。」

ニケがククリを慰める。しかし慰められれば慰められるほどその涙の数は増えてしまう。

「だって・・・だって・・・勇者様が・・・ククリを・・・「好き」って・・・言ってくれたんだもん・・・。」
「・・・ごめんな。ククリの気持ちに気づけなくて・・・。」
「・・・いいの・・・勇者様が・・・ククリのそばにいてくれたら・・・。」

暫くすると、ククリは泣き止んだ。でも泣いていたせいか、嗚咽がなかなか止まらない。

「・・・大丈夫?」

ニケが心配そうに尋ねる。

「・・・うん。・・・ごめんね勇者様・・・突然泣いちゃって・・・」
「いいんだよ・・・ククリの気持ちに・・・気づけなかったオレが悪いんだから・・・。」

「勇者・・・様?」

ふとククリがニケに話しかけた。

「何?ククリ・・・。」
「勇者様は・・・ククリが・・・好きなんだよね?」
「あ、ああ・・・。」

と、不意に意外な質問がニケに浴びせられた。

「勇者様は・・・ククリが・・・欲しい?」
「・・・・・・は?」

ニケは何のことだか見当も付かなかった。


ここまでが現時点で出来ているSSです。続きはゆっくり書いていこうと思います。
こんな駄文ですが読んでいただきありがとうございます。


204:72
06/04/18 23:43:31 kz9NmzgG
うっうわわわわぁぁ~~~きたぁ!
マジでいい感じです!
めちゃくちゃ新鮮でいいなぁ…
続き楽しみにしています^^

205:名無しさん@ピンキー
06/04/19 01:33:36 jSYghmfT
内容は何かラブラブでいいんだが、最初に『勇者様→ニケくん』って直したのに、以降は勇者様のままなのは何か意図があるのか?
内容は好きだ。wktk

206:190
06/04/19 17:47:20 fkI1Nac/
いや、特に意味は無いです。
まあ感じとしては
・一旦は「ニケくん」と呼ぶようになった。
・しかし「勇者様」の呼び方が定着しているせいか、なかなか慣れない。
・ニケから了解を得たので、また「勇者様」と呼んでいる。

とまあこんな感じと思っていただければ。続きは早いうちに投下します。
お待たせして申し訳ないです(汗

207:名無しさん@ピンキー
06/04/19 20:08:19 gTQAkgfZ
いやぁ~すばらしいですなぁ~!(←なぜかキタキタ調)

208:名無しさん@ピンキー
06/04/19 23:36:59 VElozIuo


ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥
ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥


ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥
ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥



209:190
06/04/20 00:06:20 2qraoMxc
が、すぐにその言葉が何を意味しているのか理解した。
しかし、いきなりそんな言葉が出てくるものとは思ってもいなかったのでニケも動揺している。
ここはひとつとぼけてみようと、ニケは口を開いた。

「あ・・・あー、ククリをお嫁さんにね・・・うん、欲しいよ。」
「ち、違うよ・・・その・・・あの・・・」

ククリの困った顔もまた可愛い。ニケも悪いと分かっていながらさらにとぼけてみる。

「じゃあ・・・何?」
「それは・・・えーと・・・・・・」
「・・・何?よく聞こえないんだけど・・・。」
「・・・えっち。」

ククリが「きゃっ」と言い、赤くなって顔を手で覆う。

「ごめん・・・実は何のことか分かってたんだ。」
「もう・・・勇者様のいじわる・・・。」

と、向こうの方からククリの母の声が聞こえてきた。

「ニケくん!ククリ!お風呂が沸いたから入りなさい!」
「あ、はーい!・・・あの、ククリ。」
「・・・なぁに?」
「この続きは・・・風呂上がってからでいい?」
「うん。その方がいい・・・。」
「じゃあオレ先に風呂入っていいかな?」
「いいよ。」

210:190
06/04/20 00:08:37 TTgUTLMo

ククリの了解を得て、先に風呂へ入る。
風呂の窓は風でガタガタと揺れ、雨が窓に叩きつけられている。
どうやら夕方の雨は嵐になったようだ。
そんな中、湯船に浸かりながらニケはふと、ククリの事が頭に浮かんだ。

(しかし・・・なんでオレはククリの事「好き」とか思わなかったんだろ・・・
 ククリって良く見ればものすごく可愛いのに・・・なんでだろ?)

しかし今ニケはそのククリから「自分をもらって欲しい」と言われている。
なんとも複雑な気持ちだ。

さっさと風呂から上がり、ククリを呼びにいく。

「ククリー。風呂上がったから次どうぞ。」
「あ、うん。」

部屋に戻ってみるとククリはあの特徴的な三つ編みを解いていた。勿論風呂に入って
髪を洗うからだろう。

「ククリのその髪型・・・可愛いな。」

ふとそんな言葉が口からこぼれた。

「やだ・・・そんなぁ・・・。」

ククリは恥ずかしがって、風呂の方へ駆けていった。
タオルで顔を拭きながら、ベッドに腰掛ける。

(今晩はどうなるんだろ・・・。)

不安と期待が入り混じった、夜の始まりである。

こんな感じのペースで1日1回ぐらい投下していきたいと思います。
少々筆の運びが遅い私ですが、気長に待ってくださいまし。

211:名無しさん@ピンキー
06/04/20 13:53:31 C9vMc0vm
>>209-210
オレ的には、エッチする前は風呂には入らん方が
いいと思うんだが・・・・。


212:72
06/04/20 21:49:35 GTCFCQjt
気長に待ちまつ(*´Д`) ワクワク

213:名無しさん@ピンキー
06/04/20 21:57:05 HuB8C4Dy
イイヨイイヨー

214:名無しさん@ピンキー
06/04/21 22:30:08 dKLK2ctG
ツヅキマダデスカー

215:190
06/04/21 23:39:12 EdPtowxf
>>211
ご希望通りにならなくてすいません。
では続きをゆっくり投下していきます。

眠たくなったので、布団をかぶって横になる。
しばらくボーッとしていると、カチャリと風呂のドアが開く音がした。
そしてパタパタとスリッパの足音がしてきた。ククリだ。

ニケも体を起こしてククリを待つ。

ガラリと部屋の引き戸が開く。

「お待たせ・・・待った?」
「いや、このくらいどうってこと無いよ。」

風呂から戻ってきたばかりのククリ。片手には櫛、もう片手にはバスタオル。
勿論髪は編んでいない。

「髪の毛・・・そんなに長くて大変じゃない?」

ニケが不思議そうに聞く。

「ううん。たいしたこと無いよ。」
「そっか・・・。」

髪を櫛で梳きながらタオルで拭く仕草が可愛く感じられる。
もはやニケの目に映るククリの仕草全てが可愛く思えるまでになっていた。

「でさぁ・・・ど、どうする?」
「あ、あのね・・・ククリ、勇者様のお布団で寝たいな・・・。」
「・・・あ、ああ。構わないけど・・・。」

ニケの入っている布団の横からククリが入ってくる。
ふわっ、とククリの髪が揺れたかと思うと、なんとも言えない匂いが漂ってきた。

「ククリって・・・いい匂いがするよなぁ。香水でも付けてるの?」
「え?香水なんて・・・付けてないけど・・・。」

心なしかククリの顔が赤くなっているように見える。風呂上がりだから火照っているのか、
それとも照れているのか分からない。けど可愛い。

「じ、じゃあ・・・あのさぁ・・・初めは・・・その・・・キス・・・から・・・」
「・・・うん。」

普段からエッチなニケだが、今回ばかりは緊張する。何せ普段のそれとは比べ物にならないことを
今から経験しようとしているのだから。



216:190
06/04/21 23:59:50 EdPtowxf
優しくククリの顔を両手で触る。プニプニしていて気持ちいい。ククリもキスをし易いようにと、
体をこちらへ向けてくれる。ククリの吐息まで分かる様になってきた。かなり荒い。
当然だがククリも緊張しているのだろう。

「じゃあ・・・行く・・・よ?」
「・・・うん。」

顔を近づけ、唇を重ねる。

(キスって・・・こういう物なんだ・・・ククリの唇、柔らかいなぁ・・・。)

下手なキスだが、キスの感じはしっかり分かった。
次にゆっくりと舌を入れてみる。つるんとした感触が心地よい。

「ゆ、ゆーひゃひゃま~、ほれはため・・・(ゆ、勇者様~、それはだめ・・・)」

口はしっかり抵抗しているのだが、体は正直だ。何の抵抗も無くニケの舌を受け入れる。
ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷんと舌の絡む音がする。何ともいやらしい音だ。

キスはこれぐらいと、ニケは自分の舌をククリの口から出す。お互いの唾液が糸を引いた。

「はぁ・・・キスって・・・こういうものなのか・・。」
「・・・ククリも・・・なんか・・・気持ちよかった・・・。」

ゆっくりとベッドに横たわる2人。とりあえず最初の難関を突破した、という感じだ。

「ククリ・・・。」
「なあに・・・?」

ククリをこちらに向かせると、ゆっくりとパジャマのボタンを外していく。
途中やけに柔らかい感触を感じたが、恐らく胸だろう。

パジャマのボタンを完全に外し、服を脱がす。
白く可愛い上半身が姿を見せる。

「やだ・・・勇者様、そんなにじっくり見ないで・・・。」
「いや・・・その、分かってるんだけど・・・目が勝手に・・・。」

胸は意外と大きい。つん、と突いてみると改めてその柔らかさが感じられた。

「やぁん・・・。」

ククリが甘い声を漏らす。

「へぇ・・・ククリの胸ってこんなのなんだ・・・。」

早速揉んでみる。むにゅむにゅとした感触が病み付きになりそうだ。

「あ、やぁん、だめ・・・あっ、だめぇ、そんなに揉んじゃ・・・あぁん・・・」
「しーっ・・・お父さんとかお母さんにばれちゃうだろ・・・?」
「でも・・・我慢できないよぉ・・・。」
「じゃあ・・・できるだけでいいから・・・声は出さないでね。」
「・・・うん、頑張る・・・。」

今日はこのぐらいにしておきます。
どうも肝心な部分に来ると文が下手になってしまう・・・。

217:72
06/04/22 01:20:56 6QTfH3MR
う…初々すぃ(**´Д`) ドキドキ

218:名無しさん@ピンキー
06/04/22 09:46:48 xt0Xj/gS
超期待

219:名無しさん@ピンキー
06/04/22 21:34:35 c34ljDVo
何かこう、、、『はじめてのえっち』って感じが出まくってるな。
素晴らしくいい。うん、実にいい。

220:190
06/04/23 00:00:39 wE+QQVF9
まり変な声を出すとククリの親に怪しまれるので程ほどにし、次はズボンに手を掛ける。
ズボンの裾を掴んでズボンを引っ張る。案外簡単に脱げた。
と、そこには白いパンツ1枚だけのククリがいた。

ニケはその光景に思わず、いや完全に見入ってしまった。

「やだ・・・そんなにじっくり見ないでよぅ・・・」

ククリの顔は紅潮し、恥ずかしがっているのをはっきり分からせてくれる。

「でも・・・こんな機会・・・あんまりないし・・・。」
「うぅ・・・でも・・・」

そうこうしているうちに、ニケはあるところへ目が行った。そう、股間だ。
良く見ると、じわりと濡れているように見える。

「ククリ・・・おしっこでも・・・漏らしちゃった?」
「ううん・・・漏らしてなんかないよ・・・なんで?」
「その・・・マタが・・・」
「え・・・?」

ククリは何がなんだか分からないので、自分の股間に手を当ててみる。

ぴちょり。

確かに股間は濡れている。しかしおしっこを漏らした覚えは無い。

「えぇ・・・なんで・・・?なんで・・・こんなに・・・濡れちゃってるの・・・?」
「あ、あのさあ、ちょっと聞いたことがある話なんだけど・・・。」
「なあに・・・?」

ニケはとりあえず落ち着き、説明を始めた。

「その・・・えっちって・・・オレの・・・な?」
「うん・・・。」
「オレの・・・モノを・・ククリの中に・・・入れるわけだろ?」
「・・・そうだけど・・・?」
「だからその・・・今ククリのそこが・・・濡れてるのは・・・」
「・・・濡れてるのは?」

「要は・・・その・・・滑りをよくするための液・・・みたいな・・・。」

221:190
06/04/23 00:01:59 nK89agbC
ニケもうまく説明できないのか、話がこんがらがってきている。

「滑りって・・・?」
「えーと・・・つまり・・・オレのモノを・・・ククリの中に・・・入れるときに・・・
 入りやすくするための・・・液って感じ・・・かな?」

「・・・そうなんだ・・・。でも・・・なんでククリが知らないうちに・・・そういうお汁が・・・でちゃうの?」

一通り説明は出来たものの、さらに質問が浴びせられる。

「気持ちよくなったら・・・勝手にでてきちゃうんだ・・・。」
「へぇ・・・知らなかったなぁ・・・。」

ククリも納得したのか、感心した。

「ところで・・・勇者様はどこで・・・そういうことを・・・教えてもらうの?」
「そ、それはその・・・まあ、いろいろと。」
「・・・ふぅん。」

これがエッチな本を読んで覚えた知識とはククリに言えない。
何とかごまかすことができ、とりあえずニケはホッとした。

「じゃあ続き・・・しよっか。」

ククリは何も言わず、こくりと首を縦に振った。

残ったパンツに手が伸びる。ククリの顔に目をやると、目をグッと閉じてなにやら我慢している。
当たり前だが恥ずかしいのだろう。例え最愛の人、ニケといえど自分のパンツを彼に脱がせてもらうのは。

パンツの横を持ち、ゆっくりと下に下げる。しかし手が強張ってあまり動かない。
何せククリの秘所を初めてまともに見るわけだから、緊張するはずだ。

それでも思い切ってパンツをずらす。するとそこには可愛い縦筋が現れた。
ククリの足を上げ、パンツを抜き取る。そこには全裸のククリがいた。

いつもにこやかでカワイイククリだが、ここまでに身体も可愛いとは思ってもいなかった。
それなりに大きな胸に、太ってはいないものの柔らかそうなお腹。決してスタイルがいいとは言えないが、
そのふっくらとした身体にニケは再び見入ってしまった。

「もう・・・勇者様ったら・・・本当にえっちなんだから・・・。」

呆れたような、そして少し怒ったような声でニケに言う。

「ごめん・・・でも・・・ホントに可愛いよ・・・。」

「そんなぁ・・・・・・本当?」
「・・・もちろん。で・・・」
「・・・何?」
「そこ・・・触って・・・いいかな?」

ニケはククリの股間を指差す。

「・・・いいよ。」

222:190
06/04/23 00:04:46 wE+QQVF9
今日はこの辺で止めておきます。
遅筆で期待されている皆さんには申し訳ありません。
ゆっくりと待っていてください。

223:名無しさん@ピンキー
06/04/23 20:32:30 KYepFUTG
wktk

224:名無しさん@ピンキー
06/04/23 23:35:23 imk7/eY2
なんてところで止めやがる
俺のこの興奮を何処で発散しろと・・・

GJ

225:名無しさん@ピンキー
06/04/25 00:07:12 slF6apeM
ああああ( ゚∀゚)=3
ニケククっぽくてすごくイイ
2人の初エチはまさにこうだと思っていた…ありがとう
おとなしく続き待ってます

226:72
06/04/25 01:09:44 OU599obi
ワクワク(*´Д`)

227:190
06/04/25 23:23:56 3DdGWyBA
暫く間が空いてしまいました。
では投下。

ゆっくりとククリの縦筋に手の平をあてがう。

「あんっ・・・。」

いきなりククリの体がまるで痺れたかのように2、3度跳ねた。

「お、おい・・・どうしたんだよ?」

ニケは驚き、慌てて手を離す。手はしっとりと濡れていた。

「・・・なんか・・・変な感じ・・・。」
「そ、そう・・・?」

ククリが落ち着いたのを見計らって、もう一度秘所に手の平をあてがう。

「あっ・・・。」

前ほどではないが、ピクリとククリの体が震えた感じがした。

改めて触ってみると、ククリの秘所は熱く、脈を打っている。
そこだけが別の生き物のような感覚だ。

暫く触っていると、じわりと何か染み出てくる感覚がする。
多分あの液が染み出しているのだろう。

ゆっくりと縦筋に指を沿わすようにして手を動かす。
プニプニとしているが、それだけではなく全く未知の感触だ。

「あっ・・・ああん・・・はぁぁ・・・」

ククリの体が小刻みにピクピクと震え、小さな声で喘ぐ。さぞかし気持ちいいのだろう。

「ど、どう・・・?」
「・・・気持ちいいよぉ・・・ひゃぁ・・・」

ふとニケは、ククリの秘所にコリコリした部分があることに気づく。

「ククリ・・・ここ何だろ?」
「・・・え・・・何・・・?」

ニケは先ほどコリコリとした感触がした所を触ってみる。

「ほら、こ」
「ひゃあん・・・っ!」

ニケの台詞が言い終わる前にククリが物凄い喘ぎ声を上げた。

228:190
06/04/25 23:25:43 3DdGWyBA
「あ・・・ごめん・・・痛かった?」
「・・・ううん・・・そこ・・・すっごく・・・気持ちいい・・・。」
「そ、そうなんだ・・・。」

ニケはさっきの声がククリの両親に聞こえていないか心配だった。
耳を澄ませてみると

「あなた、私は先に寝ますよ。」
「ん・・・?おお、もうこんな時間か。では私も寝よう。」

ククリの両親が寝ようとしているようだ。
しかし油断は出来ない。ベッドに入ってすぐに眠りに入れるわけではないので、
もしかすると気づかれるかもしれない。仮に眠りに入っていても、あまりに
大きな声を出してはククリの両親が起きてしまう可能性も十分にある。

今回の初体験は、そういうリスク、いやスリルが大きい初体験でもあった。

ガタン、とククリの両親の寝室のドアが閉まる音がする。
こちらもドアを閉めているので、ある程度の防音は出来るだろう。
ニケはふう、とため息をついた。

落ち着いたところで再びコリコリしているところを触ってみる。

「ひゃあ・・・あんっ、ああん・・・気持ち・・・いいよぉ・・・!」
「そ、そう・・・?」

ククリの喘ぎ声に乗じて、ニケの秘所を触る手の動きもだんだん激しくなる。

「あっ、あっ、だめぇ・・・あっ、や、やぁっ・・・ああん・・・!」

どんどん激しくなる喘ぎ声。そして二ケの手の動き。

と、急にククリがビクビクと痙攣したように跳ねた。さっきより遥かに激しく痙攣しているようだ。

「だ、大丈夫かよ・・・。」

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

ククリは息を切らしている。そして顔もやけに火照っている。

「はぁ、はぁ・・・なんか・・・ココが・・・ジンジンする・・・。」

自らの秘所を手で押えて言う。

229:190
06/04/25 23:27:24 3DdGWyBA
「ジンジンするの?」
「うん・・・でも気持ちいい・・・。」

ニケは直感した。そう、ククリは「イッて」しまったのだ(正しくは「イカせた」だが)。
しかし、ニケの興奮も最高潮に達しかけている。

「じゃあさ・・・しようか。」
「・・・うん。」

そう、遂に「本番」だ。

ククリをオムツを変えるときの様な体制にして、秘所にモノを入れやすくする。
良く見れば秘所がテラテラと艶美に光っている。

そこを舌先で舐めてみる。

「にゃぁん・・・ああん・・・」
「気持ちいい?」
「・・・もちろん・・・。」

舐めるのも程ほどにし、いつの間にかいきり立っているモノをククリの秘所にあてがう。

「あ、あのさぁ・・・痛かったら・・・言ってね。」
「・・・うん。分かった・・・。」

ククリはまるで赤ちゃんのように手を握り、身構える。瞳は少し潤んでいるように見えた。
ニケもククリの腰に片手を沿え、自分のモノをもう片手に持ち、秘所の入口に当てる。

「・・・行くよ。」

ククリはこくりと頷き、返事をした。


ここで今日は終わります。
続きは後日投下しますので、それまでしばしお待ちをノシ

230:名無しさん@ピンキー
06/04/26 22:48:14 orfYgAEV
「もちろん」てwww

初めてなんだから「やだぁ…聞かないでよぅ」とかの言い回しのほうがいいかも
なんかそこだけ不自然
しかし萌えるぜGJ!!

231:190
06/04/27 00:39:02 pdGDKnxX
>>230
ごめんなさい。そこの所はそのほうがいいかもしれませんね。
今日は疲れているのでレスのみにさせてもらいます。
明日は続きを載せようと思うのでご期待ください。

232:72
06/04/28 00:59:57 uEbZIjdl
期待しています(*´Д`)ドキドキ

233:名無しさん@ピンキー
06/04/28 19:29:30 BHD64jTr
おいおい…こんなところにいつの間にか神がいやがる…
続き待ってるぜ

234:190
06/04/29 23:58:35 T/Ov2pPS
だいぶ間が空いてしまいました。すいません。
良いネタが思いつかなかったもので・・・。では続き投下します。

ゆっくりと腰に力を入れ、モノをククリの中へ入れる。
ズズズッと、奥へ入っていく感じがする。

「・・・どう?痛い?」
「ううん・・・意外と・・・痛くない・・・」
「そっか・・・良かった。」

ゆっくりとニケのモノはさらに奥へ奥へと突き進んでいく。

「くぅぅ・・・結構・・・気持ちいいなぁ・・・。」
「うん・・・ククリも・・・気持ちいい・・・。」

と、ニケは自分のモノの先が何か薄い膜に当たったような感じがした。
直後、その膜を突き破ったような感じがした。

「いだだだだ・・・!」
「ご、ごめん・・・!」

ククリが痛みのあまり奇声を発した。これにはニケもびっくりした。

「・・・いたいよう・・・。」
「ご、ごめん・・・大丈夫?痛かった?」

ククリの瞳からは今にも涙が溢れそうだ。

「・・・すっごく痛かった・・・。でも・・・今は平気。」
「良かった・・・びっくりした・・・。」
「心配掛けて・・・ごめんなさい、勇者様。」
「いいんだよ・・・。そんなに謝らなくたって。」
「うん・・・じゃあ・・・続けて・・・。」
「・・・分かった。」

返事をすると再び腰に力を入れる。まだまだ奥に入りそうだ。

「あ、ああっ・・・ゃあん・・・はぁん・・・。」

ニケのモノが奥へ入っていくに連れ、ククリの喘ぎは激しくなる。

「やぁん・・・もっとぉ・・・もっと・・奥に入れてぇ・・・あはぁん・・・。」

とても初めてとは思えない喘ぎ方だ。ニケも少し驚いている。

「そ、そんなに・・・気持ちいい?」
「・・・うん・・・はぁぁん・・・。」

「あの・・・これ以上・・・入んないんだけど・・・。」

もうニケのモノは根元までズッポリとククリの中に入っている。

235:190
06/04/30 00:00:09 T/Ov2pPS
「えー・・・もう・・・入らないの・・・?」
「・・・うん。もう根元まで・・・入っちゃったし。」
「じゃあ・・・突いてくれる・・・?」

返事もせずにニケは腰を振り始める。

「ゃあっ・・・すごい・・・すごいよぉ・・・あはぁ・・・」
「ど、どうだ・・・気持ち・・・いいだろ?」

ニケも正直、ここまで気持ちいいものだとは思っていなかった。
しかし今、これまでに味わったことの無い快感に浸っている。

こんなに気持ちいいことがあっていいのだろうか。

ニケはそう思った。

結合部は濡れに濡れており、クチュクチュといやらしい音を立てる。
ククリの快感と恥ずかしさに満ちた顔もまた可愛く、興奮してしまう。

「すげぇ・・・こんなに・・・気持ちいいなんて・・・。」
「・・・ククリも・・・こんなの・・・初めて・・・あぁん・・・」

お互いの鼓動がシンクロしていく。
今までククリは「旅のパートナーであり、自分の好きな女の子」でしかなかった。
でも今晩、ククリはニケにとって「かけがえのない大切な人」に変わった。
それはククリも同じだ。

一生ククリと一緒に暮らしたい。

前々からニケが密かに思っていた夢である。
それが今、実現できそうな所まで来ている。

お互いの息が荒くなってきた。フィニッシュは近い。

「ククリぃ・・・はぁ、はぁ・・・出そうだ・・・中に出しちゃって・・・いいかな・・・」
「・・・いいよ・・・あんっ・・・いっぱい・・・出してね・・・あはぁ・・・」

ニケは最後とばかりに力を入れて腰を振る。
ククリもニケの興奮を高めるかのごとく激しく喘ぐ。

これだけ大きな声を出してククリの両親が起きてこないのが不思議だ。

我慢の限界に達したニケが、思い切りククリを突き上げる。
と同時に、ククリの中へ精液が流し込まれる。

ビクン、ビクン。

ニケがククリの中に精液を流し込むたびに体が震える。

ひと段落着くと、ニケは自分のモノをククリの中から抜き出す。
にゅるっ、とした感じがたまらない。

ククリの秘所から精液が溢れ出てくる。


236:190
06/04/30 00:02:57 T/Ov2pPS



「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

お互いまだ息が荒い。快感のあまりか、力がしっかり入らない。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ、ククリ・・・どう・・・だった?」
「はぁ、はぁ・・・すっごく・・・気持ちよかった・・・。」

2人とも落ち着いたところで、ニケが話を切り出す。

「あのさぁククリ・・・ちょっと話があるんだけど・・・。」
「なぁに・・・?」

「オレたち・・・こういうことを・・・した訳だよな・・・。」
「・・・うん、まあ・・・そうね。」

「だからですね・・・その・・・この責任を取って・・・その・・・。」
「・・・もう、勇者様ったら急にかしこまっちゃって・・・何・・・?」

「いや、だからその・・・あの・・・オレと・・・えーと・・・」
「・・・?」

「今すぐじゃなくていいから・・・将来・・・け、けっ・・・結婚・・・してほしいっていうのか・・・その・・・。」
「・・・えっ!」

この時代、結婚を制限するものは何一つ無い。ニケやククリもそう幼いわけではないし、
今すぐ結婚したところで至って問題は無い。

「・・・だめ?」



237:190
06/04/30 00:03:48 5vYO2hF7
思い切って言ってしまったが、後々ククリの返事がどうなるのか分からない、という不安が生じた。
たとえククリがニケのことを好きであろうと、OKの返事がもらえるかどうかは分からない。
もしかすると断られるかもしれない。そういう不安にニケは襲われていた。

「勇者様・・・」
「・・・ん?」

「その言葉・・・ずっと待ってた・・・。」

「つまり・・・その・・・OKって・・・こと?」
「・・・当たり前じゃない・・・。」

ククリの瞳から涙がこぼれる。

「うれしい・・・うれしいよぉ・・・。」

最初はすすり泣き程度だったが、次第に号泣になっていく。

「やっと・・・やっと勇者様が・・・結婚してくれるって・・・言ってくれたぁ・・・」
「・・・オレも・・・うれしいよ・・・」

「最初は・・・断られるかと・・・思っちゃった・・・。」

ニケの目からも涙がこぼれる。

「やっと・・・やっとククリと・・・一緒になれるんだな・・・。」
「・・・そうね・・・ずっと・・・待ってたんだから・・・。」




2人とも泣き止むと、まずは服を着直す。
流石にだんだん寒くなってきているこの季節、裸では寝られない。
知らぬ間に嵐は去り、外は満天の星空である。

そして2人同じ布団に入り、枕を並べて寄り添いながら、ゆっくりと眠りについた。



とりあえずまだ続きます。Hシーンは終わりましたがとりあえずご期待ください。

238:190
06/04/30 23:03:43 6hg9mROR
お待たせしました。これで完結です。

次の日、天界には雪が降った。今年初めての雪だ。
農作業に出ていたニケが戻ってくると、部屋からククリが飛び出してきた。

「あ、勇者様!」
「ん?何?」
「これ、勇者様のために作ったの。」

差し出されたのは暖かそうなセーター。ちょっと下手な出来だが、着る分には問題ない。

「へー、ククリはこんなの作れるんだ。ありがとう。」
「どういたしまして。」

ニケは農作業で汚れた服を着替えると、さっきククリにもらったセーターを着てみる。

「結構かっこいいじゃん。」
「そう?よかったぁ・・・。」

ククリも一安心する。

「あのさあ、ククリ・・・。」
「何?勇者様?」

「こんなの作ってもらっちゃって悪いから・・今晩も・・・その・・・しない?」
「・・・いいよ。」
「いやー・・・昨日の晩してから・・・どうも病みつきになっちゃったみたいで・・・。」
「・・・もう、勇者様は本当にえっちなんだから・・・。」

そう言いながらも受け入れるククリもククリである。
さて、今晩はどうなるのやら・・・。

(完)


239:190
06/04/30 23:17:53 6hg9mROR
とりあえず完結させました。こんな駄文を最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

最後に、投下してから気づいた誤っている部分を訂正する正誤表を
載せておきます。

>>220
 冒頭部分
 「まり変な声を出すと~」の所
 最初の「あ」が抜けているので訂正→「あまり変な声を出すと~」

>>221
 中盤より少し下
 「いつもにこやかでカワイイククリだが~」の所
 「可愛い」がカタカナになってしまっているので訂正→「いつもにこやかで可愛いククリだが~」

>>229
ほぼ終盤
 「気持ちいい?」
 「・・・もちろん・・・。」
 の「・・・もちろん・・・」のところ
 >>230の方が仰られている通りなんかおかしいので以下のように訂正
 「やだぁ…聞かないでよぉ・・・」
 「ごめんごめん・・・。」(この一文は付け足し)

とまあこんな所が間違っていますので訂正します。
ちゃんと校正すればよかった・・・。

もし将来SS保管庫にこの文が入るようなことがありましたら、
以上の部分を訂正して保管していただければ幸いです。

240:名無しさん@ピンキー
06/05/02 13:17:42 wx9SX9u/
長編乙!萌えさせていただきますた(´Д`*)
また書きに来てくれ

241:名無しさん@ピンキー
06/05/02 23:06:46 qHtCL39L
GJ!!!
マジ萌えた!ありがとう!!!

242:名無しさん@ピンキー
06/05/04 10:55:13 l9zfp/X8
いやーGJ!
最高だね!よくこんなSSが書けるもんだ!
190氏の次回作に期待www

このスレもだいぶ過疎ったな・・・。
190氏のSSも終わったし・・・。
気長に次のSSを待つか。

243:名無しさん@ピンキー
06/05/04 18:23:56 ekF3qM3e
ジュジュトマ希望・・

244:名無しさん@ピンキー
06/05/07 12:32:03 RQip9zBG
レイククって需要ある?

245:名無しさん@ピンキー
06/05/07 14:39:28 BkdX2hcx
ありまくりんぐ

246:名無しさん@ピンキー
06/05/07 22:44:41 AdWei2D3
>>244
まあレイククは結構需要あるんじゃないの?人にもよるけど。
こういう書き込みをしていると言うことはSSをお持ちか?


247:名無しさん@ピンキー
06/05/09 04:22:20 1n3I7k5r
レイクク大好きだ(´Д`*)投下お願いします

248:名無しさん@ピンキー
06/05/09 23:21:55 qNeCdYAg
レイククマダー?(AA略

249:名無しさん@ピンキー
06/05/10 10:03:05 lB7TOvde
来ないのかねーレイクク(´・д・`)ショポン

250:名無しさん@ピンキー
06/05/12 16:38:16 LaZlaXYp
190天才 ちなみに補守

251:190
06/05/14 20:25:25 +ygTYW6W
暫くご無沙汰でした。

いやはや、こんなに褒めて頂いて嬉しい限りです。
早く私も次のSSが出ないかと待ちわびていますが・・・。
まだかな?

252:名無しさん@ピンキー
06/05/17 21:03:37 MWC3chDw
保守 190さんGJ! 次回作待ってます

253:名無しさん@ピンキー
06/05/18 19:20:09 +4noCWEg
190氏期待age

254:名無しさん@ピンキー
06/05/19 06:14:39 Q29NhzDo
携帯の待ち受けにしたお( ^ω^)URLリンク(p.pita.st)

255:190
06/05/19 16:17:36 Q7i0vBeq
いやはや、ご期待いただきありがとうございます。

しかしながら、現在ネタが乏しくなっています。
何でしたら、ネタを教えていただければ・・・と思います。

256:名無しさん@ピンキー
06/05/19 16:43:47 Y6a/Lkjn
>>254
詳細希望って言われたいんだろ?
いい加減そう言う書き込み止めろよ。



詳細希望。

257:名無しさん@ピンキー
06/05/19 18:51:43 iJFoEEMh
>>254
その同人誌もってるお

258:名無しさん@ピンキー
06/05/19 18:58:34 1qHlM7Zf
>>257
詳細希望

259:名無しさん@ピンキー
06/05/21 14:30:53 WAP5U0y3
しょうがないなぁ
懐漫板にも飛び火してるようだからうpしてあげよう

URLリンク(vegetarianism.o0o0.jp)
の7752 Passはguruguru

260:名無しさん@ピンキー
06/05/21 14:36:43 LqnqD1k1
>>259
㌧!
ここで同人うpして貰えるとは思わなんだ。

261:名無しさん@ピンキー
06/05/21 16:47:12 3Jvs4Foe
>>259
良ければほかのロダにおいてもらえんかな、セキュリティがかかっててどうもうまく行かない

262:名無しさん@ピンキー
06/05/21 17:03:59 Yrjf+0Az
>>261ここではどう?
URLリンク(www.fileup.org)
パス:adoba-gu

263:名無しさん@ピンキー
06/05/21 22:29:39 3Jvs4Foe
>>262
激しくありがと

264:190
06/05/23 19:30:32 ko1KTtJR
age

265:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:09:40 fEL4G13j
エロまったく無し、駄文雑文ですが箸休め程度に読んでみてください(;´∀`)では投下します

266:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:10:22 fEL4G13j
「勇者様のバカぁ!!」
バシン!という音と共にニケは尻餅をつく。
ククリは軽蔑な視線をニケに向けて、
「もう顔も見たくない!」と叫ぶとそのまま走っていった。
「お…おい!ククリ!!どこ行くんだよ!」
ニケは何度も連呼したが、ククリは後ろを振り返らずにニケの視界から姿を消した。
「…なんだよ。そこまで怒ることねぇじゃん」
ぼそっと呟くとニケは近くにあった小石を思いっきり蹴飛ばした。
今まで何度もククリとはケンカしてきたが今回のケンカほどバカらしいものはない。
原因はと言うと…それは昨日の夜にさかのぼる。
……

「じゃあククリもう寝るね。おやすみぃ勇者様」
「お、おう!おやすみ!良い夢みろよ!」
疲れていたのかククリは布団に入って数分で眠りについた。忍び足で近づいてみるとスヤスヤと寝息をたてている。
(こいつ…寝顔も可愛いな……って感心してる場合じゃない…!)
ニケはククリが寝ついたことを確認すると布団の下からエロ本を取り出す。
(ったく女の子との2人旅はなにかと不便だな)
ニケは心の中でボヤくと左手でページを開き右手はパンツの中に(ry
「…勇者様?」
「!!!!!」
「なにやって……きゃあああああああ!!!」


267:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:11:09 fEL4G13j
そう…寝たはずのククリが起きてしまったのだ。どうやらニケは自分でも気づかないうちに物音をたてていたようだ。その場はなんとか丸く収めたが問題は翌日の朝だ。
……

朝起きてからククリとは気まづい空気が流れている。(…やばい。なんか喋らなきゃ)
布団をたたんでいるククリにニケは恐る恐る口を開く。
「なぁ…昨日のことなんだけど…」
「え?なんのこと??」
(こいつ…はぐらかす気かよ…)
「…だから、その…」
「言いたいことあるならハッキリ言って!」
「…怒るなよ」
「怒ってないわよ!」
(やっぱ怒ってるじゃんか…まぁそりゃそうだよな。しかたない。ここは一発本音をガツンと言うか)
「…コホン。いいかククリ。男ってのはエッチな生きもので時に我慢できなくなるときがあるんだよ!」
ククリの視線が痛い。
「ゴホッゴホ!…まぁ早い話がククリじゃ物足りないっていうか欲情できないっていうか…だからエロ本で…」
「ちょっと…それどういうことよ…」
ニケが喋り終わるまえにククリはその口を開き、そしてニケは強烈なビンタをされて今に至る。


268:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:12:59 fEL4G13j
「あいつ…どこ行ったんだよ…」
ニケはほっぺたをさすりながらククリが走っていった方向へ歩きだした。
……

ククリを捜し始めてから数十分たっただろうか。前方に小さなパン屋が見えてきた。そこのパン屋はなぜか凄い人だかりで行列ができている。不思議に思ったニケは行列の最後尾の人に訳を聞いた。
「あの……ここのパンってそんなにおいしいんですか?」
「ん?君知らないのかい?ここのクロワッサンを好きな人に食べさせると恋が生まれるって評判なんだ」
「え!?」
「その噂が広まって以来ここの行列は途絶えたことがなくてね。君も好きな女の子がいるなら食べさせてはどうだい?」
(好きな女の子………いや違う!あいつはただの旅のパートナーであって好きとかそんなんじゃ…)
1人で頭を悩ませていると突然並んでいた客がみんな帰りだした。
ニケは頭をかしげながら店内に入っていくと店員のおばさんは『本日売り切れ』の札を出してすまなそうに言う。
「ごめんね…今日の分は全部売れちゃったのよ」
それを聞いたニケは「そうですか…」とため息まじりに返事をする。


269:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:13:48 fEL4G13j
「若いくせにずいぶん元気ないわねぇ…彼女とケンカした?」
おばさんがニヤニヤしながら聞いてくる。ニケは何も答えられない。
「どうやら図星みたいだね。よかったら詳しく聞かせてくれないか?今日はもう店も閉めるし。さ、こっちへおいで」
「ち、ちょっとおばさん!オレもう帰…」
……

結局おばさんのパワーに負かされたニケは昨日の一部始終を全て話した。
「そっかそっか…それじゃまだ彼女とはケンカ中なんだ」
「はい。彼女じゃないけど…」
ニケはおばさんに出してもらったコーヒーをすすりながら話す。
「ククリちゃんはニケ君のことがよっぽど好きなんだねぇ」
「ぶっ!!」
予期せぬおばさんの言葉にニケは飲んでいたコーヒーを全て吐き出した。
「お、おばさん急に何言いだすんだよ!」
「いい?ニケ君。女の子はね…好きな男の子がエッチな本とかを見てるのが嫌いなの」
「…え?」
「好きな男の子には自分だけ見ていてほしいものなのよ」
「…」
「ニケ君だってホントは自分の気持ちに気づいてるはずよ」
「オレの…気持ち…」

270:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:15:19 fEL4G13j
おばさんは「よっこらせ」と席をたつと一度店内の奥へ行き数分後、片手に袋を持って戻ってきた。
「サービスだよ?」
おばさんはニンマリと微笑むと袋をニケに差し出した。中には1つのクロワッサンが入っている。
「ただね…ニケ君」
ニケはおばさんに視線を戻す。
「このクロワッサンは形が悪くて商品にできなかった出来損ないなの」
「え?」
「だからこのままコレをククリちゃんに食べさせても恋は芽生えないわ…」
「…」
「でも…確かにこのクロワッサンは出来損ないだけど、だからこそニケ君次第で色々な形に変化するわ」
「…オレ次第で?」
「真っ白で一途な…そんな純粋の気持ちなら…必ず愛に届く」
おばさんは訳の分からないことを呟くと店のシャッターを閉めた。
(なんかよく分かんないけど…サンキュ。おばさん)
ニケはシャッターに一礼すると袋をカバンに入れて歩きだした。


271:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:16:16 fEL4G13j
それからニケは数時間外を走り回した。が…ククリは見つからない。空を見上げると辺り一面オレンジ色に染められ、夕日がとてもキレイだ。
「ククリ…」
ニケの頭の中には様々な思考が駆け巡る。
ククリは本当に見つかるのだろうか。
このままククリとは会えないんじゃないか。
覚束ない足取りで歩いていると公園が見えてきた。ニケは俯きながらその公園に入る。その瞬間、ニケは立ち止まった。
ブランコには見慣れた女の子が座っていた。…ククリだ。
「…勇者様?」
ククリはニケに気づくと戸惑いながらも口を開く。
「ククリ……ここにいたのか」
ニケは呟くように言うとブランコに座る。
「…」
「…」
互いに目を合わさず、長い沈黙が続く。その空気を壊したのはククリだった。
「ククリを捜しにきてくれたの?」
「…当たり前だろ。お前はオレと一緒に旅しているパートナーなんだから」
「そっか…」
「でも…それと同時に1人の女の子としても大切だから」
「…え?」
ニケは一度、間をあけると話を続ける。
「オレさ、ククリと離れてみて分かったんだ。今までククリはただのパートナーでそばにいるのが当たり前だと思ってた…」
「…」


272:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:17:00 fEL4G13j
「だけどこうしてククリと離れてみてようやく気づいたよ。オレ…お前のこと好きなんだ!」
ニケは顔を赤らめて地面を見つめながら言う。
「…おそい」
「…え?」
「あたしなんてずっと前から自分の気持ちに気づいてた!」
「ククリ…」
ククリに視線をむけると目が潤んでいた。その大きな目からは今にも涙が零れ落ちそうだ。
またもやククリとニケの間に沈黙が流れる。そのとき、ニケのお腹がグーッと鳴った。
「悪ぃ…今朝から何も食べてなかったから」
ニケはカバンの中にクロワッサンが入っていたことに気がつき、さっそく取り出すとそれを見たククリが
「私にも半分ちょうだい」と言いだした。
「いいでしょ?ククリもお腹すいてるからさ」
ククリはパンを半分ちぎって食べてしまった。それを飲み込むと、
「ごちそうさま」
と呟いて涙をふくと、ようやく笑顔になる。
「知ってるんだよ。そのパンの秘密。食べると恋しちゃうんでしょ?ここら辺じゃ有名な噂だからね」
いたずらっぽく笑うククリにニケは、
「知ってたんだ。あのパン屋…そんなに有名だったのか」
としか言えない。
「そのせいなのかな?」
ククリが突然言いだした。「なんだかとても勇者様のことが大好き」
ククリはスッと顔を寄せ、触れるようにニケのほっぺたにキスをした。


273:名無しさん@ピンキー
06/05/24 00:20:39 fEL4G13j
以上です。スレ汚し失礼しました(´∀`)

274:名無しさん@ピンキー
06/05/24 01:04:36 bjcGqs8C
うはwwwGJ!!!
めちゃ和んだ(´∀`*)
ニケに萌えた

275:名無しさん@ピンキー
06/05/24 01:08:33 yy2ECDXA
ええ話やなあ(π0π)

276:名無しさん@ピンキー
06/05/24 17:10:45 aJ29fKFV
>>259


>>273
神パート2

277:名無しさん@ピンキー
06/05/24 19:47:20 w/mTnKDd
最近神が多くて困る

278:265
06/05/25 00:29:25 35c6niJo
レスありがとうございます。次はエロ挑戦してみますねw

279:名無しさん@ピンキー
06/05/25 01:06:53 mqe+hquK
こ、こんなところに、グルグルがあるなんて。
なんか、懐かしい。

280:名無しさん@ピンキー
06/05/25 01:49:28 ouW+nmtM
ようこそ

281:名無しさん@ピンキー
06/05/26 14:15:45 CZGB6xQe
懐かしすぎてDVD-BOXまとめて買って来ました。今見てます。

282:名無しさん@ピンキー
06/05/26 19:52:26 H7dMKf24
>>281 Good Job!

283:名無しさん@ピンキー
06/05/27 03:57:12 0TtDeuqI
単行本、読み直してた。
なんか、ほのぼの、こそばゆいかんじが、いい。
ドラクエ3の頃なんだよな、始まったの。
当時消防6年辺りだったか…

284:名無しさん@ピンキー
06/05/27 15:10:19 wl/z8dLF
当時はこれと家なき子をメインに見てたと思う。
懐かしすぎる。。

285:名無しさん@ピンキー
06/05/29 17:16:18 Ia8YvkKS
ククリが亡くなってからもう1年。
ククリは今もオレを見守ってくれているのかな?
君は、オレの生まれて初めて出来た彼女だった。
すごく嬉しくて、幸せだったなぁ。
突然、白血病だって医者に宣告されてから、ククリは病室で日に日に弱っていった。
「病院ってひまねぇ」って笑う君を見て、オレはいつも泣いていたんだ。
ククリの為に、オレの小汚いノートパソコンをあげたら、君はすごく喜んでくれたよね。
ネットをするようになったククリがいつも見ていたサイト、それが「2チャンネル」だった。
ある日ククリはいつものように、笑いながら言った。
「ほら、見て今日も285ゲット出来たよ。」
「あまりパソコンばっかいじってると身体に障るよ」
なんてオレが注意すると、
「ごめんねえ。 でもね、これ見てよ。 
ほら、この284のひと、285げっとぉ!なんて言っちゃってさぁ、ふふ」
オレは黙っていた。ククリがすごく楽しそうで、オレは何も言えなかった。
「ほらみて、この286のひと、変な絵文字使ってくやしぃ~!だって。
かわいいねえ。 ふふ。」 
オレはまだ黙っていた。笑うククリを見て、どうしようもなく悲しくなった。
「憶えててくれるかなあ」 ククリがふと言った。
「…この286のひと、私がいなくなっても、あの時変な奴に285をとられたんだよなー
なんて、憶えててくれないかなあ……無理かな……憶えてて、ほしいなぁ……」

それから数ヶ月後、ククリは家族とオレに見守れながら息を引き取った。

ククリはもうこの世に居ない、なのにオレは今F5を連続でクリックしている。
ククリの事を、286のひとが忘れないように、いつまでも、いつまでも忘れないように。

天国にいるククリと一緒に、今ここに刻み込む 

        285 ゲ ッ ト

286:名無しさん@ピンキー
06/05/29 18:09:33 2ElT8Mzq
なんだこりゃw

287:190
06/05/30 00:15:27 VQWvNuNQ
>>285
何者ですかね?

保守ageしようと思ったが形ageしたことになっているので断念

288:名無しさん@ピンキー
06/05/30 00:48:28 Bm4C09fs
>>287
きっとニケの夢落ちな外伝だよ。


289:名無しさん@ピンキー
06/05/30 12:35:39 S2s+NbUj
んで、朝起きて隣で眠ってるククリに安心してテックル開始なSSを頼みたいのだが・・・

290:名無しさん@ピンキー
06/05/30 21:04:48 2Kz1kTxL
いまのところ作者さんは190氏とクロワッサンの人ぐらいだよなぁ

291:72
06/05/31 03:08:29 xdpyVjzk
久しぶりにここにきました!
いやー素敵なSSが投下されてますね。
いきなりですが、新しいネタを思いついたので投下させていただきます^^
ただし前のとはうってかわってかなりボケなネタorz
暇つぶしにでも読んで貰えたら幸いです。

>>289
全然希望と違うSSでスマソorz

292:72
06/05/31 03:11:25 xdpyVjzk

「ふあーぁ…」

あー。

あくびがとまらん…


こじんまりとした丘でしばしの休息中。
に、しても暇だな。

「トマ、まだ終わらないのか?」
「すみません勇者さん、もう少し時間がかかりそうです」

トマの愛用の武器や装備(と、いってもガラクタなのだが)
がいくつも故障していたらしく、修理するためにここ2日は何もしていない俺達。

修理といいながら、いつの間にか研究に入ってるじゃねーか!
どうしてもやってしまいたいことがあるからというから待ってんだけど、
このままじゃ全然先に進めないぞ。
そろそろどっかの村のうまい食事でも食いたいところなんだが…

んー、まぁいいか。たまにはゆっくり…


「…ん?」
と、トマの近くに一つの双眼鏡が転がっているのを見つけた。

なんだ、トマこんなもんも作れるのか。
まぁ、それほど冒険の役に立つとは思わんがね。

293:72
06/05/31 03:12:11 xdpyVjzk
「どれどれ…」

景色のよく見えそうな所まで行き、双眼鏡を覗き込む。

―ん?
何だこりゃ。
「本当に双眼鏡か?大きさ変わらないぞこれ…」

覗き込んだレンズ越しに見えるのは、レンズを通す前と
全く同じ風景。
…つまり、拡大もされなければ、縮小もされていない。
ふちの入っていないめがねと一緒じゃねーか。

「これもつぶれてんのか?全く、トマはガラクタばっかり…―」

「勇者様ー!」

と、現れたのはククリ。
走って俺の所までやってきた。

「どうしたの?」
「ん、いやーちょっと…風景でも眺めようかなーなんて思ってね」
「そっかぁ、眺め良いもんね、ココ。わぁ~すっごく綺麗~!」

ククリはキラキラした眼差しで遠くに目をやっている。

「ああ、でも…」
「えっ?でも?」
「この双眼鏡さ、レンズが―」

と、言って、レンズ越しにククリを見た。

294:72
06/05/31 03:12:53 xdpyVjzk
…と。

「――!!!」

そこに見えたのは、素っ裸な姿のククリ。

「!!?…ぶっ…」
思いっきり鼻血を噴いてしまった。

「!!ゆっ…勇者様??!どうしたの!?」
「うっ、うぐ…」

な、なな…何だ今のはっ!?

「大丈夫!?勇者様ぁ!」
「あ、あ…ああ…」

双眼鏡を外して見てみると、そこにはちゃんと服を着たククリが。
何なんだ、どういうことだ?

………

…………

…まさか。


「ク、ククリ…少し、目をつぶってくれないか」
「…えっ…?あの、…う…うん…」

ククリは少し戸惑っているようだったが、すぐに目をつぶった。
ククリがちゃんと目をつぶったことを確かめてから、そろそろと双眼鏡で見直す。

295:72
06/05/31 03:13:22 xdpyVjzk

「―っ!!!」

双眼鏡越しに見たククリは、またもや…素っ裸だった。
こ、こ…これは…!

「ゆ、勇者、様…?」
「ク、ククリ…いいぞ、もうちょっとそのままでいてくれ」

すっ…すげぇ。
ククリの体は思った以上に綺麗で、胸も結構膨らんでいる。
このローブの下にこんな良い物が隠されていたなんて…!
鼻血が流れるのを感じながらもやめられない。

「…ん、あの…勇者様、いつ―」
「ぜ、絶対目を開けるなよ!絶対だぞ!!」
「!は、はい…」

「勇者さーん、ククリさーん!」

ぎくぅ。
遠くからトマが走ってくる。
俺はソッコーで双眼鏡を隠した。

「あのーククリさん、ご飯がふいてますよ」
「あっ…やだぁ、いっけなーい!
 ご飯作ってるの忘れてたぁ!」


296:72
06/05/31 03:14:32 xdpyVjzk
ククリはそういってぱたぱたとテントの方へ走っていってしまった。
俺はというと、ぼけーっとしてるトマを睨み付け…

「ゆ、勇者さん、どうしました?」
「…トマ、お前一人でこんな良い物を…」
「えっ??」

こんなガラクタ集めてたのもそのせいなんじゃないか?
そう思えると全てが疑わしい。
…まぁ、トマも男だということだな。

―しかし、こんなもの持ってるなら俺にだって貸してくれても
バチはあたらんだろうに。

「なぁトマ、これ少し…貸してくれよっ…」
隠していた双眼鏡を出して、小声で頼み込む。

「えっ、まぁ、いいですけど…」
お、意外と普通に引き受けたな。

「いいんだな!?」
「え?ええ…でもそれは…」
「よっしゃあ!!―ほんじゃあ、しばらく借りるぞっ!
 …あとでな、むっつりトマくん♪」

「勇者さん、むっつりって一体…―あ」

トマの言葉を最後まで聞かずに、テントの方へと足を急がせた。
これさえあればこれからの旅は万々歳だ!

297:72
06/05/31 03:25:11 xdpyVjzk
続きます。今日はここまで^^

298:名無しさん@ピンキー
06/05/31 11:58:09 gTXoVfLM
>>285
ちょwおま
コピペ改変するならもっとコピペ元を選べよwww

>>72
続きwktk

299:72
06/06/01 03:14:26 s+a18JUP
続き投下します。
>>298
ありがとうございます^^

300:72
06/06/01 03:15:01 s+a18JUP
トン、カン、トン…

トマくんが色んなモノを修理してる音。
朝から晩まで、ずーっと頑張ってるみたい。

あたし達がここに来て2日が経った。
勇者様は少し退屈そうだったなぁ。

…ククリは全然構わないんだけどナ。
だって。
勇者様と一緒にのんびりしてる時間が…好きなんだもん。
だから正直、トマくんが修理するためにここに留まった時嬉しかった。

旅することって、別にいつも何かを目指してなくてもいいよね。

「トマくん、まだ寝ないの?」
「いやー、あと少しで完成しそうなんですけどね」

…トマくんのそのセリフ、何度聞いただろ?

「そっかぁ、じゃあククリ先に寝るね。
 無理しないでね!おやすみなさーい」

修理に必死になってるトマくんに声をかけて、テントに入った。

「…あ、勇者様…もう寝ちゃったんだ」

勇者様は先に寝息を立てていた。
気持ちよさそうにすやすや眠ってる。

―ちょっと、ガッカリ。
少しお話したかったのにな。

301:72
06/06/01 03:17:36 s+a18JUP
「…………」

それにしても…

―お昼のは、何だったんだろ。

『ク、ククリ…少し、目をつぶってくれないか』

思い出したらドキッとする。
勇者様が真剣な眼差しで、ククリに…

もしかしたら…

もしかしたら、キス?

…って、ちょっと期待しちゃった。
ぎゅっと目をつぶって…でも勇者様が近づいてくる気配はなくて…

別に良いムードとか、そんなんじゃなかったけど。
トマくんが来なかったら、どうなってたのかなぁ…


「…うーん…」

「!」

ドキッ…
その時、勇者様が寝返りをうった。
こっちを向いて…

「―ククリぃ」

「えっ!…あ、あのっ…ゆ 勇者様っ?」

勇者様、ククリの考えてたこと、わかった?
どっ…どうしよう…

302:72
06/06/01 03:18:16 s+a18JUP

「―………」

と、すぐにまた勇者様の寝息が聞こえてくる。
ね、寝言?

…ククリの考えてたことわかる、なんて…
そんなはずないのに。
ああ~びっくりしたぁ。

…勇者様。
夢の中に、ククリが出てきたのかな。
だったら、嬉しいな…

どんな夢見てるんだろう?
夢の中のククリは、勇者様とどんな風に過ごしてるのかな。
いつもククリが見るような、甘い夢だったらいいのに…
なんて。


「…あっ、これ、さっきの」

その時、勇者様の頭の上辺りにお昼の双眼鏡を見つけた。
そういえば勇者様、この双眼鏡のこと何か言いかけてなかったっけ。

でもトマくんの作ったものなんだから、きっとよく見えるんだろうな~。

勇者様が起きないように、そっと双眼鏡を手に取った。
―普通の双眼鏡。

確か、遠い先の物が大きく見えるんだよね。
テントのすき間から、外が綺麗に見えるのかな?
双眼鏡を覗き込んでみる。


303:72
06/06/01 03:18:49 s+a18JUP

「…あれ?」

どうしてかな。何も変わらない。
遠くもなければ近くもなくって。


『この双眼鏡さ、レンズが―』

ふと、勇者様の言葉を思い出す。
もしかして、レンズが壊れちゃってるのかな?

「なぁんだ、遠くの景色が見えたら素敵だったのになあ」

でも何だか、レンズ越しに見える世界は普通の世界と違うみたいにも見える。

いつものギップルちゃんのテント。
いつもの魔法陣の杖。
いつもの勇者様。

レンズ越しに見える姿は何だか違うように…―

いつもの勇者様?

「きゃっ!!…ゆっ、勇者さまぁ!?」

顔が真っ赤になる。
ビックリして思わず双眼鏡を目から外した。

「…あれっ…勇者様?あれっ」

ちゃんと服、着てる??
今何だか勇者様が何も着てなかったような…
な、何考えてんだろ、あたし。

変なの…そんなはずないのに。
お昼のことで頭が混乱してるのかな。

304:72
06/06/01 03:19:26 s+a18JUP

…ん。
待って、もしかして…

もう一度双眼鏡を覗き込んだ。
今度は、自分自身の体を覗き込む。

「……これ!!」

そこには…服を着てるはずのククリの体が透けて見えた。
まるで、何も着てないかのように。

これって…素っ裸、じゃない!

「―これって…、双眼鏡じゃなくて…服が透けて見える道具なの…!?」

………

…もう一度勇者様の言葉を思い出す。


『ク、ククリ…少し、目をつぶってくれないか』

さっきとは打って変わって、
勇者様の顔が鼻血を出したスケベにしか見えなく―

「~~~っそーゆーことぉ…だったのねっ…!」

勇者様は相変わらず、よだれを垂らしながら
気持ちよさそうに寝てる。

「…ぅーん…ククリぃ、ぃいぞ…も、ちょっと…むにゃ」


すぅ~~~…っ
「 ゆ・う・しゃ…さまぁぁあ~~~~~っっ!!!!!」

305:72
06/06/01 03:20:48 s+a18JUP

今日は以上です。続きできたら投下しまつ^^

306:名無しさん@ピンキー
06/06/01 05:06:00 zGEgEwYB
>>305
乙!!
しかし、なんつー場面でつづきになるかなw

307:名無しさん@ピンキー
06/06/01 14:22:01 Y9lpoArl
こ…これは良い……
続きにwktk( ・∀・)

308:名無しさん@ピンキー
06/06/02 00:06:34 9pFaFrhP
すっぽんぽん

309:名無しさん@ピンキー
06/06/02 00:44:21 wkAlApKc
ネタが浮かぶ…うおおおお!

310:名無しさん@ピンキー
06/06/02 00:56:38 uBpSW15D
>>309にwktk

311:72
06/06/02 03:11:13 s53WezDO
>>306,>>307
ありがとうございます!
しかし今回もまたエロまでの道筋が長いなorz
続きいきます( ・∀・)=3

312:72
06/06/02 03:12:23 s53WezDO


「いっ…いってえ~~~!」

耳がキンキンする。
良い夢見てたのに…頭がガンガンするぞ。

「…ん?」
隣には、すごい形相で俺を見つめるククリの姿が。
と、同時に半泣きだ。

「勇者様っ…」
「?ククリ…?どうしたん―」

と、ククリの手の中に見えたのは…
あの、双眼鏡。

「―げげっ!!!」
一気に血の気が引いた。

「勇者様っ!!お昼これで、ククリの体見てたんでしょっ!!
 目つぶってなんて言って、これで見てたんでしょ!!!」
「あーっ!いっ、いやぁっ、それは、そのぉ~~…」

マジで怒っている。やっ…やべー…!

「そうなんでしょっ!!っククリ…わかってるんだから……」
ククリは急に泣き顔になってきた。

「あ!だからそのっ!~だ、だってさぁ…」
「…………」


313:72
06/06/02 03:13:26 s53WezDO

しばしの沈黙。
ククリはずっと下を向いている。
こ、これはまずい。
ひじょーにまずいぞ。

確かにこれは俺が悪い。
どう考えたって、俺が悪い!
とにかく謝るべきだ。

…うん、そうだ。

「ク、ククリ、俺が悪かっ……」
「勇者様のドスケベ!!エッチ!!!」

ククリが俺の言葉を遮って、急に大きな声をあげた。

「そっ、そうだ!確かに俺はドスケベで、エッチで…」
認めて、どうする…。

「勇者様なんて大っ嫌い!!
 もう、…もう一緒に旅するの…やめるっ…!!」

「…えぇっ…!?」

ガガガ――ン……

そっ、そんなバカな!
…しかも、こんなアホなことで!?


314:72
06/06/02 03:14:19 s53WezDO

「まっ、待てよ、落ち着けククリ!」
「落ち着いてるもん!もうヤダッ!!」
「ぜ、全然落ち着いてないじゃないか!
 お、俺が悪かったよ、ごめんって!」
思わずククリの肩をつかむ。

「やだっ、離して、離してよぉ!!」

バタバタと俺から離れようと、必死だ。

くそっ、このままじゃらちがあかん!
こうなったら…

「ククリ!!」
「いやっ…」


315:72
06/06/02 03:18:04 s53WezDO

「~~んっ!!」

えっ。

「~~……ん、…」

びくん。
思わず、体が跳ねた。
目をつぶらずにはいられなかった。

そしてゆっくり、勇者様の顔が遠のく。

「ぅ…………」
顔が真っ赤になる。
恥ずかしくって、下を向いて…
勇者、様ぁ。

「…はぁ、ようやく黙ってくれたな」
「――えっ」

「ククリ、少しくらい俺の話聞いてくれよ…」
「だ、だ、だって、…っ……ぁ!」

急に、強く抱きしめられた。
もう何も考えられない。
体が強張って、手が動かない…

「…嫌だった?俺とキスしたの」
「そっ!…そんな、こ…とぉ…」


316:72
06/06/02 03:18:38 s53WezDO

キスした。
その言葉を聞いただけでも恥ずかしい。
どっくんどっくんって、心臓の音が。
―止まらないよぉ。

「だってさ、ククリの体…すげー綺麗だったから…」
「そっ…!」

そういえば、勇者様に体、じろじろ見られたんだった!
…恥ずかしい。

「普通に見せてっていっても、見せてくれないだろ?」
「あっ、当たり前!…じゃないっ」

も、もう!
やっぱり勇者様、エッチなんだから…

「…ばかぁっ…」

でも、ククリの体、綺麗だって…
正直いって、自分の体には全然自信がない。
胸も小さいし、足も太いし。

…そんなククリの体を綺麗って。
何かすごく複雑な気持ちなんだけど。

でも…何かもう怒る気がなくなってしまった。
それよりも恥ずかしくって…
それに、勇者様の胸の中にいられるのが嬉しいような恥ずかしいような…
ふわふわした気持ちになってしまう。


317:72
06/06/02 03:20:53 s53WezDO
>>309
wktk(*´Д`)

今日は以上です^^

318:名無しさん@ピンキー
06/06/02 15:14:34 9pFaFrhP
>>317
  ____,,... -‐ _ニ-=''7 。. +
_二--‐‐='''"  |/. .* ☆
  |:::: ●) ●)| +★ キタワァ !!
ー-\,.ヘ  ∀/ノ

>>309
              γ゙ β゙ヽ       ||                       ||    γ゙ β゙ヽ
              /γ'''´ ̄`)      ||/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\       ||    /γ'''´ ̄`)
             ゙ゞ-r´ ̄ヽ~      ||     新作     \       ||    ゙ゞ-r´ ̄ヽ~
               / '´  ``ヽ     ||             ヽ    ..||     / '´  ``ヽ
               /,_( ◎ ◎)_    ||::ヽ ''"~~ ,,  ,,~~"''  |     ||     /,_( ◎ ◎)_
    クル━( ̄ ̄ ̄ ̄//// ''⌒)/// ̄ ̄ ||::):::ヽ<● )   ヽ( ●> |)   ∬|| ̄ ̄ ̄//// ''⌒)/// ̄ ̄ ̄)━ !!!!!
        \::::::      ;;:‐--‐l   ../||ヽ:::::   " Jヽ     ...|   riii= || ::::::      ;;:‐--‐l     /
           \:::::::::::   \ ̄ ノ  / .||:::::::::::::. /ヽ二フヽ   ノ 「 ノ ||| \:::::::::::   \ ̄ ノ    /
            〉::::::::::::    ̄   〈   ||             ⌒\/ /   ||   〉::::::::::::    ̄   〈
          /:::           ヽ  ||∧             \  /,∩ || /:::            ヽ
           /::     __,,、、-‐‐-、,_...   ヽ .||( 二\           `'  ̄ ̄|| /::     __,,、、-‐‐-、,_...   ヽ
           ゝ-‐゙゙``       ヽ;:‐-゙ ||~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ||| ゝ-‐゙゙``         ヽ;:‐-゙

319:名無しさん@ピンキー
06/06/02 20:56:46 3oODXZnF








さぁ! 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た !!

320:72
06/06/03 01:22:01 oXb+BiQH
今回遅筆でスマソ…orz
少しですが投下します!

321:72
06/06/03 01:22:33 oXb+BiQH

…と、思った途端、勇者様はククリから体を離しちゃった。
もう少し…抱きしめて、くれたらいいのに…

それに、キスしたなんて思ったら…
勇者様の顔、まともに見られないよぉ。

「な…なぁ、ククリ?」
「…えっ?な…なぁに…?」

「あ、あのさぁ…」

勇者様は何かすごく言いづらそうにしてる。
顔を見てないからわかんないけど、何となく、わかる。

「レンズ越し…じゃ、なくて…さ」
「えっ…」

勇者様が何を言おうとしてるのか、すぐにわかった。

「ちゃんと、見てみたいな。ククリの体…」
「ゆ、ゆう…勇者様っ…!」
「トマも外にいるし…大丈夫だよ」

勇者様の体が、また少し近づいてきた。
しっかり肩をつかまれてる。


322:72
06/06/03 01:23:17 oXb+BiQH

「ええっ!あ、あのぅ…そっそういう問題じゃなくってぇ…」

体を見る、ということは、つまり…
つまり…?

「ゆ、勇者様っ…だ、だめだよぉ…!」
「…何で?俺じゃだめってこと?ククリ…」

ふいに顔をあげた。
勇者様の顔、冗談言えないくらい真面目な顔をしてる。
どうしよう…
だって、まだ…
デートもしたことないのに。

…じゃ、なくって!
まだ…ククリ達がそんな関係になるのは…
もっと…ククリの胸が…

「―きゃぁ!」

―ドスン。
と、色々考えてる間に、勇者様に押し倒されてしまった。

「!…あっ…」
ククリの首筋に勇者様の頭が。
勇者様の吐息がかかって、思わず声を出してしまう。


323:72
06/06/03 01:23:51 oXb+BiQH

「やっ…だ、だめだよっ、ククリ、まだっ…」
「…ククリ、俺とこんなことするの、嫌?」

勇者様の息遣いが荒い。

今からククリ、裸になるの?
そんなこと考えたら、体の奥が熱くなってきた。

「ゆ…勇者様ぁ、ククリ、すごく恥ずかしいもん…だから…」
「何言ってんだよ、大丈夫だよククリ、…それに」

な、何が大丈夫なの。
そ、それに…?

「ごめん、俺もう我慢出来ないんだ」
「そっ…!そんな…ぁ、―ん」

また、キス。
あ…勇者様ぁ…

「ん!!」

ぴちゃ、ちゅ…
今度は、舌が入ってきた。
勇者様の舌がククリの舌を舐めるたび、
エッチな音が聞こえる。


324:72
06/06/03 01:25:16 oXb+BiQH

「ん、んっ…んぅ~~~」

んぅ…もうだめ。
もう何も考えられなくて、勇者様のされるがままになってる。
何だか、もう…何されてもいいかも…勇者様なら…

あ!
あっ…やだ、なんか…
今、あそこから…じゅんって。

キスしただけで…濡れちゃった。
勇者様が知ったら、ククリのことエッチって思うかな…

でも、だって…
唇がすごく敏感になってるんだもん。
どうしよう…おかしくなっちゃいそうだよぉ。
勇者様ぁ…

「っ…はぁ、はぁ…。あっ…やん!」
ようやく唇が離れたと思ったら、勇者様の右手がククリの胸の上に。
そして揉みほぐすように…

「あっ…ぃや…勇者様ぁ…」
「…ククリの胸ってさっ…結構…膨らんでるよな」
「きゃっ…!」

下から一気に服を脱がされた。

「や!やだっ!急に、そんなっ…」
すぐに反射的に、胸を隠した。

「ククリ、ちゃんと見せて」
「ゆ、勇者様ぁ…恥ずかしいよぉっ…!」
ほんとに、ほんとに恥ずかしい!
男の人に裸なんて見せたことないんだもん!
でも勇者様は構わず、ククリの手を退けようとする。

…勇者様がいきなりこんなことするなんて。
勇者様はエッチだけど、でも…
いつもはこんな強引なことする人じゃないのに。
どうしちゃったの?勇者様…


325:名無しさん@ピンキー
06/06/03 01:31:16 A8SgTPPH
日刊GJ!!
あんた神だよ!

326:名無しさん@ピンキー
06/06/03 03:26:56 bnaUpNzS
72氏乙ですぞー。
グルグルにちゃんとなってるところがまたまた乙ですぞー


327:名無しさん@ピンキー
06/06/03 07:53:37 oLo149dH
ヤヴァイ、現段階でおっきした(*´Д`)

328:72
06/06/04 04:10:46 Z3k82t2Q
ありがとうございます!
ところで、254あたりで話題になっていた
同人誌を、またロダにうpしてもらえることってできませんか?
254あたりの時は忙しくてここ見てませんでしたorz
もしここ見てる人で、できる人がいたらでいいのでキボンヌ(;´Д`)

329:72
06/06/04 04:13:19 Z3k82t2Q

何かもう、すっげぇ興奮してる。
自分自身でもう、止めることなんて出来ない。
…ククリが、嫌って言っても、多分…

「なぁククリ、じゃあちょっと見るだけ。ちょっと見るだけだからさ…」
もちろん、それだけで終わらせる気はないが…

「ち、ちょっとでも……だ…だめぇ」
「じゃあ、じゃあ…一生のお願い!…な?」
もちろん、一生のお願いにするつもりもない。

「…そ、そんなこといって…”これがホントの一生のお願い”、
 とかって後から言うんでしょ…?」

ぎっくぅ。
…何故バレる。

「そ、そんなことないって!マジでマジで、本当に!」
「…………」

俺の顔をじっと見つめる目が、全く信用していない。
…確かに、今の俺はかなりうさんくさいだろうな…

…よし。


330:72
06/06/04 04:13:52 Z3k82t2Q

「…はぁ、そっか、ククリ」
俺はわざと大きなため息をついた。

「わかったよ、やめるよ」
更に、ククリから即座に離れる。

「ゆ、勇者様…?」
ククリは何やら心配そうな表情。
さっき脱がせたローブをバスタオルみたいに体に巻いて。

俺はククリの顔を見ないようにして、後ろ向きに座った。

「わかったよ、ククリの気持ちが…」
「えっ、ク、ククリの気持ち…?」

俺は思いっきり落胆しているような声で続けた。

「ククリは俺のことが嫌いだったんだな…」
「―え、ええっ!?」

顔が見えなくても、かなり焦ってる感じはつかめる。

「だから、俺ともう旅なんかしたくないって、言ったんだろ」
「あっ、あれは!…~~あれはぁ…そうじゃなくってっ…」

「だから…俺とエッチすんのも、嫌なんだろ。わかってるよ…」
「ゆ、勇者様!ククリっ…そ、そんなこと……」

「もう何も言わないでくれ!」
「……っ!」


331:72
06/06/04 04:14:39 Z3k82t2Q

…………。

………………。

お互いに喋らない時間が続く。

…そして…

「っく…ひっく…っぅ…」

ククリのすすり泣く声が。

「…ゅうしゃ…様ぁ…ひっく…ククリ…」
「何も言うなって、言っただろ…」

「…やだぁ!…っく…ひっく…ククリは…勇者様のことっ…
 嫌いなんかじゃっ…っく…ない、もん…」
「…無理すんなよ」
「っ無理じゃないもん!!」

ククリの大声に反応して、つい後ろを振り返ってしまった。
顔をぐしゃぐしゃにして泣いてる。

「勇者様は、ククリが、ククリが…っ…どれだけ勇者様のこと、
 考えてるか、わかんないからっ…だからそんなこと…」
「…じゃ、じゃあ、どれだけ考えてんだよ?俺のこと…」

と、ククリははっとした様子で泣き止んだ。
自分の言ったことを今、理解したらしい。

「…ク、ククリは!ククリは…その、ゆ…勇者様のこと…」
ククリの段々声が小さくなっていく。

「ま、まいにち、ずっと…ぁ、ぁの…」
そして恥ずかしいのか、どんどんうつむいていく。


332:72
06/06/04 04:15:25 Z3k82t2Q

…イマだ!

「ククリ…ごめん、俺…ムキになっちゃってさ」
そして、すぐにククリの方に近づいていく。

「ゆ、勇者様ぁっ…ぅ、ぅうん、ククリ…だ、大丈夫…」
「いや、ごめん。俺…ククリに嫌われたんだって思ったらさ、
 …怖くなったんだ」

ククリはちょっと驚いた表情で俺の顔を見上げた。
俺は更に続ける。 

「それにやっぱ…ククリに断られたのかと思ったら…
 それが、ショックでたまらなかった」
「…勇者様……」

ククリは下を向いて何か考えている様子。
俺はその間に、テントのすき間からトマが相変わらず
修理を続けているかさりげなく確認。
……オッケー。

「…ご…ごめんなさい…勇者様。勇者様の気持ち、全然
 考えてなかったの。ククリ、自分のことばっかり…」
「―いいよ、そんなこと。ククリが嫌なら…しょうがないもんな…」

ここは少し物憂げに。

「あっ!…ぁの!」

ククリは少し焦ったように続けた。

「あの、ク、ククリ…ゅ…勇者さま…なら、…ぇっと…」
「お、俺なら…?」

相変わらず、下を向いたままで。


333:72
06/06/04 04:15:58 Z3k82t2Q

「…ぇ、ぇっとぉ~~」
「…………」

ごくり…

「…ぇ…ぇっち…しても…ぃ、ぃぃょ」


ま、待ってました!

「で、でもっ!ククリ、わ、わかんないの!あの、
 ぇ…ぇっちとか、よく…よくわかんないのっ…」

恥ずかしかったのか、間髪いれず喋り続けるククリ。
ククリがエッチについてわからんとかいうのは、全然問題ではない。
…つうか、俺もようわからん。

「だ、大丈夫、ゆっくり、ゆっくりするからさ…」
「ぅ、…ぅんっ…」

何をゆっくりするのかもわからないが。

でも、よくククリをここまで言わせられたよな。
…急がば回れとは、よく言ったもんだ。
ククリを泣かせてしまったのは、想定外だったけども。

しかし、もちろん誰でも良いって訳ではない。
昼間にククリの体を見て、ククリだからこそ興味を持ったというか…
普段の姿を知っているからこそ、こんな姿も見てみたい。

それに実際、ククリの恥ずかしがってる姿は、俺は前から好きなんだ。
そんな姿が見たくて、ついイジワルしてしまう。


334:72
06/06/04 04:16:32 Z3k82t2Q

…………。
…俺は小学生か。

そんなことを考えながら、ククリをもう一度、今度はゆっくり
俺のかけ布団の上に寝かせる。
上にはもう一枚、ククリのかけ布団をかけて見えないように。

「…ゆ…勇者様ぁ…トマくん、来ないかなぁ?だ、大丈夫かなぁ…?」
「大丈夫大丈夫、さっき確認したら、まだ夢中になって修理してたよ」

「えっ…確認って?いつの間に…?」
「…へっ?あ、あのー、まぁ、ちょこっとね。ほ、ほんと、さっきな」

じゃあ、大丈夫かなぁ…?
ククリは小声でそうつぶやいたあと、これから始まることに緊張しているのか、
どこを見ていいのかわからない様子でいた。

…うーん。

どうしたらいいんだ?
状況をここまで持ってきといて何だが、何からすりゃいいんだろう?

エロ本とかを見てても、実際にどうやったら良いかとかは
なかなか理解しにくいものがある。
とりあえず、まず、胸とか触ったら良いんだろうか…

さっきの勢いはどこへやら、これからちゃんとするのかと思うと、
なかなか緊張してしまう。
それと同時に、ククリの恥ずかしがってる顔と
体をローブで隠すしぐさは、なかなか興奮させてくれるもので…


335:72
06/06/04 04:18:25 Z3k82t2Q

今日は以上です!
何故もこんなにエロまでの道が 遅 い  の  か orz
次くらいから入ります。
遅くて申し訳ない(つД`)

336:名無しさん@ピンキー
06/06/04 10:36:01 1DFVggGs
もうね、毎日楽しみにしてますよ(*´Д`)

337:名無しさん@ピンキー
06/06/04 13:41:25 Te/Uj166
>>328
再うp

URLリンク(vegetarianism.o0o0.jp)
の8424 Passはguruguru

338:名無しさん@ピンキー
06/06/04 14:21:50 lme7muGi
エロさ最高潮~~!

339:名無しさん@ピンキー
06/06/04 14:28:13 ark/ULoC
>>337
ありがとう
もっとない?(;´Д`)ハァハァ

340:名無しさん@ピンキー
06/06/04 20:00:27 6d0XQ8xe
見逃した…orz

341:名無しさん@ピンキー
06/06/04 23:05:55 n/Ay73rp
闇鍋とはまたマニアックな!

342:72
06/06/05 03:43:32 ZgcD2+PT
>>336 サンクス! やっと、ようやくエロに入ります。
>>337 おお、神よ!ありがとうございます!!
   前半漫画のような激しいのもなかなか…イイ(*´Д`) ハァハァ
   コウハンハタイヘン萎エテシマイマスタorz ん~やっぱニケククが一番かな。

では続き投下~

343:72
06/06/05 03:45:38 ZgcD2+PT

「ククリ、とりあえずさぁ…」
「と、とりあえず…?」

「―そのローブを手放してくれないとな?」
「あっ、う、うん…そぉね…ぅん」

勇者様に言われてようやく、ローブをしっかり掴んでることに気づいた。
でもこれを取ったら…パンツだけになっちゃう。
お昼に、勇者様にじろじろ見られちゃってるのに、やっぱりいざ
見られるとなると…―

するり。

「―あっ」
と、色々考えてるうちに勇者様がローブを取っちゃった。

「―きゃあっ…」
「おっ、隠すなよ~」

勇者様の手がククリの両手を押さえる。
は…恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい~~!

「ク、ククリ…やっぱ綺麗だよ」
「やっ、恥ずかしいよっ…」

勇者様のセリフで、更に恥ずかしい。

「で…ククリ」
「……?」

「その…どうして欲しい?言ってみて」
「…えぇ!?」


344:72
06/06/05 03:46:09 ZgcD2+PT

ど、どうして欲しい、なんて!

どうしよう…わかんない。
エッチする時って、女の子がして欲しいことを言うものなの?
そうなのかどうかさえ、わかんない…

「そ、そ、そんなこと…ククリ…わ、わかんない…」
「…そっか。わからないかぁ…」

勇者様はククリの体を見つめて、何か考えてるみたい。
この状況だけでもたまらなく恥ずかしいのに、
どうして欲しいかなんて…もしあったって、絶対言えないよぉ。

「ゆ、勇者…様、あのっ…そんなに…見ない…で?」

そういった直後、勇者様の右手がククリの手を離す。
反射的に手が胸を隠そうとする。
―でも、勇者様の手の方が早かった。

「―っひゃあ!」
ビックリしたのと同時に、変な感覚が…
ゆ、勇者様の手が…触った。
ククリの胸。

「ぃやっ、エ、エッチ!」
「なっ、何言ってんだよ。…エッチなことしなきゃ、始まらないじゃないか」

…うう、でもぉ。
いくら勇者様でも、体を触られるのにはちょっと抵抗がある。
キスは…憧れてたから良いんだけど、おもむろに触られるのって、何か変で…


345:72
06/06/05 03:46:48 ZgcD2+PT

「そ…そうだけどぉ…―あ、や、やだっ、揉んじゃ!…あっ」
「…ぅわ、こんな柔らかいんだ…ククリの胸って。な、何かすげぇー」
「や、やぁ…ん」

勇者様は、うわぁ、とか、へぇ、とか言いながら、右手だけだったのを
両手で触り始めた。

「ク、ククリ、どう?何か…感じたりすんの?」
「あっ、…はぁ、あん…何か変な感じ…なの」

「…そ、そうなんだ?俺は触り心地が良くて気持ち良いけど…
 あ、じゃあ…ここは?」
「あっ…!」

てっぺんの尖ったトコを、いきなり摘ままれた。

「あっ、あっ…だめぇ!あぁんっ」
「こ、ここ、やっぱ気持ち良いんだ。へぇ~…」

思わず体がよじれてしまう。
どうしよう、どうしよう…!
気持ちいいのと、怖い感じとが両方襲ってくるような…―

「―あっ、ぁ…―ひぁ!?」

ぴちゃ、ちゅ…
いやらしい音と共に、快感が押し寄せる。
突然、その先っぽを舐めあげられた。


346:72
06/06/05 03:47:47 ZgcD2+PT

「んっあぁ!あふぅっ…!」
「はぁ、ククリ…ん、指と、口ですんの、どっちが良い?」

ククリの胸から手を離して、勇者様が聞く。
そんな恥ずかしいこと…

「あぅぅ…そ、そんなこと、聞かないでぇ…」
「いいだろ、答えてくれたって。
 …ククリには気持ちよくなって貰わなきゃさぁ…」

「い、いいよぉ…ククリは、気持ちよくならなくっても…
 恥ずかしいんだもん…」
「バカ、ちゃんと感じてくれないと困るんだよ。
 ……じゃなきゃ、俺が下手みたいじゃないかっ」
「え…?」

下手…って、どういうこと?
エッチするのに、上手とか、下手とかって、そんなのあるのかな。

「あの、ククリは別に…そんなこと、気にしないよ??」
「俺が気にするんだよっ。それに、やっぱり、さぁ…
 すっ…好きな子には、俺の手で気持ちよくなってもらいたいんだ」


―えっ。

勇者様、今、何て―

「そ、それに!」

勇者様は前のセリフをかき消すように続けた。

「ククリのココが濡れてくれなきゃ、入れられないから」
「ひゃっ!」

勇者様の手がククリのあそこの部分をパンツ越しに触った。

「だ、だめっ…そこだけは…きゃぅっ!」
「あっ、でも…もう結構濡れてるかも…じっとりしてる。
 パンツの上からでもわかるんだなぁ~」


347:72
06/06/05 03:49:46 ZgcD2+PT

パンツの上からでもわかる位に…?
やだっ、そんなに濡れてるの?
全然気づかなかった。
でも、だって…さっき、…気持ち良かったんだもん。

勇者様がふいに、ククリのそこから手を離した。

「ゆ、勇者様?」
「ん、何?」

「あのぉ…さっきのセリフ、も一回…言って、欲しぃ」
「え!さ、さっきのセリフ…って?」

夢にまで見たセリフ。
勇者様の…愛の、セリフ。
突然すぎて、何だか勿体無かったんだもん。
もう一度…ちゃんと聞きたいよ。

「だっ、だからぁ、さっき…感じるとか感じないとか、ククリ
 気にしないよーって、ゆった後に、勇者様がぁ…」
「え、えーっと…な、何だっけなぁ?
 ―あ、ああ、『パンツの上からでもわかるんだなぁ』、か」

「ち、違うよぉ!それじゃなくってぇ…」
「あれ、違った?…じゃあ、『ククリのココが濡れてくれなきゃ~』」

「もぉ、違うったらぁ!そ、そぉじゃなくて…その…いっこ前の、…セリフ」
「お、俺、何か言ったっけ?わ、忘れちまったなぁ~!ハハハ…」

んもう、勇者様!
恥ずかしそうに頭かいてるけど、今日は許してあげない!
ちゃんと、勇者様のセリフ聞くまでは…


348:72
06/06/05 03:55:25 ZgcD2+PT
今日は以上です。また出来たら投下します!

349:名無しさん@ピンキー
06/06/05 14:52:36 VOi2SQ7w
GJ!!!最後まで楽しみにしてるよ!あと芸能人板でURLリンク(p.pita.st)がククリに似てるって話になってるんだがどうよ?

350:名無しさん@ピンキー
06/06/05 19:54:28 Ne8Neqs+
なんつーか・・・・・ビミョーだな
似てるっちゃあ似てる、似てないっちゃあ似てないw
日本人に当てはめるのって難しいの鴨

351:名無しさん@ピンキー
06/06/05 23:31:40 R5IK+3dE
もうちょっと顔の輪郭を丸くしないと。
続きwktk

352:名無しさん@ピンキー
06/06/05 23:36:58 PQwffLT6
>>348
サ・イ・コ・ウ!

>>349
う~ん・・・>>350に同意。

353:72
06/06/06 00:48:35 u+7+E0bG
>>349 350に同じく。
ただ言われてみればわかるような気も…
しないでもないようなそんなこともないような…

みなさんありがとうございます!
では投下(´Д`)

354:72
06/06/06 00:51:04 u+7+E0bG

「もう、だめ!勇者様、ちゃんと―」
「と、ところで、ククリのパンツの中はどうなってんのかなぁ~」

急にパンツの中に手を入れられた。

「―きゃんっ!!」
「わ、す、すげぇ濡れてるじゃん…」

―クチュ、クチュ…
ククリが濡れてる所を、勇者様の指がなぞる。

「あ、あっ、あっ…ゆっ勇者…さまぁっ、はぁん!
 ずるい、よぉ…ひぁあっ」
「ち、ちょっとよく見せてよ」

「―あ!」

ククリが声をあげた時にはもう遅く、
パンツを太ももの辺りまで脱がされていた。

「きゃ、だ、だめ!見ないで、見ないでっ!」

慌ててその部分を手で覆う。

「い、いいだろ、この中に入れるんだし…」
「やぁっ、でも!ち、ちゃんと見ないでぇ!」

「じゃあ、ククリはどこに入れるのか…暗闇でわかるか?」
「そ…それは、わ、わかんないけどっ…」

「―だろ?じゃあ、ちゃんと見なきゃ。さ、ククリ…」
「~~うぅ…」


355:72
06/06/06 00:51:49 u+7+E0bG

確かに、ちゃんと見なきゃ、中に入れられないのかなぁ…?
そう思ったら、仕方なくも思えてきた。
でも、こんなトコ勇者様に見られるなんて…!

「ねぇ、勇者様ぁっ…見るの、ちょっとだけにして…お願い」
「わかったよ。どこに入れるのかわかったらやめるよ」

もしちゃんとじっくり見られたら、多分恥ずかしくて死んじゃう。
胸を見られるだけでもすっごく恥ずかしいかったのに…

「じゃあ、ククリ…力を抜いて」
「…ん、うん…」

完全にパンツを脱がされ、足が開かれていく。
そして、ククリの一番恥ずかしい部分が…

「…うおぉ、な、何かすっげぇいやらしい…」
「やだぁっ、もぉ!そんなこと言わないでっ…
 恥ずかしくって、死んじゃいそうなんだからぁ…!」

もう、涙で出てくるくらい、恥ずかしい!

「ご、ごめんって、泣くなよ~」
「だってぇ……ねぇ、もう…いいでしょ?」

「ま、まだよく見てねえよ。…もうちょっとだけ」
「うぅ~…は、早くしてね…」

ククリのおしっこするとことか…
いやらしい毛が少し、生えてるとことか…
勇者様がじっくり、見てる。

…やっぱりちゃんとじっくり、見てるじゃない!
ああもぅ、早く終わってぇ~!


356:72
06/06/06 00:53:44 u+7+E0bG

「こ、この辺かな?」
「あっ!あぅ、あんっ…」

また、勇者様の指がククリの濡れてるとこをまさぐる。
いやらしい音が、すぐ耳の傍で聞こえる気がするくらい、
大きな音で聞こえる。

「あ、ここっぽい…」
「―あぁん!」

と、勇者様の指が入ったような、変な感覚がした。
中に、ククリの中に…勇者様の指が…!

「はぁっ、やんっ!だめ、あっ、あっ…」
「ク、ククリぃ…中、熱いよ…」

グチュ、クチュって、勇者様が中をかき回す度に音がする。

「ん…ここは?腫れてるけど…」
「―ふぁあ!!」

勇者様がククリの中から指を出した途端、
体が震えるような快感が体中を走った。

「あん、あっ!あふ、あっ、あぅっ!」
「そっか、…はぁ、はぁ、ここが…クリトリスか…」

恥ずかしいとか、恥ずかしくないとか。
そんなこと、もうどうでも良くなってしまうくらい気持ち良い。

どうしよう、すっごく感じちゃう。
気持ち良いの、勇者様の指がぁ…


357:72
06/06/06 00:54:30 u+7+E0bG

「ク、ククリ?いきそうだったら…言って」
「あんっ、あうぅ、ククリ、―ふぁ!あっ、だめ、だめぇぇ!」

「い、いきそうなのか?」
「あっ、わ、わかんない、あう、わかんないけどっ、あっ、あっ…
 あああっ…!勇者様ぁあ!」

次の瞬間、体中に電気が走ったようになって…―

わけがわからないくらい、気持ちよくなって、そしておさまった。


…………

………すごい。

…エッチなことって、気持ち良いんだ。
だから、男の子は好きなのかなぁ…

何だか、ぼやーっとそんなことが頭に浮かぶ。

「ククリ…ちゃんと、いけた?」
「えっ…?なぁに……?」

勇者様がククリの顔を覗き込んでる。
あれ、いつから見てたんだろう?
ク、ククリ、変な顔してなかったかな。

「だからさ、ちゃんと…いったか?」
「いった、って、なぁに…?」


358:72
06/06/06 00:55:24 u+7+E0bG

「何だ、ククリ…知らないのか?うーん…じゃあククリはさっき、
 すごい気持ちよくなった?」
「えっ……う、う…ん、なった、かも…」

「その、すっげぇ気持ちよくなることをいくっていうんだよ」
「そ、そぉなんだぁ…」

じゃあ、ククリは”いった”っていうのを体験したんだ。
でも、本当にすっごく気持ち良かった。
すごい波に、襲われた感じで…

「こうやって気持ちよくなるために、濡れたりするんだってさ。
 このねばっこい液はココのためにあんだよ、…多分」
「へぇ~…」

今まで、エッチなことを聞いたりドキドキしたりすると、
さっきキスした時みたいにあそこが濡れることがあった。

何となく濡れることがエッチなことなんだなぁってことくらいは、わかる。
変なことを考えた時だけ出てくるんだもん…
それに、少しねばっこいし、何かエッチ。

でも、その出てきたものはいつも気持ち悪くてすぐに拭いてたんだけど、
…そっかぁ、そのためにあるんだぁ。

「ククリはこんなに気持ちよくなったの、初めてなのか。
 …ふ~ん、じゃあ俺が教えてあげたのか、そっか~」

…勇者様は何だか嬉しそう。


359:72
06/06/06 01:00:42 u+7+E0bG
少ないですが今日はここまででシツレイシマス( ・∀・)

360:名無しさん@ピンキー
06/06/06 02:03:50 p+4XfrpT
72氏、乙。
あぁ、もう、つづきが…
てぃむぽ握りしめてまってまつ。

361:名無しさん@ピンキー
06/06/06 11:04:26 4GY5j2N+
もうここ最近、毎晩のおかずにしちゃいます(*´Д`)=з

362:72
06/06/07 00:01:08 ljO4Qyaj
自分的にはエロさを出すのが難しく、足りないかと感じているんですが
少しでもハァハァ(*´Д`)してもらえると書いてるかいがあるという
ものですな(´ー`) うれしか。
>>360,>>361,感謝感謝。

今日は昨日より多めに投下できそうなカンジです。

363:名無しさん@ピンキー
06/06/07 00:04:11 zHY0ijXV
>>72氏、支援sage

364:72
06/06/07 00:12:14 ljO4Qyaj

「ゆ、勇者様?じゃあ…勇者様は…気持ちよくなったこと、あるの?」
「え、あ、ああ、うん。一応ね」

えっ…?
て、いうことは…

…………

勇者様…!

「じゃあ…じゃあ、勇者様!ククリ以外の子とも、こんなことしたことあるの!?」
「~バ、バカッ!あ、あるわけないだろ、そんなこと!」

「だって、じゃあ…何でそんなこと知ってるのよぉ!
 勇者様、ほんとはククリ以外とっ…!」

やだやだ!
勇者様が、他の子とこんなことするなんてっ!

「な、何言ってんだよ!あ、あのなぁ~、別に…そのぉ、
 そういうことは…ひ、一人でも出来るんだよ」
「えっ…一人…でも?」

勇者様は、すごく恥ずかしそうな、複雑な顔をしてる。

「?よくわかんない…」
「だっ…だからさ、一人でも、…き、気持ちよくしようと、
 思えばだね…。ク、ククリはしたこと、ないかもしれないけど…」

…………。
一人で、気持ちよく。
少し想像して、…すぐに赤面。


365:72
06/06/07 00:13:00 ljO4Qyaj

…やだ!
もしかして、ククリ…変なこと聞いちゃった…!?

「~ご、ごめんなさい!勘違いしちゃって…ええと、ええと」
「い、いや、別に。それよりもさ、ククリ…」

良かった、この話はそらせるみたいで。

「うん…?」
「そろそろ入れたいんだけど…」

あっ。
そっか、入れるんだよね…。
―でも、一体どうやって?
どんな風に?

「ぇ、えっと…ククリ、どうしたらいいの…?」
「そうだなー…じゃ、とりあえず足開いてよ」

「えぇ、ど、どうして?」
「え、どうしてって…足、開かなきゃ入れられない…と思う」

「そうなんだ…??」
「ん~、多分ね。で、俺が上から覆いかぶさって、さぁ…」

勇者様はまたククリの足を開いて、その上から…
なんか、変なカッコ。

―ドキ。
勇者様の顔が近い…


366:72
06/06/07 00:13:42 ljO4Qyaj

と、勇者様はふいに起き上がると、ズボンを下ろし始めた。

「…きゃっ」

思わず、顔を覆ってしまう。
そっか、エッチするってことは…
ゆ、ゆ、勇者様の…
勇者様のを…

「そ、そんなに恥ずかしがられたら、俺も…は、恥ずかしいだろ?」
「…だ、だってぇ……きゃ!」

今度はトランクスを。
反射的に、目を閉じてしまう。

やだ、ククリ達…本当に本当に、エッチなことしてるんだ…
そういえばククリは裸になっちゃったけど、
勇者様はまだちゃんと服を着てたんだっけ。

…トランクスを脱ぎ捨てたような、音がした。

「あのぉ…勇者様…?もぉ…目開けていい?」
「べ、別に目をつぶれとは言ってないんだが…」

…そうだけど。

おそるおそる、目をあけてみる。


367:72
06/06/07 00:14:31 ljO4Qyaj

「!!やんっ…」

な、何か、すごいのが見えたような。
想像してたより、大きい…??
一瞬だけ見て、またすぐに顔を手で覆い隠してしまう。

「だ、だから、そういうリアクションをするなって…」
「だって、ゆ、勇者様…」

「あのさぁ、…ど、どう思った?ククリ」
「えっ、あの…どうって…?」

「だから、でかさとか…」
「えっとぉ~……」

直接、ちゃんと見るのは恥ずかしい。
顔を覆い隠している手のすき間から、少し垣間見てみる。
…それも片目で。

「…っわぁ!…すごぅい」
「…………」

な、なんか…上向いてる。
それに思ってたより、全然太い。

「ど、どぉしよう勇者様…入るかなぁ」
「…あの~ククリ、その見方やめてくれないか?」

「えっ?」
「そんな手のすき間からじろじろ見られたら…
 まるで俺が変態みたいじゃないか」

「あっ…そ、そぉね…」


368:72
06/06/07 00:15:06 ljO4Qyaj

でも、いきなり見たらビックリしちゃうかもって思って。
実際、ビックリするくらい、想像以上のものがそこにあった。

「ゆ、勇者様ぁ…ククリ、こんな大きいって思ってなかった…」
「えっ!?そ、そんなでかくないと思うけど…」

だからすぐに入っちゃうのかなって思ってたけど、
ククリ…甘かったみたい。


「じ、じゃ、じゃあ、とにかく、入れるぞ?」
「…ハ、ハイ」

勇者様のものが、ククリのあそこに当たった。
…多分、その、入れるとこに。

「勇者さ…―っ」

言いかけた途端、激しい痛み。

「いっ、いや!痛いっ!痛いよ勇者様ぁっ…!」
「ク、ククリっ…少し我慢して…」

勇者様は、ククリのそこにねじ込むようにして押し付ける。
―もうわけわかんないくらい、痛い…!
泣きたくなくても、涙が出てくる。

「ひっく、勇者様ぁっ、っく、ぃ痛いよぉ~!」
「も、もうちょっと…もうちょっとだからっ、はぁ、はぁ」

「いっ…ぃやぁあ!!」


369:72
06/06/07 00:15:56 ljO4Qyaj

ズブブ…!
もう耐えられない痛みにまで達して、体を退けようとした瞬間。
あそこの奥で、すごく熱いものを感じた。

「っはぁ、はぁ…ク、ククリ、入ったよ…」
「っく…ぅ、勇者…さまぁ……全部、入ったの…?」

あそこがジンジンして、よくわからない。
でも、中では、どっくんどっくんと、何かが震えている感じもする。

「―うん、…なっなぁ、動かしていい?」
「…えっ、動かすの?な、なんでぇ?」

―入れるだけでも痛いのに。
動かしたりなんかしたら…絶対痛いじゃない!

「だ、だってさぁ…はぁ、すげぇ…気持ちいいから」
「勇者様は、気持ちいぃの…?うぅ…ククリは痛いのにぃ…」

「―悪いっもうちょっと我慢してくれ!」
「…ひぃっ!?」

勇者様はククリの言ったことを最後まで聞かないで、
あそこに叩きつけるように、出したり、入れたりし始めた。

「ひぁ、いっ痛い!勇者さまっ…ひあぁ!」
「はぁ、はぁ…ク、ククリ~、うぅっ」


370:72
06/06/07 00:16:45 ljO4Qyaj

ぱんっ、ぱんっ…

「ゆ、勇者様ぁっ!あっ、あぅ!」

ずっぷ、ずちゅ…

あそこで…勇者様が打ち付ける音とか、こすれ合う音とか。
何だか外に聞こえるんじゃないかって思うくらい、大きな音で鳴り響く。

…すごくいやらしい音。

「ふあぁっ、あぁん、あっ…」

痛いだけじゃなくって、変な感覚になってきた。
―気持ちいい、感じ?

「―ひぁ!ゆっ…勇者様ぁあっ」

勇者様が腰を動かすのが更に激しくなってきた。
すごい勢いで、中まで突かれる。

「はぁんっ、そんな速くしたらぁ!あっ、あふぅっ」
「ククリっ!おっ…俺、も、…もう出そうっ…!」

その時、急に意識が飛びそうなくらいの快感に襲われた。

「ゆぅ…っ勇者様ぁあ…ああぁん!」
「―う、うあぁ!!」

ビクンッ、ビクン…
奥で、熱いものがじわっとひろがるような、何かを感じた。

―それが何かは、よくわからなかったけれど。
嫌な感じじゃ、ないよ…

ああ…勇者さまぁ。
…ククリ、ククリね、勇者様のこと…


371:72
06/06/07 00:20:01 ljO4Qyaj
>>363 ありがとうございます!
では、今日の投下はここまでです。

372:名無しさん@ピンキー
06/06/07 01:04:54 TMLfKL9W
ククリちゃんご懐妊~につながる?

373:名無しさん@ピンキー
06/06/07 12:41:13 zHY0ijXV
ベルが鳴り目が覚めて チェックするエロイスレッド
初々しいニケククが 今日も来てるし やったー

待っている人たちが 繰り返しレスをする
止まらない グッジョブの嵐

ハァハァ止まらない 準備はオーケー
ハァハァ止まらない てぃむぽスタンバイ

久々にゆっくりと 読んでみるエロイSS
読んでくと ニケククの"初めて"を感じる良作だ

続きをワクテカして みんなが待ってる
止まらない グッジョブの嵐

ハァハァ止まらない 準備はオーケー
ハァハァ止まらない てぃむぽスタンバイ

日刊の神様が エロイSS投下
止まらない グッジョブの嵐

ハァハァ止まらない 準備はオーケー
ハァハァ止まらない てぃむぽスタンバイ

ハァハァ止まらない 準備はオーケー
ハァハァ止まらない てぃむぽスタンバイ

ハァハァ止まらない 発電開始
ハァハァ止まらない 主砲発射

374:名無しさん@ピンキー
06/06/07 19:48:38 TEVlDCxL
72氏GJにつき同人誌投下
URLリンク(vegetarianism.o0o0.jp)
の8560 Passはguru

375:名無しさん@ピンキー
06/06/07 20:03:53 +uWPytmQ
>>374 ぎぷりゃは朝まで自慰で湿ったふんどし締めていなければならなかったわけですな
あの状態ではテント解除させてもらえないだろうし
勇者様の小さいテントはあったわけですが

376:名無しさん@ピンキー
06/06/07 20:21:27 dRnKXt6b
URLリンク(homepage3.nifty.com)

誰かこの同人誌持ってるやついる?
いないようならうpしようか?

377:名無しさん@ピンキー
06/06/07 21:00:00 TMLfKL9W
>>376
もってない。よろ。
ククリが悪魔になった時のか。


378:名無しさん@ピンキー
06/06/07 23:33:31 JPqrfzGB
携帯見れなすウッ…(´;ω;`)

379:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:06:13 d1+UkpH4
神職人がいたり同人うp神がいたり、このスレテラスゴス

>>376
すごく・・・欲しいです。

ちなみに、何か無いかと必死に探したら、これだけなら見つかったんですが、
やっぱ、みなさんお持ちですか?

URLリンク(aploda.net)

380:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:09:50 Za+6/lCc
僕が変わった路線でひとつ。

ニケとククリはもうすでにSEXを始めようとしていた。
ククリのオマンコはいつもよりじんわりと濡れていた。
ニケのテクが上手と言うわけでもククリが人一倍感じやすいからでもない。
ククリの胎内では丸く光るモノが姿を現していた。
ククリの卵子だった。つまり今日はククリの排卵日なのだ。
そこにニケの元気な精子が入ってきたら妊娠間違いなしだろう。

381:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:25:37 Za+6/lCc
「ククリ、入れるぞ。」「うん。」
ニケのペニスがいつもより硬さを増していた。
何せ2週間も溜め込んだままなので興奮もペニスの
硬さに拍車をかけていた。
ニケのタマの中では数え切れないほどの精子が自分たちの出番を
待っていた。
ズブズブズブっ!ニケのペニスがククリのオマンコの根元まで入った。
ニケははじめは腰をゆっくり動かしていたが、
自分が無意識のうちに高速ピストンにシフトしていた。
まるで自分のタマのなかにいる精子たちにせかされるように。

382:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:35:38 Za+6/lCc
「ククリっ!オレもうでる!......うっ!ううっ!」
「ああん、勇者様ぁ~!」
どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ!!
ニケは2週間分の精子をククリの膣内におくりこんだ。
ニケもククリもあまりの激しさで疲れて
お互い裸のままで眠りについた。


383:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:42:05 +w3c2y4d
>>374
他のうpロダにageてもらえへんやろか

384:名無しさん@ピンキー
06/06/08 00:50:07 Za+6/lCc
一方、ククリの中に大量に入りこんだ
ニケの元気な精子たちは猛スピードで子宮の中を
泳いでいた。
そしてククリの卵子を見つけると
一斉に卵子の周りに群がった。
しばらくすると一匹の精子が卵子のなかに入り込んだ。
これで受精が完了した。しばらくして
ニケとククリの愛の結晶はククリの幼い子宮内膜に張り付いた。
これでククリの妊娠が決定した。
そんなことも知らずにニケとククリは元気に旅を続けていた。
ククリは自分が妊娠してることにきづいたらどんな反応をするのだろうか。

以上です、駄文げ失礼しました。


385:名無しさん@ピンキー
06/06/08 01:22:16 DEyEPxq7
はぁ~サッパリサッパリ

386:名無しさん@ピンキー
06/06/08 01:46:19 XeK1UJti
ここが同人誌うpスレにでもなったらかなわんので

>>380の批評を。

評価を下すなら残念ながら”頑張りましょう”の出来。

中1レベルの英訳した文体がまず問題。
もう少し滑らかに日本語を使うように努力してみよう。

そして単語、懐妊したことを書きたかったんだろうけど
それしても卵子だの排卵日だの子宮内膜だの言葉が文にそぐわない。
保健の教科書じゃないのだからもう少し何か別の言葉で代用した方が良い。

後は文と文の間が唐突過ぎてうまいつなぎが欲しいもんだけど
これは慣れ。
他の作品を見てどう違和感なく繋げているか勉強してごらん。

387:名無しさん@ピンキー
06/06/08 01:55:12 SjQV20Pn
>>384
なにはともあれ、投下乙!

388:72
06/06/08 04:23:55 6Yi7e61W
>>374 ありがとうございます!やっぱニケククはイイ…(*´Д`)=з

同人誌うpスレになるのは困りますが、しかし
>>376 と て も 気 に な り ま す 。
良いシチュだ(;´Д`)ドキドキ 持ってないので是非うpよろ。。

>>380 投下乙乙!また挑戦がんがって

終わりまではまだ少しあるのでもうしばしのお付き合いを。
…もう朝かorz

389:72
06/06/08 04:28:38 6Yi7e61W

「はぁ、はぁ、はぁ…ククリ、良かったよ…」
「勇者様ぁ…―あっ」

ゆっくり、ククリの中から俺自身を引き抜く。
ああ、エッチってこんなに良いものだったのか。

「…すきっ、勇者様」

はぁ…マジで、やばいくらい気持ち良かった…。


…………。

……………。

――ぅえ?

「え、い、今っ…何て?」
「んっ、ん~ん、…な、何でもなぁい」

ククリがそんなこと言うなんて。
…聞き間違いか?

…いや。
確かに、今小さい声で”すき”って言った。
多分、―いや、絶対言った!

「ばか、何でもないわけないだろ!…つか、ちゃんと聞こえてたってば」
「やだっ…もぉ、じゃあ聞かないでよぉ…」

「な、もう一回言ってくれよ~」
「だっ…だめぇ~~!もう言わない!」


390:72
06/06/08 04:29:17 6Yi7e61W

ククリは顔を赤くして、俺の顔を見ないように目をつぶってる。

…くぅ~、そんな顔されると俺のイジワル魂が燃えるんだよなぁ。
もっともっと、赤くしてやれっ。

「…なぁ、ククリ」
「もぉ、言わないったらぁっ…」

「好きだよ」
「…ぇ」

どっかん。
…なんて効果音はしないが、そんな音が聞こえるかと思う程のククリの表情。
まぁ、こんなに真っ赤になっちゃって。

「ゆ、ゆ、勇者さまぁ~~っ…」
「ん?どうしたんだよ」

「べっ、別にぃ…あのぉ、う、うぅん…」

恥ずかしそうに俺の胸に潜り込む。
ククリの顔がめちゃくちゃ熱い。
期待通りのリアクションをしてくれるから、まったく面白いもんだ。

「なぁ、俺ククリのこと…好きだよ」

思いっきり耳元で囁いてやった。

「!!」

ぼぉっ。
今の音は本当に聞こえたんじゃないか?


391:72
06/06/08 04:29:54 6Yi7e61W

「や、や、やだぁっ…もう、か、からかわないでぇっ!」
「何言ってんだよククリ、誰がからかってるって?」

「ゆ、勇者様がぁ~」
「俺は真剣に言ってるんじゃないか!失礼な!」

とは言っても、こんなに顔がニヤけてたら…やっぱだめか。
でも、ふざけてても効果はあるらしい。

「愛してるよ、ククリぃ~」
「~~~!!」

ちゅどぉーん。
…いや、そんな音はしない。


しかし、そんなことを何度も繰り返してるうちに

Σばっこぉ――ん!!

…とククリにしばかれてしまったので、その遊びはやむなく終了となった。

そして間もなく、トマの足音が聞こえた俺たちは慌てて寝床を整え、
何とかトマにバレることなくその場をやりすごした。

トマは結局、一晩中テントを往復しながら修理に励んでいたようだ…



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