【衛藤】魔法陣グルグルのエロパロ2【ヒロユキ】at EROPARO
【衛藤】魔法陣グルグルのエロパロ2【ヒロユキ】 - 暇つぶし2ch100:72
06/03/28 23:20:48 vbE/kHii


「よっこいせっ…」

ようやく固いベッドに腰掛ける。
もう2時間は歩き回って…足が棒のようだ。

ようやく空いている宿を見つけたので、とりあえず落ち着くことにした。
…さっき行こうと思ってた宿はククリを探してる間に満員になってたからな…。

「はぁ…」

結局ククリは見つからなかった。
に、してもこの街は広すぎて探すには困難すぎる。
途中で諦めたくはないが、仕方が無い。


…本当にどこにいっちまったんだ。

ベッドに寝転がって、茶色い天井を眺める。
茶色い…―ククリの髪の色みたいだ。

あいつ、三つ編みも可愛いけど、風呂上りの髪型も可愛いよな。
その状態でアクセサリーなんて付けたら…まるでお姫様かも。

そういえば、この前泊まった宿から出てきたククリ…
ふわふわの髪の毛で、ひらひらレースのパジャマ着てた。
安い宿にしては、置いてる服が可愛かったな。
…ククリ、喜んでたっけ。

あの時…ククリには言ってなかったけど、ちょっと目のやり場がなかった。
胸元がやけに開いてるパジャマで、胸の谷間が少し…

…やっぱり、胸大きくなったんじゃねーかな、最初に比べたら。
別に、特別触った事もないけど。
あのメケメケローブじゃわからないが…
ちょっと露出してる服着るとすぐわかる。

…うん、ちょっと、でかくなったよな。

毎晩、ギップルのテントで寝てる間にそんなことを考えていたり。
…少し、エッチなことを想像してしまったり。
横に女の子がいるから?

…それとも、ククリがいるから?



101:72
06/03/28 23:22:09 vbE/kHii


「…………っ!」

俺はぶんぶんと顔を振った。

本当に俺は、一体何を考えているんだろう。
どうしても、今考えていたこと…認めたくはないんだ。

何故そう思うんだろう。
…わからない。

でも…
俺が必要とされているのかも、今はわからない。

ククリが本当に必要としているのは…
…………


”―レ…イドぉ…”


一週間前聞いたククリの声。
この声は、一生忘れられないかもしれないな…―

茶色い天井にククリの姿ばかりが映し出される。
そこにいるククリは俺に向かって笑顔でいてくれる。

いつも俺の後ろに付いて歩いて。
怒っても、次の瞬間にはニコニコしていて。
俺がばかなこと言っても…ククリは許してくれる。
これからも…

…いや。
これからは一体どうなってしまうんだろう。
こうやって喧嘩をしても、明日には笑っていられるんだろうか。

俺達は…まだ、一緒に旅していけるんだろうか。




102:72
06/03/28 23:25:10 vbE/kHii
『勇者様…あのね』
『ん?なんだ?ククリ』

『あ、あのね、ずっと…』
『ずっと?』

『う、ううん、何でもない』
『何だよ、途中でやめるなよ~』

『う、うん…たいしたことじゃないの』
『なんだ、腹減ったのか?それとも、歩き疲れたか?
 別にここで休憩してもいいぞ』

『う、ううん。大丈夫…』
『そうか?なら良いけど…おっ、あんな所に薬草発見!』
『勇者様ぁ…』

『うん?』
『あの、あのねぇ…ずっと一緒に…旅、しようねっ』

『…えっ、あ、うん、その…うん』
『薬草、いっぱい摘んでギップルちゃんに預けとこっか』
『そ、そうだなっ。…よし、たくさん貰っていくか』

『…えへへっ』
『ど、どうしたんだよ?』

『えへへ、何でもなーい』
『そっ、そうか…』

103:72
06/03/28 23:25:54 vbE/kHii

…………
あの後もククリはずっと笑ってた。
えーと…あれはいつだっけな。
…あれ、何でだ。…思い出せない。

ずっとずっと前のことだったのか。
それとも、最近の出来事だったのか。

こんな時になって、こんなことが思い出される。

…俺が悪いんだ。
最近ずっと、ククリにそっけない態度取ってた。
本当はそんなことしたくなかった。
けど…どうしたらいいかわからなかったんだ。

出来るなら戻りたい。
そんなことを言えたような時に戻りたい。
その度にギップルに邪魔をされたっていいから…
痒くなるような恥ずかしさだって、我慢するからさ…

こんなに自分のことを嫌いになったことは、今までない。
俺はずっと、自分のことしか考えていなかったような気がする。
きっと今までの天罰が下ったんだ。
本当ばかだよな、俺も…―


…………
それにしても…
…さっきから、妙な胸騒ぎがする。
何なんだこの感じは。

とてつもなく、嫌な感じ…。
吐き気さえするような気持ちだ。
外はさっきから小雨が…


いや、段々雨は強くなっていってる。
雨に打たれて揺れる木。
必死で雨宿りしている野良犬。
水浸しになっていく地面。

まるで、モンスターが出る時のような。
…いや、それ以上の…―


「―ククリ…っ」


104:名無しさん@ピンキー
06/03/28 23:36:36 ZJp2x3cx
名作の予感

105:72
06/03/29 00:10:31 JaffWadU

お風呂、大好き。
お風呂上がりは、もっと好き。

だって、一日の汚れをすっきり流してさっぱりするから。
お風呂に入っただけで、気持ちがリフレッシュ出来るから。
…お風呂から出たあと、勇者様と…喋れる時間があるから。

でも今日は違う。
一緒なのは、体がキレイになっただけ。
気持ちも変わらない。
勇者様も…いない。

涙のあとをごまかすために、長い間お風呂に入ってたから少しのぼせちゃった。
ここのお宿は部屋が4つしかないみたい。

おばあちゃんに案内されて、一番前の部屋に入った。


「はぁ…」

少し小さなベッドに横になる。
外は小雨が降っている。
しとしとと音が聞こえるけれど、あまり心地よくない。

(ククリのココロの中みたい…)

そう思ったら、雨が少しずつ強くなってきた。
そんなに降ったら…寂しくなってきちゃう。


ふっと周りを見渡してみる。
小さなスタンド。
勇者様のバンダナの色。

…勇者様の…色。


106:72
06/03/29 00:12:08 JaffWadU

いつからだろう、こんなに勇者様のこと好きになったのは。
ずっとずっと前から、勇者様のことは好きだった。
でも、その気持ちは何となくぼんやりしてた気もする。

だけど…その気持ちが段々とハッキリしてきたの。
何をしてても勇者様の隣にいたくて、
どんな時でも勇者様のことを考えて、
ずっと、ドキドキしてた。


…一度、勇者様に、『ずっと一緒に旅しようね』って言ったことがある。
随分前のことだけど、勇者様は照れながら、うんって言ってくれた。

その時はそれが幸せで幸せで、ずーっと余韻に浸ってた。
何回もそれを思い出して、時々一人で顔を赤らめたり…
今でも…思い出したら、ドキドキする。

勇者様は…覚えてないだろうなぁ。


一緒にいる時間が長ければ長い程、気持ちが強くなったと思う。
だけど、ククリの性格上…好きなんてとっても言えない。

もし、勇者様に好きっていって、勇者様がククリのこと嫌だったら…
そう考えただけで怖くて、ずっと逃げてきてしまった。

でも…―もう、わかってしまったのかな。
勇者様の気持ち。
わかりたくない。
だけどわからなくちゃいけない。
逃げちゃ駄目なんだから…


107:72
06/03/29 00:12:41 JaffWadU

「ククリは…勇者様のことが好きで、その勇者様とずっと一緒に
 旅をしてこれて…幸せ、だったんだから…」

今まで本当に幸せだったんだもん。
旅をしてきて、辛いこともたくさんあったけど…本当に幸せだった。
それなのに、勇者様とずっと一緒にいたいだなんて、ゼイタクなんだ。


「勇者様…」

ククリ、”勇者様”を卒業しなきゃいけないのかな。

「勇者様は…どう、思う?」

この一週間の間に考えていた嫌な予感。

「もう…だめなんだね…」

それが…当たってしまった。


もう泣かないでおこうって思ったのに。
せっかくお風呂入ったのに。
顔が、ぐちゃぐちゃになっちゃう。

「ひっく…っく…」

勇者様…―


キィィ…

その時、後ろのドアが開く音がした。

(ドキッ…)
胸が高鳴った。
もしかして…

「…………」

無言でそこにいるみたい。
…おばあちゃんじゃ、ない。

一瞬期待が胸を横切る。
もしかして…!

自分が泣いていることも忘れて、振り返った。

108:名無しさん@ピンキー
06/03/29 00:37:53 cO0oXR6l
久しぶりに来たら名作が…
もう現時点で100付けたい俺ガイル
エロ抜きでも全然良い…続き待つぜ ノシ

109:72
06/03/29 01:14:23 JaffWadU

「久しぶりじゃないか、ピンクボム」

「レ、レイド!」

そこにいたのは、期待していた人じゃなく…レイド。
それに、クロコが3人…

「”勇者様”と喧嘩して、一人で泣き寝入りしてたって感じだな」
「!!な、何で知ってるの…」

「フッ…お前らが都に着く前に、森の中で歩いてたお前らの後ろ姿を
 徘徊中のクロコが見つけたんだ。で、後を追ったって訳さ」
「…………っ」

全然気が付かなかった。
その時はその時で精一杯だったから…―


「あっ…お、おばあちゃん、おばあちゃんは!?」
「安心しろ。俺は優しいからな…少し眠って貰ってるだけだ。
 明日になったら今日のことは忘れてるさ」
「ど…どうして、こんなこと…」
「フッ、知りたいか?」

レイドが部屋の中に少しずつ入ってくる。
クロコも同じようにゾロゾロと…
どうしよう、どうしたら…―

どうしたらいいの、勇者様ぁ…


110:72
06/03/29 01:15:15 JaffWadU
「今、”勇者様”と喧嘩してるんだろう。良い機会だと思ってね」

レイドは近くにある机にもたれかかって髪の毛をいじっている。
どうしよう、こんなとこでグルグルは使えない…

「今が良いチャンスだと思うがね。どうだ、仲間にならないか?
 役立たずの勇者と一緒にいたところでどうにもならない―」
「ゆ、勇者様は、役立たずなんかじゃないもんっ!」
「ほぅ、それではピンクボムは”勇者様”の役に立ってるとでも?」
「!!」

…そんなこと…わからない。

「お互いがお互いの力を求め合ってこそのパーティだ。
 ピンクボムの気さえ変われば、俺達は良いパーティになれると思うがね…」
「そっそんなの、絶対に嫌!」
「ぜ、絶対に…」

「おいっ、口が過ぎるぞ、レイド様に対して!」
クロコが口を挟む。
そんなこと…聞いてられない。
レイドとなんて…嫌。
勇者様じゃなきゃだめ、なの。

…もし、もう勇者様と旅が出来なくても。
ククリは…勇者様とだけ、旅をしたいんだからっ…!

「フ、フン…。まぁ、最初っから承諾してくれるとは思ってないさ。
 だが、こっちにはこっちの考えがあってここまで来てるんだ」
「えっ…」

レイドがそう言った瞬間、クロコが変な粉を振り掛けてきた。
その粉はククリの周りだけを覆って…

「!!けほっ、けほっ…」
「これは今考えていることと逆の考え方になる効果のある魔法の薬だ。
 効果は一日と持たないが、こっちの手にかかれば…―」

「レッ、レイド様!」
「何だ?」
「すっすいません!これは”神様”の薬でしたっ!
 間違って持ってきてしまったようであります!」
「な、何ぃ!?何の効果があるんだ”神様”の薬って…!」
「えーと…そ、”その効果は神のみぞ知る”…」
「何だとぉ!?ま、まずい!何が起こるんだ!」


111:72
06/03/29 01:15:57 JaffWadU

何だか、目の前がふわふわしてる。
やわらかくって、あったかくって…
何だろうこの気持ち。気持ちいーい…

だけど、それに加えて何か変なキモチ。
ククリおかしくなっちゃったのかな…変なの…
体が熱くなってきちゃった。

「大体、お前が間違ったんじゃないか!」
「いいや、お前が最終確認したんだぞ、俺じゃない!」

クロコ同士で何か言い合いしてる。
そこで喋ってるのに、遠くで喋ってるみたいに聞こえる。

「え~いうるさいっ!!とにかく、今回は退散だ!
 いいか、ピンクボム覚えておけ!次こそは…―」
「…レイドぉ」
「つ…次こそ、は…」
「ねぇ、何か…変、なの」

どうしよう、とめられない。
頭はふわふわしてるけど、体が熱くって…。
あれっ、やだ。
やだぁ…こんなキモチ。
やだ…けど…


「クッ、クロコ、とにかく、お前らは先に帰って報告しとけっ」
「ええっ、レイド様、でもどうやって帰るんですか?」
「どうにかして帰る!と、とにかく、早く帰れ!命令だ!」
「はっ、はいっ!!」

クロコ達が足早に帰っていく。
その足音は遠のいていった。


112:72
06/03/29 01:18:02 JaffWadU
>104さん、108さん
ありがとうございます!感想は本当ありがたい…
これからも頑張るのでよろしくお願いしまつ。

113:72
06/03/29 01:18:52 JaffWadU

「…レ、レイド、あの…ククリ…」
「ピンクボム…」

レイドはククリの顔をじっと見つめている。
さっきからククリはベッドの上に座ったまま。

…ココロの中がぐちゃぐちゃにかき回されている気分。
勇者様が好き。勇者様に会いたい。
…なのに、体が変。

すごく、すっごく…
えっちなキモチに…―

(勇者様じゃなくても、いい?)

ううん、そんなことないよ…!
ククリは勇者様が好きなの。勇者様じゃなきゃ嫌だもん。
だけど、体がゆうこと聞かない。
じーっと、レイドの顔を見続けている。
レイドが段々、近づいてくる。

「…い、嫌…」
「何が…嫌なんだ。そんな顔しておいて」
「う……」
「神様の薬か…なるほど。確かに何が起こるかわからないが…
 今回ばっかりは、面白い効果が出たようだ」

レイドが、ククリの肩を強引につかむ。
やだ…やっぱり嫌だ。
嫌だって気持ちはあるのに、どうしても動けない。

「ピンクボム、お前を勇者から奪える時が来たみたいだな…―」


114:名無しさん@ピンキー
06/03/29 21:21:30 R1xqVF0j
(;´Д`) ハァーン!

115:72
06/03/30 01:00:00 Xs13EYv5

ピカッ
ゴロゴロ…

うわっ、雷まで鳴ってきたぞ…
雨に打たれてめちゃくちゃ寒いし、こりゃあ絶対風邪引くな。

泊まっている宿からはかなり離れた所まできた。
というか、さっきいた場所ってどこだっけ。
広すぎて帰り道がわからんかも…―


でも、胸騒ぎが止まらない。
嫌な緊張が続いている。
とにかく…
ククリに会わないと駄目だ。

…駄目なんだ。
本当は、ずっと前からわかってたはずだったのに。
ずっとずっと目をそむけてきた。
やっぱり俺はククリのことを…―


嫌われてもいい。
もう嫌われてるかもしれないけど。
それでも自分の気持ちを伝えなきゃいけないって思った。
伝えなきゃ、駄目だ…。

さっきから知らない場所を闇雲に走っている。
どこの家や宿も電気が消えて、真っ暗だ。
その上この雨じゃなぁ…


116:72
06/03/30 01:00:39 Xs13EYv5

「―いてっ!」

その時、小さな石につまずいて転んだ。

「っ……はぁ…」

…………
何やってんだよ俺は…
何でこの雨の中、こんなドロドロになって走ってんだ。

何だか急にむなしくなって、その場にしゃがみ込む。
ククリ…

「はぁ…ククリ…」

『ずっと一緒に…旅、しようねっ』

「…………」

ずっと…一緒に。
俺だって、旅してぇよ。
あの時、言っとけば良かった。
俺も…ククリと一緒にいたい、って―

「ククリに…会いたい」


117:72
06/03/30 01:01:15 Xs13EYv5

…ん?

ぼんやりと、光が見える。
あの家、まだ誰か起きてんのかな。

俺は重い腰を上げると、その光に向かって歩き始めた。
だいぶ先なのに、やたら目につく光。
―窓の光か?

とにかく、ここでこんなことをしてても仕方が無い。
この街について聞けることがあるなら聞いてみようか…
何の手がかりもなく走ってるよりマシだろう。

体の感覚があんまりない。
指先は凍るように寒い。
秋の雨は寒いもんなんだな…
傘を持っていこうなんて、必死すぎて考えてなかった。


その家に近づくにつれ、そこが家ではないことがわかってきた。

―宿屋か?
やけに小規模だが、家の前に小さな看板が立ててある。
目の前まで来てはっきりわかった。

「宿屋か…少しくらいこの街のこともわかるだろ」

その時気が付いた。
玄関が少し、開いていることに。

(もう夜中なのに…無用心もいいとこだな)


118:72
06/03/30 01:01:48 Xs13EYv5

木製のドアをあけると、中は暖かい。
はぁー…生き返る。

「ちょっと、入りますよー」

返事はない。

「…変な宿屋だな…
 ……ってうおっ!?」

そこにはおばあさんが机に伏せて寝ていた。
び、びっくりした…

「お、おーい、こんな所で寝ちゃあ…
 …つーか管理人がこんな所で寝てていいのかよ」

おばあさんは結構気持ちよさそうにすやすやと眠っている。
俺、明らかに侵入者だよな。
まぁ、いいか。…盗賊だしな。

に、しても街のことを聞こうと思っていたのに…これじゃあ無理だ。
仕方ない、少し休ませてもらうか。
近くの椅子に腰掛ける。
…しまった、体がびちゃびちゃだ。
いかん、椅子が汚れ…―


119:72
06/03/30 01:03:21 Xs13EYv5

ガタンッ!

「えっ!?」

奥の部屋からなにやら音がした。
「な、何の音だ…」

誰か泊まってる人がいるのか。
奥に進もうと廊下を覗き込んでみる。
手前に、少しドアが開いて光が漏れている部屋があった。
ここから聞こえたのか…

耳を澄ますと、何やら声が聞こえてくる。
1人…いや、2人か?
小さな声で喋りあっているようで、よく聞こえない。

うーん…もう誰でもいいや。
とにかくこの街の情報さえ聞き出せれば。
いきなりこんな奴が入ってきたらびっくりするだろうが…

…まぁ、隣に泊まってたってことで。
何とかわかって貰えるだろう。
俺は意を決して半開きのドアを開けた。

キィ…
「あのー、すいません、隣の部屋に…―」


次の瞬間、俺が目にしたのは。


120:名無しさん@ピンキー
06/03/30 07:50:52 fryznhiM
キタキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!

121:名無しさん@ピンキー
06/03/30 10:32:27 xiX3opPY
萎える・・・
いや、小説の出来じゃなくて展開の話ね。

122:名無しさん@ピンキー
06/03/30 11:40:33 08Gv5JIQ
おれはこの展開は好きだが

123:72
06/03/31 01:47:12 Yjad18kU

―駄目。

やっぱり…駄目だよぉ…。
勇者様じゃなきゃ…

「ピンクボム…―」

レイドはククリの肩を強くつかんだまま、少しずつ顔を近づけて…―
―やだ、こんなのってない。
レイドとキスなんて…したくない。
だけど、あと少し、あと少しでレイドの…



「…―勇者…様ぁっ…!」
「!!」


ククリが勇者様の名前を呼んだ瞬間、レイドが手を離した。

「…勇者、勇者って…っ、一体あいつのどこがいいんだ!?
 あんな奴より…俺の方が…」

ぼうっとする。
レイドが部屋の中を歩き回っている。
大声上げて色々喋ってるみたいだけど、よくわからない。
頭の中は勇者様でいっぱいで…

「ゆ…うしゃ、様…」

ただ呼びたい。勇者様のこと。
勇者様はずっと、ククリの勇者様でいて欲しい。
やっぱり一緒に旅したい。
ずっと、ずぅっと…これからも…

「ククリは…勇者様が…好き、なの」


124:72
06/03/31 01:47:50 Yjad18kU

「目を覚ませ、ピンクボム!」

ガタンッ!

レイドが椅子を蹴り上げた。
そして、またつかつかとククリに近づいてくる。

どうして、こんなことになってるんだろう…
何で、こんなところにレイドと2人でいるの?
ふらふらする頭で一生懸命考える。

「ピンクボム、お前は気が付いてないだけだ。お前は勇者に憧れていて、
 あいつが勇者勇者って周りから言われたことから、”勇者”様を好きになった」

「…そ…んなこと、ない…」
違う、ククリは…

「でもあいつは勇者なんかじゃない。俺達闇魔法に対しての敵なんだ…―」
「きゃっ…」

急に、強く押し倒される。
手首を強く握られて、痛い…

「や…だよぉ…」
「思い知らせてやる。俺の方が、余程良いってことをな」


125:72
06/03/31 01:48:29 Yjad18kU

ねぇ…勇者様。
レイドにこんなことされたら、ククリ勇者様のこと忘れられるかなぁ。
もし忘れられるんだったら…忘れた方がいい?
もし、勇者様がそういうなら、ククリ…


ああ、勇者様に…後で謝ろう。

ククリがした失敗たくさん。
ククリのせいでかけた迷惑たくさん。
勇者様にいっぱい助けてもらったことも。
…そして最後まで勇者様に迷惑たくさんかけてしまったこと。

謝ろう…―

『役立たずの魔法使いでごめんね。』

何故か、そんなことが脳裏によぎった。
…レイドが顔を近づけてくる。

(…さよなら、勇者様)

ぎゅっと、目をつぶった。



キィ…
「あのー、すいません、隣の部屋に…―」


126:72
06/03/31 02:26:24 Yjad18kU

信じられない光景だった。

そこにしたのは俺が探し回っていた相手…ククリ。
そして…

そして、レイドの姿。
二人とも、驚いて固まっている。
俺も…
目を向けたはいいが、逸らすことが出来ない。

「……―」

自分で顔が真っ青になっているのがわかる。
頭の中がこんがらがって、何も考えられない…

「ゆ…ぅ…しゃ、様ぁ」
ククリの息遣いが荒い。
ただ、信じられないような顔つきで俺を見つめている。

「…何しに来た?」

レイドが俺に尋ねる。
…何しにって。そりゃあ…―

…何も答えられない。
ククリがパジャマでベッドに寝ていて。
レイドがその上に覆いかぶさっていて。
依然レイドはククリの手を強く握っている。

「フッ、どういう状況か、見たらわかるだろう。
 お前の出る幕はない。さっさと帰るんだな」

「や…ぁ、待ってぇ…勇者様ぁっ…」

ククリはそういいながらも、ベッドから起きようとしない。
俺は、ようやく目の前に起きていることを理解出来たようだ。

1週間前のククリの夢の中にいたのはレイドだった。
これまで俺は何も認めたくなくて、ずっと目をそむけてきた。

…だけど、これで何もかもがハッキリとしたんだ。


127:72
06/03/31 02:27:00 Yjad18kU

帰ろう。
俺はここにいるべきじゃない。

パニックになりそうな頭で、何とかドアを閉めて外に出ようとした。

「待っ…てぇ…、お願い…」

ククリの声、俺もう聞けなくなるのかな。
そう思ったら少し、足を止めてしまった。

…そうだ。

「ククリ…」
俺は背を向けたまま、まだベッドに寝ているであろうククリに話しかけた。

「レイドのことは…好きになってもいい。
 だけど…ギリの手下にだけは…なるな」

ククリはみんなの光でなければいけない。
ククリがグルグルをギリの為に使うようなことがあったら、この世界はお仕舞いだ。

こんな状況だってのに、何故かこれだけはいわなくちゃって…思った。
ククリがそばにいなくても。
ククリがレイドを…好きだとしても。

俺にとって、ククリは天使であって欲しいんだ…―

「じゃあな、ククリ」


128:72
06/03/31 02:28:26 Yjad18kU

そこに勇者様がいた。
頭はうまく働かないけど、
体はほとんど動かないけど、
勇者様だけはハッキリ目にうつっている。

「ゆ…ぅ…しゃ、様ぁ」

搾り出すように声を出した。

勇者様、あのね、これは…違うの。
これはね、ククリが望んだんじゃないよ。
レイドがね、急に入ってきて…
そして、変な粉を振り掛けられたの。

だからククリ、体が動かないんだよ。
思うように喋ることもできない。
勇者様、わかって…

勇者様がククリのこと嫌いでも。
ククリは勇者様のことが好きだったの。
レイドじゃないよ。
勇者様が好きなの…

誤解だけはしないで、お願いだから…

なのに、思うように言葉が出ない。出せない。
こんな状況でお別れなんて、寂しすぎるよぉ…―

「ククリ…」
勇者様はククリに背を向けたまま…

「レイドのことは…好きになってもいい。
 だけど…ギリの手下にだけは…なるな」

違う!そうじゃない…!

「…………っ!」
悔しくて…涙が出てくる。

これから先、もう喋れなくなってもいい。
ククリ、言葉をなくしてもいいよ。
だから今一言だけ喋らせて。

『勇者様が好き』って…―



「じゃあな、ククリ」


129:72
06/03/31 02:43:11 Yjad18kU
(訂正)126の3行目、「そこにしたのは」→「そこにいたのは」
の間違いでした(;´Д`)  おみぐるしい点失礼しましたorz

130:名無しさん@ピンキー
06/03/31 11:44:34 ofcUfh2O
良 い か ら 続 き を 見 せ て 下 さ いorz

131:72
06/03/32 02:22:27 at2gM1Ew

バリッ…
パリーンッ!

「レイド様!まだこんな所にいたでしかっ!!」

「げっ…チ、チクリ魔!…と、カヤ…」

レイドはとっさにククリの手を離した。
窓ガラスを破って入ってきたのはチクリ魔とカヤの姿。
突然の出来事に、ビックリする他ない。

「レイド様…一体どこへいったのかと探しておりました。
 あまり勝手に行動されては困りますな…」
「いっ、いや、しかし…」

コワイ顔に威圧されてたじたじになるレイド。
ククリは、まだ…起きられない。
どうしよう、こんな状態でグルグル使えないのに…―
もし攻撃なんてされたら…!

「さぁ、レイド様帰るでし!こんな所で道草食ってる場合じゃないでしよ!」
チクリ魔は少し慌てた様子でレイドをせかす。

「レイド様、例の計画はお忘れですかな?今は一旦引き下がる必要があるかと。
 …一体いつまでそこにおられるおつもりで」

「~~~っ……ああ、確かに…」

レイドがようやく、ククリの近くから離れた。
レイドはしぶしぶ、といった感じで窓から外へ出て行く。

「グルグル使いと勇者、あいにく今回は私達も忙しいんだ。
 お前達の相手をしている暇がないのでね。
 せいぜいそれまでに、腕を上げておくことだな」
「~~くっそぉ、ピンクボム!…覚えておけよっ」

小雨の降る中、レイド達はさっさと帰っていった。
窓ガラスの破片が所々に落ちていて、痛々しい。

「…………」
「…………」

この状況は…一体、何なの?
ククリもわからない。
勇者様も…多分、よくわかってない。

急にチクリ魔とカヤがレイドを連れて行った。
…攻撃もなにも、せずに。
ククリは動けなかったのに。

例の計画って何なのかな…―

だけど、その前に…


132:72
06/03/32 02:23:27 at2gM1Ew

急に部屋の中が静かになって、俺は呆然とした。
何だったんだ、今のは。
ただ、破られた窓ガラスの向こうに小雨が…


…いや、問題はそんなことじゃない。
とにかく、目の前に横たわっているククリ。
俺にとって、カヤやチクリ魔が出てきたことは問題ではなかった。
目の前にいるククリ…

「…………」

未だ状況を把握出来てないのかもしれない。
俺は一体、これからどう動いたらいいんだ。
ククリがレイドと一緒にいたから部屋を出ようと思ったんだ。
レイドが去っていった今、俺がここを出る理由は…無くなった。

だからといって、ここにいるのもどうなんだろう。
さっきはククリに会いたくて仕方なかった。

…だけど今は…


「勇者…様っ…」
「!…………」

声に反応してククリの方を向く。
ククリはとても苦しそうに俺を見つめていた。

…………
…そして、何かに違和感を感じていることに気づく。
涙を流しながら、俺を見て…
だけど…おかしい。

「…ク…ククリ。起きられない、のか…?」

ククリはずっと仰向けになったまま、俺の方を向いている。
明らかに起きられないように、見える。


133:72
06/03/32 02:25:33 at2gM1Ew

「勇者、様ぁっ…ククリ…」
ようやく、体を起こそうとするククリ。
しかしうまくいかないようで、俺の方へ寝転がることがやっとのようだ。

「はぁっ…はぁ…勇者様ぁ…来て…」
「………で、でも」

こんなときに…こんなことを考えるのはいけないかもしれないが。
やたらと…色っぽい。
ククリがすごくいやらしくみえる。
いつものククリと…違う。

「お…ねがい…。勇者…様っ」
とても苦しそうにしている。

「ク、ククリ…―」
その時、はっとした。

「も、もしかして、毒か!?」
もし毒なら、すぐに治療しなくちゃいけない。
さっきから苦しそうにしてたのは、もしかしたら毒のせいで…―

俺、ククリが苦しい時になんてばかなこと考えてんだろ。
…くそっ、本当に情けない。

「待ってろククリ、今薬探して来るからなっ!」

宿屋だったら、どっかに救急箱くらい…


134:72
06/03/32 02:26:04 at2gM1Ew

「違うのっ…待って!」

精一杯大きな声出したつもり。
これ以上大きな声なんて、出ないくらいの。
でもかすれて、勇者様に届いたのかもよくわからない。

段々頭のふらふらするのが強くなってきてる気がする。
さっきまではそんなことなかったのに。
もっと、もっと…熱いの…―

「毒、なんか…じゃ…」
「えっ…」

勇者様はククリの方を見て立ち止まった。

「あ…の、毒じゃ、ないのっ……」

―ううん、わかんない。
もしかしたら毒かもしれない。
ククリこのまま死んじゃうかもしれないけど。
でも…

「もう…どこも、行かない、で…勇者…様ぁ…」

ククリの気持ちがまだハッキリしていて、伝えられる間に。
勇者様に伝えたい。
ククリの…この気持ち。

「…ククリ、俺は…―。ククリは…その、さっきレイド、と…」

勇者様…どうしてそんな寂しそうな顔するの?
レイドとは、何にもしてない。
どうしたらわかってもらえる?
ククリは、ククリはね…


135:72
06/03/32 02:26:41 at2gM1Ew

ククリはレイドと、キス…したんだろうか。
ククリはこの宿屋のものであろう、ボロボロのパジャマを着てる。
だから、変なことはしてない、はず。

…むしろ、今から、だったのかもしれないけど。

でも…

「ククリ、はね…」

「え…?」

ギクッとする。
ククリの口から出る言葉がレイドのことだとしたら…

「ククリ、ね…―」
「ごめんククリ、俺聞きたくないよ」

「―え…っ」

さっき逃げちゃ駄目だって思った所なのに。
駄目だ…どうしても、逃げてしまう。
レイドの名前なんて、もう聞きたくないんだ。
もう…聞きたくない。

(夢の中だけで、勘弁してくれよ…)

ごめんククリ…俺には勇気がない。
勇者なんて…失格だよな。

「駄目…?ククリ、は…言う権利もない…の?」

ごめんククリ。
本当に…―ごめん。

「じゃぁ…っ…ククリ…ゆ…うしゃ様のこと」

そうだ、毒だったらどうするんだ。
薬を…探さないとな。

「まだ好きでも…いぃ…?」


136:72
06/03/32 02:27:15 at2gM1Ew

変なの…全然怖くない。
何の見返りもいらないの。
ただ伝えたかった。
勇者様に、好き、って。

「ねぇ、まだ、好きでもいい?まだいっぱい好き、だもん…
 勇者様とね、一緒にいられなくても…好きでいたい」

勇者様は外に出ようとしてた足を、また止めてくれたみたい。

あれ、変なの。
さっきまで、思うように喋れなかったのに。
スラスラ言えちゃうの。
それに、すっごく恥ずかしいこと。
普段のククリなら、絶対に言えないことなのに…

体も少し楽になったような…
あっ、起き上がれそう。

少し辛いけど、ベッドの上に座ることは出来た。

「勇者様…あのね、ククリ、ずっと伝えたかったことがあったの。
 勇者様は気づいてたかなぁ、ククリの気持ち…」

「………―」

唖然としてる勇者様。
その勇者様の目をしっかり見て言える。

「ククリ、勇者様のことが好き」

…ん。

…あれ、急に涙がこぼれおちた。
どうして、かな。
悲しくなんて、ちっともないのに。
悲しくなんて…

「……ク…クク、リ…」

胸がすっごく熱い。
伝えることって、すごく辛いことだと思ってた。
だけど…本当は幸せなこと、だったんだ。

そう思えるから、涙が出るのかなぁ。
涙って…悲しい時だけに出るものじゃないもんね。

まだまだ伝えたい。
まだまだまだまだ…―

まだ足りないよ。

「本当はね、ずっと一緒に旅したいし、ずっと勇者様の傍にいたい。
 これからもずっと、ギリを倒したとしても、それから先もね、…―」


137:72
06/03/32 02:37:20 at2gM1Ew
130さん>
ありがとうございます(^^)
続きはまたうpします(´Д`)

138:名無しさん@ピンキー
06/03/32 12:19:51 4CxGMh44
途中までみたときまた原作の展開を無視したひどい小説か、と思ったが
今は期待の一つしかない。頑張ってくれ。

139:名無しさん@ピンキー
06/03/32 21:48:11 LL5T5Pd3
まぁ原作にも外伝は本編のどこに入るかわからないのがあるけどな。

140:名無しさん@ピンキー
06/04/02 03:02:14 79HAtcsW
それぞグルグルクォリティー
さぁゆっくり待つか(´ω`)

141:名無しさん@ピンキー
06/04/02 03:20:54 Er44u9+g
こんな時間に眠れなくなったじゃないかw
いやーこのスレ見つけてよかった

142:72
06/04/03 00:40:33 W5kqV9Xr
たくさん感想ありがとうございます!!
よし、更に頑張りますw
そしてようやくエロに突入。長かった…スマソorz

143:72
06/04/03 00:41:10 W5kqV9Xr

「それから先もね、…―!あ…っ…」

「ククリ、レイドに…キス、されたのか!?」

気がついたら俺はククリの目の前にいた。
そしてベッドに足をかけたまま、ククリの両手を強引に掴む。

「ゆ、勇者…様…ぁ、あう…」
「お願いだ、正直に言って欲しいんだ」

今まで感じたことのない胸の苦しみ。
心臓がバクバクいっていて、破裂しそうだ。
…嫌な感じじゃない。

だけど、苦しい。
今まで俺が感じてきたこと、本当にばかだなって思ってる。

自分ひとりで全て解釈してククリを困らせただろうし、
勘違いばっかりして酷いこと言って悲しませただろうし、
自分の気持ちを抑えつけてばかりで…

そんなことをしたのが、苦しい。

そして…
そして、ククリの本当の気持ちを知って。

「勇者様ぁ、ククリ…何もされてないよ。本当だよ」
「本当…に?」

その時、安堵の気持ちと共に、別の感情が俺を襲う。

「うん…本当に、勇者様…―んぅ」


144:72
06/04/03 00:41:43 W5kqV9Xr

唇の、どくどくという脈を感じる。
…生暖かい。
目の前には大好きな勇者様の顔。
これは、ククリだけの唇じゃなくて…―

「…ん……―んっ」

ビクン…

思わず体が跳ねてしまう。
勇者様の舌が、ククリの唇を割って入ってきた。
ちゅぷ、ぴちゃ、っていやらしい音が聞こえる。

とろけそう…勇者様…

唇を離したら、唾液がつぅっと目の前に引いてるのが見える。
それが切れるまで、ぼんやりと眺めていた。

「これでククリのファーストキスは、俺のモンだよな」
「ゆ…ゆぅ…しゃ様…~~」

…嬉しいなんてものじゃない。
何て表現したらいいのかな、この気持ち。
だって、信じられない。

(―勇者様はククリのこと、嫌いなんじゃなかったの…?)

そう聞きたい気持ちもある。
だけど、今はもう…そんなことよりも、目の前を信じたい。

「ククリ、耳まで真っ赤になってるよ」
「ぁふっ!…ひぁあ…っ」

そういいながらククリの耳たぶを舐める勇者様。
反射的に、勇者様にしがみついてしまう。
勇者様…すっごくいやらしい。

「ぁあん…ん、は…ぁ」

だけどククリも、すごくいやらしい気持ち。
勇者様はゆっくりゆっくり、ククリをベッドへ押し倒していく。
ククリもなされるまま、勇者様に押し倒される。
もう何にも、怖くない―


勇者様が耳元で囁いた。

「…エッチ、しよっか」


145:72
06/04/03 02:05:06 W5kqV9Xr

「………う、ん…」

ククリは目をつぶりながら頷いた。
でも体は…しっかり俺にしがみついている。

「本当にいいんだな、ククリ。始めたら…
 …始めたら、ククリがやめてっていっても、やめないぞ」
「うん…やめない、で…」

こんなククリの姿を見られるなんて…

俺は焦る気持ちを抑えながら、割れた窓のカーテンを閉めた。
外の雨は弱くなって、またしとしとと小さな音を奏でている。

さっきは、嫌な音だと思ったのにな。
今は俺達を盛り上げてくれるBGMとも思えるんだから、おかしなもんだな…
…しかし、自分で思ってて恥ずかしくなるようなセリフだ。

「ククリ、ずっと…思ってたことがあるんだ」
「ん…なぁに?勇者様ぁ…」

「俺、ククリのことずっと好きだった」
「―ゆ、勇者様…」

これは…
最高に、照れくさい。
思っているよりも口に出してわかるこの恥ずかしさ。
そしてククリが恥ずかしがっているのを見て、更に照れくさい。

だけど、恥ずかしさよりも今は言いたい気持ちが強い。

ククリのパジャマのボタンを、ひとつずつ外していく。
上下繋がっているパジャマ。
ククリには前のパジャマの方が、似合うと思うけど。
でもまぁ、今から裸になるんだから、一緒か。


146:72
06/04/03 02:05:57 W5kqV9Xr

「勇者様、ずっとって、いつから…?」
「そうだなぁ、ククリの胸が大きくなってきた時位からかな」

「…やだっ、勇者様のえっち……―あっ」
俺は一気にパジャマを剥ぎ取った。

ぷるん、とククリの可愛い胸が揺れる。
あとククリが身にまとっているのは、パンツだけ。

「ククリ…すごい、すごい可愛い」
「ゆ…勇者様ぁ…だめ、ククリ…」

と、すぐにククリは胸を隠した。

「ククリ、もう隠すのはナシだぞ」
「や、やん…だめ、勇者様ぁ…」
俺はすぐにククリの手を退けようとした。
が、しかし、ククリはだめ、と見せてくれようとしない。

「ククリ、どうしたんだよ?」
「だ、だっ…てぇ、ククリの胸…」
ククリは自信がなさそうに、顔をそむけた。

「…胸?すごく可愛いよ、ククリ」
「だって、ククリの胸は…小さいの。
 …勇者様は大きな胸が好き…でしょ?」

…心配してんだ、ククリは。
俺が大きな胸がいいって思って。
でも…

「ククリ、心配すんなよ。ククリの胸大きくなったじゃん」
「そ、そんなことぉ…」
「そんなこと、あるんだよ。じゃあ確かめさせて、ほら…」
「あっ、だめぇ…」


147:72
06/04/03 02:06:39 W5kqV9Xr

俺は強引にククリの両手を掴んだ。
ククリの可愛い胸が跳ねる。

「ゆ、ゆう…あ、あふ、あっ…!」
「すごい、柔らかくて気持ちいい…ククリのおっぱい」

少し成長したククリの胸は、少し固さは残るものの触り心地は良い。
ククリの首筋を舐めながら、優しく優しく揉んでいく。
最初は力強く俺の手を握っていたククリも、
今は気持ち良さそうにもだえている。

「ゆ、勇者様ぁ、あっ…あ!」

…―キレイなピンク色だなぁ。
そんなことを思いながら、その突起を口に含む。
「―ぁ、はぁっ!」

ちゅく、ちゅ…―
いやらしい音が部屋に響く。
ククリは更に声をあげながら、体をよじった。

「あ、あっ、はぁっ…あ、あぅ、気持ちい、勇者様ぁ…っあ」
「ん、ふぅ…ククリ、気持ち良い…?」

―何だか嬉しくなってきた。
ククリが感じてる…俺の、愛撫で。
片手はククリの胸の先を転がし、もう片手はククリの長い毛をいじって。

「ククリ、俺三つ編みのククリも好きだけど、髪をといたククリも好きだよ…」
「ひぁんっ、あ、ん、あうぅ…」

ククリが返事できないの知ってて、わざと話しかけた。
…ああ、何か、すげえ意地悪してぇな。


148:72
06/04/03 02:07:20 W5kqV9Xr

「あっ…あ…―ん」
俺はすっと、ククリの胸から手を離した。
そしてククリの上にまたがって、ククリの腕をつかみながら
じっとククリの体を観察する。

「はぁ、は……ん、勇者、様…?」
「ん?ククリ、何?」
「う…ん、…あの…」

ちょっと困ったような顔をして、俺を上目づかいで見つめるククリ。
もっと、もっと意地悪をしたくなる。

「う~…、や…だぁっ」
「何が、嫌だって?」

「やっ……と、途中で…止めちゃいやぁ…」
「じゃあククリ…もっとして欲しい?」
「んっ…勇者様の、意地悪ぅ…」
ククリの恥ずかしそうな顔がまた、堪らない。

「そうだよ、俺は意地悪だよ。でも、ククリは
 こんな意地悪なヤツが好きなんだよな~」
「やぁ…もぉっ……ククリ、我慢できない、よぉ…」

まぁ、そろそろこの辺で許してあげよう。
俺ももう、ククリの体を見ていたら我慢できなくなってきた。

「そっか、じゃあどうして欲しいの?言ってごらん」
「う、う…ん、あの、勇者様ぁ、ココ…―」


149:名無しさん@ピンキー
06/04/04 21:06:16 0AMkPE93
エロパロスレ始まって以来の超大作

150:名無しさん@ピンキー
06/04/04 21:18:12 uRlG/laN
まったくだ、俺的には別にエロいらないな~っとも思う
エロ部分も期待してるんで頑張ってくださいw

なんか胸にきてるよ・・・この話

151:名無しさん@ピンキー
06/04/05 01:29:44 zzK4bpLl
保管庫の「りせっと」も超大作
多々お忙しいことと存じますが、何卒続きの投下をお願い致します…orz

152:名無しさん@ピンキー
06/04/05 02:23:22 LrBNaCCW
>>151
「りせっと」なるものが見つからないテンプレの保管所でいいのか?

153:名無しさん@ピンキー
06/04/05 02:24:01 LrBNaCCW
あーごめん見つかった、スレ汚してスマン

154:名無しさん@ピンキー
06/04/05 13:07:15 zzK4bpLl
さがってるからあげるな

155:名無しさん@ピンキー
06/04/05 13:09:47 zzK4bpLl
ってあげて無いし
俺もスレ汚しスマソ…青とうがらし食べてくる

156:名無しさん@ピンキー
06/04/05 14:55:29 6TasgOVq
>>152
「りせっと」はここ↓
URLリンク(s1.artemisweb.jp)

157:72
06/04/06 00:25:24 yfhLFph6
大変遅れました…orz
続き投下しま(*´Д`)

158:72
06/04/06 00:26:29 yfhLFph6

自分でも信じられない。
自分がすごく、すっごくいやらしい…

勇者様に見つめられて、体がうずうずってする。
もっと、もっと…勇者様に見て欲しい。

さっきクロコに薬を振りかけられてから、ずっといやらしい気持ち、だったけど。
あの薬は変な気持ちになる薬だったのかなぁ…

「あの、勇者様ぁ、ココ…―触って、欲しい…」

パンツのとこを自分で指差す。
恥ずかしいけど、でも、でも…欲しいよぉ。

「じゃ…パンツ、脱がなきゃな」
「…あっ」

勇者様はククリのパンツをすっと抜いた。
…全部、脱いじゃった。

「ゆ、勇者様ぁっ、電気…」
「ん?」

「や、やだぁ…全部見えちゃう…電気、消してっ…」
「…駄目、全部見たいから」

勇者様はククリの言うことを全く聞かずに、足を広げようとしてる。
勇者様、顔がニヤニヤしてる。えっち…

少し抵抗したけど、自分でして欲しいって言ったんだから…と思って
すぐに観念しちゃった。

「…ククリ、すげぇ…濡れてる―」
「勇者、様っ…そ、そんなに、だ…―んっ」


159:72
06/04/06 00:28:13 yfhLFph6

…に、二回目。
二回目の…キス。

「んっ…ふぅ、ん…んん…―」
どうしてかな…
キスされたら、もっといやらしい気持ちになる。
言いたいこともあったような気がするけど、どうでもよくなっちゃう。

ヌチュ…
「!!ふぁっ…!」
キスに夢中になってる間に、勇者様があそこを…

「ククリ…こんなになってるよ」
「や、やだぁっ…」
勇者様はわざと触っていた手をククリの目の前に突き出す。
勇者様の指にはいっぱい、いっぱいいやらしい液が糸を引いてる。

「そんなもの、見せ…―っ、ひあぁっ…!」
「…ククリの中…暖かい」

指が、指が…入ってる。
勇者様の指がククリの中をかき回してる音が聞こえて…

「クチュ、クチュって、こんないやらしい音本当にするんだな~」
「あっ、あっ…や、やぁぁ…」
勇者様はいじわるっぽく笑うと、指を抜いて顔をそこに近づけようとした。

「あ!!だ、駄目、勇者様!」
「え、何で?」

「だ、だ、だって…そこは…その…き、汚いから…」
「汚くねぇよ、ククリのだもん」

「…ク、ククリのも、汚いのっ…」
「まぁまぁ良いから、とにかくごろーんってなりなさい」

…勇者様になだめられて、足を開いたままもう一回寝転ぶ。
ククリのそこを、少し広げるようにして見てる勇者様…

こんなに恥ずかしいのに…やっぱり、欲しいよぉ。
きっと勇者様、ククリのことえっちな子だって思ってるよね…


160:72
06/04/06 00:29:30 yfhLFph6

「ククリはここが良いのかな~」
―ぺろっ。

「!!!」

勇者様の声が聞こえると同時に、むず痒いような快感が襲う。
「―ぃ、ふああぁっ!!」
「…気持ちよさそうだね、ここの突起」

ククリの一番気持ち良いトコを、勇者様の舌が優しく這う。

「―あっ、あっ、やぁ!あんっ、ひぁんっ!」
こんな大きな声出したら、きっと誰かに聞こえちゃう…
だけど、おさえられない。
駄目、おかしくなっちゃいそう。
気持ちいいよぉっ…―

「…ん、ククリ、可愛い」
勇者様は更にいやらしく、ククリのそれを舐め回す。
あ、もう、もう…

「あっ、い、いっ…―あああぁ!!」

―急に頭が真っ白になる。
今まで味わったことのない快感。
本当に気持ちよすぎて、体がまだびくびくしてる。

いっちゃったんだ…。
勇者様の前で、いっちゃった。


161:72
06/04/06 00:30:13 yfhLFph6

「―ぁっ…。はぁ、は…ぁ」
「なんだ、ククリもういっちゃったのか?」

「ん、ぅん…だ、だってぇ」
「少ししかしてないのに…ククリって感じやすいんだ」
勇者様、すごくうれしそう。
もぉ、いじわる…。

その時気がついた。
ククリはまっ裸。
勇者様は…まだちゃんと服を着てるってこと。

「~~勇者様、ククリだけ裸なんて、恥ずかしい…」
「なんだククリ、そんなに早く見たいの?俺のモノが」

「あっ、ち、違うのっ!だって、だってククリだけがぁ…」
「はいはい。言い訳しなくて良いってば、見たいんだろ、ククリ」
勇者様は、見たいです、って言って欲しそう。

「ん~~っ、…だって、…ん、そ、そのぉ…」
でも…正直言って、欲しい。
いやらしい気持ちがとまんなくって、勇者様のが欲しいんだもん…
ククリ、こんなこと言うのおかしいのかなぁ…

「…ん、う…ん、勇者様の…見たい…」
「ほら、やっぱり。大丈夫、焦らなくても逃げないからさ」

…何だか、勇者様にうまく言いくるめられているような。
さっきからククリが恥ずかしいばっかり。
勇者様にも、恥ずかしい気持ちになって貰いたいなぁ…
なんて思ったりして。

色々考えてるうちに、勇者様はびしゃびしゃに濡れてる服をほとんど脱いで
あとはトランクスだけになっていた。

…ん、あれ?
そういえば勇者様、どうしてそんなにびしょ濡れだったのかなぁ…


162:72
06/04/06 01:45:35 yfhLFph6
続きはまた投下します!遅筆でスマソ(;´Д`)

163:72
06/04/07 02:19:53 157YIA+2

ククリは仰向けになりながら俺を見てぼーっとしている。
相当気持ち良かったのか、目がうつろだ。

「―勇者様ぁ…」
「ん、ど、どした?」

ぼんやりした目で俺を見つめるククリ。
…ククリって、こんなに可愛かったっけ。
さっきまでの会いたかった気持ちも便乗してるのかもしれないけど、
本当にククリが可愛くて仕方が無い。

でも…いじめたくなるんだよなぁ。

「あのね、そのぉ…勇者様、のをね…」
そこまで言いかけて、ふいと横を向いてもじもじしている。

「もう入れて欲しいのか?焦んなよ~、逃げないってば」
「ち、違うのぉ…入れるんじゃなくて…」
そういってククリがむくっと起き上がった。

「…勇者様、ククリのしてくれたから…勇者様のも…」
「―えっ、ククリ…―あ」

そういって、俺のモノをトランクス越しになでるククリ。
ククリが、こんなことするなんて…
俺の顔をじっと見つめながら、そこをさすっている。

…やばい、そんなことされたら…。

ククリはすぐさま俺のトランクスをおろした。


164:72
06/04/07 02:20:55 157YIA+2

「!!」
俺のモノが、自分でも恥ずかしくなるくらい勢いよく飛び出してしまった。
ククリのちょうど目の前に…

「―きゃっ…」

…どうやら、びっくりしてるらしい。
目を見開いて、俺のモノに目が釘付け状態になっている。
しかも、何だか困ったような顔。

もしかして…

「―ク、ククリ…あのー…」
「勇者様ぁ…」
「もしかして、思ってたより小さかった、とか?」
そうだったのなら、ショックは大きい…

「えっ!…違うよぉ、そ…その、こんな…」
「こんな…?」

「―…こんな、太くて…大きいモノなんだなぁって…。
 そのぉ…もし、ククリの中に入らなかったら…ゴメンね、勇者様」
「ク、ククリ…」

えもいわれぬ感情がこみ上げてくる。
ククリ、そんなことを考えてくれてるなんて…

しかも、俺のを大きいって。
あっ、やべぇ、今ニヤニヤしたらばかみたいだ。

「ゆ、勇者様の…、ビクビク、って動いてる…」
「―早く、ククリに触って欲しくて…仕方ないからだよ」
でも…今触られたら、すぐに出てしまいそうな気も。

「う…ん、勇者様ぁ…―ん…ちゅ」

ククリはそういって、俺のモノの根元をもった…
…―と思ったら、おもむろにモノの先っぽの方を舐め始めた。


165:72
06/04/07 02:21:49 157YIA+2

「ク、ククリ!は、はうっ…」

思いがけないククリの行動に驚くと同時に、想像以上の快感にもだえてしまった。
ククリは俺の顔を確かめるように、上を向きながら舌を這わせている。

「ゆ、ゆーひゃ様ぁ、んふぅ…き、気持ちひぃ?」
「やっ、やべーよククリ、あ…」

ククリが這わせる舌の、ピチャピチャという音が更に快感に繋がっていく。
ひざをついてでも、座っていられない程の…

「ぁ…むぅ」
更にククリが、追い討ちをかけるように俺のモノを口に含んだ。

「―あ!あっ、ち、ちょっ……はぁっ!」
思わずククリの頭を抑えてしまう。
「ん、んぅ、ん~~」
ククリの口が俺のモノでいっぱいになっているらしく、ククリは少し苦しそうだ。
ただ、それでもククリはやめようとはしない。

「―!!あっ、マ、マジで、ちょいタンマっ…」
いきなり波が襲ってきて、あわててククリの頭を離した。

「んぅ、ぷはぁ…―ん…勇者様ぁ、気持ちよく…なかった?」
「ば、ばかっ…そんなこと…。すげぇ気持ち良かったんだ。
 …だから、もう出そうでさ」

ククリはきょとんとした顔をしてる。
そして何気に物憂げな様子。

「出しても、良かったのにぃ…」
「いや、駄目なんだ。最初はこん中に入れてから出さなくちゃ…」
「―あっ!」

そういって、ククリの中を再びかき回す。
さっきより、もっともっと濡れてるようだ。


166:72
06/04/07 02:22:30 157YIA+2

「―ククリ、俺の舐めててこんなになったの?」
「あっ、ん…だってぇ…あっ、や、やぁっ」

くちゅくちゅと更にかき回していく。
さっきより、中が少し広がったような…―

「…入れちゃおっか、ククリ」
「あっ…ぅ…うん、入れて、欲しい…」

ククリは再び仰向けになって、恥ずかしそうに足を広げた。
…少し、モノ欲しそうな顔をしてる。
俺はククリの上に覆いかぶさるようにして、ククリを見下ろす。
今から…遂に…

「遂に、入れるのか…」
思わず声に出してしまった。

「う、うん…?勇者様…?」
「いや、ククリの中に入るんだなぁと思ったらさ…」

何だか変な気分だ。
ついさっきまではこんなことになるとも思っていなかったのだから。
あんなに絶望していたのがまるで嘘だったかのように思える。

「…勇者様ぁ…ク、ククリも…何か、緊張する」
「そ、そうだよな。初めてだもんな…」
「…ぅん、でも…」
「…でも?」

ククリは顔を赤くしながらも、微笑を浮かべてる。
ん…何かおかしいこと言ったかな。

「ど、どうした?何か、おかしかった?」
「う、うぅんっ…そのぉ…初めてが、勇者様で…嬉しくって」
そういってククリは更に顔を赤らめた。
やばい、そんなこと言われたら…


167:72
06/04/07 02:24:36 157YIA+2

「…お、俺だって、嬉しいよ。ククリ…」
「―あっ…!」

ククリのそこに俺のモノをあてがった。
もう、早く入りたくて仕方が無い。
ククリの腰に手を添えて入れる準備をすると、
ククリもその手を握り返してきた。

「ククリ…入れるぞ」
「あ…っ…うん、勇者、様ぁ…」

俺の手を握るククリの手がぎゅっと、強くなる。
…ここで、あってるよな…?

「ふ、ふぁっ…あ…!」

少し強く、押し付けてみた。
既に必要以上に濡れているククリのそこは、
当てているだけでも俺のモノをくすぐってくる。
しかもなかなか滑ってうまく入らないおかげで、
更に侵入を試みようとする度にこすれて、気持ちいい…―

「ク、ククリ、何か俺…もう、気持ちいい…」
「あぁん…勇者様ぁっ、中まで…お願い…」

まだ先の方も入ってない。
…もっと、もっと押し付けなきゃいけないのか…
俺は更に強く、一気にククリのそこに押し付けた。
―途端、ククリが一変して表情を険しくした。

「――っ!!あぁっ!勇者様っ痛い、痛いっ!!」
「…えっ、ククリ、でも、ま…まだ入ってないけど…」
「だ、駄目っ!お願い、やめてぇ!!」

ククリがあまりにも顔をしかめるものだから、慌ててやめる。
ククリは泣きそうな顔をしてあそこをおさえた。
急に叫ばれて、ちょっとビックリした…


168:72
06/04/07 02:25:51 157YIA+2

「ご、ごめんククリ…そんな、痛かった?」
「ゆ…勇者様ぁ、ごめんなさい…こんな、痛いなんて…っ」

相当痛かったのだろう。
目がなみだ目になっている。
そんなに、痛いもんなのか…ちょっとナメてたかなぁ。

「…ククリ、そんな痛いんだったら…やめよっか…?」
「だ、駄目っ!!」
即座に言い返された。

「で、でも、ククリ…本当耐えられないような顔してたぞ?」
「だけどっ…待って、もう一度して…欲しいの。お願い勇者様…」

ククリもそんなに痛いとは思ってなかったんだろうな。
もう一度して欲しいとは言いながら、少し体が抵抗してるように思える。

「…そ、そか?じゃあとりあえず、もう一回…―」
もう一度、強くククリの中へ侵入を試みた。

「―あああっ!!ゆ、ゆうっ…」
必死に俺の手を掴んでもがいてる。
やっぱ、めちゃくちゃ痛いんじゃ…

「ク、ククリ、まだ、入ってないからさ…もう少し強く、入れるぞ?」
「うっ…うぅ、……う、うん…っ」
一応返事はしてるけど、俺の手に向かってはめちゃくちゃ抵抗してる気が。
何か、可哀想になってきたぞ…

とりあえず、ククリが頷くうちはしてみよう。
ククリの反応を見ながら、更に強く押し付けていく。

「~~~痛ぁっ、痛い、痛いっ!!勇者様ぁ!駄目ぇ、痛いよぉ!!」
「ク、ククリっ…」


169:72
06/04/07 02:26:27 157YIA+2

ククリは涙を流しながら、ばんばんと俺の体を叩く。
だっ、駄目だこりゃあ…―

まだ先の方が少し入ったか入ってないか、くらいだけど…
とにかく、今は押し付けりゃ入るってもんでもないらしい。
すぐさま、俺のモノをククリの体から離す。

「―はぁ、はぁっ……はぁ…。―う…うぅ、勇者様ぁ…」
ククリは涙をぽろぽろ流している。
すごい申し訳ない気持ちになってきた。

「ククリ…ん、ごめんな、やっぱ痛いよな…」
「違うのっ、勇者様ぁ…ごめんなさい、ククリ…大丈夫だって思ってたけど、
 やっぱり…駄目だったの…。だから…悲しくってっ…」

俺に気を遣ってんのかな。
ククリは謝る必要なんて…ないのに。

「なぁ…そんな、気にすんなよ。俺、気にしてないよ」
「ん、でも…さっきはするって言ってたのに…
 それに、勇者様とひとつに…なりたかったのにぃ…」
「ククリ…」

そんなことで泣いて。
本当…可愛いヤツだなぁ…
そりゃ俺だって、残念だけどさ。
でも…


170:72
06/04/07 02:27:35 157YIA+2

「ククリ、これから…少しずつ慣らして行こう?」
「…えっ?」

勇者様…少しずつ?
って、ことは…勇者様ぁ…

「…ククリ?もう、したくない?」
「―やっ、ち、違うのぉっ…そうじゃなくて…」

そうじゃなくって…これから、これから先…
勇者様と、ラブラブ…?

自分で考えてて、顔が火照ってきてしまった。

「ククリぃ、何考えてんだ?いやらしいこと考えてたんだろ~」
「!!ち、違うもん…」
「嘘ばっかり。…はは」
「も、もう!そんな笑わないでぇ…」

そういういやらしいことじゃ、ないんだからっ。
でも、勇者様がすぐに真顔に戻る。

「いや、今笑ったのはさ、その…」
「え…?」
「その、楽しみがまだ残ってんだなーって」
「…?」

…うん?
どういうこと?勇者様…

「楽しみ…?」
「そう!ククリの中に初めて入るっていう未体験の楽しみがね。
 だから今日俺達できなくったって、未来が楽しみじゃん」
「ゆ、勇者、様…」

真剣なのか、いやらしいのか、よくわかんないけど…―
でも、勇者様がそう思ってくれるなら、ククリ…

「だからさ、ククリ。これからもよろしく…」
「んっ…」

―勇者様が、ちゅ、って。

軽く、唇を合わせるだけのキスだけど。
すごく安心出来るキスだった。
勇者様なら、何だって幸せになっちゃう。
不思議だなぁ…。

これから先も、勇者様…

「…―よろしくね、勇者様」


171:72
06/04/07 02:28:51 157YIA+2

この騒がしい都を抜けることにした。

ここにきて、俺はゴロゴロしてばかり。
ククリはお気に入りの雑貨を買ってばかり。
ようやく、このままではいけないことに気づいた俺達。
それに気づくまで…実に1週間。


「―ククリ、準備出来たか?」

騒がしい都は俺達が来る前と何も変わっていない。

「あっ…もうちょっと待って、勇者様っ」

だけど、確実に変わったものがある。

「おーい、あんまり時間無いぜ~」

こんな平凡なやり取りが、今までは平凡なままで終わっていたのに。

「はぁい、すぐ行きまぁーす!」

ククリと喋ること。
ククリがそこにいるってこと。

「やれやれ、聞いてんだかなぁ…」

…それだけで、幸せなんだ。


やっと用意が終わったククリと共に、歩き出していく。
俺達の新しい度のスタートだ。


172:72
06/04/07 02:29:40 157YIA+2

勇者様を待たせてる!

でも、これも、これも片付けなきゃ…
昨日のうちに片付けておこうと思ったのにぃ。
雑貨、買いすぎちゃったなぁ。

「おーい、あんまり時間無いぜ~」

大好きな勇者様の声が聞こえる。

「はぁい、すぐ行きまぁーす!」

張り切って返事をした。
楽しい。
楽しい…

昔はすっごく不安だったのに…
今は、何も怖くないよ。
絶対、勇者様が守ってくれるんだから…―

勇者様がいるトコまで急いでパタパタと走った。
とても、新鮮な気持ち。

これからも勇者様はククリと一緒に旅してくれる。
ククリのこと、守ってくれるの。
これからはこんなこと、自信満々で言えちゃうんだから!


173:72
06/04/07 02:31:12 157YIA+2

「―あ」

何故かふっと、いつだったか、少し前に見た夢を思い出す。

レイドと勇者様が出てきて、二人が戦っていた。
その時何故か勇者様が負けそうで。
でもククリは捕らわれてて、グルグルを使えなくって。
レイドが勇者様に倒されそうになった時、

『―レイド!やめて、お願い!』

って、ククリが叫んでいたこと。
その声に反応したレイドを、勇者様がキラキラでやっつけてたんだよね。

―なんで、急にこんなこと思い出したんだろう?

「ククリ?どうした?」
勇者様がククリの顔を覗き込んだ。

「えっ、あ、ううん。何でもなぁい!」
考え事してたら、いつの間にか下向いちゃってたんだ。

「―えへへっ」
「ん?…ククリ?」

思わずニコニコしてしまう。
だって…

「勇者様は強いもん。誰にも負けないんだから!」
「え!?あ、ああ、当たり前だ、俺は勇者だからなっ!」
「うん、勇者様、その調子っ!」

…だって、あの時ククリがレイドの名前を呼んでいなくても…
勇者様はきっと、レイドに勝っていた。
…きっと。

きっと、勇者様はククリのために勝ったよ。

「…ね、勇者様っ?」
「何だよ~、ニコニコしちゃってさ」

―これからも、勇者様と幸せな旅が出来ますように…―

そう願いながら、新しい旅への一歩を踏み出した。


174:72
06/04/07 02:42:54 157YIA+2



(END)

―はい、皆さん駄文にお付き合い下さいましてありがとうございました!

ただ、171の「新しい度のスタート」、度じゃなくて旅だしorz
最後の最後で誤字…やってしまったなぁ。
個人的にエロは入れたかったんですが、何か本当に、前おっしゃってた
ようになくても良かったのかも、と(^^;)
ただそれじゃあエロパロじゃないだろ…ということで入れてみました。
いかがでしたでしょうか。いやー難しいですね。
皆さんの暖かい感想は本当に励みになりましたよ。
書いててとても楽しかったです。
考えがまとまればまた書いてみたいと思ってます。
少し間は開くかもしれないけども(;´Д`)

175:名無しさん@ピンキー
06/04/07 10:03:05 kNzGcZ3F
うおっ!尻すぼみだ・・・。
エロ小説としては最後まで無いし、萌え小説としてはエロが余分だし・・・。
とはいえ、こんな不満が言えるのも小説の基本的出来が良かったからこそ。
感動をありがとう。俺も何か書いてみたくなりました。

176:名無しさん@ピンキー
06/04/08 14:41:12 sz6zo3w+
お疲れ様でした。
二人それぞれの心理描写が良かったです。

177:名無しさん@ピンキー
06/04/08 18:01:33 fJoVW00O
乙カレー

178:名無しさん@ピンキー
06/04/09 00:02:34 PWM4Gh/6
こんなに素晴らしい文章を書くなんて、僕にはとてもできない。

179:名無しさん@ピンキー
06/04/09 01:32:01 vjMiJJDi
GJ!!

180:名無しさん@ピンキー
06/04/09 14:53:55 r7RcaRTK
>>174
ところで、この作品のタイトルは?

181:72
06/04/09 23:47:59 8IQ7MQeR
すいません、しばらく見る機会がなくてお返事遅れましたorz
皆さん暖かい感想ありがとうございます^^
今度もし書くときがあるなら、もっと完成度の高いものを
目指してみたいと思います。
>180さん
タイトル…そうですねー
「ホントのココロ」
とでも、名づけておきます(*´Д`) あぁ恥ずかし。

182:名無しさん@ピンキー
06/04/12 21:04:41 k50EtKIC
いっきに過疎ちゃった

183:名無しさん@ピンキー
06/04/13 00:31:11 zTYdzWop
ヒロヒロ新連載age

184:名無しさん@ピンキー
06/04/13 09:49:34 gB/dGt4Y
今みた
結構良い作品だと思うよ!続きとはいかないまでももっと書いて欲しいな
話は変わるがグルグルって基本的にニケ×ククリが多いよな。
まぁマンガ的にそうなるのは必須だしククリギガンテラモエスな俺にはむしろその方が嬉しいが

185:名無しさん@ピンキー
06/04/13 15:53:53 mEPX3X5U
ってかニケ×ククリじゃないと腹が立つな。

186:名無しさん@ピンキー
06/04/13 16:44:05 er3pCtNT
ニケもいらん

187:72
06/04/14 02:16:14 FtP4M4mP
>183さん
衛星ウサギテレビ(仮)
ですね!!!
早く終わらなきゃいいけど(;´Д`)

今ネタ考案中…184さん、頑張ります!

188:名無しさん@ピンキー
06/04/15 22:40:38 477OBH3z
保守あげ

189:名無しさん@ピンキー
06/04/16 17:20:31 PzSukKJs
保守

190:名無しさん@ピンキー
06/04/17 16:07:59 ublE6zBX
実は手元にグルグルのSSがあるんだが・・・投下しようか迷ってる。
前スレからずっとROMで来て、今日始めてカキコしたんだが・・・。
以前あったよな?SS投稿して散々叩かれた奴。あんなことにはなりたくないので
どうしようか迷ってるんだが・・・どうしたらいい?

191:名無しさん@ピンキー
06/04/17 16:24:10 RL/Fpkl1
以前叩かれていたのは
作品の出来よりも
勝手に次スレたてたり、sageなかったり等
態度によるものが大きい

ちゃんと読み物として成り立っている作品なら
滅多に批判はされないよ


192:名無しさん@ピンキー
06/04/17 19:45:25 yYYT6yQC
>>190
このスレは君のSSを待っている

193:名無しさん@ピンキー
06/04/17 21:49:00 NsB/08PU
>>190
>>191に追記。
あと自分で作品の描く時の苦労や言い訳を長ったらしくウダウダ語るのはあまりよろしくない。
かもしれない。俺の意見。

194:名無しさん@ピンキー
06/04/17 23:09:49 SzLezRt+
どうしても不安ならSS書きの控え室で
投下するときの態度とか訊いてみるといいよ。
たぶんそれなりに答えは返ってくると思う。



195:72
06/04/18 03:04:07 kz9NmzgG
190さん
お待ちしています!^^
楽しみにしていまーす。

196:名無しさん@ピンキー
06/04/18 14:54:56 f0AQTCeN
なるほど。分かった。
とりあえずまだ未完成なんで、完成次第投下しようと思う。
それまで待ってくれ。

197:名無しさん@ピンキー
06/04/18 16:02:46 f0AQTCeN
とりあえず冒頭部分だけでも投下しようと思う。
駄文でスマソ。
設定は最終話から1ヵ月後。一部勝手な設定とか入ってるけどご勘弁を。


魔王ギリを封印し、天界へやってきてから早くも一月が経とうとしている。
ニケとククリは、相変わらずのんびりとした生活を送っていた。

「ふぁ~ぁ・・・天界もいいトコロなんだけど、逆に何も無さ過ぎてつまんないなぁ・・・。」
「そうね・・・あたしもパパやママに会えたのは嬉しいけど、おばあちゃんの家の方が楽しかったなー。」

天界というのは、実に平和なところである。住んでいる人も温厚な人ばかりで、争いごとなど
ニケとククリがこちらへ来てから一度も起こったことがない。
しかし、地上で魔物達と来る日も来る日も戦っていた2人にとっては、いろんな意味でつまらない場所であった。

「つまらなさ過ぎて・・・平和ボケになっちゃうな。」
「ほんと。」

と、その時。ニケの顔に何か冷たいものが落ちてきた。

「ん?何だ・・・?」
「あ、勇者様・・じゃなくてニケくん・・・」
「別にその呼び方、慣れないんなら「勇者様」のままでもいいよ。で何?」
「見て、あの黒い雲・・・。」

ククリの指差す先には、今にも雷が落ちてきそうな黒い雷雲が。

「こりゃあまずい・・・ククリ、雨が降り出す前に家に帰ろう!」
「うん!」

2人は雨が本格的に降り出す前に家へ帰ろうと、家路をひた走った。

198:名無しさん@ピンキー
06/04/18 16:03:38 f0AQTCeN
「ふう・・・なんとか間に合ったな。」
「よかったぁ・・・服が濡れちゃうかと思った・・・。」

何とか雨が降り出す前に家へ戻れた2人。その直後、雨は本降りになった。

「あと少し遅かったらどうなっていたことか・・・。」
「もう、勇者様ったら大袈裟ね。」
「ははは・・・。」

2人はリビングに向かい、そこにあるソファに腰掛けた。

「雨が降るとは思わなかったなぁ・・・今から何する?ククリ?」
「そうねぇ・・・お裁縫の続きでもしようかしら。」
「裁縫・・・?ククリ、そんなことするの?」
「うん、こっちに来てからたまにお母さんに教えてもらってるの。」
「そうなんだ。知らなかったなぁ・・・。」

ククリはこっちに来てから、ククリの母に裁縫を習っている。
何せ地上では唯一のグルグル使いとしてニケと一緒に冒険をしてきたのだから、
裁縫などする暇はなかった。しかし、今は戦いがあるわけでもなく、
特に何もすることが無いので裁縫を教えてもらっているというわけだ。

「ところで何作ってるの?」
「それは・・・ヒミツ。」
「何でだよ・・・教えてくれたっていいじゃないか。」
「そのうち分かるようになるよ。」
「そう?つまんないなぁ・・・。」
「ごめんなさい。」

で、当のニケは何をしているのかと言うと、ククリの父に付き添って農作業をしている。
まだこちらに来て一ヶ月ということもあり、慣れない作業はつらいものだが、来た当初に
比べれば格段に仕事は出来るようになっている。

と、奥の部屋からククリの母が走ってきた。

「ククリ、大変よ。あなたのお部屋が雨漏りしてるわ。」
「うそ!大変!」

ククリはソファからぴょんと飛び起き、自分の部屋へ走る。それにニケも付いていく。


199:190
06/04/18 16:07:43 f0AQTCeN
雨漏りはなんとククリのベッドの上からしている。ベッドは既にびしょ濡れだ。

「あーあ、どうしよう?これじゃあ寝られないよぉ・・・。」

ククリが悲しげで、少し泣きそうな声で言う。
あとから追いついたニケも、その雨漏りの大きさには唖然とした。

「これは派手に雨漏りしてるなぁ・・・おばさん、修理とか出来ないの?」
「どうかしら?村の大工さんは最近仕事が詰まってるそうだし、うちに来てもらえるのはだいぶ先かもね・・・。」
「おじさんはこういう修理とかはできないんですか?」
「あの人は大工仕事が全然できないのよ。」
「そうですか・・・。」

しばらくの沈黙の後、ニケはふと気づいた。

「それじゃあククリはどうするんです?ここじゃあ寝られないだろうし・・・。」
「そうねぇ・・・部屋は空いてないし・・・。」
「あ、あたし・・・勇者様の部屋で寝たいな・・・。」
「・・・え?」

ニケはこの発言にビックリしたのか、言葉が暫く出なかった。

「いいかも知れないわね。ニケくんの部屋は広いし、2人ぐらい寝れるわね。」
「いや、その、僕は困らないんですが・・・その・・・。」

しかし、良く考えてみればククリと寝るなんて普通のことであった。
地上ではギップルテントの中で2人仲良く寝ていたわけだし、宿屋でも2人一緒の部屋になることも多かった。

「そうか・・・オレって結構ククリと一緒に寝たりすること多かったんだな・・・。」
「ニケくん、それでいいかしら?」
「あ、はい。大丈夫です・・・。」

「また勇者様とお話が出来るし・・・嬉しいな。」
「そ、そう・・・?」

ニケは少し慌てたが、気を取り直して布団をニケの部屋に運ぶ手伝いをしに、ククリの母と押入れへ向かった。



冒頭はこんな感じです。
これからちょっと出かけますので、近いうちに続きを投下します。お楽しみに。

これから190って名乗ります。よろしく。

200:名無しさん@ピンキー
06/04/18 20:35:52 roVixnhy
ヤベwモロツボ入ったwwww続き期待する俺ザンギwww

201:190
06/04/18 22:59:08 PRz76fXR
今手元にある文の続きを投下します。

「ククリ、窮屈かもしれないけど暫くはこれで我慢してね。雨漏りは早いうちに直してもらうから。」
「うん、分かった。」
「じゃあ、私は夕飯の準備があるから、あとはよろしくね。」
「はぁ~い。」

ククリの母が去った後、ニケがククリに話しかけた。

「とんだ災難だなぁ。ククリ。」
「ホント。どうしようかと思っちゃった。」
「あ、あのさぁ・・・こうやって2人一緒の部屋で寝るのって・・・久しぶりだな。」
「そうね・・・。まだギリを封印しちゃう前は勇者様と一緒に寝ることが多かったわね。」
「だよなぁ・・・。」
「どうしたの、勇者様?何か気になることでもあるの?」
「いや、特にないんだけどね・・・その・・・久しぶりだな、って。」
「・・・変な勇者様。」

そうこうしているうちに夕飯の時間がやってきた。しかし夕飯になってもニケの様子は相変わらず変だ。
妙にそわそわしている。ククリはうすうす気づいていたのだが、ここ数日ニケの様子がおかしい。
何でもないのに戸惑ったり、ククリのことになると顔を赤らめて急に黙りこんでしまったり・・・
明らかに普段のニケとは違うと、ククリは感じていた。

(勇者様・・・本当に大丈夫かなぁ・・・何かあったのかしら?)


ニケはさっさとご飯を平らげると、部屋に戻っていった。
その後を追うようにククリも部屋へ向かう。

ニケはベッドの上で大の字になって寝転んでいた。

「勇者様~・・・何かあったの?」
「いや、別にどうってことないんだけど・・・」
「お願い!何があったのかはっきり教えて!」

ニケは起き上がり、理由を説明した。

「いや、そのね・・・えーと・・・・・・」

が、はっきりと理由を説明しようとしない。

202:190
06/04/18 23:00:03 PRz76fXR
「何があったの?」

ククリが問い詰める。

「その・・・・・・気になって・・・仕方ないんだ。」
「何が?」
「えーと・・・その・・・」

ニケはまた口ごもってしまった。

「何が気になるの?教えてよ!」
「何でそんなに聞きたがるんだよ?」

ニケが少し怒ったような口調で問い返す。

「それは・・・その・・・勇者様の・・・そんなに悩んでる勇者様を・・・見たくないから・・・。」
「あ・・・。」

少し間が空き、ニケが言った。

「最近・・・ククリが・・・ククリの事が・・・気になって仕方ないんだ・・・。」
「え・・・ど、どういうこと?」
「だからさぁ・・・ククリの事が気になってるんだ・・・最近ずっと。」

意外な答えに、ククリは動揺した。

(勇者様がククリを気にしてる・・・?どういうこと?あたし、何かしたかしら?)

「その・・・多分、な・・・オレ・・・ククリが・・・好きなんだ。」
「・・・え?」
「だからさぁ・・・ククリが好きだから・・・ずっと・・・気になっちゃうんだと思うんだ。」

久しぶりに聞いた、ニケからの「好き」という言葉。
初めて「好き」と言ってもらったのは、「恋するハート」の魔法陣の中。
しかしそれ以降は言ってもらったことが無かった。
お互いの距離が近づいたせいか、「好き」とか「嫌い」とかあまり気にしなくなっていた。
しかし、さっきの一言で急速にククリのニケに対する想いは再び燃え上がった。

203:190
06/04/18 23:00:50 PRz76fXR
「ホントに・・・ホントに・・・ククリの事、好き?」

ククリの声が震えている。嬉しいのか、びっくりしているのか。
ニケはゆっくりと答えを返す。

「もちろん・・・オレは・・・ククリが・・・好きだよ。」
「ホントに・・・?ホントに好きなの・・・?」
「・・・嘘言ってどうするんだよ。」

ククリはポロリと涙をこぼした。

「おいおい、泣くなよ・・・。」

ニケがククリを慰める。しかし慰められれば慰められるほどその涙の数は増えてしまう。

「だって・・・だって・・・勇者様が・・・ククリを・・・「好き」って・・・言ってくれたんだもん・・・。」
「・・・ごめんな。ククリの気持ちに気づけなくて・・・。」
「・・・いいの・・・勇者様が・・・ククリのそばにいてくれたら・・・。」

暫くすると、ククリは泣き止んだ。でも泣いていたせいか、嗚咽がなかなか止まらない。

「・・・大丈夫?」

ニケが心配そうに尋ねる。

「・・・うん。・・・ごめんね勇者様・・・突然泣いちゃって・・・」
「いいんだよ・・・ククリの気持ちに・・・気づけなかったオレが悪いんだから・・・。」

「勇者・・・様?」

ふとククリがニケに話しかけた。

「何?ククリ・・・。」
「勇者様は・・・ククリが・・・好きなんだよね?」
「あ、ああ・・・。」

と、不意に意外な質問がニケに浴びせられた。

「勇者様は・・・ククリが・・・欲しい?」
「・・・・・・は?」

ニケは何のことだか見当も付かなかった。


ここまでが現時点で出来ているSSです。続きはゆっくり書いていこうと思います。
こんな駄文ですが読んでいただきありがとうございます。


204:72
06/04/18 23:43:31 kz9NmzgG
うっうわわわわぁぁ~~~きたぁ!
マジでいい感じです!
めちゃくちゃ新鮮でいいなぁ…
続き楽しみにしています^^

205:名無しさん@ピンキー
06/04/19 01:33:36 jSYghmfT
内容は何かラブラブでいいんだが、最初に『勇者様→ニケくん』って直したのに、以降は勇者様のままなのは何か意図があるのか?
内容は好きだ。wktk

206:190
06/04/19 17:47:20 fkI1Nac/
いや、特に意味は無いです。
まあ感じとしては
・一旦は「ニケくん」と呼ぶようになった。
・しかし「勇者様」の呼び方が定着しているせいか、なかなか慣れない。
・ニケから了解を得たので、また「勇者様」と呼んでいる。

とまあこんな感じと思っていただければ。続きは早いうちに投下します。
お待たせして申し訳ないです(汗

207:名無しさん@ピンキー
06/04/19 20:08:19 gTQAkgfZ
いやぁ~すばらしいですなぁ~!(←なぜかキタキタ調)

208:名無しさん@ピンキー
06/04/19 23:36:59 VElozIuo


ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥
ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥


ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥
ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥ニケ♥♥ククリ♥♥



209:190
06/04/20 00:06:20 2qraoMxc
が、すぐにその言葉が何を意味しているのか理解した。
しかし、いきなりそんな言葉が出てくるものとは思ってもいなかったのでニケも動揺している。
ここはひとつとぼけてみようと、ニケは口を開いた。

「あ・・・あー、ククリをお嫁さんにね・・・うん、欲しいよ。」
「ち、違うよ・・・その・・・あの・・・」

ククリの困った顔もまた可愛い。ニケも悪いと分かっていながらさらにとぼけてみる。

「じゃあ・・・何?」
「それは・・・えーと・・・・・・」
「・・・何?よく聞こえないんだけど・・・。」
「・・・えっち。」

ククリが「きゃっ」と言い、赤くなって顔を手で覆う。

「ごめん・・・実は何のことか分かってたんだ。」
「もう・・・勇者様のいじわる・・・。」

と、向こうの方からククリの母の声が聞こえてきた。

「ニケくん!ククリ!お風呂が沸いたから入りなさい!」
「あ、はーい!・・・あの、ククリ。」
「・・・なぁに?」
「この続きは・・・風呂上がってからでいい?」
「うん。その方がいい・・・。」
「じゃあオレ先に風呂入っていいかな?」
「いいよ。」

210:190
06/04/20 00:08:37 TTgUTLMo

ククリの了解を得て、先に風呂へ入る。
風呂の窓は風でガタガタと揺れ、雨が窓に叩きつけられている。
どうやら夕方の雨は嵐になったようだ。
そんな中、湯船に浸かりながらニケはふと、ククリの事が頭に浮かんだ。

(しかし・・・なんでオレはククリの事「好き」とか思わなかったんだろ・・・
 ククリって良く見ればものすごく可愛いのに・・・なんでだろ?)

しかし今ニケはそのククリから「自分をもらって欲しい」と言われている。
なんとも複雑な気持ちだ。

さっさと風呂から上がり、ククリを呼びにいく。

「ククリー。風呂上がったから次どうぞ。」
「あ、うん。」

部屋に戻ってみるとククリはあの特徴的な三つ編みを解いていた。勿論風呂に入って
髪を洗うからだろう。

「ククリのその髪型・・・可愛いな。」

ふとそんな言葉が口からこぼれた。

「やだ・・・そんなぁ・・・。」

ククリは恥ずかしがって、風呂の方へ駆けていった。
タオルで顔を拭きながら、ベッドに腰掛ける。

(今晩はどうなるんだろ・・・。)

不安と期待が入り混じった、夜の始まりである。

こんな感じのペースで1日1回ぐらい投下していきたいと思います。
少々筆の運びが遅い私ですが、気長に待ってくださいまし。

211:名無しさん@ピンキー
06/04/20 13:53:31 C9vMc0vm
>>209-210
オレ的には、エッチする前は風呂には入らん方が
いいと思うんだが・・・・。


212:72
06/04/20 21:49:35 GTCFCQjt
気長に待ちまつ(*´Д`) ワクワク

213:名無しさん@ピンキー
06/04/20 21:57:05 HuB8C4Dy
イイヨイイヨー

214:名無しさん@ピンキー
06/04/21 22:30:08 dKLK2ctG
ツヅキマダデスカー

215:190
06/04/21 23:39:12 EdPtowxf
>>211
ご希望通りにならなくてすいません。
では続きをゆっくり投下していきます。

眠たくなったので、布団をかぶって横になる。
しばらくボーッとしていると、カチャリと風呂のドアが開く音がした。
そしてパタパタとスリッパの足音がしてきた。ククリだ。

ニケも体を起こしてククリを待つ。

ガラリと部屋の引き戸が開く。

「お待たせ・・・待った?」
「いや、このくらいどうってこと無いよ。」

風呂から戻ってきたばかりのククリ。片手には櫛、もう片手にはバスタオル。
勿論髪は編んでいない。

「髪の毛・・・そんなに長くて大変じゃない?」

ニケが不思議そうに聞く。

「ううん。たいしたこと無いよ。」
「そっか・・・。」

髪を櫛で梳きながらタオルで拭く仕草が可愛く感じられる。
もはやニケの目に映るククリの仕草全てが可愛く思えるまでになっていた。

「でさぁ・・・ど、どうする?」
「あ、あのね・・・ククリ、勇者様のお布団で寝たいな・・・。」
「・・・あ、ああ。構わないけど・・・。」

ニケの入っている布団の横からククリが入ってくる。
ふわっ、とククリの髪が揺れたかと思うと、なんとも言えない匂いが漂ってきた。

「ククリって・・・いい匂いがするよなぁ。香水でも付けてるの?」
「え?香水なんて・・・付けてないけど・・・。」

心なしかククリの顔が赤くなっているように見える。風呂上がりだから火照っているのか、
それとも照れているのか分からない。けど可愛い。

「じ、じゃあ・・・あのさぁ・・・初めは・・・その・・・キス・・・から・・・」
「・・・うん。」

普段からエッチなニケだが、今回ばかりは緊張する。何せ普段のそれとは比べ物にならないことを
今から経験しようとしているのだから。



216:190
06/04/21 23:59:50 EdPtowxf
優しくククリの顔を両手で触る。プニプニしていて気持ちいい。ククリもキスをし易いようにと、
体をこちらへ向けてくれる。ククリの吐息まで分かる様になってきた。かなり荒い。
当然だがククリも緊張しているのだろう。

「じゃあ・・・行く・・・よ?」
「・・・うん。」

顔を近づけ、唇を重ねる。

(キスって・・・こういう物なんだ・・・ククリの唇、柔らかいなぁ・・・。)

下手なキスだが、キスの感じはしっかり分かった。
次にゆっくりと舌を入れてみる。つるんとした感触が心地よい。

「ゆ、ゆーひゃひゃま~、ほれはため・・・(ゆ、勇者様~、それはだめ・・・)」

口はしっかり抵抗しているのだが、体は正直だ。何の抵抗も無くニケの舌を受け入れる。
ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷんと舌の絡む音がする。何ともいやらしい音だ。

キスはこれぐらいと、ニケは自分の舌をククリの口から出す。お互いの唾液が糸を引いた。

「はぁ・・・キスって・・・こういうものなのか・・。」
「・・・ククリも・・・なんか・・・気持ちよかった・・・。」

ゆっくりとベッドに横たわる2人。とりあえず最初の難関を突破した、という感じだ。

「ククリ・・・。」
「なあに・・・?」

ククリをこちらに向かせると、ゆっくりとパジャマのボタンを外していく。
途中やけに柔らかい感触を感じたが、恐らく胸だろう。

パジャマのボタンを完全に外し、服を脱がす。
白く可愛い上半身が姿を見せる。

「やだ・・・勇者様、そんなにじっくり見ないで・・・。」
「いや・・・その、分かってるんだけど・・・目が勝手に・・・。」

胸は意外と大きい。つん、と突いてみると改めてその柔らかさが感じられた。

「やぁん・・・。」

ククリが甘い声を漏らす。

「へぇ・・・ククリの胸ってこんなのなんだ・・・。」

早速揉んでみる。むにゅむにゅとした感触が病み付きになりそうだ。

「あ、やぁん、だめ・・・あっ、だめぇ、そんなに揉んじゃ・・・あぁん・・・」
「しーっ・・・お父さんとかお母さんにばれちゃうだろ・・・?」
「でも・・・我慢できないよぉ・・・。」
「じゃあ・・・できるだけでいいから・・・声は出さないでね。」
「・・・うん、頑張る・・・。」

今日はこのぐらいにしておきます。
どうも肝心な部分に来ると文が下手になってしまう・・・。

217:72
06/04/22 01:20:56 6QTfH3MR
う…初々すぃ(**´Д`) ドキドキ

218:名無しさん@ピンキー
06/04/22 09:46:48 xt0Xj/gS
超期待

219:名無しさん@ピンキー
06/04/22 21:34:35 c34ljDVo
何かこう、、、『はじめてのえっち』って感じが出まくってるな。
素晴らしくいい。うん、実にいい。

220:190
06/04/23 00:00:39 wE+QQVF9
まり変な声を出すとククリの親に怪しまれるので程ほどにし、次はズボンに手を掛ける。
ズボンの裾を掴んでズボンを引っ張る。案外簡単に脱げた。
と、そこには白いパンツ1枚だけのククリがいた。

ニケはその光景に思わず、いや完全に見入ってしまった。

「やだ・・・そんなにじっくり見ないでよぅ・・・」

ククリの顔は紅潮し、恥ずかしがっているのをはっきり分からせてくれる。

「でも・・・こんな機会・・・あんまりないし・・・。」
「うぅ・・・でも・・・」

そうこうしているうちに、ニケはあるところへ目が行った。そう、股間だ。
良く見ると、じわりと濡れているように見える。

「ククリ・・・おしっこでも・・・漏らしちゃった?」
「ううん・・・漏らしてなんかないよ・・・なんで?」
「その・・・マタが・・・」
「え・・・?」

ククリは何がなんだか分からないので、自分の股間に手を当ててみる。

ぴちょり。

確かに股間は濡れている。しかしおしっこを漏らした覚えは無い。

「えぇ・・・なんで・・・?なんで・・・こんなに・・・濡れちゃってるの・・・?」
「あ、あのさあ、ちょっと聞いたことがある話なんだけど・・・。」
「なあに・・・?」

ニケはとりあえず落ち着き、説明を始めた。

「その・・・えっちって・・・オレの・・・な?」
「うん・・・。」
「オレの・・・モノを・・ククリの中に・・・入れるわけだろ?」
「・・・そうだけど・・・?」
「だからその・・・今ククリのそこが・・・濡れてるのは・・・」
「・・・濡れてるのは?」

「要は・・・その・・・滑りをよくするための液・・・みたいな・・・。」

221:190
06/04/23 00:01:59 nK89agbC
ニケもうまく説明できないのか、話がこんがらがってきている。

「滑りって・・・?」
「えーと・・・つまり・・・オレのモノを・・・ククリの中に・・・入れるときに・・・
 入りやすくするための・・・液って感じ・・・かな?」

「・・・そうなんだ・・・。でも・・・なんでククリが知らないうちに・・・そういうお汁が・・・でちゃうの?」

一通り説明は出来たものの、さらに質問が浴びせられる。

「気持ちよくなったら・・・勝手にでてきちゃうんだ・・・。」
「へぇ・・・知らなかったなぁ・・・。」

ククリも納得したのか、感心した。

「ところで・・・勇者様はどこで・・・そういうことを・・・教えてもらうの?」
「そ、それはその・・・まあ、いろいろと。」
「・・・ふぅん。」

これがエッチな本を読んで覚えた知識とはククリに言えない。
何とかごまかすことができ、とりあえずニケはホッとした。

「じゃあ続き・・・しよっか。」

ククリは何も言わず、こくりと首を縦に振った。

残ったパンツに手が伸びる。ククリの顔に目をやると、目をグッと閉じてなにやら我慢している。
当たり前だが恥ずかしいのだろう。例え最愛の人、ニケといえど自分のパンツを彼に脱がせてもらうのは。

パンツの横を持ち、ゆっくりと下に下げる。しかし手が強張ってあまり動かない。
何せククリの秘所を初めてまともに見るわけだから、緊張するはずだ。

それでも思い切ってパンツをずらす。するとそこには可愛い縦筋が現れた。
ククリの足を上げ、パンツを抜き取る。そこには全裸のククリがいた。

いつもにこやかでカワイイククリだが、ここまでに身体も可愛いとは思ってもいなかった。
それなりに大きな胸に、太ってはいないものの柔らかそうなお腹。決してスタイルがいいとは言えないが、
そのふっくらとした身体にニケは再び見入ってしまった。

「もう・・・勇者様ったら・・・本当にえっちなんだから・・・。」

呆れたような、そして少し怒ったような声でニケに言う。

「ごめん・・・でも・・・ホントに可愛いよ・・・。」

「そんなぁ・・・・・・本当?」
「・・・もちろん。で・・・」
「・・・何?」
「そこ・・・触って・・・いいかな?」

ニケはククリの股間を指差す。

「・・・いいよ。」

222:190
06/04/23 00:04:46 wE+QQVF9
今日はこの辺で止めておきます。
遅筆で期待されている皆さんには申し訳ありません。
ゆっくりと待っていてください。

223:名無しさん@ピンキー
06/04/23 20:32:30 KYepFUTG
wktk

224:名無しさん@ピンキー
06/04/23 23:35:23 imk7/eY2
なんてところで止めやがる
俺のこの興奮を何処で発散しろと・・・

GJ

225:名無しさん@ピンキー
06/04/25 00:07:12 slF6apeM
ああああ( ゚∀゚)=3
ニケククっぽくてすごくイイ
2人の初エチはまさにこうだと思っていた…ありがとう
おとなしく続き待ってます

226:72
06/04/25 01:09:44 OU599obi
ワクワク(*´Д`)

227:190
06/04/25 23:23:56 3DdGWyBA
暫く間が空いてしまいました。
では投下。

ゆっくりとククリの縦筋に手の平をあてがう。

「あんっ・・・。」

いきなりククリの体がまるで痺れたかのように2、3度跳ねた。

「お、おい・・・どうしたんだよ?」

ニケは驚き、慌てて手を離す。手はしっとりと濡れていた。

「・・・なんか・・・変な感じ・・・。」
「そ、そう・・・?」

ククリが落ち着いたのを見計らって、もう一度秘所に手の平をあてがう。

「あっ・・・。」

前ほどではないが、ピクリとククリの体が震えた感じがした。

改めて触ってみると、ククリの秘所は熱く、脈を打っている。
そこだけが別の生き物のような感覚だ。

暫く触っていると、じわりと何か染み出てくる感覚がする。
多分あの液が染み出しているのだろう。

ゆっくりと縦筋に指を沿わすようにして手を動かす。
プニプニとしているが、それだけではなく全く未知の感触だ。

「あっ・・・ああん・・・はぁぁ・・・」

ククリの体が小刻みにピクピクと震え、小さな声で喘ぐ。さぞかし気持ちいいのだろう。

「ど、どう・・・?」
「・・・気持ちいいよぉ・・・ひゃぁ・・・」

ふとニケは、ククリの秘所にコリコリした部分があることに気づく。

「ククリ・・・ここ何だろ?」
「・・・え・・・何・・・?」

ニケは先ほどコリコリとした感触がした所を触ってみる。

「ほら、こ」
「ひゃあん・・・っ!」

ニケの台詞が言い終わる前にククリが物凄い喘ぎ声を上げた。

228:190
06/04/25 23:25:43 3DdGWyBA
「あ・・・ごめん・・・痛かった?」
「・・・ううん・・・そこ・・・すっごく・・・気持ちいい・・・。」
「そ、そうなんだ・・・。」

ニケはさっきの声がククリの両親に聞こえていないか心配だった。
耳を澄ませてみると

「あなた、私は先に寝ますよ。」
「ん・・・?おお、もうこんな時間か。では私も寝よう。」

ククリの両親が寝ようとしているようだ。
しかし油断は出来ない。ベッドに入ってすぐに眠りに入れるわけではないので、
もしかすると気づかれるかもしれない。仮に眠りに入っていても、あまりに
大きな声を出してはククリの両親が起きてしまう可能性も十分にある。

今回の初体験は、そういうリスク、いやスリルが大きい初体験でもあった。

ガタン、とククリの両親の寝室のドアが閉まる音がする。
こちらもドアを閉めているので、ある程度の防音は出来るだろう。
ニケはふう、とため息をついた。

落ち着いたところで再びコリコリしているところを触ってみる。

「ひゃあ・・・あんっ、ああん・・・気持ち・・・いいよぉ・・・!」
「そ、そう・・・?」

ククリの喘ぎ声に乗じて、ニケの秘所を触る手の動きもだんだん激しくなる。

「あっ、あっ、だめぇ・・・あっ、や、やぁっ・・・ああん・・・!」

どんどん激しくなる喘ぎ声。そして二ケの手の動き。

と、急にククリがビクビクと痙攣したように跳ねた。さっきより遥かに激しく痙攣しているようだ。

「だ、大丈夫かよ・・・。」

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

ククリは息を切らしている。そして顔もやけに火照っている。

「はぁ、はぁ・・・なんか・・・ココが・・・ジンジンする・・・。」

自らの秘所を手で押えて言う。

229:190
06/04/25 23:27:24 3DdGWyBA
「ジンジンするの?」
「うん・・・でも気持ちいい・・・。」

ニケは直感した。そう、ククリは「イッて」しまったのだ(正しくは「イカせた」だが)。
しかし、ニケの興奮も最高潮に達しかけている。

「じゃあさ・・・しようか。」
「・・・うん。」

そう、遂に「本番」だ。

ククリをオムツを変えるときの様な体制にして、秘所にモノを入れやすくする。
良く見れば秘所がテラテラと艶美に光っている。

そこを舌先で舐めてみる。

「にゃぁん・・・ああん・・・」
「気持ちいい?」
「・・・もちろん・・・。」

舐めるのも程ほどにし、いつの間にかいきり立っているモノをククリの秘所にあてがう。

「あ、あのさぁ・・・痛かったら・・・言ってね。」
「・・・うん。分かった・・・。」

ククリはまるで赤ちゃんのように手を握り、身構える。瞳は少し潤んでいるように見えた。
ニケもククリの腰に片手を沿え、自分のモノをもう片手に持ち、秘所の入口に当てる。

「・・・行くよ。」

ククリはこくりと頷き、返事をした。


ここで今日は終わります。
続きは後日投下しますので、それまでしばしお待ちをノシ

230:名無しさん@ピンキー
06/04/26 22:48:14 orfYgAEV
「もちろん」てwww

初めてなんだから「やだぁ…聞かないでよぅ」とかの言い回しのほうがいいかも
なんかそこだけ不自然
しかし萌えるぜGJ!!

231:190
06/04/27 00:39:02 pdGDKnxX
>>230
ごめんなさい。そこの所はそのほうがいいかもしれませんね。
今日は疲れているのでレスのみにさせてもらいます。
明日は続きを載せようと思うのでご期待ください。

232:72
06/04/28 00:59:57 uEbZIjdl
期待しています(*´Д`)ドキドキ

233:名無しさん@ピンキー
06/04/28 19:29:30 BHD64jTr
おいおい…こんなところにいつの間にか神がいやがる…
続き待ってるぜ

234:190
06/04/29 23:58:35 T/Ov2pPS
だいぶ間が空いてしまいました。すいません。
良いネタが思いつかなかったもので・・・。では続き投下します。

ゆっくりと腰に力を入れ、モノをククリの中へ入れる。
ズズズッと、奥へ入っていく感じがする。

「・・・どう?痛い?」
「ううん・・・意外と・・・痛くない・・・」
「そっか・・・良かった。」

ゆっくりとニケのモノはさらに奥へ奥へと突き進んでいく。

「くぅぅ・・・結構・・・気持ちいいなぁ・・・。」
「うん・・・ククリも・・・気持ちいい・・・。」

と、ニケは自分のモノの先が何か薄い膜に当たったような感じがした。
直後、その膜を突き破ったような感じがした。

「いだだだだ・・・!」
「ご、ごめん・・・!」

ククリが痛みのあまり奇声を発した。これにはニケもびっくりした。

「・・・いたいよう・・・。」
「ご、ごめん・・・大丈夫?痛かった?」

ククリの瞳からは今にも涙が溢れそうだ。

「・・・すっごく痛かった・・・。でも・・・今は平気。」
「良かった・・・びっくりした・・・。」
「心配掛けて・・・ごめんなさい、勇者様。」
「いいんだよ・・・。そんなに謝らなくたって。」
「うん・・・じゃあ・・・続けて・・・。」
「・・・分かった。」

返事をすると再び腰に力を入れる。まだまだ奥に入りそうだ。

「あ、ああっ・・・ゃあん・・・はぁん・・・。」

ニケのモノが奥へ入っていくに連れ、ククリの喘ぎは激しくなる。

「やぁん・・・もっとぉ・・・もっと・・奥に入れてぇ・・・あはぁん・・・。」

とても初めてとは思えない喘ぎ方だ。ニケも少し驚いている。

「そ、そんなに・・・気持ちいい?」
「・・・うん・・・はぁぁん・・・。」

「あの・・・これ以上・・・入んないんだけど・・・。」

もうニケのモノは根元までズッポリとククリの中に入っている。

235:190
06/04/30 00:00:09 T/Ov2pPS
「えー・・・もう・・・入らないの・・・?」
「・・・うん。もう根元まで・・・入っちゃったし。」
「じゃあ・・・突いてくれる・・・?」

返事もせずにニケは腰を振り始める。

「ゃあっ・・・すごい・・・すごいよぉ・・・あはぁ・・・」
「ど、どうだ・・・気持ち・・・いいだろ?」

ニケも正直、ここまで気持ちいいものだとは思っていなかった。
しかし今、これまでに味わったことの無い快感に浸っている。

こんなに気持ちいいことがあっていいのだろうか。

ニケはそう思った。

結合部は濡れに濡れており、クチュクチュといやらしい音を立てる。
ククリの快感と恥ずかしさに満ちた顔もまた可愛く、興奮してしまう。

「すげぇ・・・こんなに・・・気持ちいいなんて・・・。」
「・・・ククリも・・・こんなの・・・初めて・・・あぁん・・・」

お互いの鼓動がシンクロしていく。
今までククリは「旅のパートナーであり、自分の好きな女の子」でしかなかった。
でも今晩、ククリはニケにとって「かけがえのない大切な人」に変わった。
それはククリも同じだ。

一生ククリと一緒に暮らしたい。

前々からニケが密かに思っていた夢である。
それが今、実現できそうな所まで来ている。

お互いの息が荒くなってきた。フィニッシュは近い。

「ククリぃ・・・はぁ、はぁ・・・出そうだ・・・中に出しちゃって・・・いいかな・・・」
「・・・いいよ・・・あんっ・・・いっぱい・・・出してね・・・あはぁ・・・」

ニケは最後とばかりに力を入れて腰を振る。
ククリもニケの興奮を高めるかのごとく激しく喘ぐ。

これだけ大きな声を出してククリの両親が起きてこないのが不思議だ。

我慢の限界に達したニケが、思い切りククリを突き上げる。
と同時に、ククリの中へ精液が流し込まれる。

ビクン、ビクン。

ニケがククリの中に精液を流し込むたびに体が震える。

ひと段落着くと、ニケは自分のモノをククリの中から抜き出す。
にゅるっ、とした感じがたまらない。

ククリの秘所から精液が溢れ出てくる。


236:190
06/04/30 00:02:57 T/Ov2pPS



「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

お互いまだ息が荒い。快感のあまりか、力がしっかり入らない。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ、ククリ・・・どう・・・だった?」
「はぁ、はぁ・・・すっごく・・・気持ちよかった・・・。」

2人とも落ち着いたところで、ニケが話を切り出す。

「あのさぁククリ・・・ちょっと話があるんだけど・・・。」
「なぁに・・・?」

「オレたち・・・こういうことを・・・した訳だよな・・・。」
「・・・うん、まあ・・・そうね。」

「だからですね・・・その・・・この責任を取って・・・その・・・。」
「・・・もう、勇者様ったら急にかしこまっちゃって・・・何・・・?」

「いや、だからその・・・あの・・・オレと・・・えーと・・・」
「・・・?」

「今すぐじゃなくていいから・・・将来・・・け、けっ・・・結婚・・・してほしいっていうのか・・・その・・・。」
「・・・えっ!」

この時代、結婚を制限するものは何一つ無い。ニケやククリもそう幼いわけではないし、
今すぐ結婚したところで至って問題は無い。

「・・・だめ?」



237:190
06/04/30 00:03:48 5vYO2hF7
思い切って言ってしまったが、後々ククリの返事がどうなるのか分からない、という不安が生じた。
たとえククリがニケのことを好きであろうと、OKの返事がもらえるかどうかは分からない。
もしかすると断られるかもしれない。そういう不安にニケは襲われていた。

「勇者様・・・」
「・・・ん?」

「その言葉・・・ずっと待ってた・・・。」

「つまり・・・その・・・OKって・・・こと?」
「・・・当たり前じゃない・・・。」

ククリの瞳から涙がこぼれる。

「うれしい・・・うれしいよぉ・・・。」

最初はすすり泣き程度だったが、次第に号泣になっていく。

「やっと・・・やっと勇者様が・・・結婚してくれるって・・・言ってくれたぁ・・・」
「・・・オレも・・・うれしいよ・・・」

「最初は・・・断られるかと・・・思っちゃった・・・。」

ニケの目からも涙がこぼれる。

「やっと・・・やっとククリと・・・一緒になれるんだな・・・。」
「・・・そうね・・・ずっと・・・待ってたんだから・・・。」




2人とも泣き止むと、まずは服を着直す。
流石にだんだん寒くなってきているこの季節、裸では寝られない。
知らぬ間に嵐は去り、外は満天の星空である。

そして2人同じ布団に入り、枕を並べて寄り添いながら、ゆっくりと眠りについた。



とりあえずまだ続きます。Hシーンは終わりましたがとりあえずご期待ください。

238:190
06/04/30 23:03:43 6hg9mROR
お待たせしました。これで完結です。

次の日、天界には雪が降った。今年初めての雪だ。
農作業に出ていたニケが戻ってくると、部屋からククリが飛び出してきた。

「あ、勇者様!」
「ん?何?」
「これ、勇者様のために作ったの。」

差し出されたのは暖かそうなセーター。ちょっと下手な出来だが、着る分には問題ない。

「へー、ククリはこんなの作れるんだ。ありがとう。」
「どういたしまして。」

ニケは農作業で汚れた服を着替えると、さっきククリにもらったセーターを着てみる。

「結構かっこいいじゃん。」
「そう?よかったぁ・・・。」

ククリも一安心する。

「あのさあ、ククリ・・・。」
「何?勇者様?」

「こんなの作ってもらっちゃって悪いから・・今晩も・・・その・・・しない?」
「・・・いいよ。」
「いやー・・・昨日の晩してから・・・どうも病みつきになっちゃったみたいで・・・。」
「・・・もう、勇者様は本当にえっちなんだから・・・。」

そう言いながらも受け入れるククリもククリである。
さて、今晩はどうなるのやら・・・。

(完)


239:190
06/04/30 23:17:53 6hg9mROR
とりあえず完結させました。こんな駄文を最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

最後に、投下してから気づいた誤っている部分を訂正する正誤表を
載せておきます。

>>220
 冒頭部分
 「まり変な声を出すと~」の所
 最初の「あ」が抜けているので訂正→「あまり変な声を出すと~」

>>221
 中盤より少し下
 「いつもにこやかでカワイイククリだが~」の所
 「可愛い」がカタカナになってしまっているので訂正→「いつもにこやかで可愛いククリだが~」

>>229
ほぼ終盤
 「気持ちいい?」
 「・・・もちろん・・・。」
 の「・・・もちろん・・・」のところ
 >>230の方が仰られている通りなんかおかしいので以下のように訂正
 「やだぁ…聞かないでよぉ・・・」
 「ごめんごめん・・・。」(この一文は付け足し)

とまあこんな所が間違っていますので訂正します。
ちゃんと校正すればよかった・・・。

もし将来SS保管庫にこの文が入るようなことがありましたら、
以上の部分を訂正して保管していただければ幸いです。

240:名無しさん@ピンキー
06/05/02 13:17:42 wx9SX9u/
長編乙!萌えさせていただきますた(´Д`*)
また書きに来てくれ

241:名無しさん@ピンキー
06/05/02 23:06:46 qHtCL39L
GJ!!!
マジ萌えた!ありがとう!!!

242:名無しさん@ピンキー
06/05/04 10:55:13 l9zfp/X8
いやーGJ!
最高だね!よくこんなSSが書けるもんだ!
190氏の次回作に期待www

このスレもだいぶ過疎ったな・・・。
190氏のSSも終わったし・・・。
気長に次のSSを待つか。

243:名無しさん@ピンキー
06/05/04 18:23:56 ekF3qM3e
ジュジュトマ希望・・

244:名無しさん@ピンキー
06/05/07 12:32:03 RQip9zBG
レイククって需要ある?

245:名無しさん@ピンキー
06/05/07 14:39:28 BkdX2hcx
ありまくりんぐ

246:名無しさん@ピンキー
06/05/07 22:44:41 AdWei2D3
>>244
まあレイククは結構需要あるんじゃないの?人にもよるけど。
こういう書き込みをしていると言うことはSSをお持ちか?


247:名無しさん@ピンキー
06/05/09 04:22:20 1n3I7k5r
レイクク大好きだ(´Д`*)投下お願いします

248:名無しさん@ピンキー
06/05/09 23:21:55 qNeCdYAg
レイククマダー?(AA略

249:名無しさん@ピンキー
06/05/10 10:03:05 lB7TOvde
来ないのかねーレイクク(´・д・`)ショポン

250:名無しさん@ピンキー
06/05/12 16:38:16 LaZlaXYp
190天才 ちなみに補守

251:190
06/05/14 20:25:25 +ygTYW6W
暫くご無沙汰でした。

いやはや、こんなに褒めて頂いて嬉しい限りです。
早く私も次のSSが出ないかと待ちわびていますが・・・。
まだかな?

252:名無しさん@ピンキー
06/05/17 21:03:37 MWC3chDw
保守 190さんGJ! 次回作待ってます

253:名無しさん@ピンキー
06/05/18 19:20:09 +4noCWEg
190氏期待age

254:名無しさん@ピンキー
06/05/19 06:14:39 Q29NhzDo
携帯の待ち受けにしたお( ^ω^)URLリンク(p.pita.st)

255:190
06/05/19 16:17:36 Q7i0vBeq
いやはや、ご期待いただきありがとうございます。

しかしながら、現在ネタが乏しくなっています。
何でしたら、ネタを教えていただければ・・・と思います。

256:名無しさん@ピンキー
06/05/19 16:43:47 Y6a/Lkjn
>>254
詳細希望って言われたいんだろ?
いい加減そう言う書き込み止めろよ。



詳細希望。

257:名無しさん@ピンキー
06/05/19 18:51:43 iJFoEEMh
>>254
その同人誌もってるお

258:名無しさん@ピンキー
06/05/19 18:58:34 1qHlM7Zf
>>257
詳細希望

259:名無しさん@ピンキー
06/05/21 14:30:53 WAP5U0y3
しょうがないなぁ
懐漫板にも飛び火してるようだからうpしてあげよう

URLリンク(vegetarianism.o0o0.jp)
の7752 Passはguruguru


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch