双恋でハァハァするパロディスレその3at EROPARO
双恋でハァハァするパロディスレその3 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
06/03/18 00:54:14 h3qsAi6C
100ゲット

101:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:38:16 XvYmtY0y
どうも、以前、白鐘姉妹物を引き継いだ者です。
大分、遅くなりましたが一条姉妹物が完成したので投下します。
どうぞ。

「ふ…うん、ふぁ、あ…」
「ねぇダーリン私にも…」
放課後、誰も居ない音楽室にて1人の男子と同じ顔をした
2人の女子が愛を確かめ合っていた。男子の名前は宮本俊哉(みやもとしゅんや)
女子の方がショートカットの方が一条菫子、ポニーテールにしている方が一条薫子。
現在の状況は俊哉が薫子に深いキスをして、
それを横で見ていた菫子がおねだりをしていると言う状態であった。
俊哉は菫子の欲求を適える為、一旦、薫子から唇を離して菫子の唇に吸い付いた。
「ふむ…うん…ふぅ…」
「ダーリン…寂しい思いさせないで…」
菫子と愛し合っている間も薫子は俊哉を求めた。
俊哉の手を自身の膨らみに当ててきたのである。
俊哉は制服の上から柔らかな膨らみを責め続けて薫子に快楽を与えた。
それを見ていた菫子も真似をして空いている手を自分の膨らみに当て揉ませ始めた。
一旦、唇が離れると2人のボルテージは最高潮にまで達し、
2人は俊哉に一線を越える様、求めた。
「だーりん…」
「私達、もう我慢出来ないよ…」
2人は妖艶な表情を浮かべて俊哉に詰め寄ったが俊哉の方は怯え気味であり、
そこから先の好意を求め様とはしなかった。
どうにかして制止する様、俊哉は話し始めた。
「ちょっと待ってよ! 2人ともこれ以上はダメだよ!」
強い口調で否定をされ、もう無駄だと言う事が分かると、
2人の表情は先程とは一変して不快感を露にした表情に変わり俊哉を責め始めた。
「もう! 俊ちゃん思い切り無さ過ぎ!」
「そうよ、この行き場の無いエネルギーどうしてくれるのよ!」
「ゴメン…」
2人は意気地の無い俊哉を責め立てた。
3人は子供の頃からの幼馴染であり子供の頃は普通に俊ちゃんと呼んでいたが、
小学校高学年辺りから格好が良いと言う理由で『ダーリン』と呼ぶ様になった。
だが怒る時は昔に戻って俊ちゃんとなる。
俊哉は2人の怒りを静め様と慌ててフォローに入った。

102:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:40:36 XvYmtY0y
「勿論、俺だってしたいよ、けどさ…」
「けど何よ?」
「2人とも今のまま流される様な感じで初体験を済ませて良いの?
俺は嫌だよ!」
「それは…」
菫子と薫子は俊哉の正論に押し黙った。
考えてみれば今回の事だって性に最も興味がある年齢ゆえに2人が強引に俊哉を
音楽室に連れ込んでの事であった。
セックスが只、快楽の為のみに存在する物ではないと言う事を俊哉に思い出され、
先程までの怒りが嘘の様に静まり返って2人は俊哉に頭を下げた。
「ごめんなさい」
「でも、これだけは分かって…私達ダーリンの事が大好きで…だから…」
「それは分かっているよ」
俊哉は小さくなっている2人を強く抱き止めて耳元で話し始めた。
「明日の放課後、俺の家に来て、そこで俺は薫子ちゃんと菫子ちゃんを抱く、
それで良い?」
「うん…」
普段は何処か頼りなさげな俊哉がたまに見せてくれる男らしさに2人は酔いしれて、
今日はその場を後にして各々の家に帰って行った。俊哉も自分の家に帰った。
俊哉の家は花屋であり、
裏口から入って自室に入り制服を脱ぎ私服に着替えてエプロンを付けると
1階の店舗に降りて父親を手伝い始めた。
「父さん、何をすれば良い?」
「取り敢えず、奥の方を整理してくれ」
店長である父親に指示を貰い俊哉はテキパキと動き始めた。
『フラワーショップみやもと』は店長の父親と俊哉、
そして数名のバイトによって構成されている花屋である。
今まで俊哉が2人との行為に及ばなかったのは日々の忙しさも手伝っている。
この日も目まぐるしく動き回り、
全てが終わって俊哉と父親は遅めの夕食を取っていた。
「なぁ父さん…」
「ん?」
「俺、明日、決めるよ…」
俊哉は父親に決意の様な物を伝えた。
おぼろげな言葉ではあるが俊哉が何を伝えたいかと言う事は理解が出来た。
「そうか…まぁ精一杯やれ」
「うん」
「お前は薫子ちゃんと菫子ちゃんに随分と今まで助けられてきたからな」
父親の言葉で俊哉は昔の事を思い出していた。
俊哉の母親は俊哉が3歳の時に病気で死別、母親が1番、
必要な時期に母親を失った俊哉の悲しみは凄まじく、ずっと家で泣き続けていた。
そんな時であった。この近辺に引っ越して来た双子の姉妹が泣いている俊哉を見付けて一言、
声を掛けてくれた。
「一体、どうしたの?」
「お嫁さんになってあげるから泣かないで」
その姉妹が言ってくれた優しい言葉が嬉しかったのか、
それを境に俊哉が母親の事で泣く事は無かった。それからと言う物、
姉妹は毎日の様に家に来て、日が暮れるまで俊哉と遊んでいた。
そして、それは小学校、中学、高校に上がっても変わる事は無く、
今でも俊哉と姉妹の関係は変わらないままであった。
「明日は俺、仕事の都合で1日、空けるからな」
「うん」
2人は短い会話を終わらせ、食事を続け、終えるとその日はそのまま就寝した。

103:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:42:44 XvYmtY0y
「何かいざとなったら緊張するね」
「そうだね」
翌日、学校を終えた3人は昨日の約束通り、俊哉の部屋に居た。
2人共ずっと望んでいた事ではあるが、
すると言うと踏ん切りが付かずに困り果てていた。
「俺、あれから色々と勉強したから、今日は俺に任せて欲しい良いかな?」
「うん…」
2人はモジモジとしながら素直に頷いた。取り敢えず2人をベッドに座らせ、
これからの予定を話した。
「まず俺から脱ぐから」
「うん」
「見せて…ダーリンの裸」
俊哉は2人の前に立って着ている制服に手を掛け始めた。
ブレザー、ネクタイ、ワイシャツを脱いで行き上半身を露にした。
男の上半身はテレビ等で見慣れた物であるがそれでも俊哉の物と言うだけで
二人の心はときめき胸が高鳴った。
ズボンのベルトに手を掛け緩め下ろし靴下を脱ぎ、
最後の1枚であるトランクスを脱ぎ捨てると俊哉が男である事を証明している部分が
2人の前に露になった。初めて見る男の象徴に2人は目を丸くして食い入るように
見つめていた。
「それがダーリンの?」
「うん」
「何か凄いね…脈ずいているし」
「まだ、こんな物ではないよ」
「嘘! もっと大きくなるの?」
「うん」
「どうすれば良いの?」
「触ってくれれば良いから」
2人は言われるがままに俊哉の元へ行き屈んで2人同時に俊哉の物を触り始めた。
それだけで俊哉の口からは快楽の吐息が漏れ始め、
その声でも2人を興奮させて行った。2人協力して様々な所を触り続けた結果。
俊哉の物は男を証明出来る立派な状態となり2人を絶句させた。
「大っきい…」
「これが私達の中に入るの?」
「そうだよ」
2人は不安と同時に言い知れない興奮を覚えた。
そして自分達が身に付けている制服が急にわずわらしい物に感じて
俊哉に次の行動を求めた。
「ねぇダーリンどうしたい? 脱がせたい? それとも私達が脱いだ方が良い?」
「私達、ダーリンの好きな方やるから早くダーリンと同じ状態にさせて…」
2人は顔を紅潮させて俊哉に指示を求めた。
俊也は少し躊躇いながらも2人に指示をし始めた。
「俺、我侭言うけど良い?」
「何?」
「片方は脱がせたいし、もう片方は脱ぐ所見ていたい、ダメかな?」

104:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:45:07 XvYmtY0y
「良いよ、それで…」
「じゃあ私、脱がせられる方…」
「ちょっと待ってよ菫子ちゃん! 脱がせられるのは私!」
「嫌よ! この流れだと後になるのは脱ぐ方だもん!」
2人はどちらが俊哉に脱がせてもらうかで軽く火花を散らせたが、
裸の俊哉にこれ以上恥を掛かせる訳には行かないと思いじゃんけんで決めた結果、
菫子が脱がせられる方で薫子が脱ぐ方となった。
薫子に多少、後ろめたさを感じたが俊哉はベッドに座り菫子の制服に手を掛け始めた。
「行くよ…」
「うん…脱がせて」
俊哉は顔を赤らめている菫子の制服に手を掛け始めた。
初めにセーターとリボンを取り始めた。それだけでも普段、
意識していない女性独特の丸みが感じ取られて俊哉を興奮させて行った。
薫子に寂しい時間を長く与えては行けないと思い俊哉は必死で行為を続けた。
ワイシャツに手を掛け1つづつ丁寧にボタンを外して行くと緑色のブラジャーをが
露となった。ワイシャツを腕から抜くと続いてスカートを脱がせ始めた。
ホックを外し下ろすと上と合わせた緑色のショーツが露となった。
靴下を脱がせると一旦、深呼吸をして改めて菫子の体を見た。
「とても綺麗だよ」
「ありがとう凄く嬉しいよ、でも…」
「分かっているよ、脱がせるよ、俺も早くこの下見たいし」
一呼吸吐いて落ち着きを取り戻すと俊哉はブラジャーに手を伸ばし始め背中のホックを
外してブラジャーを胸から抜くと確かに女性として成長している。
ふっくらと丸みを持った乳房が露となった。
見惚れない内に下半身に目を持って行き、
菫子に少し浮いた状態にしてもらいショーツを抜き取った。
抜き取り出た物は女性独特の色香を放っている性器であり俊哉の物を限界まで
大きくさせた。菫子は全てを脱がせてもらうと満足したように俊哉に顔を摺り寄せた。
菫子の準備が終わると少し寂しげな表情をしている薫子の方に2人は顔を向けた。
「待たせてゴメンね薫子ちゃん」
「本当にそうよ…もうダーリンの我侭」
「ゴメン」
「良いのダーリンだから許してあげる。じゃあ菫子ちゃんと一緒に見ていてね、
私の全て」

105:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:47:12 XvYmtY0y
そう言うと薫子は自身の制服に手を掛けて脱ぎ始めた。セーター、リボン、
靴下の時はパッパと脱いでいったが、
ワイシャツに入ると目を丸々として見ている俊哉が面白いのかわざと焦らす様に
ゆっくりとボタンを外し始め、ワイシャツを脱いで出た物は青色のブラジャーであった。
続いて一旦、後ろを向いて臀部を強調したポーズを取ると、
そのままスカートを下ろして上と色を合わせたショーツを見せ付けた。
ショーツ越しからでも分かる形の良い臀部に俊哉は激しく興奮を覚えた。
「どうダーリン、私の下着カワイイ?」
「うん、とっても」
「ありがと、それが聞きたかったの、じゃあ取るね」
望んでいた言葉を受け取ると薫子はブラジャーのホックを外し、
胸からブラジャーを抜き取り地面に落とした。
菫子と殆ど変化の無い胸が露となり限界を迎えた俊哉の物に更なる反応が
出始めようとしていた。薫子は一旦、横を向いてショーツを脱ぎ始めた。
見えそうで見えないアングルに俊哉は興奮をした。足からショーツが抜き終え、
正面を向くと菫子とは違った色香を放っている性器が俊哉の前に現れた。
全てを脱ぎ終え2人の元に薫子は行こうとした。
「待って」
「何?」
「それも取って」
脱ぐ物が無いので一瞬、
何を言っているか分からなかったが俊哉が頭を指差しているのに気付くと、
唯一、身に付けていた。
髪を纏めるゴムに気付き薫子はゴムを取って髪を下ろすとそのまま2人の元へ行った。
真ん中に俊哉、左隣に薫子、右隣に菫子と言う何時もの状態で3人はこれから
始める事に胸を高鳴らせていた。
「エヘヘ私達、全員、裸ん坊だね」
「そうだね」
「何か赤ちゃん戻った気分」
「うん」
「でも、ここだけ赤ちゃんではない」
菫子が悪戯めいた表情で指差したのは限界にまで膨れ上がった俊哉の物であった。
菫子が指で軽く突付くと物は別の生物みたいに反応を示し、
物から放たれる雄の匂いに2人は興奮を覚えた。
「じゃあ、私達ダーリンのおねだり聞いたから、今度はダーリンの番ね」
「何するの?」
「ここを一杯ペロペロして気持ち良くさせてあげたい」
薫子が言うと俊哉は2人に押し倒され2人同時の口と舌での愛撫をされ始めた。
「ん、ふぅ…にゃふい…」
「ろう、へもひいい?」

106:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:49:54 XvYmtY0y
2人は俊哉の物が愛しくてたまらないのか初めてなのにも関わらず、
積極的に先端から根元まで舌で舐め続けた。舌だけではなく途中、
口で吸い寄せられたり、片方が口の中に入れ愛撫をした為、俊哉は話す事も出来ず、
只、快楽に身悶えるしかなかった。2人掛りなので止まる事無く舌での愛撫は続き、
俊哉に限界が近付いて来始めた。
「2人とも…もう俺…」
「ん、ふぃう…いいよ、らして…」
「いっはり、ひもひよふなっれ…」
愛撫を続けたまま話している為、舌ったらずな2人の言葉が更に俊哉を興奮させて行き、
俊哉はそのまま我慢が聞かずに爆発をした。
先端から火山の噴火みたいに飛び出した白濁液に2人は興味心身だった。
「凄い、一杯出たね…」
「そんなに気持ち良かった?」
放出した直後なので俊哉は頷くだけの返事を2人に返した。
2人は自分の顔やベッドに付いた液を指先で感覚を確かめたり、少量舐めてみたりした。
初めに菫子が行い苦みばしった表情を見せ、
続いて薫子も同じ様に舐めたが変わらない表情を見せた。2人は俊哉が用意してくれた
ウエットティッシュを数枚取って、自分の顔とベッドを綺麗にすると次の行動を俊哉に求めた。
「スッキリした?」
「うん、とっても」
「じゃあ、次にああなるまで時間掛かるでしょ? その間に私達の事、
一杯愛してね」
2人はそう言いベッドに寝転がって俊哉を待った。
俊哉は目の前にある魅力的な2人の裸体を前にして再び興奮し始め、
自分の欲望を満たす為に向かって行った。
「まずは薫子ちゃんからだ」
初めに俊哉は薫子の上に乗り薫子の体を愛し始めた。
唇を重ねて舌を絡ませ口内を楽しんだ。
時折、吸い寄せる動作を見せると薫子も同じ様に吸い寄せた。
胸に当たっている膨らみに辛抱が聞かなくなり、
俊哉は体を下へ移動させて胸を掌に収めてやんわりと揉み始めた。
「あ…うふぃう…やあぁ…」
薫子の口から漏れる甘い吐息に興奮をし俊哉は舌で突起した桃色の先端を舐め始めた。
「嫌! あぁああ…そんな吸ったら…」
自分の舌で思った通りのリアクションを取ってくれる事が嬉しく
俊哉は何度も繰り返し、薫子に快楽を与えた。
「もう私、限界…あはぁぁあ!」
胸での愛撫により薫子は絶頂に達した様であり、
目は遠くを見ており焦点が合っていなかった。
薫子が一通り終わったのを見ると俊哉は菫子の方に向かい、同じ様に上に乗った。
「ゴメンね待たせて」
「うん、して、一杯して…」
待ち切れないのか菫子は自分から唇を合わせて舌を積極的に絡ませて行った。
勢いに飲まれない様に俊哉は返す様に舌を絡ませ菫子に快楽を与えて行った。
キスの攻防が終わると俊哉は同じ様に胸へと体を移し愛撫をし始めた。

107:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:51:52 XvYmtY0y
「うん! い、いいよ…けど下もして…」
初めは何の事か分からなかったが、
太腿に擦り寄る生暖かい感覚に気付くと理解が出来た。
菫子は俊哉の太腿に自身のもっとも大事な部分を摺り寄せて快楽を得ていた。
俊哉は体を更に下へと持って行き菫子の恥部に顔を埋めて舌で愛撫を始めた。
「ひゃあぁう! 良いよ! もっとして…」
菫子はか細い声で俊哉に更なる行為を求めた。
俊哉は応える様に下を奥まで捻じ込んで行き菫子を責め続けた。
愛液の量は増えて行き俊哉の舌に菫子が全体にまで染み込んできた時、
菫子に変化が現れた。
「嫌! もう私…ひゃあう!」
菫子は小さな爆発と共に絶頂に達し荒い息遣いを繰り返していた。
それを見て俊哉は顔をどけて自身が再び男を証明出来ているのを確認すると
枕元に置いてある避妊具を装着すると2人を揺さ振り始めた。
「2人とも起きて大事な話があるから」
「何?」
「もう本番?」
「そうだよ、それで順番どうする?」
「それは前から話し合って決めていたの」
「まずは薫子ちゃんに入れて上げてダーリン」
「うん、分かった」
2人の意志が確認出来ると俊哉は薫子の上に乗り自身を恥部に宛がい一気に挿入した。
「ひゃあ! あうあ! いう!」
すぐに俊哉は薫子の表情を確認した。痛みに耐えて苦痛が伝わる様な物をしていたが、
予想とは違い薫子の表情はむず痒いのに耐えていると言った感じの物であった。
「平気なの薫子ちゃん?」
「平気…知っていたダーリン? 人によってはそれ程痛くない人もいるのだって」
「そう…」
「私、平気だから動いて」
薫子は笑顔で俊哉におねだりをした。
俊哉はそれで完全にストッパーが効かない状態となって乱暴な位に
腰を動かし自身と薫子に快楽を与えた。
「ひゃは! あうああ! いい、良いよ、もっと動いて!」
薫子は自分の行動に快楽を感じている事を知ると俊哉は更に激しく打ち付け、
それだけでは満足が出来ず途中、胸に吸い付いたり、
深いキスをして別な方向から互いに快楽を得た。双方、限界が近い状態となった。
「も、もう薫子ちゃん俺…」
「良いよ来て! 私もイクから! イって!」
薫子の言葉が決め手となったのか俊哉は薫子の中で爆発をした。
荒い息遣いの中でも薫子は満足した表情を見せていた。
俊哉は自身を抜き取り避妊具を捨てると最後に薫子へ口付けをして
菫子の方に体を移した。
「ゴメンね」
「良いの2人で話し合って決めた事だからダーリンは気にしないで」
「うん」
「すぐ出来るのでしょ?」

108:名無しさん@ピンキー
06/03/18 01:53:45 XvYmtY0y
菫子の言葉通り俊哉の自身はまだ硬度を保っており菫子を満足させられる
状態であった。俊哉は避妊具を装着し、
そのまま菫子の上に乗ろうとしたが菫子は俊哉をベッドに寝そべらせ俊哉の上に
乗り始めた。
「こっちの初めては私が貰うからね」
悪戯めいた笑顔を見せると菫子は恥部を自身の指で開いて、
そのまま俊哉と1つになった。菫子も同じ様に多少、
違和感は感じているらしいが耐えられない程ではない様であり、
そのまま快楽を得る為に動き始めた。
「はあはぁあ…良いよダーリンも腰、動かして」
「くぅ! 菫子ちゃん!」
2人はお互いに激しく求め合い快楽に溺れて行った。
打ち付ける速度は時間が経つ事に早くなって来て、
再び俊哉が絶頂に達そうとした時、菫子も絶頂が近付いて来た。
「もう私…イきたい!」
「良いよイって俺もイクから!」
「うああん…ひゃあう…ああああ!」
菫子が絶頂に達したのとほぼ同時に俊哉も爆発をして2人は互いに荒い息遣いで
お互いを見つめていた。菫子が俊哉を引き抜くと俊哉は避妊具を外し捨てた。
それを見て菫子はそのまま俊哉の隣に倒れ込んだ。
「ねぇ…まだ起きている?」
「何?」
川の字になっている時に2人は同時に俊哉に話し掛けた。
「ダーリン、私達の夢って覚えている?」
「花屋さんでしょ、小学校の時、作文で聞いた」
「本当はね、あれ全部伝えていないの」
「どう言う事?」
「私達、本当はね言うよ菫子ちゃん」
「うん、薫子ちゃん私達、本当は」
「フラワーショップみやもとのお嫁さんになりたかったの!」
2人は顔を赤らめながら告白をした。俊哉はそれを黙って受け入れた。
「そう…じゃあ、お互いにがんばらないとね、色々な意味で」
「うん…」
「一旦、寝よ起きてからまたしたいから」
「うん」
3人は敷布団を被り一旦、眠りに付いた。
これから輝かしい未来を描く為に今は静かに眠っていた。

109:名無しさん@ピンキー
06/03/18 20:43:14 sToO6KYf
キタコレ!!!!

110:名無しさん@ピンキー
06/03/18 21:51:15 6z3M9NX1
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア

111:名無しさん@ピンキー
06/03/19 04:59:47 UYpz6puP
GJ!!

112:名無しさん@ピンキー
06/03/20 06:29:30 prviHu9Q
一条姉妹って厨が(ry

113:名無しさん@ピンキー
06/03/22 14:39:38 RCBu7ewt
マナカナ陵辱小説キボン

114:名無しさん@ピンキー
06/03/26 22:06:08 cxCbGs6D
保守

115:名無しさん@ピンキー
06/03/27 13:57:48 5uWKSYQY
亀なんですけどもついさっきここを発見したのでレスさせていただきます。

>>65
833氏の物語は読んでませんが高村くんに双樹の初めてを奪われて欲しかったな、と思ってます。
「お兄さんに一目惚れした白鐘姉妹」って言うのが沙羅双樹だと思いますから。
幼馴染は一条でおなかいっぱいと言うかw
イカファイヤーズに嫌悪感を抱いたと言うか優くんがいけ好かないと言うか
根が悪人なのかもしれませんね。
高村くんのアナザーストーリーに期待してたりします。

強姦成功、不良グループとも裏でつながっていてイカファイヤー撃退etcetc

>>108
左担当が菫子で右が薫子なので「いつもの状態」ではない気がします。
花屋さんになりたいと言うプロフィールからこの流れは凄いのですが
原作主人公に名前が無いだけにやっぱり名前があると違和感が…。
恋太郎や望だったならもっと違うんでしょうけど。

これはこれでまた「オルタナティブ」ではあるんですがG´sの漢字の双恋が好きなので
そっち方面での職人さんに期待。

116:名無しさん@ピンキー
06/03/27 18:22:08 /EDnaRr/
よくぞいらっしゃいました
>>1の補完庫→ENTER→メディアミックスの部屋に
過去の双恋SSが多数収蔵されてます

そこには原作同様「名称未設定」な主人公や「お兄さん」と結ばれる白鐘姉妹など
キット貴方のご要望に応えてくれる作品も多数ありますので
是非脚をお運びください
気に入った作品とか合ったら感想書いてあげると職人さんも喜ぶと思いますよ
また、それが新たな作品へのモティベーションに繋がるかも

117:名無しさん@ピンキー
06/03/29 01:25:31 H1bRr3S3
保管庫行きました。
とりあえず833氏の未読分を。
優くんの存在も煩わしいんですけどそれいじょうに沙羅ちゃんが…。
高村を悪役に仕立てた物語なのはわかるのですが原作主人公のポジションが
この扱いは受け入れられません。
幼馴染で自分の気持ちに気付いたとはいえエッチまでの流れが速すぎるのも
違和感を感じる理由なのかもしれません。

118:名無しさん@ピンキー
06/03/29 11:28:29 H1bRr3S3
『鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る』
前作がどれだかわからない。
主人公は好印象。
キャラの特徴を良くつかんでると思いました。

『薫風に揺られし可憐な菫草』
幼馴染ではない…んだよね?違和感はあるがあえてスルー。
オルタナティブのるるららも親戚じゃなくなってるし。 
仲がいいのに「ちゃん付け」はおかしいんだけど
双子の呼び方は個人的には「ちゃん」付けもしくは「さん」だとよかったかな。
2人の性格は可愛く再現できてて良かったです。
境内に入ってから唐突にスイッチが入る主人公はちょっと微妙。
無理やりエッチシーンを挿入したエロゲなみに萎え。
処女ってそんなに簡単に股開かないよ。
>いつも元気で満面の笑みが似合う菫子の顔が、苦痛に歪んでいる。
この部分で興奮しましたw
一条スキーな部分も相俟って良作だと思います。

『咲き乱れる菫、薫る』
薫子と菫子の名前の間違いが見られたのですが脳内修正。
「一条はお前の担当だろ?」 はツボに入りました。
キミの担当でしょ?って言う愛先生の台詞でもよかったけれども…
教師はたくさんいるから問題はないはずだけどキャラをだしすぎると収集が難しいからかしら?
保険医も舞お姉ちゃんでよかったよね?
全双子とのハーレムエンド小説が読みたくなった。
保健室での会話は薫子ちゃんが怪我のせいなのか甘え方が菫子ちゃんとの書き分けができてなさ気。
…もしかしてこの辺から調教の成果だったりするなら作者は天才w
パラレルワールド的には調教EDは有り!

『夜空にユラめくキラ星よ』
成績優秀って部分がまずひっかかる。10人並でもよかったのでは?
「さん付けやめて」といわれてもいきなり呼び捨ては…
主人公の性格に疑問を抱く。
ただ双恋としてではなく物語としては面白い。
桜月パパはおかしな人だけど物語的には有りなのかな。
妹がユラちゃんじゃない?そこもまたオルタナティブ?
経験の無い子が安全日とかって考えるの?
なんとなくキラちゃんは流れ出言っただけともとれたけどw

『ユラリと桜 キラリと月』
ほぼ前編エチシーンなのでノーコメントw


119:名無しさん@ピンキー
06/03/29 12:17:02 TwPZz6nU
頑張って感想と批評(個人的な感想が先行した違和感を指摘してるだけな気もするけど)を書いたのはすごいし、
咎めるつもりもないし俺は文才ないんで偉そうなこと言えないけどsageてほしい
ただそれだけ

120:名無しさん@ピンキー
06/03/29 19:16:02 yy5q7ESo
まさか、全部読んで感想書くつもりなのか?頑張るな…。
まぁ、職人さんにとってはありがたいかもな。
個人的な感想とは言えそこから改良点も見つかるだろうから。

問題なのは、あそこに載ってる作品の職人が殆ど居ないことか…。

それと、sageろな?


121:名無しさん@ピンキー
06/03/32 01:30:09 i/kFBw9u
sage忘れすいません。
感想なんてのは個人の感覚によるものがほとんどな訳で。
審査員のツボに入ればたいした作品でなくても賞がとれるんです。
気に入った作品はとことんヨイショしますよ♪
ウザかったらスルーは基本なんですよね?

>千草姉妹SS
少年漫画のような主人公の口調が素敵。
上目遣いの初ちゃんなんかリアルに想像できてニヤニヤw

>雛菊姉妹SS
痛々しくて耐えられませんでしたorz
そう言えばはじるすも途中で投げたっけ…

『Meet Again』
名前付きでも楽しめました。
舞お姉ちゃんなら悪戯とはいえ雰囲気に流されてしちゃってもなんか納得w
愛お姉ちゃんが未通ってのも今後の物語を創造させてくれてグー。

『双樹をくらわば沙羅までよ』
開始早々双樹ちゃんの卑猥な台詞ににやり。
そしてだんだん双樹ちゃんが怖くなる。
でも大好きです。

『愛欲と性欲と独占欲と』
ゲーム続編感覚はすごくいい。
名前だけでもるるらら登場は新鮮でした。

>一条姉妹エンド
エロなしキタコレ!!!1111
ゲーム最終話と原作半分こを使用してるあたりもポイント高い。
二次創作とはいえ原作を意識してる厚生はすばらしいよね。

>桜月ストーリー
確かに良く考えれば調べられるとか恐ろしいよね。
一組の双子に一人の人間が愛されると言うコンセプトからすれば主人公2人はちょっと…
片桐ファンクラブの隊長がなんか可愛らしかった。
双恋の二次創作じゃなかったなら高い評価が出せたかも?
桜月姉妹を書きたかったというよりは片桐兄弟を書きたかったように思えます。

122:名無しさん@ピンキー
06/04/04 02:24:58 FxE0nGdy
どうも又、1つネタが浮かんだので投下します。どうぞ。

「じゃあな優!」
夕日が照らす中、優は愛理と別れ自分の家に向かった。
この日、優は何時もよりも軽やかな足取りで家へと向かっていた。
「ただいま」
元気な声と共に優は玄関を開けた。
声と同時に奥の方から1人の少女が優を出迎えた。
「お帰りなさい優~」
沙羅は優の帰りを心底喜び笑顔で出迎えてくれた。
靴を脱ぎ家に上がると沙羅は優に抱き付き頬や額にキスを施した。
ある程度キスをさせた所で優は沙羅をやんわりと離して、
自分の腕に絡ませ奥のリビングへと向かった。
「双樹ちゃん、ただいま」
リビングに入るとキッチンでエプロンを付けた双樹が料理を作っていた。
優の方を少し見て双樹は穏やかに微笑んだ。
「お帰りなさい優ちゃん。ご飯出来るから座って待っていて」
双樹の言う通り、優は椅子に腰掛け双樹の料理を沙羅と共に待った。
唯一の家族である父親が殆ど帰って来ない事もあり、
沙羅と双樹は月に1度はこうして優の家に泊まり甘い時間を過ごしている。
優の隣に座っている沙羅は幸せそうに頬を染め微笑んでいた。
そうこうしている内に双樹の手により料理が並ばれた。
「これは又…凄いね」
双樹が用意してくれた料理はメインに鰻とステーキ肉を炒めた物であり、
備え付けのサラダも所々に唐辛子があり、精力が付く事は分かりきった物であった。
「優ちゃんの為に一生懸命、作ったから一杯食べてね!」
「期待しているからな」
2人の穏やかな笑顔に軽い恐怖を感じながらも、
優は箸を伸ばし料理に手を付け食べ始めた。
双樹が作ってくれた物だから味は一級品であり、
自然と箸が進み瞬く間に完食をした。
その後、3人で食事の後片付けをして、
テレビを見ながらまったりとした時間を過ごしていた。
風呂が沸く音が聞こえると同時に沙羅が行動を起こした。
「ねぇ一緒にお風呂入ろう」
沙羅は頬を赤らめながら優と双樹を誘った。
2人と恋人になってから結構な時間が経つが、そう言う事は今までしてこなかった。
優は躊躇う理由も無く即答をした。
「そうだね…入ろう」
優の返答と同時に2人は優に抱き付き、喜びを体全体で表現をした。
「始める前に綺麗にしてあげるからね」
「楽しもうね優!」
足取りも軽く3人は仲良く浴室へと向かった。
脱衣場に付くと優が先に風呂へと入って行き、
沙羅と双樹が後を追うと言う形にした。
優は風呂のお湯を洗面器で少し取り自分のタオルに石鹸を付け始めた。
ドアが開く音に振り返ると、そこにはバスタオルを巻いた沙羅と双樹が入って来た。
「背中、流して上げるね」
「ダメだよ沙羅ちゃん、バスタオル巻いたまま湯船に浸かるのはルール違反だよ」
そう言い双樹は身に付けていたバスタオルを取って優に裸身を見せ付けた。
「ああ、そうだね」
沙羅も同じ様にバスタオルを取り優に裸身を曝け出し優を興奮させた。
何度見ても2人の姿は刺激的な物であり優の一部分は素直な反応を見せた。
それと同時に2人は浴室に入って行き優の物を見て静かに微笑んだ。

123:名無しさん@ピンキー
06/04/04 02:27:52 FxE0nGdy
「相変わらず元気だね」
「でも今はまだダメだぞ」
2人はからかいながら優の後ろに回って、
洗面器の中にあるタオルを取って背中を洗い始めた。
「どう痛くない優ちゃん?」
「大丈夫、平気」
「何か双樹1人で済みそうだな」
「そう?」
「だから私は前を洗ってやる」
悪戯めいた笑顔を浮かべながら沙羅は優の前方に回り、
自分の手に石鹸を付け手で優の胸を洗い始めた。
「ウッ!」
「どう優? 気持ち良い?」
手で沙羅は優の乳首を弄くったり、わざとらしく指で弄んだりし優に快楽を与えた。
「気持ち…良いよ」
「もっと良くして上げるからね」
沙羅は石鹸を更に自分の手へと付けて泡だらけの両手で優の物を包み込み洗い始めた。
「ヒャウ!」
「フフフ、優の凄いね…私の手の中でビクビク脈づいてる」
沙羅の指先が与えてくれる快楽に何度も優は身悶えた。
それで沙羅は満足をしていたが双樹の方は面白くない表情を浮かべていた。
「ダメ! 沙羅ちゃん!」
洗っていた背中から離れて双樹は沙羅の手を強引に静止させた。
沙羅は面白くない表情を浮かべて優の方も絶頂寸前で止められた為、
体全体が痙攣した様な状態であり、平静とは言えない状態であった。
「何? 双樹もしたいの?」
「違うよ! お風呂は体を綺麗にする所! 優ちゃんも少しは抵抗して!」
双樹に怒られ2人は軽く小さくなって双樹に謝った。
その後、今度は真面目に夫々の体を洗い合い、
3人で湯船に入りリラックスしていた。
「もうそろそろ上がろうか」
「うん」
「待って優ちゃんは後からね」
先に沙羅と双樹が湯船から上がり、優は少しの間、
湯船に浸かりリラックスをしていたが2人の姿が頭の中で何度も交差をし、
物の疼きに耐え切れなくなり湯船から出てバスタオルで体を拭き腰に巻いて
2人が待っている自分の部屋へと足早に向かった。
部屋を開けて優が中に入るとバスタオルで体を隠した沙羅と双樹が
ベッドの上で座り込んで優を待った。
「2人とも僕…もう…」
「うん、良いよ分かっているよ」
「一杯、愛し合おうね」
3人はほぼ同時にバスタオルを取って優はベッドに飛び込み沙羅と双樹を愛し始めた。

124:名無しさん@ピンキー
06/04/04 02:30:13 FxE0nGdy
「んふ…優…」
初めに沙羅が唇を突き出したので優は唇に吸い付き、
舌を絡ませ愛を確かめ合った。
「優ちゃん…双樹も…」
双樹の方も疎かにはせず、一旦、
沙羅から離れ同じ様に吸い付き互いの舌を激しく絡ませ合った。
その間、空いている沙羅は優の股間に顔を埋め、
男を証明している優を手と舌で愛撫し始めた。
沙羅が自分の物に夢中だと感じた優は双樹の愛撫に全力を尽くすことにした。
キスしながら片方の手で胸を弄り空いている手を恥部に伸ばし奥の方を弄り始めた。
「ん、ふぅ! 良いよ…それ」
喜びの声が漏れ、気を良くした優は唇を離して胸に吸い付き始めた。
舌と手の愛撫で双樹は今までで最高の快楽を感じていた。
「ふぅあ…もっと、もっと舐めて」
双樹は頭を抱き止めながら優に更なる快楽を求めた。
だが下半身の疼きが優の注意を双樹から沙羅に移した。
自分の物を愛撫しながら、
自身の恥部に指を出し入れして恥部の疼きを押さえる沙羅に優は激しい興奮を覚えた。
「もう、出そうでしょ?」
「う、うん」
「でもダメだよ、イクのは私の中でね」
そう言い沙羅は愛撫を止め、仰向けに寝転がり優を待った。
優は自身と沙羅に最高の快楽を与える為、
避妊具を付け沙羅の上に乗り1つになろうとした。
「行くよ沙羅ちゃん」
「来て…一杯して」
沙羅の恥部は自分での愛撫で準備は完全に出来ており優は多少、
強引に突っ込み1つとなった。
「ヒャァウ!」
求めていた物に沙羅は素直な反応を示した。だが優はそれだけでは終わらず、
そのまま少し乱暴な位の調子で腰を動かし沙羅に快楽を与えた。
「ヒャ、嫌! ヒャウ! 優…もっと激しくして」
沙羅の申し出を優は受け入れ、乱暴に腰を打ち付けた。
何度も何度も波の様に押し寄せて来る快楽に沙羅は只、身悶える事しか出来なかった。
体の揺れに平行して上下に揺れる沙羅のなだらかな胸に興奮を覚え、
両手で掴んで手の中で揉み続けながら舌で先端を舐め上げた。
「はやぁ! 優ダメ! そんなに気持ち良くされたら私おかしくなる!」
あまりの快楽に沙羅は身の危険さえ感じたが優は構う事無く腰を打ち続けた。
そして、その結果、双方に限界が訪れた。
「沙羅ちゃん…出すよ!」
「良いよ! イって! 来て! ああああああ!」

125:名無しさん@ピンキー
06/04/04 02:32:57 FxE0nGdy
沙羅の許しと共に優は爆発をし沙羅も絶頂を迎え遠い目をしていた。
物を抜き、避妊具を外すとすぐに双樹の相手を始めた。
「双樹ちゃん」
「待って、もう前戯良いから」
そう言い双樹は物に顔を埋め舌と手で愛撫を始めた。
先程、中の物を全て吐き出したと思っていたが双樹の思いが物を通じて全身に伝わり、
優の物は再び男を証明し双樹を喜ばせた。
「今日はどうしたい?」
「対面座位が良い」
「うん、良いよ」
体位が決まると双樹は優の物に避妊具を付け、
座っている優に乗っかり互いに座ったまま、
物を出し入れしてお互いに快楽へと溺れた。
「アハァ! ハァ…優ちゃん、おっぱいも…」
「うん」
空いている手で胸を揉み、
沙羅にしたのと同じ様に舌で先端を愛撫して快楽を与え続けた。
それに比例して双樹の恥部は何度も優を締め上げ快楽を与えた。
「双樹ちゃん、僕…」
「良いよ! 双樹もイクから来て!」
双樹の言葉と同時に優は2度目の絶頂を迎え双樹も極みに達した。
お互いに荒い息遣いの中、名残惜しそうに物を引き抜き避妊具を外し、
自然な状態の優を寝転がって双樹は見つめており、
そこに意識を戻した沙羅も加わり2人で優の物をそのまま舌で愛撫し始めた。
「まだまだ、これからだからね」
「それにしたって…少し休ませてよ」
「ダ~メ、優ちゃんだって気持ち良いの好きでしょ」
意見は一蹴され、優はそのまま行為が出来る状態まで戻され、
3人は再び溶け合う快楽に身悶えた。
「はぁ…気持ち良かったけど疲れた」
その後、数えるのがわずわらしく感じる程、3人は愛し合い、
時計の針が草木も眠る時間帯を示した頃、漸くそれは終わった。
優の隣では2人が満足した表情で眠っていた。
これを見て取り敢えず2人を満足する事が出来たと感じて優も横になり
眠りに付こうとしていた。
「ううん…優」
「優ちゃん」
2人の声に一瞬、
優は反応を示したが見ても眠っているのは明らかなので寝言だと分かり、
自分も眠ろうとした。
「ずっと一緒」
「何時までも3人」
夢の中でも沙羅と双樹は優と一緒であり、
寝返りを打って2人は優に抱き付く体勢になった。
「そうだね…僕達ずっと3人だよ」
穏やかな表情で言うと2人は何処か顔を綻ばせ幸せそうに寝息を立てた。
優もそれに次いで夢の世界へ行き3人は幸せそうに眠り続けていた。
これから先も変わらないと願う幸せな未来を夢見て。

126:名無しさん@ピンキー
06/04/04 05:04:17 B7MPKbl+
GJage

127:695
06/04/04 23:21:51 RHnVidvJ
実は以前投下した「ユラメク想イ…」のパラレルエンドがあったりします
纏ったところまで書きあがってたりしますので投下します

ちなみに補完庫にある本編を読まれてることを前提として書かれてます。
また、分岐ポイント最終話のは主人公の一人称から◇◆を挟んで三人称に変わる部分です
では、

128:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/04 23:23:34 RHnVidvJ
    ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆



「ゴメンナサイ……」
 クラスメイトの少年が出て行った喫茶店の扉を見ながらキラは呟いた。
 それは自分が傷付けた少年に向けての言葉か、或いは……。

 暫らく後、キラが喫茶店を後にし帰路に付いていると突然の夕立に見舞われた。
 キラは家の者を呼ぼうと電話を手にする。 だが……
 ふと、この雨がまるで今自分が傷つけた少年の涙雨のように思えた。
 そう思った瞬間、指の動きが止まり電話をしまう。
 そして、降りしきる雨にその身を濡らしながら家に向かった。 まるでわが身にあえて咎を受けるかのように……。



 長いようで短いような、そんな夏休みも終りを告げ2学期の始業式の日、ユラは密かに胸を躍らせていた。
 夏休みの間はどういう訳か出逢う事のなかった親しいクラスメイト。 彼に出逢える事を、無意識に楽しみにしてたのである。
 だが、学校に付いてみるとクラスメイトの姿はなかった。 不思議に思い先生に尋ねてみる。 そしてその答えにユラは思わず声を上げる。
「転校…ですか?」
「ええ、何でも夏休み中に急に引越が決まったらしく新学期に合わせて学校も移ってしまったの」
 先生からの返事を聞くとユラの顔に悲しそうな表情が浮かぶ。 だが、直後思いついたようにユラは口を開く。
「あ、あの…。 彼の引越先の住所って、分かりますか?」
「ええ、勿論よ。」
 先生が答えるとユラの表情がにわかに明るさを取り戻す。
「チョット待っててね。えっと……」
「ユラちゃん!!」
 だが先生が答えを言おうとするのを遮るように不意にユラを呼ぶキラの声が聞こえた。そして
「すみません先生。私たち用事がありますので」
 そう言うとキラはユラの手を半ば強引に引きその場を立ち去った。

「ちょ、ちょっと待ってキラちゃん。 一体……」
 突然の事にユラは困惑の声を発した。
「ユラちゃん。 引越先の住所なんて聞いてどうするの?」
 そんな困惑するユラに向かいキラは厳しい表情で語りかけた。
「どうするの、って…。 だって大切なお友達なのよ?」
「でも彼のほうはそう思ってるかしら。 だって何の連絡もくれなかったんでしょ?」
「そ、それは…。 き、きっと急なことで……」
「ユラちゃん!」
 キラは突然大きな声を発した。 その声にユラは思わず身を竦ませた。 そんなユラに向かってキラは静かに口を開く。
「あのね、ユラちゃん。 出来ればこんな事言いたくないんだけど、私たちの彼の事も考えてあげて」
「え?」
「彼だって男の子なのよ? 自分の彼女が他の男の子と必要以上に親しくしてるのを良く思えるわけないでしょ?」
 言われてユラは黙りこくってしまった。
 そんなユラの表情にキラは胸がチクリと痛む。
「ゴメンね。 何だかキツイ事言っちゃって……」
「う、ううん。  いいの…、キラちゃんの言う通り……だから」
「大丈夫よ。 彼ならきっと転校先でも上手くやっていけるわ」
 そう言ってキラはユラの肩をそっと抱いた。


129:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/04 23:25:36 RHnVidvJ


   ◆   ◇   ◆   ◇


「おにいさん?!」
 突然後ろからかかった声にボクが振り向くとそこには見覚えのある少女達の姿があった。
「えっ…と、確か双樹ちゃんと沙羅ちゃん……?」

 双樹ちゃんと沙羅ちゃん。 ボクがこの二人と出会ったのは梅雨の明けた直後のある晴れた日曜日だった。

 あの日ボクがいつものようにピアノを弾いてると母が再会した友人を連れて外から帰ってきた。
 その時一緒に居た母の友人の娘さん達が双樹ちゃんと沙羅ちゃんの双子の姉妹だった。

 突然の来客にピアノを切り上げ部屋に引き払おうとしたが母に引き止められた。 そしてお客さんに請われ一曲披露したのだった。
 弾き終わると御三方とも満足していただけたようで、拍手を送ってくれた。 
 その後母とおばさんは昔話に興じたいらしいので、ボクは双樹ちゃんと沙羅ちゃんの相手をするように頼まれた。 

 3人分のお茶と茶菓をお盆に載せボクは二人を部屋に案内した。
 部屋に入ると少しきつめの顔立ちの髪をストレートにした方の女の子-沙羅ちゃんは部屋のある一点に釘付けになった。
 それは壁に貼られたイルカの絵のポスターだった。食い入るように見つめる沙羅ちゃんにボクは声をかけた。
「欲しければ上げようか? そのポスター。」
「い、良いのか?」
 そう言って沙羅ちゃんは驚いた顔でこっちを振り向いた。
「うん、ポスターだったら何枚も持ってるし、たまに気分に応じて張り替えたりしてるしね。」
 ボクは画鋲を抜いてポスターを壁から剥がすと、丸めて沙羅ちゃんに渡した。
 沙羅ちゃんはちょっぴり照れながら、でもとても嬉しそうにポスターを受け取ると
「…アリガトウ」と照れくさそうにお礼を言ってくれた。

「良かったね沙羅ちゃん。」
 そう言ったのはもう一人の-コチラは穏やかな顔立ちをした髪を緩やかに二つに結んだ女の子-双樹ちゃんだった。
「そうだ、一人だけってのもなんだし君にも何か…」
 ボクはそう言って部屋を見渡し考え込もうとすると、双樹ちゃんはそれを遮るように口を開く
「あ、そんなにお気遣いいただかなくても結構ですよ。 沙羅ちゃんとは一緒の部屋で私もイルカ好きですし。」
「そう?何だか悪いね。」
「いえ、そんな事ないです。 ありがとうございます。 おにいさんって優しいんですね。」
 双樹ちゃんは真っ直ぐな笑顔でボクに向かってお礼を言ってくれた。
 何だか照れくさいが悪い気はしない。

130:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/04 23:26:32 RHnVidvJ

「そう言えば君達って双子?」
 ボクが問い掛けると
「ハイ。双樹が一応お姉さんで沙羅ちゃんが妹になります。」
「双子の割にあまり似てないと思ったか?」
「そうだね…。 でも双子って言ったってそんなもんだろ?」
 双子と言うとやはりユラちゃん達の事が思い浮かぶ。
「ボクの知り合いにも双子の女の子がいるけど、確かに姿はソックリだけど性格は大分違うしね。」

 そうして暫らくボク達3人はボクの部屋でお喋りに興じた。

 しばらく時が経つのも忘れ話し込んでたらおばさんが双樹ちゃん達を呼ぶ声が聞こえた。
 どうやら向こうのほうは話が終わったらしい。

「今日はとっても楽しかったです。 あの…また逢えますか?」
「そうだねぇ。 そう言えば君達の家ってどの辺なの?」
「えっとですね。 双樹たちのお家は…」
「結構遠いね。 電車で1時間ぐらいって所かな。」
「そうですね。言われてみればそれぐらいですかね…」
 そう言って双樹ちゃんはすこし顔を曇らせた。
「でも親同士も知り合いだし、その内また逢えるよ。 若しかしたらその時ボクの方から出向くかもね。」
 ボクがそう言うと双樹ちゃんは顔を綻ばせる。
「わぁ、若しそうなったらその時は歓迎しますね。 ね、沙羅ちゃん?」


 そうして初めて出会った時の事を思い返し、ボクは改めて二人を見つめた。
「そうか、ここって君たちが通ってる学校だったんだ。」
「ハイ! おにいさんどうしてココに? あ、若しかして…」
「うん、転校してきたんだ。」


 そう、夏休みも半ばも過ぎたあの日、急遽引越を告げられた。
 転校ではなく時間を掛けてもとの学校に通い続ける道もあった。
 だが転校する事に迷いは無かった。 ユラちゃんと友達としてすら会えない学校に通い続けるぐらいなら……

「わぁ! じゃぁこれからは毎日でも会えるんですね。 えへへ、何だか運命的です」
 回想に耽ってたボクは双樹ちゃんの声に引き戻された。
 見れば双樹ちゃんは嬉しそうに笑顔を輝かせてた。
「運命……か。 そんなもの本当にあるのかね……」
「? オイ、オマエ?」
 ぼそりと洩らしたボクの呟きに沙羅ちゃんは怪訝な表情を見せた
「ん? ああ、いや何でもない。コッチの話だから」



131:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/04 23:27:28 RHnVidvJ


 そして数日が流れ新しい学校にも慣れ始めたある日、ボクは双樹ちゃんと沙羅ちゃんに大事な話があるからと呼ばれた。
 出向いたボクに双樹ちゃんから告げられた話、それは告白だった。ボクと付き合って欲しいという。
 正直驚いた。 まさか双樹ちゃんがボクをそんな風に思っててくれてたなんて。
 そう言えば少し前に沙羅ちゃんに付き合ってるヒトがいるかと聞かれたが、そう言うことだったのかと理解した。
 そして皮肉なものだと感じた。 ユラちゃんとの恋に破れ、そして失恋の傷もいえないまま転校した先の学校でこんな出会いが待ってるなんて。

 誰かが言ってた言葉が脳裏に浮かぶ―失恋を癒す一番の特効薬は新しい恋だと。

 ボクは頬を赤らめ黙って答えを待ってる双樹ちゃんを見た。 改めて見ると其の愛らしい顔立ちも、優しげな瞳も、淡く柔らかな髪も小さく華奢な体躯を今更言うまでもないほど異性として魅力的だった。
 勿論性格だって文句なしだ。 以前出会ったときも、転校してきてからの数日間も、話してて感じてた。 優しく思いやり溢れる女の子だと言う事を。
 そう、付き合う上で非の付けようなど無い。 むしろボクなんかに不釣合いで勿体無いほどのいい娘だった。 このままOKすることこそ双樹ちゃんにとってもボクにとっても良いはずだ。
 OKだよ、と。 ありがとう、とそう言おうと思った。 だが…
「ゴメン……」
 口から出てきたのはそれとは全く正反対の言葉だった。
 ボクの言葉を耳にした双樹ちゃんの顔は悲しみの色に染まり、そして次の瞬間沙羅ちゃんは物凄い剣幕でボクの胸倉に掴みかかってきた。
「オイ!オマエ!! 双樹の何が不満なんだ!!」
 沙羅ちゃんの怒りももっともだ。 こんなイイ娘が告白してくれたのにそれを断わって悲しませてしまったのだから。
 沙羅ちゃんのもう片方の手を見れば固く握り締められていた。

(当然だよな……殴られても仕方ないよな……)
 そう思いボクは覚悟を決めた。だが次の瞬間、襟元を掴む力が緩み沙羅ちゃんの顔から怒りの色が消えた。
「殴らないの? ボクはそうされても仕方ない事を言ったんだよ?」
「わたしも始めはそうしてやろうと思ったさ。 だがそんな顔したお前を殴れるわけないだろ」
 自分では意識してなかったがどうやらボクは酷く沈んだ顔をしてたらしい。
「訳ぐらい聞かせろ……。 双樹の告白を袖にしたんだ。 私達にもそれぐらいの権利はあるはずだ」
「……好きな娘がいるんだ」
 ボクは口を開いた。
「告げたのか? そのヒトに好きだ、って」
 沙羅ちゃんの問いにボクは首を横に振りそして続ける。
「その娘には付き合ってる……ヤツがいるんだ」
 僕の言葉を聞いて沙羅ちゃんの表情が曇った。 聞いてはいけない事を聞いてしまったとでも思ったのだろうか。 そして一瞬躊躇いの表情を浮かべそして言葉を続けた。
「だ、だったら双樹と付き合ってくれたって……」
「ゴメン……、忘れられないんだ。 いや、忘れたくないんだ。 叶わない恋だと……。 破れた恋だとわかっていても……」
 そうしてボクの返事を聞いて沙羅ちゃんは黙りこくってしまった。 そしてややあって口を開く。
「済まない……。辛い事思い出させてしまって。 双樹、行こう……。って双樹?」
 立ち去ろうとする沙羅ちゃんとは反対に双樹ちゃんは一歩コチラに歩み寄りそして口を開く。
「ごめんなさい、おにいさん。 あ、あのだったらせめて友達としてで良いんです。 今まで通り……それも駄目ですか?」
 双樹ちゃんは今にも泣き出しそうな瞳でボクを見つめてた。

 ここでOKしてもそんなのは優しさでも何でもないことは解かってる。 だけど断われなかった。好きなヒトと友達ですらいられない事がどれだけ辛いかボク自身理解してたから……。

 そして月日は流れる。 セミの鳴き声が消えさるのと共に残暑も過ぎ去り、木々の葉は深緑から紅色にその色合いを変えてゆく。
 季節が移ろうようにボクの心もそれに合わせて変わってくれたのならどんなに楽だったろう。
 双樹ちゃん達はその事を理解した上でボクを慕ってくれてた。 とてもいじらしく思えた。 報いてあげたいと思う事もあった。 だが、それでも付き合う気持ちにはなれなかった。
 忘れられないから、諦めきれないから、ユラちゃんへの想いを……
 

132:695
06/04/04 23:28:55 RHnVidvJ
今回はココまで
続きはまた後日

133:ピクシー
06/04/08 21:55:14 tfZ+ief5
まだですか~?


134:名無しさん@ピンキー
06/04/08 23:40:21 IBUdGCLh
キテタコレ!!

135:名無しさん@ピンキー
06/04/12 03:52:53 6YpO2XO/
GJ保守

136:名無しさん@ピンキー
06/04/20 21:22:08 RPyZxWtk
保守

137:名無しさん@ピンキー
06/04/29 14:10:11 brzfP75B
保守

138:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/29 16:28:24 uGpXUO6X
 

   ◆   ◇   ◆   ◇


「コレでよかったのよ、コレで……」
 キラは自分に言い聞かせるように呟く。
 キラは2学期に入ってからは、1学期までのように二人っきりで少年と逢うようなことはしなくなった。
 どのような事であっても必ず三人で会うことを心がけた。 ユラが都合がつかないときはキラもまた出会わないようにした。
 そして努めた。出会った当初の3人に戻れるように、と。
 その甲斐があってか少しずつ元の関係に戻りつつあるように見えた。
 少年が肩を抱くなどの行動に未だ身をこわばらせるものの、それでも自然に会話したり手を繋いだりするようになった。
 転校してしまったクラスメイトに逢えない寂しさも少しずつ紛れてるようにも思えた。
 このまま全てが良い方向に向かってる。3人で付き合う事こそ自分にとっても恋人にとっても、そして何より自分の大切な半身―双子の妹のユラにとっても良い事だと、キラは思っていた。 双子の姉である自分以上にユラのことを想い理解してるものなど居ない、と。
 だが―

「ユラちゃん!!」
 ユラが倒れた。それは突然の事だった。
 そして診察を行った主治医からキラは診断結果を聞く。
「心因性……ですか?」
「ハイ。解かりやすく言えばストレスによるものです。 何か辛い事などを溜め込んでいたり、或いは我慢なさってたり、悩んでおられたり。 キラ様、何か思い当たる節はございませんか?」
 言われてキラは押し黙ってしまった。
「なんにせよ悩みやストレスの原因を取り払って差し上げる事です。情けない話ですが、それができるのは医者である私ではなくユラ様の姉であるキラ様だけなのですから」
 主治医の先生が帰った後キラはユラの枕もとへ寄り添う。 薬のおかげだろうか、今は静かな寝息を立てている。
「ゴメンね……ユラちゃん」
 そう言ったキラの瞳には涙が滲んでいた。

139:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/04/29 16:29:32 uGpXUO6X


   ◆   ◇   ◆   ◇


「おにいさん。今帰りですか?」
 学校の玄関でボクが靴を履き替えてると双樹ちゃんが話し掛けてきた。
「うん。まぁね」
「あ、あのこの後予定ってありますか?」
「いや、特に無いけど」
「でしたらこのあと双樹達と一緒に来てもらえますか? 夕方から駅前でクリスマスツリーの点灯式があるんです」
 そう言えばもう直ぐ12月。 クリスマスまで1ヶ月を切り、季節は冬に移ろおうとしてた。 ココに転校してきてもうそんなに経つのか。
 転校してから―言い換えればユラちゃんに逢えなくなってから……。
「きっととっても綺麗ですよ。ね、だから行きましょうよおにいさん」
 感慨に耽っていたボクは双樹ちゃんの声に引き戻された。
 双樹ちゃんは真っ直ぐに僕を見つめ答えを待ってる。 其の横では沙羅ちゃんもそんな僕たちを見守るように見つめていた。
「いいよ」
 実際予定も無く断わる理由も無かったのでOKした。 返事を聞いて双樹ちゃんの顔が輝く。 只素直で真っ直ぐな笑顔。
 だがボクは本当の意味でこの笑顔に応えてはいない。
 双樹ちゃんはボクの元に駆け寄り手を伸ばしてきた。 だがボクは其の手が届くより先に自分の手を半ば無意識にポケットに突っ込んだ。 瞬間双樹ちゃんの顔が曇る。
 そしてそんなボクに向かって掴みかかってきそうな勢いの沙羅ちゃんとそれをなだめ制する双樹ちゃん。 我ながら自己嫌悪に陥る。
 付き合う事も出来ない。 かといって拒絶しきる事も出来ない。 いつまでこんな曖昧な関係が続くんだろう……。

 そんなボクらの耳にざわめきが飛び込む。 それは校門の方からだった。 見れば立派な高級乗用車が停まってる。
 其の高級乗用車には見覚えが合った。 だが、まさか、そんな訳は無い。
 そう思ったが其の推測は当たっていた。 車から降りてきたのは僕にとって見覚えのある少女だったから。
 それは出来るなら二度と出会いたくないと思ってた相手―桜月キラ。



To be continued...

140:名無しさん@ピンキー
06/05/04 06:53:50 YRmMmHLY
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ

こんなエンドも好きです

141:名無しさん@ピンキー
06/05/04 14:35:53 fzF9g3YS
URLリンク(compactURL.com)

142:名無しさん@ピンキー
06/05/11 17:14:02 WnWDcEhE
保守

143:名無しさん@ピンキー
06/05/13 14:10:38 QwFygWUX
パラレルエンドも終わりじゃなくてもう少し続きも見てみたかった・・・

144:ユラメクオモイ――パラレルエンド
06/05/14 13:28:45 /jWchYlb

 キラちゃんは真っ直ぐボクのほうへ向かって歩いてきた。
「お久しぶりです」
 そして静かに語りかけてきた。
「何か御用ですか?」
 そうボクが答えた瞬間傍らから小さな悲鳴の様な声が聞こえた。 声を発したのは双樹ちゃんだった。
 自分では意識してなかったが、どうやらその時のボクの声も、そして表情も相当険しく厳しいものだったらしい。 そしてそのせいで双樹ちゃんを驚かせてしまったらしい。
 だが今のボクにはその事を気遣ってあげられる余裕は無かった。
 ボクは眼前のキラちゃんを見据えた。いや、睨んだと言った方が正確かもしれない。
 ここでキラちゃんに敵意を剥き出しにするなどみっともない逆恨みでしかないのは解かっている。 だがそれでもボクは感情を押さえられなかった。

 そんなボクに向かってキラちゃんは語りかけてきた。
「今でもユラちゃんの事が好きですか?」
 其の言葉を耳にした瞬間思わす頭に血が上る。
「そんな簡単に忘れられるくらいならあんなに泣いたりするかよ!! 忘れられないから……忘れられないから未だ苦しい思いを引き摺ってるんじゃないか!!」
 ボクは押さえきれず感情のまま叫んでしまった。
「スミマセン……思わず怒鳴ったりして。 でも、今は貴方と話は勿論顔も見たくないんです。 それじゃ……」
 そして一呼吸付いて続け、立ち去ろうとした。
「未だ、話は終わってません」
 だがキラちゃんはそんなボクに怯む事無く語りかけてきた。
「ボクの方からはもう話すことなんて有りません」
「ユラちゃんに逢って頂けませんか」
 其の言葉にボクは通り過ぎようとしてた歩みを止めた。
「……どう言う事です? ユラちゃんに逢うなと言ったのは貴方でしょう?」
「実は……」
「まさか、ユラちゃんの身に何かあったんですか?」
 ボクはキラちゃんに躙り寄った。
「貴方あの時言いましたよね。 ボクと逢い続ける事がユラちゃんの為にならないと。 ユラちゃんの為を思うなら身を引けと! だから身を引いたんですよ!! それなのにどう言う事なんですか?!!」
 感情的になりボクは思わずキラちゃんの肩を掴んだ。
「お、落ち着いてください。 痛いで……」
「答えてください!! 一体ユラちゃんに何があったんですか!!?」
 次の瞬間ボクの頬に乾いた音と共に痛みが走る。 だが其のおかげで血が上り感情的になってた気持も冷静さを戻せた。
「少しは頭が冷えたか」
 平手打ちを放ち制止してくれたのは沙羅ちゃんだった。

To be continued...

145:名無しさん@ピンキー
06/05/21 03:25:30 EJVGrmVj
保守

146:名無しさん@ピンキー
06/05/25 00:29:00 IJLnhCsb
このスレに触発されてゲーム買ったよ・・・・
オープニングストーリーでもう悶えていますが、このまま本編逝くべき?

147:名無しさん@ピンキー
06/05/27 10:59:29 AYQxPxEZ
行くのが当然

148:名無しさん@ピンキー
06/05/30 00:17:34 ZZle/lSM
普通は行くでしょ

149:名無しさん@ピンキー
06/05/30 00:55:23 K/0o01Xm
URLリンク(urlsnip.com)

150:名無しさん@ピンキー
06/05/30 21:21:28 /za155T0
据え膳食わぬが男の恥

151:TCTX
06/05/31 23:36:14 W7tlGXDJ
今日も平和ですね~

152:名無しさん@ピンキー
06/06/03 01:13:25 tH7TRoVt
保守

153:名無しさん@ピンキー
06/06/10 01:34:25 u6frH9pi
保守

154:名無しさん@ピンキー
06/06/10 12:18:31 I3IUDkvP
みくるんるん♪

155:名無しさん@ピンキー
06/06/10 15:12:51 HFzcvy44
URLリンク(www.tora-gy.com)

156:名無しさん@ピンキー
06/06/17 01:25:37 qzZybcS/
保守

157:名無しさん@ピンキー
06/06/19 21:27:34 QIOFhmMH
なんか>>144のSSの男は「おまいのせいで俺の恋がふいになったんだ~」みたいな
念が満載で全然男らしくないな。
もちっと「あえて身を引いたけどまだ彼女の事を思ってます」ってな気持ちを前面
に出したほーが漢の株が上がるってもんだろうに。
こんな奴には「女々しい野郎どもの歌」を送る。

158:名無しさん@ピンキー
06/06/22 19:22:54 lYbefZS7
保守

159:ユラメクオモイ――パラレルエンド ◆tVzTTTyvm.
06/06/25 02:26:24 9QYlrRlY

 気を取り直しキラちゃんを見ると先ほどボクに掴まれた肩を抑えうずくまっている。
「だ、大丈夫ですか?おねえさん」
 うずくまるキラちゃんの下に双樹ちゃんが心配して駆け寄る。
「ありがとう。大丈夫よ」
 そう言ってキラちゃんは微笑んで見せたが表情は辛そうだった。 キラちゃんの痛みの程はボクの指に残る感触がそのまま物語っていた。
「ごめんなさい……」
 居たたまれなくなりボクは頭を下げる。
「いえ、お気になさらないでください。 それより、来て頂けますね」
 キラちゃんの言葉にボクは黙って頷いた。
 そして車に向かって歩くキラちゃんの後に付いていった。 だがそんなボクの服の裾を小さな手が引いた。 双樹ちゃんだった。

「お、おにいさん。 あ、あの……」
 ボクを真っ直ぐ縋りつくように見つめる其の瞳は揺れていて今にも涙が溢れそうだった。 ココで突き放してしまえば多分双樹ちゃんは……
 双樹ちゃんは確かに大切な友達だ。 だけど今のボクにとって今一番大切なことは……
 ボクは其の手を掴むとそっと指を一本一本解く。 そして告げる。
「……ゴメン。ツリーの点灯式は一緒に見に行けなくなっちゃった。 あと……今までありがとう。 そして……サヨナラ」
 ボクは双樹ちゃんに背を向け校門で待っている車とキラちゃんに向かって歩き出した。
 背後から双樹ちゃんと、そしてそんな双樹ちゃんを引き止める沙羅ちゃんの声が聞こえる。 だが振り返らなかった……いや、振り返れなかった


160:ユラメクオモイ――パラレルエンド ◆tVzTTTyvm.
06/06/25 02:27:09 9QYlrRlY


   ◆   ◇   ◆   ◇


「おいいさん! 行かないでおにいさん! 離して沙羅ちゃん! おにいさんが、おにいさんが行っちゃう!」
「駄目だ!双樹。 追いかけちゃ……駄目だ」
 双樹は必死で追い縋ろうと沙羅の制止を振りほどこうとする。 が、車が発進し其の姿も見えなくなると力が抜けたように膝をついて崩れた。 そして沙羅はそんな双樹を優しく抱きとめる。
「双樹……」
 沙羅が双樹の顔を見ると瞳からは涙が溢れていた。
 そしてそのまま泣き崩れ、そして沙羅の腕に抱かれ声を上げて泣いた。


 暫らく後、涙の収まった双樹に向かい沙羅は語りかける。
「落ち着いたか? 双樹」
「うん……ごめんね沙羅ちゃん」
 双樹がそう言うと沙羅は心配させまいと微笑を浮かべ首を横に振る。
「ねぇ、沙羅ちゃん……」
 双樹は洟をすすりながら口を開く。
「ん?」
「双樹ってばおにいさんの何を見てたんだろうね…… あんな激しい想いを内に秘めてたなんて。 それなのに其の事ちっとも気付かなかったなんて」
 初めて目の当たりにした剥き出しに激昂を露わにした貌と声。 それは普段双樹達の前に見せてた優しくて穏やかな、でもどこか寂しげな憂いを含んだ笑顔からは想像もつかないほど激しいものだった。
 そして双樹は悲しみを押さえ込むように無理に笑顔を取り繕いながら言葉を続ける。
「……最初っから、双樹の入り込む余地なんか無かったんだね」
「双樹……。あいつに出逢った事、後悔してるのか?」
 沙羅の問いに双樹は首を横に振る。
「確かに双樹に振り向いてくれなかったことは悲しいし寂しいよ。 でもね、おにいさんと一緒に過ごしたこの数ヶ月間とっても幸せだったのも事実だよ。 それに……」
「それに?」
「一人のヒトをどこまでも一途に想い続けるって凄い事なんだ、って教えてもらえたから。 もしかしたら双樹、おにいさんのそんな一途な所に惹かれたのかもね」
 そう言って双樹は微笑んだ。 それは悲しみを乗り越え進んでいこうと決めた切なくも強い意志の現れた笑顔だった。
「ねぇ沙羅ちゃん……」
「ん?」
「双樹もいつかそんな風に想ってくれるヒトと出逢えるかな?」
 沙羅もそんな双樹を励ますかのように微笑んで応える。
「ああ、きっと出逢えるさ。 だって双樹はこんなにも可愛くて優しくて素敵なんだから」
「ありがとう。 沙羅ちゃん」


161:ユラメクオモイ――パラレルエンド ◆tVzTTTyvm.
06/06/25 02:27:56 9QYlrRlY


   ◆   ◇   ◆   ◇


「そんな……ユラちゃんが」
 車の中でキラちゃんから事の経緯を聞いたボクは呟いた。
「私……バカみたいですよね。 ユラちゃんの事を誰よりも理解して、大切に思っているつもりでした。 それなのに……結局私のした事がユラちゃんを傷つけ辛い思いをさせてしまって……」
 見ればキラちゃんの目には涙が滲んでいた。 信じられなかった。 いつも明るく気丈で、気高く凛としたキラちゃんからは想像もつかない姿だったから。
 そして改めて思った。 やっぱりこのヒトはユラちゃんの姉なんだと。
「そんな……そんな事無いですよ! だってボク、キラちゃんがユラちゃんの事をとっても大事に思ってるのわかるから。 その……ボクに身を引けって言った時も、今こうして迎えに来てくれたのもユラちゃんの事大事に思えばこそ、だって。 あと……」
 ボクは未だ手を当ててる肩に視線を移し続ける。
「あの、それとさっきはごめんなさい。 まだ、痛みます?」
「いえ、大丈夫です。 優しいんですね」
 ボクの問いにキラちゃんは微笑んで応えてくれた。 其の微笑みに不覚にも少しドキッとした。 とても優しい綺麗な笑顔。 こうして見ると改めてユラちゃんの双子のお姉さんなんだよなと感じる。
 そうするとさっきの事が罪悪感と共に込み上げてくる。 結果や経緯はどうあれユラちゃんの事を大事に思ってると言う点ではボクと同様に、いや双子の姉である分ボクなんかよりずっと思ってるのかもしれない。
 その人にボクは……。
「ごめんなさい……」
「ですからもう気にしてませんってば。 それより……」
 そう言ってキラちゃんは僕の前に手を差し伸べた。
「仲直りの握手、して頂けますか?」
 ボクはそれに応えその手を握り返した。

 やがて車は屋敷に到着し、ボクはキラちゃんに案内され屋敷の中へと進む。
 今のボクに何が出来るのか、ユラちゃんに一体どんな言葉を掛ければいいのか。 言いたい事も想いも纏らない。 だけど、それでも無性に逢いたかった。
 はやる気持を押さえながら導かれユラちゃんの部屋(正確には二人の部屋らしい)の前に到着する。
 扉を開けると目に飛び込んできたのはベッドに横たわり静かに眠るユラちゃんの姿。 静かに寝息を立てる其の姿は美しく、どこか儚げでまるで御伽噺に出てくるお姫様を思い起こさせる。
 ボクは吸い寄せられるようにベッドの側に寄りった。 近づいて改めて其の顔をよく見れば、記憶にあるユラちゃんの顔より青白くやつれて見えた。 其の姿に締め付けられるように胸が痛む。
 ユラちゃんの姿を目の当たりにすると色んな気持が込み上げてくる。 逢えなかった寂しさ。 ユラちゃんに辛い思いをさせてしまった自分に対する不甲斐無さ。
 そんな想いと一緒にボクの目からは涙が溢れ、気が付けば膝をついていた。
 そしてそんなボクの対面がわにキラちゃんは回り、ユラちゃんをそっと起こす。
 目を覚ましたユラちゃんは僕の姿を確認すると、夢でも見てるかのような信じられないと言った表情をした。 そしてキラちゃんから話を聞くとボクの胸に飛び込んできた。
 言葉が出なかった。 いや、そんなものは必要なかった。 伝わってくる温もりが、鼓動が、それだけで十分だった。
 ボクらは只、お互いを抱きしめる。 そして泣いた。 逢えなかった寂しさを埋めるように。 再会できた喜びを噛締めるように。
 そして感じた。 この時僕らの心が間違い無く一つになってるのを。
 今だけじゃない。 きっとこれから先、何時までもずっと……

 そして誓う。

 もう二度と離すまいと。

 この手を……。

 この、温もりを。



 Fin

162:695 ◆tVzTTTyvm.
06/06/25 02:31:29 9QYlrRlY
コレにて終幕です

最近トリップつけて他所でも書き始めました

双恋も、次はフタコイで投下するかもしれません

163:名無しさん@ピンキー
06/06/25 03:07:20 5DQ44epQ
ktkr

164:名無しさん@ピンキー
06/06/25 22:36:44 9poYVSwV
>>160
”信じていれば願いはきっと叶う、願いは信じた者の元に舞い降りる”
か・・・・・・・・・・・・。

165:名無しさん@ピンキー
06/07/05 21:08:35 F9ATaSlJ
救うスレを

166:名無しさん@ピンキー
06/07/10 02:19:47 Kux6Sqr1



167:名無しさん@ピンキー
06/07/12 21:48:42 bY9HkTwP
ほーーーーーーーーーー

168:名無しさん@ピンキー
06/07/14 00:39:35 YBfQqi4v
誰もいない・・・・か?

169:名無しさん@ピンキー
06/07/15 01:47:07 WSSLHl7z
俺ガイル

170:名無しさん@ピンキー
06/07/16 00:17:06 DM1ePMuZ
やっぱりいない・・・。

171:695 ◆tVzTTTyvm.
06/07/16 11:48:02 KhVbHWXh
 春、草木が芽吹き新たな一年の始まりを告げる季節
 ボクがユラちゃんと出逢ってから丁度一年。 だがあの頃と決定的に違う事が一つ。 それはボクとユラちゃんの間柄が単なる親友やクラスメイトではなく付き合ってる恋人同士だと言う事。
 一時は友達同士ですらいられないと覚悟した時もあった。 でも今はこうして晴れてお互い恋人同士になれてボクの心は幸せで満ち溢れてた。 しかも嬉しい事に今年度も同じクラスになれたのだ。

 そして教室で待ってるとユラちゃんが入ってきた。
「おはよう ユラちゃん」
 ボクはユラちゃんに向かって挨拶を送る。
「おはようございます」
 そしてユラちゃんも笑顔で挨拶を返してくれた。 だが心なしか其の笑顔に陰りが見える。 いや、陰りと言うより何か遠慮して気持を押さえようとしてるような……。
 次の瞬間その理由が解かったような気がした。 一緒に入ってきたユラちゃんの双子の姉のキラちゃんがあからさまに不機嫌なオーラを放っていた。

「ユラちゃん、キラちゃんどうかしたの?」
 ボクはユラちゃんにそっと耳打ちして尋ねる。
「うん、ホラ、キラちゃんのカレ今年別のクラスになっちゃったでしょ。 それで……」
 なるほど。 そう言うことか、とボクは事情を理解した。 其の次の瞬間背後に気配を感じ、振り返るとそこにはキラちゃんがいた。
「キ、キラちゃんん?!」
 驚きのあまりボクは椅子からずり落ちそうになった。
「なによ失礼ね。 そんなに驚かなくったって良いじゃない」
 そう言ってキラちゃんは膨れてみせる。 そうは言ってもボクは、以前キラちゃんとの間にあったあることのお陰で正直苦手だった。
「ふふっ、相変らず仲がいいのね。 あ、私のことは変に気遣わなくったっていいからね」
 そう言ってキラちゃんはユラちゃんに向かって微笑みかけた。 二人は双子の姉妹だけあってとっても仲良しだから。
 だが、僕に送られた視線には程々に自重しときなさいよ、と言わんばかりのものだった。 正直言って肝が冷えた。

「ゴメンね」
 そんなボクに向かってユラちゃんは気遣い語りかけてくれる。
「ううん。 全然気にしてないから」
 ボクはそう言って笑顔で答えて見せた。
 確かにキラちゃんの事は気の毒とは思うが、まぁそれにしたって同じ学校で校舎なんだから、ねぇ。
 だが事態はボクの知らない所でややこしい方向に動きだそうとしていた。

172:695 ◆tVzTTTyvm.
06/07/16 11:49:30 KhVbHWXh



  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇  



 同時刻、キラの彼氏こと緋守 双司(ひかみ そうし)のクラス。
 双司が席に付いて待ってると先生が入ってくる。 そして転入生が来る事を告げられた。
 丁度一年前のキラたちと出会った時を思い出すな、なんて事を考えてると、先生に促され入ってきたのは二人の少女達―もとい一組の双子の少女達であった。
 双司はますます一年前にソックリだな、と思った次の瞬間記憶の底から埋もれてた記憶が蘇る。
「薫子ちゃんと菫子ちゃん!?」
「えっ? って、もしかして緋守 双司クン?!」
「やだ! 本当にダーリンなの?!」
 3人はほぼ同時に声を発した。 
「そっかー。ココってむかしダーリンが引っ越した町だったんだ」
「そうだよ。 そして今またココに君たちが引っ越してくるなんて凄い偶然だね」
「違うよー。偶然なんかじゃないよ」
「そうそう。 こういうのは運命、って言うんだよ」
「やっぱり私達は運命の赤い糸で結ばれてるんだよ」
 3人は互いに再会できた喜び沸き語り合ってると先生の注意する声が聞こえた。
「あ、いっけなーい」
「先ずは転入の挨拶しなきゃだね。じゃ、またあとでね」

 予期せぬ懐かしい幼馴染との再会に双司の胸中は驚きと喜びで満ち溢れていた。 おまけに幼い頃から可愛かった二人が成長して更に綺麗になってたのだから。
 さらに先生は三人が気心の知れた仲だと知ると気遣って席も隣同士にしてくれた。
 休み時間になると3人は待ちかねたように話し出した。 会えなかった時間の空白を埋めるようにお喋りに夢中になった。
 だが話の最中双司は背後に強烈な視線と気配を感じる。 振り向くとドアのところに視線の主は、桜月キラは立っていた。
 キラと視線が合った瞬間双司の顔から一気に血の気が引く。
 双司は薫子と菫子に断わりを入れてキラの元へ駆けていった。 そして二人は廊下に出た。

「や、やぁキラちゃん……」
「ゴキゲンヨウ双司クン」
 双司がぎこちない笑顔で語りかけるとキラもにっこりと微笑んだ。 だが其の声は刺刺しく、目は全く笑ってはいなかった。
「随分と仲良さげに話していたけれど、あの娘達だぁれ?」
「え、えっとその、幼馴染なんだ。 懐かしくって昔話に花を咲かしていたんだ。 ハハ……」
「あらそう、幼馴染。 でも私幼馴染って居ないからどういうのか良く解からないわ」
「え、えっとその。 兄弟や姉妹みたいなものだよ」
「ふーん? きょうだい、ね」
「そ、そうなんだ」
「でも私異性のきょうだいって居ないから解からないわぁ」
 一言言葉を交わすたびに周囲の気温が一度、また一度と下がっていってるような寒々しさを双司は感じていた。
 そんな背筋が凍りつく思いを抱きながらも切り出す。
「で、でね。 一つお願いがあるんだけど、僕達が付き合ってるって言うの二人には暫らく内緒にしておいてくれない……?」
 双司の其の言葉を聞いた瞬間キラのこめかみが引きつった。
「え、えっとね。 ボクに付き合ってるヒトがいるって知ったらあの二人きっと必要以上に気遣って僕と距離を置こうとしちゃうと思うんだ、きっと」
 また気温が下がったような錯覚を覚える。 最早体感温度は氷点下に達していたのだろう。
「も、勿論折りを見てちゃんと話すよ?! で、でももう暫らくは幼馴染として昔話とかに興じたいんだ。 だ、だから……」
 懇願するように双司が続けてると、キラは一つ溜息をついて微笑んだ。
「解かったわよ」
 あんまりにも必死に懇願する双司が哀れに思ったのだろうか。 キラの顔から険が取れた。
 その笑顔に双司は安堵の息を洩らす。
「あ、ありがとう。 キラちゃんならわかってくれると思ったよ。 え、えっとそれでの今日の放課後なんだけど……あの二人と一緒に帰るって約束しちゃったんだ。 だ、だからその……」
「解かったわよ。 もう、そんな遠慮がちに顔色伺わなくってもいいから。 じゃぁ私そろそろ行くわね」


173:695 ◆tVzTTTyvm.
06/07/16 11:52:55 KhVbHWXh
ユラメク想イの続編的なお話ですがメインはキラと一条になります
不定期ながらも続けてけたらと思います

フタコイ書こうかと思ってたけど結局双恋です

174:名無しさん@ピンキー
06/07/16 13:07:48 acBDumct
ktkr

175:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:28:40 hlCBxd1y
どうも、お久し振りです。3-35です。保管庫の方で
私の作品が3-122として別の作者の作品として掲載されていましたが
あれは私、3-35が書いた物です。修正が出来るならお願いします。
また、1つネタが浮かんだので投下します。「3人で初めて」編です。どうぞ。

外は大雨が降り注いでいたが、優のベッドは暖かである。
この日は沙羅と双樹が泊まりに来ており、2人は優を真ん中に置き、
優を抱き枕代わりにして幸せそうに眠っている。
優も、もうすぐ眠りに落ちる状態である。
(そう言えば……あの時もこんな雨の日だったな……)
夢と現実の間で夢の世界に旅立つ直前。
優は少し前の2人との出来事を思い起こしていた。
季節は梅雨の真っ只中、この日、台風が近付いていたと言う事もあり、
学校が終わる頃には土砂降りになっていた。沙羅も双樹も傘はあるのだが、
来る時以上の激しい降りに不安は隠せない。
「家まで持つかな……」
「心配するな双樹。私が守るからな」
不安がる双樹を沙羅は励まし、2人は慎重に帰り道へと向かった。
雨だけなら耐えられるが風も出始め、2人を苦しめた。
特に双樹は沙羅に比べると体が弱い所がある為、
その事が沙羅に取っては気掛かりである。
「大丈夫、双樹?」
「うん……何とか……」
双樹のか細い声を聞き、沙羅は限界が近いと察し、
双樹の手を取り自分の傘で双樹を覆い、家へと急いだ。
「ダメだよ! 沙羅ちゃんが濡れる!」
「私の事は良いから、このまま一気に突っ切るぞ双樹!」
「ダメだよ。無理したら」
自分達以外の誰かの声に気付き2人は辺りを見回した。
見ると後方には優が居て、2人の元へ行くと沙羅を傘で覆い、
2人の家とは違う方向へ2人を誘導した。
「ここからだと僕の家の方が近いから。そこで雨脚が弱まるまで休もう」
「あ、うん……」
「分かったよ」
双樹も沙羅も優の意見に従い3人は優の家へと向かった。
優の家に到着し、3人は安堵の表情を浮かべた。
優のお陰で2人は殆ど濡れておらず、優も沙羅と双樹の気遣いの為か、
思ったよりは濡れないで済んだ。
「すぐ、お風呂沸かすから待っていて」

176:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:31:09 hlCBxd1y
優は家に上がり、風呂場へ向かおうとするが、双樹に袖を掴まれ引き止められる。
「双樹ちゃん、何?」
「優ちゃんは優しいし、強いよね」
「何を突然?」
いきなり言われた誉め言葉に優は困惑をした。だが邪険に扱う事も出来ず、
そのまま双樹の話を聞く事にする。
「優ちゃん、子供の頃からそうだったよね、
双樹達が困っていると何時も1番に助けてくれて、
今日だって学校近くないのに、速攻で来てくれたし」
「そんな事は……」
「嘘吐いてもすぐ分かるよ、ズボン見て」
双樹の言う通り、ズボンに目をやると下の部分には泥が多々付いており、
走って向かったと言う事が理解出来た。
「だから優ちゃん好き。私達の恋人だって事、本当に誇りに思うよ」
「そんな僕何て何時も苛められて沙羅ちゃんに助けられてばかりだし……」
「それは昔の話だろ。今の優は暴力に負けない強さを持っているし、
あの時だって私は出来る事をやっただけだ。気にする事何て何も無い」
2人に暖かな言葉を言われ、優は思わず頬を赤らめる。
だが、すぐに本来の目的を思い出し、少し強い力で家に上がろうとする。
「それは分かったから。早くお風呂入らないと風邪引くよ」
「それよりも優ちゃんが暖めて」
「え?」
双樹の発言に2人は驚き、目を丸くした。
2人共、少しの間、
呆然としていたが双樹が家に上がると同時に双樹は行動を起こす。
呆然としている優の手を取り、優の部屋へと向かった。
「オイ! 双樹!」
「双樹ちゃん、そんな……」
「良いでしょ。したくなったの。
それに初めての時から優ちゃん1度もしてくれないし」
双樹に手を引かれながら、
沙羅も優も何とかして双樹を止め様としたが双樹に止まるつもりは全く感じられず、
そのまま双樹に押し切られた。
「本当にするの?」
その後、双樹の手でトランクス1枚のみにされベッドの上で優は最後の確認を
双樹に取った。双樹の方も下着のみの状態になって優を誘惑していた。
沙羅はどうして良いか分からず、その場に立ち尽くし困惑している。
「そう、するの。優ちゃん。双樹に風邪引かせる気?」
「それは無いよ!」
「だったらして。双樹の事、愛して」
「あ、う、うん」

177:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:32:57 hlCBxd1y
優の確認を取ると同時に双樹は微笑み、ブラジャーに手を掛け、
止め具を外し下へ落とした。
久し振りに見る双樹の膨らみに優の物は素直な反応を示し、
それはトランクス越しからでも分かった。双樹は続いてショーツを下ろし、
生まれたままの姿になると、優のトランクスにも手を掛け下ろし、
自分と同じ状態にした。現れた男を証明する物に双樹は喜び、
沙羅は目を丸くして魅入った。
「元気だね」
「う、うん」
「ねぇキスして」
双樹は目を軽く閉じ、優にキスを求めた。
それに応えるべく優は唇を双樹の唇に合わせ、そのまま舌を挿入して行く、
舌が双樹の口内に入って行くと双樹は待ち望んでいた様に優の舌を受け入れ、
自身の舌を激しく絡ませて行く。互いの唾液を交換して行き、
十分に混ざり合った所で名残惜しそうに唇を離す。
「沙羅ちゃんも一緒にしよう」
「え?」
突然、双樹に振られ沙羅は困惑した。
マゴマゴとしながら返答出来ずにいる沙羅を見て双樹は軽く頬を膨らませ、
再び優と向き合った。
「そう。沙羅ちゃんは優ちゃんとしたくないのね」
「そんな事は……」
「いいもん。優ちゃんは双樹が1人占めするから」
「ダメだよ! 双樹ちゃん!」
優は双樹に対して軽く怒声が篭った声で注意したが、双樹の方は1歩も引かない。
「だって沙羅ちゃん。する気無いんだもん。仕方ないでしょ」
「沙羅ちゃん。双樹ちゃんの言う事、気にしないで良いから……沙羅ちゃん!」
沙羅の事を気遣い、優は沙羅の方を向いた瞬間、
沙羅は下着のみの状態になっており、振り向いた瞬間、ブラジャーが外れ、
双樹と左程、変化は無い、だが沙羅だけの膨らみが露となった。
「私だって……優の事好きだもん。双樹に負けない位……好き何だから!」
沙羅はショーツにも手を掛け下ろし、
2人の間に割り込む様にベッドへと入って行った。
「優! 私にもキス!」
双樹とは対称的に沙羅は顔を真っ赤にさせ唇を突き出しキスを求める。
言われるがまま優は唇を沙羅の唇に合わせ舌を入れて行った。
双樹とは違い、久方振りに受け入れる優の舌に沙羅は軽く怯えており、
中々、行動を起こさずにいた。
無抵抗なのを良い事に優は沙羅の口内を縦横無尽に駆け巡り、
口の中を隅々、舐め回され、離れる頃には沙羅は恍惚の表情を浮かべていた。
「こうして3人でするのは初めてだよね」
「そうだね……」
「優は私達の2人の恋人だからな。こう言う事もこなしてもらわないとな」
「うん」
「じゃあ、私達を一杯愛して」

178:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:34:50 hlCBxd1y
頬を染め、
これから愛する人と肌を重ね合わせる喜びに双樹も沙羅も酔い痴れている。
優も覚悟を決め、2人の中に飛び込んで行った。
「はむぅ……ん……」
「もう! 沙羅ちゃん加え込むの禁止!」
「あ、ゴメン……」
初めに優は仰向けにされ、2人の口での愛撫を受けさせられている。
2人同時に愛したい事から加え込まれるのを禁止である為、
舌のみのむず痒い感覚に優は心地良い苦しみを感じていた。
「優ちゃんもして……」
「そうだ。私達の事、好きな様にしていいの優だけだから……」
舌で愛撫しながら懇願する2人に優は行動を起こした。
空いている手は夫々の胸へと伸びて行き、2人の胸を揉み比べる。
「んはぁ……優……」
「いふぃ……優ちゃんのエッチ……」
沙羅も双樹も優の愛撫に快楽を示した。揉み比べて分かったが、
似た様な感触ではあっても2人の胸は夫々、微妙に違った柔らかさを持っていた。
胸を揉んだ事で優のボルテージは一気に上昇し、舌の刺激も加わり、
発射寸前となる。
「もう、僕……出る!」
優の言葉と同時に優は勢い良く射精する。
放出された精液は二人の顔に掛かって行き、
その様子は酷く官能的な情景に優の目には写った。
「あ……ご、ゴメン!」
だが、すぐに理性を取り戻し、近くのティッシュを取り、2人に差し出した。
2人は渡されたティッシュで顔を拭い、拭い終えると再び優に詰め寄った。
「分かっているよね優?」
「一杯かわいがってね」
2人は寝転び優の愛撫を待った。初めに優は沙羅の上に乗り、
軽くキスをして顔を下へと持って行き、胸へ舌を這わせて行く。
「嫌……そんなの……」
言葉とは裏腹に沙羅の体は快楽を示しており、
それを見た優は嬉しい気持ちで一杯になり、手で胸を愛撫しつつ、
更に下へと顔を移動させて行き、湿り気を帯びている恥部へ舌を這わせて行った。
「いぅ……優の舌気持ち良い!」
体に伝わる胸以上の快楽に沙羅は率直な感想を述べた。
優は沙羅に感じてもらう為、舌で何度も何度も貫いて行き、沙羅に快楽を与えた。
舌が沙羅の恥部を通る度に優を誘惑する蜜は多く流れ出て、
限界を迎え様としている。
「もうダメ……私……ひぃぁぁぁ!」
沙羅は絶頂に達し、恥部から多くの蜜を噴射した。
初めて見る光景に優は喜びと驚きを感じていたが、
すぐに放置されている双樹に気が向き、双樹の方を向き、愛そうとする。
双樹を見ると軽く頬を膨らませて怒っており、優は手を合わせながら謝った。

179:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:36:52 hlCBxd1y
「ゴメンね待たせて」
「本当にそう。寂しかったのだから」
「うん、ゴメンね」
「じゃあして」
双樹に言われるがまま、優は沙羅と同じ様にキスをして、
離し顔を胸へと持って行き、胸に舌を這わせて行く。
「ふぃぅ……良いけど、もう出来るでしょ」
そう言い双樹が指差したのは優の物であり、優の物は再び男を証明しており、
行為が出来る状態となっている。
「でも……良いの?」
「良い。沙羅ちゃんの見ていたら双樹、濡れて……早く静めて……」
優は太腿で試しに双樹の恥部に降れると、
そこは洪水状態であり双樹の言葉が言った以上に重い物だと言う事が分かった。
「じゃあ付けるから待って……」
そう言い優は一旦、ベッドから離れ、財布を取り出し中から避妊具を取り出し、
装着して再び双樹の上に乗る。
「優ちゃん、優しいね。そう言う所に双樹も沙羅ちゃんも惹かれたの」
「これは当然のマナーだよ」
「うん。でも今日は双樹、上になりたい」
「え?」
双樹の言葉に優は素っ頓狂な声を上げたが双樹は気にする事無く、
逆に優を押し倒し、物を持って自分の恥部へと宛がい、
そのままゆっくりと中へ入れて行く。
「ふぅ……優ちゃんの……入ってく……」
「ああ……双樹ちゃん」
ゆっくりと全てを受け入れた所で双樹は自ら腰を動かし、
自身と優に快楽を与えて行った。
「はあぁ……優ちゃんの気持ち良いよ……」
「双樹ちゃん……」
双樹はすんなりと優を受け入れ、心地良い刺激を互いに与えて行った。
目の前で自分の物を受け入れる双樹の官能的な姿に出したばかりにも関わらず、
優の物は限界を迎え様としており、むず痒い感覚が物全体を襲い始める。
「双樹ちゃん……ゴメン、もう……」
「良いよ出しても! 双樹もイクから! んはぁ!」
優が双樹の中で爆発した少し、後に双樹も沙羅と同じ様に噴射をし絶頂を迎えた。
荒い息遣いで2人は少しの間、
繋がったままで居たが双樹の意識が遠い所へ行くのと同時に放っておかれた
沙羅の方へと体を動かす。沙羅の方は未だに遠い目をしており、
優は硬度を保ったままのそれを自身の手で最高潮の状態にし、避妊具を付け直し、
臀部を突き出している沙羅をそのまま貫く。
「ひゃぁ! らめ! そんなの嫌だ!」
明らかに沙羅が行為を受け入れ様としない行動を起こしていたので、
途中で止め、話を聞く事にする。
「な、何? 気持ち良くないの?」
「違う……気持ち良いよ。けど……」
「けど何?」
「正常位が良い、この間もこれだったから、今度は優の顔見てイキたい……
良いでしょ?」
「え、あ、うん……」

180:名無しさん@ピンキー
06/07/17 23:39:13 hlCBxd1y
沙羅が見せる大人びた官能的な表情に優はドギマギとしながら、
一旦、物を沙羅から引き抜き、沙羅の体制を変えると、
少しづつゆっくりと沙羅の中に自身を挿入して行った。
「そう……ゆっくり入って……この瞬間が1番好き……」
少しづつ自分の中に優が入っていく瞬間を沙羅は楽しんでいた。
少しづつ受け入れて行き、完全に優を受け入れると優はゆっくりと動かして行った。
「あぁ……良いよ優……」
「沙羅ちゃん……」
「ねぇ? 私、気持ち良い?」
「うん、凄く良い」
「本当? 嬉しい私も気持ち良いよ……だからもっと強く動いて……」
「うん」
「ひゃぁ! 良いよ……」
沙羅が言う様に腰を強く打ち付けると、
沙羅の口からは甘い吐息が何度も何度も漏れ、その声にも優は興奮し、
この時点で沙羅への気遣いは殆ど無くなり、
自身の快楽のみを求め強く腰を打ち付ける。
「はぁぅ! そんなの……」
「嫌なの?」
「嫌だよ! けど嫌じゃない! だからお願い!」
「うん! もう僕も限界だから!」
「出して! お願い!」
「沙羅ちゃん!」
避妊具越しでも優の熱は十分、沙羅に伝わった。
優は計3回の放出で呆けた状態でいたが、沙羅が唇を尖らせているのを見て、
慌てて要求を満たす。優の唇が触れると沙羅は貪欲に舌を挿入して行き、
自分と優に至福の一時を与える。優は物と舌を沙羅から離し、
避妊具をゴミ箱に捨てると沙羅と双樹を抱き抱えた。
「2人共、大好きだよ」
「優……」
「優ちゃん……」
「私も……」
「双樹も……」
「大好き……」
2人分の『大好き』を聞いた所で良い気分で優は目覚めた。
外は未だに強く雨が降っている。何処か寝惚けた状態ではあったが、
自分の状態を冷静に見極め、驚愕した。
「何やっているの? 2人共?」
優は完全に目覚めて自分が裸だと言う事に気付いた。
下腹部に目をやると沙羅と双樹も裸で朝立ちをしている自分の物を舌で愛撫していた。
「ん……優ちゃん。おはよう……」
「あ、おはよう双樹ちゃん……って違うよ! 何やっているの2人共?」
「優の辛そうだったから……」
「沙羅ちゃん、これは生理現象だよ」
「良いでしょ、今日休みだし」
「それに昨日の天気予報だと今日1日ずっとこんな天気だし。だから……」
「今日は一杯愛し合おうね」
2人同時に誘惑され、物の疼きも手伝い、
ここで完全に優の理性は消えて無くなる。
「沙羅ちゃん! 双樹ちゃん!」
2人同時に押し倒され、2人は幸せそうな表情を浮かべ、
3人は快楽に溺れて行った。
2人はすっかり2人同時に責める事に慣れた優の技術に翻弄され、愛されて行った。

以上です。長文失礼しました。

181:名無しさん@ピンキー
06/07/19 17:47:26 mN9Q0uY0
ktkr

182:名無しさん@ピンキー
06/07/23 12:42:40 hKrx6Y8T
wktk

183:695 ◆tVzTTTyvm.
06/07/23 14:37:06 2oogDSUJ
  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  


 休み時間、ボクがいつものようにユラちゃんとお喋りに興じていると、戸が開きキラちゃんが帰ってきた。
「あ、キラちゃんお帰りなさ……」
 だが明らかにいつもと違う雰囲気を放っているキラちゃんにユラちゃんは口をつぐんでしまった。
 今朝も不機嫌だったが、いまのキラちゃんはそれに輪をかけたものだった。 そしてそんなキラちゃんはそんな気持を覆い隠すかのように微笑んだ。 そのあからさまに不自然な笑顔にボクは思わず腰が抜けそうになり、ユラちゃんも其の違和感に戸惑いの色を隠せなかった。
「えっ、と確かキラちゃんはアイツの所に行ってきたんだよね……?」
「うん。 彼のクラスに遊びに行ってたはず……」
 で、帰って来たらあからさまに不機嫌で……??
 そうこうしてると授業開始のチャイムが鳴った。
「とりあえず授業が終わったらボク様子見に行ってみるよ」

 そして休み時間あボクはあいつの教室へ向かいそっと戸を開け中の様子をうかがう。
 そして探す。 居た、けど問題は話してる相手だ。
 知らない相手、しかも双子の女の子。
 それは髪形を除けば瓜二つな双子の女の子達。 キラちゃんという彼女がいながら他の女のコと仲良くお喋りしてる事に突っ込むべきか、あるいはよくよく双子の女の子と縁があるヤツだなァと突っ込むべきか、そんな事が頭をよぎる。
 そして一言声をかけ少し尋ねてみようかと思ったその時背後に視線を感じる。 振り返れば視線の主はキラちゃんだった。
 キラちゃんはにっこり微笑み視線で僕に来るように促す。 相変らず傍目には優しげな笑顔だが無言の圧力を持ってる。 こういうところもユラちゃんとは違うんだよなと思いながらすごすごと従う。

「こんな所に何の御用かしら?」
 廊下に出たボクはキラちゃんから問い詰められてるような形になる。
「えっと、その……」
 相変らず静かな圧力を放っているキラちゃんの問いに思わず口ごもる。 だが別に悪い事してるわけじゃないんだから、と思い切って口を開く。
「さ、さっきからキラちゃんが不機嫌そうにしてるからチョット気になっちゃっ……」
「貴方には関係ないでしょ」
 ボクが言い終わるよりも早くキラちゃんはスパッと切り捨てるように鋭く言葉を放った。 そしてボクは其の言葉に少しムっとした。
「そりゃ確かにそうかも知れないけどさ、そのせいでユラちゃんも困惑してるんだ。 ユラちゃんの姉である貴方に何かあるとユラちゃんにだって影響与える以上は無関係とは言えないと思いますが?」
 ボクがそう言うとキラちゃんは一瞬驚いたように眼をパチクリさせ、そして微笑んだ。 だが其の微笑には少し影や憂いが含まれた寂しげなものに見えた。
「? 何かおかしかったですか?」
「いえ、何でも。 ただ、チョット羨ましいな……って」
「羨ましい?」
「いえ、何でも有りません。 心配してくださったのに失礼な物言いしてしまって申し訳ありませんでした」
 そう言ってキラちゃんは微笑んで頭を下げた。
「い、いやそんなボクの方こそ……」
 其の丁寧な対応にボクが戸惑っているとキラちゃんは口を開く。
「コレは私自身の問題ですから心配はご無用です。 私からも言っておきますが貴方からもユラちゃんに伝えて置いてください」
「そ、そうですか? 分かりました。 貴方がそう言うのなら……」


 少し釈然としないまま、ボクは自分の教室へと戻った。 教室に戻ったボクと視線が合ったユラちゃんが駆け寄ってくる。
「ねぇ、何か解かった?」
「いや、ゴメン……」
 実際には多少は察しがつくが、だがキラちゃんから直に釘を刺れてしまってるからなぁ……。
「そう……」
 ボクが答えるとユラちゃんは寂しそうに声を洩らす。
「大丈夫だよ。 キラちゃんがシッカリしてて、多少の困難があっても跳ね返す気丈なコだってことは妹であるユラちゃんが誰より知ってるはずだろ?」
「ええ、それは勿論……」
「だからさ大丈夫だよ。 信じようよ」
「分かったわ。 貴方がそう言うのなら。 でも……」
「うん、分かってる。 若しどうしてもって時には、そのときはボクも出来る限り力になるよ。 キラちゃんはユラちゃんの大事なお姉さんなんだ。 それはボクにとっても姉―この場合義姉かな?みたいなものなんだからさ」

To be continued.....

184:名無しさん@ピンキー
06/07/24 02:14:07 Gft0ZR9l
ktkr wktk

185:名無しさん@ピンキー
06/07/31 02:03:11 9rjvirD+
hosyu

186:名無しさん@ピンキー
06/08/05 01:46:44 avLoz5qD
hosyu

187:名無しさん@ピンキー
06/08/11 17:21:05 g0RSWEyg
WKTK保守

188:名無しさん@ピンキー
06/08/13 17:10:16 j872XEjH
「あの子のにおいがする・・・」


189:名無しさん@ピンキー
06/08/21 09:06:40 +teQ860H


190:名無しさん@ピンキー
06/08/29 18:45:57 SGtYwCoB
双恋っていいよね

191:名無しさん@ピンキー
06/09/06 00:32:56 m73tRZSM
保守

192:名無しさん@ピンキー
06/09/13 23:56:47 VCY23Yzo
保守

193:名無しさん@ピンキー
06/09/20 16:16:16 TlJGd8Ur
続きはでないの?

194:名無しさん@ピンキー
06/09/20 19:14:33 TlJGd8Ur
誰か続き

195:名無しさん@ピンキー
06/09/20 19:42:25 Jx59kJSw
主語がありません

196:名無しさん@ピンキー
06/09/28 22:32:56 rlo6GSsC
>>180
なんで創作のH小説にまで避妊具を使うの?
普通にキモイんですけど

197:名無しさん@ピンキー
06/10/03 16:08:55 uTlvFatS
双恋とか懐かしいな
名前忘れたけど、あの先生が好きだった

198:名無しさん@ピンキー
06/10/05 20:43:46 rI7XS1na
>>197
担任が愛先生
保健のが舞先生

ついでに保守

199:名無しさん@ピンキー
06/10/09 12:43:04 bWKyw6HB
ほしゅ

200:名無しさん@ピンキー
06/10/10 09:37:02 EgCt4B0x
(*б∨б*)双恋最高(*б∨б*)

201:名無しさん@ピンキー
06/10/14 03:19:57 FyCRo+r3
流行り廃れはどうしようもないか…(´・ω・)

202:695 ◆tVzTTTyvm.
06/10/14 08:32:11 YRKuUt0j
  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  


―羨ましい。 思わずキラの口から出てしまった其の言葉。
 ユラが其の彼に対し向ける想いの強さ、そして彼の返すそれにも負けないほどの強い、強い想い。
 キラとて自分の恋人―双司を想う気持の強さに掛けては誰にも負けないつもりだった。
 例え双司から返ってくる想いがそれに見合ったもので無かろうと。
 自分は見返りが欲しくて彼を愛してる訳ではないのだと。
 そう思っていた。
 だが今日の双司を見て何だかやるせない気持がこみ上げてきてしまった。

 つい思ってしまう。 ユラ達なら例え其の間にどんな人が現れようと決して揺らがないのだろうと。
 決して其の間に何者も割り込ませたりしないだろうと。
「いけない、いけない。 そんなヒトと比べるのなんて間違ってるわね。 うん、こんな時こそ……信じなくちゃ」

 だがそれから数日間はキラにとってはあまりにもやるせないものだった。
 あれ以来双司と学校で会う機会、話す機会がめっきり減った為。
 いつも転校生の双子―薫子と菫子と一緒であったからだ。
 暫らくはキラは口を挟まなかった。 だがいい加減焦れてきた。



「双司クン」
 ある日の休み時間廊下で双司は自分を呼ぶ声に振り返る。
 確かめずとも分かるぐらい耳に馴染んだ声―キラだった。
「や、やぁキラちゃん」
 微笑んで応えるが表情がややぎこちない。
「ねぇ久しぶりにお昼一緒に食べましょ」
 にっこりと微笑みを浮かべての誘い。
 普通の男子であれば一も二も無く応じる所なのであるが双司は答えを言いあぐねてる。
 そしてややあって双司は重そうに口を開く。
「あ、ありがとう。 でも実は既に今日は先約があって……」
 其の答えにキラの笑顔が僅かに、ほんの僅かであるが引きつる。
 先約の相手が誰だか聞かずとも分るから。

「そう、残念ね。 じゃぁ明日なら良いかしら?」
 其の言葉には有無を言わさぬ圧力を双司は感じる。
「あ、明日? あ、うん大丈夫だよ」
「そう? 良かった。 じゃ、明日は双司クンのお弁当も私が準備しとくから」
「あ、うん。 楽しみにしてるよ……」
「ありがと。 期待しててね。 じゃ、私は教室に戻るわね」
 そう言ってキラは笑顔で教室へと駆けていった。
 だがそれを見送る双司の表情はどこか重たげであった。

203:695 ◆tVzTTTyvm.
06/10/14 08:34:49 YRKuUt0j
 その日の昼休み。 双司は薫子と菫子と共に昼食をとっていた。
 ここ数日の日課とかした光景。 だが昨年度までは其の相手は薫子と菫子ではなくキラだった。
 そして明日久しぶりにキラと共に昼食をとる。
 だが其の事を双司は中々切り出せずにいた。 そして切り出せぬまま昼食時間も終わろうとしていた。
 幾ら言い出しずらいからと言って言わないわけには行かない。
 そう決心して口を開こうとした時遮るようにそれより早く薫子と菫子が口を開く。
「ねぇ、双司クン」
「お弁当美味しかった?」
 そう、薫子と菫子と共に昼食をとってるだけでなく、其のお弁当もまた彼女達の手作りであった。
「うん、とっても美味しかったよ」
「良かった。 明日も期待しててね」
「頑張って作っちゃうんだから」
「そ、其の事なんだけど……」
 双司が重たい口を開くと二人は不思議そうな顔をする。

「あ、明日はその約束しちゃったんだ。 去年のクラスメイトと一緒にご飯食べるって。
だから気持は嬉しいんだけどゴメンね……」
「え~そうなの?」
「残念~。 でも約束なら仕方ないか」
 二人の答えを聞いて双司はほっと胸をなでおろす。 だがそれも束の間であった。
「あ、じゃぁさ私達も其の席に一緒させてもらえないかな」
「あ、それ良いネ。 ダーリンの友達なら私達も会いたいし」
「え?」
 その声を聞いて双司の顔が蒼ざめる。
「楽しみだね菫子ちゃん」
「うん、私達の知らないダーリンの話一杯してもらおうね」
(ああぁぁぁ……)
 もはや双司が何を言っても耳に届かないと言った風であった。

To be continued.....


204:名無しさん@ピンキー
06/10/14 15:10:25 Y8AaNYJh
続きキター

205:名無しさん@ピンキー
06/10/21 06:10:46 sW89aLdD
GJあげ

206:名無しさん@ピンキー
06/10/21 19:47:09 mdCqxB4O
あげ

207:名無しさん@ピンキー
06/10/22 23:55:01 T0hh3T08
続きwktk

208:名無しさん@ピンキー
06/10/28 23:00:34 OljGqC2n
保守

209:名無しさん@ピンキー
06/11/05 01:14:34 eHc7yXUt
ほす

210:名無しさん@ピンキー
06/11/08 11:42:48 MqpiJtKV
ほしゅ

211:名無しさん@ピンキー
06/11/16 23:42:30 z286vcVX
保守


212:名無しさん@ピンキー
06/11/17 17:45:24 MycgkrDj


213:名無しさん@ピンキー
06/11/21 16:35:11 niMKxIQp
保守

214:名無しさん@ピンキー
06/12/04 01:25:21 snQJcadq
ほす

215:名無しさん@ピンキー
06/12/05 18:28:25 nGjuVy8t
保守

216:名無しさん@ピンキー
06/12/11 06:21:37 J44DxV8B
ほす

217:名無しさん@ピンキー
06/12/20 23:11:23 9MG+uFH2
保守

218:名無しさん@ピンキー
06/12/26 18:41:49 if0Xy5K/
保守

219:名無しさん@ピンキー
06/12/30 21:47:05 oM2f8SqY
保守

220:名無しさん@ピンキー
07/01/02 20:58:27 kN7Wi61N
あけおめ保守

221:名無しさん@ピンキー
07/01/05 08:49:24 9kIhVCYR
白鐘姉妹の夏服の制服ではいてるのは黒タイツなの?オーバーニーソックスなの?

222:名無しさん@ピンキー
07/01/09 00:56:47 PZ/3uE4L
(´・ω・`)知らんがな

223:名無しさん@ピンキー
07/01/09 22:17:43 eczmP1ZB
どっちでもええがな

224:名無しさん@ピンキー
07/01/16 20:12:28 EYn42uWQ
ぜんぜん違うと思う
なぜならニーソなら穿かせたままヤれるから

225:名無しさん@ピンキー
07/01/16 22:18:37 Vh2xKAPD
結論としては年中黒ストです

226:名無しさん@ピンキー
07/01/19 01:27:03 wPXcm062
そこは筆者の意思で決めればいいと思うんだ
ここは違う!とか言い出すような無粋なヤツはほうっておいてw
ところで>>221>>224?だとしたら作品書いてるのかなwktk


227:名無しさん@ピンキー
07/01/19 21:21:20 3d0r7JT5
触手スレに双恋のSSが昔あったな

228:名無しさん@ピンキー
07/01/25 19:13:44 khmmhSqF
保守?

229:名無しさん@ピンキー
07/01/28 11:35:13 XHxAAsf4
保守

230:名無しさん@ピンキー
07/01/28 13:54:34 ixZ3P2bJ
停滞中だな

231:名無しさん@ピンキー
07/01/28 16:12:54 M2brOaBy
職人いるのか?

232:名無しさん@ピンキー
07/01/31 01:17:45 usD0JXe1
いないな

233:名無しさん@ピンキー
07/02/02 22:03:30 j1ixeGH7
保守

234:名無しさん@ピンキー
07/02/05 13:37:47 0qk8H3/7
保守

235:名無しさん@ピンキー
07/02/09 14:46:12 yf4vX1cC
 

236:名無しさん@ピンキー
07/02/14 00:22:01 xNF4TG2/
保守

237:名無しさん@ピンキー
07/02/18 17:36:49 TuZmzGMM
保守

238:名無しさん@ピンキー
07/02/21 01:09:32 u4fIlczS
保守

239:ほしゅりん
07/02/28 02:25:21 qX4FrvDc
保守

240:名無しさん@ピンキー
07/02/28 23:09:38 rKzcak23
age

241:名無しさん@ピンキー
07/03/02 23:47:55 Cn8/t5yU
保守

242:名無しさん@ピンキー
07/03/03 22:42:21 qii8IoWS
フタコイブーム再来のチャンスだよ。

スレリンク(gal板)l50

このスレに

【フタコイオルタナティブ】

と書くだけで、フタコイに新規ファン獲得のチャンスがあるよ。
今日の日付変更線を越えると意味が無いのでお早めにどうぞ。

243:名無しさん@ピンキー
07/03/03 23:12:37 qii8IoWS
プリーズ、頼みます。
ブーム再来のチャンスですのでお願いします!

>>242のスレに

【フタコイオルタナティブ】

これをコピペするだけです。お願いします。

244:名無しさん@ピンキー
07/03/03 23:46:16 UlAdrTjP
めんど

245:名無しさん@ピンキー
07/03/08 13:49:28 amnqOZL/
最近職人来ないな~。保守

246:695 ◆tVzTTTyvm.
07/03/09 20:18:14 PFZfjNjo
他所で投稿したやつココに投下してもいい?
「涙の色」(補完庫に収録された白鐘&一条の話)のビフォアストーリーがあるのだが

247:名無しさん@ピンキー
07/03/10 00:18:33 r045A0e2
読んでみたい

248:名無しさん@ピンキー
07/03/12 11:55:38 MKzkftic
>>246
ぜひ投下頼みます!

249:695 ◆tVzTTTyvm.
07/03/14 23:08:29 1/BcZ9e+
では投下させて頂きます
前述の通りビフォアストーリー
ですからこの話の終りがそのまま補完庫の『涙の色』に繋がるわけです

先ずはプロローグから

250:涙の色 プロローグ ◆tVzTTTyvm.
07/03/14 23:10:20 1/BcZ9e+
「夢……か」
 少年はそう呟いて目を覚ました。
 枕が涙で濡れてる。 懐かしくて…そして悲しい夢。
「一体何年ぶりだろ。 死んだ母さんの夢を見るなんて。
それもこの町に戻ってきたせいかな……」
 少年は窓を開け外を眺めた。

 少年の名は蔵崎 陽。
 かって幼い頃この町に住んでいた。
 そして今再び、今年の春にこの町に戻ってきたのである。

 そして数日が流れた。

 新しい学校ではかっての自分を知るものとは会えず、だが新しい友達も出来新しい生活に馴染み始めていた。
 友達だけでない。 町もすっかり幼い頃とは様相を変えていた。
 幼い頃あった駄菓子屋や雑貨屋はつぶれてしまったりコンビニに変わってしまっていた。
 よく遊んだ公園も安全基準の変更や老朽化などにより、遊具は全く別のものに置きかわってた。
 幼い頃登って遊んだ樹も無くなっていた。
 町自体も都市開発で大きくなっており、かっての懐かしい面影はすっかり無くなっていた。
 かって住んだ町と言うよりまるで始めて来る町のようであった。

 そのせいか母親の夢もあの日以来見ていない。
 だがコレでいいと思った。
 懐かしさの残る町であったなら……、懐かしさと共に寂しさと悲しさも思い出してしまいそうだったから。

251:涙の色 一条side-1 ◆tVzTTTyvm.
07/03/14 23:12:58 1/BcZ9e+
 ある日の昼下がり、街中で陽はふと視線を感じた。
 視線の主を探すとそれは自分と同じぐらいの年恰好の少女達だった。
 髪形以外に違いの見受けられないほど瓜二つの双子の少女達。
(?!…… )
 彼女達の顔を見た瞬間何か頭の奥底が疼く様な感覚に襲われる。
 口を開こうとするが寸前で言葉が出てこない。

 そんな陽よりも先に少女達が口を開く。
「蔵崎……」
「陽……クン?」
 陽は黙ってコクリと頷く。
「やっぱりダーリンだー!」
「すっごい久しぶりー。私たちのこと覚えてる?!」
「……もしかして、薫子ちゃんと菫子ちゃん?!」
「そうだよー!」
「やっと思い出してくれたー?」
 二人は嬉しそうに声を上げた。

「はは……まぁ、ね。 ダーリンなんて呼んでたの君達だけだったからね……」
 何もかもが変わってしまったと想ってたこの町で、昔の面影を色濃く残していた双子との再会はとても感慨深い想い抱かせた。
 懐かしさが込み上げてくる。
「エヘヘ……まぁね」
「だって、そう呼んだほうがカッコいいもん」
 陽自身は正直ダーリンと呼ばれるのは恥かしかったのだが、だがココでそう言うのも野暮であろう。
 照れくさそうに笑って返した。

「はは……。 でも本当に久しぶりだな」
「うんうん。 ところでこの街へは何かの用事で来たの?」
「それとも、若しかして引越てきたの?」
 少女たちはどこか期待に満ちたような眼差しで見つめた。
「ああ、つい先日引っ越してきたばかりなんだ」
「「やったー!! って事はこれから毎日でも会えるんだー!!」」
 二人は手に手をとって喜んだ。

「ハハ……、学校も違うんだし毎日はどうだろう……。 それより二人共相変わらず仲良しで、昔っから変わってないんだね。 この町は随分変わっちゃったけど」
「そう? でも言われてみればそうかも」
「住んでると案外実感わかないものね」
 二人は顔を見合わせて言った。 そして何かを思いついたように続ける。
「じゃぁさ、今からこの町を案内してあげよっか?」
「あ、それいいね。どう? ダーリン」
「そうだね。折角だからお願いしようかな」
「よーし」
「それじゃあ……」
 そう言うと二人は陽の手を掴み
「「しゅっぱーつ!!」」
そして三人は駆け出した。



252:涙の色 一条side-1 ◆tVzTTTyvm.
07/03/14 23:13:59 1/BcZ9e+

 一通り町を散策した3人はカフェテリアでお茶とケーキを楽しんでいた。
「本当は昔みたいにデパートの屋上でアイスクリームが良かったんだけどね」
「あそこのデパートすっかり変わっちゃって屋上もなくなっちゃったからね」
(屋上……か。 そう言えば昔母さんに連れて行ってもらったっけ……)

「でもココのケーキもおいしいでしょ?」
「この前なんか雑誌にも紹介されてたんだよ」
 感慨に浸りかけた陽は二人の声に引き戻された。
「ああ、そうだね。 こんなおいしい店が出来てたなんてね」
 そう言ってケーキを口に運んだ後、紅茶に口をつけた。
(今は折角薫子ちゃん菫子ちゃんと一緒なんだから母さんの事考えるのはよそう……)
 そしてその後も暫らく思い出話などで花を咲かせていた。
 気付けば日もとっぷりと暮れてあたりは暗くなっていた。

「大分暗くなってきたし今日はこの辺でお開きにしようか?」
「うん、そうだね。あ、そう言えばさ」
「ダーリンの今度引っ越してきた家ってドコ?」
「えっとね、今度引っ越してきた家はね……」
 陽はかいつまんで住所を説明した。

「あらら……残念。 結構ウチとは放れてるね~」
「若しかしてまた昔みたいにお隣かもと期待したんだけどな~」
「そうだね。 もしそうだったらもっと早く再会できてたかもね。 二人の家は昔と同じ?」
「うん。 昔と一緒。」
「そうだ。 今度家においでよ」
「え……?」
 陽は戸惑った。 薫子と菫子の家。
 それはかって陽が住んでた家の隣に建っており、蔵崎家と一条家が家族ぐるみで付き合っていた為思い出もまた沢山詰まっている場所。
 そう若しかしたら、いやおそらくこの変わりきってしまった町で唯一思い出を色濃く残してる場所。
 当然亡き母の思い出も……。

「どうしたの? ダーリン」
「若しかしてイヤ……?」
 陽は二人の心配そうな声にハッとした。
「い、いや。 そんな事無いよ。 久しぶりだし懐かしいし是非今度お邪魔させてもらうよ。」
(折角のお誘い断わるのも申し訳ないよな。 それに……、何時までも母さんの事でクヨクヨしてたってしょうがない……)
「よーし! けって~い!」
「じゃあ詳しい日にち決まったらコッチから連絡するね」
「うん。 楽しみに待ってるよ。」
 そうしてその日は別れたのだった。

253:695 ◆tVzTTTyvm.
07/03/14 23:24:47 1/BcZ9e+
以上 プロローグと一条side-1投下しました
後日また投下します
次回は白鐘side-1です

254:名無しさん@ピンキー
07/03/14 23:47:54 7m5yTZCb
GJ!
主人公の過去が気になるな・・・・続きに期待!

255:名無しさん@ピンキー
07/03/18 01:48:40 W5tx6H0P
wktk


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