【角川】ウィザーズブレインエロパロ【ラノベ】at EROPARO
【角川】ウィザーズブレインエロパロ【ラノベ】 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
05/08/24 18:20:04 GMKqSipJ
>>49
錬受けはともかく、兄弟ネタはなあ…

51:名無しさん@ピンキー
05/08/24 19:51:29 su6wvvaZ
月夜に童貞奪われたりする錬なら需要もあるだろうがなぁ。

52:名無しさん@ピンキー
05/08/25 00:32:35 HZOb73Pw
錬受けだろうがディー受けだろうが私は一向に構わん

でも和姦よりレイープ好き

53:名無しさん@ピンキー
05/08/26 17:49:39 PhPGazqP
錬女体化はさすがにNGか?

54:名無しさん@ピンキー
05/08/27 00:38:31 9PKbDAxU
マサーチューセッツ軍兵士にノイズメーカー食らわされて、盲目状態で犯されるクレアというネタを考えたが
俺には文章化出来ない・・・ orz

55:名無しさん@ピンキー
05/08/27 11:07:32 Jq5Q1qKM
んーage

56:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:06:06 eOfBeFcV
ちょっと今までとは違う趣向のものを書きました。。。
エドxフィアものです。。。

57:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:07:20 eOfBeFcV
      人間になりたい


「ぼく……にんげん……」
 
 エドワード・ザインは何度目かになる呟きを、暗い自室で漏らした。
 ここ、西ヨーロッパにある山岳地帯の研究施設後では、世界樹の育成プログラムの研究が行われていた。
 フィアと錬、そしてメイと一緒に暮らすうちに、自分の中に過去に感じたことの無い思考が生まれつつあった。
 エドは以前人形という単語について調べたことがある。
 あれ以来覗こうとしなかった検索ディスプレイ。
 しかし今日になってまた、無意識のうちにその意味を調べようとしていた。
 
「ぼく……にんげん……」
 
 青く明滅するディスプレイを見やりながらタッチパネルを操作する。
 人形―人でないもの。
 数々の単語や画像の情報が表示される。
 そのほとんどは以前エドが調べたときに見たものだった。
 
「……あっ……」
 
 エドは小さく声を上げた。
 いつの間にか飛んだ18禁サイト。
 ポップアップで起動するウィルスプログラムや広告を無意識に強制終了させて、その情報に注目する。
 画像は裸の女性に同じく裸の男が激しく腰を押し付けているものだった。
 性交。
 しかしその女性の方は人間ではない。

58:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:08:27 eOfBeFcV
 ダッチワイフ。人形。性交用。
 次々と単語を拾っていく。
 エドは特にその宣伝文句に注目した。
『画期的ダッチワイフ! 人間より人間らしい―。その肌の質感は特殊ポリマー123FR製、反応動作IA搭載でリアルな感度を示します! 愛液、発汗、発熱システムも完備! 寂しいあなたの夜を癒します』
 
「にんげん……にんげんより……にんげん?」
 
 無表情のままちょこんと首をかしげる。
 ほんの一瞬、I-ブレインが動作を速め、思考に集中する。
 エドはこの人形がなんのために使われるものか、なんとか理解しようとした。
 性交は男性と女性が種の繁栄のためにするものという知識はあった。
 しかし相手が人形では種は増えないではないか。
 でもこの商品は人間より人間らしいと謳っている。
 エドは、なぜ自分がこの画像から目が離せないか分らなかった。
 女性―。
 エリザも女性だった。
 フィアもメイも女性。
 自分は?
 
「ぼく……だんせい……」
 
 ダッチワイフに付随する項目を次々を調べていき、18禁のカテゴリーをものすごい勢いで読んでいく。
  
「人形、えっちしない。だれもよろこばない……」
「にんげん、えっちする。みんなよろこぶ……」
 
 エドは静かな動作で席を立つと、部屋の外へ歩いていった―。

59:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:09:26 eOfBeFcV
 ドアをノックする音に、机に向かっていたフィアは元気よく振り向いた。
 
「あっ、はい! どなたですか?」
 
 シューという音と共にドアがスライドすると、エドが静かに入ってきた。
 
「あっ、エドさん! こんばんは。どうしたんですか、眠れないんですか? それとも、おなか空いちゃいました?」
「ぼく……にんげん……えっち、する―」
「きゃっ―!」
 
 床から飛び出した無数の螺子がフィアの体を抱え上げて、ベッドに降ろす。
 エドがその上にのしかかってきたとき、フィアはとっさに天使の翼を使って群がる螺子をなんとかしようとした。
 しかし―。
 
「えっ……」
 
 フィアのうなじに当てられるエドの腕。その手の中にはノイズメーカーが握られていた。
 魔法士のうなじに接続するタイプのノイズメーカーは、I-ブレインが情報の海に接続することを阻害し、魔法の発現を不可能にする。
 
「エドさん……いったい、なにをする気ですか……?」
 
 かすかに怯えた色の混じるフィアの声。しかしまだそれは困惑の方が強く出ていた。
 エドは無言のまま螺子に命令を送る。
 直径1センチ足らずの細長い螺子たちは、そわそわとフィアの服を這う。
 なにか迷っているような動作だ。

60:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:10:28 eOfBeFcV
「……?」
 
 フィアもエドが何しているか分らなくて困惑の表情を浮かべる。
 
「ふく……」
 
 ポツリ、とエドが言う。
 画像の女性はみんな服を着ていなかった。裸にするためには服が邪魔だった。

「ふく……ぬぐ……」
 
 螺子はさらに這いまわり、フィアの服を脱がす方法を探る。
 その複雑な動きはフィアをたまらなく刺激した。

「ひゃっ……あははは。ちょっとエドさん……くすぐったいです、あははははは」
 
 ジタバタとベッドの上で暴れるフィア。目には涙が光っている。よっぽど苦しいのだろう。
 フィアがひとしきり悶えると、螺子はピタリと動きを止める。
 
「ふく……」
 
 エドのI-ブレインが回転を速める。最終的に一つの結論を導き出した。
 ―ビリビリビリ。
 螺子はフィアの服を強引に引っ張り破りだした。
 
「きゃああああ!」
 
 エドはフィアを裸に剥いたあと、ちょこんとお辞儀した。
 
「ごめんなさい……」
 
 言うが早いかエドは自らの服を脱ぎだした。
 エドの私服は、最初の時と同じ、シティ・ロンドン自治軍の軍服だった。
 どうやら自分の服を脱ぐことはできるらしい。
 ボタンを外し、袖を抜いてするりと衣服が床に落ちる。
 現れたのは少年と言うにもまだ幼い未成熟な裸体だった。

61:名無しさん@ピンキー
05/08/27 14:11:07 eOfBeFcV
「にんげん……えっち、する……」
 
 そのままベッドに投げ出された格好のフィアにのしかかる。
 しかし小さなエドはまるで、お姉さんに甘える弟のような格好だ。
 
「エドさん……」
 
 突然の出来事に驚いていたフィアも、こうして体を預けてくるエドの可愛らしさに思わず頬が緩んだ。
 普段からみんなの役に立ちたいと思っているフィアは、こうして頼られるのもまんざらではなかった。
 エドはフィアに体を預けたまま、もぞもぞと体を動かしている。

「エドさん……何をしてるんですか?」
 
 フィアは素直に疑問を口にする。
 しばらくそのままもぞもぞしていたエドだったが、顔を上げるとポツリと言った。
 
「ぼく……えっち、できない……」
 
 そう言うと、フィアの目の前で小さな男性器をつまんだり捻ったりしている。
 フィアはようやくその意味を理解した。

「えっちって……ええええええ!?」

62:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:11:45 eOfBeFcV
 まさかエドが自分とエッチしたいだなんて……。
 でもちっちゃなエドの男性器は、まだまだ”そういうこと”ができるようにはとても見えない。
 たしかに可愛いとは思うけど、異性としてはどうなのかフィアはわからなかった。
 男性経験のないフィアにとっては、たとえ相手がエドでなくても困惑していただろう。

「えっちできない……ぼくにんげん……じゃ……ない」
 
 エドは今にも泣きそうな顔をしていた。
 滅多に感情というものを見せないエドだからこそ、その表情はフィアを打ちのめすには十分だった。
 
「エドさん……」
 
 お互い裸のままで、ベッドの上で見詰め合う。
 
「わかりました! ……私でよければ協力します!」
 
 ぱっとエドの顔が明るくなる。……と言っても泣き顔が無表情に戻った程度の変化ではあるが。
 
「エドさん……えっと……たぶんえっちはいきなりは無理なんだと思います……女性も男性も準備が必要なはずです」
 
 言われてエドは思い出した。
 ネットのエロサイトで入手した情報によるとそれは”前戯”というらしい。
 フィアのアソコを眺める。
 きれいな白い肌は、赤みがさしてうっすらピンク色だ。
 ぴったりと閉じた貝口に指を這わせる。
 
「きゃっ―!」

63:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:12:20 eOfBeFcV
 フィアは逃げなかった。
 何かに耐えるように目は堅く閉じたものの、自らの秘所をまさぐるエドを止めはしない。
 エドの細くて小さな指が、自分の女の扉を開けようとするかのように優しく愛撫している。
 不安に震えていたフィアも、次第に快感を感じ始めていた。
 
「あっ……」
 
 股間にじわっと熱を感じる。
 それは複雑に指を動かしていたエドにも伝わった。
 エドの指が動くたびに湿った水音がする。
 
「あんっ……あっ……」
「きもちいい……?」

 真っ赤になって目を瞑ったままのフィアを覗き込むように訊く。
 手だけは機械のように正確な動きでフィアの快感を引き出しつづけている。
 
「あ……はい……気持ちいいです……」
 
 フィアの感じるツボを覚えたエドの動きは、まさに熟練された職人のようにフィアを攻め立てる。
 飲み込みの早さと応用の上手さにかけて、エドは一際光る才能を有していた。

「あああん! はぁぁぁああ!」
 
 強烈な快感が駆け抜け、一瞬気が遠くなりそうになったフィアは、我を忘れて大きな声を出した。
 すぐに気づいて後悔する。
 フィアは今や羞恥心と、それに倍する快感に翻弄されていた。
 
「ああっ! エドさん……エドさん!」
 
 やめて、とは言わない。いや、言う気が起きないと言った方が正しかった。
 無意識のうちにフィアは、更なる刺激を求めるようにエドの腕を掴み、自らの秘所に導いていた。

64:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:12:56 eOfBeFcV
「きもちいい……?」
 
 もう一度同じ質問をするエド。
 フィアは目を閉じたまま大きく何度も頷いた。
 
 ―きもちいいこと、みんなよろこぶ。
 ―ぼく、にんげん。
 
「エドさん……エドさん! なんかヘンです……変なんです! なにかきちゃいます!」
 
 だんだんと終わりが近づいてきたことを告げる。
 エドは全く変わらぬペースで愛撫を続けていく。
 そしてその瞬間が訪れた。
 
「ああっ―!」

 ぷしっ、と潮を吹くフィア。
 ビクンビクンと数回体を痙攣させて、絶頂を極める。
 エドは手にかかった液体に目をパチクリさせている。
 
「……はぁ……はぁ……」
 
 荒い息をしてフィアがゆっくり目を開ける。
 まるで起き抜けのようにぼんやりした動作でエドを抱きしめる。
 
「ふふ……エドさん……なんだか私、気持ちよかったです」
 
 エドはいつもと同じ無表情でフィアの汗の匂いを間近で感じていた。
 体と体が触れる感覚。
 フィアの体―。

65:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:13:30 eOfBeFcV
「やわらかい……」
 
 ポツリと言った。
 何かが思い出される。
 あのとき、エリザに触れた記憶。
 エリザの手も柔らかかった。
 エリザの体も、こんなに柔らかいんだろうか?
 
「えっ―?」
 
 フィアは驚きの声をあげる。
 抱きしめていたエドが、フィアを抱きしめ返してきたからだ。
 エドの腕が、背中に回されてしっかりと力をこめてくる。
 
「ぼく……ぼく……」
 
 そしてエドは自分の体の異変に驚いて体を離した。
 フィアもエドの視線の先を追う。
 人差し指ほど大きさの小さなのエドの性器が、まっすぐに起き上がっていた。
 
「エドさん……それ……」
 
 フィアはおそるおそる手を伸ばしてそれに触れてみる。
 
「ぁ……」
 
 小さなエドの声。
 同じようにエドの性器もピクンと大きく跳ねる。
 フィアはもう一度触ってみた。
 
「ぁ……」
 
 また小さな声。
 そして同じように反応する性器。
 フィアはちょっと面白くなって、今度は親指と人差し指でつまんでみた。
 
「あっ……」
 
 今度ははっきりと聞き取れる声。
 それは喘ぎのような艶っぽさを含んでいた。
 男の子のここは、女の子のクリトリスと同じように敏感で、快感を感じるのだとフィアは思った。
 エドがされるがままになっているのがいい証拠だった。
 フィアはふとひらめいた。

66:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:14:18 eOfBeFcV
「エドさん、ちょっとここに横になってくれませんか? ……気持ちよくしてくれたお礼です」
 
 言われるままに仰向けに寝転がるエド。
 素直なこんなところはいつものエドそのものだ。
 
 ―やっぱりエドさんは可愛いな……。
 
 ちょっとそんなことを思う。
 いきなりえっちされそうになったり、ノイズメーカーを付けられたりしたけど、それでもエドは素直ないい子なのだ。
 私も気持ちよくしてあげたい、フィアは今心からそう思っていた。
 仰向けになったエドは、性器だけが違う生き物のように天井を向いて立っていた。
 
「触りますよ……」
 
 フィアが優しく触ると、またエドの体に震えが走った。
 そしてフィアは2本の指で挟み込んだまま、エドの性器をゆっくり上下にしごく。
 
「あっ……」
 
 腰を浮かせて反応するエド。
 しかし未知の感覚に対するとまどいからか、やはりその顔に浮かぶのはただの無表情だった。
 フィアは親指と人差し指を交互に動かし、エドの性器をくりくりっと揉みほぐす。
 
「―っ!」
 
 口を「あ」の形に開けて大きく目を見開くエド。
 フィアはさらにくりくりっ攻撃を続ける。
 とうとうエドは大きな声をあげた。
 
「あ……ああっ!」

67:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:15:14 eOfBeFcV
 フィアは満足げに微笑んだ。
 
「エドさんどうですか? 痛かったら痛いって言ってくださいね?」
 
 ふるふると首を振るエド。
 
「気持ち……いいですか?」
「はい……」
「そうですか……分りました。続け……ますね」
 
 とは言ったものの、フィアにもこれ以上のことは分らなかった。
 とりあえず先ほどのようにつまんで揉みしだいてみる。
 エドも確かに快感を感じているようだが、どこか物足りないようだ。
 一生懸命がんばるフィアの背後から、螺子の群れがそろりと近づく。
 
「きゃっ!」
 
 フィアの頭を押さえつけるように、後ろから螺子の群れが力を加えてきた。
 フィアは成すすべもなく顔を下げられて、エドの股間にキスをするような格好になった。
 
「エ……エド、さん?」
「くち……」
 
 ぐいいっとフィアの頭を動かす。
 エドの性器が口に当たる。
 
「もしかして……口で……?」
「はい……」
 
 フィアの額を冷や汗がつたう。
 エドの性器をまじまじと見つめる。
 匂いはしなかった。ちゃんときれいにしてきたようだ。
 そのへんのこともエドは勉強済みなのでぬかりはなかった。
 清潔だと分ったフィアは、覚悟を決めた。

68:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:15:59 eOfBeFcV
「分りました……その……やってみます!」
 
 真剣な眼差しをちらりと上目遣いにエドに向ける。
 そのまま視線を目の前のものに戻して、ごくりと唾を飲み込む。
 頭では指をくわえるだけだと思い込む。
 これは指……これは指……。
 その指がフィアの口の中で跳ねる。
 フィアはアメを舐めるようにねっとりと舌を這わせて―。
 
「あ……」
 
 またエドが声を上げた。
 さっきより大きく腰を跳ねさせて反応する。
 
 ―エドさん……気持ちいいんですね。
 
 エドに対する愛しさがこみ上げてきて、もはや”男性の性器を口に含む” という嫌悪はなくなっていた。
 舌も使って、一心不乱にしゃぶる。
 口の中でエドが激しく反応してるのがわかる。
 それを舌で包み込んで、吸って舐めまわしてくるくると転がす。
 エドはたまらず声をあげ、体を震わせる。

69:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/08/27 14:16:36 eOfBeFcV
「ぼく……ぼく……」
 
 小さな呟きを聞き取る必要すらなく、フィアはエドの絶頂が近いことを口の中で感じていた。
 さらに舌を激しく動かして、絶頂を促す。
 
 ―エドさん……我慢しなくていいですからね
 
 エドに思いが伝わったかはともかく、確かにその瞬間は訪れた。
 
「ああっ!……」
 
 一度大きく背中を浮かせて仰け反ると、エドはぐったりと力を抜いた。
 フィアは口の中でエドの性器がゆっくりと小さくなっていくのを感じた。
 その先端からは、なにも出てこなかった。
 フィアは口を離すとエドの顔を覗いて言った。
 
「これでお互い気持ちよくなりましたね」
  
 エドは微笑った。
 
「はい……」 
 
 幼い二人はこれで十分満足だった。
 これから先、がいつになるのかはまだまだ誰も知る由も無い。

70:名無しさん@ピンキー
05/08/27 23:23:56 BODqnhsV
襲われたのに笑顔で許してあげちゃうフィアが何ともイイですな。GJ!

71:名無しさん@ピンキー
05/08/27 23:37:42 SvqCDiX8
萌えた。GJ

72:名無しさん@ピンキー
05/08/28 00:04:42 pzPNzZMf
GJGJ

73:名無しさん@ピンキー
05/08/31 00:04:34 +TBmBl4x
VERY GJGJ。楽しそうなのが、イイ!

74:名無しさん@ピンキー
05/09/03 03:57:09 ZtrlgRiK
保守。

75:名無しさん@ピンキー
05/09/05 16:07:56 HUuS+/u3
保守

76:名無しさん@ピンキー
05/09/09 06:32:13 kJlgEvrW
保守

77:名無しさん@ピンキー
05/09/14 03:12:02 L8y8ERv3
保守

78:名無しさん@ピンキー
05/09/14 23:54:53 ecfl5s+M
明後日あたりに出す気なので保守。

79:名無しさん@ピンキー
05/09/15 01:46:32 5Z369sE1
はげしく期待age

80:05004011493570_vm
05/09/15 19:42:56 EGUDN6Wp
本スレから来た。
楽しそうだなおまいら。
新刊も出たのでイル×サクラを希望する。

81:名無しさん@ピンキー
05/09/16 00:49:29 ZO5CaIrY
エロゲベースの作品だけにエロ妄想はとてもしやすいが、戦闘描写が特殊すぎて
文章としてSSにするのはちょっと大変なんだよな・・・書いてる人すげーよ

ま、まさか、作者自ら(r

82:名無しさん@ピンキー
05/09/18 00:03:51 EnBf72bE
保守なのです☆

83:名無しさん@ピンキー
05/09/18 19:01:01 91C3G8Kd
ホッシュ

84:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/20 11:21:21 LZFEjr9U
ほっしゅ
>>78の期待待ち

85:78
05/09/20 18:21:40 VmrxXTGw
>>84
プロットは大体出来てるから後は書くだけ。
一応内容晒すな。

4巻下で錬×フィア&エド×ファンメイ。
フィアの無意識の煽りに耐え切れなくなった錬がフィアを襲う話。(非強姦)
で、快感でフィアの同調能力暴走→何故かファンメイのみに同調→
いつも通りエドの寝顔を突っついて遊ぼうとエドの部屋に来てたファンメイ悶絶。

まあ大体こんな感じ。ひょっとしたらエド×ファンメイにならないかもorz
暇が無いから気長に待っててくださいOTL

86:SAGE
05/09/21 09:44:29 znfxQniH
ホシュ

87:名無しさん@ピンキー
05/09/23 13:42:51 k/SJZx5c
捕手

88:名無しさん@ピンキー
05/09/24 04:14:19 RcZi0CJ3
サクラ強姦もありなんじゃないかな

89:名無しさん@ピンキー
05/09/24 06:45:34 OTRIX94n
イルの能力なら、いきなり子宮に突撃とかも可能だな。

90:名無しさん@ピンキー
05/09/24 07:28:31 AqdSIeEO
それだとイルは全然気持ちよくないんじゃないだろうか

91:名無しさん@ピンキー
05/09/24 07:41:16 OTRIX94n
イルはサクラを潰せればいいので、
サクラが悶絶すれば無問題。

92:名無しさん@ピンキー
05/09/24 08:12:32 esEN0FvH
ふつうにノイズメーカー付けてヤるんじゃね?

93:78
05/09/24 10:51:33 v/kOMsTS
いつまで掛かるか分からないから小出しにするなorz
次スレから

94:78
05/09/24 11:09:13 v/kOMsTS
   耐えられなくて


「確かにくっついてくるのはうれしいんだけど・・・やっぱり悩ましいんだよなあ・・・。」

そしてため息。
西ヨーロッパ山岳地帯の研究施設跡。
ここで天樹錬は自分でも気付かないままにこのサイクルを繰り返していた。
繰り返しているのが自分の部屋というのがせめてもの幸いか。
こんな事食堂で繰り返していたらエドやファンメイ、そして何よりもフィアに変に思われてしまう。

「襲っても嫌がらないだろうし・・・って何考えてんだ僕はっ!」

いつのまにか危険な方向に思考が向かってしまい、大慌てでその思考をかき消そうとするがなかなか消えてくれない。
こんな時にフィアが来ちゃったら・・・と思った瞬間。

コンコン。

「錬さん、入っていいですか?」

来てしまった。

95:名無しさん@ピンキー
05/09/25 06:37:34 6jP4Kw8/
ううむ……かなり待ってるんだけど、俺が先に投下しても良さそう?

96:名無しさん@ピンキー
05/09/25 10:57:19 6OYN0EGX
>95
そちらが既に出来上がっているのならよろしいのではないかと。

97:78
05/09/25 13:58:06 iPbr/TvC
>>95
いいですよ、マジで月単位掛かるのでorz

98:名無しさん@ピンキー
05/09/25 14:13:14 6OYN0EGX
>97
投下してくれるのはありがたいけど、やっぱり全部出来上がってからにした方がいいよ。
書きながら投下っていうのは、スレを止めてしまう要因になって、他の人も投下しにくくなるし、感想なんかも書きにくい。
良い事ないよ。

99:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:21:52 6jP4Kw8/
それじゃ先出します。。。
といっても俺も前後編になっちゃいましたが……。。。
 
 
タイトル:奥さん米屋です in ウィザーズブレイン (前編)

100:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:22:49 6jP4Kw8/
 生きていくには金が必要だ。
 それは誰もが認める、この世で最も共通の認識だった。
 そしてHunterPigeonを駆る便利屋のヴァーミリオン・CD・ヘイズにとっても、それは認めるにやぶさかではない。
 いや、だからこそこうしてこの地下にいるのだ。
 
「ったく……金、金、金、とくらぁ……」
 
 目の前の操作卓に指を走らせ、思いついたパスコードを次々と入力していく。
 こういうときパッと防壁を突破して情報の側から直接制御するような便利な機能は、ヘイズのI-ブレインには備わっていない。
 このようなゲートに使われる扉は、当然のように情報強化されている。もちろん、破砕の領域で簡単に穴があくような代物ではなかった。
 結局、直接パスコードを入力するというアナクロな手段が、最も効果的なやりかただった。
 薄暗い地下通路。
 ヘイズの請け負った依頼の内容は、つまりこういうことだった。
 近場の地下道から繋がる場所のどこかに、大戦前の演算機関が眠っている。
 それを調査、奪取してほしい。
 村の計算室はすでに限界を迎えつつあって、早急に代替の演算機関が必要とのことらしい。
 大戦前の地下道は、シティから蜘蛛の巣のように全方位に向かって伸びていて、どれくらいの規模になるのか、全く予想がつかない。
 そして依頼人の話によれば、それも調査して欲しいとのことだった。
 面倒な話だった。
 適当に当たりをつけて探して回ったものの、これと同じようなパスロック付きのゲートが4つ、すべて外れだった。
 カチャカチャカチャという、操作卓を叩く音だけが冷たい地下道に響く。
 やがてポーンとアラームが鳴って、目の前のゲートがゆっくりとスライドしだした。
 ヘイズがこの仕事を請けた理由は二つ。
 一つはなんのことはない、金が必要だからだ。
 空に浮かぶ実験施設からファンメイを助けてしまったヘイズは、シティから追われる身となり、当然もらえるはずの報酬もパー。
 今はどんな小さな仕事でもこなして、金を稼ぐのが先決だった。
 そして2つ目はお宝の伝説。

101:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:23:31 6jP4Kw8/
 この地下道のどこかに、軍が隠した莫大な財宝が眠っているという伝説が―。
 
「んなワケないか……」
 
 口元を皮肉に歪めて部屋へ踏み込む。
 ホコリに埋もれるように山積みになったコンテナで埋め尽くされたその光景は、ここが倉庫かなにかであるということを物語っていた。
 一応、破砕の領域で穴を空け、その中身を確認する。
 ガシャガシャと音を立てて崩れてくる大量の情報ディスク。
 そのラベルを読み取ってヘイズはほんの少し眉毛を跳ね上げた。
 
「ビンゴ……か?」
 
 それは軍の財宝というわけではないが、お宝には違いなかった。
 
 
「ちょっとヘイズ~~。これなに~?」
 
 HunterPigeonに押し込まれる大量のディスクの山を見てファンメイは素直に疑問を口にした。
 ヘイズは今もディスクの山と入ったダンボールを抱えていた。
 
「ん……ああ、こいつは今回の仕事の戦利品だ。大戦前のメディアはその筋に売れば結構な金になるんだよ」
「ふうん……」
 
 しかしただでさえ狭いHunterPigeonの船内は、ヘイズの集めたガラクタのせいもあってとてもこのディスクの山を収納できるようには思えない。
 
 ―まさか。
 
 ある嫌な予感がしてファンメイは口を開いた。
 
「ねえ、ヘイズ……。ひょっとして、これ、あたしの部屋にまで積み込むってことはないよね? ……嫌だってわけじゃ……ないんだけど……」
「はは、安心しろ。いざとなったら俺が荷物に埋もれて寝るからな」
 
 それを聞いてファンメイはほっと胸をなでおろした。
 
「そっか……よかった」

102:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:24:07 6jP4Kw8/
 そして30分後―。
 おそるおそる、といった風にこっそりファンメイの部屋のドアから顔を覗かせたヘイズは、いかにもバツが悪そうに言った。
 
「すまん……やっぱりお前の部屋にも置かせてくれ……」
「ヘイズのバカーーーー!」
 
 操縦室に戻ったヘイズは、口をヘの字に曲げた、線描画マンガ顔の擬似人格ハリーと話していた。
 操縦室にもディスクは山と積まれ、必要最低限のスペースを除いて荷物で埋まっていた。
 
「こんなに大戦前のエロ動画ディスクを積み込んで……エロビデオ屋でも始める気ですか・・・・・・」
「なんでそんな言葉知ってんだ……?」
 
 そう、あの地下倉庫にあったディスクの正体は、エロ動画ディスクだった。
 特に大戦前のアイドルものや無修正ものなどは、今ものすごい価値がある。
 当時は巷に溢れていたそれらも、今や規制の対象だからだ。
 あのディスク群は、だれか昔のマニアが隠匿していたものだろう。
 
「まあ……ファンメイ様の部屋にまで積み込まなかったのは賢明です。年頃の女の子ですから、見つかったらなにを言われることか……」
 
 ヘイズは痛いところを突かれたとでもいうような顔をした。
 
「その……なんだ……。実はファンメイの部屋にも積み込んだ……」
「………」
「何とか言えよ」
「……アホですか、あなたは……」
「もういい、お前しゃべるな」

103:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:24:54 6jP4Kw8/
 ファンメイは自室のベッドの上で、むすっとしていた。

 ―なによ、あたしの部屋まで荷物置き場にすることないじゃない。
 
 最初は殺風景だったこの部屋も、ファンメイが使うようになってからは、ピンクや水玉模様で埋め尽くされていた。
 パンダのぬいぐるみ、パンダの目覚し時計、パンダのカレンダーなどのお気に入りグッズもすでにセット完了している。
 完璧に女の子然とした部屋にあって、中央にでん、と置かれたディスクの入った箱だけが浮いていた。
 ファンメイ完全にヘイズに頼るカタチでこの船に居候させてもらっている。
 今自分が使っているこの部屋も、ほとんど物置同然のガラクタ部屋を、なんとか掃除して使えるようにしてもらったのだ。
 わがままなんて言える立場じゃない。
 それは分っていた。
 
 ―仕方……ないよね。

 自分なんとか言い聞かせて気持ちを落ち着けると、今度はこのディスクの中身が気になった。

「大戦前のメディアって……映画かな? それとも、海……とか映ってるのかな……」
 
 海が見たい。
 それは以前空に浮かぶ、青空に囲まれたあの場所で、ファンメイがいつも言っていた言葉。
 一度興味を持ってしまえばあとは山と積まれたそのディスクに手を伸ばしてしまうのも、さほどの時間は要しなかった。
 幸い、この部屋には擬似体感映画(スム・センス)の映写機が一式揃っている。
 ヘイズは、そんな戦前の旅客機みたいな物と言って笑ったが、ファンメイは大喜びだった。
 これなら、再生できるはず。
 期待に胸を膨らませてディスクを映写機に差し込む。
 
「えへへ。どんな映画だろっ。わくわくしてきちゃう」
 
 さきほどまでの不機嫌はどこへやら、にこにこ顔で有機コードをうなじに接続する。
 擬似体感映画は、本来専用のヘッドセットとアイスマスクが必要なのだが、この機種は魔法士が直接映像を取り込めるように有機コードで接続できるようになっている。
 期待にはやる胸を抑えながら、意気揚揚と再生ボタンを押す。
 擬似体感映画では、まるでその場面の登場人物の一人になったように、立体的に映像を見ることができる。
 ファンメイが今立っているのは、なんの変哲もない一般家屋のリビングの一室だった。
 
「まあ……ほほほ」
 
 声のした方を振り向くと、大型テレビに映った番組を見て、美人な女性が口に手を当てて笑っていた。

104:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:25:30 6jP4Kw8/
 ―きれいな人……。
 
 ファンメイは息をのんだ。
 成熟した女性の色香を辺りに振りまくような、扇情的な曲線美のふくよかな、それはとてもきれいな女性だった。 
 この家の家主だろうか? それとも夫の帰りを待つ妻……とか。
 ファンメイが見とれていると、家の呼び鈴が午後の休息を割って響いた。
 
「あら、どなたかしら……」
 
 しとやかな動作で玄関口に向かう女性。
 インターホンから発せられた声は、若い男のものだった。
 
「こんちっす。毎度、三木米店でっす!」
「あら、お米屋さん? 配達は頼んでないはずですけど……?」
「あれ? おかしいっすねー。確かにウチの方には注文が来たんですがね……ちょいと上がらせてもらっていいですかい?」
 
 人のよさそうな女性は、ドアを開けて男を招き入れる。
 
「注文の方なんですがね……奥さん、ちょいとこの領収書を見てもらっていいですかい?」
 
 玄関からずいっと入ってきた男は、紙束をカバンから取り出すと、そのまま家の中へ入ろうとする。
 ファンメイは男にぶつかりそうになって慌てて飛びのいた。
 でも考えてみるとこれは映像なのだからそんな必要は全然なかった。
 ちょっと恥ずかしくなったファンメイだが、幸いヘイズもハリーも見ているわけではない。
 
「ちょっとお米屋さん。勝手に中へ入られては困ります」
「いえいえ奥さん。ちょっと確認まででして。書類を広げるのに座ってお話した方がいいでしょう? それとも、注文なさってない米も買っていただけると?」
「わかりました……。それならお茶を淹れて来ますので、先にリビングでお待ちください」
 
 女性は人の良さそうな柔和な微笑みを浮かべてそう言うと、台所の方へ消えていった。
 ファンメイはどっちについていくか迷ったが、なんとなく男と一緒にリビングまで行くことにした。
 ファンメイにはこの男が、なんだか信用できないような気がしたのだ。
 席に着いた男は、いきなり表情を豹変させた。
 とてもイヤな感じに顔を歪ませて、くっくっくと笑う。

105:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:26:08 6jP4Kw8/
「やったぜ! こいつは上玉だ。前に一度注文もらってからずっと狙っていたんだ。……おっと、おいおい息子よ。もうガマンできないってか? もうちょっとの辛抱だからおとなしくしていてくれな」
 
 誰もいないリビングで両手をテーブルの下に入れて、股間を抑える男。
 そこへさっきの女性が湯飲み二つが乗ったお盆を手にして戻ってきた。ご丁寧に和菓子のお茶請けまで用意されている。
 
「あら、お米屋さん。お体の具合でも悪いんですの? そんなにお腹を押さえて、とっても苦しそう……」
 
 どうやら女性は股間を必死に押さえる男を、腹が痛いのと勘違いしているようだ。
 なんの疑いもせずに向かいの席に腰を降ろす。
 ファンメイはその間に割り込んで必死に女性を押し戻そうとするが、無駄な抵抗だった。
 
「いえいえ、たいしたことじゃないっすよ。確かに具合が悪いっちゃ悪いんですがね。そいつぁ体のごく一部のことでして」
「ほんとに無理はなさらないでくださいね? なんでしたらお薬でも持って来ますから」
「いや、ほんとに大丈夫っす。薬なら間に合ってるんで……」
「はい?」
 
男は一瞬「しまった」と言う風に口に手を当てたが、慌てて誤魔化す。

「あっ……。いやぁ、ははは。そんなことより奥さん、この書類なんですがね。確かにご注文いただいたと記録されているんですよ。ほら、ここを見てください……おっと」
 
 女性が示された書類を見ようとした瞬間、紙束は床に落下する。
 しかしファンメイは、男がわざと書類を落としたのだということを見抜いた。
 
「あらあら、ごめんなさい。すぐに拾いますので……」
 
 女性は自分のせいだと思ったらしい。席を立って散らばった書類を拾い集めようとする。
 男は手伝おうともしない。
 それどころかニヤリと口元にイヤな笑みを浮かべると、ポケットから毒々しい色の錠剤をとりだした。
 それを女性の湯飲みの中に落とす。
 特殊な素材の錠剤は、すぐに溶けて消えていった。

106:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:26:44 6jP4Kw8/
「申し訳ありません……とんだ粗相をしてしまって……」
「いいんですよ奥さん。それよりお茶でも飲んで落ち着いてください。せっかくお出ししてもらったというのに、俺だけ飲むってのも気が引けちまうんで」
 
 そう言われては口をつけないわけにはいかない。女性はお茶を一口飲む。
 またあの笑いだ。
 ファンメイは確かに男の口元が、邪に歪んだのを確認した。
 
「じゃあ話を戻しましょうか。奥さん、注文はしていない、そうおっしゃるんですね?」
「ですから、そう申し上げたはずです。なにかの間違いではないんですか?」
「いやあ、確かにご注文いただきましたよ―」
 
 そこで一度言葉を切り、男は本性を現した。
 
「熟れた肉体を慰める術も知らず、毎晩枕を濡らしているあなたから、この体を慰めて欲しいという注文をね!」
 
 女性は絶句したように固まった。
 男は続ける。
 
「知っているんですよ……。ダンナさん、単身赴任中らしいじゃないですか。聞けばもう2年もご無沙汰だとか。あっちで別の女でも作ってるんじゃないですかね?」
「主人のことを悪く言うのはやめてください!」
「おっとこれは失礼。ですが奥さん。奥さんだってその気だったんじゃないですか?」
 
 男はガタンと席を立つ。
 
「だから、頼みもしない宅配が来ても不審に思わない。人恋しかった―そうでしょう?」
「ちっ……近寄らないでください!」
 
 男はわざとらしくふんふんと鼻を鳴らして匂いを嗅ぐそぶりをする。
 
「ほら、匂いますよ。奥さんのアソコから溢れたいやらしい汁の臭いがね。女の匂いだ」
「いやっ――」
 
 男はまだイスに座ったまま恐怖に固まっている女性の腕を掴む。

107:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:27:33 6jP4Kw8/
「あっ……」
 
 掴まれた女性はピクンと体を震わせて、小さく高い声を上げた。
 
「おやぁ……俺は腕をとっただけですよ。もしかして感じちゃってるんですか? それにお顔も赤いっすね……ご気分が優れないなら、少しお休みになったほうがいいんじゃないっすかね? ベッドの方に行きましょうか」
 
 女性は、腕を引きずられて無理やり席を立たされた。そのまま寝室の方へと連れて行かれるが、抵抗する様子はない。
 あの男がお茶に入れた薬のせいだろうか。
 ファンメイは後を追った。
 そしてとんでもない光景を目にする。
 
「ほら、奥さん。こんなに濡れちゃってるじゃないですか……。体の方は正直っすね」
「ああ……言わないでお米屋さん……」
 
 ベッドの上で絡み合う裸の二人。
 女性の方もすっかりその気のようで、激しく両腿を男に絡ませ、その体を求めている。
 ファンメイは目を疑った。
 
 ―なに、これぇぇ!
 
 性の知識のほとんどないファンメイにとってそれは、恐怖すら覚えるほど異様な光景に映った。
 
「はは、奥さん。すっかりその気じゃないですか。そんなに嬉しいんですか?」
「言わないで……お願い、言わないでぇ……」
「ああ……奥さん、すごいいやらしい体だ。思ったとおり、最高にすけべな肉体ですよ。……ほら、全身で俺を求めてる」
 
 側位の体位のまま、男は女性の隅々まで丹念に愛撫している。
 男が汗ばんだ女性の乳房を揉むと、その手のひらは白いふくらみに沈む。
 どこまでも埋没してしまいそうな、それは果てしない柔らかさとボリュームを兼ね備えていた。
 不気味なほどの存在感を持つ男のペニスは、その根元まで女性の膣に挿入されている。
 てらてらとぬめったその結合部は、ファンメイにはまるで、人間じゃない化物のよう存在感を有しているように映った。
 自分こそ体を好き勝手に変形できる龍使いなのに、ファンメイはとても見るに堪えなかった。
 
「ひぃああっ……イイ!」
 
 両手で顔を覆い、目を隠していたファンメイはしかし、悦に入った女性の嬌声に興味を惹かれた。
 
 ―気持ちよさそうな声……。

108:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/25 19:28:06 6jP4Kw8/
 だらしなく開かれた口元には、透明なよだれが垂れ、潤みきった瞳は、快感を求める者の熱を持っていた。
 いつの間にかファンメイは、その光景を食い入るように見つめていた。
 もう目を離すことはできなかった。
 
「うおおっ! すごすぎる……奥さん、奥さんの中、ものすごい名器だ! もうすぐにでもイッちまいそうですよ!!」
「ひぃぃっ! ぁぁ……。気持ちよすぎて……お米屋さん、もっと! もっとしてぇっ!!」
「うっ……。奥さん、そんなに締め付けたら……。もうダメだ! ラストスパート、いきますよ!」
「きてぇっ! 奥に熱いの注いでぇ……はぁぁぁぁぁっ!」
 
 男は正上位に体位を変えると、今まで以上にズコズコと出し入れを繰り返す。
 バッツンバッツン辺りに肉音が響き渡る。
 もうほとんど獣の性交。それほど激しかった。
 
「あひぃぃぃぃぃぃ! 凄いぃぃぃっ……脳みそ溶けちゃうぅぅぅん!」
「奥さん! もっと乱れてください。もっとよがって、そのぐちゃぐちゃのおまんこで俺のペニスをしゃぶってください!」
「いやぁぁぁ……そんな恥ずかしいこと。ふぁぁぁっ……だめッ……気持ちいぃぃん!」
「奥さん、俺、もう……もう……うおおおおおおおっ!」
「はぁぁぁぁぁん! 私も……もうっだめぇぇぇぇぇぇ! あなた……あなたごめんなさい。ひぃぁぁぁっ!」
 
 男がブルっと震えた。
 最後に大きく突き入れて体を硬直させる。
 
「いやぁぁぁぁぁああああ! イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
 
 女性も両足でガッチリ男の体をかに挟みに咥え込んで、背中に回した手を、爪が食い込むまで硬直させた。
 
「はぁ……はぁ……。奥さん……あんたもう俺の物だ」
 
 女性は何も言わない。
 ただ潤んだ瞳で男を見つめている。
 
「また、呼んでくれますよね? もちろん、ご注文以外の用件でも」
「キスして……」
 
 男は貪るようなキスでその要求に答えた。
 と、ここで映像は終了していた。
 
 ファンメイは有機コードを抜くのも忘れて、しばらくの間放心したように、時間が止まったまま絡み合う二人の世界を眺めていた。

109:名無しさん@ピンキー
05/09/26 19:54:23 PoEFHLFZ
え?終わりですか?
これだけだと、ウィザーズブレイン関係無いんじゃんって感じなんですが……

110:名無しさん@ピンキー
05/09/26 20:01:36 2AAeqjNy
連続投稿制限引っかかったかな?
本スレで言ってくれれば即支援したのに

111:78
05/09/27 12:56:59 oKr+NLjL
>>98
ラジャ。じゃあ>>94保管して書き終わったら投下、でいいか?

112:名無しさん@ピンキー
05/09/27 19:44:11 esrXScvw
うーん、これで前編終了の可能性も無きにしもあらず。

113:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/09/27 20:56:06 Y/rw2zZL0
これで前編終了なんです。。。
こういうのも面白いんでないか!?と思って切り口をなんでも試す意気込みだったけど、これはポカやらかしてしまったようです。。。

ちなみにURLリンク(matufude.hp.infoseek.co.jp)の自動感想↓w
 
【作品名】
【原稿用紙(20x20行)】 26.9(枚)
【総文字数】 7084(字)
【行数】 306(行)
【台詞:地の文】 34:65(%)
【ひら:カタ:漢字:他】 55:8:29:6(%)
【平均台詞例】 「あああああああああああああああああああああ、。ああああああああ」
一台詞:33(字)読点:45(字毎)句点:47(字毎)
【平均地の文例】  ああああああああああああああああああ。
一行:20(字)読点:39(字毎)句点:31(字毎)
【甘々自動感想】
わー、いい作品ですね!
短編だったんで、すっきりと読めました。
三人称の外国が舞台の話ってなんか憧れます。
個々の文章が短くて、さくさく読めるのがよかったです。
それに、台詞が多くてテンポよく読めました。
「言わないで……お願い、言わないでぇ……」って言葉が印象的でした!
あと、ちょっと記号の類が多かった気がしました。
これからもがんばってください! 応援してます!



114:名無しさん@ピンキー
05/10/02 14:34:26 ueORxrYC
「三枝大将軍 貴様見てるなッ!!!」
 -=・=-    -=・=-  


115:名無しさん@ピンキー
05/10/02 15:03:07 sSbG9p9I
>113
これで一旦終わりで、すぐに続きを書くわけではないの?
その辺をはっきりしてもらわないと、他の人が書きづらくなるからさ。
とりあえず終わりなら終わりとしっかり断って欲しい。

116:名無しさん@ピンキー
05/10/08 03:33:40 rvWbhOeb
誰か投稿してる状況>>>>>>>>>>>>>>>>誰も書いてない状況

読めればいいだろ。ゴチャゴチャ言うのよくない。

117:名無しさん@ピンキー
05/10/08 19:51:16 LuCKl4JH
誰か投稿してる状況>誰か投稿しようとしてるけど、前の奴が中断しっぱなしで投稿出来ない状況>誰も書いてない状況


118:名無しさん@ピンキー
05/10/09 04:21:21 nxznZR+u
>>117
他のスレ見たことある?

119:名無しさん@ピンキー
05/10/09 06:35:56 t2wkr+dJ
>>115=>>117だと思うが、とりあえず黙れ。
お前みたいなのがいるとスレから職人がいなくなる。

職人がここに小説を投下しているのは、完全な奉仕なんだぞ? 自分の時間を削ってまで書いてくれてるんだからな。
それを読んでチンコこすってるだけのヤツが文句言うなよ。
無論、おまいがこのスレに小説を精一杯投下してて、自分が投下したいのにちょっとな、って思ってるならいいが。
文句をいえるのは同じ土俵の上に立っている者のみ。それ以外は単なる野次だ。

職人同士で話し合うならまだしも、外野が土足で踏み込んで行くのは良くないと思うんだが。

120:名無しさん@ピンキー
05/10/10 15:27:57 /CjOi84e
有名作品のスレだと中途半端な連載物やってる職人5人とかザラに同居してるからな
いちいち完結してないとダメとかわがままいってたらはじまんないぞ
ということで職人待ち(゚Д゚)

121:名無しさん@ピンキー
05/10/13 11:47:45 2VFHCYZv
神職人が現れない、そんな時は (某スレより転載)
1.職人を養殖する
2.餌まき&妄想を膨らませるためのエロ雑談
3.住人Aは仲間を呼んだ、住人は次々と集まり職・・・
4.
5.投下はしないが自家発電

という訳で誰か俺の脳内で展開している
失敗作×最高傑作妄想を膨らませてくれまいか。

122:名無しさん@ピンキー
05/10/13 18:35:53 Vq1TB5q7
保守

123:名無しさん@ピンキー
05/10/13 20:27:08 Tze+5Utp
完結してないのは構わないけど、今回はここまで。っていう告知は欲しいな。

124:名無しさん@ピンキー
05/10/14 05:08:39 pYdnD6Iz
じゃあエロ雑談でも・・・。

羊水の中に入ってる錬って、裸のままあそこにいたわけだろ?
しかも、他人の頭が読める。

錬を襲いにきたエロスどもの中には、絶対あらぬ妄想を抱いたやつがいると思うんだよ。
透けるような白い肌・・・虚ろに開かれた危なげなまなざし・・・触れれば折れそうな細い手足。
これに萌えずして何に萌えるか。

襲いに来た人Aの頭の中を読んだら、なぜか体が熱くなってしまった錬。
よく分からなかったものの、なぜか胸の奥に広がるもどかしさ・・・熱いうずき・・・。
それを探知したカプセルが、欲求の解消と共に成長が進んでいるかチェック。
幾本もの機械のアームが錬の幼い体を蹂躙しt(ty

勢いでやった。反省はしていない。

125:名無しさん@ピンキー
05/10/15 10:57:44 u4OhAUHD
>>119
荒らし乙
IDも変わってるのに決め付けでつか

126:名無しさん@ピンキー
05/10/15 14:42:38 co0U7azB
>>119は確かに口が悪いというかなんというかだが、言っている事は悪い事でもないと思う。>>125はスレの空気を悪くするだけ。ってか>>119って荒らしなのか?
>>>>115=>>117だと思うが、 の部分はおかしいと思ったが。
結論。どっちもアウト。そして俺もアウト。

ってか叩かれた人が必死で書き込んでるようにしか見えない。IDとか串あるからどうともいえん。
おまえら>>124を見習ってエロ雑談汁。こんな空気じゃ、職人も投下しにくいっつーの。

ってことでエロ雑談
やっぱフィアと錬がセクースしたら、同調して二人ともお互いの快楽を感じあってひたすら昇っていくのだろうか。
個人的にフィアは攻め。

127:名無しさん@ピンキー
05/10/15 14:52:41 YATJs/8/
>フィア攻め
ナカーマ

ちょっと気になったんだけど、錬は同調能力はコピーして無いよね?
勝手は分かってるみたいだけど。

128:名無しさん@ピンキー
05/10/16 06:02:56 l3LBy1x9
ちょっと妄想。

フィアx錬でのセクースなら、フィアが錬の幼い分身を舐めたりティクビをこりこりして、自分が快楽を感じることで「錬さんったら。こんなに感じて・・・。」という羞恥プレイが出来そうだね。
いざ挿れた時には、お互いの快楽がスパークするように激しい絶頂を迎えるのだろうか。

>>157コピーはしてなかったと思う。
でも、コピーできていたら対ヘイズとかで無敵になれるかな?
周囲の空気を取り込んで、分子の動きをランダムにしてしまう、とかさ。

129:名無しさん@ピンキー
05/10/16 13:02:05 K7SHM6uI
ふむ、話の腰を折って悪いが、一つ話ができそうなのだがこれは投稿してよいのかね?
まぁ完成までもう少しかかる。

130:名無しさん@ピンキー
05/10/16 13:57:36 NR/GPQrL
>>128
そしてさらに相乗効果で快感の波か。
同調は互いにフィードバックするから練攻めも実現できそうだ


まあ、喋られただけで演算がややこしくなるって言ってたしな(2巻、ファンメイ救出時シャオロンに言った台詞より
演算に気を引かせておいて回避軌道の算出を妨害する手もあるか。

>>129
まず投下だ。
完成したら推敲して投下だ。

131:名無しさん@ピンキー
05/10/16 15:23:27 SRe/SPY3
>129
構わないかと。
完成してからの投下を勧めるけど、どうしても完成前に投下したいのであれば、切れるところで、とりあえずここまでっていう告知を入れて欲しい。
予め投下時に名前欄に「1/8」みたいにどれぐらい投下する予定で、今どのくらいなのかが分かるようにしておくと良いかも。

132:129
05/10/16 19:36:58 ZAWtSVuA
なるほど。了解した。
まぁ三日四日以内には完成する見通しだ今のところ。

133:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/17 02:30:25 smVbWEuC
129氏が書き上げるまで、これでも読んでなさい・・・。ってことで3時間で書いた駄文投下。ミスとか多いだろうけど気にしないでくれ。
後編はまた後で。

内容は、本スレで出てきた「錬が猫。」の部分に萌えたから錬がネコセットつける話。
フィアなどと絡ませる予定だけど、現在相手募集中。ちなみに錬は受け。それ以外認めない。
NGIDにする用に名前付けておく。本編は次から。

134:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/17 02:38:06 smVbWEuC
「錬ー。ちゃんと着替えてるー?」
「着替えてるよ~~。」
月夜の呼び声に、錬がいそいそと答える。
シティ・モスクワのお土産だ、と月夜から渡された服を最初に見た時、錬はこれ以上ないほど驚くことになった。
きっと悪戯に違いないと祈るように思ったが、そのまま狭い脱衣所に押し込まれてしまう。
ドア越しにフィアに助けを求めようとしたが、逆に「ぜひ着て下さい」とせがまれてしまい、ついに錬は白旗を揚げることになった。

脱衣所の棚から取り出したカゴの中に、着ていたいつもの上着を投げ込み、次いでシャツも放り込む。手に持ちっぱなしだった悪夢のプレゼントはその隣のカゴへ。
こうなったら仕方がないと諦めて着替え始めた錬だが、シャツは薄い上に胸までしかないし、ズボンの方は行き過ぎた短パンといった感じだ。きっと月夜は、変な格好だと大笑いするだろう。
洗面台の鏡に映った自分に、「変だなあ・・・」と呟く。真昼だけならいいが、フィアにまで笑われると思うと気が重い。
見ていられなくなり、顔をカゴの方に向ける。あと残っているのは、ネコの耳を模した飾りと、同じくネコに似せたであろう尻尾、金色の鈴がついた首輪。ふさふさした毛と柔らかそうな肉球がついたグローブと靴。
月夜の説明によれば、このネコセットには過去の最新技術が惜しげもなく注がれているらしく、つけたとたんに皮膚と同化してしまうらしい。しかも首輪には面白い機能までついているという。
(そういえば・・・ぼくも驚いたけど、真昼も物凄く驚いてたなあ・・・。口からコーヒー噴出す所なんて、初めて見た・・・)
いつでも冷静な真昼があそこまで取り乱す姿は、めったに見られたものではない。おそらく、錬が見たことがある最も動揺した真昼の姿だろう。
僕だけが恥をかいた訳じゃない・・・と自分を慰めつつ、茶色のネコミミを頭にそっとあてる。少し痺れるような感覚の後で手を離しても、もうネコミミは落ちなかった。
ためしに動かそうと思ってみると、ネコミミはその通りにピコピコとコミカルな動きを見せる。どうやら五感までしっかり備わっているようだ。
「へぇ~・・・。」
まさかここまでの物とは思っていなかった連は、感嘆の声を上げる。
ためしにネコミミの先をつついてみると、体中にピリッとした刺激が走った。
「ひゃっ!」
錬は思わず体をビクッと震わせ、目をパチパチさせる。女々しい声まで出てしまった。
本物のネコになってしまったようでだんだん楽しくなってきた錬は、次に首輪を手に取った。真っ赤なベルトは思いのほかよく伸びて、楽々と頭を通すことが出来た。首についつくような感触がある。
「ちょっとくすぐったいけど、なかなかかも・・・。」
鈴の下部についている仕掛けのスイッチを押そうかと思ったが、どうせなら他のセットもつけてからの方がいい。
早速装備するべく、まずかごの中から茶色のふさふさした尻尾を引っ張り出す。1メートルほどあるそれは錬には少々長すぎるように感じられたが、着けてしまえば自動で調節されるらしい。ズボンの後ろの穴を通して尾てい骨のすぐ上に押し付けると、あの痺れを感じた。
思わずお尻の穴に入れている自分を想像してしまい、錬のほほに赤みがさす。月夜が冗談で言っていたことだが、流石にやってみる気は起きない。

135:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/17 02:40:24 smVbWEuC
「どれどれ~」
首をひねって、出来具合を確認する。どうやら上手くいったようで、適度な長さになった茶色の尻尾は錬の意思を反映してくねくねと動いている。
最後に残ったグローブと靴を装備すれば、錬ネコの完成だ。わきわき指と動かすと、しっかりとネコの太い指が動く。
並みの手袋など目じゃない一体感だが、やはりこんなものに技術を注いだ製作者の考えは、錬にはいまいち理解できない。

ともあれ、早速できばえを確認すべく鏡の前に立った。ピコピコと器用に動くネコミミとシッポ、本物そっくりの質感を持つグローブとブーツ。アクセントを与える首輪。
「あうう・・・///」
改めて見ると、かなりどころかとんでもなく恥ずかしい格好だ。錬の顔が真っ赤に染まり、今にも湯気だ出そうになる。このまま3人の前に出ることを思うと、気が気でない。
しかし、今更着替えなおしてやっぱり嫌だと言い出すのも気が引ける。笑うためとはいっても、きっとフィア達は待っているだろう。
「そういえば、鈴のスイッチ入れ忘れていたけど・・・」
脳内時計で時間を確認する。時間は午後3時14分49秒。着替えに来てから、もう10分近く経っていた。
短気な月夜のことだから、そろそろ待つのも限界だろう。これ以上手間取っていると、ドアを吹き飛ばして突入してくるかもしれない。
それに、いつまでもここにいたら、この先一生ここから出れなくなってしまう気がする。
「よしっ・・・!」
自分に気合を入れて、鏡の前から立ち去り、少し苦労して脱衣所のドアを開ける。ネコの手ではドアノブを掴むのも一苦労だ。危うくシッポまではさみそうになる。
「錬ー! まだー?」
ちょうど顔を出した所で、月夜の声がかかる。明らかに期待の色の含んだ声だ。首輪のことを後回しにしたのは正解だったな、と錬は思った。
「今行くよ~」
錬はひんやりとした廊下を歩き出し、居間へと向かった。
「ひゃっ!」
錬は思わず体をビクッと震わせ、目をパチパチさせる。女々しい声まで出てしまった。
本物のネコになってしまったようでだんだん楽しくなってきた錬は、次に首輪を手に取った。真っ赤なベルトは思いのほかよく伸びて、楽々と頭を通すことが出来た。首についつくような感触がある。
「ちょっとくすぐったいけど、なかなかかも・・・。」
鈴の下部についている仕掛けのスイッチを押そうかと思ったが、どうせなら他のセットもつけてからの方がいい。
早速装備するべく、まずかごの中から茶色のふさふさした尻尾を引っ張り出す。1メートルほどあるそれは錬には少々長すぎるように感じられたが、着けてしまえば自動で調節されるらしい。ズボンの後ろの穴を通して尾てい骨のすぐ上に押し付けると、あの痺れを感じた。
思わずお尻の穴に入れている自分を想像してしまい、錬のほほに赤みがさす。月夜が冗談で言っていたことだが、流石にやってみる気は起きない。
「どれどれ~」
首をひねって、出来具合を確認する。どうやら上手くいったようで、適度な長さになった茶色の尻尾は錬の意思を反映してくねくねと動いている。
最後に残ったグローブと靴を装備すれば、錬ネコの完成だ。わきわき指と動かすと、しっかりとネコの太い指が動く。
手袋など目じゃない一体感だが、やはりこんなものに技術を注いだ製作者の考えは、錬にはいまいち理解できない。

ともあれ、早速できばえを確認すべく鏡の前に立った。ピコピコと器用に動くネコミミとシッポ、本物そっくりの質感を持つグローブとブーツ。アクセントを与える首輪。
「あうう・・・///」
改めて見ると、かなりどころかとても恥ずかしい格好だ。錬の顔が真っ赤に染まる。このまま3人の前に出ることを思うと、気が気でない。
しかし、今更着替えなおしてやっぱり嫌だと言い出すのも気が引ける。笑うためとはいっても、きっとフィア達は待っているだろう。
「そういえば、鈴のスイッチ入れ忘れていたけど・・・」
脳内時計で時間を確認する。時間は午後3時14分49秒。着替えに来てから、もう15分近く経っていた。
短気な月夜のことだから、そろそろ待つのも限界だろう。これ以上手間取っていると、ドアを吹き飛ばして突入してくるかもしれない。
それに、いつまでもここにいたらこの先一生ここから出れなくなってしまう気がする。
「よしっ・・・!」
自分に気合を入れて、鏡の前から立ち去り、少し苦労して脱衣所のドアを開ける。ネコの手ではドアノブを掴むのも一苦労だ。危うくシッポまではさみそうになる。
「錬ー! まだー?」
ちょうど顔を出した所で、月夜の声がかかる。明らかに期待の色の含んだ声だ。首輪のことを後回しにしたのは正解だったな、と錬は思った。
「今行くよ~」
錬はひんやりとした廊下を歩き出し、居間へと向かった。

136:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/17 02:49:22 smVbWEuC
ぐあ、ミスがあるし・・・。
まあその場しのぎだし気にするな。

お目汚しsorry

137:129
05/10/17 15:23:19 elqgLWRM
んむ。なんか珍しく早く家に帰れてPC触れたので一気に書き上げれた。
ちょいと長い気もするがまぁ投下する。
少しでもタネになったら幸いだ。
では。

138:129
05/10/17 15:25:42 elqgLWRM

――誓いを立てよう。

風が吹いている。
どこへ行っても寒風吹きすさぶ世界。
それは比喩などではなく、本当に事実のことだ。
大気制御衛星の暴走によって荒廃したこの地球上に最早陽の差す場所は存在しない。
人類はシティという七つの箱庭、あるいは細々と築かれた小さな町にしがみつき、かろうじて生を永らえている状態であった。
絶望と、悲観が世界には溢れてしまっていた。
だがしかし、それでも、諦めない人たちはいる。
活気に溢れ、生きる望みに満ち、毎日が慌しい町というのも確かにあるのだ。

……けれど、これはちょっと度が過ぎてないか、と天樹錬は切に思った。

「まーひーるー! アンタまた私の発明品下らないことに使ったわねー!?」
「ん? ……もしかしてこの端末のこと?」
「もしかしなくてもそうよ! それは情報制御の乱れを感知して演算機関の故障箇所探すっていう画期的なヤツなんだからね!」
「でも見た目ハンドクリーナーだよねこれ。僕が間違えて机の掃除に使っても無理はないと思――」
「そんな馬鹿なことぬかすのはこの口か――ッ!!」
どったんばったんと口論(片方は半物理的)を続ける兄と姉。
いや、口論というのはあくまでも互いが言い合うという状態であってこんな剛柔ある対決ではないのだが。
というか先ず何より毎日よく飽きないなぁと思う。
別段見てる分には楽しいけれどそのうちこっちに被害が及ぶのがネックなのだこのワンサイドゲーム。
いい加減止めるべきとは思うけどその場合絶対に矛先が自分に向くだろう。
かといって放っておけばそのうちいつもどおりまた巻き込まれることは自明だ。
「………魔女裁判?」
錬は大きくため息をついた。
こうなれば最後の手段。36もないけど36計目を使わせてもらおう。
「月姉ー、真昼兄ー、僕フィアと出かける用事あるからもう行くねー!」
言い放ち、そして一目散にダッシュ。
ついに物理的破壊音まで聞こえ始めた魔窟となった我が家から錬は大慌てで逃げ出した。



139:129
05/10/17 15:26:27 elqgLWRM
「………ふぅ」
大通りまで出て改めて息をつく。
場合によってはラグランジュの発動も考えていたのだそれは杞憂だったらしい。
というか何故ここまで神経使わねばなりませんか。教えて神様。
逃げ出してから思うことはいつも一つだ。平穏ってなんだっけ。
「さってと」
ぱしん、と頬を一つ叩いて気分を入れ替える。
いや、そんなことする必要もなく気持ちは明るくなるだろう。
「今日はフィアとどこ行こうかなー?」
好きな子と一緒にいれる。
それだけでさっきまでの鬱な気分など吹っ飛んでしまう。
満面の笑顔で駆け寄ってくる金髪の少女を思い浮かべて錬は頬を緩めた。
待ち合わせの時間まで、後15分程度。
律儀なフィアのことだ。今から向かえば丁度いい具合に出会えるだろう――



――案の定。金髪の天使は既に待ち合わせ場所にいた。
「お待たせ。フィア」
女の子を待たせるのは男としてどうなのよ? とこのまえ月夜に説教されたがこっちも時間は守っているので別段問題ないだろう。
「はい。おはようございます、錬さん」
にっこり、と笑うフィア。
服装はセーターに吊りスカート、それにストールという見慣れた格好だ。
それでもどこか新鮮に感じるのは惚れた弱みというヤツだろうか。
頬が緩むのを自覚して、錬はフィアの手をとった。
「それで、今日はどこ行こうか?」
「そうですね……。せっかくですからお花を見に行きませんか?」
花、と聞いたら思い浮かぶの場所はたった一つ。
錬が丹精こめて作り上げた空中庭園。世界で唯一青空が望める場所だ。
「そろそろ手入れもしなきゃいけませんし、ね」
確かにそのとおりだ。
意外に仕事で忙しい錬はここのところあの庭園の手入れを何もしていない。
というか休みをほぼ全てフィアとのデートに費やしていることもその原因の一つなのだが。
「そーだね。そうしよっか。最近僕も行ってないし」
久々に緑と太陽に囲まれてのんびりするのもいいかもしれない。
「それじゃ、行こう!」
「はい!」
なにはともあれ、一路向かうは青空の下へ――




140:129
05/10/17 15:29:34 elqgLWRM
「………ん?」
地下道へ入り、軌道エレベータへと向かう途中。錬は何かの視線を感じて振り返った。
「錬さん?」
不審げに首を傾げるフィア。
敵意というには薄く、殺意というには儚いほんの一瞬の違和感。それでも今のは好ましい気配ではなかった気がする。
「…………」
周りを見渡すが特に異常はない。
「なんでもないよ。気のせいだったみたい」
まぁもとよりこの場所を知っているのは自分とフィアだけなのだ。
それなら心配することでもないだろう。
そう思って錬は先へと足を進めた。
けれど、何か胸にひっかかるような違和感は拭い去れなかった。
――そして数分後。
エレベーターを乗り継ぎ、壊れそうな階段を上り、目的地に到着した。
テラスへ通じる分厚い扉の前で二人して意味もなく呼吸を整える。
そしてゆっくりと手をかけて扉を開き、そこには燦燦と煌く陽光に照らされる草花たちが――

「「――え?」」

期せず言おうとした感想が固まる。いや、それは違う。絶句したというのなら二人ともが目の前の光景を認められていないだけ。
認識できぬものに浮かぶ気持ちなどありえない。
故にこの思いはただ硬直。目の前、無残に踏み荒らされた花園を認められない心――
「な――ん、で……?」
呆然と呟いた。
今まで丹精込めて育ててきた草花。問答無用でそれらは踏み砕かれていた。
千切られ、踏まれ、吹き飛ばされている。かろうじて原型を保っているのは真ん中に生える桜の樹のみであった。
「どうして…………?」
口をつくのは疑問ばかり。そのせいで気づかなかった。

「――やっと来たかよ」

桜の樹にもたれかかり、剣呑な目つきでこちらを見ていた一人の男に。
「!」
一瞬にしてI-ブレインが覚醒する。前方に人間一。正体不明。魔法士の可能性。
幾つもの分析が自動的に始まる――前に怒りが爆発した。
男の足元。
無残に踏み潰された花々があったからだ。
――コイツだ。
直感した。理由は知らない。けれどもここを破壊したのは間違いなくコイツだ。
「………誰だ、お前」
普段の錬からは考えられないほどぶっきらぼうな物言い。
しかし眼前の男は錬の怒眼に視線すら合わさずに告げた。
「テメェが『天使』でいいんだよな?」
「っ!?」
一瞬にしてフィアの体が強張る。
「あぁいや訂正する。――テメェが”マザーコア”でいいんだよな?」
ゆら、と体を起こす男。その手に握られているのは、見まごうことなどありえない――騎士剣!
「もう用件くらいわかってんだろよ?」
「フィア、下がって!」
最早問答をしている間もない。
どうやってフィアがシティ・神戸崩壊から生き延びたのを聞きつけたのか。
どうやってフィアがマザーコアであることを知りえたのか。
そんなことはどうでもいい。
ただ、この目の前の騎士が自分の愛する少女を害するというのならば、全身全霊全力を以って排除するのみだ――!



141:129
05/10/17 15:32:06 elqgLWRM
(「ラグランジュ」常駐 知覚速度を20倍 運動速度を7倍に定義)
一喝でトップギアに引き上げたI-ブレインに命令を叩き込む。引き伸ばされた視界の中、走るは踏み込んできた男が放つ銀の一閃。
それをサバイバルナイフで受け止め、流す。だが敵は騎士。真っ向から膂力で勝負しては勝ち目は無い。
故に、
(「マクスウェル」常駐 『炎神』発動)
振り切ったナイフの先端。そこへ情報干渉を開始する。望むは灼熱。爆炎よ、暴れて吼えろッ!
「!」
いきなり迸った灼熱に男の顔が驚愕に歪む。それも当然、この身は広きこの世でたった一つ、能力の同時起動を行えるI-ブレインを持ちうる者。
だが男は太刀風一つを纏って身をまわし、離脱した。
そして着地。開いた彼我の間合いは約5m。油断なく錬を見据え、男は口を開いた。
「ちぃ……テメェがそいつの守り手か」
苦々しげに吐き捨てる。
「オイ小僧。わかってんのか? そいつはマザーコアだ。そいつには俺らを生かす義務があるん――」
「――黙れ」
その言葉に一瞬で頭が沸騰した。
今、
お前、
は、
何、
を、
言った?
「義務、だって?」
怜悧な声が大気を裂く。
「あ、当たり前だろうが! マザーコアなんぞ所詮シティの電池以外の何者でもねぇよ!」
一瞬気圧された男だが、すぐさま我を取り戻し、騎士剣を構える。
……そうか。つまりは敵なんだね。
スイッチが入る。もう知ったことではない。
この男は祐一のように己が正義を貫いている人間ではない。
悩み、苦しみ、愛する人を犠牲にし、それでも貫くと決めたあの黒衣の騎士の信念に比べればなんと矮小なことか。
ただ生き延びるだけに。あがくことなく現実を受け入れ、犠牲を”しかたがない”と容認している唯の怠惰な愚者だ。
ならば、倒すことになんの躊躇いもない。
後ろにいる金髪の少女を守ると誓った。生きていてほしいと、そう願った。
それを上回る信念を持たずして彼女を得ようなどと、無謀愚策も甚だしい――!
「テメェをぶっ殺して、マザーコアは手に入れさせてもらうぜ……!」
だからそれが阿呆だと言っている。どこで嗅ぎつけたかは知らないが、その蛮勇、身を以って後悔しろ。
「――フィアは渡さない」
言に全てを込める。
「一緒に生きるって、約束したんだ」
たとえ絶望に塗りこまれた運命だとしても、少女を守って戦うと決めた。
「フィアは電池なんかじゃない。ちゃんと泣いて笑える、一人の女の子なんだ」
だからお前のようなヤツになんか渡さない。
それになにより、

「なにより――好きな子をそう簡単に渡すと思う?」

「錬さん……」
フィアに微笑を向ける。結局はそれにつきるものだ。どんな理屈並べ立てようと、とにかくフィアのことが大好きだから守りたい。
「……け。言ってろクソガキ」
言葉と共に男が動く。運動加速は28倍。――二流が。ナイフを構え、錬も迎撃すべく疾走を開始した。
激突する。


そして、勝負は呆気なくついた。


142:129
05/10/17 15:33:01 elqgLWRM

「大丈夫? フィア」
倒れ伏した男を縛り上げてダストシュートから重力制御をかけて地上へと戻し、振り向く。
金髪の天使は、震えていた。
「フィア……?」
敵は倒したのに、どうして……?
伸ばしかけた手が途中で止まる。
フィアはひぅっと嗚咽気味にしゃくりあげ、
「…………やっぱり、まだ狙われてるんですね、私」
顔をうつむかせて呟いた。
「錬さんに、月夜さんやおばあさまたちに助けられて……もう生きていいと思ってたのに」
一筋、涙が踏み潰された花の上に落ちた。
かけるべき言葉が見つからない。
「……それでもまだやっぱり、私はマザーコアなんですね」
違う、と。そう言いたい。
けれど言葉が出てこない。
少女のこの苦しみは安っぽいその場しのぎの言葉で慰めていいものではないからだ。
「やっぱり……私は――」
「フィア」
だから抱きしめた。
目の前で震える金髪の天使。
今の僕に君の苦しみを和らげる言葉はかけれないけど、せめて震えだけは止めてあげる。
「大丈夫……絶対に大丈夫だよ」
「錬、さん……」
嗚咽を漏らすフィアを胸の中に抱き込む。
身長はそんなに変わらないはずなのに、胸の中の少女は酷くちっぽけに見えた。
「僕が守るから。月姉も、真昼兄も、弥生さんも……みんな、フィアのこと大事に思ってるから……っ」
抱きしめる腕に力を込める。
守りたい。
心の底から改めて思う。
愛おしい。
心の底から改めて思う。
「だから……泣かないで、ね?」
「……は、ぃ…………」
一層顔を強く押し付けてくるフィア。
それを優しく引き離し、指で涙を拭った。
「約束する。ずっと僕がそばにいる。ずっとフィアを守る」
顔を寄せる。
フィアは拒まなかった。
眼を閉じ、安心したように身を寄せ、錬とフィアは口付けを交わした。




143:129
05/10/17 15:33:53 elqgLWRM
「ん、ふ…………っ」
唇を啄ばまれたフィアがぴくりと身じろぎする。
その一挙一動が愛おしい。
錬はキスを交わしたままフィアを再び抱きしめた。
あったかく、柔らかい少女の体。
「ふ……ぁっ」
舌先でフィアの口の中をつつく。
それだけでフィアはびくんと反応し、脱力した。
「ぁ…………」
つ、と唾液の線を引きながら唇を離し、今度は首筋に口づける。
「ぁ、ふ……っ」
とろけそうな吐息。
眼を閉じ、紅潮した顔でフィアはほうっと息をつく。
既に足には力が入っておらず、錬の体にしなだれかかっている状態だ。
「フィア……」
「錬、さん………」
どちらからともなく目が合う。
潤んだフィアの目と、黒々と澄んだ錬の目。
同調しなくとも意思が伝わるような錯覚。
言葉なんていらない。
ただ、今は確かに”ここにいる”フィアを感じたかった。
「…………フィア」
守りたい、愛する少女の名を呼ぶ。
心の中は猛り狂う愛おしさと、拒絶されることに対するほんの一抹の不安。
それを見透かしたようにフィアは、


「…………錬さん。――大好きです」


にっこりと笑んで、穏やかに身を任せてきた。


144:129
05/10/17 15:37:21 elqgLWRM

「――ふぁ……っ」
口付けを交わし、形の良い胸を撫でる。ゆっくりと服を脱がせ、あらわになったフィアの肢体は息を呑むほど美しかった。
白皙の肌。決め細やかな髪。それはまるで一つの芸術品のよう。そしてついでにごくりと思わず唾を飲んでしまった自分に自己嫌悪。
「うわぁ…………きれいだよ、フィア」
「そ、そんなこと言わな――ひぅんっ!?」
身を起こして抗議しかけたフィアの耳を甘噛みし、言葉を封じる。
あぅぅ、と脱力するフィアに微笑を一つ漏らし、そのまま形のいい胸を掌で覆った。
「あ……っ」
「だいじょぶ。力ぬいて、ね」
「は、はい……」
このセリフはこのときに言うものではなかったような気もするがまぁいいだろう。
フィアは素直に従ってからだをリラックスさせる。それでもまだ緊張は解けていないが、これはこれで味わい深い。
ゆっくりと揉んでゆく。弾力に溢れ、形のよいそれは、まるで錬の手の動きに合わせて形状をフィットさせてゆくように感じるほど。
「あ、はぁ……っ」
次いで錬はその胸にゆっくりと舌を這わせた。
「ひぁっ!?」
たちまち劇的な反応。手指とは違う湿り気を帯びた感覚にフィアの体がびくりと跳ねた。
円を描くように頂の周りを動き、空いているもう片方の胸に手を伸ばす。
「んっ……はぁ……ぁ……ぁっ」
徐々にフィアの吐息が甘いものへと変わってゆく。たどたどしいこちらの愛撫でも感じてくれている。
それが何よりも嬉しい。それがとても愛おしい。
「や……は――ぁ……んふ……っ――きゃぁ!?」
こちらの手がフィアのショーツに触れた。さすがにそこは恥ずかしいようで、フィアは真っ赤になって顔を上げた。
それに一言。
「こら、動いちゃダメって言ったでしょ」
「え……で、でも――ふぁうっ!」
既に屹立していた胸の頂を吸ってやるとフィアはおとがいを逸らせて甘い悲鳴を上げた。そのまま舌で連続して刺激を与えてやる。吸い、弾き、甘噛みし……
「ひぁぁっ! んぁっ……く――ふぁ、は……ぁぁぁっ!」
そのたびに面白いように反応するフィア。胸だけでここまでとは、相当フィアは感じやすい体質らしい。
脇腹から脇の下までを一息になめ上げ、くすぐったげに身を潜めたところに再び胸への愛撫。反った首筋にキスをし、艶かしく動く背中のラインをうなじまで撫ぜ上げる。
フィアの体の全てが愛おしい。
「ふぁ、ぁ、ぁ…………っひぅ!」
「……フィア」
ふと気づく。ショーツに宛がわれた自分の指。そこに湿り気が生まれていた。
「ぁ……錬、さん……?」
愛撫が止まったことに対してか、フィアが不思議そうにこちらを見てくる。それに少しばかりの悪戯心を覚え、錬は、
「…………それっ」
「え――、ふああぁぁっ!?」
つぷ、と指を彼女の秘部へと差し込んだ。
「や、んんぁッ!」
たちまちフィアの体が弓なりに反った。甲高い嬌声。甘く甘く全てをとろけさせる天使の声が天蓋に響き渡る。
「ひぁ、ちょ、錬さ、あ、ひあぁぁん!」
フィアの中は酷く狭く、差し込んだ指をくわえ込むようだった。それでも暖かい。フィアがフィアである所以の優しさがこんなところまで現れている、のかどうかはわからないが。
中に入った指を折り曲げ、内壁をこするように刺激を与える。
「んんんんッ……!」
フィアは指をくわえ、必死で声を抑えている。その仕草ですら清列。自分が誰よりも守りたいと誓った少女――。
「ひぁ、あ、んっ! れ、――んっ! んはぁぁっ! 錬、さん――!」
水気が溢れてくる。最早フィアの秘部は洪水を呈していた。断続してあがる甘い喘ぎは彼女の絶頂が近いことを知らせてくれる。
「いいよ、フィア。我慢しないで」
「そん、な……ことっ、でき――なぁぁっ、は、んぁ、ひぅぅっ!」
秘部を愛撫する手は止めずに、頂へ舌を這わせた。同時に二箇所を責められる快感にフィアはより一層背筋を反らせる。
「だめっ、だめです! うぁ、ひあぁうっ! なにか、んはぁっ、なにか、きちゃいますっ!」
いやいやするように首を振り、未知の感覚を振り払おうとするフィア。
イク、と判断した錬は最後に胸をつん、と吸い上げ、同時に指でクリトリスを弾いた。
途端、
「ひぅっ、あ、はんっ、やぁっ、なにか、なにかきますっ! あ、あぁぁ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――ッ!!」
今までの中で一際高い嬌声と共にフィアはびくんと震え、絶頂を迎えた。



145:129
05/10/17 15:39:42 elqgLWRM

「は……あぁ……ん……」
フィアはくたりと柔らかな草のマットに倒れこむ。初めての絶頂は余程衝撃的だったのだろう。
目の焦点は合っておらず、時折体は余韻で震えている。そっと額にかかった髪の毛を払ってやる。
「錬さん……私」
「気持ちよかった?」
「っ! そんなこと言わないで下さいッ!」
……先手を打ってみたのだがちょっと失敗だったかな。
「えっと……それで、その……」
「?」
何故かいきなりしどろもどろになるフィア。やっと焦点の合ったその目線は錬の目ではなくもっと下の方へ向けられていた。
「――!」
途端、顔が火が出るように真っ赤に染まったのがわかった。錬のそれは最早立派に屹立し、ズボンの上からでも容易にわかるほど盛り上がっていた。
「あ、や、これは……」
フィアに自分のいかがわしい心を見透かされたように思い、錬は慌てて意味不明の言い訳をしようとし、
「そ、そのこれは男な――んむっ!?」
フィアの口づけに妨げられた。唇同士を触れ合わせるだけの簡単な、しかし一生懸命なキス。
その不意打ちに心身共に固まった錬に、フィアはにっこりと笑って告げた。
「いいですよ」
「……フィア?」
頭の中がぐるぐるになる。
フィアはそんな錬を優しく眺め、
「錬さんになら、――うぅん。私は錬でなきゃ、嫌です」
「――――」
その言葉で、一瞬にして頭が冷えた。目の前で少し頬を赤らめて、こちらを見つめてくる金髪の天使。フィア。その全てが、たまらなく愛おしい――
「……いいの?」
「はい」
恥ずかしそうに、しかししっかりとフィアは頷いた。
ゆっくりと手を伸ばす。
「ぁ……っ」
引き寄せ、抱き寄せてキスをする。
全ての制約は失われた。
ただ今は、愛する、守るべきこの少女を愛したい――



146:129
05/10/17 15:44:46 elqgLWRM

「くぅ……ぁんっ、ふ、ひぁ……っ!」
フィアの秘部からくちゅくちゅと淫猥な水音が響き渡る。一度達したためか、そこは少し触れただけで再び愛液に溢れ始めていた。
「ふぁっ! は、あ、ぁんっ!」
背筋を反らせてフィアがよがる。白皙の肢体がくねるその様子は官能的というよりは芸術的なまでの美しさ。
錬はそれに惹きこまれるようにして愛撫を続ける。そして花びらのように開いているフィアの秘部にゆっくりと口づけた。
「あ、はぁっ、んぁ、ひぅっ――ぁああっ! れ、錬さん、そこ、そんなとこ――!」
舌をいれて蹂躙する。
もっとフィアの声を聞きたい。
もっとフィアの体を感じたい。
「んん……ッ! ふ――ひはぁぁっ!」
もっと――
「ひ、あぁ、ああんっ、いぁっ、くぅぅっ、ひぃあっ!」
もっと――――
「ふぁぁぁぁぁっ! れ、んさん! あ、ひ、んはぁぁっ!」
もっと――――――
「い、いいですっ、も、もっと……あ、は、あぁんっ!」
もっと――――――――

……そして。

「は、ふぁ……ぁ……っ」
何度も絶頂に達し、力なく錬にしなだれかかるフィア。
――もう、限界だった。
「……フィア、いくよ」
「れん……さん……」
いきり立った自分のモノを取り出し、フィアの膣口に宛がう。くちゅり、と亀頭が中へと侵入する。
「くぅ……っ」
「ふぁ、はぁぁっ!」
それだけでI-ブレインが機能停止するほどの刺激が走った。絡み付いてくる。フィアの体そのものが抱きしめてくるような感じ。
ゆっくりと、ゆっくりと前へ進む。
「だい……じょう、ぶ?」
「は、はい……っ」
異物が自分の体の中に入ってくる感覚に、歯を食いしばって必死で耐えるフィア。
やはり痛みはあるのだろう。フィアには痛覚遮断の能力は備わっていない。だからゆっくりと、優しく、できるだけフィアが苦痛を得ないように挿入を進めてゆく。
「ふ、ぁぁ……っ」
「はぁ……はぁっ」
吐息が重なる。鼓動が重なる。思いが重なる。
「……っ」
ゆっくりと挿入を進めていた先端が、弾力ある膜に触れた。おそらくは、これが――
「はぁ……っ、錬さ、ん……私なら、大丈夫……ですから……」
「……」
荒い息と共に、しかしそれでも微笑みを見せるフィア。苦しいだろうに、初めてだから辛くないわけがないだろうに、それでも笑んでいる。
……それが少女の本質。
どこまでも優しく、どこまでも暖かい、”フィア”という少女の基本骨子。
だから……錬はそれに応える。優しさを遠慮することほど相手に躊躇を与えるものは無い。
「わかった……いくよ」
それでも、フィアをなるべくなら苦しませたくは無い。だから錬はお留守になっていた手をフィアの花弁へと伸ばし、クリトリスを軽くつまんだ。
「ひぁっ!? あぁぁぁぁんっ!?」
いきなりの刺激にこれまで以上に反応するフィア。その快感に跳ねた一瞬の隙に、錬は一気に最奥まで己を突き入れた。
「ひぅぅぅっ!? い、ぁ――っ!」
それでもやはり軽減することはできなかったか。痛みにフィアの目から涙がこぼれる。
「ひ、ぐ――っ……!」
フィアが痛みに震えている。
そしてそれを為したのは自分。

だから、せめて抱きしめていよう――


147:129
05/10/17 15:46:09 elqgLWRM

「は、はぁ……ぁ……ぅ」
徐々に震えが収まってくる。
「フィア……」
心配そうに覗き込む。破瓜の痛みがどれほどのものかはわからない。
しかしそれでも、
「あ、は……。これ、で……私たち……一つになったんです……ね」
それでも、天使の少女の笑みは崩れなかった。
「ん……っ、動いて、いいですよ……」
つぅ、と秘部より染み出る鮮血。それが痛みの何よりの証。
「私は……大丈夫、ですよ。だから……」
「――っ」
その笑顔に、全ての理性が吹き飛んだ。どこまでも狂おしく、桜のように舞い散るはただ一つの思い。
天樹錬という少年ははフィアという少女を愛しているという、それだけの想い――
「……動くよ」
「はい――ぁんっ!」
ずりゅ、と前後に抜き差しを始める。
「ふぁ、ぁ、あぁぁああっ!」
「っく……!」
もうフィアのことしか考えることはできない。
フィアを守りたい。
フィアを歩んで生きたい。
フィアを、愛したい――!
「ひぁぁっ!? れ、錬さん、そん、そんな激しく――くぁぁっ!」
抜き差しすると同時に片方の手でクリトリスをつまみ、舌で乳首を転がす。同時に三箇所を責められ、フィアの苦痛は一気に快感に多い潰されてゆく。
「んぁぁっ、は、ふぁ、あんっ、あぁ、錬、錬、錬――!!」
「は――く、ぁ……っ」
フィアのよがる声を聞いてさらに愛撫の激しさを増す。肉芽をつまみ、回転を加え、少女の全てを自分で満たさんとばかりに愛してゆく。
「あぁん! れ、んさん……あぁっ、が……おく、まで……んふぁっ」
「フィア……ずっと、一緒だから……」
ずっと一緒に、ずっと僕がこれから君を守ってゆくから。
マザーコアなんかじゃない。道具なんかじゃない。
フィアは、この世界でたった一人の、フィアなんだ――!
「きゃぁぁんっ! ひ、はぁっ、ふぁ、あぁあぁんっ! 錬さん! も、もう私――!」
「いいよ……っ! イッて、僕も、もうすぐ――!」
「くふぁっ、ああぅっ、ひぃぁぁっ! いっしょ、いっしょに――!」
戦うと決めた。そして何より、守ると決めた。
「あ――、も、もう、ダメです………ッ!!」
「フィア…………ッ」

……もう泣く必要なんて無い。

「あ、あぁぁっ! んぁ、ぁあんっ、れんさ、錬さん――! ひぁ、あ、い、イっちゃいますっ!」
「くぅ…………っ」

だってほら。これからは――

「ふ、はぁっ、んぁあああああああああああ――――っ!!!」
「フィア―――っ!!!」


――ずっと、一緒なんだから――




148:129
05/10/17 15:49:19 elqgLWRM
と、まぁこんなところだな。
原作との乖離や文の荒さはエロパロということで勘弁してくれ。
書き込むのは初めてだが、一度に書き込めはしないものだな。
では、また暇があったら何か書いて投下しよう。



149:名無しさん@ピンキー
05/10/17 17:17:29 rkO552Fn
うぉぉぉぉぉー GJです!

150:名無しさん@ピンキー
05/10/17 18:01:20 SH/vSNT/
フォウ!何時の間にか良作が!GJ!

あと……僭越ながら申し上げますが
ラグランジュは反作用を打ち消すぎりぎりの運動速度は5倍までだったかと。

151:名無しさん@ピンキー
05/10/17 18:14:34 EfHJRwIr
次はイル×サクラキボンヌ

152:名無しさん@ピンキー
05/10/17 19:46:41 m6Vs/vYQ
>「錬さんになら、――うぅん。私は錬でなきゃ、嫌です」

モエシンダ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

153:名無しさん@ピンキー
05/10/18 05:57:07 Z9wHSQZP
フィア×月夜たん近々投下してもいいですか?
稚文ですがorz

154:名無しさん@ピンキー
05/10/18 07:05:31 N58T4vZP
>>153
投下すべし。どんな文でも、何も無いよりは全然いいと思うよ。
>129GJ

155:名無しさん@ピンキー
05/10/18 07:15:13 t7cBa7iY
>153
しっかりルールさえ守れば、投下してはいけない理由など何もない。

156:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:29:22 Z9wHSQZP
ありがとうございます。
では、投下します。

157:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:30:46 Z9wHSQZP
──錬さんを助けるために、祐一さんと同調しました。


「あ"ーッ!」

月夜はため息とも叫びともつかない奇声をここ最近、ずっと上げていた。

…月夜、なにかあったの?

と、双子の弟の真昼が声をかけるが、返ってくるのは同じ様な奇声だけ。


月夜には、フィアから聞いた『祐一と同調』が頭から離れなかった。

「…同調ってコトは、祐一の‘全て’を知ったってコトよね?!
ってコトは…その日暮らしが長かったいい歳の祐一のだから…フィアには、男が何をされたら気持ちイイかも……あ"ーッ!」


フィアの性格からして、
『同じ男性の錬さんが悦んでくれるなら…』
等と、まさかとは思うが…。

そして、今日は便利屋の仕事に二人で行った錬とフィアが帰ってくる日だった。

「ただいまー!」
「今帰りました…」

その声が響いた途端、月夜は真っ先に錬を自室に引きずり込んで尋問を始めた。




158:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:32:35 Z9wHSQZP
「じゃあ、ホンットーっに!何もしてないのね?!」

「だっ、だから!何もなかったってば!」


錬は突然の尋問と月夜の鬼の形相に怯えつつも、必死に身の潔白を証明しようとした。

しかし、
「男の言葉なんて信用できないわ、フィアに直接訊いてくる!」

とだけ言い残して去って行ってしまった。


月姉、僕をいったい何だと…υ

あまりにも理不尽な姉の言葉に、仕事とは違った疲れが押し寄せた。



159:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:34:34 Z9wHSQZP
「フィア、ちょっと話があるから入るわよ」


…えッ!?

と、慌てた声がしたが鍵のかかっていないドアを勝手に開けた。

のは、良いのだが。


「あ、ごめん、着替え中だった?」

ドアの向こうには、下着姿のフィアが顔を赤くしていた。

しかし…
『白くてきれいな身体…って、なにみとれてんの!あたし!』

しかし、月夜はフィアのきれいな身体から目が離せなくなっていた。


─この子の身体がいつか、男に汚されてしまうかと思うと、無性に胸が焼かれる様な気持ちに…。


「あの、月夜さん?ドア…っていうか、その…私、着替えて……ッ!?つ、月夜さん!?///」

気が付けば、月夜はフィアをベッドに押し倒して…細く白い首筋に唇を近付けていた。


「ん…ッ、月夜さん!どうしたんですか?!」




160:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:36:50 Z9wHSQZP
その声で我に返った月夜は、
「あっ、ごめん!違うの!錬と二人で居た間にアイツに変なことされてないか!そ!キスマークとかもし付いてたら、アイツシバかないと!だ、だから…」


少しの間。


「キスマーク…って、なんですか?」

「へ?」

「…あの、とりあえず…服を着させてくだ…ッ!?」


フィアの純粋が月夜には…どうしようもない着火剤だった。


「ん…ッ!ぁ…月夜さん?なにして…ッ」

「キスマーク、あたしが教えてあげる…」


そう言ってフィアの首筋に口づけをしていく…。


「ひゃ…ッ!ぁ、月夜さん!」

「こうやって付けるの…」

「ぁッ、ん…ッ!は…ッ、んん…ッ!」

「フィア…感じてるの?」


ハァハァと、荒い息を吐くフィアを見ると、もう月夜はこの子をもっと気持ち良くさせたいと言う衝動にかられてしまった。


「フィア…あたしが…女同士気持ち良いコト…もっと…」

「ぁ…」

─んちゅ…と、イヤラシイ音を立ててフィアの唇を覆った。



161:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:38:21 Z9wHSQZP
「はぁ…ッ、んーッ!ぁっ、舌が…///月夜さんッもっと…」

「意外に、ヤラシイ声、出すのね?もっと…どうして欲しい?」

「ぁ…ぁのッ、よくわからないんです…ッ!ぁんッ!何だか身体が熱いです…ッ!」


─可愛い。

「まだまだ、フィアのココ、もっと大きくなるわよ…」

そう言って、小さなフィアの乳房を優しく揉みしだく。


「ッ!は…ぁん!は…ぁ、月夜さん、気持ちイイです…ッ!」

「…もっと、気持ち良くなりたい?」


─コクン、とフィアは頷く。

「じゃあ…下も触っていい?さっきから脚が開いてきてる」



162:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:40:20 Z9wHSQZP
「え?下って…!」


構わす、月夜はフィアのショーツを脱がした。


「ゃ…んッ!は、恥ずかしいです!」

「でも、凄い濡れてるわよ?」

「な、なんで…ッ」

「女の子はね、感じるとこのピンク色の小さな穴から愛液が出るの」


ピチャピチャと月夜はクリを触るでもなく、腟口の回りを指でいじりだす。


「っ…!足りない!もっと奥が…ッ!」

「フィア…性感帯は、ナカだけじゃないのよ?」


そう言って、フィアの脚を無理矢理M字に開かせた。


「…きれいなピンク色ね…」

「…ん──ッ!!ぁ…ッはぁぅんッ!月夜さんッ!そんなとこ舐めちゃ…ッ…んッ、あっ、ゃぁッ!」

「ピクピクしてるvVねぇ…脚、痺れてきた?」

「な、なんで…ッわかるんですか?!ぁ…ッ!ん…ッ、ふぁ…ッ!ん」


そのままフィアは果ててしまった。
月夜は微笑みながら。

「これが、オーガズムって言うの、錬とするときには─……」

「…はぁ…ッ、つ、月夜さん?どうして……?!」

「ご…、ごめん…ッ!」


─月夜は泣いていた。


「月夜…さん?」

「ごめんね…フィア…っごめん!」


『結局、この子を汚したのは、あたしだった…』




─終─


163:名無しさん@ピンキー
05/10/18 09:41:38 Z9wHSQZP
乱文、失礼しましたυ

164:名無しさん@ピンキー
05/10/19 02:26:30 0mNXpxTy
129&153氏乙

そして(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g氏の続きを待ち望んでる錬猫発言主の俺が居る

165:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/19 20:13:56 fQv+TVcC
>>164
話の大筋は決まりました。
個人的な攻めの一覧として
祐一・月夜・真昼・フィア・サクラ・ファンメイ・エド
が上げられるわけですが、誰がいいですか?

129&153氏乙

166:名無しさん@ピンキー
05/10/19 20:17:51 w1JANZ6H
  _, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 月夜とフィアで、お願いします!
 ⊂彡

167:名無しさん@ピンキー
05/10/19 22:07:24 k6ngX0pM
サクラきぼんぬ!

168:名無しさん@ピンキー
05/10/19 22:15:54 bmxX+ubj
      ∧∧ ∩  ┌────
      (´∀`)ノ < フィアきぼんぬ!
      と    /  └────
 ─    (⌒I  l    ─ __
      し'ノ .,'
        し'  
  /      :
    /   || .   \
    /    | :    \      .
           ∧∧ ∩
          ( ´∀`)/ ∧∧ ∩
         ⊂   ノ  ( ´∀`)/
          (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩
           (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
                 (ノ   ⊂   ノ
                      (つ ノ  ∧∧ ∩
                      (ノ  ( ´∀`)/
                         _| つ/ヽ-、_
                       / └-(____/
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                           <⌒/ヽ___
                         /<_/____/

                                    ウッ
                               <⌒/ヽ___
                             /<_/____/ シコシコ

169:164
05/10/19 23:01:16 0mNXpxTy
>>165
個人的には祐一攻め(・∀・)ラヴィ!!
なんだけど、このスレ的には801は避けたほうが良いんかな・・・?

錬の心中台詞で「真昼兄(にい)」になってないの事を除けば、文体も原作に忠実だし出来も凄く良くて萌えたYO

170:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/10/19 23:33:41 fQv+TVcC
>>169
ありがとう。喩えお世辞でもうれしい・・・。
個人的な趣味から言えば祐一攻めでもまったく問題ないんだが、スレ的な問題がなあ・・・。

まあとりあえず一着の真昼&フィアの3PでFAかな。それなりに書き易そうだし、希望者の多いフィアはいってるし。
エロシーンは得意じゃないし駄文になるだろうから、そこの所よろしく。
シチュは・・・とりあえず錬に喘がせたい。ショタ系が嫌いな人はスルー推奨です。

追伸。
喘ぎ声をタイプしている時、物凄く情けないような気持ちになるのは俺だけ?

171:95
05/10/20 16:58:16 vZAgClpH
>>170
錬TS化?それとも同調?

漏れもorz

追伸
SS書いてる途中にイデが発動しますたorz
パソのメモリーも脳内メモリーも全部トンだ・・・orzorz

172:名無しさん@ピンキー
05/10/21 20:41:21 /HiBduUs
>>171
がんばれ、頑張るんだ!
イデに負けるな。また頑張れる。

173:95
05/10/23 11:10:50 b7IqkFHy
>>172
サンクス。
でもなあ、もはや129さんの続編めいたSS書いた方が早いからなあ・・・orz

174:名無しさん@ピンキー
05/10/31 22:25:44 frpd6t8D
保守

175:129
05/11/02 23:14:28 b3TtQb7g
む。なにやら活気がなくなってきたか。
……どれ、それならもう一つほど適当に書いてみるとするかね。
まぁ今は忙しいから完成がいつになるかはわからんのだがな。

176:名無しさん@ピンキー
05/11/04 17:00:52 MQa1/Z1W
保守してるからがんばれ。

177:名無しさん@ピンキー
05/11/08 00:51:41 c90hKCQG
エロパロ板って、どのくらいの期間で落ちるのやら。

178:(`・ω・´) ◆ct2DvP.f7g
05/11/11 21:02:23 HK9nX1lj
小説保存してるフロッピーディスク無くした件について('A`)
どこいったんだよ・・・。他人に読まれたら死ぬ。

まあでも、元々出来が気に入らなかったし、もう一回書き直してみるお。
やっぱエロシーンは難しいわ。
遅くなってごめん(´・ω・`)

179:95
05/11/12 13:45:05 WM7WNlZi
イ㌔。
少なくとも二度目のイデが発動した漏れよりましだから('A`)

180:名無しさん@ピンキー
05/11/12 18:56:20 JMruTbkY
イデ2回もかよ……
俺と同じじゃないか。
最初は物理イデ、2度目はウイルスイデ……。

181:95
05/11/13 13:22:59 IJ5t0gDH
しかも2回とも脳内メモリーにまで発動したからなorz
もう予定通りのSS書く気がしないよ・・・。

182:名無しさん@ピンキー
05/11/13 13:43:41 zNDMM6Yy
マジか、おちつけ。
自分は書いたらその場で投下してもいいようなとこだったからなぁ
バックアップは大切ってこった

183:95
05/11/15 17:27:32 PB3UASgD
2回ともここからエロで行こう!ってな瞬間に発動したよ('A`)

しかもサクラ×真昼ウイルス置いていきやがったorz

184:名無しさん@ピンキー
05/11/15 18:32:16 RdQLYdRv
>>183
kwsk

185:名無しさん@ピンキー
05/11/15 19:18:57 SDnzbm7r
真昼×サクラで、例の「3倍返し」ネタを思いついた俺がいるのだが。
誰かかいてくr(ry

186:95
05/11/16 17:56:29 pOnzBx+v
>>184
5下終了後に、真昼がサクラを苛める。ってな感じの。
そうだな、「・・・分立ち続けてたらサクラの勝ち」みたいな勝負吹っかけて(そのときにはエロはほのめかさない)
勝負始まった瞬間責め立てる訳よ。

>>185
ソレダ!
いや、本番終わった後のサクラの文句を封じる手段が思いつかなくてねw
いつまでかかるかわからんがやってみようか?
またイデが発動するかもしれんが('A`)

187:名無しさん@ピンキー
05/11/16 18:12:46 wzj0FRhU
イルとの絡みが見たい俺がいる。

188:名無しさん@ピンキー
05/11/16 22:56:07 Ldt4iPfG
>>186
がんばってやってみてくれw
俺が思い付いたやつとは違うが。
まぁ俺は俺でちょっと考えてみる。

189:名無しさん@ピンキー
05/11/17 07:38:22 QHJURXqr
えーと、つまりイルが存在確率改変でサクラの処女膜を破る事なく子宮に自分の精子を着床させて孕ます、そんなSSでOK?

190:名無しさん@ピンキー
05/11/17 08:57:40 6d7xFnVL
>>189
うん、良い。
……イル優しいなー。

191:名無しさん@ピンキー
05/11/17 11:32:58 MUsRcZUp
>>189
すると服を脱がさず(ry
さらには内側から(ry

192:95
05/11/17 17:56:07 6ncCvmoi
やっぱりか・・・('A`)

193:78
05/11/17 18:01:45 6ncCvmoi
てか漏れいつまで95使ってるんだ?
挙句の果てには間違えてたしorz
漏れ78だよ・・・。
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

194:名無しさん@ピンキー
05/11/20 11:30:42 CFWcmzrw
>>193
イ㌔

195:名無しさん@ピンキー
05/11/22 12:34:23 HEQ8iKgs
>>24の続きをずっと俺は待っている

196:名無しさん@ピンキー
05/11/22 22:04:46 VahH2RPu
ネコミミ錬の続きをずっと俺は待っている

197:78
05/11/23 11:40:50 q2Jch562
>>196
>>178

そういや本スレにも>>178希望してる香具師いたなw

198:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/11/24 01:14:09 vVqcTcOo
1です。
最初にお詫びを。
1は逃げました。
今は別のことに執心していて、まったく物書きに心が向きません。
この板もまったく覗いていませんでした。
スレ落ちしてたら悲しいな、とか思っていました。
職人さんもたくさん来てくれたみたいで、当初の予定は達成できたと思います。
ウィザーズ好きとして立ててよかったです。
そして>>78さんすみません。
>>95>>99で調子こきました。
もっとみんなガンガン書いてくれたらいいと思います。
 
>>113さん、すみません全然スレ見てなかったです。
 
 
ということで最後に未完で行き詰まった後半を投下してさよならです。。。


199:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/11/24 01:14:42 vVqcTcOo
 その日の朝食は、終始静かだった。
 無言でパンを口に運び、スープをすくう。
 いつもなら無理にでも明るく振舞って話題を振るはずのファンメイは、なぜかうつむいたまま目を合わせようともしない。
 オレ、なんかしたか?
 どうにも居心地の悪い空気を感じつつ、ハリーに視線だけで助けを求める。
 ハリーは表情も変えずに首を振った。いや、顔の部品を振ったというほうが正しいか。とにかくヘイズに協力する気はまったくないらしい。
 そうこうしているうちにファンメイが食べ終わり、消え入りそうな小声で「ごちそうさま」と言うと、下を向いたまま部屋を去っていった。
「やっぱりオレが原因……なのか?」
「他にどんな可能性があると言うんです?」
 ハリーは、操縦室狭しと積まれたダンボールの山をジト目で見やった。
 そう、ここはHunterPigeonの操船計器の並ぶ操縦室だった。
 いくら大量の荷物を積み込むと言っても、ここだけはそれなりのスペースを確保しておかなければいけなかったからだ。
 まあおかげでこうして朝食を摂るくらいはできたわけだが。
 といってもそのせいでファンメイの部屋にまで荷物を積み込むこととなり、ヘソを曲げられたのではヘイズとしても頭が痛い。
 しかもどうやら単に機嫌を損ねているのとは違うような気がする。
「なあハリー」
「なんです?」
 腑に落ちないという表情でヘイズは疑問を口にする。
「やっぱり……見られちまったのかな」
 ハリーはふぅ、と大きくため息をつく。
「擬似体感映画(スム・センス)起動のログが残っています。残念ですが……想像の通り、内容はアクション映画などではありませんね」
「やっぱりか……」
 ヘイズはあからさまにうなだれる。
 見られた。
 ファンメイが見たのは、大戦前の無修正エロ動画。
 いくら売り物だと言ったって、そこは年頃の女の子。許せるような物じゃなかったはずだ。
 久々の大失敗に、さすがのヘイズもこうして頭を抱えるしかなかった。
「ですが……」
 ハリーは意外な言葉を口にした。

200:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/11/24 01:15:16 vVqcTcOo
「ファンメイ様がディスクを見たのは間違いありません。ただ、そのあとも6回に渡って別のディスクが再生された形跡があります」
「おい、それって……」
「はい。内容を読み上げましょうか? 『淫乱少女悶絶バイヴ責め』『警視庁密着監禁24時』『温泉若女将乱れ牡丹』『女子高生イキまくり乱交パーティ』『援交物語ロリータ調教編』『中出し団地妻』」
「…………」
「なんとか言ったらどうです?」
「……ホントにそれ、あいつが?」
「そうです」
 きっぱりと言うハリー。
 ヘイズはたっぷり10分、真っ白に固まっていた。
 
「あっ……あん……」
 女性の喘ぎ声が部屋中に響く。
 しかしこれは、擬似体感映画の中でのこと。
 朝食を食べた後、またファンメイはエロ動画を再生していた。
「へへへ……。さっきまでの威勢はどうしたよ? 怪盗プリンセス☆キュアーちゃん」
「あっ……だめっ! おかしくなっちゃう!」
 動画のタイトルは『怪盗プリンセス☆キュアー ブルースターを狙え』だった。
 普段はおとなしい女学生が、夜毎変身して世界中のお宝を狙うという話で、どうやらブルースターという青ダイヤモンドを盗み出すという話だった。
 しかし屋敷を抜け出す直前に捕まってしまい、タラコ唇でビア樽腹の屋敷の主に責められているところだ。
 ファンメイはところ狭しとSM道具の並ぶ、地下の部屋に立って、事の成り行きを観察していた。
 少女が叫ぶ度に、ごくりと唾を飲み込み、心臓の鼓動が激しくなる。
 昨日からほとんど寝ることさえできずに、エロ動画ディスクを見まくっていた。
 さっきは、まともにヘイズの顔を見ることもできなかった。
 わたしはいけない子だ……。
 そうは思ってもどうしても見てしまう。
 いけないよ、こんなこと。
 いけないはずなのに……。
 悪いことをしているという背徳感が、またたまらなくドキドキする。
 ヘイズに見られたらきっと、軽蔑されるだろう。
 船を追い出されるかもしれない。
 目の前に広がる光景に、身体はこれ以上ないほど興奮しているというのに、その表情は今にも泣き出しそうだった。
 
「……落ち着きましたか?」
「まあ、な」
 HunterPigeon操縦室。
 ヘイズはハリーに「お茶でも飲んでみては? 残念ですが、私は淹れることはできませんが……」と言われて、今テーブルの上ではコーヒーが暖かい湯気を立てている。
 コーヒーを淹れている間に、気分はだいぶ落ち着いた。
 まさかファンメイが……とても信じられないようなことだが、女の子にも性欲はあるということだろうか。
 ヘイズだって”そっちの経験”がない訳ではない。
 世界中を渡り歩く道中で、それなりの経験は積んできたつもりだ。
「でも……なあ……」
 ファンメイは見た目十三歳だし、まだまだそういうことには関心がないと思ってたんだが。
「誰にでも性欲はあるものです。特に思春期には、免疫がないぶんのめりこんでしまうこともあるのです」
「なあハリー。オレはどうすればいいんだろうな……」
 答えは分かってる。でもどうしても気が進まなかった。

201:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/11/24 01:16:58 vVqcTcOo
「これはヘイズ。あなたにしか解決できませんよ。方法は簡単です。ファンメイ様に女の子として接してあげればいいのです」
「前にも言っただろ。あいつはオレにとって妹みたいなもんだって。だったらそういうことの対象として見れない事だって分るだろうが!」
「しかし、かといって放っておいてもファンメイ様のフラストレーションは溜まる一方です。解消の方法を知らないまま悶々としていると、生活に支障をきたすかもしれないですし」
 それに、とハリーは続ける。
「あなたは本当にファンメイ様を妹としてしか見れないのですか? 無理やりそう思い込んで、決め付けてるのはヘイズかもしれませんよ」
「なん……だと?」
 凄みを利かせてハリーを睨む。
 しかしハリーは平然としたまま言う。
「ファンメイ様と今まで通りの関係でいられなくなるのが怖いのでは? これから一緒にいられなくなるかもしれないと怯えているのではないのですか?
 いいですか、ファンメイ様も女の子。一緒にいればいるだけ心の距離も近づきます。それに成長すればそれは避けては通れないことです」
「しかし……あいつはシャオロンが……」
「いつまでも亡き人に縛られるのがファンメイ様の幸せでしょうか? あなたが解放してあげない限り、ファンメイ様は永遠に苦しみ続けます。
ファンメイ様は今でも夜中に泣くんですよ。「わたしだけ幸せになれるわけない。そんなのずるい」と言って。ヘイズ、あなたはこれからもファンメイ様を苦しんだままにさせておくつもりですか? そしてそれは、シャオロン様も望まないはずです」
 ヘイズは鋭い眼差しでハリーを睨みつけていたが、やがて力を抜いた。
 ふうっとひとつ息をつき
「お前って……ほんと擬似人格っぽくねーよな……」
 負けたよ、というふうに苦笑して言った。
 ハリーも無言のまま口元だけで笑った。


202:1 ◆iGhq8Q/z.A
05/11/24 01:19:34 vVqcTcOo
と、ここから意を決したヘイズがファンメイの部屋へ…… → ベッドシーン、の予定でしたが行き詰まったのでリタイヤです。
 
このスレの繁栄を願って……。
みなさんさようなら。

203:78
05/11/27 11:34:43 e+Nqnmk2
8割方完成したのにどこに保管したか忘れた件について('A`)
勘弁してくれよ・・・orz

204:名無しさん@ピンキー
05/11/28 22:00:50 jkG/gzBo
ミ田スタート→検索→ファイルやフォルダ

205:名無しさん@ピンキー
05/12/04 10:23:54 3w1XzJf1
真面目に説得した……は説得したなんだろうが煽ったように見えるハリー。
良いぞもっとやれ。

206:名無しさん@ピンキー
05/12/04 10:34:20 8r1z5+D3
説得してるようで脅迫入ってるよなw
もっとやってくれ

207:名無しさん@ピンキー
05/12/06 16:07:49 XjYs1wbm
そこでグーグルデスクトップですよ

208:名無しさん@ピンキー
05/12/09 11:46:06 ZLFb6o8Q
保守

209:78
05/12/12 16:27:22 RATw6N4k
>>204>>207
見つからない、どうやらイデのようだ


orz

でもへこたれない。
サクラ×真昼をシチュ変えて再チャレンジしてみる。

新シチュ

サクラがオナニーしてる所を真昼に見つかって(ry

・・・後は言わなくても分かるな?

210:名無しさん@ピンキー
05/12/12 17:16:06 slwT57j0
ガンガレ、応援してるから

211:名無しさん@ピンキー
05/12/12 19:29:15 I0/rZ5UO
URLリンク(tinyurl.com)

212:名無しさん@ピンキー
05/12/13 12:43:51 xzA4vrwy
ちょっとお邪魔しますよ、と。

213:ヘイズ×ファンメイ
05/12/13 12:44:41 xzA4vrwy
「はぁっ!? ファンメイを抱けだぁー!? 何言ってるんだ先生!」
「それで彼女の黒の水が安定化する可能性がある。少しでも可能性があるなら試すべきではないかね?」
「だ、だけどファンメイはまだ子供だぞ!? そんな事出来る訳がないだろ、先生!」
「そう思ってるのは君だけかもしれないぞ? 彼女の承諾は既に取ってある。」


「――マジかよ、先生・・・・」


----------------------------------

214:名無しさん@ピンキー
05/12/13 12:45:25 xzA4vrwy
シティ内のとある一室。必要最低限の家具しか無い、簡素な部屋だ。
そこで、ヘイズはファンメイと向かい合い、テーブルについていた。


「なぁ、ファンメイ。本当にいいのか?」
「う、うん…」


先生が言うには、人の体である利点を黒の水に叩き込んでやれば、その形を保つことが出来るかもしれない、との事で、
その利点が"快楽"であるらしい。I-ブレインに直接快楽の情報を与えてやればいいとヘイズも主張したのだが、
それこそ肉体が要らないと判断させかねないとして却下されてしまった。

窓から差す光が眩しい。

「あの、その… わ、わたし・・」

ファンメイは軽く俯き、顔を赤らめている。

「どうした?」
平静を装い、落ち着いた声で問い返す。

「あの…ね。わたし は、はじめてなの…」
「そ! そう、か…」

そりゃそうだろうな、とは思ったものの予想外の展開に思わず噛んでしまった。
勿論、ヘイズも女経験が無い訳では無いのだが、相手が相手だ。
流石にファンメイのような少女と寝たことは無い。


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