07/11/13 01:46:33 aJ3gWGIz
>>345
ある辺境の地の集落の長には美しい褐色の肌の娘がいた
この集落では代々長およびその息子、娘がハンターを勤め村を襲うモンスターを撃退していた
しかしある時、村を襲撃したモンスターに長の娘は返り討ちにされてしまう
娘は命からがらに帰ってきたものの、このままでは村が危ない、そんな時村にふらりとハンターの若者が訪れる
歴戦の武勇を一見にして見抜いた長はその若者に頼む、自分の出せるものであればどんな報酬でも払う、村を救ってくれと
それに応え若者は快諾する、条件をつけて
娘の体である
気丈に育った娘は反抗した、しかし長の必死の説得に負け、成功の後には自らを捧げる事を約束した
明くる日、若者が討伐に出発しようとした矢先、村が襲われてしまう
奇襲、そんな大それたものではない、ただの気まぐれ、強者の気まぐれ
突然のことに人々は逃げ惑い、その中にひときわ小さい子供が取り残されてしまった、迫る魔物の牙
強大な魔物の顎が子供に肉薄した瞬間、その間に割って入る者がいた、ハンターの若者である
誰もが我先にと逃げ惑う中、若者はただ幼い子供のために身を投げ出したのであった