07/10/10 00:21:01 nlmV/clv
動物奇想天外魔境…
中国武術には形意拳という動物を模した拳法が存在する。これらの大半は
その形のみを真似た物であるが、中には精神すらも近づけ、自らを獣と化し
獣心(身)一体の境地に達する奥義が存在する。
それが動物奇想天外魔境である。
この奥義を体得したものは、獣その物と成りきる事ができ、人知を超えた
身体能力を発揮するという。常人からすれば獣そっくりな行動は奇妙に見え、
後世において奇想天外の名を冠するに至った。
しかし修練を積む過程で精神を病んでしまうものも多く、いわゆるキツネ憑き等と
呼ばれた人の多くが拳法家であった事実はあまり知られていない。
民命書房刊
『今日から始める形意拳』より