妖精・精霊総合スレ④at ASCII2D妖精・精霊総合スレ④ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト230:2/3 07/05/16 01:07:23 3Xrnq+Va 「ありがとうです。むぐ……ご主人、これ妙に甘くないですか?」 「確かに甘いが、あの時みたくトラウマ味じゃないからいいだろう。ちゃんとした飯は家帰ったら作るからさ」 「と言っても最近ちゃんとしたご飯食べてないですよね。たまには洋食じゃなくて日本食食べましょうよ」 しまった。ここ一週間トーストだけだ……食費をケチりすぎた。 俺一人なら問題ないとしても千影が飽きてしまうじゃないか。ただでさえ千影はグルメだというのに。 「日本食はあんまり得意じゃないんだがな……考えておこう」 「あまりご主人に無理はさせられませんからね。ところで、本は?」 「そろそろじゃない?」 ちょうど目の前に黄色い本屋があった。 「すごい……」 店に入った直後、本の数に驚かされた。 噂には聞いていたが、その辺の図書館より蔵書数あるのではないかと思ってしまう。 「あれ?千影?」 「(ちょっと本を探してきます。近くで待っててください)」 231:3/3 07/05/16 01:09:10 3Xrnq+Va 念が送られてくる。念の届く距離は300メートル前後、それ以上離れると千影は俺の居場所がわからなくなってしまう。千影はいちおう飛ぶことができるが、持続時間は短い。 読むような本はないし、立って待つことにする。 「(飽きた……)」 「(ご主人は本読まないんですか?)」 「(あんまり。かさばるから余程面白い本でもない限りは)」 千影が肩に戻ってきた。体で二冊の本を抱えている。 「希望の羽」、「最新自作PC事情~今アツいのはMendocinoだ!~」。 「前者はなんとなくわかる。結構話題になった小説だし。。 だが、後者はなんなんだ……俺は自作パソコンできな─」 「もしかしてご主人、自作に興味ないんですか!?パソコンはそれなりにできると言ってたのに……」 「仕事としてはできるだけで、趣味ではない」 というか、千影に機械いじりの趣味があったなんて……妖精というものに抱いていた固定観念が一つ崩れ落ちた。 「……休みの日にどっか出かけるか。千影が喜びそうな場所」 「はいっ」 目を輝かせている。週末は忙しくなりそうだ。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch