07/02/21 11:52:30 WpefOGUd
拾われて以来、久しぶりに外の世界を歩く娘と自分の逃避行は遅々として進まなかった。
しかし、全ての物に興味を示し、無邪気に聞いてくる娘にあれこれ答えながら一緒に進むその道は
とても温かな幸せに包まれており、自分の今までの人生の中で一番穏やかな時が過ぎていく。
だが、そんな幸せな時間も長くは続かず、かつての仲間に追い詰められた自分と娘。
武器を振るいながらも、もうダメかと諦めかけた時、無数の警備兵が現れ、かつての仲間を打ち倒していく。
助かったと思ったのも束の間、生き残った仲間は自分の悪行をばらし、一緒に捕縛される事に
娘も身内という事で一緒に捕らえられる。自分は娘の身元を明かして必死に無関係を叫ぶが
聞き入られる筈も無く、野盗達への見せしめという名目で、仲間を切り殺した兵士達にSenkaされる。
Senkaされながらたった一人の信頼できる自分の名前を呼び続ける娘の声を耳にし
絶叫する俺の首に兵士の剣が振り下ろされる。