07/06/06 17:05:35 k+SBbxi7
モウコ探偵局
猛虎姉にはたくさん憧れるものがある。そのひとつが、探偵であった。
そして今宵のお話しは、名探偵 モウコ・クリスティーヌの小さな活躍についてだ。
いかにもな書斎で、いかにもな帽子を被り、いかにもなパイプを咥えつつ、猛虎姉は事件の資料に目を通していた。
依頼の内容は、こうだ。
「写真の人物を探してほしい。ただし、詳しい素性はお教えできない」
その写真にはUFOキャッチャーに興じる、ピンと立った白いうさ耳をした少女の嬉しそうな表情が写ってた。
猛虎姉はこれから巻き起こる、サスペンスにしてミステリーでアドベンチャーな出来事に不敵な笑みを浮かべた。
「この少女は絶対に見つけ出してみせる! じっちゃんの名にかけて! 」
余談であるが、彼女は一度もホームズを読んだことがない。