ツンデレラ姫12発目at ASCII2D
ツンデレラ姫12発目 - 暇つぶし2ch1:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 02:50:12 QWbMqZqT● BE:371242548-2BP(1510)
・ここは画像とはビタ一文関係ないスレです。
・実も蓋もない言い方をすると、1行リレー小説スレッドです。
・しかも今のところツンデレ娘の萌え小説ですらありません。
・考えるな、感じるんだ。

前スレ
ツンデレラ姫11発目
スレリンク(ascii2d板)

2:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 03:00:17 fYgcyPWM
過去スレ
10発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
9発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
8発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
7発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
6発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
5発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
4発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
3発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
2発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)
1発目:URLリンク(sakura03.bbspink.com)

3:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 03:03:35 fYgcyPWM
※ツンデレな画像をお探しの方は↓のスレへどうぞ。
ツンデレスレ17デレ
スレリンク(ascii2d板)


※本編開始は>33から。

9 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2005/06/05(日) 23:06:16 ID:+kXxkNXU
初代スレの>1の全文は「(・∀・)イイヨイイヨー」だった。
意図が不明なスレはおぼろげにツンデレ娘を語る方向に行くかのように見えた。
しかし>33の「―やがて文明が滅びときが訪れた。」がすべてを断ち切った。
そして>34の「そんな時、とある小さな国でツンデレラという貴族の娘が生まれた。」で方向が定まった。

2代目の>33-34が初代スレのコピペになったのは、この偉業をリスペクトしての事だと思われる。
3代目、4代目で早速崩れる事になるのだが。
強制する程の事でもないだろうが、新スレの準備期間としても丁度良いのではないだろうか。

4:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 03:13:43 1OuxCcmr
だが時代は待ってくれない

5:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 18:07:56 i2qURwUE
すげぇ、ちっとも人が来ない

6:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 22:10:15 Sus9SSZK
―やがて文明が滅びときが訪れた

7:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/21 22:37:17 i2qURwUE
早い、早いよ!

8:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/22 00:53:12 W7Ax3aW0
やっぱ>>33まで待ったほーが…

9:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/22 01:15:01 DJYDqRbW
しかし最近は随分書き込みペースが落ちてきたねえ

10:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/22 05:34:34 DJYDqRbW
ところで前からちょくちょく出てくる「うつーじん」と
「北斗チン拳(またはチンチン拳)」て何か元ネタがあるの?

11:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/22 09:33:39 cXD291CK
>9
展開をリセットしまくる奴がいるからなぁ。「だが断る」とか馬鹿
の一つ覚えみたいにね。夢落ちとかも酷かったね。
安易なリセットは「華麗にスルー」ってことで。でもまぁ、核の炎が
なくなっただけでもよい傾向なのかもね。

12:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/22 12:53:41 DJYDqRbW
そうだねえ
無視じゃなくて、いなす感じで華麗にスルーをきめたい所
ただ、そういう手合いに限って妙に食い下がって来るんだよな
否定の積み重ねになるのも萎えるんで、つい折れてしまう
もちょっと"リレー"小説である事を意識して欲しいよね

13:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/23 00:59:51 4LTI9/aZ
ちょっと待ってくれ…

リレー小説だったのか?

14:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/23 02:35:37 6tMMrkPl
何だと思ってたんだ?
>1をよーく見ろ。

…て前スレ落ちた!?
あ~あ~あ~あ~

15:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/23 09:17:50 0JaLSmUU
前スレだけでは辿り着けないとしても
レスのバトン繋いで願いを引き継いで行け
と、中島みゆきも歌ってる
33まで繋いで行こう

16:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/24 00:28:35 G2H77cyu
この舞台裏感・・・

俺の好きな時間だw

17:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/24 00:30:16 yLplaey+
しかしあまりにも過疎化が激しくないだろうか…
今さら人が増える事は無いのかね。
思い切ってage進行にしてみる?
…無謀すぎるか。

18:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/24 16:02:53 OAqNyT4C
無駄に増やす必要もあるまい。

19:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/25 03:08:38 e3V6GGbe
               /\    
            /ヽ/ ○ ヽ/.\
           /,.-‐-、,.‐‐-、   ヽ- 、
          /::::::::::::::::/⌒丶 ヽ._______|
         /::::::::::::,ィ〃//゙ヽ::::::ヾ:::ヽ::::::::}
         /:::::::::∠_     `'、::::::::::ゝ:::::j
        {:::::::::/,.=、\   /= `メ ヾ }メ
        ノ)イ r-r--     rr---r/⌒ヾ:::ソ  メリークリスマスですわ
          リソ,ヽ|_|.    |  /仆⌒!ソ
          八///   _   ̄//.!|f_ノリ
           リヽ.         ィルリ从メ
              ` ┬   トx 

20:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/26 01:04:10 /w8Ur4rL
      ,  /ゝ  ,、  __/\__ ,、   
     ((  ,| 、ヽ、 i ∨/ ◎ ヽ/. i_
      ` ト ゞ \,.-‐-、,.‐‐-、 ∠、. 
        ゞ ゝ/    /⌒丶 ヽ._ 7____
       ∠ /   ,ィ〃//゙ヽ ヾ,〆~^^   /
         /  ∠_     `'、 ゝ,゛ソ゛^__ゞ
        {  ノ  ヽ、  ィ''"^ヾ ヾ __,ゝ
        ノ)イ yr==、   ,.==ィ/ __ゞ
        (( \i、|___|`  イ_/,仆 !ソノ、    ちょ、ちょっと!
       ,ソ`人 ⊂⊃ _______  ⊂⊃メノ ノ、    本当に誰もいないんですの!?
      ( 人人 'ヽ  i、 /  ,(ヽ、ル ノ ノ、
     ソヽ  \\ ソゝ 、~  /\ \ノ ノ ノ、

21:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/26 10:34:23 cLXA0b6N
まだだ、まだ終らんよ

22:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/26 16:39:25 /w8Ur4rL
       _,...-、,-、.,_  ,、.,、
  ∩∩,.'i<_ヘ_ii_/冫-' i'''i' '、
.i'"ニi--ヒ i`''_-イ__ヽ'"i ̄   }
 ゙、 __ i- 、l _,.!/i- '' "´    オレオンナ死ねぇ!!
  ``' - 、,/\_i__,!/ヽ、`\    (正直、本編ではそういう定形レスは
   / __  ヽノ /´>  )     なるべく控えて欲しいな)
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)

23:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/26 20:08:53 d8xZl3pC
33までフルストロットル

24:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/26 21:52:18 /w8Ur4rL
OK、ストロットル全開!

25:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/27 06:42:30 2Ya+7m2m
ステレットル(´・ω・`)?

26:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/27 11:54:08 4rk0UKnY
スットロレッテッテ?

27:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/27 22:21:37 LHxzq/Xd
すっとこどっこい

28:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/27 22:22:13 9iDXOFpB
>>22
すげえ久しぶりで砂鉄吹いた

29:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 03:37:49 UX1XrHo5
狂乱の渦

30:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 09:41:59 wEmG47qx
もうすぐだ・・・

31:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 11:24:05 123POLjs
くっくっく、はたして本当にそうかな?

32:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 14:17:24 ddhc7iFT
しかしその時代は長く続かず―

33:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 21:28:33 YCLE6f2b
―やがて文明が滅びときが訪れた。

34:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/28 23:57:06 YQeXW7hk
そんな時、とある小さな国でツンデレラという貴族の娘が生まれた。

35:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/29 00:27:52 fb7atJAO
両親の愛情をいっぱい注がれ、すくすくと育っていった。
一寸お転婆だが、それは愛嬌というもの。

36:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/29 01:22:46 wNcDdMYF
しかし彼女が16になった年の春、交通事故で短い一生を終えてしまおうとは…
そうツンデレラの人生は一度終わったのだ。

そしてツンデレラが次に目覚めた時、彼女は鋼のサイボーグとして蘇ったのである。

37:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/29 23:37:23 FbPteE9I
しかも博士―孔明の手により、古今東西のサイボーグから設定をパクりまくったおかげで
加速装置はついてるわ電磁干渉は可能だわの反則くさい性能が実現。

38:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/30 00:02:29 V15BisRe
その名も「ツンデレラフリーダム」

39:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/30 02:39:38 vNpWssEn
しかし、ツンデレラの国では法律で人間のサイボーグ化が禁止されているのである。
その為、故郷を追われることとなったツンデレラ。今は孔明博士と共に
サイボーグの楽園を求めて、トレーラーで世界中を放浪しているのである。

40:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/30 17:56:07 ZmUi1CQ9
そんなツンデレラ達に、ある日黒スーツの男が接触を図ってきた。
彼は単刀直入に言った。
「孔明博士の頭脳、そしてツンデレラ嬢のその性能を我々の組織による世界征服の為に貸してもらいたい」

41:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/30 22:00:08 AAbkD7M7
やだ

42:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/30 23:30:26 oA4MWMZu
「1年契約で8千万円に出来高払い5千万円ということでどうでしょう?」
「うーん。少なくともツンデレラ姫はサイボーグですよ?来期は二桁は固い
ですし、まだ若いから将来性もある。ちょっと安すぎませんかね」

結局交渉は物別れに終わったが、ツンデレラは悔し涙を滲ませた。
翌日のスポーツ紙に見出しが踊った。
「交渉中に放屁。ツン姫屈辱の保留」

43:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/31 05:04:35 UTixFyld
ちなみにツン姫とは、ツンデレラが応援している女子プロ野球選手、ツン・マシナガ投手の事である。

さておき、謎の組織の接触から1週間後、今度は『サイボーグ帝国の使い』を名乗るものが訪ねてきた。
「サイボーグのサイボーグによるサイボーグの為の世界創造に貴様の力を貸せ、ツンデレラ!」

44:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/31 05:44:14 eQ/+Y0kz
「私は心安らかに暮らせる土地を探しているだけですわ。
誰かさんの私利私欲に貢献するつもりは一切ございませんの」
この考えに孔明博士も賛同。かくして彼女達はサイボーグ帝国と秘密組織
その両方から命を狙われることとなったのである。

45:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/31 06:46:45 Ue7lD/3W
それは孔明の罠であった。

46:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/31 13:39:45 UTixFyld
そもそも孔明が慈善事業でツンデレラを救うわけが無い。
実は両勢力に対して交渉決裂の後、こっそり挑発的な文書を送って煽っていたのである。
こうして作った敵対勢力を撃退してみせる事でツンデレラの商品価値を上げようという算段なのだ。

47:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/01 20:11:17 /vWm4k+J
しかしその様子をモニターしていた角界の識者から
「やらせではないか」と物言いがついたのを皮切りに

48:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/01 23:45:49 MNCtFFSG
力士が仲裁に入ることとなった。
しかしこれが逆に事態を混乱させ

49:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/02 23:18:39 Ak5R2Eg9
ついには角界の掃除屋とも言われる『裏番付衆』をも敵に回す事になってしまった。
ここに至って、命の恩人と思っていた孔明に対する疑念が拭えなくなってきたツンデレラは

50:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/02 23:29:32 HfUf0QbI
孔明の研究室に忍び込み、日記を発見した。あの忌まわしき事故の日を読ん
でみた。
「小娘の怪我はたいしたことがないが、頭を打って混乱しているらしい。
サイボーグとして生まれ変わったのだと冗談を言ったら信じたので、面白い
からそのまま」
「命の恩人と言うわけではありませんのね」
もっと重要な事が書いてあるのに気がつかないまま、復讐を決意した。
まずは夕食に孔明の嫌いな

51:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/03 00:00:17 1nLK2MJf
ちくわを大量に料理して出してみた。それを見て戸惑う孔明。一体何が・・。
 
実は日記には続きがあり、そこには孔明の思わぬ本音が書き込まれていた。
「・・面白いからそのままにしておいたのだが、段々気の毒な境遇の少女であることが
わかってきた。最近、悪役化著しいし・・たまに良いキャラにもなってみたい。なので
しばらくこのツンデレラを助けてあげるとしよう・・。早速、正義の策を練らなくちゃ・・」

そんな孔明の秘められた心を知らず、ほくそ笑むツンデレラ。孔明は脂汗を掻きながらちくわを食べて行く。

52:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/03 00:20:47 t1VKmyuN
ひとしきり孔明の苦しむ様を眺めた後、ちょっと可哀相だったかなと思いつつツンデレラはバスルームへ。
(ちなみにトレーラーサイズのキャンピングカーで風呂、トイレ、キッチンに研究室やツンデレラの個室も完備)
湯船に浸かりながら、ツンデレラはふと気が付いた。
「サイボーグが冗談だとしたら、私のこの超常的な能力はなんなのでしょう?」

53:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/03 03:01:46 1tjPnfag
「事故により超能力に目覚めた…というのは安直すぎますわね。
日記ではああいうことを書いてあったが、実は本当に改造されていた…
というのもいまいち説得力に欠けますわ…


では、どうして?…」

54:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/04 02:52:55 3m6ZZO3T
ツンデレラは風呂から上がると、リビングでちくわを食べ終えた孔明が青い顔して
唸っているのを確認してから再び研究室に忍び込んだ。
そして棚の裏の方から「ツンデレラ観察レポート」と題されたファイルを発見。
表紙をめくると、

55:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/04 05:29:41 NJVMmdx8
「・・目撃証言によれば、事故を起こした車両はサイボーグ帝国産車、運転手は黒スーツの男達であるという。
しかし、警官に賄賂を握らせて閲覧した調書では、容疑者は素行不良の力士見習い。車はただの一般乗用車。
車両所有者は角界の大物力士となっていた。詳しい話を聞く為、容疑者とコンタクトを取ろうとしたが
彼は獄中で自殺を遂げていた」

「・・サイボーグ国産車は人間に操縦できるものではない。それを人間に操れる様、改造できる科学者となると
世界に数えるほどしか存在していないのだ」

「・・調べを進める内、ツンデレラには人智を上回る凄まじい力が潜んでいることがわかった。
恐らく、敵も彼女のそんな力を狙って行動を起こしたのだろう。私はその力を探ることで、彼女の不幸の原因を突き止めて上げたい」

この様な序文が添えられている。ツンデレラは孔明が普通に味方だったことに驚きつつ、先へと読み進めて行った。

56:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/04 11:36:29 aU8RXJx8
「調整と称して色々検査してみる…ツンデレラ超スゴイ。私はこの事を彼女の両親に直接問い質してみた」
「ツンデレラは幼児期に3日ほど神隠しにあった事があるらしい。念の為、彼女と両親のDNA鑑定を行ったが間違いなく親子、何か人外の物と入れ替わったという事はなさそうだ」

「ツンデレラの能力は使えるかもしれない…私の、奴等への復讐の為にも力を貸して貰おう。その為には金が必要だ」

「○月○日、就寝したはずのツンデレラが何も言わずに外出。こっそりあとを付ける」

57:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/04 21:48:58 ov2jw4t8
「行き先は・・・えっ? 墓地・・・?」

58:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/04 23:35:40 3m6ZZO3T
ツンデレラにとって、にわかに信じがたい事だったがとりあえず読み進める。

「墓地の真ん中で立ち尽くしていたかと思うと、不意にどこかの方を見ながら手を振り出した。誰か来たのだろうか」

「誰も来なかった…ように見えるのだが、ツンデレラは誰かと会話をしているようなしぐさをしだした」

「妙にオーバーな身振り手振りを交え、時折『HAHAHA』などと笑う」

59:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/05 00:24:54 ip6cm118
「もしかすると分裂症の可能性もある。以後、この事は心に留めておくこととしよう」

「ある晩、たまたま私が食料の買出しで留守にしていた不意を突いて、サイボーグ帝国の暗殺兵が襲って来た。
買出しから戻った私は、大慌てで武器を取り出し応戦したのだが、既に何名かの兵士がトレーラー内に侵入した後であった。
急いでトレーラー内部に入った私を待ち受けていたものは、バラバラになった暗殺隊の姿と、隅で震えるツンデレラ・・。
一体、何が起きたのか、問いただしてもツンデレラは知らない、わからないの一点張り。力の発動時は記憶が損なわれるのか?
あるいは、心の奥底で力を使うことを忌避しているのだろうか。では、彼女のもうひとつの人格とは・・」

60:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/05 00:32:33 DxZB4zY1
「そして、トレーラーの壁面にあった謎の落書きのことも気になる。
壁にはこう記されていた。『ゴリアテ参上!』と…」

61:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/05 14:10:01 gsGgSroS
ツンデレラは溜息をついた…あの晩の事は覚えている。
自分がサイボーグだと思っていた以上、力を振るったからと言って記憶が損なわれる筈が無い。

あの時はただ恐ろしかったのだ。
ゴリアテと言うの名のメイドをつれた金髪碧眼の少年…
トレーラーに侵入してきた暗殺兵を一掃したツンデレラを、彼は圧倒的な力でねじ伏せた。
彼は言った。
「今夜はこれで引き上げるけど…悪い事は言わない、サイボーグ帝国に下った方がいい。さもないと

62:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/05 17:27:15 vGalCgnt
私はお前の注文を無視して私の賄を作るぞ・・・」

63:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/06 01:14:20 cinbjCFL
そしてツンデレラにとどめを刺すでなく、メイドを連れて去っていった…三日前のことである。

レポートはひとまずそこまでだった。
結局、自分の正体はまだ判らない。
孔明も、とりあえず味方なようだがツンデレラを己の私怨を晴らす目的に利用しようともしているらしい。
「でも追手がある以上、国にも帰れませんし…もうしばらくは世話になりましょう」

一方その頃、

64:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/06 01:54:46 Jk1HaQF5
サイバトロン基地では

65:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/06 04:34:15 Gwa1pSiR
コンボイの謎!

66:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/07 10:53:55 glvUuRel
で新春オナニー!

67:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/07 14:01:02 wdHbEzpY
というアダルトビデオが昨年末の大掃除の際に出てきた事について、緊急会議が行われていた。

ちなみにビデオの内容は、高難易度で知られるファミコンソフト「トランスフォーマー コンボイの謎」を晴れ着姿の
主演女優が挿入したハドソンスティックを腰使いのみで操りゲームクリアするという超絶攻略映像集である。
しかもゲーム画面が主で、女優の痴態は終始画面右下の子画面内にしか映っていない。

議題は「正直これでヌケる奴はいないと思うがどうか?」というものであったのだが、ここから後にサイバトロンの
母星であるセイバートロン星と我々の地球の間のある問題に発展するのだが―

はたまた同時期、別の場所では

68:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/08 03:21:56 pmfV4f24
ゼントラーディーによる新春隠し芸大会が

69:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/08 04:17:48 1Vbr7K/y
ゼントランとなったレイザーラモンHGと江頭2:50のおかげで
新春隠しゲイ大会へと変更になってしまった。

70:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/08 04:53:43 u5im9sV+
そんな年の初め。
みなさんあけましておめでとう。

さてトレーラー生活のツンデレラの元にも年賀状が届いた。
「いったい誰からですの?」

71:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/09 03:25:27 dYlRqRPs
それは幼少の頃によく遊んでくれた、じいやからの年賀状であった。
「そう・・引退して今は田舎で静かに暮らして居りますの・・」

若しかすると幼い頃の自分を知るじいやであれば
この異常な力について、何かを知っているかもしれない。
そう考えたツンデレラは孔明にじいやの居る町へ向けて発つことを提案。
早速、トレーラーは動き出すのである。

72:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/09 05:02:29 ztLrNLFS
年賀状を送ってくる事からも解るとおり、じいやは日本人。
ツンデレラ達は大型輸送船を使って海路で日本へ。

しかし、じいやは餅をのどに詰まらせ

73:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/09 11:47:36 Df6zminB
た友人を救う為入れ違いにメキシコへ飛んでしまっていた

74:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/09 18:37:59 I9vEf75k
メキシコでいう餅とは「モチ(MOUCH)」という寄生生物の事である。
動物の咽喉部に取り付き、その動物が摂取する食料を僅かに得る事で生きている。
このモチの存在に気付かずにいると、やがて肥大化して喉を詰まらせてしまう事があるのだ。
モチを排除するには

75:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/10 03:53:32 wS3O/iE/
後頭部へのアックスボンバー

76:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/10 05:30:42 pEU6HG2X
が成功したときに発生する地球外物質、その名も

77:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/10 17:29:03 5C8+A369
無い物質をサボテンと一緒に鍋で煮込む事3日、出来上がった煮汁を

78:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/10 23:43:24 TGq/lBG6
標高3000メートル以上の高地にのみ生息するという
幻の生物オレオンナモドキの吐息で冷やしたものでなければ
モチを排除することは叶わない。
じいやは友の命を救うべく冒険へ出発したのである。

79:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/11 02:11:59 omnwPaj+
やっとの思いで帰ってこられたのは4分後のことである。

80:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/11 02:50:17 phYpnNWK
まあ細かい事はともかく一人暮らしだったじいやがどこへ行ったのかツンデレラには知る術も無く
ひとまず手紙を置いて移動することにした。
都心ではなかなか大型トレーラーを駐車する場所が見つからなかったのだ。
そして工場跡と思しき草ぼうぼうの造成地に来たところでまわりを囲まれている事に気が付いた。
そう、ここは日本…角界の本拠地である。

81:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/12 12:31:07 5G0S+UMw
トレーラーの周囲をぐるりと取り囲んだ力士達、その数23人。
彼らにかかれば特殊装甲のトレーラーと言えどものの数秒でぺちゃんこである。
ツンデレラと孔明は

82:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/13 15:36:19 FvH55hd0
こんな時のために用意していた

83:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/13 16:26:20 suvpJNlF
細いジーパンを大量にばらまき、力士を嫌な思い出の中に突き落とした。
トラウマに悶え苦しむ力士達を見た孔明は
「君の交通事故の背後には裏番付衆も絡んでいる。
こいつら、ちょいと尋問してみようじゃないか。何かわかるかも」
と、提案。早速、力士を拘束して尋問を開始した。

84:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/14 02:01:29 DLDI61VN
まずはコンビニの店長をしているという36歳の力士に訊いてみた。
彼によると、

85:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/14 03:49:25 JhGivQlA
角界の実行部隊である裏番付衆には何も知らされていないという。
「では他の力士に聞いてみようか」
「…それにしても力士があの事故に関係があるなんて、私初耳ですわよ?」
腰を上げる孔明に、ツンデレラは訊ねた。
勿論ツンデレラは知っているのだが、それは孔明の記録を盗み見たからである。
だが孔明はしれっとした顔で

86:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/14 04:37:06 kMm9zBjH
「君、僕にちくわ食べさせたあの夜、僕の研究室でレポート読んでたろう?
ちくわから立ち直って研究室に入ってったら、読み耽ってる背中が眼に飛び込んで来たよ。
隠してた僕も悪かったけど黙って読む君も君。おあいこだよ」
まあ、お互い様ですわね、とツンデレラも孔明の言葉に納得。尋問を再開した。

87:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 00:24:11 Oy+QFd7H
などと言っているが、孔明がツンデレラを騙した事はその程度でおあいこなどと言える物な訳が無く。
この後しばらくの間、ツンデレラは無言のままちくわメニューを出し続ける事になるのであった。

さて尋問であるが、結局全員に聞いても特に有益な情報は得られなかった。
解ったのはここに来たのは一番上でも十両だという事くらいである。

88:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 03:28:17 G7W1KtGW
しかしこの力士達23人は全員ノンコストで召喚可能という特技を持っていた。

89:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 07:48:58 EK6Vqoz7
彼ら自身は「我々は『封印されし朝青龍』への当て馬的存在である」
という事実からその事をあまり良しとしてはいなかったのだが

90:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 12:02:51 2378H0rT
それをバネに横綱目指して頑張れている事も事実であった。
だがそんな彼らの夢は次の瞬間潰えてしまう。
不意に細いジーパンが中に浮かぶと力士達の下半身に無理矢理装着されたのである。
23人の力士達は全員足の筋肉や腱に深刻なダメージを負い、相撲生命を絶たれた。
「これは…超能力!?」
身構えるツンデレラと孔明の前に、今度は黒スーツの男達が現れる。

91:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 12:29:10 iZDQHRsr
その人数、1人2人どころではない。ざっと50人はいるだろうか。
しかしその中に1人だけ、白いスーツの男がいる。

92:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/15 13:17:51 FZ6itDEr
白スーツの男はグラサンを直しながら
「ミス・ツンデレラァ~、ウェルカムバァ~ック」と喋りながら近づいてくる
孔明は「なに、やっぱり知り合い?」と聞くが、ツンデレラには覚えが無い。
「狙われていることも忘れてノコノコ日本までやって来るとは・・ククク」

93:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/16 00:52:40 F1+jw5TZ
「にしても忌々しい力士どもめ・・。彼女の力をお前らごとき肉塊が自由に
扱えると思ったか、身の程知らずめ!」

白スーツはそういうとパチンと指を鳴らす。途端、力士達が一瞬で消え去ってしまった
どうやら先ほどの力はツンデレラのものではなく、彼らスーツの男達の手によるものらしい
ツンデレラは戦闘態勢を取りながらも、彼らが敵対し合う勢力であることに驚いていた
一体、誰が本当の黒幕だと言うのだろうか・・

94:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/16 17:29:00 NIlwg0QB
ちなみに力士達は全員最寄の病院にテレポートさせられていた。
謎の組織、容赦は無くとも慈悲はある集団であった。

「マ~イネィムイズ、バビノレ・ザ・サーイキーッカァー!」
名乗りも高らかにビシッとポーズを決める白スーツ。
「ミス・ツンデレラァ~、君は

95:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/16 19:54:31 7au9yA91
俺の

96:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/16 21:17:02 GLFsmR+i
ナニを

97:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/17 00:38:18 bFLSL2yz
前に膝を屈することだろう・・」
ちなみに「ナニ」とは言うまでもなく、彼らのサイキック能力のことである
どうやら、彼らの方が力士達よりもツンデレラの秘密に近い位置にいるようだ。
「あいつらを捕らえて尋問したい所だけども・・どうやら今の僕らじゃ無理っぽいね・・」
そんな孔明の言葉通り、ツンデレラ達は着実に追い詰められていく。

98:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/17 01:01:02 JQtBKYsj
だが、その言葉とは裏腹に孔明の顔にはあせりの色は無い。

「ふふふ…この状況は利用できますね」

99:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/17 22:41:29 /t38Y5fS
孔明はツンデレラの能力はまだまだ強力になると見ていた。
そして飛躍的に能力上昇が見込める条件もある程度予測していたのである。
すなわち、この状況はその条件を満たせる可能性があるという事であった。
その条件とは…

100:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/17 23:53:52 2og0Fz3R
ハウス栽培に適しており

101:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/18 03:22:36 26SKZ5AS
傘に適用すれば視界も良好…すなわち「透明」。
ツンデレラは裸体を見られる事で能力の上昇すると予測されており、敵に透視能力者がいれば条件が満たされるという訳だ。
ちなみに裸にひん剥かれても結果は同じだというのは秘密である。

102:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/19 16:48:43 6qv/97vw
ツンデレラvsスーツの男達…
その様子を1kmも離れたビルの最上階ラウンジから機械の瞳で見つめる金髪碧眼の少年。
「ジミーさまぁ、放っといていいんですか~?」
傍らに控えるメイドの少女、ゴリアテの問いかけに

103:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/21 03:13:59 okoj9LzC
彼は無言でポケットから一枚の

104:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/21 05:32:17 uqE6n5Z5
瓦を取り出し

105:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/21 13:19:39 izzRD4KS
何やら書き始めた。
どうやら梵字のようだ。

106:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/22 00:07:59 P4bDCGbL
サンスクリット語で書かれたそれはゴリアテへのおつかいメモだった。
「マック行ってメガマック3個と

107:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/22 02:26:33 VKhg2jlN
それからスーパーに行って納豆と不二家のカントリーマアムを買ってこい」

108:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/22 03:14:13 r0SsqitY
「この程度で負けるなら、僕の計画には不要な人間ってことさ・・」
お使いのメモ用紙を渡しながら、ジミーは不敵にそう言い放った。

一方、地上のツンデレラと孔明。ついに孔明の化学兵器もエネルギー切れとなり
あわやこれまでか、という時、パトカーのサイレン音が高らかに鳴り響いた。
「邪魔が入ったか」とスーツ軍団は撤退。パトカーに乗りながら現れたのはメキシコ帰りのじいやである。
ツンデレラの来日を聞きつけて、大慌てで馳せ参じたのであった。
「知り合いの警官に頼みましてな。東京中探し回りましたぞ!」

109:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/23 00:36:56 Ac+VyLs0
「じいや、助かりましたわ。でも手紙には連絡先の携帯電話の番号も
書いておいたのになぜ警察を?」
ツンデレラが言っているのは、じいやの自宅に残した手紙の事である。

じいやはツンデレラ達の来日を知り、海外から急いで戻ってきた事を語った。
だがツンデレラ達が日本に着てから、まだ一日も経っていない。
それをどうしてこんなに早く知る事ができたのか?
…答えは一つしかない、それはじいやが

110:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/23 01:51:13 Yz2AGddz
携帯電話を持っていない、ということである。
「何度か公衆電話を使って掛けさせて頂きましたが、出てはくださらなかったので・・」
ツンデレラの身に何かあったのではないかと思い、警察に捜索を頼んだのである。
確かに携帯には着信が幾つか入っていた。「なんとか助かりましたわね・・」

111:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/23 02:24:27 Ac+VyLs0
さて、諸君はこう思ったのではないだろうか。
「じいやが『携帯電話を持っていない』と、なぜ『ツンデレラの来日を迅速に知る事が出来る』のか?」と。
確かにこの2点は一見なんの関係も無いように見える。
だが解ってしまえば非常に簡単な事なのである、つまり

112:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/24 02:35:07 tj2piiMU
解らない人には説明するのも難しいという事でもあり、
ゆえにこの件については各自で考えてみて欲しい。
ともかく、じいやと再会できたツンデレラは

113:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/24 02:54:44 zs5pylO6
とりあえず、今日の所は連戦で疲れた身体を癒すことにした。
久しぶりに同じ食卓を囲むじいやとツンデレラ。
じいやは事故のことを知らなかった様だ。
「よくぞご無事で・・」と、ツンデレラの不幸を心の底から悼んでいる。
老齢のじいやに今以上の負担を掛けてはいけない。
ツンデレラの幼少期に関する質問は明日行うことにした。
その夜更けのこと

114:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/24 13:12:46 BzjaZFLm
じいや宅に泊まったツンデレラが不意に目を覚ますと、枕元にコ

115:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/24 15:58:38 397LSI5M
リアンが

116:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/25 00:11:11 LlT65kPJ
ドリアンを振りかざし、今まさに

117:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/25 00:33:41 Kp7bBi+j
ドリアンにココバットをかまそうとしている所だった。

118:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/25 01:06:15 kRIoKmju
しかし変身パワーのチャージが間に合わない。
そこへ

119:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/25 16:25:00 RiNNJBjE
じいやが飛び込んで来た。
「お嬢様!」
じいやのタックルを受けたコリアンの手からドリアンが落ちる。
落ちたドリアンはパックリと割れ、部屋に強烈な臭いが充満する。

120:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/25 23:57:27 6GWCJ4SV
「フフフ・・・快感、快感!」

121:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/26 01:47:13 OTYEWU6Y
不気味な笑みを浮かべるコリアン、その変身パワーがチャージ完了した。
「しまった、遅かったか!」
じいやの呻きを掻き消すように、閃光と轟音がコリアンを包み

122:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/26 03:16:02 MtRM7tuQ
香草仮面コリアンダーへと変身した!

123:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/26 17:32:40 p+U+KqVe
アメリカ人留学生、コリアン・ロバーツは改造人間である!
彼を改造したサイボーグ帝国はサイボーグの為の世界創造を企てる軍事国家である!
コリアンは強い匂いをエネルギーに変え、香草仮面コリアンダーとなるのだ!

124:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/27 18:48:22 aqH9LQKe
といっても彼はツンデレラの敵ではない。良心回路がどうとかお約束な問題で
サイボーグ帝国に牙を向ける一人であるからだ。
「平和防衛、変身、敵前、無理。安全確保必要。貴殿宅、借用」
と単語だけでツンデレラの部屋に侵入した経緯を説明するコリアンダー。
「つまりサイボーグ帝国の輩が近くに居るという事ですわね?」

125:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/28 03:28:10 4t3iAIZi
鼻をつまみながらツンデレラは警戒態勢を取ると、じいやに

126:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/28 03:44:49 i6Jip9Ce
「とりあえず、その床に落ちたドリアンを処分しなさい。

じいやの胃の中に…」

127:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/29 03:02:51 Yi3NXWrF
と言ったものの、すぐに「しまった」とばかりに口を押さえた。
じいやはもう彼女の世話係では無いので、命令をできる筋合いではないのだ。
「ははは。ようございますよ、お嬢様。」
だが、じいやは嫌な顔一つせずドリアンを食べ始めるのであった。

そして鼻と口を押さえる形になったツンデレラは呼吸が

128:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/30 03:10:19 8T9lZ+EQ
出来なくなると気付き、とりあえず孔明の鼻と口を押さえた。

129:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/30 22:19:33 vnnW2jXK
隣の部屋で寝ていた所を突然、鼻と口を押さえられた孔明は
夢の中で唐突に溺れる事となった。
そして水中の夢といえば付き物なのが「おねしょ」である。

130:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/30 22:57:38 bQGE1DMH
医学的に言うなれば「夜尿症」である。
もともと孔明は軽度ではあるがそういう症状を自覚していたため、
特別驚きはしなかった。実際に通院も何度かしている。

だが今回は違った・・・

131:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/31 01:31:49 1zGKP5xc
大のほうも…

132:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/02 03:48:10 3mtbxoFS
だが現時点ではまだ布団の中の出来事なので誰も気付いていない。

「邪魔するよ」
その時、一人の少女が堂々と玄関から入ってきた。
「俺の名はオレオンナ…そこにいる裏切者、コリアンダー抹殺の命を受けて参上した。
 ツンデレラ、あんたの事は聞いてるけど邪魔をしないなら見逃してやる。」

133:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/03 04:21:29 pcG7KKr8
「…尋ねもしない事を勝手にベラベラ喋る敵役というのは
大抵ザコ敵と相場が決まってますわね。」

134:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/04 01:00:45 uRcCOG8F
その台詞を言い終わるか終らないかのうちに、オレオンナの肘から先が飛び
ツンデレラの顔面にアイアンクローを極めた。
「無駄口を叩く奴は早死にするって相場が決まってるんだぜ?」
ギリギリとこめかみに食い込む激痛にツンデレラが膝を付いた時、孔明が目を

135:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/05 23:27:40 uhF+YQfM
うっすらと開けて寝たふりをしているのに気付き

136:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/06 02:17:28 IBfk3yFA
アイアンクローをしていたオレオンナのロケットパンチをあっさり外し
孔明の鼻と口を、そのロケットパンチで塞いだ。

137:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/07 13:30:44 DCrpPKIG
「うぐっ!?」
突如、じいやが苦悶の声をあげる。
ドリアンを喉に詰まらせたのだ。
一方コリアンダーは、その隙をついてオレオンナを外に誘い出し、その場を離れた。

残されたのは、ツンデレラと急速に顔色が悪くなっていくじいや&孔明。
しかし、そ

138:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/07 23:53:29 uYkfkfRn
ばアレルギーの症状もこの中のある人物に出始めていたことに
本人を含め誰一人として気付いていない。

139:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/09 00:11:24 Ev2C0hI6
ところで『そば』といえば一般的に

140:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/10 02:22:29 hrRbUw/h
長い

141:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/10 03:41:38 Cn1JHXTB
そば粉の麺を想像するだろうが、ここで言う「そばアレルギー」のそばとは
他人に側に寄られるとアレルギー症状を起こす、という一種の対人恐怖症
のことである。

142:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/10 21:32:22 hrRbUw/h
私はこの症状を"側に立つ"ことから『スタンド』と名付けたッ!

143:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/13 14:58:55 jz4RSrGF
……と、ここまでは良かったのであるが

144:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/13 21:30:17 RDED1lC0
『スタンド』という症例を発見したジョセフ博士は、それが学会で正式に認められる前に
飛行機事故で帰らぬ人となってしまい、スタンドについて引き継いで研究する人間も
現れなかったのである。
ゆえにこの「スタンド=そばアレルギー」には

145:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/14 02:39:09 PGR8U4HG
3794の謎があるといわれている

146:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/14 12:44:15 ClxN/PIe
それについて、様々な識者が英知を結集し、3793の謎が解けた。

147:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/14 12:54:35 rGxy1S1z
研究する者はいないはずなのに、解明された部分があるとはおかしな話である。
だがこの識者たちは研究はしておらず推理しただけなのである。
というか識者とか言いながらこいつら全員探偵なのだ。
謎は全て解けた、と言いたいだけなんじゃねえかというような

148:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/16 11:03:22 eLu+gL8E
まぁそんな状況なのでそばアレルギー自体が世間に認知されていない為
気付かなくて当然と言えよう。
それはともかく、このままだとじいや&孔明の命が危ない。


149:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/16 23:28:21 tR1lz3mO
ービート

150:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/18 01:13:48 SvgznP/k
のネタよりもヤバイ。
ツンデレラはまず、じいやの口に

151:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/20 00:42:26 25ZeFM+3
オレオンナのロケットパンチの指を

152:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/20 01:00:11 mtpo5mtB
ちぎっては入れ、ちぎっては入れを繰り返していた。

「うおおおおっっっ!!指が痛ぇぇぇ!!」
突然叫びながらオレオンナが飛び込んできた。
どうやらオレオンナのロケットパンチは切り離されていても
感覚はそのまま伝わるようだ。

153:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/21 02:31:37 oUUBgS1A
「ふうん、なるほど…」
ツンデレラはおもむろにロケットパンチに指四の字をかけた。

154:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 11:50:22 WFRzrMGb
「いでででで!てめぇいい加減にしろ…ふぃんふぁねーう!」
オレオンナが叫ぶと彼女の背負っていたバックパックから何かが飛び出した。

       _,...-、,-、.,_  ,、.,、
  ∩∩,.'i<_ヘ_ii_/冫-' i'''i' '、
.i'"ニi--ヒ i`''_-イ__ヽ'"i ̄   }
 ゙、 __ i- 、l _,.!/i- '' "´    オレオンナ死ねぇ!!
  ``' - 、,/\_i__,!/ヽ、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)

155:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 16:17:55 HJ6uSGFB
あまりに久しく見かけなかったが彼の名はふぃんふぁねーう。
近々リメイクする鋼鉄とはなんの関係もない。
「オレオンナ死ねぇ!!」は鳴き声であって殺意がある訳ではない。
その証拠に今のオレオンナ死ねぇ!!を訳すとこうなる。

156:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 18:21:14 Jfa7c7kQ
「言っとくがなぁ…オレは最初から最後までクライマックスだぜ!!」

157:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 21:07:12 aTT4Bit/
「ダンカ~ン、コロッケ取ってぇ~」
言葉の意味はよく分からないが、とにかく
凄い殺意に溢れるふぃんふぁねーうの言葉に気圧され
ツンデレラは思わず叫んだ。
すると雷鳴が轟き、どこからともなく

158:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 22:48:28 bc5RRSQF
カレーの匂いが

159:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/24 21:49:55 f+2YS1Gi
オレオンナが窓の方を向き、身構える。
そこにはカレーの鍋を脇に抱え、金色に輝くコリアンダーの姿が!
「ちっ、カレーフォームになったか!」

160:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/25 23:01:46 AnjZiQXD
だが手を滑らせて鍋を落としてしまい、
折角のカレーを床にぶちまけてしまった。

161:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/26 00:30:50 kpuYSo3W
辺りには更に強くカレーの匂いが立ち込める…と同時にコリアンダーの輝きが増した!
匂いを力に変えて戦う、それが香草仮面コリアンダー。
そう、彼は手を滑らせたのではない、故意に落としたのだ!

コリアンダーがゆっくりと構えを取る。
コリアンダー・カレーフォームの必殺技、

162:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/27 01:54:58 fM8XrveD
「必殺!オレの必殺技PART135!」

163:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/27 13:08:32 0y0OCrlt
だ。
「まずい、急げフィンファネウ!」
オレオンナが叫ぶと、フィンファネウは素早い動きでツンデレラからロケットパンチを奪い取る。
ついでにじいやの口から指も回収し、オレオンナと共にさっさとその場を脱出した。

直後、コリアンダーの必殺技が発動。
それは周囲500mを巻き込む凄まじい

164:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/28 03:03:49 2aU0Xx2m
脱臭効果。

165:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/28 03:50:02 tQxJ7Lta
「ふふふ…これはチャンスです」
寝たふりの後死んだふりまでしていた孔明が呟いた。
彼は漏らしてしまった大及び小を、この脱臭効果が利いている間に
何とかうまくごまかしてしまおうとしていた。

166:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/28 11:52:21 Ium7FxBJ
だが正確には『脱臭』ではなく『集臭』であり、技の準備であった。
次の瞬間、集められた様々な匂い、臭いが狭い室内に放出される!

 瞬 殺 無 音

脳を突き抜けるような嗅覚攻撃にツンデレラと孔明は

167:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 01:22:18 NOdkzUfs
思わずハァハァしていた。そう、

168:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 18:17:48 lWQQTUxA
直感的に鼻をつまんだのだ。
一方、窒息しかけていたじいやは

169:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 20:03:47 K0S/NWE8
有り得ないほどの激臭に失神してしまっていた。
これでじいやが嗅覚攻撃に苛まれることは、しばらくの間無さそうだが
戦闘が悪化した場合でも、逃げることができないわけである。加えて今のツンデレラは
両手が塞がっている為、救出も難しい状況。万事休すであった。
「なにか・・弱点はありませんの・・?」一縷の望みを求めて
ツンデレラは孔明の方を見た。孔明は「ンフフフ」と不敵な笑いを浮かべている。
これは・・

170:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/02 11:36:42 8FXa/3Yd
面白くなってきた、そんな笑いだ。
だがその時、コリアンダーが変身を解いて謝ってきた。
「ぐぉめんなさぁい!」
そういえばコリアンダーは敵ではなかった事をツンデレラ達は思い出した。
和解した彼らは、とりあえず家中の窓を開け台所の換気扇を回す。
孔明はこのどさくさに紛れて、汚した服と布団を

171:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/02 23:12:36 GC1YEuPB
焼却処分

172:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/04 04:21:31 dchRJeHN
当然、今の姿はまっぱである。

173:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/05 18:44:25 fHAraRXy
幸い汚したのは、じいやに寝巻きとして借りた浴衣であった。
孔明がいそいそと自分の服を着ていると、またしても何者かが現れた。
庭先で燃える布団の炎が浮かび上がらせるその侵入者は、身を潜めようともせず悠々と歩いてくる。
孔明はとっさに

174:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/06 23:47:06 fjPksJCt
土佐に

175:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/07 19:26:33 PB7X8DDq BE:145216962-2BP(330)
祝 ツンデレラアニメ化
URLリンク(item.rakuten.co.jp)


176:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/07 19:35:04 MAaSFFGD
という一見どうでもいい見当違いで取るに足りない情報を打電すると、そのまま

177:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/07 22:04:30 Ni9BGzFZ
歌い始めた。

178:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/07 22:22:30 /TUfSRo+
その声、地の果てまでも

179:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/08 00:53:49 W/dI+CZI
届いていなかったり・・・

180:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/08 03:18:18 HIYftRfc
だが、侵入者は突然耳を押さえてうずくまった。
「な、なんて下手な歌だ!」

これが孔明・26の秘密の13「ジャイアン・ボイス」である。

181:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/09 17:55:18 ASiuF9IH
「おお、心の友よ!」

182:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/11 21:12:50 Zhue1s0a
「おお、心の友よ!連帯保証人になってくれ!」

183:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/12 19:44:47 P3kj9Q8r
「断る! ましてお前を心の友などと思ったことはただの1度もない!」

184:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/12 23:33:44 9LOCoL5A
この歌は孔明・26の秘密の17「シンガーソングライター」による珠玉のナンバー、『心の友よ』の1番である。
2番もあるんだぜ?

185:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/14 23:35:38 Grp3YGzs
「何事ですの!?」
その騒音を聞きつけツンデレラとコリアンが飛んできた。
それを見た侵入者は

186:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/16 18:24:29 bCntevN1
首をかしげた。
「お前がツンデレラだと?」

187:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/16 21:11:09 zKzOpI9H
という侵入者の視線の先には失神したじいやがいた。

188:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/18 23:31:57 sTSISwp/
侵入者はじいやの中に眠るツンデレラの真の力を見抜いたのだ。
その力とは

189:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/19 03:36:37 Gy0kMTkl
ザ・パワー

190:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/19 11:03:33 u6wubVWy
・オブ・ストレングスフォースの八次元結界によって封印されたツンデレラ本人である。
そして今コリアンと共にいるツンデレラは、そのクローン…戦闘用に製造調整されたツンデレラの替え玉なのだ。
だがその事はクローンはもちろん、じいやも知らない。

侵入者は何かを確信したかのように薄く笑うと、

191:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/20 11:33:53 3xk9PFHm
踵を返し夜の闇の中へと走り去った。
「青い肌の男…何をしに来たんですの?」
ツンデレラが独り言のように疑問を呟くと、孔明は
「目的は解らない…やった事といえば布団を燃やしたくらいだよ」
とさりげなく布団焼却の罪を侵入者に押し付けるのであった。

―慌しい一夜が過ぎ、朝が来た。
場所をじいや宅からトレーラーに移し、一息ついたツンデレラは
じいやに自分の超常的な力の事を単刀直入に聞く事にした。
彼女の問いにじいやは

192:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/21 13:41:21 YcJ6evAD
インベスティゲイト布

193:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/22 12:33:24 TuIBhilY
川敏和、と書かれた一冊の

194:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/22 12:55:27 fz5ED40R
チャンピオンREDを取り出して、ひとこと。

195:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/23 11:21:48 TnZAUto9
「この場所へ行ってみてください…」
そう言いながらじいやが指し示したのは裏表紙の怪しいグッズ通販広告、その会社の所在地だった。

196:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/25 12:00:50 axM2L6N+
翌日、行ってみるとそこは

197:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/25 21:18:40 xXJG8QTp
ハマグリであった。

198:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/26 15:21:21 hRraBcko
すなわち佐賀県は神埼郡吉野ヶ里町の北部にある標高862mの山、蛤岳である。
そしてその頂上には

199:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/27 20:51:43 v3n4OWDK
スコップと水が入ったバケツがあった。

200:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/28 01:24:16 JtsTT2xe
そして怪しげなビル(三階建て)が。

201:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/29 11:10:18 OdKpwqa6
「こんな山の頂上にビルがあるとはね」
「入り口の前に意味ありげに置いてあるバケツも気になりますわ」
ツンデレラは特にバケツの水底に沈むスコップが気になっていた。
そのスコップは

202:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/30 06:26:52 3bLwA+Ic
無論、ただのスコップではない。
注意深く観察したところ、柄の部分に小さく文字が刻まれていた。
「サイボーグ帝国製」と書かれている。

「これも敵の罠なんですの?」
ツンデレラは慌ててビルを見上げた。

203:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/01 09:52:43 5KfKJWOl
ちょうど、窓から突き出た何者かの腕が、植木鉢を手放した所であった。

204:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/02 02:39:05 0Z5rAyrs
そして、となりにいた孔明の頭上に落下してきた。

205:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/03 02:09:47 2A2QV7p1
ツンデレラはすっと右手を延ばすと、造作も無く植木鉢をキャッチする。
その植木鉢には一輪の

206:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/03 20:51:29 ymjJnh5I
菊。勿論食べられる。

207:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/04 00:34:06 WuOBuca/
「菊の花一輪・・食用としても可、ってことは・・
死体も残さず灰になれ、ってメッセージだったりしてね」

不吉な読み方をする孔明だが
ここでスコップや植木鉢にばかり気を取られていても仕方がない。
ツンデレラ達はビルの中へ入ってみることにした。
当然、気になるバケツとスコップを持って。

208:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/05 12:40:19 OXHo8Ksh
ドアを押して中に入ると、男が1人にこやかな顔で立っていた。
「お待ちしておりました、ツンデレラさん。お花は気に入って頂けましたか?」
この男、顔は笑っているが

209:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/05 23:13:21 Wj8x1Ynq
あるある大辞典の納豆ダイエットに騙され
「テレビが嘘をついたら、何を信じていいかわかりません!」
などと投書したという、本物の馬鹿である。

210:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/07 01:19:33 w+QHt6Lz
男はおもむろに蟹切りバサミを取り出し、鮮やかに一回転させた

211:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/07 03:46:59 2xKkxCf7
更にもう2個取り出し、ジャグリングを始めた。

212:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/07 11:09:50 joJl4FRE
そしてそのまま奥の階段へと歩き出す。
「どうぞこちらです」
この男、腕では器用に三つの蟹切りバサミを回しつつその足運びは

213:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/07 15:30:19 +7iCdYaQ
フラミンゴのように、ちょいと一本足で
弱気なサインに首を振り、

214:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/08 16:11:37 zf+X0/Tm
お尻も振り振り、悩ましげに階段を登っていく。
ツンデレラと孔明は

215:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/08 17:20:14 Qolub+4J
彼を殺し、目撃者も殺し、蟹切りバサミと菊をバケツに入れて逃走。
これがのちに「華道」として日本に伝わる事となる。

そのころ、お城では

216:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/09 01:46:18 ZAdA6DkL
女皇ユリザベスが、突然のツンデレラの暴挙についての報告を受けていた。
「なんでまたそんな事になったのですか?」
「解りません、じいや殿も皆目見当がつかないと…」

女皇ユリザベス…彼女は弱冠20歳ながら、ツンデレラの母国でもあるストロットル皇国の最高権力者である。

「サイボーグ帝国、あるいは例の組織が原因という事は?」
「まだ調査中ですので確実な事は言えませんが、その線は薄いようです」
「ん~…宇宙は奴らは?」
「依然、例の艦隊は沈黙を守ったままです」
「では、魔界の方は?」
「門の異常は報告されていません」
「じゃあ、未来…」
「時空震も探知されておりません」
「…どれも関係ないって事ですね?」
ポリポリと頭を掻きながらユリザベスは

217:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/09 03:43:09 gJGvA2U7
ツンデレラの読めない行動に頭を悩ませていた。

一方、逃走中のツンデレラと孔明
「やっぱりさっきのあいつら、敵だったんだね」
そう、目撃者もそれから蟹切りバサミの男も人間ではなく、機械仕掛けの人形だったのだ。
「恐らく、敵が先回りして、あのビルの中の人間を始末してしまっていたんですわね。
皆、わたくしと係ることで災難に巻き込まれていく・・
わたくしの行く先には血の雨しか待っていないと言うのかしら・・」

結局、じいやが二人をこのビルへ誘った理由は何一つわからないまま
一抹の悲しみを抱えて、ツンデレラの逃亡生活は続くのである。
さて

218:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/09 05:24:18 vUKc6eFF
ライトステーションへとやってきた二人であった。
「ここのステーション名、なぜ最初の2文字だけ平仮名なのでしょう?」

219:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/09 11:43:53 CeX5eXO8
『さてライトステーション』、ここは佐賀県にある小さな喫茶店だ。
ひらがなの部分は"トイザらス"とかにインスパイアされたとは店主の弁である。
そしてこの店名は蟹切りバサミの男の残骸から入手できた、たった一つの言葉でもある。
このひらがな部分のおかげで、タウンページからあっさり特定できた。
ここに何か手掛かりはあるのだろうか…

その時、ツンデレラの携帯の着メロが鳴り響いた。
発信者は、じいや。
ツンデレラの表情が強張る…あのビルへ自分を差し向けたじいやも敵かもしれないからだ。
すると孔明が

220:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/10 01:32:33 3QeUj/vN
まさに孔明が

221:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/10 01:59:01 vqjQsaK2
よもや孔明が

222:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/10 11:10:41 3ci9YLQg
突然ツンデレラと孔明に襲い掛かってきた!
サイボーグ帝国が諸葛孔明に対抗する為に作り上げた、三人の孔明型サイボーグである。
すると孔明「ンッフッフッフ」
まさに孔明「ンッフッフッフ」
よもや孔明「ンッフッフッフ」

223:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/12 12:54:01 fs/ELYFd
「ツンデレラ、ここは僕に任せて電話に出てくれ。じいやさんの真意を知りたい」
そう言いながら孔明がベルトのスイッチを入れると、閃光と共にその体が眩い光沢を放つメタルスーツに包まれた。
孔明博士自らの発明により誕生した超戦士…その名も『 機動策士ショカツリョー 』だ!

224:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/12 16:21:14 kcfvIrtr
機動策士ショカツリョーの活動時間は僅か0.05秒にすぎない。
では、活動プロセスをもう一度見てみよう。

225:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/12 20:04:52 YiJ8u2vI
ショカツリョーの活動準備は毎朝のラジオ体操から始まる。
規則正しい生活と適度な運動、そして朝の大気によりショカツリョーの血行が促進され
ショカツリョースーツの装着に耐えうる鋭気が生成される。

その鋭気は免疫力を高めると同時に嗅覚をブロックし、
ショカツリョースーツに住み着いたあらゆる微生物の分泌物をことごとく無効化する
強靭な精神を肉体に焼き付け、0.05秒もの活動を可能にするのである。

226:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/13 02:49:20 AQ4pYU8F
「機動策士! ショカツリョー!!」
 ↑
このあたりでメタルスーツ解除

227:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/13 14:28:40 k9vamryA
される、わけではない事に注意したい。
活動停止したスーツは、只の重たい鎧と化し四肢の動きを阻害する拘束具となるのだ!

228:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/15 19:43:12 HFJiGAGx
一方その頃、サイバトロン基地では

229:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/15 20:07:09 6FWpWUCL
野点が開催されていた。

230:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/16 01:53:27 c97PEOo+
サイバトロン社は「サイバー」と「パトロン」を組み合わせた社名どおり、ネット上で科学者・技術者と投資家を仲介する事を業務としている。
そしてサイバトロン基地と呼ばれる本社社屋は、基地の名に相応しい科学技術で武装した要塞のような建物であった。

その屋上庭園でホトトギスの声など聞きながら和やかに野点が開かれている座に、白衣姿の男が駆け込んできた。
「しゃ、社長!たった今、まだ試作段階のショカツリョースーツが電送されました!」
「むう?はやまったな孔明君…」

231:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/18 03:11:07 6DfCry5v
「それから君、私のことは『コンボイ司令官』と呼べ
と言っておいただろう」

232:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/20 02:05:48 MwhUtzFq
「それはセクハラです、社長」

233:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/23 21:09:15 g0M+gOHK
「まあそれはともかく、このままショカツリョーがやられてしまっては
我々のこれまでの研究も台無しだ。しかたない、援護する事としよう」
そう言うと、おもむろに目前のスイッチを入れた。

234:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/23 22:23:25 E+aa67KY
「……しまった」
スイッチは2つあり、本来は左のスイッチを入れなくてはいけなかったのであるが、
間違えて右のスイッチを入れてしまったのである。

235:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/24 00:40:30 2qI8By3n
つまりレフトスイッチのつもりがライトスイッチをONしてしまったのだ。

236:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/24 01:15:15 iqeuqib+
すると、ショカツリョーに仕込まれた電飾が輝きだした。
サイボーグ孔明ズ「うおっ!まぶしっ!」

237:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/26 00:29:37 eDHyE2E5
その隙にツンデレラは通話ボタンを押した。
『お、お嬢様、ご無事でございましたか!』
「その口ぶりでは私達があの場所で、どんな目にあったか解っているようですわね」
『申し訳ございません、まさかこの様な事になるとは…』
「じいや、あなたが知っている事をすべて話してもらえますわね?」
『…解りました、それでは一度は私の家へお戻り下さいませ』

それだけ話すとツンデレラは電話を切った。
見れば孔明が

238:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/26 01:03:54 L8G3cMq4
泣きながら馬謖を

239:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/26 03:32:16 9k6svWF2
切った。

この場合、未完成のショカツリョースーツを転送した、という
作戦の失敗の責任は孔明自身にある訳なので、
要するに自決した、ということである。

240:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/26 07:12:25 F4+lQ0/l
 しかしじっさいには、彼に似た男が各地で目撃されており、
ネットなどで生存説がささやかれている。


241:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/26 21:14:52 3+HbrQNb
これはひとえに「切った」だの「自決」だのといった言葉による誤解であり、実際誰も死んでいないのだから当然である。

孔明はショカツリョースーツの運用を己のミスであると真摯に受け止め
『馬謖』という現時点での彼の最高の手札を"切る"事を"自決(自身で決める事の意)"したのである。

さて、孔明が泣くほどの思いで使う『馬謖』とは如何なるものなのか。
それは孔明が開発した

242:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/28 23:51:50 euu+oOAR
新種の「たまねぎ」であった


243:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 05:27:24 r0p7e1tF
孔明が独自に開発した化学肥料を駆使して栽培した「たまねぎ」
それは生物であれ機械であれ、顔に近付けるだけで号泣してしまう
もの凄く刺激の強い「たまねぎ」である。
これを使えば、大抵の敵は視界を塞がれ、動きを止めてしまう。
そんなに効果的な「たまねぎ」なのだが、孔明はちくわの次にたまねぎが嫌いなのであった。
なのでこれまで使うかどうか散々迷って捨てられずにいたが、今回の反省を含め
泣いて「馬謖」こと「たまねぎ」を切ることにしたのである。

「やっぱり・・勿体なかったかなあ・・」

ちょっと後ろ髪引かれる孔明。
ツンデレラはそんな孔明を引っ張り、じいやの家へと向うのであった。

244:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 13:58:21 KnTzqBPT
じいや「あっ、あの馬謖を切られたのでございますか。せっかく新品種が出来た
    というのになんてことを。球根はあれ一つしかありません。
    切って捨てられたのならば、もう植えることができません。美味しいカレーや
    肉じゃが、串かつが出来たのに。」
食いしん坊のじいやは、号泣し涙を流して悲しんでいる。

245:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 15:03:36 lI+6KK6c
孔明「この場を逃れるにはこれしかなかったのだ。わしとてこんな事はしたくなかった。」

見ればサイボーグ孔明達がみるみる黒ずみ、腐食しながらくずおれていくではないか。

ツンデレラ「これは一体・・・」
孔明「馬謖とは、たまねぎに含まれる硫黄化合物の含有量を極限まで上げ、
    化学兵器のレベルまで高めた品種なのだ。ひとたびこれを斬れば、
    半径50メートル以内の金属は等しく腐食し、微生物は死滅し、
    人間は瞬時に血行がよくなり風邪をひきにくくなる。
    さあ、逃げるぞよー!」

馬謖による滅菌効果により、ショカツリョースーツの悪玉菌が死滅して少し元気になった孔明は
ちょっとハイになっていた。

246:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 19:01:13 8bBmk/0K
「…なんて事を、逃げる時は言ってましたけど、じいやにはなんと言ってあったのかしら」
泣いて残念がるじいやを前に、しばし途方にくれるツンデレラ。
だがこのままでは埒があかない。
この際じいやの気持ちだとか、>245はその前二つの書き込みはちゃんと読んだ上なのかとか、そんな事には構っていられないのだ。
それに、引き返してきたものの「喫茶さてライトステーション」の事も気になる。

「じいや、とにかく私に関してあなたが知っている事…今すぐ全て話してもらいますわ」

247:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 00:57:05 IuLS3CjH
「……わかりました」
じいやはゆっくりと話し始めた。
「但し……後で聞かなければ良かった、と後悔なさらぬように」
そういってツンデレラに釘を刺す。

「……まず姫様、貴方様は実は○○○ではなく、×××なのです」
「えっ? よく聞こえませんことよ。はっきりとおっしゃいな」
「貴方様は実は

248:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 02:18:34 l1u8xMub
ジオンではなく連邦派なのです」

249:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 03:31:41 KYBSKeBJ
「アルテイシアと知って何故銃を向けるか!」
ツンデレラはそう言いながらじいやの頭を叩いた。
「『姫様』などと呼ぶからおかしいと思いましたわ…まじめにおやりなさい!」
じいやは困惑した表情で目を逸らした…どうやら相当言いにくい話のようだ。
ツンデレラはため息をつくと

250:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 03:55:47 fYKhxuKS
「ならば私が言ってあげましょうか?
つまりこういう事でしょう?私は…

251:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 18:18:49 g3hYivay
本物のツンデレラのDNAから作り上げられた戦闘用クローン人間なのでしょう?」
「…お嬢様、実は私も詳しい事は知らないのです。 しかしさすがにそのような荒唐無稽な話ではないと思いますよ」
「やっぱりじいやもそう思う? 私もさすがにそれは無いだろうという線を言ってみたのですわ」
ツンデレラはくすくすと笑う。
やがてその笑いが消え彼女が真剣な表情になると、じいやは語り始めた。
「十数年前、私は先代のストロットル女皇であるツンダレロス様の命により、幼いお嬢様をあの蛤岳のビルへとお連れしたのです」
「そこで何が…?」

252:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/03 22:06:32 hw453Tmk
出されたのですか?

懐石料理? フレンチフルコース? それとも中華? イタメシ?
あるいはエスキモー料理とかマサイ料理とか?
もしかしてアタラクシア料理でしたの?


253:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/04 05:22:29 6lCs43Qs
突然、ツンデレラの口調を真似て馬鹿にしたような声が木霊したかと思うと
次の瞬間、室内に白スーツの男が姿を現した。
「あなたは…先日の超能力者!」
「イッエェ~ス! ア~イア~ム、バビノレ・ザ・サーイキーッカァー!」

254:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/08 16:17:16 MaFkXsgE
相変わらずの調子である。
「またあなたですの?」
「ミス・ツ~ンデ~レラァ~、君にプレゼントがアリマ~ス!」
「要りませんわ!」
ツンデレラも半ばあきれ顔…

が、白スーツの男がじいやを見た次の瞬間、その口調が一変する。
「ん? どこかで見た顔だと思ったら…久しぶりだなジジイ…
いや、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長!」

255:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/08 23:04:41 cumhbR5k
「ここはとおさん!」

256:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/09 01:49:21 VTOSvVzd
バビノレは矢継ぎ早にそう叫ぶと携帯電話を取り出してどこかに電話をかける。
すると間髪容れず、眼帯をかけた白スーツの初老の男がテレポートで現れた。

「どうも、バビノレの父です」
「とおさん見てよ、とおさんの右目を奪った男だぜ!?」
バビノレの父は息子が指差す人物を見て、左目をカッ見開いた。
「これはこれは、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長・ジーヤ・バトラー殿ではないですか。お久しぶりですな」

「なんの事やら私、解りかねるのですが…?」
そんなバビノレ親子の言葉にオロオロするばかりのじいやだったが

257:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/10 01:49:00 d50ymXDf
それもそのはず、記憶操作を施されていたのである。
そう、生涯で唯一任務に失敗してストロットル皇国秘密警察に捕まった「あの日」に…

258:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/10 22:30:41 T9VBPaAa
もどりたい・・・・と一瞬だけ思ったが
戻るのが、捕まる前でなければ意味が無い、と思いなおして
じいや は「あの日」の一日前に戻る事にした

259:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 00:41:55 UCI8l0DO
として、その翌日の運命を変える事は出来るのか?
そんな、取り留めの無い考えが一瞬頭を過ぎった。
記憶操作により封じられた過去の記憶が呼び覚まされようとしているのか・・・
だが断片的な記憶など理解不能のノイズのような物だ。
そんな「雑念」に囚われたじいやを、

260:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 01:23:58 qHre7YQK
泣きながら孔明が

261:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 03:31:24 zDgqJmXH
にんにくを口に含んで抱き締めた。

これこそ馬謖たまねぎと並行して開発されていた、孔明のもう一つの切り札、馬謖にんにく。
口に含んで匂いを取り込み、それを武器として使うことも出来れば
匂いに宿る凄まじい量のスタミナを用いて味方を活性化することも出来る。
たまねぎは嫌いだから投げつける、の逆転の発想
にんにくは大好きだからあげない、という発想から生まれた新兵器であった。

「大好物だからね。今度こそ迷わず使うことが出来るよ」

そう、孔明は新兵器にんにくの力でもってじいやの意識を取り戻そうと試みたのであった。

262:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 05:05:16 713JrWFu
だが、その圧倒的な臭気を前にして
じいやは失神、ツンデレラは一瞬にして500m後方に下がり、
バビノレ親子は遁走した。

263:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 01:31:06 6XipfguV
あたかも前ダッシュするかの様な体勢で激しくバックダッシュするさまを見て


264:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 02:32:09 7p7ZylCY
後の歴史家はこう称えたという。

265:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 04:10:35 V2W5roBw
「すげー!」

266:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/14 00:03:02 GXdCtrtQ
さて、バックダッシュしたツンデレラはじいや宅の最奥部へと辿りついていた。
じいやの家は玄関側から見るとただの平屋一戸建てだが、やたら長細い造りなのだ。
だがこれだけ離れたと言うのに、廊下の遥か彼方からまだにんにくの匂いが漂ってきている気がする。
どこか逃げ込むところは無いか。
ツンデレラが傍らに目をやると、そこには厳重にいくつもの鍵がかけられた金属製の扉があった。

267:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/14 04:19:22 OJ18fm4H
そして、下の方にはネコ扉があった。

268:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/15 15:34:43 BQJXCmkV
ご丁寧にネコ扉にも鍵が付いている…
そのネコ扉がツンデレラの目の前でカチャリと音をたてて開かれた。
そして中から

269:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/15 21:29:25 dVBkCqBh
2体のからくり人形が現れた。
そのうち1体には手紙が添えられていた。

270:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/16 03:03:33 t/UkaPGC
その手紙には一文だけ、こう書かれていた。
「私にいい考えがある」

271:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/16 03:32:30 BKqBtBkW
ツンデレラはそう声に出して読んだ。
するとどうだろう。厳重にかけられた鍵が次々と開いていくではないか。

余談だが、彼女には手紙でも辞書でも官能小説でも声に出して読む癖があり
それで何度か孔明の作戦を台無しにした事がある。
しかし本人にはその自覚はいまだなかった。

重々しい音を立てて開いた扉の向こうには

272:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 03:31:04 0hui9L7Y
黒い光沢を放つ一台の

273:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 03:49:32 yVo1N8b9
テレビとファミコンが置いてあった。
ささってるソフトは『コンボイの謎』

274:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 19:18:43 G5eRTvUJ
だが黒っぽいグレーのハズのカセットが、なぜか赤いものになっている。
不審に思いつつツンデレラはファミコンのスイッチを入れた。
すると、テ

275:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 10:23:37 P53kdD2V
ーレッテレー♪

と奇妙な音が鳴り響き、

276:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 12:13:19 P+8r1eWs
画面中央に「ヤラレチャッタ」の文字が。


    「なぜ殺した」


その声にツンデレラが振り向くと、そこでは孔明が泣きながら

277:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 21:47:14 jaLusp2r
馬謖にんにくをすりおろしていた

278:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 23:51:19 d6Iia1ng
「…にんにくをそんなに嫌うんだ!なぜ!」
どうやら先ほどの「なぜ殺した」は「なぜおろした」の聞き違いだったようである。
「そんな事より孔明、これを見てちょうだい。ただのファミコンでは無いようなのだけれど」
ツンデレラはそれを無視して話題をそらすと孔明もソレに興味をしめしたようだ。
「なるほど…ただのファミコンに見せかけて、実際は後の機械に繋がってるみたいだね」
「手っ取り早く、じいやに聞いてみましょう」
元の部屋に戻ってみた二人だったが

279:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/19 23:32:36 6DRz/RTy
ファミコンは消え、PS3とWiiそっくりの機械が残されていた
そしてその2台をTVに繋いで一人じいやがプレイをしている

280:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 02:18:12 XXT+OVRv
「じいやは確か外で失神していたはず…
それに私が元いたところは屋敷の廊下だったはずなのに…」

281:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 10:01:40 NXaj8x1D
おかしな事を言い出すツンデレラに孔明はギョッとした。
『元の部屋』とはじいやと会話していた部屋、いわゆる普通の居間のことである。

孔明はツンデレラを見た。
彼女は2台のゲーム機(PS3とWiiにそっくりだが海外製のパチモノらしく両方とも中身はファミコンのようだ)が
繋がったTVを虚ろな目で見つめている。
ワイドTVに左右分割で映し出される2つのゲーム画面、アスキーグリップで両方のゲームを同時にこなすじいや。
たしかに見惚れるほどの見事なプレイだが…
そこで孔明の意識は途切れた。

気が付くと

282:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 20:41:59 m8su/1Pl
そこはゴルゴダの丘。
どうやら誰かに連れてこられたようなのであるが、人の気配はない。

283:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/22 21:47:26 qbu5pVvf
孔明は一人だった…

一方、ツンデレラはじいやと共に奥の部屋の赤いコンボイの謎が挿さったファミコンの前に居た。
(※WiiとPS3のパチモンと入れ替わってたのは、居間にあった普通のファミコン)

じいやが赤いコンボイの謎を微妙に斜め挿しにしてファミコンのスイッチを入れる。
すると画面に男の姿が映し出された。
『じいや殿、どうしましたか』
じいやは現女皇ユリザベスとの直接通信を願い出た。
「こちらに今、ツンデレラお嬢様がおられます。女皇陛下に直接お話を伺いたいのです」

284:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/23 13:19:14 lNqrkXmj
スガーン!!

突如チープな爆発音と共に映像が途切れ、会話が中断された。見ると画面では自機と思しきロボットが破壊されていた。
じいやはリセットボタンを押し、もう一度男と通信を試みた。

『じいや殿、どうしましたか』 「こちらに今、ツンデ」
ズガーン!!

再び通信は中断された。

『じいや殿、どうしま』
ズガーン!!
ズガーン!!
ズガーン!!

どうやらまともに会話するには、まずこのゲームを攻略する必要があるようだった。そこでじいやは

285:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 00:03:31 +UCmN1RK
コントローラを手に、早速攻略に取り掛かろうとする。そんなじいやの姿を見てツンデレラは慌てて声を掛けた。
「ちょ、ちょっと、使用する度にいちいち最初から攻略しなきゃダメな通信機なんですの?
緊急時に使用する特別回線とか、そういう便利な機能があるはずでしょう?」
じいやは首を振って応える。
「いいえお嬢様。この通信機にそんな機能は付いておりません。
申し訳ございません・・。何せ実用価は殆ど無い旧型通信機ですので・・」

この一刻を争う様な時に・・とツンデレラは溜め息をついた。「何とかなりませんの、孔明・・?」
そこでツンデレラはようやく孔明の姿が居なくなっていることに気がつく。
「じいや、孔明は何処へ行きましたの?」だが、じいやはコントローラを握ったまま一言も口を聞こうとしない。
もし、これが敵の罠だとすれば、孔明不在の今こそ襲撃のチャンス・・
ツンデレラの背中を冷たい汗が流れた。

一方、そのころ孔明は

286:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 12:07:41 34OPXLc8
大統一理論の証明に成功していた。

287:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 14:19:33 7CFM53FC
大日本史の編纂にも着手していた。

288:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 23:06:10 6phK9UDy
そして万里の長城を一人で築き上げ
クフ王のピラミッドよりの十倍大きいピラミッドを造り
次はメジャーリーグでの完全試合達成だと意気込んでいた


289:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/25 00:32:52 MOXexBJV
のであるが・・・

嗚呼、悲しきかな五十肩!

290:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/25 03:15:36 ZYI1/Xor
もはや完全試合どころかボールすらまともに投げられぬ有様。
この上はこれなるゴルゴダの丘にて腹掻っ捌き、野晒す骸と成り果てるも一興か
とマジ思い始めてきた頃、ようやく孔明は自らが置かれている状況の異常さに思い至った。

「私一人で野球はできぬではないか」

彼は早速メンバーを探す旅に出た。
だが彼は知らなかった。ここがヤプー

291:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/26 13:34:33 FxdRB0pA
スタジアムだという事に。
ヤプースタジアム、ただしくはYapoo!BBスタジアム。
インターネット内に存在するバーチャルな野球場である。

そう、孔明は今電脳空間の中にいたのだ。

292:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/26 16:06:13 QREHCmhH
この電脳スタジアム、論理的な広さはなんと東京ドーム56億7000万個分という、
まさに弥勒級の面積を誇っているため、孔明ほどの知能をもってしても、
万里の長城で囲んだ超巨大ピラミッドの天辺で地平をにらみ気を吐いている今に至っても、
ここが野球場であることに気付かぬのも無理は無かった。

そんな孔明がふと地平の一角に目をやると、長いコンテナをつけた白いトレーラーが

293:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 01:42:56 lQWPcSmZ
やってくるのが見えた。
そのコンテナの長さたるや尋常ではない。
車体が見えた後も、一向にコンテナの最後部は地平線の向こう側にあるのだ。
孔明は目を見張った。
アレはコンテナではない…荷台に載った巨大なナタデココの塊だ!
しかも

294:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 09:53:17 v37lNiVo
巨大なレッドチェリーまで添えられ彩りを加えている!
巨大ナタデココは自重崩壊するであろうし、そもそもあのような巨大なチェリーが
そんざいするわけもない。
賢明な孔明はハタと膝を打ち、看破の叫び。

「遺伝子組み換えによる新技術に違いない!!」

孔明が電脳空間であることに気がついたのは、立小便をちようとしたらモザイクが
かかっていたのを見る、14分後のことだった。

295:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 16:29:58 mM+SRfg2
ただし、現実時間の1分は、電脳空間の1年に相当する。
孔明にとっては、すでに巨大ピラミッドと万里の長城の建設に25年を費やした後、
さらに14年の月日を費やす事になるのである。

しかしそれはまた別のお話。


じいやが通信機で丁度30回目のコンティニューをした瞬間、突如画面が激しくフラッシュし、

「ぐおぉぉぉお!おのれ勇者ども!だが我は滅びぬ!貴様ら人間の欲望ある限り
 我は必ず、必ず帰って再び災いを成すであろう!!!」

と、なにやら向こうで仔細があったような捨て台詞をはきながら、孔明が現実世界に帰還した。
傍らには白いトレーラーと

296:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 00:58:39 PIMEScYZ
おぼしきミニカーが転がっている。
画面には「ヤラレチャッタ」の文字が表示されゲームオーバーとなっていた。
驚いているツンデレラを尻目にじいやはカセットを抜くと孔明の前に突き出した。
「孔明様、申し訳ありませんがクリアーできるまで中にいてください」
「グワーッ!」
絶叫と共にカセットに吸い込まれる孔明。
「こうしないと無限コンティニューの裏技が使えないのです」
じいやはプレイを再開した。

…それからどれほどの時間がたっただろうか。
ツンデレラは

297:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 02:21:25 liAa/l8a
飽きたので、DSで「真らき☆すた 萌えドリル~旅立ち~」をやっていた。

298:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 02:31:35 aY33iRQA
ふと脇を見ると孔明の落としていった白いトレーラーのミニカーが。
DSを放り出し、たちまち夢中になるツンデレラ。

「ぶおーん、ぶおーん」
「ぴぴーっ、左に曲がります。ぴぴーっ」
「トランスフォーム!ギゴガギゴ」

ツンデレラが持ち前の好奇心でドアをあらぬ方向に開こうとした、そのときだった。

「イタイイタイ!ヤメロ!」

突然ミニカーが喋りだした。

「ワタシヲ コウメイシテンノウ ノ ヒトリ ウルトラマグナス ト シッテノ ロウゼキカ!」

ウルトラマグナスと名乗るそのミニカーは、テ

299:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 22:57:02 u92VSxNX
レポーテーションが出来ると噂されている驚異のミニカーだったが
真実はテレポーテーションではなくテンプラ定食を

300:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 01:22:26 3REFSuWP
グレードアップさせた、テンプラ・冷麺・ポークカレー定食レボリューションセット(980円・税込み)
略して「テ冷ポー定ション」についていた、佐賀県でしか手に入らない限定ミニカーなのであった。

これは先日喫茶「さてライトステーション」に赴いた際、孔明がミニカー欲しさに定食を注文してから
後生大事に孔明のポケットにしまわれており、一緒に電脳空間へ旅立っていた。

そのときはただのミニカーだったのだが、電脳空間での40年が進化を促したのか、はたまた孔明の策か
それとも「コンボイの謎」を斜めざししたのが功を奏したのか、とにかく知能を持つに至ったようだ。

ウルトラマグナスはツンデレラに

301:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 02:56:27 A3+OYyyE
「モット ヤサシクシテ ママミタイニ…」と

302:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 21:34:39 7/IG9U3R
ツンデレラの胸の谷間にもぐり込もうとしたが、逆上したツンデレラに
踏み潰されてしまったのだが

303:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 21:58:32 3REFSuWP
三度もよみがえり、いまなお四度目を狙うほど盛ん
という過去を持つじいやに

304:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/30 02:16:32 fXDzbpzK
不思議な共感を覚えていた。
ツンデレラの股間にもぐりこみながら。

305:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/30 02:38:28 //RRveXV
そしてトランスフォーム

306:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/31 22:25:40 olGkhAY5
ツンデレラは思わず

307:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 01:00:59 QOnueswb
内股に力を込める。
「パキョッ」
太腿に挟まれたウルトラマグナスは、小気味よい音を立てて圧壊した。

同時にじいやがついにゲームをクリア。
通信回線が開かれ、

308:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 01:39:07 1OERyNc0
―やがて文明が滅びときが訪れた。

309:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 02:20:28 Rh94NJwD
そんな時、とある小さな国でコンボイという貴族の娘が生まれた。

310:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 09:13:53 GE1MuAK5
そのゲームのタイトルは「コンボイ姫13発目」
もちろん作者はツンデレラである
Wii用に作られたアクションゲームのはずだったが

311:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 09:32:12 a2I9Aui+
あけ

312:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 11:57:58 1OERyNc0
るな

313:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 22:02:14 p/cAHHtk
とゲームの箱に

314:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 03:19:00 42aCt8B4
書いてあるのを無視して開けると
中には一枚のメモがあった。
「今夏公開のトランスフォーマームービーの
オプティマスプライムの吹替えは玄田哲章に決まったそうだ」

315:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 11:34:40 +Rze4U8N
玄田哲章は嫌いなので製作配給会社を破壊することにした
使用する武器は小型反物質爆弾

316:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 13:35:12 sWsKhx+f
報復なのか、赤い飛行物体が多数飛んで来る
見た所ヴァル・ヴァロの様だ
ツンデレラはじいやと共に

317:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 17:45:47 h5IRf22h
ECM機器をフルパワーで作動させた上で
シククロトンビーム砲を乱射して迎撃を試みる

318:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 20:45:26 Y7d21Xk4
それはさておき通信先のおじさんが放置を食らってそろそろブチ切れそうであった。
ここはひとまず

319:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 22:42:45 71VqB1Pa
おじさんにメンゴとわびて
牛タン定食を転送して
差し入れることにしようと

320:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 00:38:32 h3MGcjS5
したらなんと、じいやまで転送されてしまったのだ
しかも頭の一部だけが中途半端に転送されている
それを見たツンデレラは

321:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 02:22:13 aAtSj9wK
幼少の頃、自分もよくああしてじいやの頭を
どこかに転送して困らせていたことを思い出した。

322:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 10:34:06 I6AMuGlD
「なわきゃねぇだろう!」 と孔明は

323:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 22:45:04 JMNU3Rq8
マスヤ味噌の樽の中に転送されて来ていた、じいやの脳ミソを
一サジすくって味噌汁に溶かし込んだ。全ては無意識の内の行動だった
「うん、なぜか今日の味噌汁はコクがある。ふつーのマスヤ味噌のばずだったが?」
と味見をしながら

324:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 00:25:34 vL0pJaJh
今日も電脳空間からの脱出策を練るのであった。

一方ツンデレラは記憶の糸を手繰り、自分がクローンかサイボーグだったりしたような
そうでもなかったような、なんかそんな悶着がずいぶん前のレスにあったことも思い出していた。
ためしにじいやの頭をもう少し削ってみる・・・やはり使える。

「そういえばこの超常の力、生き別れの兄さんも持っていた気がしますわ・・・あれはたしか、テ

325:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 04:40:21 dYzp5NJT
キスト123ページに載っていたはず」
と、何故か手元にあった「『悪魔の辞典』A・ビアス著」のページをめくった。

326:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 21:16:37 bTfxD6wd
しかし123ページは千切れてなくなっていた

327:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/05 16:13:25 t9WjnXJ7
代わりに生き別れた兄が挟まっていた。
にゅ

328:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/05 16:31:28 ktbztD3S
るにゅるしていたので、そのまま本を閉じた。
よくよく思い出してみたら今のは生き別れの兄ではなかった。

「それにしても生き別れの兄さんの事なんて今まですっかり忘れていましたわ」
ツンデレラは今、自分が封じられた記憶に触れている事に気付いていない。
ツンデレラの超常の力が発現したのは事故に遭い、サイボーグ化したと思わされてからの事であったはずだ。

ツンデレラは無警戒に記憶の深部へと入っていく。
兄との記憶は生まれ育った屋敷ではなかった。 どこかの研究所のような…
そこで幼い二人は、互いの力をぶつけあい、戦わされていたような…
そして…
あの時、兄の四肢を奪ったツンデレラはそのままとどめをさそうとして…
「そうですわ・・・私は、私はこの手でジミー兄さんを殺そうとした…!」

その時、にゅ

329:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/06 00:56:25 tiHHV59L
ぷり という音を立てて

330:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/06 02:07:05 6QajzRzJ
みたくなったので、

331:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 05:21:47 XEKNqRqy
素数を数えて落ち着いた。

332:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 05:35:39 nnxl9Jhu
と、そこに

ぬる

333:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 11:21:48 /InZobWx


334:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 22:31:06 XEKNqRqy
でおなじみの

335:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 09:17:38 2ZOOmSXQ
ガッ という音をたてて

336:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 13:01:58 KkXETf7v
じいやが吐血した。
いいかげん元に戻さないとイタズラの度を越すと言うものだろう。
あと通信先のおじさんが

337:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 16:46:18 5vaF3jKH
いつになったらメシが食えるんだ!
と怒りまくり、ICBM を発射したようだ

338:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/09 05:23:24 kHhS+0pp
だが、軍の下請け業者が資金を横領した所為で
ICBMが配備されるはずだったのがテポドンになっていた。

339:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/09 11:57:44 +Ug1aYPQ
しかも資金不足で燃料が注入できなかった

340:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 01:08:11 x2JhispP
のでテポドンはただの飾りとなっていた
ツンデレラはいい加減にじいやの頭を元に戻した
そしてじいやは

341:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 12:05:03 MKsYggBe
宇宙の森羅万象全てが見通せる超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才となっていた

342:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 15:28:00 UwOmWbUR
あまりに超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才だったため
誰もじいやが何を言っているのか意味が全く判らなかった
そのためツンデレラはじいやを


343:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 21:32:26 agKeX3sB
寝かしつけ、直接通信員のおじさんと話をする事にしてみた。
じいやが王室とどう繋がっているのかは解らないが、とにかく話を聞いてみるしかない。
「私、事情が良く解っていないのですけれど、ユリザベス陛下と繋いで頂けます?」

ツンデレラの要求は意外とあっさり通り、モニターには女皇ユリザベスの姿が映し出された。
「久しぶりね、ツンデレラ。元気そうで何よりだわ」
ツンデレラに気さくに話しかけてくるユリザベス。
実はツンデレラの母は王族の出身で、二人は親戚として面識があったのである。
「ユリザベス、単刀直入に聞きますわ。私

344:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 00:19:28 lQPMm3Xd
(中略)

345:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 00:39:37 Lm4hzuym
ですの?」
「ゴメンよく聞こえなかったから、もう一回言って」
「私

346:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 01:44:05 5T+S1SGJ
(それでも中略)

347:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 02:41:57 /aXYLXG4
以下略

348:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 12:32:52 u9ZSpnzM

まぁ内容はじいやへの問いと同じようなもので、繰り返すまでも無いだろう。
「そう…確かに私は母上、先代女皇ツンダレロスから全て聞いているから答える事はできるわ。」
ツンデレラの瞳に期待の光が点るのを見て、ユリザベスはため息をついた。
「でも、それはできないの。あなた達はいずれ嫌でも全てを知る時が来る、それまでは何も教えるなと言われているのよ」
「そんなバ

349:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 13:41:37 lQPMm3Xd
バァの寝言は無視なさい。あなたは今の女皇なのでしょう?」
「そういえばそうね。」
そしてユリザベスは全てを語り始めた。
「ヌ

350:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 17:30:14 C9+VMfeg
ーブラが

351:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 00:19:21 4I95Uinl
すべての発端だったらしいわ。かつて

352:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 03:03:03 nXmOg2/w
人間は海に青春を賭けた。
七つの海にはロマンと野心が
冒険心と功名心が炎と燃えて激突していた。
そして今、西暦2200年の若者は宇宙の海へ挑む。
そこには、我々の想像を超えた世界が待ち受けているのだ。


353:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 10:28:28 rQEeg2+Y
でもそのロマンの陰には、少なからず犠牲があったの。

西暦2012年、第十二代皇帝ツンデロペドリフィリア3世指揮の下、
物質を亜光速で射出する実験に参加した、一人の天才女性物理学者がいたわ。
彼女はツンデリオンの妹だったけど、ツンデリオンとは兄妹以上の愛情で結ばれていた少女だった。
その少女の名は、ツンデレラ。」

「!」
ツンデレラは頭の奥で、封印されたシナプスがかすかに疼くのを感じた。

354:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 15:11:44 kdGU0p5i
「物理学者であるツンデレラは、デレ・インパルス理論を証明した人物として有名ね。
デレ・インパルス理論は、人間の『ある精神状態の変化を物理エネルギーに変換する』という物。
でもそのエネルギーは誰からでも取り出せるものではなかった…ある程度の素質が必要だったのね。
そして、それを最も引き出せたのが他ならぬツンデレラ自身だったのよ。
彼女は自らのクローンを量産して実験を繰り返しデレ・インパルスを実用化に着手した。
そして2032年には彼女が完成させたデレ・インパルス・エンジン…『DIE』を搭載した外宇宙調査船
『DIEラガー号』が出航し、2060年には別天体の知的生命体との接触に成功した…」

「宇宙人という事ですの?そんなの初耳ですわ」

「一般には公開されていない情報だから、知らなくて当然だわ。
でもこの出会いは幸せな物ではなかったの…その宇宙人は、おそるべき略奪者だったのよ。
奴らはデレ・インパルス・エンジンのコアとなっていたツンデレラのクローンに目をつけた。
そして奴らによるツンデレラ狩りが始まったのよ…それが100年ほど前の事。

355:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 02:02:34 7gWFfUII

「まさか、そのクローンの一人が私だと言うのではありませんわよね?」
「違うわ。その宇宙人によってクローンはおろか、もう老齢だったオリジナルまで連れ去られてしまったんだから」
「じゃあ、そんな大昔の話が私とどう関係あるんですの?」
「デレ・インパルスに変換する前の精神エネルギーともいえるモノの単位は『ツンデレ(単位:T)』というのだけれど・・・
物理学者のツンデレラを基準の1Tとすると、生まれて間もないあなたが一人で275GTもの出力を持っている事が判った。
母上はこの事が外に漏れぬよう秘密にしたけれど、関係者のミスで情報はwinnyを介して漏洩してしまった。
何しろツンデレラ2750億人分よ?もしこれが兵器なんか転用されたら・・・
だから情報がバレてしまった以上、あなたが隠されなければならなかった!」
「隠す・・・ですって?」
「そう、あなたはあなたであってあなたではない。
オリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラというこれみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローン!」

356:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 02:57:35 OTkrnqyn
そう言ってユリザベスはツンデレラの胸元を指差した。
「ナルホドネ・・・」
その指が指し示す場所から声がしたかと思うと、ベージュの布のような物体─ヌーブラ─が
胸の谷間からはみ出してきた。

ヌーブラ=ツンデレラは物怖じする様子も無く、訥々と語り始めた
「ワタシガ タダノ ぬーぶら デハナイコトハ ウスウス キヅイテイタ。
 ヤハリ ピュ

357:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 14:57:43 T3LxoNTu
ウトイウ アノ」
「ちょ、ちょっとなんですのコレ!?」
「え、だからオリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラという
これみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローンよ。
正確にはクローン細胞で作られた生きているヌーブラ」
「…じゃあ私はなんなんですの?」
「さぁ…?」
「さぁってなんですの、さぁって!」
「んー、まぁなんというかあなたの出自は聞かされてないから…
とりあえずヌーブラとあなた、セットでツンデレラという事かしら?」


358:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 12:26:49 K3r78v/g
ツンデレラは頭を抱えながら席を立った。
今までまったく意識していなかったが、確かにこのヌーブラは幼い頃から肌身離さず身につけていた物だ。

ツンデレラはヌーブラを摘み上げると、語りかけた。
「あなたは私が何者か知っていますの?」
「マズ サキニ イッテオク。
 ワタシタチガ フタリデ ツンデレラ ダトシテモ、ワタシガ シュ デ オマエガ ジュウ ダ。
 クチノ キキカタニ キヲツケロ」

359:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 12:43:24 0mNgdQ9m
ツンデレラはベージュの布切れの両端をつまみ、左右に伸ばした。
優雅に、たおやかに、そして全力で。

「ヒギィ!ノビチャウ、メクレチャウゥゥゥ!」

360:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 17:10:33 Xd3Z6grN
ブチッ!


「あ!」

361:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 01:07:27 KmzjmyEz
「ギャアアアアアア!」
つまんでいた部分がちぎれてしまった。
傷口からじんわり血がにじんでくる様は結構キショイ。

「もう捨てちゃおうかしら…」
そう思ったが、頭の中に「それを捨てるなんてとんでもない」という言葉が響いたような気がして

362:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 02:12:11 z4nqWHB4
「ナニヲスル! コノ ヨウジタイケイgギニャアアアアァア!」

傷口にキンカンを塗るだけで勘弁しておいた。

363:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 11:22:43 h9pZVoiG
「とりあえず二人でツンデレラとかややこしいので、あなたはヌーブラと呼びますわよ?」
「フ、フザ…ギョホオオオオオオオ! ワカリマシタ…」

そんな事をやっている間に、孔明が電脳空間から帰還したようだ。
「話はすべてこのウルトラマグナスから聞いたよ、ツンデレラ。
 まさか

364:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 21:49:39 dgW+qGRS
コンボイの謎があんなクソゲーだったなんて…

365:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 01:50:57 BkNsvcNJ
そもそも…」
「そんなことはどうでもいいですわ。それより孔明、あなた私のDNA鑑定をしましたわよね?」
「ああ、したね」
「私とお父様、お母様は血が繋がっているんですわよね?」
「ああ、間違いないね」
ツンデレラは自身もオリジナルとやらのクローンである可能性を考えていた。
「では孔明、このヌーブラと私のDNAを比較してちょうだい」
自身もクローンであるなら、このヌーブラとDNAが一致するはずである。

それを聞いた孔明は、き

366:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 09:26:12 CaCyhWkm
でもふれたかのように

367:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 21:45:03 sZY2XKhm
笑い出した。
「キミ、気でもふれたのかい? ブラジャーの遺伝子って!」
ツンデレラは涙を流して笑い転げる孔明

368:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 02:24:27 ED9FNt4l
の股間を、流れるような優雅な動作で
思い切り踏んづけた。

369:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 11:24:13 6HrD4awu
グシャ! と鈍い音が聞こえた

370:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 14:36:00 VLtgah1c
音のした方を見ると、皿の上に崩れたプリンが。
まだ充分に固まってなかったのを

371:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 16:06:29 x7FroFUe
じいやが思いっきり壁に向かって投げつけたようだ

あっ! じいやがゾンビ状態になって暴れまわって


372:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 21:48:48 oSRyCMQV
ホップステップジャンプ!
そのままのイキオイに任せて

373:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 22:24:34 DSCXY7s1
屋根を突き破り、空の彼方まで飛んで行ってしまった
じいや~オーイ、オーイ といくら呼んでも返事がない
そこでツンデレラは

374:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 00:53:30 n+efm9qw
孔明にちくわをたらふく食わせる事に決めた。


375:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 01:43:02 jPWHnp8C
ペロンチーノにしこたまチクワをブチ込んでやりますわ、と。

でも、その前に話を進めなくてはならない。
ツンデレラは孔明にユリザベスから得た情報を説明した。
「なるほどね…あ」
「どうしたんですの?」
「いや、キミのDNAを採取する時に乳首から細胞を取ったんだよ。もしかしたら鑑定したのは乳首に付着したヌーブラの細胞だったのかも」
ツンデレラは目を丸くして

376:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 03:20:44 EZHW1cN0
目からビームを出した

377:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 23:48:03 hOFBvZov
ちなみに目を細めてビームを出すと威力が増す。
これはホースの水と同じ原理であり

378:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 23:54:35 n+efm9qw
ビーム圧を上げすぎると視神経がすっぽ抜けるという
諸刃の剣である。

孔明はそのビームを

379:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 00:30:33 s26a3OVS
孔明レーザーで相殺した。

孔明レーザーとは孔明の目から発射されるレーザー。
こちらはピンホールカメラと同じ原理であり、目を細めると
孔明の脳内映像がより鮮明に映し出されてしまうという
諸刃の剣である。

あまりの騒がしさに眠りから覚めたじいやは

380:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 00:34:54 J1H9s/sA
いつの間にやら自分が空を飛んでいる事に驚いた。
だが超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才である今の彼にとって

381:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 02:56:50 qtXVt7y9
こんな事が現実に起こるはずが無い
これは夢に違いない。
と、そのまままた目を閉じて寝てしまった。

382:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 21:52:08 oXUo5nH/
グーグー

383:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 02:03:25 FGOONMf6
そうこうしているうちに、孔明はじりじり壁際へと追いやられていた。
このままでは孔明がやられる!

しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが

384:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 02:16:26 0QlFfjT/
素早く動いた!
だが光速の壁を越えてしまったため時空をも跳躍してしまい

385:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 13:38:21 Eucs8dsv
何もできずに消えていった。
(……何がしたかったのかしら? というよりも一発屋?)
ツンデレラは首をかしげる。

結局、何も状況は変わらないどころか、孔明にとって更に不利になってしまっていた。
壁まで残り30センチ、もう後がない。

386:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 23:20:09 wAzJFDAl
だが焦ってはいけない、ここはポジティブシンキング。
「まだ30センチもある…!」

387:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 17:21:29 gmo6rA2b
孔明は壁を思いっきり蹴っ飛ばして30cmだった残りを30万㎞に拡げた

388:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 17:30:55 F6XVxYU6
しかしその代償はあまりに大きかった。

389:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 18:29:02 P69q3WRJ
「足が…ッ!!」
やはり30センチの隙間では体勢に無理があったようで、若干足首を捻ってしまった様だ。
そして目標の月へは、まだあと8万キロほどある。
宇宙空間を慣性移動する孔明。

するとそこへ

390:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 12:17:52 n0geuM3i
ジャーンジャーンジャーン

391:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 15:19:34 PqLF8bjn
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
ジャーンジャーンジャーン
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
というテーマに乗って、ダースベイダー卿がタイファイターで飛来した。

392:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 18:00:18 XkGdnb92
ツンデレラのビームを受け豪快に爆散するするタイファイター。
その爆風に乗ってさらに加速する孔明だったが、

393:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 21:47:09 TwFaGecr
デススターに激突した

394:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 04:33:55 KFlV2Tl+
はずみでトランスフォームする

395:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 07:46:26 F5DKypev
デススター。
なんとそれはデススターではなく、惑星サイズのトランスフォーマー・ユニクロンであった。
地球まであと30万km。このままでは地球が危ない!

しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが

396:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 10:05:46 hBCk+pjP
突然の心停止!

孔明「なんてこったい!」

397:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 11:50:06 12DGhdF+
すると突然、じいやが現れ

398:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 19:24:00 fyBuLyq+
超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才の頭脳で考え抜いた言葉を

399:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 02:46:56 3v67L7sy
グッと飲み込むと、孔明にある一点を指し示した。
孔明がその方向に目をやると、はるか彼方にぐるぐると渦巻く

400:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 05:14:55 WOiYctIK


401:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 17:42:07 /HGLDn46


402:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:24:05 X5vM7Vjo


403:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:44:44 Q8ifgiHP
のごとく煌めく

404:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:48:21 WOiYctIK


405:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 01:18:16 qWX0NCFT


406:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 21:15:26 FwfdLT2D


407:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 22:33:35 uZAldcd5


408:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 02:07:43 oG64OQHr
と宿命の時が迫ってくるのが見える。
いや、しかし…孔明は『それ』がそうだとはどうしても思えなかった。
えてして、人はそういったものを受け入れてしまいがちだが、そんな考えはあまりに
ばかばかしい…と孔明が鼻で笑ったその時、彼の脇をかすめてユニクロンが飛び出した。
交戦を開始するユニクロンと『それ』…両者が激しくぶつかりあう衝撃は銀河中に
響くかのような凄まじさだ。
曲者だ、皆の者であえであえ!とダースベイダーもストームトルーパーを突撃させる。
第三のビールを不意にじいやから手渡された孔明は、ひとまず観戦と洒落込む事にした。
五万キロほど残された月への旅路、退屈しのぎにはちょうどいいかもしれない、と。
番人のように月の前に立ちふさがる人物に、孔明が気付いたのは

409:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 02:46:23 mxZbvx11
発泡酒5本、焼酎8杯、日本酒1升、そしてウォッカのボトルを空けた所であった。

410:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 03:30:33 fQvlAdbQ
東洋の伝説の武器・UsuとKineを手に、それぞれ上段と下段に構え、
まるで隙の無い体勢で、その二人は孔明を待ち受けていた。
頭部に何らかのセンサーと思しき突起物を備えた彼らは、地球のウサギという生物に酷似していた。

しかしウサギではありえない事は明らかだった。
その大きさたるや、月の端から端まであると言っても良いほどなのである。
おそらく地球からでも肉眼で彼らを観測する事ができるだろう。

孔明は戦慄した。

411:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 13:47:37 yCHe0s7R
ついでに孔明のモノも屹立していた。

412:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 16:36:07 s6aJqREo
どうやら疲労が蓄積されているようだ。
だが疲労を回復させるためには、まず目の前の「それ」を
処理しなければならない。

413:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 22:49:42 BPNrn9l5
そこで処理した。今日はよく飛んだ

414:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 01:38:13 JeKDyRsQ
だが宇宙空間でそれは無謀な行為であった。
その勢いで孔明の体はぐんぐんと軌道をそれて行く。

415:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 03:02:29 pNOnnC/c
一方その頃サイバトロン基地では

416:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 05:10:38 kebRfVNZ
梅雨真っ盛り。

417:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 23:37:57 4thcy70Z
除湿しようと久々にエアコンを起動したら熱風と霧が噴出
とても耐えられないので基地から総員退去
サイバトロン基地は内部のアホ事故によって一瞬で壊滅してしまった




ナンテコッタイ! 

418:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 03:16:39 xIIchpSR
お姉さんびっくりだ

419:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 20:53:42 LGzlzBTm
いみょうに咄嗟に変身、すぐさま現地へと向かった。
そこには壊滅したサイバトロン基地(※サイバトロン社の社屋)と、それを囲むように項垂れる社員達が

420:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 21:14:56 jTxU5OTx
心肺停止状態で

421:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 22:49:37 I0Po8phv
横たわるウルトラマンにコチョコチョを

422:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 13:32:38 1hJa6XNE
台湾の業者に権利なし判決で棚。

423:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 21:44:47 7nji2mdE
を使って行っていた。

ちなみにこの棚の名前の由来は

424:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 21:53:31 ed08ck5j
喋ると命に関わるので、ここでは伏せておくことにする。

425:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 22:53:51 U/kMpz2d
という、とても長いふざけた名前だ

426:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 23:34:19 uq+PENOi
という理由が由来となっていると言うのはウソ


「ヘェ・・・」わずか1ヘェだった

427:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 02:12:39 dIIqkCOZ
にも関わらず、後々それがあんな事になろうとは…
びっくりだいみょうも超びっくりというヤツであった。

ところで、このびっくりだいみょうに変身したお姉さん、誰のお姉さんかと言うと

428:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 02:56:14 MlcWsVef
ママとあそぼう!ピンポンパンの

429:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 10:02:47 XNeVsaDr
裏番組である

430:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 13:45:38 j4H8xu8i
「実録!隣の団地妻」のメインキャスター

431:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/02 12:48:18 vZXrSCWb
ちなみにキャスターとは家具やピアノの足などに付いている小さな車輪である。


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