【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻at ASCII2D【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト949:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE 07/03/07 11:20:23 PcM5RE1i 遅いシャワーを浴びた二人はリビングで向かい合って座り、コーヒーを飲んでいる。 少し憮然として呆れた表情の美樹と、何処かおどおどとして落ち着きの無い健一。 「まったく、健にぃは… 吸血鬼やないんやからさ~」 「いやぁ~ ほんとに自分でもよく分からん」 美樹の首筋には絆創膏が貼られている。 健一が噛み付いた痕がくっきり残っている為、それを隠す為の処置だ。 「中で思いっきり出すしさ~」 「うう…、スンマセン」 「子供出来たらどーするんよ」 「…産みたかったら、俺、ちゃんと責任とるぞ?」 「………まぁ、それやったら 別にいいケド… って そんな簡単な話ちゃうやろ!」 思わず流され掛けて持ち直し、ぴしゃりと叱り付ける美樹。 950:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE 07/03/07 11:22:56 PcM5RE1i 「お前にその気があるんなら、家出て一緒に暮らしてもいいぞ? 俺は」 「…本気?」 真剣な表情でそんな事を言い出す健一に、美樹は戸惑いと喜びとが入り混じってよく分からない気持ちになる。 まだ学校にも通っている身でそういった具体的な話は、実感が沸かない為に如何ともし難い。 「まあ、イザとなったらその位の覚悟はあるぞって話だ。 どうも俺、美樹の事が本当に好きみたいだし」 「!…なっ そ、そういうコトを サラッと言うかな~ もぉ~」 紅くなって俯き、ニヤける口元を愛用のマグカップで隠しながら、美樹は呟くように言った。 「あたしも… 健にぃのコト 本当に好きやったみたい」 「…そ、そうか …ははっ 変だな俺達。 兄妹なのにな?」 「そうだね…」 「…うん」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch