【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻at ASCII2D【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト866:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE 07/02/11 10:29:03 XIC3gc9t 「…そうか」 美樹はもう子供じゃなかったんだ… 昔と違って、美樹も俺も。 世間的、年齢的にはまだ子供の範疇だろうけど、そういう事じゃなく 性差を気にせずじゃれ合える時期は、過ぎていたんだ。 それに気付かず近づき過ぎてしまった為に、惹き寄せられてしまった 美樹の女としての性に、俺の男としての性が。 胸の内を暗雲となって覆っていた焦燥感が、一気に吹き抜けるように晴れて行く。 所謂『腑に落ちる』という奴だろうか、逆に不安を覚えそうな程スーッと心が澄み渡っていく感覚。 そこへ美樹がやって来た。 リビングに立つ俺を見つけると、寝癖を弄っていた手がハタと止まる。 顔を見合す俺と美樹。 今なら言える… 「美樹、…ごめんな」 867:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE 07/02/11 10:35:08 XIC3gc9t *** 私は暫らく呆然と佇んでいた… またしてもの不意打ち。 昨晩の事で決心して、『私の方から何か話さないと』って思って。 でも何と言えば良いのか分からずに固まっていたら… 健にぃの方から謝ってくれた。 健にぃは直ぐリビングを出て行ったけど、多分恥ずかしかったんやと思う。 だって紅くなってたもん。 「…あ、あたし返事してなかった」 でも、やっと話が出来た。 これで仲直り出来る。 明日から元通りになる! 自然に笑みが零れてしまい、高揚する気持ちを抑えるように俯いてはにかみながら視線を彷徨わせると テレビ台の棚に仕舞ってあるゲーム機… やっと対戦の続きが出来る、健にぃと一緒に遊べる。 私は嬉しくて、喜びでふやける笑みを抑えられなかった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch