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原真嶋兄弟の父、原真嶋来造（はらましま・くるぞう）博士は、遺伝子レベルの改造によって
強化人間を作り出す「ハランダー・システム」（通称「Ｈシステム」）を開発した。
Ｈシステムはまず装着者を遺伝子レベルで改造し強化人間へと変化させる。
同時に装着者の精子に特殊な調整を施し、精子を注入した（孕ませた）相手も強化人間にできる。
孕まされた女性の遺伝子はＨシステム装着者と近いものになり、また相手は装着者より
未成熟な（年下の）女性でなければならないため、この作用は「妹化」作用と呼ばれる。
妹化される女性の遺伝子は、システム装着者の遺伝子と元から近い方がより大きな効果を
発揮するため、近親者であればあるほど大幅な強化を期待できる（実妹が最適）