07/06/04 22:15:17 MailoTA/
「あ、兄貴。俺、何か変な感じがする。」
トラップに掛かりダンジョンの攻略を中断した俺達は宿に戻っていた。
深夜になると相棒が訴えてくる。理由は判っている。トラップの触手に捕えられた際、
相棒の腹の中に触手の卵が生み付けられたのだ。卵が孵化する際に大量の女性ホルモ
ンが強制的に分泌させられる。
元々が男の体なので出てくるホルモンには限界があり、孵化してもすぐに死滅してし
まう。が、それまでの間は触手に穿たれた股間の穴が女性器のように濡れ、疼き、男
を求めるのだ。
本物の女ではないにしろ女に見えれば食指も動くだろうが、相棒はその穴以外は一切
変わっていない。男色の嗜好でもあれば抱く気も起きるのだろうが、こちらには一切
持ち合わせがない。
しかし、相棒の股間から放たれるフェロモンの影響か、俺の股間は俺の意に反して固
く勃起していた。