07/10/26 06:04:53 GhQJlLOZ0
ぞっとした。
それは、俺がセッションして楽しいかどうかというレベルですらない。
あの勝手気ままな天才がいるからこそ、このバンドは面白いのだ。
「だから、俺は姫に近付く連中はちゃんと見てる」
それは多分、黙って聞いているおじいちゃんもだろう。
お母さんとおじいちゃんは、そうやって家族と長男を守ってきた。
「オマエはどうなの?」
お前は家族と長男…姫大将を守れるのか?
ピンクの暴れん坊は、肝っ玉母さんであり、姫を守る騎士だった。
「…よろしくお願いします」
それしか言えない台詞だったが、
ピンクのお母さんに気に入られたのか、グラスに並々と酒を注がれた。
「ヤクザの杯ですか?」
と言った俺は、お母さんに殴られたが、末っ子の役割は理解した。
末っ子は、お母さんとおじいちゃんには、可愛がられるものだ。