07/10/12 00:48:04 be0yWe+90
かつてスラムダソクというマンガで
勝つためなら手段を選ばない南というバスケ選手が
相手チームの選手に怪我をさせ退場させる非情な手口を使っていたが
流川という選手の時なぜかためらってしまうというシーンがある
ためらった理由は「怪我させようとした時、恩師の姿が脳裏に浮かんだから」。
キャラの人間性を描く上で"揺らぎ"は重要なスパイス
しかし"なぜ揺らいだのか"理由が描かれないと単なる情緒不安定に見えてしまう
草加の原爆を止めようとして梅津が散った時は戸惑う描写がなく
尾栗が原爆を止めようとして凶弾に倒れそうになった今は戸惑う描写をしているわけだが
"草加の心がなぜ揺らいだのか"描いていないのはちょいと不親切。
「梅さんの一件だって表向き平静だったからといって、何とも思ってなかったとは限らん」
それを読者の想像に任せるのはちょい乱暴。
もうこうなったら脳内補完しかない!
「パイロットがシーホークに照準を合わせたとき
草加の脳裏に、かつて失った部下・津田の姿が浮かび
理想のために愛する部下を失った悲しみが蘇り
今、同じ苦しみを角松が味わうことになると感じ
とっさに"撃つな!"と叫んでしまった」
これだーーッ!!(津田ファンの勝手な妄想)。