*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart11at 801
*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart11 - 暇つぶし2ch2:風と木の名無しさん
07/06/17 01:00:52 jmr/QPSO0
乙!

3:風と木の名無しさん
07/06/17 01:19:33 5Ixs62/yO


4:風と木の名無しさん
07/06/17 01:21:56 oEnbmgPT0
4様 乙!

5:風と木の名無しさん
07/06/17 10:21:43 gj0MYKWT0
乙!

6:風と木の名無しさん
07/06/17 13:23:45 9m27QxPD0
Z!

7:風と木の名無しさん
07/06/17 20:24:16 j7Y7WVW4O
乙!

8:風と木の名無しさん
07/06/17 21:01:16 akgoTchoO
踏むがいいよ

9:風と木の名無しさん
07/06/17 21:02:24 OgcixPOd0
雨宿り

10:風と木の名無しさん
07/06/18 13:47:59 OZ4FQBaa0


11:風と木の名無しさん
07/06/19 01:45:34 49sQR87K0
むむうお流れまわし…か

12:1/3
07/06/19 02:25:44 LYtHlroa0
じゃぁ、いただきます。雨……ではないけれど、雨宿りです。

キィ……と静かにドアが開く音に続いて、彼が姿を現す。
 私はグラスを磨く手を止め、ありきたりな言葉で彼を迎えた。
「いらっしゃいませ」
彼は私の正面のバースツールに腰掛け、カウンターの上で細い手を組む。
「いつものでよろしいですか?」
 私がおしぼりを差し出しながら尋ねると、彼はほっとした顔で頷き、熱いタオルに顔を埋めた。呻きとも溜息ともつかない声が聞こえる。今日も随分と疲れているようだ。
「お仕事、お忙しいようですね」
 彼は頷くと、反対に私に問いかけた。
「ここはいつもガラガラですね。経営は大丈夫なんですか?」
「週末はそれなりに客足もありますから」
 私の差し出したグラスを受け取った彼は、ゆっくりと香りを楽しむ。
彼はいつも口元に笑みを浮かべ、慈愛に満ちた眼差しをしている印象がある。それは彼が精神科医だということと関係があるのだろうか。
私は彼を盗み見ながら、再びグラスを磨き始めた。


13:2/3
07/06/19 02:28:30 LYtHlroa0
しばらくして、彼が口を開いた。
「毎週水曜に、あなたの店で飲むことで、僕は壊れずにいられます」
 私はグラスを拭く手を止め、穏やかな顔の彼をまじまじと見た。
「僕の日常は、嵐のようなものです。一日七十人くらいの暗い顔をした人が話をしにやってきます。規模は違っても、皆、頭の上に雨雲をかぶっています。
僕は彼らの話を聞いて、一緒にずぶ濡れになる。乾く間もなく次々と、一日中」
 彼は一旦言葉を切って、溜息をついた。
「でも、ここにいると、嵐を傍観している気持ちになれます。木陰から降りしきる雨を眺めているような気分、とでも言いましょうか。
風向きによっては雨が吹き込むし、頭上から雨垂れが落ちてくることもありますが、ずぶ濡れにはならずに済む。
雨宿りをしながら、もう一度、雨の中に出て行く勇気を奮い起こし、小雨を狙って出て行く、そんな感じです」
 それなら、毎日来てくれたらいいのに。そう言いかけて、言葉を飲み込む。今日だから、彼とゆっくり話ができるのだ。
 彼は何がおかしいのか、ちらりと笑った。そして、静かにグラスを置いた。


14:3/3
07/06/19 02:30:04 LYtHlroa0
「次はラフロイグをください」
私が二杯目を注ぎ始めたとき、彼の携帯電話が着信を知らせた。
 電話に応答した彼の顔は、一瞬にして仕事の顔になった。
「はい……わかりました。大量服薬ですね。すぐに向かいます。……はい、では」
 彼は大きな溜息をついて、電話を切った。
「残しておきましょうか?」
 私がグラスを示すと、彼は残念そうな顔で首を振った。
「また来週、来ます」
 そう言うと、彼は彼を待つ嵐の中へ出て行った。
 私は彼の出て行ったドアに札を下げる。
 『水曜日定休』
 毎週、彼のためだけに開けていることを、彼は知らない。


15:風と木の名無しさん
07/06/19 03:27:20 xAyfplKT0
>12
>1嫁

16:風と木の名無しさん
07/06/19 04:12:03 hjRvwun9O
ルールは守ろうZE
まわし

17:風と木の名無しさん
07/06/19 06:24:16 LYtHlroa0
まわし、まわしwwwwww

18:風と木の名無しさん
07/06/19 07:56:02 w9lCTfu00
どうぞ踏んでくださいな。

19:風と木の名無しさん
07/06/19 08:00:31 Mn8NAVbq0
擦り合い

20:風と木の名無しさん
07/06/19 23:48:05 9TLuasKA0
僕たちは、罪を擦り付け合っていた。

「……はぁ」
「どーすんだよ、これ」
二人して呆然と、半裸のままで呟く。梅雨時の湿った空気が
僕たちのした行為を生ぬるく肯定するように、肌にまとわりついていた。
「でも、気持ちよかったね!」
明るく言い切る彼の汗ばんだ顔を、信じられないというように横目で見る。
「なに言ってんのお前」
「いーじゃん、気持ちよかったし。……少なくとも俺は」
そこで急に照れたような顔をしてうつむくから、こっちまでなんだか居心地悪い気分になる。
まあ、もともとこの上ないほど居心地が悪いんだけど。
「……俺、も」
床に向かって呟いた瞬間、最高に嬉しそうな笑顔で振り向かれたのが見ないでも分かった。
「だいたい、お前が悪いんだからな」
少しむかついたので、無理やり顔を上げて目を合わせて言った。

21:風と木の名無しさん
07/06/19 23:48:52 9TLuasKA0
「なんで?」
そんな天真爛漫な目で見つめられても困る。というか、体じゅうべたべたしたままで床に寝て、
服を半分剥ぎ取られているような格好で、ついでにパンツもちゃんと上げないままのくせに
よくそんな純真そうな顔ができるな。妖怪か、お前は。
「お前が、変なことしてきたんだろ!」
「だってお前がいきなりキスしてきたんだも……」
思わず遮って叫ぶ。
「キスはしたよ!でも舌入れていいなんて言ってねーだろ!」
「入れるじゃん、普通」
「入れねーよ」
「俺だって触っていいなんて言ってないし!」
「腰擦り付けてきたくせに」
相手がかっと赤くなったのを見て、少しだけ満足する。
「先におった…」
「それ以上言ったらシャワー貸さない」
最後の手段を出して黙らせた。危ない危ない。

「だってお前が可愛かったんだもん」

……負けた。今自分の顔は絶対真っ赤だ、と思ってうつむいていると、いつの間にか
そばに来ていたやつが髪を引っ張った。
「キスしていい?」
「今更聞くなよ」
俺たちは口の中で溶けていく罪を、二人して飲み込んだ。

22:風と木の名無しさん
07/06/20 01:00:48 B7XumIIF0
すごく萌えた。
先におった…ってなんて言おうとしたんだろう。


23:風と木の名無しさん
07/06/20 01:25:47 sZ9lVAqBO
てたのはお前だろ

グッジョブ!

24:風と木の名無しさん
07/06/21 04:01:10 CuGYNKDS0
可愛いなw
GJ!

25:風と木の名無しさん
07/06/21 04:15:45 DUDwRWGN0
朝まわし

26:風と木の名無しさん
07/06/21 05:32:19 TqIbynrb0
GJ!そして早朝まわし

27:風と木の名無しさん
07/06/21 05:47:54 96FYtLUd0
日が昇るまわし

28:風と木の名無しさん
07/06/21 09:05:55 JDdfeLkh0
どぞー

29:風と木の名無しさん
07/06/21 09:40:59 dk+6p8ku0
つばさ

30:風と木の名無しさん
07/06/21 11:42:59 Pj51lb/O0
 たとえばこの背に翼があるならば。
 今すぐにでも翼を広げ、海を越えて君に逢いに行くのに。
 けれどこの背には何もなく、二人を阻む、海は広すぎて。

「……なんて事考えてたんだけど、よく考えれば自力でこの距離飛ぶのは結構きついよなー。てなことで土産」
「確かにそうだけどさぁ、何はなっから諦めんのよお前。おお、梅干」
「カップ麺の新作も持ってきたぞ」
「おおー。気が利くじゃん。今日はカップ麺パーティーな。つうかその梅干あいてんじゃん。酔い止めに使ったか?」
「まあまあ、気にしない気にしない」
 空港で落ち合った二人は、がらがらとスーツケースを引っ張りながらそんな会話を繰り広げていた。河合は現在英国に語学留学中で、伊藤は休暇を使って会いに来たところだ。
「元気そうだな」
「……うん。案外こっち合ってんのかな。それよか、こんな早く会えると思わなかったから、ちょっと余計めにはしゃいでっかもだけど」
 へへ、と笑いあう。小突きあうようにして体温を確かめて、微笑みで思いを交わして。


31:風と木の名無しさん
07/06/21 11:44:09 Pj51lb/O0
「ばーか、そんな長く離れてられる訳ねーだろ」
 照れたように顔を俯かせる河合の頭を、伊藤はよしよしと撫でてやった。遠く離れて、寂しかったのはお互い様で、けれど夢を追う恋人の足を引っ張るようなことは、出来はしないから。広がった距離を埋める為には、すこしの努力と、多くの意思が必要になる。
 その距離こそが、二人の思いを試す。いくつもの試練を、二人に課す。
 思いを交わす手段なら、今では幾らでもあるのだ。メールや電話、それでも足りないならこうして直に会えばいい。
「会いに来るよ」
 乗り越えようと思った。この泣き虫で意地っ張りの恋人の為に。
「俺も、出来るだけ早くお前のとこに帰るよ」
 乗り越えようと思った。このひどく優しくて俺に甘い恋人の為に。
「待ってるよ」

 思いさえ違えずに在れば、この背には翼がなくても、長い距離を飛んでいける鉄の翼があるから、海を越え、山を越えて……会いに行けるだろう。
 だから君と僕は、きっとずっと……こころに持った翼を、羽ばたかせてゆける。

32:風と木の名無しさん
07/06/22 01:09:37 WUNPWPVo0
短いんだけど二人の幸せが伝わってくるなー。
青春って感じでいいなあ。

33:風と木の名無しさん
07/06/22 10:58:59 oIH0ZeMQO
遠恋は大変だよね
幸せになればいいよ

34:風と木の名無しさん
07/06/23 10:00:12 MlMufrBq0
GJ!!

35:風と木の名無しさん
07/06/23 16:20:21 xz6oWHMt0
現実的なのかロマンチストなのか分からない伊藤にときめいたww
GJ!

36:風と木の名無しさん
07/06/24 14:15:24 a+H6qJETO
大人な二人に萌えるよ~


まわし


37:風と木の名無しさん
07/06/24 22:49:53 WI+7lopsO
二人でよい休暇を
まわし

38:風と木の名無しさん
07/06/24 23:13:20 aiZlpBnS0
フッ、そうさ、踏むがいいさ!

39:風と木の名無しさん
07/06/24 23:25:24 MzIsqbls0
火曜サスペンス劇場

40:風と木の名無しさん
07/06/25 20:05:37 DTCWFKgv0
最近の流れ読んでたら、食べてみたいのとかわいいのが
ないまぜになって複雑な気持ちだ。かわいい、でも食べたい。

41:本当にすみませんでした
07/06/25 23:16:35 DTCWFKgv0
眼下で海原がとぐろを巻いているように見える。波の砕ける音が耳にまとわりつく。
振り向けば、音を消し赤色灯だけを回し続けるパトカーが、ひしめいているはずだ。
そうして、自分のすぐ後ろには恐らくあの人が立っている。はじめて会ったときと同じ、
笑えてしまう程型通りの姿で。彼はきっとトレンチコートを着てその襟を立て、俺の後姿
を見据えているのだろう。舞台は過剰なほどに整っている。
あとはおもむろに、自白すればいいんだ。途中言葉に詰まってしまっても、彼は憐憫の
情をその顔にくっつけ、ゆっくりと頷いてくれるに違いない。
「あの人が憎かった。こうする以外どうしようもなかったんだ。」そんな風に切り出して、
すべてを話し終れば、きっと自分は彼に厳しさと優しさの混じった言葉をかけられる。
それを受けて俺は、諦念と悔悟の混じった笑顔を浮かべ、一筋涙を流してみせる。
泣き崩れるのもまた一興かも知れない。そして、両手を差し出す。
最後には二人して静かにパトカーの方に歩み出し、このドラマは収束する。
こんな断崖絶壁の、淵の淵まで追い詰められれば、もうどうしようもない。
求められる団円は、俺が自白の言葉を口にした瞬間からはじまってゆくんだろう。

42:風と木の名無しさん
07/06/25 23:17:43 DTCWFKgv0
ゆっくりと、振り返る。目に入った彼は、想像通りトレンチコートを着て、あろうことか
ハンチング帽まで被っていた。笑ってしまいそうになる。型どおりの端正さがおかしくて、
―それ以上に、悲しかった。
このままこのセオリーにのっとって、本当のことを押し殺すのは嫌だと、強烈にそんな
思いが襲ってくる。
俺はとっさに、ただの一言もなく、揃えた両手を彼に向かって差し出していた。型通りの刑事と型通りの犯人、型通りの結末。そんなものに嵌り込んでしまうのはたえられない。
そんな思いに、気がつけば突き動かされている。
予期していなかったのであろう俺の行動に、目の前の男の、作り込まれた表情が変わった。
波の音に、吹き付ける強い風に、消されぬよう、出来るだけ声を張る。
「あなたのことが好きだった―」
何度も言葉を交わし、追われ、詮索され、容赦なく心の深いところまで潜り込まれる。
やがて追い詰められて、寝ても覚めても考えるようになる。
好きになっていた。穏やかなまなざしも、喋り口調も、一挙手一投足まで、いつの間にか。
吹き付ける強い風が目に染みる。だけど、目を閉じたくなかった。
彼から、もう一瞬も目をそらしたくなかった。

43:風と木の名無しさん
07/06/25 23:18:54 DTCWFKgv0
円満な収束をぶちこわす、俺の言葉を聞いて強ばった彼の表情は、意外にもすぐ、弛んだ。
そのことに驚いていると、彼は不意にぽんとハンチング帽を取って投げ、流れるような
挙動でコートを脱いでしまう。そうやって、突然一気にセオリーから抜け出てきた彼は、
両手を差し出したまま立ちつくす俺の手に、スーツの懐から取り出した手錠を掛けた。
ひやりと重い感触が襲ってきたのは、右手だけだった。片方の環は、まだ彼の手にある。
訳がわからず、何を言っていいのかもわからず、ただ、息をのむ俺に、
「……行こうか」
静かな声で彼はそう言い、自分の左手首に目を落とした。
俺の言葉を待たずに、ガチャリと鈍い音がして、手錠は彼の左手と自分の右手を、繋いだ。
その瞬間彼が見せた、今まで見たことのない笑い顔が、一気に目に、脳裏に焼き付く。
―それが彼の、俺の自白に対する答えなんだろう。
この何ヶ月か、必死にかわそうとする俺を、死にものぐるいで追いかけ続けてきた、彼の。
どこに?そんな事はきかなくてもわかる。ただ、一心に頷いていた。
涙が出るのは、たまらなく嬉しいから―それだけだ。
パトカーの周りの人垣が、崩れるようにこちらに押し寄せてくるより、淵から足が離れて
しまう方が、わずかにはやかった。

44:風と木の名無しさん
07/06/25 23:30:46 p+je4XVL0
GJ!!
犯人と刑事さんの愛の逃避行しかと見届けた。

45:風と木の名無しさん
07/06/26 00:06:48 zLufrSek0
まさかこういうオチがやってくるとは思わなかったが、GJすぎるほどGJだった!
良いものをありがとう!

46:風と木の名無しさん
07/06/26 00:19:38 e/vnfE170
GJ

47:風と木の名無しさん
07/06/26 00:24:47 e/vnfE170
専ブラのエラーで途中送信してしまった
>>39です
ものすごいツボですごちそうさまでした!!!
火サスなのにベタベタ崩しとは予想だにしなかった
この後実は下に仲間がいて小舟で外国に逃走オチでも
近くの海岸に流れ着いてあてどもない逃走劇でも、片方だけ死ぬ展開でもおいしくいただけます

48:風と木の名無しさん
07/06/26 01:28:27 HsPmSaal0
GJ!! たまらん。こういうの大好きだ!



…思わずバルスと唱えたくなったのは秘密なんだぜ。

49:風と木の名無しさん
07/06/26 02:16:18 cq8VCOet0
体育座り(三角座り)

50:風と木の名無しさん
07/06/27 06:58:59 lYopHd7YO
まわします

51:風と木の名無しさん
07/06/27 17:47:51 lU/bYjZS0
再び人が消えたなこのスレ…。
ちょっとあげまか。

52:風と木の名無しさん
07/06/27 18:05:20 +lgXnuL60
mws

53:風と木の名無しさん
07/06/27 19:19:10 uXAqgCISO


54:風と木の名無しさん
07/06/27 21:51:06 DKXWM3UgO
ksk

55:風と木の名無しさん
07/06/28 00:46:12 l+0c/WADO
回すよ

56:風と木の名無しさん
07/06/28 00:55:55 mBH92ksz0
まわすでござる

57:風と木の名無しさん
07/06/28 01:05:26 oXZcqiGU0
ヾ(´・ω・)ノ゙クルクル

58:風と木の名無しさん
07/06/28 01:57:21 sSn1PsbxO
(・∀・)まわしまわし

59:風と木の名無しさん
07/06/28 01:59:59 JcbCzkyo0
あなたの願いをどうぞ

60:風と木の名無しさん
07/06/28 19:36:42 Cj3iAw830
 言って下さい。
 誰かの為に自分を抑えてしまう貴方の、本当の思いを知りたいから。
 寡黙で勤勉でゆがみのない貴方は、どこまでも透徹した空気をまとう。それゆえに、貴方が僕達と同じ年の、まだ大人とは言えない時代を生きる者である事を忘れがちだけれど。
 僕は知っている。優しくて、優しすぎるせいでどこか救われない貴方を。
 わがままだなんて思わないで。負担になんて思わなくていいから。
 ただ、ひとつの、貴方の譲れないものを、どうか。

 言葉にして下さい。

 その時僕も願いを言います。
『どうか離さないで』
 言葉にしなくてもそばに居てくれる貴方へ。
 大切な、かけがえのない貴方へと、僕もわがままを言わせて下さい。
 言葉にしなくては、大事なことは分からないから。
 二人の、これからの為に……僕達は願う。

 あなたの願いは何? ささいな事でもいいから。
 僕に出来ることなら何でも貴方にしてあげるから。
 幸せを、願うから。

61:風と木の名無しさん
07/06/28 23:08:40 wJoai6x+0
何かじーんときた。
じんわりと静かにしみこんでくる萌えって感じかな。
上手く言えないけど。
GJ!!

62:風と木の名無しさん
07/06/28 23:17:48 xordVmV30
mws

63:風と木の名無しさん
07/06/29 01:12:21 ISADFe750
なんか大事に読みたいな。
GJ!


64:風と木の名無しさん
07/06/29 20:02:29 CE97pSo5O
なんか本当にジーンとくるね!!GJGJ!!

65:風と木の名無しさん
07/06/30 00:56:59 1QvczSyt0
願いを聞きたいw

66:風と木の名無しさん
07/06/30 01:29:57 pkaffGrrO
ほんとに聞いてみたいな。

67:風と木の名無しさん
07/06/30 03:27:44 Fye82CBMO
まわし

68:風と木の名無しさん
07/06/30 05:39:34 e9+AYPV10
お踏みになるが宜しい

69:風と木の名無しさん
07/06/30 05:50:47 EPjxG9g70
営業×DTPオペ

70:風と木の名無しさん
07/07/01 07:03:25 K/QqtdKN0
残念、流れた

まわし

71:風と木の名無しさん
07/07/01 07:43:12 ZbMeznlpO
まわします

72:風と木の名無しさん
07/07/01 09:23:16 ROz2gQO7O
まわしますよっと

73:風と木の名無しさん
07/07/01 12:50:25 pSSzZb22O
まわまわし

74:風と木の名無しさん
07/07/01 13:41:44 A1/Ig8xbO
まわしたわし

75:風と木の名無しさん
07/07/01 13:54:44 HKlfODbu0
突然なんだけれど、まわしってさ…ふんどしと締め方が違うって、最近はじめて知ったよ。
布の違いぐらいだと思ってた。

そんなわけでまわし。

76:風と木の名無しさん
07/07/01 15:24:11 yRTUIRv60
ヾ(´・ω・)ノ゙クルクル

77:風と木の名無しさん
07/07/01 16:12:10 GIHwK8GY0
まわしましょう

78:風と木の名無しさん
07/07/01 17:10:57 HpbvEgU40
踏むが良い。

79:風と木の名無しさん
07/07/01 17:13:36 vo0w/ATr0
前世で刺し違えた宿敵同士、現世で再会

80:風と木の名無しさん
07/07/01 21:32:03 iEvuuWL8O
「だから!俺たちは前世では宿敵だったんだって!こんなにわかりやすく言ってるのに何でわかんないの?!」
「おーけー。ひとまず日本語話そう。な?」
目の前で両手を握りしめ、30分前から延々前世がどうのこうのと騒ぐ相手の目を見ずにどうやったらここから逃げれるのかを考えながら、ひとまず落ち着くよう促してみた。
彼が言うには、自分達は前世では二人に並ぶ者はいないとされるくらい勇猛果敢な戦士であり、また実力が拮抗していたため宿敵同士だったそうだ。
王国だかなんだかに仕えていた自分と彼だが、跡継ぎ争いが起こり、王子派についた自分とそれに敵対する王弟派についた彼は自分たちの主のために戦い、差し違えて死んでしまったそうだ。何の運命のいたずらかまた現世で巡り逢ってしまった。これは運命だ!
そう初対面で言われた自分が思ったことはただ一つ。そんなことを真顔で言って恥ずかしい思いをするのは自分自身なんだということ。
「こんだけわかりやすい日本語もないと思うんだけど?!」
でかい図体の人間が地団駄を踏むな。床が抜けそうだ。
これが自分と無関係な人間なら、頭がちょっとあれな感じなんだなと憐れみの目を向け、二度と会う事がないようにするが今回はそうもいかない。
母の再婚相手の息子、つまり義弟になるはずの彼がこんななのはどうなんだ。自分は母の再婚を止めるべきなんだろうか。
今日初めて会う母の再婚相手は母と二人『この子はちょっと個性的な子でねー』と微笑んでいる。

81:風と木の名無しさん
07/07/01 21:34:48 iEvuuWL8O
個性的ですまされる問題じゃない。
「前世ではろくに話すこともできなかったけど……でも今世では兄弟になれるってすごいことだと思わない?」
母の再婚相手の家で、彼とはソファを挟んで向かい合わせに座っていたはずなのにいつの間にか隣に座りせっせと熱弁を振るっていた。
今は中学生だからそんな浮かれた妄想を話せるがあと5年もして今の自分と同い年になったときにこんなことを言ったことを深く後悔する。経験談だ。
しかし逆に言えば、今の彼にとってはそれは微塵も後悔することを言っているわけではなく本気で言っているのだろう。
否定されればされるほどムキになるに違いない。
この年頃は負けん気強いからな……そんなことを思いながら、彼と目を合わせた。
「わかった、お前の言うとおりなのかもしれないな。俺には前世の記憶がないから、嘘だとも本当だとも言えない」
口を引きつらせながら思ってもないことを言ってみる。これで彼が引くだろうと思った。
案の定肯定されたことに彼は瞳を輝かせた。
「やっとわかってくれた?良かったぁ」
言葉と共にぎゅ、と抱きしめられた。なぜ。
男に抱きしめられても一切嬉しくない。それどころか鳥肌がたちそうだ。
「……しゅくてき、じゃなかったのか」
喉から絞り出した声に彼はパっと身体を離した。心なしか頬が染まってるような気がする。
「宿敵だったけど、でもすごくすごく気になってて、ていうかむしろ宿敵だからそれを言えなくて……」
もじもじとしながらも、どうやら彼は前世の自分のことを好いていたらしいことを告げられた。
「一緒に死ねたのはすごく嬉しかったし、また会えて嬉しい」
再度抱きしめようとするのを蹴り飛ばし、隣でのほほんと『仲良くなれそうで良かったわ』と笑い合う母とその再婚相手には、この結婚はやめた方が良いという言葉は届かなかった。


一緒に暮らすようになり、毎晩人の布団に潜り込む彼を蹴り飛ばすことが自分の日課になるとわかっていたら何がなんでも再婚をやめさせていたのにと、今日も彼を布団から追い出しながら思った。

82:風と木の名無しさん
07/07/01 23:43:59 A1/Ig8xbO
うわ、なんか可愛い!!兄の冷静な態度と弟の興奮のギャップがいい。GJ!

でもちょっと疑問に思ったところがあるんだけど…弟は前世の記憶を持っていたと解釈しておk?

83:風と木の名無しさん
07/07/02 01:02:24 O9mMSr4S0
自分はなんとなく前世厨とかそんな類かと思った
お兄さんが強引さに負ける日も遠く無さそうw


84:風と木の名無しさん
07/07/02 01:20:08 jb73Xyr80
弟が前世に目覚めたのはなぜなんだ…そして外国人?
なんとなく前世はマッチョな男同士を想像した。

85:風と木の名無しさん
07/07/02 04:08:45 LQge7PRTO
これはいい電波
弟は頑張って兄を落としてくれ

86:風と木の名無しさん
07/07/02 11:27:55 aGDldPc2O
義兄弟萌え。とくに兄カワユス(*´Д`)

自分は「あれー君前どっかであったよね!?いやあったことあるってー。折角だからお茶してかない?」的なナンパの類いかなぁと思った。

87:風と木の名無しさん
07/07/02 15:01:42 t4Rx8XZM0
電波でも、兄に自分の事を強烈に印象付けるための苦肉の策だったとしても萌える
GJ

88:風と木の名無しさん
07/07/02 17:06:38 p9q6rYGI0
踏んでいいよ

89:風と木の名無しさん
07/07/02 17:10:54 unIBrxmOO
癒やせない苦しみなら共に分かち合いたかった

90:風と木の名無しさん
07/07/03 02:38:51 z7HDbBx/O
知ってはいたのだ。
自分を護るために、彼がどれほど無理をしていたのかを。
それを知りつつも尚、ミケランジェロが見えない振りをしていたのは、
ひとえに彼が、その苦しみに気付かれることを恐れていたから。
彼の望みが、この自分が健やかに穏やかにあることならば、せめて、それをまっとうしよう、と思った。
彼のために、いつでも明るくいようと、純粋無垢であろうと、笑っていようと、そう、決めたのだ。
彼の傷を、苦しみを思えば、出来る、と思った。

それでも、その傷に、苦しみに、気付かぬ振りをするのは容易なものではなかった。
ともすれば心配で曇りそうな表情や、不安と怖れで緩む涙腺に気をつけながら、
知らぬ振りを貫き徹せるとはとても思えなかった。
ミケランジェロには自分が、知らぬ存ぜぬで現実に目を背け、辛いことは全て彼に任せ、のうのうと生きている木偶人形のようにしか思えなかった。
本当は、癒せない苦しみなら共に分かち合いたかった。
こんな風に、ただ過保護にされているのは性に合っていない。
一緒に戦うことはできなくとも、せめて寄り添っていたかった。


日に日に酷くなり、増えていく傷を見て、ミケランジェロは、
とうとう、その自らに架した誓いを、破って仕舞った。
「もう…もう止めようジークハルト!」
「何を言ってるんだ、ミケランジェロ」
彼は微笑を浮かべて、虚しく嘯いた。
「大丈夫、俺はまだ戦える。大丈夫だ。お前を護るのが俺の役目なら、お前がいる限り、俺は何度でも…」
「嘘つき!そんな体で戦ったら、今度こそ…!」
それ以上先を口に出すことは出来なかった。
ミケランジェロはうわ言のように止めよう、ね、止めようと繰り返した。

91:風と木の名無しさん
07/07/03 02:43:49 z7HDbBx/O
「そんなわけにはいかない。
神の代行者たるお前を手中に収め、均衡を破壊せんとするものは沢山いる。
俺は、そんな輩の手に墜ちるお前を見たくないのだ」
「でも…っ!僕は…僕はジークハルトが死ぬところを見たくないよ!」
そう言ってミケランジェロは白い祭礼服が血で赤く汚れるのも構わず、彼を抱き締めた。
そこでやっと、彼が逡巡の色を見せる。
「いけない、聖なる身に血の穢れは、」
「…聖なる身、神の代行者と人は言うけれど、」
ミケランジェロは彼に似つかわしくもなく、嘲笑うかのような皮肉な笑みを浮かべた。
「僕だって人間だ。感情もあれば、…性欲だってある。ただの人間なんだ!」
気付いていたでしょう、ジークハルト!
ミケランジェロは悲痛な叫びをあげた。
「ジークハルト、ねぇ…」
彼はキスをねだるように名前を呼んで目を伏せた。
ジークハルトは逡巡したあげく、悔しそうに顔を背けた。
「俺には出来ない、ミケランジェロ!お前を傷つけることは、俺には…!」
「馬鹿!」
ミケランジェロは何をされるよりも傷ついて、ジークハルトをなじった。
「なにもしないことが一番僕を傷つけるんだよ!
僕はただ、ひとりのにんげんとして、君と一緒にいたいだけだよ。
本当はもうずっと、ただ見てるだけなんて、辛かった。耐えがたかった。
癒えない苦しみなら、共に分かち合いたかった」
ミケランジェロはその大きな目に涙を沢山溜め、彼を見上げる。
「ねぇ、もう、どうしたらいいか、分かるでしょう!」
彼はもう一度ジークハルトに抱き付いた。
お願い、お願いだから、と何度も呟いて小刻みに震えるミケランジェロは、まるで幼児のようだった。

ジークハルトは、すまなかった、と囁いて、その華奢な躯を抱き締めた。

彼はもう、ためらわなかった。

92:風と木の名無しさん
07/07/03 18:50:51 bTmlfWZKO
9にすごく萌えて書いたのが伝わってきたよ
GJ

93:風と木の名無しさん
07/07/03 22:25:11 1PJd5AwUO
終わり方が好きだなぁ

GJ!!

94:風と木の名無しさん
07/07/04 00:54:30 dAp2JF1L0
二人に幸あれ

GJ!

95:風と木の名無しさん
07/07/04 06:51:09 XOC0PJXeO
怪我してるみたいなので程々に睦んでください
GJ!

96:風と木の名無しさん
07/07/04 09:11:49 w12sB03p0
9に萌えた0に、萌えた。

GJ!!

97:風と木の名無しさん
07/07/04 17:53:06 Anvrol6eO
まわし

98:風と木の名無しさん
07/07/04 19:08:14 KBbBIFeC0
踏んじゃってー

99:風と木の名無しさん
07/07/04 19:47:29 tVeyvPo00
ご隠居受け

100:風と木の名無しさん
07/07/05 23:50:02 oJFGibML0
流れたようですね

まわし

101:風と木の名無しさん
07/07/06 00:32:08 ldTMR8C50
最近一日経つのはやい…まわし

102:風と木の名無しさん
07/07/06 03:06:24 ceCIVy1xO
本当に早いよね
まわし

103:風と木の名無しさん
07/07/06 08:08:14 HeWMHpcsO
まわし

104:風と木の名無しさん
07/07/06 13:32:15 UC0PQf9Y0
       *'``・* 。
       |     `*。
      ,。∩      *
     + (´・ω・`) *。+゜  もうまわしちゃう
     `*。 ヽ、  つ *゜*
      `・+。*・' ゜⊃ +゜
      ☆   ∪~ 。*゜
      `・+。*・ ゜


105:風と木の名無しさん
07/07/06 16:02:55 wTlPi7xo0
まわしますよーヾ(´・ω・)ノ゙

106:風と木の名無しさん
07/07/06 16:04:34 BS0TgqK50
ヾ(´・ω・)ノ゙クルクル

107:風と木の名無しさん
07/07/06 19:44:29 EfaMsEVX0
まわれー

108:風と木の名無しさん
07/07/06 19:54:42 SsY5XOUl0
まわせーちきゅうのこどもたちー




しってる?

109:風と木の名無しさん
07/07/06 20:08:46 UwEi2XGx0
○○板住人な攻め×△△板住人な受け


110:風と木の名無しさん
07/07/07 20:47:37 OT5BIcoM0
残念!お流れ

まわします~

111:風と木の名無しさん
07/07/07 20:56:42 3+QyulQQ0
このスレ入って半分ぐらい流れちゃってるのか…
自分はなかなかスレに来れるタイミングと*9が合わないや

112:風と木の名無しさん
07/07/07 23:09:54 bxpQ4lx00
描き手さんが横道逸れてる場合じゃない時期なんだよねー

と思いつつまわし

113:風と木の名無しさん
07/07/08 00:18:51 LXdwEZ/80
次は流れないシチュだといいなあ

まわし

114:風と木の名無しさん
07/07/08 01:06:55 qQEHT8jnO
それじゃまわします

115:風と木の名無しさん
07/07/08 02:20:06 94D+WrNCO
書きたいお題はあるものの時間がなーす

まわーす

116:風と木の名無しさん
07/07/08 07:26:21 1v7nICemO
回し舞わし

117:風と木の名無しさん
07/07/08 08:12:19 bngY6yI8O
最近ほんとにお流れ多いね
次に期待しつつまわしヾ(´・ω・)ノ゙

118:風と木の名無しさん
07/07/08 08:41:19 juCGa7kF0
お流れにならないようにと祈りつつ
踏まれるためにまわします

119:風と木の名無しさん
07/07/08 08:43:30 gv2bg5ov0
寿命の違い

120:風と木の名無しさん
07/07/08 14:05:55 amhcUd+k0
「しょうがねぇだろ」
そう言って伯父は僕の頭をなでた。いつもは子ども扱いを嫌う僕も、その時ばかりはされるがままになっていた。
「寿命が違うもんよ。人間と犬は」
その犬は、動物好きな僕に伯父が買ってくれた犬だった。伯父のことを毛嫌いしていた母から(勿論勝手に犬を買っ
てきたことにも腹を立てていた)僕は伯父に会うなと言われていた。しかし、犬の散歩と言う口実で近くに住む伯父の
家に行り浸り、名目通り散歩をし交流を続けていた。伯父と関係を保てたのは犬のおかげだった。ひどい話だが、そ
の時僕は犬が死んだことよりも、犬を通して伯父と作った思い出が一緒に消えるのではないかと怯えていたのだと思う。
「俺も明後日行くけど、そん時は泣くなよ?」
怯えた原因は犬が死んだ翌々日が、伯父が海外へ旅立つ日という事もあったと思う。もう少しこの犬が長く生きたら、
その分だけ伯父が一緒にいてくれたような気がしていたのだろう。
違うよ伯父さん。僕は犬が死んだから泣いてるんじゃない。もう、犬と一緒にあんたと会えないから、あんたが僕から離
れていくから、あんたが僕を忘れそうだから泣いてるんだよとは言えず、
「泣かないよ」
と、負け惜しみのように言った。

「ってことがあったんだけど、覚えてる?」
「えーっと、いやぁ…」
「ちなみに犬の名前は、キネマ」
「あー…?」
「覚えてないんだね」
あれから10年。僕は伯父との再会を果たし過去の自分に問いかけていた。犬が死んだことは悲しかったが、どうして伯
父との思い出まで消えると思っていたのか。たかが海外に移住したくらいで、どうして今生の別れの様に思っていたのか。
会えなくなったら僕の事を忘れるような人だと、そんな風にどうして思っていたのか。
「あの頃は非力だったけど、成長した。こうやってあんたに会いに来た」
「お、おう」
「今度はあんたとの寿命の違いを思い知るまで、一緒にいても良い?」
「……そん時はまた泣くのか?」
「どうかな。自分で確かめなよ」
思い出したのか、あの日と同じように僕の頭を撫でようと伸ばされた伯父の手をとり、そこにキスをした。
あの頃の僕に教えてやりたい。お前が確かに愛した犬は、死んでも僕達の間を取り持ってくれてるよ、と。

121:風と木の名無しさん
07/07/08 17:18:18 N3h2zqJX0
犬好きとしてはこういうダシにされるのはちょっと・・・

122:風と木の名無しさん
07/07/08 17:50:49 N7nGwCXvO
年下攻スキーとしては萌えましたよ。
犬スキーの方は残念だが。

最近、流れちゃうの多かったし、GJっス!

123:風と木の名無しさん
07/07/09 00:47:03 qsH2Ep1V0
成長するまでを思った。
好きな話です。 GJ!


124:風と木の名無しさん
07/07/09 01:20:11 llppsOiL0
まわし

125:風と木の名無しさん
07/07/09 01:40:21 5DhKDJqg0
まわし

126:風と木の名無しさん
07/07/09 23:53:55 vUgRiT8mO
mws

127:風と木の名無しさん
07/07/10 00:17:58 FFARm6tLO
弟かわいいよまわし

128:風と木の名無しさん
07/07/10 00:28:57 F2RQ8S/TO
弟?

129:風と木の名無しさん
07/07/10 00:29:34 tmB/sq3t0
紳士な受け

130:風と木の名無しさん
07/07/10 02:38:46 mzQa9jKH0
それでは、と彼は言った。

「それでは、君はどうあっても俺を受け入れることはないんだな?」と。
「そうだ。無理だよ」
先ほどから同じことを繰り返してばかりの俺に、彼は苦笑するだけだった。
「この先、俺以上に君を愛する人間はきっと出て来ないと思うよ?」
「それでも無理だ」
言った瞬間に彼の眼の色が微かに変わった。長い付き合いだ、知っている。
彼は傷ついている。
「だけど、どうしたって俺は君が好きなんだ。触れてキスして、出来れば抱かれたいと思っている」
「やめろ!」
ゆらりと世界が揺れるのは俺が怒りで目がくらんでいるせいか、それとも泣きそうなのを堪えているせいか。
「何でこんなこと言い出した……!」
八つ当たり気味に問いただしても彼はただ微笑むばかりで、だから余計に苛立ちが募る。
「何で告白とかすんの? 何で俺にばっかり選ばせるんだ、お前……!」
告白なんて0か100かだ。今までの、ぬるま湯にずっとつかっているような関係は保てない。
俺にとってお前は別格だ。ずっとそうだった。これからもそうなるはずだった。なのにどうして今更ぶち壊すんだ。
「もう友達じゃ無理だったんだ」
静かに告げられた言葉に俺は何も返せない。
「俺は君の特別になりたい。君に抱かれる権利が欲しいんだよ。君のことが」
好きだと告げる唇に思わず噛みついていた。
告白もぬるま湯も0も100も全てがぶっ飛んでいた。

ああ、そうだよ俺はお前のことが。
ずっとお前のことが。


131:風と木の名無しさん
07/07/11 01:26:48 ef6Fzcm50
てっきり流れるシチュかと思った。
GJ!

132:風と木の名無しさん
07/07/11 03:18:04 HOnX0NeDO
個人的には紳士が受けに回るだけで大興奮です
すてきな紳士をありがとう、超GJ!

133:風と木の名無しさん
07/07/11 19:19:15 OmU83MpB0
まわーし

134:風と木の名無しさん
07/07/12 05:04:48 uhofByprO
まわします

135:風と木の名無しさん
07/07/12 06:21:47 sPa+1tO10
mws

136:風と木の名無しさん
07/07/12 15:15:16 AQfkPxSK0
まわします

137:風と木の名無しさん
07/07/12 21:26:26 7Wf/6EL00
すごく萌えた。ありがとう

138:風と木の名無しさん
07/07/12 22:50:48 RxbaCrxV0
回転れしーぶ

139:風と木の名無しさん
07/07/12 23:13:36 rAAbur6WO
バカ二人

140:風と木の名無しさん
07/07/13 22:24:33 XyjjBQw40
「あのな、恋人へのして欲しい服装のお願いで、ダボダボTシャツとか上だけ
パジャマとか裸エプロンとか百歩譲ってネコミミミニスカニーソとかなら
まだ理解できるんだ」
「うん。っていうかお前の趣味嗜好も結構マニアックだよな」
「お前、男のロマンを舐めんなよ!まあとりあえずそういう一般的なものを全て
すっ飛ばして、何でいきなり『マワシをつけろ』なんだよ」
「…着物ってさ」
「あ?」
「あれ実は帯は腰周りを二周位しかしてないんだってな」
「ん?ああ、そういやそうだよな」
「それだと俺の夢の『よいではないかよいではないか』『あ~れ~お代官様~』が
出来ない事に気が付いた!」
「そんな夢は捨ててしまえ!」
「しかしマワシならばあの厚さから見て回すのに申し分ないはずだ!という訳でさあ早速…
って何検索してるんだ?」
「マワシの締め方締め方…お、あったあった。おいココ見てみろ」
「ん?…!そんな…!!」
「足して二周、良くて三周だけ、だな。生地が厚いからこんなこったろうと思ったよ」
「…」
「よく考えたら股をくぐらせたり相撲をとっても外れないようにマワシを固定したり
しなけりゃいけないからどんなにマワシの生地が長くても限度があるよな。まあそう
落ち込まないで」
「…マワシを締めてあげるプレイでもいいかも…」
「帰れ」

141:風と木の名無しさん
07/07/13 23:02:27 xaNfPdZj0
>>140
バカ! バカ! ちんこ!!

142:風と木の名無しさん
07/07/14 01:12:49 nNSbiSBw0
マワシ~マワシ~

143:風と木の名無しさん
07/07/14 01:29:52 bi6jivS00
mws

144:141
07/07/14 01:54:21 MFDJ80880
>>140
……ごめん、褒め言葉だから。マジで。

145:風と木の名無しさん
07/07/14 02:39:00 bvFpe6jS0
>>144
きっとわかってると思うよww
あと、IDなんかすごいね!

146:風と木の名無しさん
07/07/14 10:53:41 W073Bl6q0
バカー!可愛くて萌えたー!!
まわししながらGJしちゃうんだからね!!

147:風と木の名無しさん
07/07/14 12:05:07 lTFEqZ5P0
141はかわいいなぁ
マワシまわし

148:風と木の名無しさん
07/07/14 19:30:50 DUVdaypI0
じゃ

149:風と木の名無しさん
07/07/14 19:37:11 l0mgmsga0
たまには素直になってみた

150:1/3
07/07/15 07:12:01 Kenyrfh/0
「抱いて」
「え?」
「せっくすしよう」
寝転がってポテチの袋を抱えてテレビに夢中な君を、ぼーっと見てたら
ポテチの油で光る指先を丁寧に一本一本口で舐めてから(あーあ、ティッシュそこにあるのに)
いきなりこっちを向いてそう言われた。
「え、な、抱いてってやっぱそういうこと?まだ9時だけどって、え?」
僕はばかみたいに口ごもって、君は呆れた顔をした。
「なに焦ってんの、いつもやってるじゃん」
そりゃいつも……だけど、そんなに綺麗な目で見つめられると君の口から発せられた「せっくす」
という言葉が信じられないみたいな変な気分。それに、しよう、と自分から言い出したわりに
君は僕を見つめるだけでポテチの袋も抱えたまま。
「しないの?」
「する」
そこだけは即答して、僕は違和感と一緒にぎこちなく君の隣に寝てそっと腰に手をまわす。
習慣で目をつぶり口を半開きにする君の顔が可愛いと思いながら、ポテチの油で光る唇に
軽くキスをしながら脚を絡めると、君の口から吐息が漏れて、僕は違和感なんて忘れて興奮した。
膝頭で君を刺激しながら、耳に息を吹き込むようにささやく。
「ねえ、なんで今日はそんなに素直なの?」
いつもだったら、僕がしつこく誘っても、疲れてる、とか眠い、とかいう理由で僕を
邪険に扱って、なかば無理やりするみたいになっちゃうのに(それも燃えるけど)。

151:2/3
07/07/15 07:13:01 Kenyrfh/0
「ん」
目をつぶって快感を追いかけていた君が、急に目を開けて僕を見つめる。
いつもより潤んだ瞳と赤くなった目元が超絶に色っぽい。
「お前、SMじゃないとダメなのかなって」
予想外の言葉に、思わず僕は動きを止め、君はじれったそうに無意識に腰をゆすった。
「やめない、で」
「エ、SMって。僕たちそんなことしたことないよね?」
僕は君の掠れた声に身体を操られるように動きを再開させながら、それでも
君の言葉があまりにも意外で、確かめずにはいられなかった。
君の懇願する様子や恥らう姿がとてもセクシーだと知ってるから、それは何回かは
SM的なことをしてみたいとは思ったよ。正直、余裕がなくて君をベッドに押さえつけて
動物みたいに番ったり、今みたいにイレギュラーな場所でやったりするのも大好き。
いつもと違う君が見られるから。
でも実際にそんなこと言ったことないし、君を傷つけることなんて絶対にできない。
それにSMじゃないとダメってなんだよ。いつも優しくやってるじゃん。ああいうのも
大好き、だって君がとても綺麗に乱れるから。
「だって、なんか、いつも無理やりだし」
それはだって君が拒むから。
「そうじゃないと、興奮しないの、かな、って」
そんなわけないだろ、なに勘違いしてるの。ああ愛しい。

152:3/3
07/07/15 07:13:47 Kenyrfh/0
「そんなわけないだろ」
それしか言えずにぎゅっと抱きしめた。
「さっきだって、俺が誘ったら、嬉しそう、じゃなかったし」
「びっくりしただけだって!嬉しかった、すごく」
君から誘われたのなんて、ほんの数回で、それも僕の誕生日とかそういう特別な日だけで
そう、僕はとても嬉しかった。
「ふーん」
無関心そうにそっぽを向いて、ただからだの快感を追いかけることに集中しはじめた君の横顔は、
でも少しだけ弛んで満足そうなのが、僕にはわかった。
「SMなんかより、素直なアナタが好き」
言い終わらないうちに、キスで唇を覆われた。

153:風と木の名無しさん
07/07/15 11:32:51 ynSLuvw2O
相手を気遣って素直になれない受けが萌え(*´Д`)
ラブラブ過ぎるよGJ!!!

154:風と木の名無しさん
07/07/15 13:46:51 0tnsgeEPO
禿げ萌えた回し

155:風と木の名無しさん
07/07/15 22:36:33 cmNT1ca/O
萌えつつまわし

156:風と木の名無しさん
07/07/15 23:09:33 yvDJbWU6O
台風一過なまわし

157:風と木の名無しさん
07/07/15 23:40:52 uuM2YtS2O
禿げつつまわし

158:風と木の名無しさん
07/07/16 00:26:20 utb3TFj50
あおたけ

159:風と木の名無しさん
07/07/16 00:30:08 xaRgP4uR0
台風のせいで

160:台風 1/2
07/07/16 21:05:34 TcT8UJvK0
ごおお、と風がガラスを揺らした。
何時もなら立ち並ぶビルが見える窓の外は雨と風に遮られて真っ白になっている。
確かに昨日のニュースで台風が突然発生したのだといっていたが、まさか直撃するとは…
あまりの運の無さに笑いすら零れる。

「映画、行けなくて…残念でしたね」

僕は隣に腰掛けている先輩にそう言った。けど、残念なのは先輩だけじゃない。
大きな大会も終わって、部活に空きが出来て。二人の予定がやっと噛み合ったのに。
僕の休みを熟知した上で、先輩がチケットを持ってきてくれたとき、本当に嬉しかったのに。
それだけじゃない。今日は朝からすごい雨で、びしょ濡れになりながら僕の家まで来てくれた
先輩を見たとき、「今日はもう外出できない」なんて考えていた自分を情けなく思ったくらいだ。

「チケットまで用意してもらったのに。…先輩?」
「あ、…うん、そうだね」

僕の言葉に、酷く曖昧な返事をした先輩は、一拍置いて顔を顰めた。

「この雨、俺の所為かもしれない」
「え?」
「今日の映画、確かに楽しみにしてた。やっと休みが重なって…」

先輩が目を合わせてくる。端正な顔に正面から見られて、息が詰まりそうになった。
軽くシャワーを浴びたから、僕の腕を軽く掴む手は未だあたたかく湿っている。

161:台風 2/2
07/07/16 21:07:00 TcT8UJvK0
「やっと一緒にいられるんだって。でも、少しだけ外出したくない気もあったんだよね」
「先輩…」
「雨が降れって。台風が突然来てしまえって思った。そうしたら…」

軽く腕を引かれて、思わず目を閉じる。
先輩の濡れた長い前髪が、僕の頬に、あたる。

「そう、した、ら?」
「ずっと君をいられるんじゃないかって。誰にも邪魔されずに、二人きりで」
「僕の家に?」
「そう。そう考えてたら本当にきちゃった」

ごめんね、とおどけて笑って見せる先輩が、今日の朝以上にずっとかっこよくみえる。
今度は額に、目尻に、次々と唇を落とされる。

「だから映画はまた今度。今日はずっと一緒にいよう、ね?」


台風、ありがとう。



162:風と木の名無しさん
07/07/16 22:36:25 3NYugYhZ0
GJ

でも台風四号が九州四国を直撃したこのタイミングで
この振りはないんじゃないかとちょっと思った>>159

163:風と木の名無しさん
07/07/16 23:14:53 BZW7OJ810
台風ありがとうってオチもないんじゃないかと思った


164:風と木の名無しさん
07/07/17 03:20:19 VGQW+MAWO
あくまで現実とは無関連の、801の国の801台風話と割り切れば
こういう切り口があっても悪くないような。
>>160乙でした

165:風と木の名無しさん
07/07/18 00:12:50 GxwURNezO
まわします

166:風と木の名無しさん
07/07/18 00:20:10 F6loe/Ij0
801はファンタジーってことで、ひとつ。

GJ!萌えました。

167:風と木の名無しさん
07/07/18 19:31:56 kf1VSmOI0
ドンマイ

168:風と木の名無しさん
07/07/19 00:32:21 TA+PR2zBO
どうぞ

169:風と木の名無しさん
07/07/19 01:08:40 Kt7hit14O
旅行先で出会った2人

170:風と木の名無しさん
07/07/19 17:58:10 Bkz1541w0
このお題前にあったよな

171:風と木の名無しさん
07/07/19 21:19:28 Kt7hit14O
マジか!?ごめんなさいorz…

172:風と木の名無しさん
07/07/19 22:45:12 FkJ8n3vF0
なかったよ。「旅先で偶然」ってのがあった
>*0を踏んだらたとえ無理でも、リロミスでも誤爆でも、
>とにかく*9の指定した内容で、萌える思いを書き綴ってください。

>>170宜しく。

173:風と木の名無しさん
07/07/19 23:21:03 26qFS8/O0
前にあったのはNGってルールあったっけ?

174:風と木の名無しさん
07/07/20 17:00:43 uPjTqN/Z0
ない。

>>170よろしく。

175:風と木の名無しさん
07/07/20 23:35:10 zG3zWx3i0
まわそうか

176:風と木の名無しさん
07/07/20 23:59:48 sv0vF+/PO
170は住人なのに荒らすなよ…

177:風と木の名無しさん
07/07/21 03:40:30 THBd3zZC0
まわします

178:風と木の名無しさん
07/07/21 10:19:36 Q6IOANEx0
まわるーまーわーるーよちいさーなーせーかーいー

179:風と木の名無しさん
07/07/21 10:34:25 W1Rh2Fr70
バカルロワイヤル

180:風と木の名無しさん
07/07/22 07:11:00 v/Gm0NJ10
俺が借りてきたちょっと前の映画を二人で見たときのこと。
「もしこんな殺し合いになったらどうする?」
「絶対誰にも見つからない場所で、お前と二人隠れてる」
「そしたら首輪につけられた爆弾で死ぬんだよ。ピッピッピ…って。怖いじゃん」
「じゃあさ、怖くないようにエッチしてればいいよ」
ばかじゃねーの、ってそのときは思った。でもさあ。

「ねえ、カズキ、好きだよ」
そうやって耳に囁かれて、俺の体がびくんと跳ねる。思わず出そうになった声を抑えるために
手の甲を噛んで耐えてると、そっとその手を外された。
「また血が出ちゃう」
俺は自分の喘ぐ声が嫌いなのに、お前は好きだって言う。大好きだって。
借金を返すために外で身体を売ってるお前。何も出来ない俺は知らないふりをして、
でも本当は知ってる。俺が知ってることを、きっとお前も知ってる。でも俺たちは
知らないふりを続けて、お前は俺を優しく抱く。
「声、聞かせて」
お前も誰かにそう言われるの?あられもない格好でみっともなく喘ぐの?客たちは
お前が俺を抱くみたいに、優しく抱いてくれはしないだろう。
だから、俺は素直に手を外して、甘い嬌声が出るままにする。お前が望むなら。
お前がときどき身体を引きずって帰ってくることとか、何時間もシャワーを浴び続けてることとか、
身体に隠しきれない傷ができてることとか、そんな不安が全部なくなるように、
俺たちは体を重ねる。
こうやって体をつなげてる間は幸せで何も怖くない。
きっと今この瞬間に世界の終わりが来ても、俺たちはばかみたいに幸せ。
だから、きっと。あの映画のように、これから殺し合いをしてもらいます、と誰かに言われたら
俺たちは誰にも見つからない場所に隠れて今みたいに体を重ねるんだろう。
お前とこうやっていればどんな恐怖や不安からも逃れられるって知ってるから。
ばかみたいに聞こえるけど、愛はすべてに勝てるんだよ。

181:風と木の名無しさん
07/07/22 09:13:22 SAJwjEQZ0
ここまでお題に沿ってないのも凄いな
>>179もあまり意味わからん*9だけど

182:風と木の名無しさん
07/07/22 12:24:53 V75/iXIk0
バトロワブームの頃同人のダブルパロによくあった、
「これからみなさんに犯しあいをしてもらいます」を希望してたのでは…

183:風と木の名無しさん
07/07/22 12:28:41 UtjFZVNaO
179のタイピングミスだと自分は思ってたが違うのかな。
180もそう思ったから物語の切っ掛けを某映画にしたんじゃない?


184:風と木の名無しさん
07/07/22 12:51:50 0Qrj1nWM0
タイプミスなのか新ジャンルなのか今一つはっきりしない中で180は精一杯やったと思うよ
このお題流れてもおかしくなかった気がする。>180乙でした

185:風と木の名無しさん
07/07/22 12:52:45 hJeT95Bd0
お題の意味はよくわからんが180に萌えたから良いと思う。GJ!

186:風と木の名無しさん
07/07/22 13:27:02 RoPZPtOr0
ドンマイドンマイ

187:風と木の名無しさん
07/07/23 15:35:59 gsd07s040
お馬鹿なバトロワなのかと思ってた
「OK俺は生きるからてめぇが死ね」
「うっせぇお前が死ね、この短小」
「て、てめぇなんか1年の時うんこもらしたくせにバーカバーカ」みたいの回し

188:風と木の名無しさん
07/07/23 18:13:19 Ir2fQGfp0
それではお次の方どうぞー

189:風と木の名無しさん
07/07/23 18:25:45 0JI516Zv0
オクテなふたり

190:風と木の名無しさん
07/07/24 03:04:17 QpEYmVIx0

「あれ、桜だ」

夕がそう言って指差した方を見ると、確かに二本の桜がピンク色の花を咲かせていた。
花見をするのにちょうどいい咲き具合である。
しかし季節はもうすぐ夏。
桜前線はとっくの昔に日本から旅立ったというのに、あまりにも遅い開花ではないか。

「珍しいね」
「今年は季節感皆無の気温だからな。だけどこれは季節を間違えすぎだろう」

不可思議現象である。
世界七不思議とまではいかなくとも、世界百不思議ぐらいには入るんじゃないか?
そんなことを考えながら桜を眺めていると、夕が小さく笑い声を立てた。

「しかも二本仲良く間違っちゃってるね」
「そうだな」

二本の周りにも桜の木はあるが、その桜たちはちゃんと青々とした葉を生やしている。
これが通常の姿というものだ。
太陽光線を吸収しようと葉緑体が活性化するんだぞ。
話しかけても無駄だと分かっているので、そんな説教は心の中でだけにとどめておく。

「揃って遅く咲くとはあまりにも間抜けだがな」
「いいんじゃない?ゆっくり咲く花でも」

191:風と木の名無しさん
07/07/24 03:05:14 QpEYmVIx0
微笑みながら、夕は俺を見た。
頬がほんのりと赤く染まっている。
それを見た瞬間、夏のような熱さに襲われる。

「……行くぞ」
「……あ、うん」

火照った自分の顔を冷やすために、足早に夕の前に出ながら急かす。
後ろからタタ、とついてくる足音を確認して、そのまま歩み続ける。

「でもお前は早く気付いてほしいな」
「何をだ」
「……気付くまで待ってるけど」

だから何をだ。訳が分からない。
そう言ったが、夕はその問いには答えずに、俺の隣に並んで笑っていた。


異常な熱さは、家に辿り着くまで冷めることはなかった。


192:風と木の名無しさん
07/07/24 13:51:13 8shx9X9y0
mws

193:風と木の名無しさん
07/07/24 14:47:50 7CbO2AiAO
なんか可愛いな。ほのぼのしたGJ!!!

194:風と木の名無しさん
07/07/25 00:28:02 a8ybcJi20
うわ何か情景が浮かんだ!いいなーほのぼのだなーGJ!

195:風と木の名無しさん
07/07/25 00:48:18 /NxfPuqy0
まわっしゅ

196:風と木の名無しさん
07/07/25 03:25:06 G21/8qa60
mws

197:風と木の名無しさん
07/07/25 15:20:14 ipCkqlt60
まわし

198:風と木の名無しさん
07/07/25 21:47:34 /NDwJTIDO
久しぶりに踏まれてみるよ

199:風と木の名無しさん
07/07/25 21:50:18 7Gz/62Jb0
この屈辱、一生忘れない。

200:256
07/07/26 13:39:26 PfK2l2G40
『お、おい…いい加減機嫌直してくれよ…。』
『やだっ!』
『俺が悪かったからさぁ、マジで許してくれってば…。』
『うるせぇっ、何言われったって、俺はこの屈辱一生忘れねぇからな!』
『えぇぇ…。
 ………なぁー、いくら、俺が間違えて女物の服買って来ちまったからって、
 そこまで怒んなくてもいいじゃんか…。
『間違えただぁ!?嘘つけ!どーせまた変なプレイに使うつもりだったんだろ!?
 この変態野郎がっ!』
『ヒデェ!だからさぁ、俺も間違えて買ってきちまったんだって!
 だってさ、あんな堂々と子供服売り場の男服コーナーに置いてあったら、
 普通、間違うだろ!?』
『どこをどうしたらワンピースが男物なんだぁぁぁ!!
 わかった!てめぇの脳味噌ババロアで出来てんだろ!?
 俺がてめぇのババロアブレーン喰い尽してくれるわぁぁぁ!!』
『…信じて…くれないのか?』(上目遣いでうるうる)
『(ドッキーン!)……。ま、まぁ…その…えーと…。
 も、もう二度と間違えないって誓うなら…。ユルシテヤッテモイイ…』
『マジで!?サンキュー!』
『あ!て、てめー今の演技だったな!?
 おい!押し倒そうとしてくんなやぁぁぁ!!!
 チキショー!やっぱてめぇに受けた屈辱はぜってぇに忘れねぇぇぇぇ!!』
 (意味:いつか復讐してやるぜこのやろー!!)


どうでしょう?ギャグじゃない方が良かったような気も…
こんなバカ話or手抜きでスマソ

201:風と木の名無しさん
07/07/26 14:19:37 ovdEQeqr0
誘い受けいらねまわし

202:風と木の名無しさん
07/07/26 14:29:16 JvLrwiOh0
どこの数字コテだよ…イラネ

203:風と木の名無しさん
07/07/26 14:38:35 gBaZ5wyg0
に…205?

204:風と木の名無しさん
07/07/26 14:48:16 auAT8TwBO
>どうでしょう?
256がテンション高いのはわかった

205:風と木の名無しさん
07/07/26 15:07:17 pgjbrsSs0
まわしまわす。

206:風と木の名無しさん
07/07/26 18:26:39 b1HPwC1w0
まわしまわし

207:風と木の名無しさん
07/07/26 18:45:03 +eqprBuBO
サマーハズカム☆ミ

208:風と木の名無しさん
07/07/26 19:59:25 zCEfkzhR0
さあ、踏んでください

209:風と木の名無しさん
07/07/26 20:01:23 r2r9AZ2c0
魔法使いの弟子

210:風と木の名無しさん
07/07/26 21:29:11 Irltjcq/0
魔法使いの弟子なんてろくなもんじゃない。
理由その1
弟子は師匠の生活の世話をさせられるから。僕がなりたかったのは魔法使いで、介護人じゃないのに。
理由その2
師匠は異常に惚れっぽいのでいつも男性に一目ぼれをする。その尻拭いは僕がさせられるから。その上師匠の性別は男。
理由その3
師匠が今日も依頼人に惚れて料金をタダにしちゃったから。

「師匠、お腹が減りました」
「杖を振って食べ物を出したまえ」
依頼人が満足してこの家の扉を閉めたあと。
師匠はいつも通り、恋する瞳をぼんやりとその辺の天上に瞬かせていた。
「そんな魔法習ってません。やってみせてくださいよ」
「いつまでも僕のことを頼っていてはダメだよ。いつだって弟子は師匠を超えてやるというぐらいの気概がなければ」
「そんなこと言って、本当は出来ないだけでしょう」
「そんなことはない。ただちょっとさっき仕事をこなしたから疲れているんだよ」
心外なという風に師匠は僕に肩を竦めて見せた。
だけど僕は知っている。師匠が働きたくないのはついさっきした一目惚れのせい。恋した後の師匠はいつも以上に役立たずになってしまう。
「仕事って、ああ、ただ働きしたさっきのあれですか」
「そんなふうに言っちゃだめだよ、君。あれは僕から彼への無償の愛なんだから」
「依頼人、悩みが解決したらとっとと帰っちゃいましたけど?」
今日のどうしようもない依頼はさる男爵が浮気相手に子どもが出来たという。それがウソか本当か見極めてくれと言うものだった。
どうしようもない依頼だろうと、5日は空腹に煩わされないだけのお金が入るはずだったのに。
なのに、この師匠ときたら!

211:風と木の名無しさん
07/07/26 21:30:06 Irltjcq/0
「連絡先はわかってるからデートは取り付けられる。大丈夫」
師匠はどうしようもないダメ男に弱い。自分だってダメ男なくせに。
「調べたんですか、魔法で」
「うん」
僕が睨むと、師匠は悪びれずうっとりした目で頷いた。
そんなことばっかり早業でどうするんですか、師匠。
うっとり夢見がちな視線で師匠は窓の外に視線を走らせた。
窓の向こうには浮気な男爵がいるかと思うと胸がむかついた。
「違法ですよ、ばれたら免停ものだ」
「愛のなせるわざだよ」
「愛じゃお腹は膨れません」
「わかった、しょうがない。ほら、ここにペンがある。よく見て。これをこう、杖をくるっと回して一言、パンになれ!」
ポン、とペンを持つ手元から煙が出て次の瞬間には握っていたペンはほかほかの湯気を立てるパンになっていた。
「ほーら、焼きたての白パンになった!」
にっこり、得意げに師匠が笑う。僕だってやればできるんだよ。師匠は笑う。
いい歳をした男の笑顔を可愛いと思ってしまうのは空腹が成せる症状だ。きっと、多分。
「すごいです師匠。でもこのパンインクと木の味がします」
「まあ、元がペンだからしょうがない。ほら、ジャムでもつければなんとかなるんじゃないかい?」
「師匠、ジャムはもうとっくに空っぽです。この家には食べ物なんてチーズの欠片一つありません」
この家の主がこの師匠である以上未来永劫食料庫が満杯になることはまずないだろう。
僕がいないと本当にダメな人だ。苔桃のジャムが3ヶ月前になくなっていたことすら気づいていないなんて。
「まあ、いいじゃないか。僕の愛の味がするだろう?」
師匠はパチンと音を立ててウィンクした。いかにもキザな仕草だ。
だけど僕は、そんな師匠のダメっぷりにも怒ることすら出来ない。
師匠に微笑みかけられた僕に出来ることなんてただインク味のパンを齧るだけ。本当はもっと怒らなきゃいけないところなのに。
目の前の魔法使いは幸せそうに僕がパンを齧っているのを眺めている。
少しはこっちの思いに気づけ、このバカ師匠。
魔法使いの弟子なんて、やっぱりろくなもんじゃない。

212:風と木の名無しさん
07/07/26 22:05:06 b1HPwC1w0
師匠も弟子もかわいいなGJ!
弟子の苦労人っぷりに愛がつのった

213:風と木の名無しさん
07/07/27 00:45:59 90jZjRHu0
弟子が拗ねていなくなってしまうとか、他の魔法使いに入門志願とか
そんなことになったらこの師匠はどうするかなぁと思ってニラニラしました
GJ!

214:風と木の名無しさん
07/07/27 10:27:09 hgFZ4HvBO
ほのぼのとカワイス
まわし

215:風と木の名無しさん
07/07/27 13:26:16 k0+WJ+F40
まわしまわし

216:風と木の名無しさん
07/07/28 10:51:18 wFll1gSnO
まわします

217:風と木の名無しさん
07/07/28 11:44:58 djOBdbjpO
まわし

218:風と木の名無しさん
07/07/28 17:31:14 Fa16mtEd0
とっつきやすい感じで

219:風と木の名無しさん
07/07/28 17:44:49 BJdLnwU5O
一風変わった三角関係

220:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 02:08:15 HJEKkEkuO
「もう、仕方ないですね、この辺りで取って置きを出しますわ!」
「とっておき?」
「じゃん!議会厳選美女秘密ファイルです!」
「……お見合い写真みたいだけど」
まあ、ええ、どうです?この方なんて。
と言いながら彼がいかにも適当に選らんで一枚寄越す。
彼の顔を見ながら、素直に受け取る。なにしろ厳選ですのよ!と
しなを作って見せる彼の真意は知れない。
「殿下がいつまでたっても乗り気にならないものですから」
「ああ」
「もう、ご老人方がとってもハラハラされていますのよ」
「ああ」
「いつくたばるか分からないっておっしゃってて」
「へえ」
「殿下、この方もとっても愛らしいカンジですわ!さ、見て下さいまし」
「うん」
また一枚、寄越される。彼は目をふせて口に片手をあてた。
睫毛は長く、手も肌の色も白く、唇には紅が綺麗にひいてあり
ついでに爪は問答無用で真っ赤に塗ってあった。
「殿下のお気持ちは不祥わたくしにも察せられますわ。
お妃様よりお美しい方はそういらっしゃいませんもの」
「あのな」
「でも母君を理想とされるのは変態の兆候。わたくしもとっても心配です」
「変態って」
「さ、さ、こちらの方は如何です?品があるお顔でし

221:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 10:14:31 byAoA22J0
ん?終わり?

222:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 11:56:27 lWgqffUXO
まわすね

223:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 12:33:08 JJn6Fpfo0
つか220は大丈夫なのか?
なんか大変なこととか起こってなきゃいいけど

224:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:26:56 cW1nzaTk0
>>223
何か妙な途切れ方が心配を煽るような
そうでもないような…

225:風と木の名無しさん
07/07/29 23:12:26 7UMm6Gin0
途中で間違って送信したのか気づいてないのか
時間があるときにまとめに再投下してもらえたら嬉しい

226:風と木の名無しさん
07/07/30 01:53:38 reRfSGb7O
まわし

227:風と木の名無しさん
07/07/30 02:37:47 QSc/LRO80
あ、名前欄戻ってる

228:風と木の名無しさん
07/07/30 09:59:33 q+sbbmDOO
踏まれたい

229:風と木の名無しさん
07/07/30 10:43:40 Unx/KLoZO
若くて有能ででもちょっと性格に欠点のある文官系の二人

230:風と木の名無しさん
07/07/31 13:55:38 eDqICqxtO
まわす

231:風と木の名無しさん
07/07/31 19:50:06 Z3DTKbKF0
まわそうかね

232:風と木の名無しさん
07/07/31 19:50:42 ykWEz9/L0
うん。

233:風と木の名無しさん
07/07/31 23:57:46 1DvQi2gkO
mws

234:風と木の名無しさん
07/08/01 00:17:27 /ubdG+fb0
まわしついでに、昨日なぜか保存していた謎の文章をそっと置いておく。

男は銃を打った。
その弾丸は空気をつらぬkkkkkkkっくけけええええ

235:風と木の名無しさん
07/08/01 00:36:45 3myNnXnPO
693 イラストに騙された名無しさん sage 2007/07/30(月) 21:19:58 ID:wwpctrce
やー、まだ新刊の範疇じゃね?
だが俺も話題に賭けよう。

694 イラストに騙された名無しさん sage 2007/07/30(月) 21:36:43 ID:wNkSVAKC
では私は新刊かつ話題になっているという方向で

695 イラストに騙された名無しさん sage 2007/07/30(月) 21:46:23 ID:B1Sxp1z+
それは新刊にそっくり。話題の本にしか見えない。
でもどちらでもない…それはなに?

696 イラストに騙された名無しさん sage 2007/07/30(月) 21:51:23 ID:gEXNWjnQ
それは人と触れ合う距離だった

697 イラストに騙された名無しさん sage 2007/07/30(月) 22:14:59 ID:HvPavZQA
まあ本一冊ぶんの距離なら触れあいもするだろうな

(´ρ`)

236:風と木の名無しさん
07/08/01 20:57:41 +Q+t9RxO0
違うスレに来たかと思った。最近お流れ多いね
一時期嵐がわいてた頃に書き手さんが離れちゃったのかな。サビシス

237:風と木の名無しさん
07/08/01 21:49:51 3myNnXnPO
ネガキャン中なのですお(´ρ`)

はいまわし

238:風と木の名無しさん
07/08/02 00:10:54 Tftw8D/f0
まぁ、*0が*9に無理に萌える必要もないと思うよまわし。

239:風と木の名無しさん
07/08/02 00:14:16 GJLrAs250
                      ''';;';';;'';;;,.,    ザッザッザ・・・
                       ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ザッザッザ・・・
                        ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
                        ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
                        vymyvwymyvymyvy、
                      MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、  VIPからきますた
                   Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘ
    VIPからきますた    ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
             __,.ヘ /ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘVIPからきますた
    /\___/ヽ   /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\/''''''   '''/''''''   '''''':::::::\ /''''''   '''''':::::::\
  . |(●),   、(●)、.:|(●),    |(●),   、(●)、.:|、( |(●),   、(●)、.:|
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|   ,,ノ(、_, )|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|_, )|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::|   `-=ニ= |   `-=ニ=- ' .:::::::|ニ=|   `-=ニ=- ' .:::::::|
VIPが勝ちました^^


240:風と木の名無しさん
07/08/02 01:42:50 dapRrZmxO
おめでとうございます、ああ、なんです? いえ、そんなことはございあせん ああよかった
信じて下さいあすかごらんくだせえ、こっから見る景色はええもんでしょう、ええ、
そうでしょうさ ここいら一帯はもうアンタのモンでさァ はてどうされやした
浮かない顔 見てくださいやし、ほらあの明かり、ひとつひとつに人が住んでいるんでさ、
あれあの明かりが欲しかったんでしょう、わからない人だ、アンタはもう、昔から
昔から変わりやしやせん あたしに言わせて貰えばアンタはまだ
優しい優しいいい子のぼっちゃんでさあ、へ、なんです、あっしがアンタに嘘をつきますか ねえ、ああ、
ああ、あの明かり、あの明かりを、この眺めを、あの人はとても、
――怖い顔なさらんでくだせえ、
あの人はとてもこの眺めを愛しく思っていたんですよあの明かりあの明かりの
あの中にもしかしたらアンタが居るかもしれねえってああ、あの人はアンタをとても


いや
あたしに何か言う権利はありませんねぇ、へ へ


沈黙。それから動かない黒い影。と、遠くの歓声。
こうふんしたれんちゅうのかちどき。冷える指先。
痩せこけた骸は最期まで勘違いしたまま逝ってしまった。

241:風と木の名無しさん
07/08/02 03:16:31 PEXvuKvL0
もうこのスレだめなのかな

242:風と木の名無しさん
07/08/02 11:28:51 v1qcHPk4O
6スレ~7スレあたりが好きだったなぁ

243:風と木の名無しさん
07/08/02 13:06:39 MSRMI80uO
こんな過疎は想像だにしなかった

244:風と木の名無しさん
07/08/02 13:23:21 a9LLs4ty0
200萌えた

245:風と木の名無しさん
07/08/02 15:08:51 RqTdNI+n0
まーわそー

246:風と木の名無しさん
07/08/02 15:18:59 FK/UiiqwO
めげないまわし

247:風と木の名無しさん
07/08/02 17:37:42 joNvRl1B0
前から進む速さに波のある所だったけど
まとめサイトに感想用掲示板も用意してあるし
誰も萌えないなんて言ってないのに「感想書きたい人もいるんだから
自分が萌えなかったからってまわすのやめてよ」
とか言うバカが沸いてから本格的に過疎ったと思う

248:風と木の名無しさん
07/08/02 18:24:32 Ua7rmeEM0
踏みつけてください

249:風と木の名無しさん
07/08/02 18:42:06 7mXokbHRO
潔癖性

250:風と木の名無しさん
07/08/03 18:54:30 xcdNypPaO
前は、8から9までがすごい短かったし
9も0も数秒差でだぶったりしてたけど…
ほんとに人減ったんだね

251:風と木の名無しさん
07/08/03 20:46:43 G6d00rDC0
まぁ今は時期が時期だからねまわし

252:風と木の名無しさん
07/08/03 21:57:56 uMesz9BB0
ちょっと寂しい気持ちを胸にまわし

253:風と木の名無しさん
07/08/03 22:28:04 w8UwrJe8O
つーか嘆いてる人達が0をとればいんじゃね?
馬鹿くっさいまわし

254:風と木の名無しさん
07/08/03 22:48:46 /LrRY20y0
別に馬鹿臭くはないよ・・・

255:風と木の名無しさん
07/08/03 23:07:36 SKNLMJAZ0
他力本願ってことさ

256:風と木の名無しさん
07/08/04 00:13:05 9nDobFGU0
流れがゆっくりになったならなったで時間伸ばせばいいんじゃない?
まったりな流れも好きだよまわし

257:風と木の名無しさん
07/08/04 01:59:36 GgD6mlHEO
8月頭だもの


まわし

258:風と木の名無しさん
07/08/04 02:17:53 dqKUU6uz0
もふもふ踏むといいまわっし。

259:風と木の名無しさん
07/08/04 02:27:26 145ablyU0
据え膳


260:風と木の名無しさん
07/08/04 04:40:21 FyHVFDWG0
ああ、ああいう時のジョーはこんな気持ちなのか。
目の前に眠る男、スペックは幼馴染、今年で二十二、新米サラリーマン、彼女なし、別れたばっかで傷心中。
対して俺、幼馴染、今年で二十三、彼氏なし、貧乏院生、目の前の男に片思い中。

引くべきか、いくべきか。両手で広げる四枚のカード。
『押し倒す』『引き倒す』『覆い被さる』『暴走する』
「全部一緒じゃねぇか!」
がっつきすぎです本当に以下略。ヤバイ。理性ヤバイ以下略。
「帰って来い、冷静なほうの俺」
ダメだろう、ここで手を出したらダメだろう、あれ、でも据え膳って手を出さないほうがダメなんだっけ?
東向いて笑うんだっけ? 食ってる間は喋ったらダメなんだっけ? 食うって! 何その性的な意味!
頭ぐらんぐらんです。混乱中です。彼が好きなんです。いやいや、落ち着け、だから帰って来い、クールビューティー俺!
「……とりあえず、写しとこう」
携帯の電池は残り一本だった。カメラモードにした瞬間に切れた。俺のスペック追加、属性ヘタレ。
現在の時刻、23時3分。終電時刻は23時43分。残り40分。どうすんの俺。再び広げる四枚のカード。
『押し倒す』『引き倒す』『暴走する』『抱く』
「だから、全部一緒だろうが……!」
言いつつ選択。結果は同じだ。もう知らん。ケセラセラの精神でいく。
さよならクールな俺、こんにちはケモノな俺。
「東ってどっちだっけ?」
つぶやいた声には恐ろしいことに返答があった。
「俺、初物じゃないけど」
……起きて、らっしゃったんですね……。
「寧ろ、最初から起きてた」
目の前の男が笑う。
「全部聞いた。……で?」
「でって?」
「据え膳。食わんの?」
両手を合わせた。いだたきますのご挨拶として。



261:風と木の名無しさん
07/08/04 08:53:24 EvI9eXRu0
GJ!こういうノリ大好きだ(*´Д`)

262:風と木の名無しさん
07/08/04 11:52:23 hCjuwrmrO
二人とも可愛いwww選択肢があるようでないんだなGJ!

263:風と木の名無しさん
07/08/04 12:37:04 qV9fj4Ac0
さすがヘタレ攻めw主導権皆無w

264:風と木の名無しさん
07/08/04 13:25:40 GgD6mlHEO
うん

265:風と木の名無しさん
07/08/04 17:43:28 Fg6g4VQZ0
一人ボケツッコミ面白いな

266:風と木の名無しさん
07/08/04 19:14:13 FlIDektTO
ヘタレ可愛いなww
まわします

267:風と木の名無しさん
07/08/04 23:10:23 Fq8rm2cMO
ヘタレ攻めかわ萌えス舞わし

268:風と木の名無しさん
07/08/04 23:52:08 etlAlZ7iO
「 」以外のとこも実は声に出ちゃってたんだなきっとw

269:風と木の名無しさん
07/08/04 23:55:05 un/n4CZp0
勇者一行を待ち受ける悪の幹部AとB

270:風と木の名無しさん
07/08/05 17:50:43 kWxDVkg1O
はい

271:風と木の名無しさん
07/08/06 00:26:02 M9dRNaLHO
悪の幹部AとBと聞いて、ちょっと前に萎えスレでみた
アホの子な悪人ABしか思い浮かばなかったんだぜ
それはそうと
お流れまわし

272:風と木の名無しさん
07/08/06 01:48:52 PXqHdXGLO
まわします、まわします

273:風と木の名無しさん
07/08/06 07:16:58 RULHpZDIO
嘆いてる馬鹿が書けばいーのになーちょー謎ー

274:風と木の名無しさん
07/08/06 08:14:32 hb3AbXaEO
まったりも好きだよ まわし

275:風と木の名無しさん
07/08/06 12:32:35 CFf7WnIWO
いろんな意味で夏を感じますまわし

276:風と木の名無しさん
07/08/06 14:38:10 YEhJ20mzO
馬鹿とか言うのはちょっとどうなの…


277:風と木の名無しさん
07/08/06 18:49:23 sBnvD88D0
言うやつがb(ryってのが常識だろうし流そうよ。

いつか萌えてやるんだぜ!と野望を抱きつつまわし。
なんかいつも間が悪い自分どうにかならんのか…

278:風と木の名無しさん
07/08/06 19:24:35 M5oI6RFF0
踏んでくれ

279:風と木の名無しさん
07/08/06 19:38:01 WziyoBdL0
ボケ×ツッコミ

280:風と木の名無しさん
07/08/06 21:52:46 RULHpZDIO
うん

281:1/2
07/08/06 22:28:21 +5yVpI6o0
「何やってるんだよ」
この台詞、いったい何度使ったことか。
どうして俺の意表をつくことばかりするのだろう、この男は。
「何って、風邪ひいたって言ってたからお見舞い」
「だからってお前、」
普通病人の部屋に真夜中に訪ねて来るか?
言いかけて咳こみ、おまけに熱のせいで立ち眩みを起こし俺はしゃがみ込んでしまった。
「とりあえず上がらせてもらうからな!一人暮らしは大変だろ」
言うや否や、奴は人の部屋に遠慮なく上がり込む。
今日は断る体力も気力もないので、俺も後に続いて玄関から狭いワンルームの部屋に戻った。

「よし、何か病人食作ってやるよ!!」
「わかったから静かにしてて」
よろけながらベッドに戻る。
横になり目を瞑っていると、熱い体に今まで意識していなかった音が響く。
やばい、思ってた以上に俺体調悪いのかも…。
音と意識が脳の奥で混ざり合い、脳全体を揺さぶる感覚がする。
閉めたカーテンの外で雨粒が窓を強く叩く音。
そういえばあいつ髪が濡れてたな。
あいつの足音と、冷蔵庫の扉が開き中を漁る音。
あんまり食べ物入ってないんだけどな。
あいつが歌う能天気な鼻歌。
お世辞にもうまいとは言えない、耳障りだ寝かせてくれ。

282:2/2
07/08/06 22:40:24 +5yVpI6o0
ガッシャーン。

そして、あいつが食器を割った音。
「悪い!」
ボケてる上に不器用で少し鈍くさいのは知っていた。
だが、俺はだんだん腹が立ってきた。
奴が二度目に皿を割った時、思わず上半身を起こし、
「いつもいつもボケてる奴だと思ってたけど、今日のこれは最早非常識の域だぞ。
うるさくて寝れない。何しに来たんだよ!」
痛い喉だが一息で叫んだ。
次の瞬間、ひやっとしたものに俺は全身を包まれた。
一瞬状況を理解できなかったがどうやら俺は、奴に抱きしめられているらしい。

「は?!何やってるんだよ」
「ごめん、風邪辛いんだろうと思って。でも無神経だった、もう大人しくしてるから」
そう言って奴は腕に力を込めた。
奴の体温が低く感じるのは自分に熱があるせいか、奴が雨にあたってきたせいか?
朦朧とする意識の中、俺は抱きしめられたまま横にされた。

何を言おうか考えていると、奴の呼吸が一定のリズムに変わってきたようだ。
寝息?もしかして最早寝てしまったのだろうか。
マジでこいつありえない…と起こして文句を言ってやろうと思った矢先。
「あ、電気消さなきゃな」
奴は突然起き上がって電気を消し、すぐ戻ってきて俺を抱きしめ、満足そうに再び寝てしまった。
どこからつっこんだら良いのやら。
まあ、喉も痛いことだし今回だけはツッコミを入れないでおいてやろう。
目を瞑ると体温差が心地良かったから。

283:風と木の名無しさん
07/08/06 23:37:43 8QX8bvjl0
mws

284:風と木の名無しさん
07/08/06 23:58:45 3ItMDKMe0
ぐるぐる

285:風と木の名無しさん
07/08/07 00:20:43 +imI2UWZO
くるっちょな

286:風と木の名無しさん
07/08/07 00:23:45 MXQd63LQ0
空回りしてるけどツッコミ大好きなボケに萌えた。GJ!

287:風と木の名無しさん
07/08/07 02:36:20 Z5GHLERe0
頑張れボケ役。そして回す

288:風と木の名無しさん
07/08/07 02:45:52 EaPwuzR90
どぞ

289:風と木の名無しさん
07/08/07 02:53:18 SpxSURIW0
わんこ下僕攻め×猫女王受け

290:風と木の名無しさん
07/08/08 01:35:31 Ly9ZnAeM0
たまには初心に返って萌え語りしてみる。文才ないけど勘弁な。

わんこ下僕攻×猫女王受、というと、やはりツンデレ系の受に思う存分振り回されて
(´・ω・`)ショボーンとなるヘタレ攻が基本形だが、
あなたの下僕ですどうぞあなたのお気の済む様になさって下さい、という感じの忠.犬.で、
受大好き!受まっしぐら!な物凄く真っ直ぐで分かりやすい愛情表現をする攻に戸惑ってしまい、
いつもの様に我侭に振舞えない女王受というのも、それはそれでなかなかいいと思うんだ。

受がいくらツンツンしても、我侭言ってみても全然通じない、構われるのが嬉しい!って
ニコニコしてる攻と、そんな攻にどんどん溺れていく自分に驚き、戸惑う受。
ごめん萌え過ぎてうまく書けない。
個人的には、1・2歳くらい年下の攻×年上受だと嬉しい。逆でももちろん美味しいが。

291:風と木の名無しさん
07/08/08 06:12:54 O7VxXYjjO
萌え語り乙です。もしや今スレ初?

292:風と木の名無しさん
07/08/08 12:11:11 bT6bKl9iO
まわしますか?

293:風と木の名無しさん
07/08/08 12:24:20 klaBl2pcO
>290
うっかりペースを乱されちゃう女王受けイイヨイイヨー
普段は下僕で犬な攻めだけど、ここぞというときに
懐の深さを見せてくれたりしたらたらなお萌える


294:風と木の名無しさん
07/08/08 20:13:33 q4aTGcHiO
まわさせてくれないだろうか

295:風と木の名無しさん
07/08/08 23:37:59 NdX7BOjz0
あなたがまわしたいというのなら

296:風と木の名無しさん
07/08/09 00:37:40 gRWnKdBTO
まあ駄目と言ってもまわすんだがな

297:風と木の名無しさん
07/08/09 01:23:22 O63Kn+eWO
なんてバナナ
はいまわし

298:風と木の名無しさん
07/08/09 02:32:59 EnrO5kbC0
萌え語りに深く賛同した。わんこ下僕攻めと猫女王受けってそんな感じだ。
同じく年下わんこなら萌え倍率ドンになる。

では踏んでください。

299:風と木の名無しさん
07/08/09 02:43:43 AK1E9CZ1O
進路の違い

300:風と木の名無しさん
07/08/10 00:09:31 bPoxB2SKO
部屋に入って直ぐに腕ごと引き寄せられた。ぼふ、とかたい胸に丁度僕の顔が当たる。
メガネのフレームが歪むだろ、と思ったけれど言葉にする前に口を塞がれた。
お前は知らないだろうけど、僕は舌を絡めるキスは嫌いなんだよ。
粘膜の感じが、とてもいやだ。お前が近くに居ることが気持ちいいだけで、
ほんとうはセックスなんてしたくないんだ。
目をつむるとメガネを外されて、ああ、これから多分一時間は抱き合うんだなと思うとうんざりした。

目を開けると部屋が青かった。横で裸のおっさんが眠ってる。
眠ってる顔はずいぶん幼くて、かわいいし、幸せそうだけれど
僕は彼が今幸せかどうか知らない。じっと見ている内に目を覚まして、
僕を見ないかなあと思ったけれどどうも眠りは深いみたいだ。
お前は知らないだろうけど、僕はお前とただ仲良しでいて
ずっとずうっと楽しい話をしたりして過ごしたかったんだ。
こんなかたちで付き合いを続けたかったわけじゃないんだよ、もっと、僕は、
けれど彼と友人で居続けるには、僕と彼の選んだ道はあまりにはなれていた、
額から生え際までゆっくり撫でる。
選んだ道だなんてそんなのは言い訳で彼にとって僕は最初から友人ですらなかった、
そんな考えがこめかみのあたりに浮かんで、消えた。

301:風と木の名無しさん
07/08/10 08:41:13 DzUEEk9vO
GJ!こういうのは思いつかなかった。

302:風と木の名無しさん
07/08/10 10:23:29 raMHp+Hu0
こういうのも切ないな。
……最近の子には、これは拒絶だと取られてしまうんだろうかと考えたら
ますます切なくなった。

303:風と木の名無しさん
07/08/10 18:15:10 9nwS7NPM0
GJ!切ないよ、とにかく会話しようよ会話。
してもメガネは思ったことを素直に正確に伝えきれない感じはするけどね。

304:風と木の名無しさん
07/08/10 21:59:18 v6/5DoEp0
そんな大嫌いな行為を受け入れてでも手放せない相手なんだろ?
メガネくん、それは立派な愛情だよ。

恋愛ではないかもしれんけど… 
擦れ違いせつないな。

305:風と木の名無しさん
07/08/11 03:28:37 gnIUPfcK0
なんだか苦しくなる切なさだな。そしてそこが萌える。GJ!

306:風と木の名無しさん
07/08/11 11:47:07 Whf87ZsXO
すれ違いに萌えたGJ!

307:風と木の名無しさん
07/08/11 11:56:08 IlD3w8xOO
GJ!2人の今後が気になる!

308:風と木の名無しさん
07/08/11 12:40:43 mjvjiISFO
さあ踏んでくれなさい

309:風と木の名無しさん
07/08/11 14:04:23 YG2yC8VK0
夏休み

310:風と木の名無しさん
07/08/12 04:54:19 ZmzqEXQ90
クーラーの効く部屋。テレビの音。それ以外は虫の声も聞こえない。
はじめて、一人で過ごす夏休み。

去年までは当たり前のようにお前が隣に居て「宿題教えてー」とか言いながら笑ってたのに。
あの頃は、ほんとにいつでもそばにいたのに。
はずみでキスしてみたり、……もっと凄いことしてみたり、些細な事が何一つ今では当たり前じゃなくなってしまった。
いつも、邪魔だとかうざいとか疲れたとか、今思えばひどいこと言ったかもしれない。
でも一度も、本当に嫌だった事なんてないってお前は知ってた?
知らないだろ。毎回捨て犬みたいな目ぇして。……ま、いつも折れてた俺も俺だけど。
でもあの頃は、人の気配のない部屋がこんなに寂しいなんて思わなかったんだ……。

正直、あの日常がずっと毎日続くと思ってた。
おかしいよな。たった2年しか一緒にいなかったのに。
でも、2年も一緒に居たら情もわくってものだろう?
あんなに毎日一緒に居たら、感覚も麻痺するじゃないか。
本当にろくでもないよ、ずっと寮で同室なんてさ。しかもお互い帰省できないと来たもんだ。
普通、両親ですらここまで一緒にいないぞ?

さらにろくでもないのは、3年になったからって1人部屋になったことだ。
勉強に専念するため……って専念できるか馬鹿。
お前がいたら勉強に専念できるかって言うとまた難しいけどな。

で、夏休みに入って全然会わなくなってから、結構俺はイライラしてきていると言う訳だ。
今も寮にいるのは分かってるんだぞー?
巧みに俺を避けてるのはなんなんだ。目が合うと赤くなるのは何故なんだ。
最近気持ち悪すぎるぞお前。イライラするんだよ。

とりあえず、俺の方からお前の部屋に押し掛けてやろうと思うんだけど。
お前が存在すら忘れているだろう宿題の答え手土産に持って行ったら、お前、また去年みたいに笑ってくれる……よな。

311:風と木の名無しさん
07/08/12 09:19:16 uvP4PzIYO
乙!寮は良いよ寮は。素敵なシチュエーションだ。

312:風と木の名無しさん
07/08/12 11:34:06 sqw8nYzdO
同じく。寮っていいなあ…
この蒸し暑いのがちょっと爽やかになった!GJ!

313:風と木の名無しさん
07/08/13 01:19:22 Fyhpciz1O
まわし

314:風と木の名無しさん
07/08/13 09:14:26 9JUACrMrO
…別にまわしたいなんて思ってないんだからな!

315:風と木の名無しさん
07/08/14 00:52:35 OelsO5T50
誰も314にまわしてだなんて、頼んでいないんだから!
でも、313と二人でまわすのも大変だろうから
しょうがないから、本当はまわしたくないけど……まわしてあげてもいいよ。

寮生GJ!まわし

316:風と木の名無しさん
07/08/14 06:38:52 GOQznuryO
男子校生…寮生活…。
妄想広がりんぐ設定だな!

GJGJ!

317:風と木の名無しさん
07/08/14 07:07:23 FhtdgevZO
まわ

318:風と木の名無しさん
07/08/14 08:40:52 TGUqYXIeO
踏まれるのもやぶさかではない

319:風と木の名無しさん
07/08/14 09:13:04 hn+cRedKO
万有引力

320:風と木の名無しさん
07/08/15 12:48:28 B/pp5ObRO
残念…お流れ、まわします。

321:風と木の名無しさん
07/08/15 14:15:35 KdR3tmPUO
残念まわし

322:風と木の名無しさん
07/08/15 15:20:03 NbCRh/Yy0
何があっても世界はまわされるんですよ

323:風と木の名無しさん
07/08/15 18:05:45 /Pwh7nFHO
暑いまわし

324:風と木の名無しさん
07/08/15 19:16:21 yt54XCpb0
マシンの熱暴走に苦慮しながら回す

325:風と木の名無しさん
07/08/15 23:42:55 nDKLDKd5O
どうしようもなくエアコンフル回転まわし

326:風と木の名無しさん
07/08/15 23:59:04 B/pp5ObRO
まわしまわされるのが世の定め…

327:風と木の名無しさん
07/08/16 00:05:43 OI7l2S610
扇風機のはねが目の前でまわし

328:風と木の名無しさん
07/08/16 09:03:21 28bPPsUQ0
さ、踏んでくんなせえ

329:風と木の名無しさん
07/08/16 09:04:49 32CyzZzs0
冷酷攻め×温和受け

330:風と木の名無しさん
07/08/16 09:05:07 UNATrHMdO
看護士×患者

331:風と木の名無しさん
07/08/16 09:37:41 J3aDwsdlO
へい

332:風と木の名無しさん
07/08/17 15:02:11 GS6SGG1p0
流れたね 惜しく思いながらもまわし。

333:風と木の名無しさん
07/08/17 17:54:07 OvTH0QVsO
最近お流れが多いですね…

334:風と木の名無しさん
07/08/17 21:34:05 IehJCUwiO
そりゃ書かないで   だからなあ
仕方ないよネガキャンはやめてねーんまわし

335:風と木の名無しさん
07/08/18 00:47:39 VxhBRgy2O
まわし

336:風と木の名無しさん
07/08/18 00:51:34 XsifIkVe0
でもカブるの久しぶりに感じた
最近 人少ないと思ってたから何だか新鮮 まわし

337:風と木の名無しさん
07/08/18 00:55:20 S5m3bu9mO
囘し

338:風と木の名無しさん
07/08/18 01:56:17 NSd5AfAp0
そろそろまわし

339:風と木の名無しさん
07/08/18 02:02:51 XsifIkVe0
狭い密室で2人がぎゅうぎゅう詰め

340:風と木の名無しさん
07/08/18 02:03:53 MBebmbR+O
最後の夏

341:340
07/08/18 12:45:11 BZEOwpFV0
「あ、暑ちぃ……」
八月のとある日。時刻は午後8時。青少年研修施設の菜園近く。
一畳ほどの物置の中で農具に囲まれながら、俺の右半身に密着した滝田が悪態をつく。
大人二人がやっと入れるくらいのそこは、まさに蒸し風呂だった。
大学二年目の夏休み。学生課で紹介されたアルバイトは、小学生のキャンプの引率。
お約束のイベント、ナイトハイクのオバケ役に俺と滝田以下数名が抜擢され(アミダで)
二人してここにぶち込まれた。
「ったくよー、やってられっかっつーの。クソあちぃ」
「だから二人で中にいなくたっていいって言ってるじゃない」
暑いも何も、一人ずつ交代で中に入るのを渋ったのは滝田だ。
俺は滝田の、わずかな明かりでもわかる上気した顔と、息苦しそうに呼吸する喉元を盗み見た。
そんな俺に気づかずに無意識に体を寄せてくる滝田がかわいくて、意地悪をしてみたくなる。
「そういえばこの施設って、出るらしいよ。昼間、健太君たちが噂してた」
「出るって、何がだよ」
「さぁ。出るって言ったらいろいろ出るんじゃない?」
「はっ、ばかじゃねえの。小学生と一緒になってんじゃねえよ」
そう言いながら、なんでお前は俺のシャツの裾を掴んでいるんだ。
さっきからうるさいこの鼓動は、俺のものなのか滝田のものなのか。
「もしかして滝田、……怖い?」
肩に腕を回して耳元で囁くと、滝田の体がぴくりと震える。ああいいなあその反応。
「ふざけんなてめえ! こっ、怖いわけあるかっ!」
身動きすらままならない物置の中で、滝田が身を捩る。
滝田、それは何を誤魔化したいの。怖いのは何。
「あ、そう? じゃあ俺は向こうの東屋から見てようかな」
そう言って戸口に手をかけたその途端。
滝田が俺の腕にしがみついた。
「べっ……別に怖いとかじゃないんだからなっ! こういうのはチームワークが……」
唇を尖らせ、目を逸らしたまま嘯く馬鹿な滝田が愛しくて、密着した肌を捕らえて口づけてやった。
「さぼっちゃおうか。オバケ役」
そう言って俺は、瞬きを忘れたかのように目を瞠る滝田にもう一度唇を寄せながら、
懐中電灯の明かりを消した。
意識の遠くで、子供たちがきゃあきゃあ騒ぎながら通り過ぎて行った。

342:風と木の名無しさん
07/08/19 00:52:54 WpuyrPmAO
体言止めが苦手

343:風と木の名無しさん
07/08/19 11:39:35 lTMOynW00
さつまあげが苦手

344:風と木の名無しさん
07/08/19 16:18:43 fxg2PdkfO
さつまあげが触手

345:風と木の名無しさん
07/08/19 20:37:58 cM9E1q4R0
さつまあげに挙手

346:風と木の名無しさん
07/08/20 01:20:04 VGVaVBmeO
さつまあげの一手

347:風と木の名無しさん
07/08/20 01:23:06 bk7t5l200
さつまあげは歌手

348:風と木の名無しさん
07/08/20 01:44:46 AS499PhPO
今日のおかずはカツオにマグロ

349:風と木の名無しさん
07/08/20 02:02:09 0+jvA01B0
友達以上恋人未満の貧乏大学生コンビ

350:風と木の名無しさん
07/08/21 02:02:41 CmOmbVnYO
「なあ、ビール持って来てくれよービールー」
 ……こいつ、まだ飲むのか。
 俺の隣でコタツに埋まるようにしてテレビを見ている男の周りには、既にいくつもの缶が
散乱していた。大体、俺の部屋にあるのはビールじゃなくて発泡酒だ。
「はあ?自分で行けよ」
「やだ。寒い」
「いや、俺だって寒いし」
 この部屋には、コタツ以外の暖房器具がない。寒さを防ぐためには、コタツに入って身を
寄せあうしかないのだった。男二人でコタツの一辺に無理矢理入っているのはそのせいだ。
「ってか、もうやめろって。いくらなんでも飲みすぎです」
「えーっ!…ケチ」
 唇とがらしても駄目だって。うっかり「可愛い」なんて思ってしまいそうな自分が怖くな
るだろ!
「明日、一コマ目から授業なんだから諦めて寝ろよ」
「うん…じゃあお休みなさい」
そう言って俺に寄りかかって寝息を立て始めたこいつを、おれはどうすればいいんだ?

351:風と木の名無しさん
07/08/21 02:04:41 CmOmbVnYO
ギリギリアウトでした…ごめんなさい

352:風と木の名無しさん
07/08/21 03:00:31 8Me6o2tE0
いやー、ナイスファイトでした!

353:風と木の名無しさん
07/08/21 14:45:21 u82tW0VLO
ナイスファイトまわし

354:風と木の名無しさん
07/08/21 16:07:33 C2aZ2Tu7O
まわし

355:風と木の名無しさん
07/08/21 18:01:59 eLVBCScO0
ウーロン茶☆ヌルヌル

356:風と木の名無しさん
07/08/21 20:26:18 eO3nn44y0
只今まわしております

357:風と木の名無しさん
07/08/21 20:56:43 3pV8uQSPO
GJまわし!

358:風と木の名無しさん
07/08/21 22:40:10 RjaP79xX0
GJまわし!
そしてどうぞお踏み遊ばせ

359:風と木の名無しさん
07/08/21 22:46:35 +0ae9q9F0
「お前は本当にバカだな!」

360:風と木の名無しさん
07/08/22 02:33:23 1sSWEeVs0
(´・ω・)

361:風と木の名無しさん
07/08/22 19:25:16 wVQ3nVQk0
では0さんの代わりに投下

「うーん、やっぱりここはいいなー!」
青年はスクーターから降りると大きく背伸びをした。
都会から新幹線に乗って三時間、さらに電車を乗り継いで二時間、最後にスクーターをレンタルしてのんびり一時間。
そうしてやっとたどり着いた場所が青年の故郷である、この山と海に切り取られた僻地の村であった。

「おーーーい、エイジーーー」
遠くから、数人の若者たちが駆けてくる。
「帰ってくるならもっと早く連絡してよー!」
「うわあホントにエイジだ!帰ってきてるよ!」
村外れだというのに、わざわざ駆けつけてくれた旧友たちの姿に思わず青年―佐津間栄治もスクーターを置いて駆け出す。
「ワザワザこんなくそ暑ぃ時にまでお出迎えごくろう」
エイジが踏ん反りがえると、すかさず長身の青年が彼の頭を殴る。
「エーちゃんちっとも変わらないねー」
少女はそのままじゃれあうような取っ組み合いを始める二人を眺めて楽しそうに笑う。
「都会に行って、有名人になってもエイジはエイジだよ、変わらないもん」
少年が満面の笑みで暴れるエイジに抱きつきながら断言する。
とたんに栄治は取っ組み合いを止め、ひどく真面目な顔になって俯いてしまう。

「ホントにそう…思っててくれるか?」

ほんの気まぐれでネットに歌声をアップしたことが、エイジの運命を変えてしまった。
とある大物に見出され、彼の元で声楽の修行をしないか、と誘いが来たのだ。
しかもかなりしつこく。
そして、この村を探り当てた大物が直接おしかけストーキングまがいのことを行った時、友人たちは全力でエイジを守ってくれたのだ。

最終的にエイジが修行に行くと選択したため事態は丸くおさまった。
しかし、エイジの心には仲間を裏切って都会に逃げたような後ろめたさがわだかまっていた。
さらに都会では色々な事が目まぐるしく彼を追い立て、変化を強制していったのである。
もう、自分は彼らの仲間であるエイジでは無くなっているのではないか、そういった不安に押しつぶされそうになったことは少なくない。

362:風と木の名無しさん
07/08/22 19:26:47 wVQ3nVQk0
「お前は本当にバカだな!」
長身の青年がいきなり大声を出す。
「そうね、馬鹿だね。」
「ばーーーっか」
続いて他の二人も宣言するように言い放つ。

俯いたエイジの心にその言葉が矢のように刺さる。
ツーンと鼻の奥が痛くなり、涙がこみ上げ、抗うことも出来ずに乾いた砂利道に涙を落してしまう。
仲間だと思っていた?裏切って都会に行ったくせに。バーカ、バーカばー…

「え?え?エイジ?何で泣くの?」
「エーちゃん、泣かないでエーちゃん」
おろおろする少女と少年を押しのけ、青年はエイジの顔を無理やり上向かせ目線を合わせた。
「エイジ、お前はお前だ。俺たちの仲間だ。それが都会に行ったくらいで変わると思うのか?
変わるわけないじゃないか。もし変わったと思うのなら、お前は本当に馬鹿だ」
「へ?…怒ってたわけじゃ…」
真っ赤になって鼻水と涙にまみれた顔で、仲間を見回す。
「じゃあなんでわたしたち、こんなくそ暑ィ日にエーちゃんをお出迎えしたの?」
「そんなかんたんなことも分からないなんて、やっぱりエイジはお馬鹿だね」
しばらく改めて再開を喜び、仲間とともに実家への路を急いだのであった。


801っぽくならなかたので続きを今夜まとめに投下します。

363:風と木の名無しさん
07/08/22 22:11:23 DftBi8xL0
なんか>>1嫁とか言うのももう微妙なのかな…gdgdだ。
とりあえず全部まとめに投下した方がいいよ

364:風と木の名無しさん
07/08/22 22:28:52 gpNEAdMY0
>>363
>1■3嫁

365:風と木の名無しさん
07/08/23 00:11:42 0FKGxEWhO
>>363
1あたり嫁

366:風と木の名無しさん
07/08/23 18:34:21 N79nmqZKO
まわしんぐ

367:風と木の名無しさん
07/08/23 19:46:26 jBCgojDT0
まわしど

368:風と木の名無しさん
07/08/23 20:44:01 UJLlJHW+0
踏まれてやろう

369:風と木の名無しさん
07/08/23 20:46:58 qns2b7qC0
愛してない

370:1/2
07/08/24 01:00:08 Yz3CQWO40
「先生、このメモ用紙に書いた言葉を声高にはっきりとちょっとネイティブな発音で
読み上げちゃって下さい」
「俺は先生じゃないし今は夜だから大きな声は出したくないし日本語をネイティブな
発音でってどうやるんだって話だし簡単に言えばお断りだ」
「うわーんお願いだよー俺の全財産でチロルチョコ(きなこ餅味)一個買ってあげる
からー!!」
「全財産が二十円ってどれだけ切迫してるんだお前!というか何故よりにもよって
その味をチョイスする!!」
「え、美味いじゃんアレ。…何か間違ってる気がするけど」
「まあ美味いよなアレ。…何か間違ってる気がするけど」
「ってそうじゃなくて!なあ俺達恋人だよね!?付き合ってるよね!?100万ドルの
夜景の下で病める時も健やかなる時もちょっとエッチなビデオを見る時も一緒にいる
って誓い合った仲だよね!?」
「正直最後の誓いをした記憶は無いんだが…まあそうだな」
「じゃあ『愛してる』位言ってくれてもいいじゃないか!ネイティブな発音で!」
「いい加減ネイティブな発音から離れろ。大体な、そういう言葉は無理やり言わせる
ものじゃ無いだろうが」
「…じゃあいつ自発的に言ってくれるんだ?」
「…五年後?」
「おーねーがーいーだー!」
「あー煩い転がるな埃を立てるなタンスの角に足の小指をぶつけるな!」
「いや最後のは不可抗力…つーかちょい待てマジで痛…」
「自業自得をここまで見事に体現した奴も珍しいよな」

371:2/2
07/08/24 01:01:34 Yz3CQWO40
「心配の言葉も無い…うううやっぱり俺は愛されてないんだ…ロンリーだ…ロンリー
ユーなんだ…」
「英語がおかしいぞ」
「ううううう」
「人間の言語を話せ」
「ううううう」
「……愛、くらいのものが無いとこんな阿呆な会話に付き合ってられないと思うんだが」
「なーんかいったかー」
「別に何も。というか腹減ったんだがコンビニにでも何か買いに行かないか?」
「…チロルチョコ(きなこ餅味)が食いたい」
「…そう言われると何だか俺まで食いたくなってきた」
「じゃあ俺が買ってやるからこのメモ用紙に書いた言葉を」
「だが断る」
「ケーチケーチ」
「何とでも」

「…素直じゃない奴」

372:風と木の名無しさん
07/08/24 01:08:38 F6Nkku0J0
GJ!笑ったし萌えたし和んだし何だか大変だ(*´Д`)ハァハァ

373:風と木の名無しさん
07/08/24 03:57:51 NDIQ3kQ20
ぬおおおおおおお!
やり取りが可愛いしとにかく萌えるよGJ!!!

374:風と木の名無しさん
07/08/24 12:30:31 cPru6wYA0
これはいいコントww
チロルチョコきな粉餅味ってそんな間違ってるの?

375:風と木の名無しさん
07/08/24 17:17:51 WhT5sw1FO
なんというバカップル…!
端からみたらイチャイチャしてるようにし(ry
GJ!!

376:風と木の名無しさん
07/08/25 01:41:07 mzQ1so5q0
GJGJ!
ぐだぐだしてそうな男2人暮らしっぽいかんじがすごく萌え!

377:風と木の名無しさん
07/08/25 23:39:15 WXiT3Zq3O
廻る世界

378:風と木の名無しさん
07/08/26 00:41:21 H/22+grZ0
俺を踏み台にしろ!!!!
リクどぞ

379:風と木の名無しさん
07/08/26 00:55:52 heDs9ugr0
王子様

380:風と木の名無しさん
07/08/26 11:33:04 n3W7fyle0
「これはないわ」
山下が盛大に噴き出したので、何事かと俺はテレビに視線を向けた。
テレビに映っていたのは流れる汗さえ爽やかな甲子園球児。ちなみに俺らと同い年。
どこが噴き出すほど面白いのかわからない。
「何が?」
「はなわ似王子だって。すげーかわいそ」
そう言いながらも、まだ笑いが収まらないらしくニヤニヤしている。
ふーん、と俺は雑誌に視線を戻したふりをして、山下の顔を盗み見る。
中3のときに肩を壊して山下は野球をやめた。引退試合の直前だった。
いくつも来るはずだった推薦の話は全部なくなった。
もともと成績も良かった山下は普通に受験して普通にそこそこの高校に入った。
けど、野球関係の知り合いを避けるようになった。同じ野球部だった奴だけじゃなくて、
クラブチームに入って野球してた奴とか全員。
俺は山下に切り捨てられたくなかったから、山下と一緒に入った野球部をやめた。
それから三年、俺は山下の前で野球に関する話を一切しなかった。
「俺絶対甲子園行きたいんだよね」
たまに俺は中3の春、山下と一緒に高校野球の中継を見ていたときの夢を見る。
やっぱ甲子園は夏だ、とも山下は言っていた。その年の夏、俺たちは高校野球なんて見なかった。
それからも毎年夏はだらだら一緒に過ごしたけれど、俺たちが一緒に高校野球を見ることはなかった。
高校入ってから2回夏が来て、そのたびに山下はあんまり笑わなくなって、俺は憂鬱で、
テレビも新聞も全部なくなればいいのにと思っていた。

3回目の夏、山下が甲子園のニュースを見て笑っている!
俺は佐賀の王子様に本当に本当に感謝した。





381:風と木の名無しさん
07/08/26 15:59:21 CZX/4p4GO
GJ!!何ともいえないリアルさが良い。爽やかな気持ちになれた。

382:風と木の名無しさん
07/08/26 16:01:09 CZX/4p4GO
しまった…
つられてsagaにしてしまったorz

383:風と木の名無しさん
07/08/26 16:21:28 0nRKV2bRO
>>382
ちょwSAGAw

384:風と木の名無しさん
07/08/27 02:03:02 r93QZHRMO
まわし

385:風と木の名無しさん
07/08/27 11:10:38 5B0ZbH5jO
GJ!
山下のこと本当に好きなんだなぁってキュンてなったよ!
カワユスなぁうふふ。

sagaワロタwww
同じことしそうになったのはヒミツ。

386:風と木の名無しさん
07/08/27 22:07:21 9i0GIvdT0
あのお題でこうきたかーーーーー!!
すごい!すごいしテラ良い話だった!
GJ!

387:風と木の名無しさん
07/08/28 02:13:59 gQc+2o+/O
囘します

388:風と木の名無しさん
07/08/28 15:41:40 obEmtf840
踏み台☆ヌルヌル

389:風と木の名無しさん
07/08/28 16:05:27 Aa3Vh41B0
皆既月食

390:風と木の名無しさん
07/08/29 00:57:58 HGV8u1D9O
「あーやっと予備校終わったー!」
「腹減ったなー」
「だなー。…あ、月が…すげぇ見てみろよ月が赤い!」
「あぁ、そういや今日、皆既月食なんだってさ」
「そういえば今朝ニュースで見た気するわ。…俺さー、6年半前だっけ?の皆既月食も見たよ」
「へぇ?」
「母さんと犬の散歩してたら月が真っ赤でさぁ。めちゃめちゃ怖くて。だって意味分かんないだろ赤いんだぜ月が。母さんに聞いてもなんでか分かんないっていうから、気味が悪くて早く家帰ったんだよな」
「怖がりだな~進歩ねぇな~」
「なっ、うるせぇな!だって俺そん時小4だぞ小4!」
「いや怖がりだろ。…まさかまだ怖いとか言わねぇよな」
「ここ、怖くねぇよ!なんか変な夢見そうだとかそ、そんなこと全然思ってねぇ、よ?…なんだよ笑うなよっ!」
「…笑ってねぇよ」
「いやいま笑いながら言ってんだろめっちゃはははって言ってんじゃん!」
「幻聴幻聴…ぷっ」
「言ったそばから噴き出してんじゃねーかー!」
「いやいや…じゃあさ、怖いなら手繋いでやろうか」
「は?」
「そんな露骨に嫌そうな顔すんなよ」
「バカにすんなよ怖くねぇっつってんだろっ!」
「あ、そこにぼんやり人影が…口裂け女だ!」
「う、うそっ!」


391:風と木の名無しさん
07/08/29 00:58:56 HGV8u1D9O
「嘘だよバーカ!あっはっは超びびってんじゃん」
「…ふん、のってやっただけだろ!」
「顔赤いぞ?」
「気のせいだ!」
「だからさぁ、大人しく繋いどけって」
「わっおい勝手に触んなっ」
「でも怖くないだろ?」
「…いやなんかおかしくないか?」
「なにが?」
「なにがって…だって…この手…」
「気にすんな気にすんな!」
「なんだよお前急にテンション上がったな?」
「そうか?…まっいいじゃんいいじゃん!」
「…それもそう、か…?」
「そうだそうだ。よし、帰りマック奢ってやるよ!」
「えー、まじでどうしたんだよ、本当機嫌良いなー…」
「そんなことないって」
「いやあるだろ…ってこらー!びっくりするだろ急に手ぶんぶん振るな!」
「あー悪い悪い。いや、とにかく皆既月食さまさまだな!」
「…何が?」

392:風と木の名無しさん
07/08/29 08:58:48 BX8MeRbJO
怖がり受が可愛い!GJ!

393:風と木の名無しさん
07/08/29 20:40:12 5tTYPY+TO
まわし

394:風と木の名無しさん
07/08/30 00:03:30 C+b6hkVpO


395:風と木の名無しさん
07/08/30 07:45:56 blg0sYAUO
まわし

396:風と木の名無しさん
07/08/30 13:52:43 56XmIpjqO
まわし

397:風と木の名無しさん
07/08/30 14:40:09 blg0sYAUO
腹がいたいけどごはんのせいじゃあないよ

398:風と木の名無しさん
07/08/30 19:42:52 q6/6LYMyO
ホップステップ 次を踏んで思い切りジャンプな回し

399:風と木の名無しさん
07/08/30 19:44:31 pZUpM5EW0
隠れカニバリズムが親友を喰おうとして逆に喰われる(性的な意味で)

400:風と木の名無しさん
07/08/31 01:52:16 KsqLRkxM0
「お前、また見てるぞ」
「…えっ?!あ、…悪い悪い、つい…」

声をかけられてようやく我に帰った俺は、慌てて勝久の指から視線を逸らして
ごまかすように笑った。その様子に、勝久は眉間に皺を寄せてため息をついた。

「お前なあ、別にこんな手くらい見られたって減るもんじゃないが、トリップしてるだろ。
佐紀が話しかけても返事しやしないし、アイツ呆れて帰ってったぞ?」
「あれ?そういやさっきまでみんなおったのに…どうしたんや?」
「どうしたじゃないだろ!」

バン!と机を叩く音にびくりと肩をすくめて周りを見渡す。ここはマイコン(設立当時に
付けられた名前がそのまま残っている)研究同好会のクラブハウスで、6人がけの会議用
テーブルに先程まで4人で腰掛けていたはずだが、今は勝久と俺のふたりっきりだ。

「いきなり怒りなやもー、机なんか叩いたら大事な手ぇが痛んでまうやろ」
「手なんでどうでもいいんだ!」
「よくないわ!そんな粗末にするんやったら俺にくれ俺に!」
「こらっ手を握りしめながらバカな事を言うなこのバカ!!」

401:風と木の名無しさん
07/08/31 01:52:52 KsqLRkxM0
勝久の手は綺麗だ。
男の手に綺麗もなにもないと俺も思ってたけど、薄い手のひらに、節くれ立ってはいるが
まっすぐ伸びた長い指。爪も大きく健康的なピンク色だ。その中で、右手中指の第一関節
だけが少し曲がっている。小さい頃から小説を描くのが趣味で、いつもペンを持っていた
勝久の指は、気がついたらペンの収まりがいいようにか曲がっていた。
俺は、その曲がった中指を愛していた。

綺麗な手の、ひとつだけ曲がった指。
あの指を、口に含んだらどんな感じだろう。
第二関節から切り落として、舌に乗せる。咬まないように舌を丸めて喉へ送る。まっすぐな
器官を、勝久の指が進み落ちていくと、曲がった指先が食堂の内壁をくすぐるように掠り、
胃にぽとりと落ちる。胃液で溶かされた指は腸に送られ、やがて勝久が俺の体中に巡るのだ。
その感覚を想像するだけで俺は射精してしまった事もあった。


そんな訳で、俺は勝久の指を愛しているのだが、愛するがあまり凝視してしまう事が多く、
気がつくと怒らせてしまっている。いまもまさにそうだ。

「もー大事にせえいうてるやろ!お前だけの手えとちゃうんやで!」
「俺の手は俺だけのものだこの大バカ野郎!」
「お前の物は俺の物、俺の物は俺のものや!」
「列に並ぶ時はいつも腰に手を当ててた奴がジャイアンを気取るな!!」

勝久の腕にしがみつくようにしている二人の喧嘩は、旗から見たらさぞ滑稽な体勢に違いない。
しばらく罵り合った後、俺たちは疲れきって床に座り込んだ


402:風と木の名無しさん
07/08/31 01:53:34 KsqLRkxM0
「…お前は、俺の手にしか興味がないのか」
ふと聞こえた声に顔を上げると、なぜか勝久が真顔で俺を見てた。
「そんなことあれへんよ。せやけど…」
床に置かれた手に視線を向けると、やはり綺麗な勝久の手があった。
力を入れた後だからか、血管が浮き出してごつごつした感じがまた野性的な感じで
エロさを増していて、俺の目は奪われる。

「ほんまキレイな手ぇやし、…ゆび、とか…まっすぐで…」

勝久の右手を優しく持ち上げると、手を通して動揺したのが伝わってきた。
それにもかまわず俺はうっとりと勝久の指を親指の腹で順番に撫でる。

「せやのに…これだけな、ちょっと曲がってんの……中指な、これかわいい…
 どうしても俺のもんにしたいくらい、…かわいい…」

撫でていた指を中指の先で止めると、無意識に唇を寄せた。骨張って固い、
でもすべらかな指の感触を、柔らかい唇で感じる。

「お、おい…お前、な…にして……」

びくりと震えた指に愛しさを増して、指先を唇に含む。舌を丸めて…そう、
想像していたみたいに、喉の奥へ誘い込むように深く銜えると、当然だが
手のひらに繋がっているので、飲み込む事はかなわない。その違和感につい指に歯を立てると、
「痛ッ…!」という声と同時に、俺ははっと我に返った。


403:風と木の名無しさん
07/08/31 01:55:18 KsqLRkxM0
「えあ…!?あ、あれ?いや、すまん!冗談やってじょうだ…!?」

さすがに友人の指を食いたいと思っているのはまずい事は分かっているので、
笑って誤摩化そうとした俺は、強く腕を引かれて床に引きずり倒されていた。
多い被さる勝久の顔が、見た事もないくらいの恐ろしい顔になっていた。

「な、なんや、そんな怖い顔しなや、別に食おうとか思ってたわけやないて…」
「……そんなに俺の指が欲しいなら」
「ん?」
「好きなだけやる」

なにかツッコミを返そうと思った俺の口は、勝久の唇に塞がれていた。


そっからの記憶はあんまりないんやけどね。
どうやら俺は勝久にハメられちゃったらしい。
しかしどうも勝久のチ○コより、指で弄られた時の方がイきまくってたらしくて、
気ィついたらなんや自己嫌悪と自信喪失とかなんとか言ってガックリと肩を落としてたわ。

でも俺はその勝久の背中を見て、指以外もかわいいやつ、と思った。
いつか、勝久を全部……ん?でも食うたらなくなってまうしな、それはあかん。
好物は最後に取っておくもんやからね、と満足した俺は、疲れたのでとりあえず寝る事にした。


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