07/05/27 09:53:50 orLwRvnU0
あがった息使い、真っ赤な頬。
何もできないでいるのは俺の方じゃないか。
「ミハ、変わって!」
「お、おお」
団扇を渡した瞬間どこかへ行くタジの足音を聞きながら、じっと横たわるミハを見つめた。
自分の望む通りにする投手は楽でいい、俺についてくればこいつは使える。
そう思っていたのは事実だし、今でもそれは必要だと思っている。
じゃなきゃこいつは簡単に潰れてしまうし、与える自信が勝てる試合に繋がるのも事実だ。
でも。
「……ん」
身じろぎして、それからハッと起き上がったミハに一瞬驚いた。
真っ赤になった頬で、荒い息使いで、俺をじっと見て。