【電波】電波SS投下スレ【デムパ】 at 801
【電波】電波SS投下スレ【デムパ】 - 暇つぶし2ch162:だぶんをとうかした!すれっどがほしゅされた!
07/07/25 01:44:23 ydEuMjzz0
今夜、俺はプリティーフェイスを手に入れるため、ベッドへと向かった。
丸まったタオルケットの上に、覆い被さるようにして乗っかる。
「……あんみん、ぼーがい」
プリティーフェイスのプリティーボイスが俺に悪態をつく。
「安眠したいのー?」
タオルケットの端を捲って、俺は尋ねた。
心底不快そうな表情のプリティーフェイスがあらわれた!
「あんみんしたい。とてもしたい。ねむいの、おれは」
プリティーフェイスは「きょぜつ」をつかった!
俺に300のダメージ!
「またまたー、照れちゃって」
俺はかいふくのじゅもんをとなえた!
俺は200かいふくした!
「てれてねーし。おれはねる。ねるったらねる。おまえじゃま」
プリティーフェイスは「さらにきょぜつ」をつかった!
俺に600のダメージ!
「ま、またまたー………………」
俺はかいふくのじゅもんをとなえた!
しかし、なにもおこらなかった!
「な、なー……本当に寝ちゃうのかよ」
…………。
へんじがない。
「まるで、しかばねのようだ……」
しかばねのように眠るプリティーフェイスを俺は諦め、トイレへ向かった。
おお、俺よ。
ひとりでしてしまうとは、なさけない。

163:風と木の名無しさん
07/07/26 11:57:13 BjN63oTvO
なんだか萌えた。

164:こうりゃくじょうほう
07/07/28 23:14:51 O2ijJk8B0
プリティーフェイス攻略は睡眠欲と食欲が足りてる時に限る。
がんばれー

165:風と木の名無しさん
07/08/01 12:59:44 SK5LQZeT0
           コ     )                    _, -―- - 、  f.  ゲ  オ
   見  大       ,'    _ _,、 -―- 、     ,、r'´ミ   彡   \/
          イ  /    f´  ~       `ヽ.   (ミ Nリ 彡、_,.. ィt"´从   イ  イ
   モ  佐     /    (      r-、    ヽ.  i`''ー'^   _ _〈ミ〟豸
          ツ 〈     `ト、,,ィィ_ノ  `、   i  ト-_-_、 、-_''、_ー``ミV^゙i  ダ
   ノ   ガ     `、    ト-、、  ,-_'ニ、 {、r'⌒i|  `Y''oj   'O_`  iミ!| )!     コ
          ハ  i     Yニo!  ,oこ .|. Dノ/|   !" ノ     ゙ ' iミ! /.j  ゼ
   ダ  知      .j     i  {、〟    ゝレ’ !   i (_ ''      シKミ{      イ
          面  /      ', _`_,,.、ィ   /^ゝト┐  ',  ⊂ニデ   ノ ヽi、
   ゼ  ッ      〈       ', `ー_,´  /  ./ ト、_ `、 '''' '´  /|   }      ツ
          白  !        !、   / ,' ./ ¦   ` ヽ   _、イ  j f ./ L_
       タ      /        _ケ-イ゙  ,'/   i   /  `厂!   .,' レ'   |`` ー-γ
          イ ノ   _,..-''´/  |  /    i   /_,‐イ .|   _⊥/    |    /
       ラ   _⊆´  / /  /,へ j  斤^>、  | ,rイ゙  /  .|`Y'´ ./      |   ,'
` ー-ー´` ー、r'´    /  /  〃  |V゙  /    `〆、 |  厶、  | i  /⌒`ヽ、亅  /_.. - '
            /  ./     |〈  /      {  |     \| i ./       /

166:風と木の名無しさん
07/08/01 13:00:46 2hjZQsY/0
      |    VIPからきますた         |::::::::::::::::::::\
      |      VIPからきますた       |:::::::::::::::::::::::::\
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      |    VIPからきますた         |:::::::::::::|  ゝ::::|
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      |       VIPからきますた      |ー:、::::::::::ヘ
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167:風と木の名無しさん
07/08/01 18:16:22 eO694UjoO
A「トカレフさん」
B「………」
A「一途な気持ち」
B「………」
A「いかずち君」
B「………」
A「鉄柱」
B「……、…」
A「あ、動いた!」
B「…、…、…」
A「きみの名前は鉄柱っていうんだね」
B「、…、、」
A「そうなんだね。よろしくね」
C「俺のチンコに名前を付けるのは止めてくれないか、A」

168:風と木の名無しさん
07/08/17 19:47:55 6xoqGHjm0
電波な会話はこちら。
スレリンク(801板)

169:風と木の名無しさん
07/09/09 19:50:04 XRysvZf3O


170:風と木の名無しさん
07/09/17 08:03:59 yiplm0TTO


171:古代哲学1/2
07/10/03 01:39:46 +oPmMdqk0
夢見るように、と言ったのは君だった。
それは君がまだあどけない表情で僕に密やかに語った話であり、
第三階段教室のあの壊れたクーラーの生ぬるい風の当たる席でのことだった。
僕らは隣同士に座っていた。
「ほら、眠るとさ…冬眠ってあるじゃない、そういう身体の機能が低下した状態でいると
通常より永く生きられるんだって」
君の薄く、形の良いくせにいつも曖昧に結ばれた口から零れ出る言葉は、
古代ギリシア思想史の講義と混じり合い、独特の色と形を帯びて僕の脳内に降り積もる。
興味のあるような、ないようなふりをして僕はその感覚をゆっくり味わっている。
だから思うんだけど、と君は続けた。
「ねぇ、それは緩やかに夢見るように死んでいくこととどう、違うのかな」
語りながら君の細く、形の良いくせにいつも落ち着きのない左手は教授の語る
古代哲学の体系図を正確に写しとってゆく。
「よく考えてみなよ、夢の世界は目覚めたら終わり…そういうことさ」
僕がそう返すと君は少し黙り、ノートに“根本的原理の探求、水 火 数”と書いて
ゆっくりとひとつ、まばたきをした。

172:古代哲学2/2
07/10/03 01:41:45 +oPmMdqk0
その君の完璧な、色の濃い睫毛は蝶が欠伸をするようだといつも思う。
僕が見蕩れていると君は思想家の名前をノートに愛しげに連ねてゆきながら、ぼんやりと呟いた。
「じゃあ君と僕は今同じ夢を見ているのかも知れない」
「ああ、そうだね」
「なら目が覚めないといいね」
「でも起きてもきっと一緒にいると思うよ」
「ああそっか…じゃあ、それも夢ならいいね。目が覚めたらまた一緒にいるんでしょう」
「ああそうだね、きっと夢だよ。どこまで行っても…」
「終わりなく?」
「終わりなく」

生徒達が慌ただしく席を立ち、バラバラと出口へ向かう。何人もの黒い影が僕たちを通り過ぎる。
教授は立派な髭と赤ら顔もろとももういない。
僕は立ち上がり、伸びをした。君もつられて同じようにする。
「きっと、今二人は寝ているね」
「ああそうだね」
足元で他の生徒達が掬いきれなかった言葉達が、君の黒鉛の粉の取り合っている。
それらの声なき声を僕らは見て見ぬふりをする。
この先に連れてゆくことは出来ないことを知っているから。
「さあ、出ようか、今日は晴れているよ」
そして、僕らは2つの夢見るように眠る死体に別れを告げて、また違う扉に向かった。

173:風と木の名無しさん
07/11/01 23:45:31 ZlnVEHub0
ほしゅ

174:風と木の名無しさん
07/11/02 00:28:25 VeTaR/COO
>171-172
すてき(*´д`)

175:風と木の名無しさん
07/11/07 21:54:32 W93OE49D0
>>171-172
これはきれいなデムパww

176:風と木の名無しさん
07/11/07 22:37:31 QPR/Yjl40
    (⌒ーr;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ―'⌒)
    (  r{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ、  )
     `´::/::::::::::::::::::::::::ヾ::`´、
  /::::::::::::,-ーーーー:::::::::::::::::\
 /::::::::::::/      ノ( \:::::::::::::::\
 |:::::::::::/ _     ")(´ ヾ:::::::::::::::::i
 |:::::::::::| ,r=、、___,j |、____,ッ-、,ヾ:::::::::::::::|
 |:::::::::::| 、、_`;ー'' '゙ー;;_ィ_`  |::::::::::::::|
 |:::::::::::l ゙<゙(・)ゝ) (r´(・)''>´ |::::::::::::::|     「特にないです」
 |:::::::::::i  """ /  """   i:::::::::::::|       
 |:::::::::::|    (o..o )      /::::::::::::::|       
 |:::::::::::ヘ   ,rニニュ、,     /::::::::::::::::|               
 |:::::::::::::::\  (ニニ/   /|::::::::::::::::::|
 |:::::::::::::::::::|\___/;;;;;|:::::::::::::::::::|
 |:::::::::::::::;;;;|;;;;;;;|   |;;;;;;;;;;;|:::::::::::::::::::|
 |:::::::::;i''´     /;;%;;%;;| ` 、::::::::::::|
 彡彡|     /;;%;%;%;;%;|  |川川/
    |   |/;%;;%;;%;;%;%;;|  |
    |  〈;;%;;%;;;%;;%;;%;%:|  |

177:土砂降り2/1
07/12/01 23:22:41 NpB4SezM0
電波っていえるかわかんないけど、保守がてら。


雨が、降っていた。
全てに対し、攻撃するかのように、叩き付けるような強い雨。
無意識に足が踏み出す。
傘なんてささない。
無差別に攻撃してくる大量の水に、その身を晒してみたかったから。
一瞬で、着ていた服がそれを吸い、とてつもない重量となる。
不思議と痛くは無かった。
強すぎる雨脚が、感覚を麻痺させたのかもしれない。
顔を上げ、空からの攻撃をまともに受ける。
もし、この雨が誰かの痛みを具現化したものであったのなら、自分が今やっているこれは、自殺行為にも為りえるんだろうか
(そんなこと、あり得ないと分かっているけど)
いい加減重さに耐え切れなくなり、両膝をつく。
まとわりつくような重みは、人間の感情に酷似しているように思えた。

178:土砂降り2/2
07/12/01 23:34:56 NpB4SezM0
もし、これが特定の人間、例えば彼の感情を表しているものだとしたら。
俺は、それを甘んじて受け入れることが出来るだろうか(馬鹿らしい)
(それによって受けた痛みが、未だ尚癒えていないとゆうのに)
ゆっくりと目を閉じ、全身から力を抜く。
自分の体温が今、普段のそれより明らかに低いことは、容易に想像がついた。
いっそのこと、このまま眠ってしまえたら、と思う。
(この哀しくも優しい雨は、俺の存在を受け入れてくれるだろうか)
誰かが、呼んでいる声がした。
その声は、俺のよく知っている、知りすぎている声。
(それが誰かなんて分かり切っているのに)
行かなくちゃ、と頭の隅で考え、そこで自分の体が動かない事に気付く。
徐々に、だが確実に強くなっていく雨の中で、このままの状態の
俺を見つけたら、奴はどう思うだろうかとぼんやり考えた。
(まるで、彼がここまで来るのが当然というように)
呼び声が驚いたようにはね上がったのを聞き、見つかったのだと理解する。
それと同時に、完全に力の抜けた自分の体が、くずれ落ちた事が分かった。
(結局、俺は無力なんだと突き付けられた気がした)


楽しかったー。
お目汚しすいませんでした。

179:風と木の名無しさん
07/12/03 22:13:31 /kpyFHC50
ナンバリングミスった・・・orz
すんません

180:対等な関係
07/12/05 22:02:59 hi0MdSFX0
彼のいのちは、この手に。

握り潰してやろうか、といつも思う。
その衝動をどうにか耐えてるのは、退屈を感じたくないからだろう。
彼が死ねば、きっと俺も死ぬ。彼が俺の心臓を握り潰さずとも。
そういった意味では、彼も俺が死ねば死ぬのだろう。この手に力を込めずとも。

彼と俺は対なのだ。
運命が望まずとも、彼と俺は対なのだ。
だから、
彼は俺の心臓を持って生まれ、
俺は彼の心臓を持って生まれた。

確かな鼓動、重み、ぬくもり、…あぁ握り潰してやろうか。
口中に苦味が広がり、手の中の心臓を軽く握った。

ドクン、とまるで答えるように心臓が震えた。

181:電波王 ◆DD..3DyuKs
07/12/08 14:04:20 jeRZlGcT0
ちんこ

182:風と木の名無しさん
07/12/13 22:23:36 sfmXmsAs0
>>180
完結してるの分かるのに続きを期待してしまう


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