07/04/01 10:50:01 NqybPsoa0
「お昼をいっしょに行かないか」
「お昼をいっしょに行けたらいいなと思って」
途中まで同じ言葉を口にする。彼がびっくりした顔をして、すぐに可愛く笑う。
「なんかお前ら、練習してたように揃ってたなー、途中まで」
上司が笑いながら言う。彼はまだ可愛く笑ってる。なんか幸せな気分なんですけど。
「実は、お昼をいっしょに行けたらいいなと思って誘いに来たんです。
良かった。是非ご一緒に」
彼が座っている俺を覗き込むようにして嬉しそうに言う。うわ、本当に幸せだ。
…電波の威力はいつまで続くんだろう。お昼だけじゃなくて彼ともっと
あんなとこ行ったりとかこんなとこ行ったりとか、あんなことしたりとか
こんなことしたりとかしたいんですけど。
電波の神様お願いします。念力送りますから。
彼は嬉しそうにカツ丼を頬張る。可愛い笑顔で俺を見て言う。
「おいしいですねー」
綺麗な顔でカツ丼。ナイフとフォークでおフランス料理、と言った感じなのに。
なぜか豪快にカツ丼。ギャップに惚れる。はい、ますます惚れました。
神様、電波の念力を送りますから。神様。どうかもうすこし加護を。
あんなこととかこんなこととか彼とできるまで。