【電波】電波SS投下スレ【デムパ】 at 801
【電波】電波SS投下スレ【デムパ】 - 暇つぶし2ch147:ドードーソーソー20-17
07/06/30 09:10:30 B0xmbod50
注1:幻覚、妄想、あり。
注2:大/平/さんのプラネタリウムが
  出てきます。



まるで、大/平/さんのプラネタリウムを見てるみたいだ。
それもホ/ー/ム/ス/タ/ーじゃなくて、
メ/ガ/ス/タ/ー/Ⅱのほう。
更に言うなら、投影恒星数500万個の3/号/機/、
コ/ス/モ/ス/だ!!!
「超いっぱい星が見える!凄ぇ~!!」
大きく寝ころんで、星空を眺めてる主人公を、みんなでマネた。
「き ら き ら 光 る お 空 の 星」が
「ま ば た き」しながら俺たちを「見 て」いる。
あぁ、気持ちいい。
星空に抱かれて、こころが体に融けてゆく。
「ゆめ」だとわかっているのに、リアルに気持ちいい。
温泉につかっているみたいだ。
行ったことはないけども、そんな気がした。
このまま、このままずっと、此処にいたい。

(後日談:編集の鈴木さんの語り)

 アシスタントの峰が、半狂乱で私の携帯に電話をかけてきた。
曰く、「やりすぎた」らしい。殺してやろうかと思った。


148:ドードーソーソー20-18
07/06/30 09:12:39 B0xmbod50
先生にべったり依存されてるのをいいことに、
ちょいちょい悪さをしているのではないかと、
薄々勘付いてはいたが、まあ、私自身、
峰の性癖をとやかく言えるほど、ノーマルなわけでもないし、
たいしたことは、してなさそうだったので、
半ば容認していたのがまずかった。
峰に縋られ、私が先生の仕事場に駆けつけたとき、先生は、
お花畑に逝ってしまっていた。
直接の原因は、峰がダウンロードした不快音の塊らしい。
聴覚経由で脳をやられ、
もっか、都内の病院で療養中。
退院日は未定だが、
うちで看板張ってた漫画家だ。
一生働けなくとも、金に困ることはないだろう。
可愛そうなのは、置いてきぼりにされた私たちだ。
あんたの連載はどうなる??
続きを楽しみに待ってる読者がいるのだと、
焦点の合わない眼で微笑んでいる先生の肩を
ゆさゆさゆさぶりながら、泣けてきた。


149:ドードーソーソー20-19
07/06/30 09:14:14 B0xmbod50
先生は、私がいままで担当してきた
どの漫画家よりも不衛生で小汚かった。
そのうえ、酷いどもりで、
人見知りだかなんだか知らないが、
打ち合わせの度、おどおど、びくびく私をいらつかせた。
付けて加えて、何かしら嫌なことがある度、
“名無し”というキャラを作中で嬲るいやらしさを見せた。
担当になった当初は、正直しんどいと頭を抱えたものだ。
まあ、先生の前に担当していた御大が、
打って、休んで、また打って、
1週休んで全休符のカスタネットだったので、
締め切りを守る分、先生は遙かにましだったが。
兎にも角にも、一緒に仕事をしているうちに、
アシスタント思いな所など、
先生のよい面がちらほら見えだした。
そうして、いつしか、
私と対面する際はいつも、固く握りしめられ
ブルついていた先生の拳が、
ほんの少しずつ震えなくなっていくことに、
私は小さな喜びを感じる様になっていた。


150:ドードーソーソー 20-20
07/06/30 09:16:33 B0xmbod50
何より、ぼさぼさの髪からのぞく、
うるうる潤んだ、捨て犬の様な真っ黒おめめと、
タラコの様だと嫌悪していた
分厚いくちびるのエロさに気がついた日、
世界が変わった。
「デビュー以来先生が、毎年スルーしてきた、
編集部主催のニュー・イヤーズ・パーティ」に、
何処に出しても恥ずかしくないよう躾けて、
いつか必ず連れて行くという夢も出来た。
なのに、抜かった。私が甘かった。
心、此処にあらず。目の前に居る私が先生には見えていない。
峰を強制猥褻罪で訴えたぐらいでは
収まりがつかない、この虚しさを如何せん?
ゆさぶっていた先生の肩を、激情に駆られて抱き締めた。
好きだ、好きだ。大好きだ。
だがきっと、私はあんたを待って居られない。
ねえ先生、戻ってこないあんたを、
ずっと好きで居続ける。そんな、退路も進路もない
浮かんだままのボートみたいな恋が出来るほど、
私の心は強くないんです。
いつか、私は諦める。あんたの不在を
別の誰かで埋めるだろう。
 嗚呼、どうしてこんなにはっきり先が見えるんだろう。
右手の中指のペンだこ。「……けども」という口癖。
ミドリ色の高校ジャージ。食べることに無関心だったあんたが、
麺類なら、にこにこずるずる喰ってた事。
全部忘れて、私は生きていけそうです。

以上です。


151:風と木の名無しさん
07/06/30 22:26:18 CF25gCEP0
「再投下NG」なんてことまで>1に明記しないとならないのか…

「今の >1 には書いてないんだからいいじゃん!」
ってことなんだろうけど、
以前の投下でコレが「人を選ぶ話」って認識しているだろうに、いきなり
「投下します」 ==> 一括大量投下
ってのはどうかと思うよ。
せめて、

「以前別スレに投下した作品をアップしてもいいだろうか?」

と先に一言確認をとるくらいの気配りはあっていいんじゃないか?

ここは「電波SS投下スレ」であって、
「電波な書き手を歓迎するスレ」ではない。


152:風と木の名無しさん
07/07/01 04:20:40 4QByEEtO0
つか、その書き手さんって既にサイト持ってるんジャマイカ
どうせラーゲルが鬼畜スレつぶしに飽きて、
ちょいちょい投下のあるこっちに流れてきたってとこだろ

暇人乙
gdgdやってる暇があるなら自分の保管庫更新すればいいのに

153:G・G
07/07/01 08:19:22 g80u8NuqO
151
まあ同意。あれは読む気になれば保管庫で読めるから。

152
鬼畜スレの事情はこちらには関係なくない?
それは別にある専用スレにお願いします。


せっかく筆の早い書き手さんなんだから再掲より新作を投下してほしい。

154:風と木の名無しさん
07/07/01 15:33:49 +W8uiPFE0
age

155:風と木の名無しさん
07/07/07 22:33:44 4EJn66+zO


156:E 1/4
07/07/10 21:53:55 Z2rP4WYy0
薬剤の匂いがする部屋の中に、片村を運ぶ。
全くの偶然だ。
生徒会室に行く途中の渡り廊下の隅で気分が悪そうに蹲る彼を見つけて、焦って近寄った。
気分が悪いのかとたずねると、真っ青な顔で大丈夫というものだから、保健室の鍵をもらって連れ込む。
試験期間で部活は休みだというのに、放課後に何をしていたんだと聞くと
クラスで残って話をしていたという。
帰る際に気が向いて風景でも撮ろうとカメラを片手に
学校裏をうろついていたら突然気分が悪くなったそうだ。

ベットに寝かせて、額に手を当てる。
熱は無いようだ。
手を離そうとすると手首を掴まれた。

「何」
「二人きりだね」
「二人きりだけど」
「…鍵は閉めた?」
「それがどうかしたの」

つまらない、といった顔つきで手首を離す。

157:E 2/4
07/07/10 21:55:07 Z2rP4WYy0
「具合、悪いんだ」

白い枕に頬を乗せて片村が呟く。

「とても悪いんだ」
「見て解るよ」
「どうしたのかな、僕」

全く弱った、というような顔つきだ。

「悪いけど、頼みごとがあるんだ」
「何」
「キスしたい」

思わず片村の顔を見る。
具合はどんどん悪くなっていってるようで、汗が額ににじんでいる。

「ふざけるなよ」
「ふざけてないんだよ。見て解るだろ、僕は今具合がとても悪いんだ」
「それとどういう関係があるんだよ」
「お願いだよ。べつに変な意味じゃ無いから、あんしんして」

キスしろというのに変な意味じゃ無いやら安心やら強要するのが間違っている。
なんだこいつは、と睨みつけると弱りきった瞳で見つめてきた。

158:E 3/4
07/07/10 21:56:07 Z2rP4WYy0
手を握られる。
汗をかいている。

「お願い」

喉から振り絞るような声。

「………わかったよ」
「本当。ありがとう」

心から安堵した、という按配だ。

「俺は、どうすればいい?」
「目をつぶるだけさ」

体を起こして片村が言う。

「お前、起きていいのか」
「起きなきゃキスは出来ないよ」

ベットの上に片村が座る。
俺にも座れ、と促した。
はしたない話だが、俺も片村と向かい合うようにベットに座った。

「そういえば、鍵は閉めたのかい」
「閉めた」
「それは良かった」


159:E 4/5 すいません、収まりませんでした。
07/07/10 21:59:01 Z2rP4WYy0
俺の肩に手をかけて、片村が顔を近づける。
目を瞑るタイミングがいまいちよく解らずに、唇がついた(と思われる)瞬間に目を閉じた。

あっけなく、キスが終わった。
それは手と手が触れ合う、とか、体がぶつかる、というのとなんら変わりは無いようなことだった。
皮膚が接触して離れた。それだけだ。

「由貴、初めてだった?」
「ああ」
「そうなんだ」
「数には数えない」
「好きにしなよ」

クスクス笑って、またキスをされた。

「結構好きかも知れないな、由貴とキスするの」
「そうか」
「うん、正直に言うとあんまり君の事得意じゃ無いけど、キスは悪くないね」

喜んでいいのか解らなかったのでほうっておいた。
片村はすっかり良くなった様子だった。
俺の手を取って自分の頬に当てて笑う。

「由貴からしてくれないの」
「する理由無いだろ」
「してほしいよ」

半分やけになったように唇をつけると、キスしたまま片村は笑った。
気恥ずかしくなって具合が良くなったなら出るぞと告げると
片村は素直にベッドから立ち上がった。


160:E 5/5
07/07/10 21:59:48 Z2rP4WYy0
「僕、疲れてたんだ」
「何にだ」
「色んなことに。それで弱ってたんだよ」
「キスで直るのか」
「うん、そうみたい」

保健室を出て、鍵を閉めながら片村は言う。

「またさせてね、キス」

161:風と木の名無しさん
07/07/14 00:38:57 zr4Mfer9O
保守

GLネタならあるのになぁ…
数字も好きだが今は何かネタがない(´・ω・`)

162:だぶんをとうかした!すれっどがほしゅされた!
07/07/25 01:44:23 ydEuMjzz0
今夜、俺はプリティーフェイスを手に入れるため、ベッドへと向かった。
丸まったタオルケットの上に、覆い被さるようにして乗っかる。
「……あんみん、ぼーがい」
プリティーフェイスのプリティーボイスが俺に悪態をつく。
「安眠したいのー?」
タオルケットの端を捲って、俺は尋ねた。
心底不快そうな表情のプリティーフェイスがあらわれた!
「あんみんしたい。とてもしたい。ねむいの、おれは」
プリティーフェイスは「きょぜつ」をつかった!
俺に300のダメージ!
「またまたー、照れちゃって」
俺はかいふくのじゅもんをとなえた!
俺は200かいふくした!
「てれてねーし。おれはねる。ねるったらねる。おまえじゃま」
プリティーフェイスは「さらにきょぜつ」をつかった!
俺に600のダメージ!
「ま、またまたー………………」
俺はかいふくのじゅもんをとなえた!
しかし、なにもおこらなかった!
「な、なー……本当に寝ちゃうのかよ」
…………。
へんじがない。
「まるで、しかばねのようだ……」
しかばねのように眠るプリティーフェイスを俺は諦め、トイレへ向かった。
おお、俺よ。
ひとりでしてしまうとは、なさけない。

163:風と木の名無しさん
07/07/26 11:57:13 BjN63oTvO
なんだか萌えた。

164:こうりゃくじょうほう
07/07/28 23:14:51 O2ijJk8B0
プリティーフェイス攻略は睡眠欲と食欲が足りてる時に限る。
がんばれー

165:風と木の名無しさん
07/08/01 12:59:44 SK5LQZeT0
           コ     )                    _, -―- - 、  f.  ゲ  オ
   見  大       ,'    _ _,、 -―- 、     ,、r'´ミ   彡   \/
          イ  /    f´  ~       `ヽ.   (ミ Nリ 彡、_,.. ィt"´从   イ  イ
   モ  佐     /    (      r-、    ヽ.  i`''ー'^   _ _〈ミ〟豸
          ツ 〈     `ト、,,ィィ_ノ  `、   i  ト-_-_、 、-_''、_ー``ミV^゙i  ダ
   ノ   ガ     `、    ト-、、  ,-_'ニ、 {、r'⌒i|  `Y''oj   'O_`  iミ!| )!     コ
          ハ  i     Yニo!  ,oこ .|. Dノ/|   !" ノ     ゙ ' iミ! /.j  ゼ
   ダ  知      .j     i  {、〟    ゝレ’ !   i (_ ''      シKミ{      イ
          面  /      ', _`_,,.、ィ   /^ゝト┐  ',  ⊂ニデ   ノ ヽi、
   ゼ  ッ      〈       ', `ー_,´  /  ./ ト、_ `、 '''' '´  /|   }      ツ
          白  !        !、   / ,' ./ ¦   ` ヽ   _、イ  j f ./ L_
       タ      /        _ケ-イ゙  ,'/   i   /  `厂!   .,' レ'   |`` ー-γ
          イ ノ   _,..-''´/  |  /    i   /_,‐イ .|   _⊥/    |    /
       ラ   _⊆´  / /  /,へ j  斤^>、  | ,rイ゙  /  .|`Y'´ ./      |   ,'
` ー-ー´` ー、r'´    /  /  〃  |V゙  /    `〆、 |  厶、  | i  /⌒`ヽ、亅  /_.. - '
            /  ./     |〈  /      {  |     \| i ./       /

166:風と木の名無しさん
07/08/01 13:00:46 2hjZQsY/0
      |    VIPからきますた         |::::::::::::::::::::\
      |      VIPからきますた       |:::::::::::::::::::::::::\
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      |     VIPからきますた        |::::::::::::::ヽ  ∨
      |       VIPからきますた      |ー:、::::::::::ヘ
      |         ・・・VIPから・・・・・きま・・|::::::::::::::::::::::ヘ_
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               \::::| |:::::::::ィ !{ ハ T tーr 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
                 ` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----―― ' " ´
                 | |    ヾN ゞソ    ゞソ//
                 | |    >:´|、  -  ,|`:<
                 | |     |::::::::| >  イ |::::::::|
                 | |     >-、\!  !/::,-<
                 | |  /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、
                 | |   l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
                 | |  /‐'´::::::::,::V:::::!::∨::::::::::::::::::|
                , ' ニ}く::/::::::::/:::::/|::::::::::::::::::::::::::|
                | ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
                ヽニj }  \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
                〈:| |V     }>、___..>!:::j::::::::::::::::|:::::|
                |:!.|:\   ノ::L.. , __.!::::!::::::::::::::::!:::::|
                |:!.|::::::`ー':::/  /  |::::|:::::::::::::::::!:::::!


167:風と木の名無しさん
07/08/01 18:16:22 eO694UjoO
A「トカレフさん」
B「………」
A「一途な気持ち」
B「………」
A「いかずち君」
B「………」
A「鉄柱」
B「……、…」
A「あ、動いた!」
B「…、…、…」
A「きみの名前は鉄柱っていうんだね」
B「、…、、」
A「そうなんだね。よろしくね」
C「俺のチンコに名前を付けるのは止めてくれないか、A」

168:風と木の名無しさん
07/08/17 19:47:55 6xoqGHjm0
電波な会話はこちら。
スレリンク(801板)

169:風と木の名無しさん
07/09/09 19:50:04 XRysvZf3O


170:風と木の名無しさん
07/09/17 08:03:59 yiplm0TTO


171:古代哲学1/2
07/10/03 01:39:46 +oPmMdqk0
夢見るように、と言ったのは君だった。
それは君がまだあどけない表情で僕に密やかに語った話であり、
第三階段教室のあの壊れたクーラーの生ぬるい風の当たる席でのことだった。
僕らは隣同士に座っていた。
「ほら、眠るとさ…冬眠ってあるじゃない、そういう身体の機能が低下した状態でいると
通常より永く生きられるんだって」
君の薄く、形の良いくせにいつも曖昧に結ばれた口から零れ出る言葉は、
古代ギリシア思想史の講義と混じり合い、独特の色と形を帯びて僕の脳内に降り積もる。
興味のあるような、ないようなふりをして僕はその感覚をゆっくり味わっている。
だから思うんだけど、と君は続けた。
「ねぇ、それは緩やかに夢見るように死んでいくこととどう、違うのかな」
語りながら君の細く、形の良いくせにいつも落ち着きのない左手は教授の語る
古代哲学の体系図を正確に写しとってゆく。
「よく考えてみなよ、夢の世界は目覚めたら終わり…そういうことさ」
僕がそう返すと君は少し黙り、ノートに“根本的原理の探求、水 火 数”と書いて
ゆっくりとひとつ、まばたきをした。

172:古代哲学2/2
07/10/03 01:41:45 +oPmMdqk0
その君の完璧な、色の濃い睫毛は蝶が欠伸をするようだといつも思う。
僕が見蕩れていると君は思想家の名前をノートに愛しげに連ねてゆきながら、ぼんやりと呟いた。
「じゃあ君と僕は今同じ夢を見ているのかも知れない」
「ああ、そうだね」
「なら目が覚めないといいね」
「でも起きてもきっと一緒にいると思うよ」
「ああそっか…じゃあ、それも夢ならいいね。目が覚めたらまた一緒にいるんでしょう」
「ああそうだね、きっと夢だよ。どこまで行っても…」
「終わりなく?」
「終わりなく」

生徒達が慌ただしく席を立ち、バラバラと出口へ向かう。何人もの黒い影が僕たちを通り過ぎる。
教授は立派な髭と赤ら顔もろとももういない。
僕は立ち上がり、伸びをした。君もつられて同じようにする。
「きっと、今二人は寝ているね」
「ああそうだね」
足元で他の生徒達が掬いきれなかった言葉達が、君の黒鉛の粉の取り合っている。
それらの声なき声を僕らは見て見ぬふりをする。
この先に連れてゆくことは出来ないことを知っているから。
「さあ、出ようか、今日は晴れているよ」
そして、僕らは2つの夢見るように眠る死体に別れを告げて、また違う扉に向かった。

173:風と木の名無しさん
07/11/01 23:45:31 ZlnVEHub0
ほしゅ

174:風と木の名無しさん
07/11/02 00:28:25 VeTaR/COO
>171-172
すてき(*´д`)

175:風と木の名無しさん
07/11/07 21:54:32 W93OE49D0
>>171-172
これはきれいなデムパww

176:風と木の名無しさん
07/11/07 22:37:31 QPR/Yjl40
    (⌒ーr;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ―'⌒)
    (  r{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ、  )
     `´::/::::::::::::::::::::::::ヾ::`´、
  /::::::::::::,-ーーーー:::::::::::::::::\
 /::::::::::::/      ノ( \:::::::::::::::\
 |:::::::::::/ _     ")(´ ヾ:::::::::::::::::i
 |:::::::::::| ,r=、、___,j |、____,ッ-、,ヾ:::::::::::::::|
 |:::::::::::| 、、_`;ー'' '゙ー;;_ィ_`  |::::::::::::::|
 |:::::::::::l ゙<゙(・)ゝ) (r´(・)''>´ |::::::::::::::|     「特にないです」
 |:::::::::::i  """ /  """   i:::::::::::::|       
 |:::::::::::|    (o..o )      /::::::::::::::|       
 |:::::::::::ヘ   ,rニニュ、,     /::::::::::::::::|               
 |:::::::::::::::\  (ニニ/   /|::::::::::::::::::|
 |:::::::::::::::::::|\___/;;;;;|:::::::::::::::::::|
 |:::::::::::::::;;;;|;;;;;;;|   |;;;;;;;;;;;|:::::::::::::::::::|
 |:::::::::;i''´     /;;%;;%;;| ` 、::::::::::::|
 彡彡|     /;;%;%;%;;%;|  |川川/
    |   |/;%;;%;;%;;%;%;;|  |
    |  〈;;%;;%;;;%;;%;;%;%:|  |

177:土砂降り2/1
07/12/01 23:22:41 NpB4SezM0
電波っていえるかわかんないけど、保守がてら。


雨が、降っていた。
全てに対し、攻撃するかのように、叩き付けるような強い雨。
無意識に足が踏み出す。
傘なんてささない。
無差別に攻撃してくる大量の水に、その身を晒してみたかったから。
一瞬で、着ていた服がそれを吸い、とてつもない重量となる。
不思議と痛くは無かった。
強すぎる雨脚が、感覚を麻痺させたのかもしれない。
顔を上げ、空からの攻撃をまともに受ける。
もし、この雨が誰かの痛みを具現化したものであったのなら、自分が今やっているこれは、自殺行為にも為りえるんだろうか
(そんなこと、あり得ないと分かっているけど)
いい加減重さに耐え切れなくなり、両膝をつく。
まとわりつくような重みは、人間の感情に酷似しているように思えた。

178:土砂降り2/2
07/12/01 23:34:56 NpB4SezM0
もし、これが特定の人間、例えば彼の感情を表しているものだとしたら。
俺は、それを甘んじて受け入れることが出来るだろうか(馬鹿らしい)
(それによって受けた痛みが、未だ尚癒えていないとゆうのに)
ゆっくりと目を閉じ、全身から力を抜く。
自分の体温が今、普段のそれより明らかに低いことは、容易に想像がついた。
いっそのこと、このまま眠ってしまえたら、と思う。
(この哀しくも優しい雨は、俺の存在を受け入れてくれるだろうか)
誰かが、呼んでいる声がした。
その声は、俺のよく知っている、知りすぎている声。
(それが誰かなんて分かり切っているのに)
行かなくちゃ、と頭の隅で考え、そこで自分の体が動かない事に気付く。
徐々に、だが確実に強くなっていく雨の中で、このままの状態の
俺を見つけたら、奴はどう思うだろうかとぼんやり考えた。
(まるで、彼がここまで来るのが当然というように)
呼び声が驚いたようにはね上がったのを聞き、見つかったのだと理解する。
それと同時に、完全に力の抜けた自分の体が、くずれ落ちた事が分かった。
(結局、俺は無力なんだと突き付けられた気がした)


楽しかったー。
お目汚しすいませんでした。

179:風と木の名無しさん
07/12/03 22:13:31 /kpyFHC50
ナンバリングミスった・・・orz
すんません

180:対等な関係
07/12/05 22:02:59 hi0MdSFX0
彼のいのちは、この手に。

握り潰してやろうか、といつも思う。
その衝動をどうにか耐えてるのは、退屈を感じたくないからだろう。
彼が死ねば、きっと俺も死ぬ。彼が俺の心臓を握り潰さずとも。
そういった意味では、彼も俺が死ねば死ぬのだろう。この手に力を込めずとも。

彼と俺は対なのだ。
運命が望まずとも、彼と俺は対なのだ。
だから、
彼は俺の心臓を持って生まれ、
俺は彼の心臓を持って生まれた。

確かな鼓動、重み、ぬくもり、…あぁ握り潰してやろうか。
口中に苦味が広がり、手の中の心臓を軽く握った。

ドクン、とまるで答えるように心臓が震えた。

181:電波王 ◆DD..3DyuKs
07/12/08 14:04:20 jeRZlGcT0
ちんこ

182:風と木の名無しさん
07/12/13 22:23:36 sfmXmsAs0
>>180
完結してるの分かるのに続きを期待してしまう


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