07/01/31 20:59:09 iJuT/Bbh0
ごめんなんで電波は駄目なの?グロやスカならわかるけど…
あんまり縛りいれると鬼畜ネタやりづらくなるんじゃないの
743:風と木の名無しさん
07/01/31 21:05:04 XMNzvpGR0
>742
>738も>739も>741も全部携帯な件
まともに取り合うな
744:風と木の名無しさん
07/01/31 23:14:48 PDlTmIyDO
>>742
どんな秀作だろーが駄作だろーが電波作品に脊椎反射をおこして、書いて投下する事も出来ねーくせに叩く読み手ばっかだから。
745:風と木の名無しさん
07/02/01 00:08:20 VvdmjZ+qO
携帯のあの方は、特徴ある文体。
だからすぐ分かる罠。
私も携帯。
746:風と木の名無しさん
07/02/01 00:20:04 5xk3NZs70
アレは投下後に○×で誤字訂正入れるからな。
しょっちゅうだとムカつく。
そして真性の文章は目が滑って内容が頭に入ってこないこの不思議。
747:風と木の名無しさん
07/02/01 00:28:48 NqIozwB70
>746
目がすべるのは真性の文章だけに限らんがなw
塚、電波は、読み手を選ぶから、スレ住人の大多数に受け入れられるのは難しい
電波文投下するのは勝手だが、それくらいの事情はわきまえてほしい
それがわからずに、自分の文章が賞賛されないと
いちいち切れる基地外はうざい罠w
748:金色
07/02/01 00:42:37 sNS6ecgL0
電波系投下した張本人です。
自分が電波攻め、電波受けが好きでああいったものを書いているのですが
読み手を択ぶ事を知りつつ、過疎って居るようなので投下してみました。
が、荒れる原因になってしまったみたいで本当に申し訳ございません。
今別の文章を書いているのですが(電波攻めです)
やはり投下しないほうが良いでしょうか。
それとも先に注釈を入れれば構いませんか?
苦手な方が多いならば慣れない事はせずにROMに戻ろうと思います。
重ね重ね申し訳ありません。
749:風と木の名無しさん
07/02/01 00:45:27 ERxoG1Xl0
>>748
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
楽しませてもらったので、また書いているのであれば
是非読みたいです。
750:風と木の名無しさん
07/02/01 01:01:54 NqIozwB70
>748
投下したいなら、構わずしてください
塚、叩きがわく→殊勝な書き手が現れてお伺いを立てる
真性電波がたびたびやらかした行動パターンで大変うざい
電波が苦手な人間が一定数いることなんざ最初からわかりきったことだし
聞くことに意味があるとも思えない
751:風と木の名無しさん
07/02/01 01:11:49 ldYPCJ26O
過疎ってるからって理由ならいらないかな
752:風と木の名無しさん
07/02/01 01:12:50 pFyaHXEaO
エラソーに馬鹿じゃねーの?
読み手のスルースキルの低さが書き手を殊勝にさせてんじゃねーか。
そこを棚上げしてうざいってか?かわいそうな書き手さんだよ。
悪い事いわないから【棚に行った方がいい】よ。
753:風と木の名無しさん
07/02/01 01:35:04 NqIozwB70
>748
つけたし
投下すると>752のような携帯IDの基地外に絡まれるだろうけど
気にしないように
謝罪の必要もない
スレに住み着いてるゴキブリみたいなものだと思ってスルー推奨
754:風と木の名無しさん
07/02/01 04:13:35 mFhgxHmI0
>>748
前回の作品に大変萌えましたが乗り遅れてしまい乙できませんでした。
電波な攻めwktkして待ってます。
755:風と木の名無しさん
07/02/01 07:09:51 xcYzNQr80
18辺りで一旦次スレは立てない方が良いんじゃないかって
意見が出ていたけども、本気で様子見しないか?
756:風と木の名無しさん
07/02/01 08:06:10 hlDjnne/O
それもありなんじゃなかろうか。
荒れ具合い酷いし、投下も少ないし。
757:風と木の名無しさん
07/02/01 08:18:10 5xk3NZs70
潰そうと必死だなw
そろそろしたらば行こうか
758:風と木の名無しさん
07/02/01 09:02:54 klRh+dZQ0
遅レスですけれど、金色さん とても面白かったです。
ノーマルカプに置き換えると現実にありそう。
真性電波さんは気にせずに、また、気が向いたら読ませてください。
待っています。
759:風と木の名無しさん
07/02/01 09:25:28 /xEirtTZO
隔離ってドドとかメル投下した人だろ?
電波文でスレ荒らしたりSSS投下したり、自演しまくった人だろ?
金色さんは=キャベツさんで隔離の人だろ?
読み手はもっと叩けよ。
過疎ってるから投下してあげるみたいないやらしさが生理的に駄目だ。
隔離に帰れ!!
760:風と木の名無しさん
07/02/01 10:21:07 GjeFa3DVO
なんかうざ…
761:風と木の名無しさん
07/02/01 10:22:00 GjeFa3DVO
>>559
きも
762:風と木の名無しさん
07/02/01 11:06:23 pFyaHXEaO
自治厨の>>753よ、他にも書き手に絡んでる電波がいるぜ。
構ってやれよ。
763:風と木の名無しさん
07/02/01 11:27:32 Q+03wF8+0
……
764:風と木の名無しさん
07/02/01 11:39:58 GjeFa3DVO
気にいらねー話はスルーしろって、書いてんだろうが。
害虫が絡むな。その書き手の投下を楽しみに待つ人もいんだからさ。
でも、苦手な奴の為に電波だと作品前に一言入れて欲しい。
そしたら、電波叩く奴らも読まないように出来るだろうし
765:風と木の名無しさん
07/02/01 12:21:24 /xEirtTZO
ドドの注意書きは過剰だと叩かれてたが?
書いても書かなくても叩くのが
鬼畜スレの読み手さまww
書き手がファビョれば隔離。隔離にこもっていれば
あの手この手で引きずり出す。
投下作品は叩くためのエサか?
766:風と木の名無しさん
07/02/01 12:22:37 pFyaHXEaO
>>764
しかし残念ながらスルースキルが未だに装備されないため、今度は電波以外の理由で叩きまくって書き手を追い出して、万歳三唱のDQNな読み手様なので有りました。プゲラ
追い出した書き手なんかいねーよとは言わせないぜ?
767:風と木の名無しさん
07/02/01 12:29:22 pFyaHXEaO
766に書き忘れ
電波以外に叩いて追い出した書き手もいっぱいいたろ?
オマエ等、続きが気になる読み手のスルーだけは天下一品だよな。
768:風と木の名無しさん
07/02/01 14:49:05 V7ToG5mJO
なぜ皆書き込まずにいられないのだろう
用(投下)がないなら何事も冷静に傍観すればいいと思うよ
絡むばかりが鬼畜じゃない、皆放置プレーを覚えるんだぜ
769:風と木の名無しさん
07/02/01 22:50:12 q2hwW24K0
テンプレちゃんと読んだら?
鬼畜であれはなんでもOK
電波が嫌ならNGワードに入れろよ
770:ぬらりひょん
07/02/01 23:44:45 Nsy5qNSJ0
苺みたいだといえば、なにやら可愛い響きだが、赤い鼻の頭に皮脂のつまった
でかい毛穴をさらしているのはみっともない。不潔だ。
その点のっぺらぼうは申し分なかった。つるんとした白肌はすべすべでつるつる。
毛穴はひとつも開いていない。彼の美肌は剥きたまごのようだった。
のっぺらぼうは狢(むじな)が化けた妖怪だとか、
その正体はカワウソだとか様ざまな説があるらしいが、
野郎宿ののっぺらぼうは、生まれながらののっぺらぼうだった。
目も鼻も口もないのっぺらぼうは、見ることも嗅ぐことも口をきくこともできない。
音を聞くこと、肌で触・痛・冷・温を感じることはできるが、
五感の残りみっつはまるで駄目だ。見ること、かぐこと、味わうこと。
のっぺらぼうは駄目なそれらを、なけなしの第六感で補いながら客を取っている。
人が羨む肌理(きめ)の細かさを持っていて、それを本人も自覚している。
具合の良さもたいしたものでその野郎宿じゃあいっとう人気のある男さんなのに、
強気ばかりではいられず、ちょっとしたことですぐ落ち込む。すぐ拗ねるし、
すぐ投げ出す。生意気なのに精神的に弱い。
のっぺらぼうってのはそんな男さんだ。と馴染みの若様は思っている。
若様はぬらりひょんだ。父上は妖怪どもの総大将らしい。
771:ぬらりひょん
07/02/01 23:49:16 Nsy5qNSJ0
若様にはどこか人を喰ったような超然の感がある。
ぬらりひょん故だ。飄飄としているのもそうだろう。
だが男前と云っても過言ではないその容姿はぬらりひょん離れしていた。
目の無いのっぺらぼうは、宿の男娼たちが噂するその顔を
見られないことを残念に思っていた。
(俺は若様が好きだ)
いつの間にか座敷に上がりこみ、熱い茶を啜っている若様を
懐かしく思い出しながら、のっぺらぼうは人肌にぬくめた薬油(くすりゆ)の壷に
極小・小・中・大・特大の五つのタマが連なった後孔用の長い玩具を浸し、
油のとろみを絡ませた。若様は最近ご無沙汰だ。
今宵ものっぺらぼうは好きでもない男のために股を開かねばならない。
少しでも痛い思いをしないで済むようのっぺらぼうは、
客を待ちながら大きく股を開き薬油のしたたる玩具を己で後孔に押し当てた。
極小のタマは抵抗無くのっぺらぼうの菊座に沈み込み、
小もするする入っていったが中でタマは閊(つか)えた。
のっぺらぼうは一度玩具を引き抜くと勢いをつけて突き刺した。
菊座をならしておくのはのっぺらぼう故だ。
のっぺらぼうは顔だけでなく股座(またぐら)も後孔の中ものっぺらぼうだった。
男さんならみな身に具しているサオとタマをのっぺらぼうは持っていない。
後孔の中もつるりとしており、あるべき腺がない。
大と小の用を足すための虚ろな昏い穴が二つ穿たれているだけの無毛の股は、
宦官にも通じるタマ無しゆえの締りの良さで数多の男を引き付けたが、
のっぺらぼうに性交に伴う快感をほぼ与えなかった。
772:ぬらりひょん
07/02/01 23:50:39 Nsy5qNSJ0
痛みが主な性交に堪え性のないのっぺらぼうは耐えられない。
慣らしなじませるしかなかった。
男娼仲間の銀狐(ぎんこ)に紙と筆で
「腺を擦られると湧き上がってくるっつう快感とやらは、
胸乳(むなち)を責められてるときのようなもんか」と
問うたとき、銀狐は腹から大笑して
「もっと凄ぇーよ」と言ったものだ。
「いっとう感じるのは腺を突かれたときさね。
次が尾っぽと付け根を撫ぜられたとき。
その次が頭の上の耳を弄られたときで、次が唇を吸われたとき。
胸乳(むなち)はそん次だな」
人の姿形に狐の耳と尾を持つ銀髪の狐の妖怪と違って、
のっぺらぼうは尾も三角の耳も唇もない。
タマなしサオなし故、吐精も立ちションも知らない。
胸乳(むなち)がいっとう感じる場所だった。
後孔を薬油でヌラヌラにし、どうにか極小・小・中・大のタマを含ませ、
汗ばみながら特大を飲み込み、しこしことそこを解しながら、
のっぺらぼうは腺に思いを馳せた。
「腺がありぁあこの虚しい作業も、ちっとは気持ちいいかもしんねえなァ」
続
773:風と木の名無しさん
07/02/02 00:08:18 xAQuS3mG0
>>770
GJ!哀れさがたまらない。
できればちょっとはいい目を見させてほしい気もするけど、
どっちに転ぶとしても、続き楽しみ。
774:風と木の名無しさん
07/02/02 00:14:26 0hfquiyYO
>770自分もすごく好き!
面白い!!!
775:風と木の名無しさん
07/02/02 11:23:22 FvqxMrq10
おお、異色作が来ましたね。哀れなのっぺらぼうに救いはあるのか?興味津々で続きをお待ちしております
776:風と木の名無しさん
07/02/02 15:48:39 Cai0Ky2d0
タマもサオも前立腺もないのに801なのかしらん…と言ってみたり。
777:風と木の名無しさん
07/02/02 16:02:28 VnRHllQ+0
801の定義なんて人それぞれ
女体化は?女装はふたなりは?
ここで801とは何ぞやと高説をぶち上げて議論するつもりか?
自分の考えと違うと思えばスルーすればいい
778:ぬらりひょん
07/02/02 17:40:58 /bx2B/rx0
ぐじゅッぐじゅッと薬油(くすりゆ)の音をたて、
のっぺらぼうは玩具の出し入れに励んだ。
いかに気持ち悪かろうと、よくよく慣らしておかなければ
後で泣くのは己だ。痛い思いはしたくない。
今宵の次のお客はでいだらの法師さまだ。
またの名をでいだらぼっち。
山に腰かけ川で脛を洗うほど大きな、隻眼の法師さまは、
この野郎宿に足を運ぶ折は身を縮ませて来られるが、
それでも六尺はある大男だ。ものもでかい。
法師さまのいっとう細いさきっぽさえ、
特大のタマのいっとう太いところをうわまわる太さだ。
それに、踏鞴(たたら)場に宿るでいだらの法師さまは鉄がお好きだ。
鉄(くろがね)臭い血の匂いも然り。
法師さまのご無体で、ちまっとした後孔がガバガバに裂け破れ、
客を取れなくなったひとつめ小僧をのっぺらぼうは知っている。
(ああはなりたくねえ)
だから、のっぺらぼうは自愛に励む。
779:ぬらりひょん
07/02/02 17:41:34 /bx2B/rx0
極小・小・中・大でパンパンの後孔に特大のタマをねじ込むと、
全身に粟立ちが駆け抜けた。下肢が重い。
何も無い顔が羞恥で上気していくのを感じながら、のっぺらぼうは
一気に玩具を引き抜いた。五つのタマが生々しく内部を擦り、
追いすがる孔肉を嗤う様にあっさりと出て行く。
白い内股を伝う薬油のぬめりが卑猥だ。
もじもじと腰をくねらせ、のっぺらぼうは身じろいだ。
引き抜く刹那、のっぺらぼうは決まって鼓動が速くなる。
(入れるときぁ気持ち悪りぃが、抜くときぁ気持ちいい……)
菊座がひくつくたび、薬油がぽたぽた滴るのを感じつつ、のっぺらぼうは
薬油を絡め足した玩具を両手で握り、再度それを後孔に埋め込んだ。
ゆるめられるだけゆるめておく。
(でねえと体がもたねぇー)
780:ぬらりひょん
07/02/02 17:43:18 /bx2B/rx0
ぬらりひょんの若様はのっぺらぼうが、この野郎宿で
いっとう人気のある男さんだと思っている。
白いもち肌、何も無いというもの珍しさ。締りのよさ。
それらがのっぺらぼうを売れっ子にしているのだと若様は思っていた。
だがのっぺらぼうの人気は誰でも気軽に買える安さ故だった。
心ある客や男娼仲間はともかく野郎宿の主(あるじ)は、
顔もタマもサオもない“半端もん”ののっぺらぼうを
男さんではなくただの孔とみなし、そういう値をつけていた。
顔もタマもサオも無い“半端もん”では客はつかない。
だが男さんではなく孔なら?と主(あるじ)は考えた。
孔は孔でも人肌のぬくもりを持つ孔人形。
長く形のよい脚とそそる尻。
引き締まった腰と白い背に流れる黒い髪。
男さんだと思えば足りないものだらけだが、孔だと思えば上々だ。
壁の穴を相手にするより何百倍もましだろう。
781:ぬらりひょん
07/02/02 17:44:24 /bx2B/rx0
主はお客に安く買える良い孔だとのっぺらぼうをすすめた。
最中、のっぺらぼうにかぶせるべく、
源氏の君を思わせる若く美しい男さんの面をつくり、
求めに応じて無償で貸し出した。
お客の中には好いた男さんを模した面を持参し、
のっぺらぼうにつけて行為に及ぶ者もあらわれた。
金がなくいつもの己の手で自身を慰めていた下級妖怪も
無理をせず買えるのっぺらぼうの安さに、野郎宿に出入りするようになった。
安く多く。“半端もん”ののっぺらぼうは
そういう売り方をされていた。
つるりとしたのっぺらぼうの股をひとなでし、
タマもサオも無いと不平を云う妖怪にあたるたび、
口のきけないのっぺらぼうは、紙に「俺はただの孔さァ。
あんたは俺を男さん扱いしてくれたんだな。ありがとよ」と、したためた。
ぬらりひょんの若様は、そんなのっぺらぼうを
自虐的だと思っていたが、自虐も何ものっぺらぼうは孔だった。
782:ぬらりひょん
07/02/02 17:45:09 /bx2B/rx0
銀狐(ぎんこ)の三倍以上の男と寝ても稼ぎはのっぺらぼうの方がうんと低い。
数をこなさいことには話にならないのだ。
でいだらの法師さまに菊座を破られている場合ではない。
今宵も予約待ちの男であとが閊えているのだ。
(きっちり慣らしておかねえと……)
大きく開いた股座(またぐら)の奥に玩具を咥え、
のっぺらぼうは流星の速さで出し入れした。恥は捨てて久しい。
風にのって、えぅっ。ぇうっ、と、空嘔吐(からおうと)を繰り返す
銀狐(ぎんこ)の嘔吐(えず)きと、「もっ、……いかせてくれ」と、
哀咽する声が聞こえる。
耳だけはたいそう良く聞こえるのっぺらぼうの脳裏に、
長い銀髪を乱しながら四つん這いで苦悶している銀狐が浮かんだ。
誰もが体を張っている。辛いのはのっぺらぼうだけではない。
廊下にでいたらの法師さまの足音が響くのを聞き、
のっぺらぼうは後孔から玩具を抜き薬油の壷とともに几帳の影に隠した。
続
783:風と木の名無しさん
07/02/02 18:14:41 xhT4ubj30
ががが…がんばれのっぺらぼう…!
784:風と木の名無しさん
07/02/02 18:22:39 J/k4I4m+O
おもしろい!のっぺらぼうがいじらしくてイイヨー
続き楽しみにしてます。
785:風と木の名無しさん
07/02/02 18:33:04 DZFaUKye0
「でねえと体がもたねぇー」‥泣かせる‥。
京////極作品を思い出しました。
786:風と木の名無しさん
07/02/02 18:52:49 4adSOcYBO
銀狐のイメージはヨーコ鞍馬だなww
787:風と木の名無しさん
07/02/02 19:19:56 8xwC3elD0
>>786
あぁそうだね。
ピッタリだ。
それにしてもなぜ「耳だけはたいそう良く聞こえる」んだろう。
788:風と木の名無しさん
07/02/02 19:41:21 4adSOcYBO
耳しかないから発達したんじゃね?
目鼻口が無くて、聴覚と触覚しかないから耳がいいんだよ。たぶん。
789:風と木の名無しさん
07/02/02 21:24:07 SkKLxBuQ0
>>788
なるほど。
何か凄く納得しちゃったよ。
790:吸血鬼21
07/02/02 22:53:35 uUGesDo40
両足を割り開かれ、下股に絡んで来た冷たい指を、
信じられぬものを見るような目で見つめて
硬直していたクラウスは、自身を揉まれ、
上下に擦られて正気付いた。
「ちょ、な、‥‥‥っ」
バルドは体を起こそうとするクラウスの胸板を
片腕で押さえ、動きを封じた体に舌を這わせた。
唾液をのせた舌が刻まれた赤い痕をたどっていく。
「ん‥」
自分の精液か、あの二人の精液か、どちらのものかわからない
白濁した液が、飛び散り、乾き、こびりついた体を、
舐めとるようなバルドの濡れた舌に体が小さく震え、
脇腹をなぞられると変な声が出た。
「やめろ‥って、アっ‥な‥あ‥」
密着する体の間で、クラウスの萎えていた自身は
固く立ち上がり、先端からとろとろと
流れ出る先走りがバルドの手を濡らしていく。
滑りがよくなったそれをさらに強く扱かれて
腰がビクビクと震えだした。
「っア!や‥めっ、バルドっ‥‥バルドっ!」
のしかかったバルドを押し返そうとしていた手が
胸の先端を舐められて滑り落ちた。
「はぁっ‥あ、あ、バ‥」
硬くなった飾りを熱い舌が押しつぶし、
円をかくようになぞって、擦る。
「ひあっ!!あっ‥」
胸にとけ込む疼きが下半身に波となって走った。
791:吸血鬼22
07/02/02 22:54:33 uUGesDo40
頬が紅潮して息があがる。
声を抑えようと奥歯を噛み締めるが、弓なりにそって
身悶え突き出す胸を容赦なく攻められ、まるで
ねだっているような高い声が出てしまう。
首を左右に振り、再び腕をのばし、必死に逃れようと
あらがうクラウスの顎が掴まれて固定させられた。
「あっ‥」
バルドの瞳が少年の潤んだ瞳をとらえた。
瞳と瞳が交わる。
熱くなった体に胸を大きく上下させて、荒い呼吸を
続ける少年を静かな表情が見下ろしている。
「バ‥ルド‥」
口づけするような距離で
吐息と共に言葉が落ちて来た。
「「慰めて」やる」
衝撃が全身を貫いた。
792:風と木の名無しさん
07/02/02 22:55:54 Jp6ijROaO
しかししたらばでは不評
793:吸血鬼23
07/02/02 22:57:18 uUGesDo40
ヒュッと息がつまり、クラウスの瞳が驚愕に揺れる。
全身から力が抜けた。
カウチに体を沈めて大人しくなったクラウスの
唇にバルドが軽く口づけを落とし、愛撫を再開する。
時が止まってしまったかのように呆然と虚空を
見つめる見開いた瞳からこらえていた涙が一筋こぼれ落ちた。
‥違う。
自身を再び擦られて体を包むマットに爪をたてる。
流れる先走りがいまや下腹を伝いカウチをも濡らしていく。
‥違うのだ。欲しかったのは‥‥
バルドの指が緩急をつけながらもクラウス自身を
激しく扱き、みだらな水音が響いた。
「やあっ!ああっ!あっ、ぅん」
自分の声がどこか遠くで聞こえる。
「ああっ!」
勃起した自身の根元から先端へと舌がなぞった。
湧き出る先走りを舐めとるように動く舌が先端を擦り、
クラウスの足がガクガクと震えだす。
「やあっ、ああっ、あああっ」
無意識に逃げる腰を押さえ、バルドは先端の窪みに
舌を食い込ませ、軽く甘噛みをすると口内に含んだ。
794:吸血鬼24
07/02/02 22:58:04 uUGesDo40
唾液をたらし、大きくのけぞったクラウスの
口から嬌声がほとばしる。
「っあああああっ!!」
暖かい口内に含まれあっけなく弾けた
それを飲み下したバルドの喉が上下する。
熱い息を吐き半開きになっている口からのぞく
舌をバルドの舌が捉えて唾液を吸う。
交わる唾液は精液が混じって苦かった。
先が見えない。
違う、見たくないのだ。
この同情めいた行為の意味を。
‥求めたのは、ただ一緒に‥‥‥
「バ‥ド‥、つ‥れて‥いっ‥‥」
少年の震える腕がゆっくり持ちあがりバルドの首を絡めた。
795:吸血鬼25
07/02/02 22:58:59 uUGesDo40
痛いのだろう。
少年と繋がった部分から赤い血が零れ落ちる。
アドルフとヤンに散々突かれ切れた粘膜は、
バルドによってまた新たな血を流していた。
しなやかな上半身をさらしたバルドが
よつばいのクラウスを覆っている。
痛いんだと思う。
そう思いながら、それでもバルドは激しくクラウスを突き上げた。
「ああっ、つっ、は、うう、んんぅ」
汗を散らしながら上げる少年の声は甘い中にも苦痛が混じっている。
腰を強く引き寄せ、悲鳴を上げて髪を振り体を反らすクラウスの
背中に赤く色づく唇で口づけを落とす。
「あ‥っ、ああっ、バル‥‥‥つれ‥‥て‥」
うわ言のように繰り返すかすれた声に
心臓から全身へと言葉では言い表せない
何かが、波紋のように広がっていくのを感じる。
充足にも似た感覚にバルドの眼光が増した。
「連れて行って」と少年が繰り返す度に、心が震える。
矛盾している。
クラウスの肌と部屋を包む血の香りに麻痺しかける中、
頭のどこか冷めた部分が自嘲した。
この行為になんら救いはない。
強いていえば自己満足だ。
バルドがつけた新たな赤い花が少年の
体のあちらこちらに色づいている。
忘れるなと。
忘れてくれるなと。
その体に、心に、刻み込む。
忘れてしまえと言えない自分の弱さに瞳を閉じた。
796:吸血鬼26
07/02/02 23:00:12 uUGesDo40
クラウスを仰向けにして何度目かの口づけをかわす。
身を起こそうとした左手を掴まれた。
「バル‥ド‥‥」
快感に酔い荒い息を吐きつつ何かを恐れるように
バルドを呼ぶ声に、動きを止める。
「‥‥私と同じになるという事は血を求めるという事だ」
激情は去り、静かに語るバルドが、
掴まれた左手を少年の頬にそっと添えた。
指先に熱がとけ込むように伝わってくる。
「わ、か‥っ、てる」
バルドが軽く首を振った。
「わかっていない、クラウス。人間の血だ」
「そん、なの、わか‥‥‥」
「人間を殺せるか」
体を震わせ絶句したクラウスの瞳が歪んだ。
「‥‥おまえに肉親達と同じ種の人間を殺せるか。
『ワインと薔薇だけで生きる』‥生きていけると
いうだけだ。その本質は人を襲って生きる存在。
そういうものになれるか」
そんな自分を毎夜訪ねてくれた少年。
別れの時が迫っていた。
「‥‥な、れるよ‥‥だか‥ら」
そう答えたクラウスの声は硬く震えている。
唐突にバルドがクラウスの首筋に顔を埋めた。
ビクッとクラウスが硬直する。
797:吸血鬼27
07/02/02 23:01:10 uUGesDo40
バルドの吐息が首筋を這い、舌で舐められる。
牙が、触れた。
二本の牙が首筋に。
鼓動が全力疾走したように早くなる。
体が震える。
視線を虚空に定めたまま、動けない。
‥‥‥気づかれてはならない。
この震えは歓喜の為でなければならない。
あんなに望んだじゃないか。
一緒に行きたいのだと。
連れて行って欲しいと。
その気持ちは変わらない。
わかっていたはずだ。
二度と見れぬ日の光を。
二度と会えぬ家族を。
人の生き血を吸う存在を。
なのに‥‥‥
喜びだけでない震えが体を襲っていた。
798:吸血鬼28
07/02/02 23:02:34 uUGesDo40
血を吸うという行為をただ漠然と考えていた。
吸血鬼が明確な意思を持ち血を吸うと吸血鬼になり、
それ以外で血を吸うと命を落とす。
人間を殺す。
殺すという言葉が重くのしかかる。
自分達が餌を狩るのと同じだ。
ただ追う対象が変わるだけ。
人間に。
それが恐い。
当たり前だ、自分はまだ人間なのだから。
人間でなくなったなら、恐くなくなるのだろうか。
恐いなんて思いたくないのに。
裏切りたくないのに。
‥体の震えを抑えたいのに止まらない。
799:吸血鬼29
07/02/02 23:03:14 uUGesDo40
チュッと唇が首筋に触れて離れた。
クラウスの瞳が揺れて潤んでいく。
ハッと一度だけ肩で息を吐き、
おそるおそるバルドを見上げた。
いつものように穏やかに微笑んだ彼がいた。
目頭に熱が集中して、肩が上下する。
ゆっくりと細くなったクラウスの瞳から
とめどなく涙が零れ落ちる。
諭されたのだ。
連れては行けないと。
「バル‥ドっ、ご‥め‥っ、っ、バルド」
嗚咽でうまく言葉が出ないクラウスを
柔らかな金色が迎える。
ジジジと音をたて、油が切れたランプの灯が消えた。
そっと少年を抱いた吸血鬼がその肩口でささやいた。
「クラウス、ありがとう」
別れの言葉はどこまでも優しかった。
800:吸血鬼 終了
07/02/02 23:04:17 uUGesDo40
暗夜に目覚めると少年がいた。
昨日、夜明けとともに村へ帰っていったはずの少年が。
吸血鬼だと確かに自分は名乗ったはずだ。
澄んだ金色を少年が見つめる。
「おはよ」
夜なのにおはよって変な感じだけど。
そう言って微笑んだ少年に少し驚いたふうの
吸血鬼がそっと微笑み返した。
長い夜が明けて、気づくとクラウスは
一人カウチに横たわっていた。
服も身につけていたが、引きちぎられたシャツはない。
代わりに大きな黒い上着が着せられていた。
あんなにただよっていた血の香りはなく、
床に広がった血のあともない。
あの二人の遺体もなくなっている。
後で聴いた話だが、ヴァンパイアを退治にいった
二人が帰ってこないと、街からやってきた幾人かが
森に入り二人の遺体を見つけたそうだ。
城からそう離れてはいない場所だったらしい。
慌てて地下室に向かおうとした足を止めて、
しばらくぼんやりと立ち尽くした。
もう、地下室には何もないだろう。
バルドは、出て行った。
戻らない日々に胸が悲鳴をあげたが、
枯れてしまったかのように、涙は出なかった。
城を、出た。
鮮やかな金色が脳裏をかすめ、振り返ったクラウスは。
やがて木々の隙間からのぞく朝の光へと一歩を踏み出した。
801:風と木の名無しさん
07/02/02 23:41:31 AITcahMZ0
吸血鬼タン、乙でした。
鬼畜シーンにも清らかなラストにも萌えた!
純愛鬼畜もイイ!
802:風と木の名無しさん
07/02/03 02:16:45 G6AdNbQrO
ぬらりひょんはないわぁ…妖怪だよ…うへぁ
803:風と木の名無しさん
07/02/03 03:34:32 L6yOfBnHO
次スレいらないんだよね?
804:風と木の名無しさん
07/02/03 03:35:55 L6yOfBnHO
最近、このスレ見ると悲しくなります
805:風と木の名無しさん
07/02/03 03:37:22 L6yOfBnHO
もう消えちゃえ
806:風と木の名無しさん
07/02/03 03:39:20 L6yOfBnHO
書き手読み手共に低レベル
こんなスレにする為に産んだんじゃないのに
さようなら
807:風と木の名無しさん
07/02/03 06:48:22 FM5G8JdO0
吸血鬼タン、乙でした!
きれいで切ない終わり方でウットリでした。
二人が結ばれるハッピーエンドを望んでいたけど、
たぶんこれが本当のハッピーエンドなんだろうなぁ…。
808:風と木の名無しさん
07/02/03 09:23:23 L6yOfBnHO
上げ
809:風と木の名無しさん
07/02/03 11:16:23 GeN3DQXbO
吸血鬼さんGJ!
クラウスもバルドも切ない終わり方
810:風と木の名無しさん
07/02/03 12:08:51 L6yOfBnHO
上げ