07/09/21 02:49:52 r+uZE0YYO
>>537
自分の技法だけど、描写の合間合間に一文差し込んでるよ。
会話の直前直後が多いかも。
例えば、「彼は意地悪だから嫌い。優しいから嫌い。とにかく嫌い」みたいな表現を入れたいとき
背中に這う指に戸惑い、何故ぐるりと視界が回ったのか認識するのに一瞬遅れてしまった。
ふいを突かれ、裏返った悲鳴をあげてしまう。
四つん這いになっていたはずが今は仰向けに、そして目の前には攻めがいる。
「今の可愛かった」
俺の大嫌いな笑い方をしやがる。馬鹿にしたような意地の悪い、それでいて愛おしそうな甘ったるい攻めの声が嫌いだった。
うるさい、と文句を吐こうとする直前に攻めの体が俺を突き上げた。
開きかけた唇から意味を持たない言葉が零れる。
たまに話し掛けては、答えようとすると突き上げるのだ。それが、声を意地でも抑えようとする俺に対しての策らしい。
「や、あぁ、…ッ!」
コイツなんて、死んじまえばいいのに。
この際わざと回転して今の俺様の可愛さを連続技で与えてやろうかと考えたが、馬鹿すぎるのでやめた。
ごめん、徹夜で受けと私の頭がぐるぐる回転しそうだわ。やめる。
なんかごめん。