06/11/14 01:42:20 krhke64a0
ガード下沿いを2人で歩く。
「なんか、色んな店あっておもしろいな」
「さすがに高校生はこういうとこ来ないよね」
横顔を盗み見る。笑顔のはずの頬にライトに照らされ光るもの。
「…スンシン君」
「ん?」
その光るものにそっと手を伸ばした。スンシン君は一瞬体を強張らせたが、抵抗しなかった。
ミナカタ君の言ってた事は本当だった。スンシン君の、『特技』。
「あ、……なんか、目が、…本読みすぎかな」
自分が泣いてた事に気付いて慌てている。
「…ごめんね」
「なんだよ、別にオッサンのせいで泣いてるとかじゃねえよ」
「でも、ごめん」
「………馬鹿じゃねえの」
この子に会わずにいるなんて、無理だ。
気付いてしまった自分の欲望は胸の奥に深く沈めて、彼の『父親』でいよう。
この子の笑顔と涙に誓って。
そんな擦れ違いのまま「仲直り」するがどうにもお互いムラムラするところあって
2人で旅行へ出かけたりするんだが、そこでも擦れ違いばかり…って
脳内だとすぐ済むのに(当たり前だ)文にすると長すぎて無理でした。
アギーが「スズキさん、キス教えましょうか?」と微笑んだり
駅でうろうろするスンが知らないオジさんにお小遣いあげるからと誘われ
ブチ切れたりもありましたが入りませんでした。
駄文長々と失礼しました。改めて見たら自分でひくほど長いです。すみませんでした。