07/02/21 14:17:09 buYOGifQ0
面白かったので書いてみた
「こんにちは、フリッピー!おじゃましま…」
「待て、開けるなカドルス!」
カドルスは戸惑った。というのも、こんなことを言われたのは初めてだったからだ。
初めてといってもいつもは応答すらないのが通常だ。
明らかにいつもと違った状況に、ドアノブに手をかけたままおろおろする。
既にドアは半開きだ。
ドアを閉じようと手に力を入れようとしたところでスプレンティドの声が聞こえた。
「いや、閉じなくていいよ。入って来い」
「?! お前何考えてっ!!」
「別にいいんじゃないか?さして問題はないだろ」
「お前には常識ってものがないのか!」
「…なんかお前にそれ言われると複雑だなぁ。まぁいっか、おいでカドルス」
「い、いいの?」
「いいよ」
数秒ほど躊躇したようだが、ギィという音が聞こえ、ドアの影から耳がひょこりと現れ、そして若干怯えを含んだ顔を覗かせた。
カドルスは「こんにちは」、と言おうとしたが二人の姿を見て目を見開き、ぽかんとしてしまった。え、え?とおろおろしている。
終わった、とフリッピーは思った。
フリッピーがカドルスに入れるか、それとも俺がカドルスに入れてもらうかどちらにしょう、とスプレンティドは思った。
カドルスは少し困った顔で言った。
「あの、ふたりとも服を脱いで何をしているの?」
思わず二人はベッドから転がり落ちた。